JP2004299583A - Seatbelt anchor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートベルトアンカの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、車両に設置されるシートを中心とした車両内部の概略概観図である。同図(a)に示すように、車両内部には乗員が着座するためのシート50が設置されると共に、当該乗員を車両事故等から保護するためのシートベルト51が設置されている。
【0003】
同図(a)に示すシートベルト51は、3点式シートベルトであり、シートベルトアンカ52aと図示しないシートベルトリトラクター(ベルト巻き取り装置)とにより車両に設置される。乗員がシート50に着座した後、シートベルト51に設置されたタン53をバックル54に差し込んで固定することにより、乗員はシート50に固定される。
【0004】
近年、同図(a)に示すように、シートベルトのアンカ52aをセンターピラー55に固定するタイプに対して、同図(b)に示すように、シートベルトのアンカ52bをルーフサイドレール56に固定するタイプの車両が増えてきている。シートベルトアンカ52bをルーフサイドレール56に固定する場合には、ルーフサイドレール56において、センターピラー55よりも後方に位置する場所にアンカ52bを固定する。
【0005】
このようにシートベルトアンカの設置場所を変更するようになった理由としては、乗員のほぼ側面に位置するセンターピラー55にシートベルトアンカ52aを固定したタイプでは、シート50を車両後方へ移動させたときに、シートベルト51とシート50に着座した乗員との間に隙間が生じて、乗員を十分に固定できない場合がある一方、ルーフサイドレール56における乗員の後方に位置する場所にシートベルトアンカ52bを固定したタイプでは、シート50の移動に影響されずに乗員を十分に固定することができるためである。
【0006】
また、乗員を車両事故等から保護する装置として、シートベルトのほかにエアバックが挙げられる。特に、車両の側部に設置されるカーテンエアバックは、車両側部に対する衝撃から乗員を保護するための乗員保護装置である。
【0007】
図6は、カーテンエアバックの概略構造図であり、カーテンエアバックが展開した状態を示してある。車両の側部から衝撃を受けた場合には、インフレータ60から噴出するガスが、ルーフサイドレール56に沿って格納されているカーテンエアバック(図には展開されたカーテンエアバック57を示してある)を構成するガス導入路59の内部に流れ込む。
【0008】
略直線状に形成されたガス導入路59に流れ込んだガスが複数の膨張部58を膨張させる結果、シートに着座する乗員63の側部全体にわたってカーテンエアバック57が展開し、車両側部に対する衝撃から乗員63を保護する。
【0009】
カーテンエアバック57の上端縁部には、所定の間隔で取付部61が突出形成されており、カーテンエアバック57は取付部61において、エアバック展開時の高圧ガス導入による反動に耐えられるように、ボルト等の固定部材62によりルーフサイドレール56に固定される。
【0010】
乗員を保護する装置の代表的なものとして、上述するようにシートベルトとカーテンエアバックが挙げられるが、ルーフサイドレールにシートベルトアンカとカーテンエアバックと共に設置する場合には、以下の問題がある。
【0011】
すなわち、ルーフサイドレール56にシートベルトアンカ52bを設置すると共に、ルーフサイドレール56に沿った車両前後にわたってカーテンエアバック57(取付部61)を固定することになるため、カーテンエアバック57、特にそのガス導入路59とシートベルトアンカ52bとが干渉してしまうという問題である。
【0012】
図7は、ルーフサイドレールにおけるシートベルトアンカとカーテンエアバックとの共存を想定した場合のルーフサイドレール部分の概略断面構造図である。なお、同図では、エアバックの膨張部(図6、膨張部58参照)を省略し、エアバック展開前後におけるガス導入路59の変化とシートベルトアンカ52bとの干渉について示してある。
【0013】
ルーフサイドレール56を構成するルーフサイドレールインナ66に、カーテンエアバック57の取付部61が固定部材62により固定されることにより、カーテンエアバック57はルーフサイドレール56に設置される。エアバック収納時におけるガス導入路59aはルーフサイドレール56に沿って収縮した状態で収納されている。
【0014】
エアバック展開時には、ガス導入路59aにインフレータ60からのガスが流入するが、エアバックの展開を速くするため、ガス圧によりガス導入路59aは大きく膨張してガス導入路59bの状態となるようになっている。
【0015】
このとき、ルーフサイドレール56に固定されたシートベルトアンカ52bにより、ガス導入路59aが十分に膨張してガス導入路59bの状態となることが妨げられる結果、ガス導入路59bにおけるガス流通、更に膨張部58へのガス流入が十分な速度で行われなくなり、エアバックを円滑に展開することができなくなってしまう。
【0016】
これに対して、例えば、ガス導入路をシートベルトアンカの部分で湾曲させて、ガス導入路とシートベルトアンカとの干渉を回避する構造が提案されているが(例えば、下記特許文献1参照)、ガス導入路が湾曲しているため高圧のガス導入に対しては流通抵抗が発生し、エアバック展開速度の低下につながるおそれがある。
