JP2004297116A - ネットワーク接続システムとトラフィックシェーピング方法 - Google Patents

ネットワーク接続システムとトラフィックシェーピング方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容する際、設定されたDSLレートに応じたシェーピング処理を容易に行う。
【解決手段】パケットスケジューリング装置4は、DSLレートとパケットレート間のオーバヘッド量を補正して、DSLレート情報10をパケットレートに変換し、出力されるIPパケットの伝送レートがパケットレート以下となるように、インターネット網7からのIPパケットのシェーピング処理を行う。IP/ATM変換器3は、パケットスケジューリング装置4からのIPパケットをATMセルに変換する。DSL多重装置1は、現在設定されているDSLのレートをDSLレート情報10として出力するDSLカレントレート検出部20を有し、IP/ATM変換器3からのATMセルまたはパケットスケジューリング装置4からのIPパケットを、電話回線を利用したDSL処理を行ってユーザ端末5に送信する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムに関し、特に、IP網であるインターネット網からのIPパケットの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットとの高速な接続を可能とする技術として、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line:非対称デジタル加入者専用線)を代表とした各種DSL技術が普及しつつある。
【0003】
このようなDSL技術も用いた従来のネットワーク接続システムの構成を図5に示す。
【0004】
この従来のシステムでは、パソコン等のユーザ端末5が電話局106を介してIP網であるインターネット網7に接続されている。そして、電話局106内には、IP(Internet Protocol)/ATM(Asynchronous Transfer Mode)変換器3と、DSL多重装置101が設けられており、このIP/ATM変換器3とDSL多重装置101とはATM網2により接続されている。図5では、DSL多重装置1には1つのユーザ端末5しか接続されていないが、実際は多数のユーザ端末がそれぞれ電話回線を介して接続されている。
【0005】
IP/ATM変換器3は、インターネット網7からのIPパケットをATMセルに変換する処理を行うプロトコル変換器としての動作を行っている。
【0006】
DSL多重装置101は、多数のユーザ端末5との間の多重/分離処理、終端処理等を行うことにより電話回線を利用したDSL処理を行っている。
【0007】
このようなネットワーク接続システムによれば、ユーザ端末5まで特別な回線を設けることなく、電話回線を利用してユーザ端末5とインターネット網7との間で高速なデータ通信が可能となる。
【0008】
また、DSL技術では、DSL回線の設定を行うハンドシェイクの際に使用される帯域幅が設定される。そのため、DSL多重装置101では、多重化された後のATMセルの伝送速度が設定されたDSLの帯域を越えることがないように、送信するセルのシェーピングが行われている。このシェーピングとは、設定されている帯域幅に応じて、セルの伝送速度を調整する機能であり、例えばトークンバッファを用いることにより実現される。
【0009】
従来のシステムでは、DSL多重装置101は、ハンドシェイクの際に設定された帯域幅(伝送レート)でユーザ端末5に対して送信するATMセルの伝送レートのシェーピングを行っていた。しかし、電話回線の回線状況が外部雑音の影響等により変動するため、使用する帯域幅を回線の接続中に変更する技術が提案されるようになってきた。
【0010】
このように回線の接続中に設定された帯域幅が変更された場合でも、レートの変化に対応してシェーピングを行うレートを変化させる技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0011】
上述した従来のネットワーク接続システムでは、インターネット網7からのIPパケットはIP/ATM変換器3によりATMセルに変換された後にATM網2、DSL多重装置101を介してユーザ端末5に送信されていた。しかし、インターネット網7からのIPパケットをATMセルに変換することなく、IPパケットのままユーザ端末5に送信する。
【0012】
図5に示した従来のネットワーク接続システムでは、インターネット網7を介して電話局106に伝送されてくるIPパケットを、IP/ATM変換器3においてATMセルに変換してからユーザ端末5まで転送するセルベースのDSL技術であった。しかし、近年インターネット網7からのIPパケットをATMセルに変換することなくユーザ端末5まで転送するパケットベースのDSL技術が提案されている。しかし、DSL多重装置101では、約1000〜2000回線という多数のユーザ端末5を収容しなければならないため、セルベースのDSLとパケットベースのDSLが混在することとなる。
【0013】
このような従来の他のネットワーク接続システムを図6に示す。この図6に示したシステムでは、電話局206内には、DSL多重装置201が設けられている。このDSL多重装置201はインターネット網7からのIPパケットを直接ユーザ端末に送信することができるようになっている。しかし、このようにセルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容する場合、従来と同様の方法では、ユーザ端末5へ送信するデータの伝送レートを設定されたDSLのレート内に収まるように制御するには煩雑な処理が必要となる。その理由を以下に説明する。
【0014】
図7に示すように、IPパケットをATMセルに変換する際には、各ATMセルにはヘッダが設けられる。そのため、IPパケットとATMセルとでは同じデータを伝送しようとしても伝送速度が異なることになる。そのため、ATMセルとIPパケットを同じ基準によりシェーピング制御することはできず、それぞれ異なる基準を用いてシェーピング制御を行う必要が発生する。
【0015】
さらに、近年では、インターネット網を介したサービスとして、IP電話、動画鑑賞等の様々なサービスが提案されて利用されるようになってきている。しかし、これらの各種サービスを同じ通信品質で提供したのでは問題が発生する。Webページの鑑賞やEメール等のサービスについては、多少の遅延等は問題とならないが、IP電話や動画鑑賞中にデータの伝送が中断してはサービスとして成立しなくなる。そのため、提供するサービスの内容に基づいて通信品質を換える必要がある。
【0016】
そのため、従来は、一定の通信品質を確保したいIP電話や動画鑑賞等のサービスには、一定のセルレートを割り当てる固定ビットレート(CBR:Constant Bit Rate)サービスを適用し、Webページの検索等の伝送速度を保証する必要の無いサービスには、可変ビットレート(VBR:Variable Bit Rate)サービスを割り当てる等の方法が用いられていた。
【0017】
しかし、今後も様々な種類のサービスがインターネットを介して行われることが考えられる。そのため、単に優先して提供されるサービス、優先されないベストエフォートのサービスだけでなく、最低レート保証が行われるサービス等の様々な保証クラスのサービスが同一回線を介して提供されるものと思われる。
