【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数条の通信用等のケーブルを同一管路内に収容する場合のケーブル布設用管路、管路組立方法及びケーブル布設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
複数条のケーブルを同一管路内に収容する場合、図1に示すように、従来は、管路2にケーブル3を布設する時にケーブル3の先端に通線紐4の一端を固定してケーブル3と通線紐4とを同時に布設しておき、更に他のケーブル81を同一管路内に布設する場合には、通線紐4の他端にケーブル布設用の牽引ロープ6の一端を固定して牽引して牽引ロープ6を布設し、更に牽引ロープ6の他端にケーブル81を固定してケーブル81を布設していた(特許文献1参照)。
【0003】
このようにしてケーブル81を布設する際に、更に追加してケーブルを布設する場合には通線紐4の一端をケーブル81の先端に固定してケーブル81と通線紐4とを同時に布設し、この工程を繰り返すことにより、複数条のケーブルを同一管路内に布設し収容する方法が用いられていた。
【0004】
しかしながら、この方法においては、通線紐4とケーブル3とを同時に布設する際に、通線紐4が同時に布設しているケーブル3又は既設のケーブル1の下にもぐり込むことがあった(図1(a))。
【0005】
また、従来は通線紐4に牽引ロープ6を固定する方法として、牽引ロープ6に取付けられているプーリングアイ6aを通線紐4に直接固定する方法を採用していた。このプーリングアイ6aの外径は、通常ケーブルの外径より小さいため、通線紐4で牽引ロープ6を牽引する際に、牽引ロープ6が通線紐4に引張られて同様に既設のケーブル1,3の下にもぐり込ことがあり、既設のケーブル1,3と絡まった状態で布設されてしまうことがあった(図1(b))。
【0006】
この状態の牽引ロープ6で追加のケーブル81を布設すると、同様に追加のケーブル81が既設のケーブル1、3と絡まった状態で布設されてしまうことがあった(図1(c))。
【0007】
このため、通線紐4によって牽引ロープ6を布設する時の布設張力及び牽引ロープ6によって追加のケーブル81を布設する時の布設張力が著しく大きくなり、ケーブル1,3と牽引ロープ6との摩擦又はケーブル1,3とケーブル81との摩擦により、ケーブルの損傷や破損が発生しやすいという問題があった。
【0008】
特に近年は光ファイバーケーブルの敷設が増加しており、この場合上記問題は更に顕著であった。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−125429号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来のケーブル布設の問題点に鑑み、ケーブル布設時の布設張力を小さくし、既設ケーブルとの摩擦を小さくし得る、特に光ファイバーケーブルに好適なケーブル布設用管路、管路組立方法及びケーブル布設方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のケーブル布設用管路は、同一管路内に他のケーブルを追加することが可能な管路であり、管路内上部に挿通され管路両端部の上部で固定された吊り紐と、吊り紐に沿って移動可能な可動部とを有し、可動部を管路両端部に移動可能とする牽引紐が可動部に連結されてなることを特徴とする。
請求項2記載の管路組立方法は、同一管路内に他のケーブルを追加するための管路組立方法であって、通線具を用いて吊り紐を管路内に挿通し、吊り紐に沿って移動可能な可動部を装着し、吊り紐を管路両端部の上部で固定した後に、可動部を管路両端部に移動可能とする牽引紐を、通線具を用いて管路内に挿通し可動部に取り付けることを特徴とする。
請求項3記載のケーブル布設方法は、請求項1記載のケーブル布設用管路において、ケーブルの牽引端部を可動部に取り付け、牽引紐を牽引してケーブルを管路内に布設することを特徴とする。
請求項4記載のケーブル布設用管路は、同一管路内に他のケーブルを追加することが可能な管路であり、管路内上部に挿通され管路両端部の上部で滑車又は摩擦抵抗の小さな取付け部材により、牽引紐が管路両端部を循環可能にループ状に取り付けられてなることを特徴とする。
【0012】
(作用)
本発明によれば、管路両端部の上部で固定された吊り紐に沿って移動可能な可動部、又はループ状に取り付けられた牽引紐にケーブルの牽引端部が取り付けられることで、ケーブルの牽引端部が管路上部に持ち上げられ、管路上部に挿通された吊り紐又は牽引紐に沿って牽引され移動するので、従来の方法のように、牽引紐やケーブルが既設のケーブルと絡まった状態で布設されてしまうことがなく、ケーブル布設時の布設張力を小さく押さえることができるとともに、牽引紐やケーブルと既設ケーブルとの摩擦を小さく押さえることが可能となり、ケーブルの損傷や破損を防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図2は本発明の実施の形態を例示する説明図であり、符号2はケーブルを収容する管路、符号71は管路2の牽引側端部、符号72は管路2の繰り出し側端部、符号10は吊り紐、符号11は吊り紐の固定部、符号12は牽引紐、符号13は可動部を示す。
【0014】
本発明のケーブル布設管路は、図2(a)に例示するように、管路2の上部に挿通され管路両端部71,72の上部で吊り紐の固定部11,11に固定された吊り紐10と、吊り紐10に沿って移動可能な可動部13とを有し、可動部13を管路両端部71,72に移動可能とする牽引紐12に可動部13が連結されてなるものである。
【0015】
