JP2004308017A - 中空糸膜編立装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】緯糸ボビン1から引き出された中空糸膜3は供給ローラ6により給送され、エアーダンサ部Bに導入される。エアーダンサ部Bでは中空糸膜3は、一方のノズル14からの空気流によって上昇走行を行い、他方のノズル15からの空気流に抗して下降走行を行い略方物線形状を描く、中空糸膜の頂点位置は検出センサー18で検出され供給ローラ6の速度を制御する。エアーダンサ部から下降走行した中空糸膜3は、バネ付きガイド21を介して編立機Cのトラバースガイド32に供給され経糸41により編立てられる。トラバースガイド32及び供給ローラ6は、それぞれ制御装置10により駆動制御されるトラバースモータ30及び供給モータ8により駆動制御される。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、中空糸膜編立装置に関し、特に、編幅全体に緯糸としての中空糸膜を折り返し挿入するラッシェル機の編立装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来から中空糸膜編立装置として、中空糸膜に損傷を与えない低張力で中空糸膜を高速、広幅でトラバースさせて広幅の中空糸膜編物を編み立てることのできる中空糸膜編立装置(例えば、特許文献1参照。)が提案されており、また、編幅全体に緯糸を折り返し挿入するラッシェル機の緯糸挿入機構(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
【0003】
特許文献1に記載されたものは図5に示すように、フィードローラ73から送出された走行中空糸膜72をノズル74により空気とともに上方へ吹き上げ、吹き上げ後落下する中空糸膜の放物線の頂点位置77を検出センサー75、76により検出し、同検出センサー75、76により検出された検出信号をフィードバックしてフィードローラ73の速度を調整する中空糸膜編立装置が開示されている。
【0004】
また、フィードローラ73の速度を調整する手段としては、図示せぬサーボモータをフィードローラ73の駆動源に用い、頂点位置を検出した検出センサー75、76からの信号をフィードバックすることで速度制御することや、フィードローラ73を編み立て時の平均糸速より僅かに速く設定した一定速度で回転させ、頂点位置を検出した検出センサー75、76からの信号をフィードローラ73の駆動源に接続された図示せぬパウダークラッチに入力し、パウダークラッチのon−off制御を行うことにより速度制御を行うことが記載されている。
【0005】
特許文献2に記載されたものは図6に示すように、経編用のガイドとは別に緯糸挿入用ガイド90を設け、編幅全体に緯糸91を折り返し挿入している。ラッシェル機の基軸92の回転を緯糸挿入用ガイド90に伝える伝達機構としては、基軸92に設けたプーリ93の一端にレバー94を連結して回転運動を往復運動に変換し、必要とするトラバース量を得るまでレバー95〜100を複数設置して往復運動の移動量を徐々に拡大している。
【0006】
最後のレバー100の動作位置に合わせて円状にプーリ群101を配し、同プーリ群101とトラバースガイド駆動ユニット102の駆動軸に固定したタイミングプーリ105間にはエンドレスのタイミングベルト104が掛け廻され、同タイミングベルト104により前記プーリ群101の揺動運動を前記タイミングプーリ105の回動として回転伝達している。
【0007】
前記タイミングプーリ105の回動がベルト伝達されてトラバースガイド108を駆動するタイミングプーリ106が回動され、トラバースガイド108を案内するレール109の他端に設けた図示せぬプーリと前記タイミングプーリ107との間に配したエンドレスベルト110により、トラバースガイド108は前記レール109に沿って往復運動している。
これにより、クランク機構111によってトラバースガイド90の横振りの折り返し地点で速度を減速し、ストローク増幅機構112により長大な横振りストロークを得てラッシェル機の緯糸挿入機構を構成している。
【0008】
特許文献1に記載されている中空糸膜編立装置では、フィードローラ73の速度を調整する手段として、図示せぬサーボモータをフィードローラ73の駆動源として用いることで、頂点位置を検出した検出センサー75、76からの信号をフィードバックして速度制御することが記載されているが、サーボモータの駆動を編立機におけるメイン駆動軸の駆動に同期させる旨の記載はされておらず、頂点位置を検出した検出センサー75、76からの信号とサーボモータ間における速度制御ができる旨記載されているだけである。実際にどのような速度制御が行われているかについては特に説明されていない。
