JP2004315420A - Mascara - Google Patents

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a mascara imparting eyelashes with voluminous feeling, excellent in the eyelashes' curl flexibility and also satisfying the eyelashes' curl sustainability. <P>SOLUTION: The mascara is obtained by formulating hollow particles and a non-aqueous polymer dispersion where a polymer is dispersed in a volatile silicone, and also formulating a ≥12C hydrocarbon-based oil and/or methylphenylpolysiloxane. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【００１１】
（式中、ｎは３〜７の整数、ｍは０〜５の整数を示す。）
非水系ポリマーディスパージョンの配合量は、マスカラ全量に対して１０〜６０質量％の範囲が好ましく、より好ましくは２０〜４０質量％である。この配合量が１０質量％未満である場合には、耐水性、耐油性、付着性、化粧もちが不良となる。また、この配合量が６０質量％を超える範囲では塗布のし易さが不良となり好ましくはない。
【００１２】
本発明のマスカラには、メチルフェニルポリシロキサンがさらに配合されていることが好ましい。
メチルフェニルポリシロキサンは、下記一般式（３）で表されるものである。
【００１３】
【化４】

【００１４】
（式中、Ｒ１〜Ｒ８はメチル基もしくはフェニル基を表す。）
本発明においては、前記メチルフェニルポリシロキサンのうち、特に下記一般式（４）または（５）で表されるテトラメチルテトラフェニルトリシロキサンまたはトリメチルペンタフェニルトリシロキサンであることが好ましい。
【００１５】
【化５】

