JP2004280825A - ビジネス・サービス・リレーションシップを評価する方法およびシステム - Google Patents

ビジネス・サービス・リレーションシップを評価する方法およびシステム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、ビジネス・サービスのリレーションシップを正確に評価し解析するための方法、システムおよびプログラムを提供することである。
【解決手段】複数のビジネス・サービス・エンティティ(BSE)111,112,113,121,122,131,132と、複数のBSEのうちの2つのBSEのビジネス・リレーションシップを定義するサービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)141〜146とを含むビジネス組織のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデル評価方法において、各BSEの属性情報を記憶する段階と、各SRVの属性情報を記憶する段階と、記憶したBSEの属性情報と記憶したSRVの属性情報とに基づいて、シミュレーション期間全体にわたってビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルをシミュレートする段階と、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するために、シミュレート結果を表示する段階とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、ビジネス・サービス・リレーションシップ(business service relationships)を評価し、解析し、モデル化する方法およびシステムに関する。
この数十年間、いくつかのビジネス・モデリング技法が、研究の主題になっていた。そのような技法のうちの2つ、すなわち古典的手法と「ビジネス・プロセス・モデリング」は、ビジネス・サイクルにおける様々なメトリクスの投影評価を実現するシミュレーション環境で幅広く使用されている。
ビジネス・モデリングの古典的手法の狙いは、様々な組織エンティティ全体にわたって原因と結果のチェーンを捕捉することである。この関数的手法は、様々なビジネス・ユニット全体にわたる豊富な相互作用を管理するリレーションシップの性質を捕捉することができない。これは、頑強性を欠き、ビジネス・ロジックのダイナミクスを適切に表現することができない。
実際には、純粋な関数的手法に基づくシミュレーションは、誤りが発生する余地が大きい結果を提供する傾向がある。この手法を使用して、(1)古典的手法に厳密に従うフローチャート型ツールと、(2)古典的モデルのより構造化された手法を採用するシステム・ダイナミクス型ツールを含む、多くのクラスのシミュレータが開発されてきた(非特許文献7、8参照)。「ビジネス・プロセス・モデリング」と呼ばれるビジネス・モデリングのより新しい手法は、ビジネスを、プロセスと呼ばれる1組のアクティビティとして定義する(非特許文献1〜6参照)。プロセスは、組織プラン全体の境界を横切ることができるので、厳密に構造化された手法(例えば、レイヤリング)から自分自身を切り離すことができる。業界では、これらのモデルが、その古典的な相当物よりも正確であり、またビジネス・ロジックにおける現実感を捕捉することができると広く信じられている。そのようなタイプのシミュレータは、「離散イベント・ベース・ツール(Discrete-Event Based Tools)」と呼ばれることがあり、本質的にオブジェクト指向である。
昔の手法と本質的に同じであるがより新しい拡張マークアップ言語(XML)ベースのシンタックスに包まれたプロセス・モデリングのさらに新しいインプリメンテーションがある。例えば、ビジネス・プロセス・モデリング言語(BPML)(非特許文献1〜4参照)は、XMLベースであり、図形表記を含む。しかしながら、BPMLの対象は、ビジネス・リレーションシップではなくビジネス・プロセスである。さらに、BPMLとそれに関連する図形表記は、シミュレーション・エンジンに対応していない。
オブジェクト指向の他の手法には、ソフトウェア開発業界によって開発されたUML(ユニフォーム・モデリング言語)を使用し拡張するビジネス・プロセスをモデル化するRational Roseツール(非特許文献9参照)がある。UMLには、サービス・リレーションシップの概念がないが、UMLは、古典的なオブジェクト指向のリレーションシップ(例えば、アソシエーション、従属性、継承、インスタンシエーション、一般化、集約)について記述する。例えば、Rationalは、1組の図形表現を使用してシステムの挙動の静的および動的な態様を捕捉する。しかしながら、この場合も、シミュレーション・コンポーネントがなく、ツールは、ビジネス・プロセスを支援するソフトウェア・システムの開発またはビジネス・プロセスのリエンジニアリングための知識管理と要件解析に使用される。
他のビジネス・プロセス管理システムは、ビジネス・ワークフローを自動化システムに統合するように設計されている。(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3を参照) しかしながら、これらのモデルは、管理者にシミュレーション・データを提供して管理者が代替ビジネス・モデルの中から選択できるように、複数の代替ビジネス・モデルまたは方法論の解析とシミュレーションに対応することができない。
米国特許第6,073,109号 米国特許第5,535,389号 米国特許第5,630,069号 D. Neal, H. Smith, and D. Butler,"The evolution of business processes from description to data to smart executable code-is this the future of systems integration and collaborative commerce?" Computer Sciences Corporation, Foundation Library (available at www.cscresearchservice.com/foundation/library). J. Baker and I. Ghalimi, "BPML 101: Implementing the BPML Specification" (available at BPMI.org). A. Arkin, "Business Process Modeling Language," 1992 (available at BPMI.org). S.E. White, "Business Process Modeling Notation, 1992, (available at BPMI.org). R.E. Johnson, "Dynamic Object Model," University of Illinois at Urbana-Champaign (available at st-www.cs.uiuc.edu/users/johnson/popers). RE. Johnson and J. Oakes, "The user-defined product framework," unpublished paper by Ralph E. Johnson and Jeff Oakes, Department of Computer Science, University of Illinois at Urbana-Champaign (available at st-www. cs. uiuc. edu / users / johnson / papers). Martin Modell, A Professional’s Guide to Systems Analysis, 2nd Edition, McGraw-Hill, Near York, NY, 1996. B. Curtis, M. Kellner, and J. Over, "Process Modeling", Communication of the ACM, September 1992, Vol. 35, No.9. Eriksson, Hans-Erik and Penker, Magnus: "Business Modeling with UML: Business Patterns at Work", Wiley & Sons, 1999.
