JP2004298417A - 温冷覚検査器具 - Google Patents

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JP2004298417A
JP2004298417A JP2003095148A JP2003095148A JP2004298417A JP 2004298417 A JP2004298417 A JP 2004298417A JP 2003095148 A JP2003095148 A JP 2003095148A JP 2003095148 A JP2003095148 A JP 2003095148A JP 2004298417 A JP2004298417 A JP 2004298417A
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Masayoshi Takamizawa
正義 高見沢
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Nabtesco Corp
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Abstract

【課題】温冷覚の測定をスイッチの切替無しで一つの装置で容易に行うことができる。
【解決手段】ペルチェ素子102と、その低温側に密着固定されている冷温感知用伝熱板とその高温側に密着固定されている高温感知用伝熱板と放熱装置108で構成し、冷感感知用伝熱板に温度測定手段を設け、冷感感知用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用い、温感感知用伝熱板に温度測定手段を設け、放熱装置としてファンを用い、温感知用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプで構成する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、局所麻酔等における温冷覚の有無を調べるために用いられる温冷覚測定器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から医療の現場では、神経疾患の患者に対して感覚障害を測定することは、神経疾患の症状を見る上で大変重要な事項であった。感覚障害の検査には、痛覚、温度覚、触覚などがある。このなかで、温度感覚の検査は、試験管またはフラスコに温湯と冷水を入れたものを用いて温覚を検査する時は、温湯の入った試験管またはフラスコを患部に当て、また冷覚を測定するときは冷水の入った試験管またはフラスコを患部に当て、検査されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般に温湯は40〜45℃ぐらい、冷水は10℃ぐらいがよいとされているが、前記試験管またはフラスコに温湯と冷水を入れたものを用いて検査している温度覚検査方法では、すぐに温度が変化していしまうため、大きな試験管またはフラスコを用いなければならなかった。さらに、検査時には水温が変化している場合もあり、定量的な検査ができないという問題があった。また、特開平8−243106のような装置もあるが、ペルチェ素子の人体接触面を冷覚検査用に温度を下げて使用した場合、人体から伝わる熱により冷覚検査面の温度が上がっても温度測定手段が無いため適正な温度で検査箇所を検査できていないこともあった。そのためある検査箇所を測定した後、ある程度時間を置いて冷覚検査面が所定の温度になってから次の検査箇所を検査しなければならず、続けて複数の検査箇所を検査したり、ある程度の時間検査するために適した温度覚測定装置がなかった。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−243106号公報
【0005】
本発明の目的は、上述した課題に鑑みてなされたものであり、温度覚の検査時の機器の検査面の温度を正確に知ることができ、検査がいつでも定量的に行うことができる温度覚測定器具を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のペルチェ素子を用いた温冷覚検査器は、ペルチェ素子と、該ペルチェ素子の低温側に密着固定されている冷覚検査用伝熱板と前記ペルチェ素子の高温側に密着固定されている温覚検査用伝熱板と該温覚検査用伝熱板に取り付けられている放熱装置からなる温冷覚の有無を調べるために用いられる温冷覚測定器において、前記冷覚検査用伝熱板に温度測定手段を設けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、、ペルチェ素子の電流値を調整することにより冷覚検査用伝熱板の温度を所定の温度に保つことができ、正確な温度数値による測定をすることができるようになる。
【0007】
前記冷覚検査用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いたことを特徴とする。このような構成にすることにより前記冷覚検査用伝熱板全体を迅速に均一な温度にすることができ、前記冷覚検査用伝熱板上に温度分布ができてしまうことを防ぐことができる。
【0008】
前記ペルチェ素子及び冷覚検査用伝熱板を2組取り付けたことを特徴とする。このような構成にすることにより例えば指先の冷覚を親指と人差指等、同時に二本計れ、冷覚を比較することにより、診断に役立つ情報を得ることができる。
【0009】
前記温覚検査用伝熱板に温度測定手段を設けたことを特徴とする。このような構成にすることにより、正確な温度数値で温覚を測定することができるようになる。
【0010】
前記放熱装置としてファンを用いたことを特徴とする。このような構成にすることによりファンの電流を制御してファンの回転数を制御し、従って風量を制御することにより前記冷覚検査用伝熱板の温度を一定に保ったまま前記温覚検査用伝熱板の温度を予め決められた所定の温度に保つことができるようになる。
【0011】
