JP2004318385A - 認証方法、情報処理システム及びプログラム - Google Patents

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Kazuhiro Katada
和廣 片田
Masanori Niisato
雅則 新里
Manabu Kimura
学 木村
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Abstract

【課題】専門分野、さらには個人に特化した専門用語を多く用い、セキュリティ確保が重要である現場で使用する、シンプルで有効な日本語入力システム。
【解決手段】操作者は使用する診療端末の記憶媒体スロットに自分の外部記憶媒体を挿入し、パスワードを入力する。診療端末は外部記憶媒体からIDを読み取り、パスワードと照合してOKであればログインを認可する。操作者が日本語変換入力すると、診療端末は個別辞書をセンタサーバの共通辞書より優先して参照し変換候補を表示する。操作者は診療端末から個別辞書を修正することができる。また、操作者は外部記憶媒体に格納されたマクロファイルを使用してマクロの実行が可能であり、マクロファイルを修正することもできる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータへの日本語入力に関する。特に、ネットワークに接続されたコンピュータにおける日本語入力に関する。また、特に、医学用語、科学技術用語、法律用語等の専門用語を多く含むような日本語の入力に関する。
【0002】
【従来の技術】
専門化が進んだ分野でコンピュータを利用する際、日本語による専門用語の入力が困難である場合が多い。こうした専門分野の一例として医療の分野がある。医療分野は独特の用語・表現など、非常に多数の専門用語が使用される分野である。また、診療科や各専門、医師個人によっても使用する用語は大きく異なる。
【0003】
医療現場のコンピュータにインストールされている日本語入力プログラム及び辞書ファイルは、標準的なものがそのまま使われていることが多いが、このような日本語入力環境では、的確な変換ができないことがままある。例えば、「脳梗塞」等で使われている「梗塞」を入力する場合を挙げて説明する。標準的な入力環境では、「こうそく」のかな入力に対する変換候補として、「高速」や「拘束」が上位に提示され、「梗塞」は下位に提示される。また、用語によっては全く提示されず、例えば、かな「こう」を漢字「梗」を変換した後、かな「そく」を漢字「塞」に変換するといった、単漢字変換の繰り返しで入力するしかないこともある。
【0004】
こうした場合であっても的確な候補を提示するため、標準的な日本語入力プログラムは単語登録の機能を備えている。この機能を用いて予め「梗塞」を明示的に登録することにより、変換候補内での優先度を上げておくことができる。また、仮に辞書ファイルの中に、かな「こうそく」の変換候補として未登録であったとしても、単語登録を行っておけば以後は「こうそく」から「梗塞」に一度に変換することができるようになる。
【0005】
しかし、標準的な日本語入力環境では、こうした登録内容は登録作業を行ったコンピュータだけに適用され、他のコンピュータには適用されない。このため、例えば、複数の診察室がある病院では、使用する端末が変わった場合、単語登録した内容が使用できないことになる。
【0006】
操作者が常に同じ日本語入力環境で作業をしたいのであれば、利用するコンピュータ全てに対して同じ登録作業を繰り返す必要がある。また、登録作業をしていないコンピュータでは、掲示される優先順位が低いことや、単漢字変換の繰り返すことを我慢しなければならない。いずれにしても、こうした時間は、操作者に対して本来の業務のための思考を中断するように強いるものであり、操作者の作業効率を悪化させる一因となっている。
【0007】
登録の手間を省くためには、日本語入力プログラムが参照すべき辞書ファイルとして、専門用語を予め収録した辞書ファイルを追加することが考えられる。また、専門用語の入力に特化した日本語入力プログラムと辞書ファイルを一括して提供することも考えられる。
【0008】
しかし、この種の辞書ファイルでは、細分化が進んだ専門分野の現場で的確な変換候補を提示するのは難しい。例えば医学辞書ソフトが市販されているが、一般的な医学用語を網羅するのみであり、専門分野・専門医個人のニーズに合わせて特化したものは存在しない。標準的な日本語入力環境と比較すれば、こうした手法は操作者の作業効率を改善してはいるものの、実質的な問題の解決には至っていない。また、使用する全コンピュータで準備をする必要がある点は全く改善されていない。
【0009】
医療分野、特に日々の診察現場では、医師が診察と並行して行わなければならない文字等の入力作業が多数発生している。例えば、カルテや指示箋の記述、オーダエントリシステムの操作・入力、紹介状の作成等がある。これらの作業を短時間に正確にこなすことが求められており、非常に過酷かつ緊張した状況の連続となっている。
【0010】
これらの作業は並行・連続して行われることが多い。つまり、診察する医師にとっては一連の思考の流れの中で行われている作業である。
【0011】
即ち、現在普及が進んでいるオーダエントリシステムへの入力にはじまり、医師が記入する紹介状や指示箋、また簡単なワープロ文書に至るまで、医師が記入する全ての情報に共通した大きな問題とは、これらの入力中断、つまり医師の診察における思考中断と時間ロスである。
【0012】
