JP2004312129A - パケット受信装置およびパケット送信装置 - Google Patents

パケット受信装置およびパケット送信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイム性を要求されるパケット送受信を行う場合に、フラグメントの先頭パケットを正常に受信できなかった場合においても、再生される映像の乱れをできるだけ低減できるパケット受信装置およびパケット送信装置を実現することを目的とする。
【解決手段】受信パケットが映像パケットか否かをパケット受信装置21が判断できるように、パケット送信装置41はIPヘッダの特定フィールドのビットを制御する。一方、パケット受信装置21の映像データ判定手段24は前記ビットを参照して、受信したパケットが映像パケットであるかを判断する。これにより、後続パケットを破棄せずに、格納する映像データを復号手段26へ映像データを渡す。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、符号化映像データをパケット化し、パケットのビット誤りやパケット欠落が避けられないパケット通信ネットワークを介して、UDP/IP(ユーザデータグラムプロトコル/インターネットプロトコル)を使ってリアルタイムに映像パケットを送信する送信装置と、映像パケットを受信しながら復号化し映像再生するパケット受信装置において、
送受信装置の間で映像パケット判定情報を交換することにより、受信パケットが欠落した場合やビット誤りが発生した場合でも、
視聴者にとって好ましくない再生映像の乱れを抑制できる受信装置および送信装置に関する。特に本発明は、フラグメントの先頭パケットが欠落した場合に発生する可能性がある再生映像の乱れを、できるだけ抑制できる送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、符号化映像データをインターネットのようなパケット通信ネットワークを介して送受信する場合、TCP/IPやUDP/IPのプロトコルが使われる。
【0003】
TCPは、コネクションレスのIPを下位層プロトコルとし、TCPでコネクションを作成し、データ送信に対して確認応答を受信装置から送信装置へ送り返す。これにより、確実にデータが受信装置に届いたことを送信装置が確認でき、パケットが届かなかったときは、パケットを再送することにより、確実に受信装置にデータを送り届けることができる。
【0004】
しかしながら、上記のようなハンドシェイクが必要なため、送受信装置間のデータ伝送レートを上げるのが難しく、また、パケットの到着遅延も大きいため、パケットを受信しながら受信したパケットから順次復号するようなリアルタイムな映像伝送には向いていない。
【0005】
一方のUDPは、TCPと同じくIPを下位層プロトコルとして用いるが、コネクションを作成せず、確認応答も行わない。このため、TCPとは異なり再送制御がないため、パケットが欠落した場合は再送されないが、TCPと比べて送受信装置間で高速なデータ伝送が可能であるため、リアルタイムな映像伝送に向いている。
【0006】
上記のように、UDP/IPは高速な伝送が可能であるという点で、リアルタイムな映像伝送に適している。しかし、パケットの欠落や遅延が発生した場合に、それを補償する仕組みがプロトコルに備わっていないため、復号化した映像にブロックノイズや画面フリーズなどの悪影響を及ぼしてしまうことがある。
【0007】
これを解決する方法として、例えば特許文献1記載の「ビデオパケットの受信復号システムおよび送信システム」が知られている。図4は前記従来技術の受信システムの構成を示す図である。図4において、受信パケットが欠落したとき、その欠落したパケットより後の受信パケットをパケット蓄積部2に蓄積するとともに、欠落したパケットの復号に必要な参照データを復号参照データ蓄積部4に記憶しておき、欠落したパケットが遅れて受信された時に前記記憶しておいた一連のデータを利用して復号を行うことにより、パケットの欠落や遅延による画質劣化を可能な限り速やかに軽減できるとしている。パケットの順序関係の判断には、UDPの上位層プロトコルであるRTP(リアルタイム伝送プロトコル)を用いることで実現している。すなわち、前記従来技術は、プロトコル構成として、RTP/UDP/IPを前提としている。
【0008】