上記吊り紐10又は牽引紐12の材料としては、特に限定されないが、例えば、布設するケーブルが細径の光ファイバケーブルの場合には、単位長当りの重量は5g/m以下であり、ケーブル布設長が50m程度であれば総重量250g程度となるので、細い針金、ビニロン等の合成繊維又は綿糸等が好適である。
【0016】
上記可動部13としては、吊り紐10に沿って移動可能なものであれば特に限定されないが、例えば、吊り紐に通して移動可能な円筒状又はリング状のものが好適である。
【0017】
吊り紐10の固定部11,11は、吊り紐10を管路両端部の上部に固定可能で、可動部13、牽引紐12及びケーブルなどが取り付けられて牽引される場合の荷重に耐えうるものであれば特に限定されず、通常、吊り紐10を引っ掛けたり縛ったりして固定可能な金属製や樹脂製部材を管路両端部の上部にボルト、釘、接着剤、針金などを用いて固定する方法が用いられる。
【0018】
上記牽引紐12は、可動部13を管路両端部71,72に移動可能とするように可動部13に連結されたものであれば特に限定されず、通常可動部13から管路両端部71,72の両方向に伸ばされ、牽引可能な十分な長さを有する牽引紐12が連結される。
【0019】
この牽引紐12は、例えば、図2(b)に例示するように、管路両端部71,72の外側に設けられた巻き取り具14,14に巻き付けられて用いられてもよい。上記牽引紐12の材質としては特に限定されず、例えば、細い針金、ビニロン等の合成繊維又は綿糸等が用いられる。
【0020】
本発明の管路組立方法は、例えば図2(a)に示す管路2の内部に通線具(図示せず)を用いて吊り紐10を挿通し、吊り紐10に沿って移動可能な円筒状の可動部13を吊り紐10に通して装着し、吊り紐10を管路両端部71,72の上部にボルトで固定された固定部11,11に結束して固定し、吊り紐10が管路2内の上部に配設された後に、通線具(図示せず)を用いて牽引紐12を管路2内に挿通し、牽引紐12を可動部13に取り付ける方法である。なお、上記通線具としては、例えばリード線などを用いた汎用の引き込み具が用いられる。
【0021】
本発明のケーブル布設方法は、例えば、図2(b)に示すように、管路2の送り出し側端部72でケーブル牽引端部5が取り付けられた可動部13を、牽引側端部71の側から牽引紐12を矢印9の方向に牽引し、ケーブル8,8,・・を引き出した後、稼働部13からケーブル牽引端部5を取り外すことで、ケーブル8,8,・・を管路2内に布設する方法である。
【0022】
本発明においては、可動部13を管路両端部71,72に移動可能とする牽引紐12が取り付けられているので、上記のようにケーブルを布設した後に、繰り出し側72から牽引紐12を引き戻し、可動部13を繰り出し側72に引き戻すことができる。
【0023】
本発明において、他のケーブルを追加する場合は、例えば、図2(c)に示すような既設のケーブル1,1,・・が布設された管路2において、図2(d)に例示するように、追加のケーブル81,81,・・の牽引端部5を可動部13に取付けた後、牽引側71で、牽引紐12を牽引した後、可動部13からケーブルの牽引端部5を取り外すことで追加のケーブル81,81・・を管路2内に布設することが出来る。
【0024】
更に追加のケーブルの布設が必要な場合は、繰り出し側72から牽引紐12を引き戻し、可動部13を繰り出し側72に引き戻した後、上記操作を繰り返せばよい。
【0025】
上記の方法によれば、ケーブル81,81・・の牽引端部5が管路上部に持ち上げられ、管路上部に挿通された吊り紐に沿って牽引され移動するので、既設のケーブル1,1・・に追加のケーブル81,81・・の牽引端部が絡まることなく布設することが可能となる。
【0026】
本発明のケーブル布設用管路においては、図3に例示するように、牽引紐12に上記吊り紐10の機能を持たせ、可動部13をなくした構成とすることも可能である。即ち、牽引紐12が管路両端部71,72の上部で滑車又は摩擦抵抗の小さな取付け部材15によりループ状に取り付けられ、牽引紐12が管路両端部71,72を循環可能に取り付けられたものである。
【0027】
上記管路においてケーブルを布設する際は、例えば、図3に示すように、繰り出し側72において、牽引紐12の任意の位置にケーブル牽引端部5を結束し、牽引側71から牽引紐12を牽引することで、ケーブル8,8・・を管路2内に布設することができる。この場合には、追加のケーブルを繰り返し布設する際の作業性が向上する点で好ましい。
【0028】
上記取付け部材15の材質は、例えば、摩擦抵抗が小さなポリエチレン等の樹脂製のものが好適である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ケーブルの布設張力を小さくすることができ、管路にケーブルを追加布設する際にも、既設ケーブルとの絡まりや摩擦などによるケーブルへ働く外力を極力小さくすることができ、特に光ファイバーケーブルなど曲げ強度の低いケーブルに対しても、ケーブルの損傷や破損を防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のケーブル布設方法の一例を説明する模式図である。
【図2】本発明に係るケーブル布設用管路、管路組立方法、及びケーブル布設方法の一例を説明する模式図である。
【図3】本発明に係る他のケーブル布設用管路の一例を説明する模式図である。
【符号の説明】
1、3 既設のケーブル
2 管路
4 通線紐
5 牽引端部
7 管路端部
71 牽引側端部
72 繰り出し側端部
8 ケーブル
81 追加のケーブル
9 布設の方向を示す矢印
10 吊り紐
11 固定部
12 牽引紐
13 可動部