【0017】
また、シートベルトアンカ52bをサイドウインドウガラス64から離してより車両の内側に位置するように設置することにより、膨張するガス導入路との干渉に対応することも考えられるが、シートベルト51が車両の内側に大きく張り出すことになるため、車内の居住性及び視界を悪化させる原因となる。
【0018】
【特許文献1】
特開2002−264762号公報
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、エアバック展開時の展開速度に影響を与えることなく、カーテンエアバックとシートベルトアンカとを共にルーフサイドレールへ設置することができるようにしたシートベルト構造を提供することを目的とする。
【0020】
【課題解決するための手段】
上記課題を解決する第1の発明は、車両のルーフサイドレールに設置され、シートベルトの一点を支持すると共に、前記ルーフサイドレールに沿って設置されるカーテンエアバックの展開を妨害しないように可動可能とされていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0021】
カーテンエアバックはルーフサイドレールに沿って収納されているが、緊急時に車両の内部における側面を覆うように展開する。ここで、カーテンエアバックと共にルーフサイドレールに固定されているシートベルトアンカを、エアバックの展開を妨害しないように可動可能なシートベルトアンカとすることで、エアバックの展開をスムーズに行う。ここで、「可動」とは、弾性的な可動や機構的な可動等が考えられる。
【0022】
上記課題を解決する第2の発明は、第1の発明に係るシートベルトアンカにおいて、前記シートベルトアンカは、前記ルーフサイドレールに設置される第1の部分と前記シートベルトを支持する第2の部分とを有し、
前記第2の部分が回動可能となるように前記第1の部分に接続されていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0023】
カーテンエアバックの展開時には第2の部分が回動するように、第1の部分と第2の部分とを接続しておくことで、エアバックの展開をスムーズに行う。
【0024】
上記課題を解決する第3の発明は、第1又は第2の発明に係るシートベルトアンカにおいて、弾性部材で構成されていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0025】
弾性部材としては、例えば、金属ワイヤ、テザー(布)等が挙げられる。
【0026】
上記課題を解決する第4の発明は、第2の発明に係るシートベルトアンカにおいて、前記第1の部分と前記第2の部分とが、蝶番により接続されていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0027】
上記課題を解決する第5の発明は、第1ないし第4の発明のいずれかに記載するシートベルトアンカにおいて、
前記カーテンエアバックは、前記シートベルトアンカより車体外側へ設けられ、前記シートベルトアンカは車両内側へ向かって可動可能とされていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0028】
上記課題を解決する第6の発明は、第1ないし第5の発明のいずれかに記載するシートベルトアンカにおいて、
前記シートベルトアンカは、車両外側へ向かって付勢されていることを特徴とするシートベルトアンカである。
【0029】
シートベルトアンカを車両外側へ向かって付勢して、サイドウインドウガラスに接近させることで、車内の居住性や視界を良好なものとする。
【0030】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るシートベルト構造の概略断面構造図であり、ルーフサイドレールに固定した状態を示してある。同図(a)は、カーテンエアバック展開前の状態を示し、同図(b)は、カーテンエアバック展開後の状態を示す。また、図2は、図1に示すシートベルト構造の概略斜視図であり、ルーフサイドレールに固定する様子を示してある。
【0031】
これらの図に示すように、シートベルトアンカ1は、ルーフサイドレール6を構成するルーフサイドレールインナ7に固定される部分である固定部分2と、シートベルト5を接続する部分であるベルト接続部分3とを両端に有すると共に、固定部分2とベルト接続部分3とに挟まれ、エアバック展開時のガス導入路10からガス導入路11(図1(b)参照)への膨張が十分に可能となるように車両の内側へ湾曲して変形する変形部分4を有する。
【0032】
シートベルトアンカ1の固定部分2は、固定部材8によりルーフサイドレールインナ7に固定される。この際、カーテンエアバックの取付部9に設けた仮留め爪12をルーフサイドレールインナ7の仮留め穴13に差し込むことにより、予め取付部9をルーフサイドレールインナ7に仮留めした後、当該取付部9とシートベルトアンカ1の固定部分2とを共に固定部材8により共締めする。
【0033】
ルーフサイドレール6を構成するルーフサイドレールインナ7に、カーテンエアバックの取付部9が固定部材8により固定されることにより、カーテンエアバックはルーフサイドレール6に設置される。エアバック収納時におけるガス導入路10はルーフサイドレール6に沿って収縮した状態で収納されている(図1(a)参照)。