【0009】
また、パウダークラッチを用いてフィードローラ73の速度制御を行う場合には、パウダークラッチ駆動時の滑り具合により誤差が発生するなどして、中空糸膜72の供給量に多少の誤差を発生することがあった。
更に、中空糸膜72を上方に吹き上げる吹き上げノズル74が1ヵ所しか配置されていないため、吹き上げられた後の中空糸膜の落下軌跡が安定せず、中空糸膜の頂点位置が同じであっても、異なる落下軌跡によってエアーダンサ部における堆積量に変動をきたしていた。
【0010】
特許文献2における緯糸挿入機構では、トラバース量を得るために設けたストローク増幅機構112が占める割合は編立装置全体における約1/3にもなっているため、編立装置が大型化せざるを得なかった。
また、複雑な構成の拡大機構により慣性力が増大することや、多数の連結部を備えていることから構造上、回転数をあまり上げることができなかった。
更に、ストローク増幅機構112が複雑なため、メンテナンス回数も多くなり、機台停止に伴うコスト高につながっていた。
【0011】
これらのことから、張力に弱い中空糸膜を緯糸とした編立てにおける編立速度を高めるとともに、コンパクトでどのような編幅でも編立作業を行うことができ、しかも、エアーダンサ部での堆積量を安定させることのできる中空糸膜編立装置の開発が望まれていた。
【0012】
【特許文献1】
特開平6−210141号公報(段落0011〜0016、図1参照。)
【特許文献2】
特開平6−101144号公報(要約、段落0010〜0013、0020、図1〜図8参照。)
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は、緯糸として供給する中空糸膜を安定的に供給でき、しかも、所望の網幅で中空糸膜の編立を迅速に行うことができる中空糸膜編立装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願発明の課題は本件請求項1〜7に記載された各発明により達成される。
即ち、本件請求項1に係る発明は、中空糸膜編立装置において、緯糸としての中空糸膜が巻かれた緯糸ボビンから引き出された中空糸膜を駆動制御された少なくとも1つの供給ローラにより送り出し、走行中の中空糸膜を一対のノズルからなるエアーダンサ部により略放物線状に吹き上げた後、バネ付きガイドを経由して駆動制御される編立機のトラバースガイドに供給している。
【0015】
また、供給ローラとトラバースガイドとをそれぞれ駆動する供給モータとトラバースモータに対しては、制御装置から編立機におけるメイン駆動軸の駆動に同期させる同期信号及び駆動制御信号とをそれぞれ発し、前記供給モータに発する駆動制御信号としては、前記エアーダンサ部における中空糸膜の頂点位置を検出する検出手段の検出信号に基づいて前記供給モータを制御する駆動制御信号であり、前記エアーダンサ部としては、エアーブロワから吐出される空気流を分配して一対のノズルからそれぞれ空気流が噴出される構造としたことを特徴とする中空糸膜編立装置にある。
【0016】
この発明では、緯糸ボビンから引き出された中空糸膜を送り出す供給ローラは、制御装置により駆動制御される供給モータにより駆動され、同供給モータは、編立機におけるメイン駆動軸の駆動と同期して駆動されるとともに、エアーダンサ部における中空糸膜の頂点位置を検出した検出信号により速度制御されている。
これにより、供給ローラを編立機におけるメイン駆動軸の駆動に同期させて駆動することができるとともに、エアーダンサ部における中空糸膜の頂点位置、即ちエアーダンサ部の堆積量に応じて中空糸膜の供給量を制御することができるようになる。
【0017】
供給ローラとしては1つ以上のローラが用いられており、供給ローラを複数設けるときには、各供給ローラを供給モータの駆動により同期駆動させることが望ましい。その際、各駆動ローラの供給速度を異ならせることもできるが、同速とすることにより供給ロ―ラ間での中空糸膜の張力を一定とすることができる。
各供給ローラ間では、中空糸膜が空中を走行する区間を可能な限り短くすることにより、空間走行中の中空糸膜がバラけることなく安定して走行させることができる。
【0018】
また、この発明では、一対のノズルから吹出す空気流によりエアーダンサ部を構成しているので、中空糸膜は一方のノズルから吹出す空気流によって上昇走行を行い、他方のノズル側において同ノズルから噴出す空気流に抗して下降走行を行うことができる。
従って、エアーダンサ部での中空糸膜の形状を常に略放物線状に形成することができる。これにより、中空糸膜の頂点位置におけるエアーダンサ部での中空糸膜の堆積量を一定とすることができ、トラバースガイドへの中空糸膜の供給を安定させることができる。
【0019】
