JP2004330646A

JP2004330646A - Chisel and chisel set

Info

Publication number: JP2004330646A
Application number: JP2003130581A
Authority: JP
Inventors: Kengo Sawada; 憲吾澤田
Original assignee: BUNKEIDOU KK; Bunkeido Co Ltd
Current assignee: BUNKEIDOU KK; Bunkeido Co Ltd
Priority date: 2003-05-08
Filing date: 2003-05-08
Publication date: 2004-11-25

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a chisel set consisting of a plurality of chisels with gripping parts different in shape from one another in combination. <P>SOLUTION: This chisel set 1 comprises five chisels 2 consisting of a small U-shaped gouge 2a, a U-shaped gouge 2b, a V-shaped gouge 2c, a bevelled-edge chisel 2d and a flat chisel 2e and a case 3 capable of containing the chisels 2. In addition, the gripping part 4 of the chisel main bodies of the small U-shaped gouge 2a and of the V-shaped gouge 2c, the gripping part 31 of those of the U-shaped gouge 2b and of the flat chisel 2e and that gripping part 41 of the bevelled-edge chisel 2d are respectively formed in shapes different from one another. Further, the concerning gripping parts 4, 31 and 41 are formed so as to allow to grip the chisels 2 under the state suitable for the use application of their work. As a result, an operator stably can perform a production work such as woodcut prints in a right gripping manner without feeling fatigued even after a work for a long time. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、彫刻刀、及び彫刻刀セットに関するものであり、特に、異なる刃が取着された複数の彫刻刀に対し、それぞれの作業に応じて把持を容易にし、作業性を向上させることができる彫刻刀、及び彫刻刀セットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、小学校や中学校の美術や図画工作などの授業時間において、版画などの制作が行われることがある。そして、このような授業では、主に木材を削り、加工する目的で彫刻刀が利用されている。
【０００３】
ここで、版画などを多彩な表現で創作するために、形状の異なる種々の刃がそれぞれ取着され、主に五本の彫刻刀をまとめた彫刻刀セットとして販売されていることが多い。そして、作業者（授業における児童など）は、作業内容に応じて、これらの彫刻刀を適宜使い分けている。ここで、従来の彫刻刀セット１００は、図７に示すように、ケース１０１に収容された小丸刀１０２、丸刀１０３、三角刀１０４、切出し刀１０５、及び平刀１０６から構成されていることが多い。
【０００４】
以上の従来技術は、当業者として当然として行われているものであり、出願人はこの従来技術が記載された文献等を本願出願時における現段階では特に知見するものではない。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した彫刻刀、特に五本セットで販売されている彫刻刀セットには、以下のような問題があった。すなわち、上述した五本セットの彫刻刀は、それぞれの刃が取着され、作業者が把持する把持部及び柄部からなる彫刻刀本体の形状が、いずれの彫刻刀においてもほとんど同一の形状及びサイズのものが適用されていた。そして、使用者の彫刻刀の選択ミスを防ぐため、各彫刻刀の彫刻刀本体の色をそれぞれ変更したものが多かった。換言すれば、彫刻刀本体に取着される刃の部分（小丸刃または丸刃など）のみが異なるに過ぎなかった。特に、近年の彫刻刀の大部分は、彫刻刀本体が合成樹脂素材から製造されることが多く、略同一の形状とすることにより、生産効率のアップや製造コストの削減に効果を有していた。
【０００６】
ところで、前述したように、複数の刃先形状の異なる彫刻刀をセットとして用意することにより、版画等の制作時に作業者が用いる彫刻刀を制作状況に応じて適宜変更する場合、例えば、比較的細かい部分を彫る作業に利用される小丸刀や三角刀と、比較的広い部分をまとめて彫る作業に主に利用される丸刀や平刀とでは、彫る作業において必要とされる力は、当然ながら異なっていた。ところが、前述したように同一形状で形成された彫刻刀では、作業者は同じような把持の仕方を強制することとなり、作業者は無理に彫刻刀を把持することがあった。そのため、無理な把持の仕方や力の加え方で彫刻刀を使用することにより、作業者に強い負担をかけることとなり、作業による疲労度が増加しやすく、長時間の作業を苦痛に感じる場合もあった。
【０００７】
特に、前述のセットとなった彫刻刀の中で小丸刀、丸刀、三角刀、及び平刀の群と、切出し刀とでは、作業の仕方、さらに具体的に説明すると、作業において力を加える方向が全く異なっていた。すなわち、小丸刀等からなる群は、主として作業者の手前から前方に向かって刃先を押出しながら動かすことにより、木材を削るものに対し、切出し刀は主として作業者の前方から手前に向かって刃先を引きながら動かすことにより、木材の切出しをおこなっていた。そのため、係る双方の作業は、全く異種のものであり、力の加え方の差異による把持の仕方も異なっていた。しかしながら、前述したように小丸刀等と切出し刀とに利用される彫刻刀は、いずれも同一の形状で構成されたものが利用されることが現状であり、作業者はさらに多大な負担を強いられた状態で作業を行うことが強制され、大きなストレスを感じることがあった。
【０００８】
ところで、前述した小学校の図画工作の授業などでは、教科書やその他教科書の内容を補助する補助教材の中で、彫刻刀の正しい持ち方（把持の仕方）について記載されていることがあり、教師は授業の中で生徒（児童）に対し、彫刻刀の正しい持ち方について指導を行っていることがあった。なお、彫刻刀の正しい持ち方（切出し刀を除く）とは、一般に鉛筆を持つように親指、人差し指、及び中指によって三点で支持することが特に望ましかった。しかしながら、従来の彫刻刀は、鉛筆を持つように、彫刻刀を正しく持つことがその形状からすることが難しかったり、或いは生徒に無理な姿勢で正しい持ち方を強制するものがあった。そのため、教師、保護者、及び生徒などから、正しい彫刻刀の持ち方を無理なく自然にすることができる彫刻刀を望む声が強かった。
【０００９】
そこで、本発明は、上記実情に鑑み、作業に応じて適する把持を無理なく行うことが可能な把持部を有する彫刻刀を提供することを第一の課題とし、複数の彫刻刀を組合わせて形成された彫刻刀セットを提供することを第二の課題とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明にかかる彫刻刀は、「親指、人差し指、及び中指によって把持される把持部、及び前記把持部の一端から延設された柄部を有する彫刻刀本体と、前記把持部の他端に設けられた刃取付部に取着された刃部とを具備し、前記把持部は、前記親指及び前記人差し指の指腹の形状に合わせて形成された凹状湾曲面を有する一対の挟持部を備え、断面略逆三角形状を呈する」ものから主に構成されている。
