JP2004298664A - Water cleaner - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水の浄化及び活性化をする浄水器に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器に濾過材を充填するとともに複数のマグネットを配列した浄水器が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−202266号公報(第5頁、図2)
【0004】
図12は特開平10−202266号公報の図2の再掲図である。
特許文献1の浄水器は、容器に濾過材を充填するとともに、複数のマグネットを配列する磁石ホルダセット200を収納した浄水器であり、磁石ホルダセット200を、通水孔201・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を備えたマグネットホルダ202と、このマグネットホルダ202に配列する大型マグネット203・・・と、マグネットホルダ202に配列する中型マグネット204・・・と、マグネットホルダ202に配列する小型マグネット205・・・と、から構成したものである。
【0005】
図中、206は大型マグネット203・・・を収納する第1収納部、207は中型マグネット204・・・を収納する第2収納部、208は小型マグネット205・・・を収納する第3収納部である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の浄水器では、磁石ホルダセット200を組立てる際に、マグネットホルダ202の第1収納部206に大型マグネット203・・・を一個ずつ配列し、第2収納部207に中型マグネット204・・・を一個ずつ配列し、第3収納部208に小型マグネット205・・・を一個ずつ配列しなければならず、磁石ホルダセット200を組立てるのに時間がかかる。
また、大きさの違う大型マグネット203・・・、中型マグネット204・・・及び小型マグネット205・・・をそれぞれ用意しなければならず、部品管理が煩雑になる。
【0007】
そこで、本発明の目的は、マグネットの配列を容易にすることができ、マグネットの共通化を図ることのできる浄水器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、給水口及び吐水口を備えた容器に濾過材及びマグネットを収納し、これらの濾過材及びマグネットに給水口から給水した原水を通し、この原水を浄化及び活性化して吐水口から浄水を吐水させる浄水器において、マグネットに、棒状のものを用い、マグネットを水の流れ方向に沿って縦長に配列したことを特徴とする。
【0009】
マグネットの配列を容易にすることができれは、浄水器の組立時間の短縮を図る上で好都合であり、組立てるマグネットの共通化を図ることのできるとすれば、部品管理を簡素化することができるので好ましいことである。
そこで、マグネットに棒状のものを用い、マグネットを水の流れ方向に沿って縦長に配列した。例えば、マグネットに棒状のものを用い、マグネットを水の流れ方向に沿って縦長に配列することで、リング状にマグネットを配列する場合にも、1種類のマグネットで形成することができ、部品の共通化を図ることができる。この結果、部品管理の簡素化を図ることができる。
【0010】
請求項2は、マグネットを、断面視で一方の半円部分をN極に着磁し、他方の半円部分をS極に着磁したことを特徴とする。
マグネットを、断面視で一方の半円部分をN極に着磁し、他方の半円部分をS極に着磁することで、例えば、一つのマグネットのN極に他のマグネットのS極を吸着して線状に配列することができ、この線状に並べたマグネットを螺旋状にも巻付けることもできる。この結果、複数のマグネットを組合わせて扱うことができ、浄水器の組立時間の短縮を図ることができる。
【0011】
請求項3は、マグネット群を、マグネットの円筒面同士を吸着させることで、略正六角形に組合わせたことを特徴とする。
マグネット群を、マグネットの円筒面同士を吸着させ、略正六角形に組合わせることで、複数のマグネットをマグネットのみで一体的に組立てることができる。この結果、マグネットを配列するために、例えば、部材を必要としないので、浄水器のコストの低減を図ることができる。
【0012】
請求項4は、マグネット群を、複数個段積みしたことを特徴とする。
マグネット群を、複数個段積みすることで、水を磁気化することで活性化するエリアを容易に増やすことができる。
【0013】
請求項5は、段積みした上下に隣り合うマグネット群のうちの上部に位置するマグネット群を上部マグネット群、下部に位置するマグネット群を下部マグネット群と呼び、上部マグネット群を構成する個々のマグネットを上部ピース、下部マグネット群を構成する個々のマグネットを下部ピースと呼ぶときに、上部ピース個々に接する下部ピース個々の極性を逆に配列したことを特徴とする。
上部ピース個々に接する下部ピース個々の極性を逆に配列することで、上部マグネット群と下部マグネット群とで、相対する磁界を形成することができる。この結果、水の磁気化を促進することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る浄水器の接続状態を示す斜視図であり、浄水器10は、水栓11にプレフィルタ付き切換えコック12を取付け、この切換えコック12に給水ホース13を介して給水口14を接続し、切換えコック12に吐水ホース15を介して吐水口16を接続するものであって、切換えコック12から給水ホース13を経由させて水道水などの原水を浄水器10に注入し、この浄水器10で浄化した浄水を吐水ホース15を経由させて切換えコック12に戻し、この切換えコック12から浄水を吐水させる。
