JP2004278918A - Screw, separating device using the same, and processing system having separating device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体と固体とが混合した混合物を液体と固体とに分離する分離装置に用いて好適なスクリューおよびそれを用いた分離装置ならびに分離装置を有する処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、水分を含む含水物を水分と固形物と分離する脱水機として、例えば、側面に複数の小さな孔が穿設された筒状体の内部に、ネジ様の棒状体、即ち、円柱の外周面に螺旋状に突出形成された突部を有するスクリューが回転自在に配設された脱水機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3152648号公報(図1)
こうした脱水機においては、筒状体の内部でスクリューが回転することによって、筒状体の内部に投入された含水物が、スクリューの螺旋状の突部に沿って搬送されて筒状体とスクリューとの間に位置し、加圧され圧縮されながら脱水される。この際、含水物から取り除かれた水分は、筒状体の側面に形成された複数の小さな孔から外部に流出する。
【0004】
しかしながら、上記したような従来の脱水機においては、スクリューの回転により含水物を加圧して脱水するので、含水物から取り除かれた水分を排水するために形成された筒状体の小さな孔には、含水物中の固形物が詰まり易く、含水物中の固形物によって筒状体の孔が封鎖されてしまって、含水物を水分と固形物とに分離する作業を継続して行うことが困難になるという問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、液体と固体とが混合した混合物を液体と固体とに分離する作業を継続して行うことができるようにしたスクリューおよびそれを用いた分離装置ならびに分離装置を有する処理システムを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、液体と固体とが混合した混合物を液体と固体とに分離する分離装置のスクリューであって、上記分離装置に配設される略筒状体の側面に多数の孔を有する外装部材の内径側に配設され、上記外装部材との間に上記混合物を狭持して、上記混合物中の液体を上記外装部材の上記孔から排出させるスクリューにおいて、所定の方向に延長された軸部と、上記軸部の外周面に螺旋状に突出形成された突部と、上記突部の外周端部に配設され、上記突部の外周側に位置する略円筒状体の側面に多数の孔を有する外装部材の内径面に当接可能な外周部材とを有するようにしたものである。
【0007】
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記外周部材は、全体が略棒状体であって、軸線方向に沿った長さが上記外装部材の軸線方向に沿った長さと略一致するとともに、軸線方向が上記軸部の軸線方向と一致するようにして上記突部の外周端部に配設されているようにしたものである。
【0008】
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記軸部の軸線方向と直交する方向の断面は略楕円形状であるようにしたものである。
【0009】
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1、請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記スクリューの全体には、上記混合物の付着を防止するための加工が施されているようにしたものである。
【0010】
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3または請求項4のいずれか1項に記載の発明において、上記軸部は、下端側の太さが最も細いとともに上端側の太さが最も太くなるようにして徐々に太さを変化させてあるようにしたものである。
【0011】
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5のいずれか1項に記載の発明において、上記突部の上記軸部の軸線方向に沿った方向の間隔は、上記軸部の下端側近傍における間隔に比べて、上記軸部の上端近傍における間隔の方が狭くなるようにしたものである。
【0012】
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6のいずれか1項に記載のスクリューを有する分離装置において、上記外装部材の上方側に配設されて内径側には上記スクリューが位置し、金属線を一定の内径でコイル状に巻いた締まりコイルバネよりなる第2の外装部材を有するようにしたものである。
【0013】
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の分離装置と、上記分離装置の前段に配設され、上記混合物に前処理を施す前処理装置と、上記分離装置の後段に配設され、上記混合物に後処理を施す前処理装置とを有するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面に基づいて、本発明によるスクリューおよびそれを用いた分離装置ならびに分離装置を有する処理システムの実施の形態の一例を詳細に説明するものとする。
【0015】
ここで、図1には、本発明によるスクリューの実施の形態の一例を備えた分離装置の一例を示す概略構成説明図が示されている。なお、図1においては、説明を容易にするために、分離装置10の本体ケース12のみを透明なものとして図示している。
【0016】
この分離装置10は、中空の内部12aを有する略円柱状体の本体ケース12と、本体ケース12の内部12aに配設されるスクリュー14と、スクリュー14の下端14e側の外周側に位置する下部外装部材16と、スクリュー14の上端14f側の外周側に位置する上部外装部材18とを有して構成されている。
【0017】
ここで、本体ケース12は、下方側の対向する位置に導入口12bと下方排出口12cとが形成されるとともに、上方側に上方排出口12dが形成されている。そして、本体ケース12の導入口12bには、導入口12bを介して本体ケース12の内部12aと連通する導入用ダクト20が延設されており、下方排出口12cには、下方排出口12cを介して本体ケース12の内部12aと連通する下方排出用ダクト22が延設されており、上方排出口12dには、上方排出口12dを介して本体ケース12の内部12aと連通する上方排出用ダクト24が延設されている。
【0018】
スクリュー14は、全体がネジ様の棒状体に形成されており、より詳細には、軸線方向と直交する方向の断面が略楕円形状の軸部14aと、軸部14aの外周面14aaに螺旋状に突出形成された突部14bと、突部14bの外周端部14cに配設された外周部材14dとを有して構成されている(図4(a)ならびに図5参照)。
【0019】
そして、スクリュー14の全体、即ち、軸部14aの外周面14aa、突部14bの表面14bbならびに外周部材14dの表面14ddには、混合物の付着を防止するための加工が施されている。このスクリュー14の付着防止加工としては、例えば、エンボス加工を用いることができる。
【0020】
スクリュー14の軸部14aは、下端14e側の太さが最も細く、上端14f側の太さが最も太くなるようにして徐々に太さを変化させてある。つまり、下端14e側近傍における軸線方向と直交する方向の断面形状である略楕円形状の面積(図4(b)参照)に比べて、上端14f側近傍における軸線方向と直交する方向の断面形状である略楕円形状の面積(図4(c)参照)の方が大きくなっている。
【0021】
スクリュー14の突部14bは、ネジのネジ山のようにして軸部14aの外周面14aaに螺旋状に突出形成されており、より詳細には、軸部14aの下端14eから軸部14aの軸線方向に沿ってみたときに、軸部14aの左回りに旋回して上端14fに昇る方向で螺旋状に形成されている。
【0022】
なお、軸部14aの下端14eから軸部14aの軸線方向に沿ってみたときの突部14bの形状は略正円形状であり、当該正円形状の直径R(図4(b)参照)、即ち、軸部14aの軸線方向と直交する方向における突部14bの大きさは、後述する下部外装部材16の内径側16dならびに上部外装部材18の内径側18aに、スクリュー14が配設可能なようにして寸法設定されている。
【0023】
また、突部14bの軸部14aの軸線方向に沿った方向の間隔は、軸部14aの下端14e側近傍における間隔W1に比べて、上端14f近傍における間隔W2の方が狭くなっている(図4(a)参照)。
【0024】