【００１１】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、作業者が彫刻刀を使用する際に把持する把持部の形状が、断面略逆三角形状をなして形成されている。そして、親指及び人差し指によって挟持される面が、親指及び人差し指の指腹（指の内側、指紋の有る部分）の形状に略一致するように、凹状に湾曲した凹状湾曲面で形成され、係る凹状湾曲面を有する挟持部がそれぞれに一対で設けられている。このため、彫刻刀の作業者（例えば、児童など）は、親指及び人差し指によって係る凹状湾曲面を両側から挟持し、さらに中指によって把持部を下方から支持するようにして把持する。
【００１２】
これにより、作業者は恰も鉛筆を持つような状態で彫刻刀を楽に（把持に違和感を覚えることなく）持つことが可能となる。特に、挟持部の凹状湾曲面が親指及び人差し指の指腹の形状に合わせて湾曲して形成されているため、挟持の際のフィット感がよくなる。その結果、正しい把持状態で彫刻刀を把持することが継続して可能となり、長時間の作業においても作業者が疲れを感じることが少なくなる。また、安定した状態で把持が可能となるため、作業者によって加えられる力が確実に刃部に伝達される。ここで、刃取付部に取付けられる刃部は、特に限定されないが、主に作業者の手前から奥方向に向かって力を加える作業に利用される、小丸刃、丸刃、三角刃、及び平刃などから適宜選択されることが好適である。
【００１３】
さらに、本発明の彫刻刀は、上記構成に加え、「前記把持部は、一対の前記挟持部の上端を互いに連接し、下方に向かって凹状に湾曲して形成された第二凹状湾曲面を有する上面部を」さらに具備するものであってあっても構わない。
【００１４】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、把持部に上面部がさらに形成され、下方に向かって凹状に湾曲した第二凹状湾曲面を有している。ここで、例えば、版画などを制作する作業を行う場合、一度の彫り動作で、多くの量、或いは広い面積から木材を削り取ろうとする場合、彫刻刀に加えられる力は必然的に大きくなる。このとき、彫刻刀の持ち手側（主に利き手側）によって力を加えるとともに、他方の手（若しくは指）を彫刻刀の把持部の上面に添えて力を付加しながら作業する場合がある。そこで、他方の手（指）を添える箇所に、下方に向かって凹状に湾曲した第二凹状湾曲面を有する上面部を形成することにより、手等を添える動作が行いやすくなる。ここで、刃取付部に取付けられる刃部としては、作業に比較的大きな力を要する丸刃や平刃などが選択されることが特に好適である。
【００１５】
さらに、本発明の彫刻刀は、上記構成に加え、「前記刃取付部に取着される前記刃部に、小丸刃及び三角刃のいずれか一方が適用された小丸刀または三角刀として構成される」ものであっても構わない。
【００１６】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、把持部の他端に設けられた刃取付部に取着される刃部として、小丸刀用の小丸刃及び三角刀用の三角刃のいずれか一つが適用され、小丸刀または三角刀が構成される。特に、小丸刀及び三角刀は、比較的細かい部分を彫る作業に利用されるため、上述した把持部を正しく把持することにより、作業の際の力の入れ具合（入れ加減）を微妙に調整しながら作業者の手前から奥方向に刃部を進めることが安定して行えるようになる。さらに、正しい把持状態が保持されるため、作業者が疲れを感じることが少なくなる。
【００１７】
さらに、本発明の彫刻刀は、上記構成に加え、「前記刃取付部に取着される前記刃部に、丸刃及び平刃のいずれか一方が適用された丸刀または平刀として構成され、前記把持部の長さは、前記小丸刀及び前記三角刀に比して、伸長して形成されている」ものであっても構わない。
【００１８】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、刃取付部に取着される刃部として、丸刀用の丸刃及び平刀用の平刃のいずれか一つが適用され、さらに把持部の長さが、前述した小丸刀及び三角刀の把持部の長さに対して伸長して形成されている。ここで、丸刀及び平刀は、比較的広い部分をまとめて彫る作業に主として用いられることにより、彫るために必要な力は小丸刀等よりも大きくなる。
【００１９】
加えて、例えば、前述したように上面部等に指を添えて彫る作業を進める場合、把持部の長さが短いと、凹状湾曲面を挟持する親指及び人差し指と、上方から添える側の指とが接触し、指を添えることで却って作業性を損なうことになり、指添えの動作が無駄になることがある。そこで、小丸刀等よりも把持部の長さを伸長して形成することにより、指の添えるスペースを確保し、持ち手側の親指等による挟持（把持）と、添え手側の指とが接触する問題を解消することが可能となる。
【００２０】
さらに、本発明の彫刻刀は、上記構成に加え、「前記把持部及び前記柄部の少なくともいずれか一方は、載置の際の転動を防止する転動防止手段をさらに備える」ものであっても構わない。
【００２１】
ここで、本発明の彫刻刀は、前述したように把持部が断面略逆三角形状を呈する。そのため、例えば、彫刻刀を作業の途中で机上に載置しようとする場合、逆三角形状の最下位置にある頂点が机上の載置面と接することになる。その結果、彫刻刀は、この頂点の箇所でバランスを採ることが困難なため、彫刻刀の長手軸方向に対して左右のいずれか一方向に傾いて転がり動く（転動する）ことが想定される。そのため、例えば、彫刻刀を机上に載置した場合、転動により机上から床面に落下する可能性がある。そこで、係る転動の状態を回避し、机上に安定して載置するために、本発明の彫刻刀には転動防止手段が設けられている。ここで、転動防止手段としては、例えば、前述した逆三角形状の最下位置にある頂点の部分を截頭して平面状の載置部を形成し、机上の載置面と載置部の少なくとも一カ所と当接状態を安定させるものなどが挙げられる。なお、同様に柄部の一部（載置面に当接する箇所）を截頭する加工を施すことにより、さらに載置状態を安定させられる。
【００２２】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、把持部及び柄部に設けられた転動防止手段により、断面略逆三角形状を呈する把持部を有する彫刻刀を安定して机上などの面に載置することが可能となる。その結果、机上から彫刻刀が落下する可能性が小さくなり、刃物である彫刻刀によって作業者がケガをする危険性を回避することが可能となる。
【００２３】
また、本発明の彫刻刀は、「親指、人差し指、及び中指によって把持される把持部、及び前記把持部の一端から延設された柄部を有する彫刻刀本体と、前記把持部の他端に設けられた刃取付部に取着された切出し刃部とを具備し、前記把持部は、前記親指及び中指の指腹の形状に合わせて形成された凹状湾曲面を有する一対の挟持部と、前記人差し指により上方から押圧して支持される上支持部とを有し、切出し刀として」構成されている。
【００２４】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、親指及び中指によって挟持される面が指腹の形状に合わせて形成された凹状湾曲面を有する挟持部及び人差し指によって支持される上支持部を備えた把持部を有する切出し刀が構成される。作業者は、親指及び中指によって挟持部を挟持し、さらに人差し指によって把持部の上支持部を上方から押さえるようにして支持する。これにより、特に、奥から手前方向に切出し刃部を動かす切出し作業に適した状態で把持することが可能となる。なお、係る切出し刀は、切出し刃部の取着する向きを変更することにより、右利き用及び左利き用の切出し刀にそれぞれ対応することが可能である。
【００２５】
さらに、本発明の彫刻刀は、上記構成に加え、「前記把持部は、滑止め手段をさらに具備する」ものであっても構わない。
【００２６】
したがって、本発明の彫刻刀によれば、把持部に滑止め手段が設けられている。ここで、滑止め手段の具体例としては、例えば、把持部のそれぞれの面（凹状湾曲面など）に複数の溝を設けた溝部及び孔を穿設した孔部などの凹凸を設け、把持をする際に汗などによる手の滑りを防ぐものや、これらの部分をゴムなどの弾性を有する樹脂で被覆するなど、把持部の材質を変更するものが挙げられる。これにより、それぞれの彫刻刀において作業を行う場合に、安定した把持状態を継続し、切削などを行うことが可能となる。
【００２７】
