【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、個人が現代を含め未来の人々や社会に伝達したいものを最新技術を用いてシステム的に系譜的に保存し、現代以降の後世において、特定の関係者あるいは一般の希望者に閲覧可能とする世代情報の伝達保存管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
一般に、個人が未来に何かを伝えようとする場合には、現在においては、自分自身で録画・録音・あるいは何かに記載して保存し、保存している旨を関係者に伝えて置くか、遺言等の形式で残すしか方法がないのが現状である。幸い長期間品質劣化の少ないＤＶＤなどの最新の技術を用いれば、情報の記録保存には全く問題のない現代となってきている。
【０００３】
一方、この世で最も価値の有るものは、生命そのものであり、さらに、先祖から子孫に脈々とつながる生命の連続性、すなわち継続される生命実態そのものがすべての科学文明の基礎であり、最も人類が保護し、守っていかなければならないものであるといえる。このように価値あるものを崇拝し、伝えていく文化は、日々先祖を敬い、大切にする習慣のなかから自然とはぐくまれていくものであるが、現代は多世代が一緒に生活し、日常の生活の中において、先人の教えや遺産を伝えあうということが少なくなってきており、社会的システムにおいても、そのような役割を担う習慣や人々の意識、教育がすたれていっているのが現状であり、このような役割を担うものとして本発明のようなメッセージバンクの整備が要望されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
メッセージバンクに似た従来のシステムといえば、タイムカプセルがあげられる。これは、参加者が、タイムカプセルにそれぞれ情報や、品物を納め、何年後にタイムカプセルを開けるかをあらかじめ定めておくものである。その中には手紙を納めることもでき、タイムカプセルを開けてすぐにその手紙は宛名の人に手渡され、遠方であれば、郵送される。
【０００５】
このような方法であれば、タイムカプセルに参加した人は、あらかじめ定められたオープン時に参加する必要があり、好きな時に自己が納めたものを見ることができない。また、子孫はタイムカプセルに先祖が参加している等の情報をあらかじめ得ており、しかも決められた日にタイムカプセルがある場所に出向かなければ、参加することは不可能となる。
このように、現状の制度はいついかなる状況においても、確実に先祖から子孫への継承が行われるわけではない。また、このような単なる物品の保存手段では自己の生物学的、遺伝学的系統に基づいて情報が保存管理されるわけではない。従って、系統だてて確実に情報等が伝えられるシステムというものは存在しなかった。下記技術文献はイベントの開催を通知したり記録したりするものであり、各種情報を保存するシステムは多数存在するが人類の系譜を中心に情報を管理保存するシステムは現在まで存在しない。ここで系統だてて情報を保存するとは、登録者の特定において系統を検索し、同一系譜の人には同一の氏コードを付し、同一系譜として情報が同一氏コードで管理されるため、自己の同一先祖及び子孫についての保存情報の関係者として閲覧可能となり、自己の情報も同一系譜の人に提供可能となるような保存管理方法を指す。
さらに、遺骨は現在では、墓に埋葬されるのが一般的であるが、墓そのものが固定の場所であるため、なかなか墓参できないのが現状である。
そして、科学文明の発達により、骨のみでなく、人間の遺伝子も常温で保存が可能となり、継承したいものの中には遺伝子も含める必要が生じている。
このような問題点を解決するため、本発明を提案する。
【特許文献１】
特開２０００−６６７１４号「イベント通知装置及びイベント通知方法並びに記録媒体」
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明の系譜的メッセージバンクシステムは、コンピュータによる現代を含めた未来の人々や社会に伝達したい情報その他の物品を系譜的に管理保存するシステムであって、個人の系譜的特定手段と、特定の補助となる補助データの保存手段と、イメージデータ情報の保存領域を有した個人の特定とからめた保存手段と、保存物品がある場合は保存物品の関連情報の保存手段と、関係者及び／又は一般からの閲覧手段とを有したことを要旨とする。
【０００７】
本発明の系譜的メッセージバンクシステムには、さらに、保存者から指定者に対して、情報発信あるいは行事遂行手段を設けたことを要旨とする。
【０００８】
さらに、本発明の系譜的メッセージバンクシステムには、閲覧希望者が関係者かどうかをチェックするチェック機能を設け、チェックから外れる人には情報を配信しないようにプロテクトをかけたことを要旨とする。
【０００９】
本発明の配信サーバ装置は、インターネット上に情報を公開あるいは配信するサーバー装置であって、現代を含めた後世に一般に公開できる情報を系統系に保存する保存手段と、許可された閲覧者が閲覧できる閲覧手段と、配信先に応じて配信内容を管理して配信する配信管理手段を有することを要旨とする。
【００１０】
本発明の系譜的メッセージ保存管理方法は、インターネット上に情報を公開あるいは配信する方法であって、一般に公開できる情報を系譜的に保存する保存ステップと、関係者のみに公開される情報を入力する入力ステップと、入力情報を格納する格納ステップを有し、入力者には自己の情報をどのように開示して行くかの方法を選択する選択ステップと、関係者かどうかを判定する判別ステップと、関係者であれば配信内容を管理して配信する配信管理ステップを有することを要旨とする。
【００１１】
最後に本発明のプログラムは、コンピューターにより読み取り可能であり、一般に公開できる情報を系譜的に保存する保存手段と、特定関係者のみに閲覧を可能とする関係者チェック管理手段を有し、関係者には閲覧のための表示手段を有し、配信先に応じて配信内容を管理して配信する配信管理手段を有することを要旨とする。
【００１２】
【発明の実施の形態】
本発明においては、個人が希望する継承データをシステム的に系譜的に保存管理するため、まず、個人を如何に特定するかが非常に重要な要素となる。個人特定の方法としては、本発明では、１４桁コードを用いて、登録年号データ・氏データ（先頭１桁は姓の由来データ）・名前データ（最後の１桁は場所データ）をコード化している。
すなわ下記に示すように数字及び英文字を用い、例えば４桁を年号で使用し、次の１桁を生まれ落ち、養子、離婚等個人の姓の履歴表示に使用し、さらに氏（姓）で４桁を使用する、また、名の情報に４桁使用し、最後の１桁をオプション情報として使用する。そして、使用する記号は数字のみではなく、文字が使用可能である。このようにすれば、１０億通りに対応可能である。
【００１３】
【００１４】