スクリュー14の外周部材14dは、全体が略棒状体に形成されており、軸部14aの下端14e側近傍の突部14bの外周端部14cに、当該外周部材14dの軸線方向が軸部14aの軸線方向と一致するようにして配設されている。この外周部材14dの軸線方向に沿った長さL1(図4(a)参照)は、後述する下部外装部材16の軸線方向に沿った長さL2(図2参照)と略一致するようにして寸法設定されている。
【0025】
そして、スクリュー14の軸部14aの下端14e側には、モーターなどの駆動装置26が配設されており、駆動装置26の駆動力によって、軸部14aの軸線回りに回転自在となされている。なお、スクリュー14の軸部14aの上端14fの先端14gは、本体ケース12に形成された係止部(図示せず。)内に所定の裕度をもって係止されており、スクリュー14は回転するときに揺動可能となされている。
【0026】
下部外装部材16は、全体が略円筒状体に形成され、側面16aに形成された多数の孔16bと、側面16aの一部を切り欠いた切り欠き部16cとを有している。こうした下部外装部材16は、例えば、金属材料により形成されたメッシュや、パンチングメタルなどを用いて形成することができる。
【0027】
そして、この下部外装部材16は、スクリュー14の軸部14aの下端14e側近傍の突部14bの外周端部14cを覆うようにして、本体ケース12の底部12gに固定的に配設されている。この際、下部外装部材16の切り欠き部16cは、本体ケース12の導入口12bの近傍に位置するようになされている。
【0028】
なお、下部外装部材16の内径は、下部外装部材16の内径側16dに、スクリュー14の突部14bの外周端部14cに配設された外周部材14dが当接するようにして寸法設定されている(図3参照)。
【0029】
一方、上部外装部材18は、コイルバネにより形成されており、より詳細には、断面が円形形状の金属線を、一定の内径でコイル状に巻いた締まりコイルバネであって、このコイルバネの巻き方向は、上部外装部材18の内径側18aに位置するスクリュー14の突部14bが螺旋状に形成される方向と一致している。即ち、上部外装部材18たるコイルバネは、軸部14aの下端14eから軸部14aの軸線方向に沿ってみたときに、軸部14aの左回りに旋回して上端14fに昇る方向で巻いているものである。
【0030】
また、上部外装部材18たるコイルバネの内径は、下部外装部材16の内径と略一致するようにして形成されており、上部外装部材18は下部外装部材16の上方に配設されて、スクリュー14の上端14f側近傍の外周側に位置している。
【0031】
なお、上部外装部材18は締まりコイルバネにより構成されているので、この締まりコイルバネが弾性変形していない状態において、コイル状に巻かれて締まりコイルバネを形成する金属線は、互いに密接して上部外装部材18の側面18bを形成している(図6(b)参照)。即ち、上部外装部材18の側面18bは、一枚板状に形成されているものではなく、締まりコイルバネを形成するように密接している金属線が互いに接する接線箇所18c(図6(a)参照)を多数有するものである。
【0032】
そして、上部外装部材18の上端18eには、全体が略円筒状体に形成されたガイド部材28が配設されている。このガイド部材28の内径は、上部外装部材18の内径と略一致するようにして形成されている。また、ガイド部材28の本体ケース12の上方排出口12d近傍には、開口部28aが形成されている。ガイド部材28の内径面28bに当接可能なようにして、スクリュー14の軸部14aの上端14fには上方突起14hが形成されている。
【0033】
以上の構成において、上記した分離装置10を用いて液体と固体とが混合した混合物を液体と固体とに分離するには、まず、駆動装置26を駆動させて、スクリュー14を軸線回りに、より詳細には、軸部14aの下端14eから軸部14aの軸線方向に沿ってみたときに、軸部14aの軸線回りの左回り方向(図6(c)に示す矢印D方向参照)で回転させる。
【0034】
そして、液体と固体とが混合した混合物を、導入用ダクト20を介して、本体ケース12の導入口12bから本体ケース12の内部12aに導入する。
【0035】
この際、導入用ダクト20内に位置する混合物は、新たに導入ダクト20内に順次導入される混合物に押されて、本体ケース12の導入口12bを通り、導入口12bの近傍に位置する下部外装部材16の切り欠き部16cから、下部外装部材16の内径側16dへと移動する。
【0036】
ここで、下部外装部材16の内径側16dへと移動した混合物は、スクリュー14が図6(c)に示す矢印D方向で回転しているので、当該回転しているスクリュー14の突部14bに巻き込まれる。すると、スクリュー14によって巻き込まれた混合物は、スクリュー14の軸部14aと下部外装部材16との間の空間E1(図2参照)に狭持されるようになる。
【0037】
さらに、空間E1に狭持されている混合物は、スクリュー14の回転に伴って、螺旋状に形成された突部14bに載置された状態で、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送されるとともに加圧されて圧縮される。
【0038】
その結果、スクリュー14の軸部14aと下部外装部材16との間の空間E1においては、混合物が圧縮されて、混合物中の液体、特に、混合物中において固体と単に混ざり合っている混合水のような液体が、混合物から除去される。
【0039】
そして、空間E1に狭持されている混合物から除去された液体は、軸部14aと下部外装部材16との間の空間E1から、下部外装部材16の側面16aに形成された多数の孔16bを通って、下部外装部材16の外部に排出される。この下部外装部材16の孔16bから排出された液体は、重力に従って下方へ移動して下方排出口12cに至り、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出される。
【0040】
一方、スクリュー14の軸部14aと下部外装部材16との間の空間E1において、混合水のような液体が除去されて脱水された混合物は、スクリュー14の回転に伴って、さらに軸部14aの上端14fに向かって搬送されて、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の下端18d側との間の空間E2(図2参照)に狭持されるようになる。
【0041】
そして、空間E2に狭持されている混合物は、スクリュー14の回転に伴って、螺旋状に形成された突部14bに載置された状態で、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送されるとともに加圧されて圧縮される。
【0042】
その結果、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の下端18b側との間の空間E2においては、混合物が圧縮されて、混合物中の液体、特に、混合物中において固体に付着している付着水のような液体が、混合物から除去される。
【0043】
そして、空間E2に狭持されている混合物から除去された液体は、軸部14aと上部外装部材18の下端18d側との間の空間E2から、上部外装部材18の側面18bを形成する締まりコイルバネの密接している金属線が互いに接する接線箇所18cを通って、上部外装部材18の外部に排出される。そして、上部外装部材18の隙間18cから排出された液体は、重力に従って下方へ移動して下方排出口12cに至り、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出される。
【0044】
一方、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の下端18d側との間の空間E2において、付着水のような液体が除去されて脱水された混合物は、スクリュー14の回転に伴って、さらに軸部14aの上端14fに向かって搬送されて、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の上端18e側との間の空間E3(図2参照)に狭持されるようになる。
【0045】
そして、空間E3に狭持されている混合物は、スクリュー14の回転に伴って、螺旋状に形成された突部14bに載置された状態で、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送されるとともに加圧されて圧縮される。
【0046】
その結果、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の上端18e側との間の空間E3においては、混合物が圧縮されて、混合物中の液体、特に、混合物中の固体の組織内に存在している組織水のような液体が、混合物から除去される。
