JP2004278745A - Recovery device for return pressurized oil energy of a plurality of hydraulic actuators - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の油圧アクチュエータから流出する戻り圧油を油圧モータに供給し、戻り圧油のエネルギーで油圧モータを駆動させる複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
油圧ショベルなどの建設機械に圧油エネルギー回収装置を適用することが提案されている。圧油エネルギー回収装置は、ブームなどを作動する際に、油圧アクチュエータから流出した戻り圧油のエネルギーを回収する。この回収されたエネルギーは油圧アクチュエータやエアコンのコンプレッサなどを駆動するエネルギーとして回生され、又は電気エネルギーや油圧エネルギーに変換され蓄積される。
【0003】
圧油エネルギー回収装置の基本的な油圧回路を図5に示す。図5に示す油圧回路では、エンジン1によって主油圧ポンプ2が駆動され、主油圧ポンプ2から吐出された圧油が油路に設けられた方向制御弁4を介して油圧アクチュエータである油圧シリンダ5の一方のシリンダ室5aへ供給される。油圧シリンダ5の一方のシリンダ室5aに圧油が供給されると油圧シリンダ5が駆動され、ブーム等の負荷6が作動される。この際、他方のシリンダ室5bから戻り圧油が流出し、回収弁9(図面左位置)を介して圧力変換部90に流入する。
【0004】
圧力変換部90は、油圧モータ91と油圧ポンプ92とからなり油圧モータ91と油圧ポンプ92とは回転軸同士が接続されている。戻り圧油が油圧モータ91に流入することにより油圧モータ91が駆動される。油圧モータ91が駆動されると油圧ポンプ92が駆動され、油圧ポンプ92から圧油が吐出される。油圧ポンプ92から吐出された圧油は、主油圧ポンプ2から吐出された圧油と共に油圧シリンダ5へ供給される。このように油圧シリンダ5から流出した戻り圧油のエネルギーは、油圧シリンダ5を駆動するために利用される。
【0005】
ところで、建設機械には複数の油圧アクチュエータが設けられ、各油圧アクチュエータから戻り圧油が流出する。図5は、1つの油圧アクチュエータを有する圧油エネルギー回収装置を示すものであるが、下記特許文献1には、複数の油圧アクチュエータを有する圧油エネルギー回収装置が開示されている。この装置では、複数の油圧アクチュエータから流出する戻り圧油のうちの一つが選択され、選択された戻り圧油のみが油圧モータに供給されている。一方、選択されない戻り圧油はタンクに排出されている。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−184615号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の装置によれば、選択されない戻り圧油のエネルギーのみが回収され、選択されない戻り圧油のエネルギーは廃棄される。選択された戻り圧油の圧力が選択されない戻り圧油の圧力よりも非常に高い場合には、多くのエネルギーが回収されていることになり、この装置のエネルギー回収効率は高いといえる。しかし選択された戻り圧油の圧力と選択されない戻り圧油の圧力との差があまりない場合には、多くのエネルギーが廃棄されることになり、この装置のエネルギー回収効率は低いといえる。
【0008】
戻り圧油のエネルギー回収効率を向上させるためには、各油圧アクチュエータ毎に対応する油圧モータを設け、戻り圧油のエネルギーを個々に回収する方法が考えられる。しかし油圧シリンダの数だけ油圧モータが必要となり、装置全体のサイズが大きくなるという問題や製造コストが上昇するという問題がある。
【0009】
複数の油圧シリンダから流出する戻り圧油を合流させるという方法も考えられる。しかし複数の管路からの圧油を合流すると、圧油は合流した圧油のうちの最低圧である圧油の圧力と等しくなる。合流した戻り圧油の圧力は、油圧モータで回収される圧力と等しくなるため更に低下する。すると油圧シリンダの戻り圧油が必要以上に低くなり、油圧シリンダつまり油圧アクチュエータの制御ができなくなるという問題が生じる。
【0010】
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、油圧アクチュエータの動作に影響を与えることなく、複数の油圧アクチュエータから流出する戻り圧油のエネルギー回収効率を向上させることを解決課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用、効果】
そこで第1発明は、
複数の油圧アクチュエータ(11、21、31)から流出する戻り圧油を油圧モータ(51)に供給し、戻り圧油のエネルギーで前記油圧モータ(51)を駆動させる複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置において、
各油圧アクチュエータ(11、21、31)の圧油流出側に、
操作子の操作に応じて動作し、油圧アクチュエータ(11、21、31)から流出する戻り圧油の流量を制御する操作弁(13、23、33)と、
前記操作弁(13、23、33)に流入する戻り圧油の圧力と流出する戻り圧油の圧力との差圧を一定に保つように動作する圧力補償弁(15、25、35)と、
前記油圧モータ(51)側から前記圧力補償弁(15、25、35)側への圧油の流れを阻止するチェック弁(17、27、37)と、を備え、
各チェック弁(17、27、37)の圧油流出側及び前記油圧モータ(51)の圧油流入側を接続すること
を特徴とする。
【0012】
第1発明を図1を用いて説明する。
【0013】
