JP2004291032A - Molten metal molding machine with draining device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドレイン装置付き溶融金属成形機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、溶融金属成形機においては、溶融させた金属、例えば、マグネシウム合金を射出装置から金型内に射出して所望の成形品を成形するようになっている。このような溶融金属成形機の一種として、チクソモールディング式のマグネシウム成形機が知られている。該チクソモールディング式のマグネシウム成形機においては、粉砕された固体のマグネシウム合金を射出装置の供給口からシリンダ内に供給し、該シリンダ内のスクリュの回転攪拌(かくはん)作用によって、マグネシウム合金を半凝固スラリー状にして射出するようになっている。しかし、シリンダ内のスクリュの回転攪拌作用によってマグネシウム合金を半凝固スラリー状にするために、シリンダ、スクリュ等の構成が複雑となり、高い工作精度が要求され、かつ、シリンダ、スクリュ等の温度管理が困難となるので、射出装置の製造コスト及び運転コストが高くなってしまう。
【0003】
そこで、射出装置に接続された溶解炉において加熱して、溶融させた金属を射出装置のシリンダ内に供給する溶融金属成形機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、溶融金属が射出装置に供給されるので、該射出装置の構成を簡素化することができ、シリンダ等の温度管理も容易となり、射出装置の製造コスト及び運転コストを低くすることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−28767号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の溶融金属成形機においては、射出シリンダの内面とプランジャの外面との隙(すき)間から漏洩(えい)した溶融金属を射出装置の外部に適切に排出するための機構を有していないので、前記漏洩した溶融金属が射出シリンダの内面とプランジャの外面との隙間において固化してプランジャの動きを阻害したり、前記漏洩した溶融金属が外気と反応したりしてしまう。
【0006】
前記射出装置から溶融金属を射出する場合、プランジャを前進させることによって該プランジャの前方における射出シリンダの空間を縮小させ、該空間に溜(た)められていた溶融金属をノズル孔(あな)から射出させるようになっている。この場合、前記空間に溜められていた溶融金属の圧力が上昇するので、該溶融金属の一部が射出シリンダの内面とプランジャの外面との不可避的な隙間から後方に漏洩してしまう。
【0007】
そして、漏洩した溶融金属は、射出シリンダの内面とプランジャの外面との隙間を後方に移動すると、後方部分における射出シリンダやプランジャの温度が低いので、冷却されて固化してしまう。すると、固化した金属によって、プランジャの動きが阻害されたり、射出シリンダの内面又はプランジャの外面が損傷を受けたりしてしまう。
【0008】
また、漏洩した溶融金属がそのまま射出装置の外部に漏出した場合には、外気と反応してしまう。もっとも、射出装置の周囲全体を不活性ガス雰囲気にして漏洩した溶融金属の反応を防止することも考えられる。しかし、この場合には、射出装置の周囲全体を覆うカバーを配設し、大量の不活性ガスを供給する必要があるので、溶融金属成形機のコストが高くなってしまう。
【0009】
本発明は、前記従来の溶融金属成形機の問題点を解決して、射出シリンダの内面とプランジャの外面との隙間から漏洩したドレインとしての溶融金属を適切に射出装置の外部に排出させて回収することによって、ドレインとしての溶融金属が固化してプランジャの動きを阻害したり、外気と反応したりしてしまうことがなく、かつ、簡素な構成でコストが低いドレイン装置付き溶融金属成形機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、溶融された成形材料を射出する射出シリンダと、該射出シリンダ内の空間を移動するプランジャと、前記空間に形成されたドレイン回収溝と、該ドレイン回収溝に連通し、排出されたドレインを外気から遮断された状態で収容する密閉構造を備えるドレイン収容装置とを有する。
【0011】
本発明の他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給管を有し、前記ドレイン収容装置内を不活性ガス雰囲気にする。
【0012】
本発明の更に他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置は、加熱装置を備え、収容するドレインを溶融状態に維持する。
【0013】
本発明の更に他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置と溶融された成形材料を貯留する溶解炉とを結ぶ戻し管を有し、溶融状態のドレインを、電磁ポンプによって前記戻し管内を流動させ、前記ドレイン収容装置から溶解炉に戻す。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】
図2は本発明の第1の実施の形態における溶融金属成形機の構成を示す側面図である。
【0016】
本実施の形態においては、金属としてマグネシウムを使用した例について説明する。
【0017】
