JP2004303440A - Lever type connector - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、慣性ロック手段を備えたレバー式コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
慣性ロック手段を備えたレバー式コネクタとして、特許文献1に開示されているものがある。このレバー式コネクタでは、雄ハウジングのフード部の側壁に撓みロック片を形成し、この撓みロック片にレバーを係止させることにより、レバーを初期位置にロックしておくようになっている。この状態から、雄ハウジングのフード部に雌ハウジングを浅く嵌合し、レバーのカム溝の入口に雌ハウジングのカムピンを進入させる。そして、両ハウジングの嵌合抵抗を上回る大きな回動操作力をレバーに付与すると、撓みロック片が弾性撓みしつつレバーから解離し、解離直後の慣性によってレバーの回動が一気に正規嵌合位置まで進み、レバーの回動に伴ってカム溝とカムピンとの係合によるカム作用により、雌雄両ハウジングが正規嵌合状態に至る。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−214653号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
かかるレバー式コネクタでは、レバーが初期位置に保持されている状態で両ハウジングを嵌合させるのであるが、この嵌合は手作業で行われ、しかも嵌合深さは比較的浅いことから、ハウジング同士が正対せずに斜めに嵌合されてしまう虞がある。そのため、ハウジング同士の斜め嵌合に起因して端子金具同士が不正に当たり合うのを回避するため、両ハウジングを浅く嵌合した状態、即ちレバーを回動させる前の状態では、端子金具同士が接触しないようになっている。
【0005】
したがって、図9に示すように、レバーの回動の初期(グラフの横軸の左端)では、端子金具間の摩擦抵抗、即ち両ハウジング間の嵌合抵抗Rは発生せず、レバーの回動及びハウジングの嵌合が進む途中で、端子金具同士が接触を開始し、端子金具間の摩擦抵抗に起因する嵌合抵抗Rが発生することになる。
一方、レバーを一気に正規嵌合位置へ至らしめるための慣性力Fは、撓みロック片からレバーが解離した時、即ちレバーの回動を開始するのと同時に発生するのであるが、レバーの回動初期には嵌合抵抗Rが発生しないということに鑑みると、回動初期においてはレバーの慣性力Fは有効に機能していない。
しかも、慣性力Fが働く方向はレバーの回動が進んでもほぼ一定の方向を保つのに対し、レバーの回動が進むのに伴ってレバーの操作部に付与すべき押圧方向は変化するので、慣性力Fがレバーの回動に伴って減衰することは避けられない。そのため、嵌合抵抗Rが発生した時点で、レバーに付与する操作力を増して慣性力(嵌合力)Fを高めるのであるが、減衰の程度が大きいと、その分、慣性力Fを復活させるための操作力の付与量も大きくしなければならないので、操作性が低下することになる。
【0006】
尚、この対策としては、嵌合抵抗Rの発生時期を早めて慣性力Fの発生時期に近づける方法が考えられるが、嵌合抵抗発生時期を早める(嵌合抵抗Rを示す曲線をグラフの左方へ平行移動させる)ことはレバーの回動ストローク(角度)が全体として小さくなる(グラフの横軸が短くなる)ことを意味するため、レバーの回動作業性が悪くなってしまう。これと別の対策としては、当初の慣性力F(撓みロック片とレバーとの係止力)を嵌合抵抗Rに比べて相当に大きい力に設定しておくことも考えられるが、慣性力Fを大きくすることは、レバーの回動を開始する際の作業性低下を来すことを意味する。
【0007】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、レバーの回動作業性の低下を来すことなく慣性ロック機能の信頼性を確保することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、第1端子金具を備えた第1ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に支持され、カム溝を備えたレバーと、カムフォロアを有し、第2端子金具を備えた第2ハウジングと、前記レバーが前記カム溝に対する前記カムフォロアの進入を許容する初期位置にある状態では、前記第1と第2の両端子金具が非接触であり、前記初期位置にある前記レバーを嵌合方向に向かって回動させる過程では、前記カム溝と前記カムフォロアとの係合によるカム作用により前記両ハウジングが嵌合されるとともに、前記レバーの回動の途中で前記第1と第2の両端子金具が接触して嵌合抵抗が発生するようになっているレバー式コネクタにおいて、前記第1ハウジングと前記レバーのうちいずれか一方には撓みロック片が設けられているとともに、他方には、前記レバーの回動が前記初期位置よりも嵌合方向先方であり且つ前記嵌合抵抗の発生位置とほぼ同じ位置又は前記嵌合抵抗の発生位置よりも手前の位置まで前記レバーの嵌合方向への回動が進んだところで前記撓みロック片に突き当たる係止部が設けられており、前記撓みロック片と前記係止部とが突き当たっている状態において前記嵌合抵抗を上回る回動力を前記レバーに付与することにより、前記撓みロック片が弾性撓みしつつ前記係止部から解離し、解離直後の慣性により前記レバーの回動が正規嵌合位置へ一気に進む構成とした。