【0047】
そして、空間E3に狭持されている混合物から除去された液体は、軸部14aと上部外装部材18の上端18e側との間の空間E3から、上部外装部材18の側面18bを形成する締まりコイルバネの密接している金属線が互いに接する接線箇所18cを通って、上部外装部材18の外部に排出される。そして、上部外装部材18の隙間18cから排出された液体は、重力に従って下方へ移動して下方排出口12cに至り、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出される。
【0048】
一方、スクリュー14の軸部14aと上部外装部材18の上端18e側との間の空間E3において、組織水のような液体が除去されて脱水された混合物は、スクリュー14の回転に伴って、さらに軸部14aの上端14fに向かって搬送され、上部外装部材18の上端18eに配設されたガイド部材28の内径側に移動する。
【0049】
ここで、ガイド部材28の内径側に位置する混合物は、既に、組織水のような液体までも除去されて脱水された混合物であるので、結果的には、混合物中の固体のみとなっている。
【0050】
そして、ガイド部材28の内径側に位置する混合物中の固体は、スクリュー14の回転に伴って、スクリュー14の上方突起14hがガイド部材28の内径面28bに摺接するようにして移動しているので、移動する上方突起14hによってガイド部材28の開口部28aから、本体ケース12の上方排出口12dに至り、上方排出用ダクト24から分離装置10の外部に排出される。
【0051】
上記したようにして分離装置10においては、液体と固体とが混合した混合物が、スクリュー14の回転に伴って、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送され、本体ケース12の下位に位置する空間E1、本体ケース12の中位に位置する空間E2ならびに本体ケース12の上位に位置する空間E3に順次移動して、加圧され圧縮されながら脱水される。そして、混合物から取り除かれた液体は、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出され、混合物中の固体は、上方排出用ダクト24から分離装置10の外部に排出されて、混合物が液体と固体とに分離される。
【0052】
こうして分離装置10において混合物が液体と固体とに分離される際に、スクリュー14の軸部14aと下部外装部材16との間の空間E1においては、混合物中の固体が、下部外装部材16の側面16aに形成された多数の孔16bに堆積する恐れがある。
【0053】
しかしながら、スクリュー14の突部14bの外周端部14cに外周部材14dを配設するようにしたため、スクリュー14の回転とともに、この外部部材14dが下部外装部材16の内径側16dに当接した状態で移動して、下部外装部材16の側面16aの孔16bに、混合物中の固体が堆積することがない。このため、スクリュー14を備えた分離装置10においては、混合物を液体と固体とに分離する作業を継続して行うことができる。
【0054】
また、混合物を液体と固体とに分離する作業を継続しても、下部外装部材16の側面16aの孔16bに混合物中の固体が堆積しないので、下部外装部材16の側面16aの孔16bから混合物中の液体の多くが効率良く排出され、空間E1より上方に搬送される混合物中の液体の量を減らすことができ、空間E2や空間E3に多くの液体を含有する混合物が搬送されるのを防止することができる。
【0055】
ここで、スクリュー14は軸部14aの軸線方向と直交する方向の断面が略楕円形状に形成されており(図4(b)(c)参照)、軸部14aの先端14gが本体ケース12の係止部内に所定の裕度をもって係止されているので、分離装置10において混合物が液体と固体とに分離される際に回転するスクリュー14は、不規則な楕円運動により揺動する(図6(c)参照)。
【0056】
そして、回転するスクリュー14が不規則な楕円運動により揺動すると、回転するスクリュー14は軸部14aの軸線方向と直交する方向に振られるので、空間E1、空間E2あるいは空間E3に位置する混合物を、スクリュー14の外周側に位置する略円筒状体の下部外装部材16や上部外装部材18の内径側16d,18aに所定の負荷をかけて当接させることができる。
【0057】
その結果、軸部14aの下端14eから上端14fに向かうスクリュー14による混合物の搬送を効率良く行うことができ、空間E1、空間E2、空間E3の順でより上方へとスムーズに混合物が搬送される。
【0058】
また、スクリュー14の突部14bが螺旋状に形成される方向と上部外装部材18たるコイルバネの巻き方向とが一致しているので、混合物の上方方向への搬送がより一層スムーズに行われる。さらに、スクリュー14の全体には混合物の付着を防止するための加工が施されているので、混合物を液体と固体とに分離する作業中であっても、スクリュー14の軸部14aの外周面14aa、突部14bの表面14bbならびに外周部材14dの表面14ddに混合物が付着せず、混合物の搬送を妨げることがない。
【0059】
こうして軸部14aの下端14eから上端14fに向かう混合物の搬送を非常に効率良く行うことができるスクリュー14を備えた分離装置10においては、混合物を液体と固体とに分離する作業を継続して連続的に行うことができるとともに、当該作業時間を短縮することもできる。
【0060】
また、回転するスクリュー14の不規則な楕円運動による揺動によって、空間E1、空間E2あるいは空間E3に位置する混合物が、下部外装部材16や上部外装部材18の内径側16d,18aに所定の負荷をかけて当接されると、空間E1、空間E2あるいは空間E3における混合物の圧縮が一層確実に行われて、混合物中の液体を効率良く除去することができる。この際、下部外装部材16の内径側16dや上部外装部材18の内径側18aに付着している混合物、特に、混合物中の固体を、下部外装部材16の内径側16dや上部外装部材18の内径側18aから剥離除去することもできる。従って、スクリュー14を備えた分離装置10においては、混合物を液体と固体とに分離する作業を、良好な状態で継続して確実に行うことができる。
【0061】
また、スクリュー14は、軸部14aの下端14e側の太さが最も細く、上端14f側の太さが最も太くなるようにして徐々に太さを変化させてあり、さらに、軸部14aの下端14e側近傍における突部14bの軸部14aの軸線方向に沿った方向の間隔W1に比べて、上端14f近傍における突部14bの軸部14aの軸線方向に沿った方向の間隔W2の方が狭くなされている。その結果、空間E1、空間E2ならびに空間E3の大きさは、空間E1>空間E2>空間E3となり、空間E3が最も小さくなっている。
【0062】
ここで、空間E1、空間E2、空間E3の順でより上方へと搬送される混合物は、空間E1においては混合水のような液体が除去され、空間E2においては付着水のような液体が除去されているので、空間E3に位置するときには既に、混合物中の多くの液体が除去されていることになる。
【0063】
しかしながら、上記したようにして空間E3が最も小さくなるようして形成されているので、既に多くの液体が除去されてしまった混合物、あるいは、はじめから少量の液体しか含まれていない混合物、または、全体量の少ない混合物であっても、空間E3においては適度に圧縮して脱水することができ、組織水のような液体まで除去する確実な脱水を実現することができる。
【0064】
ここで、分離装置10においては、不規則な楕円運動による揺動可能なスクリュー14の外周側には、締まりコイルバネにより構成される上部外装部材18が配設されている(図6(c)参照)。そして、回転するスクリュー14が軸部14aの軸線方向と直交する方向に振られて、空間E1、空間E2あるいは空間E3に位置する混合物が、上部外装部材18の内径側18aに所定の負荷をかけて当接すると、上部外装部材18は締まりコイルバネにより構成されているので、上部外装部材18の軸線方向と直交する方向への逃げが可能である。つまり、上部外装部材18の内径側18aに所定の負荷がかかっても、その負荷が上部外装部材18の軸線方向に逃げることがない。
【0065】
このため、分離装置10においては、作業中に上部外装部材18の内径側18aに所定の負荷がかかっても、上部外装部材18の締まりコイルバネを形成するように密接している金属線が互いに接する接線箇所18cが大きく拡開することがない。その結果、空間E2や空間E3で混合物から除去された液体のみが、接線箇所18cから外部に排出され、この接線箇所18cから混合物中の固体が外部に排出されることがない。
【0066】
従って、本発明による分離装置10においては、混合物を液体と固体とに確実に分離することができ、混合物から除去された液体中に固体が混じってしまうようなことがなく、後処理などで様々な問題が生起されることもない。