本発明の目的は、ビジネス・サービスのリレーションシップを正確に評価し解析するための方法、システムおよびプログラムを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、ビジネス管理者に、代替のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルの中から選択できるようにするシミュレーション・データを提供することである。この目的には、シミュレーションを現実世界ビジネス・システムと結びつけて、シミュレーション結果が外部ビジネス・システムを直接駆動できるようにするか、あるいは外部ビジネス・システムからの現実世界データが、シミュレートされたビジネス・サービス・リレーションシップに作用できるようにする機能が含まれる。
本発明の局面は、複数のビジネス・サービス・エンティティ(BSE)と、前記複数のBSEのうちの2つのBSEのビジネス・リレーションシップを定義する少なくとも1つのサービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)とを含むビジネス組織のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデル評価方法において、前記各BSEの属性情報を記憶する段階と、前記各SRVの属性情報を記憶する段階と、前記記憶したBSEの属性情報と前記記憶したSRVの属性情報とに基づいて、シミュレーション期間全体にわたってビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルをシミュレートする段階と、前記ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するために、シミュレート結果を表示する段階とを有する。
本発明によれば、ビジネス・サービスのリレーションシップを正確に評価し解析することができる。
本実施形態は、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデル(以下、「BSRM」)に基づいて、病院や放射線部門内サービスの価値連鎖(Value Chane)を分析・提示するとともに、病院経営や部門経営上の課題や問題点を定量的に把握する手法を提供するものである。BSRMは、ビジネス・リレーションシップの解析、設計および実現を支援するオブジェクト指向の解析的モデルである。BSRMは、様々なビジネス・プランを実施する代替リレーションシップ構造の評価を含んでいる。BSRMは、任意のタイプのビジネス・サービスをモデル化することができ、それにより、組織が、潜在的なサービスとサービス間のリレーションシップを計画し評価し、エンド・ユーザ(または顧客)へのサービスを複数のオプションの中から選択することができる。このモデルにより、BSRMを使用するビジネス組織が、別個のサービス・ドメインに従ってサービスをモデル化し解析し、特定のサービス機能を別個のサービス・エンティティに編成し、各対のサービス・エンティティ間のリレーションシップをモデル化し、モデル化している組織内に存在するサービス・エンティティと、外部組織の一部として存在するサービス・エンティティとを区別することができる。最後の特徴は、モデル内で「企業内(in-house)」エンティティと「外注(out-sourced)」エンティティの区別を可能にする。モデルのこれらの特徴はそれぞれ、ソフトウェア・シミュレーション・モデルに実現することができるオブジェクトとして捕捉される。シミュレーション・モデルを実行して、解析中のビジネス・リレーションシップをシミュレートすることができる。
次に、いくつかの図面全体にわたって類似の参照数字が類似または対応する部分を示す図面を参照し、より詳細には図1を参照すると、放射線医学画像アーカイブ・サービスにおいてBSRMを使用してビジネス・サービス・リレーションシップ(ビジネスサービスの関係付け)をモデル化する単純な例を示す。図1において、7つのビジネス・サービス・エンティティ(BSE:ビジネスサービス要素)が、3つのサービス・ドメイン(サービス領域)に分けられており、その3つのサービス・ドメインは、(1)病院1 111、病院2 112および病院3 113を含む顧客ドメイン110、(2)ネットワーク・サービス131と記憶ソフトウェア・サービス132を含むベンダ・ドメイン130、および(3)アーカイブ・サービス121と閲覧サービス(reading service)122を含む組織ドメイン120である。さらに、図1は、例示した7つのビジネス・エンティティの1対1の間のビジネス・リレーションシップ(ビジネス相関)を既定する6つのサービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV:サービスを提供する側と受ける側(被提供側)との関係付け)141〜146を示す。例えば、SRV141は、病院1 111とアーカイブ・サービス121の間の1年契約を示す。このビジネス・リレーションシップにおいて、アーカイブ・サービス121は、初期料金1,000ドルと引き換えに少なくとも10,000件と、月極請求で1ヶ月1件当たり2.50ドルの保存料金でアーカイブすることを約束している。BSEとSRVに関連した属性/パラメータ情報については、後述する。
図2は、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルが、例えば図1に例示したような複数のビジネス・サービス・エンティティ(BSE)と少なくとも1つのサービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)を含むビジネス組織のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価する方法の段階を示す。後でより詳しく考察するように、各SRVは、2つのBSE間のビジネス・リレーションシップ(ビジネスの関係性)を定義する。
段階201で、複数のBSEが作成され、BSEごとにそれぞれの属性情報が設定され記憶される。後述するように、BSE属性には、例えば、開始コスト、サービス収益、開始収益、サービス間隔長、およびサービス期間がある。さらに、後述するように所与のBSEが内部ビジネス・エンティティか外部ビジネス・エンティティかを示す属性情報も記憶される。図1に示したように、BSEの例には、病院、通信サービス提供者、データ記憶サービス提供者、アーカイブ・サービス、および閲覧サービス提供者がある。
段階202で、少なくとも1つのSRVが作成され、SRVごとにそれぞれの属性情報が設定され記憶される。段階202では、複数のBSEにおけるBSEの対を識別し、例えば識別したそれぞれのBSE対の間のサービス−金額(対価)、サービス−サービス、品物−金額および品物−サービスの4つのビジネス・リレーションシップ・タイプのうちの1つを各SRVごとに記憶する段階を含む。4つのタイプのSRVに関する詳細は、図3の説明を参照されたい。さらに、後述するように、SRV属性情報は、契約タイプ、契約開始日、契約終了日、初期コスト、終了コスト、繰り返しコスト(recurring cost)、初期収益、契約期間、および契約期間タイプを含む、品物またはサービスの契約と関連した情報を含む。コンピュータで実現される本発明の1つの実施形態において、図1の関係図が、示され、適切なオブジェクトをマウスでクリックすることによって、BSEおよびSRVの属性情報を修正することができる。
段階203で、少なくとも1つのサービス・ドメイン(SD)と複数のビジネス・プロセス(BP)が作成され、対応する属性情報が記憶される。後でより詳しく説明するように、各BSEごとに少なくとも1つのビジネス・プロセスが作成される。
段階204で、シミュレーション開始時刻、シミュレーション終了時刻、シミュレーション時間期間、およびシミュレーション更新間隔を含むシミューレーション・パラメータが設定され記憶される。さらにまた、段階204では、現実世界ゲートウェイ(Real-World Gateway)と関連付けられるような出力パラメータがまた設定され記憶される。出力マネージャと関連付けられたものを含む出力属性については、後でより詳しく考察する。
段階205で、出力マネージャ(後で考察する)が、現実世界ゲートウェイを介した情報の送受信を行うように構成されているかどうかに関して照会が行われる。そのように構成されていない場合、方法は、段階206に進む。段階205の照会に対する答えがYESの場合、方法は、段階207に進む。
段階206で、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルが、段階201〜203で記憶されたBSE属性情報、SRV属性情報、BP属性情報、およびSD属性情報を使用して、シミュレーション時間期間全体にわたってシミュレートされる。
段階207で、出力マネージャが、現実世界ゲートウェイを介して情報を送受信するように構成されている場合は、属性情報が外部の現実世界システムと交換され、同時に、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルが、段階201〜203で記憶されたBSE属性情報、SRV属性情報、BP属性情報、およびSD属性情報を使用してシミュレーション時間期間全体にわたってシミュレートされる。詳細には、外部現実世界システムからの入力情報は、対応するBSEの属性情報を更新する際に、複数のBPによって使用されることがある。
