JP2004321404A - Ball for ball game, and its manufacturing method - Google Patents

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JP2004321404A
JP2004321404A JP2003118719A JP2003118719A JP2004321404A JP 2004321404 A JP2004321404 A JP 2004321404A JP 2003118719 A JP2003118719 A JP 2003118719A JP 2003118719 A JP2003118719 A JP 2003118719A JP 2004321404 A JP2004321404 A JP 2004321404A
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ball
carcass
polymer
adhesive
group
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Japanese (ja)
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Zenjiro Shiozu
善治郎 潮津
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SHIOTSU KK
Nogawa Chemical Co Ltd
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SHIOTSU KK
Nogawa Chemical Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a ball for a ball game which solves a trouble accompanying the use of a conventional solvent volatile type adhesive, and its manufacturing method. <P>SOLUTION: A reinforcing layer is formed by evenly winding a nylon yarn or a polyester yarn on the surface of a rubber blaster, and a carcass 1 is formed by fixing the yarn of the reinforcing layer with a natural rubber-based adhesive and vulcanize-bonded. Then, on the surface of the carcass 1, an adhesive layer 2 is formed by applying a non-solvent type reactive elastic adhesive, and a skin 3 is pasted to the carcass 1 through the adhesive layer 2. As the non-solvent type elastic adhesive, one of which the main component is a hydrolysis sylil group containing polymer is used. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、球技用ボールおよびその製造方法に係るもので、ボールの製造方法には、ステッチボールとラミネートボールの2通りあるが、本発明はラミネートボールの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サッカーやバレーボールなどの球技において使用されるボール(球技用ボール)は、一般的には、次の手順で作成されている。即ち、最初に、ゴム製で真円の球形チューブであるゴムブラスターつまり空気袋を作る。次いで、ゴムブラスターの表面の寸法安定性を図ると共に強度を向上させるために、このゴムブラスターの表面にナイロン糸やポリエステル糸などを均一に巻き付けて補強層を形成し、さらに補強層の巻き付けた糸が解けないように、例えば天然ゴム系接着剤で糸を固着させ且つ加硫接着することで、カーカスと称されるボール体を作る。そして、このカーカスの表面に、表皮を貼り合わせている。
【0003】
従来技術において、カーカス表面に表皮を接着する場合に、天然ゴム系あるいはクロロプレン系の溶剤揮散型接着剤が使用されている(例えば、特開平06−047109号参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−047109号、第3頁