【0018】
しかし、上述した従来のシステムでは、DSL多重化装置201において、ATMセルとIPパケットという同じ基準により制御を行うことができない2種類のプロトコルに基づくデータの処理を行いつつ、特定のサービスの最低レート保証を実現しようとすると複雑な処理が必要となり、様々な品質保証クラスを設定したQoS(Quality of Service)制御を容易に実現することは困難である。
【0019】
さらに、従来のネットワーク接続システムでは、ユーザ端末5の数が多数になると複数のDSL多重装置201を設けて回線を収容することになるが、複数設けられた各DSL多重装置201においてトラフィックのシェーピング処理を行う必要があるため、管理コスト、開発コストが増大してコストの削減を図ることができないという問題も発生する。
【0020】
【特許文献1】
特開平10−84346号公報
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のネットワーク接続システムでは、下記のような問題点があった。
(1)セルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容する際に、設定された前記第2のプロトコルに基づくレートに応じてシェーピング処理を行うとすると煩雑な基準が必要となる。
(2)セルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容しつつ、様々な品質保証クラスのサービスを多重化して送出する際に、多重化後のレートが設定されたDSLレートを越えないようにするとともに、最低レート保証クラスのサービスを実現することが困難である。
【0022】
本発明の目的は、セルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容する際に、設定されたDSLレートに応じたシェーピング処理を容易に行うことができるネットワーク接続システムを提供することである。
【0023】
また、本発明の他の目的は、セルベースのDSLとパケットベースのDSLを混在して収容しつつ、様々な品質保証クラスのサービスを多重化して送出する際に、多重化後のレートが設定されたDSLレートを越えないようにするとともに、最低レート保証クラスのサービスを実現することができるネットワーク接続システムを提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のネットワーク接続システムは、第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
前記第2のプロトコルに基づくデータと前記第1のプロトコルに基づくデータ間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、出力される第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記第1の通信ネットワークからの第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートのシェーピング処理を行うスケジューラとを有するスケジューリング装置と、
前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のネットワークにおいて用いられている第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記レート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置とを備えている。
【0025】
本発明によれば、カレントレート検出部により通知された現在のユーザ端末の受信レートを、スケジューリング装置のオーバヘッド量補正部により第2のプロトコルに基づくレートに変換し、このレートによりプロトコル変換器において第2のプロトコルに基づくデータに変換する前の第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートのシェーピング処理を行うようにしているので、第2のプロトコルベースの回線および第1のプロトコルベースの回線を混在して収容する際でも、設定された受信レートに応じたシェーピング処理を容易に行うことができる。
【0026】
また、本発明の他のネットワーク接続システムは、第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記第1のプロトコルのデータレートと前記第2のプロトコルにおけるデータレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
現在設定されているユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記レート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置とを備えている。
【0027】
本発明によれば、DSLカレントレート検出部により通知された現在のDSLレートを、パケットスケジューリング装置のオーバヘッド量補正部によりパケットレートに変換し、このパケットレートによりIP/ATM変換器においてATMセルに変換する前のIPパケットの伝送レートのシェーピング処理を行うようにしているので、セルベースのDSLおよびパケットベースのDSLを混在して収容する際でも、設定されたDSLレートに応じたシェーピング処理を容易に行うことができる。さらに、本発明によれば、オーバヘッド量補正部により算出されたパケットレートに基づいて、最低レート保証クラスの重み付け係数を算出するようにしているので、多重化後の伝送レートが設定されたDSLレートを越えないような処理を行いつつ、最低レート保証クラスのサービスを容易に実現することができる。
【0028】
また、本発明の他のネットワーク接続システムは、第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するレート測定部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記レート測定部により測定された優先クラスの伝送レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置とを備えている。
【0029】
本発明によれば、最優先で処理する必要のある優先クラスが導入された場合でも、この優先クラスの伝送レートを考慮して最低レート保証クラスの重み付け係数の算出を行っているので、優先クラスを最優先で処理しつつ最低レート保証クラスの最低レートを保証することが可能となる。
【0030】
