【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂管と金属管を接続する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の異種管接続用の管継手としては、例えば特許文献1に開示された金属製インサート付き合成樹脂製管継手がある。同管継手は、図5に示すように、金属製インサート2の雄ねじ部分3を合成樹脂製の管継手本体1の一方の開口端部4から突出させて合成樹脂製の管継手本体1に金属製インサート2を埋設して一体に形成してあり、管継手本体1の上記境界部分6の環状端部8がインサート2側の奥部に斜めに食い込んだ構造となっている。そのことにより、インサート2と合成樹脂製の管継手本体1との境界部分からの漏水発生を防止している。インサート2の埋設部分5の外側面5b及び内側面5aには、合成樹脂製の管継手本体1との密着性を向上させるための凹凸を有し、かつ外側面5bの外周面には不図示のアヤ目ローレット表面加工が施されている。ところが、上記インサート2の流路内面は合成樹脂で被覆されていないので、インサート2の金属表面が接液する構造である。
【0003】
一般に、上記金属製インサート部材は、青銅、黄銅等の銅合金を鋳造又は鍛造し、切削加工、研磨加工等で形状を整え、ニッケルクロムめっき等を施して製造されている。また、製造過程中での切削加工の際に銅合金の切削性を向上させるために、銅合金中に鉛が添加されている場合が多い。
【0004】
このため、上記の金属製インサート部材の内面などの金属部分が飲料水などに接触すると、金属部材に含まれる成分が溶出し、特に金属表面に偏在する鉛成分など人体への悪影響が懸念されるものも含めて、衛生面での問題が指摘されている。
【0005】
上記鉛溶出の問題については、水道法などによる基準改訂の動きもあり、更なる改善が要望されている。
【0006】
また、上記インサート部材の端部外側の雄ねじ部分については、飲料水などとの接触を防止し、止水性を確保するために、通常接続時にはシールテープを3〜4周巻いて施工されるため、施工に多くの工数がかかるし、施工者によるバラツキが出るという問題もあった。
【0007】
【特許文献1】
特許第3241083号公報(特許請求の範囲、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記従来の管継手の問題点に鑑み、インサート部材の金属部分が流体に接することがなく、衛生面及び施工性に優れた管継手を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の管継手は、合成樹脂製の管継手本体の一方の開口部に、端部外側にねじ部を有する筒状の金属製のインサート部材が一体に形成されてなる管継手において、金属製インサート部材の流路内面から連続した端面及び端部外側のねじ部先端部までが、管継手本体を構成する合成樹脂で覆われていることを特徴とする。
請求項2記載の管継手は、請求項1記載の管継手であって、インサート部材のねじ部を有する側の開口端面部は、被覆樹脂とインサート部材が凹凸勘合されてなることを特徴とする。
【0010】
(作用)
本発明の管継手によれば、上記のように金属製インサート部材の内面が管継手本体を構成する合成樹脂で覆われ、更にインサート部材の端部外側のねじ部先端部まで合成樹脂で覆われていることを特徴とするので、飲料水などの流体が上記インサート部材の金属部と接触することを防止することができ、衛生面に優れたものとなる。また、インサート部材の端部外側のねじ部先端部まで合成樹脂で覆われているので、先端部の合成樹脂がシール機能を発揮することができ、接続時にねじ部にシールテープなどを巻く必要がなく、施工性に優れ施工によるバラツキも無いものとなる。
【0011】
上記管継手が、インサート部材のねじ部を有する側の開口端面部は、被覆樹脂とインサート部材が凹凸勘合されてなる場合には、被覆された合成樹脂が剥離し難くなるため、上記効果はさらに確実なものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、実施例を示しつつ図面に基づいて説明する。図1は本発明の管継手の第1実施例を示す模式断面図であり、図3はインサート部材の内面部およびねじ部を説明する拡大断面図ある。なお、図5の従来の管継手と同一または相当する部分には同一符号を付与している。
【0013】
第1実施例の管継手は、図1に示すように、合成樹脂(塩化ビニル系樹脂)製の管継手本体1の一方の開口部4に、端部外側に雄ねじ部分3を有する金属製インサート2を埋設し一体に形成(射出成形)してある。金属製インサート2の埋設部分5の外側面5aと内側面10には、合成樹脂製の管継手本体1との密着性を向上させるための凹凸(不図示)を有し、かつ外側面5aの外周面にはアヤ目ローレット表面加工(不図示)が施してある。
【0014】
そして、図3に示すように、金属製インサート2の内側面10は管継手本体1を構成する合成樹脂1a(塩化ビニル系樹脂)で覆われ、更に金属製インサート2の開口端部から端部外側の雄ねじ部分3(テーパねじ)の先端部3aまで連続して合成樹脂1aで覆われている。雄ねじ部分3の樹脂被覆は、ねじ形状表面に沿って被覆されていても、ねじ部を埋めるように被覆されていてもよい。管接続時のシール性を考慮すれば、後者の方がより好ましい。