図において、10は溶融金属成形機としてのマグネシウム成形機であり、装飾品、各種容器、精密部品、カメラ、コンピュータ等の精密装置の筐(きょう)体、自動車部品、事務機械部品等のマグネシウム合金製の各種成形品を成形するための成形機である。そして、前記マグネシウム成形機10は、成形機フレーム12上に配設された射出装置20、該射出装置20から排出されるドレインとしての溶融マグネシウム合金を回収するドレイン装置35、前記射出装置20と対向するように前記成形機フレーム12上に配設された金型装置40、前記射出装置20の上方に配設され、該射出装置20に溶融マグネシウム合金を供給する溶解炉50、及び、該溶解炉50の上方に配設され、成形材料としての粉砕された固体のマグネシウム合金を前記溶解炉50に供給する材料供給装置60を有する。なお、前記マグネシウム合金は、成形品の用途等によって成分が異なり、いかなる成分から成るものであってもよいが、一般的には、AZ91マグネシウム合金が使用される。
【0018】
ここで、前記成形機フレーム12上には支持プレート13が固定され、さらに、長尺のスライドガイド15が、両端を取付部材15aを介して固定されることによって、前記支持プレート13の上方に配設されている。そして、前記射出装置20を駆動する射出駆動装置11を支持する支持台ユニット14が、図における横方向にスライド可能に、前記スライドガイド15に取り付けられている。
【0019】
また、前記支持プレート13上には、前記射出装置20の射出シリンダ21を支持するサポートブロック25がサポートブロック支持部材26を介して図における横方向にスライド可能に配設されている。なお、該サポートブロック支持部材26の下部には、サポートブロック25の高さを調整する高さ調整機構32を介してスライド部材31が取り付けられ、該スライド部材31が前記支持プレート13上をスライドする。また、前記サポートブロック25とサポートブロック支持部材26との間には断熱材27を介在させて、射出シリンダ21の熱がスライド部材31等に伝達されないようになっている。なお、必要であれば、該スライド部材31と支持プレート13との間に車輪、ベアリング、リニアガイド機構等を配設して、前記スライド部材31が支持プレート13上をスムーズにスライドすることができるようにしてもよい。また、前記サポートブロック25は複数本(例えば、四本)のタイロッド16によって射出駆動装置11に結合されている。そのため、射出シリンダ21と射出駆動装置11とは一体的に結合された状態で、成形機フレーム12上を図における横方向に移動する。
【0020】
そして、溶融された成形材料を射出するための射出シリンダ21内の空間としての円筒状空間21a内には、プランジャ22が図における横方向に移動可能に挿入されている。なお、該プランジャ22の後端部(図における右端部)は、プランジャ接続部22bを介して、射出駆動装置11の図示されないプランジャ駆動装置に接続され、該プランジャ駆動装置によって前進又は後退させられる。また、前記射出シリンダ21の外周には、温度を調節するための電気ヒータ、温水ジャケット等から成る加熱装置24が取り付けられ、前記射出シリンダ21の先端部(図における左端部)には円筒状空間21aに連通するノズル孔23aを備える射出ノズル23が配設されている。なお、前記プランジャ22には、溶融マグネシウム合金を前記射出シリンダ21の先端部における円筒状空間21aに導入するための導入孔22aが形成されている。
【0021】
また、前記ドレイン装置35は、射出シリンダ21の下方に配設され、ドレインとしての溶融マグネシウム合金を回収するためのドレイン収容装置33を有する。該ドレイン収容装置33は、前記円筒状空間21aに形成されたドレイン回収溝34aに連通し、排出されたドレインを外気から遮断された状態で収容する密閉構造を備える。そして、前記円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から漏洩した溶融マグネシウム合金は、ドレインとして、前記円筒状空間21aに形成されたドレイン回収溝34a及び該ドレイン回収溝34aに連通するドレイン管34を介して、前記ドレイン収容装置33内に排出されて回収される。
【0022】
さらに、前記射出シリンダ21の上方には、前記溶解炉50が、前記円筒状空間21aに連通する連通管52を介して取り付けられている。また、前記溶解炉50の上方には、前記サポートブロック25に固定された支柱61に取り付けられた前記材料供給装置60が配設されている。なお、必要に応じて、前記溶解炉50も前記支柱61に取り付けることができる。
【0023】
そして、前記射出装置20の前方(図における左方)には、金型装置40が配設されている。該金型装置40は、固定プラテン41に取り付けられた固定金型42aと、図示されない可動プラテンに取り付けられた可動金型42bとを有し、前記固定金型42a及び可動金型42bの合わせ面に成形品の形状を有する図示されない型としてのキャビティが形成されている。そして、前記可動金型42bは、前記可動プラテンを移動させるための図示されない型締装置が駆動することによって、前記固定金型42aに対して前進又は後退させられて、型開、型閉及び型締が行われるようになっている。前記型締装置は、例えば、サーボモータとボールナット機構との組み合わせ、油圧シリンダ装置、空圧シリンダ装置等の駆動源、及び、トグルリンク機構から成るトグル式型締装置、油圧シリンダ装置、空圧シリンダ装置等の駆動源によって可動プラテンを直接駆動する直圧式型締装置であるが、いかなる種類のものであってもよい。なお、前記固定プラテン41には、前記射出シリンダ21の射出ノズル23が進入して固定金型42aの背面(図における右側の面)にノズルタッチを行うことができるように、ノズル進入孔44が形成されている。
【0024】
また、前記固定プラテン41は、成形機フレーム12上に固定されるとともに、複数本(例えば、四本)のタイバー43によって前記型締装置の駆動源、トグル等が取り付けられた図示されないサポートプレートに結合されている。さらに、前記固定プラテン41の背面には、複数本(例えば、四本)のスライドバー17の一端(図における左端)が固定されている。そして、該スライドバー17の他端(図における右端)は、前記射出駆動装置11に対してスライド可能に取り付けられている。この場合、前記射出駆動装置11は図示されないシリンダ装置から成るスライド駆動源を備え、前記シリンダ装置のピストンロッドが前記スライドバー17の他端に接続されている。そして、前記シリンダ装置を作動させることによって、前記射出駆動装置11をスライドガイド15に沿ってスライドさせ、前記固定プラテン41に対して前記射出駆動装置11を移動させる。