また、本発明の他のネットワーク接続システムは、第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するレート測定部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記レート測定部により測定された優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートと前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートとの差が、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートよりも小さくなった場合、前記最低レート保証クラスの最低保証レートを保証することができるように前記優先クラスの伝送レートに上限を設定してシェーピング処理を行う優先クラス上限設定部と、前記優先クラス上限設定部において上限が設定されていない場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記レート測定部により測定された優先クラスの伝送レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行い、前記優先クラス上限設定部において上限が設定された場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記優先クラス上限設定部により設定された上限レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、電話回線を利用したDSL処理を行うことにより前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置とを備えている。
【0031】
本発明によれば、優先クラスに対して上限を設けることにはなるが、優先クラスを導入した場合であっても確実に最低レート保証クラスの最低レートの保証を実現することができる。
【0032】
また、本発明では、レート測定部を設けずに、優先クラス上限設定部および重み付け係数算出部は、ユーザ端末からフィードバックされる情報を用いて優先クラスの伝送レートを知るようにしてもよい。
【0033】
さらに、本発明では、前記カレントレート検出部は、一定時間間隔で定期的に前記第2のプロトコルのレート情報を前記スケジューリング装置に対して出力するしてもよいし、設定されたユーザ端末の受信レートが変更された場合に前記第2のプロトコルのレート情報を前記スケジューリング装置に対して出力するようにしてもよい。また、前記カレントレート検出部は、ハンドシェーク時にユーザ端末との間で設定されたユーザ端末の受信レートを、前記レート情報として前記スケジューリング装置に対して出力するようにしてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0035】
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態のネットワーク接続システムの構成を示すブロック図である。図1において、図6中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0036】
本実施形態のネットワーク接続システムでは、ユーザ端末5は電話局6を介してインターネット網7に接続されている。本実施形態における電話局6では、インターネット網7とIP/ATM変換器3との間に、パケットスケジューリング装置4が設けられ、図6におけるDSL多重装置201がDSL多重装置1に置き換えられている。
【0037】
DSL多重装置1には、図6に示した従来のネットワーク接続システムにおけるDSL多重装置201に対して、DSLカレントレート検出部20が設けられている点が異なっている。
【0038】
DSLカレントレート検出部20は、DSL多重装置1とユーザ端末5との間で設定された現在のDSLのレート、つまりユーザ端末5の受信レートをDSLレート情報10として出力する。
【0039】
ここで、DSLカレントレート検出部20は、一定時間間隔で定期的にDSLレート情報10を出力するようにしてもよいし、設定されたDSLレートが変更された場合にDSLレート情報10を出力するようにしてもよい。また、DSLカレントレート検出部20は、ハンドシェーク時にユーザ端末5との間で設定されたDSLレートを、DSLレート情報10としてパケットスケジューリング装置4に対して出力するようにしてもよい。
【0040】
次に、図1中のパケットスケジューリング装置4の構成を図2に示す。ここでは、品質保証クラスとしクラス1〜3が設定されているものとして説明する。クラス1は、最低レートが保証された品質保証クラスであり、伝送レートが最低保証レートV以下とならないような保証がされている。また、クラス2は、品質保証は行われないがベストエフォートクラスよりは高い品質保証を行う重み付け割当クラスであり、クラス3は、品質保証が行われないベストエフォートクラスである。
【0041】
パケットスケジューリング装置4は、図2に示すように、オーバヘッド量補正部11と、優先制御スケジューラ12と、重み付けスケジューラ13と、クラス分け処理部14とから構成されている。
【0042】
クラス分け処理部14は、インターネット網7から入力されたIPパケットに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行っている。
【0043】
オーバヘッド量補正部11は、DSLレートとパケットレート間のオーバヘッド量を補正することにより、DSL多重装置1内のカレントレート検出部20からのDSLレート情報10をパケットレートに変換している。ここでは、DSLレート情報10により伝達されたDSLレートのオーバヘッド量を補正した後のパケットレートがC(bps)であるものとして説明する。
【0044】
重み付け係数算出部15は、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCに基づいて、最低レート保証クラスのクラス1の最低保証レートV(bps)が保証されるような重み付け係数W1、W2の算出を行う。
【0045】
例えば、最低レート保証を行うクラス1と、最低レート保証を行わず重み付け割り当てのみを行うクラス2のトラフィックの合計がパケットレートCを越えている場合、重み付け係数算出部15は、クラス1の重み付け係数W1および最低レート保証を行わないクラス2の重み付け係数W2を下記の式により算出する。
【0046】
W1=V/C、W2=1−W1
また、クラス1にはV1、クラス2にはV2の最低レート保証を行い、クラス1とクラス2のトラフィックの合計がパケットレートCを越えることが無いような場合には、重み付け係数算出部15は、下記の式に示すように、クラス1、2のそれぞれの重み付けを最低保証レートV1、V2に比例して配分するようにしてもよい。
【0047】
W1=V1/(V1+V2)、W2=V2/(V1+V2)
さらに、クラス1とクラス2のトラフィックの合計がパケットレートCを越えることが無く、クラス1にはV1、クラスV2にはV2の最低レート保証を行うが余剰帯域はクラス1に優先的に割り当てるような場合には、重み付け係数算出部15は、クラス1の重み付け係数W1およびクラス2の重み付け係数W2を下記の式のようにして算出するようにしてもよい。
【0048】
W2=V/C、W1=1−W2
上記では、重み付け係数W1、W2の算出方法の具体例を幾つか示したが、本発明はこの重み付け係数の算出方法に限定されるものではない。重み付け係数算出部15が、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCに基づいて、最低レート保証を行うクラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うものであれば、本発明は、どのような算出方法を用いる場合でも適用することができるものである。
【0049】