機構10の油圧シリンダ(油圧アクチュエータ)11から流出する戻り圧油は、方向制御弁(操作弁)13に流入し、流量が制御された後、メータアウト圧力補償弁15に流入する。この際戻り圧油は、方向制御弁13に流入する戻り圧油の圧力と流出する戻り圧油の圧力との差圧が一定となるようにメータアウト圧力補償弁15で流量が制御される。メータアウト圧力補償弁15から流出した戻り圧油はチェック弁17を通過する。機構20、30でも同様にして、戻り圧油がチェック弁27、37を通過する。各チェック弁17、27、37を通過した戻り圧油は合流し、油圧モータ51に供給される。油圧モータ51はこの戻り圧油のエネルギーによって駆動する。
【0014】
第1発明によれば、各油圧シリンダの戻り圧油流出側に圧力補償弁とチェック弁とが設けられているため、各油圧シリンダに対して下流側の圧力の影響を与えることなく、その戻り圧油を合流して回収することができる。したがって戻り圧油のエネルギーを無駄に廃棄することがなくなり、戻り圧油のエネルギー回収効率を向上させることが可能となる。
【0015】
第2発明は、第1発明において、
前記油圧モータ(51)の容量を制御して、回収する圧油エネルギーを変更する油圧モータ容量制御部(52、53)を備えたこと
を特徴とする。
【0016】
第2発明によれば、回収圧力が各戻り圧油の圧力に応じて変更される。したがって最適な回収圧力を設定することができ、戻り圧油のエネルギー回収効率を更に向上させることが可能となる。
【0017】
第3発明は、第2発明において、
各油圧アクチュエータ(11、21、31)から流出する戻り圧油の圧力を測定し、各測定値のうちの少なくとも一つが閾値以上の場合は、閾値以上の戻り圧油のエネルギーを全て回収するように前記油圧モータ容量制御部(52、53)を制御するコントローラ(60)を備えたこと
を特徴とする。
【0018】
第4発明は、第3発明において、
前記コントローラ(60)は、回収する戻り圧油を最高圧で回収するように前記油圧モータ容量制御部(52、53)を制御すること
を特徴とする。
【0019】
第3、第4発明によれば、回収圧力の閾値が設定され、圧力が閾値以上である戻り圧油のみが回収されている。仮に全ての戻り圧油を回収しようとすると、回収側の回収圧力を戻り圧油のうちの最低圧以下にしなければならず、回収圧力が必要以上に小さくなり回収効率が悪いといえる。しかし回収効率の向上が見込める程度の閾値を設け、圧力が閾値以上の戻り圧油のみを回収するようにすれば、回収効率を向上させることが可能となる。
【0020】
第5発明は、第3発明において、
前記コントローラ(60)は、更に各検出値が閾値未満の場合は、最高圧の戻り圧油のエネルギーを回収するように前記油圧モータ容量制御部(52、53)を制御すること
を特徴とする。
【0021】
第5発明によれば、全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合は最高圧の戻り圧油のみが回収される。全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合は、戻り圧油を合流するよりも、最高圧の戻り圧油のみを単独で回収する方が回収効率が高い場合が多い。したがって全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合であっても回収効率を向上させることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明に係る圧油エネルギー回収装置の実施形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は本発明に係る圧油エネルギー回収装置の油圧回路を示す図である。図2は方向制御弁を示す図である。
【0024】
本実施形態の圧油エネルギー回収装置は油圧シリンダ11、21、31から排出される戻り圧油のエネルギーを回収するものである。なお機構10、20、30の構成は同一であるため、ここでは機構10について説明する。
【0025】
主油圧ポンプ2はエンジン1又はモータによって駆動され、容量が一定の固定容量型である。主油圧ポンプ2は可変容量型でもよい。リリーフ弁3は主油圧ポンプ2の吐出側の圧力が設定値以上になった場合に油路を開放し、タンク99に圧油を排出する。
【0026】
方向制御弁13は圧油ポート13a−1〜4、13b−1〜4を有し、その弁位置は、大きくは位置13−1、13−2、13−3に分けられる。方向制御弁13は図示しない操作レバーの操作量に応じて油圧シリンダ11に流入する圧油の流量を制御すると共に、油圧シリンダ11から流出する戻り圧油の流量を制御する。また方向制御弁13は操作レバーの操作に応じて油圧シリンダ11への圧油の流出方向と油圧シリンダ11からの圧油の流入方向とを制御する。全ての方向制御弁13、23、33が中立位置(位置13−2)である場合は、主油圧ポンプ2から吐出される圧油は方向制御弁13、23、33を通過しタンク99に排出される。方向制御弁13は油圧シリンダ11のシリンダ室11a、11bに連通すると共に、主油圧ポンプ2及びメータアウト圧力補償弁15に連通する。
【0027】
油圧シリンダ11はシリンダ室11a、11bを有する油圧アクチュエータである。圧油がシリンダ室11aに流入すると、負荷6が一方向に駆動される。この際、シリンダ室11bから戻り圧油が流出する。圧油がシリンダ室11bに流入すると、負荷6が他方向に駆動される。この際、シリンダ室11aから戻り圧油が流出する。
【0028】
メータアウト圧力補償弁15の一方のパイロットポート15aには方向制御弁13の流入側の戻り圧油が導入され、他方のパイロットポート15bには方向制御弁13の流出側の戻り圧油が導入される。このような構成によってメータアウト圧力補償弁15は、自身の流出側の圧力に関わらず方向制御弁13の前後差圧ΔP(=方向制御弁13の流入側の戻り圧油の圧力−方向制御弁13の流出側の戻り圧油の圧力)が一定圧となるように、自身の開口面積を調整する。メータアウト圧力補償弁15の流出ポートはチェック弁17の流入ポート及び背圧弁18の流入ポートに連通する。
【0029】
チェック弁17はメータアウト圧力補償弁15側から油圧モータ51側への圧油の流れを許容し、油圧モータ51側からメータアウト圧力補償弁15側への圧油の流れを阻止するようにされている。チェック弁17の流出ポートは各チェック弁27、37の流出ポート及び油圧モータ51に連通する。
