JP2004283475A - Gas insufflation system - Google Patents
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- A61B17/3474—Insufflating needles, e.g. Veress needles
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品を容易に分解することができて部品毎の洗浄が可能な送気システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、患者への侵襲を少なくするために、開腹することなく内視鏡を用いて処置具と処置部位とを観察しながら治療処置を行う腹腔鏡外科手術が行われている。
【0003】
この腹腔鏡外科手術は、観察用の内視鏡を腹腔内へ導くトラカールと、処置具を処置部へ導くトラカールとを患者の腹部に穿刺して行われる。その際、内視鏡の観察視野や処置空間を確保するために、炭酸ガス等の送気ガスを送気装置によって制御しながら腹腔内に注入される。
【0004】
こうした送気システムにおいては、送気ガスを所定の圧力に減圧する際の断熱膨張作用により送気ガスが冷却され、低い温度の送気ガスが患者の体腔に供給されることになる。又、ガスボンベから供給される医療用ガスは水分を殆ど含まない乾燥したものである。
【0005】
このようなガスを患者の腹腔内に大量に送気すると、患者の体温の低下や腹腔内臓器表面の乾燥を招き、合併症や術後疼痛の原因となる可能性があることが報告されている。
【0006】
こうした点に鑑みて、医療用ガスを体温とほぼ同じ温度に加温すると共に、所定の湿度を保持させる装置が種々提案されている。例えば特開2001−340460号公報には、送気ガスの供給路の一部を水蒸気透過膜で構成し、その外側に、加湿水を保持する保水体を水蒸気透過膜に接触した状態で配置したシステムが開示されている。
【0007】
この公報に開示されているシステムによれば、保水体に含有されている加湿水がヒーターで加温されて水蒸気となって透過膜を通過し、送気ガス中に放出されることによって、送気ガスを加温すると同時に加湿することができる。
【0008】
又、水蒸気透過膜は水分子のみを透過し、気体分子より大きなバクテリアやウイルス等を透過することがないため、保水体や加温水等が汚染された場合でも、送気ガスに対するバクテリアやウイルス等の混入を防止することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2001−340460号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した公報に開示されているシステムでは、水蒸気透過膜が保水体に穿設されている貫通孔に対して密に挿通保持されているため、水蒸気浸透膜を保水体から簡単に取り外すことができず、水蒸気浸透膜及びその周辺部品を容易に洗浄することができず、洗浄作業に手間取ってしまう問題がある。
【0011】
又、水蒸気浸透膜は薄いため、破損し易く、破損した場合には新品のものと交換する必要があるが、水蒸気透過膜は保水体に対して密な状態で挿通保持されているため、交換に際しては水蒸気透過膜と保水体とを一体で交換しなければならず、交換に要する部品コストが嵩んでしまう不都合がある。
【0012】
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであり、部品の分解、組立て、交換が容易で、しかも部品毎の洗浄が可能で洗浄作業の効率化を実現できるばかりでなく、水分透過手段が破損した場合は簡単に交換することが可能で、使い勝手が良く、その上、交換に要する部品コストの低減を実現することのできる送気システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため本発明による送気システムは、患者の体腔内に注入する気体を送気可能な送気源と、前記気体に混合する水分を貯蔵開閉可能な容器と、前記容器の外部と内部とを連通する第1の連通部と、前記容器の外部と内部とを連通する第2の連通部と、管状部材により構成されていると共に前記送気源と前記容器の外部に開口する前記第1の連通部とを連通して前記気体を前記容器内部に流通可能な流通手段と、前記水分を透過可能な部材を用いて管状に形成されており前記容器の内部に開口する前記第1の連通部と前記第2の連通部とを連通する水分透過手段と、管状部材により構成されていると共に前記容器の外部に開口されている前記第2の連通部に連通して前記水分透過手段により前記水分が混合された前記気体を前記患者の体腔内に注入可能な気体注入手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
この場合、好ましくは、前記容器は開閉自在に密閉可能な開閉部を有することを特徴とする。
【0015】
更に、好ましくは、前記第1の連通部と前記第2の連通部と該両連通部間を連通する前記水分透過手段とが一体に設けられて管状部材を構成し、該管状部材が前記容器から一体的に着脱可能であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図6に本発明の第1実施の形態を示す。ここで、図1は医療用の内視鏡システムを用いて内視鏡的手術を行う場合の装置構成及び使用状態を示す説明図、図2〜図6は加温・加湿装置の概略構成を示す説明図である。
【0017】
図1に示すように、本実施の形態で採用する内視鏡システム1は、例えば基端部に接眼部2aを有する内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、処置部位の止血を行ったり、組織の切除を行う高周波焼灼装置4と、視野及び処置空間を確保するために腹腔内を膨らませる送気ガスを供給するガス送気装置5と、送気ガスを暖め、且つ湿らせるための加温・加湿装置6と、この加温・加湿装置6を制御する制御装置7とを備えている。
【0018】
患者の腹部には内視鏡2や手術器具を腹腔内に導くための挿通孔を有するトラカール8,9が穿刺されており、内視鏡2が挿通される挿通孔を有するトラカール8には、シリコン等で形成された気体注入手段としての気腹チューブ10の一端部が着脱用コネクタ11によって着脱自在に取付けられる。又、トラカール9の挿通孔には、例えば高周波処置具12が挿通される。
【0019】
内視鏡2と光源装置3とは、内視鏡2の基端部側部から延出するライトガイドケーブル13に設けられるライトガイドコネクタ14によって着脱自在に接続されており、光源装置3に設けられているランプ15で発生した照明光がレンズ16によって、ライトガイドケーブル13の端面に集光されるようになっている。
【0020】
そして、ライトガイドケーブル13の端面に集光された照明光は、このライトガイドケーブル13を挿通しているライトガイドファイバ束を介して内視鏡2の先端部17まで伝送されて被写体に照射される。被写体に照射された照明光は、反射されて、内視鏡2内に被写体像を結像し、結像された被写体像が、図示しない観察光学系を介して接眼部2aまで伝送される。
【0021】
一方、高周波焼灼装置4と高周波処置具12とは、高周波処置具12の基端側から延出するアクティブコード18を介して、高周波焼灼装置4に設けられているアクティブ電極19に電気的に接続されている。又、高周波焼灼装置4の患者電極20には人体の皮膚に密着するように柔軟でシート状に形成した患者プレート21が接続されている。この高周波焼灼装置4のアクティブ電極19及び患者電極20は、高周波焼灼装置4の内部に設けられている高周波電力を発生するHF出力アンプ4aに接続されている。
【0022】
又、ガス送気装置5には高圧口金22と送気口金23とが設けられている。この高圧口金22には高圧送気ガス用チューブ24の一端が接続され、他端部が、例えば液化した二酸化炭素が充填されている、送気源としての送気ガスボンベ25に接続される。
【0023】