重み付けスケジューラ13は、重み付け係数算出部15により算出された重み付け係数W1、W2に基づいて、クラス1とクラス2のIPパケットのスケジューリングを行って優先制御スケジューラ12に出力する。
【0050】
重み付けを行う具体的な方法としては、ラウンドロビン(round robin)による重み付け方法等を用いることができる。
【0051】
優先制御スケジューラ12は、出力されるIPパケットの伝送レートが、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートC以下となるように、重み付けスケジューラ13からのIPパケットとベストエフォートクラスであるクラス3のIPパケットをスケジューリングする処理を行っている。また、優先制御スケジューラ12は、重み付けスケジューラ13からのIPパケットを優先してスケジューリングし、重み付けスケジューラ13からのIPパケットが無いタイミングで、ベストエフォートクラスであるクラス3のIPパケットを出力するような処理を行っている。
【0052】
優先制御スケジューラ12は、例えばトークンバッファを用い、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCでトークンを用意し、出力されるレートを制御することにより実現することができる。
【0053】
次に、本実施形態のネットワーク接続システムにおける動作を図面を参照して詳細に説明する。
【0054】
尚、以下の説明においては、最低レート保証クラスであるクラス1の最低保証レートVが5M(bps)として設定されているものとして説明する。
【0055】
先ず、DSL多重装置1において、DSLカレントレート検出部20により現在設定されているDSLのレートがDSLレート情報10としてパケットスケジューリング装置4に送信される。ここでは、DSLの現在のレートが8M(bps)であるものとする。
【0056】
DSL多重装置1からのDSLレート情報10を受信したパケットスケジューリング装置4では、オーバヘッド量補正部11において検出されたDSLレートをパケットレートに変換する。ここでは、現在のDSLレートが8M(bps)であるため、オーバヘッド量を補正したパケットレートCが7M(bps)であると算出されたものとする。
【0057】
そして、重み付け係数算出部15では、クラス1の最低保証レートVが5M(bps)であるため、クラス1の重み付け係数W1をW1=5/7として算出する。さらに、クラス2の重み付け係数W2をW2=1−5/7=2/7として算出する。
【0058】
そして、重み付けスケジューラ13では、重み付け係数算出部15により算出された重み付け係数W1(=5/7)、W2(=2/7)に基づいてクラス1のIPパケットとクラス2のIPパケットのスケジューリングを行い優先制御スケジューラ12に出力する。優先制御スケジューラ12では、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートC(=7M(bps))により、重み付けスケジューラ13からのIPパケットをシェーピングして出力する。
【0059】
上記で説明したように、本実施形態のネットワーク接続システムでは、DSLカレントレート検出部20により通知された現在のDSLレートを、パケットスケジューリング装置4のオーバヘッド量補正部11によりパケットレートCに変換し、このパケットレートCによりIP/ATM変換器3においてATMセルに変換する前のIPパケットの伝送レートのシェーピング処理を行うようにしているので、セルベースのDSLおよびパケットベースのDSLを混在して収容する際でも、設定されたDSLレートに応じたシェーピング処理を容易に行うことができる。
【0060】
また、本実施形態のネットワーク接続システムによれば、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCに基づいて、最低レートを保証しようとするクラス1の重み付け係数を算出するようにしているので、多重化後の伝送レートが設定されたDSLレートを越えないような処理を行いつつ、最低レート保証クラスのサービスを容易に実現することができる。
【0061】
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態のネットワーク接続システムについて説明する。
【0062】
本実施形態のネットワーク接続システムは、図1に示した第1の実施形態のネットワーク接続システムにおいて、パケットスケジューリング装置4を図3に示すパケットスケジューリング装置34に置き換えた構成となっている。
【0063】
本発明の第2の実施形態のネットワーク接続システムにおけるパケットスケジューリング装置34の構成を図3のブロック図を参照して説明する。図3において、図2中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0064】
本実施形態では、品質保証クラスとして、第1の実施形態において説明したクラス1、2、3に加えて、最優先で処理を行う優先クラスであるクラス0を設けたものである。
【0065】
本実施形態におけるパケットスケジューリング装置34は、図2に示したパケットスケジューリング装置4に対して、優先制御スケジューラ12を優先制御スケジューラ32に置き換え、重み付け係数算出部15を重み付け係数算出部35に置き換え、レート測定部36を新たに設けた構成となっている。
【0066】
レート測定部36は、優先クラスであるクラス0の伝送レートr(bps)を測定して重み付け係数算出部35に出力している。伝送レートを測定する具体的な手段については一般的な方法を用いることができるため、ここでは詳細な説明については省略する。
【0067】
重み付け係数算出部35は、レート測定部36により測定されたクラス0の伝送レートrを格納し、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCと、格納されたクラス0の伝送レートrに基づいて、最低レート保証クラスのクラス1の最低保証レートV(bps)が保証されるような重み付け係数W1、W2の算出を行う。
【0068】
具体的には、重み付け係数算出部35は、例えば下記の式により最低レート保証を行うクラス1の重み付け係数W1を算出する。
【0069】
W1=V/(C−r)
そして、重み付け係数算出部35は、上述した第1の実施形態と同様に、最低レート保証を行わないクラス2の重み付け係数W2については下記の式により算出する。
【0070】
W2=1−W1
また、クラス1にはV1、クラス2にはV2の最低レート保証を行い、クラス1とクラス2のトラフィックの合計がパケットレートCからクラス0の伝送レートrを差し引いたレートC−rを越えることが無いような場合には、重み付け係数算出部35は、下記の式に示すように、クラス1、2のそれぞれの重み付けを最低保証レートV1、V2に比例して配分するようにしてもよい。
【0071】
W1=V1/(V1+V2)、W2=V2/(V1+V2)
さらに、クラス1とクラス2のトラフィックの合計がレートC−rを越えることが無く、クラス1にはV1、クラスV2にはV2の最低レート保証を行うが余剰帯域はクラス1に優先的に割り当てるような場合には、重み付け係数算出部35は、クラス1の重み付け係数W1およびクラス2の重み付け係数W2を下記の式のようにして算出するようにしてもよい。
【0072】
W2=(V−r)/C、W1=1−W2