【００１６】
本発明に用いるメチルフェニルポリシロキサンは化粧料原料として公知の化合物であり、例えば特開平７−８９８４４号公報にフェニル基含有量が５０％以上のメチルフェニルポリシロキサンを化粧料に配合できる旨が記載されている。
【００１７】
本発明においては、メチルフェニルポリシロキサンと上記の非水系ポリマーディスパージョンとを組み合わせると新たに格別顕著な効果が発揮される。特に上記一般式（３）で表された特定のメチルフェニルポリシロキサンが好ましく、さらに好ましくは、上記一般式（４）または（５）で表されるテトラメチルテトラフェニルトリシロキサンまたはトリメチルペンタフェニルトリシロキサンである。これらは一般に市販されており、例えば、信越化学工業株式会社製のＨＩＶＡＣ Ｆ−４、ＨＩＶＡＣ Ｆ−５などがある。
【００１８】
メチルフェニルポリシロキサンの配合量は、マスカラ全量に対して１〜５０質量％の範囲が好ましく、より好ましくは４〜３０質量％である。１質量％未満ではカールの柔軟性に欠ける場合があり、５０質量％を超えると付着性、化粧もちが不良となり好ましくない。
【００１９】
本発明のマスカラには、さらに中空粉末を配合させることにより、睫毛のボリューム感を高め、カール力、カール保持効果を改善することができる。この中空粉末としては、主に中空樹脂粉末と中空無機粉末がある。
【００２０】
中空樹脂粉末は、主に加熱により気化する揮発性発泡剤を内包した熱可塑性樹脂粉体を加熱、膨張又は発泡させたものである。
この中空発泡樹脂粉末の外殻を形成する樹脂としては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、メチルビニルエーテル等のビニル系モノマー、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のアクリル系モノマー、スチレン、塩化ビニリデン、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート等から選ばれる１種又は２種以上のモノマーからなるホモポリマー又はコポリマーが挙げられる。好ましくは、アクリル酸、メタクリル酸あるいはそのエステル類、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等から選ばれるモノマーの２種以上からなるコポリマーである．これらの重合体は、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、トリアクリルフォルマール等の架橋剤で架橋されていても良い。
【００２１】
揮発性発泡剤としては、特に限定されないが、例えば、メタン、エタン、プロパン、ブタン、イソブタン、イソブテン、ペンタン、イソペンタン、ネオペンタン、ヘキサン、ネオヘキサン、ヘプタン、アセチレン等の炭化水素、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン等のハロゲン化炭化水素、テトラアルキルシラン等の低沸点化合物が用いられる。
【００２２】
この中空樹脂粉末は、例えば特公昭５９−５３２９０号に開示されているように、揮発性発泡剤を内包した熱可塑性樹脂粉末を加熱、発泡させる方法により製造される。中空樹脂粉末は、一般に市販されており、例えば、松本油脂製薬株式会社製のマツモトマイクロスフェア ＭＦＬシリーズ［ＭＦＬ−５０ＳＴＩ（粒径１０〜３０μｍ、真比重０．２０）、ＭＦＬ−５０ＳＣＡ（粒径１０〜３０μｍ、真比重０．２９）、ＭＦＬ−８０ＧＣＡ（粒径１０〜３０μｍ、真比重０．２０）， ＭＦＬ−８０ＣＡ（粒径９０〜１１０μｍ、真比重０．１３），ＭＦＬ−１００ＳＣＡ（粒径２０〜４０μｍ、真比重０．２０）、ＭＦＬ−１００ＣＡ（粒径９０〜１１０μｍ、真比重０．１３）、ＭＦＬ−３０ＳＴＩ（粒径１０〜３０μｍ、真比重０．２０）］やマツモトマイクロスフェアー Ｆ−８０ＥＤ（粒径９０〜１１０μｍ、真比重０．０２０〜０．０３０）、ＥＸＰＡＮＣＥＬ社製のエクスパンセル マイクロスフェア（ＥＸＰＡＮＣＥＬ ｍｉｃｒｏｓｐｈｅｒｅ） ５５１ ＤＥ ４０ ｄ４２（粒径３０〜５０μｍ、真密度４２ｋｇ／ｍ^３），５５１ ＤＥ ４０ ｄ６０（粒径１５〜２５μｍ、真密度６０ｋｇ／ｍ^３），５５１ ＤＥ ８０ ｄ４２（粒径５０〜８０μｍ、真密度４２ｋｇ／ｍ^３），４６１ ＤＥ ４０ ｄ６０（粒径２０〜４０μｍ、真密度６０ｋｇ／ｍ^３），４６１ ＤＥ ２０ ｄ７０（粒径１５〜２５μｍ、真密度７０ｋｇ／ｍ^３），０５１ ＤＥ ４０ ｄ６０（粒径２０〜４０μｍ、真密度６０ｋｇ／ｍ^３），０９１ ＤＥ ４０ ｄ３０（粒径３５〜５５μｍ、真密度３０ｋｇ／ｍ^３），０９１ ＤＥ ８０ ｄ３０（粒径６０〜９０μｍ、真密度３０ｋｇ／ｍ^３），０９２ ＤＥ ４０ ｄ３０（粒径３５〜５５μｍ、真密度３０ｋｇ／ｍ^３），０９２ ＤＥ ８０ ｄ３０（粒径６０〜９０μｍ、真密度３０ｋｇ／ｍ^３）、ガンツ化成株式会社製 ガンツパールＧＭＨ−０８５０（粒径８μｍ、真比重０．６５）などがある。
【００２３】
中空無機粉末は、主に加熱により気化する揮発性発泡剤を内包したガラス等の無機物を加熱、膨張又は発泡させたものや石炭（微粉炭）が燃焼される過程で生成するフライアッシュなどがある。中空無機粉末は、一般に市販されており、例えば、住友スリーエム株式会社製のスコッチライト グラスバブルズのＫシリーズ［Ｋ１（真密度０．１２５ｇ／ｃｍ^３），Ｋ１５（真密度０．１５０ｇ／ｃｍ^３），Ｋ２０（真密度０．２００ｇ／ｃｍ^３），Ｋ２５（真密度０．２５０ｇ／ｃｍ^３），Ｋ３７（真密度０．３７０ｇ／ｃｍ^３），Ｋ４６（真密度０．４６０ｇ／ｃｍ^３）］やＳシリーズ［Ｓ２２（真密度０．２２０ｇ／ｃｍ^３），Ｓ３８（真密度０．３８０ｇ／ｃｍ^３），Ｓ６０（真密度０．６００ｇ／ｃｍ^３）］、フローテッドシリーズ［Ａ１６（真密度０．１６ｇ／ｃｍ^３），Ａ２０（真密度０．２０ｇ／ｃｍ^３），Ｄ３２（真密度０．２ｇ／ｃｍ^３）］や、東海工業株式会社製のＣＥＬ−ＳＴＡＲ（セルスター） Ｚ−２０（平均粒径６７μｍ、真密度０．１７〜０．２３）、Ｚ−２５（平均粒径６５μｍ、真密度０．２２〜０．２８）、Ｚ−２７（平均粒径６３μｍ、真密度０．２４〜０．３０）、Ｚ−３１Ｔ（平均粒径６０μｍ、真密度０．２８〜０．３４）、Ｚ−３６（平均粒径５６μｍ、真密度０．３３〜０．３９）、Ｚ−３９（平均粒径５５μｍ、真密度０．３６〜０．４２）、ＳＸ−３９（平均粒径４０μｍ、真密度０．３６〜０．４２）、Ｚ−４５（平均粒径５２μｍ、真密度０．４２〜０．４８）、ＰＺ−６０００（平均粒径４０μｍ、真密度０．７０〜０．８０）やフライアシュバルーンであるメタスフィアー ♯５０（平均粒径１２８μｍ、真密度０．６〜０．８）、♯１００ （平均粒径７２μｍ、真密度０．６〜０．８）などがある。
【００２４】
また、中空粉末の表面を無機物で被覆しても良い。無機粉末を被覆する方法は、例えば、特開平４−９３１９号公報に開示されているように、発泡前又は発泡途中の揮発性発泡剤内包熱可塑性樹脂と無機粉体を混合し、加熱することにより得られる。また、その他の方法としては、無機粉体の水又は有機溶媒の分散液と中空樹脂粉末とを混合し、乾燥する方法や、この無機分散液を中空樹脂粉末に噴霧し乾燥する方法により被覆する湿式処理法、高い衝撃力等の物理的な力により複合化する方法等が挙げられる。
【００２５】
中空樹脂粉末表面に被覆する無機粉体としては、特に限定されないが、目的とする効果により選択され、例えば、タルク、セリサイト、マイカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、窒化ホウ素、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、シリカ、等が例示される。また、これらの無機粉体の粒子形状は特に制限はなく、例えば、粒状、球状、板状、針状等のいずれでも良く、平均粒子径も特に限定されないが、０．０１〜２０μｍが好ましい。中空樹脂粉末と無機粉末の重量比率は５：９５〜５０：５０が好ましい。
