JP2004305567A - 脈波測定器 - Google Patents

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祐司 上西
Eiji Higure
栄治 日暮
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和則 長沼
Shoichi Sudo
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Abstract

【課題】小型で、かつ高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することを目的とする。
【解決手段】脈動波形を測定するための脈波測定器を、人体の外部から人体に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち人体から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、反射される光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを備えるように構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、血管の脈動波形を簡易かつ正確に計測する脈波測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化が進み、生活習慣病や成人病との関連の深い血液循環への関心が高まり、高精度な脈動波形の計測が注目されている。脈動波形の計測を行うための従来の技術として例えば特許文献1に記載された脈測定器がある。
【0003】
図6は上記文献に記載されている脈測定器を示すブロック図である。図6に示すようにこの脈測定器は測定ユニット110と表示・記録ユニット111とからなる。測定ユニット110は送信用圧電基板100と受信用圧電基板101と回路部102を有しており、整合樹脂105の上に設けられる。また、整合樹脂105は密着樹脂106の上に設けられ、送信用圧電基板100と受信用圧電基板101はそれぞれ信号線により回路部102に接続されている。
【0004】
また、表示・記録ユニット111は、相互に信号線により接続された記録部103と表示部104により構成されている。測定ユニット110の中に設置された回路部102は表示・記録ユニット111の中に設置された記録部103と表示部104のそれぞれに信号線により接続されている。
【0005】
図6において整合樹脂105と密着樹脂106とは、送信用圧電基板100から照射される照射超音波120を効率良く人体内に入射させるために、送信用圧電基板100と人体200との間に空気の層を作ることなく両者を密着させる目的のために設置されている。同時に、整合樹脂105と密着樹脂106は反射超音波121が効率良く受信用圧電基板101へ受信されるように受信用圧電基板101と人体200との間に空気の層を作ることなく密着させる役目も持っている。図6に示した脈測定器での測定原理は次の通りである。
【0006】
送信用圧電基板100から照射超音波120を人体200へ照射し、人体200の内部の血管201の壁面あるいは血管201の内部の血球により反射した反射超音波121を受信用圧電基板101で受信して電気信号に変換し、回路部102において照射超音波120と反射超音波121の周波数の変化から脈を測定するものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−301037号公報(第(2)頁〜第(5)頁、第3図、第5図、第9図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の脈測定器においては、測定ユニット110と人体200との間に空気層が存在すると、照射超音波120および反射超音波121は大幅に減衰し測定精度の大幅な低下を招くので、測定ユニット110は人体200へ密着させる必要がある。従って、取り付け部分が大型化するとともに、長時間の連続計測や人体の移動中の測定は困難であった。また、照射超音波120は例えば光の周波数に比較して周波数が低いため、反射超音波121との周波数の差から人体200の内部の血管の脈動波形を高精度に測定することは困難であった。
【0009】
本発明は、このような問題を解決するために、小型で、かつ高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、人体の外部から人体に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち人体から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、反射される光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを有する脈波測定器により解決できる。
【0011】
本発明によれば、周波数が高く収束性と直進性に優れた光を用いるので、小型で、かつ高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0012】
また、上記の課題は、人体の外部から人体に付着させた反射板に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち人体に付着させた該反射板から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、反射される光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを有する脈波測定器によっても解決できる。
【0013】
本発明によれば、金属板を反射した光を計測することとしたので、より高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0014】
また、上記の課題は、人体の外部から人体に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち人体を透過する光を受け、その光の量を測定する透過測定部と、透過する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを有する脈波測定器によっても解決できる。