更に、この発明では、トラバースガイドは、制御装置により駆動制御されるトラバースモータにより駆動される。同トラバースモータは、編立機におけるメイン駆動軸の駆動と同期して駆動されるため、制御装置からの指令によりトラバースガイドの運動を任意の運動曲線に従って運動させることができる。
【0020】
編立機におけるメイン駆動軸の駆動と同期させる方法としては、メイン駆動軸の回転をエンコーダ等を用いて検出し、同検出したメイン駆動軸の回転情報を制御装置に入力して電気信号に置き換えて同期信号を発することにより行うことができる。また、メイン駆動軸を駆動する駆動モータに対する制御信号を用いてメイン駆動軸の駆動と同期した同期信号を作成することもできる。
【0021】
この発明では、上記構成を備えていることにより、編立機におけるメイン駆動軸の駆動と同期した状態で編立装置を一括して制御することができる。また、ボビンから編立機まで安定した状態で中空糸膜を供給走行させることができるようになり、引張り張力に弱く、径方向の押し潰しを行うことができない中空糸膜であっても、中空糸膜を緯糸として編立てることができるようになる。
更に、編成データ入力により設定したトラバースガイドの往復数において、緯糸ガイドを片側に配設終了した状態で緯糸トラバースモータを停止させ、且つ、この状態でこれも設定した回数での経糸のみによる鎖編み編成を行うことができる。
【0022】
請求項2に係わる発明は、請求項1記載の構成に加えて、バネ付きガイドは、への字状に屈曲した長尺状バネ部材の両端部にそれぞれガイド部材を備え、前記屈曲部から上流側のガイド部材までの長さが同屈曲部から下流側のガイド部材までの長さより短く構成され、トラバースガイドのトラバース運動に同期して前記バネ付きガイドが前記屈曲部を中心に揺動運動する事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
【0023】
この発明では、への字状に屈曲したバネ付きガイドの両端にガイド部材を備え、同バネ付きガイドがトラバースガイドのトラバース運動に同期して屈曲部を中心に揺動運動を行うことができる。トラバースガイドに供給する中空糸膜の張力を少なくする時、即ちトラバースガイドが両端近傍の作業端に来た時には、屈曲部からその先端に備えたガイド部材同士をほぼ同一垂直線状に配することにより、バネ部材から中空糸膜に与える張力を少なくすることができる。
これにより、トラバースガイドにおける中空糸膜に張力を調整することができ、トラバースガイドの両端近傍における編立作業を円滑に行うことができる。
【0024】
しかも、エアーダンサ部での中空糸膜の頂点位置が最下端側に来る直前に、前記屈曲部を中心としてバネ付きガイドを揺動させて中空糸膜に高い張力を付与することも可能となる。
更に、バネ付きガイドの揺動をトラバースガイドのトラバース運動に同期させているので、中空糸膜に張力を与えることが必要なときや、張力を低減させるときなどに応じてバネ部材を揺動させることで、所望の張力を中空糸膜に与えることができる。
【0025】
請求項3に係わる発明は、請求項1又は2の構成に加えて、検出手段は、上下方向に離間した複数の検出センサーを備え、同検出センサーで検出した前記中空糸膜の頂点位置の検出信号が前記制御装置に入力され、同検出信号に応じて制御装置から供給モータに対して、供給ローラの中空糸膜供給速度を、編立機における平均編立速度の約50±10%の速度と同平均編立速度の約115±10%の速度及び供給停止とに制御する駆動制御信号を発する事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
【0026】
この発明では、エアーダンサ部において略放物線形状を呈する中空糸膜の頂点位置を垂直方向に離間して配した複数の検出センサーにより検出し、同検出信号を入力した制御装置により供給ローラの送り速度を制御するものである。
中空糸膜の頂点位置が所望の高さより高い位置にきたときには、供給ローラの送り速度を編立機における平均編立速度の約50±10%の速度に減速し、中空糸膜の頂点位置が所望の高さより低い位置にきたときには、供給ローラの送り速度を編立機における平均編立速度の約115±10%の速度に増速するものである。
【0027】
これにより、エアーダンサ部の堆積量が多くなった時には、供給ローラによる中空糸膜の供給を停止することなくエアーダンサ部に供給する中空糸膜の供給量を少なくして所望の堆積量となし、堆積量が少なくなった時には供給量を増大させて速やかに所望の堆積量とすることができる。
また、垂直方向に配した検出センサーのうち最上位に配した検出センサーによりエアーダンサ部の堆積量が異常に増大したことを検出したときや、最下位に配した検出センサーによりエアーダンサ部の堆積量が異常に少なくなったことを検出したときには、制御装置によって供給ローラによる中空糸膜の供給を停止させることで異常事態を回避することができる。
