JP2004277060A - Medical waste disposal system - Google Patents

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JP2004277060A
JP2004277060A JP2003069339A JP2003069339A JP2004277060A JP 2004277060 A JP2004277060 A JP 2004277060A JP 2003069339 A JP2003069339 A JP 2003069339A JP 2003069339 A JP2003069339 A JP 2003069339A JP 2004277060 A JP2004277060 A JP 2004277060A
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waste
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Japanese (ja)
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Yuji Takada
裕司 高田
Noburo Omi
修郎 近江
Masahito Sakiyama
雅人 崎山
Masakazu Iwabuchi
雅和 岩渕
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a medical waste disposal system capable of collecting, transporting, and burning medical waste effectively by electronic manifest. <P>SOLUTION: A management center is provided in an intermediate disposal company 78, and a server is provided in the management center so that the server has waste management data base DB. The server and information processing devices of each related institution are mutually connected by an exclusive network for manifest management to link JWNET 81 by an EDI system 82. A discharge company 76, a storage transportation company 77, and the intermediate disposal company 78 are managed by primary manifest 81a concerning waste as shown in (1) to (3). The intermediate disposal company 78, a storage transportation company 79, and a final disposal company 80 are managed by secondary manifest 81b concerning waste as shown in (4) to (6). <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療廃棄物の収集、運搬、焼却処理を電子マニフェストにより効果的に行う構成とした、医療廃棄物の処理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
病院などの医療機関（排出事業者）においては、毎日大量の医療廃棄物が排出される。医療廃棄物は、感染性医療廃棄物と非感染性医療廃棄物に大別される。感染性医療廃棄物は、結核、肝炎、コレラ、Ｏ１５７などのように、法定伝染病の二次感染の恐れがある病原菌が付着していることが予測されるので、バイオハザードの観点から厳重な管理が要求されている。
【０００３】
感染性医療廃棄物には、手袋やおむつ、ガーゼなどの固形物、血清、血液などの液物、使用済みの注射針やメスなどの金物が含まれている。例えば、１０００病床クラスの大きな病院では、年間３０００トンもの感染性医療廃棄物が排出されている。最近は医薬品のディスポ化（使い捨て）が増加しており、医療機関においては、内科や外科などの各部署から排出される医療廃棄物の総量が増大する傾向にある。
【０００４】
感染性医療廃棄物の処理においては、分別・排出、院内収集、容器の積み込み、運搬、積み下ろし、焼却炉などの減菌施設への投入、処理・処分という一連の処理が必要になる。このような処理を行うことによって、医療機関では病原菌の飛散防止と感染防止を図っている。特許文献１には、このような医療廃棄物の処理方法について記載されている。
【０００５】
【特許文献１】
特開平４−３２７４０２号公報
【０００６】
図１８は、特許文献１に記載されている処理構成を示すブロック図である。図１８において、（１）病院名、病棟名（分科名）、及び識別番号を表示したそれぞれに異なるデータを表示するバーコードラベルを多数準備し、各病棟に配布する。（２）各病棟では、感染性廃棄物を専用の容器に投入し、容器の内容物が所定量になった時点で密閉し、１つの容器に１枚のバーコードラベルを貼付する。（３）バーコードラベルを貼布した容器は、病院Ａ内の保管場所に集められ、病院に用意される第１端末機１１０に接続した第１読取機１１２によってバーコードラベルのデータを読取る。
【０００７】
（４）読取ったデータは、端末機１１０から病院の電話回線を介して外部の中央処理装置１１４（ＣＰＵ）へ送られ、ＣＰＵ１１４のメモリ１１６に記憶される。（５）バーコードデータの入力が完了した容器を、収集運搬業者Ｂの専用搬送車によって病院Ａから廃棄物処理施設（電炉）Ｃへ搬送する。（６）廃棄物処理施設Ｃでは、上記容器の搬入時に、処理施設Ｃに用意される第２端末機１１８に接続した第２読取機１２０によって再びバーコードラベルを読取り、そのデータを第２端末機１１８から電話回線を介してＣＰＵ１１４へ送る。
【０００８】
（７）ＣＰＵ１１４では、第２スキャナ１２０によって読取ったデータを、搬送前にメモリ１１６に記憶されたデータと比較照合し、同一か否かを判定し、その結果を電話回線を介して第２端末機１１８へ返送する。（８）照合の結果、同一と判定されたデータを有する容器を、保管場所に一時保管する。好ましくは、（９）所定時期における廃棄処理の直前に、容器のバーコードラベルを再び読取り、（１０）そのデータをＣＰＵ１１４へ送り再度比較照合する。（１１）照合の結果、同一と判定されたデータを有する容器の廃棄処理（溶融）を実施する。
【０００９】
このように、図１８による収集廃棄処理方法では、感染性医療廃棄物を封入した容器の搬送時の個別照合が可能であり、病院から搬出した容器が万一処理施設に搬入されない場合、バーコードラベルのチェックにより即座にこれを発見することができる。
【００１０】
しかしながら、図１８による収集廃棄処理方法では、容器に封入された感染性医療廃棄物が廃棄物処理施設において確実に処理されたかどうかを確認できず、途中で不法投棄されるおそれがあるなどの管理上の問題が生じていた。このような問題に対処するために、感染性医療廃棄物を含めた産業廃棄物の不法投棄の防止などの目的で、廃棄物処理法に基づくマニフェスト制度が導入されている。
【００１１】
マニフェスト制度は、排出事業者（図１８の例では病院Ａ）が、廃棄物の収集運搬業者、処分業者に委託した産業排気物の流れを自ら把握し、不法投棄の防止など、適正な処理を図ることを目的としている。このマニフェスト制度としては、電子マニフェストと紙マニフェストが制定されている。
【００１２】
図１９は、電子マニフェストの例を示す説明図である。図１９において、病院などの廃棄物排出事業者７６は、情報処理センター７５に対して一次マニフェスト登録を行う（▲１▼）。収集運搬業者７７が廃棄物排出事業者７６から廃棄物Ｂを搬出すると、収集運搬業者７７は、情報処理センター７５に対して運搬終了報告を行う（▲２▼）。情報処理センター７５は、マニフェスト情報の保存・管理を行う。また、都道府県・政令市に対し廃棄物の処分結果について、報告要求に応じて報告する。廃棄物Ｂが焼却場などを有する中間処理業者７８により処分されると、中間処理業者７８は、情報処理センター７５に対して処分（中間処理）終了報告を行う（▲３▼）。
【００１３】
ここで、中間処理業者７８は、焼却灰などを最終処理するために情報処理センター７５に対して２次マニフェスト登録を行う（▲４▼）。焼却灰などの廃棄物Ｄが、収集運搬業者７９により埋め立て地などの最終処分場に搬入されると、収集運搬業者７９は、情報処理センター７５に対して運搬終了報告を行う（▲５▼）。最終処分業者８０が廃棄物Ｄを処分すると、情報処理センター７５に対して処分（最終処分）終了報告を行う（▲６▼）。
【００１４】
情報処理センター７５は、前記のように都道府県・政令市からの要求に応じて廃棄物の処分結果について報告する。また、廃棄物排出事業者７６に対して前記▲２▼、▲３▼、▲６▼の通知を行う。したがって、廃棄物排出事業者７６は、廃棄物Ｂが中間処理業者７８のところに運搬されて焼却などの処分が行われたこと、および最終処分業者８０により、廃棄物Ｄが埋立地で埋設処理するなどの最終処分が行われたことを確認することができる。さらに、前記▲５▼、▲６▼の通知を中間処理業者７８に対して行う。このため、中間処理業者７８は、廃棄物Ｄが最終処分業者８０のところに運搬されて最終処分されたことを確認することができる。
【００１５】
図１９のような電子マニフェストは、ＪＷＮＥＴ（Ｊａｐａｎ Ｗａｓｔｅ Ｎｅｔｗｏｒｋ：財団法人日本産業廃棄物処理振興センターが運用する電子マニフェストシステム）というネットワークシステムを用いて実行されている。すなわち、廃棄物の排出事業者７６、収集運搬業者７７、中間処理業者７８、収集運搬業者７９、最終処分業者８０の各関係機関は、インターネットなどの通信回線を介して情報処理センター７５に接続される。前記各機関から情報処理センター７５への報告や、情報処理センター７５から各機関への通知は、当該通信回線を介してなされている。
【００１６】
このように、図１９に示した電子マニフェストは、ＪＷＮＥＴを利用することにより、紙の資料が不要であり、また前記各機関と情報処理センター間で双方向のデータ送受信が可能である。このため、紙マニフェストシステムと比較して迅速に大量のデータ処理が可能になるという利点がある。また、廃棄物の管理を的確に行うことができる。
【００１７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ＪＷＮＥＴのシステム運用時間は、月曜日〜土曜日の午前８時から午後８時までと決められている。このため、関係各期間の処理は時間に制約されてしまい利用時間の自由度が少ないという問題があった。特に、医療廃棄物の排出事業者が病院の場合には、前記システムの運用時間帯は、患者や病院関係者の滞在時間帯と重なってしまうことになる。
【００１８】
電子マニフェストは、廃棄物が収集運搬業者により排出事業者から運搬される際に登録される。すなわち、排出事業者である病院から焼却処理場などの中間処理業者のもとに、収集運搬業者により医療廃棄物が運搬される際に電子マニフェストが登録されるので、病院内敷地においては、電子マニフェストの登録が医療廃棄物の移動と同時に行われることになる。したがって、医療廃棄物の排出処理が病院の活動時間帯に行われることにより、病院内の多数の滞在者に不快感を与えてしまい、医療機関における快適な環境整備の妨げとなることがあるという問題があった。
【００１９】
本発明は、上記課題を解決するものであって、医療廃棄物の収集、運搬、焼却などの一連の処理を電子マニフェストにより効果的に行う構成とした、医療廃棄物の処理システムの提供を図るものである。
【００２０】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明の医療廃棄物処理システムは、電子マニフェストを管理する汎用のネットワークと、医療廃棄物処理に関連する複数の関係機関にそれぞれ設置される情報端末装置と、前記関係機関のいずれかに設置される医療廃棄物管理専用のサーバと、前記サーバと前記各関係機関の情報端末装置とを接続する専用のネットワークと、前記専用のネットワークと汎用のネットワークとをリンクする手段とを有し、前記専用のサーバに登録される前記各関係機関の医療廃棄物処理に関するデータに基づいて、前記リンクする手段を介して汎用のネットワークにマニフェスト登録を行い、また、前記リンクする手段を介してマニフェスト登録終了の通知を前記サーバで受信する構成としたことを特徴とする。
【００２１】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記医療廃棄物管理専用のサーバは、前記各関係機関における電子マニフェストの医療廃棄物管理データベースを保有すると共に、紙マニフェストのデータを合わせて保有することを特徴とする。
【００２２】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記関係機関は、医療廃棄物が排出される排出事業者、医療廃棄物を運送する収運業者、医療廃棄物を焼却などの中間処理する中間処理業者であることを特徴とする。
【００２３】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記関係機関は、医療廃棄物が排出される排出事業者、医療廃棄物を運送する一次収運業者、医療廃棄物を焼却などの中間処理する中間処理業者、前記中間処理業者から中間処理された医療廃棄物を運送する二次収運業者、医療廃棄物を最終処分する最終処分業者であることを特徴とする。
【００２４】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記電子マニフェストに、前記排出事業者、一次収運業者、中間処理業者間で適用される一次マニフェストと、前記中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間で適用される二次マニフェストを登録することを特徴とする。
【００２５】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記医療廃棄物管理専用のサーバを、中間処理業者に設置することを特徴とする。
【００２６】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記専用のネットワークと汎用のネットワークとをリンクする手段は、ＥＤＩ（電子データ交換）システムであることを特徴とする。
【００２７】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記医療廃棄物を収納する容器に、医療廃棄物の排出元データと、品目データとを含む管理用ＩＤを取り付けたことを特徴とする。
【００２８】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記医療廃棄物を容器に収納した後に当該廃棄物容器を密閉処理し、その際に医療廃棄物の排出責任者名を前記管理用ＩＤに記録することを特徴とする。
【００２９】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記医療廃棄物を収納した容器を集積する回収車に、各容器の重量データが記録されている識別票を付与することを特徴とする。
【００３０】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記一次収運業者または二次収運業者の運搬車両の位置をＧＰＳで追跡監視し、ＧＰＳで得られた位置情報を前記医療廃棄物管理専用のサーバに送信することを特徴とする。
【００３１】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記中間処理業者による医療廃棄物の保管を、自動倉庫に回収車単位で行うことを特徴とする。