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の球技用ボールの場合、カーカスと表皮との接着に溶剤揮散型の接着剤を使用していることから、接着工程およびその後工程において、接着剤中の揮散成分が大気中に放出される。そして、この揮散成分は、一般的に臭気の人体に有害なものであることから、作業環境を悪くする一因となる。また、この種の揮散成分は通常は引火性であることから、火災の発生の危険性もあり、このため、この種の火災発生の防止のための措置を採るなどの手間が必要であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究した所、従来の溶剤揮散型に代えて、加水分解性シリル基を含有するポリマーを主成分とする無溶剤型弾性接着剤を使用することで、上記の課題を解決できることを知得し、本発明を完成した。即ち、本発明によれば、カーカスと、前記カーカスの表面に接着された表皮とを有してなる球技用ボールであって、前記カーカスと前記表皮とが、加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とする無溶剤型弾性接着剤により接着されていることを特徴とする球技用ボールが得られる。さらに本発明によれば、ゴムブラスター上に補強層を形成してなるカーカスの表面に表皮を接着してなる球技用ボールの製造方法において、前記表皮の接着を加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とする無溶剤型弾性接着剤により行うことを特徴とする球技用ボールの製造方法が得られる。
【0007】
ここで、接着層を溶剤揮散型から無溶剤型に変える手法としては、水性エマルジョン、ホットメルトあるいはエポキシ樹脂系などの接着剤を使用することが考えられる。しかしながら、これらの接着剤は次のような欠点がある。すなわち、水性エマルジョンの場合、火炎の危険性はないが、水を媒体としていることから乾燥時間や加熱を必要とし、またエマルジョンの廃液の処理が必要となるなどの欠点がある。またホットメルトの場合、作業性に優れているが、加熱装置が必要であることから、広い面積の接着が難しいなどの欠点がある。さらに、エポキシ樹脂系の場合、無溶剤ではあるが、2液性であることから作業性が劣り、また初期粘着もなく且つ接着性も弱いことから、ボールの表皮の接着の用途に使用する接着剤としては使用不可能である。
【0008】
一方、本発明のように、加水分解性シリル基を含有するポリマーを主成分とする接着剤を使用することで、上記の他の無溶剤型の接着剤のような欠点がなく、また既存の設備と作業条件を変えることなしに球技用ボールを製造できる。
【0009】
本発明において使用する加水分解性シリル基ポリマーとは、湿気や架橋剤の存在下において、必要に応じて触媒等を使用することで、縮合反応を起こすポリマーを意味する。このポリマーとして、より具体的には、主鎖がポリオキシプリピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマー、商品名サイリルSAT400「鐘淵化学工業(株)製」、および、主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーと、主鎖がポリメタアクリル酸エステルの共重合体で分子中にジメトキシシリル基を有するポリマーとの混合物、商品名サイリルMA440「鐘淵化学工業(株)製」が挙げられるが、これらに限るものではない。
【0010】
そして、本発明の無溶剤型弾性接着剤は、上記の加水分解性シリル基含有ポリマー(A成分)に、通常使用される各種の可塑剤(B成分)、充填剤(C成分)、および添加剤(D成分)などを、本発明の目的を損なわない範囲で適宜配合した組成を有して構成することができる。
【0011】
上記のB成分として、具体的には、フタル酸ジアルキル(例えば、ジイソデシルフタレート、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート等)、アジピン酸ジアルキル(例えば、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル等)、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。
【0012】
上記のC成分として、具体的には、炭酸カルシウム、酸化チタン、脂肪酸処理炭酸カルシウム、クレー、タルク、酸化亜鉛、カオリン、シリカ、ケイ酸アルミニウム、シラスバルーン等が挙げられる。
【0013】
上記のD成分としては、具体的には、例えば次のものが挙げられる。適量の有機スズ化合物の硬化触媒(例えば、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズジマレート、ジブチルスズフタレート、オクチル酸第一スズ、ジブチルスズメチキシド、ジブチルスズジアセチルアセテート、ジブチルスズジパーサテート等)と有機チタネート化合物の硬化触媒(例えば、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチアネート、トリエタノールアミンチタネート等)。光安定剤(例えば、ヒンダードアミン、ヒンダートフェノール、ベンザトリアゾール等)。接着付与剤(例えば、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシランのアミノアルコキシシラン等)。脱水剤(例えば、メチルトリメトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン等のアルコシシラン)。その他、酸化防止剤、紫外線吸収剤、有機顔料などが挙げられる。
【0014】
本発明の無溶剤型弾性接着剤の形態は、一液および二液が可能であるが、作業性を考慮すると、一液が好ましい。接着剤の塗布方法は、ハケ、ヘラ、ロールコートなどの公知の方法が使用可能である。
【0015】
本発明の無溶剤型弾性接着剤、例えば一液無溶剤反応弾性接着剤の製造方法においては、湿気の影響を極力抑えるために、従来から使用されている例えば真空下で製造するなどの公知の方法に従えば良い。具体的には、バッチ式2軸混練ミキサーなどを用い、ポリマー、充填剤、可塑剤、各種添加剤を混合し、真空下で加熱し、脱水後に、触媒などを添加し、混合、脱泡することで、目的の組成物を製造する。
【0016】