２００３年に登録された生まれたときの姓である伊藤（１２１２）を氏として有し、名前が靖男（２０００）であって、東京都（Ａ）に住んでいる。
【００１５】
ここで、さらに工夫しているのは、上記以外にさらに補助データを設け、母親側の情報あるいは父親側の情報が検索できるようにしている。
具体的には、申込時に以下のようなデータを記入してもらう。
【００１６】
そして、これらの情報から新規登録する人の姓の流れを確定する。
同一系譜の姓は同じ番号分類をし、基本的には子供と親という関係の遺伝子学的又は法的な親子関係の延長による伝達を行うものとする。
【００１７】
すなわち、本システムは、現在の社会にあって、家族のあり方が今後どのように変化しようとも、個人がこの世に存在するという意味において、父親、母親が不可欠であり、家族のきずなを意識する上において、家族及び個人の物及び情報の伝達継承を目的とするものであるため、婚姻制度によって同一世帯となった男女は、どちらの系列も検索可能とすることが必要となる。ここで検索は先祖の方向にも、子孫の方向にも可能とする。そして本システムに特徴的な点としては、系譜的な個人の特定と、それに絡めた情報の保存を行っている点であり、例えば、上記伊藤靖男と同一系譜（生物学的、遺伝学的系譜を意味する）の人である子供や孫を登録する場合は同一系譜が確認できるよう氏コードを同一としている。これは伊藤姓であれば、同一コードを付しているのではなく、伊藤姓でも全く系譜の異なる人には、氏コード「１２１２」は付さないようにしている。４桁の氏コードが同じであれば、同一系譜であることがわかるようになっている。これは、婚姻により伊藤姓から婚家の姓に変わった娘にも同じ氏コード「１２１２」が付られる。
さらに、以下の実施例に述べるオープンデータについては、自由にどこからでも、誰からでも検索できるようになっている。
次に、本システムで重要なことは、登録者の後世に伝達すべきメッセージが保存可能ということであり、臓器提供意思、遺伝子提供意思、献血意思、遺産目録、自己の血縁リスト、遺産配分の意思、葬儀の希望形式、葬儀後の希望法事、愛用品等の処分方法等その他個人が保存を希望するすべてのものを保存するのに適しているであろう。
【００１８】
さらに、本システムの利用方法であるが、子孫が一方的にアクセスするのも方法であるが、登録者側で、一定時期に子孫にメールや郵便等の方法で、登録者からのメッセージとして発することも可能である。さらに、このとき発信方法としては、郵便、Ｅ−ｍａｉｌ、電話、ＦＡＸ、電報等の方法が考えられ、時期的には毎年、３年置き、５年置き１０年置き、あるいは、長男の入学時、中学進学時、高校進学時、大学進学時、成人時等が考えられる。自分が自由に希望する日時・形式等を自由に選定できる。さらに自己の情報の保存の時間的隔離方法としても、５年置きに分けて保存する等の調整も可能であり、遺言等の保存は年に１回等の制限を設け、自由に書き換え可能としても良い。
毎年、命日になれば、亡くなった人よりメッセージが届くというのも残された者にとっては、非常に価値あるものと推測され、受け取った家族は懐かしい思いを胸に抱くことができる。
なお、本システムにあっては、長くシステムが維持管理される必要から年会費制度あるいは利用料徴収制度さらには財団による管理等が適していると考える。
【００１９】
【実施例１】
本発明の第１の実施例を図１から図３を参照しながら説明する。
本実施例は、個人が自己の子孫にメッセージその他の物を伝えたい場合のシステムを説明する。図１は、本システムにおける情報保存領域の概念説明図、図２は本システムのネットワークシステム構成図、図３は本システムにおける新規情報の登録の流れを説明するフロー図である。
【００２０】
まず、本システムは図２に示すように、全国を高速回線網でつないで実施され、関係者はどこからでも情報を発信できる。現実に使用される端末は、一般的なパソコン画面及び本体あるいはＴＶモニターを表示画面とし、高速回線と接続されている構成となる。
図１は、メッセージ保存のための登録領域を示す。
（１）は個人特定のための特定コード全体、（２）は登録年コード、（３’）は氏（姓）の履歴コード、（３）は氏データに基づく氏コード、（４）は名前データに基づく名前コード、（４’）は場所コードである。まず、本システムを利用しようとする者は、図３で示すフロー図に従って本システム内容を決定して行く。
すなわち、まず本システムに申し込みを行う（Ｓ１０１）。すると１４桁の個人特定コードが付与される（Ｓ１０３）のだが、この個人特定コードの付与のために、まず、既登録者との関係の検索作業（系譜検索）が自動的に行われる。
【００２１】
その方法は、どのようなものでもかまわないが、例えば、「００１４」で記載した様に、姓、名、生年月日等で姓の流れを特定し氏コードを特定し、その氏コードで検索する。同一の登録者が居り、その数が少なければ画面上に氏名が表示され（Ｓ５）、本人が画面上で確認できるようになる。数が多ければ、さらに、登録者の場所コード（４’）あるいは父方の情報（５）又は母方の情報（６）等の補助コードで検索され、同一の情報がある登録者を表示させる。それらの登録者の中で先祖に該当する人があれば、その人の氏コードと同一の氏コードを新規登録者のコード（場所コード４’と氏コード３）とする。逆に氏コードで検索し全く同一者がいなければ、補足的に登録者の親戚の人々の氏コードの入力を要求し（Ｓ４）、その検索の結果、親戚がいないかどうか確認作業が行えるようなシステムとなっている。なお、この系統検索機能は、新規登録者が現れた場合のみではなく、実施例２におけるシステムにおいて、無縁仏が発生したような場合にも、縁者を検索する方法として利用可能となっている。
【００２２】
この特定用のコードの構成は図１の（１）のようになっており、登録時の年号をコード化した年号コード（２）、氏（姓）の履歴コード（３’）、氏によるコード（３）、名前（姓名の名）によるコード（４）、場所をコード化した場所コード（４’）から構成されている。例えば、「○○△△」という名前の人が東京に現在住んでいるとする。この人の場所コードは、登録場所が東京であるため、東京の場所コードである「Ａ」の１桁がコード番号の最後となり、次に「○○」という姓より対応するコード「１０２２」が氏コードとなる。さらに名前が「△△」であるため対応コード「４０６５」がふられる。そしてこの姓コードの先頭（３’）には生家を表す記号（たとえば実家姓１、婚姻姓２、養子姓３、離婚による復姓４等）がふられ、この人のコードは「２００３１１０２２４０６５Ａ」となる。
【００２３】
さらに、これだけの情報で個人の特定は困難であるため、父方の情報（５）や母方の情報（６）も補助データとして登録可能としている。
検索する場合は、これらのコードおよび補助データより検索を行う。
情報を保存する領域は（８）に示すように、本実施例では３つの保存領域を設けている。
【００２４】
