JP2004278035A - Mounting structure of fireproof face material - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、住宅等の建物の壁面に、石膏ボード等の耐火面材を取付けてなる耐火面材の取付け構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
住宅等の建物の壁面には、通常石膏ボード等からなる耐火面材が取付けられており、耐火性をさらに向上させるために、耐火面材を2重に取付ける場合がある。この技術の一例について、例えば特許文献1に記載されている。
すなわち、この特許文献1に記載の技術では、間仕切壁が、上部ランナと下部ランナとの間に一定間隔で配設された複数の柱状のスタッドと、スタッドの両側にそれぞれ取付けられた2枚重ねの石膏ボード(耐火面材)とから概略構成されている。2枚重ねのうち下側の石膏ボードはタッピングネジ等を用いてスタッドに取付けられており、上側の石膏ボードは下側の石膏ボードにステープル等を用いて取付けられている。なお、下側の石膏ボードおよび上側の石膏ボードともその厚さは等しく、15mm程度ある。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−193182号公報(第5頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述したように、壁面に石膏ボード等の耐火面材を2枚重ねで取付ける場合、上側耐火面材の継目はなるべく少ない方が望ましい。それは、防火性能上、継目がなるべく少ない方が防火上の欠点が少なくなり有効となるからである。また、上側耐火面材の表面には、最終的にクロスを貼り付けるため、耐火面材どうしの継目においては、クロスに継目に沿った筋等が入り易く、この筋等が入らないようにクロスを貼り付けるのに手間がかかるばかりか、継目に沿ってクロスが切れる場合もあり、その補修に手間がかかるからでもある。
上側耐火面材どうしの継目をなるべく少なくするには、上側耐火面材を大きくすればよいが、大きくすると上側耐火面材の重量が嵩み、取り扱い難くなる。
一方、上側耐火面材の重量が嵩まないように薄くすると、この上側耐火面材と下側耐火面材との合計の厚さが薄くなり、耐火性能が低下する。
そこで、下側耐火面材の厚さを厚くすれば、上側耐火面材と下側耐火面材との合計の厚さを所定の厚さにすることができるが、下側耐火面材の重量が嵩んでしまい、取り扱い難くなる。
【0005】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、壁面に耐火面材を2枚重ねで取付ける場合に、上側耐火面材どうしの継目を少なくできるとともに、上側耐火面材の重量の嵩みを抑えることができ、さらに、上側耐火面材と下側耐火面材との合計の厚さを所定の厚さにできるともに、下側耐火面材の重量の嵩みを抑えることができる耐火面材の取付け構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1〜図5に示すように、壁面に、耐火面材を取付けてなる耐火面材の取付け構造であって、
前記壁面には、方形板状の複数の下側耐火面材3が取付けられており、これら下側耐火面材3によって形成された取付面5には、少なくとも1枚以上の方形板状の上側耐火面材4が取付けられており、
この上側耐火面材4は、前記下側耐火面材3より薄くてかつ面積が大きいことを特徴とする。
【0007】
ここで、壁面に耐火面材を2重貼りして取付ける場合、所定の耐火性能を得るために、2枚の耐火面材を所定の厚さにする必要があるが、請求項1に記載の発明では、上側耐火面材4を薄くした分、下側耐火面材3を厚くすることによって前記所定の厚さを確保すればよい。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、上側耐火面材4は、前記下側耐火面材3より薄くてかつ面積が大きいので、上側耐火面材4どうしの継目を少なくできるとともに、上側耐火面材4の重量の嵩みを抑えることができる。また、上側耐火面材4を薄くした分、下側耐火面材3を厚くすることによって、上側耐火面材4と下側耐火面材3との合計の厚さを所定の厚さにできる。さらに、下側耐火面材3は上側耐火面材4より面積が小さいので、下側耐火面3の重量の嵩みを抑えることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の耐火面材の取付け構造において、
前記下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、互いに隣り合う前記下側耐火面材3,3どうしの継目T1,T2と、互い隣り合う前記上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが一致しないようにして、配置されていることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、互いに隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T1,T2と、互い隣り合う上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが一致しないので、上側耐火面材4,4どうしの継目T3は、下側耐火面材3上に位置しており、これによって、隣り合う上側耐火面材4,4どうしには、継目T3近傍で段差が生じ難くなる。よって、これら上側耐火面材4上にクロスを貼り付ける際に、継目T3に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の耐火面材の取付け構造において、
前記下側耐火面材3と上側耐火面材4のうち、一方は横長の方形板状をなし、他方は縦長の方形板状をなしており、