段階208で、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するために、シミュレーションの結果が、適切な書式で表示される。
BSRMオブジェクト
BSRMは、特定のビジネス・プロセスまたはビジネス機能を、解析中のビジネス・モデルの要件に従って、オブジェクトとして定義する。さらに、本発明が、オブジェクト指向コンピュータプログラムとして実現されることが好ましいので、BSRMは、オブジェクト指向ソフトウェア設計の原理に従ってオブジェクト・クラスを定義する。例えば、BSRMは、特定のビジネス・モデル/プラン・シミュレーションのコンテナである「SimSpace(シムスペース)」と呼ばれるオブジェクトを定義する。図4(a)と図4(b)を参照されたい。BSRM内の他のすべてのオブジェクトは、SimSpaceオブジェクトに収容され、このオブジェクトは、アーカイブの目的でアクティブなシミュレーション実行を直列化するために使用される。BSRMは、SimSpaceオブジェクトに収容される1組のリスト・オブジェクトを定義する。これらのリストは、ビジネス・プロセスのシミュレーション中に作成されるような他のオブジェクトを保持するために使用される。
ビジネス・サービス・エンティティ(BSE)クラス
BSRMは、ビジネス・サービス・エンティティ(BSE)と呼ばれるオブジェクトの包括的クラスを定義する。モデルに実現された各BSEオブジェクトは、共通の属性セット、共通の挙動セット、および固有の識別を有する。さらに、BSRMは、さらにサービス・エンティティの追加の詳細を指定するBSEオブジェクトの2つの特定化(specialization)(サブクラス)を定義する。2つのクラスは、「内部」と「外部」である。この技法により解析されている組織の観点から、「内部」BSEオブジェクトは、組織の一部であるサービス・エンティティを表し、一方「外部」BSEオブジェクトは、組織の一部ではないサービス・エンティティを表す。さらに、BSRMは、属性を追加するために、BSEサブクラスをさらに細かく特定化することによってモデルをさらに改良することを可能にする。
1つの実施形態において、本発明を実現するシミューレーション・ソフトウェアは、シミュレーションの各サイクルで、BSEごとの単純な計算を行う。BSEと関連したイベント・オブジェクト(後述する)が、活動化され、BSEと関連した「コスト」と「利益」の単純な和を計算する。この方法は、BSEの「最終結果」値を作成する。さらに、後で考察するように、ユーザは、より詳細なコスト・カテゴリを選択することができる。例えば、モデルにおいて、人員、資本、業務などのコスト・カテゴリを考慮することができる。これらのコスト・カテゴリをより複雑なビジネス・プロセス・オブジェクト(後で考察する)と結びつけて、ビジネスの動的態様をモデル化することができる。例えば、BSEが、顧客の成長に対応するために人員を追加しなければならない場合、ビジネス・プロセス・オブジェクトは、その要件を捕らえ、人員コストが増大することを示すメッセージをBSEオブジェクトに送ることができる。
1つの実施形態において、BSE属性には、以下のものがある。
base=エンティティの基本コストに対する開始(一時的)寄与率。
base(t)=時間の関数(繰り返し)としてのエンティティの基本コスト。
Oper(t)=時間の関数としての運転コスト。これは、(SRVオブジェクトから)BSEが関与するすべてのリレーションシップと関連したコストを合算することにより計算される。
base=BSEの開始(非繰り返し)支援。これは、BSEの非リレーションシップから派生した一時的な基本資金を表す。
base(t)=BSEの運転(繰り返し)基本資金。これは、BSEの非リレーションシップから派生した基本資金を表す。
Start=BSEの開始(一時的)収益。これは、BSEが関与する各SRVのすべてのRV Start値の合計を表す。
Oper(t)=BSEの運転(繰り返し)収益。これは、BSEが関与する各SRVのすべてのRV Oper(t)値の合計を表す。
一般に、別個の属性が、非繰り返しコストまたは収益と、繰り返しコストまたは収益の両方を捕捉する。これは、BSRMに、一時的コストと継続的コストを区別する手段を提供する。BSEと関連した属性を使って、BSRMは、モデルに定義されているBSEの各インスタンスに固有のコストと収益を表すことができる。BSEに関して、これらのコストは、基本一時的開始コスト(例えば、新しいビジネス・エンティティを作成する一時的コスト)、BSEが操作可能かどうかに関係のない基本繰り返しコスト、およびBSEが操作を行う基本繰り返しコストを捕捉する。操作コストは、BSEが関与するSRVに関連付けられ、SRVと関連した属性から計算される。これらの構成要素を組み合わせて、BSEのコストをモデル化することができる。
BSEに関して、BSRMは、また非繰り返しと繰り返しの両方の「援助」をモデル化する。これは、例えば、組織内のビジネス・ユニットの相互援助や、BSEの他のタイプの非繰り返し財政援助ソースを表す財政援助またはコスト補償を表す。最後に、各BSEと関連した収益をモデル化することができる。この場合も、BSRMは、非繰り返し収益と繰り返し収益を捕捉する機能を提供する。収益は、リレーションシップに依存するものとしてモデル化される(SRVにより)。したがって、BSEが関与するSRVの属性から、各BSEの非繰り返し収益と繰り返し収益の両方が計算される。
ビジネス・プロセス(BP)クラス
BSRMは、イベント駆動型のビジネス・プロセスの必須要素を捕捉する「ビジネス・プロセス」(BP)オブジェクトを定義する。BPは、後でより詳しく説明する固有のイベントにリンクされる。BPの背景にある概念は、高度のカスタマイズ可能なビジネス・インテリジェンスをBSRMモデル内に提供することである。1つの実施形態において、BPオブジェクトのために、一定の組の包括的サブクラスが定義される。それぞれの包括的サブクラスは、パラメータを調整する機能によって、一般化されたビジネス・プロセスを実現する。例えば、ユーザは、事前定義されたプロセスのリストから選択し、次に何らかのレベルのカスタム化を実現する。第2の実施形態において、ビジネス・プロセスの単純な仕様シンタックスが定義され、これにより、エンド・ユーザは、完全にカスタマイズされたBPを定義することができる。
サービス・ドメイン(SD)クラス
BSRMは、また、非階層的「サービス・ドメイン」オブジェクトを定義し、このオブジェクトは、すべてのBSEが類似のタイプのプロセスまたは機能を実行するドメイン(範囲、領域)内にBSEオブジェクトを編成するために使用されるコンテナ・オブジェクトである。図1を参照されたい。BSRMは、ドメイン間のリレーションシップを、様々なドメイン内のBSE間のリレーションシップ(すなわち、ドメイン境界を横切るもの)の集合体として定義する。したがって、BSRMは、サービス・ドメイン・レベルで解析することによりビジネス・モデルの大雑把なモデル化を可能にする。さらに、BSRMは、BSEレベルで解析することによってビジネス・モデルの細かいモデル化を可能にする。
サービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)クラス
BSRMは、サービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)と呼ばれるオブジェクトの包括的クラスを定義する。SRVは、2つのBSE間のビジネス・リレーションシップに関する必須情報を捕捉するオブジェクト・クラスである。例えば、一般的なリレーションシップにおいて、SRVは、2つのビジネス・サービス・エンティティ間の契約をモデル化することができる。SRVは、ビジネス・リレーションシップのシミュレーションと代替のリレーションシップの評価に必要な必須パラメータだけ以外は、現実世界契約の完全な詳細を含むようには意図されていない。
図3に示したように、BSRMは、(1)サービス−金額SRV301、(2)品物−金額SRV302、(3)品物−サービスSRV303、および(4)サービス−サービスSRV304の、様々なモードのビジネス対話を捕捉するSRVの4つの特定化(サブクラス)を定義する。
BSRMは、サービス−金額SRV301を定義して、1つのBSE311が、別のBSE321に金額(支払い)の代わりにサービスを提供するリレーションシップを捕捉する。BSRMは、サービス−金額SRV301の最小限包括的属性を次のベクトルとして定義する。すなわち、<サービス・ベクトル:<定義、条件、量、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>;金額ベクトル:<定義、非繰り返し収益、繰り返し収益、間隔>である。
BSRMは、あるBSE312が別のBSE322に金額(支払い)の代わりの品物を提供するリレーションシップを捕捉する品物−金額SRV302を定義する。BSRMは、品物−金額SRV302の最小限包括的属性を、次のベクトルとして定義する。すなわち、<品物ベクトル1:<注文基準、条件、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>;金額ベクトル:<定義、非繰り返し収益、繰り返し収益、間隔>である。