また、本発明の球技用ボールの製造方法において、ボールの表皮(パネル)を接着するに際して、上記の無溶剤弾性接着剤を塗布することで形成される接着層を、表皮側あるいはカーカス側に設け、カーカスと表皮とを接着する方法を用いることができる。
【0017】
ボールの表皮の接着に使用する接着剤を溶剤揮散型から無溶剤弾性型に変えることで、環境にやさしく、臭気もなく、溶剤による火炎の心配もなく、作業環境が改善される、球技用ボールの表皮(パネル)の接着方法を提供できる。
【0018】
【発明の実施形態】
以下に、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
まず、本発明の組成物について説明するが、本発明の組成物は以下に説明するものだけに限定されない。
【0019】
(実施例1〜3)
表1に示したように、上記のA成分として、主鎖がポリオキシプロピレンポリマーで分子末端にジメトキシ基を有するサイリルSAT400「鐘淵化学(株)製品」、あるいは、主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーと主鎖がポリメタアクリル酸エステルの共重合体で分子中にジメトキシシリル基を有するポリマーとの混合物であるサイリルMA440「鐘淵化学工業(株)製品」を使用した。また、B成分として、ポリプロピレングリコールであるスミフェン3700「住友バイエルウレタン(株)製品」を使用した。さらに、C成分として、脂肪酸処理炭酸カルシウムである白艶華CCR−S「白石工業(株)製品」を使用した。その他、酸化防止剤として「MARK AO−50 旭電化(株)製品」を用いた。
【0020】
上記の成分AからCを加え、2軸攪拌装置(井上製作所製)を使用し、加熱・減圧下において脱水を行い、水分量を確認した後、D成分として、硬化触媒有機スズ化合物であるネオスタンU−220「日東化成(株)製品」、脱水剤としてのシランカップリング剤A−171「日本ユニカー(株)製品」、接着付与剤としてのシランカップリング剤KBM−603「信越化学工業(株)製品」を加え、室温下において約5分間減圧脱泡混合して、一液性の無溶剤反応型弾性接着剤を得た。
【0021】
【表1】

Figure 2004321404
【0022】
なお、表1において、U220は、具体的には、ジブチルスズジアセチルアセトナートである。また、A171は、具体的には、ビニルトリメトキシシランである。さらに、KBM−603は、具体的には、N−2(アミノエチル)3−アミノプロピルトリメトキシシランである。
【0023】
そして、上記の一液性の無溶剤型反応弾性接着剤を用いて、次の手順で球技用ボールを製造した。すなわち、ゴム製で真円の球形チューブであるゴムブラスターを作り、このゴムブラスターの表面にナイロン糸やポリエステル糸などを均一に巻き付けて補強層を形成し、さらに補強層の巻き付けた糸が解けないように例えば天然ゴム系接着剤で糸を固着させ且つ加硫接着することでカーカスを作る。次いで、図1に示したように、カーカス1の表面に、上記の一液性の無溶剤型反応弾性接着剤を塗布して接着層2を形成した。そして、図2に示したように、この接着層2の上に表皮3を位置させ、接着層2を介して表皮3をカーカス1の表面に貼り合わせた。
【0024】
(接着性)
上記の一液無溶剤反応型弾性接着剤組成物の比較例として、球技用ボールの接着で実績のある、天然ゴム溶剤型接着剤(ダイアボンドNo.830)を接着剤として用い、上記と同様にしてこの接着剤でカーカス表面に表皮を接着した。
【0025】
そして、上記の実施例1から3で得た本発明の接着剤を用いた場合と、上記の比較例1のように従来の接着剤で接着した場合のそれぞれについて、JIS K6854−2(はく離接着強さ試験方法)に準じて、180度はく離強さを測定した。ここで、カーカスを剛性被着材とし表皮をたわみ性被着材として測定した結果を表2に示した。
【0026】
【表2】
Figure 2004321404
【0027】
表2において、常態は室温下5日間養生後に測定したものである。また熱老化は、室温下5日間養生後に70℃でギャー式熱老化試験機内に4日間投入した後、取り出して常温に戻し測定したものである。
【0028】
表2の結果の通り、接着性能において実施例1から3の方が上回り、しかも比較例では脂肪族系および芳香族系の溶剤臭気が感じられたが、実施例1から3の場合は臭気は殆ど感じられなかった。また、実施例1から3においては特別な固定治具も必要なしに接着が可能であった。
【0029】
【発明の効果】
以上の通り、本発明に係わる球技用ボール、並びに球技用ボールの製造方法によれば、カーカスと表皮とを接着する接着剤として無溶剤型弾性接着剤を使用したことで、接着工程およびその後工程において接着剤から発生する臭気が少ないので作業環境が大幅に改善される。また従来の接着剤を使用した場合のような揮散成分による火災の心配がなく、この揮散成分による大気汚染等の問題がないので地球環境にやさしい、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる球技用ボールの製造工程の説明図である。
【図2】本発明に係わる球技用ボールの製造工程の説明図である。
【符号の説明】
1 カーカス
2 接着層
3 表皮[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ball for ball games and a method for manufacturing the ball. There are two types of ball manufacturing methods, a stitch ball and a laminated ball. The present invention relates to a method for manufacturing a laminated ball.