この３つの領域の使用方法は登録者が決定する。例えば登録者の若いころの情報、１０年後の情報、さらに、最近の情報というように使い分けると、時を違えて、何年かおきに保存するということが可能となる。このようにすると、登録人の健康状態の変化、あるいは思考の変化を保存できるかも知れない。このように各領域は同時にメッセージを保存しなければならないわけではない。さらに、妻が１人息子が２人いる人であれば、３つの領域をそれぞれの家族に対するメッセージとして使用することも可能であるし、あるいは、１つは家族へのメッセージ、２つ目は親戚へのメッセージ、最後は趣味の仲間へのメッセージという風に使い分けてもよい。
登録人は、どの情報をオープンにするかを選択することができ、上記例でいえば、家族、親戚へのメッセージを関係者以外には非オープンにし、趣味の仲間へのメッセージをオープンにする等の方法が考えられる。
【００２５】
さらに、メッセージには映像や文字・音のみではなく、納骨データ（１１）・遺伝子データ（１２）・遺言データ（１３）・オープンデータ（１４）等も添付することができ、自分の墓がどこにあるのか、交通手段、慰霊希望等、あるいは遺伝子の保存もどこで行っているか等の寄託機関名を記載あるいは、将来的に電子データの形で遺伝子が保存されるようになるとするとその遺伝子データバンク番号等を保存可能である。さらに、誰でも、いつでもアクセス可能なようなオープンデータ領域も設けても良い。
本システムは、子孫が一方的に閲覧しても良いし、寺院や自宅等で法事を行う場合には、親戚へのオープンデータを公開するようにしても良い。さらに、登録者から情報を発信することを選択する場合は、メッセージ発信方法の記載欄（１５）に、どのような時期にどのような方法でどのデータを発信するのかを登録すれば、自動的に発信される。
また、本システムは１つの領域を個人で確保する場合のみでなく、法人や家族あるいは１つの系譜で所有し、順次代が変われば新たな情報を追加保存するということでも良い。この場合は先祖の保存データは整理して補足データの部分に転記しても良い。
【００２６】
このようなシステムを利用した９８歳の女性の実例を記載する。
今から１００年後の社会において、閲覧者（登録者と一定の関係がある）である９８歳の女性（今少し、寂しい感がある）が先祖のメッセージを見たとする。１つ目のデータには、自分の母親が４歳のかわいい女の子で入園式で両親と一緒に手をつないで、嬉しそうにはしゃいでいる光景がある。そして２つ目のデータにはその３０年後母は３４歳で実家で両親と共に楽しそうに小さいかわいい女の子に服を着せている、子供の名前を母親の両親が「さゆりちゃん」「さゆりちゃん」と呼んでお菓子をあげようとしている。女の子は祖父に抱かれており、３０年前の母親にそっくりであった。その女の子は映像から大変みんなから大切にかわいがられていることがわかる。そのメッセージの中に映っているのは閲覧者本人であった。少し気分が和らいだ。このメッセージは祖父からのものだ。このメッセージのサブデータから祖父の親のメッセージへと進む。もっと自分の関係者の顔やメッセージを見たくなった。名前も知らないが、この人達がいたから今の自分が存在するのだと思うと親近感が沸いた。そしてその父母、相手方の親のメッセージを見終わるころ閲覧者は生き生きとしていた。このように本システムは先祖からのメッセージを未来の子孫が受け取ることが可能となり、命の伝達を感じることで、豊かな人間社会の絆となる。
【実施例２】
本発明の第２の実施例を図２を参照しながら説明する。
本実施例は、主にネットワークを利用したメッセージバンクの実施例について説明する。特にインターネットを利用し、全国の公民館等をメッセージバンクの拠点とした実施例を説明し、情報を配信する場合の情報管理システムについて、特に情報のチェックシステムの点を中心に説明する。
【００２７】
図２は、本システムの管理機構の概略説明図である。図において、（２０）はメッセージバンク、（２１）は全国に網羅的にある公民館等の公的集会所である。公民館（２１）とメッセージバンク（２０）とは図に示すように、全国規模の高速回線で結んだシステムでつながれ、会員への映像サービスを実施する。各ステーションは会員よりデーターベース利用、すなわち映像データーベースによる先祖対面を申し込まれると、自己の所属するステーション内であれば、ローカルで検索し、提供する。他ステーション管内の場合は、キーステーションへアクセスして、マスターデータファイルを検索して情報を取り出す。
【００２８】
キーステーションは、会員のデーターベース管理、映像情報の登録、アクセスチャージ等料金管理、他会員への利用促進等の営業サービスを含め綜合管理を行う。
多地点間装置を使うと各ステーションを同時に接続して、一定の場所よりの講演等を全国へ一斉同報することができるようになっている。
このシステムを寺院や教会等、一般に先祖の供養を行う施設に応用することも可能となる。納骨や葬儀を執り行うのは教会・寺院であるため、本システムの運営環境としては教会・寺院を窓口にする方法が考えられる。宗教施設は全国にあり、個人が種々の事情で住居を移転しても、近くの施設に出向くことは比較的容易で実現可能である。施設側も無縁仏の増加に悩んでいるのが最近の状態であるため、このようなシステムであると、血縁関係が機械的にも検索可能となり便利である。
なお、情報のチェック機能としては、一般的なセキュリティ照合システムを用いて、たとえばＩＣ、カード、身分証明書、遺伝子等の時代に合わせて可能なセキュリティーシステム、チェックシステムを使用する。
あわせて、本システムでは、登録時に「００１４」に記載の種々のデータを要求しているため、メッセージの閲覧権利者の確認にはＩＤＮｏ．又は申し込み時に記入したデータの例えば７割以上答えられた人を権利者と認めるようなセキュリティの方法も可能となる。
【００２９】
さらに、一方的に子孫が先祖の登録内容を検索するのみではなく、会員に向けて講演等の配信も可能となるため、会員全体への情報配信にも寄与するシステムとなっている。また、例えば親戚等で行う法事を例に挙げると、故人Ａの法事を親戚の多い大阪で行い、東京に在住で法事の時間に大阪に行くことができない親戚は東京で法事の状況を画面で見ることができ、その場でお焼香も可能であるし、弔辞を画面を通して大阪の会場に届けることも可能である。さらに、時間をずらせて法事の模様を見たい人にもすべてがデジタル保存されているため、十分に後で見ることが可能となる。
【００３０】
【実施例３】
本発明の第３の実施例を説明する。
本実施例は、メッセージ登録者が未来社会における講演・セミナー・コミュニケーションを図りたい場合の本システムの利用方法を説明する。メッセージ登録者が自分の子孫又は関係者ではなく、未来の社会及び人々に伝えたいことがある場合に、一般公開メッセージとして登録する。内容はその人個人が伝えたいことであれば、どのような内容でも良い。例えば、その登録者が未来社会、人類のために環境問題解決に取り組んでいるが、現時点では理解されないが、今、自分は未来社会のために、このような研究活動をしているんだというメッセージを保存し、未来社会において人々にメッセージを伝達し、自分の考えや活動内容についてセミナーを開き未来の社会や人々により良い刺激を与えることができる。