【0030】
背圧弁18の一方のパイロットポート18aにはメータアウト圧力補償弁15の流入側の戻り圧油が導入され、他方のパイロットポート18bにはメータアウト圧力補償弁15の流出側の戻り圧油が導入される。またパイロットポート18b側にはバネ18cのバネ力が付与される。バネ18cは、メータアウト圧力補償弁15の圧力損失分に相当するバネ力を有する。このような構成によって背圧弁18は、メータアウト圧力補償弁15の前後差圧がバネ18cのバネ力を下回った場合にメータアウト圧力補償弁15の流出側の戻り圧油をタンク99に排出する。
【0031】
圧力計19はメータアウト圧力補償弁15の流入側の戻り圧油の圧力を計測する。
【0032】
以上が戻り圧油を回収される側の機構10の構成であり、機構20、30の構成も同一である。次に戻り圧油を回収する側の機構50の構成について説明する。
【0033】
可変容量型の油圧モータ51はエンジン1と回転軸同士が接続されている。油圧モータ51は各油圧シリンダ11、21、31から流出する戻り圧油が供給されることによって回転する。油圧モータ51の駆動力はエンジン1の駆動力の補助力として利用される。エンジン1の代わりに他の油圧モータや電動モータや油圧ポンプなどを接続してもよい。なお本明細書では油圧モータ51は斜板式であるとして説明するが、これに限るものではない。
【0034】
容量変更部52はシリンダ52aとピストン52bとバネ52cとからなる。シリンダ52a内には油圧モータ51の斜板に接続されたピストン52bが摺動自在に設けられている。ピストン52bの一端には圧油の圧力が作用し、他端にはバネ52cのバネ力が作用する。ピストン52bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するバネ力よりも大きい場合に、ピストン52bはシリンダ52a内を摺動し、油圧モータ51の斜板の傾転角が小さくなる。すると、油圧モータ51の容量は小さくなる。ピストン52bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するバネ力よりも小さい場合に、ピストン52bはシリンダ52a内を摺動し、油圧モータ51の斜板の傾転角が大きくなる。すると、油圧モータ51の容量は大きくなる。
【0035】
なおピストン52bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するバネ力よりも大きい場合に、油圧モータ51の容量を大きくし、ピストン52bの一端に作用する圧油の圧力が他端に作用するバネ力よりも小さい場合に、油圧モータ51の容量を小さくするように、容量変更部52を構成してもよい。
【0036】
電磁比例弁53はコントローラ60からの容量制御信号に応じて、圧力源54から容量変更部52への圧油の供給と、容量変更部52からタンク99への圧油の排出とを切り換えると共に、ピストン52bに作用する圧油の圧力を制御する。
【0037】
圧力計59は油圧モータ51の流入側の戻り圧油の圧力を計測する。
【0038】
コントローラ60は、予め設定された閾値及び各圧力計19、29、39、59の測定結果に基づき、電磁比例弁53へ容量制御信号を出力する。
【0039】
次に本実施形態の基本的な動作について説明する。
【0040】
操作レバーによって方向制御弁13が操作されて弁位置が13−1にされると、主油圧ポンプ2からの圧油は方向制御弁13のポート13b−3に流入しポート13a−3から流出する。この圧油は油圧シリンダ11のシリンダ室11aに流入する。するとブームなどの負荷6が縮退駆動される。この際、油圧シリンダ11のシリンダ室11bから戻り圧油が流出する。
【0041】
流出した戻り圧油は、ポート13a−2、ポート13b−2を通過し、メータアウト圧力補償弁15に流入する。メータアウト圧力補償弁15のパイロットポート15aには方向制御弁13のポート13b−1から流出する戻り圧油が導入され、パイロットポート15bには方向制御弁13のポート13b−2から流出する戻り圧油が導入される。
【0042】
メータアウト圧力補償弁15は自身の流出側の圧力に関わらず、方向制御弁13の前後差圧ΔPが所定圧になるように動作する。前後差圧ΔPが所定圧より大きい場合は、メータアウト圧力補償弁15の開口面積は小さくされチェック弁17側への流量が少なくされる。すると方向制御弁13の流出側の圧力が高くなり、前後差圧ΔPが徐々に小さくなる。前後差圧ΔPが所定圧になったところで、その状態は維持される。前後差圧ΔPが所定圧より小さい場合は、メータアウト圧力補償弁15の開口面積は大きくされチェック弁17側への流量が多くされる。すると方向制御弁13の流出側の圧力が低くなり、前後差圧ΔPが徐々に大きくなる。前後差圧ΔPが所定圧になったところで、その状態は維持される。
【0043】
メータアウト圧力補償弁15からは圧力損失分だけ低圧になった戻り圧油が流出する。この戻り圧油はチェック弁17から流出し、各チェック弁27、37から流出した戻り圧油と合流し、油圧モータ51に流入する。合流した戻り圧油の圧力は、油圧モータ51の容量に応じた回収圧力と等しくなる。したがってメータアウト圧力補償弁15から流出する戻り圧油の圧力が油圧モータ51の容量に応じた回収圧力よりも大きければ、その戻り圧油はチェック弁17、27、37を通過し、油圧モータ51の容量に応じた回収圧力よりも小さければ、その戻り圧油はチェック弁17、27、37で阻止される。
【0044】
チェック弁17で戻り圧油が阻止されると、メータアウト圧力補償弁15の流出側の圧力が徐々に上昇する。すると背圧弁18のパイロットポート18b側の圧力とパイロットポート18a側の圧力との差が、バネ18cにより設定された圧力差よりも小さくなり、背圧弁18によって遮断されていたタンク99への油路が開放される。したがってメータアウト圧力補償弁15から流出する圧油はタンク99に排出される。
【0045】
ここで回収圧力の設定方法について説明する。
【0046】