【００３２】
また、本発明の医療廃棄物処理システムは、前記排出事業者、一次収運業者、中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間の関係各機関の決済を電子決済としたことを特徴とする。
【００３３】
本発明は、このように、医療廃棄物関連の各関係機関に設置された情報端末装置を、専用ネットワークを介して医療廃棄物管理専用のサーバに接続し、当該専用のネットワークを電子マニフェストを管理する汎用のネットワークとＥＤＩシステムでリンクさせている。このため、医療廃棄物の移動に連動させる電子マニフェストの登録を適宜の時間帯に制約を受けることなく行うことができる。したがって、医療機関の敷地内における医療廃棄物の移動を夜間などの関係者の滞在が少ない時間に行えるので、医療機関における快適な環境整備に寄与するものである。
【００３４】
また、医療廃棄物を収納した容器に、医療廃棄物の排出元データと、品目データとを含む管理用ＩＤを取り付けている。このため、医療廃棄物が排出事業者、収運業者、中間処理業者などの関係各機関において、運搬、保管、処分などの処理がどのようになされているかをリアルタイムで管理することができる。
【００３５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図１は本発明に係る医療廃棄物処理システムの全体構成を示す概略の説明図である。この実施形態においては、図１８で説明したような既存のＪＷＮＥＴ８１に、排出事業者７６、収集運搬業者（以下、収運業者と略記することがある）７７、中間処理業者７８、収運業者７９、最終処分業者８０の各関係機関のコンピュータなどの情報端末装置が接続されている。図示を省略しているＪＷＮＥＴ８１の情報処理センターに設置されているサーバは、電子マニフェストデータベース（ＤＢ）を保有している。
【００３６】
電子マニフェストデータベース（ＤＢ）は、一次マニフェスト８１ａと二次マニフェスト８１ｂより形成される。一次マニフェスト８１ａは、排出事業者７６から排出される医療廃棄物が、収運業者７７により中間処理業者７８に運搬されて中間処理されるまでのデータ（電子マニフェスト）である。また、二次マニフェストは、中間処理業者７８により中間処理された医療廃棄物が収運業者７９により最終処分業者８０に運搬されて最終処分されるまでのデータ（電子マニフェスト）である。このように、一次マニフェスト８１ａと二次マニフェスト８１ｂとを分離して登録しているので、医療廃棄物を焼却するなどの中間処理までのデータと、中間処理後の最終処理までのデータを別個に管理できる。したがって、データベースが簡略化され、各関係機関のデータへのアクセスも簡便に行える。
【００３７】
本発明においては、例えば中間処理業者７８に管理センターを設け、この管理センターには医療廃棄物（なお、本発明の明細書および図面には、医療廃棄物を単に廃棄物と表記することがある）管理用サーバを設置して、前記サーバに医療廃棄物管理データベース（ＤＢ）を保有させる。そして、当該サーバと前記各関係機関のコンピュータなどの情報端末装置とを専用のマニフェスト管理用ネットワークで接続する。この専用のネットワークとＪＷＮＥＴ８１とをＥＤＩシステム（Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｄａｔａ Ｉｎｔｅｒｃｈａｎｇｅ：電子データ交換）８２でリンクさせる。
【００３８】
ＥＤＩシステム８２は、異なる企業間で商取引のためのデータを、通信回線を介して標準的な規約を用いて、コンピュータ間で交換するものである。このように、情報処理の分野では広範に使用されているＥＤＩシステム８２によりＪＷＮＥＴ８１とリンクさせている。このため、本発明の医療廃棄物処理システムを専門的な知識を要することなく簡単に、しかも低コストで提供できる。なお、本発明においては、前記ＪＷＮＥＴを、「電子マニフェストを管理する汎用のネットワーク」ということがある。
【００３９】
排出事業者７６、収運業者７７、中間処理業者７８は、（イ）〜（ハ）に示すように、廃棄物に関して一次マニフェスト８１ａによりマニフェスト管理される。このマニフェストは、バッチ処理により更新される。また、中間処理業者７８、収運業者７９、最終処分業者８０は、（ニ）〜（ヘ）に示すように、廃棄物に関して二次マニフェスト８１ｂによりマニフェスト管理される。このマニフェストは、同様にバッチ処理により更新される。
【００４０】
排出事業者７６、収運業者７７、中間処理業者７８間では、（ト）〜（リ）に示すように廃棄物が収納された容器を個別に管理する。この管理は、前記容器の移動に伴いリアルタイムで行われる。また、紙マニフェストのデータ化を行う。次に、中間処理業者７８、収運業者７９、最終処分業者８０間では、（ヌ）〜（オ）に示すように一次マニフェストと二次マニフェストとの関連付けを行う。さらに、廃棄物が収納された容器の最終処分管理を行う。
【００４１】
このように図１のシステムでは、マニフェストの登録、管理を実行するＪＷＮＥＴ８１の処理と、廃棄物が収納された容器の移動に伴う各種の処理とを分離している。すなわち、ＪＷＮＥＴ８１の情報管理センターに設置される電子マニフェスト用サーバとは別個に、廃棄物管理データベースを保有する廃棄物管理用サーバを適宜の廃棄物処理関係機関に設置する。そして、当該廃棄物管理用サーバと接続される廃棄物管理用の専用のネットワークと、ＪＷＮＥＴ８１とをＥＤＩシステム８２でリンクさせることにより、ＪＷＮＥＴ８１の運用時間内に、必要な廃棄物管理データの送受信を行う。
【００４２】
前記廃棄物管理用サーバに対する廃棄物管理データの入出力処理は、時間に制約されずに行える。このため、廃棄物容器の移動に伴い同時に行われる電子マニフェストの登録作業は、例えば、夜間などの外来や病院関係者などの滞在が少ない時間帯に実行することができる。このため、病院敷地内を廃棄物容器が運送されても前記関係者などに不快感を与える恐れが少なくなる。
【００４３】
図２、図３は、本発明に係る廃棄物処理システムの一例を示すシステムフロー図である。図２、図３においては、電子マニフェストと連動させた廃棄物収集を主として説明するので、図１で説明した廃棄物管理ＤＢを保有する廃棄物管理用サーバは図示されていない。当該サーバの動作例については、図４〜図１１により後述する。
【００４４】
図２、図３において、縦方向の（Ｒ）欄には、手順１．廃棄物ＩＤの添付〜手順１６．電子マニフェスト最終処分完了（２次）までの処理手順が示されている。また、横方向の（Ｓ）欄には、排出事業者７６、収運業者（一次）７７、中間処理業者７８、収運業者（二次）７９、最終処分業者８０、ＪＷＮＥＴ８１が示されている。すなわち、図２、図３は、横方向の欄（Ｓ）に記載された廃棄物処理に関連する関係各機関が、縦方向の欄（Ｒ）に示された各手順において、どのような処理を行うのかを白菱形の結合子を用いてスケルトンの形式で表している。
【００４５】
以下、各関係機関の処理について順を追って説明する。手順１．では、排出事業者７６は、廃棄物が収納された容器８５に廃棄物ＩＤを添付する。この廃棄物ＩＤには、廃棄物の内容（可燃物、不燃物、注射針など）、排出年月日、病棟や病室など廃棄物の排出元、取扱者、部署コード（医局コード）や廃棄物の種別のデータなどの情報が書き込まれている。廃棄物ＩＤは、バーコードやＩＣチップで作成される。
【００４６】
手順２．では、収運業者７７は、スキャナ８７により排出された廃棄物容器８５の廃棄物ＩＤを読み取って廃棄物のデータを収集し、収運票８６を発行する。当該収運票８６には、廃棄物容器８５の連絡番号と容器８５に添付されたＩＤ（以下容器ＩＤという）が記載される（８９ａ）。
【００４７】
手順３．では、中間処理業者７８は、収運票８６に基づいて、収運業者７７から搬入された廃棄物容器８５の内容物と廃棄物データとを照合する。手順４．では、排出事業者７６に廃棄物の受入報告をする。この際に、中間処理業者７８は、搬入された廃棄物容器８５の連絡番号と容器ＩＤを排出事業者７６に報告する（８９ｂ）。手順５．では、 排出事業者７６は、廃棄物の中間処理業者７８への受入を承認すると、収運票８６により作成されたデータにその旨を記述する。そして、連絡番号を付して（８９ｃ）廃棄物容器のマニフェスト登録を行う（８９ｄ）。なお、図２、図３においては、理解を容易とするために、中間処理業者７８のスケルトンの結合子７８ａ〜７８ｇを両図に重複して記載している。
【００４８】
手順６． では、中間処理業者７８は、当該廃棄物容器の連絡番号をＪＷＮＥＴ８１に送信する（８９ｐ）。ＪＷＮＥＴ８１は、前記廃棄物容器の連絡番号にマニフェスト番号を併記して中間処理業者７８に返送する（８９ｅ）。このようにして、中間処理業者７８は電子マニフェスト番号を取得する。手順７．では、 中間処理業者７８は、前記廃棄物容器の連絡番号にマニフェスト番号を併記して（８９ｒ）収運業者７７に送信する。このようにして、中間処理業者７８は収運業者７７に電子マニフェスト登録番号の通知を行う。
【００４９】
手順８．では、 収運業者７７は、当該廃棄物容器の中間処理業者７８への運搬完了をマニフェスト番号でＪＷＮＥＴ８１に送信し（８９ｆ）、ＪＷＮＥＴ８１はマニフェストを更新する（８９ｉ）。すなわち、マニフェストには当該廃棄物容器の運搬完了データが書き込まれる。手順９． では、中間処理業者７８は、中間処理終了をマニフェスト番号でＪＷＮＥＴ８１に送信し（８９ｈ）、ＪＷＮＥＴ８１はマニフェストを更新する（８９ｉ）。すなわち、マニフェストには中間処理完了のデータが書き込まれる。
【００５０】
手順１０． では、中間処理業者７８は、焼却された廃棄物スラグなどの２次廃棄物用の電子マニフェストを登録する（８９ｊ）。この際に、マニフェスト番号（１次）を参照する。手順１１． では、中間処理業者７８は、収運業者７９に対する収運票を発行し連絡番号を付与する（８８ａ）。手順１２．では、 収運業者７９は、中間処理業者７８から収運票８８ｂとともに廃棄物容器（図示を省略している）を最終処分業者８０に搬入する。最終処分業者８０は、収運票８８ｃの連絡番号を中間処理業者７８に送信し、最終処分場の受入報告を行う。手順１３．では、この際に、中間処理業者７８は電子マニフェストの２次登録番号を取得する。
【００５１】
手順１４． では、中間処理業者７８は、連絡番号をＪＷＮＥＴ８１に送信する（８９ｋ）。ＪＷＮＥＴ８１は、当該連絡番号にマニフェスト番号を併記して中間処理業者７８に返信し（８９ｌ）、中間処理業者７８に２次の電子マニフェスト登録番号を通知する。手順１５．では、 収運業者７９は、最終処分業者８０に廃棄物容器を運搬した後に連絡番号をＪＷＮＥＴ８１に送信する。この際に、ＪＷＮＥＴ８１は、電子マニフェスト運搬完了のデータ更新を行う。手順１６．では、 最終処分業者８０は、最終処理終了をマニフェスト番号でＪＷＮＥＴ８１に送信し、ＪＷＮＥＴ８１はマニフェストを更新する（８９ｉ）。すなわち、マニフェストには最終処分完了のデータが書き込まれる。
【００５２】
図４〜図１１は、図２、図３の処理をさらに詳細に説明するシステムフロー図である。各図において、縦方向には▲１▼〜（Ｘ）の説明文が記載されている。また、横方向には、排出事業者７６、一次の収運業者７７（１）、中間処理業者７８、二次の収運業者７９（２）、最終処分業者８０、ＪＷＮＥＴ８１、廃棄物管理用専用ネットワーク８２ｘ、サーバ８３が示されている。なお、図４と図５、図６と図７、図８と図９、図１０と図１１はそれぞれセットになっている。
【００５３】
図４、図５において、▲１▼の処理は、廃棄物が収納されている廃棄物容器８５毎に排出事業者７６がバーコード（ＢＣ）などの管理ＩＤを貼付るものである。▲２▼の処理は、収運業者７７が廃棄物容器８５の管理ＩＤを携帯端末などの情報機器で読み込んでコンピュータ７７ｘに記憶させる。また、収集票８６（図２、図３の収運票に相当する）の電子マニフェスト用連絡番号をコンピュータ７７ｘに登録する。収集票８６には容器の数量、排出事業者７６から搬出する日時などの必要事項を記入する。なお、収集票８３は３枚で１組になっている。１枚目の収集票８６ａは排出事業者７６の控えとなる。
【００５４】
収運業者７７のコンピュータ７７ｘに記憶されるファイル９０ａには、収集データ、管理ＩＤ、連絡番号、業者コードなどが格納される。ファイル９０ａに格納されるこれらのデータは、廃棄物管理ネットワーク８２ｘにより電子マニフェストの廃棄物管理用サーバ（以下単にサーバと略記する）８３に転送され、ファイル８３ａに廃棄物データベース（ＤＢ）として蓄積される。サーバ８３は適宜の関係機関、例えば排出事業者７６に設置する。
【００５５】
廃棄物管理ネットワーク８２ｘは、サーバ８３と各機関に設置されているコンピュータ７６ｘ、７７ｘ、７８ｘ、７９ｘ、８０ｘとＥＤＩシステムまたはウエブ（ｗｅｂ）でリンクされている。廃棄物管理ネットワーク８２ｘは、廃棄物を管理するためのローカルな専用ネットワークを形成するものである。なお、廃棄物管理ネットワーク８２ｘはＪＷＮＥＴ８１とリンクしており、ＪＷＮＥＴ８１には管理用の大型サーバ８１ｘが設置されている。
【００５６】
▲３▼の処理では、中間処理業者７８は容器８５に収納されている廃棄物の内容と、２枚目の収集票８６ｂとを照合して検品を行う。２枚目の収集票８６ｂは収運業者７７に返却される。検品の結果は廃棄物ＤＢ８３ａに登録される。次に、中間処理業者７８はトラックスケールで廃棄物容器を積載したトラックごとの計量、または個別容器毎の計量を行う。計量結果は２枚１組の計量票に記入され、１枚目の計量票９１ａは収運業者７７に返却される。また、計量データ８２は廃棄物ＤＢ８３ａに登録される。
【００５７】
このように、中間処理業者７８で取得した前記廃棄物の検品データと計量データは、サーバの廃棄物ＤＢ８３ａに登録される。これらの検品結果と計量結果のデータは排出事業者７６に通知される。排出事業者７６は、通知されたデータに基づいて、ファイル９０ｂに収集データを連絡番号と共に登録する。
【００５８】
▲４▼の処理では、排出事業者７６は収集票８６ａと収集データとを照合して、廃棄物容器８５が正しく中間処理業者７８のところに運搬されたかどうかを確認し、正確に処理されたことが確認されると承認を行う。▲５▼の処理では、排出事業者７６はファイル９１の連絡番号をキーにして、電子マニフェストを登録する。ファイル９１には、連絡番号、電子マニフェスト事業者ＩＤ、電子パスワードなどが登録されている。
【００５９】
ＪＷＮＥＴ８１のサーバのファイル８９ｄには、排出事業者７６の電子マニフェスト登録について、マニフェスト番号と連絡番号が登録される。このマニフェスト番号は、サーバ８３がＪＷＮＥＴ８１から取得して、廃棄物ＤＢ８３ｂに登録する。サーバ８３は、マニフェスト番号を排出事業者７６に交付する。
【００６０】
▲６▼の処理では、サーバ８３は登録された電子マニフェスト番号を収運業者７７、中間処理業者７８に通知する。収運業者７７のファイル９２ａには、電子マニフェストの登録通知が連絡番号と共に格納される。また、収運業者７７は廃棄物容器の運搬完了の報告を行い、ファイル９３ａに登録する。ファイル９３ａには、連絡番号、マニフェスト番号、電子マニフェスト事業者ＩＤ、電子マニフェスト事業者パスワード、運搬完了などの事項が記録される。
【００６１】
中間処理業者７８は、廃棄物の処理が終了すると、３枚目の収集票８６ｃとファイル９２ｂに格納されている電子マニフェスト番号とを照合し、確認をしてから処理終了をサーバ８３に報告する。中間処理業者７８のファイル９３ｂには、連絡番号、マニフェスト番号、電子マニフェスト事業者ＩＤ、電子マニフェスト事業者パスワード、運搬完了、処理完了などの事項が記録される。
【００６２】
▲７▼の処理では、収運業者７７について廃棄物容器の中間処理業者７８への運搬完了報告と、中間処理業者７８の処理完了報告に基づいて、電子マニフェストを更新する。ＪＷＮＥＴ８１のサーバ８１ｘが保有するファイル８９ｇには更新された内容が登録される。サーバ８１ｘのこの処理は、サーバ８３のファイル８３ｃに登録されている廃棄物ＤＢのマニフェスト番号、連絡番号、運搬完了、処理完了の各事項が転送されることにより実行される。
【００６３】