【0015】
切換えコック12は、水道水など原水を浄水器10に注入するモードと、原水を直接的に吐水させるモードとの切換えの役目をなすとともに、プレフィルタ付き切換えコック12のプレフィルタ17は、水道水などの原水に含まれるやや大きめの水あかや赤さびなどを事前に取り去る役目をなす。
本発明に係る浄水器10は、後述するように、棒状のマグネットを水の流れ方向に沿って縦長に配列することで、組立性の向上を図った浄水器である。
【0016】
図2は図1の2−2線断面図であり、浄水器10の正面断面を示す。ただし、吐水口16の向きを180゜変えて図示した。
浄水器10は、基部となる容器台21と、この容器台21に取付ける容器22と、この容器22を容器台21に固定するための取付けリング23と、容器に充填する濾過材24と、容器22に収納するマグネットユニット25と、このマグネットユニット25に貫通させるセンタパイプ26と、このセンタパイプ26の上部に取付けた上部支持部材27と、容器22及び容器台21の上部を覆う筒状カバー28と、からなり、給水口14及び吐水口16を備えた容器22に濾過材24及びマグネット75・・・(マグネットユニット25)を収納し、これらの濾過材24及びマグネット75・・・に給水口14から給水した原水を通し、この原水を浄化及び活性化して吐水口16から浄水を吐水させる浄水器において、後述するように、マグネットユニット25のマグネット75・・・に棒状のものを用い、これらのマグネット75・・・を水の流れ方向に沿って縦長に配列するものである。
【0017】
容器台21は、容器22を取付ける上部ベース31と、この上部ベース31に取付ける下部ベース32と、この下部ベース32に取付ける給水口/吐水口ユニット33と、からなる。
容器22は、ステンレス若しくは樹脂材料で形成することが好ましい。
【0018】
上部ベース31は、容器22を固定する本体部35と、センタパイプ26を取付けるインナジョイント36と、このインナジョイント36を本体部35に一体的に取付けるアウタジョイント37と、からなる。
なお、本体部35は、インナジョイント36に連通させる上部連通孔38・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ)を備え、インナジョイント36は、上部連通孔38・・・に連通させるインナ連通孔39・・・を備える。
【0019】
給水口/吐水口ユニット33は、アウタジョイント37に接続する給水口パイプ部41と、インナジョイント36に接続する吐水口パイプ部42と、これらの給水パイプ部41及び吐水パイプ部42を支持する支持部材43と、この支持部材43の底43aを覆う裏蓋44と、を備える。
【0020】
給水パイプ部41は、先端に給水口14を形成し、この給水口14に給水ホース13(図1参照)を取付けるために給水リング46を着脱自在に取付けたものであり、吐水パイプ部42は、先端に吐水口16を形成し、この吐水口16に吐水ホース15(図1参照)を取付けるために吐水リング48を着脱自在に取付けたものである。
【0021】
図中、51,51は容器22と本体部35をシールするOリング、52は本体部35とアウタジョイント37をシールするOリング、53はアウタジョイント37と給水パイプ部41とをシールするOリング、54はインナジョイント36と吐水パイプ部42をシールするOリング、55・・・は本体部35にアウタジョイント37を止める止めねじ、56は下部ベース32に給水口/吐水口ユニット33を止める止めねじを示す。
【0022】
図3は本発明に係る浄水器のマグネットユニットの分解斜視図であり、マグネットユニット25は、水の磁気化を図るマグネット組立体57と、このマグネット組立体57を収納するマグネットケース58と、このマグネットケース58に被せるマグネット蓋59と、からなる。
【0023】
マグネット組立体57は、マグネット群としての上部マグネット群61,61と、これらの上部マグネット群61,61に吸着させたマグネット群としての下部マグネット群62,62と、からなり、これらの上部マグネット群61,61及び下部マグネット群62,62を交互に段積みしたものである。
【0024】
マグネットケース58は、マグネット組立体57を収納する外筒部63と、この外筒部63に形成することでマグネット蓋59に嵌合させる嵌合突起64・・・と、上部・下部マグネット群61,61,62,62を貫通させるとともにセンタパイプ26に貫通させる内筒部65と、水を通過させるための複数の通水孔66・・・と、を備える。
【0025】
外筒部63は、外形を容器22(図2参照)に沿わせるように円筒に形成し、内側をマグネット組立体57の外形に沿わせるように略正六角形に形成したものである。なお、67は外筒部63に嵌めるOリング、68は内筒部65に嵌めるOリングである。
マグネット蓋59は、マグネットケース58の嵌合突起64・・・に嵌める嵌合孔71・・・と、水を通過させるための通水孔72・・・と、を備える。
【0026】
図4は本発明に係る浄水器のマグネット組立体の分解斜視図である。
上部マグネット群61は、所定の方向に棒状のマグネット75・・・を略正六角形に吸着するとともに中心に空洞73を空けて組合わせたものであり、マグネット75・・・を水の流れ方向に沿って縦長に配列するものである。また、マグネット75は、棒状を呈し、断面視で一方の半円部分76をN極に着磁し、他方の半円部分77をS極に着磁したものである。