これら下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、それらの長辺どうしが直交するようにして、配置されていることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、それらの長辺どうしが直交しているので、下側耐火面材3,3どうしの継目T2と上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが直交する。このように継目T2とT3が同じ方向を向かずに直交するので、継目が重なっている場合の強度低下を防ぐことができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の耐火面材の取付け構造において、
前記下側耐火面材3は横長の方形板状をなし、前記上側耐火面材4は縦長の方形板状をなしており、
前記下側耐火面材3の長辺の長さと、上側耐火面材4の短辺の長さとは、それぞれ基準寸法の整数倍となっていることを特徴とする。
【0014】
ここで、前記基準寸法は、建築のあらゆる部分を一定の大きさの倍数関係に整えようとするときの基準となる寸法に設定するのが望ましい。この場合、基準寸法としては、例えば910mm、455mm、1000mm、500mm等が採用される。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、横方向に継目T1を介して配置された下側耐火面材3の総延長が、基準寸法の整数倍となり、横方向に継目T3を介して配置された上側耐火面材4の総延長が、基準寸法の整数倍となるので、これら下側耐火面材3と上側耐火面材4を取付ける壁面の横方向の長さを、基準寸法の整数倍に設定することによって、下側耐火面材3と上側耐火面材4とをそれぞれ隙間無く壁面に横方向に割り付けることができる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の耐火面材の取付け構造において、
前記下側耐火面材3は、短辺どうしの継目T1が、縦方向に連続しないようにして配置されていることを特徴とする。
【0017】
請求項5に記載の発明によれば、下側耐火面材3の短辺どうしの継目T1が、縦方向に連続していないので、これら下側耐火面材3によって形成された取付面5は、前記継目T1が縦方向に連続している場合に比して、全体的に平坦となる。したがって、この取付面5に取付けられた上側耐火面材4どうしには、継目T3近傍で段差が生じ難くなる。よって、これら上側耐火面材4上にクロスを貼り付ける際に、継目に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態の耐火面材の取付け構造では、図5に示すように、複数の間仕切パネル1を横方向に接合することによって形成された間仕切壁2の壁面に、下側耐火面材と上側耐火面材とを取付ける場合を例にとって説明する。
【0019】
間仕切パネル1は、框材1aを矩形枠状に組み、この矩形枠の内部に補強桟材1bを組み付けてなるスケルトンパネルであり、このような間仕切パネル1を複数横方向に接合していくことによって間仕切壁2が形成される。
なお、間仕切パネル1の幅寸法、つまり横方向の長さは、基準寸法を例えば910mmとし、これを1M(モデュール)とすると、例えば1Mに設定されている。そして、幅寸法が1Mの間仕切パネル1を複数接合することによって、1Mの整数倍の幅寸法を有する間仕切壁2が形成される。
【0020】
この間仕切壁2の両側の表面に、図2に示すように、それぞれ下側耐火面材3と、上側耐火面材4とが取付けられている。
下側耐火面材3は、図1および図3に示すように、横長の方形板状をなすものであり、強化石膏ボードによって形成されている。また、下側耐火面材3の横方向の長さ、つまり長辺の長さは、2M(モデュール)に設定され、厚さは21mm程度に設定されている。
上側耐火面材4は、図1および図4に示すように、縦長の方形板状をなすものであり、強化石膏ボードによって形成されている。また、上側耐火面材4の横方向の長さ、つまり短辺の長さは、1M(モデュール)に設定され、厚さは15mmに設定されている。
また、下側耐火面材3の縦方向の長さ、つまり短辺の長さをLとすると、上側耐火面材4の縦方向の長さ、つまり長辺の長さは5Lに設定されている。
このように、上側耐火面材4は、下側耐火面材より薄くてかつ面積が大きいものとなっている。
【0021】
上記のような下側耐火面材3と上側耐火面材4とは以下のようにして間仕切壁2の壁面に配置され、取付けられている。
すなわち、間仕切壁2の壁面には、図3に示すように、多数の下側耐火面材3が接着や釘打ちによって取付けられている。下側耐火面材3は、縦方向(図において上下方向)に5段配置されており、横方向には所定枚数、つまり、壁面の横方向の長さに対応した枚数だけ配置されている。また、間仕切壁2の上下の高さは5Lに設定されており、よって、短辺の長さがLの下側耐火面材3は縦方向に5段配置することによって、間仕切壁2の壁面の上端から下端までに隙間無く納まっている。
また、縦方向に隣り合う下側耐火面材3,3どうしは、一方の下側耐火面材3の端が、他方の下側耐火面材3の中央に位置するようにして配置されている。これによって横方向(図において左右方向)に隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T1は、縦方向に連続せず、千鳥状に配置されている。また、縦方向に隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T2は横方向に連続している。
【0022】
多数の下側耐火面材3によって形成された取付面5には、多数の上側耐火面材4が接着や釘打ちによって取付けられている。上側耐火面材4は、図4に示すように、その縦方向の長さ、つまり長辺の長さが5Lであり、壁面の高さが5Lであるので、縦方向(図において上下方向)には1枚だけ配置されており、横方向には所定枚数、つまり、壁面の横方向の長さに対応した枚数だけ配置されている。また、図1に示すように、下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、それらの長辺どうしが直交するようにして、配置されている。