【0015】
本発明によれば、小型で、かつ高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0016】
また、上記の課題は、人体の外部から人体の血管に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち血管内の血球から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、反射する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを有する脈波測定器によっても解決できる。
【0017】
本発明によれば、照射部から照射される光のうち血管内の血球から反射される光を計測することとしたので、より高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0018】
また、上記の課題は、人体の外部から人体の血管に光を照射する照射部と、該照射部から照射される光のうち血管内を透過する光を受け、その光の量を測定する透過測定部と、透過する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部とを有する脈波測定器によっても解決できる。
【0019】
本発明によれば、より高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1〜第5の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
【0021】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態における脈波測定器30の構成図である。図1に示すように、脈波測定器30は照射部10、反射測定部11、波形計測部12、表示・記録部13により構成され、反射測定部11は信号線により波形計測部12と接続され、波形計測部12は信号線により表示・記録部13と接続されている。なお、照射部10としては例えばLED(light emitting diode:発光ダイオード)やLD(laser diode:レーザダイオード)を用いることができる。また、照射する光として本実施の形態では可視光(波長0.6μm〜1μm)を用いることが好ましい。以下、図1を参照して脈波測定器30の動作について説明する。
【0022】
脈波測定器30は照射部10からレーザー光線などの照射光20を人体40へ向けて照射する。照射された照射光20は人体40により反射され、反射光21として反射測定部11へ到達し、その量が測定される。
【0023】
人体40は血管の脈動により膨張と収縮を繰り返しており、反射測定部11において測定される反射光21の量は人体40の膨張と収縮に応じて変化する。すなわち、反射測定部11において測定される反射光21の量は、人体40が膨張し反射測定部11へ接近する方向へ動いた時は多くなり、逆に人体40が収縮し反射測定部11から遠ざかる方向へ動いた時は少なくなる。又は、人体40の一部が膨張して、反射角度が変化することにより、反射光21の量も変化する。
【0024】
反射測定部11において測定される反射光21の量の変化は電気信号に変換され波形計測部12へ伝達される。波形計測部12においては反射測定部11から伝達されて来る反射光21の量に応じて変化する電気信号から雑音等の妨害信号を除去し、血管の脈動波形を計測する。
【0025】
波形計測部12で計測された血管の脈動波形は電気信号として表示・記録部13へ伝達され、表示・記録部13において血管の脈動波形が表示されるとともに、必要に応じて脈動波形のデータが記録される。
【0026】
以上に述べた本発明の第1の実施の形態における脈波測定器は、レーザー光線などの非常に周波数が高く、かつ収束性と直進性の良い光を人体に照射し、人体からの反射光の量の変化から人体の微小な膨張と収縮の量を高精度に測定し、それをもとに血管の脈動波形を計測するので、従来の技術に比較して高精度に血管の脈動波形の計測をすることが可能となる。
【0027】
(第2の実施の形態)
以下、本発明の第2の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図2は本発明の第2の実施の形態における脈波測定器30の構成図である。図2に示すように、脈波測定器30は照射部10、反射測定部11、波形計測部12、表示・記録部13により構成され、反射測定部11は信号線により波形計測部12と接続され、波形計測部12は信号線により表示・記録部13と接続されている。また、脈波測定器30は付属部品として反射板15を備えている。なお、照射部10としては例えばLED(light emitting diode:発光ダイオード)やLD(laser diode:レーザダイオード)を用いることができる。また、照射する光としては可視光(波長0.6μm〜1μm)を用いることが好ましいが、反射板に所望の波長の光を反射する金属コートを施すことにより、任意の波長の光を用いることが可能である。次に第2の実施の形態における脈波測定器30の動作について説明する。
【0028】
第2の実施に形態における脈波測定器30は照射部10からレーザー光線などの照射光20を人体40へ向けて照射する。照射された照射光20は人体40の表面に付着させた反射板15により反射され、反射光21として反射測定部11へ到達し、その量が測定される。人体40は血管の脈動により膨張と収縮を繰り返しており、人体40の表面に付着させた反射板15も人体40の表面と同じ量の位置の変化を繰り返している。従って、反射測定部11において測定される反射光21の量は人体40の膨張と収縮に応じて変化する。すなわち、反射測定部11において測定される反射光21の量は、人体40が膨張し反射測定部11へ接近した時は多くなり、逆に人体40が収縮し反射測定部11から遠ざかる方向へ動いた時は少なくなる。又は、人体40の一部が膨張して、反射角度が変化することにより、反射光21の量も変化する。
【0029】
