JP2004315068A - 顆粒用収納容器 - Google Patents

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善忠 ▲薮▼田
Yoshitada Yabuta
Masaru Uei
勝 上井
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MEIWA KINZOKU KOGYO KK
TATSUTA GOSEI KOGYOSHO KK
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MEIWA KINZOKU KOGYO KK
TATSUTA GOSEI KOGYOSHO KK
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Abstract

【課題】容器本体内の顆粒をスプーンで掬い取ったのち、スプーン上の顆粒を定量に摺り切る際に、この摺り切り作業が手軽に行えるようにした顆粒用収納容器を得る。
【解決手段】容器本体1と、中蓋2と、外蓋3と、スプーン4とがある。容器本体1は、底壁5と円筒壁6とを有する。中蓋2は、円形の主壁8と、外周壁9と、鍔10とを有する。主壁8の下面には、外周寄り部位に円環状の線状突部12が下向きに一体突設されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顆粒Gが入る容器本体1と、容器本体1の開口上面を閉じる中蓋2と、容器本体1に被せ付けられて中蓋2の外側を閉じる外蓋3と、スプーン4とを含む顆粒用収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかる顆粒用収納容器において、顆粒Gのスプーン1杯分を容易に量るために、中蓋2の主壁8の下面に直線状の線状突部12が設けられている(特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
実公昭44−28552号公報(第1頁左欄、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、線状突部12が直線状に配されていると、スプーン4を中蓋2に対して線状突部12と直交する方向に引くしかなく、摺り切り方向が限定されてしまう。特に、中蓋2は半透明の合成樹脂材で成形されていることが多いところ、長期間使用するうちに顆粒Gが中蓋2に付着して、中蓋2が白濁する。そのため、中蓋2の上面からでは線状突部12の位置と方向とが視認できずに摺り切りがしにくくなるという不都合があった。
【0005】
中蓋2は軟質合成樹脂材で成形して、容器本体1の開口上面を密封状に閉じることが望まれるが、線状突部12が直線状に形成されていると、開閉時に中蓋2が過剰にねじれ変形し、中蓋2の開閉操作、特に開き操作が行い難い点にも問題があった。
【0006】
本発明の目的は、スプーン4に掬い取った顆粒Gの摺り切り操作が手軽に行える顆粒用収納容器を得ることにある。本発明の目的は、容器本体1に対する中蓋2の開閉が容易に行える顆粒用収納容器を得ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る顆粒用収納容器は、中蓋2の主壁8の下面の外周寄り部位に円環状の線状突部12が下向きに一体突設されていることを特徴とする。
【0008】
具体的には、中蓋2が、透明ないし半透明の軟質合成樹脂材で成形されている。中蓋2の主壁8の上面の外周寄りの一箇所には、手づかみ用の舌片13が一体に連設されており、舌片13は、主壁8から立ち上がる起立部13aと、起立部13aの上端から主壁8の中央に向かって片持ち状に連設された舌片部13bとからなる。
【0009】
容器本体1は金属缶からなり、円筒壁6の上端開口周縁に内巻きカール部7が形成されており、中蓋2の外周壁9の上端外周面に、内巻きカール部7に弾性的に嵌係合する係合部11が周回状に凹み形成されている。
【0010】
【発明の作用効果】
本発明によれば、中蓋2の主壁8の下面に線状突部12を円環状に設けたので、中蓋2の円周のいずれの方向にスプーン4を引くことによっても、スプーン4上の顆粒Gを容易確実に摺り切ることができる。線状突部12は、中蓋2の主壁8の形状を保形するので、主壁8が薄肉化されていても、また中蓋2が軟質合成樹脂材で成形されていても、中蓋2の過剰なねじれ変形を防止し、容器本体1に対する中蓋2の脱着が容易に行える。
【0011】
中蓋2が透明ないし半透明の軟質合成樹脂材で成形されていると、これの主壁8越しに前記摺り切り作業を視認できる。更に、中蓋2の外周壁9を内外方向に弾性変形させて容器本体1の円筒壁6の上端開口部に嵌合することができ、容器本体1に対する中蓋2の脱着が容易に行え、容器本体1の開口上面を中蓋2で密封するのにも便利である。
【0012】
中蓋2は舌片13をつかんで容器本体1から上方に抜き外すことができる。従って、容器本体1に中蓋2が密に嵌合していても、容器本体1から中蓋2を容易に抜き外すことができる。
【0013】
軟質合成樹脂製の中蓋2は外周壁9が内外方向に弾性変形可能であるうえに、外周壁9の上端外周面に形成した係合部11が、金属製の容器本体1の円筒壁6の上端開口周縁に形成された内巻きカール部7に弾性的に嵌係合するので、中蓋2による容器本体1の密閉性を良好に確保できる。
