【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製氷機から貯氷庫内に溜めた砕氷などの細かい氷を解砕して確実に排出するようにした製氷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、製氷装置の一例として図８及び図９に示すものがある。これは、一辺の長さが１０〜１５ｍｍ程度の細かい氷、即ち砕氷ｇを製造する製氷機１と、該製氷機１から排出した砕氷ｇを貯留する横長箱状ホッパー形貯氷庫２と、該貯氷庫２の底部に設けた略Ｕ字状トラフ３内に落とし込んだ砕氷ｇをそのトラフ３の端部側排出口４に向かって矢印ａ方向に搬送して貯氷庫２外に排出するためのスクリューコンベア５とを備え、前記貯氷庫２内に解砕手段６が設けられている。
【０００３】
前記解砕手段６は、貯氷庫２内の中央部に水平方向に沿って回転駆動可能に配置した互いに平行する２本の軸体７ａと、該各軸体７ａの外周面に放射状に突設した多数のクラッシャバー７ｂとを備えた一対のクラッシャ７からなり、該各クラッシャ７を駆動モータ８により互いに逆向き方向ｂに回転させて、貯氷庫２内で氷結した砕氷ｇを解砕する。
【０００４】
上記構成では、両クラッシャ７を互いに逆向き方向ｂに回転させて砕氷ｇを解砕させるようになっており、これでは、各クラッシャ７のクラッシャバー７ｂが短いため、両クラッシャ７とスクリューコンベア５との間で砕氷ｇがブリッジ状に氷結成長して氷塊底層Ｇ１が形成されたり、貯氷庫２の内側面に沿って砕氷ｇが氷結成長して氷塊壁層Ｇ２が形成されると共に、貯氷庫２の開口部２ａに沿って砕氷ｇが氷結成長して氷塊天井層Ｇ３が形成されることがあり、これにより、各クラッシャ７及びスクリューコンベア５の周囲に空隙Ｓが形成されて、貯氷庫２内から砕氷ｇを排出することができなくなるおそれがある。
【０００５】
上記問題点を解消するため、本発明者が特許文献１に記載の技術を開発した。これは、図８に仮想線で示すように、スクリューコンベア５の羽根部５ａを所定ピッチで螺旋巻きした軸体５ｂに、同一ピッチの羽根部５ｃを部分的に追加して、その両羽根部５ａ，５ｃにより短いリードＬａと長いリードＬｂとを交互に形成したものであって、その両羽根部５ａ，５ｃの短いリードＬａの部分で持ち上げた砕氷ｇを両クラッシャ７で解砕することにより、砕氷ｇの氷結によるブリッジの形成を阻止するものである。
【０００６】
【特許文献１】
特開２００２−６２００５号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成では、両クラッシャ７とスクリューコンベア５とにより、その両者間に形成される氷塊底層Ｇ１をある程度解砕することができるが、貯氷庫２の内側面に沿って形成される氷塊壁層Ｇ２や貯氷庫２の開口部２ａに沿って形成される氷塊天井層Ｇ３を解砕することができず、貯氷庫内に溜めた砕氷ｇを排出することが困難になるおそれがある。
【０００８】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、製氷機から貯氷庫内に溜めた砕氷などの細かい氷を解砕して確実に排出するようにした製氷装置を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の構成を実施の形態に対応する図面に基づいて説明すると、請求項１に記載の発明は、図１及び図２に示すように、砕氷等の細かい氷ｇを製造する製氷機１と、該製氷機１から排出した氷ｇを貯留するホッパー形貯氷庫２と、該貯氷庫２の底部に設けた略Ｕ字状トラフ３内に落とし込んだ氷ｇをそのトラフ３の端部側へ搬送して貯氷庫２外に排出するためのスクリューコンベア５とを備え、前記貯氷庫２内に氷結した氷ｇを解砕するための解砕手段６が設けられた製氷装置において、前記解砕手段６が、貯氷庫２内の中央部に回転駆動可能に配置した軸体１０と、該軸体１０にその軸体１０の長手方向所定間隔をおいて突設した複数の攪拌棒１１とからなり、該各攪拌棒１１の先端部を前記貯氷庫２の内周面に接近させてなる構成を採用するものである。
【００１０】
上記構成によれば、貯氷庫２内の中央部に配置した軸体１０を回転駆動することにより、該軸体１０に突設した複数の攪拌棒１１により貯氷庫２内に貯留されている氷ｇを攪拌するので、貯氷庫２内の氷ｇを氷結しないように解砕することができると共に、その各攪拌棒１１の先端部を貯氷庫２の内周面に接近させているので、従来のように貯氷庫２の内側面に沿って氷塊壁層Ｇ２（図９参照）が形成されるのを阻止することができる。
【００１１】
請求項２に記載の発明は、図１及び図２に示すように、請求項１に記載の発明において、前記貯氷庫２が横長箱状に形成されると共に、該貯氷庫２内の中央部に前記軸体１０が水平方向に沿って回転駆動可能に配置され、前記各攪拌棒１１の先端部をトラフ３内のスクリューコンベア５にも接近させてなる構成を採用するものである。