さらに、横方向(図において左右方向)に隣り合う上側耐火面材4,4どうしの継目T3は、前記下側耐火面材3,3どうしの継目T1と位置が一致しないようにして配置されている。つまり継目T3は、継目T2から距離sだけ横方向にずれた位置に配置されている。この距離sは下側耐火面材3の長辺の長さの1/4の長さ、つまり、0.5M(モデュール)に設定されている。
このように、下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、互いに隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T1,T2と、互い隣り合う上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが一致しないようにして、配置されている。
【0023】
このような本実施の形態の耐火面材の取付け構造は、図5に示すように、前記間仕切パネル1を所定枚数だけ横方向に接合することによって、間仕切壁2を形成し、この間仕切壁2の表面に、まず、下側耐火面材3を多数取付け、次に、これら下側耐火面材3によって形成された取付面5に上側耐火面材4を多数取りつけることによって施工される。なお、上側耐火面材4を取付けた後、該上側耐火面材4上にクロスを貼り付けることによって間仕切壁を仕上げる。
【0024】
本実施の形態によれば、以下のような効果が得られる。
上側耐火面材4が、下側耐火面材3より薄くてかつ面積が大きいので、上側耐火面材4,4どうしの継目T3を少なくできるとともに、上側耐火面材4の重量の嵩みを抑えることができる。また、上側耐火面材4を薄くした分、下側耐火面材3を厚くすることによって、上側耐火面材4と下側耐火面材3との合計の厚さを所定の厚さにできる。さらに、下側耐火面材3は上側耐火面材4より面積が小さいので、下側耐火面材4の重量の嵩みを抑えることができる。
【0025】
互いに隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T1と、互い隣り合う上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが一致しないので、上側耐火面材4,4どうしの継目T3は、下側耐火面材3上に位置しており、これによって、隣り合う上側耐火面材4,4どうしには、継T3目近傍で段差が生じ難くなる。よって、これら上側耐火面材4上にクロスを貼り付ける際に、継目T3に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【0026】
下側耐火面材3と上側耐火面材4とは、それらの長辺どうしが直交しているので、下側耐火面材3,3どうしの継目T2と上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが直交する。このように継目T2,T3が同じ方向を向かずに直交するので、継目が重なっている場合の強度低下を防ぐことができる。
【0027】
1M(モデュール)の整数倍の幅寸法を有する間仕切壁2の壁面に、横方向の長さが2M(モデュール)の下側耐火面材3を横方向に継目T1を介して配置したので、下側耐火面材3の総延長を、基準寸法の整数倍つまり壁面の横方向の長さに等しくでき、また、横方向の長さが1M(モデュール)の上側耐火面材4を横方向に継目T3を介して配置したので、上側耐火面材4の総延長を、基準寸法の整数倍つまり壁面の横方向の長さに等しくできる。したがって、下側耐火面材3と上側耐火面材4とをそれぞれ隙間無く壁面に横方向に割り付けることができる。なお、壁面に取付けた下側耐火面材3のうち、壁面の端に位置するものは、その端に合せて適宜切断すればよい。
【0028】
下側耐火面材3,3の短辺どうしの継目T1が、縦方向に連続していないので、これら下側耐火面材3,3によって形成された取付面5は、継目が縦方向に連続している場合に比して、全体的に平坦となる。
したがって、この取付面5に取付けられた上側耐火面材4,4どうしには、継目T3近傍で段差が生じ難くなる。よって、これら上側耐火面材4上にクロスを貼り付ける際に、継目T3に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【0029】
なお、本実施の形態では、図1に示すようにして、下側耐火面材3と上側耐火面材4とを配置することによって、互いに隣り合う下側耐火面材3,3どうしの継目T1と、互い隣り合う上側耐火面材4,4どうしの継目T3とが一致しないようにしたが、下側耐火面材3と上側耐火面材4の配置は、図1に示すものに限ることなく、例えば、下側耐火面材3や上側耐火面材4を図1に示す位置より若干左右にずらして配置してもよい。要は、継目T1とT3とが一致しないようにして、下側耐火面材3と上側耐火面材4を配置すればよい。
【0030】
また、本実施の形態では、間仕切パネル1を複数接合してなる間仕切壁2の壁面に、下側耐火面材3と上側耐火面材4とを取付ける場合について説明したが、これら下側耐火面材3と上側耐火面材4を取付ける壁面は、パネルによらない在来の軸組み工法やツーバイフォー工法によって形成された壁面でもよいし、さらに間仕切壁に限ることなく、外壁やその他の耐力壁の壁面でもよい。
さらに、本実施の形態では、間仕切パネル1によって間仕切壁2を形成し、その後、この間仕切壁2の壁面に下側耐火面材3と上側耐火面材4を取付けたが、その他、間仕切パネル1自体に予め下側耐火面材3と上側耐火面材4を取付けておき、これを現場で接合するものにも適用できる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、上側耐火面材が下側耐火面材より薄くてかつ面積が大きいので、上側耐火面材どうしの継目を少なくできるとともに、上側耐火面材の重量の嵩みを抑えることができ、また、上側耐火面材と下側耐火面材との合計の厚さを所定の厚さにでき、さらに、下側耐火面材の重量の嵩みを抑えることができる。
【0032】
請求項2に記載の発明によれば、下側耐火面材どうしの継目と、上側耐火面材どうしの継目とが一致しないので、隣り合う上側耐火面材どうしには、継目近傍で段差が生じ難くなる。よって、上側耐火面材上にクロスを貼り付ける際に、継目に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【0033】