現場の医師は、併行する作業や時間の圧迫などの上、自分の意志が正確に入力出来ない、もしくは変換に多大な時間を要し、さらには一連の思考を妨げられるという多大な精神的ストレスを伴いながら仕事を行っている。
【0013】
これら本来連続した思考の流れの妨げは、引いては医療事故やその他ミスの一因となる可能性も否定し難いものと考えられる。
【0014】
このような問題は、カルテなどの患者情報をパーソナルコンピュータを介して入力・閲覧する電子カルテシステムが診察現場に導入されても基本的に変わるものではなく、もっと単純かつ手軽な入力変換を個人別・専門別に行えるツールが必要と考える。
【0015】
従来の日本語入力システムは、日本語辞書として共用辞書を読み出し専用記憶装置に格納し、使用者自身が登録して作成する個人辞書を書き込み読み出し自由な記憶装置に格納し、読み文字を入力したとき、両方の辞書を検索して変換候補語を読み出している(例えば特許文献1参照)。
【0016】
また、辞書サーバから操作者別の詳細語彙をダウンロードして格納する仮名漢詳細辞書格納部を有しているものもある(例えば特許文献2参照)。
【0017】
特許文献2に記載の技術によれば、操作者に対して、同一ドメイン内のコンピュータであれば、同一の日本語環境を提供することが出来る。しかし、ある程度規模が大きい病院では複数のドメインからなるLAN(Local Area Network)が構築されることが珍しくない。例えば外来患者の診察を行う診察室には外来ドメインに属するコンピュータが配置される一方で、入院患者を収容する病棟には病棟ドメインに属するコンピュータが配置されるような病院がある。一般的なオフィスでの利用形態と異なり、大病院のコンピュータはいずれも複数の操作者が利用することが前提にある。医師が午前中に外来ドメインのコンピュータを利用した後、午後に病棟ドメインのコンピュータを利用するといった光景は日常的に見られる。
【0018】
このように、操作者が異なるドメインに属するコンピュータを利用する場合、特許文献2に記載の技術によれば、各ドメインの辞書サーバ全ての辞書ファイルを同期させる必要がある点に注意されたい。
【0019】
【特許文献1】
特開平4−211863号公報(第3−6頁、図1、図6)
【0020】
【特許文献2】
特開2002−183126号公報(第5−7頁、図1)
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の日本語入力システムは、専門用語入力を簡単に行うことと、辞書ファイルの守秘性を確保することの両方を同時に満足することができなかった。
【0022】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、医療現場に代表されるような、専門分野、さらには個人に特化した専門用語を多く用い、かつ、操作者が使用する用語についての守秘性が重要である現場で使用できるような、シンプルでかつ有効な日本語入力技術を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するため、本発明は次のような日本語入力技術を提供する。
【0024】
即ち、本発明は、予め登録した操作者をコンピュータで認証する方法において、取り外し可能な記憶装置を備えるコンピュータを用いる方法であって、取り外し可能な記憶装置が操作者の識別子を記憶する段階1と、取り外し可能な記憶装置をコンピュータに接続する段階2と、コンピュータの入力装置を用いて予め定められたデータ甲を入力するように、コンピュータが操作者に対して促す段階3と、データ甲及び識別子の両方を参照して、操作者が登録された者であるか否かを判定する電子的な処理を実行する段階4とを含むことを特徴とする認証方法を提供する。ここで、取り外し可能な記憶装置としては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、USBメモリ等がある。また、入力装置の代表例はキーボードである。
【0025】
この認証方法において、段階1にて、取り外し可能な記憶装置は、コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、段階4で操作者が登録された者であると判定された場合に限り、データ乙へのアクセスを許可する段階5を更に含むこととしてもよい。
【0026】
この認証方法において、データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることとしてもよい。この場合、データ乙は、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置であって、コンピュータがアクセス可能な記憶装置に格納されていることとしてもよいし、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むこととしてもよい。
【0027】
この認証方法において、データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることとしてもよい。
【0028】
この認証方法において、データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることとしてもよい。
【0029】
この認証方法において、取り外し可能な記憶装置は、接続されたコンピュータからデータ甲を受信する手段と、データ甲と識別子とを比較する手段とを備え、段階4の電子的な処理は、取り外し可能な記憶装置にて実行されることとしてもよい。この場合、取り外し可能な記憶装置は、記憶媒体の他に、電子的な処理を実行する処理装置を備えることとなる。