【００１２】
上記構成によれば、スクリューコンベア５とそれに接近させた各攪拌棒１１の先端部とにより氷ｇが確実に解砕されるので、その両者５，１１間に従来のように氷塊底層Ｇ１（図９参照）が形成されることがなくなり、横長箱状の貯氷庫２内から砕氷などの細かい氷ｇをトラフ３内に確実に落とし込むことができる。
【００１３】
請求項３に記載の発明は、図１及び図２に示すように、請求項１または２に記載の発明において、前記各攪拌棒１１の先端部を貯氷庫２の開口部２ａにも接近させてなる構成を採用するものである。
【００１４】
上記構成によれば、貯氷庫２の開口部２ａに氷結しようとする氷ｇを各攪拌棒１１の先端部により落剥させるので、その開口部２ａに従来のように氷塊天井層Ｇ３（図９参照）が形成されるのを確実に阻止することができる。
【００１５】
請求項４に記載の発明は、図３〜図６に示すように、請求項１に記載の発明において、前記貯氷庫２が縦長筒状に形成されると共に、該貯氷庫２内の中央部に前記軸体１０が垂直方向に沿って回転駆動可能に配置され、該軸体１０の上下両端近傍に前記各攪拌棒１１が突設され、その下側攪拌棒１１に、トラフ３内のスクリューコンベア５に接近する下向き解砕棒１４が突設されてなる構成を採用するものである。
【００１６】
上記構成によれば、スクリューコンベア５とそれに接近させた下向き解砕棒１４とにより氷ｇが確実に解砕されるので、その両者５，１４間に従来のように氷塊底層Ｇ１（図９参照）が形成されることがなくなり、縦長筒状の貯氷庫２内から砕氷などの細かい氷ｇをトラフ３内に確実に落とし込むことができる。
【００１７】
請求項５に記載の発明は、図３及び図４に示すように、請求項１または４に記載の発明において、前記貯氷庫２が縦長筒状に形成されると共に、該貯氷庫２内の中央部に前記軸体１０が垂直方向に沿って回転駆動可能に配置され、該軸体１０の上下両端近傍に前記各攪拌棒１１が突設され、その上側攪拌棒１１に、貯氷庫２の開口部２ａに接近する上向き解砕棒１５が突設されててなる構成を採用するものである。
【００１８】
上記構成によれば、貯氷庫２の開口部２ａに氷結しようとする氷ｇを上向き解砕棒１５により落剥させるので、その開口部２ａに従来のように氷塊天井層Ｇ３（図９参照）が形成されるのを確実に阻止することができる。
【００１９】
請求項６に記載の発明は、図１及び図２に示すように、請求項１から５のいずれかに記載の発明において、前記各攪拌棒１１の先端部に、該各攪拌棒１１とは直交するようにして解砕爪１２が固着されてなる構成を採用するものである。
【００２０】
上記構成によれば、各攪拌棒１１の先端部に固着した解砕爪１２により貯氷庫２の内周面に付着しようとする氷ｇを確実に削り落とすことができる。
【００２１】
【発明の実施の形態】
図１及び図２は本発明の第１の実施の形態である製氷装置を示すものであって、解砕手段６が、横長箱状に形成した貯氷庫２内の中央部に水平方向に沿って回転駆動可能に配置した軸体１０と、該軸体１０にその軸体１０の長手方向所定間隔をおいて突設した複数の攪拌棒１１とからなっており、該各攪拌棒１１の先端部が貯氷庫２の内周面に接近されると共に、該各攪拌棒１１の先端部に、その攪拌棒１１とは直交するようにして解砕爪１２が固着されている。上記以外の構成は図８及び図９に示す構成とはほぼ同一であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【００２２】
上記構成において、製氷機１で製造した砕氷ｇが貯氷庫２内に貯留され、駆動モータ８により軸体１０を介して各攪拌棒１１を回転させることにより、貯氷庫２内の砕氷ｇが攪拌されると共に、解砕爪１２により貯氷庫２の内周面に付着しようとする砕氷ｇが削り落とされ、トラフ３内に落とし込んだ砕氷ｇがスクリューコンベア５により矢印ａ方向に搬送されて排出口４から貯氷庫２外に排出される。
【００２３】
この場合、貯氷庫２内の中央部に配置した軸体１０を回転駆動することにより、該軸体１０に突設した複数の攪拌棒１１により貯氷庫２内に貯留されている砕氷ｇを攪拌するので、貯氷庫２内の砕氷ｇを氷結しないように解砕することができると共に、その各攪拌棒１１の先端部を貯氷庫２の内周面に接近させているので、従来のように貯氷庫２の内側面に沿って氷塊壁層Ｇ２（図９参照）が形成されるのを阻止することができる。
【００２４】
また、前記各攪拌棒１１の先端部をトラフ３内のスクリューコンベア５にも接近させており、該スクリューコンベア５とそれに接近させた各攪拌棒１１の先端部とにより砕氷ｇが確実に解砕されるので、その両者５，１１間に従来のように氷塊底層Ｇ１（図９参照）が形成されることがなくなり、横長箱状の貯氷庫２内から砕氷ｇをトラフ３内に確実に落とし込むことができる。
【００２５】