【0028】
検出センサーとしては、レーザセンサー、ワイヤセンサー及び光ファイバーセンサー等を用いることができる。
尚、上方に配置した検出センサーとしてはレーザセンサーを用い、最上部位及び/又は最下部位に配した検出センサーとしてはワイヤセンサーや光ファイバーセンサーを用いることが望ましい。
【0029】
検出センサーの配置数は、任意の数配置することができるが、少なくとも上方側に2個配置し下方側にも2個配置し、少なくとも合計4個以上配置することが望ましい。
また、エアーダンサ部Bにおける中空糸膜の頂点位置が予め設定した異常状態を示す位置となった時には、供給モータの駆動停止以外にトラバースモータの駆動停止を伴う編立装置の駆動系の停止制御を行うことが望ましい。
【0030】
請求項4に係わる発明は、請求項3の構成に加えて、供給モータはインバータモータである事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
この発明では、インバータモータを供給ローラの駆動源として用いているので、低電圧時でも安定した駆動制御を行うことができ、供給ローラの駆動誤差を低減することができ、安定した中空糸膜の供給を行うことができる。
【0031】
請求項5に係わる発明は、請求項1又は2の構成に加えて、トラバースモータに対する駆動制御信号は、トラバースガイドのトラバース運動の開始端部及び終了端部においてサイクロイド曲線による速度制御を行わせ、前記トラバース運動の中間部において定速制御を行わせる駆動制御信号である事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
【0032】
この発明では、トラバースモータの駆動を制御することでトラバースガイドにトラバース運動を行わせており、トラバース両端部においての減速及び増速をサイクロイド曲線に従って行わせ、トラバース中間部での走行を定速走行させることができる。
【0033】
特許文献2に記載されていたようなトラバース機構では、トラバース運動がsin曲線に近い曲線に従って制御されているのに対し、この発明ではトラバース両端部においてサイクロイド曲線に従った速度制御を行うことができ、トラバース中間部では定速走行を行わせることができるので、トラバースガイドの走行を高速化して作業時間を短縮化することができる。
【0034】
また、トラバース両端部での低速、停止動作をより滑らかに行うことができ、サイクロイド曲線に従った速度から定速への切替えも滑らかに行うことができる。これにより、中空糸膜の編立端部におけるオバーラップ編成時の中空糸膜に対する張力を正確にしかも滑らかに調整することができる。
【0035】
請求項6に係わる発明は、請求項5の構成に加え、トラバースモータは、サーボモータである事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
この発明では、トラバースモータとしてサーボモータを用いているため、トラバースガイドのトラバース運動制御を制御装置からの制御信号により安定して確実に行わせることができる。
【0036】
請求項7に係わる発明は、請求項1又は2の事項に加えて、緯糸ボビンはターンテーブル上に少なくとも1個以上回転自在に配置され、前記ターンテーブルは緯糸ボビンの回転軸と直交する方向を回転軸として回転し、各緯糸ボビンから引き出された中空糸膜をガイドするガイド部を前記供給ローラの上流側に配した事項を限定した中空糸膜編立装置にある。
【0037】
この発明では、ボビンの回転軸と直交する方向を回転軸とするターンテーブル上に少なくとも1個以上のボビンを回転自在に配置するとともに、ターンテーブルを回転させながらガイド部材を介して各ボビンから中空糸膜を引き出すことができるので、各ボビンから引き出された中空糸膜同士に軽い撚りを掛けることができる。
これにより、中空糸膜の走行中に中空糸膜同士がバラバラに離れるのを防ぐことができる。また、ボビンの回転軸にブレーキ手段を設けることにより、ボビンから一定張力で中空糸膜の引き出しを行うことができようになる。
【0038】
【発明の実施形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて具体的に説明する。本発明は、中空糸膜を緯糸とした編立装置に係わり、特に、緯糸挿入式のラッシェル機に効果的に適用できる。
図1では、本願実施例の全体該略図を示している。即ち、中空糸膜3の供給部A、エアーダンサ部B、編立機C、経糸供給部D及び編立てた中空糸編地52の搬送堆積部Eとから構成されている。
【0039】
中空糸膜3の供給部Aは次のように構成されている。