【0014】
【実施例】
本発明に係る顆粒用収納容器は、図2および図3に示すごとく、胃腸薬などの顆粒Gが入る金属製の容器本体1、容器本体1の開口上面を閉じる軟質合成樹脂製の中蓋2、容器本体1に被せ付けられて中蓋2の外側を閉じる金属製の外蓋3と、硬質合成樹脂製のスプーン4とを含む。
【0015】
容器本体1は、円形の底壁5と、底壁5の外周から立ち上がる円筒壁6とを有する有底の円筒状に形成されている。円筒壁6の下端に底壁5の外周縁が外巻き締めされており、円筒壁6の上端開口周縁には内巻きカール部7が形成されている。
【0016】
中蓋2は、円形の主壁8と、主壁8の外周に立ち上げ連設されて容器本体1の円筒壁6の開口上端部の内周に落とし込み嵌合される外周壁9と、外周壁9の上端外周に張り出し形成された鍔10とが半透明の軟質合成樹脂材(ポリエチレン)で一体成形されている。
【0017】
中蓋2の外周壁9の上端外周面には、内巻きカール部7に弾性的に嵌係合する係合部11が周回状に凹み形成されている。係合部11は、円筒壁6の上端の内巻きカール部7の内周側に密接する垂直状の立壁部11aと、容器本体1に中蓋2を嵌合装着したとき、内巻きカール部7の下方に位置する凸部11bとを有する。立壁部11aは主に顆粒Gの防湿などを図り、凸部11bは主に、容器本体1からの中蓋2の意図しない抜け外れを防止する。
【0018】
中蓋2の鍔10は容器本体1の円筒壁6の上端開口縁に受け止められて、容器本体1への中蓋2の嵌まり込み深さを規制する。外周壁9は下半部の外周面が下すぼまりのテーパ面に形成されており、容器本体1に対する中蓋2の嵌合をスムーズなものにしている。
【0019】
中蓋2の主壁8の下面の外周寄り部位には、主壁8と同心円状に配された円環状の線状突部12が、下向きに一体突設されている。線状突部12の直径寸法は、スプーン4の掬い部17の上端縁の最大径よりも十分に大きく設定されている。線状突部12の肉厚は、図1に示すごとく上方よりも下方がやや薄肉になっており、下向きのブレード状を呈している。線状突部12の上下長さは、外周壁9と鍔10とを含めた高さよりも短い。
【0020】
中蓋2の主壁8の上面には、外周寄りの一箇所に舌片13が一体に連設されている。舌片13は、図1に示すごとく、主壁8から立ち上がる起立部13aと、起立部13aの上端から主壁8の中央に向かって片持ち状に連設された舌片部13bとで構成される。舌片部13bの外側上面には、摺り止め手段として、舌片部13bの連出方向に直交するよう幅方向に延びる3本の凸条14が一体に形成されている。3本の凸条14は、それぞれが断面半円形を呈し、舌片部13bの連出方向に一定の間隔を置いて、平行に配置されている。
【0021】
外蓋3は、円形の天壁15と、天壁15の外周から下向きに連設された短筒状の周側壁16とを含む。図1において、周側壁16の上端寄り部位には、中蓋2の鍔10の上端外周縁に当接して外蓋3の容器本体1への嵌まり込み深さを規制する段部16aが、外張り周回状に設けられている。周側壁16は、段部16aより下方の径大筒部が、円筒壁6の開口上端部の外周面に嵌合する。
【0022】
スプーン4は、先端の掬い部17と、これにつながる柄18とからなる。掬い部17の容量は、その摺り切り一杯分が1回に服用すべき胃腸薬の量である1ccとなるように設定した。図2においてスプーン4は、不使用時に中蓋2の主壁8の上に載せられて、中蓋2と外蓋3との間の空間に収納される。従ってスプーン4は、全体の長さが主壁8の直径よりも短く、掬い部17を含む全体の上下寸法が、中蓋2と外蓋3とで生じる空間よりも小さい。
【0023】
次に、本発明に係る顆粒用収納容器の使用方法を説明すると、図3に示すごとく、容器本体1から外蓋3を外し、中蓋2に載置されているスプーン4をいったん取り除いたあと、中蓋2の舌片13をつかんで中蓋2を取り外す。次いで、中蓋2の舌片13を把持したまま、他方の手でスプーン4を持って顆粒Gをおおまかな山盛りに掬う。そのあと図4に示すごとく、容器本体1の開口上面の上方で、水平にしたスプーン4の掬い部17の上に中蓋2の下面の略中央部分を水平に合わせ、線状突部12の下端面を掬い部17の上端縁に当接させた状態で、スプーン4を中蓋2の外周方向に引くか、または中蓋2をスプーン4の先端方向に引く。
【0024】
この際に、半透明の中蓋2の主壁8越しに摺り切り状態を認めることができる。尤も、摺り切り時に使用者は必ずしも線状突部12の位置を目視しなくてもよい。それでも顆粒Gは、スプーン4のちょうど一杯分の適量が量り取れる。顆粒Gを服用したあとは、先程とは逆の順で、中蓋2を容器本体1に嵌合し、中蓋2にスプーン4を載せたあと外蓋3を容器本体1に被せて収納する。
【0025】
線状突部12は、1又は複数の切れ目を有していてもよい。中蓋2は、不透明の硬質合成樹脂製であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の縦断正面図
【図2】全体の縦断正面図
【図3】構成部材を示す分解斜視図
【図4】使用要領を説明する要部の縦断正面図
【符号の説明】
1 容器本体
2 中蓋
3 外蓋
4 スプーン
8 主壁
9 外周壁
11 係合部
12 線状突部
13 舌片
16 周側壁
G 顆粒