[0002]
[Prior art]
A ball (ball for a ball game) used in ball games such as soccer and volleyball is generally created by the following procedure. That is, first, a rubber blaster, that is, a bladder, which is a rubber and a perfect circular spherical tube, is made. Next, in order to improve the dimensional stability of the surface of the rubber blaster and improve the strength, a nylon layer or a polyester thread is uniformly wound around the surface of the rubber blaster to form a reinforcing layer, and the reinforcing layer is further wound. A ball body called a carcass is made by fixing the yarn with a natural rubber adhesive and vulcanizing to prevent the yarn from unraveling. And the skin is stuck on the surface of this carcass.
[0003]
In the prior art, when the skin is adhered to the carcass surface, a natural rubber-based or chloroprene-based solvent-evaporable adhesive is used (for example, see JP-A-06-047109).
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-06-047109, page 3
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the above-mentioned conventional ball for ball games, since the solvent-evaporating adhesive is used for the adhesion between the carcass and the epidermis, the volatile components in the adhesive are released to the air in the bonding step and the subsequent steps. Is done. And since this volatile component is generally harmful to the human body with odor, it contributes to worsening the working environment. In addition, since the volatile components of this type are usually flammable, there is a risk of fire, so it was necessary to take measures such as taking measures to prevent this type of fire. .
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has conducted intensive studies to solve the above-mentioned problems, and has found that, instead of the conventional solvent-evaporating type, a solvent-free elastic adhesive mainly containing a polymer containing a hydrolyzable silyl group is used. The inventors have found that the above-mentioned problems can be solved and completed the present invention. That is, according to the present invention, there is provided a ball for ball games having a carcass and a skin adhered to the surface of the carcass, wherein the carcass and the skin mainly comprise a hydrolyzable silyl group-containing polymer. A ball for ball game characterized by being bonded by a solventless elastic adhesive as a component is obtained. Furthermore, according to the present invention, in a method for producing a ball for ball games, in which a skin is adhered to the surface of a carcass having a reinforcing layer formed on a rubber blaster, the adhesion of the skin is mainly determined by using a hydrolyzable silyl group-containing polymer. A method for producing a ball for ball games, characterized in that the method is carried out by using a solventless elastic adhesive as a component.
[0007]
Here, as a method of changing the adhesive layer from the solvent-evaporating type to the non-solvent type, it is conceivable to use an adhesive such as an aqueous emulsion, a hot melt, or an epoxy resin. However, these adhesives have the following disadvantages. That is, in the case of an aqueous emulsion, there is no danger of a flame, but there are drawbacks such as the need for drying time and heating because water is used as a medium, and the necessity of treating the waste liquid of the emulsion. Hot melts are excellent in workability, but have drawbacks such as difficulty in bonding over a large area due to the need for a heating device. Furthermore, in the case of an epoxy resin system, although it is solventless, it is inferior in workability because it is a two-part solution, and it has no initial tackiness and poor adhesion. It cannot be used as an agent.
[0008]
On the other hand, as in the present invention, the use of an adhesive containing a polymer containing a hydrolyzable silyl group as a main component eliminates the drawbacks of the above-mentioned other non-solvent type adhesives, and also eliminates the existing problems. Balls can be manufactured without changing equipment and working conditions.