【0030】
また、本発明は、一乃至ネットワークを構成する複数のコンピュータからなる情報処理システムにおいて、操作する者の認証を行う情報処理システムであって、認証しようとする操作者毎に割り当てられ、操作者毎に異なる識別子を記憶した取り外し可能な記憶装置を備え、操作者を認証する際に、入力装置から入力されたデータ甲と、取り外し可能な記憶装置に記憶された識別子との両方を参照することを特徴とする情報処理システムを提供する。
【0031】
この情報処理システムにおいて、取り外し可能な記憶装置は、コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、操作者を認証した場合に限り、操作者によるデータ乙へのアクセスを許可することとしてもよい。
【0032】
この情報処理システムにおいて、データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることとしてもよい。
【0033】
この情報処理システムにおいて、データ乙は、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、情報処理システムが備える記憶装置であって、取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置が格納することとしてもよい。
【0034】
この情報処理システムにおいて、データ乙は、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むこととしてもよい。
【0035】
この情報処理システムにおいて、データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることとしてもよい。
【0036】
この情報処理システムにおいて、データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることとしてもよい。
【0037】
この情報処理システムにおいて、取り外し可能な記憶装置は、接続されたコンピュータからデータ甲を受信する手段と、データ甲と識別子とを比較する比較手段とを備え、比較手段の出力に応じて認証を行うこととしてもよい。
【0038】
また、本発明は、コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、取り外し可能な記憶装置を備えるコンピュータにて実行され、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、コンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、取り外し可能な記憶装置に記憶された識別子の両方を参照して、操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含むことを特徴とするプログラムを提供する。
【0039】
また、本発明は、コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、取り外し可能な記憶装置を備えるクライアントコンピュータにネットワークを介して接続されたサーバコンピュータにて実行され、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、クライアントコンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、取り外し可能な記憶装置に記憶された識別子の両方を参照して、操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含むことを特徴とするプログラムを提供する。
【0040】
また、本発明は、コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、記憶媒体及びコンピュータを備え、他のコンピュータに接続することにより当該他のコンピュータの取り外し可能な記憶装置として用いられる装置で実行されるプログラムであって、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、クライアントコンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、取り外し可能な記憶装置に記憶された識別子の両方を参照して、操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含むことを特徴とするプログラムを提供する。
【0041】
これらのプログラムにおいて、取り外し可能な記憶装置は、コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、操作者を認証した場合に限り、操作者によるデータ乙へのアクセスを許可する処理を更に含むこととしてもよい。
【0042】
この場合、データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることとしてもよい。データ乙は、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置が格納することとしてもよいし、日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むこととしてもよい。
【0043】
このプログラムにおいて、データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることとしてもよい。