Claims (4)

  1. 顆粒Gが入る容器本体1と、容器本体1の開口上面を閉じる中蓋2と、容器本体1に被せ付けられて中蓋2の外側を閉じる外蓋3と、スプーン4とを含み、
    容器本体1が、底壁5と、底壁5の外周から立ち上がる円筒壁6とを有し、
    中蓋2が、円形の主壁8と、主壁8の外周に立ち上げ連設されて円筒壁6の開口上端部の内周に嵌まり込む外周壁9と、外周壁9の上端外周に張り出し形成されて円筒壁6の開口上端縁に受け止められる鍔10と、主壁8の下面の外周寄り部位において下向きに一体突設された円環状の線状突部12とを含む合成樹脂成形品であり、
    外蓋3が、円形の天壁15と、天壁15の外周から下向きに連設されて円筒壁6の開口上端部の外周に嵌合する周側壁16とを有する顆粒用収納容器。
  2. 中蓋2が、透明ないし半透明の軟質合成樹脂材で成形されている請求項1記載の顆粒用収納容器。
  3. 中蓋2の主壁8の上面には、外周寄りの一箇所に手づかみ用の舌片13が一体に連設されており、
    舌片13は、主壁8から立ち上がる起立部13aと、起立部13aの上端から主壁8の中央に向かって片持ち状に連設された舌片部13bとを含む請求項2記載の顆粒用収納容器。
  4. 容器本体1は、金属缶からなり、円筒壁6の上端開口周縁に内巻きカール部7が形成されており、
    中蓋2の円筒壁6の上端外周面に、内巻きカール部7に弾性的に接合する係合部11が周回状に凹み形成されている請求項2又は3記載の顆粒用収納容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8313001B1 (en) 2009-01-28 2012-11-20 Innovative Molding Container closure with stored scoop
US8727149B1 (en) 2009-01-28 2014-05-20 Innovative Molding Container with stored scoop
JP2017197255A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社明治 粉体用容器

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