JP2004287947A - データ管理装置およびデータ管理プログラム - Google Patents

データ管理装置およびデータ管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のデータ管理装置内のプログラムバージョンの同期をとること。
【解決手段】クライアント1からサーバ2のレポジトリ4の変更指示がなされると、サーバ2は、レポジトリ4を変更後、変更情報を電子メールによりサーバ6に送信する。サーバ6は受信した変更情報に基づいてレポジトリ8を変更する。これによりサーバ2のレポジトリ4のプログラムバージョンをサーバ6のレポジトリ8に容易に反映することが可能となる。また、サーバ2のレポジトリ4のプログラムバージョンとサーバ6のレポジトリ8のプログラムバージョンの非同期となる時間を短縮することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ管理装置およびデータ管理プログラムに関し、特に他のデータ管理装置と接続されたデータ管理装置およびそのデータ管理装置で実行されるデータ管理プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータシステムは複数のコンピュータプログラム(以下、プログラムという)が実行されることにより実現される。コンピュータシステムの規模が大きくなると、コンピュータシステムの開発期間を短縮するために、複数の開発者が協力して複数のプログラムを作成することがなされている。コンピュータシステムでは1つのプログラムの変更が他のプログラムの動作に影響を与える場合がある。例えば、プログラムが互いにデータや引数の受け渡しなどを行なう場合である。そのため複数の開発者が協力して複数のプログラムを作成する場合、開発者は他のプログラムバージョンを考慮して自己が担当するプログラムを作成することが重要となる。
【0003】
そこで、コンピュータシステム開発に関する全てのプログラムを1台のサーバに記憶し、複数の開発者が最新のバージョンのプログラムを参照することができるようにしたシステムがある。
【0004】
また複数人が距離の離れた場所で異なるプログラムを作成する場合がある。例えば、東京と大阪で異なるプログラムを作成する場合である。この場合、東京と大阪にそれぞれ上記のサーバを設置してネットワークで接続する。各サーバには同じプログラムを記憶する。この場合には、互いのサーバ内のプログラムバージョンの同期をとる必要がある。
【0005】
ここでプログラムバージョンの同期をとる方法の1つは、サーバ内のプログラムを変更する権限を与えられたクライアントに、その変更を依頼する方法である。通常は、例えば大阪のサーバに接続するクライアントから直接東京のサーバ内のプログラムを変更することができない。このため大阪のサーバに接続するクライアントは該クライアントで作成したプログラムを、東京のサーバ内のプログラムを変更する権限が与えられた東京のサーバに接続するクライアントに送信する。その後、変更依頼を受けた東京サーバに接続するクライアントは、受信したプログラムにより東京のサーバ内のプログラムを変更する。
【0006】
他の方法として、サーバでバッチ処理などを行ってプログラムバージョンの同期をとる方法がある。例えば、大阪のサーバでは、サーバ内のプログラムは該サーバに接続したクライアントからの指示のみで変更される。一方、東京のサーバでは、サーバ内のプログラムは該サーバに接続したクライアントからの指示のみで変更される。バッチ処理による方法では、所定の時間が経過後、互いのサーバ内のプログラムが送受信される。各サーバは、サーバ内のプログラムバージョンより新しいバージョンのプログラムを受信したとき、各サーバ内の古いプログラムを最新バージョンのプログラムに変更する。
【0007】
【非特許文献1】
「UNIX MAGAZINE2001年1月号」株式会社アスキー、2001年1月1日発行、p.24−35
【0008】
【非特許文献2】
大月美佳著「Concurrent Versions System」株式会社秀和システム、2001年10月25日、p.204−221
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、プログラムを変更したクライアントは、プログラムを変更するたびにサーバのプログラムを変更する権限を有するクライアントに変更依頼しなければならなかった。よって変更依頼されるクライアントの負担が大きかった。
【0010】