【００２６】
本発明において、睫毛のボリューム感を高め、カール力、カール保持効果を改善する点で、中空粉末は中空樹脂粉末であることが好ましい。
【００２７】
本発明のマスカラには、さらに非水系ポリマーディスパージョンおよびメチルフェニルポリシロキサンのいずれにも溶解しない油、すなわち、炭素数１２以上の炭化水素系油分を加えることによって、洗浄時、マスカラを除去しやすくなる。
【００２８】
こうした油分を配合することにより、睫毛と皮膜を適度な接着力に調整することができる。
【００２９】
こうした効果をもつ油分は、非水系ポリマーディスパージョン、およびメチルフェニルポリシロキサンのどちらにも溶解しない油、すなわち、炭素数１２以上、好ましくは１６以上、さらに好ましくは２０以上の炭化水素系油分であれば何でもよく、単独では液状または半固形状などの状態であっても、混合することによって流動性（２５℃）があればさしつかえない。例えばスクワラン、流動パラフィン、ひまし油、ホホバ油、オリーブ油、マカデミアナッツ油、ワセリン等が挙げられ、これらを単独、または混ぜて使用することができる。このうち特に流動パラフィン、ひまし油が系への配合容易性や人体への安全性の点から好ましい。
【００３０】
これらの油分は、１〜２０質量％、好ましくは２〜１５質量％の範囲で用いるとよい。配合量が少なぎると除去容易性効果が少なくなり、配合量が多すぎると、かえってマスカラのまつげへの接着力が小さくなりすぎて、摩擦などによって容易に除去され、化粧持ちが悪くなる。
【００３１】
本発明によるマスカラの油相成分および水相成分には、上記の各成分の他に、本発明の所期の効果を損なわない質的・量的範囲内で、化粧料に配合され得る一般的な成分を、必要に応じて添加することができる。具体的には、例えば、上記した成分以外の粉末や樹脂や油分、薬剤、乳化剤、増粘剤、粘土鉱物、防腐剤、保湿剤、アルコール、多価アルコール、水溶性高分子、薬剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、香料等を配合することができる。
【００３２】
本発明のマスカラは、耐油・耐水性が高く、使用中の汗や涙、雨によって除去されることがなくカール効果が持続する。その上、洗浄時に非常に除去しやすいため、マスカラ用の特別な洗浄料を用いなくとも通常の洗顔に使用される水や湯、石鹸、あるいは水性、油性、乳化タイプ、多層型のクレンジングオイルやクリームを用いることにより容易に除去することができる。
【００３３】
【実施例】
次に、実施例によりさらに本発明を詳述する。本発明はこれによって限定されるものではない。配合量（％）は質量％である。実施例に先立ち、非水系ポリマーディスパージョンの製造方法およびマスカラの評価方法について述べる。
【００３４】
１．非水系ポリマーディスパージョンの製造
実施例及び比較例で使用した非水系ポリマーディスパージョンは以下の方法により製造した。
【００３５】
（１）「非水系ポリマーディスパージョンＡ」の製造
メチルメタアクリレートモノマー１５％、エチルアクリレートモノマー２５％、重合開始剤０．１％、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体（分子量約１５万）５％を分散媒のデカメチルシクロペンタシロキサン（前記一般式（１）でｎ＝５）５４．９％に添加し、１２０℃で１０時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により、脱モノマー処理を行った後、２５℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が１μｍの揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンＡを得た。
【００３６】
（２）「非水系ポリマーディスパージョンＢ」の製造
メチルメタアクリレートモノマー１０％、エチルアクリレートモノマー１５％、メタクリル酸シリコーンエステルモノマー５％、ショ糖安息香酸エステル（ショ糖の水酸基の水素原子８個のうち６．５〜８個がベンゾイル基に置換したもの）の酢酸エチル溶液（重量比１：１）１５％、重合開始剤０．１％、分散安定剤ジメチルポリシロキサングラフト重合体（分子量約１０万）５％を分散媒のデカメチルシクロペンタシロキサン（前記一般式（１）でｎ＝５）４９．９％に添加し、１２０℃で１０時間撹拌して重合を行った。次いで減圧により、脱モノマー、脱酢酸エチル処理を行った後、２５℃まで冷却して、外観が乳白色で分散重合体粒子の平均粒子径が０．６μｍの揮発性シリコーンを分散媒とする非水系ポリマーディスパージョンＢを得た。
【００３７】
（３）「非水系ポリマーディスパージョンＣ」の製造
前記非水系ポリマーディスパージョンＢで用いた分散媒デカメチルシクロペンタシロキサンを、オクタメチルシクロテトラシロキサン（前記一般式（１）でｎ＝４）に置換し、その他はＢと同一の組成と工程で非水系ポリマーディスパージョンＣを得た。
【００３８】
２．マスカラの評価方法
（１）乾燥皮膜の比重
ガラス板に各試料を一定厚（０．８ｍｍ）塗布し、１昼夜乾燥させた後、皮膜部分を細かく切り取り、オート・トゥルー・デンサーＭＡＴ−５０００（セイシン企業株式会社製）にて測定した。
【００３９】
（２）耐油性
５ｍｍ×３ｃｍのアクリル板に各試料を一定厚（０．８ｍｍ）塗布し、１昼夜乾燥させた後これをファンデーションオイル成分（流動パラフィン：イソステアリン酸＝１：１）に浸し、２５℃に放置する。翌日、皮膜成分の状態を評価した。
◎：皮膜が完全に残っている。
○：皮膜が３／４以上残っている。
△：皮膜が１／２以上残っている。
×：皮膜が１／２以下しか残っていない。
【００４０】
（３）耐汗・耐皮脂性
専門パネル２０名による以下の実使用テストによって試験・評価した。各試料を塗布し、晴天時にテニスを２時間実施し、充分に汗をかいたあと、肉眼にて判定した。
◎：１８名以上が、にじみなしと回答。
○：１５〜１７名が、にじみなしと回答。
△：１０〜１４名が、にじみなしと回答。
×：９名以下が、にじみなしと回答。
【００４１】
（４）耐水性
専門パネル２０名による以下の実使用テストによって試験・評価した。各試料を塗布し、シャワーを２分当てた後、肉眼にて判定した。
◎：１８名以上が、にじみなしと回答。
○：１５〜１７名が、にじみなしと回答。
△：１０〜１４名が、にじみなしと回答。
×：９名以下が、にじみなしと回答。
【００４２】
（５）使用性
専門パネル２０名による以下の実使用テストによって試験・評価した。各試料を塗布するときのボリューム感、乾燥後の柔らかさ、６時間後のカールの持続をそれぞれ評価した。
○：１５名以上が、良好と回答。
△：８〜１４名が良好と回答。
×：７名以下が、良好と回答。
【００４３】
（６）落とし易さ
専門パネル２０名による以下の実使用テストによって試験・評価した。各試料を塗布し、４時間後に、以下に述べるそれぞれの方法により、マスカラを除去した。
（ａ）クレンジングフォームを手に取って水を加えて洗顔し、水で洗い流す。
（ｂ）クレンジングクリームをまつ毛によくなじませ、水で洗い流す。
そして、除去ぐあいを肉眼にて判定した。
○：１６名以上が、いずれでも落ちていると判定。
△：８〜１５名以上がいずれでも落ちていると判定。
×：７名以下がいずれでも落ちていると判定。
【００４４】
実施例１〜４、試験例４〜７
次の表１、２に示す配合処方で油性マスカラを常法により調製した。製法は、７０℃の油相に粉末を加えてディスパーで攪拌し、室温まで冷却した後、マスカラ容器に充填した。
なお、メチルフェニルポリシロキサンは上記一般式（５）のトリメチルペンタフェニルトリシロキサンを用いた。中空樹脂粉末としては、ＥＸＰＡＮＣＥＬ ５５１ ＤＥ４０ ｄ６０（ＥＸＰＡＮＣＥＬ社製）を用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
【００４５】
【表１】