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レバーの回動過程では前記レバーの操作部が前記第1ハウジングの外面に沿うように円弧軌跡を描くようになっているレバー式コネクタにおいて、前記撓みロック片と前記係止部とが突き当たる状態では、前記レバーの操作部が前記第1ハウジングの外面から最も離れて位置する構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記撓みロック片は、前記第1ハウジング又は前記レバーに対して両端支持されている構成とした。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記撓みロック片と前記係止部との突き当て方向を、前記撓みロック片の端部同士を結ぶ長さ方向とほぼ同じ方向とした構成とした。
【0011】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
レバーを一気に正規嵌合位置へ至らしめるための慣性は、初期位置におけるレバーの回動開始と同時に発生するのではなく、レバーの嵌合方向への回動が初期位置よりも先方であり且つ嵌合抵抗の発生位置とほぼ同じ位置又は嵌合抵抗の発生位置よりも手前の位置まで進んだときに発生する。したがって、初期位置にあるレバーが回動を開始するのと同時に慣性が発生するものに比べると、レバーの慣性力を、その減衰の程度が小さいうちに嵌合抵抗に対して有効に作用させることができ、慣性ロック機能の信頼性が高い。
尚、慣性力の発生時期と端子金具同士の接触開始時期については、端子金具同士が接触を開始した直後に慣性力が発生するようにしてもよいが、端子金具同士が非接触の状態で慣性力を発生させることが望ましい。
【0012】
本発明では、慣性力の発生時期と嵌合抵抗の発生時期とを接近させたので、当初の慣性力を過大に設定する必要がなく、当初の慣性力を過大に設定することに起因して作業性が低下することはない。また、慣性力の発生時期と嵌合抵抗の発生時期とを近づける手段として、慣性力の発生時期を遅らせるようにしたので、嵌合抵抗の発生時期を早めた場合のようにレバーの回動ストロークを全体として小さくする必要がなく、回動ストロークの縮小に起因する作業性の低下も回避されている。
【0013】
[請求項2の発明]
撓みロック片と係止部が突き当たる状態では、レバーの操作部に対して最も大きな回動力を付与する必要があるが、このとき、操作部は第1ハウジングの外面から最も離れているので、操作部を操作するときに指や手が第1ハウジングと干渉し難くなっており、操作部を操作するときに、第1ハウジングが邪魔にならずに済む。
[請求項3の発明]
撓みロック片は両端支持されているので、片持ち支持の形態の場合に比べて、強度、剛性が高く、異物の干渉に起因する撓みロック片の変形や破損が防止される。
【0014】
[請求項4の発明]
撓みロック片は、その両端を支持された形態であって、その長さ方向(端部同士を結ぶ方向)への変形が生じ難くなっている。したがって、撓みロック片に対する係止部の突き当て方向を撓みロック片の長さ方向とほぼ同じ方向とすることにより、撓みロック片と係止部との係止力を高め、ひいては、慣性ロック機能の信頼性を高めることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図8を参照して説明する。
【0016】
本実施形態のレバー式コネクタは、第1ハウジング10と、第2ハウジング20と、レバー30とを備えて構成されている。第1ハウジング10は、合成樹脂製であり、全体として方形のブロック状をなすハウジング本体と、このハウジング本体を包囲する角形の嵌合筒部12とを有する。コネクタ本体11の内部には複数の雌形をなす第1端子金具13が収容されているため、この第1ハウジング10は雌ハウジングと称することができる。第1端子金具13は、その前端部に角筒部13aを有し、この角筒部13a内には、前方からコネクタ本体11内に進入した雄形をなす第2端子金具24のタブ24aに対して弾性接触する弾性接触片13bが設けられている。また、嵌合筒部12は、前方(第2ハウジング20と対向する方向)に開放されており、嵌合筒部12の左右両側面には、レバー30を支持するための一対の支持軸14が突出形成されている。
【0017】