【0067】
こうした本発明による分離装置10に対して、従来の装置、例えば、スクリューの外周側に固定的に配設された筒状体の隙間から液体を排出するように構成された装置においては、当該筒状体が固定的に配設されているので、筒状体の内径側から負荷がかかると、その負荷が筒状体の軸線方向と直交する方向に逃げることができず、負荷は筒状体の軸線方向に逃げることになる。その結果、従来の装置においては、負荷がかかると筒状体の隙間が拡開してしまって、混合物から除去された液体中に固体が混じってしまい、液体と固体とを確実に分離することができず、後処理などで様々な問題を将来することになっていた。
【0068】
次に、図7を参照しながら、本発明による分離装置のスクリューの実施の形態の一例を備えた分離装置を有する生ゴミ処理システムについて説明することとする。
【0069】
なお、図7に示す生ゴミ処理システム100の分離装置10は、図1乃至図6を用いて説明した分離装置10、即ち、スクリュー14を有する分離装置10と同一であり、スクリュー14ならびに分離装置10の説明については、上記した説明を援用して省略することとする。
【0070】
この生ゴミ処理システム100は、生ゴミを粉砕する粉砕装置などにより構成される前処理装置102と、前処理装置102の後段に配設される分離装置10と、分離装置10の後段に配設される後処理装置104とを有して構成されている。
【0071】
ここで、前処理装置102は、例えば、業務用の厨房施設や家庭の台所の流し台の排水口に接続された粉砕装置により構成することができる。こうした粉砕装置は、カッターがモーターなどによって駆動されて高速で回転することにより、生ゴミを所定の大きさにまで粉砕するものである。そして、粉砕装置におけるこうした粉砕処理は、処理過程での冷却のために、流水状態で行われる。その結果、前処理装置102の後段に配設される分離装置10には、粉砕された生ゴミ、即ち、液体と固体とが混合した混合物が搬送されることになる。
【0072】
一方、後処理装置104は、例えば、攪拌手段を備えた乾燥装置により構成することができる。
【0073】
なお、これら前処理装置102、分離装置10ならびに後処理装置104からなる生ゴミ処理システム100においては、前処理装置102と分離装置10とを接続する流路や、分離装置10と後処理装置104とを接続する流路、あるいは、排水や排気のための流路などが適宜配設されるようになされている。
【0074】
以上の構成において、上記した生ゴミ処理システム100を用いて生ゴミを処理するには、まず、前処理装置102に流水によって生ゴミが投入される。すると、投入された生ゴミは、前処理装置102たる粉砕装置によって粉砕される。こうして所定の大きさにまで粉砕された生ゴミは、所定の流路を通って分離装置10に搬送される。
【0075】
そして、搬送された生ゴミ、即ち、液体と固体とが混合した混合物は、分離装置10の導入用ダクト20を介して、本体ケース12の導入口12bから本体ケース12の内部12aに導入される。このようにして導入された混合物たる生ゴミは、図1乃至図6を用いて説明したのと同様にして、スクリュー14の回転に伴って、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送され、空間E1、空間E2ならびに空間E3(図2参照)に順次位置されて、加圧され圧縮されながら脱水される。
【0076】
その結果、粉砕された生ゴミから取り除かれた液体は、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出され、粉砕された生ゴミ中の固体は、上方排出用ダクト24から分離装置10の外部に排出されて、生ゴミが液体と固体とに分離される。
【0077】
こうして脱水された生ゴミの残余の固体は、分離装置10の上方排出用ダクト24に接続された所定の流路を通って後処理装置104に搬送される。そして、攪拌手段によって攪拌されながら、後処理装置104たる乾燥装置によって乾燥される。
【0078】
上記したようにして生ゴミ処理システム100においては、分離装置10を有するようにしたため、前処理装置102たる粉砕装置によって粉砕されるなどして前処理がなされた生ゴミを液体と固体とに分離する作業中において、下部外装部材16の側面16aの孔16bに、生ゴミ中の固体が堆積することがなく、生ゴミを液体と固体とに分離する作業を継続して行うことができる。
【0079】
さらに、生ゴミ処理システム100においても、図1乃至図6に示すスクリュー14を備えた分離装置10による各種効果が奏され、空間E1より上方に搬送される生ゴミ中の液体の量を減らすことができ、空間E2や空間E3に多くの液体を含有する生ゴミが搬送されるのを防止することができる。また、軸部14aの下端14eから上端14fに向かうスクリュー14による生ゴミの搬送を効率良く行うことができ、空間E1、空間E2、空間E3の順でより上方へとスムーズに生ゴミが搬送される。また、スクリュー14の全体には混合物の付着を防止するための加工が施されているので、生ゴミがスクリュー14の軸部14aの外周面14aa、突部14bの表面14bbならびに外周部材14dの表面14ddに付着せず、生ゴミの搬送を妨げることがない。また、生ゴミを処理するのに要する時間を短縮することもできる。さらに、はじめから少量の液体しか含まれていない生ゴミ、または、全体量の少ない生ゴミであっても、空間E3においては適度に圧縮して脱水することができ、組織水のような液体まで除去する確実な脱水を実現することができる。そして、生ゴミを液体と固体とに確実に分離することができ、生ゴミから除去された液体中に固体が混じってしまうようなことがなく、後処理などで様々な問題が生起されることもない。
【0080】
つまり、生ゴミ処理システム100の分離装置10によって生ゴミから分離された液体には固体が混じっているようなことがないので、分離装置10の下方排出用ダクト22から排出される液体を、下方排出用ダクト22に接続されている所定の流路から下水道へ流すこともできる。
【0081】
そして、分離装置10によって脱水された生ゴミの残余の固体は、分離装置10によって確実に脱水が行われているので、余分な液体を含んでおらず、後処理装置104による乾燥を短時間で行うことができ、生ゴミ処理の効率を向上させることができる。
【0082】
次に、図8を参照しながら、本発明による分離装置のスクリューの実施の形態の一例を備えた分離装置を有するオイル処理システムについて説明することとする。
【0083】
なお、図8に示すオイル処理システム200の分離装置10は、図1乃至図6を用いて説明した分離装置10、即ち、スクリュー14を有する分離装置10と同一であり、スクリュー14ならびに分離装置10の説明については、上記した説明を援用して省略することとする。
【0084】
このオイル処理システム200は、混合物が最初に投入される前処理用部材202と、前処理装置102の後段に配設される分離装置10と、分離装置10の後段に配設される後処理装置204とを有して構成されている。
【0085】
ここで、前処理用部材202は、例えば、業務用の厨房施設や家庭の台所の流し台の排水口に接続され、ゴミ受け用の金網などにより形成されるフィルターにより構成することができる。こうした前処理用部材202には、例えば、食事の食べ残しなどがそのまま投入される。その結果、前処理用部材202に投入され混合物は、液体と固体とが混合した混合物であるが、特に、液体には油分が多く含まれている。
【0086】
一方、後処理装置204は、例えば、液体中の油分のみを取り除く油分除去装置により構成することができる。
【0087】
なお、これら前処理部材202、分離装置10ならびに後処理装置204からなるオイル処理システ200においては、前処理装部材202と分離装置10とを接続する流路や、分離装置10と後処理装置204とを接続する流路、あるいは、排水や排気のための流路などが適宜配設されるようになされている。
【0088】
以上の構成において、上記したオイル処理システム200を用いて油分を多く含む混合物を処理するには、まず、混合物を前処理部材202によって濾し、混合物中の所定の大きさ以上の固体を取り除く。こうして所定の大きさ以上の固体が取り除かれた混合物は、所定の流路を通って分離装置10に搬送される。
【0089】
そして、搬送された混合物、即ち、油分を多く含む液体と固体とが混合した混合物は、分離装置10の導入用ダクト20を介して、本体ケース12の導入口12bから本体ケース12の内部12aに導入される。このようにして導入された混合物は、図1乃至図6を用いて説明したのと同様にして、スクリュー14の回転に伴って、軸部14aの下端14eから上端14fに向かって搬送され、空間E1、空間E2ならびに空間E3(図2参照)に順次位置されて、加圧され圧縮されながら脱水される。
