JP2004300057A

JP2004300057A - Water-containing powder cosmetic

Info

Publication number: JP2004300057A
Application number: JP2003094141A
Authority: JP
Inventors: Yuriko Tomita; 由利子富田
Original assignee: Kose Corp
Current assignee: Kose Corp
Priority date: 2003-03-31
Filing date: 2003-03-31
Publication date: 2004-10-28
Anticipated expiration: 2023-03-31
Also published as: JP3993833B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To prepare a water-containing powder cosmetic which gives freshness and cold touch in a shorter time than conventional water-containing powder cosmetics when used, does not give a powdery touch and a creaking touch, gives uniform and beautifully finished makeup cosmetic films, has excellent makeup durability, and further has excellent production stability and storage stability. <P>SOLUTION: This water-containing powder cosmetic is characterized by comprising (1) water-containing powder prepared by coating an aqueous gel core substance with hydrophobic powder and (2) a silicone-based fine particulate substance having a surface activity. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水性成分を粉末化し、含水粉末として含有せしめた使用時に塗擦することにより含水粉末が崩れて液化する含水粉末化粧料に関し、更に詳細には、使用時の冷感を感じるまでの時間が短く、粉っぽさやきしみ感がなく、みずみずしい使用感を有し、仕上がりの化粧膜の均一性と化粧持続性に優れ、かつ保存安定性の極めて良好な含水粉末化粧料に関する。
【０００２】
【従来の技術】
使用前は粉末形態でありながら、使用時には塗擦により液化して化粧水や乳液様の性状を呈する含水粉末化粧料は、水性成分を疎水性粉体で被覆してなる含水粉末を含有する化粧料である（特許文献１参照）。この含水粉末化粧料は、水性成分を粉末でコートしているため、外観は粉末状であるが、これを使用する場合は、まず先に、外層である疎水性粉体が肌に触れ、次いで塗擦により一定時間後に内部の水性成分が出てくる。そのため、塗擦により充分に水性成分が出てきて、水性成分由来のみずみずしさや冷感を感じるようになるまでの間、きしみ感や粉っぽさを感じる場合があった。
【０００３】
そこで、このような現象を改良するために、塗擦時に瞬時に内層の水を外層に移行させるよう界面活性剤や親油性物質等を配合し、外層の疎水性粉体を内層の水性成分に分散させたり、疎水性粉体を親油性物質に吸着させたりして、水性成分由来の冷感やみずみずしさを早く感じさせようとする試みがなされてきた。
【０００４】
しかし、界面活性剤や親油性物質には、含水粉末自体を破壊または凝集させる働きがあり、配合方法やその成分の構造によっては、含水粉末の製造安定性や保存安定性を悪化させる場合もあった。
【０００５】
そこで、含水粉末の製造安定性や保存安定性の向上を目的とし、水性成分を水性ゲルにした化粧料が開発された（特許文献２参照）。しかし、このものも粉体量の多い製品等種々のタイプの化粧料に展開するには、保存安定性や使用時の冷感を感じるまでの早さ、化粧膜の均一さの面で改善の余地が残されていた。
【０００６】
また、含水粉末化粧料に、界面活性剤、オルガノポリシロキサンを含有させることに関しては、それを記載したものもあるが（特許文献２、３、４参照）、これらは、任意成分として発明の効果を損なわない範囲での配合の示唆や、あくまでも単に含有させてもよいものの例にとどまり、その種類を特定したものでも、特定の組合せによる効果を訴求したものでもなかった。すなわち、これらは使用時に冷感やみずみずしさを感じさせ、きしみ感や粉っぽさのない感触を得ることを目的としてはいるものの、冷感やみずみずしさを感じさせるまでの速度をより早め、なおかつムラのない均一で美しい仕上がりの化粧膜の実現や、より優れた製造安定性や保存安定性を同時に付与することを目的としたものではなかった。
【０００７】
【特許文献１】
特開平５−６５２１２号公報
【特許文献２】
特開２００１−１３１５２８号公報
【特許文献３】
特開平１１−１３０６１４号公報
【特許文献４】
特開２０００−３０９５０６号公報
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の含水粉末化粧料に比べ、使用時にみずみずしさや冷感を感じるまでの時間が短く、粉っぽさやきしみ感がなく、均一で美しい仕上がりの化粧膜と優れた化粧持続性を有し、更には製造安定性、保存安定性に優れた含水粉末化粧料の開発が切望されていた。
【０００９】
【課題を解決する為の手段】
上記実情に鑑み、本発明者は鋭意研究を重ねた結果、水性ゲルからなる芯物質を疎水性粉体で被覆してなる含水粉末を配合した含水粉末化粧料において、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物を添加することで、従来の含水粉末化粧料の有する化粧特性と使用性を保ちつつ、使用時の冷感を感じるまでの速度がより早く、粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感に優れ、均一で美しい仕上がりの化粧膜が得られ、保存安定性がより向上することを見出し本発明を完成した。
【００１０】
すなわち本発明は、次の成分（１）および（２）
（１）水性ゲル芯物質を疎水性粉体で被覆してなる含水粉末
（２）界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物
を含有することを特徴とする含水粉末化粧料を提供するものである。
【００１１】
また、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物が、次の成分（ａ）および（ｂ）
（ａ）シリコーン系界面活性剤
（ｂ）部分架橋型オルガノポリシロキサンおよび／またはシリコーンパウダーを含有する上記含水粉末化粧料を提供するものである。
【００１２】
更に、本発明は、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物が、その構造中にポリオキシアルキレン鎖を有する部分架橋型オルガノポリシロキサンである上記含水粉末化粧料を提供するものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の含水粉末化粧料の成分（１）である、水性ゲル芯物質を疎水性粉体で被覆してなる含水粉末（以下、「含水粉末」という）としては、例えば、上記特許文献２に記載された含水粉末組成物を利用することができる。
【００１４】
上記含水粉末の原料である水性ゲル芯物質は、少なくとも、水や親水性成分を含有する水相と水溶性ゲル化剤より構成されるものである。このうち、親水性成分としては、ビタミンＣ誘導体等の薬剤、パラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール等の防腐剤、１，３−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、エチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン等の保湿剤、エタノール、メントール等の清涼剤、界面活性剤等を例示することができる。さらに、水相として水中に油分を乳化分散させた水中油型乳化物、または水中もしくは水中油型乳化物中に粉体を分散させた懸濁液等を例示することができる。