すなわち、上部マグネット群61は、マグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させることで、略正六角形に組合わせるものと言える。
【0027】
下部マグネット群62は、上部マグネット群61に吸着できるように、マグネット75・・・を略正六角形に吸着するとともに中心に空洞74を空けて組合わせたものである。なお、マグネット75・・・は、上部マグネット群61に使用したマグネット75・・・と同一の部品である。
【0028】
言い換えれば、下部マグネット群62は、上部マグネット群61を構成する個々のマグネット75を上部ピース75A、下部マグネット群62を構成する個々のマグネット75を下部ピース75Bとすれば、上部ピース75A・・・個々に接する下部ピース75B・・・個々の極性を逆に配列したものである。
【0029】
すなわち、浄水器10(図2参照)は、段積みした上下に隣り合うマグネット群のうちの上部に位置するマグネット群を上部マグネット群61、下部に位置するマグネット群を下部マグネット群62と呼び、上部マグネット群61を構成する個々のマグネット75を上部ピース75A、下部マグネット群62を構成する個々のマグネット75を下部ピース75Bと呼ぶときに、上部ピース75A・・・個々に接する下部ピース75B・・・個々の極性を逆に配列したものと言うことができる。
【0030】
上部ピース75A・・・個々に接する下部ピース75B・・・個々の極性を逆に配列することで、上部マグネット群61と下部マグネット群62とで、相対する磁界を形成することができる。この結果、水の磁気化を促進することができる。
【0031】
図5は本発明に係る浄水器のマグネットユニットの斜視図であり、浄水器10(図2参照)は、マグネット75を、断面視で一方の半円部分76をN極に着磁し、他方の半円部分77をS極に着磁したものとも言える。
マグネット75を、断面視で一方の半円部分76をN極に着磁し、他方の半円部分77をS極に着磁することで、後述するように、一つのマグネット75のN極に他のマグネット75のS極を吸着して線状に配列することができ、この線状に並べたマグネット75・・・を螺旋状にも巻付けることもできる。この結果、複数のマグネット75・・・を組合わせて扱うことができ、浄水器10(図2参照)の組立時間の短縮を図ることができる。
【0032】
また、浄水器10(図2参照)は、上部・下部マグネット群61,62(62は不図示)を、マグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させることで、略正六角形に組合わせたものとも言える。
上部・下部マグネット群61,62(62は不図示)を、マグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させ、略正六角形に組合わせることで、複数のマグネット75・・・をマグネット75・・・のみで一体的に組立てることができる。この結果、例えば、マグネット75・・・を配列するための部材(ホルダ等)を必要としないので、浄水器10のコストの低減を図ることができる。
【0033】
図6は本発明に係る浄水器のマグネットユニットの内部断面を示す斜視図であり、マグネット75・・・に棒状のものを用い、マグネット75・・・を水の流れ方向に沿って縦長に配列したことを示す。
すなわち、マグネット75・・・に棒状のものを用い、マグネット75・・・を水の流れ方向に沿って縦長に配列することで、リング状にマグネット75・・・を配列する場合にも、1種類のマグネット75・・・で形成することができ、部品の共通化を図ることができる。この結果、部品管理の簡素化を図ることができる。
【0034】
また、浄水器10(図2参照)は、上部・下部マグネット群61,62を、複数個段積みしたものとも言える。
上部・下部マグネット群61,62を、複数個段積みすることで、水を磁気化することで活性化するエリアを容易に増やすことができる。
なお、矢印Aは給水の流れの一例を示し、マグネット75・・・同士の隙間をぬって通水可能であることを示す。また、矢印Bは吐水の流れを示す。
【0035】
以上に述べた浄水器10(図2参照)の作用を次に説明する。
図7(a)〜(c)は本発明に係る浄水器の作用説明図(その1)であり、上部マグネット群61(図4参照)の組立手順の一例を示す。
(a)において、所定数のマグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させで一列に配列する。
(b)において、マグネット75・・・と同径の棒状治具79に、一列に配列したマグネット75・・・を反時計方向に矢印b1の如く巻き付ける。
【0036】
(c)において、マグネット75・・・を、更に螺旋状に矢印c1の如く巻き付けて上部マグネット群61を完成し、この上部マグネット群61から棒状治具79を矢印c2の如く抜き取る。
【0037】
上部マグネット群61は、棒状治具79を抜き取っても、マグネット75・・・の円筒面78・・・同士が吸着し、所定の略正六角形を保つことができる。この結果、マグネット75・・・を配列するための部材(ホルダ等)を必要としないので、浄水器10のコストの低減を図ることができる。
なお、図3に示すマグネットケース58の内筒部65の外径は、棒状治具79の外径と略同一径であるものとする。
【0038】
図8(a)〜(c)は本発明に係る浄水器の作用説明図(その2)であり、下部マグネット群62(図4参照)の組立手順の一例を示す。