ターンテーブル2には、回転することのできるターンテーブル2の回転軸と直交する軸回りに1つ以上の緯糸ボビン1を回転自在に支承している。ターンテーブル2は機台に回転自在に支承され、図示せぬ駆動手段により回転駆動されており、専用の駆動手段を用いることも、他の被駆動部材と共有した駆動手段をもちいて回転させることができる。
【0040】
緯糸ボビン1を支承する軸にはブレーキ手段57が介装され、緯糸ボビン1から巻き戻される中空糸膜3に対して所定の張力を付与している。ブレーキ手段57としては、電磁ブレーキ、回転軸に当接した板バネ、ディスクブレーキ、回転軸に巻き廻したベルト等のブレーキ手段を用いることができる。
【0041】
ブレーキ手段57による緯糸ボビン1のブレーキ制御方法としては、常時メカブレーキにより所要のブレーキ力を加えておき、緯糸ボビン1の回転を停止させる時には、緯糸ボビン1が慣性力によりオーバーランして緯糸である中空糸膜3が緯糸ボビン1から外れないように、電磁ブレーキ等により緯糸ボビン1の回転を強制的に止めるようにするブレーキ制御方法を採用することができる。
【0042】
緯糸ボビン1から巻き戻された中空糸膜3は、緯糸ガイド5に案内されて供給ローラ6に引取られる。複数の緯糸ボビン1から引き出された中空糸膜3は、ターンテーブル2の回転と緯糸ガイド5とにより軽く撚りが加えられる。
このときの撚りの強さは、中空糸膜3の中空部が撚りによって押し潰されない程度の軽い撚りであることが必要である。
【0043】
供給ローラ6に引取られた中空糸膜3は、ニップローラ7で軽く押圧されながら、複数の供給ローラ6間を掛け回されてエアーダンサ部Bに供給される。各供給ローラ6はエンドレスベルト9等により同期回転できるように回転連結され、制御装置10により駆動制御される供給モータ8としてのインバータモータにより駆動される。供給ローラ6の配置数や配置位置によっては、エンドレスベルト9を各供給ローラ6間に掛けまわすためにプーリCを設けることもできる。
供給モータ8としては、インバータモータに限定されるものではなく、パルスモータやサーボモータといった制御モータを用いることができる。
【0044】
エアーダンサ部Bは、次のように構成されている。
エアーブロワ11から吐出された空気流は、二又に分かれたエアーダクト12、13に分配され、それぞれのノズル14、15から空気流を上方に吹き上げる。一方のエアーダクト12には、供給ローラ6から送出された中空糸膜3を導入する導入ガイド16が設けられ、導入ガイド16から導入された中空糸膜3を空気流によって搬送するとともにノズル14から上方に吹き上げる。
【0045】
中空糸膜3の先通し時において、ノズル14から吹き上げられた中空糸膜3の先端は上空で折り返えされ、その後ノズル15から吹出される空気流に抗して下降走行させることでエアーダンサ部Bにおいて中空糸膜3が略放物線形状を呈するようにしておく。
【0046】
エアーダンサ部Bの周囲をシート状物あるいは板状物等の仕切り物で囲い、上部を吹き抜け構造とすることにより、該仕切り物で囲われた内部での空気流19の流れを規制することができ、エアーダンサ部Bとしてのダンサ効果を高めることができる。
また、この仕切り物を透明又は半透明の材質で構成することにより、エアーダンサ部B内での中空糸膜3の挙動を外部から観察することができるようになる。
【0047】
エアーダンサ部Bでの中空糸膜3の頂点位置を検出する検出センサー18が4ヵ所配されている。
尚、図1に示す本願実施例では、検出センサー18を4ヵ所配しているが、検出センサー18の配設数及び配設位置は、図1に示す例に限定されるものではなく適宜の数を所望の位置に配することができるものである。
【0048】
検出センサー18−1はエアーダンサ部Bでの中空糸膜3の堆積量の上限位置を検出するものであり、検出センサー18−4はエアーダンサ部Bでの中空糸膜3の堆積量の下限位置を検出するものである。
同検出センサー18−1又は検出センサー18−4が中空糸膜3の頂点位置を検出し、制御装置10に同検出信号が入力された時には、制御装置10から供給モータ8に対して駆動停止信号を発する。
【0049】
これにより、エアーダンサ部Bにおいて中空糸膜3が異常に堆積した状態のままや堆積量が異常に減少した状態のままで、編立機Cが作動し続けるのを防止することができる。編立装置を停止した後で、給糸系統等を調整することにより異常状態を回復させることができる。
【0050】
尚、エアーダンサ部Bにおける中空糸膜の頂点位置が異常状態を示す位置となった時には、供給モータ8以外にも編立装置における中空糸膜3及び中空糸膜編地の走行を停止させる必要がある。
【0051】