【0015】
上記の構成により、金属管を接続した時でも金属製インサート2の金属部が飲料水などの流体と接触することがなく、また、雄ねじ部分3の先端部3aの合成樹脂1aがシール機能を発揮することができる。このため、接続時に雄ねじ部分3にシールテープなどを別途巻く必要がない。
【0016】
図2は他の実施例の構成を示す模式断面図であり、前記実施例と同一または相当する部分は同一符号で示し重複説明を省略する。
【0017】
図2に示す第2実施例では、合成樹脂(塩化ビニル系樹脂)製の管継手本体1の外側に凸部1bを有する一方の開口部4に、端部外側に雄ねじ部分3を有する金属製インサート2を、管継手本体1の凸部1bを覆うように金属製インサート2を配置し一体に形成(射出成形)してある。金属製インサート2の埋設部分5の外側面5aと内側面5bと内側面10には、合成樹脂製の管継手本体1との密着性を向上させるための凹凸(不図示)を有し、かつ外側面5aと内側面10の外周面にはアヤ目ローレット表面加工(不図示)が施してある。
【0018】
そして、図3に示すように、金属製インサート2の内側面10は管継手本体1を構成する合成樹脂1a(塩化ビニル系樹脂)で覆われ、更に金属製インサート2の端部外側の雄ねじ部分3(テーパねじ)の先端部3aまで連続して合成樹脂1aで覆われている。
【0019】
上記の構成により、合成樹脂製の管継手本体1に埋設する金属製インサート2における金属部が飲料水などの流体と接触することがなく、また、雄ねじ部分3の先端部3aの合成樹脂1aがシール機能を発揮することができる。更に、管継手本体1の凸部1bが金属製インサート2の動きを強固に固定するので、金属製インサートと合成樹脂製管継手本体の熱膨張率に起因する流体からの熱の影響や流体圧力の繰り返しなどに対しての耐性が向上し、漏水発生を防止する。
【0020】
更に、図4は他の実施例を示す金属製インサート部材の内面部およびねじ部の拡大断面図である。
【0021】
図4に示す第3実施例では、金属製インサート2の雄ねじ部分3を有する側の開口端部11に溝部12が蟻溝状に設けられ、金属製インサート2の内面10は管継手本体1を構成する合成樹脂1aで覆われ、更に金属製インサート2の端部外側の雄ねじ部分3の先端部3aまで合成樹脂1aで連続して覆われ、上記溝部12には合成樹脂1aが食い込んで覆われている。
【0022】
上記の構成により、合成樹脂1aと、合成樹脂1aで覆われた金属製インサート2の金属部分とが更に強固に固定され、流体からの熱の影響や流体圧力の繰り返しなどに対しての耐性が更に向上する。
【0023】
上記溝部12は、複数設けられてもよく、またインサート2の開口端部11の内面側や端面側など任意の位置に設けられてもよい。更に溝部12の形状は、特に限定されないが、例えば蟻溝状のように内部に斜めに食い込んだ形状であることがより好ましい。また溝部に代えて、突起であってもよい。
【0024】
【発明の効果】
本発明の管継手は、合成樹脂製の管継手本体の一方の開口部に、端部外側にねじ部を有する筒状の金属製のインサート部材が一体に形成されてなる管継手において、金属製インサート部材の流路内面から連続した端面及び端部外側のねじ部先端部までが、管継手本体を構成する合成樹脂で覆われていることを特徴とするので、インサート部材の金属部分が流体に接することがなく、衛生面に優れた管継手を提供することができるとともに、接続時にねじ部に別途シールテープなどを巻く必要がなく、施工性に優れたものとなる。
【0025】
このため、例えば飲料水などに用いられた場合に、インサートの金属部材に含まれる成分が溶出し、特に鉛成分など人体への悪影響が懸念される成分の溶出を防止することが可能となる。
【0026】
上記管継手が、インサート部材のねじ部を有する側の開口端面部は、被覆樹脂とインサート部材が凹凸勘合されてなる場合には、上記効果はさらに確実なものとなる。
【0027】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の一例を示す模式断面図である。
【図2】本発明の管継手の他の一例を示す模式断面図である。
【図3】金属製インサート部材の内面部およびねじ部の一例を示す部分拡大断面図ある。
【図4】金属製インサート部材の内面部およびねじ部の他の一例を示す部分拡大断面図ある。
【図5】従来の管継手の一例を示す模式断面図である。
【符号の説明】
1 管継手本体
1a 合成樹脂
1b 凸部
2 金属製インサート
3 雄ねじ部分
3a 先端部
4 開口部
5 埋設部分
5a 外側面
10 内側面
11 開口端部
