JP2004300082A

JP2004300082A - Antineoplastic agent

Info

Publication number: JP2004300082A
Application number: JP2003095916A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Nejime; 国昭根路銘
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2004-10-28
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP4424921B2

Abstract

PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an antineoplastic agent which contains a plant component and exhibits a high antineoplastic activity and small side effects. SOLUTION: The antineoplastic agent contains a dry powder of leaves, flowers, trunks, barks, or bulbs of plants of the family Amaryllidaceae or Hydrangea or contains an extract prepared by extracting the powder with water or an organic solvent such as ethyl acetate, carbon tetrachloride, chloroform, dichloromethane, methanol, ethanol, (iso)propyl alcohol, butanol, acetone, or DMSO. COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、抗腫瘍剤、特に、植物由来の成分を含有し、ヒトの大腸癌、胃癌及び肺癌に対して優れた効果を有する抗腫瘍剤、及び食品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
医療技術が進歩し、高齢化が更新されている現在において、癌は依然として重大な病気として存在している。もちろん、癌の治療技術も大いに進歩し、合成医薬、漢方、天然物からの抽出物などをベースとする数多くの医薬が開発されている。合成医薬に対して、天然物からの抽出物は副作用の点で優れており、例えば、西洋イチイからタキソールが発見され、抗癌剤の有効成分として用いられている（特開昭６３−３０４７８号公報や特開平７−２３３０６４号公報など）が、その副作用は依然として大きいものである。
【特許文献１】
特開昭６３−３０４７８号公報
【特許文献２】
特開平７−２３３０６４号公報
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、植物成分であって、抗腫瘍活性が高く、副作用が少ない抗腫瘍剤を提供することを目的とする。
本発明は、又、植物成分を含有する食品を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、植物成分における抗癌物質を探索している過程で、ヒガンバナ科植物及びアジサイ科植物成分が、ｉｎｖｉｔｒｏで癌細胞を強く殺傷すること、特に、ヒトの大腸癌、胃癌及び肺癌細胞を殺傷し、かつこれらの植物の抽出物が高い希釈においても癌細胞を殺傷するとの知見に基づいてなされたのである。