各圧力計19、29、39の測定結果はコントローラ60に入力される。コントローラ60では、各圧力計19、29、39の測定結果及び各メータアウト圧力補償弁15、25、35の圧力損失に基づいて、各メータアウト圧力補償弁15、25、35から流出する戻り圧油の圧力が求められる。そして求めた圧力と予め設定された閾値とが比較され、その結果に応じて下記(1)、(2)の何れかの処理が行われる。
【0047】
(1)求めた圧力のうち何れかが閾値以上である場合
閾値以上の戻り圧油のうち最低圧の戻り圧油が回収されるように、コントローラ60から電磁比例弁53に容量制御信号Sminが出力される。容量制御信号Sminに応じて電磁比例弁53は動作し、容量変更部52への圧油の供給又は排出が行われる。圧油の供給又は排出に伴いピストン52bは動作し、油圧モータ51の斜板角が調整される。こうして油圧モータ51の容量が調整され、回収圧力が設定される。以上の処理は圧力計59の測定結果を参照しつつ行われる。
【0048】
すると閾値以上の全ての戻り圧油が各チェック弁を通過し合流し、油圧モータ51に流入する。
【0049】
(2)求めた圧力が全て閾値未満である場合
戻り圧油のうち最高圧の戻り圧油が回収されるように、コントローラ60から電磁比例弁53に容量制御信号Smaxが出力される。容量制御信号Smaxに応じて電磁比例弁53は動作し、容量変更部52への圧油の供給又は排出が行われる。圧油の供給又は排出に伴いピストン52bは動作し、油圧モータ51の斜板角が調整される。こうして油圧モータ51の容量が調整され、回収圧力が設定される。以上の処理は圧力計59の測定結果を参照しつつ行われる。
【0050】
すると最高圧の戻り圧油のみがチェック弁を通過し、油圧モータ51に流入する。
【0051】
なおコントローラ60の閾値は固定であってもよいし、オペレータによって変更自在にしてもよい。
【0052】
次に本発明に係る他の実施形態について説明する。
【0053】
図3は本発明に係る他の形態の圧油エネルギー回収装置の油圧回路を示す図である。この油圧回路はCLSS(Closed center Load Sensing System)と呼ばれる。図4は方向制御弁を示す図である。
【0054】
本実施形態の圧油エネルギー回収装置は油圧シリンダ11、21、31から排出される戻り圧油のエネルギーを回収するものである。なお機構100、200、300の構成は同一であるため、ここでは機構100について説明する。また図1に示す油圧回路の構成要素と同一のものには同一符号を付し、その説明を省略する。
【0055】
図3に示す油圧回路は、油圧アクチュエータ11、21、31の負荷圧の変化に応じて主油圧ポンプ2′の容量を制御するものである。
【0056】
主油圧ポンプ2′はエンジン1又はモータによって駆動され、容量が変化する可変容量型である。アンロード弁7は、主油圧ポンプ2′の吐出圧と各油圧アクチュエータ11、21、31の負荷圧のうちの最高圧との差がバネ7aの設定圧を超えた場合に、主油圧ポンプ2′にかかる負荷を低減するために、主油圧ポンプ2′からの圧油をタンク99に排出する。
【0057】
LSバルブ8は、各方向制御弁63、73、83のポート63b−4、73b−4、83b−4から流出する圧油のうち最高圧の圧油と主油圧ポンプ2′から吐出される圧油の差圧に応じて、容量変更部41への圧油の供給又は排出を制御する。容量変更部41への圧油の供給又は排出によって主油圧ポンプ2′の容量は変化する。
【0058】
方向制御弁63は圧油の流入、流出ポート63a−1〜4、63b−1〜4を有し、その弁位置は、大きくは位置63−1、63−2、63−3に分けられる。方向制御弁63は図示しない操作レバーの操作量に応じて油圧シリンダ11に流入する圧油の流量を制御すると共に、油圧シリンダ11から流出する戻り圧油の流量を制御する。また方向制御弁63は操作レバーの操作に応じて油圧シリンダ11への圧油の流出方向と油圧シリンダ11からの圧油の流入方向とを制御する。方向制御弁63はメータイン圧力補償弁66−1、66−2に連通すると共に、主油圧ポンプ2′及びメータアウト圧力補償弁65に連通する。
【0059】
メータイン圧力補償弁66−1の一方のパイロットポート66aには、方向制御弁63の流出側の供給圧油が導入され、他方のパイロットポート66bには油圧アクチュエータ11の負荷圧又は各方向制御弁63、73、83のポート63b−4、73b−4、83b−4から流出する圧油のうち最高圧の圧油が導入される。メータイン圧力補償弁66−2も同様である。
【0060】
ロードチェック弁67−1は、方向制御弁63の流出側の供給圧油の圧力に応じて、メータイン圧力補償弁66−1から油圧シリンダ11への圧油の流れを許容し、油圧シリンダ11からメータイン圧力補償弁66−1への圧油の流れを阻止するようにされている。ロードチェック弁67−2も同様である。
【0061】
メータアウト圧力補償弁65の一方のパイロットポート65aには、各方向制御弁63、73、83のポート63b−4、73b−4、83b−4から流出する圧油のうち最高圧の圧油及び方向制御弁63の流入側の戻り圧油が導入され、他方のパイロットポート65bには、方向制御弁63の流入側の供給圧油すなわち主油圧ポンプ2′の吐出圧油及び方向制御弁63の流出側の戻り圧油が導入される。このような構成によってメータアウト圧力補償弁65は、自身の流出側の圧力に関わらず方向制御弁63の前後差圧ΔP1(=主油圧ポンプ2′の吐出圧−各方向制御弁63、73、83のポート63b−4、73b−4、83b−4から流出する圧油のうち最高圧)とΔP2(=方向制御弁63の流入側の戻り圧油の圧力−方向制御弁63の流出側の戻り圧油の圧力)が略同一となるように、自身の開口面積を調整する。メータアウト圧力補償弁65の流出ポートはチェック弁17の流入ポート及び背圧弁18の流入ポートに連通する。
【0062】
次に本実施形態の基本的な動作について説明する。
【0063】