検出センサー18−2及び検出センサー18−3はエアーダンサ部Bに堆積することのできる許容範囲の上限側及び下限側を検出するものであり、検出センサー18−2で中空糸膜3の頂点位置を検出した時には、同検出信号を受けた制御装置10から供給モータ8に対して供給ローラ6の供給速度が平均編立速度の約50±10%の減速速度となるように駆動制御信号を発する。
【0052】
また、検出センサー18−3で中空糸膜3の頂点位置を検出した時には、同検出信号を受けた制御装置10から供給モータ8に対して供給ローラ6の供給速度が平均編立速度の約115±10%の増速速度となるように駆動制御信号を発する。
【0053】
これにより、エアーダンサ部Bでの堆積量が増加した時には、堆積量を急激に減少させることなく中空糸膜3に対しても異常な張力を加えることなく堆積量を適正な範囲内に収めることが速やかに行える。
また、エアーダンサ部Bでの堆積量が減少した時には、緯糸ボビン1から急激に中空糸膜3を引き出すことなく、即ち、中空糸膜3に対して異常な張力を加えることなく堆積量を適正な範囲内に収めることが速やかに行える。
【0054】
エアーダンサ部Bでの検出センサー18としては、図1の紙面に直角方向に対峙した投光器と受光器が設置されている。検出センサー18としては、レーザセンサー、ワイヤセンサー、光ファイバーセンサー等を用いることができる。異常状態を検出する検出センサー18−4としては、光ファイバーセンサーを用いることが望ましく、必要に応じて検出センサー18−1にも光ファイバーセンサーを用いることが望ましい。
【0055】
検出センサーとしては、ワイヤセンサーのように接触式のセンサーを用いることもできるが、接触式センサーを用いた時には中空糸膜3がセンサーに接触することにより、中空糸膜3に損傷等が発生する危険性があるので、検出センサーとしては非接触式センサーを用いることが望ましい。
【0056】
編立機Cにおいて、エアーダンサ部Bから下降走行した中空糸膜3はバネ付きガイド21に設けたガイド部22〜24に案内されてトラバースガイド32に導入される。トラバースガイド32は4つのローラ35によって保持され、トラバースレール36に沿って往復運動する。
往復運動は、制御装置10によって駆動制御されるトラバースモータ30であるサーボモータ32によって駆動プーリ37と従動プーリ38間に掛け回されたエンドレスベルト39を往復動させることにより行われる。
【0057】
トラバースガイド32の往復運動によりバネ付きガイド21を介して供給された中空糸膜3を所定幅トラバースさせる。このトラバースと同期して上下する編針56が経糸供給部Dから供給された経糸41を引っ掛けて鎖編を形成しながら緯糸である中空糸膜3を拘束して編地を形成する。
【0058】
トラバースガイド32における中空糸膜3は、一端側で瞬間的に中空糸膜3の送り速度がゼロとなり、徐々に加速された後に定速走行を行い他端側近傍で徐々に減速されて他端部で送り速度がゼロとなる。また、徐々に加速された後に定速走行を行い、一端側で徐々に減速されて一端部で送り速度がゼロとなる。この送り動作が繰返し行われることになる。
【0059】
図3は横軸にトラバースガイドの片端部(以下L端部と呼ぶ)からもう一方の片端部(以下R端部と呼ぶ)へ移動する際の位置を、縦軸に作用部の速度(トラバース速度)を示した模式図である。
トラバースガイドの速度制御については実線で示すように一方の端部近傍では送り速度をゼロに設定することができ、ゼロ速度からなめらかに速度を立ち上げて定速走行状態に移行し、他方の端部近傍では定速の速度からなめらかに速度ゼロまで減速することができる。
【0060】
また、端部での速度をゼロとした状態で経糸による編立てを行うことができる。該制御については用いる膜の強度等の特性に合わせ種々の制御入力を、数式化し、又、それらを組み合わせる等行い、設定することができるが、入力を簡易に行うために、サイクロイド曲線を発現する制御入力を用いることは、なめらかな制御を容易に入力可能とする点で好ましい手段である。
【0061】
このような、サーボモータ駆動方式によれば、トラバースガイド駆動ユニットを経糸ガイドハンガ上に設置できることから、装置が非常にコンパクトになり、装置慣性低減により編成速度も上げることができる。
【0062】
図3において、点線で示した速度制御曲線は、特許文献2における前記と同じくトラバース運動曲線を示しており、主軸の回転により駆動されるクランク揺動体を用いる制御方式においては、その構造上の特性からトラバース運動曲線は全体としてSin曲線を描くに留まっており、主軸駆動によるメカの連続運動であることから、編成時の中空糸膜緯糸配設において経糸ガイドハンガのスイング運動間の完全な停止状態を作り出すことができない。
【0063】
これにより配設された中空糸緯糸張力に斑が生じる要因となる。また、連続したメカ機構により編機全体におけるトラバース装置の比率が増大し、装置全体が大きくなり、トラバースガイド駆動時の慣性が大きいことから、高速編成は困難である。