すなわち、本発明は、ヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はそれらの抽出物を含有することを特徴とする抗腫瘍剤を提供する。
本発明は、又、抗腫瘍剤を調製するためのヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はそれらの抽出物の使用を提供する。
本発明は、又、ヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はそれらの抽出物を含有する食品を提供する。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明で用いるヒガンバナ科植物（Ａｍａｒｙｌｌｉｄａｃｅａｅ）は、ヒガンバナ目（Ａｍａｒｙｌｌｉｄａｌｅｓ）に属する植物であり、ネギ・ニラ（Ａｇａｐａｎｔｈｕｓ，Ａｌｌｉｕｍ）、ユキノハナ（Ｇａｌａｎｔｈｕｓ）、ハマオトモ（ＡｍａｒｙｌｉｌｉｓＣｒｉｎｕｍ）、タマスダレ（Ｚｅｐｈｙｒａｎｔｈｅｓ）、マユハケオモト（Ｈａｅｍａｎｔｈｕｓ）、ヒガンバナ・ショウキラン（Ｈｙｍｅｎｏｃａｌｌｉｓ，Ｌｙｃｏｒｉｓ）、アマリリス（Ｈｉｐｐｅａｓｔｒｕｍ）及びスイセン（Ｎａｒｃｉｓｓｕｓ）があげられる。より具体的には、スイセン（ＮａｒｃｉｓｓｕｓｔａｚｅｔｔａＬ．）、ショウキズイセン（ＬｙｃｏｒｉｓｔｒａｕｂｉｉＨａｙｗａｒｄ）、ヒガンバナ（ＬｙｃｏｒｉｓｒａｄｉａｔａＨｅｒｂ．）、サクヤカニユリ（ＨｙｍｅｎｏｃａｌｌｉｓａｍｅｒｉｃａｎａＲｏｅｍ．）、タマスダレ（ＺｅｐｈｙｒａｎｔｈｅｓｃａｎｄｉｄａＨｅｒｂ．）、シロスジアマリリス（ＨｉｐｐｅａｓｔｒｕｍｒｅｔｉｃｕｌａｔｕｍＨｅｒｂ．ｖａｒｓｔｒｉａｔｉｆｏｌｉｕｍＨｅｒｂ．）、アマリリス（ＨｉｐｐｅａｓｔｒｕｍｈｙｂｒｉｄｕｍＨｏｒｔ．）、オオマンネンラン（ＦｕｒｃｒａｅａｇｉｇａｎｔｅａＶｅｎｔ．）、フィリオオマンネンラン（ＦｕｒｃｒａｅａｇｉｇａｎｔｅａＶｅｎｔ．）、エンレイハマオモト（ＣｒｉｎｕｍａｍａｂｉｌｅＤｏｎｎｅ）、チュベローズ（ＰｏｌｉａｎｔｈｅｓｔｕｂｅｒｏｓａＬ．）、ハツミドリ（ＡｇａｖｅａｔｔｅｎｕａｔａＳａｌｍ−Ｄｙｃｋ）、ホリダリュウゼツラン（ＡｇａｖｅｈｏｒｒｉｄａＬａｍ．）、フィリウスバリュウゼツラン（ＡｇａｖｅａｎｇｕｓｔｉｆｏｌｉａＨａｗ．ｃｖ．Ｍａｒｇｉｎａｔａ）、フタバナリュウゼツラン（ＡｇａｖｅｇｅｍｉｎｉｆｌｏｒａＫｅｒ−Ｇａｕｌ）、アオノリュウゼツラン（ＡｇａｖｅａｍｅｒｉｃａｎａＬ．）などがあげられる。これらのうち、スイセン（ＮａｒｃｉｓｓｕｓｔａｚｅｔｔａＬ．）、ショウキズイセン（ＬｙｃｏｒｉｓｔｒａｕｂｉｉＨａｙｗａｒｄ）及びヒガンバナ（ＬｙｃｏｒｉｓｒａｄｉａｔａＨｅｒｂ．）が好ましい。
【０００６】
又、アジサイ科植物（Ｈｙｄｒａｎｇｅａ）は、バラ目（Ｒｏｓａｌｅｓ）に属する植物であり、ズイナ（Ｉｔｅａ）、アジサイ・ノリウツギ（Ｅｓｃａｌｌｏｎｉａ，Ｈｙｄｒａｎｇｅａ）、イワガラミ（Ｓｃｈｉｚｏｐｈｒａｇｍａ）、ギンバイソウ（Ｄｅｉｎａｎｔｈｅ）、キレンゲショウマ（Ｋｉｒｅｎｇｅｓｈｏｍａ）、ウツギ（Ｄｅｕｔｚｉａ）、バイカウツギ（Ｐｈｉｌａｄｅｌｐｈｕｓ）及びスグリ（Ｒｉｂｅｓ）があげられる。これらのうち、シマコンテリギ（Ｈｙｄｒａｎｇｅａｙａｙｅｙａｍａｋｏｉｄｚ：別名ヤエヤマコンテリギ）とリュウキュウコンテリギ（ＨｙｄｒａｎｇｅａｌｉｕｋｉｕｅｎｓｉｓＮａｋａｉ）が好ましい。
本発明では、これらの植物の葉、花、茎及び球根を用いることができる。植物自体を抗腫瘍剤の有効成分として使用する場合には、これらを乾燥した後、微細に粉砕して用いるのが好ましい。