更に、前記各攪拌棒１１の先端部を貯氷庫２の開口部２ａにも接近させており、貯氷庫２の開口部２ａに氷結しようとする砕氷ｇを各攪拌棒１１の先端部により落剥させるので、その開口部２ａに従来のように氷塊天井層Ｇ３（図９参照）が形成されるのを確実に阻止することができる。
【００２６】
しかも、前記各攪拌棒１１の先端部に、該各攪拌棒１１とは直交するようにして解砕爪１２が固着されており、その解砕爪１２により貯氷庫２の内周面に付着しようとする砕氷ｇを確実に削り落とすことができる。
【００２７】
図３及び図４は本発明の第２の実施の形態である製氷装置を示すものであって、解砕手段６が、縦長角筒状に形成した貯氷庫２内の中央部に垂直方向に沿って回転駆動可能に配置した軸体１０と、該軸体１０の上下両端近傍に突設した複数の攪拌棒１１とからなり、該各攪拌棒１１の先端部に固着した解砕爪１２が貯氷庫２の内周面に接近され、下側攪拌棒１１に、トラフ３内のスクリューコンベア５に接近する下向き解砕棒１４が突設され、上側攪拌棒１１に、貯氷庫２の開口部２ａに接近する上向き解砕棒１５が突設されている。なお、１６は軸体１０を回転可能に支持する軸受部材である。上記以外の構成は図１及び図２に示す第１の実施の形態とほぼ同じであるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【００２８】
上記構成によれば、第１の実施の形態と同じように貯氷庫２の内側面に沿って氷塊壁層Ｇ２（図９参照）が形成されるのを阻止することができ、特に、スクリューコンベア５とそれに接近させた下向き解砕棒１４とにより砕氷ｇが確実に解砕されるので、その両者５，１４間に従来のように氷塊底層Ｇ１（図９参照）が形成されることがなくなり、また、貯氷庫２の開口部２ａに氷結しようとする砕氷ｇを上向き解砕棒１５により落剥させるので、その開口部２ａに従来のように氷塊天井層Ｇ３（図９参照）されるのを確実に阻止することができる。
【００２９】
上記の第２の実施の形態では、貯氷庫２として縦長角筒状のものを示したが、これに限定されるわけではなく、図７に示すように、貯氷庫２が縦長円筒状であってもよい。この場合、解砕爪１２が貯氷庫２の内周面の全周にわたって接近されているので、その内周面に付着しようとする砕氷ｇを一層確実に削り落とすことができる（第３の実施の形態）。
【００３０】
【発明の効果】
請求項１に記載の発明によれば、貯氷庫内の中央部に配置した軸体を回転駆動することにより、該軸体に突設した複数の攪拌棒により貯氷庫内に貯留されている氷を攪拌するので、貯氷庫内の氷を氷結しないように解砕することができると共に、その各攪拌棒の先端部を貯氷庫の内周面に接近させているので、従来のように貯氷庫の内側面に沿って氷塊壁層が形成されるのを阻止することができる。
【００３１】
請求項２に記載の発明によれば、スクリューコンベアとそれに接近させた各攪拌棒の先端部とにより氷が確実に解砕されるので、その両者間に従来のように氷塊底層が形成されることがなくなり、横長箱状の貯氷庫内から砕氷などの細かい氷をトラフ３に確実に落とし込むことができる。
【００３２】
請求項３に記載の発明によれば、貯氷庫の開口部に氷結しようとする氷を各攪拌棒の先端部により落剥させるので、その開口部に従来のように氷塊天井層が形成されるのを確実に阻止することができる。
【００３３】
請求項４に記載の発明によれば、スクリューコンベアとそれに接近させた下向き解砕棒とにより氷が確実に解砕されるので、その両者間に従来のように氷塊底層が形成されることがなくなり、縦長筒状の貯氷庫内から砕氷などの細かい氷をトラフ内に確実に落とし込むことができる。
【００３４】
請求項５に記載の発明によれば、貯氷庫の開口部に氷結しようとする氷を上向き解砕棒により落剥させるので、その開口部に従来のように氷塊天井層が形成されるのを確実に阻止することができる。
【００３５】
請求項６に記載の発明によれば、各攪拌棒の先端部に固着した解砕爪により貯氷庫の内周面に付着しようとする氷を確実に削り落とすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施の形態である製氷装置の縦断面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視図である。
【図３】本発明の第２の実施の形態である製氷装置の縦断面図である。
【図４】図３のＢ−Ｂ矢視図である。
【図５】図３のＣ−Ｃ矢視図である。
【図６】図３のＤ−Ｄ矢視図である。
【図７】本発明の第３の実施の形態である製氷装置の横断面図である。
【図８】従来例を示す縦断面図である。
【図９】図８のＥ−Ｅ矢視図である。
【符号の説明】
１ 製氷機
２ 貯氷庫
３ トラフ
５ スクリューコンベア
６ 解砕手段
１０ 軸体
１１ 攪拌棒
１２ 解砕爪
１４ 下向き解砕棒