前記温覚検査用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いたことを特徴とする。このような構成にすることにより前記温覚検査用伝熱板全体を迅速に均一な温度にすることができ、前記温覚検査用伝熱板上に温度分布ができてしまうことを防ぐことができる。
【0012】
前記温覚検査用伝熱板の温覚検査部を2箇所設けたことを特徴とする。このような構成にすることにより例えば指先の温覚を親指と人差指等、同時に二本計れ、温覚を比較することにより、診断に役立つ情報を得ることができる。
【0013】
前記冷覚検査部及び前記温覚検査部の角度がわかるようにしたことを特徴とする。このような構成にすることにより、患者に余計な負担をかけることなく測定したい部分に対して素早く冷感と温感を切り替えることができる。
【実施の形態】
【0014】
図1は本発明の温冷覚測定器の一例を示す図である。図1において、温冷覚測定器100は、温冷覚測定部101と取っ手部110により構成されている。温冷覚測定部101はペルチェ素子102の冷却側に冷感感知用伝熱板103が取り付けられている。該冷感感知用伝熱板103はペルチェ素子により所定の温度に冷却され腕や足等の患者の測定部に接触して冷感を測定する。ペルチェ素子の反対面は温度が高温になるので、コの字形状の温感感知用伝熱板104が取り付けられている。コの字形状の105部分がペルチェ素子に接触し、106及び107部にペルチェ素子の熱が伝えられ温度が上がるようになっている。さらに、106及び107の2箇所で温感を測定できることにより、例えば親指106に人差し指を107に接触させることにより、温感を同時に計ることができるようになり、温感の比較ができることにより、診断をするために有用な情報を得ることができる。該温感感知用伝熱板104は熱伝導率の高い素材で構成しても細孔トンネルプレート型ヒートパイプで構成してもよい。108は放熱フィンである。前記温感感知用伝熱板104の温度が上がり過ぎないように、所定の温度に保たれるように放熱フィン108を取り付ける。また109はファンである。このようにファンを配置することによりフィンだけでは取り除くことができない熱を放熱し、所定の温度に保つことができる。また、前記冷感感知用伝熱板103に熱電対等の温度検出器を配置し、該熱電対により測定された温度信号からペルチェ素子に流す電流を調整することにより、より正確に予め決められた所定の温度に前記冷感感知用伝熱板103を保つこともできる。また前記温感感知用伝熱板104に別の熱電対等の温度検出器を配置することにより、ファンの回転を調整し、より正確に予め決められた所定の温度に前記温感感知用伝熱板104を保つこともできる。
次に取っ手部102の構成について説明する。取っ手110は断面形状が多角形で形成されており、その面は前記冷感感知用伝熱板103及び前記温感感知用伝熱板104の温冷覚測定面と平行になっている。このような構成にすることにより指先だけの感覚で素早く前記冷感感知用伝熱板103及び前記温感感知用伝熱板104の温冷覚測定面を測定部に向けることができ、測定を素早く行うことができる。また取っ手110内は空洞になっていて該空洞内を温度測定手段からのケーブルやぺルチェ素子やファンへの電源ケーブルを通すことができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明のペルチェ素子を用いた温冷覚検査器は、請求項1の発明によればペルチェ素子と、該ペルチェ素子の低温側に密着固定されている冷温覚検査用伝熱板と前記ペルチェ素子の高温側に密着固定されている温検査用伝熱板と該温覚検査用伝熱板に取り付けられている放熱装置からなる温冷覚の有無を調べるために用いられる温冷覚測定器において、前記冷覚検査用伝熱板に温度測定手段を設けた構成にすることにより、ペルチェ素子の電流値を調整することにより冷覚検査用伝熱板の温度を所定の温度に保つことができ、正確な温度数値による測定をすることができるようになる。
請求項3の発明によれば、前記冷感感知用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いた構成にすることにより、前記冷感感知用伝熱板全体を迅速に均一な温度にすることができ、前記冷感感知用伝熱板上に温度分布ができてしまうことを防ぐことができる。
請求項4の発明によれば、前記ペルチェ素子及び冷感感知用伝熱板を2組取り付けた構成にすることにより例えば指先の冷感を親指と人差指等、同時に二本計れ、冷感を比較することにより、診断に役立つ情報を得ることができる。
請求項5の発明によれば、前記温感感知用伝熱板に温度測定手段を設けた構成にすることにより、正確な温度数値で温感を測定することができるようになる。
請求項6の発明によれば、前記放熱装置としてファンを用いた構成にすることにより、ファンの電流を制御してファンの回転数を制御し、従って風量を制御することにより前記冷感感知用伝熱板の温度を一定に保ったまま前記温感感知用伝熱板の温度を予め決まられた所定の温度に保つことができるようになる。
請求項7の発明によれば、前記温感知用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いた構成にすることにより、前記温感感知用伝熱板全体を迅速に均一な温度にすることができ、前記温感感知用伝熱板上に温度分布ができてしまうことを防ぐことができる。
請求項8の発明によれば、前記温感知用伝熱板の温感感知部を2箇所設けた構成にすることにより、例えば指先の温感を親指と人差指等、同時に二本計れ、温感を比較することにより、診断に役立つ情報を得ることができる。
請求項9の発明によれば、前記冷感感知部及び前記温感感知部の角度がわかるようにした構成にすることにより、患者に余計な負担をかけることなく測定したい部分に対して素早く冷感と温感を切り替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本件発明の実施例の縦断面図である。
【図2】本件発明の実施例の正面図である。
【符号の説明】
100 温冷覚測定器
110 取っ手部
102 ペルチェ素子
103 冷感感知用伝熱板
104 温感感知用伝熱板
108 放熱フィン