【００４６】
【表２】

【００４７】
実施例５〜８、試験例８
表３に記載した配合処方で油中水型マスカラを調製した。製法は、室温にて油相に水相を攪拌しながら加え、ディスパーで乳化することにより行った。
なお、メチルフェニルポリシロキサンは上記一般式（５）のトリメチルペンタフェニルトリシロキサンを用いた。中空樹脂粉末としては、ＭＦＬ−５０ＳＣＡ（松本油脂製薬社製）を用い、中空無機粉末としては、スコッチライトグラスバブルズＫ２０（住友スリーエム社製）を用いた。その他の成分は化粧品原料として一般に市販されているものを用いた。
【００４８】
【表３】

【００４９】
試験例１ 油性マスカラ
カルナウバロウ ７．０質量％
ミツロウ ２．０
マイクロクリスタリンワックス ２０．０
ラノリン ０．４
流動ポリイソブチレン ５７．６
有機変性ベントナイト ３．０
顔料 １０．０
防腐剤 適量
（製法）
油性溶剤型アイライナーに準じる。
【００５０】

（製法）
（１）ベントナイトとカルボキシメチルセルロースナトリウムを乾燥状態で混ぜ、熱した精製水に加え膨潤させて均一にする。
（２）これにＢを加え６５〜７０℃に加熱する。
（３）ＣにＤを加え、加熱して融解し放冷して熱ロールミルで練った後、再融解して７０℃に加熱する。
（４）Ａ、Ｂの混合物にＥを加え、さらにＣとＤの混合物を加えて乳化した後、攪拌しながら冷却し製品とする。
【００５１】
試験例３ Ｏ／Ｗ／Ｏ型マスカラ（特開昭５２−２７６９５号公報参照）
（油相）
軽質イソパラフィン（アイソパー） ３０．０質量％
固形パラフィンワックス ８．０
ラノリン誘導体 ８．０
ソルビタンモノパルミテート ４．０
黒色酸化鉄 １０．０
（水相）
ポリアクリル酸エステルエマルジョン ３０．０
イオン交換水 １０．０
防腐剤 適量
香料 適量
（製法）
油相部を７０℃に加熱し、攪拌して均一にする。水相部を７０℃に加熱し、油相部に添加し、乳化した後、冷却後、マスカラ容器に充填する。
実施例１〜８及び試験例１〜８について、上述した試験を行った結果を表４及び表５に示す。
【００５２】
【表４】