この送気ガスボンベ25に充填されている液状の二酸化炭素は、気化されてガス送気装置5内に設けられているバルブユニット26を通り、そこで所定の圧力に減圧された後、流通手段としての送気チューブ27を経て加温・加湿装置6へ送給される。尚、二酸化炭素ガスの温度や流量は、バルブユニット26に電気的に接続された制御部28によって制御される。
【0024】
図2に示すように、加温・加湿装置6は、加熱ユニット29と、この加熱ユニット29の内側に挿通される管状部材としてのチューブユニット30と、ガス温度検出ユニット31とで構成されている。
【0025】
図3に示すように、加熱ユニット29は、筒状の容器32と、この容器32の内周に設けられた発熱体33と、容器32の外側に突出されて内側に貫通する注水ポート34とを備え、更に、加熱ユニット29の一端に、後述するチューブユニット30に当接する当接凹部35が設けられている。又、容器32の外側からは発熱体33に一端を接続する信号ケーブル43が延出されている。この信号ケーブル43の他端は、制御装置7に接続されており、制御装置7から信号ケーブル43を介して発熱体33に電力が供給される。
【0026】
一方、容器32の他端の外周に雄ねじ部36が螺設されている。この雄ねじ部36には、固定ねじ37の雌ねじ部38が螺合される。この固定ねじ37の軸芯に挿通孔39が穿設されており、又、固定ねじ37の内周面には、加熱ユニット29の他端面に当接するOリング40が、挿通孔39を囲むように装着されている。
【0027】
注水ポート34は当接凹部35側に設けられており、この注水ポート34にキャップ42が嵌着される。この内周には、注水ポート34の先端面に当接するOリング41が固設されており、このキャップ42を注水ポート34に装着することで、Oリング41が注水ポート34の端面とキャップ42の内周面とに密着し、注水ポート34は気密を保持した状態で閉塞される。
【0028】
又、図4に示すように、チューブユニット30は、円筒状に形成された水分透過手段としての水蒸気透過膜45を有し、この水蒸気透過膜45の一端に、ガス送気装置5からの送気ガスを受け入れるための送気チューブ27を接続する第1の連通部としての第1の口金部44が装着され、他端に、ガス温度検出ユニット31を接続する第2の連通部としての第2の口金部46が装着されて、内部にガス管路が形成されている。
【0029】
この第2の口金部46の外周面46aは先端方向へ収束するテーパ状に形成されている。この外周面46aの先端の径は、固定ねじ37に穿設されている挿通孔39の内径よりも小さく、又、基端部の径は挿通孔39よりもやや大きく形成されている。従って、この挿通孔39に第2の口金部46の外周面46aを挿通すると、その途中で外周面46aが挿通孔39に密着嵌合され、この外周面46aと挿通孔39との間の開閉部分が密閉されて気密性が保持される。
【0030】
又、第1の口金部44には、加熱ユニット29に形成されている当接凹部35の底面に近接するフランジ部47が設けられており、このフランジ部47の、当接凹部35の底面に対向する面にOリング48が装着されている。このフランジ部47を、Oリング48を介して当接凹部35の底面に当接すると、Oリング48がフランジ部47と当接凹部35とに圧接し、この両者間の開閉部分が密閉されて気密性が保持される。
【0031】
チューブユニット30の直線状に形成されたガス管路の水蒸気透過膜45で囲まれた領域が加湿室49を形成している。尚、水蒸気透過膜45は、水蒸気に対して透過性を有し且つ液状の水を透過させない水蒸気選択性を有するものであり、例えば有機高分子薄膜を素材としている。
【0032】
又、図5に示すように、ガス温度検出ユニット31は、筒状の本体50を有し、この本体50の一端に、チューブユニット30の第2の口金部46の外周に形成された外周面46aに係合するコネクタ部51が形成されており、又、他端に、送気チューブ27に装着されるコネクタ部52が形成されており、更に、本体50の管路内に一部を突出する温度センサ53が配設され、この温度センサ53に接続されている信号ケーブル54が本体50の一側から外方へ延出されている。
【0033】
図6に示すように、加熱ユニット29、チューブユニット30及びガス温度検出ユニット31は一体に組付けられている。これら各部品の組立て手順について説明する。
【0034】
先ず、チューブユニット30の一端に設けられている第2の口金部46を、加熱ユニット29を構成する容器32に対し当接凹部35側から挿通し、このチューブユニット30の他端に設けられている第1の口金部44に形成されているフランジ部47を当接凹部35の底面に当接する。すると、チューブユニット30の他端に設けられている第2の口金部46の先端が、加熱ユニット29の他端側から突出される。
【0035】
次いで、容器32の、第2の口金部46が突出されている側の端部に螺設されている雄ねじ部36に対し、固定ねじ37に螺設されている雌ねじ部38を螺入する。この固定ねじ37の中央には挿通孔39が穿設されており、この挿通孔39に第2の口金部46の外周面46aが挿通される。
【0036】
そして、第2の口金部46を突出方向(図6の左方向)へ引きながら、固定ねじ37の雌ねじ部38を雄ねじ部36に締付けると、この固定ねじ37の内周面に設けたOリング40が、容器32の端面に押し当てられて、この端面と固定ねじ37の内周面との間の開閉部分が密閉されて、気密性が保持される。
【0037】
更に、第2の口金部46のテーパ状に形成された外周面46aが、固定ねじ37に穿設されている挿通孔39に嵌合して、第2の口金部46の外周面46aと固定ねじ37に穿設されている挿通孔39との間の開閉部分が密着嵌合されて、閉塞される。
【0038】
その結果、チューブユニット30に加熱ユニット29が一体に組付けられると共に、チューブユニット30の水蒸気透過膜45の外周と容器32の内周との間に貯水部55が形成される。
【0039】
次いで、チューブユニット30の第2の口金部46にガス温度検出ユニット31のコネクタ部51を嵌合固定し、加温・加湿装置6の組み立てを完成する。
【0040】
そして、発熱体33から延出する信号ケーブル43、及びガス温度検出ユニット31から延出する信号ケーブル54を、制御装置7に設けられているコネクタ(図示せず)に接続する。
【0041】
制御装置7のパネル面にはガス温度表示部58と警告表示灯59等が設けられている。尚、ガス温度表示部58にはガス温度検出ユニット31の温度センサ53で測定されたガス温度が表示される。又、警告表示灯59はガスの温度が過剰に上昇したとき等の場合に点灯して警告を発する。
【0042】
次に、このような構成による本実施の形態の作用について説明する。
先ず、術前において加温・加湿装置6を所定に組み立てる。この組み立て手順は、既に述べたのでここでの説明を省略する。尚、チューブユニット30、加熱ユニット29、及びガス温度検出ユニット31等の部品は全てオートクレープやEOG等の滅菌手段によって滅菌された状態にある。
【0043】
その後、加温・加湿装置6の容器32に突設されている注水ポート34から貯水部55にシリンジ等で水分である滅菌精製水を注入し、所定に注入した後、注水ポート34にキャップ42を装着し、注水ポート34を気密を保持した状態で閉塞する。
【0044】
次いで、第1の口金部44に送気チューブ27を接続し、又、コネクタ部51に気腹チューブ10を接続して、ガス送気装置5とトラカール8とを加温・加湿装置6を介して連通する。
【0045】
次に、ガス送気装置5に設けられている設定部(図示せず)を操作して、患者の腹腔内圧、及び送気ガスの流量を設定した後、スタートボタンをONさせて送気を開始する。
【0046】
すると、バルブユニット26の開閉に従い腹腔内にガスが供給されて腹腔内圧力が上昇する。その際、設定されている患者の腹腔内圧力値と実際の腹腔内圧力との圧力差の値を制御部28で常時監視し、設定されている患者の腹腔圧力値と実際の腹腔圧力値との差に応じて、バルブユニット26の駆動により送気流量を制御して、腹腔内圧力を調整する。
【0047】