【0034】
また、エアバック収納時におけるシートベルトアンカ1は、サイドウインドウガラス14に近接した状態でルーフサイドレール6に設置されている(図1(a)参照)。
【0035】
エアバック展開時には、ガス導入路10にインフレータからのガスが流入するが、エアバックの展開を速くするため、ガス圧によりガス導入路10は大きく膨張してガス導入路11の状態(図1(b)参照)となるようになっている。このとき、本実施形態では、シートベルトアンカ1の変形部分4が、エアバック展開時のガス導入路10からガス導入路11への膨張が十分に可能となるように車両の内側へ湾曲して変形するため、ガス導入路10が十分に膨張してガス導入路11の状態になることができる。
【0036】
すなわち、ガス導入路11におけるガス流通、更に膨張部へのガス流入が、ルーフサイドレール6に固定されたシートベルトアンカ1により阻害されることがない。この結果、膨張部へのガス流入を十分な速度で行い、エアバックを円滑に展開することができるようになる。
【0037】
また、シートベルトアンカ1のベルト接続部分3の位置は、常時(エアバック収納時である図1(a)参照)は、従来の当該部分の位置と実質的に同じであり、サイドウインドウガラス14に接近した場所である。このため、シートベルト5が車両の内側に張り出すことなく車内の居住性及び視界を悪化させることがない。
【0038】
なお、本実施形態に係るシートベルトアンカ1は、変形部分4がエアバック展開時にガス導入路の変化に応じて変形可能な弾性部材で構成されている。変形可能な弾性部材としては、例えば、金属ワイヤ、テザー(布)等が挙げられる。また、変形部分4のみをこれらの変形可能な材料で構成する必要なはく、固定部分2及びベルト接続部分3をも含めたシートベルトアンカ1全体をこれらの変形可能な材料で構成してもよい。ただし、車両衝突等の緊急時において、シートベルトにテンションがかかった場合に破断することがない材料であることが必要である。
【0039】
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係るシートベルト構造の概略断面構造図であり、ルーフサイドレールに固定した状態を示してある。同図(a)は、カーテンエアバック展開前の状態を示し、同図(b)は、カーテンエアバック展開後の状態を示す。また、図4は、図3に示すシートベルト構造の概略斜視図であり、ルーフサイドレールに固定する様子を示してある。
【0040】
これらの図に示すように、シートベルトアンカ21は、ルーフサイドレール6を構成するルーフサイドレールインナ7に固定される部分である固定部分22(第1の部分)と、シートベルト5を接続する部分であるベルト接続部分23(第2の部分)とを両端に有すると共に、蝶番24により固定部分22とベルト接続部分23とが連結されている。
【0041】
蝶番24により、エアバック展開時のガス導入路10からガス導入路11(図3(b)参照)への膨張が十分に可能となるように、ベルト接続部分23が車両の内側へ移動することができるようになっている。
【0042】
シートベルトアンカ21の固定部分22は、固定部材8によりルーフサイドレールインナ7に固定される。この際、カーテンエアバックの取付部9に設けた仮留め爪12をルーフサイドレールインナ7の仮留め穴13に差し込むことにより、予め取付部9をルーフサイドレールインナ7に仮留めした後、当該取付部9とシートベルトアンカ21の固定部分22とを共に固定部材8により共締めする。
【0043】
ルーフサイドレール6を構成するルーフサイドレールインナ7に、カーテンエアバックの取付部9が固定部材8により固定されることにより、カーテンエアバックはルーフサイドレール6に設置される。エアバック収納時におけるガス導入路10はルーフサイドレール6に沿って収縮した状態で収納されている(図3(a)参照)。
【0044】
また、エアバック収納時におけるシートベルトアンカ21は、ベルト接続部分23がサイドウインドウガラス14に近接した状態となるように、ルーフサイドレール6に設置されている(図3(a)参照)。
【0045】
エアバック展開時には、ガス導入路10にインフレータからのガスが流入するが、エアバックの展開を速くするため、ガス圧によりガス導入路10は大きく膨張してガス導入路11の状態(図3(b)参照)となるようになっている。このとき、本実施形態では、シートベルトアンカ21のベルト接続部分23が、蝶番24により、エアバック展開時のガス導入路10からガス導入路11(図3(b)参照)への膨張が十分に可能となるように車両の内側へ移動することができるようになっている。このため、ガス導入路10が十分に膨張してガス導入路11の状態になることができる。
【0046】
すなわち、ガス導入路11におけるガス流通、更に膨張部へのガス流入が、ルーフサイドレール6に固定されたシートベルトアンカ21により阻害されることがない。この結果、膨張部へのガス流入を十分な速度で行い、エアバックを円滑に展開することができるようになる。
【0047】
また、シートベルトアンカ21のベルト接続部分23の位置は、常時(エアバック収納時である図3(a)参照)は、従来の当該部分の位置と実質的に同じであり、サイドウインドウガラス14に接近した場所である。このため、シートベルト5が車両の内側に張り出すことなく車内の居住性及び視界を悪化させることがない。
【0048】