請求項3に記載の発明によれば、下側耐火面材どうしの継目と上側耐火面材どうしの継目とが直交するので、継目が重なっている場合の強度低下を防ぐことができる。
【0034】
請求項4に記載の発明によれば、下側耐火面材の長辺の長さと、上側耐火面材の短辺の長さとは、それぞれ基準寸法の整数倍となっているので、これら下側耐火面材と上側耐火面材を取付ける壁面の横方向の長さを、基準寸法の整数倍に設定することによって、下側耐火面材と上側耐火面材とをそれぞれ隙間無く壁面に横方向に割り付けることができる。
【0035】
請求項5に記載の発明によれば、下側耐火面材の短辺どうしの継目が、縦方向に連続していないので、上側耐火面材どうしには、継目近傍で段差が生じ難くなる。よって、これら上側耐火面材上にクロスを貼り付ける際に、継目に沿ってクロスに傷や突条が生じたり、クロスが切れるといった不具合を解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐火面材の取付け構造の一例を示すもので、壁面に耐火面材を取付けた状態を示す正面図である。
【図2】同、壁面に耐火面材を取付けた状態を示す断面図である。
【図3】同、壁面に下側耐火面材を取付けた状態を示す正面図である。
【図4】同、下側耐火面材上に上側耐火面材を取付けた状態を示す正面図である。
【図5】同、耐火面材を取付ける間仕切壁の正面図である。
【符号の説明】
2 間仕切壁
3 下側耐火面材
4 上側耐火面材
5 取付面
T1〜T3 継目[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a structure for attaching a fireproof surface material such as a gypsum board to a wall surface of a building such as a house.
[0002]
[Background technology]
A fire-resistant surface material usually made of gypsum board or the like is attached to the wall surface of a building such as a house. In order to further improve the fire resistance, the fire-resistant surface material may be double-attached. An example of this technique is described in
That is, according to the technology described in
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2001-193182 A (page 5, FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as described above, when two fire-resistant face materials such as a gypsum board are mounted on a wall surface, it is desirable that the seam of the upper fire-resistant face material is as small as possible. This is because, in terms of fire prevention performance, the smaller the number of joints is, the less the faults in fire prevention become, and the more effective it becomes. In addition, since a cloth is finally attached to the surface of the upper refractory surface material, at the joint between the refractory surface materials, a streak or the like along the seam is easily formed in the cross, so that the streak does not enter the cross. This is not only because it takes time and effort to attach it, but sometimes the cross cuts along the seam, and it takes time to repair it.
In order to minimize the number of joints between the upper refractory surface materials, the upper refractory surface material may be increased. However, when the upper refractory surface material is increased, the weight of the upper refractory surface material increases, making it difficult to handle.
On the other hand, if the upper refractory surface material is thinned so as not to increase in weight, the total thickness of the upper refractory surface material and the lower refractory surface material is reduced, and the fire resistance performance is reduced.