【0025】
さらに、前記マグネシウム成形機10は、図示されない成形機制御装置を有する。該成形機制御装置は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、キーボード、マウス等の入力手段、入出力インターフェイス等を備え、マグネシウム成形機10が有する手段や装置の動作を統括的に制御する。なお、前記成形機制御装置は、独立したものであってもよいし、金型の移動や開閉を制御する型締装置の制御装置のような他の制御装置と一体に形成されたものであってもよい。
【0026】
次に、前記構成の射出装置20の動作について説明する。
【0027】
まず、計量工程においては、射出駆動装置11のプランジャ駆動装置を駆動してプランジャ22を徐々に後退(図における右方向へ移動)させる。すると、該プランジャ22の前方(図における左方)における射出シリンダ21の円筒状空間21aが徐々に拡大し、かつ、前記プランジャ22に形成された導入孔22aが射出シリンダ21に形成された長溝を介して連通管52と連通するので、溶解炉50内の溶融マグネシウム合金が、前記連通管52及び導入孔22aを通って、前記プランジャ22の前方における射出シリンダ21の円筒状空間21a内に供給される。そして、前記プランジャ22を所定の距離だけ後退させることによって、前記プランジャ22の前方に所定量の溶融マグネシウム合金を溜めることができる。すなわち、溶融マグネシウム合金の計量が行われる。また、前記溶解炉50内の溶融マグネシウム合金の量が減少した場合には、材料供給装置60から粉砕された固体のマグネシウム合金が前記溶解炉50内に供給される。これにより、該溶解炉50内の溶融マグネシウム合金の量を適正な値に保つことができる。
【0028】
続いて、射出工程においては、前記射出駆動装置11のスライド駆動源を駆動して前記射出駆動装置11と射出シリンダ21とを前進させ、射出ノズル23を固定プラテン41のノズル進入孔44内に進入させ、前記射出ノズル23の先端を固定金型42aの背面に押し付けてノズルタッチを行う。この場合、型締装置が駆動して可動プラテンに取り付けられた可動金型42bの合わせ面が固定金型42aの合わせ面に接触して、金型装置40は型閉が行われた状態となっている。続いて、前記プランジャ22を所定角度回転させた後、前記射出駆動装置11のプランジャ駆動装置を駆動してプランジャ22を急速に前進(図における左方向へ移動)させる。すると、該プランジャ22の前方における射出シリンダ21の円筒状空間21aが急速に縮小するので、該円筒状空間21aに溜められていた溶融マグネシウム合金が射出ノズル23のノズル孔23aを通って射出される。そして、射出された溶融マグネシウム合金は、固定金型42aの内部に形成された図示されないスプルー、ランナ等を通って、固定金型42a及び可動金型42bの合わせ面に形成されたキャビティ内に充填(てん)される。
【0029】
続いて、溶融マグネシウム合金の射出が終了すると、前記射出駆動装置11のスライド駆動源を駆動して前記射出駆動装置11と射出シリンダ21とを後退させ、元の位置へ復帰させる。そして、計量工程が再び行われ、前述された動作が繰り返される。なお、計量工程及び射出工程の間に射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から少量の溶融マグネシウム合金が不可避的に漏洩する。該溶融マグネシウム合金は、前記円筒状空間21aに形成されたドレイン回収溝34a及び該ドレイン回収溝34aに連通するドレイン管34を通ってドレイン収容装置33内に流入し、ドレインとして回収される。
【0030】
一方、金型装置40は、型締装置によって更に押圧力が加えられて型締が行われた状態となり、キャビティ内に充填された溶融マグネシウム合金は冷却され固化して、前記キャビティの形状通りの成形品となる。そして、型締装置が駆動して可動プラテンに取り付けられた可動金型42bの合わせ面が固定金型42aの合わせ面から離間して、金型装置40の型開が行われ、マグネシウム合金製の成形品が前記金型装置40から取り出される。以上のような動作を繰り返すことによって、所定数のマグネシウム合金製の成形品を成形することができる。
【0031】
次に、前記ドレイン装置35について詳細に説明する。
【0032】
図1は本発明の第1の実施の形態における溶融金属成形機のドレイン装置の構成を示す側断面図である。
【0033】
図1に示されるように、本実施の形態において、ドレイン装置35は、ドレイン収容装置33、射出シリンダ21の円筒状空間21aに形成されたドレイン回収溝34a、該ドレイン回収溝34aに連通するドレイン管34、及び、前記ドレイン収容装置33内にアルゴンガス等の不活性ガスを供給する不活性ガス供給管36aを有する。該不活性ガス供給管36aの他端はガスボンベ等の不活性ガス供給源36に接続されている。さらに、前記ドレイン装置35は、図示されないドレイン制御装置を有する。該ドレイン制御装置は、CPU、MPU等の演算手段、半導体メモリ、磁気ディスク等の記憶手段、CRT、液晶ディスプレイ等の表示手段、キーボード、マウス等の入力手段、入出力インターフェイス等を備え、ドレイン装置35が有する手段や装置の動作を統括的に制御する。なお、前記ドレイン制御装置は、独立したものであってもよいし、成形機制御装置のような他の制御装置と一体に形成されたものであってもよいし、前記成形機制御装置内に構築された制御システムの中の一部であってもよい。
【0034】
なお、図1においては、溶解炉50の断面図が細部を省略した状態で示されている。この場合、53は溶解炉50内部の溶融された成形材料としての溶融マグネシウム合金であり、53aは該溶融マグネシウム合金53の湯面であるが、該湯面53aのレベルを検出する装置、溶融マグネシウム合金53を加熱する装置等は省略されている。