【００１５】
また、水溶性ゲル化剤は、水に溶解または膨潤することにより、水をゲル化するものである。例えば、寒天、グァーガム、ローカストビーンガム、クインスシードガム、ファーセレラン、カラギーナン、アルギン酸ソーダ、ジェランガム、デンプン、ペクチン、コンニャク粉等の植物系天然高分子、スクレロチウムガム等の微生物系天然高分子、ゼラチン等の動物系天然高分子、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体等の半合成高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、酢酸ビニル（共）重合体等のカルボン酸ビニル（共）重合体、（メタ）アクリル酸（共）重合体、（メタ）アクリル酸ナトリウム（共）重合体等の親水性アクリル系ポリマー、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、含水ケイ酸アルミニウム、モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト、フッ素四ケイ素雲母等の水膨潤性粘土鉱物等が挙げられ、これらを１種または２種以上用いることができる。これらの水溶性ゲル化剤は、高速剪断や凍結粉砕時の粉砕のし易さや、保存安定性向上の観点より、寒天、ゼラチン、カラギーナン、ジェランガム、ケイ酸ナトリウムマグネシウム、スクレロチウムガムのように水と硬いゲルを形成するものが好ましい。
【００１６】
含水粉末中の水溶性ゲル化剤の含有量は、水相成分をゲル化させるために十分な量であればよく、水溶性ゲル化剤の種類により異なるが、０．１〜１０質量％（以下単に「％」と示す）とすることが好ましい。
【００１７】
なお、上記水溶性ゲル化剤が、ゲル化のためにアルカリ性であることを必要とする場合には、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン等を用いることができる。この場合、水溶性ゲル化剤と前記アルカリ物質の質量比は、水溶性ゲル化剤の種類により異なるが、質量比で、１：０．００１〜１：１とすることが好ましい。
【００１８】
水性ゲル芯物質を製造するための方法としては、特に限定はないが、上記水相と水溶性ゲル化剤で調製される水性ゲルを加熱して高速剪断する方法や、凍結粉砕する方法等が挙げられる。高速剪断する方法としては、高速ピンミルやカッターミキサー等を用いる方法が挙げられる。また、凍結粉砕する方法としては、水性ゲルを液体窒素等の冷媒を用いて凍結して粉砕する方法が挙げられる。得られる水性ゲル芯物質の平均粒子径としては、１〜３００μｍが好ましい。
【００１９】
一方、上記水性ゲル芯物質を被覆するために使用される疎水性粉体としては、それ自体が疎水性である粉体、親水性粉体を通常公知の疎水化剤により表面処理した粉体、疎水化度をより高めるために疎水性粉体を更に疎水化剤により処理した粉体等が挙げられる。
【００２０】
このうち、それ自体が疎水性である疎水性粉体としては、例えば、ポリスチレン粉末、ポリエチレン粉末、オルガノポリシロキサン粉末、Ｎ−アシルリジン粉末、四フッ化ポリエチレン粉末、アクリル樹脂粉末、エポキシ樹脂粉末、ポリアミド粉末等の有機樹脂粉末、ステアリン酸アルミニウム、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム等の金属石けん等が挙げられる。
【００２１】
また、親水性粉体を疎水化するために用いられる疎水化剤としては、種々のトリメチルシリル化剤、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の有機ケイ素化合物、パーフルオロアルキルリン酸、パーフルオロポリエーテルアルキルリン酸、パーフルオロアルキルシラン等のフッ素化合物、金属石鹸、油剤等が挙げられるが、この中でも有機ケイ素化合物やフッ素化合物が、疎水化度がより向上するため好ましい。
【００２２】
疎水化できる親水性粉体としては、例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、無水ケイ酸、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、マイカ、合成マイカ、合成セリサイト、セリサイト、タルク、炭化ケイ素、硫酸バリウム、窒化ホウ素、オキシ塩化ビスマス、雲母チタン等の無機粉体類、シルクパウダー、デンプン、結晶セルロース等の有機粉体類、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン等の複合粉体等が挙げられる。
【００２３】
疎水性粉体として特に好ましいものは、含水粉末の保存安定性の点で、平均粒子径０．００１〜０．１μｍの煙霧状無水ケイ酸を疎水化処理したものである。具体的には、ＡＥＲＯＳＩＬＲ９７４、ＡＥＲＯＳＩＬＲ９７２、ＡＥＲＯＳＩＬＲＸ２００、ＡＥＲＯＳＩＬＲＸ３００（何れも、日本アエロジル社製）、キャボジルＴＳ−５３０（キャボット社製）等として市販されているものが挙げられる。
【００２４】
成分（１）である含水粉末は、前記水性ゲル芯物質の外側を疎水性粉体で被覆することにより調製される。水性ゲル芯物質を疎水性粉末で被覆する方法は特に限定はないが、例えば、攪拌機中に水性ゲル芯物質を入れ、温度の上昇によって融解、凝集をおこさないよう低温下で攪拌しながら、疎水性粉末を添加し、混合攪拌して被覆する方法が挙げられる。混合する攪拌機としては、好ましくは冷却機構を有するジャケットを装着し、ジャケット内の壁面や底面に衝突、接触の少ない形状の攪拌羽根を装着している攪拌機が挙げられる。
【００２５】
上記含水粉末の調製に当たり、疎水性粉体の粒子径は、水性ゲル芯物質の粒子径よりも小さいことが必要であるが、水性ゲル芯物質表面への被覆効率の観点から、疎水性粉体の粒子径は水性ゲル芯物質の１／１０以下が好ましい。また、水性ゲル芯物質と疎水性粉体との比率は、それぞれの粒子径等に影響されるが、質量比で１００：０．５〜１００：２５が好ましい。
【００２６】
一方、本発明の含水粉末化粧料におけるもう１つの必須成分である成分（２）の界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物は、成分（１）の含水粉末とは実質的に別途独立させて添加されるものである。ここでいう粉粒状物とは、固形物または高粘性の液状物であってもよく、含水粉末化粧料の系中で局在化できる塊であればよい。界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物は、一種または二種以上の組み合わせでもよい。
【００２７】
上記成分（２）の具体例としては、（ａ）シリコーン系界面活性剤、および（ｂ）部分架橋型オルガノポリシロキサンおよび／またはシリコーンパウダーの混合物が挙げられる。
【００２８】
上記成分（ａ）であるシリコーン系界面活性剤は、界面活性能を有するシリコーン系化合物であれば、その構造や性状は特に限定されず、種々のものを使用することができる。
【００２９】
この成分（ａ）の具体例としては、例えば、ＫＦ−６００４、ＫＦ−６０１８、ＫＦ−６０１９、ＫＦ−６０１７（以上信越化学工業社製）、ＤＣ２５０１（東レ・ダウコーニング社製）、ＮＵＣシリコンＬ−７００２、ＮＵＣシリコンＬ−７２０（以上日本ユニカー社製）等の市販品が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
【００３０】
また、この成分（ａ）は、その少なくとも１種のＨＬＢが７以上、より好ましくはＨＬＢ１２〜１５であると着手時の冷感を感じるまでの速度がより早く、水系への粉の分散性もより良好であるため、みずみずしさを一層強く感じることができる。
【００３１】
一方、成分（ｂ）のうち、部分架橋型オルガノポリシロキサンは、三次元架橋構造を有するオルガノポリシロキサン重合物で、温度依存性が少なく粘性が高いため、成分（ａ）の局在化に非常に良好に作用するものである。この部分架橋型オルガノポリシロキサンとしては、特公平８−６０３５号公報に記載されているものが例示される。また市販品としては、部分架橋型オルガノポリシロキサン重合物にシリコーン油または一般油を配合したもので、例えば、ＫＳＧ−１５、ＫＳＧ−１６、ＫＳＧ−１８、ＫＳＧ−４１（以上信越化学工業社製）等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
【００３２】