【００５３】
【表５】

【００５４】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、睫毛にボリューム感を付与し、カールの柔軟性に優れ、カール持続性も満足するマスカラを提供することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mascara that has a voluminous feel, is flexible in curl, has excellent durability, and is easy to drop.
[0002]
[Prior art]
Mascara is a cosmetic that is applied to the eyelashes to make the eyelashes look thicker and longer, or to curl up the eyes beautifully by curling.To enhance these effects, a lot of wax is added to give a volume, A technique has been used in which a curling effect is enhanced by blending a film forming agent. However, if the wax or the film-forming agent is added in a high proportion in order to impart a high effect, it becomes difficult to apply the film or the film after drying becomes hard and brittle. In addition, there is a problem that the adhesive strength becomes high and it becomes difficult to wash off the face during face washing.
On the other hand, foundations and the like have been studied as cosmetics in which a hollow foamed resin powder produced by a method of heating and foaming a thermoplastic resin powder containing a volatile foaming agent is blended (for example, Patent Document 1). In addition, a makeup cosmetic which mixes a non-aqueous polymer dispersion as a film agent, has a low odor at the time of application, and is excellent in water resistance, oil resistance, and makeup durability has been studied (for example, Patent Document 2).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-11-60440 [Patent Document 2]
JP-A-10-87435
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described conventional circumstances, and has an object to provide a mascara that has a sense of volume of eyelashes, is excellent in curl flexibility, and satisfies curl persistence and ease of dropping. Aim.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have conducted intensive studies in view of the above problems, and as a result, have found that the above problems can be solved by combining a nonaqueous polymer dispersion in which a polymer is dispersed in volatile silicone with a hollow powder. Thus, the present invention has been completed.
[0006]
That is, the present invention is a mascara comprising a non-aqueous polymer dispersion in which a polymer is dispersed in volatile silicone and a hollow powder.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described specifically.
The non-aqueous polymer dispersion used in the present invention means a resin liquid in which a volatile silicone is used as a medium and a polymer (polymer) is dispersed therein. It can be produced by polymerizing a polymerizable monomer. Although any polymerizable monomer can be used here, a radical polymerizable monomer is particularly preferable, and the polymerizable monomer can be produced by radical polymerization in a volatile silicone solvent using a radical initiator. it can. It is also possible to produce a polymer polymerized by any method such as anionic polymerization, cationic polymerization, radical polymerization and the like by stably dispersing the polymer in volatile silicone. Preferred in terms of surface. The composition ratio of the polymer and the volatile silicone in the non-aqueous polymer dispersion is arbitrary, but is preferably in the range of (polymer) :( volatile silicone) = 1: 25 to 6: 1, and more preferably. Ranges from 1: 7 to 2: 1.
[0008]
The polymer contained in the non-aqueous polymer dispersion used in the mascara of the present invention may be of any type, for example, a polymer containing an ester of acrylic acid or methacrylic acid and an alcohol having 1 to 10 carbon atoms as a monomer. Coalesce, a silicone ester polymer of acrylic acid or methacrylic acid, styrene, α-methylstyrene, vinyl acetate, a polymer such as vinyl propionate can be used, and it may be a homopolymer or a copolymer, but is preferably Acrylate or methacrylate, or a copolymer of acrylate and methacrylate.
[0009]
The non-aqueous polymer dispersion contained in the mascara of the present invention uses a volatile silicone having excellent properties in odor and safety to skin as a medium for dispersing the polymer, and the medium is volatile. Although it is not particularly limited as long as it is silicone, volatile silicone represented by the following general formulas (1) and (2) is preferable.
[0010]
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[0011]
(In the formula, n represents an integer of 3 to 7, and m represents an integer of 0 to 5.)
The compounding amount of the non-aqueous polymer dispersion is preferably in the range of 10 to 60% by mass, more preferably 20 to 40% by mass, based on the total amount of mascara. If the amount is less than 10% by mass, water resistance, oil resistance, adhesiveness, and stickiness will be poor. On the other hand, if the amount is more than 60% by mass, the ease of application is poor, which is not preferable.
[0012]
Preferably, the mascara of the present invention further contains methylphenylpolysiloxane.
Methylphenyl polysiloxane is represented by the following general formula (3).
[0013]
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[0014]
(In the formula, R1 to R8 represent a methyl group or a phenyl group.)
In the present invention, among the methylphenylpolysiloxanes, it is particularly preferable to use tetramethyltetraphenyltrisiloxane or trimethylpentaphenyltrisiloxane represented by the following general formula (4) or (5).
[0015]
Embedded image