【0035】
ここで、前記ドレイン収容装置33は、上面が開放された容器である本体部33a、及び、該本体部33aの上面を閉止する蓋(ふた)部材33bを備える。なお、前記本体部33aと蓋部材33bとの間には、ガスケット等のシール部材33cが介在し、ドレイン収容装置33の内部を気密にすることができる。そして、前記蓋部材33bには、ドレイン回収溝34aに連通するドレイン管34が接続されている。また、該ドレイン管34の外周には電気ヒータ、温水ジャケット等から成る加熱装置34bが取り付けられ、ドレイン管34の内部の温度を所定温度以上に維持するようになっている。これにより、射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から漏洩した溶融マグネシウム合金53は、溶融状態を維持したまま、溶融ドレインとして、ドレイン収容装置33の内部に流入する。
【0036】
なお、前記射出シリンダ21の外周にも電気ヒータ、温水ジャケット等から成る加熱装置24が取り付けられ、射出シリンダ21内部の温度を所定温度以上に維持するようになっている。そのため、射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間において、漏洩した溶融マグネシウム合金53は、固化することなく、溶融状態を維持したまま、ドレイン回収溝34aに流入する。また、該ドレイン回収溝34aの周囲も前記加熱装置24によって所定温度以上に維持されるので、溶融マグネシウム合金53は、溶融状態を維持することができる。なお、前記加熱装置24、34bの動作は前記ドレイン制御装置によって制御される。そのため、射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から漏洩した溶融マグネシウム合金53は、溶融状態を維持したまま、前記隙間を流通してドレイン回収溝34aに流入し、さらにドレイン管34を通過し、溶融ドレインとして、前記ドレイン収容装置33の内部に流入する。
【0037】
そして、前記本体部33aの側壁には不活性ガス供給管36aの一端が接続され、前記ドレイン収容装置33の内部に不活性ガス供給源36からアルゴンガス等の不活性ガスが供給される。なお、該不活性ガスの供給は前記ドレイン制御装置によって制御される。これにより、前記ドレイン収容装置33の内部を不活性ガス雰囲気にすることができるので、ドレイン収容装置33の内部に流入した溶融ドレインとしての溶融マグネシウム合金53が燃焼してしまうことがない。
【0038】
なお、前記ドレイン収容装置33の内部に流入した溶融ドレインとしての溶融マグネシウム合金53は、自然と冷却されるので、固化して固化ドレイン53bとして蓄積する。そして、前記ドレイン制御装置は、前記ドレイン収容装置33の内部に蓄積した固化ドレイン53bの量を計測し、最高許容量以上となるとマグネシウム成形機10を管理するオペレータに対して警告を発することが望ましい。これにより、オペレータは、蓋部材33bを取り外し、前記ドレイン収容装置33の内部に蓄積した固化ドレイン53bを回収することができる。なお、回収された該固化ドレイン53bは、材料供給装置60に投入され、再び成形材料として使用される。そのため、マグネシウム成形機10の成形材料の消費量を抑制することができる。
【0039】
また、射出シリンダ21の後端部(図1における右端部)には、プランジャシール用蓋部材21bが取り付けられている。該プランジャシール用蓋部材21bは、プランジャ22の後端部(図1における右端部)に接続されたプランジャ接続部22bが通過する通過孔21cを備える。そして、該通過孔21cの内周面には、O−リング等のシール部材21dが配設され、プランジャ接続部22bの外周面を気密にシールするようになっている。これにより、射出シリンダ21の後端部において円筒状空間21aは、気密にシールされるので、外気が前記円筒状空間21a内に進入し、ドレイン回収溝34a等を流通するドレインとしての溶融マグネシウム合金53と反応することがない。
【0040】
なお、前記ドレイン回収溝34aの後方(図1における右方)における円筒状空間21aの内径は、前記ドレイン回収溝34aの前方(図1における左方)における円筒状空間21aの内径と同様であり、ドレイン回収溝34aの内径よりも小さくなっている。すなわち、円筒状空間21aの内径は、ドレイン回収溝34aの前方において絞られ、該ドレイン回収溝34aにおいて拡大され、ドレイン回収溝34aの後方において再び絞られている。そのため、射出シリンダ21の先端部から円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間を後方に向けて流れてきた溶融マグネシウム合金53は、内径の大きなドレイン回収溝34aにトラップされると、該ドレイン回収溝34aの後方の円筒状空間21aに流れ込むことがない。また、仮にドレイン回収溝34aの後方の円筒状空間21aに流れ込んだ場合であっても、プランジャシール用蓋部材21bによって、射出シリンダ21の後端部において円筒状空間21aがシールされているので、溶融マグネシウム合金53が射出シリンダ21の外部に漏洩することがない。
【0041】
このように、本実施の形態において、射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から漏洩した溶融マグネシウム合金53は、溶融状態を維持したまま、前記隙間を流通してドレイン回収溝34aに流入し、さらにドレイン管34を通過し、溶融ドレインとして、前記ドレイン収容装置33の内部に流入するようになっている。
【0042】
そのため、前記溶融マグネシウム合金53は、ドレイン収容装置33の内部に流入するまでの間に固化してしまうことがないので、固化したマグネシウム合金によって、プランジャ22の動きが阻害されたり、円筒状空間21aの内面やプランジャ22の外面が損傷を受けたりすることがない。
【0043】