同じく嵌合筒部12の左右両側面には、支持軸14に対して斜め上後方(図2〜5における斜め右上方)に位置する撓みロック片15が形成されている。嵌合筒部12を構成する壁部(側壁部)には、水平方向(両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な方向)に延びるとともに壁部の内面側から外面側へ連通する上下一対のスリット16が形成され、このスリット16の間の部位が撓みロック片15となっている。つまり、撓みロック片15は、全体として前後方向に細長い方形状をなし、その前後両端部において嵌合筒部12に支持されている。換言すると、撓みロック片15は嵌合筒部12の壁部の一部を構成している。撓みロック片15の外面には、係止突起15aが外側方へ突出する形態で形成されている。係止突起15aは、平面形状が概ね直角三角形状をなし、その前端面は、撓みロック片15の中央よりも前端側に位置するとともに、撓みロック片15の長さ方向(前後方向)に対して直角な平坦面となっている。かかる撓みロック片15は、全体として弓なり状に湾曲しつつ内側へ弾性撓みし得るようになっている。壁部の内面とコネクタ本体11の外面との隙間は、弾性撓みした撓みロック片15を収容する(撓みロック片15の弾性変形を許容する)とともに、第2ハウジング20端子金具のフード部21を嵌入させるための空間17となっている。また、嵌合筒部12の左右両側壁には前方に開放された切欠部18が形成されている。
【0018】
レバー30は、左右方向に延びる操作部31と、この操作部31の左右両端から板状に延出する一対のアーム部32とからなり、アーム部32の軸受孔33を支持軸14に嵌合させることにより、第1ハウジング10に対して初期位置(図2を参照)と正規嵌合位置(図5を参照)との間で約90°の角度、回動し得るようになっている。尚、以下のレバー30の形状、形態に関する説明は、便宜上、レバー30が図2及び図3に示す初期位置にある状態を基準として行う。
【0019】
操作部31の前端面は、両ハウジング10,20の嵌合方向(前後方向)に対して直交する平坦な押圧面34となっており、初期位置のレバー30を嵌合方向へ回動させる際には、この押圧面34を押し操作する。操作部31は、支持軸14に対して斜め上前方であって、嵌合筒部12の上面前端部に当接又は接近した位置にあり、初期位置のレバー30が嵌合方向への回動を開始するときには操作部31の変位方向が斜め上後方、即ち押圧面34に対して概ね45°の斜め方向となる。
【0020】
アーム部32の前端縁は、上下方向に直線状に延びており、側方から(レバー30の回動中心軸と同方向に)視たときにアーム部32の前端縁と押圧面34に対して面一状に連続する。アーム部32の内面には、支持軸14を中心とする概ね渦巻き状をなすカム溝35が形成され、カム溝35の入口は前方(第2ハウジング20のカムフォロア23と対向する方向)に開放されている。アーム部32の外周縁には、操作部31から支持軸14側に向かって斜め下後方へ延びる斜縁部が形成されており、この斜縁部は撓みロック片15と共同して慣性ロック機能を発揮する係止部36となっている。レバー30が初期位置にある状態において、係止部36は、支持軸14に対して斜め上前方に位置し、撓みロック片15に対してはほぼ同じ高さであって撓みロック片15よりも前方に離間した位置にある。また、アーム部32には、撓み保持片37が形成されており、この撓み保持片37が嵌合筒部12の切欠部18の上縁に係止することにより、レバー30が、初期位置において嵌合方向への回動不能にロックされる。
【0021】
レバー30が初期位置にある状態から図2〜5の時計回り方向へ回動する過程では、操作部31が、第1ハウジング10の上面に沿うように円弧を描きつつ後方へ変位する。レバー30が初期位置からほぼ90°回動すると正規嵌合位置に達し、レバー30が正規嵌合位置に達すると、操作部31は、第1ハウジング10の外面後端部に接近又は当接するように位置する。レバー30が初期位置にあるとき、操作部31の押圧面34は前方を向き、回動が進むのに伴って押圧面34は斜め上を向くようになり、正規嵌合位置では押圧面34が真上を向く。
【0022】
また、レバー30は、初期位置からほぼ45°回動すると慣性付与位置(図4を参照)に達し、アーム部32の係止部36が撓みロック片15の前端面に対して前方から突き当たるが、このときの係止部36の当接方向は、撓みロック片15の長さ方向(撓みロック片15における第1ハウジング10に支持されている前後両端部同士を結ぶ方向)とほぼ平行な方向である。この慣性付与位置では、操作部31が、支持軸14のほぼ真上に位置することから、第1ハウジング10の上面(外面)から最も離れて位置することになる。また、押圧面34は斜め上前方を向くので、押圧面34に対する操作力は斜め下後方を向くのであるが、レバー30が慣性付与位置から正規嵌合位置へ回動する間の操作部31の変位方向も、概ね斜め下後方を保ち、換言すると、操作部31は、変位する間、第1ハウジング10の上面に接近する状態を維持する。
【0023】
この慣性付与位置において、操作部31の押圧面34に対し、後述する嵌合抵抗Rを上回る回動力を斜め下後向きに付与すると、撓みロック片15が内側へ弾性撓みすることにより係止部36から解離し、その解離直後の慣性によりレバー30が慣性付与位置から正規嵌合位置まで一気に回動する。つまり、慣性ロック機能が働き、これにより、レバー30は確実に正規嵌合位置に到達することができる。尚、レバー30が慣性付与位置から正規嵌合位置に移動する間、弾性ロック片は弾性撓みしたままとなり、アーム部32の内面には撓みロック片15の弾性復元力により係止突起15aが摺接することになる。