更に、成分（ｂ）のうち、シリコーンパウダーは、シリコーン系の粉末状のものであれば、特に組成の限定はないが、オルガノポリシロキサンエラストマーまたは異種オルガノポリシロキサンからなる複合粉体が特に好ましく、市販品としては、トレフィルＥ５０６Ｃ（東レ・ダウコーニング社製）、ＫＳＰ−１００、ＫＳＰ−１０１（共に信越化学工業社製）等が挙げられ、これらを一種又は二種以上用いることができる。
【００３３】
成分（２）の調製に当たり、成分（ａ）として使用されるシリコーン系界面活性剤の配合量は、含水粉末化粧料中の粉体量に対応させて適宜調整すればよく、特に限定はされないが、含水化粧料全体に対して、０．０００１〜１．０％が好ましく、０．００１〜０．１％がより好ましい。この範囲であれば着手時の冷感を感じる速度が早く、みずみずしさをより感じやすく、保存安定性を確保しやすい。
【００３４】
また、成分（ｂ）である部分架橋型オルガノポリシロキサンおよび／またはシリコーンパウダーの配合量も特に限定はされないが、含水化粧料全体に対して、０．０１〜２０％が好ましく、更に好ましくは０．５〜１０％である。この範囲であれば、化粧持続性があると同時に保存安定性を確保しやすい。
【００３５】
また、成分（ａ）と成分（ｂ）が同一物質ではない場合には、該シリコーン系粉粒状物中における成分（ａ）と、成分（ｂ）との質量比率は、効果的な分散状態が達成できれば限定はないが、好ましくは、０．００１／１００〜３０／１００である。この範囲内であれば、通常は保存安定性が確保でき、用時に含水粉末を破壊して液化を促進できる。特に好ましくは、０．０１／１００〜１０／１００である。
【００３６】
成分（ａ）と成分（ｂ）を使用して成分（２）を調製する場合の特に好ましい構成としては、（ｂ）部分架橋型オルガノポリシロキサンおよび／またはシリコーンパウダーに、（ａ）シリコーン系界面活性剤を分散させた分散物（以下、「分散物」という）が挙げられる。これは、常法に従い、部分架橋型オルガノポリシロキサンまたはシリコーンパウダーにシリコーン系界面活性剤を分散せしめることにより調製される。
【００３７】
この、成分（ａ）であるシリコーン系界面活性剤の分散の形態としては、成分（ａ）が成分（ｂ）である部分架橋型オルガノポリシロキサンやシリコーンパウダー中に、吸収されている形態でも、拡散して分散している形態でも、また、成分（ａ）の周囲を成分（ｂ）が取り囲み分散している形態であっても良い。
【００３８】
また、成分（２）の別の例としては、それ自体が界面活性能を有する部分架橋型オルガノポリシロキサンを挙げることができる。このようなオルガノポリシロキサンは、その構造中にポリオキシアルキレン鎖を有するものであり、その具体例としては、例えば、ＫＳＧ−２１０、ＫＳＧ−３１０（以上信越化学工業社製）等が挙げられる。
【００３９】
ポリオキシアルキレン鎖を有する部分架橋型オルガノポリシロキサンの少なくとも１種のＨＬＢが７以上、より好ましくはＨＬＢ１２〜１５であると着手時の冷感を感じるまでの速度がより早く、水系への粉の分散性もより良好であるため、みずみずしさを一層強く感じることができる。
【００４０】
本発明の含水粉末化粧料の製造方法には特に限定はないが、（１）含水粉末と（２）界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物とを別個に調製し、それに必要に応じて他の添加成分を加え混合することにより製造することが好ましい。成分（２）として、シリコーン系界面活性剤（成分（ａ））と部分架橋型オルガノポリシロキサンないしシリコーンパウダー（成分（ｂ））を同時に添加することも可能ではあるが、予め成分（ａ）と成分（ｂ）を混合しておくことが、含水粉末化粧料の中でシリコーン系界面活性剤が局在化しやすく、含水粉末と接触しにくくなることから、保存安定性の点でより好ましい。
【００４１】
本発明の含水化粧料には、更に必要に応じて粉体成分、油性成分、界面活性剤、油ゲル化剤、紫外線吸収剤、パラオキシ安息香酸誘導体もしくはフェノキシエタノール等の防腐剤、ビタミン類、美容成分、保湿剤等の任意成分を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することにより製造できる。
【００４２】
これら任意成分のうち、粉体成分としては、化粧効果の付与、感触調整の目的で、通常化粧料に用いられる粉体が配合可能であり、一般的に使用されている化粧料粉体であれば、球状、板状もしくは針状等の形状、煙霧状、微粒子もしくは顔料級等の粒子径、または多孔質もしくは無孔質等の粒子構造等により特に限定されない。
【００４３】
具体的には、無機粉体類、有機粉体類、色素粉体類、光輝性粉体類、または複合粉体類等が挙げられ、これらを１種または２種以上用いることができる。より具体的には、酸化チタン、タルク、マイカ、カオリン、セリサイト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、群青、コンジョウ、タール色素、天然色素、雲母チタン、酸化鉄雲母チタン、ナイロンパウダー、ポリメタクリル酸メチルパウダー、ポリスチレンパウダー、ポリイソプレンパウダー等が挙げられる。
【００４４】
尚、これらの粉体の中で、親水性の粉体は通常公知の方法で表面処理されていることが好ましく、例えば、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、アルキル変性シリコーン、アクリレートシリコーン等のシリコーン化合物による処理；パーフルオロポリエーテルリン酸やパーフルオロアルキルリン酸、フッ素変性シリコーン等のフッ素化合物による処理、ラウリン酸亜鉛等の金属石鹸による処理、エステル類、ワックス類等による油処理等が挙げられる。
【００４５】
また油性成分は、肌への付着性向上、エモリエント感の付与、化粧持続性の向上の目的で、通常化粧料に用いられる油剤が配合可能である。この油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源、および固形油、半固形油、液体油、揮発性油等の性状を問わず、例えば、炭化水素類、油脂類、ロウ類、硬化油類、エステル油類、シリコーン油類、フッ素系油類、ラノリン誘導体類等の油剤が挙げられる。
【００４６】
具体的には、パラフィンワックス、セレシンワックス、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、フィッシュトロプスワックス、カルナウバロウ、ラノリンワックス、キャンデリラ、ポリエチレンワックス、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン等の天然または合成の炭化水素類、オリーブ油、ひまし油、ミンク油等の油脂類、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリット、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、ラノリン誘導体、１２−ヒドロキシステアリン酸エステル等のエステル類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等のシリコーン油、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状シリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフッ素系油類等を挙げることができる。
【００４７】
以上説明した本発明の含水粉末化粧料は、アイカラー、ファンデーション、頬紅もしくは白粉等のメークアップ化粧料、美白パウダー、ボディパウダー、制汗パウダー、化粧水もしくは乳液等のスキンケア化粧料、または日焼け止め化粧料等の形態とすることができる。
【００４８】
【作用】
本発明の含水粉末化粧料は、シリコーン系界面活性剤を配合したことによる含水粉末自体の破壊または凝集の問題を、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物を利用することにより防ぎ、従来の水性ゲル芯物質の含水粉末による使用時の冷感を感じるまでの速度を早くし、経時での保存安定性を高めたものである。
【００４９】
すなわち、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物として成分（ｂ）である部分架橋型オルガノポリシロキサンやシリコーンパウダーと、成分（ａ）であるシリコーン系界面活性剤を使用した場合、成分（ｂ）が成分（ａ）の分散媒として作用し、含水粉末とは別に、シリコーン系界面活性剤を局在化させることができるものである。また、それ自身が界面活性能を有する部分架橋型オルガノポリシロキサンを用いた場合も、塗擦するまでは含水粉末に作用することはないのである。従って、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物を用いることにより、シリコーン系界面活性剤が直接含水粉末に作用して、保存中に含水粉末の被覆構造を破壊することを防止できる。