【0090】
その結果、混合物から取り除かれた油分を多く含む液体は、下方排出用ダクト22から分離装置10の外部に排出され、混合物中の固体は、上方排出用ダクト24から分離装置10の外部に排出されて、混合物が油分を多く含む液体と固体とに分離される。
【0091】
こうして混合物から脱水されて排出された油分を多く含む液体は、分離装置10の下方排出用ダクト22に接続された所定の流路を通って後処理装置204に搬送される。そして、後処理装置204たる油分除去装置によって、混合物から脱水された液体中に多く含まれる油分のみが取り除かれて、残余の液体が所定の流路から下水道へ流される。
【0092】
上記したようにしてオイル処理システム200においては、分離装置10を有するようにしたため、前処理用部材202によって所定の大きさ以上の固体が取り除かれた混合物を、油分を多く含む液体と固体とに分離する作業中において、下部外装部材16の側面16aの孔16bに、混合物中の固体や液体に多く含まれる油分が堆積することがなく、混合物を油分を多く含む液体と固体とに分離する作業を継続して行うことができる。
【0093】
さらに、オイル処理システム200においても、図1乃至図6に示すスクリュー14を備えた分離装置10による各種効果が奏され、空間E1より上方に搬送される混合物中の液体の量を減らすことができ、空間E2や空間E3に多くの液体を含有する混合物が搬送されるのを防止することができる。また、軸部14aの下端14eから上端14fに向かうスクリュー14による混合物の搬送を効率良く行うことができ、空間E1、空間E2、空間E3の順でより上方へとスムーズに混合物が搬送される。また、スクリュー14の全体には混合物の付着を防止するための加工が施されているので、混合物や液体中に多く含まれる油分が、スクリュー14の軸部14aの外周面14aa、突部14bの表面14bbならびに外周部材14dの表面14ddに付着せず、混合物の搬送を妨げることがない。また、混合物を処理するのに要する時間を短縮することもできる。さらに、はじめから少量の液体しか含まれていない混合物、または、全体量の少ない混合物であっても、空間E3においては適度に圧縮して脱水することができ、組織水のような液体まで除去する確実な脱水を実現することができる。そして、混合物を液体と固体とに確実に分離することができ、混合物から除去された液体中に固体が混じってしまうようなことがなく、後処理などで様々な問題が生起されることもない。
【0094】
また、上記した実施の形態は、以下の(1)乃至(7)に示すように変形してもよい。
【0095】
(1)上記した実施の形態においては、スクリュー14の突部14bの外周端部14cに配設される外周部材14dは、全体が略棒状体に形成されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、外周部材が曲面を備えるようにしてよいし(図9(a)参照)、外周部材の全体が略板状体であるようにしてもよい(図9(b)参照)。
【0096】
つまり、外周部材14dは、スクリュー14の回転ととも下部外装部材16の内径側16dに当接した状態で移動することにより、下部外装部材16の内径側16dに付着した付着物を剥離することなどが可能なようにして変更することができる。
【0097】
従って、外周部材14dが突部14bの外周端部14cに配設される位置やその角度を、スクリュー14の回転方向などに応じて変化させてもよく、外周部材14dをやや傾斜させて配設すれば、付着物の剥離が容易になる。
【0098】
また、外周部材14dをブラシにより形成してもよく、外周部材14dの延長方向は、軸部14aの軸線方向に一致するのに限られず、下部外装部材16の側面16aに当接可能な範囲で変更してもよい。
【0099】
さらに、外周部材14dは、突部14bの外周端部14cに配設されているので、交換が容易であるが、これに限られるものではないことは勿論であり、スクリュー14の突部14bと一体的に成形するようにしてもよい。また、混合物の種類によっては、外周部材14dが上部外装部材18に当接可能なように構成してもよい。
【0100】
(2)上記した実施の形態においては、下部外装部材16は、スクリュー14の軸部14aの下端14e側近傍の突部14bの外周端部14cを覆うようにして配設されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、下部外装部材16を上方に延長して上部外装部材18を短くしたり、または、スクリュー14の外周側に下部外装部材16あるいは上部外装部材18のみのみを配設したりしてもよい。
【0101】
また、下部外装部材16の樹脂により形成するなどして、側面16aに形成される多数の孔16bの形状を各種形状に変更することにより、下部外装部材16の側面16aの孔16bに混合物中の固体が堆積することを一層確実に防止することができる。
【0102】
(3)上記した実施の形態においては、上部外装部材18は、断面が円形形状の金属線を、一定の内径でコイル状に巻いた締まりコイルバネにより構成されるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、断面が三角形形状の線形材料(図10(a)参照)、断面が四角形形状の線形材料(図10(b)参照)、断面が半円形形状の線形材料(図10(c)参照)、あるいは、各種形状に加工された線形材料(図10(d)(e)(f)参照)を、一定の内径でコイル状に巻いた締まりコイルバネにより上部外装部材18を構成するようにしてもよい。この際、コイルバネの巻き方向をスクリュー14の突部14bが螺旋状に形成される方向と反対の方向にしてもよい。
【0103】
また、上記した各種形状に加工された線形材料(図10(d)(e)(f)参照)を用いると、締まりコイルバネを形成するように密接している金属線が互いに接する接線箇所18cに孔を設けることができ、接線箇所18cの形状を変化させることができる。
【0104】
また、処理対象である混合物の内容に応じて、図11に示すように、上部外装部材18を調節する調節手段30を配設するようにしてもよい。この調節手段30によって、上部外装部材18の軸線方向に沿った範囲を限定することにより、上部外装部材18の接線箇所18cから作業中に排出される液体量を調整することも可能になる。
【0105】
(4)上記した実施の形態においては、スクリュー14の全体にエンボス加工のような付着防止加工がなされるようにしたが、これに限られるものではないことは勿論であり、こうした付着防止加工は、処理対象である混合物の内容に応じて、分離装置10を構成する各部材それぞれに施すようにするとよい。
【0106】
(5)上記した実施の形態においては、図1、図7ならびに図8に示す分離装置10の寸法や各部材の材料などは、分離装置10が配設される場所や処理対象である混合物の内容に応じて適宜変更するようにしてもよい。さらに、こうした変更に応じて、スクリュー14の駆動手段やガイド部材28の形状の変更、あるいは、消臭のための手段を付加するなどの各種変更を行うとよい。
【0107】
例えば、分離装置10を所定の角度で傾斜させて使用するようにしてもよく、また、混合物に多量の液体が混合されている場合には、脱水に比較的長い時間を費やせるように、図1、図7ならびに図8に示す分離装置10に比べて全長を延長してもよい(図12参照)。
【0108】
(6)上記した実施の形態においては、分離装置10を有する生ゴミ処理システム100(図7参照)ならびにオイル処理システム200(図8参照)について説明したが、これに限られるものではないことは勿論であり、例えば、廃油に含まれる固形物を取り除くためのシステムや、汚泥を処理するためのシステム、あるいは、家畜の糞尿を処理するためのシステムなど、各種の固液分離処理システムに、本発明によるスクリュー14を有する分離装置10を用いてもよい。
【0109】
(7)上記した実施の形態ならびに上記した変形例(1)乃至変形例(7)を、適宜組み合わせて構成してもよい。
【0110】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、液体と固体とが混合した混合物を液体と固体とに分離する作業を継続して行うことできるようになるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスクリューの実施の形態の一例を備えた分離装置の一例を示す概略構成説明図である。
【図2】図1に示す分離装置のスクリューの中心軸を通る位置における要部断面図である。
【図3】図2に示すA−A線の位置における断面図である。
【図4】(a)は本発明によるスクリューの概略構成説明図であり、(b)は(a)のB−B線における断面図であり、(c)は(a)のC−C線における断面図である。