【0024】
第2ハウジング20は、合成樹脂製であり、前方に向かって突出する角筒状のフード部21を有し、フード部21を第1ハウジング10のコネクタ本体11と嵌合筒部12との隙間の空間17に嵌入することによって、両ハウジング10,20が嵌合される。フード部21の外側面には、初期位置にロックされているレバー30をロック解除するための解除リブ22が、両ハウジング10,20の嵌合方向と平行に延びるように形成されている。同じくフード部21の外側面には、カム溝35に係合される円形ピン状に突出するカムフォロア23が形成されている。フード部21の内部には、第2ハウジング20に取り付けられている第2端子金具24の先端のタブ24aが突出されており、この第2ハウジング20は雄ハウジングと称することができる。両ハウジング10,20の嵌合が進むの伴い、タブ24aが第1ハウジング10のコネクタ本体11内に進入して第1端子金具13と接続する。第1端子金具13とタブ24aとが接触すると、弾性接触片13bの弾性復元力によって弾性接触片13bとタブ24aとの間には摩擦抵抗が発生し、この摩擦抵抗が両ハウジング10,20間の嵌合抵抗Rとなる。
【0025】
次に、本実施形態の作用を説明する。
両ハウジング10,20を嵌合する際には、まず、撓み保持片37によりレバー30を初期位置にロックした状態で、両ハウジング10,20を浅く嵌合させ、図3に示すように、カムフォロア23を嵌合筒部12の切欠部18内に進入させつつカム溝35の入口に嵌入する。このとき、解除リブ22が撓み保持片37に当接してその撓み保持片37を切欠部18の上縁から外側方へ解離させるので、撓み保持片37によるロックが解除され、レバー30は正規嵌合位置側へ回動し得る状態となる。この状態では、タブ24aはコネクタ本体11内に進入しておらず、したがって、両端子金具13,24の間では摩擦抵抗(嵌合抵抗R)は発生していない。
【0026】
この状態から、操作部31の押圧面34を後方へ押してレバー30を回動させると、カム溝35とカムフォロア23との係合によるカム作用により、第2ハウジング20のフード部21が第1ハウジング10内に引き込まれ、両ハウジング10,20の嵌合が進む。そして、レバー30が図4に示す慣性付与位置に達すると、係止部36が撓みロック片15に係止することによりレバー30の回動が一旦規制されるとともに、タブ24aが弾性接触片13bに接触する状態となる。このタブ24aが弾性接触片13bに接触する時期は、レバー30が慣性付与位置に到達する時期とほぼ同じであればよく、多少前後してもよいが、慣性付与位置にレバー30が到達した時点ではタブ24aと弾性接触片13bとが非接触であることが望ましい。
【0027】
この状態から、操作部31に対して所定の力の回動操作力を付与すると、撓みロック片15が弾性撓みして係止部36から解離し、解離のために付与された回動操作力が解放されることによって、レバー30には慣性力Fが付与され、その慣性力Fによってレバー30が一気に正規嵌合位置に達するとともに、両ハウジング10,20も正規嵌合状態に至る。慣性付与位置から正規嵌合位置側への回動が開始するのとほぼ同時に、タブ24aと弾性接触片13bとの間で摩擦抵抗(両ハウジング10,20間の嵌合抵抗R)が発生し、この嵌合抵抗Rは正規嵌合の至るまで発生し続ける。尚、嵌合抵抗Rの発生時期は慣性付与位置から嵌合方向への回動が開始した後であることが望ましい。レバー30に付与された慣性力F(両ハウジング10,20を嵌合させる力)は回動が進むのに伴って減衰するのであるが、嵌合抵抗Rが発生した時点で、レバー30に付与する操作力を増すことにより慣性力(嵌合力)Fが高められる。そして、この高められた慣性力Fにより、レバー30の正規嵌合位置への回動及び両ハウジング10,20の嵌合動作が確実に行われる。
【0028】
上述のように本実施形態においては、レバー30を一気に正規嵌合位置へ至らしめるための慣性力Fが、初期位置におけるレバー30の回動開始と同時に発生するのではなく、端子金具の接触に起因する嵌合抵抗Rが発生する時期とほぼ同じ時期に発生するようにしたので、初期位置にあるレバー30が回動を開始するのと同時に慣性が発生するものに比べると、レバー30の慣性力Fを、その減衰の程度が小さいうち嵌合抵抗Rに対して有効に作用させることができ、慣性ロック機能の信頼性が高い。
また、慣性力Fの発生時期と嵌合抵抗Rの発生時期とを概ね同期させたことにより、当初の慣性力Fを過大に設定する必要もなくなっているので、当初の慣性力を過大に設定することに起因して作業性が低下することはない。
【0029】
しかも、慣性力Fの発生時期と嵌合抵抗Rの発生時期を概ね同期させる手段として、慣性力Fの発生時期を遅らせるようにしたので、嵌合抵抗の発生時期を早めた場合のようにレバーの回動ストローク(回動角度)を全体として小さくする必要がなく、レバーの回動ストロークの縮小に起因する作業性の低下も回避されている。