▲８▼の処理は、中間処理後の廃棄物（処理物）について、電子２次マニフェストの登録と、電子１次マニフェストデータとの関連付を行うものである。すなわち、中間処理業者７８は、サーバ８３よりファイル８３ｃに格納されている廃棄物データを読み出して、ファイル９８ａに１次マニフェストデータを複写する。また、新たに３枚組みの収集票９５を作成し、処理物９４についての連絡番号などを書き込む。３枚目の収集票９５ｃは控えとして保管する。次に、ファイル９８ｂに電子２次マニフェスト用の収集データを記録する。ファイル９８ｂには、連絡番号、業者コード、２次廃棄物容器の数量、１次マニフェスト番号などの項目が記録される。
【００６４】
収運業者７９は、処理物９４と収集票９５ａとを照合して処理物９４を最終処分業者８０に運搬する。最終処分業者８０は、搬入された処理物９４と収集票９５ａとを照合して、１枚目の収集票９５ａを収運業者７９に返却する。サーバ８３は、廃棄物ＤＢ８３ａにファイル９８ｂの前記収集データを複写し、ＪＷＮＥＴ８１に２次電子マニフェストの登録を申請する。ＪＷＮＥＴ８１のサーバ８１ｘには、２次電子マニフェスト登録用のファイル８９ｊが作成される。ファイル８９ｊの内容は、サーバ８３に転送されてファイル８３ｄが作成される。ファイル８３ｄには、２次電子マニフェスト番号、連絡番号などが記録されている。
【００６５】
▲９▼の処理では、収運業者７９は処理物９４の運搬完了の報告を行う。この際に、収集票９５ａとファイル９６ａに格納されている電子マニフェスト登録通知、連絡番号を参照して内容の確認を行う。運搬完了の確認が終了すると結果をファイル９７ａに登録する。ファイル９７ａには、連絡番号、マニフェスト番号、電子マニフェスト事業者ＩＤ、電子マニフェスト事業者パスワード、運搬完了などの事項が記録される。
【００６６】
最終処分業者８０は、処理物９４の処理が終了すると、２枚目の収集票９５ｂと、ファイル９６ｂに格納されている電子マニフェスト番号とを照合し、確認をしてから処理終了をサーバ８３に報告する。最終処理業者８０のファイル９７ｂには、連絡番号、マニフェスト番号、電子マニフェスト事業者ＩＤ、電子マニフェスト事業者パスワード、最終処分完了などの事項が記録される。
【００６７】
（Ｘ）の処理では、サーバ８３は、前記収運業者７９と、最終処分業者８０のファイル９７ａ、９７ｂに格納されている項目に基づいて、ファイル８３ｅが作成される。ファイル８３ｅには、マニフェスト番号、連絡番号、運搬完了、処理完了などの項目が格納される。ＪＷＮＥＴ８１のサーバ８１ｘでは、ファイル８９ｍの２次電子マニフェストが運搬完了、最終処分完了の内容に更新される。また、２次電子マニフェストの更新に連動して、１次電子マニフェストも最終処分完了の内容に自動的に更新される。
【００６８】
次に、本発明の実施の形態について図１２〜図１４で説明する。図１２の実施形態においては、医療機関１（排出事業者）、医療廃棄物の収集・運搬業者１０（収運業者）、医療廃棄物処理業者７１（中間処理業者）に設置されている管理センター４０には、それぞれコンピュータのような情報端末装置を設置し、各々の情報端末装置をインターネット７０に接続している。前記各関係機関のコンピュータと接続される廃棄物管理用のサーバは、管理センター４０に設置する。また、これらの各関係機関の情報端末装置は前記のように廃棄物管理ネットワークで接続されている。
【００６９】
図１２の例では、医療廃棄物処理業者７１は焼却処理場２０ａを有しており、焼却処理場２０ａに設けた情報端末装置もインターネット７０に接続されている。なお、管理センター４０に設けた情報端末装置と、焼却処理場２０ａに設けた情報端末装置を直接ケーブルで接続することができる。
【００７０】
管理センター４０に設置されているコンピュータは、中央処理装置となるものであり、このコンピュータはインターネット７０を介して前記医療機関１、医療廃棄物の収集・運搬業者１０、焼却処理業場２０ａのそれぞれの情報端末装置と接続する。そして、本発明による医療廃棄物処理システムの全データを廃棄物管理用サーバで管理している。また、管理センター４０に設置している廃棄物管理用のサーバは、前記のように廃棄物管理用の専用ネットワークを介してＥＤＩシステムでＪＷＮＥＴとリンクしている。
【００７１】
排出事業者としての医療機関１は、感染性医療廃棄物をプラスチックケースのような容器３５に収納して、専用のカゴ車６に積載する。カゴ車６は、感染性医療廃棄物の回収車として機能する。図示を省略しているが、感染性医療廃棄物のデータをバーコードラベルまたはＩＣチップで識別票（管理用ＩＤに相当する）として記録して、容器３５に当該識別票を付与する。各容器の重量を計量してから、容器３５をカゴ車６に積載する。
【００７２】
カゴ車６にもこの識別票６ａを取り付け、カゴ車６に積載された容器全体の感染性医療廃棄物の総重量を記録する。感染性医療廃棄物の収集・運搬業者１０は、専用のカゴ車６を収集して容器が積載された状態のままで車両１１に積み込む。カゴ車６を車両１１に積み込む場所には、各カゴ車６の識別票を読み込むリーダを設置し、車両単位で運搬する感染性医療廃棄物の総重量を記録している。
【００７３】
焼却処理場２０ａの敷地内には、自動倉庫２４を設置し、車両１１で搬入された感染性医療廃棄物が収納されている容器をカゴ車単位で保管する。自動倉庫２４に搬入する際にも、リーダでカゴ車の識別票を読み取る。自動倉庫２４から順次カゴ車を取り出し、カゴ車から所定の焼却装置に容器を放出して、容器ごと焼却処理する。カゴ車は回収して収集・運搬業者に引渡しを行う。
【００７４】
この実施形態においては、このように、医療機関から搬出される容器毎に感染性医療廃棄物の明細データを識別票に記録している。このため、医療機関の各部署毎に排出される感染性医療廃棄物の管理を正確に行うことができる。また、感染性医療廃棄物が収納されている容器を積載したカゴ車にも識別票を取り付けているので、収集、運搬業者や焼却処理業者が処理した感染性医療廃棄物の重量を確実に把握することができる。
【００７５】
なお、医療機関１では、医療廃棄物を容器に収納した後に、当該容器をホットメルトなどにより密閉処理する。このため、当該容器の保管、運搬中に医療廃棄物が容器から漏出する事態の発生を防止できる。また、焼却処理場に運搬される途中で医療廃棄物が不法投棄されることも防止できる。
【００７６】
容器に対する密閉処理を行う際に、医療機関においては、医療廃棄物の排出責任者名を明記したバーコードを当該容器に貼り付ける。このように、医療廃棄物の排出責任者名が記録されているので、容器の密閉不備に起因する医療廃棄物の漏出や不法投棄が行われた際の責任の所在を明確にすることができる。
【００７７】
また、管理センター４０に設置されたコンピュータを、インターネット７０を介して医療機関１、医療廃棄物の収集・運搬業者１０、焼却処理場２０ａの情報端末装置と接続している。このため、前記各部門において取り扱われる感染性医療廃棄物のマニフェスト伝票をリアルタイムで管理することができる。
【００７８】
図１３は、本発明の別の実施形態に係る説明図である。図１３の例においては、医療廃棄物処理業者７１は、焼却処理場２０ａと共に収集・運搬部門１０ａを保有するものである。この場合には、医療廃棄物処理業者７１は医療廃棄物の収集・運搬と焼却処理とを一元的に実施しているので、効率良く医療廃棄物の管理を行うことができる。なお、図１３の例では、収集・運搬部門１０ａには情報処理装置は設置されておらず、医療廃棄物の収集・運搬に関するデータは、直接管理センターのコンピュータで管理される。
【００７９】
図１４は、本発明の別の実施形態に係る説明図である。図１４の例においては、医療廃棄物処理業者７１は、焼却処理業者２０とは別個に設立されている。図１４の例では、収集・運搬業者１０、焼却処理業者２０とは独立して医療廃棄物処理業者７１が設立されて、データ管理に専念している。このため、医療廃棄物処理業者７１は、医療廃棄物の全体的な物流状況を確実に把握することができる。
【００８０】
図１５、図１６は、本発明の実施形態に係る医療廃棄物処理システムの一例を示す説明図である。 図１５、図１６において、上の段のブロックには、排出事業者（病院１ａ）、収運業者（搬送１０ａ）、中間処理業者（処理場２０ａ）におけるそれぞれの処理の概要を記載している。図１５の病院１ａは、排出された感染性医療廃棄物３０の保管２を行う。
【００８１】
また、院内清掃業者は、廃棄物の計量３を行ない、収運業者は廃棄物容器の車両への積込４を行なう。この積込は、後述するように廃棄物容器を積載したコンテナなどにより行なう。病院では、この際に前記のように電子マニフェストの登録５を行う。収運業者は、廃棄物が収納された容器を処理場２０ａに搬送（１０ａ）する。処理場２０ａでは、荷受２１、計量２２、自動倉庫への廃棄物容器の受入・供給２３、焼却２５が行われる。
【００８２】
図１５、図１６において、中段には、廃棄物管理システムの作用が上段の各処理と対応させて記載されている。５１ａ〜５１ｃ、５６ａ〜５６ｃは各関係機関に設置されているコンピュータである。次に各関係機関における廃棄物管理システムの処理手順（１）〜（１４）について説明する。
【００８３】
（１）病院１ａで排出される廃棄物について、廃棄物計量データを取得する。このデータに基づき病院１ａでは、廃棄物データ管理を行う（処理５２）。
【００８４】
（２）、（３）収運業者は、廃棄物容器を計量してから車両への収集、積込を行う。この際に、廃棄物容器のＩＤからマニフェスト管理票を作成し、また収運票を作成する。収集データには、廃棄物容器の連絡番号、マニフェスト管理票番号、排出事業者番号、収運業者番号、車両番号などが含まれる。
【００８５】
収運業者による廃棄物容器の積込処理（処理５３）では、マニフェスト管理票の電子ファイル化、積込登録が行われる。また、電子マニフェスト登録処理（処理５４）では、処理場の受入報告の承認、電子マニフェストへの自動登録が行われる。さらに、廃棄物個別管理の処理（処理５５）では、廃棄物容器が正規のルートから逸脱して搬送されている場合の追跡、捕捉を行う。また、廃棄物容器の搬送中の事故対応を行う。
【００８６】
このような処理は、各車両の現在位置をＧＰＳにより追跡して、ＤｏＰａ通信網などを経由してコンピュータに入力する。これらのＧＰＳのデータに基づいて、感染性医療廃棄物を積載した車両の追跡管理を行う。医療廃棄物処理業者が保有する管理センターでは、コンピュータにより前記車両の追跡管理データを取得する。
【００８７】
車両の追跡管理は、車両の移動経路をＧＰＳによりリアルタイムで監視するものである。車両が正規のルートから逸脱した場合にも、車両位置を追跡、捕捉することができる。これにより、感染性医療廃棄物が不法投棄される恐れがあるものとして、携帯電話などの通信手段により、警告を発することもできる。また、車両が事故に遭遇した際には、適切な対応をとることができる。さらに、交通渋滞時の対応を指示することができる。
【００８８】
（４）処理場で廃棄物容器の荷受がなされると、入荷実績のデータが作成される。このデータには、連絡番号、マニフェスト管理票番号、廃棄物容器を車両から積み降ろして移載するカゴ車の番号が含まれる。マニフェスト管理票番号とカゴ車の番号は、バーコードリーダ（ＢＣＲ）またはチップリーダ（ＣＲ）によりなされる。カードリーダは、管理票のＩＤがＩＣチップに付与されている場合に用いられる。処理５７では、入荷実績のデータから入荷管理を行う。この処理には、車両（トラック）の入出退管理、処理場受入登録、検品などが含まれる。
【００８９】
（５）廃棄物容器を自動倉庫２４に入庫する際には、廃棄物容器を積載したカゴ車の番号をＢＣＲまたはＣＲで読み取る。この読み取りデータに基づいて処理５８では入庫管理を行う。この入庫管理は、カゴ車利用による作業の簡素化を図るものである。
【００９０】
（６）廃棄物容器を自動倉庫２４に搬入する際には、計量を行って計量データを取得する。この計量データに基づいて処理５９では計量管理を行う。当該計量管理は、排出事業者への受入報告を行うものである。
【００９１】
（７）廃棄物容器をカゴ車単位で自動倉庫２４に入庫したときには、入庫実績データを作成する。処理６０では、この入庫実績データに基づいて受入管理を行う。受入管理は、カゴ車単位の在庫管理、カゴ車が自動倉庫２４のどの位置に入庫したかのロケーション管理、入庫日付の管理などを行う。
【００９２】
（８）、（９）廃棄物容器を自動倉庫２４から出庫する際には、カゴ車番号、ロケーションなどについて出庫指示を出力する。また、廃棄物容器を自動倉庫２４から出庫すると、出荷実績データが作成される。出庫指示は、処理６１の供給管理により行われる。供給管理は、受入供給装置採用により出庫作業のスケジュール化、平常化が可能となるものである。
【００９３】
（１０）前記処理５９の計量管理において、計量データは処理６２の請求処理で利用される。（１１）また、処理６１の供給管理の処理実績も処理６２の請求処理で利用される。処理６２の請求処理は、廃棄物データ、計量データの電子化によるオンライン請求（１２）処理を行うものである。この実施形態においては、感染性医療廃棄物の収集、運搬業者と、焼却処理業者はいずれもインターネットを介して病院に対してオンライン請求を行い、電子決済が可能な構成としている。図１２の構成において、インターネットに銀行などの金融機関を接続し、病院が請求に応じて前記収集、運搬業者と、焼却処理業者の口座に送金し、各業者が引き出す構成とすることも可能である。
【００９４】
（１３）、（１４）前記廃棄物管理用サーバを専用ネットワークを介してＥＤＩシステムによりＪＷＮＥＴとリンクさせ、電子マニフェストの登録を行う。また、ＪＷＮＥＴはマニフェスト番号を廃棄物管理用サーバに通知する。
【００９５】
図１５、図１６の下の段には前記上の段および中段に記載した処理の流れに対応させて、感染性医療廃棄物３０の扱いを記載している。次に各関係機関による感染性医療廃棄物３０の処理について説明する。
【００９６】
病院１ａからは、種々の感染性医療廃棄物が排出される。ナースステーションや汚物室には、固形物として、「手袋等、ビニール製品、採血器、チューブ、フィルターなどのプラスチック類」と、「脱脂綿、ガーゼ、包帯、紙おむつ、手術衣などの繊維質類」が排出される。これらの固形物は、感染性医療廃棄物専用のダンボール箱３２に収納して密閉する。その他の病室などで使用されたチリ紙、包装紙、雑誌などの紙類や果物の皮などの廃棄物は、ポリ袋３１に回収されポリバケツに収納される。
【００９７】
また、液物として血液、血清、血清製剤等が排出される。このような液物は、感染性医療廃棄物専用のプラスチックケース３３に収納して密閉する。さらに、針、アンプル、メス等の刃物、先端鋭利な物、注射器、透析器具のような金物も、別の感染性医療廃棄物専用のプラスチックケース３４に収納して密閉する。図示を省略しているが、前記ダンボール箱３３とプラスチックケース３４には各種明細データを記録した識別票を取り付けても良い。これらの識別票には、医療廃棄物の排出責任者名品目や排出元部署などのデータを書き込む。
【００９８】
本実施形態においては、このように感染性医療廃棄物を収納するダンボール箱３２や、プラスチックケース３３、３４のような専用の容器を使用している。このため、感染性医療廃棄物を分別する作業が不要となるので、作業効率が向上し、また、前記分別時の針刺し事故の発生を防止することができる。このような専用の容器の容量は、例えば４０リットルのものと、２０リットルのものを使用することができる。
【００９９】
これらの廃棄物を収納したポリ袋３１、ダンボール箱３２、プラスチックケース３３、３４は、院内清掃業者が運搬車６ｘ、６ｙで回収する。運搬車６ａ、６ｂは、集積場１２に集められる。集積場１２において、作業７ではポリ袋はダンボールに箱詰めされる。作業８では、ダンボール箱３２、プラスチックケース３３、３４を分別して集積する。
【０１００】
作業９では、作業７、作業８で分別集積したこれらダンボールなどの容器の計量を行い、容器にＩＤを貼付る。この作業は、院内清掃業者が実施する。その後、容器毎に分別保管する。分別保管は、一例として、プラスチック容器、オムツが収納されたダンボール、オムツ以外の廃棄物が収納されたダンボールに分別して行う。なお、集積場１２の作業に関して、院内計量サポートシステム１ｘの構築が可能である。このシステム１ｘには、保険点数制へのデータ収集、および収集、処理場の個別契約などが含まれる。
【０１０１】