腹腔内に供給される送気ガスは、その途中で、加温・加湿装置6に設けられている加湿室49を通過し、その際、送気ガスは、貯水部55に貯留されている滅菌精製水の、水蒸気透過膜45を透過した水分子を含有して加温、加湿される。尚、滅菌精製水は発熱体33によって加温されており、この滅菌精製水の発熱体33による加温量は、制御装置7から送信される信号に基づいて行なわれる。
【0048】
制御装置7は、チューブユニット30の出口側に配設されている温度センサ53で検出したガス温度信号に従って発熱体33の発熱量を調節し、滅菌精製水を介して送気ガスの温度を予め設定した設定値(一定値)を維持するように制御する。
【0049】
ところで、術中に加温・加湿装置6の水蒸気透過膜45が破損した場合、滅菌精製水が気腹チューブ10等の管路内に浸入する。しかし、滅菌精製水は無菌であり、腹腔内に流れ込んだとしても汚染することはない。又、水蒸気透過膜45が破損しても外側の容器32により管路内は気密状態が保たれているため、気腹するための送気ガスが外部に漏出することはなく、通常どおりの気腹が可能である。
【0050】
そして、術後は、注水ポート34からキャップ42を取り外し、又、ガス温度検出ユニット31のコネクタ部51を、チューブユニット30の第2の口金部46から取り外した後、固定ねじ37を容器32から取り外して、加熱ユニット29とチューブユニット30とを分離する。
【0051】
この各部品は、全て構造が簡単であるため、容易にオートクレーブ滅菌、或いはEOG(エチレンオキサイドガス)滅菌等の滅菌が可能である。特に、容器32は単体で滅菌、洗浄することができるため、内部の洗浄を容易に行なうことができる。
【0052】
このように、本実施の形態によれば、加湿水として滅菌精製水を採用したので、術中に加温・加湿装置6の水蒸気透過膜45が破損した場合であっても、無菌状態にある滅菌精製水が患者の腹腔に流れるだけであるため、患者の腹腔を汚染することはない。又、貯水部55は気密性が保持されているため、送気ガスが外部に漏出することはなく、気腹に支障を来たすこともない。
【0053】
更に、水蒸気透過膜45が破損した場合は、チューブユニット30を交換することで簡単に対応できるため、取扱性が良く、部品交換に要する製品コストの低減を実現すことができる。
【0054】
(第2実施の形態)
図7は本発明の第2実施の形態による加温・加湿装置の断面側面図である。尚、第1実施の形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0055】
本実施の形態で採用する加温・加湿装置6は、加熱ユニット29の内表面に、貯水部55に面する水位センサ60を配設したものである。水位センサ60としては、静電容量式の近接センサ等が利用可能である。水位センサ60で検出した水位検出信号は、信号ケーブル43を通して制御装置7に送信され、貯水部55に貯留されている滅菌精製水の漏出の有無を監視する。
【0056】
すなわち、図7に示すように、本実施の形態で採用する加温・加湿装置6は、気腹チューブ10を接続するガス温度検出ユニット31側を下側に、送気チューブ27が接続される第1の口金部44側を上側に配設した状態で使用する。
【0057】
そして、チューブユニット30の水蒸気透過膜45が破損して、貯水部55に貯留されている滅菌精製水が気腹チューブ10の管路に流出して、滅菌精製水の水位が、貯水部55の下部に配設されている水位センサ60以下になると、水位センサ60が滅菌精製水の残量が減少したことを検知し、その検知信号が制御装置7へ送信される。
【0058】
制御装置7では、水位センサ60からの検知信号に基づき、警告表示灯59(図1参照)を点灯し、滅菌精製水の残量不足を術者に警告する。その結果、水蒸気透過膜45の破損を術者にいち早く知らせることができる。
【0059】
(第3実施の形態)
図8〜図12に、本発明の第3実施の形態を示す。ここで、図8は加温・加湿装置の分解斜視図、図9は加熱ユニットの一部断面側面図、図10は内側容器の断面側面図、図11は外側容器の断面側面図、図12は加温・加湿装置の断面側面図である。尚、第1実施の形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0060】
本実施の形態で採用する加温・加湿装置61は、ガス温度検出ユニット31と、滅菌精製水を加熱するための発熱部62とを有する加熱ユニット63と、この加熱ユニット63を内装し、且つ、内部に滅菌精製水を貯水する貯水部77を有する内側容器64と、この加熱ユニット63、及び内側容器64を内部に受容して加温・加湿装置61の筐体を形成する外側容器65とを備えている。
【0061】
図9に示すように、加熱ユニット63は発熱部62と、この発熱部62の上端に設けられた蓋部66とを有している。発熱部62の内部には、電力を供給すると熱エネルギを発生する発熱体67が設けられ、又外周に滅菌精製水の水面を検出する水位検出部68が設けられている。尚、水位検出部68としては、静電容量式の近接センサ等を適用することができる。
【0062】
蓋部66は内側に雌ねじ部69が螺設されており、この雌ねじ部69が、外側容器65の口元外周に螺設されている雄ねじ部78に螺合される。又、蓋部66の表面には注水ポート70が突設されていると共に、信号ケーブル71が延出されている。
【0063】
注水ポート70には、注水孔72が蓋部66を貫通して穿設されている。又、信号ケーブル71の他端にはコネクタ73が設けられており、このコネクタ73が制御装置7に設けられている信号ケーブルコネクタ(図示せず)に接続される。又、信号ケーブル71内には図示しない信号線以外に導線が埋設されており、この導線を介して制御装置7から発熱体67に電力が供給される。又、この信号ケーブル71を介して加熱ユニット63の外周に配設されている水位検出部68で検出した検出信号が制御装置7に送信される。
【0064】
又、図10に示すように、内側容器64は筒状に形成された容器74と、この容器74の上端に設けられたフランジ部75とを有している。容器74の側面は水分透過手段としての水蒸気透過膜76で形成されている。又、この容器74の内周に、フランジ部75側から加熱ユニット63に設けられた発熱部62が挿入される。
【0065】
図12に示すように、内側容器64に加熱ユニット63を装着した状態では、容器74の内周と加熱ユニット63の発熱部62の外周との間に、一定の間隙が確保され、この間隙により貯水部77が形成される。従って、容器74の深さは発熱部62よりも長く、又、容器74の内径は発熱部62の外径よりも大きく形成されている。
【0066】
この貯水部77に加熱ユニット63の蓋部66に突設されている注水孔72が連通されており、この注水孔72から貯水部77に滅菌精製水が給水される。この貯水部77に貯水される滅菌精製水は発熱体67の発熱により加熱されるが、なるべく少ない熱量で温度を効率よく上げるために、貯水量はなるべく少ない方が好ましい。従って、容器74の内径は発熱部62の外径よりも大きすぎない方が良く、具体的には間隙が約3〜5mm程度であることが望ましい。
【0067】
又、外側容器65の口元外周に螺設されている雄ねじ部78に、加熱ユニット63の雌ねじ部69を螺合すると、外側容器65の口元に設けたOリング79が内側容器64のフランジ部75に圧接して、この開口部分が密閉され、気密性が保持される。又、外側容器65の内部には内側容器64が挿入されるため、その深さは内側容器64の長さよりも大きく、内径は内側容器64の外径よりも大きく、この内側容器64と外側容器65との間に一定の間隙が確保され、この間隙にて加湿室80が形成される。
【0068】
又、外側容器65の側面外周下部に第1の連通部としてのガス入口ポート81が設けられ、一方、外側容器65の側面外周上部に第2の連通部としてのガス出口ポート82が設けられている。ガス入口ポート81には、その一端をガス送気装置5の送気口金23に接続する送気チューブ27(図1参照)の他端が接続される。又、ガス出口ポート82にはガス温度検出ユニット31が接続される。
【0069】