また、レバー30が撓みロック片15と係止部36が突き当たる慣性付与位置にある状態では、レバー30の操作部31に対して最も大きな回動力を付与する必要があるが、このとき、操作部31は第1ハウジング10の外面(上面)から最も離れているので、操作部31を操作するときに指や手が第1ハウジング10と干渉し難くなっており、操作部31を操作するときに、第1ハウジング10が邪魔にならずに済んでいる。
【0030】
しかも、慣性付与位置から正規嵌合位置に回動する際には、操作部31の変位方向が第1ハウジング10の上面に向かう方向を保つので、両ハウジング10,20及びレバー30を両手で包むように操作することで、嵌合作業を容易に行うことができる。
また、撓みロック片15はその前後両端を第1ハウジング10に支持された形態なので、片持ち支持の形態の場合に比べると、強度と剛性が高く、異物の干渉に起因する撓みロック片15の変形や破損が防止される。
【0031】
また、両端を支持された撓みロック片15は、その長さ方向(端部同士を結ぶ前後方向)への変形が生じ難くなっているのであるが、本実施形態では、撓みロック片15に対する係止部36の突き当て方向を撓みロック片15の長さ方向とほぼ同じ方向としているので、撓みロック片15と係止部36との係止力を高め、ひいては、慣性ロック機能の信頼性を高めることが実現されている。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0032】
(1)上記実施形態では撓みロック片を両端支持としたが、本発明によれば、撓みロック片は、片持ち状に延出する形態でもよい。
(2)上記実施形態では第1ハウジングを雌ハウジングとしたが、本発明によれば、第1ハウジングを雄ハウジングとしてもよい。
(3)上記実施形態では嵌合時におけるレバーの操作部の変位方向を第2ハウジングの移動方向と概ね同じ方向としたが、本発明によれば、第2ハウジングの移動方向と概ね反対方向、又は第2ハウジングの移動方向と概ね直交する方向としてもよい。
【0033】
(4)上記実施形態では撓みロック片を第1ハウジングに設けるとともに係止部をレバーに設けたが、本発明によれば、撓みロック片をレバーに設け、係止部を第1ハウジングに設けてもよい。
(5)上記実施形態では撓みロック片の弾性撓み方向をレバーの回動中心軸とほぼ同方向としたが、本発明によれば、撓みロック片の弾性撓み方向は径方向としてもよく、周方向としてもよい。
(6)上記実施形態では撓みロック片に対する係止部の突き当て方向を、撓みロック片の長さ方向(第1ハウジングに支持されている端部同士を結ぶ方向)とほぼ同方向としたが、突き当て方向と撓みロック片の長さ方向とがほぼ直交又は斜めに交差するようにしてもよい。
【0034】
(7)上記実施形態では、レバーを一気に正規嵌合位置へ至らしめるための慣性が、嵌合抵抗の発生時期とほぼ同じ位置までレバーの回動が進んだ時点で発生するようにしたが、本発明によれば、レバーの嵌合方向への回動が初期位置よりも先方であり且つ嵌合抵抗の発生位置よりも手前の位置まで進んだときに慣性力が発生するようにしてもよい。
(8)上記実施形態では、レバーが初期位置からほぼ45°回動したところで慣性付与位置に到達するようにしたが、本発明によれば、初期位置から慣性付与位置までのレバーの回動角度は45°よりも小さい角度(例えば、5°〜10°)としてもよく、45°よりも大きい角度としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1ハウジングの正面図
【図2】(a)両ハウジングが離間した状態の側面図
(b)両ハウジングが離間した状態の縦断面図
【図3】(a)両ハウジングが浅く嵌合した状態の側面図
(b)両ハウジングが浅く嵌合した状態の縦断面図
【図4】(a)レバーが撓みロック片に当接した状態の側面図
(b)レバーが撓みロック片に当接した状態の縦断面図
【図5】(a)両ハウジングが正規嵌合した状態の側面図
(b)両ハウジングが正規嵌合した状態の縦断面図
【図6】撓みロック片と係止部との係止状態をあらわす部分拡大水平断面図
【図7】撓みロック片が弾性撓みして係止部から解離した状態をあらわす部分拡大水平断面図
【図8】レバーの回動に伴うレバーの慣性力とハウジング間の嵌合抵抗の変化をあらわすグラフ
【図9】従来例におけるレバーの回動に伴うレバーの慣性力とハウジング間の嵌合抵抗の変化をあらわすグラフ
【符号の説明】
10…第1ハウジング
13…第1端子金具
15…撓みロック片
20…第2ハウジング
23…カムフォロア
24…第2端子金具
30…レバー
31…操作部
35…カム溝
36…係止部
F…慣性力
R…嵌合抵抗[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a lever-type connector provided with inertial locking means.