Claims (8)

  1. ペルチェ素子と、該ペルチェ素子の低温側に密着固定されている冷覚検査用伝熱板と前記ペルチェ素子の高温側に密着固定されている温覚検査用伝熱板と該温覚検査用伝熱板に取り付けられている放熱装置からなる温冷覚の有無を調べるために用いられる温冷覚検査器において、前記冷覚検査用伝熱板に温度測定手段を設けたことを特徴とする温冷覚測定器。
  2. 前記冷覚検査用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いたことを特徴とする請求項1に記載の温冷覚測定器。
  3. 前記ペルチェ素子及び冷覚検査用伝熱板を2組取り付けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の温冷覚測定器。
  4. 前記温覚検査用伝熱板に温度測定手段を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の温冷覚測定器。
  5. 前記放熱装置としてファンを用いたことを特徴とする請求項1、2,3又は4に記載の温冷覚測定器。
  6. 前記温覚検査用伝熱板としてプレート型細孔ヒートパイプを用いたことを特徴とする請求項1、2,3,4又は5に記載の温冷覚測定器。
  7. 前記温覚検査用伝熱板の温覚検査部を2箇所設けたことを特徴とする請求項1、2,3,4、5又は6に記載の温冷覚測定器。
  8. 前記冷覚検査部及び前記温覚検査部の角度がわかるようにしたことを特徴とする請求項1、2,3,4、5、6又は7に記載の温冷覚測定器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014514947A (ja) * 2011-04-26 2014-06-26 ユニヴァーシティ オブ ブライトン ニューロパシー検査装置

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