(a)において、所定数のマグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させで一列に配列する(図7(a)と同一に配列)。
(b)において、マグネット75・・・と同径の棒状治具79に、一列に配列したマグネット75・・・を時計方向に矢印b2の如く巻き付ける。
【0039】
(c)において、マグネット75・・・を、更に螺旋状に矢印c3の如く巻き付けて下部マグネット群62を完成し、この下部マグネット群62から棒状治具79を矢印c4の如く抜き取る。
【0040】
一列に配列したマグネット75・・・を時計方向に矢印b2の如く巻き付けることで、図7に示す上部マグネット群61と相対する磁界を容易に形成することができる。
【0041】
図9は本発明に係る浄水器の原水及び浄水の流れを示す説明図であり、浄水器10は、給水口14から入水させた原水を、容器22の下方から上方に向かってマグネット組立体57を通過させることで原水の磁気化を進め、濾過材24を通過させることで原水の浄化を進めるとともにさらにセンタパイプ26中を上部から下部に向けて流すことでさらなる水の磁気化を進め、浄水を吐水口16から浄水を吐水させるものであり、マグネット75・・・に棒状のものを用い、マグネット75・・・を水の流れ方向に沿って縦長に配列するものなので、1種類のマグネット75・・・でマグネットユニット25を形成することができる。この結果、部品の共通化を図ることができる。
【0042】
図10は本発明に係る第2の実施の形態の浄水器の正面断面図であり、浄水器10(図2参照)に使用した部品と同一部品は同一符号を用い詳細な説明は省略する。
図中、14は給水口、16は吐水口、21は容器台、22は容器、23は取付けリング、24は濾過材、26はセンタパイプ、27は上部支持部材、28は筒状カバー、31は上部ベース、32は下部ベース、33は給水口/排水口ユニット、36はインナジョイント、37はアウタジョイント、38は上部連通孔、39はインナ連通孔、44は裏蓋、46は給水リング、48は吐水リングを示す。
【0043】
浄水器90は、上部・下部マグネット群61,61,62,62からなるマグネット組立体57を直接的にセンタパイプ26にセットしたものである。なお、91は通水孔92・・・を形成した上部トレイ、93は通水孔94・・・を形成した下部トレイである。
【0044】
図11は本発明に係る第2の実施の形態の浄水器の主要部品を示す斜視図であり、浄水器90は、上部マグネット群61を、マグネット75・・・の円筒面78・・・同士を吸着させ、略正六角形に組合わせることで、複数のマグネット75・・・をマグネット75・・・のみで一体的に組立てることができる(下部マグネット群62も同様)。この結果、マグネット75・・・を配列するための部材を必要としないので、浄水器90のコストの低減を図ることができる。
【0045】
尚、実施の形態では図4に示すように、マグネット組立体57は、2つの上部マグネット群61,61及び2つの下部マグネット群62,62とで構成したが、これに限るものではなく、上部マグネット群若しくは下部マグネット群のどちらか一方を1組でもよく、又上部マグネット群及び下部マグネット群の組合わせの数は任意である。
【0046】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1では、マグネットに棒状のものを用い、マグネットを水の流れ方向に沿って縦長に配列したので、例えば、リング状にマグネットを配列する場合にも、1種類のマグネットで形成することができ、部品の共通化を図ることができる。この結果、部品管理の簡素化を図ることができる。
【0047】
請求項2では、マグネットを、断面視で一方の半円部分をN極に着磁し、他方の半円部分をS極に着磁したので、例えば、一つのマグネットのN極に他のマグネットのS極を吸着して線状に配列することができ、この線状に並べたマグネットを螺旋状にも巻付けることもできる。この結果、複数のマグネットを組合わせて扱うことができ、浄水器の組立時間の短縮を図ることができる。
【0048】
請求項3では、マグネット群を、マグネットの円筒面同士を吸着させることで、略正六角形に組合わせたので、複数のマグネットをマグネットのみで一体的に組立てることができる。この結果、マグネットを配列するために、例えば、部材を必要としないので、浄水器のコストの低減を図ることができる。
【0049】
請求項4では、マグネット群を、複数個段積みしたので、水を磁気化することで活性化するエリアを容易に増やすことができる。
【0050】
請求項5では、段積みした上下に隣り合うマグネット群のうちの上部に位置するマグネット群を上部マグネット群、下部に位置するマグネット群を下部マグネット群と呼び、上部マグネット群を構成する個々のマグネットを上部ピース、下部マグネット群を構成する個々のマグネットを下部ピースと呼ぶときに、上部ピース個々に接する下部ピース個々の極性を逆に配列したので、上部マグネット群と下部マグネット群とで、相対する磁界を形成することができる。この結果、水の磁気化を促進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る浄水器の接続状態を示す斜視図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】本発明に係る浄水器のマグネットユニットの分解斜視図
【図4】本発明に係る浄水器のマグネット組立体の分解斜視図
【図5】本発明に係る浄水器のマグネットユニットの斜視図
【図6】本発明に係る浄水器のマグネットユニットの内部断面を示す斜視図
【図7】本発明に係る浄水器の作用説明図(その1)