[0002]
[Prior art]
As a lever-type connector provided with inertial locking means, there is one disclosed in Patent Document 1. In this lever type connector, a flexible lock piece is formed on the side wall of the hood portion of the male housing, and the lever is locked to the initial position by locking the lever to the flexible lock piece. From this state, the female housing is fitted shallowly into the hood portion of the male housing, and the cam pins of the female housing enter the entrance of the cam groove of the lever. When a large rotational operation force exceeding the fitting resistance of the two housings is applied to the lever, the flexible lock piece is dissociated from the lever while elastically flexing, and the rotation of the lever immediately reaches the proper fitting position due to inertia immediately after disengagement. As the lever rotates, the cam action by the engagement of the cam groove and the cam pin with the rotation of the lever brings the male and female housings into a properly fitted state.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-214653
[Problems to be solved by the invention]
In such a lever-type connector, the two housings are fitted while the lever is held at the initial position. However, since this fitting is performed manually and the fitting depth is relatively shallow, the housing is not fitted. There is a possibility that they may be fitted diagonally without facing each other. Therefore, in order to avoid improper contact between the terminal fittings due to the diagonal fitting between the housings, the terminal fittings contact each other in a state where both housings are fitted shallowly, that is, before the lever is rotated. Not to be.
[0005]
Therefore, as shown in FIG. 9, in the initial stage of the rotation of the lever (left end of the horizontal axis of the graph), the frictional resistance between the terminal fittings, that is, the fitting resistance R between the two housings is not generated, and the rotation of the lever is not performed. Also, while the fitting of the housing is in progress, the terminal fittings start to contact each other, and a fitting resistance R due to frictional resistance between the terminal fittings is generated.
On the other hand, the inertia force F for bringing the lever to the proper fitting position at once is generated when the lever is disengaged from the flexible lock piece, that is, simultaneously with the start of the rotation of the lever. Considering that the fitting resistance R does not occur in the initial stage, the inertia force F of the lever does not function effectively in the initial stage of the rotation.
In addition, while the direction in which the inertial force F acts remains substantially constant even when the rotation of the lever advances, the pressing direction to be applied to the operating portion of the lever changes as the rotation of the lever advances. In addition, it is inevitable that the inertia force F attenuates as the lever rotates. Therefore, when the fitting resistance R is generated, the operating force applied to the lever is increased to increase the inertial force (fitting force) F. However, if the degree of damping is large, the inertial force F is restored accordingly. Therefore, the amount of operation force to be applied must be increased, so that the operability is reduced.
[0006]
As a countermeasure for this, a method in which the generation time of the mating resistance R is advanced to be closer to the generation time of the inertial force F can be considered. To move the lever in the horizontal direction) means that the rotation stroke (angle) of the lever becomes smaller as a whole (the horizontal axis of the graph becomes shorter), so that the workability of turning the lever is deteriorated. As another countermeasure, it is conceivable to set the initial inertial force F (the locking force between the bending lock piece and the lever) to a force considerably larger than the fitting resistance R. Increasing F means that workability at the time of starting rotation of the lever is reduced.
[0007]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to ensure the reliability of the inertial lock function without lowering the workability of turning the lever.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The invention according to claim 1 includes a first housing having a first terminal fitting, a lever rotatably supported by the first housing and having a cam groove, a cam follower, and a second terminal fitting. In a state where the second housing and the lever are at an initial position allowing the cam follower to enter the cam groove, the first and second terminal fittings are not in contact with each other, and the lever at the initial position is not in contact with the second housing. In the process of rotating the first and second housings in the fitting direction, the two housings are fitted by a cam action due to the engagement of the cam groove and the cam follower, and the first and second housings are rotated during the rotation of the lever. In a lever-type connector in which the two terminal fittings come into contact with each other to generate a mating resistance, one of the first housing and the lever is provided with a bending lock piece. Meanwhile, on the other hand, the rotation of the lever is further in the fitting direction than the initial position and is substantially the same as the position where the fitting resistance is generated or the position before the position where the fitting resistance is generated. A locking portion that abuts against the flexible lock piece is provided at a position where the rotation of the lever in the fitting direction proceeds, and the fitting resistance exceeds the fitting resistance in a state where the flexible lock piece and the locking portion abut. By applying a turning force to the lever, the flexible lock piece is dissociated from the locking portion while elastically flexing, and the rotation of the lever immediately advances to the regular fitting position by inertia immediately after disengagement.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the lever-type connector according to the first aspect of the present invention, the operating portion of the lever draws an arc trajectory along the outer surface of the first housing during the rotation of the lever. In a state where the bending lock piece and the locking portion abut, the operating portion of the lever is located farthest from the outer surface of the first housing.