Therefore, by increasing the thickness of the lower refractory surface material, the total thickness of the upper refractory surface material and the lower refractory surface material can be made a predetermined thickness, but the weight of the lower refractory surface material is reduced. Becomes bulky and difficult to handle.
[0005]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and in a case where two refractory face materials are attached to a wall surface, the number of joints between the upper refractory face materials can be reduced, and the weight increase of the upper refractory face material is suppressed. Further, the total thickness of the upper refractory surface material and the lower refractory surface material can be set to a predetermined thickness, and the weight of the lower refractory surface material can be reduced. It is intended to provide a mounting structure.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
A plurality of square plate-shaped lower
The upper refractory surface material 4 is characterized by being thinner and larger in area than the lower
[0007]
Here, in the case where the fire-resistant surface material is double-attached and attached to the wall surface, the two fire-resistant surface materials need to have a predetermined thickness in order to obtain a predetermined fire resistance performance. In the present invention, the predetermined thickness may be secured by increasing the thickness of the lower
[0008]
According to the first aspect of the present invention, since the upper refractory surface material 4 is thinner and has a larger area than the lower
[0009]
According to a second aspect of the present invention, in the structure for mounting a fireproof surface material according to the first aspect,
The lower
[0010]
According to the invention described in
[0011]
According to a third aspect of the present invention, in the mounting structure for a fireproof surface material according to the second aspect,
One of the lower
The lower
[0012]
According to the third aspect of the present invention, since the long sides of the lower
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the mounting structure for a fireproof surface material according to the third aspect,
The lower fire-
The length of the long side of the lower
[0014]
Here, it is desirable that the reference dimension is set to a reference dimension when all parts of the building are to be arranged in a multiple of a certain size. In this case, for example, 910 mm, 455 mm, 1000 mm, 500 mm, etc. are adopted as the reference dimensions.