UDPの下位層プロトコルとして用いられるIPには、フラグメントという機能が備わっている。フラグメントとは、IPの下位層プロトコルの最大ペイロードサイズ(以下、最大ペイロードサイズを「MTU」と記載)が、IPペイロードとIPヘッダの合計サイズを超える場合に、IPペイロードを分割し、下位層プロトコルのMTUに収まる複数のIPパケットを生成する機能である。フラグメントされた先頭のIPパケット(以下、フラグメントされた先頭のIPパケットを「先頭パケット」と記載)のペイロードには、UDP/IPの場合はUDPヘッダが含まれるが、2番目以降のパケット(以下、フラグメントされた2番目以降のIPパケットを「後続パケット」と記載)にはUDPヘッダは存在しない。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−247578号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フラグメントのUDP/IP先頭パケットを正常に受信できなかった場合、フラグメントされたUDPパケットを再構築できないため、その先頭パケットのフラグメントに属する後続パケットはIPで破棄される。
【0011】
例えば、IPの下位層プロトコルとしてLANでよく利用されている、ファーストイーサネット(R)のペイロードの最大サイズ(以下、「MTU」と記載)は1500バイトである。一方、IPパケットの最大サイズは65536バイトであるため、フラグメントが発生する可能性がある。一般に、IPパケットの最大サイズよりもIPの下位層プロトコルのMTUの方が小さく、また、符号化映像データのサイズはIPパケットの最大サイズよりも十分大きいので、IPの下位層プロトコルのMTUよりも大きいIPパケットが生成されて、フラグメントが起きる可能性が高い。
【0012】
以上のように、UDP/IP先頭パケットを正常に受信できなかった場合に、先頭パケットのフラグメントに属する後続パケットをビット誤りやパケット落ちなく受信できたにも関わらず、符号化映像データとして使用することができないという問題点があった。
【0013】
また、映像の符号化では、圧縮効率を上げるためにフレーム間予測を用いることが多い。この場合、フレーム間予測の参照元となるフレームを参照フレームと呼び、復号された参照フレームは、時間的に前後の符号化映像フレームを復号するために必須となるフレームである。もし、パケットの受信異常により符号化された参照フレームが正常に復号できなかったときは、これに起因するブロックノイズや画面フリーズなどの悪影響がその参照フレームだけにとどまらず、数フレームから数十フレームに渡って影響し、再生映像の品質に深刻な悪影響およぼすことがある。この符号化された参照フレームのデータは、一般に符号化データ中に周期的に存在する。
【0014】
前記従来の方法は、RTP/UDP/IPの枠組みの中で、正常に受信処理が完了できたパケットに対してのみ適用されることになる。そのため、フラグメントの先頭パケットの欠落が発生した場合は、後続パケットはパケット受信部10で破棄されてしまい、パケット蓄積部11へ蓄積されない。このため、前記従来技術の方法では先頭パケットを正常に受信できなかった後続パケットが参照フレームを格納する場合に、その参照フレームを復号できないという課題がある。この課題に対して前記従来技術は、復号参照データ蓄積部12に、過去の参照フレームを蓄積することによって解決を図っているが、シーンチェンジや動きの大きいシーンでは、本来の参照フレームと復号参照データ蓄積部12の参照フレームとが、大きく異なってしまうため、復号した映像に画質劣化を引き起こしてしまう可能性があるという問題点があった。
【0015】
本発明は、上記従来の問題点を解決するもので、パケットの欠落が避けられないパケット通信ネットワークを介して、符号化映像パケットを受信しながら復号するような、リアルタイム性を要求されるパケット送受信を行う場合に、フラグメントの先頭パケットを正常に受信できなかった場合においても、再生される映像の乱れをできるだけ低減できるパケット受信装置およびパケット送信装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係るパケット受信装置は、物理・データリンクプロトコル受信処理手段と、IP受信処理手段と、映像データ判定手段と、UDP受信処理手段と、復号手段とを備え、