14 巻き取り具
15 取付け部材[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a cable laying pipe, a pipe laying method, and a cable laying method when a plurality of communication cables are accommodated in the same pipe.
[0002]
[Prior art]
In the case where a plurality of cables are accommodated in the same conduit, as shown in FIG. 1, conventionally, when laying the cable 3 in the conduit 2, one end of the cable 4 is fixed to the end of the cable 3 in the conventional manner. When the cable 3 and the cable 4 are laid at the same time and another cable 81 is laid in the same conduit, one end of the pulling rope 6 for cable laying is fixed to the other end of the cable 4. The towing rope 6 is laid to lay the cable 81, and the cable 81 is fixed to the other end of the towing rope 6 to lay the cable 81 (see Patent Document 1).
[0003]
When laying the cable 81 in this manner, when laying an additional cable, one end of the cable 81 is fixed to the end of the cable 81 and the cable 81 and the cable 4 are laid at the same time. By repeating this process, a method of laying and storing a plurality of cables in the same conduit has been used.
[0004]
However, in this method, when the wiring string 4 and the cable 3 are laid at the same time, the wiring string 4 sometimes goes under the cable 3 laid at the same time or the existing cable 1 (FIG. 1). (A)).
[0005]
Further, conventionally, as a method of fixing the tow rope 6 to the wire string 4, a method of directly fixing the pulling eye 6a attached to the tow rope 6 to the wire string 4 has been adopted. Since the outer diameter of the pulling eye 6a is usually smaller than the outer diameter of the cable, when the tow rope 6 is towed by the through string 4, the tow rope 6 is pulled by the through string 4 and the existing cable 1 is similarly pulled. , 3 may be buried under the existing cables 1, 3 (FIG. 1B).
[0006]
When the additional cable 81 is laid with the tow rope 6 in this state, the additional cable 81 may be laid in a state of being entangled with the existing cables 1 and 3 (FIG. 1C).
[0007]
For this reason, the laying tension when laying the tow rope 6 with the wiring string 4 and the laying tension when laying the additional cable 81 with the tow rope 6 are significantly increased, and the friction between the cables 1 and 3 and the tow rope 6 is increased. Alternatively, there is a problem that the cables are easily damaged or damaged due to friction between the cables 1 and 3 and the cable 81.