ここで、医療廃棄物を前記各容器に収納した後に、当該容器をホットメルトなどにより密閉処理することもできる。この様な処理を行うことにより、当該容器の保管、運搬中に医療廃棄物が容器から漏出する事態の発生を防止できる。また、焼却処理場に運搬される途中で医療廃棄物が不法投棄されることも防止できる。容器に対する密閉処理を行う際に、医療廃棄物の排出責任者名を明記したバーコードを当該容器に貼り付ける。このように、医療廃棄物の排出責任者名が記録されているので、容器の密閉不備に起因する医療廃棄物の漏出や不法投棄が行われた際の責任の所在を明確にすることができる。
【０１０２】
次に、収運業者は集積場１２に分別保管されている廃棄物容器をコンテナなどの適宜の入れ物に積載して、車両１１の位置に収集し、積込を行う。入れ物は、収運業者により病院１ａから収集されて車両１１に積み込まれる。この車両１１は、後部に昇降機構が設けられているテールゲート車を使用することができる。車両１１の大きさは、一例として２トン車、または３トン車が使用されるが、本実施形態において車両はこのような大きさに限定されるものではない。
【０１０３】
感染性医療廃棄物の容器を積載した入れ物の運搬に、テールゲートがない車両１１を使用する場合には、簡易リフトを使用する。本実施形態においては、廃棄物容器を収納した入れ物の車両１１への積み込みに際して、このようにテールゲート付の車両１１、または簡易リフトを使用している。このため、入れ物の積み込み作業が簡単に行え、作業者の作業負担が軽減できる。また、入れ物積み込み作業の時間短縮を図ることができる。
【０１０４】
収運業者による廃棄物容器の回収は、大規模の病院、医療施設に対しては例えば毎日のように定期的に行う。この際に、収運業者による定期回収処理１０ｘは、廃棄物容器箱数、総重量の確認、マニフェストの記入、電子マニフェスト対応などがなされる。また、個人病院などの小規模の医療機関への収集対応処理１０ｙは、これらの医療機関では廃棄物容器の量が少ないので、例えば、週２回というように、対象とする医療機関の廃棄物の量に応じて適宜回収の形態を設定する。
【０１０５】
収運業者は、廃棄物容器が収納された入れ物を車両に積載して処理場に運搬し、バースにおいて入れ物の荷卸し２２ａを行う。また、入れ物を仮置場２３ａに集積する。荷卸し２２ａの処理は、医療廃棄物以外の廃棄物、例えば、廃プラスチック産業廃棄物を運搬してきた車両との区別２１ｘを行う。さらに、搬入される廃棄物の種別毎の車両誘導２１ｙを行う。バースにおけるコンテナなどの入れ物の積み卸し作業も、車両の昇降機能を使用して時間短縮を図る構成としている。
【０１０６】
仮置場２３ａにおいては、入れ物の荷卸し２２ａを行った際に、バーコードリーダ（ＢＣＲ）またはチップリーダ（ＣＲ）２３ｂで、廃棄物容器の管理ＩＤが読み取られる。また、管理ＩＤと収運票２３ｕ、登録カード２３ｖによりマニフェスト管理票２３ｃが参照される。仮置場２３ａから立体倉庫２４に廃棄物容器を運送する際には、カゴ車への容器積込処理２３ｘが行われる。
【０１０７】
この処理では、廃棄物のカゴ車の荷卸し２２ａを行った際に、バーコードリーダ（ＢＣＲ）またはチップリーダ（ＣＲ）としての読み取り機２３ｄで、カゴ車Ｎｏとマニフェスト管理票２３ｃのＮｏが読み取られる。カゴ車の荷卸し２２ａを行った際に、バーコードリーダ（ＢＣＲ）またはチップリーダ（ＣＲ）としての読み取り機２３ｄで、カゴ車Ｎｏとマニフェスト管理票２３ｃのＮｏが読み取られる。
【０１０８】
カゴ車への容器の積込処理２３ｘにおいては、廃棄物の乾湿具合のデータを取得して、焼却処理を行う際の温度コントロールの基礎資料とする。また、マニフェストとのひも付（リンク）、計量値と乾湿具合のデータとのリンクを行う。カゴ車には、容器毎の明細データと重量などのデータを記録する識別票が取り付けられている。なお、カゴ車は容器の回収車として用いられるものであり、折り畳み可能な構成としている。なお、廃棄物容器の積載は、折り畳み可能な構成であれば必ずしもカゴ形状とするものでなくても使用できる。
【０１０９】
自動倉庫２４の搬入口に計量器２１ａを設置している。このため、焼却処理業者はカゴ車を自動倉庫２４に収容する際に計量することになる。焼却処理業者が廃棄物容器を受け入れた時点で計量を行うことも可能であるが、荷卸しのバースが混雑して業務が渋滞する恐れがある。図１６の構成では、業務の荷卸し作業が円滑に行えるという利点がある。
【０１１０】
車両１１に積載されたカゴ車５、６を焼却処理場まで運搬して焼却処理業者に引き渡す前に、カゴ車は計量器２１ａによる計量が行なわれる。この計量は車両ごと行われ、車両重量を差し引いて正味のカゴ車の総重量を算出する。このような処理により、焼却処理業者に引き渡されたカゴ車、すなわち感染性医療廃棄物の総量を確認することができる。また、焼却などの中間処理前の医療廃棄物の重量管理が的確に行えるので、焼却施設の燃料などの算出が容易に行える。
【０１１１】
また、廃棄物容器の計量を行った際に、バーコードリーダ（ＢＣＲ）またはチップリーダ（ＣＲ）２４ａで、廃棄物容器の管理ＩＤが読み取られる。焼却処理業者が行う入荷管理は、前記のように入荷実績データに基づいて、カゴ車単位で受け入れた感染性医療廃棄物を管理するので、作業が簡素化される。
【０１１２】
次に、カゴ車をコンベア搬送により搬送して自動倉庫２４に一時ストックする。自動倉庫は、カゴ車を立体的に集積するものであり、狭いスペースでも多数のカゴ車を収容することができる。自動倉庫２４から搬出されたカゴ車は、反転機で反転されて容器を取り出し、容器を焼却装置のホッパー２５ｂに投入される。続いて容器は焼却設備で焼却処理される。空のカゴ車は仮置き場２３ａに返却される。自動倉庫２４は冷蔵機能を有しており、例えば倉庫内の気温を摂氏５度程度に保持して、感染性医療廃棄物の腐敗などの劣化を防止する。このように、医療廃棄物を低温の自動倉庫２４に回収車単位で保管しているので、医療廃棄物を衛生的に、しかも効率良く保管することができる。
【０１１３】
図１５、図１６の例では、病院で院内清掃業者は廃棄物容器を運搬車６ｘ、６ｙで回収しているが、これに代えて図１２で説明したような識別票６ａを貼り付けたカゴ車６を用いても良い。また、収運業者は廃棄物容器をコンテナのような入れ物に収納して車両で処理場に運搬している。この場合も、入れ物に代えて前記カゴ車を用いる構成としても良い。
【０１１４】
図１７は、従来のマニフェストシステムと本発明のマニフェストシステムとを対比した説明図である。図１７において、従来のマニフェストシステムでは（Ａ）に示すような短所がある。すなわち、廃棄物容器の移動経路と情報の流れは別々のルートをたどるので、両者は乖離している。また、利用時間帯は午前８時から午後８時までとなっており制約がある。さらに、紙マニフェストのデータは管理しないので、ユーザにとって使い勝手が悪い。
【０１１５】
一方、長所としては、（Ｂ）に示されているようにＪＷＮＥＴでマニフェストを保管するので、ユーザは保管する必要がない。また、都道府県、政令都市への報告も自動対応が可能である。
【０１１６】
紙マニフェストの短所は、（Ｃ）に示されているように保管義務は５年間であり、その後はデータが失われる可能性がある。また、排出事業者への処理報告に、マニフェストを返送する必要があり、マニフェストの整理が煩雑となり、作業負担が大きくなる。 紙マニフェストの長所は、（Ｄ）に示されているように、廃棄物容器の現品管理に近い扱いができる。また、利用時間に制約がない。
【０１１７】
本発明で提案する感染性廃棄物電子マニフェスト連動収集システムの特徴は、（Ｅ）に示されている。（イ）廃棄物容器と情報が一致しており、収集の確実性が向上する。すなわち、個別管理用ＩＤを廃棄物容器の現品に添付している。また、２次元バーコード化した個別管理用ＩＤを収運票に印字している。（ロ）利用時間に制約がないので、利便性が向上する。すなわち、専用ＮＥＴにより２４時間の対応が可能である。
【０１１８】
（ハ）紙マニフェストも前記専用ＮＥＴによりデータ収集をするので、紙マニフェストのデータ管理を行うことができる。（ニ）専用ＮＥＴをＪＷＮＥＴにリンクさせ電子マニフェスト登録しているので、マニフェスト管理の負担を軽減することができる。
【０１１９】
以上説明したように、本発明は特に感染性医療廃棄物の処理システムとして用いると有用であるが、医療機関から排出される医療廃棄物一般の処理にもこのシステムの全部または一部を適用することができる。また、インターネットに代えてＬＡＮなどの他の通信網を使用する構成とすることができる。
【０１２０】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、医療廃棄物が排出される排出事業者、医療廃棄物を運送する一次収運業者、医療廃棄物を焼却などの中間処理する中間処理業者、前記中間処理業者から中間処理された医療廃棄物を運送する二次収運業者、医療廃棄物を最終処分する最終処分業者などの医療廃棄物関連の各関係機関に設置された情報端末装置を、専用ネットワークを介して医療廃棄物管理専用のサーバに接続し、当該専用のネットワークを電子マニフェストを管理する汎用のネットワークとＥＤＩシステムでリンクさせている。このため、医療廃棄物の移動に連動させる電子マニフェストの登録を適宜の時間帯に制約を受けることなく行うことができる。したがって、医療機関の敷地内における医療廃棄物の移動を夜間などの関係者の滞在が少ない時間に行えるので、医療機関における快適な環境整備に寄与することが可能となる。
【０１２１】
医療廃棄物を管理する専用のネットワークは、情報処理の分野では広範に使用されているＥＤＩシステムにより電子マニフェストを管理する汎用のネットワークとリンクさせている。このため、本発明の医療廃棄物処理システムを専門的な知識を要することなく簡単に、しかも低コストで提供できる。
【０１２２】
医療廃棄物管理専用のサーバには、各関係機関における電子マニフェストの医療廃棄物管理データベースが保有されていると共に、紙マニフェストのデータが合わせて保有されている。このため、電子マニフェストと紙マニフェストの双方の処理に対応できる。この医療廃棄物管理専用のサーバは、中間処理業者の管理センターなどに設置されるので、医療機関では当該サーバの設置スペースを節約できる。また、当該サーバの保守点検、管理なども医療機関の手を煩わすことなく行える。
【０１２３】
本発明の医療廃棄物処理システムにおいて、電子マニフェストには、排出事業者、一次収運業者、中間処理業者間で適用される一次マニフェストと、前記中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間で適用される二次マニフェストを分離して登録している。このため、医療廃棄物を焼却するなどの中間処理までのデータと、中間処理後の最終処理までのデータを別個に管理できるので、データベースが簡略化され、各関係機関のデータへのアクセスも簡便に行える。
【０１２４】
また、本発明は、医療廃棄物を収納した容器に、医療廃棄物の排出元データと、品目データとを含む管理用ＩＤを取り付けている。このため、医療廃棄物が排出事業者、収運業者、中間処理業者などの関係各機関において、運搬、保管、処分などの処理がどのようになされているかをリアルタイムで管理することができる。
【０１２５】
また、本発明は、医療廃棄物を容器に収納した後に当該廃棄物容器を密閉処理し、その際に医療廃棄物の排出責任者名を前記管理用ＩＤに記録している。このため、当該容器の保管、運搬中に医療廃棄物が容器から漏出する事態の発生を防止できる。また、焼却処理場に運搬される途中で医療廃棄物が不法投棄されることも防止できる。更に、容器に対する密閉処理を行う際に、医療廃棄物の排出責任者名を明記したバーコードを当該管理用ＩＤに貼り付けている。このように、医療廃棄物の排出責任者名が記録されているので、容器の密閉不備に起因する医療廃棄物の漏出や不法投棄が行われた際の責任の所在を明確にすることができる。
【０１２６】
また、本発明は、医療廃棄物を収納した容器を集積する回収車に、各容器の重量データが記録されている識別票を付与している。このような回収車を用いることにより、処理効率が良好な物流システムを提供することが可能となる。また、回収車に識別票を取り付けているので、感染性医療廃棄物の収集、運搬処理の管理を正確に行うことができる。なお、焼却などの中間処理前の医療廃棄物の重量管理が的確に行えるので、焼却施設の燃料などの算出が容易に行える。
【０１２７】
また、本発明は、一次収運業者または二次収運業者の運搬車両の位置をＧＰＳで追跡監視し、ＧＰＳで得られた位置情報を前記医療廃棄物管理専用のサーバに送信している。このように、ＧＰＳによる車両の追跡管理を行うので、車両のルート逸脱、不法投棄の監視、事故対策、交通混雑回避などの対処が可能となる。
【０１２８】
また、本発明は、中間処理業者による医療廃棄物の保管を、自動倉庫に回収車単位で行っている。このため、医療廃棄物を衛生的に、しかも効率良く保管することができる。
【０１２９】
また、本発明は、前記排出事業者、一次収運業者、中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間の関係各機関の決済を電子決済としている。このため、医療廃棄物処理の経理業務を簡便化することができる。なお、汎用の通信網を使用しているので、小規模医療機関も簡単に本発明の医療廃棄物処理システムに参入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る全体構成を示す説明図である。
【図２】廃棄物処理システムの一例を示すシステムフロー図である。
【図３】廃棄物処理システムの一例を示すシステムフロー図である。
【図４】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図５】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図６】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図７】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図８】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図９】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図１０】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図１１】廃棄物処理システム詳細に説明するシステムフロー図である。
【図１２】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図１３】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図１４】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図１５】医療廃棄物の処理システムの一例を示す説明図である。
【図１６】医療廃棄物の処理システムの一例を示す説明図である。
【図１７】従来例と本発明とを対比した説明図である。
【図１８】従来例を示すブロック図である。
【図１９】従来の電子マニフェストを示す説明図である。
【符号の説明】
１・・・医療機関、１０・・・収集・処理業者、２０・・・焼却処理業者
２４・・・自動倉庫、４０・・・管理センター、７０・・・インターネット、７６・・・排出事業者、７７・・・一次収運業者、７８・・・中間処理業者、７９・・・二次収運業者、８０・・・最終処分業者、８１・・・ＪＷＮＥＴ、８２・・・ＥＤＩシステム、８２ｘ・・・廃棄物管理用専用ネットワーク、８３・・・廃棄物管理用サーバ、８５・・・廃棄物容器、９４・・・中間処理後の廃棄物（処理物）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a medical waste treatment system configured to effectively perform collection, transportation, and incineration of medical waste by using an electronic manifest.