[0016]
The methylphenylpolysiloxane used in the present invention is a compound known as a raw material for cosmetics. For example, JP-A-7-89844 describes that methylphenylpolysiloxane having a phenyl group content of 50% or more can be added to cosmetics. Have been.
[0017]
In the present invention, a particularly remarkable effect is exhibited by combining methylphenylpolysiloxane with the above-mentioned non-aqueous polymer dispersion. In particular, a specific methylphenylpolysiloxane represented by the above general formula (3) is preferable, and more preferably, tetramethyltetraphenyltrisiloxane or trimethylpentaphenyltrisiloxane represented by the above general formula (4) or (5) It is. These are generally commercially available and include, for example, HIVAC F-4 and HIVAC F-5 manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.
[0018]
The blending amount of methylphenylpolysiloxane is preferably in the range of 1 to 50% by mass, more preferably 4 to 30% by mass, based on the total amount of mascara. If the amount is less than 1% by mass, the curl may lack flexibility. If the amount is more than 50% by mass, the adhesiveness and the stickiness are poor, which is not preferable.
[0019]
By adding a hollow powder to the mascara of the present invention, the volume of the eyelashes can be increased, and the curl force and curl holding effect can be improved. The hollow powder mainly includes a hollow resin powder and a hollow inorganic powder.
[0020]
The hollow resin powder is obtained by heating, expanding or foaming a thermoplastic resin powder containing a volatile foaming agent which is mainly vaporized by heating.
Examples of the resin forming the outer shell of the hollow foamed resin powder include vinyl monomers such as vinyl chloride, vinyl acetate and methyl vinyl ether, acrylic acid, acrylate ester, methacrylic acid, methacrylic ester, acrylonitrile and methacrylonitrile. And homopolymers or copolymers composed of one or more monomers selected from acrylic monomers such as styrene, vinylidene chloride, divinylbenzene, ethylene glycol dimethacrylate and the like. Preferably, it is a copolymer comprising two or more monomers selected from acrylic acid, methacrylic acid or esters thereof, vinylidene chloride, acrylonitrile, methacrylonitrile and the like. These polymers may be cross-linked with a cross-linking agent such as divinylbenzene, ethylene glycol dimethacrylate, and triacryl formal.
[0021]
Examples of the volatile foaming agent include, but are not particularly limited to, methane, ethane, propane, butane, isobutane, isobutene, pentane, isopentane, neopentane, hexane, neohexane, heptane, hydrocarbons such as acetylene, trichlorofluoromethane, and dichloroethane. Halogenated hydrocarbons such as difluoromethane and low-boiling compounds such as tetraalkylsilanes are used.
[0022]
This hollow resin powder is produced by, for example, a method of heating and foaming a thermoplastic resin powder containing a volatile foaming agent, as disclosed in Japanese Patent Publication No. 53530/1984. Hollow resin powders are generally commercially available, for example, Matsumoto Microspheres MFL Series [MFL-50STI (particle size: 10 to 30 μm, true specific gravity: 0.20), MFL-50SCA (particle size: 10) manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd. ３０30 μm, true specific gravity 0.29), MFL-80GCA (particle size 10-30 μm, true specific gravity 0.20), MFL-80CA (particle size 90-110 μm, true specific gravity 0.13), MFL-100SCA (particle size) 20-40 μm, true specific gravity 0.20), MFL-100CA (particle size 90-110 μm, true specific gravity 0.13), MFL-30STI (particle size 10-30 μm, true specific gravity 0.20)] and Matsumoto Microsphere F-80ED (particle size: 90 to 110 μm, true specific gravity: 0.020 to 0.030), Expancel Microsphere manufactured by EXPANCEL EXPANCEL microsphere) 551 DE 40 d42 (particle size 30 to 50 [mu] m, a true density of ^{42kg / m 3), 551 DE} 40 d60 ( particle size 15 to 25 [mu] m, a true density of ^{60kg / m 3), 551 DE} 80 d42 ( particle size 50 80 μm, true density 42 kg / m ³ ), 461 DE 40 d60 (particle size 20 to 40 μm, true density 60 kg / m ³ ), 461 DE 20 d70 (particle size 15 to 25 μm, true density 70 kg / m ³ ), 051 DE 40 d60 (particle size 20-40 μm, true density 60 kg / m ³ ), 091 DE 40 d30 (particle size 35-55 μm, true density 30 kg / m ³ ), 091 DE 80 d30 (particle size 60-90 μm, true density 30 kg) / M ³ ), 092 DE 40 d30 (particle size 35-55 μm, true density 30 kg / m ³ ), 092 DE 80 d30 (particle size: 60 to 90 μm, true density: 30 kg / m ³ ), Ganz Pearl GMH-0850, manufactured by Ganz Kasei Co., Ltd. (particle size: 8 μm, true specific gravity: 0.65), and the like.
[0023]
The hollow inorganic powder includes a material obtained by heating, expanding or foaming an inorganic substance such as glass containing a volatile foaming agent that is mainly vaporized by heating, and fly ash generated in a process of burning coal (pulverized coal). . The hollow inorganic powder is generally commercially available, for example, Sumitomo 3M Limited Scotchlite Glass Bubbles K-series [K1 (true density 0.125g ^/ cm 3), K15 (true density 0.150 g / cm ³ ), K20 (true density 0.200 g / cm ³ ), K25 (true density 0.250 g / cm ³ ), K37 (true density 0.370 g / cm ³ ), K46 (true density 0.460 g / cm ³ )] And S series [S22 (true density 0.220 g / cm ³ ), S38 (true density 0.380 g / cm ³ ), S60 (true density 0.600 g / cm ³ )], floated series [A16 (true density 0 .16 g / cm ³ ), A20 (true density 0.20 g / cm ³ ), D32 (true density 0.2 g / cm ³ ) and CEL-STAR (Celstar manufactured by Tokai Kogyo Co., Ltd.) ) Z-20 (average particle size 67 μm, true density 0.17 to 0.23), Z-25 (average particle size 65 μm, true density 0.22 to 0.28), Z-27 (average particle size 63 μm, True density 0.24 to 0.30), Z-31T (average particle size 60 μm, true density 0.28 to 0.34), Z-36 (average particle size 56 μm, true density 0.33 to 0.39) , Z-39 (average particle size 55 μm, true density 0.36 to 0.42), SX-39 (average particle size 40 μm, true density 0.36 to 0.42), Z-45 (average particle size 52 μm, True density 0.42 to 0.48), PZ-6000 (average particle size 40 μm, true density 0.70 to 0.80) and metasphere # 50 which is a fly ash balloon (average particle size 128 μm, true density 0. 6 to 0.8), # 100 (average particle diameter 72 μm, true density 0.6 to 0.8).
[0024]
Further, the surface of the hollow powder may be coated with an inorganic substance. The method of coating the inorganic powder is, for example, as disclosed in JP-A-4-9319, by mixing the inorganic powder with the volatile foaming agent-containing thermoplastic resin before or during foaming and heating. Is obtained by In addition, as other methods, a method of mixing and drying a dispersion of inorganic powder in water or an organic solvent and a hollow resin powder, or a method of spraying and drying this inorganic dispersion on a hollow resin powder is applied. Examples include a wet processing method and a method of compounding by a physical force such as a high impact force.
[0025]
The inorganic powder to be coated on the surface of the hollow resin powder is not particularly limited, but is selected according to a desired effect. For example, talc, sericite, mica, calcium carbonate, magnesium carbonate, kaolin, boron nitride, titanium oxide, oxide Examples include zinc, iron oxide, cerium oxide, zirconium oxide, silica, and the like. The particle shape of these inorganic powders is not particularly limited, and may be, for example, any of a granular shape, a spherical shape, a plate shape, and a needle shape, and the average particle size is not particularly limited, but is preferably 0.01 to 20 μm. The weight ratio between the hollow resin powder and the inorganic powder is preferably from 5:95 to 50:50.
[0026]
In the present invention, the hollow powder is preferably a hollow resin powder from the viewpoint of increasing the volume of the eyelashes and improving the curling force and curl holding effect.
[0027]
The mascara of the present invention further comprises an oil that is insoluble in any of the non-aqueous polymer dispersion and methylphenylpolysiloxane, that is, a hydrocarbon-based oil having 12 or more carbon atoms. Become.