また所定の時間の経過後にバッチ処理などで複数のサーバ内のプログラムバージョンの同期をとる方法では、サーバ内のプログラムが変更されてからバッチ処理が行なわれるまでの間、互いのサーバ内のプログラムバージョンの同期がとれていない状態が長く続いていた。
【0011】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つはクライアントでのプログラムの変更を容易にサーバへ反映させることが可能なデータ管理装置およびデータ管理プログラムを提供することである。
【0012】
この発明の他の目的は、複数のサーバ内のプログラムバージョンの非同期の時間を短縮することが可能なデータ管理装置およびデータ管理プログラムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明のある局面によれば、データ管理装置はデータを記憶する記憶手段と、データの複製を記憶する別のサーバから、データの変更部分を少なくとも含む変更情報とデータを特定するための識別情報とを受信する受信手段と、変更情報の受信に応じて、記憶手段に記憶されている識別情報で特定されるデータを変更情報に基づき変更する変更手段と、変更手段による変更に応じて、少なくとも変更されたデータの識別情報を含む報知情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する送信手段とを備える。
【0014】
この発明に従えば、別のサーバの変更データを受信して、受信した情報に基づいて自己のサーバ内のデータを変更する。他のサーバ内のデータの変更を容易に自己のサーバに反映することが可能なデータ管理装置を提供することができる。
またサーバ内のデータを変更した情報を予め定められた電子メールアドレスに送信するので、開発者はサーバ内のデータが変更された旨を直ちに知ることができる。
【0015】
好ましくは、受信手段は別のサーバにおいて新規に作成された新規データと、新規データの識別情報とを受信する新規データ受信手段を含み、新規データの受信に応じて、新規データの識別情報と新規データとを関連付けて記憶手段に記憶する追加手段をさらに備え、送信手段は、追加手段による追加に応じて、少なくとも新規データの識別情報を含む追加情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する送信手段を含む。
【0016】
この発明に従えば、別のサーバにおいて新規に作成された新規データを受信して、受信した情報に基づいて自己のサーバに新規データを追加する。またサーバ内に新規データを追加した情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する。その結果、開発者は新規にデータが追加された旨を直ちに知ることができる。
【0017】
好ましくは、受信手段はデータを変更した者に与えられた電子メールアドレスと、変更の元となったデータのバージョン情報とをさらに受信し、変更手段は受信されたバージョン情報と記憶手段に記憶されたデータのバージョン情報とを比較して変更するか否かを判断する変更判断手段を含み、変更判断手段により変更すると判断されたときに変更し、変更判断手段により変更しないと判断されたときに、データの識別情報と、変更しなかった旨を示すエラー情報とを、受信された電子メールアドレス宛に送信する変更不可通知手段をさらに備える。
【0018】
この発明に従えば、変更データを受信したサーバがデータを変更しなかったときにエラー情報をデータの変更者に通知する。その結果、データの変更者はサーバ内のデータが変更されなかったことを直ちに知ることが可能となる。
【0019】
好ましくは、記憶手段により記憶しているデータを、データ毎に予め定められた所定のアクセス者にのみ公開を許可するデータ公開制限手段をさらに備える。
【0020】
この発明に従えば、サーバ内のデータ毎にアクセス可能なユーザを設定する。その結果、公開しないデータへのアクセスを防止することが可能となる。
【0021】
好ましくは、記憶手段により記憶しているデータ毎に変更を禁止する変更禁止手段をさらに備える。
【0022】
この発明に従えば、サーバ内のデータ毎にデータ変更の可否を設定することできる。その結果、変更を禁止されている者からのサーバ内のデータ変更を防止することできる。また誤ったデータの変更を防止することが可能となる。
【0023】
好ましくは、記憶手段は、前記データと電子メールアドレスとを関連付けて記憶する。
【0024】
この発明に従えば、サーバ内のデータ毎に電子メールを送信するメールアドレスを設定する。その結果、データが変更された場合、変更されたデータに関連する開発者などに変更された旨を通知することが可能となる。