【0044】
このプログラムにおいて、データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることとしてもよい。
【0045】
更に、本発明は、上述のプログラムを記録した記録媒体や、この記録媒体を備え、プログラムに従って動作するコンピュータを提供する。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態である医療情報システム1について図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、医療情報システム1はネットワーク100で互いに接続されたノードからなる。ノードはセンタサーバ10と複数の診療端末20である。ネットワーク100は、LAN(local area network)やイントラネット等の構内ネットワークとして構成される。インターネットを使用して遠隔地にある医療機関を結ぶようにしてもよい。
【0047】
センタサーバ10は、病院や診療所等の医療機関が使用するワークステーション・サーバ等の情報処理装置であり、電子カルテシステムやオーダエントリシステム等の医療情報システムの管理を行う。センタサーバ10は、内部または外部に記憶装置11を有する。記憶装置11は、医療情報15と共通辞書16とを格納する。医療情報15は、たとえば電子カルテシステムの電子カルテデータであり、氏名、生年月日、健康保険証番号、病歴、投薬歴等を含む患者情報である。共通辞書16は、医療情報システムで共通に使用される日本語変換辞書であり、一般的な語彙を含む。医療現場で一般的に使用される専門用語を含んでいてもよい。共通辞書16はセンタサーバ10配下のどの診療端末20からも使用できる。これらのセンタサーバ10の機能は1台のサーバに含まれる必要はなく、複数のサーバに分散していてもよい。
【0048】
診療端末20は、医療機関の診療室に設置されるユーザ端末であり、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置である。診療端末20は、データを入力するためのキーボードやマウス等の入力部と、画像表示するためのCRT(cathode−ray tube)ディスプレイやLCD(liquid crystal display)等の表示部と、データを一時記憶するための記憶装置を内部または外部に有する。これらは一般のパーソナルコンピュータが有しているものであり、図示は省略する。診療端末20はさらに、記憶媒体スロット21を有する。
【0049】
記憶媒体スロット21には、外部記憶媒体30が着脱できるようになっている。外部記憶媒体30は、ID(identification number)31、個別辞書32、及び、マクロファイル33を格納する。外部記憶媒体30としては、フラッシュメモリを使用したUSB(universal serial bus)メモリが好適である。MO(magneto−optic)ディスク、リムーバブルハードディスク、フレキシブルディスク等であってもよい。外部記憶媒体30がUSBメモリであれば、診療端末20の記憶媒体スロット21としてはUSBポートが使用できる。外部記憶媒体30はセンタサーバ10配下のどの診療端末20にも装着し、使用できる。外部記憶媒体30は医療情報システム1のユーザそれぞれにひとつずつ与えられる。
【0050】
ID31は外部記憶媒体30を特定するためのユニークな識別子であり、数字・文字・記号等からなる文字列である。ID31は書き換え可能な通常のファイルであってもよいが、OSの機能等を利用してユーザからは不可視の状態にしてもよい。更に、外部記憶媒体30の個体毎にユニークなシリアル番号を割り振って、このシリアル番号を外部記憶媒体30に設けたROM領域に格納し、このシリアル番号をID31として、或いはその一部として用いることとしてもよい。
【0051】
個別辞書32は日本語入力プログラムが処理の際に参照する辞書ファイルのひとつであり、外部記憶媒体30のユーザ個人に特化した専門用語等を格納した辞書ファイルである。個別辞書32は書き換え可能なファイルであり、ユーザによる内容の編集が可能であるが、このファイルに対する編集作業は外部記憶媒体30のユーザのみに限定される。本実施の形態では個別辞書32は医療分野の専門用語を含む。
【0052】
マクロファイル33はマクロを記録したファイルである。マクロとは、操作上必須となる階層手順のショートカット機能であり、キーボードのファンクションキー等への割り当てにより、各人が設定した部分まで「操作を飛ばす」のと同時に、ショートカットした部分(操作)までの規定設定値を自動入力する機能である。例えば、診療端末30から医療情報データベース15にデータを入力する際、診療端末30の画面には多数の入力項目が表示される。この入力の順序は必ずしも一定ではなく、同一の入力画面であっても入力者によって順序はまちまちであるが、入力者個人個人の入力順序は一定であることが多い。また、特定の者が入力する特定の項目は常に一定である場合がある。ここでいうマクロは、例えば、特定のユーザに特化した入力順序やデフォルト値を規定するものである。
【0053】
次に、図2を参照して医療情報システム1の動作について説明する。
【0054】
最初、診療端末20はログインを促す画面を表示し、ログイン処理が終了するまでは診療端末20の諸機能を利用できないようにロックがかかった状態になっている。
【0055】