BSRMは、あるBSE323が別のBSE313に、サービスの代わりに品物を提供するリレーションシップを捕捉する品物−サービスSRV303を定義する。BSRMは、品物−サービスSRV303の最小限包括的属性を、次のベクトルとして定義する。すなわち、<品物ベクトル1:<注文基準、条件、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>;サービス・ベクトル:<定義、条件、量、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>である。
BSRMは、あるBSE314が別のBSE324にサービスの代わりのサービスを提供するリレーションシップを捕捉するサービス−サービスSRV304を定義する。BSRMは、サービス−サービスSRV304の最小限包括的属性を、次のベクトルとして定義する。すなわち、<サービス・ベクトル1:<定義、条件、量、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>;サービス・ベクトル2:<定義、条件、量、非繰り返しコスト、繰り返しコスト、間隔>である。
例えば、図1に示したように、サービス−金額SRV141は与えられる<サービス・ベクトル:<画像アーカイブ・サービス、更新オプション付き1年契約、量{最低10,000ケース}、開始コスト:1,000ドル、繰り返しコスト(例えば、この顧客に割り当て可能な保守と減価償却)、期間:月毎>:金額ベクトル:<1研究当たりの記憶料金、開始収益:初期料金1,000ドル、繰り返し収益(記憶1研究当たり2.50ドル):請求間隔:月毎>によって与えられる。
ビジネス・エンティティ間のサービス・リレーションシップをモデル化する際に、BSRMは、各SRVの属性を使用してコストと収益を捕捉する。BSEによる手法と同じように、BSRMは、リレーションシップと関連した非繰り返しコストと繰り返しコストをモデル化する。リレーションシップが双方向であるため、SRVリレーションシップベクトルのそれぞれの端に2つのクラス・コストを捕捉する4つの属性がある。また、BSRMは、この場合も、繰り返しと非繰り返しの両方の収益をモデル化するが、この方法は、収益がベクトルのサービス提供者側に適用されるベクトルを仮定する(サービス−金額に関して)。
1つの実施形態において、SRVの属性には次のものがある。
V Start=サービス提供者側エンティティとのリレーションシップの開始(一時的)コスト。
V Oper(t)=サービス提供者側エンティティとのリレーションシップの操作(繰り返し)コスト。
S Start=サービス利用者側エンティティとのリレーションシップの開始(一時的)コスト。
S Oper(t)=サービス利用者側エンティティとのリレーションシップの操作(繰り返し)コスト。
V Start=サービス提供者側エンティティへの開始(一時的)収益。これは、通常、CSOper(t)と等しいが、係数で調整することができる。
V Oper(t)=サービス提供者エンティティへの操作(繰り返し)収益。これは、通常、CSOper(t)と等しいが、係数によって調整することができる。
BSRMは、さらに、追加の改良を捕捉するために他の属性を追加するさらに細かい特定化によって特定化されたSRVのさらなる改良を可能にする。
イベント・クラスとクロック・オブジェクト・クラス
BSRMは、「イベント」と呼ばれるオブジェクトのクラスを定義する。モデル内の各イベント・オブジェクトは、BSEまたはSRVオブジェクトの時間ベースの属性に対応する。さらに、BSRMは、イベントを編成するために使用されるリスト・オブジェクトをSimSpaceオブジェクト内で定義する。
BSRMは、シミュレーション実行を管理する「クロック」オブジェクトを定義する。クロック・オブジェクトは、シミュレーション実行のために時間「チック(tick)」と範囲を指定し、シミュレーション実行中のイベントの実行を制御する。したがって、BSRMは、シミュレーション実行をクロック・オブジェクトの順次増分として定義する。クリックごとに、イベント・リストがスキャンされる。各イベントごとに、イベントがアクションに適格かどうかを決定するために、間隔パラメータがクロックの変化と照合される。適格なイベントは、適切なビジネス・アクティビティをシミュレートするために実行されるビジネス・プロセス・オブジェクトを有する。イベント・リストがなくなったとき、シミュレーションの1サイクルが完了する。図5を参照されたい。
BSRM図形表現
BSRMは、ビジネス・モデルを描くための図形的な速記法を定義する。この速記法において、外部BSEは、BSE名が中心にある角が尖った長方形として表される。内部BSEは、角が丸い長方形として表される。SRVは、円弧を点線で結んだ1対の有向円弧と、円弧対の中心のリレーションシップ名として表される。円弧の矢印は、エンティティの双方向のリレーションシップを示す反対方向を指す。サービス・ドメインは、ドメインに含まれるBSEを囲む不規則な雲状形状として示される。
ビジネス・モデル図は、3つのタイプのダイアグラムの階層である。オーバービュー図は、BSEとそのリレーションシップをBSEのレベルで大規模に捕捉するように設計された、詳細が制限された図形図である。ドメイン図は、これと似ているが、個々のBSEを示すことなくモデルをドメイン・レベルで捕捉する。SRV詳細図は、1対のBSEの間のリレーションシップの詳細を捕捉する。リレーションシップは、オーバービュー図に関して前に説明したように示される。しかしながら、円弧は、追加の詳細テキストで装飾される。ビジネス・プロセス図は、個々のBSEのビジネス・プロセスを示す1組の図である。これらは、包括的プレースホルダ図であり、コンテンツは、任意の標準的な表記法に従うことができ、デフォルト表記法は、UML(ユニフォーム・モデリング言語)である。これにより、BSRMの特定ユーザは、その状況に最も適切な表記法を使用することができる。従って、その表記法は、BPML、UMLまたは従来のフローチャートでよい。
図4Aは、本発明のオブジェクト指向インプリメンテーションにおけるBSEとサービス・ドメイン・オブジェクト間のリレーションシップを示す。図4Aにおいて、BSE402およびサービス・ドメイン403に接続されたSimSpaceオブジェクト401は、BSEリスト、イベント・リスト、SRVリストおよびサービス・ドメイン・リストを含む。さらに、図4Aは、BSE402とそのサブクラス・オブジェクトとのリレーションシップ、内部BSEオブジェクト404および外部BSEオブジェクト405を示す。
図4Bは、本発明の1つの実施形態における、SimSpaceオブジェクト401、BSEオブジェクト402、およびSRVオブジェクト406、ならびにSimSpaceオブジェクト401、BSEオブジェクト402およびSRVオブジェクト406の属性を収集するために使用される様々なダイアログ・オブジェクト間のリレーションシップを示す。例えば、新規BSEダイアログ420、編集BSEダイアログ440、およびBSEサマリ・ダイアログ450は、BSE402の属性を提供する。同様に、新規SRVダイアログ430、編集SRVダイアログ460、およびSRVサマリ・ダイアログ470は、SRV406の属性を提供する。SimSpaceダイアログ410は、SimSpaceオブジェクト401の属性を提供する。BSRMのシミュレーションに使用されるダイアログ・オブジェクトのさらなる詳細は、後で説明する。
BSRM出力オブジェクト
BSRMは、出力マネージャと呼ばれるオブジェクトを定義する。シミュレーション実行における出力マネージャ・オブジェクトの役割は、シミュレーション結果のフローを管理し、その結果を3つの出力インタフェース・オブジェクトのうちの1つに導くことである。出力インタフェース・オブジェクトは、テキストベース・インタフェース、グラフィカル・インタフェース、および現実世界ゲートウェイ・オブジェクトである。
BSRMは、テキストベース・インタフェースを、任意の書式のテキスト(例えば、スプレッド・シート)出力ストリームとして定義する。このストリームの書式化は、テキストベースのインタフェース・オブジェクトによって制御され、様々な出力要求のために特化することができる。
BSRMは、グラフィカル・インタフェースを、グラフ、チャートまたはダイナミックBSRM図のようなシミュレーション結果出力として定義する。ダイナミックBSRM図は、BSEとSRVの表現を、シミュレーション結果ストリームに応じて変化する色や他の動的特性によって装飾することができる書式の図である。変化の目的は、シミュレーション・モデルの状態を伝えることである。例えば、収益性の高いBSEが緑の陰で変化し、収益性の低いBSEが赤の陰で表される。グラフィカル・シミュレーション出力の例を図10に示し、この図10は、BSEと関連した収入、コスト、および収益のグラフを、時間の関数として示している。
BSRMは、現実世界ゲートウェイ・オブジェクトを、BSRMシミュレーション・モデルと現実世界ビジネス・システム間のソフトウェア・インタフェースとして定義する。ゲートウェイ・オブジェクトによって、このインタフェースは、入力方向と出力方向の両方に進むことができる。出力方向において、モデル実行によるシミュレーション結果データを、現実世界システム(例えば、請求書発行などのビジネス機能を支援するために使用されるコンピュータを利用したシステム)に送ることができる。この機能の目的は、BSRMを使用して、テストおよび評価用のシステムを駆動できるようにすることである。入力方向において、ゲートウェイ・オブジェクトにより、ビジネス・システムからの現実世界データを、イベント・プロセスとビジネス・プロセスを駆動するシミュレーション・モデルに結合して、例えばシミュレーション・モデルを現実世界の注文入力システムにつなぐことができる。