【0025】
好ましくは、送信手段は、送信する情報を暗号化する暗号化手段を含み、受信手段は、暗号化手段により暗号化された情報を復号化する復号化手段を含む。
【0026】
この発明に従えば、電子メールの内容を暗号化してから送信する。また、暗号化された電子メールを復号化する。その結果、電子メールの内容が漏洩、盗聴などされても電子メールの内容を外部に知られることを防止することが可能となる。
【0027】
本発明の他の局面に従うと、データを記憶するステップと、データの複製を記憶する別のサーバから、データの変更部分を少なくとも含む変更情報とデータを特定するための識別情報とを受信するステップと、変更情報の受信に応じて、記憶手段に記憶されている識別情報で特定されるデータを変更情報に基づき変更するステップと、変更手段による変更に応じて、少なくとも変更されたデータの識別情報を含む報知情報を予め定められた電子メールアドレスに送信するステップとをコンピュータに実行させる。
【0028】
この発明に従えば、別のサーバの変更データを受信して、受信した情報に基づいて自己のサーバ内のデータを変更する。またサーバ内のデータを変更した情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する。その結果、データ管理プログラムをコンピュータに実行させることにより、他のサーバのデータを直ちに変更することができる。また開発者は直ちにサーバ内のデータが変更された旨を知ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、図中において同一符号は、同一または相当する部材を示す。従って、重複する説明は繰り返さない。
[実施の形態]
図1は本実施の形態におけるデータ管理システムの構成図である。図1を参照してデータ管理システムはサーバ2とサーバ6とを含む。サーバ2、6はデータ管理装置である。サーバ2とサーバ6はインターネットなどのネットワーク5を介して接続される。クライアント1はサーバ2に接続され、クライアント9はサーバ6に接続される。なお、サーバ2、6には複数のクライアントが接続されるようにしてもよい。ここでサーバ2とサーバ6の接続はインターネットに限らずLAN(Local Area Network)、専用線などのネットワークを含む。またインターネット5を介して接続されるサーバ2、6は3台以上存在してもよい。
【0030】
サーバ2はテーブルエリア3と、レポジトリ4とを含む。サーバ6はテーブルエリア7と、レポジトリ8とを含む。サーバ2,6はパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の一般的なコンピュータである。そのハード構成及び動作は周知であるためここでは説明を繰り返さない。またサーバ6はサーバ2と同様の構成を備えるため、以下サーバ2について説明する。
【0031】
図2は本実施の形態におけるサーバの構成の概略を示すブロック図である。図2を参照して、サーバ2は各種のテーブル情報を記憶したテーブルエリア3と、レポジトリ4とを含む。レポジトリ4は、データと該データの識別情報を記憶する。識別情報とは、レポジトリ4のデータから1つのファイルや項目などを特定するための情報である。例えば、プログラム名などである。テーブルエリア3は、電子メールアドレスの取得に使用されるメールアドレステーブル10と、データを予め定められた者に公開するために使用される公開許可テーブル11と、データの公開を禁止するために使用される公開禁止テーブル12と、データの変更を禁止するために使用される変更禁止テーブル13と、レポジトリ4のデータ変更を通知する変更通知先を特定するために使用される変更通知先テーブル14とを含む。なお上記のテーブル10〜14が保持する情報はテキストファイル形式など他の方法で保持されてもよい。
【0032】
レポジトリ4のデータはプログラム、売上データ、電話番号データ、顧客データなど各種データを含む。ここでは、レポジトリ4のデータはプログラムとして説明する。なお、データ管理装置は複数のサーバから構成されてもよい。例えば、テーブルエリア3を保持したサーバとレポジトリ4を保持したサーバとで構成され、全体としてデータ管理装置と同様の機能を有する場合である。
【0033】