According to a third aspect of the present invention, in the first or second aspect of the invention, the flexible lock piece is supported at both ends with respect to the first housing or the lever.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect, the abutting direction of the flexible lock piece and the locking portion is substantially the same as the length direction connecting the ends of the flexible lock piece. And
[0011]
Function and effect of the present invention
[Invention of claim 1]
The inertia for bringing the lever to the normal fitting position at once does not occur simultaneously with the start of rotation of the lever in the initial position, but the rotation of the lever in the fitting direction is ahead of the initial position and the fitting is performed. Occurs when the robot has advanced to a position substantially the same as the position at which the combined resistance occurs or a position before the position at which the fitting resistance occurs. Therefore, compared to the lever in which the lever at the initial position starts to rotate and the inertia is generated at the same time, the inertial force of the lever effectively acts on the mating resistance while the attenuation is small. And the reliability of the inertial lock function is high.
As for the timing of the generation of the inertial force and the timing of the start of contact between the terminal fittings, the inertial force may be generated immediately after the terminal fittings start to contact with each other, but the inertia force may be generated when the terminal fittings are not in contact with each other. It is desirable to generate a force.
[0012]
In the present invention, the time of occurrence of the inertial force and the time of occurrence of the mating resistance are brought close to each other, so that it is not necessary to set the initial inertial force excessively, and the initial inertial force is set excessively. Workability does not decrease. In addition, as a means for bringing the generation time of the inertial force closer to the generation time of the mating resistance, the generation time of the inertia force is delayed, so that the rotation stroke of the lever is increased as in the case where the generation time of the mating resistance is advanced. Need not be reduced as a whole, and a decrease in workability due to a reduction in the rotation stroke is also avoided.
[0013]
[Invention of claim 2]
In the state where the bending lock piece and the locking portion abut against each other, it is necessary to apply the greatest rotational power to the operating portion of the lever. At this time, since the operating portion is farthest from the outer surface of the first housing, Fingers and hands are less likely to interfere with the first housing when operating the unit, and the first housing does not need to be in the way when operating the operating unit.
[Invention of claim 3]
Since the flexible lock pieces are supported at both ends, the strength and rigidity are higher than in the case of the cantilever support form, and the deformation and breakage of the flexible lock pieces due to interference of foreign matter are prevented.
[0014]
[Invention of Claim 4]
The flexible lock piece has a form in which both ends thereof are supported, and is unlikely to be deformed in the length direction (the direction connecting the ends). Therefore, by making the direction in which the locking portion abuts against the flexible lock piece substantially the same as the length direction of the flexible lock piece, the locking force between the flexible lock piece and the locking portion is increased, and the inertial locking function is further improved. Reliability can be improved.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
[Embodiment 1]
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0016]
The lever-type connector according to the present embodiment includes a
[0017]
Similarly, on both left and right side surfaces of the
[0018]
The
[0019]
The front end surface of the
[0020]
The front edge of the
[0021]
In the process of turning the
[0022]
When the
[0023]
In this inertia imparting position, when a rotational force exceeding a fitting resistance R, which will be described later, is applied to the
[0024]
The
[0025]
Next, the operation of the present embodiment will be described.
When the two
[0026]
In this state, when the
[0027]
When a predetermined turning operation force is applied to the
[0028]
As described above, in the present embodiment, the inertial force F for bringing the
Further, since the generation time of the inertial force F and the generation time of the mating resistance R are substantially synchronized, it is not necessary to set the initial inertial force F excessively, so that the initial inertial force is set excessively. The workability does not decrease due to this.
[0029]
Moreover, as a means for substantially synchronizing the timing of generation of the inertial force F and the timing of generation of the fitting resistance R, the timing of generation of the inertial force F is delayed. It is not necessary to reduce the rotation stroke (rotation angle) of the lever as a whole, and a decrease in workability due to a reduction in the rotation stroke of the lever is also avoided.
In the state where the
[0030]
Moreover, when rotating from the inertia imparting position to the regular fitting position, the direction of displacement of the operating
Since the front and rear ends of the
[0031]
Further, the
[Other embodiments]
The present invention is not limited to the embodiments described above with reference to the drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention. Can be implemented with various modifications.
[0032]
(1) In the above embodiment, the bending lock piece is supported at both ends. However, according to the present invention, the bending lock piece may be configured to extend in a cantilever shape.
(2) In the above embodiment, the first housing is a female housing, but according to the present invention, the first housing may be a male housing.
(3) In the above embodiment, the direction of displacement of the operating portion of the lever at the time of fitting is substantially the same as the direction of movement of the second housing. However, according to the present invention, the direction of movement is substantially opposite to the direction of movement of the second housing. Alternatively, the direction may be substantially perpendicular to the moving direction of the second housing.
[0033]
(4) In the above embodiment, the bending lock piece is provided on the first housing and the locking portion is provided on the lever. However, according to the present invention, the bending lock piece is provided on the lever, and the locking portion is provided on the first housing. You may.
(5) In the above embodiment, the elastic bending direction of the flexible lock piece is substantially the same as the rotation center axis of the lever. However, according to the present invention, the elastic flexible direction of the flexible lock piece may be the radial direction. The direction may be used.
(6) In the above embodiment, the direction in which the locking portion abuts against the flexible lock piece is substantially the same as the length direction of the flexible lock piece (the direction connecting the ends supported by the first housing). Alternatively, the abutting direction and the length direction of the flexible lock piece may intersect substantially orthogonally or obliquely.