１５ 上向き解砕棒
ｇ 砕氷[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an ice making device that breaks down fine ice such as crushed ice collected in an ice storage from an ice making machine and discharges the ice reliably.
[0002]
[Prior art]
FIG. 8 and FIG. 9 show an example of a conventional ice making device. An ice maker 1 for producing fine ice having a side length of about 10 to 15 mm, that is, ice crushed g, a horizontally long box-shaped hopper type ice storage 2 for storing ice crushed g discharged from the ice maker 1, The crushed ice g dropped into the substantially U-shaped trough 3 provided at the bottom of the ice storage 2 is transported in the direction of the arrow a toward the end side discharge port 4 of the trough 3 to be discharged out of the ice storage 2. A screw conveyor 5 is provided, and crushing means 6 is provided in the ice storage 2.
[0003]
The crushing means 6 includes two parallel shafts 7a arranged at the center of the ice storage 2 so as to be rotatable along the horizontal direction, and radially protrudes from the outer peripheral surface of each of the shafts 7a. A plurality of crusher bars 7b each having a plurality of crusher bars 7b. Each of the crushers 7 is rotated by the drive motor 8 in the opposite direction b to break the crushed ice g frozen in the ice storage 2.
[0004]
In the above configuration, both crushers 7 are rotated in opposite directions b to break the crushed ice g. In this case, since the crusher bar 7b of each crusher 7 is short, both crushers 7 and the screw conveyor 5 are crushed. The crushed ice g freezes and grows in a bridge-like manner to form an ice block bottom layer G1, or the crushed ice g freezes and grows along the inner side surface of the ice storage 2 to form an ice block wall layer G2. In some cases, the crushed ice g freezes and grows along the opening 2a of the second ice block 2 to form an ice block ceiling layer G3, whereby a gap S is formed around each crusher 7 and the screw conveyor 5, and the ice storage 2 There is a possibility that the crushed ice g cannot be discharged from the inside.