なお、本実施形態に係るシートベルトアンカ21は、常時は、シートベルト5の車両下方へのテンションにより、ベルト接続部分23がサイドウインドウガラス14に接近した状態となっている。したがって、シートベルト5との関係におけるシートベルトアンカ21の取り付け位置等によっては、ベルト接続部分23が車両の内側に若干張り出した状態となる場合もある。
【0049】
このような場合には、蝶番24にバネ等を介在させベルト接続部分23をサイドウインドウガラス14側へ付勢することにより、車内の居住性及び視界を向上させることができる。また、車両走行時の振動等により、ベルト接続部分23が動いて雑音を発生することを防止することもできる。
【0050】
【発明の効果】
第1の発明によれば、ルーフサイドレールに沿って設置されるカーテンエアバックの車両下方への展開を妨害しないように可動可能なシートベルトアンカとしたので、緊急時に車両の内部における側面を覆うように展開するカーテンエアバックの作動をスムーズに行うことができる。
【0051】
また、第2の発明によれば、第1の発明に係るシートベルトアンカにおいて、ルーフサイドレールに設置される第1の部分とシートベルトを支持する第2の部分とから構成すると共に、第2の部分が回動可能となるように第1の部分に接続し、また、第4の発明によれば、第2の発明に係るシートベルトアンカにおいて、第1の部分と第2の部分とを蝶番により接続したので、カーテンエアバックの展開時には第2の部分が車両内側へ向かって動いてエアバックの展開をスムーズに行うことができる。
【0052】
また、第3の発明によれば、第1又は第2の発明に係るシートベルトアンカにおいて、シートベルトアンカを弾性部材で構成したので、エアバックの膨張に応じてスムーズに変形し、エアバックをスムーズに展開することができる。
【0053】
また、第5の発明によれば、第1ないし第4の発明いずれかに係るシートベルトアンカにおいて、カーテンエアバックをシートベルトアンカより車体外側へ設けると共に、シートベルトアンカを車両内側へ向かって可動可能としたので、カーテンエアバックの作動をスムーズに行うことができる。
【0054】
また、第6の発明によれば、第1ないし第5の発明に係るシートベルトアンカにおいて、シートベルトアンカを車両外部に向かって付勢したので、車内の居住性や視界を良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシートベルト構造の概略断面構造図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係るシートベルト構造の概略斜視図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るシートベルト構造の概略断面構造図である。
【図4】本発明の第2の実施形態に係るシートベルト構造の概略斜視図である。
【図5】車両内部の概略概観図である。
【図6】カーテンエアバックの概略構造図である。
【図7】ルーフサイドレールにシートベルトアンカとカーテンエアバックとを共に設置した場合の概略断面構造図である。
【符号の説明】
1 シートベルトアンカ
2 固定部分
3 ベルト接続部分
4 変形部分
5 シートベルト
6 ルーフサイドレール
7 ルーフサイドレールインナ
8 固定部材
9 取付部
10 ガス導入路(エアバック収納時)
11 ガス導入路(エアバック展開時)
12 仮留め爪
13 仮留め穴
14 サイドウインドウガラス
15 ルーフヘッドライニング
21 シートベルトアンカ
22 固定部分
23 ベルト接続部分
24 蝶番
50 シート
51 シートベルト
52a,52b シートベルトアンカ
53 タン
54 バックル
55 センターピラー
56 ルーフサイドレール
57 カーテンエアバック
58 膨張部
59 ガス導入路
59a ガス導入路(エアバック収納時)
59b ガス導入路(エアバック展開時)
60 インフレータ
61 取付部
62 固定部材
63 乗員
64 サイドウインドウガラス
65 ルーフヘッドライニング
66 ルーフサイドレールインナ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a seat belt anchor.
[0002]
[Prior art]
FIG. 5 is a schematic overview of the inside of the vehicle centering on a seat installed in the vehicle. As shown in FIG. 1A, a seat 50 for an occupant to be seated is installed inside the vehicle, and a
[0003]
A
[0004]
In recent years, a seat belt anchor 52a is fixed to a
[0005]
The reason for changing the installation location of the seat belt anchor as described above is that, in the type in which the seat belt anchor 52a is fixed to the
[0006]