このように、反射板15を用いることによって、反射する光の量が多くなるため、雑音の影響が小さくなる。反射測定部11で測定される反射光21の量の変化は電気信号に変換され波形計測部12へ伝達される。波形計測部12においては反射光21の量に応じて変化する電気信号から雑音等の妨害信号を除去し、血管の脈動波形を計測する。波形計測部12で計測された血管の脈動波形は電気信号として表示・記録部13へ伝達され、表示・記録部13において血管の脈動波形が表示されるとともに必要に応じて脈動波形のデータが記録される。
【0030】
以上に述べた第2の実施の形態にける脈波測定器はレーザー光線などの非常に周波数が高く、かつ収束性と直進性の良い光を、人体表面に付着させた光を効率良く反射する反射板へ照射し、人体表面の動きと同一の動きをする反射板からの反射光の変化から、人体の微小な膨張と収縮の量を高精度に測定し、それをもとに血管の脈動波形を計測するものである。従って、従来の技術に比較してより高精度に血管の脈動波形の計測が可能となる。
【0031】
(第3の実施の形態)
以下、本発明の第3の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図3は本発明の第3の実施の形態における脈波測定器の構成図である。
【0032】
図3に示すように、第3の実施の形態における脈波測定器は計測ユニット31と照射部10により構成される。計測ユニット31は透過測定部14、波形計測部12、表示・記録部13により構成され、透過測定部14は信号線により波形計測部12と接続され、波形計測部12は信号線により表示・記録部13と接続されている。照射部10と計測ユニット31は人体40を挟んで向かい合う状態に、一直線上に設置される。なお、照射部10としては例えばLED(light emitting diode:発光ダイオード)やLD(laser diode:レーザダイオード)を用いることができる。また、照射する光としては、赤血球による吸収の多い波長0.7〜0.98μmの光を用いることが好ましい。次に第3の実施の形態における脈波測定器の動作を図3を参照して説明する。
【0033】
照射部10からレーザー光線などの照射光20を人体40へ向けて照射する。照射された照射光20は人体40を透過し、透過光22として人体40の外部へ放射される。透過光22は透過測定部14へ到達してその量が測定される。人体40は血管の脈動により膨張と収縮を繰り返しており、透過測定部14において測定される透過光22の量は人体40の膨張と収縮に応じて変化する。すなわち、透過測定部14において測定される透過光22の量は人体が膨張した時は光の損失が増大するために少なくなり、逆に収縮した時は光の損失が減少するために多くなる。又は、血管での照射光の反射、吸収が大きいことから、血管の膨張と収縮により透過光22の量が変化する。
【0034】
すなわち、透過測定部14において測定される透過光22の量は、血管が膨張した時は光の損失が増大するために少なくなり、逆に収縮した時は光の損失が減少するために多くなる。透過測定部14において測定される透過光22の量の変化は電気信号に変換されて波形計測部12へ伝達される。波形計測部12においては透過光22の量に応じて変化する電気信号から雑音等の妨害信号を除去し、血管の脈動波形を計測する。波形計測部12で計測された血管の脈動波形は電気信号として表示・記録部13へ伝達され、表示・記録部13において血管の脈動波形が表示されるとともに必要に応じて脈動波形のデータが記録される。
【0035】
以上に述べた第3の実施の形態の脈波測定器によれば、レーザー光線などの非常に周波数が高く、かつ収束性と直進性の良い光を人体に照射し、人体を透過する透過光の変化により人体の微小な膨張と収縮の量を高精度に測定し、それをもとに血管の脈動波形を計測するので、従来の技術に比較して高精度な血管の脈動波形の計測が可能となる。
【0036】
(第4の実施の形態)
以下、本発明の第4の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図4は本発明の第4の実施の形態における脈波測定器の構成図である。
【0037】
図4に示すように、第4の実施の形態における脈波測定器30は照射部10、反射測定部11、波形計測部12、表示・記録部13により構成され、反射測定部11は信号線により波形計測部12と接続され、波形計測部12は信号線により表示・記録部13と接続されている。なお、照射部10としては例えばLED(light emitting diode:発光ダイオード)やLD(laser diode:レーザダイオード)を用いることができる。また、照射する光としては可視光(波長0.6μm〜1μm)を用いることが好ましい。以下、第4の実施の形態における脈波測定器30の動作を図4を参照して説明する。
【0038】
第4の実施の形態における脈波測定器30は照射部10からレーザー光線などの照射光20を人体40へ向けて照射する。照射された照射光20は人体40の血管41の内部で脈流する血球42により反射され、反射光21として反射測定部11へ到達し、その量が測定される。人体40の血管41の内部の血球42の流量は血管の脈動により変化している。また、血球42は血液の他の部分よりも光の反射率が高いので、血管の脈動によって、血管が膨張した時は多くの血球42が照射光20を反射することになるので、反射光21の量は多くなる。また、血管の脈動によって、血管が収縮した時は照射光20を反射する血球42の数が少なくなり、反射光21の量も少なくなる。
【0039】
従って、血球42により反射される反射光21の量は血管の脈動に対応して増減を繰り返す。反射測定部11において測定される反射光21の量の変化は電気信号に変換されて波形計測部12へ伝達される。波形計測部12においては反射光21の量に応じて変化する電気信号から雑音等の妨害信号を除去し血管の脈動波形を計測する。波形計測部12で計測された血管の脈動波形は電気信号として表示・記録部13へ伝達され、表示・記録部13において血管の脈動波形が表示されるとともに必要に応じて脈動波形のデータが記録される。
【0040】
以上に述べた第4の実施の形態における脈波測定器よる測定はレーザー光線などの非常に周波数が高く、かつ収束性と直進性の良い光を人体に照射し、人体内の血球による反射光の変化により人体内の血流の微小な変化を高精度に測定し、それをもとに血管の脈動波形を計測するものであり、従来の技術に比較して高精度に血管の脈動波形の計測が可能となる。