物理・データリンクプロトコル受信処理手段は、パケット通信ネットワークから受信パケットを受けて物理層とデータリンク層のプロトコルの受信処理を行い、IP受信処理手段へ受信パケットを渡し、IP受信処理手段は、物理・データリンクプロトコル受信処理手段からの受信パケットが映像パケット送信装置からのフラグメントされたパケットであり、かつ正常に受信できなかったフラグメントに属するパケットのときは、映像データ判定手段に受信データを渡し、映像データ判定手段からの通知に従って受信パケットをUDP受信処理手段へ、またはIPペイロード部の映像データを復号手段へ渡し、映像データ判定手段は、IP受信処理手段から受けた受信パケットが映像データであるか否かの判定結果をIP受信処理手段へ渡し、UDP受信処理手段は、IP受信処理手段からの受信パケットにUDP受信処理を行い、受信パケットが映像パケットである場合はUDPペイロード部の映像データを復号手段へ渡し、復号手段は、IP受信処理手段またはUDP受信処理手段からの映像データを復号し、再生することを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項2に係るパケット受信装置は、請求項1記載のパケット受信装置であって、映像データ判定手段は映像データの判定のためにIPヘッダの”Type of Service”フィールドを利用することを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項3に係るパケット受信装置は、請求項1記載のパケット受信装置であって、映像データ判定手段は映像データの判定のためにIPヘッダの”Identification”フィールドを利用することを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項4に係るパケット受信装置は、請求項1記載のパケット受信装置であって、映像データ判定手段は映像データの判定のためにIPヘッダの”Options”フィールドを利用することを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項5に係るパケット送信装置は、物理・データリンクプロトコル送信処理手段と、IP送信処理手段と、UDP送信処理手段と、映像データ読出し手段と、映像データ蓄積手段とを備え、映像データ蓄積手段は、符号化された映像データを蓄積し、映像データ読出し手段は、映像データ蓄積手段から符号化映像データを読出し、UDP送信処理手段へ渡し、UDP送信処理手段は、映像データ読出し手段からの符号化映像データを格納したUDPパケットをIP送信処理手段へ渡し、IP送信処理手段は、UDP送信処理手段からの符号化映像データを格納したUDPパケットを格納するIPパケットを作成するとともに、IPパケットのヘッダの特定フィールドを予め定めた値に制御し、IPパケットを物理・データリンクプロトコル送信処理手段へ渡し、物理・データリンクプロトコル送信処理手段は、物理層とデータリンク層のプロトコルの送信処理を行うことを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項6に係るパケット受信装置は、請求項5記載のパケット送信装置であって、IP送信処理手段はIPヘッダの”Type of Service”フィールドを制御することを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項7に係るパケット受信装置は、請求項5記載のパケット送信装置であって、IP送信処理手段はIPヘッダの”Identification”フィールドを制御することを特徴とする。
【0023】
本発明の請求項8に係るパケット受信装置は、請求項5記載のパケット送信装置であって、IP送信処理手段はIPヘッダの”Options”フィールドを制御することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるパケット受信装置の構成図である。
【0026】
図1において、パケット通信ネットワーク20はインターネットやCDN(コンテンツ配信ネットワーク)であり、パケット受信装置21はパケット通信ネットワーク20を介して送信装置からパケットを受信する。物理・データリンクプロトコル受信処理手段22は、物理層およびデータリンク層の受信処理を行い、受信パケットの上位層プロトコルがIPである場合はIP受信処理手段23に受信パケットを渡す。物理・データリンクプロトコル受信処理手段22は、一般に使われているイーサネット(R)やATMのことであり、本発明では特に限定しない。IP受信処理手段23は、物理・データリンクプロトコル受信処理手段22から受けた受信パケットのIPパケットの受信処理を行う。映像データ判定手段24は、IP受信処理手段23が受信したパケットが映像データを格納するか否かを判定し、IP受信処理手段23へ通知する。UDP受信処理手段25は、RFC768で規定された標準のUDPパケットの受信処理を行う。復号手段26は、IP受信処理手段23またはUDP受信処理手段25から渡される映像データを復号する。