【0064】
また、特許文献2のものにおいては、トラバースガイドは往復運動の中間点で最高速となっているように、定速でのトラバース運動を行う区間を設けることができない。このため、トラバースガイドに供給される中空糸膜の張力は、トラバースガイドの走行中変動し、一定とすることができない。
【0065】
これに対して、本願発明では、トラバースガイドの往復運動を図4に示すような、コの字状の運動とするための1コースにおけるトラバース運動を、図3の実線で示すような運動曲線とすることができるため、トラバース中間部で定速走行を行う時には中空糸膜の張力を一定とすることができ、安定した供給を行うことができる。
また、トラバース運動の端部において、トラバースガイドの速度をゼロとすることができ、緯糸である中空糸膜が停止した状態で経糸による編立て作業を行うことができる。
【0066】
更に、トラバース区間における走行時間は、横軸と運動曲線とで囲まれる面積で求めることができるので、図3から分かる通り特許文献2のものに比べて走行時間を短縮することができ、結果として、編立の作業時間が短縮することができる。
【0067】
バネ付きガイドは、への字状に屈曲し、屈曲部を中心に揺動回動を行う。揺動回動は、トラバースガイド32の往復運動と同期して図示せぬ制御装置により制御される。尚、トラバースガイド32の往復運動をリンク機構等を用いて取り出し、同リンク機構の運動によりバネ付きガイド21の揺動回動を行わせることもできる。
【0068】
トラバースガイド32がトラバース運動の各端部近傍で徐々に減速を行う時、バネ付きガイドを揺動させガイド部材22とガイド部材23とが略同一垂直線状に並ぶようにすることでトラバースガイド32に供給する中空糸膜3の張力を低減することができる。
【0069】
また、トラバースガイド32がトラバース運動の各端部から徐々に増速する時には、バネ付きガイド21を図1に示すような状態に揺動させることでトラバースガイド32に供給する中空糸膜3の張力を高め、編地の折り返し部での中空糸膜3の張りを確実にすることができる。
【0070】
バネ付きガイド21は、長尺のバネ部材をへの字状に屈曲させ同屈曲部25からガイド部材22までの長さより同屈曲部からガイド部材23までの長さを長く構成している。
ガイド部材22とガイド部材23とが略垂直状態に並んだ時に、エアーダンサ部Bにある中空糸膜3を引っ張る張力を少なくすることができ、しかもトラバースガイド32に供給する中空糸膜3の張力をすばやく減少させることができる。
【0071】
更に、バネ付きガイド21のガイド部23をトラバースガイド32から遠ざける方向に揺動させるとき、ガイド部23の移動量がガイド部22の移動量より大きくなり、トラバースガイドへの供給中空糸膜経の張力をすばやく高めることができる。
【0072】
経糸供給部Dにおいて、経糸ボビン40から引き出された経糸41は図示せぬ経糸搬送ローラにより搬送され、バネ付きガイド43を介して経糸ヘルド33に案内され、トラバースガイド32の往復運動と同期して上下する編針56により経糸41が引っ掛けられて鎖編を形成しながら緯糸である中空糸膜3を拘束して編地を形成する。経糸41としては、ポリエステル加工糸等を用いることができる。
【0073】
編立てた中空糸編地52の搬送堆積部Eでは、編立てられた中空糸編地52を引取ローラ53により引取りながら搬送し、編地の堆積部としての収納ボックス55内に蓄積される。
編地52の搬送途中に編地52を縦方向に切断する回転カッタ及び同カッタと対峙したカッタに対向部位が凹部に形成された押し当てローラを設けることもできる。
【0074】
カッタを用いることにより、長尺幅の編地を編立てた後、同編地を所定の幅毎に区分けして縦方向に切断使用することにより、同時に多数の編地を製作することができる。
引取ローラ2の駆動としては、制御装置10により駆動制御される駆動モータを用いて駆動制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す概略図である。
【図2】編立機におけるトラバースガイドの移動状態を示す要部正面図である。
【図3】トラバース運動の運動曲線を示す図である。
【図4】トラバース端部における張力調整状態を示す図である。
【図5】従来例における中空糸膜編立装置の概略図である。
【図6】従来例におけるラッシェル機の緯糸挿入機構を示す概略図である。
【符号の説明】
1 緯糸ボビン
2 ターンテーブル
3 中空糸膜
4 ロータリージョイント
5 緯糸ガイド
6 供給ローラ
7 ニップローラ
8 供給モータ
9 エンドレスベルト
10 制御装置
11 エアーブロワ
12、13 エアーダクト
14、15 ノズル
16 導入ガイド