[0008]
Particularly, in recent years, the laying of optical fiber cables has been increasing, and in this case, the above-mentioned problem has been more remarkable.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2000-125429 A
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION In view of the above-mentioned problems of the conventional cable laying, an object of the present invention is to reduce the laying tension at the time of laying the cable and to reduce the friction with the existing cable. An object of the present invention is to provide a road assembling method and a cable laying method.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
The cable laying pipe according to claim 1 is a pipe to which another cable can be added in the same pipe, and is suspended in an upper portion of the pipe and fixed at upper portions of both ends of the pipe. It is characterized in that it has a string and a movable part movable along the hanging string, and a traction string enabling the movable part to move to both ends of the pipeline is connected to the movable part.
The pipe line assembling method according to claim 2 is a pipe line assembling method for adding another cable to the same pipe line, wherein the hanging string is inserted into the pipe line using a wire passing tool. After attaching the movable part that can move along the line, and fixing the hanging string at the upper part of the both ends of the pipeline, the pulling string that allows the movable part to move to both ends of the pipeline is connected to the pipeline using a wire It is characterized by being inserted into the inside and attached to the movable part.
According to a third aspect of the present invention, in the cable laying pipe according to the first aspect, the traction end of the cable is attached to the movable portion, and the traction cord is pulled to lay the cable in the pipe. And
The cable laying pipeline according to claim 4 is a pipeline in which another cable can be added to the same pipeline, and is inserted into the upper portion of the pipeline and has a pulley or a frictional resistance at the upper portion of both ends of the pipeline. The traction cord is attached in a loop-like manner so as to be able to circulate through both ends of the pipeline by means of the small mounting member.
[0012]
(Action)
According to the present invention, the towing end of the cable is attached to the movable part movable along the hanging string fixed at the upper end of the pipe end, or to the towing string attached in a loop. As the towing end is lifted to the upper part of the pipeline, and is towed and moved along the hanging string or the towing string inserted into the upper part of the pipeline, the towing string or the cable is entangled with the existing cable as in the conventional method. The cable is not laid in a state, and the cable laying tension at the time of laying the cable can be kept small, and the friction between the pulling cord or the cable and the existing cable can be kept small, thereby preventing damage or breakage of the cable. be able to.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 2 is an explanatory view exemplifying an embodiment of the present invention, wherein reference numeral 2 denotes a conduit for accommodating a cable, reference numeral 71 denotes a traction-side end of the conduit 2, and reference numeral 72 denotes a feed-out end of the conduit 2. , Reference numeral 10 denotes a hanging string, reference numeral 11 denotes a fixed portion of the hanging string, reference numeral 12 denotes a pulling string, and reference numeral 13 denotes a movable portion.
[0014]
As illustrated in FIG. 2 (a), the cable laying pipe of the present invention is inserted into the upper part of the pipe 2 and is fixed to the fixing portions 11, 11 of the hanging strings at the upper ends of the pipe ends 71, 72. The movable portion 13 is connected to a drawstring 12 having a suspension string 10 and a movable section 13 movable along the suspension string 10, the movable section 13 being movable to both ends 71, 72 of the pipeline. Things.
[0015]
The material of the hanging string 10 or the pulling string 12 is not particularly limited. For example, when the cable to be laid is an optical fiber cable having a small diameter, the weight per unit length is 5 g / m or less. If the length is about 50 m, the total weight will be about 250 g. Therefore, a thin wire, a synthetic fiber such as vinylon, a cotton thread, or the like is preferable.
[0016]
The movable portion 13 is not particularly limited as long as it can move along the hanging string 10, but is preferably, for example, a cylindrical or ring-shaped member that can move through the hanging string.
[0017]
The fixing portions 11, 11 of the hanging string 10 can fix the hanging string 10 to the upper part of both ends of the pipeline, and can withstand a load when the movable portion 13, the pulling string 12, the cable, and the like are attached and pulled. If it is not particularly limited, usually, a metal or resin member that can be fixed by hooking or tying the hanging string 10 is fixed to the upper portion of both ends of the pipe using bolts, nails, an adhesive, a wire, or the like. Is used.
[0018]
The tow cord 12 is not particularly limited as long as the movable portion 13 is connected to the movable portion 13 so as to be movable to both end portions 71 and 72 of the pipeline. , 72 are connected, and the traction cord 12 having a sufficient length to be pulled is connected.