操作レバーによって方向制御弁63が操作されて弁位置が63−1にされると、主油圧ポンプ2′からの圧油は方向制御弁63のポート63b−3に流入しポート63a−4から流出する。この圧油はメータイン圧力補償弁66−1、ロードチェック弁67−1を通過し、油圧シリンダ11のシリンダ室11aに流入する。するとブームなどの負荷6が縮退駆動される。この際、油圧シリンダ11のシリンダ室11bから戻り圧油が流出する。
【0064】
流出した戻り圧油は、ポート63a−2、ポート63b−2を通過し、メータアウト圧力補償弁65に流入する。メータアウト圧力補償弁65のパイロットポート65aには、各方向制御弁63、73、83のポート63b−4、73b−4、83b−4から流出する圧油のうち最高圧の圧油及び方向制御弁63のポート63b−1から流出する戻り圧油が導入され、パイロットポート65bには主油圧ポンプ2′から吐出される圧油及び方向制御弁63のポート63b−2から流出する戻り圧油が導入される。
【0065】
メータアウト圧力補償弁65は自身の流出側の圧力に関わらず、方向制御弁63の前後差圧ΔP1とΔP2が略同一圧になるように動作する。前後差圧ΔP1に対してΔP2が大きい場合は、メータアウト圧力補償弁65の開口面積は小さくされチェック弁17側への流量が少なくされる。すると方向制御弁63の流出側の圧力が高くなり、前後差圧ΔP2は徐々にΔP1に近づく。前後差圧ΔP1とΔP2が略同一圧になったところで、その状態は維持される。前後差圧ΔP1に対してΔP2が小さい場合は、メータアウト圧力補償弁65の開口面積は大きくされチェック弁17側への流量が多くされる。すると方向制御弁63の流出側の圧力が低くなり、前後差圧ΔP2は徐々にΔP1に近づく。前後差圧ΔP1とΔP2が略同一圧になったところで、その状態は維持される。
【0066】
メータアウト圧力補償弁65からは圧力損失分だけ低圧になった戻り圧油が流出する。この戻り圧油はチェック弁17から流出し、各チェック弁27、37から流出した戻り圧油と合流し、油圧モータ51に流入する。合流した戻り圧油の圧力は、油圧モータ51の容量に応じた回収圧力と等しくなる。したがってメータアウト圧力補償弁65から流出する戻り圧油の圧力が油圧モータ51の容量に応じた回収圧力よりも大きければ、その戻り圧油はチェック弁17、27、37を通過し、油圧モータ51の容量に応じた回収圧力よりも小さければ、その戻り圧油はチェック弁17、27、37で阻止される。
【0067】
チェック弁17で戻り圧油が阻止されると、メータアウト圧力補償弁65の流出側の圧力が徐々に上昇する。すると背圧弁18のパイロットポート18b側の圧力とパイロットポート18a側の圧力との差が、バネ18cにより設定された圧力差よりも小さくなり、背圧弁18によって遮断されていたタンク99への油路が開放される。したがってメータアウト圧力補償弁65から流出する圧油はタンク99に排出される。
【0068】
回収圧力の設定方法については図1の油圧回路と同じである。
【0069】
なお上記2つの実施形態では3つの油圧シリンダ11、21、31から流出する戻り圧油のエネルギーを回収する装置を説明したが、油圧シリンダの数は任意である。
【0070】
本発明によれば、各油圧シリンダの戻り圧油流出側に圧力補償弁とチェック弁とが設けられているため、各油圧シリンダに対して下流側の圧力の影響を与えることなく、その戻り圧油を合流して回収することができる。したがって戻り圧油のエネルギーを無駄に廃棄することがなくなり、戻り圧油のエネルギー回収効率を向上させることが可能となる。
【0071】
また本発明によれば、回収圧力が各戻り圧油の圧力に応じて変更される。したがって最適な回収圧力を設定することができ、戻り圧油のエネルギー回収効率を更に向上させることが可能となる。
【0072】
また本発明によれば、回収圧力の閾値が設定され、圧力が閾値以上である戻り圧油のみが回収されている。仮に全ての戻り圧油を回収しようとすると、回収側の回収圧力を戻り圧油のうちの最低圧以下にしなければならず、回収圧力が必要以上に小さくなり回収効率が悪いといえる。しかし回収効率の向上が見込める程度の閾値を設け、圧力が閾値以上の戻り圧油のみを回収するようにすれば、回収効率を向上させることが可能となる。
【0073】
また本発明によれば、全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合は最高圧の戻り圧油のみが回収される。全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合は、戻り圧油を合流するよりも、最高圧の戻り圧油のみを単独で回収する方が回収効率が高い場合が多い。したがって全ての戻り圧油の圧力が閾値未満である場合であっても回収効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る圧油エネルギー回収装置の油圧回路を示す図である。
【図2】図2は方向制御弁を示す図である。
【図3】図3は本発明に係る他の形態の圧油エネルギー回収装置の油圧回路を示す図である。
【図4】図4は方向制御弁を示す図である。
【図5】図5は基本的な圧油エネルギー回収装置の油圧回路を示す図である。
【符号の説明】
2 主油圧ポンプ
11、21、31 油圧シリンダ
13、23、33 方向操作弁
15、25、35 メータアウト圧力補償弁
17、27、37 チェック弁
18、28、38 背圧弁
19、29、39 圧力計
51 油圧モータ
52 容量変更部
53 電磁比例弁
60 コントローラ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a return pressure oil energy recovery device for a plurality of hydraulic actuators that supplies return pressure oil flowing from a plurality of hydraulic actuators to a hydraulic motor and drives the hydraulic motor with the energy of the return pressure oil.