18−1〜18−4 検出センサー
19 空気流
21 バネ付きガイド
22〜24 ガイド部
25 屈曲部
30 トラバースモータ
31 経糸ハンガ
32 トラバースガイド
33 経糸ヘルド
34 緯糸ガイド
35 ローラ
36 トラバースレール
37 駆動プーリ
38 従動プーリ
39 エンドレスベルト
40 経糸ボビン
41 経糸
42 経糸ガイド
43 バネ付きガイド
50 編針昇降アーム
51 ニードルガイドプレート
52 編地
53 引取ロール
54 排出ロール
55 収納ボックス
56 編針
57 ブレーキ手段
60 メイン駆動軸
61 本体駆動モータ
62 エンコーダ
71 ボビン
72 中空糸膜
73 フィードローラ
74 ノズル
75、76 検出センサー
77 頂点位置
78 エアーブロワ
79 ガイド
80 トラバースユニット
81 経糸
82 緯糸挿入用ガイド
90 トラバースガイド
91 緯糸
92 ラッシェル機の基軸
93 プーリ
94〜100 レバー
101 プーリ群
102 トラバースガイド駆動ユニット
104 タイミングベルト
105、106 タイミングプーリ
108 トラバースガイド
109 レール
110 エンドレスベルト
111 クランク機構
112 ストローク増幅機構
A 供給部
B エアーダンサ部
C 編立機
D 経糸供給部
E 搬送堆積部
Claims (7)
- 中空糸膜編立装置において、
緯糸としての中空糸膜が巻かれた緯糸ボビンと、
前記緯糸ボビンから引き出された中空糸膜を給送する少なくとも1つの供給ローラ及び同供給ローラを駆動制御する供給モータと、
前記供給ローラにより送り出された走行中の中空糸膜を上方に吹き上げる空気流を吐出する一対のノズルを備えたエアーダンサ部と、
前記エアーダンサ部において略放物線形状を描く前記中空糸膜の頂点位置を検出する検出手段と、
前記ノズルの空気流吹出し口より下方側部位において前記エアーダンサ部から下降走行した中空糸膜をガイドするバネ付きガイドと、
前記バネ付きガイドを経た前記中空糸膜が供給される編立機のトラバースガイド及び同トラバースガイドの往復運動を駆動制御するトラバースモータと、
前記中空糸膜装置を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記編立機におけるメイン駆動軸の駆動に同期させる同期信号及び駆動制御信号とをそれぞれ前記供給モータと前記トラバースモータとに発し、
前記供給モータに発する駆動制御信号は、前記検出手段の検出信号を入力し同検出信号に基づき前記供給モータに発する駆動速度の制御信号であり、
前記一対のノズルには、エアーブロワから吹出される空気流が分配されて供給され、
前記エアーダンサ部で前記中空糸膜を一方の前記ノズルからの空気流により上昇走行を行わせ、他方の前記ノズル側において空気流に抗して下降走行を行わせてなることを特徴とする中空糸膜編立装置。 - 前記バネ付きガイドは、への字状に屈曲した長尺状バネ部材の両端部にそれぞれガイド部材を備え、前記屈曲部から上流側のガイド部材までの長さが同屈曲部から下流側のガイド部材までの長さより短く構成され、前記トラバースガイドのトラバース運動に同期して前記バネ付きガイドが前記屈曲部を中心に揺動運動することを特徴とする請求項1記載の中空糸膜編立装置。
- 前記検出手段は、上下方向に離間した複数の検出センサーを備え、同検出センサーで検出した前記中空糸膜の頂点位置の検出信号が前記制御装置に入力され、同検出信号に応じて前記制御装置から供給モータに対して、前記供給ローラの中空糸膜供給速度を、前記編立機における平均編立速度の約50±10%の速度と同平均編立速度の約115±10%の速度及び供給停止とに制御する前記駆動制御信号を発することを特徴とする請求項1又は2記載の中空糸膜編立装置。
- 前記供給モータは、インバータモータであることを特徴とする請求項3記載の中空糸膜編立装置。
- 前記トラバースモータに対する前記駆動制御信号は、前記トラバースガイドのトラバース運動の開始端部及び終了端部においてサイクロイド曲線による速度制御を行わせ、前記トラバース運動の中間部において定速制御を行わせる駆動制御信号であることを特徴とする請求項1又は2記載の中空糸膜編立装置。
- 前記トラバースモータは、サーボモータであることを特徴とする請求項5記載の中空糸膜編立装置。
- 前記緯糸ボビンは、ターンテーブル上に少なくとも1個以上回転自在に配置され、前記ターンテーブルは緯糸ボビンの回転軸と直交する方向を回転軸として回転し、各緯糸ボビンから引き出された中空糸膜をガイドするガイド部を前記供給ローラの上流側に配したことを特徴とする請求項1又は2記載の中空糸膜編立装置。
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