尚、図12に示すように、ガス出口ポート82は外側容器65の上部に設けられていることが望ましく、その高さHoは、水位検出部68の水位検出レベルである水面高さHwよりも高いことが望ましい。又、ガス入口ポート81は、外側容器65の下部に設けることが望ましく、その高さHiは、貯水部77に貯留される滅菌精製水が、水蒸気透過膜76の破損により加湿室80内に漏出した場合であっても、外側容器65の底部に滞留して、ガス入口ポート81から送気チューブ27側へ流出しない高さに設定することが望ましい。
【0070】
このような構成では、加温・加湿装置61を構成する加熱ユニット29、内側容器64及び外側容器65、ガス温度検出ユニット31等は、術後に分解されて全てオートクレープやEOG等の滅菌手段によって滅菌された状態にある。
【0071】
従って、術前に、先ず、加温・加湿装置61を構成する各部品を組立てる。そして、所定に組立ての完成した加温・加湿装置61の注水ポート70から貯水部77にシリンジ等で滅菌精製水を注入し、この注水ポート70にキャップ42を装着して密閉する。尚、外側容器65の上部に突設されているガス出口ポート82にはガス温度検出ユニット31を接続する。
【0072】
その後、外側容器65の下部に突設されているガス入口ポート81に送気チューブ27を介してガス送気装置5(図1参照)に接続し、又、ガス温度検出ユニット31に気腹チューブ10を介してトラカール8を接続する。
【0073】
次いで、ガス送気装置5から送気ガスを供給すると、ガス送気装置5(図1参照)から送られた送気ガスは、ガス入口ポート81より加湿室80に送られ、ここで水蒸気透過膜76を透過した、貯水部77に貯留されている滅菌精製水からの水分子を含有して加温、加湿される。
【0074】
そして、所定に加温、加湿された送気ガスが、ガス出口ポート82から気腹チューブ10側へ供給される。その際、ガス出口ポート82に接続されているガス温度検出ユニット31に設けられている温度センサ53が送気ガスの温度を測定し、その測定したガスの温度は、信号ケーブル54を通して制御装置7に送信される。制御装置7では、温度センサ53で計測したガス温度に基づき、発熱体67の加熱量を調整し、送気ガスの温度を設定値(一定)に保持する制御を行なう。
【0075】
ところで、術中に水蒸気透過膜76が破損した場合、滅菌精製水は外側容器65内に溢出するが、ガス入口ポート81の高さHiが、溢出した滅菌精製水の全量を外側容器65の底部に滞留させることのできる位置に設定されているため、滅菌精製水は、外側容器65内に滞留するのみで、ガス入口ポート81から送気チューブ27側へ流出することはない。又、当然、ガス出口ポート82から患者の腹腔に漏出することもない。
【0076】
この場合、滅菌精製水は無菌であるため、患者の腹腔内に流れ込んだとしても汚染することはない。又、水蒸気透過膜76が破損しても外側容器65内は蓋部66により密閉されて、気密状態が保持されているため、気腹するための送気ガスが外部に漏出することはなく、通常どおりの気腹が可能である。
【0077】
又、水蒸気透過膜76が破損して滅菌精製水が外側容器65内に溢出すると、水位検出部68が水位の低下を検知して、その検知信号を制御装置7へ送信し、制御装置7では、警告表示灯59(図1参照)を点灯して、滅菌精製水の漏出を術者に警告する。その結果、水蒸気透過膜45の破損を術者にいち早く知らせることができる。
【0078】
このように本実施の形態によれば、上述した第1実施の形態で述べた効果に加えて、水蒸気透過膜76が破損した場合でも、滅菌精製水が患者の腹腔内に流れ込むことが無くなる。
【0079】
又、発熱体67の周囲は全て滅菌精製水で囲まれているため、発熱体67の熱を全て滅菌精製水に供給することができ、熱効率の良い加温が可能となる。
【0080】
更に、加温・加湿装置61が容器状に形成されており、ガス入口ポート81とガス出口ポート82とを、外側容器65の側部の下部と上部とに突設させたので、架台上に対して安定した状態で設置することが可能となり、設置が容易となる。
【0081】
又、各ユニット毎に分解することができるため、術後の滅菌、洗浄が容易となり、特に、外側容器65は単体で洗浄が可能であるため、内部を容易に洗浄することができる。更に、水蒸気透過膜76が破損した場合は、内側容器64のみの交換で対応できるため、取扱性が良く、交換に要する製品コストの低減を図ることができる。
【0082】
尚、以上の構成では全てOリングにより気密性を保持する方法について説明したが、気密を保持する手段は、Oリングに限らず、気密性が保持できるものであれば、管用ねじ等や他のパッキン等を用いても良い。
【0083】
(第4実施の形態)
図13に本発明の第4実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図を示す。
【0084】
本実施の形態による加温・加湿装置83は、容器84とキャップ85とを有している。容器84は、上端が開口され、下端が閉塞された筒形に形成されており、この容器84の内周に外側から加熱部87と保水体88と水分透過手段としての水蒸気透過膜89とが、互いに接した状態で同心円状に配置されている。
【0085】
又、容器84の外周上部には注水ポート90が突設され、この注水ポート90に、容器84の内側に貫通する注水孔が穿設されている。更に、加熱部87には信号ケーブル91が接続されており、この信号ケーブル91を介して、制御装置7(図1参照)から加熱部87に対して電力が供給される。
【0086】
又、容器84の上端に開口されている口元の外周に雄ねじ部92が螺設されている。一方、キャップ85の内側には、容器84の雄ねじ部92に螺合する雌ねじ部(図示せず)が螺設されている。このキャップ85には、容器84の内径とほぼ同一の幅、容器84の深さより5〜10mm程度短い長さの仕切り板94の上端が固設されている。
【0087】
この仕切り板94を、容器84内に挿入し、その上端に固設されているキャップ85に螺設されている雌ねじ部(図示せず)を、容器84の口元に螺設されている雄ねじ部92に螺合して、開閉部分である口元を閉塞すると、仕切り板94により容器84の内部が第1室と第2室とに区画され、この両室が、仕切り板94の下端と容器84の底面との間に形成された5〜10mm程度の間隙を介して連通される。
【0088】
キャップ85には、第1の連通部としてのガス入口ポート95と第2の連通部としてのガス出口ポート96とが設けられており、ガス入口ポート95が仕切り板94で区画された第1室に連通され、又、ガス出口ポート95が第2室に連通されている。
【0089】
送気ガスは、気腹チューブ10(図1参照)に接続されているガス入口ポート95から容器84の第1室に供給される。そして、第1室に供給された送気ガスは、矢印Fで示すように下降し、仕切り板94の下端と容器84の底面との間に形成された5〜10mm程度の間隙を通り、第2室へ流れて、この第2室を矢印で示すように上昇する流路が形成されて、キャップ85に設けたガス出口ポート96から吐出される。このガス出口ポート96には送気チューブ27が接続されており、送気ガスは送気チューブ27に導かれて、トラカール8(図1参照)側へ送られる。
【0090】
容器84の内周に配設されている保水体88には滅菌精製水が保持されており、この滅菌精製水がその外側に配設されている加熱部87により所定温度に加熱されており、第1室と第2室とを送気ガスが通過する際に、送気ガスは、水蒸気透過膜89を透過した、保水体88に含浸されている滅菌精製水からの水分子を含有して加温、加湿される。
【0091】
このように、本実施の形態によれば、第3実施の形態と同様、加温・加湿装置83が容器状に形成されているために架台上に設置し易く、その上、送気ガスの入口であるガス入口ポート95とガスの出口であるガス出口ポート96とが、容器84の上面に設けられているため、この各ポート95,96に接続するチューブ10,27の取り回しが容易となる。
【0092】
(第5実施の形態)
図14に本発明の第5実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図を示す。
【0093】
本実施の形態による加温・加湿装置96は、容器97をU字状に屈曲させて、両端に開口する口元を同じ方向に指向させるようにしたものである。
【0094】