[0009]
The hydrolyzable silyl group polymer used in the present invention means a polymer that undergoes a condensation reaction by using a catalyst or the like as necessary in the presence of moisture or a crosslinking agent. More specifically, as the polymer, a polymer having a main chain of polyoxypropylene and having a dimethoxy group at a molecular terminal, a product name of Silyl SAT400 (manufactured by Kaneka Chemical Industry Co., Ltd.), and a main chain of polyoxypropylene A mixture of a polymer having a dimethoxy group at the molecular end and a polymer having a dimethoxysilyl group in the molecule as a copolymer of a polymethacrylic ester having a main chain, trade name: Silyl MA440, manufactured by Kanekachi Chemical Industry Co., Ltd. But are not limited to these.
[0010]
The solvent-free elastic adhesive of the present invention is obtained by adding various plasticizers (component (B)), fillers (component (C)), and fillers to the above-mentioned hydrolyzable silyl group-containing polymer (component (A)). It can be constituted to have a composition in which the agent (D component) and the like are appropriately compounded within a range not to impair the object of the present invention.
[0011]
As the component B, specifically, dialkyl phthalate (eg, diisodecyl phthalate, dioctyl phthalate, dibutyl phthalate, etc.), dialkyl adipate (eg, dibutyl adipate, di-n-hexyl adipate), polyethylene glycol , Polypropylene glycol and the like.
[0012]
Specific examples of the component C include calcium carbonate, titanium oxide, fatty acid-treated calcium carbonate, clay, talc, zinc oxide, kaolin, silica, aluminum silicate, and shirasu balloon.
[0013]
Specific examples of the D component include the following. An appropriate amount of a curing catalyst for an organotin compound (for example, dibutyltin dilaurate, dioctyltin dimaleate, dibutyltin phthalate, stannous octylate, dibutyltin methoxide, dibutyltin diacetylacetate, dibutyltin dipersatate, etc.) and an organic titanate compound curing catalyst ( For example, tetrabutyl titanate, tetraisopropyl thianate, triethanolamine titanate, etc.). Light stabilizers (eg, hindered amines, hindered phenols, benzatriazole, etc.). Adhesion-imparting agents (for example, N- (2-aminoethyl) 3-aminopropylmethyldimethoxysilane, 3-aminopropyltriethoxysilane, aminoalkoxysilane of 3-aminopropyltrimethoxysilane, etc.). Dehydrating agents (for example, alkoxysilanes such as methyltrimethoxysilane, tetramethoxysilane, and tetraethoxysilane). Other examples include an antioxidant, an ultraviolet absorber, and an organic pigment.
[0014]
The form of the solvent-free elastic adhesive of the present invention can be one-part or two-part, but one-part is preferable in consideration of workability. As a method for applying the adhesive, a known method such as brushing, spatula, and roll coating can be used.
[0015]
In the method for producing a solvent-free elastic adhesive of the present invention, for example, a one-component solvent-free reaction elastic adhesive, in order to minimize the influence of moisture, a conventionally used known method such as producing under vacuum is used. Just follow the method. Specifically, using a batch-type twin-screw kneading mixer or the like, a polymer, a filler, a plasticizer, and various additives are mixed, heated under vacuum, and after dehydration, a catalyst is added, mixed, and defoamed. Thereby, a target composition is produced.
[0016]
In the ball game manufacturing method of the present invention, an adhesive layer formed by applying the above-mentioned solventless elastic adhesive is provided on the skin side or the carcass side when bonding the skin (panel) of the ball. Alternatively, a method of bonding the carcass and the skin can be used.
[0017]
By changing the adhesive used for bonding the skin of the ball from the solvent-evaporating type to the solvent-free elastic type, it is environmentally friendly, has no odor, does not have to worry about fire due to solvent, and improves the working environment, ball for ball games Can be provided.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
First, the composition of the present invention will be described, but the composition of the present invention is not limited to those described below.