[0002]
[Prior art]
In a medical institution such as a hospital (discharge company), a large amount of medical waste is discharged every day. Medical waste is roughly divided into infectious medical waste and non-infectious medical waste. Infectious medical waste is expected to have pathogens such as tuberculosis, hepatitis, cholera, and O157 that are likely to cause secondary infection with statutory infectious diseases. Management is required.
[0003]
Infectious medical wastes include solids such as gloves, diapers and gauze, liquids such as serum and blood, and hardware such as used injection needles and scalpels. For example, a large hospital with a class of 1,000 beds discharges 3,000 tons of infectious medical waste annually. Recently, the use of disposable medicines (disposable medicines) has increased, and in medical institutions, the total amount of medical waste discharged from various departments such as internal medicine and surgery tends to increase.
[0004]
In the treatment of infectious medical waste, a series of processes including separation and discharge, collection in hospitals, loading, transporting, unloading, loading into sterilization facilities such as incinerators, and processing and disposal are required. By performing such processing, medical institutions try to prevent the spread of pathogenic bacteria and infection. Patent Literature 1 describes such a method for treating medical waste.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-4-327402
[0006]
FIG. 18 is a block diagram illustrating a processing configuration described in Patent Literature 1. In FIG. 18, (1) a large number of barcode labels for displaying different data for each of the hospital name, ward name (division name), and identification number are prepared and distributed to each ward. (2) In each ward, infectious waste is put into a dedicated container, and when the content of the container reaches a predetermined amount, the container is sealed and one barcode label is attached to one container. (3) The containers to which the barcode labels are attached are collected in a storage location in the hospital A, and the data of the barcode labels is read by the first reader 112 connected to the first terminal 110 prepared in the hospital.
[0007]
(4) The read data is sent from the terminal 110 to the external central processing unit 114 (CPU) via the telephone line of the hospital, and is stored in the memory 116 of the CPU 114. (5) The container in which the input of the barcode data is completed is transported from the hospital A to the waste treatment facility (electric furnace) C by the exclusive transport vehicle of the collection and transport company B. (6) In the waste treatment facility C, when the container is carried in, the barcode label is read again by the second reader 120 connected to the second terminal 118 prepared in the treatment facility C, and the data is transferred to the second terminal. Device 118 to the CPU 114 via the telephone line.
[0008]
(7) The CPU 114 compares the data read by the second scanner 120 with the data stored in the memory 116 before transport, determines whether or not they are the same, and compares the result with the second terminal via the telephone line. To the machine 118. (8) As a result of the collation, containers having data determined to be the same are temporarily stored in a storage place. Preferably, (9) immediately before the disposal process at a predetermined time, the barcode label of the container is read again, and (10) the data is sent to the CPU 114 and compared again. (11) As a result of the collation, a disposal process (melting) of the container having the data determined to be the same is performed.
[0009]
As described above, the collection and disposal method shown in FIG. 18 enables individual collation at the time of transport of the container enclosing the infectious medical waste, and if the container taken out of the hospital is not carried into the treatment facility, the bar code This can be found immediately by checking the label.
[0010]
However, in the collection and disposal method shown in FIG. 18, it is not possible to confirm whether or not the infectious medical waste enclosed in the container has been reliably disposed of in the waste treatment facility, and there is a risk that the waste may be illegally dumped on the way. The above problem had occurred. In order to address such problems, a manifest system based on the Waste Management Law has been introduced for the purpose of preventing illegal dumping of industrial waste including infectious medical waste.
[0011]
In the manifest system, the discharge company (Hospital A in the example of FIG. 18) grasps the flow of industrial exhaust materials entrusted to waste collection / transportation companies and disposal companies, and takes appropriate measures such as preventing illegal dumping. It is intended for planning. As the manifest system, an electronic manifest and a paper manifest are established.
[0012]
FIG. 19 is an explanatory diagram illustrating an example of an electronic manifest. In FIG. 19, a waste discharge company 76 such as a hospital registers a primary manifest with the information processing center 75 ((1)). When the collection and transportation company 77 carries out the waste B from the waste discharge company 76, the collection and transportation company 77 reports the transportation completion to the information processing center 75 ((2)). The information processing center 75 stores and manages manifest information. In addition, the results of waste disposal will be reported to prefectures and ordinance-designated cities as required. When the waste B is disposed of by the intermediate processing company 78 having an incineration plant or the like, the intermediate processing company 78 reports the disposal (intermediate processing) completion to the information processing center 75 ([3]).
[0013]
Here, the intermediate processing company 78 performs a secondary manifest registration with the information processing center 75 for final processing of incineration ash and the like ([4]). When the waste D such as incineration ash is carried into the final disposal site such as a landfill site by the collection and transportation company 79, the collection and transportation company 79 reports the completion of transportation to the information processing center 75 ([5]). . When the final disposal company 80 disposes of the waste D, the disposal (final disposal) completion report is sent to the information processing center 75 ([6]).
[0014]
The information processing center 75 reports the disposal result of the waste in response to the request from the prefecture or the government-designated city as described above. Further, the waste discharge business operator 76 is notified of the above (2), (3), and (6). Accordingly, the waste discharger 76 has concluded that the waste B has been transported to the intermediate disposal company 78 and disposed of by incineration or the like, and that the final disposal company 80 has disposed of the waste D in the landfill. It is possible to confirm that the final disposal has been performed. Further, the notification of (5) and (6) is performed to the intermediate processing company 78. Therefore, the intermediate treatment company 78 can confirm that the waste D is transported to the final disposal company 80 and is finally disposed.
[0015]
The electronic manifest as shown in FIG. 19 is executed using a network system called JWNET (Japan Waste Network: an electronic manifest system operated by the Japan Industrial Waste Management Promotion Center). That is, the related organizations of the waste discharge business 76, the collection and transportation company 77, the intermediate treatment company 78, the collection and transportation company 79, and the final disposal company 80 are connected to the information processing center 75 via a communication line such as the Internet. You. A report from each of the organizations to the information processing center 75 and a notification from the information processing center 75 to each of the organizations are made via the communication line.
[0016]
As described above, the electronic manifest shown in FIG. 19 does not require paper materials by using JWNET, and bidirectional data transmission / reception can be performed between each of the organizations and the information processing center. For this reason, there is an advantage that a large amount of data can be processed quickly as compared with the paper manifest system. Also, waste management can be performed accurately.
[0017]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the system operation time of JWNET is determined from 8:00 am to 8:00 pm from Monday to Saturday. For this reason, there is a problem that the processing in each related period is restricted by time, and the degree of freedom of use time is small. In particular, when the medical waste discharger is a hospital, the operation time period of the system overlaps with the stay time period of patients and hospital staff.
[0018]
The electronic manifest is registered as waste is transported by the collectors and carriers from the discharger. In other words, the electronic manifest is registered when the medical waste is transported by the collection and transportation company from the hospital that is the discharging company to the intermediate treatment company such as an incineration plant, so the electronic Manifest registration will occur at the same time as the transfer of medical waste. Therefore, the treatment of medical waste during the hospital's active hours may cause discomfort to many residents in the hospital, which may hinder the establishment of a comfortable environment in medical institutions. There was a problem.
[0019]
The present invention solves the above-described problems, and aims to provide a medical waste treatment system configured to effectively perform a series of treatments such as collection, transportation, and incineration of medical waste by an electronic manifest. Things.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
For this purpose, the medical waste treatment system of the present invention includes a general-purpose network for managing an electronic manifest, information terminal devices respectively installed in a plurality of related organizations related to medical waste processing, and any of the related organizations. A dedicated server for medical waste management to be installed, a dedicated network for connecting the server and the information terminal device of each related organization, and means for linking the dedicated network and a general-purpose network, Based on the data related to the medical waste treatment of each of the concerned institutions registered in the dedicated server, the manifest is registered in a general-purpose network via the linking unit, and the manifest is registered through the linking unit. The server may be configured to receive a notification of the end by the server.
[0021]
Further, in the medical waste treatment system of the present invention, the dedicated server for medical waste management has a medical waste management database of electronic manifests in each of the related organizations and also has data of paper manifests together. It is characterized by.
[0022]
Further, in the medical waste treatment system of the present invention, the related organization includes a discharge company from which medical waste is discharged, a transportation company for transporting medical waste, and an intermediate treatment for performing intermediate treatment such as incineration of medical waste. It is characterized by being a trader.
[0023]
Further, in the medical waste treatment system of the present invention, the related organization includes a discharge company from which medical waste is discharged, a primary transporter for transporting medical waste, and an intermediate for intermediate treatment such as incineration of medical waste. It is characterized by being a disposal company, a secondary transportation company for transporting medical waste intermediately treated from the intermediate treatment company, and a final disposal company for final disposal of medical waste.
[0024]
In addition, the medical waste treatment system of the present invention, the electronic manifest, the discharge business operator, a primary transporter, a primary manifest applied between intermediate processors, the intermediate processor, a secondary transporter, It is characterized by registering the secondary manifest applicable between final disposal contractors.
[0025]
Further, the medical waste treatment system of the present invention is characterized in that the medical waste management dedicated server is installed in an intermediate treatment company.
[0026]
The medical waste treatment system according to the present invention is characterized in that the means for linking the dedicated network and the general-purpose network is an EDI (electronic data exchange) system.
[0027]
Further, the medical waste treatment system of the present invention is characterized in that a management ID including medical waste discharge source data and item data is attached to a container for storing the medical waste.
[0028]
Further, the medical waste treatment system of the present invention seals the waste container after storing the medical waste in a container, and records the name of a person responsible for discharging medical waste in the management ID at that time. It is characterized by the following.
[0029]
Further, the medical waste treatment system of the present invention is characterized in that an identification tag in which weight data of each container is recorded is given to a collection vehicle in which containers storing the medical waste are collected.
[0030]
Further, the medical waste treatment system of the present invention tracks and monitors the position of the transport vehicle of the primary transporter or the secondary transporter by GPS, and uses the position information obtained by GPS for exclusive use of the medical waste management. It is characterized in that it is transmitted to a server.
[0031]
Further, the medical waste treatment system of the present invention is characterized in that storage of medical waste by the intermediate treatment company is performed in an automatic warehouse for each collection vehicle.
[0032]
Further, the medical waste treatment system of the present invention is characterized in that the settlement of the related organizations among the discharge business operator, the primary carrier, the intermediate treatment company, the secondary carrier, and the final disposal company is electronic settlement. And
[0033]
As described above, the present invention connects the information terminal device installed at each medical waste-related organization to a server dedicated to medical waste management via a dedicated network, and manages the electronic manifest through the dedicated network. And a general-purpose network to be linked by an EDI system. For this reason, the registration of the electronic manifest linked to the movement of the medical waste can be performed without restriction in an appropriate time zone. Therefore, the transfer of medical waste on the premises of the medical institution can be performed during a time when the persons concerned stay at a small time, such as at night, thereby contributing to a comfortable environment in the medical institution.
[0034]
In addition, a management ID including medical waste discharge source data and item data is attached to the container storing the medical waste. For this reason, it is possible to manage in real time how the processing such as transportation, storage, and disposal of medical waste is performed in related organizations such as a discharge company, a transport company, and an intermediate processing company.
[0035]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic explanatory view showing the entire configuration of the medical waste treatment system according to the present invention. In this embodiment, the existing JWNET 81 as described with reference to FIG. 18 is added to a discharge company 76, a collection and transportation company (hereinafter, may be abbreviated as a transportation company) 77, an intermediate processing company 78, and a transportation company 79. And information terminal devices such as computers of the related organizations of the final disposal company 80 are connected. The server installed at the information processing center of JWNET 81 (not shown) has an electronic manifest database (DB).
[0036]
The electronic manifest database (DB) is formed from a primary manifest 81a and a secondary manifest 81b. The primary manifest 81a is data (electronic manifest) from the medical waste discharged from the discharge company 76 to the intermediate treatment company 78 transported by the transport company 77 to the intermediate treatment. The secondary manifest is data (electronic manifest) from the medical waste intermediately treated by the intermediate treatment company 78 to the final disposal company 80 after being transported by the transportation company 79 to the final disposal. As described above, since the primary manifest 81a and the secondary manifest 81b are separately registered, data up to intermediate processing such as incineration of medical waste and data up to final processing after intermediate processing are separately stored. Can manage. Therefore, the database is simplified, and access to the data of each related organization can be easily performed.
[0037]
In the present invention, for example, a management center is provided in the intermediate treatment company 78, and the management center is provided with medical waste (in the specification and drawings of the present invention, medical waste may be simply referred to as waste. ) A management server is installed, and the server holds a medical waste management database (DB). Then, the server and an information terminal device such as a computer of each related organization are connected via a dedicated manifest management network. The dedicated network and the JWNET 81 are linked by an EDI system (Electronic Data Interchange) 82.
[0038]
The EDI system 82 is for exchanging data for business transactions between different companies between computers using a standard protocol via a communication line. Thus, the JWNET 81 is linked by the EDI system 82 widely used in the field of information processing. For this reason, the medical waste treatment system of the present invention can be provided simply and at low cost without requiring specialized knowledge. In the present invention, the JWNET may be referred to as “a general-purpose network for managing an electronic manifest”.
[0039]
As shown in (a) to (c), the discharge business operator 76, the freight carrier 77, and the intermediate treatment company 78 are manifest-managed with respect to the waste by the primary manifest 81a. This manifest is updated by batch processing. As shown in (d) to (f), the intermediate treatment company 78, the transportation company 79, and the final disposal company 80 are managed by the secondary manifest 81b for waste. This manifest is similarly updated by batch processing.