次にサーバ2のレポジトリ4にプログラムを格納する構造の概念について説明する。図3は本実施の形態におけるサーバに記憶したプログラムの一例を示すディレクトリ構成図である。図3を参照してレポジトリ4に記憶する「module1」は「README」と、「project1」とを含み、「project1」は「a.cpp」と、「b.cpp」と、「c.cpp」とを含む。ここで、プログラム名「a.cpp」を示す場合は「module1/project1/a.cpp」で表現する。プログラムを指定する場合は、この階層構造を利用して1度に複数のプログラムを指定することができる。例えば、「module1/project1」と表現した場合は、「project1」配下の「a.cpp」と、「b.cpp」と、「c.cpp」とを含む。
【0034】
図4は本実施の形態におけるデータ管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、図1のクライアント1がプログラムを変更した場合を例に説明する。クライアント1は、変更するプログラムをサーバ2から取得するためにサーバ2のプログラムにアクセスする(S101)。サーバ2はテーブルエリア3の公開許可テーブル11を参照しクライアント1がプログラムにアクセスする権限を与えられているかを調べる。図5は公開許可テーブルの一例を示す図である。図5を参照して公開許可テーブル11は公開許可データ項目と、公開許可機器項目とを含み、公開許可データと公開許可機器を関連付けたテーブルである。例えば、公開許可データ項目のプログラム「module1/project1/b.cpp」は公開許可機器項目の機器「クライアントA01」と関連付けられている。これは、「クライアントA01」はレポジトリ4のプログラム「module1/project1/b.cpp」にアクセスできることを意味する。
【0035】
図4に戻ってステップS102で、クライアント1にプログラムにアクセスする権限が与えられていない場合、クライアント1はプログラムにアクセスできない旨の通知をサーバ2から受ける(S103)。クライアント1にプログラムにアクセスする権限が与えられている場合、サーバ2はプログラムをクライアント1に送信する(S104)。クライアント1はサーバ2からプログラムを受信し(S105)、受信したプログラムを変更する(S106)。クライアント1はプログラムの変更をサーバ2のレポジトリ4に反映するため変更情報をサーバ2へ送信する(S107)。変更情報には少なくとも変更されたプログラムの変更部分が含まれる。
【0036】
サーバ2はクライアント1から変更情報を受信する(S108)。サーバ2は受信した変更情報をレポジトリ4に反映するか否かを、変更禁止テーブル13を参照して判断する(S109)。図6は変更禁止テーブルの一例を示す図である。図6を参照して変更禁止テーブル13は変更禁止データ項目と、変更禁止機器項目とを含み、変更禁止データと変更禁止機器を関連付けたテーブルである。例えば、変更禁止機器項目の機器「クライアントA01」は変更禁止データ項目のプログラム「module1/project1/a.cpp」と関連付けられており、これは、「クライアントA01」は、レポジトリ4に記憶する変更禁止データ項目のプログラム「module1/project1/a.cpp」を変更することができないことを意味する。
【0037】
図4に戻ってステップS109でレポジトリ4を変更しない場合、サーバ2はエラーメールをクライアント1に送信する(S110)。エラーメールにはレポジトリ4のプログラムが変更されなかった旨が含まれる。クライアント1はサーバ2からエラーメールを受信する(S111)と、エラーメールからレポジトリ4のプログラムが変更されなかったことを知ることができる。
【0038】
レポジトリ4を変更する場合、サーバ2はクライアント1から受信した変更情報に基づいてレポジトリ4のプログラムを変更する(S112)。次にサーバ2はサーバ6に送信するための変更情報メールを作成する(S113)。変更情報メールにはサーバ6のレポジトリ8を変更するための変更情報が含まれる。サーバ2は変更情報メールを暗号化する(S114)。変更情報メールが盗聴、漏洩などされた場合に変更情報の内容が知られるのを防止するためである。サーバ2は暗号化した変更情報メールを電子メールでサーバ6に送信する(S115)。
次にサーバ2はレポジトリ4のプログラムを変更したことをクライアント9に通知するための変更通知メールを作成し(S116)、クライアント9に送信する(S117)。これにより、クライアント9はサーバ2のレポジトリ4のプログラムが変更されたことを知ることができる。
【0039】