【0027】
次に、実施の形態1によるパケット受信装置の動作について説明する。
【0028】
図2は本発明の実施の形態1におけるパケット受信装置と、後述する実施の形態2におけるパケット送信装置との間の送受信手順を示すシーケンス図である。図2において、図1および図3と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。図2において、図面の上部から下部へ向かって時間が進むことを示す。映像データ送信要求30は、パケット受信装置21からパケット送信装置41への映像データの送信要求である。パケット送信装置41は、映像データ送信要求30を受けて、映像データ判定情報31をパケット受信装置21へ送信する。パケット受信装置21は映像データ判定情報31を使用し、受信パケットが映像パケット32であるか否かを判断する。このように本実施の形態のパケット受信装置21は、映像データの受信に先立って、映像データ判定情報31を取得する。
【0029】
図1において、IP受信処理手段23は、RFC791の規定に従ってIPパケットの受信処理を行うが、受信したパケットが映像データ送信装置からのパケットであり、かつ先頭パケットを正常に受信できなかった後続パケットである場合には、映像データ判定手段24へIPヘッダ内のフィールド情報を渡し、映像データ判定手段24は、前記パケットが映像データを格納するか否かをIP受信処理手段23へ通知する。IP受信処理手段23は、映像データ判定手段24から映像データを格納するとの通知を受けた場合は、ペイロードの映像データを復号手段26へ渡し、映像データを格納しないとの通知を受けた場合は、通常のIPパケットの受信処理のとおり受信パケットを破棄する。
【0030】
映像データ判定手段24が受信パケットを判定する方法としては、IPヘッダ内の”Type of Service(TOS)”フィールドの未使用ビットを使う方法、”Identification”フィールドを使う方法、”Options”を使う方法がある。”TOS”フィールドの未使用ビットを使う方法は、未使用ビットが’1’である場合に映像データと判定し、’0’である場合は非映像データと判定する。未使用ビットは2ビットあるが、どちらか一方のみを使用してもよいし、両方とも使用してもよい。また、’1’/’0’の意味づけは逆でもよい。”Identification”フィールドを使う方法は、映像データとそれ以外のデータで取り得る値域を分ける方法である。Identificationフィールドは16ビット存在し、送信装置はIPパケットを送信する毎に異なる値をセットする。但し、フラグメントされたパケットについては同一フラグメントに属するパケットに対しては同じ値をセットする。このIdentificationの付与条件は前記の「異なる値をセットする」以外に特にはない。そのため、例えば映像データのIdentification値域を0から9999、それ以外のデータのIdentification値域を10000から65535というように使い分ける。また、別の分け方としては、16ビットのうちの1つ以上の特定のビットの’0’/’1’で区別してもよい。例えば、最上位ビットが’1’の時は映像データ、’0’のときはそれ以外のデータと意味づけしてもよい。なお、この’0’/’1’の意味づけは逆でもよい。”Options”を使う方法は、IPヘッダに32ビット単位のオプション領域を追加作成できる機能を利用する。例えば、オプション領域が16進00000001であれば映像データ、16進00000000であればそれ以外のデータとする。または、オプション領域が存在すれば映像データと判定し、なければそれ以外のデータと判定してもよい。なお、オプション領域の値とデータの意味づけはこれに限るものではなく、送受信装置の間で自由に規定できる。
【0031】
これらの3つの判定情報が、図2における映像データ判定情報31である。
【0032】