【００５０】
一方、化粧時に塗擦すると、シリコーン系界面活性剤等が速やかに含水粉末に作用して液化させ、冷感、みずみずしさを感じるまでの時間を早くするのである。
【００５１】
上記のような作用により、本発明の含水粉末化粧料は経時安定性の非常に優れたものとなり、更に作用時の冷感を感じるまでの速度が早く、肌への付着力も高く化粧持続性が向上するのである。
【００５２】
【実施例】
以下に実施例で本発明を更に説明するが、これらは本発明を何ら制約するものではない。
【００５３】
実施例１
アイカラー：
表１に示す組成のアイカラーを下記製法で調製し、（イ）着手時に冷感を感じるまでの早さ、（ロ）粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感、（ハ）仕上がりの化粧膜の均一性、（ニ）化粧持続性、（ホ）保存安定性について、下記方法および判断基準により評価した。表１に組成と評価結果を示す。
【００５４】
＜組成＞
【表１】

【００５５】
＜製法＞
Ａ．成分１〜８を加熱溶解し、粉砕することにより、水性ゲル芯物質を得た。ついで、これに成分９を加え混合して、含水粉末を調製した。
Ｂ．成分１０〜１２および成分１３〜１５を必要に応じて混合して、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物を調製した。
Ｃ．成分１６〜２３を混合し、そこにＡ、Ｂを加え混合して、含水粉末化粧料（アイカラー）を調製した。
【００５６】
＜評価方法及び判定基準＞
（イ）着手時に冷感を感じるまでの早さ
本発明品１〜５および比較品１〜３のアイカラーを化粧品専門パネラー２０名に使用してもらい、下記５段階評価で評価し、その平均値を下記判定基準により判定した。
【００５７】
（評価）
評価基準評点
非常に良好：５点
良好：４点
普通：３点
やや不良：２点
不良：１点
【００５８】
（判定基準）
全パネルの評点の平均値判定
４．５以上〜５．０点： ◎
３．５以上〜４．５点未満： ○
２．０以上〜３．５点未満： △
１．０以上〜２．０点未満： ×
【００５９】
（ロ）粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感
上記（イ）と同様に評価した。判定基準も上記（イ）と同一である。
【００６０】
（ハ）仕上がりの化粧膜の均一性
上記（イ）と同様に評価した。判定基準も上記（イ）と同一である。
【００６１】
（ニ）化粧持続性
上記（イ）と同様に評価した。判定基準も上記（イ）と同一である。
【００６２】
（ホ）保存安定性
含水粉末化粧料の状態で、５０℃で１ヶ月保存した後の状態を下記の判定基準で評価した。
（判定基準）
判定基準判定
粉がさらさらして流動性がある。： ◎
粉が均一な大きさで流動性がある。： ○
粉が一部凝集している。： △
粉全体が凝集している。： ×
【００６３】
表１に示すように、本発明品１〜５のアイカラーは着手時に冷感を感じるまでが非常に早く、粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感で、仕上がりの化粧膜の均一性と化粧持続性を維持しつつ、保存安定性も極めて優れたものであった。
【００６４】
実施例２
美白パウダー：
下記の組成、製法で美白パウダーを調製し、（イ）着手時に冷感を感じるまでの早さ、（ロ）粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感、（ハ）仕上がりの化粧膜の均一性、（ニ）化粧持続性、（ホ）保存安定性について、実施例１と同様の方法で評価した。
【００６５】
（成分）％
１．寒天１．５
２．ローカストビーンガム０．１
３．カラギーナン０．０５
４．グリセリン１．０
５．１，３−ブチレングリコール１０．０
６．パラオキシ安息香酸メチル適量
７．精製水残量
８．疎水化無水ケイ酸２．５
９．アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム１．０
１０．アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム１．０
１１．部分架橋型オルガノポリシロキサン膨潤物^注 ^１１１．０
１２．ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン重合体^注２０．０５
１３．ナイロンパウダー３．０
１４．香料適量
注１１：ＫＳＧ−１６（信越化学工業社製）
注２：表１記載と同じ
【００６６】
（製法）
Ａ．成分１〜７を加熱溶解し、粉砕して水性ゲル芯物質を製造し、そこに成分８を加え混合して、含水粉末を調製した。
Ｂ．成分９〜１４を混合して、界面活性能を有するシリコーン系粉粒状物を調製した。
Ｃ．Ａ、Ｂを混合し、美白パウダーとした。
【００６７】
実施例２に記載した美白パウダーは着手時に冷感を感じるまでが早く、粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感、仕上がりの化粧膜の均一性、化粧持続性を有し、保存安定性にも優れたものであった。
【００６８】
実施例３
ファンデーション：
下記成分および製法でファンデーションを調製した。
【００６９】
（成分）％
１．寒天１．５
２．ローカストビーンガム０．１
３．カードラン０．５
４．カラギーナン０．０５
５．グリセリン１．０
６．１，３−ブチレングリコール１０．０
７．パラオキシ安息香酸メチル適量
８．精製水残量
９．疎水化無水ケイ酸２．５
１０．アルキルシリル化処理酸化チタン^注 ^１２２．０
１１．シリコーン処理微粒子酸化チタン１．０
１２．紫外線吸収剤内包ポリアクリル酸アルキルパウダー^注 ^１３１０．０
１３．部分架橋型オルガノポリシロキサン膨潤物^注 ^１４２．０
１４．ポリエーテル変性シリコーン^注 ^１５０．３
１５．異種オルガノポリシロキサンからなる複合粉体^注 ^７５．０
１６．シリコーン処理黄酸化鉄^注１０適量
１７．シリコーン処理ベンガラ^注１０適量
１８．シリコーン処理黒酸化鉄^注１０適量
１９．２％スクワラン処理タルク５．０
２０．香料適量
注１２：２％ｎ―オクチルシリル化処理した酸化チタン粉体
注１３：パラメトキシケイ皮酸２−エチルヘキシルを内包したＰＭＭＡ
注１４：ＫＳＧ−４１（信越化学工業社製）
注１５：ＤＣ２５０１（東レ・ダウコーニング社製）
注１０：表１記載と同じ
【００７０】
（製法）
Ａ．成分１〜８を加熱溶解し、粉砕して、水性ゲル芯物質を調製し、これに成分９を加え混合して、含水粉末を調製した。
Ｂ．成分１３〜１５を混合して、分散物を調製した。
Ｃ．成分１０〜１２および成分１６〜２０を混合し、Ａ、Ｂを加え混合して、ファンデーションを調製した。
【００７１】
実施例３に記載したファンデーションは冷感を感じるまでの時間が非常に早く、粉っぽさやきしみ感のないみずみずしい使用感を持ちつつ、保存安定性にも極めて優れたものであった。
【００７２】
【発明の効果】
本発明の含水粉末化粧料は、使用時にみずみずしさや冷感を感じるまでの時間が早く、粉っぽさやきしみ感がなく、均一で美しい仕上がりの化粧膜と化粧持続性に優れ、さらには、製造安定性、保存安定性に優れている。
以上[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a water-containing powder cosmetic in which the aqueous component is pulverized, and the water-containing powder is collapsed and liquefied by being rubbed at the time of use in which the water-containing powder is contained as a water-containing powder. The present invention relates to a water-containing powder cosmetic composition which has a short, no powdery or squeaky feeling, has a fresh feeling of use, is excellent in uniformity of a finished cosmetic film, has excellent makeup persistence, and has extremely good storage stability.