また、射出シリンダ21の円筒状空間21aの内面とプランジャ22の外面との隙間から漏洩した溶融マグネシウム合金53は、ドレイン収容装置33の内部に流入するまでの間に固化してしまうことがないので、すべてドレイン収容装置33に回収される。そして、回収された溶融マグネシウム合金53は、固化して固化ドレイン53bとなるが、材料供給装置60に投入され、再び成形材料として使用される。そのため、マグネシウム成形機10の成形材料の消費量を抑制することができる。
【0044】
さらに、ドレイン収容装置33の内部は気密であり、かつ、不活性ガス供給源36からアルゴンガス等の不活性ガスが供給される。そのため、前記ドレイン収容装置33の内部を不活性ガス雰囲気にすることができるので、ドレイン収容装置33の内部に流入した溶融ドレインが燃焼してしまうことがない。
【0045】
さらに、射出シリンダ21の後端部にはプランジャシール用蓋部材21bが取り付けられ、射出シリンダ21の後端部において円筒状空間21aが気密にシールされている。そのため、外気が前記円筒状空間21a内に進入してドレインとしての溶融マグネシウム合金53と反応することがない。
【0046】
さらに、円筒状空間21aの内径がドレイン回収溝34aの後方において絞られているので、溶融マグネシウム合金53は、内径の大きなドレイン回収溝34aにトラップされると、該ドレイン回収溝34aの後方の円筒状空間21aに流れ込むことがない。また、仮にドレイン回収溝34aの後方の円筒状空間21aに流れ込んだ場合であっても、プランジャシール用蓋部材21bによって、射出シリンダ21の後端部において円筒状空間21aがシールされている。そのため、溶融マグネシウム合金53が射出シリンダ21の外部に漏洩することがない。
【0047】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構成を有するものについては、同じ符号を付与することにより、その説明を省略する。また、前記第1の実施の形態と同じ動作及び同じ効果についても、その説明を省略する。
【0048】
図3は本発明の第2の実施の形態における溶融金属成形機のドレイン装置の構成を示す側断面図である。
【0049】
本実施の形態においては、ドレイン収容装置33に回収された溶融マグネシウム合金53を固化させずに、溶融状態を維持したまま溶解炉50に戻して流入させるようになっている。そのため、前記ドレイン収容装置33における本体部33a外周には電気ヒータ、温水ジャケット等から成る加熱装置33dが取り付けられ、ドレイン収容装置33の内部の温度を所定温度以上に維持するようになっている。なお、前記加熱装置33dの動作は前記ドレイン制御装置によって制御される。これにより、前記ドレイン収容装置33の内部に流入した溶融ドレインとしての溶融マグネシウム合金53は、冷却されないので固化することなく、溶融状態を維持したまま貯留ドレインとして蓄積する。
【0050】
また、本実施の形態におけるドレイン装置35は、前記ドレイン収容装置33と溶融された成形材料を貯留する溶解炉50とを結ぶ戻し管37を有する。ここで、前記ドレイン収容装置33の本体部33aの底面には前記戻し管37の一端が接続されている。そして、前記戻し管37の外周にも電気ヒータ、温水ジャケット等から成る加熱装置37aが取り付けられ、前記戻し管37内部の温度を所定温度以上に維持し、貯留ドレインとしての溶融マグネシウム合金53を溶融状態に維持したまま溶解炉50に戻して流入させるようになっている。なお、前記加熱装置37aの動作は前記ドレイン制御装置によって制御される。そのため、前記戻し管37内を流通する溶融マグネシウム合金53は、固化することなく、溶融状態を維持したまま溶解炉50に流入する。
【0051】
なお、前記戻し管37外周の一部には、溶融状態のドレインを前記戻し管37内を流動させるための電磁ポンプ38が配設される。該電磁ポンプ38は、導電形又は誘電形のいずれであってもよいが、本実施の形態においては、導電性流体である溶融マグネシウム合金53に誘導電流を発生させ、該誘導電流と磁界との電磁力によって溶融マグネシウム合金53を流動させる形式の誘電形であるとする。もっとも、電磁ポンプ38を使用することなく、通常のターボ形ポンプや容積形ポンプによって溶融マグネシウム合金53を流動させることも考えられるが、この場合、溶融マグネシウム合金53の流路内に羽根車やピストンのような駆動部材を配設する必要があり、該駆動部材を駆動するための駆動軸が戻し管37のような溶融マグネシウム合金53の流路の壁面を貫通することになる。そのため、駆動軸の貫通箇所から溶融マグネシウム合金53が漏洩して外気と反応してしまう。また、前記駆動軸の貫通箇所をシール部材等によって厳密にシールしようとすると、シール部材等の構成が複雑になってしまう。
【0052】
これに対し、本実施の形態のように電磁ポンプ38を使用する場合、溶融マグネシウム合金53の流路内に駆動部材を配設する必要がなく、該駆動部材を駆動するための駆動軸も不要となる。そのため、簡単な構成でありながら、戻し管37のような溶融マグネシウム合金53の流路の壁面から溶融マグネシウム合金53が漏洩して外気と反応してしまうことがない。
【0053】
また、前記電磁ポンプ38の動作は前記ドレイン制御装置によって制御される。この場合、溶解炉50内の溶融マグネシウム合金53及びドレイン収容装置33内の貯留ドレインとしての溶融マグネシウム合金53の量が所定範囲内に維持されるように、前記電磁ポンプ38の動作が制御される。その他の点の構成については、前記第1の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0054】
このように、本実施の形態において、ドレイン収容装置33の内部に流入した溶融ドレインとしての溶融マグネシウム合金53は、溶融状態を維持したまま貯留ドレインとして蓄積し、戻し管37を通って溶解炉50に流入する。そのため、オペレータの人手によることなく、より効率的に、貯留ドレインを再び成形材料として使用することができる。