【0041】
(第5の実施の形態)
以下、本発明の第5の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。図5は本発明の第5の実施の形態における脈波測定器の構成図である。
【0042】
図5において脈波測定器は計測ユニット31と照射部10により構成される。計測ユニット31は透過測定部14、波形計測部12、表示・記録部13により構成され、透過測定部14は信号線により波形計測部12と接続され、波形計測部12は信号線により表示・記録部13と接続されている。照射部10と計測ユニット31は人体40を挟んで向かい合う状態で、一直線上に設置される。なお、照射部10としては例えばLED(light emitting diode:発光ダイオード)やLD(laser diode:レーザダイオード)を用いることができる。また、照射する光としては、赤血球による吸収の多い波長0.7〜0.98μmの光を用いることが好ましい。次に第5の実施の形態における脈波測定器の動作を説明する。
【0043】
照射部10からレーザー光線などの照射光20を人体40へ向けて照射する。照射された照射光20は人体40の血管41の内部を透過し、透過光22として人体40の外部へ放射される。透過光22は透過測定部14へ到達してその量が測定される。人体40の血管41の内部の血球42の流量は血管の脈動により変化している。また、血球42は血液の他の部分よりも光の反射率が高いので、血管の脈動によって、血管が膨張した時は多くの血球42が照射光20を反射することになるので、透過光22の量は少なくなる。また、血管の脈動によって、血管が収縮した時は照射光20を反射する血球42の数が少なくなり、透過光22の量は多くなる。従って、透過測定部14において測定される透過光22の量は血管の脈動に対応して増減を繰り返す。
【0044】
透過測定部14において測定される透過光22の量の変化は電気信号に変換されて波形計測部12へ伝達される。波形計測部12においては透過光22の量に応じて変化する電気信号から雑音等の妨害信号を除去し血管の脈動波形を計測する。波形計測部12で計測された血管の脈動波形は電気信号として表示・記録部13へ伝達され、表示・記録部13において血管の脈動波形が表示されるとともに必要に応じて脈動波形のデータが記録される。
【0045】
以上に述べた第5の実施の形態の脈波測定器によれば、レーザー光線などの非常に周波数が高く、かつ収束性と直進性の良い光を人体に照射し、人体内の血球を透過する透過光の変化により人体内の血流の微小な変化を高精度に測定し、それをもとに血管の脈動波形を計測するので、従来の技術に比較して非常に高精度な血管の脈動波形の計測が可能となる。
【0046】
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば光を用いて脈波を計測するので、超音波を用いる従来の方式と比較して格段に分解能が高くなり、超音波では困難であった精密な脈動波形の計測が可能となる。従って、小型で、かつ高精度に血管の脈動波形を計測可能な脈波測定器を提供することができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態を示す図である。
【図6】従来の脈測定器の構成と動作を示す図である。
【符号の説明】
10 照射部
11 反射測定部
12 波形計測部
13 表示・記録部
14 透過測定部
15 反射板
20 照射光
21 反射光
22 透過光
30 脈波測定器
31 計測ユニット
40 人体
41 血管
42 血球
100 送信用圧電基板
101 受信用圧電基板
102 回路部
103 記録部
104 表示部
105 整合樹脂
106 密着樹脂
110 測定ユニット
111 表示・記録ユニット
120 照射超音波
121 反射超音波
201 血管
200 人体

Claims (7)

  1. 人体の外部から人体に光を照射する照射部と、
    該照射部から照射される光のうち人体から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、
    反射される光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部と
    を有する脈波測定器。
  2. 人体の外部から人体に付着させた反射板に光を照射する照射部と、
    該照射部から照射される光のうち人体に付着させた該反射板から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、
    反射される光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部と
    を有する脈波測定器。
  3. 人体の外部から人体に光を照射する照射部と、
    該照射部から照射される光のうち人体を透過する光を受け、その光の量を測定する透過測定部と、
    透過する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部と
    を有する脈波測定器。
  4. 前記照射部から照射される光の波長は0.7〜0.98μmである請求項3に記載の脈波測定器。
  5. 人体の外部から人体の血管に光を照射する照射部と、
    該照射部から照射される光のうち血管内の血球から反射される光を受け、その光の量を測定する反射測定部と、
    反射する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部と
    を有する脈波測定器。
  6. 人体の外部から人体の血管に光を照射する照射部と、
    該照射部から照射される光のうち血管内を透過する光を受け、その光の量を測定する透過測定部と、
    透過する光の量の変化から血管の脈動波形を計測する波形計測部と
    を有する脈波測定器。
  7. 前記照射部から照射される光の波長は0.7〜0.98μmである請求項6に記載の脈波測定器。
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