医療情報システム1を使用するため、専門医は診療端末20にログインを行う。このとき、専門医は使用する診療室に設置された診療端末20の記憶媒体スロット21に自分の外部記憶媒体30を装着し(ステップA1)、自分のパスワードを入力部から入力する(ステップA2)。
【0056】
診療端末20は、装着された外部記憶媒体30のID31を記憶媒体スロット21を介して読み取り(ステップA3)、読み取ったID31と入力部から入力されたパスワードとを照合して本人認証を行う(ステップA4)。診療端末20及びセンタサーバ10の少なくとも一方に、各ユーザの認証に必要な情報が予め登録されている。ステップA1〜A4により、操作者(専門医)が個別辞書(外部記憶媒体30)を所持しており、パスワードを知り得る本人であることが認証できる。
【0057】
ID31とパスワードとが合致していれば診療端末20へのログインを認可し(ステップA5)、合致しないときはログイン不可とする。診療端末20へのログインすることにより、ネットワーク100とセンタサーバ10へもログインできる。この後、認証後はセンタサーバ10の記憶装置11が格納する共通辞書16と個別辞書32の両方を使用できるようになる。
【0058】
医療情報システム1にログインした後、専門医は診察等と並行して診療端末20への情報入力(システム操作、ワープロ入力など)を行う(ステップA6)。こうした各種のデータ入力の過程で仮名漢字変換処理を行う際、診療端末20は共通辞書16及び個別辞書32の両方を参照するが、この際に診療端末20は個別辞書32を優先的に参照して変換処理を行う。
【0059】
例えば、日本語変換において「xxx」と入力した場合(ステップA7)、その候補として個別辞書32に「yy」、共通辞書16に「zz」が登録されていたとすると、まず個別辞書32を参照して(ステップA8)「yy」が表示され、次に共通辞書16を参照して(ステップA9)「zz」が表示される(ステップA10)。確定した変換結果は診療端末20上で実行されるアプリケーションプログラムや、医療情報15の更新等のためにセンタサーバ10に送信される。
【0060】
具体的例として、仮名入力「こうそく」を変換して、脳梗塞等で使われる語「梗塞」を入力する場合を考える。標準的な日本語辞書である共通辞書16だけを参照する場合、診療端末20は変換候補として「高速」「拘束」等を可能性の高い変換候補として上位に掲示する。これに対し、操作者が外部記憶媒体30を装着して認証を受けた場合、診療端末20は個別辞書32を優先的に参照し、変換候補として「梗塞」を上位に掲示する。この結果、所望の変換結果である「梗塞」を少ないキー入力数で入力することが可能になるので、漢字入力のための時間ロスを削減し、操作者の思考の中断を避けることが出来る。
【0061】
尚、認証を受けた後であれば、診療端末30は個別辞書32の内容の変更を許可(ステップA11)するが、認証前は許可しない。更に、ここで個別辞書32の内容の変更とは、操作者が意識的に操作して新たな語句を登録したり、既に登録されている内容を修正・削除したり、日本語入力プログラムが自動的に行う学習機能を反映するための変更も含まれる。
【0062】
更に、外部記憶媒体30はマクロファイル33を格納しているため、専門医はマクロファイルを実行して操作をスピードアップすることができる。このマクロファイルも認証後は診療端末30から登録・修正・削除等の内容の変更を行うことができる(ステップA12)
最後に、診療端末20での作業を終えた専門医が外部記憶媒体30を診療端末20の記憶媒体スロット21から取り外す(ステップA13)と、診療端末20は必然的に個別辞書32を参照できなくなり、共通辞書16のみが参照可能な状態に移行する。この際、その専門医のログオフ処理が自動的に実行されることとしても良い。その場合は、診療端末20はログイン待ちの状態に再び戻る。
【0063】
尚、認証は、ID31とキーボード入力の両方を参照したものだけでなく、キーボード入力のみを参照する従来の認証方式も受け付けることも可能である。従来の認証方式で認証された場合、診療端末20は、共通辞書16のみを参照した日本語入力処理を実行する。
【0064】
次に、本発明の第2の実施の形態である医療情報システム2について説明する。図3を参照して説明すると、第1の実施の形態と異なる点はセンタサーバ10の記憶装置11に共通辞書16を持たないことである。代わって、外部記憶媒体30は、ID31、個別辞書32、マクロファイル33に加えて、標準辞書34を格納している。標準辞書34は一般的な変換候補を収める辞書ファイルであり、内容としては共通辞書16に相当する。
【0065】
このため、図4に示すように、ステップA9にて共通辞書16を参照する代わりに、ステップB9にて標準辞書34を参照する。その他の点では図2を参照して説明した動作と同じである。
【0066】
医療情報システム2では、日本語入力プログラムが参照する全ての辞書ファイルが外部記憶媒体30に格納される。このため、外部記憶媒体30を使ってログインしない者は、専門用語を含まない一般的な文書でさえ、漢字を含む日本語で記述することができなくなる。結果として、第三者が無断で医療情報システム2を利用して医療情報15を初めとする重要なデータの改ざんを防ぐことが出来ることとなり、システムの運用セキュリティを高めることができる。
【0067】
さらに、例えばこの個別辞書32で「胃癌」と入力する際「ig」で変換がかかる設定にしておくなどの個別設定を行う程、高度なセキュリティが掛かることになる。
【0068】
第1及び第2の実施の形態により、外来患者を前にした日々の診察現場や専門性・特殊性の高い医療現場において、医師の思考の中断を伴わず、連続した診療情報の入力が可能となる。入力するシステム・対象は電子カルテだけでなく、オーダエントリシステム、紹介状、その他指示箋、さらにはコメント・ワープロ入力など医師がコンピュータに入力する全てが対象となる。