【０００７】
本発明では、ヒガンバナ科植物及びアジサイ科植物の葉、花、茎及び球根を、例えば、乾燥し、粉砕した後、又は未乾燥の生の状態で、水、例えば、蒸留水やイオン交換水で、又は親水性若しくは疎水性有機溶媒で抽出した液自体又はその乾燥物を用いることができる。ここで用いる有機溶媒としては、酢酸エチル、四塩化炭素、クロロフォルム、ジクルロメタン、メタノール、エタノール、（イソ）プロピルアルコール、ブタノール、アセトン又はＤＭＳＯがあげらる。ここで親水性溶媒は、含水形態で用いることもできる。使用する水や溶媒の量は任意とすることができるが、５分の１〜５倍量で用いるのがよく、特に約等量で用いるのが好ましい。又、抽出は、６０℃以下であるのがよく、さらに室温で行うのが好ましく、特に、ミキサーなどで攪拌しながら行うのがよい。
水又は溶媒抽出物は、そのままの液体状態で使用することもできるが、乾燥し、粉末、顆粒などの固形状で用いることもできる。
【０００８】
尚、ヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はこれらの抽出物を含有する抗腫瘍剤とする場合、これらに加えて、医薬上許容される各種の製剤用物質、例えば、賦形剤、希釈剤、崩壊剤、結合剤、被覆剤、潤滑剤、滑走剤、滑沢剤、風味剤、甘味剤、可溶化剤等を補助剤として含むことができる。具体的には、炭酸マグネシウム、二酸化チタン、ラクトース、マンニトール及びその他の糖類、タルク、ミルク蛋白、ゼラチン、澱粉、セルロース及びその誘導体、動物及び植物油、ポリエチレングリコール、グリセロールなどがあげられる。
【０００９】
本発明の抗腫瘍剤は、経口投与によるのが好ましいが、これに限定されるものではない。本発明の抗腫瘍剤は、体重１Ｋｇ当たり、０．２５〜２ｇ程度の量で用いるのがよい。
又、ヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はこれらの抽出物を含有する食品とする場合、健康食品や抗腫瘍活性を有する機能食品とすることができる。食品中のヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はその抽出物は、特に限定されないが、０．０１〜５質量％程度含有させるのがよい。
【００１０】
【発明の効果】
本発明によれば、ヒガンバナ科植物、アジサイ科植物又はこれらの抽出物を有効成分として含有することにより、抗腫瘍活性が高く、副作用が少ない抗腫瘍剤が提供される。これらの抽出粗画成分は高い希釈においても大腸癌細胞を殺傷し、その力価は対照に用いた抗癌剤のマイトマイシンＣと同等又はそれ以上であることが示された。一方、抗癌物質の探索に用いたヒトの胃癌および肺癌細胞に対し、本成分は対照に用いたマイトマイシンとほぼ同じ抗癌作用を有することも示された。
このように本発明によれば、各種腫瘍、特に、大腸癌、胃癌および肺癌に対して優れた抗腫瘍剤が提供される。
次に本発明を実施例により詳細に説明する。
【００１１】
【実施例】
実施例１
植物成分の抽出
沖縄県名護市郊外で自生しているヒガンバナ科（Ａｍａｒｙｌｌｉｄａｃｅａｅ）のスイセン（ＮａｒｃｉｓｓｕｓｔａｚｅｔｔａＬ．）、ショウキズイセン（ＬｙｃｏｒｉｓｔｒａｕｂｉｉＨａｙｗａｒｄ）及びヒガンバナ（ＬｙｃｏｒｉｓｒａｄｉａｔａＨｅｒｂ．）の葉、花、茎並びに球根を無乾燥の生の状態で秤量し、包丁でほぼ数ミリ程度の幅になるよう細切した。同様にアジサイ科（Ｈｙｄｒａｎｇｅａ）のリュウキュウコンテリギ（ＨｙｄｒａｎｇｅａｌｉｕｋｉｕｅｎｓｉｓＮａｋａｉ）とシマコンテリギ（Ｈｙｄｒａｎｇｅａｙａｙｅｙａｍａｋｏｉｄｚ）を無乾燥の状態で細切処理した。