図5は、SimSpaceオブジェクト401、シミュレーション・ダイアログ501、イベント・リスト502、イベント・オブジェクト503、ビジネス・プロセス・オブジェクト504、および出力マネージャ510の間のリレーションシップを示す。出力マネージャ510は、テキストベース・インタフェース511、グラフィカル・インタフェース512および現実世界ゲートウェイ513にデータを提供する。最後に、SimSpaceは、SISファイル505にデータを書き込む。
シミュレーション・ツール(BSRMsim)
「BSRMsim」は、本発明のシステムおよび方法によりビジネス・サービス・リレーションシップをシミュレートするために使用されるシミュレーション・ツールである。BSRMsimは、Visual C++を使って実現されており、オブジェクト指向の設計である。さらに、BSRMsimは、ダイアログ駆動型であり、以下の機能を実行するためにユーザにインタフェースを提示する。
1.シミュレーション・スペースを作成/編集し、シミュレーション実行のパラメータを設定する。
2.ビジネス・サービス・エンティティ(BSE)を作成/編集する。
3.サービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)を作成/編集する。
4.BSEと関連したイベントを作成/編集する。
5.BSEのサマリを表示する。
6.SRVのサマリを表示する。
7.シミュレーションを実行する。
8.後で使用するためにシミュレーションを保存する。
ビジネス・サービス・リレーションシップをシミュレートする代表的な段階は、以下のものを含む。
1.シミュレーション・スペースを作成し、シミュレーション実行を管理するパラメータを設定する。
2.少なくとも2つのBSEを作成し、そのパラメータを設定する。
3.少なくとも1つのSRVを作成し、そのパラメータを設定する。
4.BSEと関連したイベントを作成する。
5.シミュレーションを実行する。
6.結果を表示する。
図6に示したように、BSRMsimのトップ・ダイアログボックスは、プログラムの全体的な制御と、オブジェクトを作成しシミュレーションを実行するために使用されるサブダイアログへのアクセスとを提供する。左側の列のボタンは、シミュレーション・スペース・オブジェクトを操作するために使用される。
シミュレーション・スペースは、モデル化されているビジネス・サービス・リレーションシップ用のコンテナとしてはたらくソフトウェア・オブジェクトである。このオブジェクトは、主にモデルが構築されるとき、またシミュレーションの実行中に、様々なモデル構成要素を追跡するために使用される1組のリストを含む。シミュレーション・スペース・コンテナ内には、3つの重要なオブジェクト・リストが維持される。1つ目は、ユーザによって定義されたBSEオブジェクトのリストである。ユーザがBSEを作成したとき、そのBSEは、シミュレーション・スペース・オブジェクトによって維持されるリストに追加される。2つ目は、SRVオブジェクトのリストである。ユーザがSRVを作成したとき、そのSRVは、このリストに追加される。3つ目は、イベント・オブジェクトのリストである。イベントは、時間依存でありかつBSEと関連付けられたダイナミック・ビジネス・プロセスの活動を示すためのための予備の手段である。イベントが作成されたとき、そのイベントは、このイベント・リストに追加される。
モデルが作成され、シミュレーションが実行されているとき、ソフトウェアは、各サイクルがシミュレーションの仮想時間の「クロック・チック(clock tick)」によってループ内を循環する。各サイクルで、各イベントが、イベント・リストとから取り出され、メンバ関数イベント::Do Action(アクション実行)が実行される。1つの実施形態において、この活動は、ビジネス・プロセスのコストと収益変数を増分させることからなる。
BSRMsimが作動するとき、ユーザには、図6に示したような単純なトップ・ダイアログが提示される。トップ・ダイアログのボタンとその活動については後で説明する。Create New Simulation Space(新規シミュレーション・スペースの作成)ダイアログにより、ユーザは、シミュレーション・スペースの名前を入力することができる。この名前は、シミュレーションがファイルに直列化されたときに使用される。また、シミュレーション仮想時間を設定することもできる。これは、2つの方法で行うことができる。
(1)ユーザは、「クロック・チック」の数とタイム・スライスを指定する。シミュレーションは、実行時に、各「クロック・チック」ごとに1回循環する。タイム・スライスは、シミュレーションにおけるシミュレーション・クロックと仮想時間の間のマッピングを提供する。したがって、ユーザが、クロック・チックの数を90に設定し、タイム・スライスを「日」に設定した場合は、実行時に、シミュレーション「クロック」が90回チックし、各チックが、仮想時間1日の経過をシミュレートする。タイム・スライスの現在のオプションは、例えば、日、週5日(作業)、週7日、月および年である。
(2)代替として、ユーザは、仮想開始日と時刻と仮想終了日と時刻を、標準的な日/時形式で設定することができる。また、ユーザは、さらに、タイム・スライスを選択しなければならず、その選択に基づいて、ソフトウェアは、シミュレーションが実行されるとき行われる「クロック・チック」の数を計算する。
そのようなパラメータが設定されたとき、ユーザは、OKボタンを選択し、ダイアログが閉じ、ユーザは、トップ・ダイアログに戻る。シミュレーション・スペース・オブジェクトは、適切なパラメータで作成される。しかしながら、このときそのスペースは保存されない。
Open Existing Simulation Space(既にあるシミュレーション・スペースを開く)ボタンは、ユーザが前に作成されたシミュレーション・スペースを選択できる標準的な「ファイル・オープン・ダイアログ」を表示させる。シミュレーション・スペースは、拡張子「.sis」の付いたファイルに直列化される。ファイルの名前は、そのファイルが作成されたときにユーザによって付けられたシミュレーション・スペースの名前と同じである。
Close Simulation Space(シミュレーション・スペースを閉じる)ボタンは、既存のシミュレーション・スペースを閉じる(オブジェクトを消滅させる)。そのスペースが保存されていない場合は、ユーザがそのスペースを保存したいかどうか尋ねるポップアップ・ダイアログが現れる。シミュレーション・スペースが変更されている場合は、ユーザに、変更を保存するかどうかを尋ねる。
Save Simulation Space(シミュレーション・スペースの保存)ボタンは、ユーザが、ディレクトリを指定し、必要に応じてオブジェクトが直列化される.sisファイルのファイル名を変更することができる標準の「ファイル・オープン・ダイアログ」を表示させる。これは、スペースを「閉じない」(すなわち、オブジェクトを破壊しない)。
Run Simulation(シミュレーションの実行)ボタンは、図9に示した「シミュレーション実行」と呼ばれるダイアログ・ボックスを表示させる。Simulation Run(シミュレーション実行)ダイアログは、Number of Clock Ticks(クロック・チックの数)、Current Clock Tick(現在のクロック・チック)、Current Time/Date(現在の時間/日付)、およびTime Slice(タイム・スライス)を含むパラメータを表示する。このボタンは、また、クロックを増分する4つのモードのうちの1つを選択するために使用できる「シミュレーション速度」の設定を行うことができる。モードは、次のとおりである。
(1)Manual(手動)−クロックは、ユーザによって選択されたボタンの制御により増分する。ボタンは、速度設定セレクタの右側に現れ、手動設定が選択されていない場合はディスエーブルされる。
(2)Slow(低速)−シミュレーションは、サイクル間で300ミリ秒間休止する。これは、実行を遅くし、ユーザが実時間で追跡することができる図形出力があるときの使用するためのものである。速度が遅いほど、変化を理解するための時間がユーザに与えられる。
(3)Fast(高速)−シミュレーションが、サイクル間で100ミリ秒間休止する。
(4)Free Run(自由実行)−シミュレーションは、サイクル間で休止せず、命令を実行できる程度の早さで進む。
このダイアログは、また、シミュレーションを作成するときに入力されるシミュレーション設定を表示し、ユーザがその設定を変更する機会を提供する。
Simulation Run(シミュレーション実行)ダイアログは、実行を制御する3つのボタンを左下に表示する。これらは、Start(開始)、Pause(休止)、およびStop(停止)である。Startボタンは、パラメータを初期値に設定し、クロックを開始する。もう1度Startを押すと、パラメータが初期値にリセットされ、実行が始まる。Pauseを押すと、クロックのサイクルが止まるが、パラメータはリセットされない。Pauseをもう1度押すと、クロックが再び開始される。Stopを押すと、クロックが停止する。Stopを押した後、ユーザは、シミュレーションを実行するためにStartボタンを押さなければならない。