【図5】図4(a)に示す本発明によるスクリューの概略構成斜視説明図である。
【図6】(a)は上部外装部材の拡大一部断面図であり、(b)は動作前の上部外装部材を模式的に示した説明図であり、(2)は動作時の上部外装部材を模式的に示した説明図である。
【図7】図1に示す分離装置を備えた生ゴミ処理システムの一例を示す概略構成説明図である。
【図8】図1に示す分離装置を備えたオイル処理システムの一例を示す概略構成説明図である。
【図9】(a)(b)は図5に示すスクリューの他の例を示す概略構成斜視説明図である。
【図10】(a)(b)(c)(d)(e)(f)は図1に示す分離装置の上部外装部材の他の例を示す説明図である。
【図11】図1に示す分離装置の上部外装部材の他の例を示す説明図である。
【図12】図1に示す分離装置の他の例を示す概略構成説明図である。
【符号の説明】
10 分離装置
12 本体ケース
12a 内部
12b 導入口
12c 下方排出口
12d 上方排出口
14 スクリュー
14a 軸部
14aa 外周面
14b 突部
14bb 表面
14c 外周端部
14d 外周部材
14dd 表面
14e 下端
14f 上端
14g 先端
14h 上方突起
16 下部外装部材
16a 側面
16b 孔
16c 切り欠き部
16d 内径側
18 上部外装部材
18a 内径側
18b 側面
18c 接線箇所
20 導入用ダクト
22 下方排出用ダクト
24 上方排出用ダクト
26 駆動装置
28 ガイド部材
28a 開口部
28b 内径面
30 調節手段
100 生ゴミ処理システム
102 前処理装置
104 後処理装置
200 オイル処理システム
202 前処理用部材
204 後処理装置[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a screw suitable for a separation device that separates a mixture of a liquid and a solid into a liquid and a solid, a separation device using the screw, and a processing system having the separation device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a dehydrator that separates water-containing hydrates from water and solids, for example, inside a cylindrical body having a plurality of small holes formed in the side surface, a screw-like rod-shaped body, 2. Description of the Related Art There is known a dehydrator in which a screw having a protrusion formed in a spiral shape on an outer peripheral surface is rotatably disposed (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 3152648 (FIG. 1)
In such a dehydrator, when the screw rotates inside the cylindrical body, the hydrated substance charged into the cylindrical body is conveyed along the spiral projection of the screw, and the cylindrical body and the screw are rotated. Is dehydrated while being pressed and compressed. At this time, the water removed from the water-containing material flows out through a plurality of small holes formed on the side surface of the tubular body.
[0004]
However, in the conventional dehydrator as described above, since the hydrated material is depressurized by rotating the screw, the small hole of the cylindrical body formed to drain the water removed from the hydrated material is provided. The solids in the hydrate are easily clogged, and the pores of the cylindrical body are blocked by the solids in the hydrate, making it difficult to continue the operation of separating the hydrate into moisture and solids. There was a problem of becoming.
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-mentioned problems of the related art, and an object thereof is to continue an operation of separating a mixture of a liquid and a solid into a liquid and a solid. It is an object of the present invention to provide a screw which can be carried out by a screw, a separation device using the screw, and a processing system having the separation device.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an invention according to claim 1 of the present invention is a screw of a separation device for separating a mixture of a liquid and a solid into a liquid and a solid. It is disposed on the inner diameter side of the exterior member having a large number of holes on the side surface of the substantially cylindrical body provided, sandwiches the mixture between the exterior member and the liquid in the mixture, In the screw to be discharged from the hole, a shaft portion extending in a predetermined direction, a protrusion formed in a spiral shape on the outer peripheral surface of the shaft portion, and disposed at an outer peripheral end of the protrusion, An outer peripheral member having a plurality of holes on the side surface of a substantially cylindrical body located on the outer peripheral side of the projection and having an outer peripheral member capable of abutting against the inner diameter surface of the exterior member.