これに等重量の蒸留水を加えた上で市販の大型ミキサーを用いて毎分１０，０００回転で１０分間処理した。この混合物を１５〜５０ｍｌ容量のプラスチック遠心管に分注し、ベックマンの遠心機（ＧＳ−１５Ｒ）を用いて毎分５，０００回転で６０分間遠心した。これを粗画総成分として、さらにザルトリウスのミニザルト（０．４５μｍ）で濾過滅菌後試験に供した。蒸留水による成分抽出に加え、クロロフォルム、イソプロピルアルコール、酢酸エチル、エタノール、メタノール、ジクロロメタンの溶媒等も抽出実験に使用した。
【００１２】
比較対照
すでに抗癌剤として広く使用されている市販のマイトマイシンＣ（協和発酵）を１ｍｌ当たり１ｍｇになるよう−ＰＢＳに溶解させたものを、比較対照として検査に供した。
細胞と培養
ヒトの大腸癌細胞（ＨＴ−２９）、胃癌細胞（ＭＫＮ１）及び肺癌細胞（Ａ５４９）は（財）癌研究会癌化学療法センター分子薬理部の矢守隆夫博士から分与を受け、それぞれの細胞を、５％ウシ胎児血清を含む市販のＲＰＭＩ−１６４０（ＧＩＢＣＯ）の培地を用い２５ｃｍ^２フラスコ（イワキ）中で継代維持した。
【００１３】
評価用細胞の培養
直径１００ｍｍプラスチックシャーレ（イワキ）に上記ＨＴ−２９、ＭＫＮ１及びＡ５４９細胞を、５％ウシ胎児血清を含むＲＰＭＩ−１６４０培地で培養し、２日後に細胞をマイナス燐酸緩衝食塩水（−ＰＢＳ）で洗滌、これにトリプシン−ＥＤＴＡ（ＧＩＢＣＯ）を加えて細胞を分散、次いで５％ウシ胎児血清を含むＲＰＭＩ−１６４０に浮遊させ細胞数を算定した。上記３種の細胞濃度は１０^５／ｍｌと定め、９６穴（ウェル）の細胞培養用プラスチックプレート（イワキ）の１ウェルにつき０．１ｍｌずつ分注した。例えば、各プレートのＡ列とＨ列、番号プレート１列と２列には培地のみ、２番から１１番、Ｂ列からＧ列までに各試験用細胞を分注して、３７℃で２４時間培養した。
【００１４】
評価方法
抽出したそれぞれの植物成分と比較対照のマイトマイシンＣを血清の入っていないＧＩＢＣＯのＭｉｎｉｍｕｍＥｓｓｅｎｔｉａｌＭｅｄｉｕｍ（ＭＥＭ）で１０^−１から１０^−８、あるいは、１０^−１から１０^−４まで希釈し、各ウェルに１００μｌずつ分注した。各検体につき２列のウェルを用意し、Ｂ、Ｃ列の１１番から８番目に被検体の１０^−１、１０^−２、１０^−３、１０^−４希釈液を、さらに２番、３番、４番、５番ウェルに１０^−５、１０^−６、１０^−７、１０^−８希釈液を添加、６番と７番目のウェルには培地のみを分注してそれぞれの被検体の対照とした。同様な手順に沿って、ＤとＥ列、ＦとＧ列に被検体の希釈液シリーズを配した。被検体を分注して２日間培養後、各ウェルに５０％のトリクロロ酢酸（ＴＣＡ）を５０μｌ加えて４℃で１時間静置した。次に水道水を２００μｌ加えて５回洗滌してプレートを乾燥、それぞれのウェルにスルフォローダミン染色液を５０μｌ加えて１０分間静置、続いて１％酢酸を１００μｌずつ加えて５回洗滌してプレートを乾燥させた。最後に、各プレートに１０ｍＭのトリス（Ｔｒｉｓ［ｈｙｄｒｏｘｙｍｅｔｈｙｌ］ａｍｉｎｏｍｅｔｈａｎｅ）液１５０μｌを加えて毎分７５０回転で５分間振り、５２５ｎｍの波長で吸光度を測定した。細胞の生存率は次のように算定した。
細胞の生存率＝１００×（各希釈点の被検体の平均吸光度−各希点に対応する培地対照の平均の吸光度）／（細胞対照の平均吸光度−各希釈点に対応する培地対照の平均の吸光度）
植物抽出成分の大腸癌（ＨＴ−２９）、胃癌（ＭＫＮ１）及び肺癌（Ａ５４９）細胞に対する殺傷効果についての結果をまとめて表−１に示す。
【００１５】
表１．ヒガンバナ科及びアジサイ科植物成分の抗癌細胞活性