As a device for protecting an occupant from a vehicle accident or the like, an airbag may be used in addition to the seat belt. In particular, the curtain airbag installed on the side of the vehicle is an occupant protection device for protecting the occupant from an impact on the side of the vehicle.
[0007]
FIG. 6 is a schematic structural view of the curtain airbag, and shows a state where the curtain airbag is deployed. When an impact is received from the side of the vehicle, gas ejected from the
[0008]
As a result of the gas flowing into the gas introduction passage 59 formed in a substantially linear shape inflating the plurality of
[0009]
At the upper edge of the curtain airbag 57, mounting
[0010]
A typical example of a device for protecting an occupant is a seatbelt and a curtain airbag as described above. However, when installed on a roof side rail together with a seatbelt anchor and a curtain airbag, there are the following problems. .
[0011]
That is, the seat belt anchor 52b is installed on the roof side rail 56, and the curtain airbag 57 (the mounting portion 61) is fixed along the roof side rail 56 in the front-rear direction of the vehicle. There is a problem that the gas introduction path 59 and the seat belt anchor 52b interfere with each other.
[0012]
FIG. 7 is a schematic cross-sectional structural view of the roof side rail portion when the coexistence of the seat belt anchor and the curtain airbag in the roof side rail is assumed. In this figure, the expansion portion of the air bag (see the
[0013]
The curtain airbag 57 is installed on the roof side rail 56 by fixing the
[0014]
When the airbag is deployed, the gas from the
[0015]
At this time, the seat belt anchor 52b fixed to the roof side rail 56 prevents the gas introduction path 59a from being sufficiently expanded to be in the state of the gas introduction path 59b, so that the gas flow in the gas introduction path 59b is further reduced. The gas does not flow into the
[0016]
On the other hand, for example, a structure has been proposed in which a gas introduction path is curved at a portion of a seat belt anchor to avoid interference between the gas introduction path and the seat belt anchor (for example, see Patent Document 1 below). In addition, since the gas introduction path is curved, a flow resistance is generated when high-pressure gas is introduced, which may lead to a reduction in the airbag deployment speed.
