JP2004279394A

JP2004279394A - 土中の水分検知報知管理機器

Info

Publication number: JP2004279394A
Application number: JP2003117633A
Authority: JP
Inventors: Takeyoshi Horinouchi; 武義堀之内
Original assignee: ASAHI MICRO CAPSULE KK
Current assignee: ASAHI MICRO CAPSULE KK
Priority date: 2003-03-18
Filing date: 2003-03-18
Publication date: 2004-10-07

Abstract

【課題】土中の水分状態を表示、報知出来、土中の水分状態の調整操作が容易な土中の水分検知放知管理機器を提供する。
【解決手段】土の電気伝導特性を測定する検知部２に、２本以上の通電対を取りつける事により、鉢の深さ、植物の根の深度位置、植物の水分摂取量の個人差、土の持つ保水性の有無等に応じた、土中の任意深度部毎の水分検知と報知及び管理を簡単に出来るようにした。表示部を発光及び発光・非発光とした事に依り、視認性に優れ、暗い環境下での菜園管理にも用い得る。更に、該機器に外部コントロール部を取り付け、水を補給するための設備を自在にコントロールでき、土中の水分状態を最適環境下に維持管理する事を可能にした。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に土中の水分を検知して、土中の水分状態を視覚表示や聴覚報知し管理する、土中の水分検知報知管理機器に関する。
【０００２】
【従来の技術】
園芸農家や園芸愛好家、ハウス栽培農家にとつて、本格的な水分の管理機材は高価で且つ操作が複雑で、一般の園芸農家や、園芸愛好家、ハウス栽培農家等には不向きである。しかし、土中の水分の管理は重要な要素の一つである、。
【０００３】
従来の土中の水分検知報知管理商品として実用新案登録第３０６１０２６土中の水分濃度報知プレートがあり、一般の園芸農家や、園芸愛好家、ハウス栽培農家は、手軽に土中の水分報知を得られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかし，従来の土中の水分濃度報知プレートにあつては、水の毛細管現象を利用した商品の為、吸水中に含まれる微紛末土により製品の生命である毛細管材が目詰まりを起こし易く製品の寿命が短い。
また、本格的な水分の管理機材は高価でありまた操作が複雑である。
【０００５】
【課題を解決する為の手段】
上記の問題点を解決するために、本発明は，水の毛細管現象による検知方式を止めて、土中のイオン物質より得た水の電気伝導特性による電気伝導形式の検知方式とした。
この方式により、視覚や聴覚による報知や、水の供給管理機能を付加させることも容易に出来、しかも、便利で、安価で、また使い易くしたことを特徴としたものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して、土中の水分検知報知管理機器１を詳細に説明する。
図１は、正面全体図、図２は側面全体図、図３は側面組み立て図、図４は検知部２の電気良導対２ｂ群端子２ｂ−１あるいは２ｂ−２及び２ｂ−３以上の端子縦断面図である。
図１に示すように、土中の水分検知報知管理機器本体より２本の足状の検知部２を外部に配置した形状で形成されている。
【０００７】
検知部２は、電気良導対２ａと電気良導対２ｂ群の端子から成り、各々が離れた状態で保持され、また土中に差し込むような構造になつている。この端子間に起こる水を媒体とした電気的な通電と非通電を、識別部７が識別出来る信号を出す機能を持つている．なお２ｂ群の端子は２ｂ−１あるいは２ｂ−２及び２ｂ−３以上の端子が集積されており、２ｂ群の各々の端子間は、絶縁材により電気的絶縁と漏水防止がされた検知体である。材料としては電気伝導性が要求され、また土の中に差し込み使用するため耐蝕性にも優れた素材が望ましい。
【０００８】
コントロール部３は、全ての機能を管理するために必要な電子回路が組み込まれている。検知部２の通電と非通電を感知・識別した識別部７の情報を常に受信し、その状態に応じ表示部４の作動中表示・発光部４ａと報知コントロール発光・表示部４ｂと外部コントロール部６と電子スイッチ部８にそれぞれに必要な情報発信が出来る機能を持つている。
【０００９】
表示部４は、作動中表示・発光部４ａと報知コントロール・発光表示部４ｂとからなり、コントロール部３からの指示により土中の水分状態を發光や非發光、あるいは、文字発光による表示や報知を行う機能を持つている。なお、表示方法としては絵柄や文字を併用したり，音声を併用することも可能である。
【００１０】
電源部５は、土中の水分検知報知管理機器１の内臓電池による電源である。ここでは単４電池２本を用いているが、太陽電池の使用、あるいは外部より電源の供給を受けることも出来る。
【００１１】
外部コントロール部６は、水補給部６ａをコントロールするためのものである。
６ａには、自動バルブを用いた水の循環ラインやポンプを用いた散水ライン等がある。
【００１２】
識別部７は、検知部２の水を媒体とする通電状態と非通電状態を識別するためのものである。
【００１３】
電子スイッチ部８は、該機器の消費電力を必要最小限にするためのもので、比較的消費電力の大きい報知コントロール・発光表示部４ｂに必要時に限り通電するためのものである。
【００１４】
ケース蓋部９は、本体内部の保護と製品全体を体裁良く包含し、製品の安全と外観美を保持し商品価値を高めるためのものである。
【００１５】
本体ケース１０は、絵柄及び文字が印刷された化粧パネル部１４を取りつけることにより、該機器の使用法及び土中の水分状態を一目瞭然に表示でき、的確な判断を得られる。さらに，該機器の調整・操作部の操作が容易に出来るように配置工夫されている。
【００１６】
電池蓋部１１は、電源部５の電池保持及び交換を容易にするためのものである。
【００１７】
表示部の発光・非発光の時間調整部１２は、該機器の表示部４の発光と非発光の時間を調整するためのものである。
【００１８】
検知深度の調整部１３は、水分状況を検知する土中の深度を任意に調整するためのものである。
【００１９】
化粧パネル部１４は、該機器の本体ケース部１０に取り付けられるもので，ケース蓋部９と共に製品全体を体裁よく又外観美を保持し商品価値を高めるためのものである。
【発明の効果】
【００２０】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏でる。
【００２１】
電気伝導性を利用した検知部２を取り付けることにより、毛細管現象を利用した場合の毛細管材目詰まりによる短寿命を解消した。
【００２２】
検知部２に、２本以上の通電対を取り付けることにより、土中の任意深度部分毎の水分検知報知管理ができ、設置現場の状況に合わせた微調整が現場で出来るなど、より機能性と精度の高い水分管理がえられる。
【００２３】
表示部４を発光及び発光・非発光とした事により、視認性に優れ、特に地下菜園、ハウス菜園など、暗い環境下では格段の威力を発揮する。
【００２４】
該機器に外部コントロール部６を取り付けたことにより、水を補給するための設備を自在にコントロールできる。
また、該機器を複数使用することにより、任意の場所土中の深度毎等と巾広い土中の水分管理ができる。
【００２５】
該機器で、水を補給するための設備をコントロールする場合、この水補給の設備の動力源より該機器に対し電源供給を得ることも出来、半永久的な製品寿命にすることもできる。このように、本発明は、視覚表示に聴覚報知を加え更に必要に応じては水の補給までも行う事が出来る製品へと、商品価値を飛躍的に高めた。
【図面の簡単な説明】
【図１】該機器の正面全体図である。
【図２】該機器の一部破断部を含む側面全体図である。
【図３】該機器の組み立て側面図である。
【図４】該機器の検知部２は電気良導対２ｂ群端子の２ｂ−１，２ｂ−２及び２ｂ−３の縦断面図である。
【符号の説明】
１本機器の土中の水分検知報知管理機器
２２ａ，２ｂ−１、２ｂ−２、２ｂ−３本機器の検知部
３本機器のコントロール部
４４ａ、４ｂ、本機器の表示部
５本機器の電源部
６本機器の外部コントロール部
６ａ本機器外の水補給部
７本機器の検知情報識別部
８本機器の電子スイッチ部
９本機器の上面ケース部
１０本機器の本体ケース部
１１本機器の電池蓋部
１２本機器表示部の発光・非発光の時間調整部
１３本機器の検知を、任意の土中深度に設定する調整部
１４本機器の化粧パネル部