また、本発明の彫刻刀セットは、「親指、人差し指、及び中指によって把持される把持部、及び前記把持部の一端から延設された柄部を有する彫刻刀本体、及び前記把持部の他端に設けられた刃取付部に取着された刃部を有し、前記刃部に小丸刃、三角刃、丸刃、平刃、及び切出し刃がそれぞれ適用された彫刻刀と、複数の前記彫刻刀を収容する彫刻刀ケースとを具備して構成される彫刻刀セットであって、前記彫刻刀は、前記把持部が前記親指及び前記人差し指の指腹の形状に合わせて形成された凹状湾曲面を有する一対の挟持部を備え、断面略逆三角形状を呈して形成され、前記刃部に前記小丸刃及び前記三角刃をそれぞれ適用して構成された小丸刀及び三角刀と、前記把持部が前記小丸刀及び前記三角刀に比して伸長して形成され、前記刃部に前記丸刃及び前記平刃をそれぞれ適用して構成された丸刀及び平刀と、前記把持部が前記親指及び中指の指腹の形状に合わせて形成された第三凹状湾曲面を有する一対の第二挟持部と、前記人差し指により上方から押圧して支持される上支持部とを有し、前記刃部に前記切出し刃を適用して構成された切出し刀と」を具備するものから主に構成されている。
【００２８】
したがって、本発明の彫刻刀セットによれば、異なる形状を有する把持部がそれぞれ用いられた複数の彫刻刀によって彫刻刀セットが構成されている。すなわち、比較的細かな作業に利用される小丸刀及び三角刀は、断面略逆三角形状を呈し、親指及び人差し指の指腹形状にフィットするように形成された一対の第三凹状湾曲面部を有する把持部を用いて形成され、比較的広い範囲をまとめて彫る作業を行う丸刀及び平刀は、把持部の長さが小丸刀及び三角刀よりも伸長したものを用いて形成されている。
【００２９】
さらに、切出し刀は、小丸刀や丸刀などと使用態様（主に刃先を動かす方向）が異なるため、親指及び中指によって挟持する第二凹状湾曲面部及び人差し指によって上方から抑えながら支持する上支持部を有して形成される把持部を用いて形成されている。これにより、小丸刀、三角刀、丸刀、平刀、及び切出し刀のそれぞれの使用方法や特性に適するように把持部が選定された彫刻刀がセットとなって構成されている。そのため、作業者は、各々の彫刻刀を正しく把持し、作業で利用することが可能となる。さらに、作業者に彫刻刀を使用することによって無理な力や負担をかけることが軽減されるため、長時間に渡って使用する場合でも疲労を感じることが少なくなる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態である彫刻刀セット１、及び彫刻刀セット１を構成する複数の彫刻刀２（小丸刀２ａ、丸刀２ｂ、三角刀２ｃ、平刀２ｅ、切出し刀２ｄ）の具体的構成について図１乃至図６に基づいて説明する。ここで、図１は本実施形態の彫刻刀セット１の構成を示す平面図であり、図２は小丸刀２ａの構成を示す（ａ）平面図、（ｂ）正面図、（ｃ）載置状態を示す説明図であり、図３は丸刀２ｂの構成を示す（ａ）平面図、（ｂ）正面図、（ｃ）載置状態を示す説明図であり、図４は切出し刀２ｄの構成を示す（ａ）平面図、（ｂ）正面図であり、図５は丸刀２ｂの把持例を示す説明図であり、図６は切出し刀２ｄの把持例を示す説明図である。
【００３１】
本実施形態の彫刻刀セット１は、図１に示すように、小丸刀２ａ、丸刀２ｂ、三角刀２ｃ、切出し刀２ｄ、及び平刀２ｅの五本がセットとなった彫刻刀２と、彫刻刀２を収容可能なケース３とから主に構成されている。以下に、ケース３に収容される各々の彫刻刀２について、その具体的構成について説明する。
【００３２】
小丸刀２ａは、図２または図５に示すように、親指ＴＦ、人差し指ＩＦ、及び中指ＬＦによって把持される把持部４、及び把持部４の一端から延設された扁平棒状を呈する柄部５を有し、合成樹脂によって成形加工された彫刻刀本体６と、把持部４の一端を刳抜いて設けられた刃取付部７に取着された鋼製の小丸刃部８とから主に構成されている。
【００３３】
ここで、把持部４は、親指ＴＦ及び人差し指ＩＦの指腹Ｒの形状に沿うように凹状に湾曲した凹状湾曲面９ａ，９ｂをそれぞれ有する挟持部１０ａ，１０ｂが設けられ、さらに挟持部１０ａ，１０ｂの互いの上端１１近傍を接続して形成された上面部１２を有し、断面略逆三角形状を呈している。このとき、一対の挟持部１０ａ，１０ｂの下端１３同士は曲線的に連接されている。そして、互いに連接した箇所に相当する連接部１４に中指ＬＦを当てることにより、把持部４を下方から支持することが可能となる。
【００３４】
さらに、上面部１２は、複数の孔部１５によって凹凸が設けられ、全体形状が下方に向かって凹状に湾曲した第二凹状湾曲面９ｃを有している。一方、一対の挟持部１０ａ，１０ｂの下端１３同士を接続して形成された連接部１４の形状は、図２（ｂ）に示されるように、小丸刃部８が取着された刃取付部７がある側から柄部５に向かって把持部４の太さが拡がるように形成され、連接部１４の終端（把持部４及び柄部５の境界付近）が彫刻刀本体６における太さが最大となり、係る部分が下方に向かって突出した突出部１６を備えている。さらに、突出部１６の先端は、截頭処理が施され、載置部１７が形成されている。
【００３５】
なお、柄部５の末端部１８にも、突出部１６の先端と同様に截頭処理が施され、第二載置部１９が形成されている。また、柄部５は前述したように扁平形状を呈する略棒状に形成され、末端部１８の近傍には氏名等を直接記入する、若しくは名前書き用のシールを添付するための氏名表示部２０が設けられている。なお、本実施形態の彫刻刀セット１における三角刀２ｃは、前述した把持部４及び柄部５からなる彫刻刀本体６と同一のものが利用され、小丸刃部８を三角刃部２１に変更したものである。そのため、ここでは三角刀２ｃについて詳細な説明は特に省略するものとする。ここで、小丸刃部８及び三角刃部２１が本発明の刃部に相当し、截頭処理が施された突出部１６の載置部１７及び末端部１８の第二載置部１９が本発明における転動防止手段に相当する。
【００３６】
次に、丸刀２ｂの具体的構成について、図３または図５に基づいて説明する。ここで、丸刀２ｂにおいて、既に説明した小丸刀２ａと同一の機能及び構成を有するものは、同一番号を付しここでは詳細な説明は省略するものとする。
【００３７】
丸刀２ｂは、図３または図５に示すように、小丸刀２ａ等と同様に、親指ＴＦ、人差し指ＩＦ、及び中指ＬＦによって把持される把持部３１、及び把持部３１の一端から延設された扁平棒状を呈する柄部３２を有し、合成樹脂によって成形加工された彫刻刀本体３３と、把持部３１の一端を刳抜いて設けられた刃取付部７に取着された鋼製の丸刃部３４と具備して主に構成されている。なお、丸刃部３４が本発明の刃部に相当する。ここで、丸刀２ｂは、小丸刀２ａ（若しくは、三角刀２ｃ）と比して、把持部３１の長さＬ２（図３（ａ）参照）が、小丸刀２ａの把持部の長さＬ１（図２（ａ）参照）よりも伸長して形成されている点で相違があるだけである。すなわち、彫刻刀本体３３の全体の長さは、小丸刀２ａの彫刻刀本体６の長さと同一であるのに対し、把持部３１及び柄部３２の比率が変更されている。なお、その他の構成及び把持部３１の詳細な形状は、小丸刀２ａの把持部４と同一であるため説明は省略する。また、平刀２ｅは、前述した丸刃部３４を平刃部３５に変更した構成であるため、同様に詳細な説明は省略する。
【００３８】
次に、本実施形態の彫刻刀セット１における切出し刀２ｄの具体的な構成について、図４に基づいて説明する。切出し刀２ｄは、図４（ａ）及び図４（ｂ）に示すように、親指ＴＦ、人差し指ＩＦ、及び中指ＬＦによって把持される把持部４１、及び把持部４１の一端から延設された略棒状の扁平形状を呈する柄部４２を有し、合成樹脂によって成形加工された彫刻刀本体４３と、把持部４１の他端に設けられた刃取付部７に取着された切出し刃部４４とから主に構成されている。
【００３９】
ここで、把持部４１についてさらに具体的に説明すると、挟持する親指ＴＦ及び中指ＬＦの形状に合わせて形成された凹状湾曲面４５ａ，４５ｂを有する一対の挟持部４６と、人差し指ＩＦによって上方から押さえられた状態で支持される上支持部４７とを有して形成されている。また、該上支持部４７には、複数の溝部４８によって凹凸が形成されている。なお、把持部４１は、左右対称に形成されており、上述した挟持部４６及び上支持部４７に対向する位置に、同一形状の挟持部４６及び上支持部４７を有している。これにより、把持部４１は断面略六角形状（図示しない）を呈している。ここで、凹状湾曲面４５ａ，４５ｂが本発明の彫刻刀セット１における第三凹状湾曲面に相当し、切出し刃部４４が本発明の刃部に相当し、挟持部４６が第二挟持部に相当し、溝部４８が本発明における滑止め手段に相当する。なお、把持部４１が断面略六角形状に構成されているため、切出し刃部４４の形状（刃の向き）を変更することにより、容易に右利き用から左利き用に変化させることができる。ここで、図４は右利き用の切出し刀２ｄを示している。
【００４０】
次に、本実施形態の彫刻刀２、特に丸刀２ｂ及び切出し刀２ｄの把持例について図５及び図６に基づいてそれぞれ説明する。
【００４１】