12 溝部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a pipe joint for connecting a synthetic resin pipe and a metal pipe.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as this kind of pipe joint for connecting different kinds of pipes, there is a synthetic resin pipe joint with a metal insert disclosed in Patent Document 1, for example. As shown in FIG. 5, the pipe joint has a male thread portion 3 of a metal insert 2 protruding from one open end 4 of the synthetic resin pipe joint body 1 so that a metal is formed on the synthetic resin pipe joint body 1. The insert 2 is buried and integrally formed, and the annular end 8 of the boundary portion 6 of the pipe joint body 1 is obliquely cut into the inner part of the insert 2 side. This prevents water leakage from the boundary between the insert 2 and the pipe joint body 1 made of synthetic resin. The outer surface 5b and the inner surface 5a of the buried portion 5 of the insert 2 have irregularities for improving the adhesion with the pipe joint body 1 made of synthetic resin, and the outer surface of the outer surface 5b is not shown. The knurled knurled surface finish is applied. However, since the inner surface of the flow path of the insert 2 is not covered with the synthetic resin, the metal surface of the insert 2 is in contact with the liquid.
[0003]
Generally, the metal insert member is manufactured by casting or forging a copper alloy such as bronze or brass, adjusting the shape by cutting, polishing, or the like, and applying nickel chrome plating or the like. In addition, lead is often added to the copper alloy in order to improve the machinability of the copper alloy during the cutting process during the manufacturing process.
[0004]
Therefore, when a metal portion such as the inner surface of the metal insert member comes into contact with drinking water or the like, components contained in the metal member are eluted, and there is a concern that adverse effects on the human body, such as lead components unevenly distributed on the metal surface, are particularly feared. Hygiene issues, including some, have been pointed out.
[0005]
Regarding the problem of lead elution, there is a movement to revise the standards by the Water Supply Law and the like, and further improvement is demanded.
[0006]
In addition, for the external thread portion of the outer end of the insert member, to prevent contact with drinking water and the like, and to ensure water stoppage, usually at the time of connection, the sealing tape is wound around 3 to 4 times, There is also a problem that a lot of man-hours are required for the construction, and that there is variation among the constructors.