[0017]
In addition, it is conceivable that the seat belt anchor 52b may be installed so as to be separated from the
[0018]
[Patent Document 1]
JP 2002-264762 A
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has been made so that both a curtain airbag and a seatbelt anchor can be installed on a roof side rail without affecting the deployment speed when an airbag is deployed. It is an object of the present invention to provide a seatbelt structure having the above structure.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
A first invention for solving the above-mentioned problems is installed on a roof side rail of a vehicle, supports one point of a seat belt, and is movable so as not to hinder the deployment of a curtain airbag installed along the roof side rail. A seat belt anchor characterized in that it is made possible.
[0021]
The curtain airbag is housed along the roof side rail, but is deployed to cover the side surface inside the vehicle in an emergency. Here, the seat belt anchor fixed to the roof side rail together with the curtain air bag is a movable seat belt anchor so as not to hinder the deployment of the air bag, so that the air bag can be smoothly deployed. Here, “movable” may be elastically movable or mechanically movable.
[0022]
A second invention to solve the above-mentioned problem is a seat belt anchor according to the first invention, wherein the seat belt anchor is a second part that supports the first part installed on the roof side rail and the seat belt. Part and
A seat belt anchor, wherein the second portion is connected to the first portion so as to be rotatable.
[0023]
By connecting the first portion and the second portion so that the second portion rotates when the curtain airbag is deployed, the deployment of the airbag is performed smoothly.
[0024]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a seat belt anchor according to the first or second aspect, wherein the seat belt anchor comprises an elastic member.
[0025]
Examples of the elastic member include a metal wire and a tether (cloth).
[0026]
A fourth invention for solving the above-mentioned problem is a seat belt anchor according to the second invention, wherein the first part and the second part are connected by a hinge. It is.
[0027]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a seat belt anchor according to any one of the first to fourth aspects,
The curtain airbag is provided outside the vehicle body with respect to the seat belt anchor, and the seat belt anchor is movable toward the vehicle inside.
[0028]
According to a sixth aspect of the present invention, there is provided a seat belt anchor according to any one of the first to fifth aspects,
The seat belt anchor is urged toward the outside of the vehicle.
[0029]
By urging the seat belt anchor toward the outside of the vehicle and approaching the side window glass, it is possible to improve the livability and visibility in the vehicle.
[0030]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First embodiment>
FIG. 1 is a schematic cross-sectional structural view of a seat belt structure according to a first embodiment of the present invention, showing a state where the seat belt is fixed to a roof side rail. FIG. 3A shows a state before the curtain airbag is deployed, and FIG. 3B shows a state after the curtain airbag is deployed. FIG. 2 is a schematic perspective view of the seat belt structure shown in FIG. 1 and shows a state where the seat belt structure is fixed to a roof side rail.
[0031]
As shown in these figures, the seat belt anchor 1 has a fixed portion 2 which is a portion fixed to a roof
[0032]
The fixed portion 2 of the seat belt anchor 1 is fixed to the roof
[0033]
The curtain airbag is installed on the
[0034]
Further, the seat belt anchor 1 when the airbag is stored is installed on the
[0035]
When the airbag is deployed, the gas from the inflator flows into the
[0036]
That is, the gas flow in the
[0037]
The position of the belt connection portion 3 of the seat belt anchor 1 is always substantially the same as that of the related art (see FIG. 1A when the airbag is stored), and the
[0038]
In the seat belt anchor 1 according to the present embodiment, the
[0039]
<Second embodiment>
FIG. 3 is a schematic sectional structural view of a seat belt structure according to a second embodiment of the present invention, showing a state where the seat belt structure is fixed to a roof side rail. FIG. 3A shows a state before the curtain airbag is deployed, and FIG. 3B shows a state after the curtain airbag is deployed. FIG. 4 is a schematic perspective view of the seatbelt structure shown in FIG. 3, showing a state where the seatbelt structure is fixed to a roof side rail.