ここで、丸刀２ｂは、一対の凹状湾曲面９ａ，９ｂをそれぞれ有する挟持部１０ａ，１０ｂを、作業者の親指ＴＦ及び人差し指ＩＦで双方から挟み込むようにして挟持し、さらに、中指ＬＦの側部によって連接部１４の一部を下方から支持するようにして把持される。つまり、丸刀２ｂを鉛筆等の筆記具を握るようにして把持することができる。このとき、凹状湾曲面９ａ，９ｂは、予め挟持する親指ＴＦ及び人差し指ＩＦの指腹Ｒの形状に合わせるようにして凹状に湾曲して形成されている。そのため、親指ＴＦ及び人差し指ＩＦを凹状湾曲面９ａ，９ｂの形状にフィットさせた状態で楽に把持することができる。
【００４２】
これにより、特に、作業者の手前から奥方向に向かって刃先を進める丸刀２ｂ等は、彫るために必要な力を丸刃部３４に容易に、かつ安定した状態で伝えることができ、作業が楽となる。加えて、把持に際して無理な力が掛からないため、長時間の作業でも作業者が疲れを感じることが少なくなる。さらに、把持が安定するため、手が滑り、誤って指を負傷するなどの可能性も低くなる。
【００４３】
なお、上述した丸刀２ｂ以外にも、小丸刀２ａ、三角刀２ｃ、及び平刀２ｅについても同様の把持をすることができ、同様の効果を得ることができる。さらに、丸刀２ｂ及び平刀２ｅは、把持部４の長さが小丸刀２ａ及び三角刀２ｃに対して長く形成されている（Ｌ２＞Ｌ１：図２（ａ）及び図３（ａ）参照）。すなわち、丸刀２ｂ等は、比較的広い範囲を削る際に用いるものであり、小丸刀２ａ等に比べ、作業に要する力は大きくなる。
【００４４】
このとき、把持部３１の長さが短いと挟持した親指ＴＦや人差し指ＩＦと添えた指（図示しない）が接触し、作業を却って阻害することがある。そこで、小丸刀２ａ等に比べ、把持部３１を長く形成することにより、上述の不具合を解消することができる。なお、小丸刀２ａ等は比較的小さな範囲を細かく削るため、それほど大きな力を作業にかけることが少なく、持ち手によって加えられる力で充分であるため、把持部４が短くして形成されている。
【００４５】
さらに、本実施形態の彫刻刀２ａ，２ｂ，２ｃ，２ｄは、把持部４（若しくは把持部３１）と柄部５（若しくは柄部３２）との双方に、載置の際に載置面Ｆに当接する箇所に截頭された載置部１７及び第二載置部１９を有して形成されている。これにより、机上の載置面Ｆに断面略逆三角形状に形成され、三角形の頂点が下方に位置する把持部４，３１であっても、載置面Ｆに安定した状態で載置することができる（図２（ｃ）及び図３（ｃ）参照）。
【００４６】
次に、本実施形態の彫刻刀セット１における切出し刀２ｄについて説明すると、切出し刀２ｄは、図６に示すように、把持部４１を構成する一対の凹状湾曲面４５ａ，４５ｂをそれぞれ有する挟持部４６を、作業者が親指ＴＦ及び中指ＬＦで双方から挟み込むようにして挟持し、さらに、人差し指ＩＦで上支持部４７を上方から押さえながら支持することによって把持される。すなわち、前述した小丸刀２ａ等の把持の仕方と異なっている。一般に、前述した小丸刀２ａや丸刀２ｂ等は、作業者の手前から奥に向かって刃先を動かし、作業を行うものに対し、切出し刀２ｄは、逆に奥から手前に引きながら使用することが多い。そのため、前述したように、上支持部４７を上方から押さえるようにした把持を行うことにより、該切出し作業に力を加えやすくなる。
【００４７】
以上述べたように、本実施形態の彫刻刀セット１は、ケース３に収容される小丸刀２ａ、丸刀２ｂ、三角刀２ｃ、平刀２ｅ、及び切出し刀２の各々に対し、彫刻刀本体６，３３，４３の形状、特に把持部４，３１，４１が作業に適した把持ができるようにそれぞれ異なって形成されている（但し、三角刀２ｃは小丸刀２ａと、平刀２ｅは丸刀２ｂと同一形状に形成されている）。そのため、作業者は、作業の目的に応じて彫刻刀２を選択することにより、無意識のうちに作業に適した状態で把持することができ、作業が楽になり、長時間の作業でも疲れを感じることが従来と比べて少なくなる。さらに、把持状態が安定するために、手などが滑って、作業者の体の一部（指先など）を誤って傷つけてしまうおそれも少なくなる。
【００４８】
加えて、小丸刀２ａ、丸刀２ｂ、三角刀２ｃ、及び平刀２ｅには、机上に安定して載置をすることができるように、載置部１７及び第二載置部１９が設けられている。これにより、机上を小丸刀２ａ等が転動することがなくなり、机上から落下することに伴う危険性を回避することができる。なお、切出し刀２ｄは、把持部４１の断面が略六角形状を呈して形成されているため、載置の際に左右のいずれかに転動することがないため、係る載置部１７等が設けられていない。
【００４９】
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
【００５０】
すなわち、本実施形態の彫刻刀セット１において示した小丸刀２ａ、丸刀２ｂ、及び切出し刀２ｄの彫刻刀本体６，３３，４３のそれぞれの形状は、図示したものに特に限定されるものではなく、前述した凹状湾曲面９ａ，９ｂ等を有し、作業者による把持に無理が無いような形状のものであれば、構わない。さらに、図１において示したケース３の形状は、これに限定されるものではなく、五本の彫刻刀２を収容可能なものであれば、形状及びデザイン等を変更するものであっても勿論構わない。
【００５１】
【発明の効果】
以上のように、本発明の彫刻刀は、それぞれの刃先の種類、用途、及び使用方法（力を加える方向）等を考慮し、それぞれ適切な把持ができるような把持部を有して形成されている。そのため、彫刻刀を使用する場合、作業者に余計な力を要するような把持を強いることがなく、自然な状態で彫刻刀を把持させることができる。そのため、使用中に疲れ等を感じることが少なくなる。さらに、彫刻刀を安定して把持することができるため、ケガなどをする可能性も低くなり、特に小学生などの児童が使用することに好適である。
【００５２】
また、本発明の彫刻刀セットは、前述した種々の把持に適した形状からなる彫刻刀（小丸刀、三角刀、丸刀、切出し刀、及び平刀）を揃え、五本をセットにしてケースに収容されている。そのため、作業及び用途に応じた彫刻刀を、作業者は適宜選択し、適切な把持で作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本実施形態の彫刻刀セットの構成を示す説明図である。
【図２】小丸刀の構成を示す（ａ）平面図、（ｂ）正面図、（ｃ）載置状態を示す説明図である。
【図３】丸刀の構成を示す（ａ）平面図、ｂ）正面図、（ｃ）載置状態を示す説明図である。
【図４】切出し刀の構成を示す（ａ）平面図、及び（ｂ）正面図である。
【図５】小丸刀の把持例を示す説明図である。
【図６】切出し刀の把持例を示す説明図である。
【図７】従来の彫刻刀セットの構成の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
１彫刻刀セット
２彫刻刀
２ａ小丸刀（彫刻刀）
２ｂ丸刀（彫刻刀）
２ｃ三角刀（彫刻刀）
２ｄ切出し刀（彫刻刀）
２ｅ）平刀（彫刻刀）
３ケース
４，３１，４１把持部
５，３２，４２柄部
６，３３，４３彫刻体本体
７刃取付部
８小丸刃部（刃部）
９ａ，９ｂ凹状湾曲面
９ｃ第二凹状湾曲面
１０ａ，１０ｂ挟持部
１１上端
１２上面部
１５孔部（滑止め手段）
１７載置部（転動防止手段）
１９第二載置部（転動防止手段）
２１三角刃部（刃部）
３４丸刃部（刃部）
３５平刃部（刃部）
４４切出し刃部（刃部）
４５ａ，４５ｂ凹状湾曲面（第三凹状湾曲面）
４６挟持部（第二挟持部）
４７上支持部
４８溝部（滑止め手段）
ＩＦ人差し指
Ｌ１，Ｌ２把持部の長さ
ＬＦ中指
Ｒ指腹
ＴＦ親指[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a chisel and a chisel set, and more particularly, to a plurality of chisels to which different blades are attached, which facilitates grasping according to each operation and improves workability. The present invention relates to a chisel that can be made and a chisel set.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In the past, production of prints and the like may be performed during class hours such as art and drawing work in elementary and junior high schools. In such classes, chisels are mainly used to cut and process wood.