【0069】
実際の診察現場においてオーダエントリシステムを入力する場合を例に挙げて、本発明による日本語入力と従来の日本語入力とによる思考中断の回数と時間を以下に比較する。
【0070】
前提として、診察時に患者に対して基本、処方、病名、予約オーダをオーダシステムを利用して行うものとする。その際、(1)パーソナルコンピュータで標準的に利用されているIME(input method editor、日本語入力ソフト)が、パーソナルコンピュータ内蔵のハードディスクに格納した標準的な辞書ファイルを参照して変換する場合と、(2)本発明のように、リムーバブルメディアに格納した個別辞書ファイルを優先的に参照して変換する場合とを比較する。(a)は思考中断した回数=入力専門医にとって意図しない漢字・用語変換が行われた(初回)回数である。また、(b)診察終了までの時間=該当患者のオーダエントリ画面を立上げ、必要情報を入力し、診察終了指示(操作)を行うまでの一連の時間である。
【0071】
(1)では、(a)の入力中に漢字変換で思考中断した回数は4回であり、(b)の診察終了までの時間は約300秒であった。一方、(2)では、(a)の入力中に漢字変換で思考中断した回数は0回であり、(b)の診察終了までの時間は約180秒であった。
【0072】
漢字変換の一例としては、例えば約50文字のコメント記述で、「標準治療で癌の進行したNSCLC(非小細胞肺癌)患者に野生型p53遺伝子アデノベクターを投与した。」というコメントにおいて、(1)では約60秒を要したが、(2)では約20秒で完了し、大幅なスピード改善と思考の連続性の確保という効果が得られた。当然、文字数が増えるにつれて、この改善効果は拡大する。
【0073】
また本発明は、合わせて患者情報を扱う診療端末20へのログイン認証装置となるため、セキュリティツールとしての有効性も併せ持つ。引いては、医療過誤や情報漏洩などの抑制の一方法として有効であると考えられる。
【0074】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、当業者の通常の知識の範囲内でその変更や改良が可能であることは勿論である。
【0075】
第1および第2の実施の形態では、専門医が診療室に設置された診療端末20を使用する例を説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、診療端末20は検査室、医師の研究室、看護婦詰め所、薬局、事務室等に設置された端末でもよい。
【0076】
また、医療現場に限定されるものではない。専門用語を多く用い、セキュリティ管理が重要である分野で本発明の効果が顕著となる。たとえば、自治体、官庁、学校、金融機関、あるいは一般企業の人事部門等である。
【0077】
診療端末20の動作はコンピュータ・プログラム処理により行わせることが可能である。すなわち、記憶媒体に記録したコンピュータ・プログラムを診療端末20に読み込ませるか、あるいは、ネットワークからコンピュータ・プログラムを診療端末20に読み込ませて、第1または第2の実施の形態で説明した動作を実行させる。
【0078】
本発明の認証は、診療端末20ではなく外部記憶媒体30自身が持つようにしてもよい。この場合、診療端末20に入力されたパスワードを外部記憶媒体30がIDと照合し、診療端末20またはセンタサーバ10からの認証確認に対して、外部記憶媒体30が認証結果OKを送出することにより診療端末20またはセンタサーバ10へのログインが認可される。
【0079】
このような場合、外部記憶媒体30に相当する記憶装置40は例えば図5に示すような構成となる。図5を参照すると、記憶装置40は、インタフェース部41、記憶媒体42、ID格納部43、比較部44、制御部45からなる。インタフェース部41はコンピュータと接続するためのインタフェースである。記憶媒体42は例えばフラッシュメモリである。ID格納部43はID31を格納するメモリであり、記憶媒体42の一部を用いてもよい。比較部43は制御部44から入力されたデータとID31とを比較し、両者の一致不一致を出力する。制御部45はインタフェース部41から入力される信号に応じて、引き続いて入力されるデータを比較部43に渡す。
【0080】
記憶媒体スロット21に記憶装置40を装着すると、診療端末20は操作者に対してパスワードの入力を促す。入力されたパスワードは記憶媒体スロット21を介して記憶装置40に入力されるが、この際、この入力が記憶媒体42に記憶するためのデータではなく、認証のためのデータであることを示すコードと共に入力される。このコードを検出した制御部45は、続いて入力されるデータとID31を比較するように比較部44に対して指示する。両者が一致する場合、制御部45は診療端末20に対してその旨を通知する。診療端末20はこの通知に基づいて操作者を正規のユーザであると認証する。
【0081】
あるいは、センタサーバ10に認証テーブルを持たせ、IDとパスワードとを診療端末20からセンタサーバ10へ送信し、センタサーバ10が認証テーブルを参照して認証するようにしてもよい。
【0082】
更に、ユーザ権限に応じて認証方法を変更しても良い。例えば、認証を受ける必要がない低位のユーザ権限と、キーボード入力のみで認証を受けられる中位のユーザ権限と、キーボード入力と記憶媒体の両方が必要な高位のユーザ権限とを設定することが考えられる。この場合、より高位のユーザ権限に対してはより大きな権限が与えられることになる。