[0007]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3241083 (Claims, FIG. 1)
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a pipe joint which is excellent in hygiene and workability without a metal part of an insert member coming into contact with a fluid in view of the problems of the conventional pipe joint described above.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The pipe joint according to claim 1, wherein a tubular metal insert member having a threaded portion at an outer end is integrally formed at one opening of a synthetic resin pipe joint body, It is characterized in that the metal insert member is covered with a synthetic resin constituting the pipe joint body from the inner surface of the flow path to the continuous end surface and the tip of the threaded portion outside the end portion.
The pipe joint according to claim 2 is the pipe joint according to claim 1, wherein an opening end face portion of the insert member on the side having the threaded portion is formed by fitting the coating resin and the insert member into irregularities. .
[0010]
(Action)
According to the pipe joint of the present invention, as described above, the inner surface of the metal insert member is covered with the synthetic resin that constitutes the pipe joint body, and further covered with the synthetic resin up to the tip of the thread portion on the outer end of the insert member. Therefore, it is possible to prevent fluid such as drinking water from coming into contact with the metal part of the insert member, which is excellent in hygiene. In addition, since the tip of the screw part outside the end of the insert member is covered with synthetic resin, the synthetic resin at the tip can exert a sealing function, and it is necessary to wrap seal tape etc. around the screw part when connecting. It is excellent in workability and there is no variation due to the work.
[0011]
In the case where the pipe joint has an opening end face portion on the side having the threaded portion of the insert member, when the coating resin and the insert member are fitted into irregularities, the coated synthetic resin is difficult to peel off, so the above effect is further enhanced. It will be sure.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings while showing examples. FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing a first embodiment of the pipe joint of the present invention, and FIG. 3 is an enlarged cross-sectional view illustrating an inner surface portion and a screw portion of an insert member. The same reference numerals are given to the same or corresponding parts as those of the conventional pipe joint of FIG.
[0013]
As shown in FIG. 1, the pipe joint according to the first embodiment has a metal insert having a male screw portion 3 at one end of an opening 4 of a pipe joint body 1 made of a synthetic resin (vinyl chloride resin). 2 are buried and integrally formed (injection molding). The outer surface 5a and the inner surface 10 of the buried portion 5 of the metal insert 2 have irregularities (not shown) for improving adhesion to the pipe joint body 1 made of synthetic resin. The outer peripheral surface is subjected to a knurled knurling surface treatment (not shown).
[0014]
Then, as shown in FIG. 3, the inner side surface 10 of the metal insert 2 is covered with a synthetic resin 1 a (vinyl chloride resin) constituting the pipe joint body 1, and further, from the opening end to the end of the metal insert 2. The distal end portion 3a of the outer male screw portion 3 (taper screw) is continuously covered with the synthetic resin 1a. The resin coating of the male screw portion 3 may be coated along the surface of the screw shape or may be coated so as to fill the screw portion. The latter is more preferable in consideration of the sealing property at the time of pipe connection.
[0015]
With the above configuration, even when the metal pipe is connected, the metal portion of the metal insert 2 does not come into contact with a fluid such as drinking water, and the synthetic resin 1a at the tip 3a of the male screw portion 3 exhibits a sealing function. can do. Therefore, it is not necessary to separately wrap a sealing tape or the like around the male screw portion 3 at the time of connection.
[0016]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing the configuration of another embodiment, and the same or corresponding parts as those of the above-described embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted.
[0017]
In the second embodiment shown in FIG. 2, a metal fitting having a male screw portion 3 on one end of an opening 4 having a convex portion 1b on the outside of a pipe joint body 1 made of synthetic resin (vinyl chloride resin) is provided. The insert 2 is formed integrally (injection molding) by disposing the metal insert 2 so as to cover the convex portion 1b of the pipe joint body 1. The outer surface 5a, the inner surface 5b, and the inner surface 10 of the buried portion 5 of the metal insert 2 have irregularities (not shown) for improving the adhesion to the synthetic resin pipe joint body 1, and The outer peripheral surfaces of the outer side surface 5a and the inner side surface 10 are subjected to a knurled knurling surface treatment (not shown).