[0003]
Here, in order to create prints and the like in various expressions, various blades having different shapes are attached to the blades, and are often sold as chisel sets mainly including five chisel. Workers (children in class, etc.) use these chisels appropriately according to the work content. Here, as shown in FIG. 7, the conventional chisel set 100 is composed of a small sword 102, a round sword 103, a triangular sword 104, a cutting sword 105, and a flat sword 106 housed in a case 101. There are many.
[0004]
The above-described prior art is performed as a matter of course as a person skilled in the art, and the applicant does not particularly know the literature describing this prior art at the present stage at the time of filing the present application.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned chisel, especially the chisel set sold as a set of five, had the following problems. In other words, the above-mentioned five-piece chisel has the blades attached, the shape of the chisel body composed of the gripping part and the handle part gripped by the operator, and the shape and the chisel almost the same in any chisel. Size stuff was applied. In many cases, the color of the chisel body of each chisel was changed in order to prevent the user from making mistakes in selecting the chisel. In other words, only the blade portion (small round blade or round blade) attached to the chisel body differs. In particular, in most recent chisels, the chisel itself is often manufactured from a synthetic resin material, and having substantially the same shape has the effect of increasing production efficiency and reducing manufacturing costs. Was.
[0006]
By the way, as described above, by preparing a plurality of swords having different cutting edge shapes as a set, when appropriately changing the sword used by the operator at the time of producing a print or the like according to the production situation, for example, relatively fine With the Komaru sword and triangular sword used for carving parts, and the round sword and flat sword mainly used for carving relatively large parts together, the power required for carving is, of course, Was different. However, with the chisel formed in the same shape as described above, the operator is forced to perform the same gripping manner, and the operator may forcibly grip the chisel. For this reason, using a chisel in an unreasonable way of gripping or applying force puts a heavy burden on the operator, increases the degree of fatigue due to the work, and may feel painful for long hours of work. there were.
[0007]
In particular, the group of small swords, round swords, triangular swords, and flat swords in the above-mentioned set of chisels, and the cutting swords, how to work, and more specifically, add power in the work. The directions were completely different. In other words, the group consisting of Komaru swords and the like mainly cuts wood by pushing and moving the cutting edge from the front of the worker toward the front, while the cutting sword mainly moves the cutting edge from the front of the worker toward the front. Wood was cut out by moving while pulling. Therefore, the two operations are completely different from each other, and the gripping method is also different depending on the difference in how the force is applied. However, as described above, the carving swords used for the Komaru sword and the like and the cutting sword are both used in the present situation and have the same shape. He was forced to work in the state he was in, and he felt great stress.
[0008]
By the way, in the above-mentioned elementary school drawing art lessons, etc., the correct way to hold the chisel (how to hold) may be described in textbooks and other auxiliary materials that assist the contents of the textbooks. In some classes, students (children) were taught how to hold a chisel. It should be noted that it is particularly desirable that the correct manner of holding the chisel (excluding the cutting knife) be supported at three points with the thumb, the index finger, and the middle finger so as to generally hold a pencil. However, in the conventional chisel, it is difficult to properly hold the chisel like a pencil, or there is a type in which a student is forced to hold the chisel in an impossible posture. For this reason, teachers, parents, students, and the like have strongly requested a chisel that makes it easy to naturally hold a correct chisel.
[0009]
Then, in view of the above-mentioned circumstances, the present invention has as a first object to provide a chisel having a grip part capable of performing appropriate grip according to work without difficulty, and combining a plurality of chisel. It is a second object to provide a formed chisel set.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, a chisel according to the present invention includes a sculpture main body having a grip, which is gripped by a thumb, an index finger, and a middle finger, and a handle extending from one end of the grip. A blade portion attached to a blade attachment portion provided at the other end of the grip portion, wherein the grip portion has a concave curved surface formed according to the shape of a finger pad of the thumb and the index finger. Having a pair of holding portions having a substantially inverted triangular cross section. "
[0011]
Therefore, according to the chisel of the present invention, the shape of the gripping portion that the operator grips when using the chisel is formed in a substantially inverted triangular cross section. Then, the surface sandwiched between the thumb and the index finger is formed by a concave curved surface that is concavely curved so as to substantially match the shape of the finger pad (the inside of the finger, the portion having the fingerprint) of the thumb and the index finger. A pair of holding portions each having a curved surface are provided. For this reason, the chisel operator (for example, a child or the like) grips the concave curved surface with the thumb and the index finger from both sides, and further grips the middle finger with the gripping portion supported from below.
[0012]
This allows the operator to easily hold the chisel as if holding a pencil (without feeling uncomfortable in gripping). In particular, since the concave curved surface of the holding portion is formed to be curved in accordance with the shape of the finger pad of the thumb and the forefinger, the feeling of fitting at the time of holding is improved. As a result, it is possible to continuously grip the chisel in a correct gripping state, and the operator is less likely to feel tired even in a long-time operation. In addition, since gripping can be performed in a stable state, the force applied by the operator is reliably transmitted to the blade. Here, the blade portion to be attached to the blade attachment portion is not particularly limited, but is mainly used for an operation of applying a force from the near side to the back side of the worker, and is used for a small round blade, a round blade, a triangular blade, and a flat blade. It is preferable to appropriately select from a blade or the like.
[0013]
Further, in addition to the above configuration, the chisel of the present invention may further comprise a configuration in which the gripping portion connects the upper ends of the pair of the holding portions to each other and forms a second concave curved surface formed to be concavely curved downward. May be further provided.
[0014]
Therefore, according to the chisel of the present invention, the upper surface portion is further formed on the grip portion, and has the second concave curved surface curved concavely downward. Here, for example, when performing an operation of producing a print or the like, when trying to scrape wood from a large amount or a large area with a single engraving operation, the force applied to the chisel necessarily increases. At this time, there is a case where the work is performed while applying the force by the handle side (mainly the dominant hand side) of the chisel and applying the force by attaching the other hand (or finger) to the upper surface of the grip portion of the chisel. Therefore, by forming an upper surface portion having a second concave curved surface that is concavely curved downward in a place where the other hand (finger) is to be attached, the operation of attaching a hand or the like can be easily performed. Here, it is particularly preferable that a round blade, a flat blade, or the like that requires a relatively large force for operation is selected as the blade portion attached to the blade attachment portion.
[0015]
Furthermore, the chisel of the present invention, in addition to the above configuration, is configured as a small round sword or a triangular sword in which one of a small round blade and a triangular blade is applied to the blade portion attached to the blade mounting portion. May be ".
[0016]
Therefore, according to the chisel of the present invention, any one of a small round blade for Komaru sword and a triangular blade for Triangular sword is used as a blade attached to the blade mounting portion provided at the other end of the gripping portion. Applied to form a Komaru sword or a triangular sword. In particular, Komaru swords and triangular swords are used for carving relatively fine parts, so by properly grasping the above-mentioned grasping parts, the degree of force applied during work (adjustment) can be finely adjusted. In this way, it is possible to stably advance the blade portion from the near side to the back side of the worker. Furthermore, since the correct gripping state is maintained, the operator is less likely to feel tired.