[0019]
(Examples 1 to 3)
As shown in Table 1, as the component A, Silyl SAT400 “manufactured by Kaneka Chemical Co., Ltd.” having a main chain of polyoxypropylene polymer and having a dimethoxy group at a molecular terminal, or a main chain of polyoxypropylene Uses Silyl MA440 “Kanebuchi Chemical Industry Co., Ltd.” which is a mixture of a polymer having a dimethoxy group at the molecular terminal and a polymer having a dimethoxysilyl group in the molecule, which is a copolymer of a polymethacrylate ester in the main chain. did. As the B component, Sumifen 3700 “product of Sumitomo Bayer Urethane Co., Ltd.” which is polypropylene glycol was used. Furthermore, as the C component, Shiraishihana CCR-S “Shiraishi Kogyo Co., Ltd.” which is a fatty acid-treated calcium carbonate was used. In addition, "MARK AO-50 Asahi Denka Co., Ltd. product" was used as an antioxidant.
[0020]
The components A to C were added, and dehydration was performed under heating and reduced pressure using a twin-screw stirrer (manufactured by Inoue Seisakusho). After confirming the water content, neostann, a curing catalyst organotin compound, was used as the D component. U-220 “Nitto Kasei Co., Ltd. product”, silane coupling agent A-171 as a dehydrating agent “Nihon Unicar Co., Ltd. product”, silane coupling agent KBM-603 as an adhesion promoter, “Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. ) Product was added thereto, and the mixture was defoamed and mixed under reduced pressure at room temperature for about 5 minutes to obtain a one-part, solvent-free, reaction-type elastic adhesive.
[0021]
[Table 1]
Figure 2004321404
[0022]
In Table 1, U220 is specifically dibutyltin diacetylacetonate. A171 is, specifically, vinyltrimethoxysilane. Further, KBM-603 is specifically N-2 (aminoethyl) 3-aminopropyltrimethoxysilane.
[0023]
A ball for ball games was produced by the following procedure using the one-component solventless reaction elastic adhesive. That is, a rubber blaster, which is a rubber and a perfect circular spherical tube, is made, a nylon layer or a polyester thread is evenly wound on the surface of the rubber blaster to form a reinforcing layer, and the reinforcing layer is not unwound. Thus, the carcass is made by fixing the yarn with a natural rubber-based adhesive and vulcanizing the yarn, for example. Next, as shown in FIG. 1, the above-mentioned one-component solventless reactive elastic adhesive was applied to the surface of the carcass 1 to form an adhesive layer 2. Then, as shown in FIG. 2, the skin 3 was positioned on the adhesive layer 2, and the skin 3 was bonded to the surface of the carcass 1 via the adhesive layer 2.
[0024]
(Adhesiveness)
As a comparative example of the one-component solvent-free reaction type elastic adhesive composition, a natural rubber solvent-type adhesive (Diabond No. 830), which has a track record in bonding ball balls, was used as an adhesive. Then, the epidermis was adhered to the carcass surface with this adhesive.
[0025]
JIS K 6854-2 (peel adhesion) for the case of using the adhesive of the present invention obtained in the above Examples 1 to 3 and the case of bonding with a conventional adhesive as in Comparative Example 1 above. 180 degree peeling strength was measured according to the above-mentioned method. Table 2 shows the results obtained by measuring the carcass as a rigid adherend and the skin as a flexible adherend.
[0026]
[Table 2]
Figure 2004321404
[0027]
In Table 2, the normal state is measured after curing at room temperature for 5 days. The heat aging was measured by putting the mixture in a gear type heat aging tester at 70 ° C. for 4 days after curing at room temperature for 5 days, taking it out and returning to normal temperature.