【0055】
また、電磁ポンプ38によって戻し管37内の溶融マグネシウム合金53を流動させるので、簡単な構成でありながら、戻し管37の壁面等から溶融マグネシウム合金53が漏洩して外気と反応することを確実に防止することができる。
【0056】
なお、前記実施の形態においては、金属としてマグネシウムを使用した場合について説明したが、アルミニウム、亜鉛等の金属を使用した場合についても本発明は適用することができる。また、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0057】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、ドレイン装置付き溶融金属成形機においては、溶融された成形材料を射出する射出シリンダと、該射出シリンダ内の空間を移動するプランジャと、前記空間に形成されたドレイン回収溝と、該ドレイン回収溝に連通し、排出されたドレインを外気から遮断された状態で収容する密閉構造を備えるドレイン収容装置とを有する。
【0058】
この場合、ドレインとしての成形材料が固化してプランジャの動きを阻害したり、空間の内面やプランジャの外面が損傷を受けたりすることがない。また、ドレインとしての成形材料が外気と反応することがない。さらに、簡素な構成であり、コストを低くすることができる。
【0059】
他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置内に不活性ガスを供給する不活性ガス供給管を有し、前記ドレイン収容装置内を不活性ガス雰囲気にする。
【0060】
この場合、前記ドレイン収容装置内が不活性ガス雰囲気なので、ドレイン収容装置内に流入したドレインが燃焼してしまうことがない。
【0061】
更に他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置は、加熱装置を備え、収容するドレインを溶融状態に維持する。
【0062】
この場合、ドレインを成形材料として効率的に再使用することができる。
【0063】
更に他のドレイン装置付き溶融金属成形機においては、さらに、前記ドレイン収容装置と溶融された成形材料を貯留する溶解炉とを結ぶ戻し管を有し、溶融状態のドレインを、電磁ポンプによって前記戻し管内を流動させ、前記ドレイン収容装置から溶解炉に戻す。
【0064】
この場合、簡単な構成でありながら、戻し管の壁面等から溶融状態のドレインが漏洩して外気と反応することを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における溶融金属成形機のドレイン装置の構成を示す側断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における溶融金属成形機の構成を示す側面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態における溶融金属成形機のドレイン装置の構成を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 マグネシウム成形機
21 射出シリンダ
22 プランジャ
33 ドレイン収容装置
33d、34b、37a 加熱装置
34a ドレイン回収溝
35 ドレイン装置
36a 不活性ガス供給管
37 戻し管
38 電磁ポンプ
50 溶解炉
53 溶融マグネシウム合金[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a molten metal forming machine with a drain device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, in a molten metal molding machine, a molten metal, for example, a magnesium alloy is injected into a mold from an injection device to form a desired molded product. As one type of such a molten metal forming machine, a thixomolding type magnesium forming machine is known. In the thixomolding type magnesium molding machine, a pulverized solid magnesium alloy is supplied into a cylinder from a supply port of an injection device, and the magnesium alloy is semi-solidified by a rotary stirring (stirring) action of a screw in the cylinder. It is made into a slurry and injected. However, since the magnesium alloy is turned into a semi-solid slurry by the rotational stirring action of the screw in the cylinder, the structure of the cylinder, screw, etc. becomes complicated, high machining accuracy is required, and temperature control of the cylinder, screw, etc. This makes the production and operation costs of the injection device high.