[0007]
In the invention according to claim 2 of the present invention, in the invention according to claim 1, the outer peripheral member is substantially a rod-shaped body as a whole, and has a length along an axial direction of the exterior member. The projection is disposed on the outer peripheral end of the projection such that the length substantially coincides with the length along the axial direction, and the axial direction coincides with the axial direction of the shaft.
[0008]
According to a third aspect of the present invention, in the first aspect, a cross section of the shaft portion in a direction orthogonal to the axial direction is substantially elliptical.
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first, second and third aspects, the mixture is prevented from adhering to the entire screw. In order to perform the processing.
[0010]
According to a fifth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first, second, third, and fourth aspects, the shaft portion is provided at a lower end side. The thickness is gradually changed so that the thickness is the thinnest and the thickness at the upper end side is the thickest.
[0011]
According to a sixth aspect of the present invention, in the invention according to any one of the first, second, third, fourth and fifth aspects of the present invention, The interval in the direction along the axial direction of the shaft portion is such that the interval near the upper end of the shaft portion is smaller than the interval near the lower end side of the shaft portion.
[0012]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a separation device having the screw according to any one of the first, second, third, fourth, fifth and sixth aspects. In the device, the screw is located on the inner side of the outer member, and the second screw is located on the inner diameter side, and the second outer member includes a tightening coil spring in which a metal wire is wound in a coil shape with a constant inner diameter. Things.
[0013]
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided a separation device according to the seventh aspect, a pretreatment device disposed in a preceding stage of the separation device and performing a pretreatment on the mixture, and the separation device. And a pretreatment device that is disposed at the subsequent stage and performs posttreatment on the mixture.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an example of an embodiment of a screw, a separation device using the screw, and a processing system having a separation device according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0015]
Here, FIG. 1 is a schematic configuration explanatory view showing an example of a separation device provided with an example of an embodiment of the screw according to the present invention. In FIG. 1, only the
[0016]
The
[0017]
Here, the
[0018]
The
[0019]
The
[0020]
The thickness of the
[0021]
The
[0022]
When viewed from the
[0023]
Further, the interval W2 in the vicinity of the
[0024]
The entire outer
[0025]
A driving
[0026]
The
[0027]
The
[0028]
The inner diameter of the
[0029]
On the other hand, the
[0030]
The inner diameter of the coil spring, which is the upper
[0031]
Note that, since the
[0032]
A
[0033]
In the above configuration, in order to separate the mixture of the liquid and the solid into the liquid and the solid using the
[0034]
Then, the mixture in which the liquid and the solid are mixed is introduced from the
[0035]
At this time, the mixture located in the
[0036]
Here, the mixture that has moved to the
[0037]
Further, the mixture held in the space E1 is placed on the helically formed
[0038]
As a result, in the space E1 between the
[0039]
Then, the liquid removed from the mixture held in the space E1 forms a large number of
[0040]
On the other hand, in the space E1 between the
[0041]
Then, the mixture held in the space E2 is placed on the helically formed
[0042]
As a result, in the space E2 between the
[0043]
Then, the liquid removed from the mixture held in the space E2 is supplied from the space E2 between the
[0044]
On the other hand, in the space E2 between the
[0045]
Then, the mixture held in the space E3 is placed on the
[0046]
As a result, in the space E3 between the
[0047]
Then, the liquid removed from the mixture held in the space E <b> 3 flows from the space E <b> 3 between the
[0048]
On the other hand, in the space E3 between the
[0049]
Here, the mixture located on the inner diameter side of the
[0050]
The solid in the mixture positioned on the inner diameter side of the
[0051]
In the
[0052]
When the mixture is separated into a liquid and a solid in the
[0053]
However, since the outer
[0054]
Further, even if the operation of separating the mixture into a liquid and a solid is continued, the solid in the mixture does not deposit on the
[0055]
Here, the cross section of the
[0056]
When the
[0057]
As a result, the mixture can be efficiently transported by the
[0058]
In addition, since the direction in which the
[0059]
In this way, in the
[0060]
Further, the mixture located in the space E1, the space E2, or the space E3 causes a predetermined load on the
[0061]
The thickness of the
[0062]
Here, in the mixture transported upward in the order of the space E1, the space E2, and the space E3, a liquid such as mixed water is removed in the space E1, and a liquid such as adhered water is removed in the space E2. Therefore, when located in the space E3, many liquids in the mixture have already been removed.
[0063]
However, since the space E3 is formed to be the smallest as described above, a mixture from which a large amount of liquid has already been removed, or a mixture containing only a small amount of liquid from the beginning, or Even in the case of a mixture having a small total amount, it can be appropriately compressed and dehydrated in the space E3, and reliable dehydration for removing even liquid such as tissue water can be realized.
[0064]
Here, in the
[0065]
For this reason, in the
[0066]
Therefore, in the
[0067]
In contrast to such a
[0068]
Next, with reference to FIG. 7, a garbage disposal system having a separation device provided with an example of an embodiment of the screw of the separation device according to the present invention will be described.
[0069]
The separating
[0070]
The
[0071]
Here, the
[0072]
On the other hand, the
[0073]
In the
[0074]
In the above configuration, in order to treat garbage using the
[0075]
The conveyed garbage, that is, the mixture of the liquid and the solid, is introduced from the
[0076]
As a result, the liquid removed from the crushed garbage is discharged from the
[0077]
The remaining solids of the dewatered garbage are conveyed to the
[0078]
As described above, the
[0079]
Further, also in the
[0080]
That is, since the liquid separated from the garbage by the
[0081]
Since the remaining solids of the garbage dewatered by the
[0082]
Next, with reference to FIG. 8, an oil treatment system having a separation device provided with an example of an embodiment of the screw of the separation device according to the present invention will be described.
[0083]
The
[0084]
The
[0085]
Here, the
[0086]
On the other hand, the
[0087]
In the
[0088]
In the above configuration, in order to treat a mixture containing a large amount of oil using the
[0089]
Then, the conveyed mixture, that is, the mixture of the liquid and the solid containing a large amount of oil, is introduced from the
[0090]
As a result, the oil-rich liquid removed from the mixture is discharged from the
[0091]
The oil-rich liquid that has been dehydrated and discharged from the mixture in this way is transported to the
[0092]
As described above, in the
[0093]
Further, also in the
[0094]
Further, the above-described embodiment may be modified as shown in the following (1) to (7).
[0095]
(1) In the above-described embodiment, the outer
[0096]
That is, the outer
[0097]
Therefore, the position and angle at which the outer
[0098]
Further, the outer
[0099]
Further, since the outer
[0100]
(2) In the above-described embodiment, the
[0101]
Also, by changing the shape of the large number of
[0102]
(3) In the above-described embodiment, the
[0103]
When the linear material processed into the above-mentioned various shapes (see FIGS. 10 (d), (e), and (f)) is used, metal wires which are in close contact with each other so as to form a tight coil spring are provided at a
[0104]
Further, as shown in FIG. 11, an adjusting means 30 for adjusting the
[0105]
(4) In the above-described embodiment, the anti-adhesion processing such as embossing is performed on the
[0106]
(5) In the above-described embodiment, the dimensions of the
[0107]
For example, the
[0108]
(6) In the above embodiment, the garbage processing system 100 (see FIG. 7) and the oil processing system 200 (see FIG. 8) having the
[0109]
(7) The above-described embodiment and the above-described modifications (1) to (7) may be appropriately combined.