【0083】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、専門分野、さらには個人に特化した専門用語を多く用いる日本語入力が容易となり、かつ、情報に対するセキュリティが確保できるという効果がある。
【0084】
また、個人に特化したマクロの使用も容易となり、入力作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である医療情報システム1の機能ブロック図である。
【図2】医療情報システム1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態である医療情報システム2の機能ブロック図である。
【図4】医療情報システム2の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】記憶装置40の機能ブロック図である。
【符号の説明】
1、2 医療情報システム
10 センタサーバ
11 記憶装置
15 医療情報
16 共通辞書
20 診療端末
21 記憶媒体スロット
30 外部記憶媒体
31 ID
32 個別辞書
33 マクロファイル
34 標準辞書
40 記憶装置
41 インタフェース部
42 記憶媒体
43 ID格納部
44 比較部
45 制御部
100 ネットワーク

Claims (27)

  1. 予め登録した操作者をコンピュータで認証する方法において、
    取り外し可能な記憶装置を備えるコンピュータを用いる方法であって、
    前記取り外し可能な記憶装置が操作者の識別子を記憶する段階1と、
    前記取り外し可能な記憶装置を前記コンピュータに接続する段階2と、
    前記コンピュータの入力装置を用いて予め定められたデータ甲を入力するように、前記コンピュータが前記操作者に対して促す段階3と、
    前記データ甲及び前記識別子の両方を参照して、前記操作者が登録された者であるか否かを判定する電子的な処理を実行する段階4と
    を含むことを特徴とする認証方法。
  2. 請求項1に記載の認証方法において、
    前記段階1にて、前記取り外し可能な記憶装置は、前記コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、
    前記段階4で前記操作者が登録された者であると判定された場合に限り、前記データ乙へのアクセスを許可する段階5を更に含む
    ことを特徴とする認証方法。
  3. 請求項2に記載の認証方法において、前記データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることを特徴とする認証方法。
  4. 請求項3に記載の認証方法において、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、前記辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、前記取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置であって、前記コンピュータがアクセス可能な記憶装置に格納されていることを特徴とする認証方法。
  5. 請求項3に記載の認証方法において、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むことを特徴とする認証方法。
  6. 請求項2に記載の認証方法において、前記データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることを特徴とする認証方法。
  7. 請求項2に記載の認証方法において、前記データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることを特徴とする認証方法。
  8. 請求項1に記載の認証方法において、
    前記取り外し可能な記憶装置は、接続されたコンピュータから前記データ甲を受信する手段と、前記データ甲と前記識別子とを比較する手段とを備え、
    前記段階4の前記電子的な処理は、前記取り外し可能な記憶装置にて実行される
    ことを特徴とする認証方法。
  9. 一乃至ネットワークを構成する複数のコンピュータからなる情報処理システムにおいて、
    操作する者の認証を行う情報処理システムであって、
    認証しようとする操作者毎に割り当てられ、操作者毎に異なる識別子を記憶した取り外し可能な記憶装置を備え、
    操作者を認証する際に、入力装置から入力されたデータ甲と、前記取り外し可能な記憶装置に記憶された前記識別子との両方を参照する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項9に記載の情報処理システムにおいて、
    前記取り外し可能な記憶装置は、前記コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、
    前記操作者を認証した場合に限り、前記操作者による前記データ乙へのアクセスを許可する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  11. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、前記データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることを特徴とする情報処理システム。