[0002]
[Prior art]
It has been proposed to apply a hydraulic oil energy recovery device to a construction machine such as a hydraulic excavator. The hydraulic oil energy recovery device recovers the energy of the return hydraulic oil flowing out of the hydraulic actuator when operating a boom or the like. The recovered energy is regenerated as energy for driving a hydraulic actuator or a compressor of an air conditioner, or converted into electric energy or hydraulic energy and stored.
[0003]
FIG. 5 shows a basic hydraulic circuit of the hydraulic oil energy recovery device. In the hydraulic circuit shown in FIG. 5, the main
[0004]
The pressure converter 90 includes a
[0005]
By the way, a plurality of hydraulic actuators are provided in the construction machine, and return hydraulic oil flows out of each hydraulic actuator. FIG. 5 shows a hydraulic oil energy recovery device having one hydraulic actuator.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-10-184615
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
According to the device of
[0008]
In order to improve the energy recovery efficiency of the return pressure oil, a method of providing a hydraulic motor corresponding to each hydraulic actuator and individually recovering the energy of the return pressure oil can be considered. However, the number of hydraulic motors required is equal to the number of hydraulic cylinders, and there is a problem that the size of the entire apparatus increases and a manufacturing cost increases.
[0009]
A method of merging return pressure oils flowing out from a plurality of hydraulic cylinders is also conceivable. However, when pressure oils from a plurality of conduits are joined, the pressure oil becomes equal to the pressure of the lowest pressure oil among the joined pressure oils. The pressure of the merged return pressure oil further decreases because it becomes equal to the pressure recovered by the hydraulic motor. Then, the return pressure oil of the hydraulic cylinder becomes unnecessarily low, causing a problem that the hydraulic cylinder, that is, the hydraulic actuator cannot be controlled.
[0010]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and it is an object of the present invention to improve the energy recovery efficiency of return pressure oil flowing out from a plurality of hydraulic actuators without affecting the operation of the hydraulic actuator.
[0011]
[Means for Solving the Problems, Functions and Effects]
Therefore, the first invention is
Return hydraulic oil from a plurality of hydraulic actuators that supplies return hydraulic oil flowing from the plurality of hydraulic actuators (11, 21, 31) to the hydraulic motor (51) and drives the hydraulic motor (51) with the energy of the return hydraulic oil. In the recovery device,
On the hydraulic oil outflow side of each hydraulic actuator (11, 21, 31),
An operation valve (13, 23, 33) that operates in response to an operation of the operation element and controls a flow rate of return pressure oil flowing out of the hydraulic actuator (11, 21, 31);
A pressure compensating valve (15, 25, 35) that operates so as to keep a differential pressure between the pressure of the return pressure oil flowing into the operation valve (13, 23, 33) and the pressure of the return pressure oil flowing out;
A check valve (17, 27, 37) for preventing flow of pressure oil from the hydraulic motor (51) side to the pressure compensating valve (15, 25, 35) side;
Connecting the hydraulic oil outlet side of each check valve (17, 27, 37) and the hydraulic oil inlet side of the hydraulic motor (51)
It is characterized by.
[0012]
The first invention will be described with reference to FIG.
[0013]
The return pressure oil flowing out of the hydraulic cylinder (hydraulic actuator) 11 of the
[0014]
According to the first invention, since the pressure compensating valve and the check valve are provided on the return pressure oil outflow side of each hydraulic cylinder, the return of the hydraulic cylinder without affecting the pressure on the downstream side. Pressurized oil can be combined and collected. Therefore, the energy of the return pressure oil is not wasted, and the energy recovery efficiency of the return pressure oil can be improved.
[0015]
The second invention is based on the first invention,
A hydraulic motor capacity control unit (52, 53) for controlling the capacity of the hydraulic motor (51) to change the pressure oil energy to be collected;
It is characterized by.