[0002]
[Prior art]
A water-containing powder cosmetic that is in a powder form before use and liquefies by application during use to exhibit lotion or emulsion-like properties is a cosmetic containing a water-containing powder obtained by coating an aqueous component with a hydrophobic powder. (See Patent Document 1). Since this water-containing powder cosmetic is coated with an aqueous component with a powder, the appearance is powdery, but when using this, first, the hydrophobic powder as the outer layer touches the skin first, then The aqueous component inside comes out after a certain period of time due to rubbing. For this reason, in some cases, a squeaky feeling or a powdery feeling may be felt until the aqueous component comes out sufficiently by the rubbing and the freshness and coolness of the aqueous component are felt.
[0003]
Therefore, in order to improve such a phenomenon, a surfactant or a lipophilic substance is blended so that water in the inner layer can be instantaneously transferred to the outer layer during rubbing, and the hydrophobic powder in the outer layer is dispersed in the aqueous component in the inner layer. Attempts have been made to make the powder feel chilly and fresh from the aqueous component by causing the powder to absorb or adsorb the hydrophobic powder to a lipophilic substance.
[0004]
However, surfactants and lipophilic substances have the function of destroying or aggregating the water-containing powder itself, and depending on the compounding method and the structure of its components, the production stability and storage stability of the water-containing powder may deteriorate. Was.
[0005]
Therefore, cosmetics using an aqueous component as an aqueous gel have been developed for the purpose of improving the production stability and storage stability of a water-containing powder (see Patent Document 2). However, in order to develop this product into various types of cosmetics, such as products with a large amount of powder, it is necessary to improve the storage stability, the speed at which a cool feeling is felt during use, and the uniformity of the cosmetic film. Room was left.
[0006]
In addition, there is a description about adding a surfactant and an organopolysiloxane to a water-containing powder cosmetic (see Patent Literatures 2, 3, and 4), but these include the effects of the invention as optional components. Was suggested only within the range that does not impair the formula, and only examples of those that may be included were used. The type was not specified, nor was the effect of a specific combination appealed. In other words, although these are intended to provide a feeling of coolness and freshness when used, and to obtain a feeling without squeaky feeling and powderiness, the speed of feeling coolness and freshness is further increased, It was not aimed at realizing a decorative film having a uniform and beautiful finish without unevenness, or at the same time providing more excellent production stability and storage stability.
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-5-65212
[Patent Document 2]
JP 2001-131528 A
[Patent Document 3]
JP-A-11-130614
[Patent Document 4]
JP 2000-309506 A
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, compared to conventional water-containing powder cosmetics, it has a shorter time to feel fresh and cool when used, has no powdery or squeaky feeling, and has a uniform and beautifully finished cosmetic film and excellent makeup persistence Further, the development of a water-containing powder cosmetic having excellent production stability and storage stability has been eagerly desired.
[0009]
[Means for solving the problem]
In view of the above-described circumstances, the present inventors have conducted intensive studies and have found that a water-containing powder cosmetic formulation containing a water-containing powder obtained by coating a core material made of an aqueous gel with a hydrophobic powder has a surface active silicone type. By adding powder and granular material, while maintaining the cosmetic properties and usability of conventional water-containing powder cosmetics, the speed at which the user feels a cool sensation during use is faster, fresh use without powdery or squeaky feeling The present inventors have found that a cosmetic film having excellent feeling, a uniform and beautiful finish can be obtained, and storage stability is further improved, and the present invention has been completed.
[0010]
That is, the present invention provides the following components (1) and (2)
(1) Hydrous powder obtained by coating aqueous gel core material with hydrophobic powder
(2) Silicone powder or granular material having surface activity
The present invention provides a water-containing powder cosmetic comprising the following.
[0011]
Further, the silicone-based powdery granules having a surface active property are prepared by the following components (a) and (b):
(A) Silicone surfactant
(B) The present invention provides the above water-containing powder cosmetic containing a partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder.
[0012]
Further, the present invention provides the above water-containing powder cosmetic, wherein the silicone-based powdery substance having surface activity is a partially crosslinked organopolysiloxane having a polyoxyalkylene chain in its structure.
[0013]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
First, as a water-containing powder (hereinafter, referred to as “water-containing powder”), which is a component (1) of the water-containing powder cosmetic of the present invention, which is obtained by coating an aqueous gel core substance with a hydrophobic powder, for example, the above-mentioned Patent Document The water-containing powder composition described in No. 2 can be used.
[0014]
The aqueous gel core material, which is a raw material of the above-mentioned hydrous powder, comprises at least an aqueous phase containing water and a hydrophilic component and a water-soluble gelling agent. Among them, as the hydrophilic component, drugs such as vitamin C derivatives, preservatives such as paraoxybenzoate and phenoxyethanol, humectants such as 1,3-butylene glycol, dipropylene glycol, ethylene glycol, glycerin, diglycerin, Examples thereof include a cooling agent such as ethanol and menthol, and a surfactant. Examples of the aqueous phase include oil-in-water emulsions in which an oil component is emulsified and dispersed in water, and suspensions in which powder is dispersed in water or an oil-in-water emulsion.
[0015]
Further, the water-soluble gelling agent gels water by dissolving or swelling in water. For example, agar, guar gum, locust bean gum, quince seed gum, furceleran, carrageenan, sodium alginate, gellan gum, starch, pectin, konjac powder etc. Animal-derived natural polymers, such as semi-synthetic polymers such as cellulose derivatives such as methylcellulose, hydroxymethylcellulose, hydroxyethylcellulose, hydroxypropylcellulose, and carboxymethylcellulose; carboxylic acids such as polyvinyl alcohol, polyvinylpyrrolidone, and vinyl acetate (co) polymer. Hydrophilic acrylic polymers such as vinyl (co) polymer, (meth) acrylic acid (co) polymer, sodium (meth) acrylate (co) polymer, sodium magnesium silicate, hydrous silicic acid Aluminum, montmorillonite, saponite, hectorite, tetrasilicic fluorine mica water swelling clay mineral such as are mentioned, these can be used alone or in combination. These water-soluble gelling agents, such as agar, gelatin, carrageenan, gellan gum, sodium magnesium silicate, and sclerotium gum, are easy to pulverize during high-speed shearing and freeze pulverization, and from the viewpoint of improving storage stability. Those which form a hard gel with water are preferred.
[0016]
The content of the water-soluble gelling agent in the water-containing powder may be an amount sufficient to gel the aqueous phase component, and varies depending on the type of the water-soluble gelling agent. Hereinafter, it is preferable to simply indicate “%”.
[0017]
When the water-soluble gelling agent needs to be alkaline for gelling, for example, sodium hydroxide, potassium hydroxide, ammonium hydroxide, triethylamine, triethanolamine, diethanolamine, etc. Can be used. In this case, the mass ratio of the water-soluble gelling agent to the alkali substance varies depending on the type of the water-soluble gelling agent, but is preferably 1: 0.001 to 1: 1 in terms of mass ratio.