上記では、重み付け係数W1、W2の算出方法の具体例を幾つか示したが、本発明はこの重み付け係数の算出方法に限定されるものではない。重み付け係数算出部35が、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCおよびレート測定部36により測定されたクラス0の伝送レートrに基づいて、最低レート保証を行うクラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うものであれば、本発明は、どのような算出方法を用いる場合でも適用することができるものである。
【0073】
優先制御スケジューラ32は、優先クラスであるクラス0のIPパケットを最優先で処理し、クラス0のIPパケットが無い空き帯域において、第1の実施形態における優先制御スケジューラ12と同様な処理により重み付けスケジューラ13からのIPパケットとクラス3のIPパケットのスケジューリングを行う。
【0074】
具体的には、優先制御スケジューラ32は、クラス0のIPパケットを優先してスケジューリングし、クラス0のIPパケットが無い空き帯域では、重み付けスケジューラ13からのIPパケットを優先してスケジューリングし、重み付けスケジューラ13からのIPパケットが無いタイミングで、ベストエフォートクラスであるクラス3のIPパケットを出力するような処理を行っている。
【0075】
さらに、優先制御スケジューラ32は、出力されるIPパケットの伝送レートが、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートC以下となるように、優先クラスのIPパケットと、重み付けスケジューラ13からのIPパケットと、ベストエフォートクラスであるクラス3のIPパケットをスケジューリングする処理を行っている。
【0076】
本実施形態のネットワーク接続システムによれば、最優先で処理する必要のある優先クラスが導入された場合でも、この優先クラスであるクラス0の伝送レートを考慮して最低レート保証クラスであるクラス1の重み付け係数W1の算出を行っているので、クラス0を最優先で処理しつつクラス1の最低レートを保証することが可能となる。
【0077】
本実施形態では、優先クラスであるクラス0の伝送レートrを一定の値として処理を行うようにしてもよいし、一定の時間間隔で更新するようにしてもよい。一定の時間間隔でクラス0の伝送レートrを更新する場合には、当然のことながら重み付け係数算出部35は、更新された伝送レートrを用いて重み付け係数W1、W2の算出を行う。
【0078】
また、本実施形態では、レート測定部36を設けてクラス0の伝送レートを測定する場合を用いて説明したが、ユーザ端末5からフィードバックされる情報を用いてクラス0の伝送レートrを重み付け係数算出部35に対して設定するようにしてもよい。
【0079】
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態のネットワーク接続システムについて説明する。
【0080】
本実施形態のネットワーク接続システムは、図1に示した第1の実施形態のネットワーク接続システムにおいて、パケットスケジューリング装置4を図4に示すパケットスケジューリング装置44に置き換えた構成となっている。
【0081】
本発明の第3の実施形態のネットワーク接続システムにおけるパケットスケジューリング装置44の構成を図4のブロック図を参照して説明する。図4において、図3中の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略するものとする。
【0082】
上記第2の実施形態では、優先クラスであるクラス0のIPパケットは上限を設けることなく最優先で処理を行っていた。そのため、クラス0のIPパケットの伝送レートrが大きくなりオーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCとの差が、クラス1の最低保証レートVよりも小さくなった場合、クラス1の最低保証レートVを確保できなくなる。本実施形態のネットワーク接続システムは、このような場合には、優先クラスに対して上限を設けることによりクラス1の最低レートを保証しようとするものである。
【0083】
本実施形態におけるパケットスケジューリング装置34は、図2に示したパケットスケジューリング装置4に対して、優先クラス上限設定部46を新たに設け、重み付け係数算出部35を重み付け係数算出部45に置き換えた構成となっている。
【0084】
優先クラス上限設定部46は、クラス0のIPパケットの伝送レートrが大きくなりオーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCとの差が、クラス1の最低保証レートVよりも小さくなった場合、つまりC−r<Vとなった場合、優先クラスであるクラス0の伝送レートを下記の式により算出される上限レートp(bps)により制限するシェーピング処理を行う。
【0085】
p=C−V
また、優先クラス上限設定部46は、クラス0の上限レートpを設定した場合には、上限レートpの値を重み付け係数算出部45に通知する。
【0086】
そして、本実施形態における重み付け係数算出部45は、優先クラス上限設定部46から優先クラスであるクラス0の上限レートpを設定した旨の通知を受け取ると、下記の式により最低レート保証を行うクラス1の重み付け係数W1を算出する。
【0087】
W1=V/(C−p)
そして、重み付け係数算出部45は、上述した第1および第2の実施形態と同様に、最低レート保証を行わないクラス2の重み付け係数W2については下記の式により算出する。
【0088】
W2=1−W1
また、クラス1にはV1、クラス2にはV2の最低レート保証を行いような場合には、優先クラス上限設定部46は、クラス0のIPパケットの伝送レートrとオーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCとの差が、クラス1、2の最低保証レートの合計V1+V2よりも小さくなった場合、つまりC−r<V1+V2となった場合、優先クラスであるクラス0の伝送レートを下記の式により算出される上限レートp(bps)により制限するシェーピング処理を行う。
【0089】
p=C−(V1+V2)
この場合には、重み付け係数算出部45は、下記の式に示すように、クラス1、2のそれぞれの重み付けを最低保証レートV1、V2に比例して配分する。
【0090】
W1=V1/(V1+V2)、W2=V2/(V1+V2)
本実施形態における重み付け係数算出部45は、優先クラス上限設定部46からクラス0の上限レートpを設定した旨の通知を受け取った場合以外は、第2の実施形態における重み付け係数算出部35と同様の動作を行う。
【0091】
本実施形態によれば、優先クラスであるクラス0に対して上限を設けることにはなるが、優先クラスを導入した場合であっても確実にクラス1の最低レートの保証を実現することができる。
【0092】
尚、本実施形態では、優先クラス上限設定部46は、p=C−Vにより算出される上限レートpにより優先クラスであるクラス0の伝送レートのシェーピングを行うものとして説明したが、本発明はこのような場合には限定されない。優先クラス上限設定部46は、クラス1の最低レートVを保証することができるように優先クラスであるクラス0の伝送レートに上限を設定するようにすればどのような上限レートpによりシェーピングを行うようにしてもよい。