かかる構成によれば、IPヘッダの”TOS”、”Identification”または”Options”フィールドを確認することにより、フラグメントされた先頭パケットを正常に受信できなかった場合でも、その先頭パケットのフラグメントに属する後続パケットが映像データを格納するか否かを判断することが可能となり、このような場合においても、後続パケットが格納する映像データを破棄することなく再生処理することができる。
【0033】
なお、UDP/IPを例にとって説明したが、UDPのさらに上位にプロトコルを設けてもよく、その場合も同様の効果を得ることができる。
【0034】
なお、復号手段26はハードウェア、ソフトウェアのどちらで実現してもよい。
【0035】
(実施の形態2)
図3は、本発明の実施の形態2におけるパケット送信装置の構成図である。図3において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用い、説明を省略する。
【0036】
図3において、パケット送信装置41は、本発明のパケット送信装置である。物理・データリンクプロトコル送信処理手段42は、IPやその他の上位層プロトコルから送信データを受けて、物理層およびデータリンク層プロトコルの送信処理を行う。一般に、イーサネット(R)やATMが利用されており、本発明では特に限定しない。IP送信処理手段43は、UDP送信処理手段45から送信データを受けて、IPパケットの送信処理を行う。UDP送信処理手段45は、映像データ読出し手段46から受けた映像データのUDPパケット送信処理を実行する。映像データ読出し手段46は、映像データ蓄積手段47から読み出した映像データをUDP送信処理手段45へ渡す。映像データ蓄積手段47は、映像データを蓄積するハードディスク装置や半導体メモリ装置などの蓄積装置である。
【0037】
次に、本実施の形態2による映像パケット送信装置の動作について説明する。
【0038】
パケット送信装置41は、本発明の映像パケット受信装置からの映像データ送信要求30を受信すると、まず映像データ判定情報31を送信し、次いで映像データをパケット化して送信する。IP送信処理手段43は、UDP送信処理手段45から受けたデータが映像データである場合、実施の形態1で説明した3つの方法の内の少なくとも1つの方法に従って、IPヘッダのフィールドを制御する。
【0039】
かかる構成によれば、送信パケットのIPヘッダの”TOS”、”Identification”または”Options”フィールドの値を、送信するデータが映像データか否かによって制御することによって、受信装置において受信パケットが映像データを格納しているか否かを判断することが可能となり、正常に受信できなかった先頭パケットが映像データを格納する場合でも、その先頭パケットのフラグメントに属する後続パケットが格納するデータが映像データを破棄することなく再生処理することができる。
【0040】
なお、本実施の形態において、最上位プロトコルの処理手段としてUDP受信処理手段25およびUDP送信処理手段45を設けたが、UDPのさらに上位にプロトコルを設けることもできる。
【0041】
なお、これらの3つの判定方法はそれぞれ個別に使用してもよいし、同時に使用してもよい。
【0042】
なお、実施の形態1と2では、受信装置および送信装置をそれぞれ独立に説明したが、送信装置と受信装置が一体化した1つの装置であってもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明のパケット受信装置およびパケット送信装置によって、パケットの欠落が避けられないパケット通信ネットワークにおいて、リアルタイム性を要求される映像データのパケット通信において、フラグメントの先頭パケットを欠落した場合においても、その先頭パケットのフラグメントに属する後続パケットを破棄しないことによって、特に後続パケットに符号化参照フレームが格納されている場合において、再生される映像の乱れをできるだけ低減できるパケット受信装置およびパケット送信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるパケット受信装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1のパケット受信装置と実施の形態2のパケット送信装置との間のシーケンス図
【図3】本発明の実施の形態2におけるパケット送信装置の構成図
【図4】従来のパケット受信装置の構成図
【符号の説明】
10 従来のパケット受信装置のパケット受信部
11 従来のパケット受信装置のパケット蓄積部