[0003]
Therefore, there has been proposed a molten metal forming machine that supplies a molten metal heated in a melting furnace connected to an injection device into a cylinder of the injection device (for example, see Patent Document 1). In this case, since the molten metal is supplied to the injection device, the configuration of the injection device can be simplified, the temperature of the cylinder and the like can be easily controlled, and the manufacturing cost and operation cost of the injection device can be reduced. .
[0004]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-28767 [0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-mentioned conventional molten metal forming machine has a mechanism for appropriately discharging molten metal leaked from the gap between the inner surface of the injection cylinder and the outer surface of the plunger to the outside of the injection device. As a result, the leaked molten metal is solidified in a gap between the inner surface of the injection cylinder and the outer surface of the plunger, thereby obstructing the movement of the plunger, or the leaked molten metal reacts with the outside air.
[0006]
When the molten metal is injected from the injection device, the space of the injection cylinder in front of the plunger is reduced by advancing the plunger, and the molten metal stored in the space is removed from the nozzle hole (hole). It is designed to be injected. In this case, since the pressure of the molten metal stored in the space increases, a part of the molten metal leaks backward from an unavoidable gap between the inner surface of the injection cylinder and the outer surface of the plunger.
[0007]
When the leaked molten metal moves backward through the gap between the inner surface of the injection cylinder and the outer surface of the plunger, the molten metal is cooled and solidified because the temperature of the injection cylinder and the plunger in the rear portion is low. Then, the movement of the plunger is hindered by the solidified metal, or the inner surface of the injection cylinder or the outer surface of the plunger is damaged.
[0008]
Also, if the leaked molten metal leaks out of the injection device as it is, it reacts with the outside air. However, it is conceivable to prevent the reaction of the leaked molten metal by setting the entire periphery of the injection device to an inert gas atmosphere. However, in this case, it is necessary to provide a cover that covers the entire periphery of the injection device and supply a large amount of inert gas, thereby increasing the cost of the molten metal forming machine.
[0009]
The present invention solves the problems of the conventional molten metal forming machine, and appropriately discharges and collects molten metal as a drain leaked from a gap between an inner surface of an injection cylinder and an outer surface of a plunger to the outside of the injection device. By doing so, a molten metal forming machine with a drain device with a simple configuration and low cost is prevented without the molten metal as a drain solidifying and hindering the movement of the plunger or reacting with the outside air. The purpose is to provide.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the molten metal forming machine with a drain device of the present invention, an injection cylinder that injects the molten molding material, a plunger that moves in a space inside the injection cylinder, and a drain recovery groove formed in the space. And a drain accommodating device having a sealed structure that communicates with the drain recovery groove and accommodates the discharged drain in a state of being shielded from outside air.
[0011]
In another molten metal forming machine with a drain device of the present invention, an inert gas supply pipe for supplying an inert gas into the drain accommodating device is further provided, and the inside of the drain accommodating device is set to an inert gas atmosphere. .
[0012]
In still another molten metal forming machine with a drain device according to the present invention, the drain accommodating device further includes a heating device to maintain the contained drain in a molten state.
[0013]
In still another molten metal forming machine with a drain device of the present invention, the molten metal forming machine further includes a return pipe connecting the drain storage device and a melting furnace for storing the molten molding material, and the molten drain is provided by an electromagnetic pump. This causes the inside of the return pipe to flow, and returns from the drain storage device to the melting furnace.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0015]
FIG. 2 is a side view showing the configuration of the molten metal forming machine according to the first embodiment of the present invention.
[0016]
In this embodiment, an example in which magnesium is used as a metal will be described.
[0017]
In the figure, reference numeral 10 denotes a magnesium forming machine as a molten metal forming machine, and a magnesium alloy for a decorative device, various containers, precision parts, a housing of a precision device such as a camera and a computer, an automobile part, an office machine part, and the like. Molding machine for molding various molded products. The magnesium molding machine 10 includes an
[0018]
Here, a
[0019]
A
[0020]
A
[0021]
The
[0022]
Further, the melting
[0023]
A
[0024]
Further, the fixed
[0025]
Further, the magnesium molding machine 10 has a molding machine control device (not shown). The molding machine control device is provided with arithmetic means such as a CPU and an MPU, storage means such as a semiconductor memory and a magnetic disk, display means such as a CRT and a liquid crystal display, input means such as a keyboard and a mouse, and an input / output interface. The operation of the means and devices of the molding machine 10 is controlled overall. Note that the molding machine control device may be an independent device, or may be formed integrally with another control device such as a control device of a mold clamping device for controlling movement and opening and closing of a mold. You may.
[0026]
Next, the operation of the
[0027]
First, in the measuring step, the plunger driving device of the
[0028]
Subsequently, in the injection step, the slide drive source of the
[0029]
Subsequently, when the injection of the molten magnesium alloy is completed, the slide drive source of the
[0030]
On the other hand, the
[0031]
Next, the
[0032]
FIG. 1 is a side sectional view showing a configuration of a drain device of a molten metal forming machine according to a first embodiment of the present invention.