[0015]
According to the invention as set forth in claim 4, the total extension of the lower
[0016]
According to a fifth aspect of the present invention, in the structure for mounting a fireproof surface material according to the fourth aspect,
The lower
[0017]
According to the fifth aspect of the present invention, since the joints T1 between the short sides of the lower
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the mounting structure of the fire-resistant face material according to the present embodiment, as shown in FIG. 5, the lower fire-resistant face material and the upper face are attached to the wall surface of the
[0019]
The
In addition, the width dimension of the
[0020]
As shown in FIG. 2, a lower
As shown in FIG. 1 and FIG. 3, the lower
As shown in FIG. 1 and FIG. 4, the upper refractory surface material 4 has a vertically long rectangular plate shape, and is formed of a reinforced gypsum board. The length of the upper refractory surface material 4 in the horizontal direction, that is, the length of the short side is set to 1M (module), and the thickness is set to 15 mm.
When the length of the lower
Thus, the upper refractory surface material 4 is thinner and larger in area than the lower refractory surface material.
[0021]
The lower
That is, as shown in FIG. 3, a large number of lower
Further, the lower
[0022]
A large number of upper refractory surfaces 4 are attached to the mounting surface 5 formed by the multiple lower
Further, the seam T3 between the upper refractory face materials 4, 4 adjacent in the lateral direction (the left-right direction in the figure) is arranged so that the position does not coincide with the seam T1 between the lower
As described above, the lower
[0023]
As shown in FIG. 5, the mounting structure of the refractory surface material according to the present embodiment forms a
[0024]
According to the present embodiment, the following effects can be obtained.
Since the upper refractory face material 4 is thinner and has a larger area than the lower
[0025]
Since the seam T1 between the lower
[0026]
Since the long sides of the lower
[0027]
Since the lower
[0028]
Since the joints T1 between the short sides of the lower
Therefore, a step is less likely to occur between the upper refractory surface materials 4 and 4 attached to the attachment surface 5 near the joint T3. Therefore, when the cloth is stuck on the upper refractory surface material 4, it is possible to solve the problem that the cloth is scratched or ridged along the seam T <b> 3 or the cloth is cut.
[0029]
In the present embodiment, the lower
[0030]
Further, in the present embodiment, the case where the lower
Further, in the present embodiment, the
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, since the upper refractory surface material is thinner and has a larger area than the lower refractory surface material, the number of seams between the upper refractory surface materials can be reduced, and the upper refractory surface material can be reduced. The bulk of the face material can be suppressed, the total thickness of the upper and lower fire-resistant face materials can be made a predetermined thickness, and the weight of the lower fire-resistant face material can be further increased. Can be suppressed.
[0032]
According to the second aspect of the present invention, the seam between the lower refractory surface materials and the seam between the upper refractory surface materials do not coincide with each other, so that a step occurs near the seam between the adjacent upper refractory surface materials. It becomes difficult. Therefore, when attaching the cloth on the upper fire-resistant surface material, it is possible to solve the problem that the cloth is scratched or ridged along the seam or the cloth is cut.
[0033]
According to the third aspect of the present invention, since the joint between the lower refractory surface materials and the joint between the upper refractory surface materials are orthogonal to each other, it is possible to prevent a decrease in strength when the joints overlap.