[0017]
Furthermore, in addition to the above configuration, the chisel of the present invention is configured as a round sword or a flat sword in which one of a round blade and a flat blade is applied to the blade portion attached to the blade mounting portion. The length of the grip portion may be longer than that of the Komaru sword and the triangular sword. "
[0018]
Therefore, according to the chisel of the present invention, one of a round blade for a round sword and a flat blade for a flat sword is applied as a blade portion attached to the blade mounting portion, and the length of the grip portion is further increased. However, it is formed so as to extend with respect to the length of the grip portion of the aforementioned Komaru Katana and Triangle Katana. Here, since the round sword and the flat sword are mainly used for engraving relatively wide portions, the force required for carving is larger than that of a small round sword or the like.
[0019]
In addition, for example, as described above, when performing the work of engraving with a finger on the upper surface or the like, if the length of the grip portion is short, the thumb and forefinger sandwiching the concave curved surface, and the finger on the side to attach from above However, contact with the finger may impair workability by putting a finger on it, and the operation of touching the finger may be wasted. Therefore, by forming the grip portion to be longer than the Komaru sword or the like, a space for the finger can be secured, and the grip (grip) by the thumb on the handle and the finger on the support hand are in contact. Problem can be solved.
[0020]
Furthermore, the chisel of the present invention, in addition to the above configuration, "at least one of the grip portion and the handle portion further includes rolling prevention means for preventing rolling at the time of placing". It does not matter.
[0021]
Here, in the chisel of the present invention, the grip portion has a substantially inverted triangular cross section as described above. Therefore, for example, when the chisel is to be placed on the desk in the middle of the work, the vertex at the lowermost position of the inverted triangle shape comes into contact with the placement surface on the desk. As a result, since it is difficult for the chisel to balance at the point of this vertex, it is assumed that the chisel rolls (rolls) while tilting in one of the left and right directions with respect to the longitudinal axis direction of the chisel. You. Therefore, for example, when the chisel is placed on the desk, it may fall from the desk to the floor by rolling. Therefore, in order to avoid such a rolling state and stably mount the table on a desk, the chisel of the present invention is provided with a rolling prevention means. Here, as the anti-rolling means, for example, a flat mounting portion is formed by truncating a vertex at the lowermost position of the above-described inverted triangle, and the mounting surface and the mounting portion on the desk are formed. That stabilize the contact state with at least one of the above. In addition, similarly, the mounting state can be further stabilized by performing a process of truncating a part of the handle portion (a portion in contact with the mounting surface).
[0022]
Therefore, according to the chisel of the present invention, the chisel having the grip having a substantially inverted triangular cross section is stably placed on a surface such as a desk by the rolling prevention means provided on the grip and the handle. It is possible to do. As a result, the possibility that the chisel falls from the desk is reduced, and it is possible to avoid the risk of the operator being injured by the chisel that is the blade.
[0023]
In addition, the chisel of the present invention includes a sword main body having a grip portion gripped by a thumb, an index finger, and a middle finger, and a handle portion extending from one end of the grip portion, and the other end of the grip portion. A cutting blade attached to a provided blade mounting portion, wherein the gripping portion has a pair of holding portions having a concave curved surface formed in accordance with the shape of the finger pad of the thumb and the middle finger, And an upper support portion which is pressed and supported by the forefinger from above and configured as a cutting knife.
[0024]
Therefore, according to the chisel of the present invention, a gripping portion provided with a holding portion having a concave curved surface formed in conformity with the shape of a finger pad and a top portion supported by an index finger, the surface held by the thumb and the middle finger. A cutting sword having a portion is configured. The operator holds the holding portion with the thumb and the middle finger, and further presses and supports the upper supporting portion of the holding portion with the index finger from above. Accordingly, it is possible to grip in a state suitable for a cutting operation in which the cutting blade is moved from the back to the front. Note that such a cutting sword can correspond to right-handed and left-handed cutting swords by changing the direction in which the cutting blade is attached.
[0025]
Furthermore, in addition to the above-described configuration, the chisel of the present invention may be configured such that “the grip portion further includes a non-slip device”.
[0026]
Therefore, according to the chisel of the present invention, the grip portion is provided with the non-slip means. Here, as a specific example of the non-slip means, for example, unevenness such as a groove portion provided with a plurality of grooves and a hole portion provided with a hole is provided on each surface (a concave curved surface or the like) of the grip portion, and the grip portion is provided. When changing the material of the grip portion, for example, a material that prevents hand slippage due to sweat or the like, or a material that covers these portions with an elastic resin such as rubber may be used. Thereby, when performing work with each chisel, it is possible to maintain a stable gripping state and perform cutting and the like.
[0027]
Further, the chisel set of the present invention includes a chisel body having a grip portion gripped by a thumb, an index finger, and a middle finger, and a handle portion extending from one end of the grip portion, and the other end of the grip portion. A chisel having a blade portion attached to a blade mounting portion provided on the blade, a small round blade, a triangular blade, a round blade, a flat blade, and a cutting blade each being applied to the blade portion; A chisel set comprising a chisel case for accommodating a sword, wherein the chisel has a concave curved surface in which the gripping portion is formed in accordance with the shape of a finger pad of the thumb and the index finger. A small round sword and a triangular sword, each of which has a substantially inverted triangular cross-section and is formed by applying the small round blade and the triangular blade to the blade, respectively, and It is formed to be longer than the Komaru sword and the Triangle sword. A round sword and a flat sword configured by applying the round blade and the flat blade to the blade portion, respectively, and a third concave curved surface in which the grip portion is formed according to the shape of the finger pad of the thumb and the middle finger. Having a pair of second holding portions and an upper support portion supported by being pressed from above by the forefinger, and a cutting sword configured by applying the cutting blade to the blade portion. It is mainly composed of
[0028]
Therefore, according to the chisel set of the present invention, the chisel set is constituted by a plurality of chisels each having a grip portion having a different shape. That is, the Komaru sword and the triangular sword used for relatively fine work have a substantially inverted triangular cross section and have a pair of third concave curved surface portions formed so as to fit the finger pad shapes of the thumb and the index finger. Round swords and flat swords that are formed using a gripping portion and perform an operation of carving a relatively wide range at a time are formed by using a gripping portion that is longer than a small round sword and a triangular sword.
[0029]
Furthermore, since the use of the cutting sword is different from that of the Komaru sword or the round sword, etc. (mainly in the direction in which the cutting edge is moved), the second concave curved surface portion sandwiched between the thumb and the middle finger and the upper support portion for supporting the index sword while holding it from above. It is formed using a grip portion formed with a. As a result, a carving sword whose grip portion is selected so as to be suitable for each usage and characteristics of the Komaru sword, the triangular sword, the round sword, the flat sword, and the cutting sword is configured as a set. For this reason, the operator can properly grasp each chisel and use it for work. Further, since the use of the chisel on the operator can reduce the unnecessary force and burden, the user is less likely to feel fatigue even when used for a long time.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a chisel set 1 according to an embodiment of the present invention and a plurality of chisels 2 (a small sword 2a, a round sword 2b, a triangular sword 2c, a flat sword 2e, and a cutting sword 2d) constituting the chisel set 1 will be described. A specific configuration will be described with reference to FIGS. Here, FIG. 1 is a plan view showing the configuration of the chisel set 1 of the present embodiment, and FIG. 2 is a plan view, (b) front view, and (c) placement showing the configuration of the Komaru sword 2a. FIG. 3 is an explanatory view showing a state of the round sword 2b, (a) a plan view, (b) a front view, and (c) an explanatory view showing a mounted state, and FIG. FIG. 5 is an explanatory view showing an example of gripping a round sword 2b, and FIG. 6 is an explanatory view showing an example of gripping a cutting knife 2d.
[0031]
As shown in FIG. 1, the chisel set 1 of the present embodiment includes a chisel 2 in which five sets of a small sword 2 a, a round sword 2 b, a triangular sword 2 c, a cutting sword 2 d, and a flat sword 2 e are provided. It mainly comprises a case 3 capable of accommodating the chisel 2. Hereinafter, a specific configuration of each chisel 2 housed in the case 3 will be described.
[0032]
As shown in FIG. 2 or FIG. 5, the Komaru sword 2a has a gripper 4 gripped by the thumb TF, the index finger IF, and the middle finger LF, and a flat bar-shaped handle 5 extending from one end of the gripper 4. Mainly comprising a chisel body 6 formed of a synthetic resin, and a steel small round blade portion 8 attached to a blade mounting portion 7 provided by hollowing out one end of the grip portion 4. Have been.