[0040]
As shown in (g) to (g), the containers storing the wastes are individually managed between the discharge company 76, the transport company 77, and the intermediate treatment company 78. This management is performed in real time as the container moves. In addition, the paper manifest is converted into data. Next, as shown in (nu) to (e), the primary manifest and the secondary manifest are associated with each other between the intermediate treatment company 78, the transportation company 79, and the final disposal company 80. In addition, final disposal management of the container that stores the waste is performed.
[0041]
As described above, in the system of FIG. 1, the processing of the JWNET 81 for performing registration and management of the manifest and the various kinds of processing associated with the movement of the container storing the waste are separated. That is, a waste management server having a waste management database is installed at an appropriate waste disposal organization, separately from the electronic manifest server installed at the information management center of JWNET81. By linking the JWNET 81 with the dedicated network for waste management connected to the waste management server by the EDI system 82, transmission and reception of necessary waste management data can be performed within the operation time of the JWNET 81. Do.
[0042]
The input / output processing of the waste management data with respect to the waste management server can be performed without being restricted by time. For this reason, the registration work of the electronic manifest, which is performed simultaneously with the movement of the waste container, can be executed, for example, at a time when the outpatient clinic such as at night or the stay of hospital staff is small. For this reason, even if the waste container is transported in the hospital premises, there is less possibility that the concerned person or the like will feel uncomfortable.
[0043]
2 and 3 are system flow diagrams showing an example of the waste disposal system according to the present invention. FIGS. 2 and 3 mainly describe waste collection linked with the electronic manifest, and therefore, the waste management server holding the waste management DB described in FIG. 1 is not shown. An operation example of the server will be described later with reference to FIGS.
[0044]
In FIGS. 2 and 3, the procedure 1. Attachment of waste ID-Procedure 16. The processing procedure up to the completion of the electronic manifest final disposal (secondary) is shown. Further, in the (S) column in the horizontal direction, a discharge company 76, a transporter (primary) 77, an intermediate treatment provider 78, a transporter (secondary) 79, a final disposal provider 80, and JWNET 81 are shown. . That is, FIG. 2 and FIG. 3 show what kind of processing is performed by the related organizations related to the waste disposal described in the horizontal column (S) in each procedure shown in the vertical column (R). Is expressed in the form of a skeleton using white rhombic connectors.
[0045]
Hereinafter, the processing of each related organization will be described step by step. Procedure 1. Then, the discharge company 76 attaches the waste ID to the container 85 in which the waste is stored. The waste ID includes the contents of the waste (combustibles, non-combustibles, injection needles, etc.), the date of discharge, the source of the waste such as a ward or ward, the handler, the department code (medical office code), Information such as data of the type is written. The waste ID is created with a barcode or an IC chip.
[0046]
Procedure 2. Then, the transporter 77 reads the waste ID of the waste container 85 discharged by the scanner 87, collects data on the waste, and issues a transporter slip 86. The contact number of the waste container 85 and an ID attached to the container 85 (hereinafter, referred to as a container ID) are described in the collection and transportation slip 86 (89a).
[0047]
Procedure 3. Then, the intermediate processing company 78 collates the contents of the waste container 85 carried in from the transportation company 77 with the waste data based on the transportation and transportation slip 86. Step 4. Then, the waste receiving company 76 is notified of the receipt of the waste. At this time, the intermediate treatment company 78 reports the contact number and the container ID of the carried waste container 85 to the discharge company 76 (89b). Procedure 5. Then, when the discharge company 76 approves the acceptance of the waste to the intermediate processing company 78, the waste business operator 76 describes the fact in the data created by the collection and receipt slip 86. Then, a manifest number of the waste container is registered with a contact number (89c) (89d). In FIGS. 2 and 3, skeleton connectors 78a to 78g of the intermediate processing company 78 are shown in both figures for easy understanding.
[0048]
Step 6. Then, the intermediate treatment company 78 transmits the contact number of the waste container to the JWNET 81 (89p). The JWNET 81 returns the contact number of the waste container together with the manifest number to the intermediate treatment company 78 (89e). In this way, the intermediate processor 78 obtains the electronic manifest number. Step 7. Then, the intermediate treatment company 78 writes the manifest number together with the contact number of the waste container (89r) and transmits the same to the transportation company 77. In this way, the intermediate processing company 78 notifies the freight carrier 77 of the electronic manifest registration number.
[0049]
Step 8. Then, the freight carrier 77 sends the completion of transport of the waste container to the intermediate treatment company 78 to the JWNET 81 with a manifest number (89f), and the JWNET 81 updates the manifest (89i). That is, the transport completion data of the waste container is written in the manifest. Procedure 9. Then, the intermediate processing company 78 transmits the end of the intermediate processing to the JWNET 81 with the manifest number (89h), and the JWNET 81 updates the manifest (89i). That is, data indicating completion of the intermediate processing is written in the manifest.
[0050]
Procedure 10. Then, the intermediate treatment company 78 registers an electronic manifest for secondary waste such as incinerated waste slag (89j). At this time, a manifest number (primary) is referred to. Procedure 11. Then, the intermediate processing company 78 issues a collection and delivery slip to the collection and transportation company 79 and gives a contact number (88a). Procedure 12. Then, the transportation company 79 carries the waste container (not shown) together with the transportation ticket 88b from the intermediate treatment company 78 to the final disposal company 80. The final disposal company 80 transmits the contact number of the collection and transportation slip 88c to the intermediate treatment company 78, and reports acceptance of the final disposal site. Procedure 13. Then, at this time, the intermediate processing company 78 acquires the secondary registration number of the electronic manifest.
[0051]
Procedure 14. Then, the intermediate processing company 78 transmits the contact number to the JWNET 81 (89k). The JWNET 81 sends the contact number together with the manifest number and sends it back to the intermediate processor 781 (89l), and notifies the intermediate processor 78 of the secondary electronic manifest registration number. Procedure 15. Then, the transport company 79 sends the contact number to the JWNET 81 after transporting the waste container to the final disposal company 80. At this time, the JWNET 81 updates the data of the completion of the transport of the electronic manifest. Procedure 16. Then, the final disposal company 80 transmits the end of the final processing to the JWNET 81 with the manifest number, and the JWNET 81 updates the manifest (89i). That is, the data of the completion of the final disposal is written in the manifest.
[0052]
4 to 11 are system flow diagrams for explaining the processing of FIGS. 2 and 3 in more detail. In each of the figures, explanatory texts (1) to (X) are described in the vertical direction. Also, in the horizontal direction, the discharge business 76, the primary transporter 77 (1), the intermediate treatment provider 78, the secondary transporter 79 (2), the final disposal provider 80, JWNET81, and dedicated for waste management A network 82x and a server 83 are shown. 4 and 5, FIG. 6 and FIG. 7, FIG. 8 and FIG. 9, and FIG. 10 and FIG.
[0053]
4 and 5, in the process (1), the discharge company 76 affixes a management ID such as a barcode (BC) to each waste container 85 in which waste is stored. In the process (2), the carrier 77 reads the management ID of the waste container 85 with an information device such as a portable terminal and stores it in the computer 77x. Further, the electronic manifest contact number of the collection slip 86 (corresponding to the collection and receipt slip in FIGS. 2 and 3) is registered in the computer 77x. The collection slip 86 is filled with necessary items such as the number of containers and the date and time of transport from the discharge company 76. In addition, the collection slip 83 is one set of three sheets. The first collection slip 86a is a copy of the discharge company 76.
[0054]
The file 90a stored in the computer 77x of the carrier 77 stores collected data, management IDs, contact numbers, trader codes, and the like. These data stored in the file 90a are transferred to a waste management server (hereinafter simply abbreviated as a server) 83 of the electronic manifest by the waste management network 82x, and stored in the file 83a as a waste database (DB). You. The server 83 is installed at an appropriate related organization, for example, an emission company 76.
[0055]
The waste management network 82x is linked with the server 83 and the computers 76x, 77x, 78x, 79x, 80x installed in the respective institutions by an EDI system or a web. The waste management network 82x forms a local dedicated network for managing waste. It should be noted that the waste management network 82x is linked to the JWNET 81, and a large-scale management server 81x is installed in the JWNET 81.
[0056]
In the process of (3), the intermediate processing company 78 checks the contents of the waste stored in the container 85 and the second collection slip 86b. The second collection slip 86b is returned to the freight carrier 77. The inspection result is registered in the waste DB 83a. Next, the intermediate treatment company 78 performs the measurement for each truck loaded with waste containers on the truck scale or for each individual container. The weighing result is entered in a pair of weighing slips, and the first weighing slip 91a is returned to the freight carrier 77. The weighing data 82 is registered in the waste DB 83a.
[0057]
As described above, the inspection data and the weighing data of the waste obtained by the intermediate processing company 78 are registered in the waste DB 83a of the server. These inspection result and weighing result data are notified to the discharge company 76. The discharge company 76 registers the collected data together with the contact number in the file 90b based on the notified data.
[0058]
In the processing of (4), the discharge company 76 checks the collection slip 86a against the collected data, confirms whether the waste container 85 has been correctly transported to the intermediate processing company 78, and has been processed correctly. When it is confirmed, approval is given. In the process (5), the discharge company 76 registers the electronic manifest using the contact number of the file 91 as a key. In the file 91, a contact number, an electronic manifest business operator ID, an electronic password, and the like are registered.
[0059]
In the file 89d of the server of the JWNET 81, a manifest number and a contact number are registered for the electronic manifest registration of the discharge company 76. The manifest number is acquired by the server 83 from the JWNET 81 and registered in the waste DB 83b. The server 83 issues the manifest number to the discharge company 76.
[0060]
In the process (6), the server 83 notifies the registered electronic manifest number to the hauling company 77 and the intermediate processing company 78. In the file 92a of the freight carrier 77, the registration notification of the electronic manifest is stored together with the contact number. The transporter 77 reports the completion of transport of the waste container, and registers it in the file 93a. In the file 93a, items such as a contact number, a manifest number, an electronic manifest business operator ID, an electronic manifest business password, and completion of transportation are recorded.
[0061]
When the processing of the waste is completed, the intermediate processing company 78 compares the third collection slip 86c with the electronic manifest number stored in the file 92b, confirms it, and reports the processing end to the server 83. . In the file 93b of the intermediate processing company 78, items such as a contact number, a manifest number, an electronic manifest business operator ID, an electronic manifest business password, transport completion, and processing completion are recorded.
[0062]
In the process (7), the electronic manifest is updated based on the report of the completion of transport of the waste container to the intermediate processing company 78 and the processing completion report of the intermediate processing company 78 for the freight carrier 77. The updated content is registered in the file 89g held by the server 81x of the JWNET 81. This processing of the server 81x is executed by transferring the manifest number, contact number, transportation completion, and processing completion of the waste DB registered in the file 83c of the server 83.
[0063]
In the process (8), for the waste (processed material) after the intermediate treatment, the registration of the electronic secondary manifest and the association with the electronic primary manifest data are performed. That is, the intermediate processor 78 reads the waste data stored in the file 83c from the server 83, and copies the primary manifest data to the file 98a. In addition, a new collection slip 95 is created, and a contact number and the like for the processed object 94 are written. The third collection slip 95c is kept as a record. Next, the collected data for the electronic secondary manifest is recorded in the file 98b. In the file 98b, items such as a contact number, a vendor code, the number of secondary waste containers, and a primary manifest number are recorded.
[0064]
The carrier 79 compares the processed material 94 with the collection slip 95a and transports the processed material 94 to the final disposal company 80. The final disposal company 80 collates the carried-in material 94 with the collection slip 95a, and returns the first collection slip 95a to the transport company 79. The server 83 copies the collected data of the file 98b to the waste DB 83a and applies to the JWNET 81 for registration of the secondary electronic manifest. A file 89j for registering a secondary electronic manifest is created in the server 81x of the JWNET 81. The contents of the file 89j are transferred to the server 83 to create a file 83d. In the file 83d, a secondary electronic manifest number, a contact number, and the like are recorded.
[0065]
In the process (9), the freight carrier 79 reports that the transport of the processed material 94 has been completed. At this time, the content is confirmed with reference to the electronic manifest registration notification and the contact number stored in the collection slip 95a and the file 96a. When the confirmation of the completion of transportation is completed, the result is registered in the file 97a. The file 97a records items such as a contact number, a manifest number, an electronic manifest business operator ID, an electronic manifest business password, and completion of transportation.
[0066]
When the processing of the processed material 94 is completed, the final disposal company 80 collates the second collection slip 95b with the electronic manifest number stored in the file 96b, confirms it, and notifies the server 83 of the processing end. Report. In the file 97b of the final processing company 80, items such as a contact number, a manifest number, an electronic manifest business operator ID, an electronic manifest business password, and final disposal completion are recorded.
[0067]
In the process (X), the server 83 creates a file 83e based on the items stored in the files 97a and 97b of the carrier 79 and the final disposal company 80. The file 83e stores items such as a manifest number, a contact number, transportation completion, and processing completion. In the server 81x of the JWNET 81, the secondary electronic manifest of the file 89m is updated to the contents of the completion of the transportation and the completion of the final disposal. Also, in conjunction with the update of the secondary electronic manifest, the primary electronic manifest is automatically updated to the content of the final disposal completion.
[0068]
Next, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In the embodiment of FIG. 12, the management center installed in the medical institution 1 (discharge business operator), the medical waste collection / transportation company 10 (transportation business operator), and the medical waste disposal company 71 (intermediate processing operator) Each of the information terminals 40 is provided with an information terminal device such as a computer, and each information terminal device is connected to the Internet 70. The waste management server connected to the computers of the related organizations is installed in the management center 40. Further, the information terminal devices of these related organizations are connected by the waste management network as described above.
[0069]
In the example of FIG. 12, the medical waste disposal company 71 has an incineration plant 20a, and the information terminal device provided in the incineration plant 20a is also connected to the Internet 70. Note that the information terminal device provided in the management center 40 and the information terminal device provided in the incineration plant 20a can be directly connected by a cable.
[0070]
The computer installed in the management center 40 serves as a central processing unit. The computer is connected to the medical institution 1, the medical waste collection / transporter 10, and the incineration plant 20a via the Internet 70. Connected to an information terminal device. All data of the medical waste treatment system according to the present invention is managed by the waste management server. The waste management server installed in the management center 40 is linked to JWNET via the EDI system via the waste management dedicated network as described above.
[0071]
The medical institution 1 as a discharge company stores infectious medical waste in a container 35 such as a plastic case and loads the waste on a dedicated cart 6. The cart 6 functions as a vehicle for collecting infectious medical waste. Although not shown, the data of the infectious medical waste is recorded as an identification tag (corresponding to a management ID) using a barcode label or an IC chip, and the identification tag is attached to the container 35. After weighing each container, the container 35 is loaded on the cart 6.
[0072]
This identification tag 6a is also attached to the cart 6 to record the total weight of infectious medical waste in the entire container loaded on the cart 6. The infectious medical waste collection / transporter 10 collects the dedicated basket cart 6 and loads it on the vehicle 11 with the containers loaded. At the place where the car 6 is loaded on the vehicle 11, a reader for reading the identification tag of each car 6 is installed, and the total weight of the infectious medical waste carried by each vehicle is recorded.