【実施例４】
本発明の第４の実施例を説明する。
本実施例は、主にネットワークを利用したメッセージバンクの現在の情報発信例について説明する。特にインターネットを利用し、結婚希望・文通希望・同好会のメンバーを募るオープンあるいは半オープン情報発信に利用する実施例を示す。
【００３１】
独身のＢが結婚相手を募集するのに、本システムを利用するとする。Ｂは自己の全身写真を領域▲１▼に保存し、自己の拡大顔写真を領域▲２▼に保存し、プロフィールをオープンデータの（１４）に保存し、全くの一般公開の意思で登録したとしよう。
このデータは登録後すぐに公開され、このようなオープンデータを検索した人がこの女性と見合いをしたいと考えれば、残された領域▲３▼に本人の顔写真を保存し、メッセージ発信方法（１５）のところにＢ宛に自分のメッセージが発信されるように登録を行う。このようにすることで、Ｂは連絡を受け取りデータにアクセスすることで申し込み者のプロフィールを知ることができる。
【００３２】
本システムは、このように、メッセージを発信したい人が自己の望む方法でメッセージを発信できるものであって、種々の用途に利用可能である。
また、オープンデータ部分と非公開部分選択を可能としたことで、オープン部分は、あらゆる関連サイトと連結可能で、社会的にも有用なデータバンクとなる。
【００３３】
例えば、検体や臓器提供の意思、あるいは将来的に遺伝子や凍結保存細胞の利用が可能となった場合に、自己の遺伝子や凍結保存細胞を利用可能という意思を有していれば、それらの情報は遺伝子バンク等に連結され、医学的に必要な状況においては、利用可能となる。現代行われている遺族の意思ではなく、生前の本人の意思が得られている最も好ましい形の承諾が存在することになる。
【００３４】
【発明の効果】
本発明によれば、現代を含む後世に残したいあるいは発信したいメッセージが保存可能であり、一般公開用データはいつでもどこからでも誰からでもアクセス可能であり、非公開データは関係者のみアクセス可能となっている。
登録者の特定に工夫を用いているため、主に個人の系譜が把握しやすいデータ構成となっている。
本システムは未来の生命に対するメッセージの伝達を基本とするが結果において新しい先祖の供養の方法でもある。顔も知らないが同じ氏（姓）の流れの番号をもつ人の関係者が１人でも本システムを利用する限り、データはいつでも閲覧できる状態で保存されていることを特徴とする。
従来個人が亡くなると、余程子孫への伝達がしっかりしていないと、多くの情報は消失してしまい、寺院等でもデータは消失されてしまうことが多いが、本システムを利用すると、そのような心配がなく、システム全体としては、人類全体の遺産として保存されるので、データ保存の意味からも非常に好ましいシステムと考えられる。
【００３５】
また、このシステムの登録者としての地位を贈与の対象とすることも可能で、子孫が一人生まれると、その子用の領域を確保して、代々伝えて行くことも可能となろう。
本システムは従来なかった画期的なシステムであり、各種の社会的データバンクとの結合も可能であり、忙しい現代人が忘れかけている先祖あるいは人類が代々語り次いできた貴重な情報を含めた財産の保存利用を広範囲に可能とする。そして、その結果、他地域からの参拝も可能となり、自己の子孫へのメッセージの発信が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図１】本システムにおける情報保存領域の概略説明図である。本システムにおける新規情報の登録の流れを説明するフロー図である。
【図２】本システムにおけるネットワークシステム構成図である。
【図３】本システムにおける新規情報の登録の流れを説明するフロー図である。
【符号の説明】
１ ……個人特定コ−ド
２ ……登録年号コード
３ ……氏コード
４ ……名前コード
５ ……父方情報
６ ……母方情報
７ ……情報保存領域
１１……納骨データ
１２……遺伝子データ
１３……遺言データ
１４……オープンデータ
１５……メッセージ発信方法の記載欄
２０……メッセージバンク
２１……施設（個人）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention mainly uses the latest technology to systematically preserve what individuals want to communicate to the future people and society, including the present day, and to make it possible for specific interested parties or general The present invention relates to a transmission and storage management system for generation information that can be browsed by a user.
[0002]
[Prior art]
In general, if an individual intends to tell something in the future, at the present time, record and record it on his / her own, save it, and tell the relevant person that he / she is saving it. At present, there is no alternative but to leave it in the form of a will, etc. Fortunately, using the latest technology such as DVD with little deterioration in quality for a long time, there is no problem in recording and storing information.
[0003]