[0033]
Here, the gripping portion 4 is provided with holding portions 10a and 10b having concave curved surfaces 9a and 9b, respectively, which are concavely curved so as to follow the shape of the finger pad R of the thumb TF and the index finger IF. 10b has an upper surface portion 12 formed by connecting the vicinity of the upper end 11 of each other, and has a substantially inverted triangular cross section. At this time, the lower ends 13 of the pair of holding portions 10a and 10b are connected in a curved manner. Then, by applying the middle finger LF to the connecting portion 14 corresponding to a portion connected to each other, the grip portion 4 can be supported from below.
[0034]
Further, the upper surface portion 12 has a second concave curved surface 9c which is provided with irregularities by the plurality of holes 15 and whose entire shape is concavely curved downward. On the other hand, as shown in FIG. 2B, the shape of the connecting portion 14 formed by connecting the lower ends 13 of the pair of holding portions 10a, 10b is a blade mounting portion to which the small round blade portion 8 is attached. 7 is formed so that the thickness of the gripping portion 4 increases toward the handle portion 5 from the side where the handle 7 is located, and the end of the connecting portion 14 (near the boundary between the grip portion 4 and the handle portion 5) has a thickness in the chisel body 6. This portion is provided with a protruding portion 16 which protrudes downward. Further, the tip of the protruding portion 16 is subjected to a truncation process to form a mounting portion 17.
[0035]
The end portion 18 of the handle 5 is also subjected to a truncation process in the same manner as the tip of the protruding portion 16 to form a second mounting portion 19. The handle portion 5 is formed in a substantially rod shape having a flat shape as described above, and a name display portion 20 for directly writing a name or the like or attaching a seal for writing a name is provided near the end portion 18. Is provided. The triangular sword 2c in the chisel set 1 of the present embodiment is the same as the chisel 6 composed of the grip 4 and the handle 5 described above, and the small round blade 8 is changed to a triangular blade 21. It was done. Therefore, a detailed description of the triangular sword 2c is omitted here. Here, the small round blade portion 8 and the triangular blade portion 21 correspond to the blade portion of the present invention, and the mounting portion 17 of the protruding portion 16 and the second mounting portion 19 of the distal end portion 18 which have been subjected to the truncation processing are used as a book. It corresponds to the rolling prevention means in the invention.
[0036]
Next, a specific configuration of the round sword 2b will be described with reference to FIG. 3 or FIG. Here, in the round sword 2b, those having the same functions and configurations as those of the already described small round sword 2a are assigned the same numbers, and the detailed description is omitted here.
[0037]
As shown in FIG. 3 or FIG. 5, the round sword 2b is extended from one end of the grip portion 31 gripped by the thumb TF, the index finger IF, and the middle finger LF, similarly to the small round sword 2a and the like. Engraved sword main body 33 formed of synthetic resin, and a steel circle attached to a blade mounting portion 7 formed by hollowing out one end of a gripping portion 31. It is mainly configured with the blade portion 34. In addition, the round blade part 34 is equivalent to the blade part of this invention. Here, as compared with the Komaru sword 2a (or the triangular sword 2c), the round sword 2b has a length L2 (see FIG. 3A) of the grip portion 31 that is longer than the length of the grip portion L1 of the Komaru sword 2a. The only difference is that it is formed to be more elongated than (see FIG. 2A). That is, the entire length of the chisel 33 is the same as the length of the chisel 6 of the Komaru sword 2a, but the ratio of the grip 31 and the handle 32 is changed. The other configuration and the detailed shape of the gripper 31 are the same as those of the gripper 4 of the Komaru sword 2a, and a description thereof will be omitted. In addition, the flat sword 2e has a configuration in which the above-mentioned round blade portion 34 is replaced with a flat blade portion 35, and thus detailed description is also omitted.
[0038]
Next, a specific configuration of the cutting blade 2d in the chisel set 1 of the present embodiment will be described with reference to FIG. As shown in FIGS. 4A and 4B, the cutting blade 2 d has a grip portion 41 gripped by the thumb TF, the index finger IF, and the middle finger LF, and a substantially extended portion extending from one end of the grip portion 41. A chisel 43 having a bar-shaped handle 42 having a flat shape and formed of a synthetic resin; a cutting blade 44 attached to a blade mounting portion 7 provided at the other end of the grip 41; It is mainly composed of
[0039]
Here, the grip portion 41 will be described more specifically. A pair of holding portions 46 having concave curved surfaces 45a and 45b formed in accordance with the shapes of the thumb TF and the middle finger LF to be held, and an index finger IF for holding from above. And an upper support portion 47 which is supported in a state of being held. Further, the upper support portion 47 is formed with a plurality of grooves 48 so as to have unevenness. Note that the grip portion 41 is formed symmetrically to the left and right, and has the same shape of the holding portion 46 and the upper supporting portion 47 at positions facing the holding portion 46 and the upper supporting portion 47 described above. Thereby, the grip portion 41 has a substantially hexagonal cross section (not shown). Here, the concave curved surfaces 45a and 45b correspond to the third concave curved surface in the chisel set 1 of the present invention, the cutting blade portion 44 corresponds to the blade portion of the present invention, and the holding portion 46 corresponds to the second holding portion. Correspondingly, the groove portion 48 corresponds to the non-slip means in the present invention. Since the grip portion 41 has a substantially hexagonal cross section, it can be easily changed from right-handed to left-handed by changing the shape (direction of the blade) of the cutting blade portion 44. Here, FIG. 4 shows a right-handed cutting sword 2d.
[0040]
Next, gripping examples of the chisel 2 of the present embodiment, in particular, the round sword 2b and the cutting knife 2d will be described with reference to FIGS.
[0041]
Here, the round sword 2b clamps the clamping portions 10a, 10b having a pair of concave curved surfaces 9a, 9b, respectively, so as to be clamped from both sides by the operator's thumb TF and index finger IF, and further, the side of the middle finger LF. The portion is gripped so as to support a part of the connecting portion 14 from below. That is, the round sword 2b can be gripped by gripping a writing instrument such as a pencil. At this time, the concave curved surfaces 9a and 9b are formed so as to be concavely curved so as to conform to the shapes of the finger pad R of the thumb TF and the index finger IF to be sandwiched in advance. Therefore, the thumb TF and the index finger IF can be easily grasped in a state where they are fitted to the shapes of the concave curved surfaces 9a and 9b.
[0042]
Thereby, in particular, the round sword 2b or the like, which advances the cutting edge from the front side to the back side of the worker, can easily and stably transmit the force required for carving to the round blade portion 34. Becomes easier. In addition, since an excessive force is not applied at the time of gripping, the worker is less likely to feel tired even when working for a long time. Further, since the grip is stable, the possibility of slipping of the hand and accidentally injuring the finger is reduced.
[0043]
In addition to the above-mentioned round sword 2b, the same sword can also be held for the small sword 2a, the triangular sword 2c, and the flat sword 2e, and the same effect can be obtained. Further, the round sword 2b and the flat sword 2e are formed such that the grip portion 4 is longer than the small round sword 2a and the triangular sword 2c (L2> L1: see FIGS. 2 (a) and 3 (a)). ). That is, the round sword 2b and the like are used for cutting a relatively wide range, and the force required for the work is greater than that of the small round sword 2a and the like.
[0044]
At this time, if the length of the grip portion 31 is short, the sandwiched thumb TF or index finger IF and the attached finger (not shown) may come into contact with each other, which may hinder the operation. Therefore, by forming the grip portion 31 to be longer than that of the Komaru sword 2a or the like, the above-described problem can be solved. Since the Komaru sword 2a and the like are used to finely cut a relatively small area, the gripping portion 4 is formed to be short because the force applied by the handle is not so large. .
[0045]
Further, the chisels 2a, 2b, 2c, and 2d of the present embodiment have the mounting surface F on both the grip 4 (or the grip 31) and the handle 5 (or the handle 32). Is formed to have a mounting portion 17 and a second mounting portion 19 which are truncated at a position where the mounting portion is in contact with. Accordingly, even if the gripping portions 4 and 31 are formed in a substantially inverted triangular cross section on the placement surface F on the desk, and the vertices of the triangle are located below, the placement can be stably placed on the placement surface F. (See FIGS. 2C and 3C).