[0028]
As shown in Table 2, the adhesive performance of Examples 1 to 3 was higher than that of Comparative Examples, and the solvent odor of aliphatic and aromatic solvents was felt in Comparative Example. I could hardly feel it. Further, in Examples 1 to 3, bonding was possible without the need for a special fixing jig.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the ball for ball game according to the present invention, and the method for manufacturing a ball for ball game, the use of a solvent-free elastic adhesive as an adhesive for bonding the carcass and the skin, the bonding step and the subsequent steps In this case, the working environment is greatly improved because the odor generated from the adhesive is small. In addition, there is no fear of fire due to volatile components as in the case of using a conventional adhesive, and there is no problem such as air pollution due to the volatile components.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory view of a production process of a ball for ball game according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory diagram of a manufacturing process of a ball for ball game according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Carcass 2 Adhesive layer 3 Skin

Claims (7)

カーカスと、前記カーカスの表面に接着された表皮とを有してなる球技用ボールであって、
前記カーカスと前記表皮とが、加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とする無溶剤型弾性接着剤により接着されていることを特徴とする球技用ボール。
A ball for a ball game having a carcass and a skin adhered to the surface of the carcass,
A ball for ball games, wherein the carcass and the skin are adhered to each other by a solventless elastic adhesive containing a hydrolyzable silyl group-containing polymer as a main component.
前記無溶剤型弾性接着剤が、加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とし、これに可塑剤、充填剤、添加剤を加えた組成を有してなることを特徴とする請求項1記載の球技用ボール。2. The solventless elastic adhesive according to claim 1, wherein the composition comprises a hydrolyzable silyl group-containing polymer as a main component, and a plasticizer, a filler, and an additive added thereto. Ball for ball games. 前記加水分解性シリル基含有ポリマーが、主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーあるいは主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーと主鎖がポリメタアクリル酸エステルの共重合体で分子中にジメトキシシリル基を有するポリマーとの混合物であることを特徴とする請求項1または2記載の球技用ボール。The hydrolyzable silyl group-containing polymer is a polymer having a main chain of polyoxypropylene and having a dimethoxy group at a molecular terminal or a polymer having a main chain of polyoxypropylene and having a dimethoxy group at a molecular terminal and a main chain having a polymethacrylic acid ester 3. The ball for ball games according to claim 1 or 2, which is a mixture with a copolymer having a dimethoxysilyl group in a molecule. ゴムブラスター上に補強層を形成してなるカーカスの表面に表皮を接着してなる球技用ボールの製造方法において、
前記表皮の接着を加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とする無溶剤型弾性接着剤により行うことを特徴とする球技用ボールの製造方法。
In a method for producing a ball for ball game, the surface of which is adhered to the surface of a carcass formed by forming a reinforcing layer on a rubber blaster,
A method for producing a ball for ball games, wherein the bonding of the skin is performed by a solvent-free elastic adhesive containing a hydrolyzable silyl group-containing polymer as a main component.
前記無溶剤型弾性接着剤が、加水分解性シリル基含有ポリマーを主成分とし、これに可塑剤、充填剤、添加剤を加えた組成を有してなることを特徴とする請求項4記載の製造方法。The method according to claim 4, wherein the solventless elastic adhesive has a composition containing a hydrolyzable silyl group-containing polymer as a main component, a plasticizer, a filler, and an additive. Production method. 前記加水分解性シリル基含有ポリマーが、主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーあるいは主鎖がポリオキシプロピレンで分子末端にジメトキシ基を有するポリマーと主鎖がポリメタアクリル酸エステルの共重合体で分子中にジメトキシシリル基を有するポリマーとの混合物であることを特徴とする請求項4または5記載の製造方法。The hydrolyzable silyl group-containing polymer is a polymer having a main chain of polyoxypropylene and having a dimethoxy group at a molecular terminal or a polymer having a main chain of polyoxypropylene and having a dimethoxy group at a molecular terminal and a main chain having a polymethacrylic acid ester 6. The method according to claim 4, wherein the copolymer is a mixture with a polymer having a dimethoxysilyl group in the molecule. 前記無溶剤型弾性接着剤を前記カーカス表面あるいは前記表皮の裏面の少なくとも一方に塗布することで前記接着を行うことを特徴とする請求項4から6のいずれか1記載の製造方法。The method according to any one of claims 4 to 6, wherein the adhesion is performed by applying the solventless elastic adhesive to at least one of the front surface of the carcass and the back surface of the skin.
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014214265A (en) * 2013-04-26 2014-11-17 共同技研化学株式会社 Moisture-curable glue adhesive tape or sheet

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