[0018]
Then, as shown in FIG. 3, the inner surface 10 of the metal insert 2 is covered with a synthetic resin 1 a (vinyl chloride resin) constituting the pipe joint main body 1, and a male screw portion outside the end of the metal insert 2. 3 (taper screw) is continuously covered with the synthetic resin 1a up to the tip 3a.
[0019]
With the above configuration, the metal portion of the metal insert 2 embedded in the pipe joint body 1 made of synthetic resin does not come into contact with a fluid such as drinking water, and the synthetic resin 1a at the tip 3a of the male screw portion 3 has A sealing function can be exhibited. Further, since the convex portion 1b of the pipe joint body 1 firmly fixes the movement of the metal insert 2, the influence of heat from the fluid caused by the coefficient of thermal expansion of the metal insert and the synthetic resin pipe joint body and the fluid pressure Resistance to repetition, etc., and prevents the occurrence of water leakage.
[0020]
FIG. 4 is an enlarged sectional view of an inner surface portion and a thread portion of a metal insert member according to another embodiment.
[0021]
In the third embodiment shown in FIG. 4, a groove 12 is formed in a dovetail shape at the open end 11 of the metal insert 2 on the side having the male screw portion 3, and the inner surface 10 of the metal insert 2 The metal resin 2 is covered with the synthetic resin 1a and further covered with the synthetic resin 1a up to the tip 3a of the external thread portion 3 outside the end of the metal insert 2. The groove 12 is covered with the synthetic resin 1a. ing.
[0022]
According to the above configuration, the synthetic resin 1a and the metal part of the metal insert 2 covered with the synthetic resin 1a are more firmly fixed, and the resistance to the influence of heat from the fluid and the repetition of the fluid pressure is improved. Further improve.
[0023]
A plurality of the groove portions 12 may be provided, or may be provided at an arbitrary position such as an inner surface side or an end surface side of the open end portion 11 of the insert 2. Further, the shape of the groove 12 is not particularly limited, but it is more preferable that the groove 12 has a shape obliquely biting into the inside, for example, a dovetail shape. Further, a projection may be used instead of the groove.
[0024]
【The invention's effect】
The pipe joint according to the present invention is a pipe joint in which a cylindrical metal insert member having a threaded portion at an outer end is integrally formed in one opening of a synthetic resin pipe joint body. Since the inner surface of the insert member from the inner surface of the flow path to the continuous end surface and the end of the threaded portion outside the end portion are characterized by being covered with a synthetic resin constituting the pipe joint body, the metal portion of the insert member is exposed to fluid. It is possible to provide a pipe joint excellent in hygiene without contact, and it is not necessary to separately wrap a sealing tape or the like around the screw portion at the time of connection, so that the workability is excellent.
[0025]
For this reason, for example, when used for drinking water or the like, components contained in the metal member of the insert are eluted, and in particular, elution of components such as lead components that may be adversely affected on the human body can be prevented.
[0026]
The above-described effect is further ensured when the opening end surface of the pipe joint on the side having the threaded portion of the insert member is formed by fitting the coating resin and the insert member into irregularities.
[0027]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic sectional view showing an example of a pipe joint of the present invention.
FIG. 2 is a schematic sectional view showing another example of the pipe joint of the present invention.
FIG. 3 is a partially enlarged sectional view showing an example of an inner surface portion and a screw portion of a metal insert member.
FIG. 4 is a partially enlarged cross-sectional view showing another example of an inner surface portion and a screw portion of a metal insert member.
FIG. 5 is a schematic sectional view showing an example of a conventional pipe joint.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Pipe joint main body 1a Synthetic resin 1b Convex part 2 Metal insert 3 Male screw part 3a Tip part 4 Opening part 5 Embedded part 5a Outer side surface 10 Inner side surface 11 Opening end part 12 Groove part