[0040]
As shown in these figures, the seat belt anchor 21 connects the
[0041]
The belt connecting portion 23 moves to the inside of the vehicle such that the hinge 24 allows the
[0042]
The fixed portion 22 of the seat belt anchor 21 is fixed to the roof
[0043]
The curtain airbag is installed on the
[0044]
Further, the seat belt anchor 21 when the airbag is stored is installed on the
[0045]
When the airbag is deployed, gas from the inflator flows into the
[0046]
That is, the gas circulation in the
[0047]
The position of the belt connecting portion 23 of the seat belt anchor 21 is always substantially the same as the position of the conventional portion (see FIG. 3A when the airbag is stored), and the
[0048]
In the seat belt anchor 21 according to the present embodiment, the belt connecting portion 23 is always close to the
[0049]
In such a case, the interior of the vehicle and the visibility can be improved by urging the belt connection portion 23 toward the
[0050]
【The invention's effect】
According to the first invention, the seat belt anchor is movable so as not to hinder the deployment of the curtain airbag installed along the roof side rail below the vehicle, so that the side surface inside the vehicle is covered in an emergency. The operation of the curtain airbag that deploys as described above can be performed smoothly.
[0051]
According to the second invention, in the seat belt anchor according to the first invention, the seat belt anchor includes a first portion installed on the roof side rail and a second portion supporting the seat belt, and the second portion. Is connected to the first part so as to be rotatable. According to the fourth invention, in the seat belt anchor according to the second invention, the first part and the second part are connected to each other. Since the connection is made by the hinge, the second portion moves toward the inside of the vehicle when the curtain airbag is deployed, so that the airbag can be deployed smoothly.
[0052]
According to the third invention, in the seat belt anchor according to the first or second invention, since the seat belt anchor is formed of an elastic member, the seat belt anchor is smoothly deformed in accordance with the expansion of the air bag, and the air bag is deformed. It can be deployed smoothly.
[0053]
According to the fifth invention, in the seat belt anchor according to any one of the first to fourth inventions, the curtain airbag is provided outside the vehicle body from the seat belt anchor, and the seat belt anchor is movable toward the vehicle inside. Since it is possible, the operation of the curtain airbag can be performed smoothly.
[0054]
According to the sixth invention, in the seat belt anchor according to the first to fifth inventions, the seat belt anchor is urged toward the outside of the vehicle, so that the livability and visibility in the vehicle are improved. be able to.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional structural view of a seat belt structure according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of a seat belt structure according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic sectional structural view of a seat belt structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a schematic perspective view of a seat belt structure according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic overview of the inside of a vehicle.
FIG. 6 is a schematic structural view of a curtain airbag.
FIG. 7 is a schematic sectional structural view when a seat belt anchor and a curtain airbag are installed together on a roof side rail.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Seat belt anchor 2 Fixed part 3
11 Gas introduction path (when airbag is deployed)
12 Temporary fixing nail 13
59b Gas introduction path (when airbag is deployed)
Claims (6)
前記シートベルトアンカは、前記ルーフサイドレールに設置される第1の部分と前記シートベルトを支持する第2の部分とを有し、
前記第2の部分が回動可能となるように前記第1の部分に接続されていることを特徴とするシートベルトアンカ。The seat belt anchor according to claim 1,
The seat belt anchor has a first portion installed on the roof side rail and a second portion supporting the seat belt,
A seat belt anchor, wherein the second part is connected to the first part so as to be rotatable.
弾性部材で構成されていることを特徴とするシートベルトアンカ。The seat belt anchor according to claim 1 or 2,
A seat belt anchor comprising an elastic member.
前記第1の部分と前記第2の部分とが、蝶番により接続されていることを特徴とするシートベルトアンカ。The seat belt anchor according to claim 2,
A seat belt anchor, wherein the first part and the second part are connected by a hinge.
前記カーテンエアバックは、前記シートベルトアンカより車体外側へ設けられ、前記シートベルトアンカは車両内側へ向かって可動可能とされていることを特徴とするシートベルトアンカ。The seat belt anchor according to any one of claims 1 to 4,
The seat belt anchor, wherein the curtain airbag is provided outside the vehicle body from the seat belt anchor, and the seat belt anchor is movable toward the vehicle inside.
前記シートベルトアンカは、車両外側へ向かって付勢されていることを特徴とするシートベルトアンカ。The seat belt anchor according to any one of claims 1 to 5,
The seat belt anchor is urged toward the outside of the vehicle.
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- 2003-03-31 JP JP2003095839A patent/JP2004299583A/en not_active Withdrawn
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