On the other hand, the most valuable thing in this world is life itself, and furthermore, the continuity of life connected from ancestors to descendants, that is, the actual state of life itself is the basis of all scientific civilizations, It must be protected and protected. In this way, the culture of worshiping and communicating valuable things is something that is nurtured by nature from the habit of respecting and cherishing ancestors every day, but in the modern age, many generations live together, It is becoming less common to communicate the teachings and heritage of the predecessors in the life of the people, and in the social system, the habits, consciousness and education of such roles are decreasing. At present, a message bank such as the present invention is required to fulfill such a role.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
A conventional system similar to a message bank is a time capsule. In this method, the participant puts information and goods in the time capsule, and determines in advance how many years later the time capsule will be opened. You can put a letter in it, and as soon as you open the time capsule, the letter will be handed to the addressee and, if you are far away, mailed.
[0005]
With such a method, a person who has participated in the time capsule needs to participate at a predetermined opening time, and cannot see what he / she has paid when he / she likes. In addition, the descendants have previously obtained information such as that their ancestors have participated in the time capsule, and if they do not go to a place where the time capsule is on a predetermined day, they cannot participate.
Thus, the current system does not guarantee that ancestors will be passed on to their offspring at any time and in any situation. Moreover, such a simple article storage means does not necessarily store and manage information based on its own biological or genetic lineage. Therefore, there has not been a system that can reliably transmit information and the like through a system. The following technical literature is for notifying or recording the holding of an event, and there are many systems for storing various information, but there is no system for managing and storing information mainly on human genealogy. Here, saving the systematic information means searching for the system in the identification of the registrant, assigning the same person code to the people of the same genealogy, and managing the information as the same genealogy with the same person code, This refers to a storage management method that allows browsing as a person related to stored information about the same ancestors and descendants of the user, and also allows the user to provide his / her own information to persons of the same genealogy.
Furthermore, remains are generally buried in tombs at present, but since the tombs themselves are fixed places, it is difficult to visit them.
And, with the development of scientific civilization, not only bones but also human genes can be stored at room temperature, and it is necessary to include genes in those who want to inherit.
In order to solve such a problem, the present invention is proposed.