【００１６】
表１．ヒガンバナ科及びアジサイ科植物成分の抗癌細胞活性（続き）

【００１７】
表−１から、スイセンは１０^−１の希釈において大腸癌に強い殺傷効果を示し、葉の成分で１７％の生存率、さらに球根についても優るとも劣らない細胞死をもたらしていることが明らかとなった。細胞の生存率から逆算したところ、スイセンの葉の成分は１０^−３の希釈においても５０％以上の細胞死を見せた。その結果、葉と球根から抽出した成分の大腸癌細胞に対する５０％細胞致死率は１０^３．９９及び１０^３．５７と算定された。両成分の胃癌と肺癌細胞に対する殺傷効果も本実験で確認され、スイセンの葉と球根の抽出物は胃癌細胞に対して１０^３．５及び１０^２．８の５０％致死率に達していることが分かった。同様に、スイセンの葉と球根から抽出した成分は肺癌細胞にも作用し、陽性対照に用いたマイトマイシンよりも有意義に高い細胞殺傷効果を示し、その値はマイトマイシンの５０％細胞致死率が１０^２．９４の時、両成分のそれは１０^３．４９及び１０^３．２９に達していることが明らかとなった。
【００１８】
同様な手法でショウキズイセンについても評価したが、この植物の葉と球根の成分は大腸癌、胃癌及び肺癌細胞に対して明確な殺傷効果を見せ、両成分の大腸癌細胞に対する５０％細胞致死率は１０^３．９７及び１０^３．８３であり、スイセンのそれらよりも幾分高くなっていた。同様の傾向が胃癌と肺癌においても観察され、ショウキズイセンの葉と球根の成分の胃癌細胞に対する５０％細胞致死率は１０^３．５８及び１０^３．３２、あるいは肺癌細胞に対しても１０^３．５８と１０^３．７６という比較的高い細胞致死率を示した。
また、ヒガンバナの抽出成分も大腸癌、胃癌及び肺癌細胞に対しても細胞毒性を示し、葉と球根にもほぼ同じ程度の活性が認められた。例えば、算定された５０％細胞致死率は、大腸癌細胞に対して葉の成分が１０^３．６６の時、球根のそれは１０^３．５５の値が得られた。一方、胃癌細胞に対する毒性は大腸癌細胞それよりも僅かに劣る傾向を示し、同植物の葉と球根の成分は同癌細胞に１０^２．７２及び１０^２．８１の値を見せた。これに比べて、肺癌細胞に対する殺傷効果はやや強く、ヒガンバナの葉と球根の同癌細胞に対する５０％細胞致死率はそれぞれ１０^２．９２と１０^３．６５と算定された。
【００１９】
又、表−１の結果から、アジサイ科に属し、亜熱帯の沖縄に分布しているシマコンテリギとリュウキュウコンテリギについても、その葉と皮の成分に癌細胞に対する殺傷効果が含まれていることがわかる。
以上のことから、ヒガンバナ科植物又はアジサイ科植物の葉、花、茎、皮又球根には大腸癌、胃癌または肺癌細胞を致死させる成分が含まれることが明らかである。従って、これらの植物又はその抽出物を含有させることにより、癌の予防と治療に必要な健康食品、健康飲料、健康菓子類等を提供することができ、又、注射剤や錠剤などの形態の抗癌剤として用いることができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an antitumor agent, particularly an antitumor agent containing a plant-derived component and having excellent effects on human colon cancer, stomach cancer and lung cancer, and a food.
[0002]
[Prior art]
With the advancement of medical technology and renewed aging, cancer remains a serious disease. Of course, cancer treatment techniques have also greatly advanced, and a number of medicines based on synthetic medicines, Chinese medicine, extracts from natural products, and the like have been developed. Extracts from natural products are superior to synthetic drugs in terms of side effects. For example, taxol was discovered from the yew tree and used as an active ingredient of an anticancer agent (JP-A-63-30478; However, the side effects are still large.
[Patent Document 1]
JP-A-63-30478 [Patent Document 2]
JP-A-7-233064
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is to provide an antitumor agent which is a plant component, has high antitumor activity, and has few side effects.
Another object of the present invention is to provide a food containing a plant component.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention provides a method for searching for an anticancer substance in a plant component, wherein the amaryllidaceae plant and the hydrangea plant component strongly kill cancer cells in vitro, particularly, human colon cancer, stomach cancer and lung cancer cells. And that the extracts of these plants kill cancer cells even at high dilutions.
That is, the present invention provides an antitumor agent characterized by containing an amaryllidaceae plant, a hydrangea plant or an extract thereof.
The present invention also provides the use of amaryllidaceae, hydrangea or an extract thereof for preparing an antitumor agent.
The present invention also provides a food containing the Amaryllidaceae plant, hydrangea plant or an extract thereof.
[0005]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The Amaryllidaceae plant used in the present invention is a plant belonging to the order Amaryllidales, and is a plant belonging to the order of the Amaryllidales. Haemanthus, Hyganocallis, Lycoris, Amaryllis (Hippeastrum) and Narcissus (Narcissus). More specifically, narcissus (Narcissus tazetta L.), daffodil (Lycoris traubii Hayward), Lycoris radiata Herb. Var stratififium Herb., Amaryllis (Hippeastrum hybridum Hort.), Furmannea gigantea rent, Filioangange gangan anger anger (a), Hippeastrum reticulatum Herb. (Crimum amabile Done), tuberose (Polianthes tuberosa L.), hatsumidori (Agave attenuata Salm-Dyck), Horida rugan zeavan (Agave gorva ran ga リュ av リュ gＭa ａav リュ ag Ｍav ｇaＭg ａav リュＭＡａＭＭＭＡｗＭＡＭＭ either) Agave geminiflora Ker-Gaul, Aon agave (Agave americana L.) and the like. Among these, narcissus (Narcissus tazetta L.), gall narcissus (Lycoris traubii Hayward) and lycoris radiata (Lycoris radiata Herb.) Are preferred.