【図8】本発明に係る浄水器の作用説明図(その2)
【図9】本発明に係る浄水器の原水及び浄水の流れを示す説明図
【図10】本発明に係る第2の実施の形態の浄水器の正面断面図
【図11】本発明に係る第2の実施の形態の浄水器の主要部品を示す斜視図
【図12】特開平10−202266号公報の図2の再掲図
【符号の説明】
10,90…浄水器、14…給水口、16…吐水口、22…容器、24…濾過材、61,62…マグネット群(上部・下部マグネット群)、75…マグネット、75A…上部ピース、75B…下部ピース、76…一方の半円部分、77…他方の半円部分、78…円筒面。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a water purifier for purifying and activating water.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art A water purifier in which a container is filled with a filtering material and a plurality of magnets are arranged is known (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-202266 (
[0004]
FIG. 12 is a reproduction of FIG. 2 of JP-A-10-202266.
The water purifier of Patent Literature 1 is a water purifier in which a container is filled with a filtering material and a magnet holder set 200 in which a plurality of magnets are arranged is housed. , A plurality of magnets, the same applies hereinafter),
[0005]
In the drawing,
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described water purifier, when assembling the magnet holder set 200, the
In addition,
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to provide a water purifier that can easily arrange magnets and can use common magnets.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first aspect of the present invention is to store a filtering material and a magnet in a container provided with a water supply port and a water discharge port, and to pass raw water supplied from the water supply port through the filtering material and the magnet to purify the raw water. In a water purifier that activates and discharges purified water from a water discharge port, a rod-shaped magnet is used, and the magnets are vertically arranged along the flow direction of water.
[0009]
The fact that the magnets can be easily arranged is advantageous in shortening the assembling time of the water purifier, and if the magnets to be assembled can be shared, parts management can be simplified. This is preferable because it is possible.
Therefore, a rod-shaped magnet was used, and the magnets were vertically arranged along the flow direction of water. For example, by using a rod-shaped magnet as the magnet and arranging the magnet vertically along the flow direction of water, even when arranging the magnet in a ring shape, it can be formed by one kind of magnet. Commonality can be achieved. As a result, parts management can be simplified.