シミュレーション実行中、ソフトウェアは、イベント出力を直列化するためにログ・ファイルを開く。1つの実施形態において、イベントは、スプレッド・シート・ファイルに出力される。後の表1に、サンプル出力を示す。シミュレーションの各段階で、シミュレーションの各BSEに2つのイベント出力がある(現在のコストと現在の収益)。現在、各シミュレーションは、一定の名前の付いたログ・ファイルを開く(例えば、c:<シミュレーション名>_log.xls)。したがって、ユーザが、一度に複数のシミュレーションを実行しようとすると、ログ・ファイルが使用中であることを示すエラー・メッセージが現れる。ログ・ファイル名は、異なる名前のシミュレーションごとに異なる。OKボタンを押すとダイアログが閉じる。シミュレーションが実行されている場合は、実行を続ける。代替として、図10に示したように、シミュレーション出力データ(例えば、コスト、収益、および利益)の出力グラフが、出力マネージャによって作成されることがある。
BSEの作成
BSEは、個々に識別可能なビジネス・モデルの要素を表す。トップ・ダイアログ(図6に示した)から、Create Business Service Entity (BSE)「ビジネス・サービス・エンティティ(BSE)の作成」ボタンは、新しいBSEに関する情報を入力し、その情報をシミュレーション・スペースに追加するために使用されるダイアログを活動化する。
Create Business Service Entity (BSE)(ビジネス・サービス・エンティティ(BSE)を作成)ボタンは、図7に示したCreate BSE(BSEの作成)ダイアログを表示させる。このダイアログを使って、ユーザは、BSEに関する情報を入力することができる。また、このダイアログから、いくつの選択項目に依存するいくつかの追加のポップアップ・ダイアログが現れる。ユーザが設定することができる現行のパラメータは、以下の通りである。
・Service Name(サービス名)−ユーザがBSEの名前を入力することができる。
・Cost of Service(サービス・コスト)−ユーザがサービスと関連したコストを入力することができる。これは、サービスを提供する繰り返しコストである。
・Service Domain(サービス・ドメイン)−これにより、ユーザは、いくつかのサービス・ドメインのうちの1つを選択することができる。代替として、ユーザは、BSEを任意の名前の付いたサービス・ドメインに割り当てることができる。
・Start-up Cost(開始コスト)−サービスと関連した非繰り返しコスト。これは、サービスを提供することと関連した初期(一時的)コストである。
・Revenue of Service(サービス収益)−これは、サービスを提供することによって得られる繰り返し収益である。
・Start-up Revenue(開始収益)−これは、サービスを開始することと関連して起こり得る収益の一時的流入である(例えば、入会金など)。
・Service Interval(サービス間隔)−このパラメータは、Length(長さ)とPeriod(周期)のタイプによって指定される(タイム・スライスと同じ形式)。
・Subclass(サブクラス)−このセレクタを使って、ユーザは、このインスタンスがどのタイプのBSEになるかを決定することができる。Interior Service(内部サービス)とExterior Service(外部サービス)の2つのタイプがある。内部BSEは、ビジネス・プロセスをモデル化する観点からは、組織の一部分のエンティティである。例えば、これは、企業内の部署である。外部エンティティは、ビジネス・プロセスをモデル化する観点からは、組織の一部ではない。例えば、外部(外注)機能は、外部BSEである。これを選択すると、追加のポップアップメニューが作成されることがある。
BSEのサブクラスが選択されたときは、2つの異なるサブクラスに固有の情報を尋ねる追加のポップアップ・ダイアログが現れる。内部BSEの場合、ダイアログは、単に部署名を尋ねる。(外部エンティティまたは外注エンティティを表す)外部BSEの場合、ダイアログは、サービス提供者の名前と契約番号を尋ねる。
図6に示したBSE Summary(BSEサマリ)ボタンは、作成されたBSEの要約を示すリストボック・コントロールを表示させる。これにより、ユーザは、BSEを様々なカテゴリに分類することができる。BSEをカーソルと右クリックで選択することによって、ユーザは、名前変更、編集、削除、コピーの4つの機能のうちの1つを選択するポップアップ・ボックスを得る。
・名前変更は、ユーザがBSEの名前を変更することができる単純なポップアップ・ダイアログを表示させる。
・編集は、BSEを作成するために使用されるダイアログと同一のダイアログを表示させ、これにより、ユーザは、任意のパラメータとさらにBSEのサブクラスも変更することができる。
・削除は、「確認(are you sure?)」ダイアログを表示させ、ユーザが、BSEを削除することをコミットすることができる。BSEが削除されるとき、ソフトウェアは、このBSEを含むすべてのSRV(リレーションシップ)を自動的に削除する。
・コピーは、BSEオブジェクトを複製し、元と同じであるが「コピー」の接頭辞のついた名前の新しいオブジェクトを提供する。これは、ユーザに、類似のBSEを素早く追加する機能を提供する。
SRVの作成
SRVは、ビジネス・モデルにおけるBSE間のリレーションシップを表す。トップ・レベル・ダイアログ(図6に示した)から、「Create Service Relationship Vector (SRV)(サービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)の作成)」ボタンは、新しいSRVに関する情報を入力し、それをシミュレーション・スペースに追加するために使用されるダイアログを活動化する。
Create Service Relationship Vector (SRV)ボタンは、図8に示した「Edit BSE Relationship(BSEリレーションシップの編集)」ダイアログを表示させる。このダイアログは、SRVに関する情報を入力する機能をユーザに提供する。また、このダイアログから、いくつかの選択によりいくつかの追加のポップアップ・ダイアログが現れる。ユーザが設定することができる現行パラメータは、以下の通りである。
・Name of Relationship(リレーションシップの名前)−ユーザがSRVの名前を入力することができる。
・Description of Relationship(リレーションシップの説明)−リレーションシップを説明することができる自由テキスト・フィールド。
・BSE Name #1(BSE名1)−ユーザが、既存BSEのプルダウン・リストから最初のBSEを選択することができる。現在、リレーションシップは、対になったBSEの間にあり、BSEが作成された後で作成されなければならない。
・BSE Name #2(BSE名2)−ユーザが、既存BSEのプルダウン・リストから2番目のBSEを選択する。
・Start Time/Date(開始時間/日付)−これは、リレーションシップが始まる仮想時間である。
・End Time/Date(終了時間/日付)−これは、リレーションシップが終わる仮想時間である。
・Contract Type(契約タイプ)−これは、後で参照するためのテキスト記述子である。
・Contract Template Reference(契約テンプレート参照)−これは、後で参照するのためのテキスト記述子である。
・Initial Cost(初期コスト)−これは、リレーションシップの初期コストを指定する。
・Recurring Cost(繰り返しコスト)−これは、リレーションシップの繰り返しコストを指定する。
・Termination Cost(終了コスト)−これは、サービス・リレーションシップの終了と関連したコストを指定する。
・Period(期間)−これは、コストと関連した期間を指定する(長さ)。
・Period Type(期間タイプ)−これは、期間のタイム・スライスを指定する。
・Relationship Type(リレーションシップ・タイプ)−サービス・リレーションシップ・ベクトルのサブクラスを指定する。
Service-Value(サービス−金額)、Service-Service(サービス−サービス)、Service-Goods(サービス−品物)およびGoods-Value(品物−金額)の4つのサブクラスがある。サブクラスを選択すると、追加の情報のサブクラスに固有のポップアップ・ダイアログが現れる。
Relationship Typeを選択すると、リレーションシップのタイプに固有の追加情報をユーザに照会するポップアップ・ダイアログが現れる。1つの実施形態において、ダイアログは、以下の情報を尋ねる。
(1)Service-Value SRV(サービス−金額SRV)−このダイアログは、サービス・タイプ、サービスと関連した間隔、金額、および金額と関連した請求書発行期間を尋ねる。これは、2つの内部エンティティの間、内部エンティティと外部エンティティの間、および2つの外部エンティティの間のリレーションシップを表すことができる。これは、支払いに関するサービスの規定を表す。
(2)Service-Service SRV(サービス−サービスSRV)−このダイアログは、会計期間と共に、リレーションシップのそれぞれの側のサービス・タイプと間隔を尋ねる。このサービスは、主に同じ組織内のエンティティ間のリレーションシップで使用されることが期待されており、サービスの交換を表す。