[0016]
According to the second aspect, the recovery pressure is changed according to the pressure of each return pressure oil. Therefore, an optimal recovery pressure can be set, and the energy recovery efficiency of the return pressure oil can be further improved.
[0017]
A third invention is the second invention,
The pressure of the return pressure oil flowing out of each hydraulic actuator (11, 21, 31) is measured, and if at least one of the measured values is equal to or greater than a threshold, all the energy of the return pressure oil equal to or greater than the threshold is collected. A controller (60) for controlling the hydraulic motor displacement control units (52, 53).
It is characterized by.
[0018]
A fourth invention is the third invention, wherein
The controller (60) controls the hydraulic motor displacement control units (52, 53) so as to recover the return pressure oil to be recovered at the highest pressure.
It is characterized by.
[0019]
According to the third and fourth aspects of the present invention, the recovery pressure threshold is set, and only the return pressure oil whose pressure is equal to or higher than the threshold is recovered. If all the return pressure oil is to be recovered, the recovery pressure on the recovery side must be equal to or lower than the minimum pressure of the return pressure oil, so that the recovery pressure becomes smaller than necessary and the recovery efficiency is poor. However, if a threshold value is set such that the recovery efficiency can be improved and only the return pressure oil whose pressure is equal to or higher than the threshold value is recovered, the recovery efficiency can be improved.
[0020]
A fifth invention is the third invention,
The controller (60) further controls the hydraulic motor displacement control units (52, 53) so as to recover the energy of the highest pressure return pressure oil when each detected value is less than the threshold value.
It is characterized by.
[0021]
According to the fifth aspect, when the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold value, only the highest return pressure oil is collected. When the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold value, the recovery efficiency is often higher when only the return pressure oil having the highest pressure alone is recovered than when the return pressure oils are merged. Therefore, the recovery efficiency can be improved even when the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a pressure oil energy recovery device according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 is a diagram showing a hydraulic circuit of the pressure oil energy recovery device according to the present invention. FIG. 2 is a diagram showing a directional control valve.
[0024]
The hydraulic oil energy recovery device according to the present embodiment recovers the energy of the return hydraulic oil discharged from the
[0025]
The main
[0026]
The
[0027]
The hydraulic cylinder 11 is a hydraulic actuator having cylinder chambers 11a and 11b. When the pressure oil flows into the cylinder chamber 11a, the
[0028]
Return pressure oil on the inflow side of the
[0029]
The
[0030]
Return pressure oil on the inflow side of the meter-out pressure compensating valve 15 is introduced into one
[0031]
The pressure gauge 19 measures the pressure of the return pressure oil on the inflow side of the meter-out pressure compensating valve 15.
[0032]
The above is the configuration of the
[0033]
The variable displacement
[0034]
The
[0035]
When the pressure of the pressure oil acting on one end of the piston 52b is larger than the spring force acting on the other end, the capacity of the
[0036]
The electromagnetic
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
Next, a basic operation of the present embodiment will be described.
[0040]
When the
[0041]
The returned return pressure oil passes through the
[0042]
The meter-out pressure compensating valve 15 operates so that the pressure difference ΔP across the
[0043]
From the meter-out pressure compensating valve 15, the return pressure oil, which has been reduced in pressure by the pressure loss, flows out. This return pressure oil flows out of the
[0044]
When the return pressure oil is blocked by the
[0045]
Here, a method of setting the recovery pressure will be described.
[0046]
The measurement results of the pressure gauges 19, 29, and 39 are input to the
[0047]
(1) When any of the obtained pressures is equal to or higher than the threshold
The
[0048]
Then, all return pressure oils equal to or greater than the threshold value pass through each check valve, merge, and flow into the
[0049]
(2) When all the obtained pressures are less than the threshold
The
[0050]
Then, only the highest return pressure oil passes through the check valve and flows into the
[0051]
Note that the threshold value of the
[0052]
Next, another embodiment according to the present invention will be described.
[0053]
FIG. 3 is a diagram showing a hydraulic circuit of a hydraulic oil energy recovery device according to another embodiment of the present invention. This hydraulic circuit is called a CLSS (Closed Center Load Sensing System). FIG. 4 is a diagram showing a directional control valve.
[0054]
The hydraulic oil energy recovery device according to the present embodiment recovers the energy of the return hydraulic oil discharged from the
[0055]
The hydraulic circuit shown in FIG. 3 controls the displacement of the main hydraulic pump 2 'according to the change in the load pressure of the
[0056]
The main
[0057]
The
[0058]
The
[0059]
Supply pressure oil on the outflow side of the
[0060]
The load check valve 67-1 allows the flow of the pressure oil from the meter-in pressure compensating valve 66-1 to the hydraulic cylinder 11 according to the pressure of the supply pressure oil on the outflow side of the
[0061]
One of the
[0062]
Next, a basic operation of the present embodiment will be described.
[0063]
When the
[0064]
The outflowing return pressure oil passes through the
[0065]
The meter-out pressure compensating valve 65 operates so that the pressure difference ΔP1 and ΔP2 across the
[0066]
From the meter-out pressure compensating valve 65, return pressure oil having a low pressure by the pressure loss flows out. This return pressure oil flows out of the
[0067]
When the return pressure oil is blocked by the
[0068]
The method of setting the recovery pressure is the same as that of the hydraulic circuit of FIG.