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-66714 "Event notification device, event notification method, and recording medium"
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The genealogy message bank system of the present invention is a system that manages and saves information and other articles that the computer wants to convey to the future people and society, including the present age, in a genealogical manner. Storage means for auxiliary data to be used as auxiliary data, storage means for identifying an individual having a storage area for image data information, storage means for related information of a storage article if there is a storage article, a person concerned and / or The gist is that it has public viewing means.
[0007]
The gist of the genealogy message bank system of the present invention is that a means for transmitting information or performing an event is provided from the saver to the designated person.
[0008]
Further, the genealogy message bank system of the present invention is provided with a check function for checking whether or not a person who wants to view is a related person, and the gist is that the information is not delivered to a person who is not checked. .
[0009]
The distribution server device of the present invention is a server device for publishing or distributing information on the Internet, and a storage unit for storing information that can be made public to the future, including the present age, in a system, and an authorized viewer can view the information. The gist of the present invention is to include a browsing unit capable of performing the management and a distribution management unit that manages and distributes distribution contents according to a distribution destination.
[0010]
The method of storing and managing a genealogical message according to the present invention is a method of publishing or distributing information on the Internet. The step of storing information that can be made publicly available is stored in a genealogy, and the information that is disclosed only to those concerned is input. An input step, including a storage step of storing input information, a selection step of selecting a method of how to disclose information of the user to the input person, and a determination step of determining whether or not the person concerned is involved The gist of the present invention is that a related person has a distribution management step of managing and distributing distribution contents.
[0011]
Finally, the program of the present invention has a storage means that can be read by a computer and saves information that can be disclosed to the public in a genealogy, and a related party check management means that can be viewed only by a specific related person. Has a display means for browsing and a distribution management means for managing and distributing distribution contents according to a distribution destination.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the present invention, in order to systematically store and manage inherited data desired by an individual, how to identify an individual is a very important factor. As a method for identifying an individual, in the present invention, a 14-digit code is used to encode registration year data, name data (the first digit is the origin data of the last name), and name data (the last digit is the location data). ing.
That is, as shown below, use numbers and English letters, for example, use four digits for the year, use the next one for birth, use it to display the history of the individual's last name such as adoption, divorce, etc. ), Four digits are used for name information, and the last digit is used as option information. In addition, not only numbers but also characters can be used. In this way, it is possible to deal with one billion ways.
[0013]
He has a family name at birth registered in 2003, Ito (1212), his name is Yasuo (2000), and lives in Tokyo (A).
[0015]
Here, what is further devised is that auxiliary data is further provided in addition to the above so that mother side information or father side information can be searched.
Specifically, the following data should be entered at the time of application.
[0016]
Surnames of the same genealogy shall be assigned the same number classification and basically transmitted by extending the genetic or legal parent-child relationship between the child and the parent.
[0017]
In other words, in this system, fathers and mothers are indispensable in the sense that individuals exist in the world in the present society, no matter how the state of the family will change in the future. In this case, since the purpose is to pass on the transmission of things and information of family members and individuals, men and women who have become the same household by the marriage system need to be able to search both families. Here, the search can be performed in the direction of ancestors and in the direction of descendants. A feature of this system is that it identifies individuals as genealogy and saves information related to them. For example, the same genealogy as that of Yasuo Ito (biological and genetic genealogy) When a child or grandchild who is a person is registered, the same code is used so that the same genealogy can be confirmed. This means that if the family name of Ito is not the same, the same code is not given, and the person who has a completely different genealogy is not given the code "1212". If the four-digit Mr. code is the same, it can be understood that the genealogy is the same. In this case, the daughter who changed from the last name of Ito to the last name of the marriage by marriage is also given the same Mr. code "1212".
Further, the open data described in the following embodiments can be freely searched from anywhere and from anyone.
Next, what is important in this system is that messages to be transmitted to the posterity of registrants can be stored, and willingness to donate organs, willing to donate genes, willing to donate blood, heritage catalogues, their own kin list, and heritage allocation. It will be suitable for preserving everything that the individual wishes to preserve, such as will, desired form of funeral, desired memorial service after funeral, disposal method of loved goods, etc.
[0018]
Further, as a method of using the present system, a descendant accesses unilaterally, but the registrant issues a message to the descendant at a certain time by e-mail or mail as a message from the registrant. It is also possible. Further, at this time, the transmission method may be mail, E-mail, telephone, fax, telegram, etc., and the time is every three years, every five years, every ten years, or when the eldest son is enrolled. , Junior high school, high school, university, adult, etc. You can freely select the date and format you want. Furthermore, as a method of temporally isolating the storage of own information, it is also possible to make adjustments such as storing the information every 5 years, and to limit the storage of wills once a year, etc. Is also good.
It is presumed to be extremely valuable to those who are left with a message from the deceased every year when they reach an anniversary, and the families who receive them can feel nostalgic.
In this system, it is necessary to maintain the system for a long time, so it is considered that the annual membership fee system, the usage fee collection system, and the management by the foundation are suitable.
[0019]
Embodiment 1
A first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
This embodiment describes a system in which an individual wants to transmit a message or other thing to his or her descendants. FIG. 1 is a conceptual explanatory diagram of an information storage area in the present system, FIG. 2 is a network system configuration diagram of the present system, and FIG. 3 is a flowchart illustrating a flow of registering new information in the present system.
[0020]
First, as shown in FIG. 2, this system is implemented by connecting the whole country with a high-speed network, and related parties can transmit information from anywhere. A terminal actually used has a configuration in which a general personal computer screen and a main body or a TV monitor are used as display screens and connected to a high-speed line.