【0093】
例えば、優先クラス上限設定部46は、C−r<Vとなった場合に、C−p>Vとなるようにpを段階的に下げることにより上限レートpを決定するようにしてもよい。そして、逆に、オーバヘッド量補正部11により算出されたパケットレートCが大きくなり、2V<C−pとなった場合には、V<C−2pとなることを確認して、pの値を2倍とするようにしてもよい。
【0094】
上記第1から第3の実施形態では、優先クラスおよびベストエフォートクラスがそれぞれ1つずつ、重み付けを行う品質保証クラスが2つの場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、重み付けを行う品質保証クラスの数、優先クラスの数、ベストエフォートクラスの数等を様々に組み合わせた場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
【0095】
また、図には示されていないが、第1から第3の実施形態のパケットスケジューリング装置4、34、44は、上記で説明したパケットスケジューリング方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体からパケットスケジューリング装置4、34、44に読み込まれ、パケットスケジューリング装置4、34、44の動作を制御する。具体的には、パケットスケジューリング装置4、34、44内のCPUがこのプログラムの制御によりパケットスケジューリング装置4、34、44のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
【0096】
また、上記第1から第3の実施形態では、インターネット網7と複数のユーザ端末5との間に、インターネット網7において用いられているプロトコルとは異なるプロトコルが用いられているATM網2が介在する際に、インターネット網7と複数の端末5を接続するためのネットワーク接続システムを用いて本発明の説明が行われれいた。しかし、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、第1の通信ネットワークに用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムに対しても同様に適用することができるものである。
【0097】
さらに、上記第1から第3の実施形態では、電話局6内にセルベースのDSLとパケットベースのDSLが混在している場合を用いて説明しているが、セルベースのDSLのみ、またはパケットベースのDSLのみが存在する場合でも、本発明を適用することが可能である。この場合には、ユーザ端末5の数が多くなり複数のDSL多重装置1がATM網2に接続されるような場合でも、インターネット網7から電話局6に入った直後でパケットスケジューリング装置4を設けてシェーピング処理を行うようにしていることにより、管理コスト、開発コストを抑えてコストの削減を図ることができる。
【0098】
また、上記第1から第3の実施形態では、オーバヘッド量補正部11によりDSLカレントレート検出部20からのDSLレート情報10をパケットレートCに変換するようにしていたが、パケットベースのDSLのみが存在する場合には、当然のことながらオーバヘッド量補正部11は必要ではなくなる。
【0099】
さらに、上記第1から第3の実施形態では、品質保証クラスとしてベストエフォートクラスが存在する場合を用いて説明したが、本発明はベストエフォートクラスが存在しない場合でも同様に適用できるものである。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記のような効果を得ることができる。
(1)第1のプロトコルベースの回線と第2のプロトコルベースの回線を混在して収容する際に、設定されたユーザ端末の受信レートに応じたシェーピング処理を容易に行うことができる。
(2)第1のプロトコルベースの回線と第2のプロトコルベースの回線を混在して収容しつつ、様々な優先クラスのサービスを多重化して送出する際に、多重化後のレートが設定された受信レートを越えないようにするとともに、最低レート保証クラスのサービスを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のネットワーク接続システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1中のパケットスケジューリング装置4の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第2の実施形態のネットワーク接続システムにおけるパケットスケジューリング装置34の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施形態のネットワーク接続システムにおけるパケットスケジューリング装置44の構成を示すブロック図である。
【図5】従来のネットワーク接続システムの構成を示すブロック図である。
【図6】従来の他のネットワーク接続システムの構成を示すブロック図である。
【図7】IPパケットとATMセル間の伝送レートにおけるオーバヘッド量の差を説明するための図である。
【符号の説明】
1 DSL多重装置
2 ATM網
3 IP/ATM変換器
4 パケットスケジューリング装置
5 ユーザ端末
6 電話局
7 インターネット網
10 DSLレート情報
11 オーバヘッド量補正部
12 優先制御スケジューラ
13 重み付けスケジューラ
14 クラス分け処理部
15 重み付け係数算出部
20 DSLカレントレート検出部
32 優先制御スケジューラ
34 パケットスケジューリング装置
35 重み付け係数算出部
36 レート測定部
44 パケットスケジューリング装置
45 重み付け係数算出部
46 優先クラス上限設定部
101 DSL多重装置
106 電話局
201 DSL多重装置
206 電話局

Claims (18)

  1. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記第2のプロトコルに基づくデータと前記第1のプロトコルに基づくデータ間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、出力される第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記第1の通信ネットワークからの第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートのシェーピング処理を行うスケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のネットワークにおいて用いられている第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記レート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  2. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記第1のプロトコルのデータレートと前記第2のプロトコルにおけるデータレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングして出力するスケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されているユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記レート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  3. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記第1のプロトコルのデータレートと前記第2のプロトコルにおけるデータレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されているユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記レート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  4. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するレート測定部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記レート測定部により測定された優先クラスの伝送レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  5. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するレート測定部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記レート測定部により測定された優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートと前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートとの差が、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートよりも小さくなった場合、前記最低レート保証クラスの最低保証レートを保証することができるように前記優先クラスの伝送レートに上限を設定してシェーピング処理を行う優先クラス上限設定部と、前記優先クラス上限設定部において上限が設定されていない場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記レート測定部により測定された優先クラスの伝送レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行い、前記優先クラス上限設定部において上限が設定された場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記優先クラス上限設定部により設定された上限レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、電話回線を利用したDSL処理を行うことにより前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  6. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記ユーザ端末からフィードバックされる情報を用いて得られた前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートに基づいて、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、電話回線を利用したDSL処理を行うことにより前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  7. 第1の通信ネットワークと複数のユーザ端末との間に、前記第1の通信ネットワークにおいて用いられている第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルが用いられた第2の通信ネットワークが介在する際に、前記第1の通信ネットワークと前記複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムであって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うクラス分け処理部と、前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するオーバヘッド量補正部と、前記ユーザ端末からフィードバックされる情報を用いて得られた前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートと前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートとの差が、前記クラス分け処理部によりクラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートよりも小さくなった場合、前記最低レート保証クラスの最低保証レートを保証することができるように前記優先クラスの伝送レートに上限を設定してシェーピング処理を行う優先クラス上限設定部と、前記優先クラス上限設定部において上限が設定されていない場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記優先クラスの伝送レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行い、前記優先クラス上限設定部において上限が設定された場合には、前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レートおよび前記優先クラス上限設定部により設定された上限レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行う重み付け係数算出部と、前記重み付け係数算出部により算出された重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力する重み付けスケジューラと、出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが前記オーバヘッド量補正部により算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力する優先制御スケジューラとを有するスケジューリング装置と、
    前記スケジューリング装置によりシェーピング処理が行われた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを前記第2のプロトコルに基づくデータに変換するプロトコル変換器と、
    現在設定されている前記ユーザ端末の受信レートを前記スケジューリング装置に前記第2のプロトコルのレート情報として出力するカレントレート検出部を有し、前記プロトコル変換器からの前記第2のプロトコルに基づくデータまたは前記スケジューリング装置によりシェーピングされた後の前記第1のプロトコルに基づくデータを、電話回線を利用したDSL処理を行うことにより前記各ユーザ端末に対して送信する多重装置と、を備えたネットワーク接続システム。