[0073]
An automatic warehouse 24 is installed on the site of the incineration plant 20a, and containers storing infectious medical waste carried in by the vehicle 11 are stored in cart units. The reader reads the identification tag of the basket car even when it is carried into the automatic warehouse 24. The carts are sequentially taken out of the automatic warehouse 24, the containers are discharged from the carts to a predetermined incinerator, and the containers are incinerated. The carts are collected and handed over to collection and transport companies.
[0074]
In this embodiment, the detailed data of the infectious medical waste is recorded in the identification tag for each container carried out from the medical institution. Therefore, it is possible to accurately manage infectious medical waste discharged for each department of the medical institution. In addition, identification tags are also attached to carts loaded with containers that store infectious medical waste, so that the weight of infectious medical waste processed by collection, transporters and incinerators can be accurately grasped. can do.
[0075]
In the medical institution 1, after the medical waste is stored in the container, the container is hermetically sealed with hot melt or the like. Therefore, it is possible to prevent the medical waste from leaking from the container during storage and transportation of the container. It is also possible to prevent medical waste from being illegally dumped while being transported to the incineration plant.
[0076]
When a container is hermetically sealed, a medical institution attaches a barcode indicating the name of the person in charge of discharging medical waste to the container. In this way, the name of the person in charge of discharging medical waste is recorded, so that it is possible to clarify the responsibility for medical waste leakage or illegal dumping due to inadequate sealing of containers. .
[0077]
The computer installed in the management center 40 is connected to the medical institution 1, the medical waste collection / transportation company 10, and the information terminal device of the incineration plant 20a via the Internet 70. Therefore, the manifest slip of the infectious medical waste handled in each section can be managed in real time.
[0078]
FIG. 13 is an explanatory diagram according to another embodiment of the present invention. In the example of FIG. 13, the medical waste disposal company 71 owns the collection / transportation section 10a together with the incineration plant 20a. In this case, since the medical waste disposal company 71 collectively carries and collects and incinerates medical waste, the medical waste management company 71 can efficiently manage medical waste. In the example of FIG. 13, no information processing device is installed in the collection / transportation section 10a, and data relating to collection / transportation of medical waste is directly managed by the computer of the management center.
[0079]
FIG. 14 is an explanatory diagram according to another embodiment of the present invention. In the example of FIG. 14, the medical waste disposal company 71 is established separately from the incineration company 20. In the example of FIG. 14, a medical waste disposal company 71 is established independently of the collection / transportation company 10 and the incineration company 20, and is dedicated to data management. For this reason, the medical waste disposal company 71 can reliably grasp the overall distribution status of the medical waste.
[0080]
FIG. 15 and FIG. 16 are explanatory diagrams illustrating an example of the medical waste treatment system according to the embodiment of the present invention. In FIG. 15 and FIG. 16, the outline of each processing in the discharge company (hospital 1a), the transporter (transportation 10a), and the intermediate processor (processing plant 20a) is described in the upper block. . The hospital 1a of FIG. 15 stores the discharged infectious medical waste 30 in storage 2.
[0081]
Further, the hospital cleaning company performs the measurement 3 of the waste, and the transporter performs the loading 4 of the waste container to the vehicle. This loading is performed by a container loaded with a waste container as described later. At this time, the hospital performs registration 5 of the electronic manifest as described above. The transporter transports (10a) the container storing the waste to the treatment plant 20a. In the processing plant 20a, the receiving 21, the weighing 22, the receiving / supply 23 of the waste container to the automatic warehouse, and the incineration 25 are performed.
[0082]
In FIG. 15 and FIG. 16, the operation of the waste management system is described in the middle corresponding to each processing in the upper. Numerals 51a to 51c and 56a to 56c are computers installed in the related organizations. Next, processing procedures (1) to (14) of the waste management system in each related organization will be described.
[0083]
(1) Obtain waste measurement data for the waste discharged at the hospital 1a. Based on this data, the hospital 1a performs waste data management (process 52).
[0084]
(2), (3) The courier weighs the waste containers and then collects and loads the waste containers into the vehicle. At this time, a manifest management form is created from the ID of the waste container, and a fare collection form is created. The collected data includes a contact number of the waste container, a manifest management slip number, a discharge company number, a carrier number, a vehicle number, and the like.
[0085]
In the loading process of the waste container by the shipping company (process 53), the manifest management slip is converted into an electronic file and the loading registration is performed. In the electronic manifest registration process (process 54), the acceptance report of the processing site is approved, and automatic registration to the electronic manifest is performed. Further, in the individual waste management process (process 55), tracking and capturing are performed when the waste container is transported out of the regular route. Also, respond to accidents during transportation of waste containers.
[0086]
In such processing, the current position of each vehicle is tracked by GPS and input to a computer via a DoPa communication network or the like. Based on these GPS data, tracking of vehicles loaded with infectious medical waste is performed. In a management center owned by a medical waste disposal company, the tracking management data of the vehicle is acquired by a computer.
[0087]
The vehicle tracking management is to monitor the moving route of the vehicle in real time by GPS. Even when the vehicle deviates from the regular route, the position of the vehicle can be tracked and captured. Thus, a warning can be issued by a communication means such as a mobile phone as a possibility that the infectious medical waste may be illegally dumped. Further, when a vehicle encounters an accident, appropriate measures can be taken. Furthermore, it is possible to instruct a response during a traffic jam.
[0088]
(4) When the waste container is received at the processing site, data on the actual arrival is created. This data includes the contact number, the manifest management slip number, and the number of the car to which the waste container is to be loaded and unloaded from the vehicle. The manifest management form number and the car number are determined by a bar code reader (BCR) or a chip reader (CR). The card reader is used when the ID of the management slip is given to the IC chip. In the process 57, the receiving management is performed from the data of the receiving results. This processing includes entry / exit management of vehicles (trucks), registration of acceptance of processing sites, inspection, and the like.
[0089]
(5) When entering the waste container into the automatic warehouse 24, the number of the cart loaded with the waste container is read by BCR or CR. Based on the read data, in a process 58, a warehouse management is performed. This warehousing management is intended to simplify the work by using a car cart.
[0090]
(6) When carrying the waste container into the automatic warehouse 24, weighing is performed to obtain weighing data. In a process 59, weighing management is performed based on the weighing data. The measurement management is to report the acceptance to the emission business operator.
[0091]
(7) When the waste containers are stored in the automatic warehouse 24 in cart units, storage result data is created. In the process 60, the reception management is performed based on the storage result data. The reception management performs inventory management for each car, location management of the location of the car in the automatic warehouse 24, and management of the storage date.
[0092]
(8), (9) When leaving a waste container from the automatic warehouse 24, a leaving instruction is output for a car number, a location, and the like. When the waste container is taken out of the automatic warehouse 24, shipping result data is created. The leaving instruction is given by the supply management of the process 61. In the supply management, it is possible to schedule and normalize the outgoing work by adopting the receiving / supplying device.
[0093]
(10) In the measurement management of the process 59, the measurement data is used in the billing process of the process 62. (11) In addition, the processing result of the supply management in the processing 61 is also used in the billing processing in the processing 62. The billing process of the process 62 performs online billing (12) by digitizing waste data and measurement data. In this embodiment, the collection and transportation company of infectious medical waste and the incineration company all make online billing to the hospital via the Internet, and electronic payment is possible. In the configuration of FIG. 12, a financial institution such as a bank may be connected to the Internet, and the hospital may transfer the money to the accounts of the collection and transportation company and the incineration company on demand, and each company may withdraw. is there.
[0094]
(13), (14) The waste management server is linked to JWNET by an EDI system via a dedicated network to register an electronic manifest. JWNET also notifies the waste management server of the manifest number.
[0095]
15 and 16, the handling of the infectious medical waste 30 is described corresponding to the processing flow described in the upper and middle sections. Next, processing of infectious medical waste 30 by each related organization will be described.
[0096]
Various infectious medical wastes are discharged from the hospital 1a. Nurses' stations and waste rooms have solid materials such as `` plastics such as gloves, vinyl products, blood collectors, tubes, and filters''and `` fibrous materials such as absorbent cotton, gauze, bandages, disposable diapers, and surgical gowns.'' Is discharged. These solids are stored in a cardboard box 32 dedicated to infectious medical waste and sealed. Waste materials such as chile paper, wrapping paper, magazines and other papers and fruit peels used in other hospital rooms and the like are collected in a plastic bag 31 and stored in a plastic bucket.
[0097]
In addition, blood, serum, serum preparation, and the like are discharged as a liquid. Such a liquid material is housed in a plastic case 33 dedicated to infectious medical waste and sealed. In addition, blades such as needles, ampules, and scalpels, sharp objects, and hardware such as syringes and dialysis instruments are also stored in a separate plastic case 34 for infectious medical waste and hermetically sealed. Although not shown, an identification tag recording various detailed data may be attached to the cardboard box 33 and the plastic case 34. Data such as the name of the person in charge of discharging medical waste and the department that discharges them are written in these identification tags.
[0098]
In this embodiment, a dedicated container such as a cardboard box 32 for storing infectious medical waste and plastic cases 33 and 34 is used. For this reason, since the work of separating infectious medical waste is not required, the work efficiency is improved, and the occurrence of a needle stick accident at the time of the separation can be prevented. As the capacity of such a dedicated container, for example, those having a capacity of 40 liters and those having a capacity of 20 liters can be used.
[0099]
The plastic bag 31, the cardboard box 32, and the plastic cases 33 and 34 containing these wastes are collected by the hospital cleaning company using the transport vehicles 6x and 6y. The transport vehicles 6a and 6b are collected at the accumulation site 12. In operation 7, in operation 7, the plastic bags are boxed into cardboard boxes. In operation 8, the cardboard box 32 and the plastic cases 33 and 34 are separated and accumulated.
[0100]
In operation 9, the containers such as cardboard that have been separated and accumulated in operations 7 and 8 are weighed, and an ID is attached to the container. This work is performed by the hospital cleaning company. After that, separate storage for each container. Separation and storage are performed, for example, by separating into plastic containers, cardboard containing diapers, and cardboard containing waste other than diapers. In addition, regarding the work of the accumulation site 12, the hospital measurement support system 1x can be constructed. This system 1x includes data collection to the insurance point system, collection, individual contracts for processing sites, and the like.
[0101]
Here, after storing the medical waste in each of the containers, the container may be hermetically sealed with hot melt or the like. By performing such processing, it is possible to prevent a situation in which medical waste leaks from the container during storage and transportation of the container. It is also possible to prevent medical waste from being illegally dumped while being transported to the incineration plant. When sealing the container, a bar code indicating the name of the person in charge of discharging medical waste is attached to the container. In this way, the name of the person in charge of discharging medical waste is recorded, so that it is possible to clarify the responsibility for medical waste leakage or illegal dumping due to inadequate sealing of containers. .
[0102]
Next, the transport company loads the waste containers separately stored in the accumulation place 12 into an appropriate container such as a container, collects the waste containers at the position of the vehicle 11, and loads them. The container is collected from the hospital 1a by the carrier and loaded into the vehicle 11. This vehicle 11 can use a tailgate vehicle provided with a lifting mechanism at the rear. The size of the vehicle 11 is, for example, a two-ton vehicle or a three-ton vehicle, but in the present embodiment, the vehicle is not limited to such a size.
[0103]
When a vehicle 11 without a tailgate is used to transport a container loaded with containers of infectious medical waste, a simple lift is used. In the present embodiment, the vehicle 11 with the tailgate or the simple lift is used when loading the container storing the waste container into the vehicle 11. For this reason, the loading operation of the container can be easily performed, and the work load on the operator can be reduced. In addition, it is possible to reduce the time for the container loading operation.
[0104]
Collection of waste containers by haulers is carried out regularly for large hospitals and medical facilities, for example, every day. At this time, in the periodic collection process 10x by the carrier, confirmation of the number of waste containers, the total weight, entry of a manifest, correspondence with an electronic manifest, and the like are performed. In addition, the collection correspondence processing 10y for a small medical institution such as a private hospital requires only a small amount of waste containers in these medical institutes. The collection mode is set as appropriate according to the amount of.
[0105]
The transporter loads the container in which the waste container is stored on the vehicle, transports the container to the treatment plant, and unloads the container at the berth 22a. Further, the containers are accumulated in the temporary storage space 23a. In the processing of the unloading 22a, a distinction 21x is made between waste other than medical waste, for example, a vehicle that has transported waste plastic industrial waste. Further, vehicle guidance 21y is performed for each type of waste to be carried in. The loading and unloading of containers and other containers at the berth is also performed using the vehicle lifting function to reduce the time.
[0106]
In the temporary storage area 23a, when the container is unloaded 22a, the management ID of the waste container is read by the barcode reader (BCR) or the chip reader (CR) 23b. Further, the manifest management slip 23c is referred to by the management ID, the fare collection slip 23u, and the registration card 23v. When transporting the waste containers from the temporary storage area 23a to the three-dimensional warehouse 24, a container loading process 23x to the cart is performed.
[0107]
In this process, when the unloading of the waste cart car 22a is performed, the cart car No and the No of the manifest management slip 23c are read by the reader 23d as a bar code reader (BCR) or a chip reader (CR). Can be When the cart is unloaded 22a, the cart No and the manifest management slip 23c are read by a reader 23d as a bar code reader (BCR) or a chip reader (CR).
[0108]
In the loading process 23x of the container in the cart, data on the wet / dry condition of the waste is acquired and used as basic data for temperature control when performing the incineration process. In addition, a link to the manifest and a link between the measured value and the data of the wet / dry condition are performed. The cart is provided with an identification tag for recording data such as detailed data and weight for each container. The basket cart is used as a container collection cart and has a foldable configuration. In addition, the stacking of the waste containers can be used even if it is not necessarily in the shape of a basket as long as it can be folded.
[0109]
A measuring instrument 21a is installed at the entrance of the automatic warehouse 24. For this reason, the incinerator treats the carts when storing them in the automatic warehouse 24. It is possible to perform the measurement when the incinerator accepts the waste container, but the berth for unloading may be crowded and the business may be congested. The configuration of FIG. 16 has the advantage that the unloading work of the business can be performed smoothly.
[0110]
Before the carts 5 and 6 loaded on the vehicle 11 are transported to the incineration plant and delivered to the incinerator, the carts are weighed by the measuring device 21a. This weighing is performed for each vehicle, and the total weight of the net car is calculated by subtracting the vehicle weight. By such a treatment, it is possible to confirm the cart cart delivered to the incinerator, that is, the total amount of infectious medical waste. In addition, the weight of medical waste before intermediate treatment such as incineration can be accurately controlled, so that calculation of fuel and the like in an incineration facility can be easily performed.
[0111]
When the waste container is measured, the management ID of the waste container is read by the bar code reader (BCR) or the chip reader (CR) 24a. The inbound management performed by the incineration company manages the infectious medical waste received in the cart unit based on the received result data as described above, so that the work is simplified.