(3)Service-Goods SRV(サービス−品物SRV)−このダイアログは、サービス・タイプおよび間隔、品物タイプ、およびそれと関連したP0を尋ねる。これは、品物のサービスの交換を表す。
(4)Goods-Value SRV(品物−金額SRV)−このダイアログは、P0番号と品物タイプを尋ねる。これは、単純な品物の購入を表す。
図6に示したSRV Summary(SRVサマリ)ボタンは、作成されたSRVのサマリを示すリストボックス・コントロールを表示させる。これにより、ユーザは、SRVを様々なカテゴリで分類することができる。SRVをカーソルと右クリックで選択することによって、ユーザは、名前変更、編集、削除およびコピーの4つの機能のうちの1つを選択するポップアップ・ボックスを得る。
・名前変更は、ユーザがBSEの名前を変更することができる単純なポップアップ・ダイアログを表示させる。
・編集は、BSEを作成するために使用されるダイアログと同一のダイアログを表示させ、ユーザは、任意のパラメータとさらにBSEのサブクラスも変更することができる。
・削除は、「確認」ダイアログを表示させ、ユーザは、BSEを削除することをコミットすることができる。
・コピーは、BSEオブジェクトを複製し、原本と同じであるが接頭辞「Copy of(コピー)」がついた名前の新しいオブジェクトを提供する。これにより、ユーザは、類似のBSEを迅速に追加することができる。
コンピュータ技術における熟練者にとって明らかになるように、本発明の方法およびシステムは、本発明の教示に従ってプログラムされる従来の汎用コンピュータまたはマイクロプロセッサを使用して好都合に実現することができる。ソフトウェア技術の熟練者に明らかなように、適切なソフトウェアは、本開示の教示に基づいて通常の技術のプログラマによって容易に作成することができる。
特定の好ましい実施形態において、BSRMシミュレーションは、Visual C++プログラム言語を使用するソフトウェアによってプログラムされた。当然ながら、本発明を実現するために、他の適切なプログラム言語の演算を選択することができる。
汎用コンピュータが、本発明の方法を実現することができ、コンピュータ・ハウジングは、CPU(中央処理装置)と、DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(読み出し専用メモリ)、EPROM(消去可能プログラム可能な読み出し専用メモリ)、EEPROM(電気的消去可能プログラム可能な読み出し専用メモリ)、SRAM(スタティック・ランダム・アクセス・メモリ)、SDRAM(同期ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)およびフラッシュRAM(フラッシュ・ランダム・アクセス・メモリ)などのメモリと、ならびにASIC(特定用途向けIC)などの他の光学特殊理論装置、もしくは、GAL(汎用アレイ・ロジック)、再プログラム可能FPGA(フィールド・プログラム可能なゲートアレイ)などの構成可能な論理装置を含むマザーボードを収容する。
コンピュータは、また、複数の入力装置(例えば、キーボードとマウス)と、モニタを制御するディスプレイ・カードを含むことができる。さらに、コンピュータは、SCSI(小型コンピュータ・システム・インタフェース)バス、拡張IDE(integrated drive electronics)バス、またはウルトラDMA(直接メモリ・アクセス)バスなどの適切な装置バスを使って接続された、フロッピ・ディスク・ドライブや他の取外し可能媒体装置(例えば、コンパクトディスク、テープ、および取外し式磁気光媒体)ならびにハードディスクや他の固定高密度媒体ドライブを含むことができる。コンピュータは、また、同じ装置バスまたは別の装置バスに接続することができるコンパクトディスク・リーダ、コンパクトディスク・リーダ/ライタ・ユニット、またはコンパクトディスク・ジュークボックスを含むことができる。
以上述べたように、このシステムは、少なくとも1つのコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体の例には、コンパクトディスク、ハードディスク、フロッピディスク、テープ、光磁気ディスク、PROM(例えば、EPROM、EEPROM、フラッシュEPROM)、DRAM、SRAM、SDRAMなどがある。本発明は、コンピュータ可読媒体のうちのいずれか1つまたは組み合わせに記憶された、コンピュータのハードウェアを制御しかつコンピュータが人間のユーザを対話することを可能にするソフトウェアを含む。そのようなソフトウェアは、例えば、デバイス・ドライバ、オペレーティング・システム、および開発ツールなどのユーザ・アプリケーションを含むがこれらに限定されない。
そのようなコンピュータ可読媒体は、さらに、本明細書で開示した創意に富む方法を実行するための本発明のコンピュータ・プログラム製品を含む。本発明のコンピュータ・コード装置は、スクリプト、インタプリタ、ダイナミック・リンク・ライブラリ、Javaクラス、および完全な実行可能プログラムを含むがこれらに限定されない任意のインタープリタ型または実行形式のコード手段でよい。
さらに、本実施形態のBSRMモデルは、新しいタイプのBSEサブクラスを作成するか追加のタイプのオブジェクトを追加することによって、放射線医学画像と関連した他のタイプのシミュレーションに使用することができる。例えば、大規模なPACS設計や地理的に分散された遠隔放射線医学システムを、BSRMによってシミュレートすることができる。PACSシステムの場合、このシステムは、モダリティ、画像処理装置、およびBSEなどのアーカイブを定義し、それらのリレーションシップをSRVとして定義することができる。当然ながら、そのようなインプリメンテーションは、当業者が容易に達成することができる適切な技術的詳細およびパラメータを捕捉する新しいSRVサブクラスの作成を必要とする。
なお、参考までに、シミュレーション出力例を記載する。
シミュレーション・スペース名:ARC2
クロック・チック数:36ヶ月
タイム・スライス:月
現在のクリック・チック イベント名 アクション合計
1 Month archiveserviceCost 18500
1 Month archiveserviceRevenue 5000
1 Month RadiologyreadingCost 19000
I Month RadiologyreadingRevenue 10000
1 Month Customer1Cost 34000
1 Month Customer1Revenue 30000
1 Month Customer2Cost 1000
1 Month Customer2Revenue 1000
1 Month Customer3 Cost 2000
1 Month Customer3Revenue 1000
1 Month Customer4Cost 2000
I Month Customer4Revenue 1000
1 Month SPCost 1500
1 Month ISPRevenue 2000
1 Month StorageSupportCost 4800
1 Month StorageSupportRevenue 2000
2 Month archiveserviceCost 17000
2 Month archives erviceRevenue 10000
2 Month RadiologyreadingCost 18000
2 Month RadiologyreadingRevenue 20000
2 Month Customer1Cost 70000
2 Month Customer1Revenue 60000
2 Month Customer2Cost 0
2 Month Customer2Revenue 2000
2 Month Customer3Cost 6000
2 Month Customer3Revenue 2000
2 Month Customer4Cost 4000
2 Month Customer4Revenue 2000
2 Month ISPCost 1000
2 Month ISPRevenue 4000
2 Month StorageSupportCost 4600
2 Month StorageSupportRevenue 4000



35 Month archiveserviceCost 32500
35 Month archiveserviceRevenue 175000
35 Month RadiologyreadingCost 15000
35 Month RadiologyreadingRevenue 350000
35 Month Customer1Cost 258000
35 Month Customer1Revenue 1050000
35 Month Customer2Cost 33000
35 Month Customer2Revenue 35000
35 Month Customer3Cost 138000
35 Month Customer3Revenue 35000
35 Month Customer4Cost 70000
35 Month Customer4Revenue 35000
35 Month ISPCost 15500
35 Month ISPRevenue 70000
35 Month Storage Support Cost 2000
35 Month StorageSupportRevenue 70000
36 Month archiveserviceCost 34000