[0034]
(7) In the above-described embodiment, the inertia for bringing the lever to the normal fitting position at once is generated when the rotation of the lever advances to a position substantially equal to the time when the fitting resistance occurs. According to the present invention, an inertial force may be generated when the rotation of the lever in the fitting direction is ahead of the initial position and proceeds to a position before the position where the fitting resistance occurs. .
(8) In the above embodiment, the inertia imparting position is reached when the lever has rotated approximately 45 ° from the initial position. However, according to the present invention, the rotation angle of the lever from the initial position to the inertial imparting position May be an angle smaller than 45 ° (for example, 5 ° to 10 °) or may be an angle larger than 45 °.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a front view of a first housing. FIG. 2A is a side view showing a state where both housings are separated. FIG. 3B is a vertical sectional view showing a state where both housings are separated. FIG. FIG. 4 (a) is a side view of a state in which both housings are fitted shallowly. FIG. 4 (a) is a side view of a state in which a lever abuts on a flexure lock piece. FIG. 5A is a side view showing a state where both housings are properly fitted. FIG. 6B is a vertical sectional view showing a state where both housings are properly fitted. FIG. FIG. 7 is a partially enlarged horizontal sectional view showing a locked state with a locking portion. FIG. 7 is a partially enlarged horizontal sectional view showing a state in which a flexible lock piece is elastically bent and disengaged from the locking portion. FIG. 9 is a graph showing the change in the inertial force of the lever and the mating resistance between the housings. Graph [EXPLANATION OF SYMBOLS] representing the change in connection resistance between the inertial force and the housing of the lever caused by the rotation of the lever in the conventional example
DESCRIPTION OF
Claims (4)
前記第1ハウジングに回動可能に支持され、カム溝を備えたレバーと、
カムフォロアを有し、第2端子金具を備えた第2ハウジングと、
前記レバーが前記カム溝に対する前記カムフォロアの進入を許容する初期位置にある状態では、前記第1と第2の両端子金具が非接触であり、
前記初期位置にある前記レバーを嵌合方向に向かって回動させる過程では、前記カム溝と前記カムフォロアとの係合によるカム作用により前記両ハウジングが嵌合されるとともに、前記レバーの回動の途中で前記第1と第2の両端子金具が接触して嵌合抵抗が発生するようになっているレバー式コネクタにおいて、
前記第1ハウジングと前記レバーのうちいずれか一方には撓みロック片が設けられているとともに、他方には、前記レバーの嵌合方向への回動が前記初期位置よりも先方であり且つ前記嵌合抵抗の発生位置とほぼ同じ位置又は前記嵌合抵抗の発生位置よりも手前の位置まで進んだところで前記撓みロック片に突き当たる係止部が設けられており、
前記撓みロック片と前記係止部とが突き当たっている状態において前記嵌合抵抗を上回る回動力を前記レバーに付与することにより、前記撓みロック片が弾性撓みしつつ前記係止部から解離し、解離直後の慣性により前記レバーの回動が正規嵌合位置へ一気に進む構成としたことを特徴とするレバー式コネクタ。A first housing having a first terminal fitting;
A lever rotatably supported by the first housing and having a cam groove;
A second housing having a cam follower and having a second terminal fitting;
In a state where the lever is at an initial position allowing the cam follower to enter the cam groove, the first and second terminal fittings are not in contact with each other;
In the process of rotating the lever in the initial position in the fitting direction, the two housings are fitted by a cam action by the engagement between the cam groove and the cam follower, and the rotation of the lever is performed. A lever-type connector in which the first and second terminal fittings come into contact on the way to generate mating resistance.
One of the first housing and the lever is provided with a flexure lock piece, and the other is such that the rotation of the lever in the fitting direction is ahead of the initial position and the fitting is A locking portion that abuts against the bending lock piece is provided at a position substantially the same as the position where the combined resistance is generated or a position closer to the position before the position where the fitting resistance is generated,
In the state where the bending lock piece and the locking portion are in contact with each other, by applying a turning force exceeding the fitting resistance to the lever, the bending lock piece is dissociated from the locking portion while being elastically bent, A lever-type connector, characterized in that the rotation of the lever proceeds to a regular fitting position at a stretch by inertia immediately after disengagement.
前記撓みロック片と前記係止部とが突き当たる状態では、前記レバーの操作部が前記第1ハウジングの外面から最も離れて位置する構成としたことを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。In the lever-type connector, in the turning process of the lever, the operating portion of the lever draws an arc trajectory along the outer surface of the first housing.
The lever-type connector according to claim 1, wherein in a state where the bending lock piece and the locking portion abut, the operating portion of the lever is located farthest from an outer surface of the first housing.
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2003
- 2003-03-28 JP JP2003091489A patent/JP2004303440A/en active Pending
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