[0018]
The method for producing the aqueous gel core material is not particularly limited, and includes a method of heating and rapidly shearing an aqueous gel prepared with the above aqueous phase and a water-soluble gelling agent, a method of freeze-grinding, and the like. No. Examples of the method of high-speed shearing include a method using a high-speed pin mill, a cutter mixer, or the like. In addition, as a method of freeze-pulverization, there is a method of freezing and pulverizing an aqueous gel using a refrigerant such as liquid nitrogen. The average particle diameter of the obtained aqueous gel core material is preferably from 1 to 300 μm.
[0019]
On the other hand, as the hydrophobic powder used for coating the aqueous gel core material, a powder that is itself hydrophobic, a powder obtained by subjecting a hydrophilic powder to a surface treatment with a generally known hydrophobizing agent, Powders obtained by further treating a hydrophobic powder with a hydrophobizing agent in order to further increase the degree of hydrophobicity may be mentioned.
[0020]
Among these, as the hydrophobic powder itself is hydrophobic, for example, polystyrene powder, polyethylene powder, organopolysiloxane powder, N-acyl lysine powder, polyethylene tetrafluoride powder, acrylic resin powder, epoxy resin powder, polyamide Organic resin powders such as powders, and metallic soaps such as aluminum stearate, zinc laurate, and magnesium stearate.
[0021]
Examples of the hydrophobizing agent used for hydrophobizing the hydrophilic powder include various trimethylsilylating agents, organosilicon compounds such as methylhydrogenpolysiloxane, perfluoroalkylphosphoric acid, perfluoropolyetheralkylphosphoric acid. And fluorine compounds such as perfluoroalkylsilanes, metal soaps, oils and the like. Of these, organosilicon compounds and fluorine compounds are preferable because the degree of hydrophobicity is further improved.
[0022]
Examples of hydrophilic powder that can be hydrophobized include, for example, titanium oxide, zinc oxide, silicic anhydride, aluminum oxide, magnesium oxide, zirconium oxide, magnesium carbonate, calcium carbonate, aluminum silicate, magnesium silicate, aluminum magnesium silicate, Inorganic powders such as mica, synthetic mica, synthetic sericite, sericite, talc, silicon carbide, barium sulfate, boron nitride, bismuth oxychloride, titanium mica, organic powders such as silk powder, starch, crystalline cellulose, Composite powders such as particulate titanium oxide-coated mica titanium, particulate zinc oxide-coated mica titanium, and barium sulfate-coated mica titanium.
[0023]
Particularly preferred hydrophobic powders are those obtained by subjecting fumed silicic acid having an average particle diameter of 0.001 to 0.1 μm to hydrophobic treatment in view of the storage stability of the water-containing powder. Specific examples include those commercially available as AEROSIL R974, AEROSIL R972, AEROSIL RX200, AEROSIL RX300 (all manufactured by Nippon Aerosil Co., Ltd.), and Cabosil TS-530 (manufactured by Cabot Corporation).
[0024]
The water-containing powder as the component (1) is prepared by coating the outside of the aqueous gel core material with a hydrophobic powder. The method of coating the aqueous gel core material with the hydrophobic powder is not particularly limited.For example, the aqueous gel core material is placed in a stirrer, and is melted by an increase in temperature. A method of adding a conductive powder, mixing and stirring to coat. As the stirrer to be mixed, a stirrer having a jacket having a cooling mechanism, and a stirrer having a shape with less collision and contact with a wall surface or a bottom surface in the jacket is preferably used.
[0025]
In preparing the hydrous powder, the particle size of the hydrophobic powder needs to be smaller than the particle size of the aqueous gel core material, but from the viewpoint of coating efficiency on the surface of the aqueous gel core material, Is preferably 1/10 or less of the aqueous gel core material. Further, the ratio of the aqueous gel core material to the hydrophobic powder is affected by the particle size and the like, but is preferably from 100: 0.5 to 100: 25 by mass ratio.
[0026]
On the other hand, the silicone-based powdery granules having the surfactant activity of the component (2), which is another essential component in the water-containing powder cosmetic composition of the present invention, are substantially independent of the water-containing powder of the component (1). It is added. Here, the powdery or granular substance may be a solid substance or a highly viscous liquid substance, and may be any lump that can be localized in the system of the hydrous powder cosmetic. The silicone-based powdery granules having surface activity may be one kind or a combination of two or more kinds.
[0027]
Specific examples of the component (2) include (a) a silicone-based surfactant, and (b) a mixture of a partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder.
[0028]
The structure and properties of the silicone-based surfactant as the component (a) are not particularly limited as long as they are silicone-based compounds having surface-active ability, and various types can be used.
[0029]
Specific examples of the component (a) include, for example, KF-6004, KF-6018, KF-6019, and KF-6017 (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), DC2501 (manufactured by Dow Corning Toray), and NUC Silicon L And commercially available products such as NUC Silicon L-720 (manufactured by Nippon Unicar Co., Ltd.) and the like, and one or more of these can be used.
[0030]
In addition, as for this component (a), when at least one kind of HLB is 7 or more, more preferably HLB 12 to 15, the speed at which a cold sensation is felt at the start is faster, and the dispersibility of the powder in an aqueous system is also high. Because it is better, freshness can be felt more strongly.
[0031]
On the other hand, among the component (b), the partially crosslinked organopolysiloxane is an organopolysiloxane polymer having a three-dimensional crosslinked structure and has a low temperature dependency and a high viscosity, so that the localization of the component (a) is extremely difficult. Works well. As the partially crosslinked organopolysiloxane, those described in JP-B-8-6035 are exemplified. As a commercially available product, a silicone oil or a general oil is blended with a partially crosslinked organopolysiloxane polymer. Examples thereof include KSG-15, KSG-16, KSG-18, and KSG-41 (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.). And the like, and one or more of these can be used.
[0032]
Further, among the components (b), the silicone powder is not particularly limited in composition as long as it is in the form of a silicone powder, but a composite powder comprising an organopolysiloxane elastomer or a heterogeneous organopolysiloxane is particularly preferable. Examples of commercially available products include Trefil E506C (manufactured by Dow Corning Toray), KSP-100, and KSP-101 (both manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.), and one or more of these can be used.
[0033]
In preparing component (2), the amount of the silicone-based surfactant used as component (a) may be appropriately adjusted according to the amount of powder in the water-containing powder cosmetic, and is not particularly limited. 0.0001 to 1.0% is preferable, and 0.001 to 0.1% is more preferable with respect to the whole water-containing cosmetic. Within this range, the speed at which a cold sensation is felt at the start is high, the freshness is more easily felt, and the storage stability is easily ensured.
[0034]
The amount of the partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder as the component (b) is not particularly limited, either, but is preferably 0.01 to 20%, more preferably 0 to 20%, based on the total amount of the aqueous cosmetic. 0.5 to 10%. Within this range, it is easy to ensure the storage stability as well as the storage stability.
[0035]
When the component (a) and the component (b) are not the same substance, the mass ratio between the component (a) and the component (b) in the silicone-based granular material is such that an effective dispersion state is not obtained. There is no limitation as long as it can be achieved, but it is preferably 0.001 / 100 to 30/100. Within this range, storage stability can usually be ensured, and hydration can be promoted by breaking the water-containing powder during use. Particularly preferably, it is 0.01 / 100 to 10/100.