容器97の内周には、第4実施の形態と同様、外側から加熱部87と保水体88と水蒸気透過膜89とが、互いに接した状態で同心円状に配置されており、保水体88に滅菌精製水が含浸されている。
【0095】
又、容器97の両端に開口されている口元に、第1、第2のキャップ98,100が各々装着されて気密状態が保持されている。又、第1のキャップ98に第1の連通部としてのガス入口ポート99が設けられ、一方、第2のキャップ100に第2の連通部としてのガス出口ポート101が設けられている。
【0096】
上述した第4実施の形態では、仕切り板94を用いて容器内に送気ガスの流路を形成したが、本実施の形態では、容器97自体をU字状に屈曲させることで、両端の口元を同方向へ指向させるようにしたので、この両端の口元にキャップ98,100を装着して、この開閉部分を密閉する。
【0097】
そして、このキャップ98,100に設けたガス入口ポート99、ガス出口ポート101を介して送気ガスを容器84内部に供給するだけで、矢印Fで示す流路が形成されるため、仕切り板が不要となり、その分、構造の簡素化が実現でき、製品コストの低減を図ることができる。尚、上述した以外の作用効果は、第4実施の形態と同様であるため、説明を省略する。
【0098】
(第6実施の形態)
図15、図16に本発明の第6実施の形態を示す。ここで、図15は加温・加湿装置の分解斜視図、図16は加温・加湿装置の軸芯に沿って展開した概略断面側面図である。
【0099】
本実施の形態における加温・加湿装置102に設けられている容器103は、第5実施の形態と同様、U字状に屈曲されており、内部に、この容器103内の中央位置に配設されて、管路を上下に二分割する水分透過手段としての水蒸気透過膜104が配設されている。
【0100】
容器103内は、水蒸気透過膜104を境に、上部側に滅菌精製水等の加湿水112を貯留する貯水部106が形成され、又、下部側に送気ガスを流通させるガス管路111が形成されている。更に、容器103の側面上部に、貯水部106に貫通する注水ポート105が設けられており、この注水ポート105が、図示しないキャップで開閉自在に閉塞されている。
【0101】
又、容器103の両端に開口する開閉部分である口元は第1、第2のキャップ98,100で密閉されており、この各キャップ98,100には、ガス管路111に連通するガス入口ポート108とガス出口ポート110とが設けられている。尚、この両ポート108,110には、気腹チューブ10と送気チューブ27(図1参照)とが各々接続される。
【0102】
又、符号71は、信号ケーブルであり、この信号ケーブル71を介して貯水部106に配設されている発熱部62に対して制御装置7(図1参照)から電力が供給される。
【0103】
このような構成では、貯水部106に貯留されている加湿水112の水位が徐々に低下しても貯水部106の上部空間が増加するのみで、加湿水112と水蒸気透過膜104との接触面積は変化しないため、ガス管路111を流通する送気ガスに対する加湿水112の加温・加湿能力を常に一定に保持することができるため、制御性が良く、良好な加温・加湿性能を得ることができる。
【0104】
(第7実施の形態)
図17〜図19に本発明の第7実施の形態による加温・加湿装置の概略構成を示す。
【0105】
本実施の形態は、上述した第1実施の形態の変形例であり、第1実施の形態と同様の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
【0106】
本実施の形態による加温・加湿装置6’は、加熱ユニット121と、この加熱ユニット121の内側に挿通される管状部材としてのチューブユニット122と、ガス温度検出ユニット31とで構成されている。
【0107】
図18に示すように、加熱ユニット121は、筒状の容器123と、この容器123の内周に設けられた発熱体33と、容器123の外側に突出されて内側に貫通する注水ポート34とを備え、この注水ポート34にキャップ42が装着されて気密性が保持されている。
【0108】
更に、加熱ユニット121の一端に、後述するチューブユニット122に設けた第1の連通部としての第1の口金部129に形成されているフランジ部134に当接する当接凹部124が形成され、又、他端の内面が、チューブユニット122に設けた第2の連通部としての第2の口金部131に形成されているフランジ部135が当接する当接面125を構成している。
【0109】
又、当接凹部124と当接面125との中央に第1、第2の円孔126,127が各々穿設されている。第1の円孔126はチューブユニット122のメッシュ部材133を挿通可能な大きさに形成されており、又、第2の円孔127は第2の口金部131の先端側を挿通可能な大きさに形成されている。従って、第1の円孔126は、第2の円孔127よりも大きい径を有している。
【0110】
又、容器123の外側からは発熱体33に一端を接続する信号ケーブル43が延出されている。この信号ケーブル43の他端は、制御装置7に接続されており、制御装置7から信号ケーブル43を介して発熱体33に電力が供給される。
【0111】
又、容器123の当接凹部124が形成されている側の端部の外周に雄ねじ部128が螺設されており、この雄ねじ部128に固定ねじ37の雌ねじ部38が螺合される。この固定ねじ37の軸芯に挿通孔39が穿設されている。
【0112】
又、図19に示すように、チューブユニット122には、円筒状に形成された水分透過手段としての水蒸気透過膜130を有し、この水蒸気透過膜130の一端に、ガス送気装置5(図1参照)からの送気ガスを受け入れるための送気チューブ27を接続する第1の口金部129が装着され、他端に、ガス温度検出ユニット31を接続する第2の口金部131が装着されて、内部にガス管路が形成されている。尚、ガス管路中の水蒸気透過膜130で囲まれた部位が加湿室132を形成している。
【0113】
更に、水蒸気透過膜130の外周にメッシュ部材133が、水蒸気透過膜130と同心円状に配設されており、その両端が両口金部129,131に掛止されている。このメッシュ部材133は樹脂などの硬性の材料を素材として形成されており、軟性の水蒸気透過膜130の形状を保つ機能を有している。
【0114】
又、両口金部129,131には、加熱ユニット121に形成されている当接凹部124と当接面125とに当接或いは近接する第1、第2のフランジ部134,135が設けられており、この両フランジ部134,135の当接凹部124と当接面125とに対設する面にOリング136,137が装着されている。
【0115】
尚、第1のフランジ部134の外径は、第2のフランジ部135の外径よりも大きく、且つ、当接凹部124に穿設されている第1の円孔126よりも大きく形成されている。一方、第2のフランジ部135の外径は、当接面125に穿設されている第2の円孔127の内径よりも大きく、且つ第1の円孔126の内径よりも小さく形成されている。
【0116】
このような構成では、加温・加湿装置6’を組立てる場合、先ず、加熱ユニット121を構成する容器123の一端に形成された当接凹部124に穿設されている第1の円孔126に対して、チューブユニット122の一端に設けられている第2の口金部131を挿通する。
【0117】
そして、この第2の口金部131の基部に形成されている第2のフランジ部135を、容器123の他端側に形成されている当接面125にOリング137を介して当接する。すると、チューブユニット122の他端に設けられている第1の口金部129に形成されている第1のフランジ部134が、加熱ユニット121の他端に形成されている当接凹部124にOリング136を介して当接される。
【0118】
その後、容器123の当接凹部124側の外周に螺設されている雄ねじ部128に対し、固定ねじ37に螺設されている雌ねじ部38を螺入する。尚、この固定ねじ37の中央には挿通孔39が穿設されており、この挿通孔39から第1の口金部129が露呈する。
【0119】
すると、この固定ねじ37により第1の口金部129に形成されている第1のフランジ部134が押圧され、この第1のフランジ部134と当接凹部124と間に介装されているOリング136が圧接されて、第1のフランジ部134と当接凹部124との間の開閉部分が密閉されて気密性が保持される。