FIG. 1 shows a registration area for storing a message.
(1) is an entire identification code for identifying an individual, (2) is a registration year code, (3 ') is a history code of his (last name), (3) is a full name code based on his data, and (4) is a name. The name code based on the data, (4 ') is the location code. First, a person who intends to use the present system determines the contents of the present system according to the flowchart shown in FIG.
That is, first, an application is made to the present system (S101). Then, a 14-digit personal identification code is assigned (S103). In order to assign this personal identification code, first, a search operation (genealogy search) for a relationship with a registered person is automatically performed.
[0021]
Any method can be used, but for example, as described in “0014”, the flow of the last name is specified by the last name, first name, date of birth, etc. I do. If there is the same registrant and the number is small, the name is displayed on the screen (S5), and the person can confirm on the screen. If the number is large, the registrant is searched with an auxiliary code such as the registrant's location code (4 ') or paternal information (5) or maternal information (6), and the registrant having the same information is displayed. If there is a person corresponding to the ancestor among those registrants, the same code as the person's code is used as the code of the new registrant (location code 4 'and Mr. code 3). Conversely, if there is no identical person by searching with the Mr. code, supplementary input of the Mr. code of the relatives of the registrant is requested (S4), and as a result of the search, it is possible to confirm whether there is a relative. System. The system search function can be used not only when a new registrant appears, but also in the system according to the second embodiment as a method for searching for a related person when an unrelated Buddha occurs.
[0022]
The structure of this identification code is as shown in (1) of FIG. 1, and the year code at the time of registration (2), the history code (3 ') of Mr. (last name), , A code (4) using a name (first and last names), and a location code (4 ′) obtained by encoding a location. For example, suppose that a person named “OO △△” currently lives in Tokyo. As for the location code of this person, since the registered location is Tokyo, one digit of the location code "A" of Tokyo is the last of the code number, and then the corresponding code "1022" from the surname "OO" is Mr. code. Further, since the name is "@", the corresponding code "4065" is added. At the beginning (3 ') of this surname code, a symbol indicating the birthplace (for example, family name 1, married family name 2, adopted family name 3, family name 4 due to divorce, etc.) is given, and the code of this person is "2003110224065A". Become.
[0023]
Furthermore, since it is difficult to identify an individual with such information, paternal information (5) and maternal information (6) can be registered as auxiliary data.
When searching, the search is performed based on these codes and auxiliary data.
As shown in (8), in this embodiment, three storage areas are provided for storing information.
[0024]
The registrant determines how to use these three areas. For example, if the information is used when the registrant is young, information after 10 years, and more recent information, it is possible to save the data every several years at different times. In this way, changes in the registrant's health status or changes in thinking may be preserved. Thus, each area does not have to store messages at the same time. Furthermore, if the wife has one son and two sons, it is possible to use the three areas as messages to each family member, or one to the family, and the second to relatives. You may use it as a message to your friends, and finally a message to your hobby friends.
The registrant can choose which information to open. In the above example, the message to family members and relatives is not open to anyone other than those involved, and the message to hobby friends is open. And the like.
[0025]
Furthermore, the message can include not only video, text and sound, but also bone-filling data (11), gene data (12), will data (13), open data (14), etc. Describe the name of the depositary institution, such as whether there are transportation means, wishes for memorial services, etc., or where the gene is stored, or if the gene will be stored in the form of electronic data in the future, the gene data bank number Etc. can be stored. Further, an open data area that can be accessed by anyone at any time may be provided.
In the present system, descendants may browse one-sidedly, or when performing a statue at a temple or home, open data to relatives may be disclosed. In addition, when the registrant selects to transmit information, the data transmission method description field (15) is used to register which data is to be transmitted at what time and in what manner. Will be sent to
The present system is not limited to the case where one area is secured by an individual, but may be owned by a corporation, a family, or one genealogy, and new information may be additionally stored if the fee changes sequentially. In this case, the stored data of the ancestors may be rearranged and transferred to the supplementary data.
[0026]
Here is an example of a 98-year-old woman using such a system.
In a society 100 years from now, a 98-year-old woman (who has a certain feeling of loneliness) who is a viewer (has a certain relationship with the registrant) has seen an ancestral message. The first data shows that her mother is a cute little girl of four years old, holding hands with her parents at the entrance ceremony and happily frolicking. And the second data shows that 30 years later my mother was 34 years old and she was dressed up with her parents in a cute little girl happily with her parents. I'm trying to give you sweets. The girl was embraced by her grandfather, much like her mother 30 years ago. You can see from the video that the girl is very precious. In the message was the viewer himself. I feel a little relaxed. This message is from my grandfather. From the sub data of this message, go to the message of the grandfather's parent. I wanted to see more of the faces and messages of my people. I don't even know the name, but I felt like I was there because of these people, and I felt close. The viewer was alive by the time he had finished looking at the message of his parents, the other's parent. In this way, this system enables future descendants to receive messages from their ancestors, and by feeling the transmission of life, becomes a bond of a rich human society.
Embodiment 2
A second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
This embodiment mainly describes an embodiment of a message bank using a network. In particular, an embodiment will be described in which a public bank, etc., nationwide is used as the base of the message bank using the Internet, and an information management system for distributing information will be described, particularly focusing on an information check system.