サーバ6は変更情報メールを受信し(S118)、受信した変更情報メールを復号化する(S119)。サーバ6は受信した変更情報をレポジトリ8に反映するか否かを、変更禁止テーブル13を参照して判断する(S120)。レポジトリ8を変更しない場合、サーバ6はエラーメールをクライアント1に送信する(S121)。サーバ6は、クライアント1の電子メールアドレスを後述するメールアドレステーブル10から取得する。クライアント1はサーバ6からエラーメールを受信する(S111)と、エラーメールからレポジトリ8のプログラムが変更されなかったことを知ることができる。レポジトリ8を変更する場合、サーバ6はサーバ2から受信した変更情報メールの変更情報に基づいてレポジトリ8のプログラムを変更する(S122)。
【0040】
サーバ2がレポジトリ4を変更後、変更情報を電子メールでサーバ6に送信し、サーバ6は受信した変更情報に基づいてレポジトリ8を変更する。これによりサーバ2のレポジトリ4のプログラムバージョンとサーバ6のレポジトリ8のプログラムバージョンとの非同期の時間を短縮することが可能となる。次に、サーバ6はレポジトリ8のプログラムを変更したことをクライアント9に通知するための変更通知メールを作成し(S123)、クライアント9に送信する(S124)。サーバ6は、クライアント9の電子メールアドレスを後述するメールアドレステーブル10から取得する。
【0041】
クライアント9はサーバ2およびサーバ6の変更通知メールを受信する(S125)。これにより、クライアント9は、サーバ2のレポジトリ4とサーバ6のレポジトリ8とが変更されたことを知ることができる。なお、クライアント9はいずれか1つのサーバからのみ変更通知メールを受信するように設定してもよい。例えば、サーバ2がクライアント9に変更通知メールを送信したときは、サーバ6はクライアント9に変更通知メールを送信しないようにしてもよい。
【0042】
図7は本実施の形態におけるサーバで実行されるデータ変更処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、サーバ2が他のサーバから暗号化された変更情報メールを受信し、レポジトリ4を変更する場合について説明する。サーバ2は受信した変更情報メールを復号化する(S201)。復号化した変更情報メールから変更情報を取得する(S202)。ここで変更情報は、変更を指示したクライアントのメールアドレスと、変更したプログラム名と、変更プログラムと、変更されたプログラムの変更の元となったプログラムのバージョン情報である。
【0043】
次に変更するプログラム名が変更禁止テーブル13に存在するか確認する(S203)。変更するプログラム名が変更禁止テーブル13に存在するときは、サーバ2はレポジトリ4を変更しない。レポジトリ4を変更しないとき、サーバ2は変更しなかった旨のエラーメールを変更指示したクライアントのメールアドレスに送信する(S208)。エラーメールは変更するプログラム名が変更禁止テーブル13に存在したためにレポジトリ4は変更されなかった旨のエラー理由を含んでもよい。
【0044】
変更するプログラム名が変更禁止テーブル13に存在しないときは、サーバ2はレポジトリ4の変更の可否の判断を行なう(S204)。ここで変更の可否の判断は、変更されたプログラムの変更の元となったプログラムのバージョン情報とレポジトリ4のプログラムのバージョン情報とを比較して行なう。変更の元となったプログラムのバージョン情報とレポジトリ4のプログラムのバージョン情報とが一致すればレポジトリ4を変更し、一致しなければ変更しない。
【0045】
変更しないときは、変更を指示した機器にエラーメールを送信する(S208)。この場合のエラーメールは、変更の元となったプログラムのバージョン情報とレポジトリ4のプログラムのバージョン情報とが一致しなかった旨のエラー理由を含んでもよい。
【0046】
変更するときは、サーバ2はレポジトリ4を変更する変更処理を行なう(S205)。次にレポジトリ4の変更が正常に完了したかを確認する(S206)。
変更が失敗した場合は変更を指示した機器にエラーメールを送信する(S208)。この場合のエラーメールは変更処理が失敗した旨のエラー理由を含んでもよい。レポジトリ4の変更が正しく行なわれた場合、サーバ2は変更通知メールを変更通知先機器に送信する変更通知処理を行なう(S207)。
【0047】