[0036]
In the case where the component (2) is prepared using the component (a) and the component (b), a particularly preferable constitution includes (b) a partially crosslinked organopolysiloxane and / or a silicone powder, and (a) a silicone-based interface. A dispersion in which the activator is dispersed (hereinafter, referred to as a “dispersion”) is included. This is prepared by dispersing a silicone-based surfactant in a partially crosslinked organopolysiloxane or silicone powder according to a conventional method.
[0037]
Regarding the form of dispersion of the silicone surfactant as the component (a), even when the component (a) is absorbed in the partially crosslinked organopolysiloxane or the silicone powder as the component (b), The form which is diffused and dispersed, or the form where the component (b) surrounds the component (a) and is dispersed may be used.
[0038]
Another example of the component (2) is a partially crosslinked organopolysiloxane which itself has a surface activity. Such an organopolysiloxane has a polyoxyalkylene chain in its structure, and specific examples thereof include KSG-210 and KSG-310 (all manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.).
[0039]
When the at least one HLB of the partially crosslinked organopolysiloxane having a polyoxyalkylene chain is 7 or more, more preferably HLB 12 to 15, the speed at which a cold sensation is felt at the start is faster, and Since the dispersibility is also better, freshness can be felt more strongly.
[0040]
The method for producing the water-containing powder cosmetic of the present invention is not particularly limited, but (1) a water-containing powder and (2) a silicone-based powder having surface activity are separately prepared, and if necessary, other powders may be prepared. It is preferable to manufacture by adding and mixing the above-mentioned additional components. As the component (2), it is possible to simultaneously add a silicone surfactant (component (a)) and a partially crosslinked organopolysiloxane or silicone powder (component (b)). It is more preferable to mix the component (b) from the viewpoint of storage stability, since the silicone-based surfactant is easily localized in the water-containing powder cosmetic and is less likely to come into contact with the water-containing powder.
[0041]
The water-containing cosmetic composition of the present invention may further contain, if necessary, a powder component, an oil component, a surfactant, an oil gelling agent, an ultraviolet absorber, a preservative such as a paraoxybenzoic acid derivative or phenoxyethanol, a vitamin, and a cosmetic component. It can be produced by appropriately mixing optional components such as a humectant and the like within a range that does not impair the effects of the present invention.
[0042]
Among these optional components, as a powder component, for the purpose of imparting a cosmetic effect and adjusting feel, powders that are commonly used in cosmetics can be blended, and any commonly used cosmetic powders can be used. For example, it is not particularly limited by a shape such as a spherical shape, a plate shape or a needle shape, a particle size such as a fume shape, fine particles or a pigment grade, or a particle structure such as porous or nonporous.
[0043]
Specific examples include inorganic powders, organic powders, pigment powders, glitter powders, and composite powders, and one or more of these can be used. More specifically, titanium oxide, talc, mica, kaolin, sericite, magnesium carbonate, calcium carbonate, aluminum silicate, magnesium silicate, calcium silicate, zinc oxide, red iron oxide, yellow iron oxide, black iron oxide, ultramarine Konjo, tar dye, natural dye, titanium mica, iron oxide mica titanium, nylon powder, polymethyl methacrylate powder, polystyrene powder, polyisoprene powder and the like.
[0044]
Among these powders, hydrophilic powders are preferably surface-treated by a known method. For example, dimethylpolysiloxane, methylhydrogenpolysiloxane, trimethylsiloxysilicic acid, alkyl-modified silicone , Treatment with a silicone compound such as acrylate silicone; treatment with a fluorine compound such as perfluoropolyether phosphoric acid or perfluoroalkyl phosphoric acid, fluorine-modified silicone, treatment with a metal soap such as zinc laurate, esters, waxes, etc. Oil treatment and the like.
[0045]
For the purpose of improving the adhesiveness to the skin, imparting an emollient feeling, and improving the durability of the makeup, the oily component may contain oils commonly used in cosmetics. As the oily component, regardless of the origin of animal oils, vegetable oils, synthetic oils and the like, and properties of solid oils, semi-solid oils, liquid oils, volatile oils, etc., for example, hydrocarbons, oils and fats, waxes, hardened Oils such as oils, ester oils, silicone oils, fluorinated oils, and lanolin derivatives are exemplified.
[0046]
Specifically, natural or synthetic hydrocarbons such as paraffin wax, ceresin wax, ozokerite, microcrystalline wax, montan wax, fishtrophs wax, carnauba wax, lanolin wax, candelilla, polyethylene wax, liquid paraffin, squalane, petrolatum, etc. , Olive oil, castor oil, oils such as mink oil, glyceryl tribehenate, pentaerythritol rosinate, isopropyl myristate, glyceryl trioctanoate, diglyceryl triisostearate, lanolin derivatives, esters such as 12-hydroxystearate, Silicone oils such as dimethylpolysiloxane and methylphenylpolysiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, octamethylcyclotetrasiloxane, etc. Cyclic silicones, perfluorodecane, mention may be made of fluorine-based oils of perfluoro octane and the like.
[0047]
The water-containing powder cosmetic of the present invention described above is a makeup cosmetic such as an eye color, a foundation, a blusher or a white powder, a whitening powder, a body powder, an antiperspirant powder, a skin care cosmetic such as a lotion or an emulsion, or a sunscreen. It can be in the form of a cosmetic or the like.
[0048]
[Action]
The water-containing powder cosmetic of the present invention prevents the problem of destruction or agglomeration of the water-containing powder itself due to the incorporation of a silicone-based surfactant by using a silicone-based powder having a surface-active ability. The speed at which a cool feeling is felt when using a gel core substance with a water-containing powder is increased, and the storage stability over time is enhanced.
[0049]
That is, when the partially crosslinked organopolysiloxane or silicone powder as the component (b) and the silicone surfactant as the component (a) are used as the silicone-based powdery substance having a surfactant property, the component (b) Acts as a dispersion medium for the component (a) and can localize the silicone-based surfactant separately from the water-containing powder. Even when a partially crosslinked organopolysiloxane having its own surface activity is used, it does not act on the water-containing powder until it is rubbed. Therefore, by using the silicone-based powder having the surface active ability, it is possible to prevent the silicone-based surfactant from directly acting on the water-containing powder and destroying the coating structure of the water-containing powder during storage.
[0050]
On the other hand, when applied during makeup, the silicone-based surfactant or the like quickly acts on the water-containing powder to liquefy it, thereby shortening the time until a cold feeling and freshness are felt.
[0051]
By the action as described above, the water-containing powder cosmetic of the present invention has extremely excellent stability over time, and furthermore, the speed at which a cold sensation is felt during the action is fast, the adhesion to the skin is high, and the makeup lasts longer. Is improved.
[0052]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be further described with reference to Examples, but these do not limit the present invention at all.
[0053]
Example 1
Eye color:
An eye color having the composition shown in Table 1 was prepared by the following method, and (a) the speed of feeling cold when starting, (b) a fresh feeling without powdery or squeaky feeling, and (c) a finished makeup. The uniformity of the film, (d) persistence of makeup, and (e) storage stability were evaluated by the following methods and criteria. Table 1 shows the composition and evaluation results.
[0054]
<Composition>
[Table 1]

[0055]
<Production method>
A. The aqueous gel core material was obtained by heat-dissolving and pulverizing the components 1 to 8. Next, the component 9 was added thereto and mixed to prepare a water-containing powder.
B. Components 10 to 12 and components 13 to 15 were mixed as necessary to prepare a silicone-based powder having surface activity.