  12. 請求項11に記載の情報処理システムにおいて、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、前記辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、前記情報処理システムが備える記憶装置であって、前記取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置が格納することを特徴とする情報処理システム。
  13. 請求項11に記載の情報処理システムにおいて、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むことを特徴とする情報処理システム。
  14. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、前記データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることを特徴とする情報処理システム。
  15. 請求項10に記載の情報処理システムにおいて、前記データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることを特徴とする情報処理システム。
  16. 請求項9に記載の情報処理システムにおいて、前記取り外し可能な記憶装置は、接続されたコンピュータから前記データ甲を受信する手段と、前記データ甲と前記識別子とを比較する比較手段とを備え、前記比較手段の出力に応じて前記認証を行うことを特徴とする情報処理システム。
  17. コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、
    取り外し可能な記憶装置を備えるコンピュータにて実行され、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、
    前記コンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、前記取り外し可能な記憶装置に記憶された前記識別子の両方を参照して、前記操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含む
    ことを特徴とするプログラム。
  18. コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、
    取り外し可能な記憶装置を備えるクライアントコンピュータにネットワークを介して接続されたサーバコンピュータにて実行され、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、
    前記クライアントコンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、前記取り外し可能な記憶装置に記憶された前記識別子の両方を参照して、前記操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含む
    ことを特徴とするプログラム。
  19. コンピュータにて実行されるプログラムにおいて、
    記憶媒体及びコンピュータを備え、他のコンピュータに接続することにより当該他のコンピュータの取り外し可能な記憶装置として用いられる装置で実行されるプログラムであって、それぞれに識別子を与えられた正規の操作者を認証するためのプログラムであって、
    前記クライアントコンピュータの入力装置から入力されたデータ甲、及び、前記取り外し可能な記憶装置に記憶された前記識別子の両方を参照して、前記操作者が正規の操作者から否かを判定する処理を含む
    ことを特徴とするプログラム。
  20. 請求項17乃至19のいずれかに記載のプログラムにおいて、
    前記取り外し可能な記憶装置は、前記コンピュータが参照するデータであって、操作者毎に生成されるデータ乙を更に記憶し、
    前記操作者を認証した場合に限り、前記操作者による前記データ乙へのアクセスを許可する処理を更に含む
    ことを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムにおいて、前記データ乙は、コンピュータにて実行される日本語入力プログラムの辞書ファイルであることを特徴とするプログラム。
  22. 請求項21に記載のプログラムにおいて、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の一部であって、前記辞書ファイル群を構成する他の辞書ファイルは、前記取り外し可能な記憶装置以外の記憶装置が格納することを特徴とするプログラム。
  23. 請求項21に記載のプログラムにおいて、前記データ乙は、前記日本語入力プログラムが参照する辞書ファイル群の全てを含むことを特徴とするプログラム。
  24. 請求項20に記載のプログラムにおいて、前記データ乙はコンピュータプログラムの操作者毎に生成される設定ファイルであることを特徴とするプログラム。
  25. 請求項20に記載のプログラムにおいて、前記データ乙は、データベース管理システムのマクロファイルであることを特徴とするプログラム。
  26. 請求項17乃至25のいずれかに記載のプログラムを記録した記録媒体。
  27. 請求項26に記載の記録媒体を備え、前記プログラムに従って動作するコンピュータ。
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