[0112]
Next, the cart is conveyed by conveyor and temporarily stocked in the automatic warehouse 24. The automatic warehouse is configured to accumulate basket cars three-dimensionally, and can accommodate a large number of basket cars even in a small space. The basket truck carried out of the automatic warehouse 24 is inverted by the reversing machine, takes out the container, and is put into the hopper 25b of the incinerator. Subsequently, the container is incinerated in an incinerator. The empty basket car is returned to the temporary storage space 23a. The automatic warehouse 24 has a refrigeration function, and keeps the temperature in the warehouse at about 5 degrees Celsius, for example, to prevent deterioration of infectious medical waste such as putrefaction. As described above, the medical waste is stored in the low-temperature automatic warehouse 24 for each collection vehicle, so that the medical waste can be stored hygienically and efficiently.
[0113]
In the example of FIGS. 15 and 16, the hospital cleaning company collects the waste containers at the hospital by the transport vehicles 6x and 6y, but instead of the basket, the identification tag 6a described in FIG. The car 6 may be used. Freight carriers also store waste containers in containers, such as containers, and transport them to vehicles by a vehicle. Also in this case, a configuration in which the basket cart is used instead of the container may be adopted.
[0114]
FIG. 17 is an explanatory diagram comparing a conventional manifest system with the manifest system of the present invention. In FIG. 17, the conventional manifest system has disadvantages as shown in FIG. That is, since the movement route of the waste container and the flow of information follow different routes, the two are separated. The usage time zone is from 8:00 am to 8:00 pm, and there are restrictions. Furthermore, since the data of the paper manifest is not managed, the usability is poor for the user.
[0115]
On the other hand, the advantage is that the manifest is stored in JWNET as shown in FIG. In addition, reports to prefectures and ordinance-designated cities can be automatically handled.
[0116]
The disadvantage of paper manifests is that the retention obligation is five years, as shown in (C), after which data may be lost. In addition, it is necessary to return the manifest to the processing report to the discharge company, which makes the organization of the manifest complicated and increases the work load. As shown in (D), the advantage of the paper manifest is that it can be handled close to the actual management of waste containers. Also, there is no restriction on the use time.
[0117]
The characteristic of the infectious waste electronic manifest linked collection system proposed in the present invention is shown in (E). (A) The information is consistent with the waste container, and the collection reliability is improved. That is, the individual management ID is attached to the actual waste container. The individual management ID converted into a two-dimensional bar code is printed on the receipt and receipt slip. (B) Since there is no restriction on the use time, convenience is improved. In other words, it is possible to respond for 24 hours by the dedicated NET.
[0118]
(C) Since the paper manifest also collects data using the dedicated NET, data management of the paper manifest can be performed. (D) Since the dedicated NET is linked to JWNET and registered in the electronic manifest, the burden of manifest management can be reduced.
[0119]
As described above, the present invention is particularly useful as a system for treating infectious medical waste, but the whole or a part of the system is also applied to general medical waste discharged from medical institutions. be able to. Further, a configuration in which another communication network such as a LAN is used instead of the Internet can be adopted.
[0120]
【The invention's effect】
As is apparent from the above description, according to the present invention, a waste disposal company from which medical waste is discharged, a primary transporter that transports medical waste, and an intermediate disposal company that performs intermediate treatment such as incineration of medical waste An information terminal device installed at each related organization related to medical waste, such as a secondary transporter for transporting medical waste that has been subjected to intermediate treatment from the intermediate disposal company, a final disposal company for final disposal of medical waste, etc. The medical waste management server is connected via a dedicated network, and the dedicated network is linked to a general-purpose network for managing an electronic manifest by an EDI system. For this reason, the registration of the electronic manifest linked to the movement of the medical waste can be performed without restriction in an appropriate time zone. Therefore, the transfer of medical waste within the premises of the medical institution can be performed during a time when the staff concerned stays at a small time, such as at night, so that it is possible to contribute to the maintenance of a comfortable environment in the medical institution.
[0121]
A dedicated network for managing medical waste is linked to a general-purpose network for managing an electronic manifest by an EDI system widely used in the field of information processing. For this reason, the medical waste treatment system of the present invention can be provided simply and at low cost without requiring specialized knowledge.
[0122]
The server dedicated to medical waste management holds a medical waste management database of electronic manifests at each related organization, and also holds data of paper manifests. Therefore, it is possible to cope with both the electronic manifest and the paper manifest processing. The server dedicated to medical waste management is installed in a management center or the like of an intermediate treatment company, so that a medical institution can save installation space for the server. In addition, maintenance and inspection, management, and the like of the server can be performed without troublesome medical institutions.
[0123]
In the medical waste treatment system of the present invention, the electronic manifest includes a primary manifest applied between a discharge company, a primary transporter, and an intermediate processor, and the intermediate processor, a secondary transporter, and a final disposal provider. Secondary manifests that apply between are registered separately. As a result, data up to intermediate processing such as incineration of medical waste and data up to final processing after intermediate processing can be managed separately, simplifying the database and making it easy to access data from related organizations. Can be done.
[0124]
In the present invention, a management ID including medical waste discharge source data and item data is attached to a container storing medical waste. For this reason, it is possible to manage in real time how the processing such as transportation, storage, and disposal of medical waste is performed in related organizations such as a discharge company, a transport company, and an intermediate processing company.
[0125]
Further, according to the present invention, after the medical waste is stored in the container, the waste container is hermetically sealed, and at that time, the name of the person in charge of discharging the medical waste is recorded in the management ID. Therefore, it is possible to prevent the medical waste from leaking from the container during storage and transportation of the container. It is also possible to prevent medical waste from being illegally dumped while being transported to the incineration plant. Further, when the container is sealed, a bar code specifying the name of the person in charge of discharging medical waste is attached to the management ID. In this way, the name of the person in charge of discharging medical waste is recorded, so that it is possible to clarify the responsibility for medical waste leakage or illegal dumping due to inadequate sealing of containers. .
[0126]
Further, according to the present invention, an identification tag in which weight data of each container is recorded is given to a collection vehicle in which containers storing medical waste are collected. By using such a collection vehicle, it is possible to provide a distribution system with good processing efficiency. In addition, since the identification tag is attached to the collection vehicle, the collection and transportation of infectious medical waste can be accurately managed. The weight of medical waste before intermediate treatment such as incineration can be accurately controlled, so that calculation of fuel and the like in an incineration facility can be easily performed.
[0127]
Further, according to the present invention, the position of the transport vehicle of the primary carrier or the secondary carrier is tracked and monitored by GPS, and the position information obtained by GPS is transmitted to the medical waste management dedicated server. As described above, since the vehicle is tracked and managed by the GPS, it is possible to take measures such as monitoring a vehicle's route deviation, illegal dumping, taking measures against accidents, and avoiding traffic congestion.
[0128]
Further, according to the present invention, storage of medical waste by an intermediate treatment company is performed in an automatic warehouse for each collection vehicle. For this reason, medical waste can be stored hygienically and efficiently.
[0129]
Further, according to the present invention, electronic settlement is used for settlement of the related organizations among the discharge business operator, the primary carrier, the intermediate treatment company, the secondary carrier, and the final disposal company. For this reason, accounting work of medical waste disposal can be simplified. In addition, since a general-purpose communication network is used, a small-scale medical institution can easily join the medical waste treatment system of the present invention.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an explanatory diagram showing an overall configuration according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a system flow diagram illustrating an example of a waste treatment system.
FIG. 3 is a system flow diagram illustrating an example of a waste treatment system.
FIG. 4 is a system flow diagram for explaining the waste disposal system in detail.
FIG. 5 is a system flow diagram for explaining a waste disposal system in detail.
FIG. 6 is a system flow diagram for explaining a waste disposal system in detail.
FIG. 7 is a system flow diagram illustrating the waste disposal system in detail.
FIG. 8 is a system flow diagram illustrating the waste disposal system in detail.
FIG. 9 is a system flow diagram illustrating the waste disposal system in detail.
FIG. 10 is a system flow diagram illustrating the waste disposal system in detail.
FIG. 11 is a system flow diagram illustrating the waste disposal system in detail.
FIG. 12 is a block diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a block diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a block diagram showing an embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing an example of a medical waste treatment system.
FIG. 16 is an explanatory diagram showing an example of a medical waste treatment system.
FIG. 17 is an explanatory diagram comparing a conventional example with the present invention.
FIG. 18 is a block diagram showing a conventional example.
FIG. 19 is an explanatory view showing a conventional electronic manifest.
[Explanation of symbols]
1 ・ ・ ・ Medical institution, 10 ・ ・ ・ Collecting / processing company, 20 ・ ・ ・ Incineration company
24 ... Automated warehouse, 40 ... Management center, 70 ... Internet, 76 ... Emission company, 77 ... Primary carrier, 78 ... Intermediate processing company, 79 ... 2 Next carrier, 80: Final disposal company, 81: JWNET, 82: EDI system, 82x: Dedicated network for waste management, 83: Server for waste management, 85 ...・ Waste container, 94 ・ ・ ・ Waste after intermediate treatment (processed material)

Claims (13)

電子マニフェストを管理する汎用のネットワークと、医療廃棄物処理に関連する複数の関係機関にそれぞれ設置される情報端末装置と、前記関係機関のいずれかに設置される医療廃棄物管理専用のサーバと、前記サーバと前記各関係機関の情報端末装置とを接続する専用のネットワークと、前記専用のネットワークと汎用のネットワークとをリンクする手段とを有し、前記専用のサーバに登録される前記各関係機関の医療廃棄物処理に関するデータに基づいて、前記リンクする手段を介して汎用のネットワークにマニフェスト登録を行い、また、前記リンクする手段を介してマニフェスト登録終了の通知を前記サーバで受信する構成としたことを特徴とする、医療廃棄物処理システム。A general-purpose network that manages the electronic manifest, information terminal devices respectively installed in a plurality of related organizations related to medical waste treatment, and a server dedicated to medical waste management installed in any of the related organizations, A dedicated network connecting the server and the information terminal device of each related organization; and a means for linking the dedicated network and a general-purpose network, wherein each related organization registered in the dedicated server Based on the data related to medical waste disposal, the manifest is registered in a general-purpose network via the linking unit, and a notification of the manifest registration end is received by the server via the linking unit. A medical waste treatment system, characterized in that: 前記医療廃棄物管理専用のサーバは、前記各関係機関における電子マニフェストの医療廃棄物管理データベースを保有すると共に、紙マニフェストのデータを合わせて保有することを特徴とする、請求項１記載の医療廃棄物処理システム。The medical waste management system according to claim 1, wherein the server dedicated to medical waste management has a medical waste management database of electronic manifests in each of the related organizations, and also has data of paper manifests together. Object processing system. 前記関係機関は、医療廃棄物が排出される排出事業者、医療廃棄物を運送する収運業者、医療廃棄物を焼却などの中間処理する中間処理業者であることを特徴とする、請求項１または請求項２に記載の医療廃棄物処理システム。2. The medical facility according to claim 1, wherein the related organization is a discharge company from which medical waste is discharged, a transporter that transports medical waste, and an intermediate processor that performs intermediate treatment such as incineration of medical waste. Or the medical waste treatment system according to claim 2. 前記関係機関は、医療廃棄物が排出される排出事業者、医療廃棄物を運送する一次収運業者、医療廃棄物を焼却などの中間処理する中間処理業者、前記中間処理業者から中間処理された医療廃棄物を運送する二次収運業者、医療廃棄物を最終処分する最終処分業者であることを特徴とする、請求項１ないし請求項３のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The relevant organizations are the waste disposal companies from which medical waste is discharged, the primary transporters that transport medical waste, the intermediate treatment companies that perform intermediate treatment such as incineration of medical waste, and intermediate treatment from the intermediate treatment companies. The medical waste treatment system according to any one of claims 1 to 3, wherein the medical waste treatment system is a secondary transporter for transporting medical waste and a final disposal company for final disposal of medical waste. 前記電子マニフェストに、前記排出事業者、一次収運業者、中間処理業者間で適用される一次マニフェストと、前記中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間で適用される二次マニフェストを登録することを特徴とする、請求項４に記載の医療廃棄物処理システム。The electronic manifest, the emission business operator, the primary manifestation, the primary manifest applied between the intermediate treatment company, and the intermediate treatment company, the secondary manifestation, the secondary manifest applied between the final disposal company The medical waste treatment system according to claim 4, wherein registration is performed. 前記医療廃棄物管理専用のサーバを、中間処理業者に設置することを特徴とする、請求項３ないし請求項５のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The medical waste treatment system according to any one of claims 3 to 5, wherein the server dedicated to medical waste management is installed in an intermediate treatment company. 前記専用のネットワークと汎用のネットワークとをリンクする手段は、ＥＤＩ（電子データ交換）システムであることを特徴とする、請求項１ないし請求項６のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。7. The medical waste treatment system according to claim 1, wherein the means for linking the dedicated network and the general-purpose network is an EDI (Electronic Data Exchange) system. 前記医療廃棄物を収納する容器に、医療廃棄物の排出元データと、品目データとを含む管理用ＩＤを取り付けたことを特徴とする、請求項１ないし請求項７のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The medical device according to any one of claims 1 to 7, wherein a management ID including medical waste discharge source data and item data is attached to the container storing the medical waste. Waste treatment system. 前記医療廃棄物を容器に収納した後に当該廃棄物容器を密閉処理し、その際に医療廃棄物の排出責任者名を前記管理用ＩＤに記録することを特徴とする、請求項１ないし請求項８のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The medical waste is sealed in the container after storing the medical waste in a container, and at that time, the name of a person in charge of discharging medical waste is recorded in the management ID. 9. The medical waste treatment system according to any one of 8 above. 前記医療廃棄物を収納した容器を集積する回収車に、各容器の重量データが記録されている識別票を付与することを特徴とする、請求項１ないし請求項９のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The medical device according to any one of claims 1 to 9, wherein an identification tag in which weight data of each container is recorded is given to a collection vehicle that accumulates containers storing the medical waste. Waste treatment system. 前記一次収運業者または二次収運業者の運搬車両の位置をＧＰＳで追跡監視し、ＧＰＳで得られた位置情報を前記医療廃棄物管理専用のサーバに送信することを特徴とする、請求項３ないし請求項１０のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。The position of the transporter of the primary carrier or the secondary carrier is tracked and monitored by GPS, and the position information obtained by GPS is transmitted to the server dedicated to medical waste management. The medical waste treatment system according to any one of claims 3 to 10. 前記中間処理業者による医療廃棄物の保管を、自動倉庫に回収車単位で行うことを特徴とする、請求項３ないし請求項１１のいずれかに記載の医療廃棄物処理システムThe medical waste treatment system according to any one of claims 3 to 11, wherein the intermediate waste treatment company stores the medical waste in an automatic warehouse for each collection vehicle. 前記排出事業者、一次収運業者、中間処理業者、二次収運業者、最終処分業者間の関係各機関の決済を電子決済としたことを特徴とする、請求項１ないし請求項１２のいずれかに記載の医療廃棄物処理システム。13. The settlement method of each of the related organizations among the discharge business operator, the primary carrier, the intermediate treatment company, the secondary carrier, and the final disposal company, which is settled electronically. A medical waste treatment system according to any of the claims.
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