[0005]
In order to solve the above problems, the present inventor has developed a technique described in Patent Document 1. This is achieved by partially adding blades 5c of the same pitch to a shaft body 5b in which the blades 5a of the screw conveyor 5 are spirally wound at a predetermined pitch, as indicated by phantom lines in FIG. Short leads La and long leads Lb are alternately formed by 5a and 5c, and the crushed ice g lifted by the short leads La of the blades 5a and 5c is broken by both crushers 7. To prevent the formation of bridges due to freezing of the crushed ice g.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-62005
[Problems to be solved by the invention]
In the above configuration, the crusher 7 and the screw conveyor 5 can crush the ice block bottom layer G1 formed between them to some extent, but the ice block wall layer G2 formed along the inner side surface of the ice storage 2 Or the ice block ceiling layer G3 formed along the opening 2a of the ice storage 2 cannot be broken, and it may be difficult to discharge the crushed ice g stored in the ice storage.
[0008]
The present invention has been made in view of the above-mentioned conventional drawbacks, and has as its object to provide an ice making device that crushes fine ice such as crushed ice stored in an ice storage from an ice maker and reliably discharges the ice.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The structure of the present invention for achieving the above object will be described with reference to the drawings corresponding to the embodiments. As shown in FIG. 1 and FIG. An ice maker 1 for producing ice, a hopper-type ice storage 2 for storing ice g discharged from the ice maker 1, and ice g dropped into a substantially U-shaped trough 3 provided at the bottom of the ice storage 2. A screw conveyor 5 for transporting to the end of the trough 3 and discharging it to the outside of the ice storage 2; and a crushing means 6 for crushing frozen ice g in the ice storage 2 is provided. In the ice making device, the crushing means 6 is provided on a shaft 10 which is rotatably arranged at a central portion in the ice storage 2 and protrudes from the shaft 10 at a predetermined interval in the longitudinal direction of the shaft 10. A plurality of stirring rods 11 are provided, and the tip of each stirring rod 11 is attached to the inner peripheral surface of the ice storage 2. It is to employ a structure obtained by closely.
[0010]
According to the above configuration, by rotating the shaft 10 disposed in the center of the ice storage 2, the ice stored in the ice storage 2 by the plurality of stirring rods 11 protruding from the shaft 10. g, the ice g in the ice storage 2 can be broken so as not to freeze, and the tip of each stirring rod 11 is brought close to the inner peripheral surface of the ice storage 2. Thus, the formation of the ice block wall layer G2 (see FIG. 9) along the inner side surface of the ice storage 2 can be prevented.
[0011]
As shown in FIGS. 1 and 2, the invention according to claim 2 is the invention according to claim 1, wherein the ice storage 2 is formed in a horizontally long box shape, and a central portion in the ice storage 2 is provided. The shaft 10 is arranged so as to be rotatable in the horizontal direction, and the tip of each of the stirring rods 11 is brought closer to the screw conveyor 5 in the trough 3.
[0012]
According to the above-described configuration, the ice g is reliably crushed by the screw conveyor 5 and the tip end of each of the stirring rods 11 approaching the screw conveyor 5, so that the ice block bottom layer G1 (see FIG. 9) is not formed, and fine ice g such as crushed ice can be reliably dropped into the trough 3 from the horizontally long box-shaped ice storage 2.
[0013]
According to a third aspect of the present invention, as shown in FIGS. 1 and 2, in the first or second aspect, the tip of each of the stirring rods 11 is brought closer to the opening 2a of the ice storage 2. The configuration adopts the following configuration.
[0014]
According to the above configuration, the ice g to be frozen in the opening 2a of the ice storage 2 is dropped off by the tip of each stirring rod 11, so that the ice block ceiling layer G3 (see FIG. ) Can be reliably prevented from being formed.
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, as shown in FIGS. 3 to 6, in the first aspect of the present invention, the ice storage 2 is formed in a vertically long cylindrical shape, and a central portion in the ice storage 2 is provided. The shaft 10 is disposed so as to be rotatable in the vertical direction, and the stirring rods 11 protrude near the upper and lower ends of the shaft 10, and the lower stirring rod 11 is provided with a screw in the trough 3. A configuration in which a downward crushing rod 14 approaching the conveyor 5 is provided in a protruding manner is adopted.