[0027]
FIG. 2 is a schematic explanatory diagram of a management mechanism of the present system. In the figure, (20) is a message bank, and (21) is a public meeting place, such as a public hall, which is nationwide. As shown in the figure, the public hall (21) and the message bank (20) are connected by a system connected by a nationwide high-speed line, and provide a video service to members. Each station receives a request from a member to use the database, that is, an ancestor meeting using the video database, and searches and provides the information locally within the station to which the station belongs. In the case of another station, access is made to the key station to retrieve the master data file and retrieve information.
[0028]
The key station performs comprehensive management including database management of members, registration of video information, charge management such as access charge, and sales services such as promotion of use to other members.
Using a multipoint device, stations can be connected at the same time, and lectures from certain locations can be broadcast all over the country.
This system can also be applied to facilities that generally provide ancestors, such as temples and churches. Since churches and temples perform burials and funerals, the operating environment of this system may be to use the churches and temples as a window. Religious facilities are located throughout the country, and it is relatively easy and feasible to go to a nearby facility even if individuals move their homes for various reasons. Institutions are also worried about the increase in unrelated Buddhas in recent years, and such a system is convenient because it allows a kinship relationship to be searched mechanically.
As the information check function, a security system and a check system that can be used in the age of ICs, cards, identification cards, genes, and the like are used using a general security collation system.
In addition, in this system, since various data described in “0014” is requested at the time of registration, ID No. Alternatively, a security method is also possible in which a person who has answered, for example, 70% or more of the data entered at the time of application is recognized as a right holder.
[0029]
Furthermore, since the descendants can not only search registered contents of their ancestors but also distribute lectures and the like to members, the system also contributes to information distribution to all members. In addition, for example, a legal affair performed by relatives is an example. A relative performing deceased A's legal affairs in Osaka, where many relatives live, and a relative who lives in Tokyo and cannot go to Osaka at the time of the legal affair, displays the legal affairs in Tokyo on the screen. You can see it, burn incense on the spot, and send your condolences to the venue in Osaka through the screen. In addition, anyone who wants to see the memorial at a later time is digitally stored, so that it can be viewed sufficiently later.
[0030]
Embodiment 3
A third embodiment of the present invention will be described.
This embodiment describes a method of using the present system when a message registrant wants to give a lecture, seminar, or communication in a future society. Register as a public message if the message registrant wants to communicate to future societies and people instead of their descendants or parties. The content can be any content that the individual wants to convey. For example, the registrant is working on solving environmental problems for the future society and humanity, but it is not understood at this time, but now he is doing such research activities for the future society. You can save your messages, communicate them to people in future society, and hold seminars about your thoughts and activities to stimulate the future society and people better.
Embodiment 4
A fourth embodiment of the present invention will be described.
In the present embodiment, an example of present information transmission of a message bank mainly using a network will be described. In particular, an embodiment will be described in which the Internet is used to transmit open or semi-open information to recruit members for marriage, correspondence, and clubs.
[0031]
Suppose that a single B uses this system to recruit a marriage partner. B saves his / her full-body photo in area (1), his / her enlarged face photo in area (2), saves his profile in open data (14), and registers it with complete will of public disclosure. Let's say
This data is released immediately after registration, and if a person who searches for such open data wants to match this woman, save her face photo in the remaining area (3) and send a message ( Register so that your message is sent to B at 15). In this way, B can receive the contact and access the data to know the applicant's profile.
[0032]
As described above, the present system allows a person who wants to send a message to send a message in a desired method, and can be used for various purposes.
In addition, since the open data portion and the non-disclosed portion can be selected, the open portion can be connected to any related site, and becomes a socially useful data bank.
[0033]
For example, if you have the intention of donating samples or organs, or if you have the intention to use your own genes or cryopreserved cells in the future when it becomes possible to use genes or cryopreserved cells, such information Is linked to a gene bank or the like and can be used in medically necessary situations. There will be the most favorable form of consent in which the will of the person before life has been obtained, not the will of the bereaved family in modern times.
[0034]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to save a message that one wants to leave or send to posterity, including the present age, public data can be accessed from anytime, anywhere, and private data can be accessed only by related parties. ing.
Since the device is used to identify the registrant, the data structure is mainly easy to grasp the personal genealogy.
The system is based on the transmission of a message to the future life, but is also a way of cultivating a new ancestor in the result. As long as at least one person who does not know the face but has the same name of the person (last name) uses this system, the data is stored in a state that can be browsed at any time.
Conventionally, when an individual dies, a lot of information is lost if the communication to offspring is not as firm as possible, and data is often lost even at temples, etc. Since there is no worry and the whole system is preserved as the heritage of the entire human race, it is considered to be a very preferable system in terms of data preservation.
[0035]
In addition, the status as a registrant of this system can be given as a gift, and if one descendant is born, it will be possible to secure an area for that child and pass it on for generations.
This system is a revolutionary system that has never existed before.It can be combined with various social databanks, and it contains valuable information including valuable information that busy ancestors or human beings have forgotten about for generations. Enables a wide range of storage and use. As a result, worship from other regions became possible, and messages to their descendants became possible.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic explanatory diagram of an information storage area in the present system. It is a flowchart explaining the flow of registration of new information in this system.
FIG. 2 is a configuration diagram of a network system in the present system.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a flow of registering new information in the present system.
[Explanation of symbols]
1. Personal identification code
2 …… Registration year code
3 ... Mr. code
4 Name code
5 …… Paternal information
6. Maternal information
7 Information storage area
11 ... Bone-filling data
12 Gene data
13 ... will data
14 Open data
15 Message entry method
20 Message Bank
21 …… Facilities (individuals)