  8. 前記カレントレート検出部は、一定時間間隔で定期的にレート情報を前記スケジューリング装置に対して出力する請求項1から7のいずれか1項記載のネットワーク接続システム。
  9. 前記カレントレート検出部は、設定された前記第2のプロトコルに基づくレートが変更された場合にレート情報を前記スケジューリング装置に対して出力する請求項1から7のいずれか1項記載のネットワーク接続システム。
  10. 前記カレントレート検出部は、ハンドシェイク時にユーザ端末との間で設定された伝送レートを、前記レート情報として前記スケジューリング装置に対して出力する請求項1から7のいずれか1項記載のネットワーク接続システム。
  11. 前記第1の通信ネットワークがIP網であり、前記第1のプロトコルに基づくデータがIPパケットであり、前記第2のネットワークがATM網であり、前記第2のプロトコルに基づくデータが前記第2のプロトコルに基づくデータである請求項1から10のいずれか1項記載のネットワーク接続システム。
  12. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    算出された前記レートに基づいて、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、前記ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  13. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    算出された前記レートに基づいて、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングして出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  14. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    算出された前記レートおよび測定された前記優先クラスの伝送レートに基づいて、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  15. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートを測定するステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    測定された前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートと算出された前記レートとの差が、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートよりも小さくなった場合、前記最低レート保証クラスの最低保証レートを保証することができるように前記優先クラスの伝送レートに上限を設定してシェーピング処理を行うステップと、
    前記優先クラスの上限レートが設定されていない場合には、算出された前記レートおよび測定された前記優先クラスの伝送レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行い、前記優先クラスの上限レートが設定された場合には、算出された前記レートおよび設定された前記上限レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  16. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    算出された前記レートおよび前記ユーザ端末からフィードバックされる情報を用いて得られた前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートに基づいて、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  17. 通信ネットワークと複数のユーザ端末とを接続するためのネットワーク接続システムにおいて、前記通信ネットワークからの前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートをシェーピング処理するためのトラフィックシェーピング方法であって、
    前記通信ネットワークから入力された前記第1のプロトコルに基づくデータに対して、設定された品質保証クラスに基づいたクラス分けを行うステップと、
    前記第2のプロトコルに基づくレートと前記第1のプロトコルに基づくレート間のオーバヘッド量を補正することにより、入力された前記第2のプロトコルのレート情報を前記第1のプロトコルに基づくレートに変換するステップと、
    前記ユーザ端末からフィードバックされる情報を用いて得られた前記クラス分けされたクラスのうちの優先クラスの伝送レートと算出された前記レートとの差が、前記クラス分けされたクラスのうちの最低レート保証クラスの最低保証レートよりも小さくなった場合、前記最低レート保証クラスの最低保証レートを保証することができるように前記優先クラスの伝送レートに上限を設定してシェーピング処理を行うステップと、
    前記優先クラスの上限レートが設定されていない場合には、算出された前記レートおよび前記優先クラスの伝送レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行い、前記優先クラスの上限レートが設定された場合には、算出された前記レートおよび設定された前記優先クラスの上限レートに基づいて、前記最低レート保証クラスの最低保証レートが保証されるような重み付け係数の算出を行うステップと、
    算出された前記重み付け係数に基づいて、前記最低レート保証クラスと前記クラス分けされたクラスのうちの重み付け割り当てクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータのスケジューリングを行って出力するステップと、
    出力される前記第1のプロトコルに基づくデータの伝送レートが算出された前記レート以下となるように、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータと、前記クラス分けされたクラスのうちのベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータをスケジューリングするとともに、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記優先クラスの前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングでは前記重み付けスケジューラからの前記第1のプロトコルに基づくデータを優先してスケジューリングし、前記重み付け処理後の前記第1のプロトコルに基づくデータが無いタイミングで、ベストエフォートクラスの前記第1のプロトコルに基づくデータを出力するステップとを有するトラフィックシェーピング方法。
  18. 前記第1の通信ネットワークがIP網であり、前記第1のプロトコルに基づくデータがIPパケットであり、前記第2のネットワークがATM網であり、前記第2のプロトコルに基づくデータが前記第2のプロトコルに基づくデータである請求項12から17のいずれか1項記載のトラフィックシェーピング方法。
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