[0033]
As shown in FIG. 1, in the present embodiment, the
[0034]
In FIG. 1, a sectional view of the melting
[0035]
Here, the drain
[0036]
A
[0037]
One end of an inert
[0038]
The
[0039]
A plunger
[0040]
The inside diameter of the
[0041]
As described above, in the present embodiment, the
[0042]
Therefore, since the
[0043]
Further, the
[0044]
Further, the inside of the drain
[0045]
Further, a plunger sealing
[0046]
Further, since the inner diameter of the
[0047]
Next, a second embodiment of the present invention will be described. The components having the same configuration as in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof will be omitted. The description of the same operation and effect as those of the first embodiment is omitted.
[0048]
FIG. 3 is a side sectional view showing a configuration of a drain device of a molten metal forming machine according to a second embodiment of the present invention.
[0049]
In the present embodiment, the
[0050]
Further, the
[0051]
An
[0052]
On the other hand, when the
[0053]
The operation of the
[0054]
As described above, in the present embodiment, the
[0055]
Further, since the
[0056]
In the above embodiment, the case where magnesium is used as a metal has been described. However, the present invention can be applied to a case where a metal such as aluminum and zinc is used. In addition, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and can be variously modified based on the gist of the present invention, and they are not excluded from the scope of the present invention.
[0057]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, in a molten metal forming machine with a drain device, an injection cylinder for injecting a molten molding material, a plunger moving in a space in the injection cylinder, and the space And a drain accommodating device having a hermetically sealed structure that communicates with the drain collection groove and accommodates the discharged drain in a state of being shielded from the outside air.
[0058]
In this case, the molding material as the drain does not solidify and hinder the movement of the plunger, and the inner surface of the space and the outer surface of the plunger are not damaged. Also, the molding material as the drain does not react with the outside air. Further, the configuration is simple, and the cost can be reduced.
[0059]
In another molten metal forming machine with a drain device, an inert gas supply pipe for supplying an inert gas into the drain accommodating device is further provided, and the inside of the drain accommodating device is set to an inert gas atmosphere.
[0060]
In this case, since the inside of the drain storage device is an inert gas atmosphere, the drain flowing into the drain storage device does not burn.
[0061]
In still another molten metal forming machine with a drain device, the drain accommodating device further includes a heating device to maintain the contained drain in a molten state.
[0062]
In this case, the drain can be efficiently reused as a molding material.
[0063]
In still another molten metal forming machine with a drain device, the molten metal forming machine further includes a return pipe connecting the drain accommodating device and a melting furnace for storing the molten molding material. The tube is allowed to flow and returned from the drain storage device to the melting furnace.
[0064]
In this case, it is possible to reliably prevent the drain in the molten state from leaking from the wall surface or the like of the return pipe and reacting with the outside air with a simple configuration.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a configuration of a drain device of a molten metal forming machine according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view showing a configuration of a molten metal forming machine according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a side sectional view showing a configuration of a drain device of a molten metal forming machine according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
Reference Signs List 10
Claims (4)
(b)該射出シリンダ内の空間を移動するプランジャと、
(c)前記空間に形成されたドレイン回収溝と、
(d)該ドレイン回収溝に連通し、排出されたドレインを外気から遮断された状態で収容する密閉構造を備えるドレイン収容装置とを有することを特徴とするドレイン装置付き溶融金属成形機。(A) an injection cylinder for injecting the molten molding material;
(B) a plunger moving in a space inside the injection cylinder;
(C) a drain recovery groove formed in the space;
(D) a molten metal forming machine with a drain device, comprising: a drain accommodating device that communicates with the drain recovery groove and has a sealed structure that accommodates the discharged drain in a state of being shielded from outside air.
(b)前記ドレイン収容装置内を不活性ガス雰囲気にする請求項1に記載のドレイン装置付き溶融金属成形機。(A) an inert gas supply pipe for supplying an inert gas into the drain accommodating device;
(B) The molten metal forming machine with a drain device according to claim 1, wherein the inside of the drain accommodating device is set to an inert gas atmosphere.
(b)溶融状態のドレインを、電磁ポンプによって前記戻し管内を流動させ、前記ドレイン収容装置から溶解炉に戻す請求項3に記載のドレイン装置付き溶融金属成形機。(A) a return pipe connecting the drain storage device and a melting furnace for storing the molten molding material,
(B) The molten metal forming machine with a drain device according to claim 3, wherein the molten drain is caused to flow in the return pipe by an electromagnetic pump and returned from the drain storage device to a melting furnace.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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---|---|---|---|---|
US7749426B2 (en) | 2007-02-06 | 2010-07-06 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Method for controlling molten metal material leaking in injection apparatus of metal molding apparatus |
US7858017B2 (en) | 2006-12-18 | 2010-12-28 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Material melting and holding apparatus of metal molding apparatus and rod material melting method |
US7926546B2 (en) | 2008-01-16 | 2011-04-19 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Device for melting, storing, and feeding metal material from bar-shaped metal material intended for injection apparatus for molding metal product |
US8021117B2 (en) | 2005-02-22 | 2011-09-20 | Hitachi Metals Precision, Ltd. | Impeller for supercharger and method of manufacturing the same |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087582A patent/JP2004291032A/en active Pending
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