[0019]
For example, as shown in FIG. 2B, the drawstring 12 may be used by being wound around winding devices 14 provided on the outside of the pipe end portions 71 and 72. The material of the pulling cord 12 is not particularly limited, and for example, a thin wire, synthetic fiber such as vinylon, or cotton thread is used.
[0020]
In the pipe line assembling method of the present invention, for example, the hanging string 10 is inserted into the inside of the pipe line 2 shown in FIG. 2A using a wire (not shown), and is movable along the hanging string 10. The movable portion 13 having a cylindrical shape is attached through the hanging string 10, and the hanging string 10 is bound and fixed to the fixing portions 11, 11 fixed to the upper ends of the conduits 71, 72 with bolts. Is disposed in the upper part of the pipeline 2, and then the traction string 12 is inserted into the pipeline 2 using a wire (not shown), and the traction string 12 is attached to the movable part 13. In addition, as the above-mentioned wire passing tool, for example, a general-purpose drawing tool using a lead wire or the like is used.
[0021]
In the cable laying method of the present invention, for example, as shown in FIG. 2 (b), the movable section 13 to which the cable pulling end 5 is attached at the sending-out end 72 of the pipeline 2 is connected to the pulling-side end 71. After pulling the pulling cord 12 from the side in the direction of arrow 9 and pulling out the cables 8, 8,..., The cable pulling end 5 is removed from the operating section 13 so that the cables 8, 8,. 2 is a method of laying it inside.
[0022]
In the present invention, since the traction cords 12 that allow the movable portion 13 to move to the pipe end portions 71 and 72 are attached, after the cables are laid as described above, the traction cords 12 are pulled back from the payout side 72. The movable portion 13 can be pulled back to the payout side 72.
[0023]
In the present invention, when another cable is added, for example, as shown in FIG. 2D, in a pipeline 2 in which existing cables 1, 1,... Are laid as shown in FIG. After the towing ends 5 of the additional cables 81, 81,... Are attached to the movable portion 13, the towing cord 12 is towed at the towing side 71, and then the towing ends 5 of the cables are removed from the movable portion 13. By removing the cable, additional cables 81 can be laid in the pipeline 2.
[0024]
If additional cables need to be laid, the above operation may be repeated after the pulling cord 12 is pulled back from the payout side 72 and the movable portion 13 is pulled back to the payout side 72.
[0025]
According to the above method, the towing end 5 of the cable 81 is lifted to the upper part of the pipeline, and is pulled and moved along the suspension string inserted into the upper part of the pipeline. It is possible to lay the additional cables 81, 81,... Without entanglement.
[0026]
In the cable laying conduit of the present invention, as shown in FIG. 3, the pulling string 12 may have the function of the hanging string 10 and the movable section 13 may be omitted. That is, the traction cord 12 is attached in a loop-like manner by the pulley or the attachment member 15 having a small frictional resistance at the upper part of the both ends 71 and 72 of the pipeline, and the traction cord 12 is attached to the both ends 71 and 72 of the pipeline so as to be circulated. Things.
[0027]
When the cable is laid in the above-mentioned conduit, for example, as shown in FIG. 3, the cable pulling end 5 is bound at an arbitrary position of the pulling string 12 on the payout side 72, and the pulling string 12 is pulled from the pulling side 71. By pulling, the cables 8 can be laid in the pipeline 2. This case is preferable in that workability when repeatedly laying the additional cable is improved.
[0028]
The material of the mounting member 15 is preferably made of, for example, a resin such as polyethylene having a small frictional resistance.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to reduce the cable laying tension, and to minimize the external force acting on the cable due to entanglement or friction with the existing cable when additionally laying the cable in the pipeline. It is possible to reduce the size of the cable, and it is possible to prevent the cable from being damaged or damaged, especially for a cable having a low bending strength such as an optical fiber cable.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram illustrating an example of a conventional cable laying method.
FIG. 2 is a schematic diagram illustrating an example of a cable laying pipe, a pipe laying method, and a cable laying method according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an example of another cable laying pipeline according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1, 3 Existing cable 2 Pipe line 4 Cable 5 Pulling end 7 Pipe end 71 Pulling end 72 Feeding end 8 Cable 81 Additional cable 9 Arrow indicating the direction of installation 10 Suspension cord 11 Fixed Part 12 traction cord 13 movable part 14 winder 15 mounting member