[0110]
【The invention's effect】
Since the present invention is configured as described above, it has an excellent effect that the operation of separating the mixture of the liquid and the solid into the liquid and the solid can be continuously performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating an example of a separation device including an example of an embodiment of a screw according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view of a main part at a position passing through a central axis of a screw of the separation device shown in FIG.
FIG. 3 is a cross-sectional view taken along a line AA shown in FIG.
4A is a schematic explanatory view of a screw according to the present invention, FIG. 4B is a sectional view taken along line BB of FIG. 4A, and FIG. 4C is a sectional view taken along line CC of FIG. FIG.
FIG. 5 is a schematic structural perspective view of the screw according to the present invention shown in FIG. 4 (a).
6A is an enlarged partial cross-sectional view of the upper exterior member, FIG. 6B is an explanatory view schematically showing the upper exterior member before operation, and FIG. 6B is an upper exterior member during operation. It is explanatory drawing which showed the member typically.
FIG. 7 is a schematic configuration explanatory view showing an example of a garbage disposal system including the separation device shown in FIG.
FIG. 8 is a schematic configuration explanatory view showing an example of an oil treatment system including the separation device shown in FIG.
9 (a) and 9 (b) are schematic perspective views showing another example of the screw shown in FIG. 5;
FIGS. 10 (a), (b), (c), (d), (e), and (f) are explanatory views showing another example of the upper exterior member of the separation device shown in FIG.
FIG. 11 is an explanatory view showing another example of the upper exterior member of the separation device shown in FIG. 1;
FIG. 12 is a schematic structural explanatory view showing another example of the separation device shown in FIG. 1;
[Explanation of symbols]
10 Separation device
12 Body case
12a inside
12b Inlet
12c Lower outlet
12d upper outlet
14 Screw
14a Shaft
14aa outer peripheral surface
14b protrusion
14bb surface
14c Outer edge
14d outer peripheral member
14dd surface
14e bottom
14f upper end
14g tip
14h upward projection
16 Lower exterior member
16a side view
16b hole
16c notch
16d inner diameter side
18 Upper exterior member
18a Inside diameter side
18b side view
18c tangent point
20 Introduction duct
22 Lower exhaust duct
24 Duct for upper discharge
26 Drive
28 Guide member
28a opening
28b bore surface
30 Adjusting means
100 Garbage disposal system
102 Pretreatment device
104 Post-processing equipment
200 oil treatment system
202 Pretreatment materials
204 Post-processing device
Claims (8)
所定の方向に延長された軸部と、
前記軸部の外周面に螺旋状に突出形成された突部と、
前記突部の外周端部に配設され、前記突部の外周側に位置する略円筒状体の側面に多数の孔を有する外装部材の内径面に当接可能な外周部材と
を有することを特徴とするスクリュー。A screw of a separation device that separates a mixture of a liquid and a solid into a liquid and a solid, on the inner diameter side of an exterior member having a number of holes on a side surface of a substantially cylindrical body provided in the separation device. Arranged, in the screw to sandwich the mixture between the exterior member, and to discharge the liquid in the mixture from the hole of the exterior member,
A shaft extending in a predetermined direction;
A protrusion formed in a spiral shape on the outer peripheral surface of the shaft portion,
An outer peripheral member that is disposed at an outer peripheral end of the protrusion and has an outer peripheral member that can be in contact with an inner diameter surface of an exterior member having a number of holes on a side surface of a substantially cylindrical body positioned on the outer peripheral side of the protrusion. Features screw.
前記外周部材は、全体が略棒状体であって、軸線方向に沿った長さが前記外装部材の軸線方向に沿った長さと略一致するとともに、軸線方向が前記軸部の軸線方向と一致するようにして前記突部の外周端部に配設されている
ことを特徴とするスクリュー。The screw according to claim 1,
The outer peripheral member is a substantially rod-shaped body as a whole, and the length along the axial direction substantially matches the length along the axial direction of the exterior member, and the axial direction matches the axial direction of the shaft portion. The screw is provided at the outer peripheral end of the projection as described above.
前記軸部の軸線方向と直交する方向の断面は略楕円形状である
ことを特徴とするスクリュー。The screw according to claim 1,
A screw having a cross section in a direction perpendicular to the axial direction of the shaft portion, which has a substantially elliptical shape.
前記スクリューの全体には、前記混合物の付着を防止するための加工が施されている
ことを特徴とするスクリュー。In the screw according to any one of claims 1, 2, or 3,
The screw is characterized in that the entire screw is processed to prevent the mixture from adhering.
前記軸部は、下端側の太さが最も細いとともに上端側の太さが最も太くなるようにして徐々に太さを変化させてある
ことを特徴とするスクリュー。The screw according to claim 1, claim 2, claim 3, or claim 4,
The screw, wherein the thickness of the shaft portion is gradually changed so that the thickness at the lower end is the thinnest and the thickness at the upper end is the thickest.
前記突部の前記軸部の軸線方向に沿った方向の間隔は、前記軸部の下端側近傍における間隔に比べて、前記軸部の上端近傍における間隔の方が狭くなる
ことを特徴とするスクリュー。In the screw according to any one of claims 1, 2, 3, 4, and 5,
The interval between the protrusions in the direction along the axial direction of the shaft portion is smaller than the interval near the lower end side of the shaft portion in the vicinity of the upper end of the shaft portion. .
前記外装部材の上方側に配設されて内径側には前記スクリューが位置し、金属線を一定の内径でコイル状に巻いた締まりコイルバネよりなる第2の外装部材
を有することを特徴とする分離装置。A separation device having the screw according to any one of claims 1, 2, 3, 4, 5, and 6,
Separation characterized by having a second exterior member comprising a tightening coil spring which is disposed above the exterior member and is located on the inner diameter side, wherein the screw is located on the inner diameter side, and a metal wire is wound in a coil shape with a constant inner diameter. apparatus.
前記分離装置の前段に配設され、前記混合物に前処理を施す前処理装置と、
前記分離装置の後段に配設され、前記混合物に後処理を施す前処理装置と
を有する処理システム。A separation device according to claim 7,
A pretreatment device disposed at a stage preceding the separation device and performing a pretreatment on the mixture;
A processing system, comprising: a pretreatment device that is disposed at a stage subsequent to the separation device and that performs posttreatment on the mixture.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003071182A JP2004278918A (en) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | Screw, separating device using the same, and processing system having separating device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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ID=33287680
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172505A (en) * | 2008-01-23 | 2009-08-06 | Koichi Shinya | Garbage disposal apparatus |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003071182A patent/JP2004278918A/en active Pending
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