[0016]
According to the above configuration, since the ice g is reliably crushed by the screw conveyor 5 and the downward crushing rod 14 approaching the screw conveyor 5, the ice block bottom layer G1 (see FIG. ) Is not formed, and fine ice g such as crushed ice can be reliably dropped into the trough 3 from the vertically long ice storage 2.
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, as shown in FIGS. 3 and 4, in the first or fourth aspect of the present invention, the ice storage 2 is formed in a vertically long cylindrical shape. The shaft 10 is disposed at the center so as to be rotatable in the vertical direction, and the stirring rods 11 are protruded near the upper and lower ends of the shaft 10. This employs a configuration in which an upward crushing rod 15 approaching the opening 2a is protruded.
[0018]
According to the above configuration, since the ice g to be frozen in the opening 2a of the ice storage 2 is dropped off by the upward crushing rod 15, the ice block ceiling layer G3 (see FIG. 9) is formed in the opening 2a in the conventional manner. Is reliably prevented from being formed.
[0019]
According to a sixth aspect of the present invention, as shown in FIGS. 1 and 2, in the first aspect of the present invention, each of the stirring rods 11 is provided at the tip end of each of the stirring rods 11. This employs a configuration in which the crushing claws 12 are fixed so as to be orthogonal to each other.
[0020]
According to the above configuration, the crushing claw 12 fixed to the tip of each stirring rod 11 can reliably scrape off the ice g that is going to adhere to the inner peripheral surface of the ice storage 2.
[0021]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIGS. 1 and 2 show an ice making apparatus according to a first embodiment of the present invention, in which a crushing means 6 is provided along a horizontal direction at a central portion in an ice storage 2 formed in a horizontally long box shape. And a plurality of stirring rods 11 protruding from the shaft 10 at predetermined intervals in the longitudinal direction of the shaft 10, and a tip of each of the stirring rods 11. The portion is approached to the inner peripheral surface of the ice storage 2, and a crushing claw 12 is fixed to the tip of each of the stirring bars 11 so as to be orthogonal to the stirring bars 11. Since the configuration other than the above is substantially the same as the configuration shown in FIGS. 8 and 9, the same portions are denoted by the same reference numerals and description thereof will be omitted.
[0022]
In the above-described configuration, the crushed ice g produced in the ice maker 1 is stored in the ice storage 2, and the crushed ice g in the ice storage 2 is stirred by rotating the respective stirring rods 11 via the shaft 10 by the drive motor 8. At the same time, the crushed ice g which is going to adhere to the inner peripheral surface of the ice storage 2 is shaved off by the crushing claws 12, and the crushed ice g dropped into the trough 3 is conveyed by the screw conveyor 5 in the direction of arrow a and discharged. 4 to the outside of the ice storage 2.
[0023]
In this case, by rotating the shaft 10 disposed in the center of the ice storage 2, the crushed ice g stored in the ice storage 2 is stirred by the plurality of stirring rods 11 protruding from the shaft 10. Therefore, the crushed ice g in the ice storage 2 can be crushed so as not to freeze, and the tip of each stirring rod 11 is brought close to the inner peripheral surface of the ice storage 2, so that the conventional method is used. The formation of the ice block wall layer G2 (see FIG. 9) along the inner side surface of the ice storage 2 can be prevented.
[0024]
Further, the tip of each of the stirring rods 11 is also brought close to the screw conveyor 5 in the trough 3, and the crushed ice g is reliably crushed by the screw conveyor 5 and the tip of each of the stirring rods 11 approached thereto. As a result, the ice block bottom layer G1 (see FIG. 9) is not formed between the two 5 and 11, unlike the conventional case, and the crushed ice g is reliably dropped into the trough 3 from the horizontally long box-shaped ice storage 2. be able to.
[0025]
Further, the tip of each of the stirring rods 11 is brought close to the opening 2a of the ice storage 2 so that the crushed ice g to be frozen into the opening 2a of the ice storage 2 is dropped off by the tip of each stirring rod 11. Therefore, it is possible to reliably prevent the ice block ceiling layer G3 (see FIG. 9) from being formed in the opening 2a as in the related art.
[0026]
In addition, a crushing claw 12 is fixed to the tip of each of the stirring rods 11 so as to be orthogonal to each of the stirring rods 11, and the crushing claws 12 will adhere to the inner peripheral surface of the ice storage 2. Crushed ice g can be reliably scraped off.