[0028]
By blending such an oil component, the eyelashes and the film can be adjusted to an appropriate adhesive strength.
[0029]
The oil having such an effect may be an oil insoluble in both the non-aqueous polymer dispersion and methylphenylpolysiloxane, that is, a hydrocarbon oil having 12 or more, preferably 16 or more, more preferably 20 or more carbon atoms. Any liquid may be used, and even if it is in a liquid state or a semi-solid state alone, it may be acceptable if it has fluidity (25 ° C.) by mixing. For example, squalane, liquid paraffin, castor oil, jojoba oil, olive oil, macadamia nut oil, vaseline and the like can be mentioned, and these can be used alone or in combination. Among them, liquid paraffin and castor oil are particularly preferred from the viewpoint of ease of blending into the system and safety to the human body.
[0030]
These oils may be used in the range of 1 to 20% by mass, preferably 2 to 15% by mass. If the amount is too small, the effect of ease of removal is reduced. If the amount is too large, the adhesive strength of the mascara to the eyelashes is rather small, and the mascara is easily removed by friction or the like, and the makeup lasts poorly.
[0031]
In the oil phase component and the aqueous phase component of the mascara according to the present invention, in addition to the above components, general qualitative and quantitative ranges that do not impair the intended effects of the present invention can be incorporated into cosmetics. Components can be added as needed. Specifically, for example, powders, resins and oils other than the above components, drugs, emulsifiers, thickeners, clay minerals, preservatives, humectants, alcohols, polyhydric alcohols, water-soluble polymers, drugs, antioxidants Agents, ultraviolet absorbers, ultraviolet scattering agents, fragrances, and the like.
[0032]
The mascara of the present invention has high oil resistance and water resistance, and the curl effect is maintained without being removed by sweat, tears, or rain during use. In addition, because it is very easy to remove at the time of washing, water or hot water, soap, or water-based, oil-based, emulsified type, multi-layer type cleansing oil used for normal face washing without using a special cleaning agent for mascara It can be easily removed by using a cream.
[0033]
【Example】
Next, the present invention will be described in more detail with reference to examples. The present invention is not limited by this. The blending amount (%) is% by mass. Prior to the examples, a method for producing a non-aqueous polymer dispersion and a method for evaluating mascara will be described.
[0034]
1. Production of Non-Aqueous Polymer Dispersion The non-aqueous polymer dispersion used in Examples and Comparative Examples was produced by the following method.
[0035]
(1) Production of “non-aqueous polymer dispersion A” 15% of methyl methacrylate monomer, 25% of ethyl acrylate monomer, 0.1% of polymerization initiator, dimethylpolysiloxane graft polymer of dispersion stabilizer (molecular weight: about 150,000) 5 % Was added to 54.9% of decamethylcyclopentasiloxane (n = 5 in the general formula (1)) as a dispersion medium, followed by stirring at 120 ° C. for 10 hours to carry out polymerization. Next, after performing demonomer treatment under reduced pressure, the mixture is cooled to 25 ° C. to obtain a non-aqueous polymer dispersion A using a volatile silicone as a dispersion medium having a milky white appearance and an average particle diameter of dispersed polymer particles of 1 μm. Was.
[0036]
(2) Production of “Non-aqueous Polymer Dispersion B” Methyl methacrylate monomer 10%, ethyl acrylate monomer 15%, methacrylic acid silicone ester monomer 5%, sucrose benzoate (sucrose benzoate having 8 hydrogen atoms 15% of an ethyl acetate solution (weight ratio 1: 1) of 6.5 to 8 of which is substituted with a benzoyl group, 0.1% of polymerization initiator, dimethylpolysiloxane graft polymer of dispersion stabilizer (molecular weight of about 10 Was added to 49.9% of decamethylcyclopentasiloxane (n = 5 in the formula (1)) as a dispersion medium, and the mixture was stirred at 120 ° C. for 10 hours to carry out polymerization. Then, after performing demonomerization and ethyl acetate removal treatment under reduced pressure, the mixture is cooled to 25 ° C., and a non-aqueous system using a volatile silicone as a dispersion medium in which the appearance is milky white and the average particle size of the dispersed polymer particles is 0.6 μm. Polymer dispersion B was obtained.
[0037]
(3) Production of “Non-Aqueous Polymer Dispersion C” The dispersion medium decamethylcyclopentasiloxane used in the non-aqueous polymer dispersion B was converted to octamethylcyclotetrasiloxane (n = 4 in the general formula (1)). A non-aqueous polymer dispersion C was obtained with the same composition and process as in B except for the substitution.
[0038]
2. Evaluation method of mascara (1) Specific thickness (0.8 mm) of each film was applied to a glass plate with a specific gravity of dried film, dried for one day and night, and then the film part was cut finely, and Auto True Denser MAT-5000 (Seisin) was used. (Manufactured by a corporation).
[0039]
(2) Oil resistance A 5 mm x 3 cm acrylic plate was coated with each sample at a constant thickness (0.8 mm), dried for one day and night, and then immersed in a foundation oil component (liquid paraffin: isostearic acid = 1: 1). Leave at 25 ° C. The next day, the state of the film components was evaluated.
A: The film is completely left.
：: 3/4 or more of the film remains.
Δ: The film remains 以上 or more.
X: Only 1/2 or less of the film remains.
[0040]
(3) Sweat and sebum resistance Tested and evaluated by the following actual use test by 20 specialized panels. Each sample was applied, tennis was performed for 2 hours in fine weather, and after sufficient sweating, it was visually judged.
◎: 18 or more persons answered that no bleeding was observed.
： １: 15 to 17 persons answered that it was not blurred.
Δ: 10 to 14 persons answered that no blurring occurred.
×: 9 or less respondents answered that no blurring occurred.
[0041]
(4) Tests and evaluations were conducted by the following actual use test by 20 water resistant professional panels. After applying each sample and applying a shower for 2 minutes, it was judged visually.
◎: 18 or more persons answered that no bleeding was observed.
： １: 15 to 17 persons answered that it was not blurred.
Δ: 10 to 14 persons answered that no blurring occurred.
×: 9 or less respondents answered that no blurring occurred.
[0042]
(5) Usability The panel was tested and evaluated by the following actual use test by 20 panelists. The volume sensation when applying each sample, the softness after drying, and the continuation of the curl after 6 hours were evaluated.
：: 15 or more respondents answered that they were good.
Δ: 8 to 14 persons answered that they were good.
×: Seven or less respondents answered that it was good.
[0043]
(6) Ease of dropping The panel was tested and evaluated by the following actual use test by 20 specialized panels. Each sample was applied, and 4 hours later, the mascara was removed by each method described below.
(A) Take the cleansing foam, add water, wash the face, and rinse off with water.
(B) Apply cleansing cream to eyelashes and rinse with water.
Then, the degree of removal was visually determined.
：: 16 or more persons were judged to have dropped.
Δ: 8 to 15 or more persons were judged to have dropped.
×: It is determined that all of the seven or less persons have dropped.
[0044]
Examples 1-4, Test Examples 4-7
Oily mascara was prepared by a conventional method according to the formulation shown in Tables 1 and 2 below. In the production method, powder was added to an oil phase at 70 ° C., stirred with a disper, cooled to room temperature, and then filled in a mascara container.
The methylphenyl polysiloxane used was trimethylpentaphenyltrisiloxane represented by the general formula (5). EXPANCEL 551 DE40 d60 (manufactured by EXPANCEL) was used as the hollow resin powder. Other components used were generally commercially available as cosmetic raw materials.
[0045]
[Table 1]