[0046]
Next, the cutting sword 2d in the chisel set 1 of the present embodiment will be described. As shown in FIG. 6, the cutting sword 2d has a pair of holding portions each having a pair of concave curved surfaces 45a and 45b constituting a grip portion 41. The operator holds the 46 by holding it between the thumb TF and the middle finger LF so that the worker holds the upper support portion 47 from above with the index finger IF. That is, it is different from the method of gripping the small round sword 2a described above. In general, the above-mentioned Komaru sword 2a and round sword 2b move the cutting edge from the front to the back of the worker, and use the cutting sword 2d while pulling it from the back to the front. There are many. Therefore, as described above, by holding the upper support portion 47 from above, it is easy to apply a force to the cutting operation.
[0047]
As described above, the chisel set 1 according to the present embodiment includes a chisel body for each of the small sword 2a, the round sword 2b, the triangular sword 2c, the flat sword 2e, and the cutting sword 2 housed in the case 3. 6, 33, and 43, in particular, the gripping portions 4, 31, and 41 are formed differently so as to perform gripping suitable for work (however, the triangular sword 2c is a small round sword 2a, and the flat sword 2e is a round sword 2e. It is formed in the same shape as the sword 2b). Therefore, by selecting the chisel 2 according to the purpose of the work, the worker can unconsciously grasp the chisel 2 in a state suitable for the work, and the work becomes easier, and the worker feels tired even for a long time of work. Is less than before. Furthermore, since the gripping state is stabilized, the possibility that the hand or the like slips and a part of the worker's body (such as a fingertip) is erroneously damaged is reduced.
[0048]
In addition, the placing part 17 and the second placing part 19 are provided on the small sword 2a, the round sword 2b, the triangular sword 2c, and the flat sword 2e so that they can be stably placed on the desk. Has been. Thus, the small round sword 2a or the like does not roll on the desk, and the danger associated with falling from the desk can be avoided. In addition, since the cutting blade 2d is formed so that the cross section of the holding portion 41 has a substantially hexagonal shape, it does not roll to the left or right at the time of mounting. Not provided.
[0049]
As described above, the present invention has been described with reference to the preferred embodiments. However, the present invention is not limited to these embodiments, and various improvements can be made without departing from the gist of the present invention as described below. And design changes are possible.
[0050]
That is, the shapes of the chisel bodies 6, 33, and 43 of the komaru sword 2a, the round sword 2b, and the cutting sword 2d shown in the chisel set 1 of the present embodiment are not particularly limited to those illustrated. Alternatively, any shape may be used as long as it has the concave curved surfaces 9a, 9b and the like described above and has a shape that can be easily grasped by an operator. Further, the shape of the case 3 shown in FIG. 1 is not limited to this, and it is needless to say that the shape and design may be changed as long as the case 3 can accommodate five chisels 2. I do not care.
[0051]
【The invention's effect】
As described above, the chisel of the present invention is formed with a grip portion capable of appropriately gripping in consideration of the type, application, and method of use (direction in which force is applied) of each cutting edge. ing. Therefore, when using the chisel, the operator can grip the chisel in a natural state without forcing the operator to grip the extra force. Therefore, the user does not feel tired during use. Further, since the chisel can be stably gripped, the possibility of injury or the like is reduced, and it is particularly suitable for use by children such as elementary school students.
[0052]
In addition, the chisel set of the present invention includes chisel (Komaru, triangular, round, cut-out, and flat swords) having a shape suitable for the various grips described above. Is housed in For this reason, the operator can appropriately select a chisel corresponding to the operation and use, and perform the operation with an appropriate grip.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing a configuration of a chisel set of the present embodiment.
2A is a plan view, FIG. 2B is a front view, and FIG. 2C is an explanatory view showing a mounted state.
3A is a plan view, FIG. 3B is a front view, and FIG. 3C is an explanatory view showing a mounted state.
FIGS. 4A and 4B are a plan view and a front view showing a configuration of a cutting knife; FIGS.
FIG. 5 is an explanatory diagram showing an example of gripping a Komaru sword.
FIG. 6 is an explanatory view showing an example of gripping a cutting knife.
FIG. 7 is an explanatory diagram showing an example of the configuration of a conventional chisel set.
[Explanation of symbols]
1 chisel set
2 chisel
2a Komaru sword (chisel)
2b round sword (engraving sword)
2c Triangular sword (sculpture)
2d cutting sword (sculpture)
2e) Flat sword (sculpture)
3 cases
4,31,41 gripper
5,32,42 handle
6,33,43 Sculpture body
7 Blade mounting part
8 Small round blade (blade)
9a, 9b concave curved surface
9c Second concave curved surface
10a, 10b clamping section
11 Top
12 Top part
15 holes (non-slip means)
17 Mounting part (rolling prevention means)
19 Second mounting part (rolling prevention means)
21 Triangular blade (blade)
34 Round blade (blade)
35 Flat blade (blade)
44 Cutting blade (blade)
45a, 45b concave curved surface (third concave curved surface)
46 Holding part (second holding part)
47 Upper support
48 groove (slip means)
IF index finger
L1, L2 Length of gripping part
LF middle finger
R finger pad
TF thumb

Claims

Thumb, index finger, and a grip portion gripped by the middle finger, and a chisel body having a handle portion extending from one end of the grip portion,
A blade portion attached to a blade mounting portion provided at the other end of the grip portion,
The grip is
A chisel comprising a pair of holding portions having a concave curved surface formed in accordance with the shapes of the thumb and the forefinger's finger pad, and having a substantially inverted triangular cross section.

The grip is
The chisel according to claim 1, further comprising an upper surface having a second concave curved surface formed by connecting upper ends of the pair of holding portions to each other and curving downward in a concave shape. .

The said blade part attached to the said blade attachment part is comprised as a small round sword or triangular sword which applied any one of a small round blade and a triangular blade, The Claims 1 or 2 characterized by the above-mentioned. Chisel.

The blade portion attached to the blade mounting portion is configured as a round sword or a flat sword to which one of a round blade and a flat blade is applied,
The length of the grip is
The chisel according to claim 3, wherein the chisel is formed to be longer than the Komaru and the triangular sword.

At least one of the grip portion and the handle portion,
The chisel according to any one of claims 1 to 4, further comprising a rolling preventing means for preventing rolling at the time of placing.

Thumb, index finger, and a grip portion gripped by the middle finger, and a chisel body having a handle portion extending from one end of the grip portion,
A cutting blade attached to a blade mounting part provided at the other end of the grip part,
The grip is
A pair of holding portions having a concave curved surface formed according to the shape of the finger pad of the thumb and middle finger,
Having an upper support portion pressed and supported by the forefinger from above,
A chisel that is configured as a cut-out sword.

The grip is
The chisel according to any one of claims 1 to 6, further comprising a non-slip means.

A chisel having a grip portion to be gripped by the thumb, the index finger and the middle finger, a handle extending from one end of the grip portion, and a blade attachment portion provided at the other end of the grip portion; A chisel having a small blade portion, a small round blade, a triangular blade, a round blade, a flat blade, and a cutting blade each applied to the blade portion,
A chisel set comprising a chisel case for accommodating a plurality of said chisels,
The chisel is
The grip portion includes a pair of holding portions having a concave curved surface formed in accordance with the shapes of the finger pads of the thumb and the index finger, and is formed to have a substantially inverted triangular cross section. And a Komaru sword and a triangular sword configured by applying the triangular blade, respectively,
A round sword and a flat sword, wherein the gripping portion is formed to be extended as compared with the small round sword and the triangular sword, and configured by applying the round blade and the flat blade to the blade portion, respectively;
A pair of second holding portions having a third concave curved surface formed in accordance with the shape of the finger pad of the thumb and middle finger, and an upper support portion that is pressed and supported by the index finger from above, and And a cutting blade configured by applying the cutting blade to the blade portion.