[0010]
A second aspect of the present invention is characterized in that one semicircular portion of the magnet is magnetized to the N pole and the other semicircular portion is magnetized to the S pole in cross section.
By magnetizing a magnet with one semi-circular portion at the N-pole and the other semi-circular portion at the S-pole in cross-sectional view, for example, the N-pole of one magnet is connected to the S-pole of another magnet. The magnets can be attracted and arranged in a line, and the magnets arranged in a line can be spirally wound. As a result, a plurality of magnets can be handled in combination, and the assembly time of the water purifier can be reduced.
[0011]
A third aspect of the present invention is characterized in that the magnet group is combined into a substantially regular hexagon by adsorbing the cylindrical surfaces of the magnet.
A plurality of magnets can be integrally assembled with only the magnets by assembling the magnet group into a substantially regular hexagon by adsorbing the cylindrical surfaces of the magnets. As a result, for example, no member is required to arrange the magnets, so that the cost of the water purifier can be reduced.
[0012]
A fourth aspect is characterized in that a plurality of magnet groups are stacked.
By stacking a plurality of magnet groups, the area activated by magnetizing water can be easily increased.
[0013]
The upper magnet group of the stacked vertically adjacent magnet groups is referred to as an upper magnet group, and the lower magnet group is referred to as a lower magnet group. When the individual magnets constituting the upper piece and the lower magnet group are referred to as the lower piece, the polarity of the lower piece in contact with the upper piece is arranged in reverse.
By arranging the polarities of the lower pieces in contact with the upper pieces in reverse, the opposing magnetic fields can be formed by the upper magnet group and the lower magnet group. As a result, the magnetization of water can be promoted.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings. The drawings should be viewed in the direction of reference numerals.
FIG. 1 is a perspective view showing a connection state of a water purifier according to the present invention. A
[0015]
The
The
[0016]
FIG. 2 is a sectional view taken along line 2-2 of FIG. However, the direction of the
The
[0017]
The
The
[0018]
The
The
[0019]
The water supply /
[0020]
The water
[0021]
In the figure, 51 and 51 are O-rings for sealing the
[0022]
FIG. 3 is an exploded perspective view of a magnet unit of the water purifier according to the present invention. The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The outer
The
[0026]
FIG. 4 is an exploded perspective view of the magnet assembly of the water purifier according to the present invention.
The
That is, it can be said that the
[0027]
The
[0028]
In other words, the
[0029]
That is, in the water purifier 10 (see FIG. 2), among the stacked vertically adjacent magnet groups, the upper magnet group is referred to as an
[0030]
[0031]
FIG. 5 is a perspective view of a magnet unit of the water purifier according to the present invention. In the water purifier 10 (see FIG. 2), the
By magnetizing the
[0032]
Further, the water purifier 10 (see FIG. 2) is configured so that the upper and
By combining the upper and
[0033]
FIG. 6 is a perspective view showing the internal cross section of the magnet unit of the water purifier according to the present invention, in which rods are used as the
That is, by using a bar-shaped
[0034]
In addition, it can be said that the water purifier 10 (see FIG. 2) is obtained by stacking a plurality of upper and
By stacking a plurality of the upper and
Arrow A indicates an example of the flow of water supply, and indicates that water can be passed through gaps between
[0035]
The operation of the water purifier 10 (see FIG. 2) described above will now be described.
FIGS. 7A to 7C are explanatory views (part 1) of the operation of the water purifier according to the present invention, and show an example of an assembling procedure of the upper magnet group 61 (see FIG. 4).
In (a), a predetermined number of
In (b),
[0036]
In (c), the
[0037]
Even when the
Note that the outer diameter of the inner
[0038]
8 (a) to 8 (c) are operation explanatory diagrams (part 2) of the water purifier according to the present invention, and show an example of an assembling procedure of the lower magnet group 62 (see FIG. 4).
7A, a predetermined number of
In (b),
[0039]
In (c), the
[0040]
By winding the
[0041]
FIG. 9 is an explanatory diagram showing the flow of raw water and purified water of the water purifier according to the present invention. The
[0042]
FIG. 10 is a front sectional view of a water purifier according to a second embodiment of the present invention, and the same parts as those used in the water purifier 10 (see FIG. 2) are denoted by the same reference numerals and detailed description is omitted.