[0034]
According to the fourth aspect of the present invention, the length of the long side of the lower refractory surface material and the length of the short side of the upper refractory surface material are each integral multiples of the reference dimension. By setting the horizontal length of the wall where the refractory surface material and the upper refractory surface material are to be installed to an integral multiple of the reference dimension, the lower refractory surface material and the upper refractory surface material can be separated laterally on the wall without gaps. Can be assigned.
[0035]
According to the fifth aspect of the present invention, since the joints between the short sides of the lower refractory surface material are not continuous in the longitudinal direction, a step is less likely to occur between the upper refractory surface materials near the joint. Therefore, when attaching a cloth on these upper refractory surface materials, it is possible to solve the problem that the cloth is scratched or ridged along the seam or the cloth is cut.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an example of a structure for mounting a fireproof surface material of the present invention, showing a state where the fireproof surface material is mounted on a wall surface.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a state where a fire-resistant surface material is attached to a wall surface.
FIG. 3 is a front view showing a state in which a lower refractory surface material is attached to a wall surface.
FIG. 4 is a front view showing a state in which an upper refractory surface material is mounted on the lower refractory surface material.
FIG. 5 is a front view of a partition wall on which the fire-resistant surface material is mounted.
[Explanation of symbols]
2
Claims (5)
前記壁面には、方形板状の複数の下側耐火面材が取付けられており、これら下側耐火面材によって形成された取付面には、少なくとも1枚以上の方形板状の上側耐火面材が取付けられており、
この上側耐火面材は、前記下側耐火面材より薄くてかつ面積が大きいことを特徴とする耐火面材の取付け構造。A fire-resistant surface material mounting structure in which a fire-resistant surface material is mounted on a wall surface,
A plurality of square plate-like lower fireproof materials are attached to the wall surface, and at least one or more square plate-like upper fireproof materials are attached to the mounting surface formed by the lower fireproof materials. Is installed,
The upper fire-resistant face material is thinner and has a larger area than the lower fire-resistant face material.
前記下側耐火面材と上側耐火面材とは、互いに隣り合う前記下側耐火面材どうしの継目と、互い隣り合う前記上側耐火面材どうしの継目とが一致しないようにして、配置されていることを特徴とする耐火面材の取付け構造。The mounting structure for a fire-resistant surface material according to claim 1,
The lower refractory surface material and the upper refractory surface material are arranged such that seams between the lower refractory surface materials adjacent to each other do not coincide with seams between the upper refractory surface materials adjacent to each other. A structure for mounting a fire-resistant surface material.
前記下側耐火面材と上側耐火面材のうち、一方は横長の方形板状をなし、他方は縦長の方形板状をなしており、
これら下側耐火面材と上側耐火面材とは、それらの長辺どうしが直交するようにして、配置されていることを特徴とする耐火面材の取付け構造。The mounting structure for a fire-resistant surface material according to claim 2,
One of the lower refractory surface material and the upper refractory surface material has a horizontally elongated rectangular plate shape, and the other has a vertically elongated rectangular plate shape,
The lower fire-resistant face material and the upper fire-resistant face material are arranged such that their long sides are orthogonal to each other.
前記下側耐火面材は横長の方形板状をなし、前記上側耐火面材は縦長の方形板状をなしており、
前記下側耐火面材の長辺の長さと、上側耐火面材の短辺の長さとは、それぞれ基準寸法の整数倍となっていることを特徴とする耐火面材の取付け構造。The mounting structure for a fire-resistant surface material according to claim 3,
The lower fire-resistant face material has a horizontally elongated rectangular plate shape, and the upper fire-resistant face material has a vertically elongated rectangular plate shape,
The length of the long side of the lower refractory surface material and the length of the short side of the upper refractory surface material are each integral multiple of the reference dimension, and the mounting structure of the refractory surface material is characterized in that.
前記下側耐火面材は、短辺どうしの継目が、縦方向に連続しないようにして配置されていることを特徴とする耐火面材の取付け構造。The mounting structure for a fire-resistant surface material according to claim 4,
The lower fire-resistant face material is attached so that seams between short sides are not continuous in the vertical direction.
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