[0006]
Hydrangea (Hydrangea) is a plant belonging to the order of the Rosales, and includes Hydrangea (Itea), Hydrangea Norritsugi (Escallonia, Hydrangea), Iwagarami (Schizophragma), and Ginbaiso (Demongien). Deutzia, Syringa (Philadelphus) and Currant (Rives) are mentioned. Among them, Himarangea yaeyyama koidz (also known as Yaeyama conterigi) and Ryukyua conterigi (Hydrangea liukiensis Nakai) are preferred.
In the present invention, leaves, flowers, stems and bulbs of these plants can be used. When the plant itself is used as an active ingredient of the antitumor agent, it is preferable to dry and then pulverize it finely before use.
[0007]
In the present invention, the leaves, flowers, stems and bulbs of the Amaryllidaceae and Hydrangea plants are, for example, dried, pulverized, or in an undried raw state, with water, for example, distilled water or ion-exchanged water. Alternatively, a liquid extracted with a hydrophilic or hydrophobic organic solvent itself or a dried product thereof can be used. Examples of the organic solvent used herein include ethyl acetate, carbon tetrachloride, chloroform, diclomethane, methanol, ethanol, (iso) propyl alcohol, butanol, acetone and DMSO. Here, the hydrophilic solvent can be used in a water-containing form. The amount of water or solvent used can be arbitrarily selected, but it is preferably used in 1/5 to 5 times the amount, particularly preferably about an equal amount. The extraction is preferably carried out at a temperature of 60 ° C. or lower, more preferably at room temperature, and particularly preferably with stirring by a mixer or the like.
The water or solvent extract can be used as it is in a liquid state, but it can also be dried and used in a solid form such as a powder or a granule.
[0008]
In addition, in the case of an antitumor agent containing an amaryllidaceae plant, a hydrangea plant or an extract thereof, in addition to these, various pharmaceutically acceptable substances for preparation, for example, excipient, diluent, disintegration Agents, binders, coatings, lubricants, glidants, lubricants, flavors, sweeteners, solubilizers and the like can be included as adjuvants. Specific examples include magnesium carbonate, titanium dioxide, lactose, mannitol and other saccharides, talc, milk protein, gelatin, starch, cellulose and derivatives thereof, animal and vegetable oils, polyethylene glycol, glycerol and the like.
[0009]
The antitumor agent of the present invention is preferably administered orally, but is not limited thereto. The antitumor agent of the present invention is preferably used in an amount of about 0.25 to 2 g per kg of body weight.
In addition, when the food containing the amaryllidaceae plant, the hydrangea plant or an extract thereof is used, it can be a health food or a functional food having an antitumor activity. Amaryllidaceae plants, hydrangea plants or extracts thereof in foods are not particularly limited, but are preferably contained in an amount of about 0.01 to 5% by mass.
[0010]
【The invention's effect】
According to the present invention, an antitumor agent having high antitumor activity and less side effects is provided by containing an amaryllidaceae plant, a hydrangea plant or an extract thereof as an active ingredient. These extracted crude components killed colon cancer cells even at a high dilution, and their titers were shown to be equal to or higher than the anticancer drug mitomycin C used as a control. On the other hand, it was also shown that this component has almost the same anticancer activity as the mitomycin used as a control on human gastric cancer and lung cancer cells used for searching for anticancer substances.
As described above, according to the present invention, an excellent antitumor agent is provided for various tumors, particularly for colon cancer, stomach cancer and lung cancer.
Next, the present invention will be described in detail with reference to examples.
[0011]
【Example】
Example 1