【0120】
又、固定ねじ37の締め付けにより第1のフランジ部134が押圧されると、その押圧力が硬性のメッシュ部材133を介して第2の口金部131に伝達され、この第2の口金部131の基部に形成されている第2のフランジ部135と、容器123の当接面125との間に介装されているOリング137が圧接されて、第2のフランジ部135と当接面125との間の開閉部分が密閉されて気密性が保持される。
【0121】
その結果、容器123の内周とチューブユニット122の外周との間の間隙部部で形成される貯水部55を、より確実に密閉させることができる。
【0122】
このように、本実施の形態では、1つの固定ねじ37で、チューブユニット122を容器123内に固定することができるため、組立て、分解が容易で、取扱性がよい。又、固定ねじ37の押圧力で、容器123の両端に開口されている円孔126,127を密閉させるようにしたので、貯水部55の気密性を、より高いレベルで設定することができる。
【0123】
[付記]以上詳述したように、本発明によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0124】
(1)水蒸気透過膜と、前記水蒸気透過膜に接触した滅菌精製水と、前記滅菌精製水を加熱する加熱手段とからなる加温・加湿装置であって、前記滅菌精製水が気密な貯水部に保持されていることを特徴とする加温・加湿装置。
【0125】
(2)少なくとも一部を水蒸気透過膜で構成された流路と、少なくとも一部に加湿手段を有する筐体であって、流路と筐体は組み合わされて気密な貯水部を形成することを特徴とする加温・加湿装置。
【0126】
このような構成では、送気ガスを加温、加湿する加温・加湿装置の流路の一部を水蒸気透過膜で形成し、同時に貯水部の一部を水蒸気透過膜と発熱体とで形成する。この貯水部を気密構造とすることで、水蒸気透過膜が破損した場合でも、貯水部に貯留されている流体が外部に流出することはないので、患者の腹腔を汚染することがなく、問題なく気腹を行なうことができる。
【0127】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、患者の体腔内に注入する気体に混合する水分を貯蔵開閉可能な容器内に管状に形成した水分透過手段を配設し、この水分透過手段を介して、容器の外部と内部とを連通する第1の連通部と第2の連通部とを連通したので、容器から、第1の連通部と第2の連通部及び水分透過手段を取り外すことが可能となり、これらの構成部品の分解、組立てが可能で、部品毎に洗浄することができ、しかも容器は単独で洗浄が可能となり、容器の内部洗浄が容易となり、洗浄作業の効率化を実現することができ、使い勝手がよい。
【0128】
更に、簡単に分解することが可能であるため、例えば水分透過手段が破損した場合でも簡単に交換することができ、部品効果に要する部品コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による送気システムを備える内視鏡装置の全体概略構成図
【図2】同、加温・加湿装置の分解斜視図
【図3】同、加熱ユニットの断面側面図
【図4】同、チューブユニットの断面側面図
【図5】同、ガス温度検出ユニットの側面端面図
【図6】同、加温・加湿装置の断面側面図
【図7】第2実施の形態による加温・加湿装置の断面側面図
【図8】第3実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図
【図9】同、加熱ユニットの一部断面側面図
【図10】同、内側容器の断面側面図
【図11】同、外側容器の断面側面図
【図12】同、加温・加湿装置の断面側面図
【図13】第4実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図
【図14】第5実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図
【図15】第6実施の形態による加温・加湿装置の分解斜視図
【図16】同、加温・加湿装置の軸芯に沿って展開した概略断面側面図
【図17】第7実施の形態による加温・加湿装置の断面側面図
【図18】同、加熱ユニットの一部断面側面図
【図19】同、チューブユニットの一部断面側面図
【符号の説明】
10 気腹チューブ(気体注入手段)
25 送気ガスボンベ(送気源)
27 送気チューブ(流通手段)
30,122 チューブユニット(管状部材)
32,65,97,103,123 容器
44,81,95,99,129 第1の口金部(第1の連通部)
45,76,89,104,130 水蒸気透過膜(水分透過手段)
46,82,96,101,131 第2の口金部(第2の連通部)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an air supply system capable of easily disassembling parts and cleaning each part.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, laparoscopic surgery has been performed in which a treatment is performed while observing a treatment tool and a treatment site using an endoscope without laparotomy in order to reduce invasion to a patient.
[0003]
This laparoscopic surgery is performed by puncturing a patient's abdomen with a trocar for guiding an observation endoscope into the abdominal cavity and a trocar for guiding a treatment tool to a treatment section. At that time, in order to secure an observation field of view of the endoscope and a treatment space, an insufflation gas such as carbon dioxide gas is injected into the abdominal cavity while being controlled by an insufflation device.
[0004]
In such an air supply system, the air supply gas is cooled by the adiabatic expansion effect when the air supply gas is reduced to a predetermined pressure, and the low-temperature air supply gas is supplied to the body cavity of the patient. The medical gas supplied from the gas cylinder is a dry gas containing almost no water.
[0005]
It has been reported that a large amount of such gas delivered into the abdominal cavity of a patient may lead to a decrease in the patient's body temperature and drying of the surface of the abdominal cavity, causing complications and postoperative pain. I have.