[0069]
In the above two embodiments, the device for recovering the energy of the return pressure oil flowing out from the three
[0070]
According to the present invention, since the pressure compensating valve and the check valve are provided on the return pressure oil outflow side of each hydraulic cylinder, the return pressure of each hydraulic cylinder is not affected by the downstream pressure. Oil can be combined and collected. Therefore, the energy of the return pressure oil is not wasted, and the energy recovery efficiency of the return pressure oil can be improved.
[0071]
Further, according to the present invention, the recovery pressure is changed according to the pressure of each return pressure oil. Therefore, an optimal recovery pressure can be set, and the energy recovery efficiency of the return pressure oil can be further improved.
[0072]
Further, according to the present invention, the threshold value of the recovery pressure is set, and only the return pressure oil whose pressure is equal to or higher than the threshold value is recovered. If all the return pressure oil is to be recovered, the recovery pressure on the recovery side must be equal to or lower than the minimum pressure of the return pressure oil, so that the recovery pressure becomes smaller than necessary and the recovery efficiency is poor. However, if a threshold value is set such that the recovery efficiency can be improved and only the return pressure oil whose pressure is equal to or higher than the threshold value is recovered, the recovery efficiency can be improved.
[0073]
Further, according to the present invention, when the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold value, only the highest return pressure oil is collected. When the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold value, the recovery efficiency is often higher when only the return pressure oil having the highest pressure alone is recovered than when the return pressure oils are merged. Therefore, the recovery efficiency can be improved even when the pressures of all the return pressure oils are less than the threshold.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a hydraulic circuit of a pressure oil energy recovery device according to the present invention.
FIG. 2 is a view showing a directional control valve.
FIG. 3 is a diagram showing a hydraulic circuit of a hydraulic oil energy recovery device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a view showing a directional control valve.
FIG. 5 is a diagram showing a hydraulic circuit of a basic hydraulic oil energy recovery device.
[Explanation of symbols]
2 Main hydraulic pump
11, 21, 31 Hydraulic cylinder
13, 23, 33 directional control valve
15, 25, 35 Meter-out pressure compensation valve
17, 27, 37 Check valve
18, 28, 38 Back pressure valve
19, 29, 39 Pressure gauge
51 Hydraulic motor
52 Capacity change unit
53 Proportional solenoid valve
60 Controller
Claims (5)
各油圧アクチュエータ(11、21、31)の圧油流出側に、
操作子の操作に応じて動作し、油圧アクチュエータ(11、21、31)から流出する戻り圧油の流量を制御する操作弁(13、23、33)と、
前記操作弁(13、23、33)に流入する戻り圧油の圧力と流出する戻り圧油の圧力との差圧を一定に保つように動作する圧力補償弁(15、25、35)と、
前記油圧モータ(51)側から前記圧力補償弁(15、25、35)側への圧油の流れを阻止するチェック弁(17、27、37)と、を備え、
各チェック弁(17、27、37)の圧油流出側及び前記油圧モータ(51)の圧油流入側を接続すること
を特徴とする複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置。Return hydraulic oil from a plurality of hydraulic actuators that supplies return hydraulic oil flowing from the plurality of hydraulic actuators (11, 21, 31) to the hydraulic motor (51) and drives the hydraulic motor (51) with the energy of the return hydraulic oil. In the recovery device,
On the hydraulic oil outflow side of each hydraulic actuator (11, 21, 31),
An operation valve (13, 23, 33) that operates in response to an operation of the operation element and controls a flow rate of return pressure oil flowing out of the hydraulic actuator (11, 21, 31);
A pressure compensating valve (15, 25, 35) that operates so as to keep a differential pressure between the pressure of the return pressure oil flowing into the operation valve (13, 23, 33) and the pressure of the return pressure oil flowing out;
A check valve (17, 27, 37) for preventing flow of pressure oil from the hydraulic motor (51) side to the pressure compensating valve (15, 25, 35) side;
A return hydraulic oil energy recovery device for a plurality of hydraulic actuators, wherein a hydraulic oil outlet side of each check valve (17, 27, 37) and a hydraulic oil inlet side of the hydraulic motor (51) are connected.
を特徴とする請求項1記載の複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置。The return pressure of a multiple hydraulic actuator according to claim 1, further comprising a hydraulic motor capacity control unit (52, 53) for controlling the capacity of the hydraulic motor (51) to change the pressure oil energy to be recovered. Oil energy recovery device.
を特徴とする請求項2記載の複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置。The pressure of the return pressure oil flowing out of each hydraulic actuator (11, 21, 31) is measured, and if at least one of the measured values is equal to or greater than a threshold, all the energy of the return pressure oil equal to or greater than the threshold is collected. The return pressure oil energy recovery device for a plurality of hydraulic actuators according to claim 2, further comprising a controller (60) for controlling the hydraulic motor capacity control section (52, 53).
を特徴とする請求項3記載の複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置。The return pressure of the multiple hydraulic actuator according to claim 3, wherein the controller (60) controls the hydraulic motor displacement control unit (52, 53) so as to recover the return pressure oil to be recovered at the highest pressure. Oil energy recovery device.
を特徴とする請求項3記載の複数油圧アクチュエータの戻り圧油エネルギー回収装置。The controller (60) further controls the hydraulic motor displacement control units (52, 53) so as to recover the energy of the highest return oil pressure when each detected value is less than the threshold value. The return pressure oil energy recovery device for a plurality of hydraulic actuators according to claim 3.
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- 2003-03-18 JP JP2003073893A patent/JP2004278745A/en not_active Withdrawn
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