12 従来のパケット受信装置の復号参照データ蓄積部
20 パケット通信ネットワーク
21 パケット受信装置
22 物理・データリンクプロトコル受信処理手段
23 IP受信処理手段
24 映像データ判定手段
25 UDP受信処理手段
26 復号手段
30 映像データ送信要求
31 映像データ判定情報
32 映像パケット
41 パケット送信装置
42 物理・データリンクプロトコル送信処理手段
43 IP送信処理手段
45 UDP送信処理手段
46 映像データ読出し手段
47 映像データ蓄積手段

Claims (8)

  1. パケット通信ネットワークを介してパケット送信装置から符号化映像データを格納した映像パケットを受信し、復号するパケット受信装置であって、物理・データリンクプロトコル受信処理手段と、IP受信処理手段と、映像データ判定手段と、UDP受信処理手段と、復号手段とを備え、
    前記物理・データリンクプロトコル受信処理手段は、前記パケット通信ネットワークから受信パケットを受けて物理層とデータリンク層のプロトコルの受信処理を行い、前記IP受信処理手段へ前記受信パケットを渡し、
    前記IP受信処理手段は、前記物理・データリンクプロトコル受信処理手段からの受信パケットが映像パケット送信装置からのフラグメントされたパケットであり、かつ正常に受信できなかった先頭パケットのフラグメントに属するパケットのときは、前記映像データ判定手段に前記受信データを渡し、前記映像データ判定手段からの通知に従って前記受信パケットをUDP受信処理手段へ、またはIPペイロード部の映像データを復号手段へ渡し、
    前記映像データ判定手段は、前記IP受信処理手段から受けた前記受信パケットが映像データであるか否かの判定結果を前記IP受信処理手段へ通知し、
    前記UDP受信処理手段は、前記IP受信処理手段からの前記受信パケットが映像パケットである場合はUDPペイロード部の映像データを復号手段へ渡し、
    前記復号手段は、前記IP受信処理手段または前記UDP受信処理手段からの映像データを復号し、再生することを特徴とするパケット受信装置。
  2. 前記映像データ判定手段は、映像データの判定のためにIPヘッダの”Type of Service”フィールドを利用することを特徴とする請求項1記載のパケット受信装置。
  3. 前記映像データ判定手段は、映像データの判定のためにIPヘッダの”Identification”フィールドを利用することを特徴とする請求項1記載のパケット受信装置。
  4. 前記映像データ判定手段は、映像データの判定のためにIPヘッダの”Options”フィールドを利用することを特徴とする請求項1記載のパケット受信装置。
  5. パケット通信ネットワークを介して映像パケットをパケット受信装置へ送信するパケット送信装置であって、
    物理・データリンクプロトコル送信処理手段と、IP送信処理手段と、UDP送信処理手段と、映像データ読出し手段と、映像データ蓄積手段とを備え、
    前記映像データ蓄積手段は、符号化された映像データを蓄積し、
    前記映像データ読出し手段は、前記映像データ蓄積手段から符号化映像データを読出して前記UDP送信処理手段へ渡し、
    前記UDP送信処理手段は、前記映像データ読出し手段からの前記符号化映像データを格納したUDPパケットを前記IP送信処理手段へ渡し、
    前記IP送信処理手段は、前記UDP送信処理手段からの前記符号化映像データを格納した前記UDPパケットを格納するIPパケットを作成するとともに、前記IPパケットのヘッダの特定フィールドを予め定めた値に制御し、前記IPパケットを前記物理・データリンクプロトコル送信処理手段へ渡し、
    前記物理・データリンクプロトコル送信処理手段は、物理層とデータリンク層のプロトコルの送信処理を行うことを特徴とするパケット送信装置。
  6. 前記IP送信処理手段は、IPヘッダの”Type of Service”フィールドを制御することを特徴とする請求項5記載のパケット送信装置。
  7. 前記IP送信処理手段は、IPヘッダの”Identification”フィールドを制御することを特徴とする請求項5記載のパケット送信装置。
  8. 前記IP送信処理手段は、IPヘッダの”Options”フィールドを制御することを特徴とする請求項5記載のパケット送信装置。
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