[0006]
In view of these points, various devices have been proposed for heating medical gas to approximately the same temperature as body temperature and maintaining a predetermined humidity. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-340460, a part of a supply path of an air supply gas is formed of a water vapor permeable membrane, and a water retaining body for holding humidified water is arranged outside the water permeable membrane in contact with the water vapor permeable membrane. A system is disclosed.
[0007]
According to the system disclosed in this publication, the humidified water contained in the water retaining body is heated by the heater to become water vapor, passes through the permeable membrane, and is released into the gas supply gas. The gas gas can be heated and humidified at the same time.
[0008]
In addition, since the water vapor permeable membrane transmits only water molecules and does not transmit bacteria and viruses that are larger than gas molecules, even if the water retaining body or the heated water is contaminated, the bacteria or viruses, etc., for the supplied gas are not affected. Contamination can be prevented.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2001-340460 A
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the system disclosed in the above publication, since the water vapor permeable membrane is densely inserted and held in the through hole formed in the water retaining body, it is easy to remove the water vapor permeable membrane from the water retaining body. However, there is a problem that the water vapor permeable membrane and its peripheral parts cannot be easily cleaned, and the cleaning operation takes time.
[0011]
Also, since the water vapor permeable membrane is thin, it is easily broken, and if it is damaged, it must be replaced with a new one. In such a case, the water vapor permeable membrane and the water retaining body must be exchanged integrally, and there is a disadvantage that the cost of parts required for the exchange increases.
[0012]
The present invention has been made in view of such problems, not only disassembly, assembly, and replacement of parts are easy, but also cleaning of each part is possible, and not only can efficiency of the cleaning work be realized. It is an object of the present invention to provide an air supply system that can be easily replaced when the moisture permeable means is broken, is easy to use, and can reduce the cost of parts required for replacement.
[0013]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-described object, an air supply system according to the present invention includes an air supply source capable of supplying a gas to be injected into a body cavity of a patient, a container capable of storing and opening water mixed with the gas, A first communication portion that connects the outside and the inside, a second communication portion that connects the outside and the inside of the container, and a tubular member that is open to the air supply source and the outside of the container; A communication unit that communicates with the first communication unit and allows the gas to flow inside the container; and a tubular member that is formed using a member that is permeable to the moisture and that opens into the container. A moisture permeable means for communicating the first communication portion with the second communication portion; and a water permeable member formed of a tubular member and communicating with the second communication portion opened to the outside of the container. The gas mixed with the moisture by the permeation means Characterized in that it comprises a gas injection means capable injected into the body cavity of the patient.
[0014]
In this case, preferably, the container has an opening / closing section that can be closed and opened freely.
[0015]
More preferably, the first communication part, the second communication part, and the moisture permeable means communicating between the two communication parts are integrally provided to form a tubular member, and the tubular member is the container. It is characterized in that it can be integrally attached to and detached from.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
(1st Embodiment)
1 to 6 show a first embodiment of the present invention. Here, FIG. 1 is an explanatory view showing an apparatus configuration and a use state when performing an endoscopic operation using a medical endoscope system, and FIGS. 2 to 6 show a schematic configuration of a heating / humidifying apparatus. FIG.
[0017]
As shown in FIG. 1, an endoscope system 1 employed in the present embodiment includes, for example, an endoscope 2 having an
[0018]
[0019]
The endoscope 2 and the
[0020]
The illumination light condensed on the end face of the
[0021]
On the other hand, the high-frequency ablation device 4 and the high-
[0022]
The gas supply device 5 is provided with a high-
[0023]
The liquid carbon dioxide filled in the gas supply gas cylinder 25 is vaporized and passes through a
[0024]
As shown in FIG. 2, the heating /
[0025]
As shown in FIG. 3, the
[0026]
On the other hand, a
[0027]
The
[0028]
As shown in FIG. 4, the
[0029]
The outer
[0030]
Further, the
[0031]
A region surrounded by the water vapor
[0032]
As shown in FIG. 5, the gas
[0033]
As shown in FIG. 6, the
[0034]
First, the
[0035]
Next, the
[0036]
When the
[0037]
Further, the tapered outer
[0038]
As a result, the
[0039]
Next, the
[0040]
Then, the
[0041]
A gas
[0042]
Next, the operation of the present embodiment having such a configuration will be described.
First, before the operation, the heating /
[0043]
Thereafter, sterile purified water, which is water, is injected from a
[0044]
Next, the
[0045]
Next, after operating the setting unit (not shown) provided in the gas insufflation apparatus 5 to set the patient's abdominal cavity pressure and the flow rate of the insufflation gas, the start button is turned ON to start insufflation. Start.
[0046]
Then, gas is supplied into the abdominal cavity as the
[0047]
The insufflation gas supplied into the abdominal cavity passes on the way through the
[0048]
The control device 7 adjusts the calorific value of the
[0049]
By the way, if the water vapor
[0050]
After the operation, the
[0051]
Since each of these components has a simple structure, it can be easily sterilized by autoclave sterilization or EOG (ethylene oxide gas) sterilization. In particular, since the
[0052]
As described above, according to the present embodiment, since sterilized purified water is employed as the humidifying water, even if the steam
[0053]
Further, when the water vapor
[0054]
(2nd Embodiment)
FIG. 7 is a sectional side view of a heating / humidifying device according to a second embodiment of the present invention. Note that the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0055]
The heating /
[0056]
That is, as shown in FIG. 7, in the heating /
[0057]
Then, the water vapor
[0058]
The control device 7 turns on the warning indicator light 59 (see FIG. 1) based on the detection signal from the
[0059]
(Third embodiment)
8 to 12 show a third embodiment of the present invention. Here, FIG. 8 is an exploded perspective view of the heating / humidifying device, FIG. 9 is a partial sectional side view of the heating unit, FIG. 10 is a sectional side view of the inner container, FIG. FIG. 2 is a cross-sectional side view of a heating / humidifying device. Note that the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and description thereof is omitted.
[0060]
The heating /
[0061]
As shown in FIG. 9, the
[0062]
A
[0063]
A
[0064]
As shown in FIG. 10, the
[0065]
As shown in FIG. 12, when the
[0066]
A
[0067]
Further, when the
[0068]
Further, a
[0069]
As shown in FIG. 12, the
[0070]
In such a configuration, the
[0071]
Therefore, before the operation, first, the components constituting the heating /
[0072]
Thereafter, the
[0073]
Next, when gas is supplied from the gas supply device 5, the gas supplied from the gas supply device 5 (see FIG. 1) is sent from the
[0074]
Then, the supplied and heated and humidified gas is supplied from the
[0075]
By the way, when the water vapor
[0076]
In this case, since the sterilized purified water is aseptic, it does not contaminate even if it flows into the abdominal cavity of the patient. Further, even if the water vapor
[0077]
Further, when the water vapor
[0078]
As described above, according to the present embodiment, in addition to the effects described in the first embodiment, even when the water vapor
[0079]
Further, since the entire periphery of the
[0080]
Further, the heating /
[0081]
In addition, since each unit can be disassembled, post-operative sterilization and cleaning become easy. In particular, since the
[0082]
In the above configuration, the method for maintaining the airtightness by using the O-ring has been described. However, the means for maintaining the airtightness is not limited to the O-ring. Packing or the like may be used.