C. Components 16 to 23 were mixed, and A and B were added thereto and mixed to prepare a water-containing powder cosmetic (eye color).
[0056]
<Evaluation method and criteria>
(B) How fast you feel cold when you start
The eye colors of the products 1 to 5 of the present invention and the comparative products 1 to 3 were used by 20 panelists specializing in cosmetics, and evaluated by the following five-grade evaluation, and the average value was determined by the following criteria.
[0057]
(Evaluation)
Evaluation criteria Rating
Very good: 5 points
Good: 4 points
Normal: 3 points
Somewhat bad: 2 points
Bad: 1 point
[0058]
(Judgment criteria)
Average score of all panels Judgment
4.5 or more to 5.0 points: ◎
3.5 or more and less than 4.5 points: ○
2.0 or more to less than 3.5 points: △
1.0 or more to less than 2.0 points: ×
[0059]
(B) Fresh feeling without powdery or squeaky feeling
Evaluation was performed in the same manner as in the above (a). The criterion is the same as in (a) above.
[0060]
(C) Uniformity of the finished cosmetic film
Evaluation was performed in the same manner as in the above (a). The criterion is the same as in (a) above.
[0061]
(D) Makeup persistence
Evaluation was performed in the same manner as in the above (a). The criterion is the same as in (a) above.
[0062]
(E) Storage stability
The condition after storage at 50 ° C. for one month in the state of the water-containing powder cosmetic was evaluated according to the following criteria.
(Judgment criteria)
Judgment criteria Judgment
The powder is smooth and fluid. : ◎
The powder is of uniform size and fluid. ： ○
The powder is partially agglomerated. : △
The whole powder is agglomerated. : ×
[0063]
As shown in Table 1, the eye colors of the products 1 to 5 of the present invention are very quick to start feeling cold when starting, have a fresh feeling of use without powdery or squeaky feeling, and have a uniform finish of the finished cosmetic film. The storage stability was extremely excellent while maintaining the makeup durability.
[0064]
Example 2
Whitening powder:
Prepare a whitening powder with the following composition and manufacturing method. (A) Speed of feeling cold when starting, (b) Fresh feeling without powdery or squeaky feeling, (c) Uniform finished cosmetic film The properties, (d) cosmetic persistence, and (e) storage stability were evaluated in the same manner as in Example 1.
[0065]
(Component)%
1. Agar 1.5
2. Locust bean gum 0.1
3. Carrageenan 0.05
4. Glycerin 1.0
5. 1,3-butylene glycol 10.0
6. Methyl parahydroxybenzoate qs
7. Purified water balance
8. Hydrophobic silicic anhydride 2.5
9. Magnesium ascorbic acid phosphate 1.0
10. Sodium ascorbic acid phosphate 1.0
11. Swelled product of partially crosslinked organopolysiloxane^note ¹¹            1.0
12. Polyoxyethylene methyl polysiloxane polymer^{Note 2}    0.05
13. Nylon powder 3.0
14． Appropriate amount of flavor
Note 11: KSG-16 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 2: Same as described in Table 1
[0066]
(Production method)
A. Components 1 to 7 were dissolved by heating and pulverized to produce an aqueous gel core material, to which Component 8 was added and mixed to prepare a water-containing powder.
B. The components 9 to 14 were mixed to prepare a silicone powder having surface activity.
C. A and B were mixed to obtain a whitening powder.
[0067]
The whitening powder described in Example 2 has a quick feeling of cooling when starting, has a fresh feeling of use without powdery or squeaky feeling, uniformity of the finished cosmetic film, long-lasting makeup, and storage stability. Was also excellent.
[0068]
Example 3
Foundation:
A foundation was prepared by the following components and manufacturing method.
[0069]
(Component)%
1. Agar 1.5
2. Locust bean gum 0.1
3. Card Run 0.5
4. Carrageenan 0.05
5. Glycerin 1.0
6. 1,3-butylene glycol 10.0
7. Methyl parahydroxybenzoate qs
8. Purified water balance
9. Hydrophobic silicic anhydride 2.5
10. Alkyl silylation treated titanium oxide^note ¹²                      2.0
11. Silicone treated fine particle titanium oxide 1.0
12. Polyalkyl acrylate powder containing UV absorber^note ^Thirteen    10.0
13. Swelled product of partially crosslinked organopolysiloxane^note ¹⁴              2.0
14． Polyether-modified silicone^note ^Fifteen                          0.3
15. Composite powder composed of different organopolysiloxanes^note ⁷          5.0
16. Silicone-treated yellow iron oxide^{Note 10}                            Appropriate amount
17. Silicone treated bengara^{Note 10}                            Appropriate amount
18. Siliconized black iron oxide^{Note 10}                            Appropriate amount
19. 2% squalane-treated talc 5.0
20. Appropriate amount of flavor
Note 12: 2% n-octyl silylation-treated titanium oxide powder
Note 13: PMMA containing 2-ethylhexyl paramethoxycinnamate
Note 14: KSG-41 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
Note 15: DC2501 (manufactured by Dow Corning Toray)
Note 10: Same as described in Table 1
[0070]
(Production method)
A. Components 1 to 8 were dissolved by heating and pulverized to prepare an aqueous gel core material, and Component 9 was added thereto and mixed to prepare a water-containing powder.
B. Components 13 to 15 were mixed to prepare a dispersion.
C. Components 10 to 12 and components 16 to 20 were mixed, A and B were added and mixed to prepare a foundation.
[0071]
The foundation described in Example 3 had a very quick time until a cold sensation was felt, had a fresh feeling of use without powderiness or squeaky feeling, and was extremely excellent in storage stability.
[0072]
【The invention's effect】
The water-containing powder cosmetic of the present invention has a fast time to feel fresh and cool when used, has no powdery or squeaky feeling, has a uniform and beautifully finished cosmetic film, and has excellent makeup persistence. Excellent stability and storage stability.
that's all

Claims

The following components (1) and (2)
(1) A water-containing powder cosmetic comprising a water-containing powder obtained by coating an aqueous gel core material with a hydrophobic powder, and (2) a silicone-based powder having surface activity.

The silicone-based powdery granules having a surface active ability are composed of the following components (a) and (b):
2. The water-containing powder cosmetic according to claim 1, comprising (a) a silicone-based surfactant and (b) a partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder.

The silicone-based powdery substance having a surface-active ability is a dispersion obtained by dispersing (a) a silicone-based surfactant in (b) a partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder. Item 6. The water-containing powder cosmetic according to Item 2.

2. The water-containing powder cosmetic according to claim 1, wherein the silicone-based powdery material having surface activity contains a partially crosslinked organopolysiloxane having a polyoxyalkylene chain.

4. The water-containing powder cosmetic according to claim 2, wherein at least one HLB of the silicone surfactant is 7 or more.

The water-containing powder cosmetic according to claim 4, wherein at least one HLB of the partially crosslinked organopolysiloxane having a polyoxyalkylene chain is 7 or more.

The water-containing powder cosmetic according to claim 2, wherein the content of the silicone-based surfactant is 0.0001 to 1% by mass based on the whole water-containing powder cosmetic.

The content of (b) the partially crosslinked organopolysiloxane and / or silicone powder is 0.01 to 20% by mass based on the total amount of the water-containing powder cosmetic. The water-containing powder cosmetic according to claim 7.