Extraction of plant components Narcissus tazetta L., Lycoris traubio Hayward, and Leaf of Lycoris hydra Lyb. , Flowers, stems and bulbs were weighed in the dry, undried state and chopped to a width of about several millimeters with a kitchen knife. Similarly, Ryukyu conterigi (Hydrangea liukiensis Nakai) and Shima conteri lig (Hydrangea yayeyeyama koidz) of the hydrangea family (Hydrangea) were shredded in a dry state. After adding an equal weight of distilled water thereto, the mixture was treated at 10,000 rpm for 10 minutes using a commercially available large mixer. This mixture was dispensed into a plastic centrifuge tube having a volume of 15 to 50 ml, and centrifuged at 5,000 rpm for 60 minutes using a Beckman centrifuge (GS-15R). This was used as a crude fraction as a total component, and further subjected to a test after filtration sterilization with Sartorius minisart (0.45 μm). In addition to component extraction with distilled water, solvents such as chloroform, isopropyl alcohol, ethyl acetate, ethanol, methanol, and dichloromethane were used in the extraction experiments.
[0012]
Comparative control A commercially available mitomycin C (Kyowa Hakko), which is already widely used as an anticancer agent, dissolved in PBS at a concentration of 1 mg / ml was subjected to a test as a comparative control.
Cells and culture Human colon cancer cells (HT-29), stomach cancer cells (MKN1) and lung cancer cells (A549) were distributed by Dr. Takao Yamori of Molecular Pharmacology Division, Cancer Chemotherapy Center, Cancer Research Society of Japan. , And each cell was subcultured and maintained in 25 cm ² flasks (Iwaki) using commercially available medium of RPMI-1640 (GIBCO) containing 5% fetal bovine serum.
[0013]
Culturing of cells for evaluation The above HT-29, MKN1 and A549 cells were cultured in a plastic Petri dish (Iwaki) having a diameter of 100 mm in RPMI-1640 medium containing 5% fetal bovine serum. The cells were washed with buffered saline (-PBS), and trypsin-EDTA (GIBCO) was added to the cells to disperse the cells. The cells were then suspended in RPMI-1640 containing 5% fetal bovine serum, and the number of cells was calculated. The concentration of the above three cells was determined to be 10 ⁵ / ml, and 0.1 ml was dispensed per well of a 96-well (well) plastic plate for cell culture (Iwaki). For example, each test cell is dispensed into rows A and H of each plate, the medium only in rows 1 and 2 of the number plate, and the test cells in rows 2 to 11 and rows B to G. Cultured for hours.
[0014]
Evaluation method Each extracted plant component and mitomycin C as a control were compared with GIBCO's Minimum Essential Medium (MEM) containing no serum at 10 ^-1 to 10 ^-8 , or 10 ^-1 to 10 ^-4. And dispensed 100 μl into each well. Prepare two rows of wells for each sample, and add 10 ^-1 , 10 ^-2 , 10 ^-3 , and 10 ^-4 dilutions of the test sample to Nos. Add ^10-5 , ^10-6 , ^10-7 , and ^10-8 dilutions to wells # 4 and # ⁵ , dispense medium only into wells # 6 and # 7, and control each subject And According to the same procedure, the diluent series of the subject was arranged in rows D and E and rows F and G. After the test sample was dispensed and cultured for 2 days, 50 μl of 50% trichloroacetic acid (TCA) was added to each well, and the mixture was allowed to stand at 4 ° C. for 1 hour. Next, 200 μl of tap water was added and washed 5 times, and the plate was dried. 50 μl of sulfoldamine staining solution was added to each well and allowed to stand for 10 minutes, followed by washing 5 times by adding 100 μl of 1% acetic acid. The plate was dried. Finally, 150 μl of a 10 mM Tris [hydroxymethyl] aminomethane solution was added to each plate, shaken at 750 rpm for 5 minutes, and the absorbance was measured at a wavelength of 525 nm. Cell viability was calculated as follows.
Cell viability = 100 × (average absorbance of analyte at each dilution point−average absorbance of medium control corresponding to each rare point) / (average absorbance of cell control−average of medium control corresponding to each dilution point) Absorbance)
Table 1 summarizes the results of the killing effect of the plant extract components on colon cancer (HT-29), gastric cancer (MKN1) and lung cancer (A549) cells.
[0015]
Table 1. Anticancer cell activity of Amaryllidaceae and Hydrangea plant components