[0083]
(Fourth embodiment)
FIG. 13 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a fourth embodiment of the present invention.
[0084]
The heating /
[0085]
A
[0086]
A
[0087]
The
[0088]
The
[0089]
The supplied gas is supplied to the first chamber of the
[0090]
Sterilized purified water is held in a
[0091]
Thus, according to the present embodiment, similarly to the third embodiment, the heating /
[0092]
(Fifth embodiment)
FIG. 14 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a fifth embodiment of the present invention.
[0093]
In the heating /
[0094]
As in the fourth embodiment, a
[0095]
Further, first and
[0096]
In the above-described fourth embodiment, the flow path of the gas to be supplied is formed in the container using the
[0097]
The flow path indicated by the arrow F is formed only by supplying the supplied gas to the inside of the
[0098]
(Sixth embodiment)
15 and 16 show a sixth embodiment of the present invention. Here, FIG. 15 is an exploded perspective view of the heating / humidifying device, and FIG. 16 is a schematic sectional side view developed along the axis of the heating / humidifying device.
[0099]
The
[0100]
In the
[0101]
Further, a mouth, which is an opening / closing portion opened at both ends of the
[0102]
[0103]
In such a configuration, even if the water level of the
[0104]
(Seventh embodiment)
17 to 19 show a schematic configuration of a heating / humidifying device according to a seventh embodiment of the present invention.
[0105]
This embodiment is a modified example of the above-described first embodiment, and the same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0106]
The heating /
[0107]
As shown in FIG. 18, the
[0108]
Further, at one end of the
[0109]
Further, first and second
[0110]
A
[0111]
A
[0112]
Further, as shown in FIG. 19, the
[0113]
Further, a
[0114]
In addition, first and
[0115]
The outer diameter of the
[0116]
In such a configuration, when assembling the heating /
[0117]
Then, the
[0118]
Thereafter, the
[0119]
Then, the
[0120]
When the
[0121]
As a result, the
[0122]
As described above, in the present embodiment, the
[0123]
[Appendix] As described in detail above, according to the present invention, the following configuration can be obtained.
[0124]
(1) A heating and humidifying device comprising a water vapor permeable membrane, sterilized purified water in contact with the water vapor permeable membrane, and a heating means for heating the sterilized purified water, wherein the sterilized purified water is in an air-tight reservoir. A humidifying / humidifying device characterized by being held in a humidifier.
[0125]
(2) A housing having at least a part of a flow path constituted by a water vapor permeable membrane and at least a part of a housing having humidifying means, wherein the flow path and the housing are combined to form an airtight water storage portion. Characteristic heating and humidification equipment.
[0126]
In such a configuration, a part of the flow path of the heating / humidifying device for heating and humidifying the supplied gas is formed by a water vapor permeable film, and at the same time, a part of the water storage part is formed by the water vapor permeable film and the heating element. I do. By making the water storage part an airtight structure, even if the water vapor permeable membrane is broken, the fluid stored in the water storage part does not flow out, so that the patient's abdominal cavity is not contaminated, and there is no problem. You can perform insufficiency.
[0127]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a tubular water-permeable means is disposed in a container capable of storing and opening water to be mixed with a gas to be injected into a body cavity of a patient, and the water-permeable means is provided through the water-permeable means. As a result, the first communication portion and the second communication portion communicating the outside and the inside of the container are communicated with each other, so that the first communication portion, the second communication portion, and the moisture permeable means can be removed from the container. It is possible to disassemble and assemble these components, and it is possible to wash each component separately, and the container can be washed independently, and the inside of the container can be easily cleaned, and the efficiency of the cleaning operation can be improved. It is easy to use.
[0128]
Furthermore, since it can be easily disassembled, even if the moisture permeable means is broken, for example, it can be easily replaced, and the cost of parts required for the parts effect can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall schematic configuration diagram of an endoscope apparatus including an air supply system according to a first embodiment.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the heating / humidifying device.
FIG. 3 is a sectional side view of the same heating unit.
FIG. 4 is a sectional side view of the tube unit.
FIG. 5 is a side end view of the gas temperature detection unit.
FIG. 6 is a sectional side view of the heating / humidifying device.
FIG. 7 is a sectional side view of a heating / humidifying device according to a second embodiment.
FIG. 8 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a third embodiment.
FIG. 9 is a partial sectional side view of the heating unit.
FIG. 10 is a sectional side view of the inner container.
FIG. 11 is a sectional side view of the outer container.
FIG. 12 is a sectional side view of the heating / humidifying device.
FIG. 13 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a fourth embodiment.
FIG. 14 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a fifth embodiment.
FIG. 15 is an exploded perspective view of a heating / humidifying device according to a sixth embodiment.
FIG. 16 is a schematic cross-sectional side view developed along the axis of the heating / humidifying device.
FIG. 17 is a sectional side view of a heating / humidifying device according to a seventh embodiment.
FIG. 18 is a partial sectional side view of the heating unit.
FIG. 19 is a partial sectional side view of the tube unit.
[Explanation of symbols]
10. Insufflation tube (gas injection means)
25 Air supply gas cylinder (air supply source)
27 Air supply tube (distribution means)
30,122 Tube unit (tubular member)
32, 65, 97, 103, 123 containers
44, 81, 95, 99, 129 First base part (first communication part)
45, 76, 89, 104, 130 Water vapor permeable membrane (moisture permeable means)
46, 82, 96, 101, 131 2nd base part (2nd communication part)
Claims (3)
前記気体に混合する水分を貯蔵開閉可能な容器と、
前記容器の外部と内部とを連通する第1の連通部と、
前記容器の外部と内部とを連通する第2の連通部と、
管状部材により構成されていると共に前記送気源と前記容器の外部に開口する前記第1の連通部とを連通して前記気体を前記容器内部に流通可能な流通手段と、
前記水分を透過可能な部材を用いて管状に形成されており前記容器の内部に開口する前記第1の連通部と前記第2の連通部とを連通する水分透過手段と、
管状部材により構成されていると共に前記容器の外部に開口されている前記第2の連通部に連通して前記水分透過手段により前記水分が混合された前記気体を前記患者の体腔内に注入可能な気体注入手段と、
を備えることを特徴とする送気システム。An air supply source capable of supplying gas to be injected into the body cavity of the patient,
A container capable of storing and opening water to be mixed with the gas,
A first communication portion that communicates between the outside and the inside of the container,
A second communication portion that communicates between the outside and the inside of the container;
Distribution means configured by a tubular member and communicating the air supply source and the first communication portion opened to the outside of the container to allow the gas to flow inside the container,
A moisture permeable means which is formed in a tubular shape by using the moisture permeable member and communicates the first communication portion and the second communication portion which open to the inside of the container,
The gas in which the water is mixed by the water permeable means can be injected into the body cavity of the patient by being connected to the second communication portion which is formed of a tubular member and opened to the outside of the container. Gas injection means;
An air supply system comprising:
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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-
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- 2003-03-24 JP JP2003081394A patent/JP2004283475A/en not_active Withdrawn
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