次にサーバ2がレポジトリ4を変更した場合の変更通知処理について説明する。図8は本実施の形態におけるデータ管理装置で変更通知メールを送信する変更通知処理の流れを示すフローチャートである。サーバ2はレポジトリ4の変更が完了すると(S301)、変更したプログラム名が変更通知先テーブル14に存在するかを確認する(S302)。図9は、変更通知先テーブルの一例を示す図である。図9を参照して変更通知先テーブル14は変更通知データ項目と、変更通知先機器項目とを含み、変更通知データと変更通知先機器を関連付けたテーブルである。例えば、レポジトリ4に記憶する変更通知データ項目のプログラム「module1/project1/a.cpp」は、変更通知先機器項目の機器「クライアントB01」と関連付けられている。従って、プログラム「module1/project1/a.cpp」が変更された場合、サーバ2は変更通知先機器項目の機器「クライアントB01」にプログラム「module1/project1/a.cpp」が変更された旨を電子メールで通知することを意味する。
【0048】
図10はメールアドレステーブルの一例を示す図である。図10を参照してメールアドレステーブル10は機器名項目と、メールアドレス項目とを含み、機器名と電子メールアドレスを関連付けたテーブルである。図8に戻ってステップS303では、機器「クライアントB01」に変更を通知する場合は、メールアドレステーブル10のメールアドレス項目から「client−b01@system.co.jp」を取得する。ここで、機器名はデータの変更者、作成者、ユーザ名などでもよい。変更通知先が複数存在する場合はテーブルに関連付けられている全ての変更通知先のメールアドレスを取得する(S304)。変更したプログラム名が変更通知先テーブル14に存在しない場合は(S302)、変更通知メールを送信することなく終了する。
【0049】
サーバ2は変更通知メールを作成する(S305)。変更通知メールには変更プログラム名が含まれる。その他に変更されたプログラム全部やプログラムの変更された部分を含んでもよい。次に変更通知メールを暗号化する(S306)。
変更通知メールが盗聴、漏洩などされない場合は暗号化しなくてもよい。サーバ2は取得した変更通知先のメールアドレス宛てに暗号化した変更通知メールを送信する(S307)。
【0050】
図11は公開禁止テーブルの一例を示す図である。図11を参照して公開禁止テーブル12は公開禁止データ項目と、公開禁止機器項目とを含み、公開禁止データと公開禁止機器を関連付けたテーブルである。例えば、公開禁止データ項目のプログラム「module1/project1/b.cpp」は公開禁止機器項目の機器「クライアントA01」に関連付けられており、これは、「クライアントA01」はレポジトリ4のプログラム「module1/project1/b.cpp」にアクセスできないことを意味する。
【0051】
なお、サーバ2は図5の公開許可テーブル11と図11の公開禁止テーブル12をともに保持する必要はない。公開禁止テーブルのみ保持することも可能である。例えば、一部のデータのみ公開禁止として、残りのデータ全てを公開する場合、公開禁止テーブル12のみ保持すればよい。公開許可テーブル11と公開禁止テーブル12とを同時に保持した場合であって、いずれのテーブルにも同一プログラム名と同一機器が関連づけて記憶されている場合は、公開禁止テーブル11の情報を優先する設定をしてもよい。例えば、図5の公開許可テーブル11と図11の公開禁止テーブル12のいずれにも存在する「クライアントA01」はレポジトリ4のプログラム「module1/project1/b.cpp」にアクセスできない。
【0052】
以上、説明したように、本実施の形態におけるサーバ2、6においては、サーバ2は、レポジトリ4を変更後、変更情報を電子メールによりサーバ6に送信する。サーバ6は受信した変更情報に基づいてレポジトリ8を変更する。これによりサーバ2のレポジトリ4のプログラムバージョンをサーバ6のレポジトリ8に容易に反映することが可能となる。また、サーバ2のレポジトリ4のプログラムバージョンとサーバ6のレポジトリ8のプログラムバージョンの非同期となる時間を短縮することが可能となる。
【0053】
またクライアント1がサーバ2に変更情報を送信すると、サーバ2はレポジトリ4を変更し、サーバ2はサーバ6へ変更情報メールを送信し、サーバ6はレポジトリ8を変更する。これにより、クライアントから全サーバのレポジトリの変更を容易に行なうことが可能となる。
【0054】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および、範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるデータ管理システムの構成図である。
【図2】本実施の形態におけるサーバの構成の概略を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態におけるサーバに記憶したプログラムの一例を示すディレクトリ構成図である。