[0016]
Table 1. Anticancer cell activity of Amaryllidaceae and Hydrangea plant components (continued)

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From Table 1, it is clear that narcissus shows a strong killing effect on colorectal cancer at a dilution of 10 ^-1 , resulting in a 17% viability in leaf components and even better cell death in bulbs. became. Back calculated from cell viability, narcissus leaf components showed more than 50% cell death even at 10 ⁻³ dilution. As a result, the 50% cell mortality of the components extracted from leaves and bulbs to colon cancer cells was calculated to be 10 ^3.99 and 10 ^3.57 . Killing effect of both components on gastric and lung cancer cells also confirmed in this experiment, that extracts of leaves and bulbs Narcissus is has reached 50% mortality of 10 ^3.5 and 10 ^2.8 against gastric cancer cells I understood. Similarly, components extracted from narcissus leaves and bulbs also act on lung cancer cells and show a significantly higher cell killing effect than mitomycin used as a positive control, indicating a 50% cell killing rate of mitomycin of 10 ^2. when ^.94, its two components revealed that has reached ^{10 3.49} and ^{10 3.29.}
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The same method was used to evaluate D. narcissus, but the components of leaves and bulbs of this plant showed a clear killing effect on colorectal cancer, gastric cancer and lung cancer cells, and both components showed 50% cell killing against colorectal cancer cells. The rates were ^103.97 and ^103.83 , which were somewhat higher than those of narcissus. A similar trend was observed in gastric and lung cancers, with 50% cell killing rates of leaf and bulb components of D. narcissus on gastric cancer cells of 10 ^3.58 and 10 ^3.32 , or 10 ^{3 on} lung cancer cells. showed relatively high cell killing rate of ^.58 and ^{10 3.76.}
The extract of Amaryllidaceae also exhibited cytotoxicity against colon cancer, stomach cancer and lung cancer cells, and almost the same activity was observed in leaves and bulbs. For example, the calculated 50% cell mortality was 10 ^3.56 when the lobe component was ^103.66 for colon cancer cells, and that of the bulb was ^103.55 . On the other hand, the toxicity to gastric cancer cells tended to be slightly inferior to that of colon cancer cells, and the components of leaves and bulbs of the plant showed values of 10 ^2.72 and 10 ^2.81 for the cancer cells. In comparison, the killing effect on the lung cancer cells was rather strong, and the 50% cell mortality for the same cancer cells of Amaryllidaceae leaves and bulbs was calculated to be ^10.2.92 and ^103.65 , respectively.
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In addition, from the results in Table 1, the leaves and skin components of Shimakonterigi and Ryukyukonerigi, which belong to the hydrangea family and are distributed in subtropical Okinawa, have a killing effect on cancer cells. Understand.
From the above, it is clear that leaves, flowers, stems, skins and bulbs of amaryllidaceae or hydrangea contain a component that kills colon cancer, stomach cancer or lung cancer cells. Therefore, by containing these plants or extracts thereof, it is possible to provide health foods, health drinks, health confections, etc. necessary for the prevention and treatment of cancer, and in the form of injections or tablets. It can be used as an anticancer agent.

Claims

An antitumor agent comprising an amaryllidaceae plant, a hydrangea plant or an extract thereof.

2. The antitumor agent according to claim 1, wherein the extract of the amaryllidaceae or hydrangea is an aqueous extract of leaves, flowers, stems, skins or bulbs of these plants.

2. The antitumor agent according to claim 1, wherein the extract of Amaryllidaceae or Hydrangea is an organic solvent extract of leaves, flowers, stems, skins or bulbs of these plants.

4. The antitumor agent according to claim 3, wherein the organic solvent is ethyl acetate, carbon tetrachloride, chloroform, chloromethane, methanol, ethanol, (iso) propyl alcohol, butanol, acetone or DMSO.

The antitumor agent according to any one of claims 1 to 4, wherein the amaryllidaceae plant is selected from the group consisting of narcissus, daffodil and amaryllidaceae.

The antitumor agent according to any one of claims 1 to 4, wherein the hydrangea plant is Shima Conterigi or Ryukyu Conterigi.

The antitumor agent according to any one of claims 1 to 6, for treating colon cancer, gastric cancer or lung cancer.

Use of amaryllidaceae, hydrangea or an extract thereof for preparing an antitumor agent.

Foods containing amaryllidaceae, hydrangea or extracts thereof.