36 Month archiveserviceRevenue 180000
36 Month RadiologyreadingCost 16000
36 Month RadiologyreadingRevenue 360000
36 Month Customer 1 Cost 1294000
36 Month Customer 1 Revenue 1080000
36 Month Customer2Cost 34000
36 Month Customer2Revenue 36000
36 Month Customer3 Cost 142000
36 Month Customer3 Revenue 36000
36 Month Customer4Cost 72000
36 Month Customer4Revenue 36000
36 Month ISPCost 16000
36 Month ISPRevenue 72000
36 Month StorageSupportCost 2200
36 Month StorageSupportRevenue 72000
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態の方法を使用して、放射線医学画像アーカイブ・サービスの特定の状況におけるビジネス・サービス・リレーションシップをモデル化する単純な例を示す図である。 本実施形態によるビジネス・サービス・リレーションシップ・プランを評価する方法の段階を示す図である。 本実施形態により様々なモードのビジネス対話を捕捉するビジネス・サービス・リレーションシップの4つの特定化(specialization)(サブクラス)を示す図である。 (a)は本実施形態のオブジェクト指向インプリメンテーションによるBSEとサービス・ドメイン・オブジェクトのリレーションシップを示し、(b)は、本実施形態のオブジェクト指向インプリメンテーションにおけるBSEオブジェクト・クラスとSRVオブジェクト・クラス(およびそれと関連するダイアログ・オブジェクト)のリレーションシップを示す図である。 本実施形態のオブジェクト指向インプリメンテーションによるイベント・クラス、ビジネス・プロセス・クラス、出力マネージャ・クラス、シミュレーション・ダイアログ・クラスの間のリレーションシップを示す図である。 トップのBSRMsimダイアログボックスを示す図である。 Create BSE(BSEの作成)ダイアログボックスを示す図である。 SRVを作成/編集するために使用されるEdit BSE Relationship(BSEリレーションシップの編集)ダイアログボックスを示す図である。 BSRMsimシミューレーション・パラメータを設定するSimulation Run(シミュレーション実行)ダイアログボックスを示す図である。 本実施形態によるシミュレーション出力の例を示す図である。
符号の説明
110…顧客ドメイン、120…組織ドメイン、121…アーカイブ・サービス、130…ベンダ・ドメイン、131…ネットワーク・サービス、132…記憶ソフトウェア・サービス。

Claims (17)

  1. 複数のビジネス・サービス・エンティティ(BSE)と、前記複数のBSEのうちの2つのBSEのビジネス・リレーションシップを定義する少なくとも1つのサービス・リレーションシップ・ベクトル(SRV)とを含むビジネス組織のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデル評価方法において、
    前記各BSEの属性情報を記憶する段階と、
    前記各SRVの属性情報を記憶する段階と、
    前記記憶したBSEの属性情報と前記記憶したSRVの属性情報とに基づいて、シミュレーション期間全体にわたってビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルをシミュレートする段階と、
    前記ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するために、シミュレート結果を表示する段階とを有することを特徴とする方法。
  2. 少なくとも1つのサービス・ドメイン(SD)のそれぞれの属性情報を記憶する段階と、
    前記各BSEに関連した少なくとも1つのビジネス・プロセス(BP)を定義する段階と、
    少なくとも1つのBPの各属性情報を記憶する段階とをさらに有する請求項1に記載の方法。
  3. 前記シミュレートする段階は、前記記憶したBSEの属性情報、前記記憶したSRVの属性情報、前記記憶したSDの属性情報、および前記記憶したBPの属性情報を使用して、シミュレーション期間全体にわたってビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルをシミュレートする段階を含む請求項2に記載の方法。
  4. 前記定義する段階は、それぞれのBSEのビジネス・インテリジェンスを表すプロセス・モジュールを含むように、少なくとも1つのBPの各属性情報を設定する段階を含む請求項2に記載の方法。
  5. 前記設定する段階は、プロセス・モジュールを、各BSEの記憶した属性情報と、各BSEと関連した少なくとも1つのSRVの記憶した属性情報とを処理する数学関数になるように設定する段階と、プロセス・モジュールを、各BSEの記憶した属性情報と、各BSEと関連した少なくとも1つのSRVの記憶した属性情報とに作用する一連の論理段階を含むコンピュータ・プログラム・コードになるように設定する段階とのうちの1つを含む請求項4に記載の方法。
  6. 前記SDの各属性情報を記憶する段階は、少なくとも1つのSDの各サービス・ドメインにドメイン名を割り当てる段階を含む請求項2に記載の方法。
  7. 前記表示する段階は、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するために、出力マネージャの管理下で、シミュレートする段階の結果をある一定の書式で表示する段階を含む請求項1に記載の方法。
  8. 前記BSEの属性情報を記憶する段階は、前記複数のBSEのそれぞれに関して各サービス・ドメインの割当てを記憶する段階を含む請求項1に記載の方法。
  9. 前記BSEの属性情報を記憶する段階は、前記複数のBSEのそれぞれについて、開始コスト、サービス収益、開始収益、サービス間隔長、およびサービス期間を含む、品物とサービスの一方を提供することと関連した各属性情報を記憶する段階を含む請求項1に記載の方法。
  10. 前記BSEの属性情報を記憶する段階は、各BSEが、ビジネス組織の内部ビジネス・エンティティであるかどうかを示す各属性情報を、複数のBSEの各BSEごとに記憶する段階を含む請求項1に記載の方法。
  11. 前記SRVの属性情報を記憶する段階は、前記各SRVごとに、前記複数のBSEのうちのBSE対を識別する段階と、前記各SRVごとに、識別した各BSE対間のサービス−金額、サービス−サービス、品物−金額、および品物−サービス・ビジネス・リレーションシップのうちの1つを示す各属性情報を記憶する段階とを含む請求項1に記載の方法。
  12. 前記SRVの属性情報を記憶する段階は、契約タイプ、契約開始日、契約終了日、初期コスト、終了コスト、繰り返しコスト、初期収益、契約期間、および契約期間タイプを含む品物とサービスのうちの1つの契約と関連した各属性情報を記憶する段階を含む請求項1に記載の方法。
  13. 前記シミュレートする段階は、シミュレーション開始時間、シミュレーション終了時間、シミュレーション時間期間、シミュレーション更新間隔、およびシミュレーション出力方法を含むシミューレーション・パラメータを記憶する段階と、少なくとも1つのシミュレーション更新間隔に関して前記各BSEのコスト属性と収益属性への更新を計算する段階とを含む請求項1に記載の方法。
  14. 前記表示する段階は、シミュレートの結果を出力マネージャに送る段階と、ビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルの値を含む情報をエンド・ユーザに提供する段階を含み、前記提供する結果は、所定のシミュレーション出力方法に従って前記出力マネージャによって書式化される段階を含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記記憶したBSE属性情報と、前記記憶したSRV属性情報と、前記記憶したBP属性情報と、外部現実世界システム内の対応するデータ変数との間のマッピングを作成する段階と、
    シミュレーション期間中に、シミュレートの結果を、現実世界ゲートウェイを介して前記外部現実世界システムに送るように、出力マネージャに指示する段階と、
    前記シミュレーション期間中に、前記現実世界ゲートウェイを介して前記外部現実世界システムから入力情報を受け取る段階と、
    マッピングを使用して、入力情報を少なくとも1つのBPに導く段階とを含む請求項14に記載の方法。
  16. 請求項1から15のいずれか1項に記載された方法を実行することによって、ビジネス組織のビジネス・サービス・リレーションシップ・モデルを評価するように構成されたシステム。
  17. 請求項1から15のいずれか1項に記載された方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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