[0046]
[Table 2]

[0047]
Examples 5 to 8, Test Example 8
Water-in-oil mascara was prepared according to the formulation shown in Table 3. The production method was carried out by adding an aqueous phase to an oil phase while stirring at room temperature and emulsifying with a disper.
The methylphenyl polysiloxane used was trimethylpentaphenyltrisiloxane represented by the general formula (5). As the hollow resin powder, MFL-50SCA (manufactured by Matsumoto Yushi Seiyaku Co., Ltd.) was used, and as the hollow inorganic powder, Scotch Light Glass Bubbles K20 (manufactured by Sumitomo 3M Limited) was used. Other components used were generally commercially available as cosmetic raw materials.
[0048]
[Table 3]

[0049]
Test Example 1 Oil-based mascara carnauba wax 7.0% by mass
Beeswax 2.0
Microcrystalline wax 20.0
Lanolin 0.4
Liquid polyisobutylene 57.6
Organically modified bentonite 3.0
Pigment 10.0
Preservative appropriate amount (production method)
According to the oil-based solvent type eyeliner.
[0050]

(Production method)
(1) Bentonite and sodium carboxymethylcellulose are mixed in a dry state, added to heated purified water, and swelled to be uniform.
(2) Add B and heat to 65-70 ° C.
(3) Add D to C, melt by heating, allow to cool, knead with a hot roll mill, re-melt and heat to 70 ° C.
(4) E is added to the mixture of A and B, and the mixture of C and D is further added and emulsified, and then cooled with stirring to obtain a product.
[0051]
Test Example 3 O / W / O Mascara (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 52-27695)
(Oil phase)
Light isoparaffin (isopar) 30.0% by mass
Solid paraffin wax 8.0
Lanolin derivative 8.0
Sorbitan monopalmitate 4.0
Black iron oxide 10.0
(Aqueous phase)
Polyacrylate emulsion 30.0
Ion exchange water 10.0
Preservatives appropriate amount perfume appropriate amount (production method)
The oil phase is heated to 70 ° C. and stirred to make it homogeneous. The aqueous phase is heated to 70 ° C., added to the oil phase, emulsified, cooled, and filled in a mascara container.
Tables 4 and 5 show the results of the above-described tests performed on Examples 1 to 8 and Test Examples 1 to 8.
[0052]
[Table 4]

[0053]
[Table 5]

[0054]
【The invention's effect】
As described in detail above, according to the present invention, it is possible to provide a mascara that gives the eyelashes a sense of volume, is excellent in curl flexibility, and satisfies curl persistence.

Claims (6)

A mascara comprising a non-aqueous polymer dispersion in which a polymer is dispersed in a volatile silicone and a hollow powder. 2. The mascara according to claim 1, wherein the polymer is a polymer of an acrylate or a methacrylate, or a copolymer of an acrylate and a methacrylate. The mascara according to claim 1, wherein the volatile silicone is one or more volatile silicones represented by the following general formula (1) or (2).

(In the formula, n represents an integer of 3 to 7, and m represents an integer of 0 to 5.) The mascara according to claim 1, further comprising methylphenylpolysiloxane. The mascara according to claim 1, wherein the methylphenylpolysiloxane is tetramethyltetraphenyltrisiloxane or trimethylpentaphenyltrisiloxane represented by the following general formula (4) or (5).

The mascara according to claim 1, further comprising a hydrocarbon oil having 12 or more carbon atoms.