Claims

土中の水の中に溶解しているイオン物質によって水が得た電気伝導特性を利用して、検知部２の離れた２本の通電対、電気良導対２ａと電気良導対２ｂ群端子２ｂ−１あるいは２ｂ−２及び２ｂ−３以上の端子間に水の存在下で電流が流れ、水の非存在下で電流が流れなく成る、この原理を応用した事を特徴とした、土中の水検知管理製品であつて、水検知部２と、コントロール部３と、表示部４と、電源部５と、外部コントロール部６と、水補給部６ａと、識別部７と、電子スイッチ部８と、上面ケース部９と、本体ケース部１０と、電池蓋部１１と、表示部の発光・非発光の時間調整部１２と、検知を任意の土中深度に設定する調整部１３と、化粧パネル部１４から形成されている土中の水分検知報知管理機器１。
水の存在下・非存在下を、土中の深度に応じ対応できる電気良導対２ｂ群端子２ｂ−２及び２ｂ−３以上の端子を省略したことを特徴とする、請求項１に記載の土中の水分検知報知管理機器１。
外部コントロール部６の水補給部６ａを省略した事を特徴とする、請求項１及び請求項２に記載の土中の水分検知報知管理機器１．
外部コントロール部６と水補給部６ａを省略したことを特徴とする、請求項１と請求項２及び３に記載の土中の水分検知報知管理機器１．
表示部４を作動中表示・発光表示部４ａと報知コントロール・発光表示部４ｂの２つに分け、そして、通電と非通電用の電子スイッチ部８を設ける事で、通常時には微弱な消費電力の識別部７と作動中表示・発光部４ａと水検知部２を作動させ、比較的消費電力の大きい報知コントロール・発光表示部４ｂを必要に応じて作動出来るように電源の切り替えを可能にして電池寿命を飛躍的に向上させている省エネルギータイプを特徴とする、請求項１，請求項２及３及び４に記載の土中の水分検知報知管理機器１。