In the figure, 14 is a water supply port, 16 is a water discharge port, 21 is a container base, 22 is a container, 23 is a mounting ring, 24 is a filter material, 26 is a center pipe, 27 is an upper support member, 28 is a cylindrical cover, 31 Is an upper base, 32 is a lower base, 33 is a water supply / drain unit, 36 is an inner joint, 37 is an outer joint, 38 is an upper communication hole, 39 is an inner communication hole, 44 is a back cover, 46 is a water supply ring,
[0043]
In the
[0044]
FIG. 11 is a perspective view showing main components of a water purifier according to a second embodiment of the present invention. The
[0045]
In the embodiment, as shown in FIG. 4, the
[0046]
【The invention's effect】
The present invention has the following effects by the above configuration.
In the first aspect, a rod-shaped magnet is used, and the magnets are vertically arranged along the flow direction of water. For example, even when the magnets are arranged in a ring shape, they can be formed by one kind of magnet. It is possible to use common parts. As a result, parts management can be simplified.
[0047]
According to the second aspect, the magnet is magnetized with one semicircular portion being N-pole and the other semicircular portion being magnetized with the S-pole in cross-sectional view. The S poles can be attracted and arranged linearly, and the linearly arranged magnets can be wound spirally. As a result, a plurality of magnets can be handled in combination, and the assembly time of the water purifier can be reduced.
[0048]
According to the third aspect, the magnet group is combined into a substantially regular hexagon by adsorbing the cylindrical surfaces of the magnets, so that a plurality of magnets can be integrally assembled using only the magnets. As a result, for example, no member is required to arrange the magnets, so that the cost of the water purifier can be reduced.
[0049]
In the fourth aspect, since a plurality of magnet groups are stacked, the area to be activated by magnetizing water can be easily increased.
[0050]
In
[Brief description of the drawings]
1 is a perspective view showing a connection state of a water purifier according to the present invention; FIG. 2 is a cross-sectional view taken along line 2-2 of FIG. 1; FIG. 3 is an exploded perspective view of a magnet unit of the water purifier according to the present invention; FIG. 5 is an exploded perspective view of a magnet assembly of the water purifier according to the present invention. FIG. 5 is a perspective view of a magnet unit of the water purifier according to the present invention. FIG. 6 is a perspective view showing an internal cross section of the magnet unit of the water purifier according to the present invention. FIG. 7 is an explanatory view of the operation of the water purifier according to the present invention (part 1).
FIG. 8 is a view for explaining the operation of the water purifier according to the present invention (part 2).
FIG. 9 is an explanatory view showing the flow of raw water and purified water of the water purifier according to the present invention. FIG. 10 is a front sectional view of a water purifier according to a second embodiment of the present invention. FIG. FIG. 12 is a perspective view showing main parts of a water purifier according to a second embodiment. FIG. 12 is a reprint of FIG.
10, 90: water purifier, 14: water inlet, 16: water outlet, 22: container, 24: filter material, 61, 62: magnet group (upper / lower magnet group), 75: magnet, 75A: upper piece, 75B ... lower piece, 76 ... one semi-circular part, 77 ... the other semi-circular part, 78 ... cylindrical surface.
Claims (5)
前記マグネットは、棒状であって水の流れ方向に沿って縦長に配列したことを特徴とする浄水器。Filtering material and a magnet are stored in a container provided with a water supply port and a water discharge port. Raw water supplied from the water supply port is passed through the filter medium and the magnet, and the raw water is purified and activated to discharge purified water from the water discharge port. In the vessel,
The water purifier, wherein the magnet has a rod shape and is vertically arranged along a flow direction of water.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003091442A JP2004298664A (en) | 2003-03-28 | 2003-03-28 | Water cleaner |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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JP (1) | JP2004298664A (en) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012074211A2 (en) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | (주)이오렉스 | Ionization water treatment apparatus using carbon nanotubes |
CN104275022A (en) * | 2014-10-27 | 2015-01-14 | 福建金源泉科技发展有限公司 | Faucet water purifier |
-
2003
- 2003-03-28 JP JP2003091442A patent/JP2004298664A/en active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012074211A2 (en) * | 2010-12-01 | 2012-06-07 | (주)이오렉스 | Ionization water treatment apparatus using carbon nanotubes |
WO2012074211A3 (en) * | 2010-12-01 | 2012-07-26 | (주)이오렉스 | Ionization water treatment apparatus using carbon nanotubes |
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