[0027]
FIGS. 3 and 4 show an ice making apparatus according to a second embodiment of the present invention, in which a crushing means 6 is vertically arranged at a central portion in an ice storage 2 formed in a vertically long rectangular tube shape. A shaft 10 rotatably disposed along the shaft 10 and a plurality of stirring rods 11 protruding near the upper and lower ends of the shaft 10, and a crushing claw 12 fixed to the tip of each stirring rod 11. A downward crushing rod 14 approaching the inner peripheral surface of the ice storage 2 and approaching the screw conveyor 5 in the trough 3 is protrudingly provided on the lower stirring rod 11, and an opening of the ice storage 2 is provided on the upper stirring rod 11. An upward crushing rod 15 approaching 2a protrudes. A bearing member 16 rotatably supports the shaft body 10. The configuration other than the above is substantially the same as that of the first embodiment shown in FIGS.
[0028]
According to the above configuration, it is possible to prevent the ice block wall layer G2 (see FIG. 9) from being formed along the inner surface of the ice storage 2 as in the first embodiment. 5 and the downward crushing rod 14 approached thereto, the crushed ice g is reliably crushed, so that an ice block bottom layer G1 (see FIG. 9) is not formed between the crushed ice 5 and the crushed ice 14 as in the prior art. In addition, since the crushed ice g to be frozen in the opening 2a of the ice storage 2 is dropped off by the upward crushing rod 15, the ice block ceiling layer G3 (see FIG. 9) is formed in the opening 2a as in the related art. Can be reliably prevented.
[0029]
In the above-described second embodiment, the ice storage 2 has a vertically long rectangular cylindrical shape. However, the present invention is not limited to this. The ice storage 2 has a vertically long cylindrical shape as shown in FIG. You may. In this case, since the crushing claws 12 are close to each other over the entire inner peripheral surface of the ice storage 2, the crushed ice g to be attached to the inner peripheral surface can be more reliably scraped off (third embodiment). Form).
[0030]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the ice stored in the ice storage by the plurality of stirring rods protruding from the shaft by rotating the shaft disposed in the center of the ice storage. , The ice in the ice storage can be crushed so as not to freeze, and the tip of each stirring rod is brought close to the inner peripheral surface of the ice storage. The formation of an ice block wall layer along the inner surface of the body can be prevented.
[0031]
According to the second aspect of the present invention, the ice is reliably crushed by the screw conveyor and the tip of each of the stirring rods approaching the screw conveyor, so that an ice block bottom layer is formed between the two as conventionally. Therefore, fine ice such as crushed ice can be reliably dropped into the trough 3 from the horizontally long box-shaped ice storage.
[0032]
According to the third aspect of the present invention, since the ice to be frozen in the opening of the ice storage is dropped off by the tip of each stirring rod, an ice block ceiling layer is formed in the opening as in the related art. Can be reliably prevented.
[0033]
According to the invention as set forth in claim 4, since the ice is reliably crushed by the screw conveyor and the downward crushing rod approaching the screw conveyor, an ice block bottom layer can be formed between the two as in the related art. As a result, fine ice such as crushed ice can be reliably dropped into the trough from the vertically cylindrical ice storage.
[0034]
According to the fifth aspect of the present invention, the ice to be frozen in the opening of the ice storage is dropped by the upward crushing rod, so that the ice block ceiling layer is formed in the opening as in the related art. It can be reliably prevented.
[0035]
According to the invention as set forth in claim 6, the crushing claw fixed to the tip of each stirring rod can reliably scrape off the ice that is going to adhere to the inner peripheral surface of the ice storage.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an ice making device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view as viewed in the direction of arrows AA in FIG. 1;
FIG. 3 is a longitudinal sectional view of an ice making device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a view taken in the direction of arrows BB in FIG. 3;
FIG. 5 is a view taken in the direction of the arrows CC in FIG. 3;
FIG. 6 is a view as seen from the direction of the arrow DD in FIG. 3;
FIG. 7 is a cross-sectional view of an ice making device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a longitudinal sectional view showing a conventional example.
FIG. 9 is a view as seen in the direction of arrows EE in FIG. 8;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Ice machine 2 Ice storage 3 Trough 5 Screw conveyor 6 Crushing means 10 Shaft 11 Stirring bar 12 Crushing claw 14 Downward crushing bar 15 Upward crushing bar g Ice crushing