【図4】本実施の形態におけるデータ管理システム全体の処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】公開許可テーブルの一例を示す図である。
【図6】変更禁止テーブルの一例を示す図である。
【図7】本実施の形態におけるサーバで実行されるデータ変更処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態におけるデータ管理装置で変更通知メールを送信する変更通知処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】変更通知先テーブルの一例を示す図である。
【図10】メールアドレステーブルの一例を示す図である。
【図11】公開禁止テーブルの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 クライアント、2 サーバ、3 テーブルエリア、4 レポジトリ、5 インターネット、6 サーバ、7 テーブルエリア、8 レポジトリ、9 クライアント、10 メールアドレステーブル、11 公開許可テーブル、12 公開禁止テーブル、13 変更禁止テーブル、14 変更通知先テーブル。

Claims (8)

  1. データを記憶する記憶手段と、
    前記データの複製を記憶する別のサーバから、前記データの変更部分を少なくとも含む変更情報と前記データを特定するための識別情報とを受信する受信手段と、
    前記変更情報の受信に応じて、前記記憶手段に記憶されている前記識別情報で特定されるデータを前記変更情報に基づき変更する変更手段と、
    前記変更手段による変更に応じて、少なくとも前記変更されたデータの識別情報を含む報知情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する送信手段とを備えた、データ管理装置。
  2. 前記受信手段は、前記別のサーバにおいて新規に作成された新規データと、前記新規データの識別情報とを受信する新規データ受信手段を含み、
    前記新規データの受信に応じて、前記新規データの識別情報と前記新規データとを関連付けて前記記憶手段に記憶する追加手段をさらに備え、
    前記送信手段は、前記追加手段による追加に応じて、少なくとも前記新規データの識別情報を含む追加情報を予め定められた電子メールアドレスに送信する追加情報送信手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  3. 前記受信手段は、前記データを変更した者に与えられた電子メールアドレスと、変更の元となったデータのバージョン情報とをさらに受信し、
    前記変更手段は、前記受信されたバージョン情報と前記記憶手段に記憶されたデータのバージョン情報とを比較して変更するか否かを判断する変更判断手段を含み、
    前記変更判断手段により変更すると判断されたときに変更し、
    前記変更判断手段により変更しないと判断されたときに、前記データの識別情報と、変更しなかった旨を示すエラー情報とを、前記受信された電子メールアドレス宛に送信する変更不可通知手段をさらに備えた、請求項1に記載のデータ管理装置。
  4. 前記記憶手段により記憶している前記データを、前記データ毎に予め定められた所定のアクセス者にのみ公開を許可するデータ公開制限手段をさらに備えた、請求項1に記載のデータ管理装置。
  5. 前記記憶手段により記憶している前記データ毎に変更を禁止する変更禁止手段をさらに備えた、請求項1に記載のデータ管理装置。
  6. 前記記憶手段は、前記データと電子メールアドレスとを関連付けて記憶する、請求項1に記載のデータ管理装置。
  7. 前記送信手段は、送信する情報を暗号化する暗号化手段を含み、
    前記受信手段は、前記暗号化手段により暗号化された情報を復号化する復号化手段を含む、請求項1に記載のデータ管理装置。
  8. データを記憶するステップと、
    前記データの複製を記憶する別のサーバから、前記データの変更部分を少なくとも含む変更情報と前記データを特定するための識別情報とを受信するステップと、
    前記変更情報の受信に応じて、前記記憶手段に記憶されている前記識別情報で特定されるデータを前記変更情報に基づき変更するステップと、
    前記変更手段による変更に応じて、少なくとも前記変更されたデータの識別情報を含む報知情報を予め定められた電子メールアドレスに送信するステップとを備えた、データ管理プログラム。
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