JP2004271327A

JP2004271327A - Analysis apparatus and audit trail management system

Info

Publication number: JP2004271327A
Application number: JP2003062087A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Shimizu; 猛清水; Seiichiro Yoshioka; 誠一郎吉岡; Kenji Mito; 健児水戸
Original assignee: Horiba Ltd
Current assignee: Horiba Ltd
Priority date: 2003-03-07
Filing date: 2003-03-07
Publication date: 2004-09-30
Anticipated expiration: 2023-03-07
Also published as: JP4303492B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an analysis apparatus and an audit trail management system for reducing a burden of an user of the analysis apparatus at the required minimum, sufficiently managing the analysis apparatus in an environment not covered by a communication means and surely keeping audit trail information. <P>SOLUTION: The analysis apparatus 2 is provided with analysis parts 11, 12, a body 2A for calculating based on signals from the analysis parts 11, 12 and a removable non-volatile record medium 5 for recording personal information 33 of the user. The body 2A receives information 33 from the non-volatile record medium when the non-volatile record medium 5 is inserted, and records operation history information 36 of the analysis apparatus 2 on the non-volatile record medium 5. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、分析装置および監査証跡管理システムに関するものであり、より詳細には、分析操作の操作履歴を確実に残すことができる分析装置および監査証跡管理システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
【特許文献１】特開２０００−２７５２５３号公報
【特許文献２】特開２００１−２２９２９１号公報
従来より、種々の測定対象試料の物理量（化学的特性を含む）を測定する分析装置が用いられている。そして、近年は分析装置において測定した物理量が信頼に値するものであることを確認するために、分析操作の操作履歴を正確に残すことが求められつつある。特許文献１では分析装置が適正なものであることの確認を行うために、分析装置に備わった情報処理装置内において、その品質を保証する複数の検査項目とその検査結果を含む各種情報を記録する妥当性確認機能を有する分析装置が提案されている。
【０００３】
一方、図６は、操作履歴の記録を行なう精度管理システム５１の一例を示すものであり、特許文献２の内容を簡略化して示すものである。図６において、５２…は分析装置、５３はこれらの分析装置５２…による分析操作を監視してその操作履歴を管理する監査証跡管理装置、５４は分析装置５２…を監査証跡管理装置５３に接続して操作履歴などの情報をやり取りするためのＬＡＮなどの通信手段である。したがって、分析装置５２から通信手段５４を通じて、操作履歴などの情報を監査証跡管理装置５３に送信し、この監査証跡管理装置５３内に各分析装置５２…の履歴情報を収集してこれを管理する。
【０００４】
すなわち、監査証跡管理装置５３は管理対象となっているすべて分析装置５２…の操作履歴情報を蓄積することで、電子記録を確実に保管すると共に、必要ならば操作履歴情報として蓄積された分析操作および校正操作を再現することができるように構成されている。また、監査証跡管理装置５３が履歴情報を提示することで監査証跡を確実に行なうことができ、各分析における操作が適切なものであり、このときの測定精度が信頼に値するものであることを証明することができる。
【０００５】
一方、各分析装置５２に使用者（作業者）を認識させるための一つの方法として、分析装置５２はその操作を可能とする前に、使用者に対して氏名、パスワードを入力させるログイン操作を行なわせることが行われている。装置はこのログイン操作により使用者を特定することができる。
【０００６】
図７は分析装置による氏名およびパスワードの入力例を示す図である。図７において、５５は前記分析装置５２の表示部、５６は上下左右のカーソルキー５６ａ〜５６ｄおよび入力キー５６ｅからなるキー入力部、５７は表示部５５に表示されたキーボードパネル表示、５８はカーソル、５９は入力確認部である。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図７に示されるような分析装置では通常は入力キー５６の数が限られているので、使用者の氏名やパスワードの入力は非常に手間取ることが少なくなかった。すなわち、使用者は自らの氏名やパスワードを入力する際に矢印キー５６ａ〜５６ｄを用いてカーソル５８を動かして、表示部５５上に表示されたキーボードパネル表示５７上の文字を選択して、入力キー５６ｅなどを用いて決定して入力するという手間ががかる作業を行なう必要があった。また、この操作は必要文字数分繰り返し行わなければならず、作業が非効率的であった。
【０００８】
また、図６に示されるように、分析装置５２が可搬型の分析装置であったとしても、分析装置５２をＬＡＮなどの通信手段５４で接続してその操作履歴を収集管理する場合は、通信手段５４のない場所に移動させることができなかった。たとえ通信手段５４を無線ＬＡＮのようなものとしても電波の届かないところでは使用できなかった。さらに、たとえ通信手段５４が備わっていたとしても、監査証跡管理装置５３が動作中でない場合には、その間に分析装置５２を操作した操作履歴情報は消失することがあった。あるいは、監査証跡管理装置５３の動作が何らかの理由で停止しているか、分析装置５２が通信手段５４に接続可能な通信装置を持っていない場合など、通信手段５４に接続できないような環境では分析装置５２を使用できないことがあった。
【０００９】
本発明は、上述の点を考慮に入れてなされたものであって、その目的は、分析装置の使用者にかける負担を必要最小限に抑えながら、通信手段の届かない環境にある分析装置であってもその管理を十分に行って、監査証跡情報を確実に残すことができる分析装置および監査証跡管理システムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
本発明の分析装置は、分析部と、この分析部からの信号に基づいて演算を行う装置本体とを備えた分析装置において、使用者の個人情報を記録してなる挿脱可能な不揮発性記録媒体を備え、前記装置本体が、前記不揮発性記録媒体の挿入に伴って前記情報を不揮発性記録媒体から受け付けるとともに、分析装置の操作履歴情報を前記不揮発性記録媒体に記録することを特徴としている。（請求項１）
【００１１】
これによって装置本体は、使用者からの氏名（認識番号も含む）などの個人情報を入力することなく、この使用者が誰であるかを確実に認識できる。
【００１２】
また、前記不揮発性記憶媒体を用いて本発明の分析装置を使用する使用者にとっては、煩雑な氏名などの入力操作を一切行なう必要がないので効率的に作業が行えるようになる。加えて、分析装置を用いて行なった分析操作の操作履歴を残すことができるので、その操作履歴情報を用いて分析装置の監査証跡管理を行なうことができる。
【００１３】
さらに、前記操作履歴情報は不揮発性記録媒体を装着している状態であれば残すことができるものであるから、従来のように監査証跡管理装置の状態やこの監査証跡管理装置とのネットワーク接続などの通信手段の状態に依存しておらず、より確実に操作履歴情報を残すことができる。
【００１４】
なお、不揮発性記録媒体は、所謂フラッシュメモリなどのＲＯＭや、バックアップ電源を備えたＲＡＭ、フレキシブルディスクや光磁気ディスクやＣＤ／ＤＶＤ−ＲＯＭなど種々考えられるが、とりわけ、フラッシュメモリなどのＲＯＭはその読み書きを行なう部分の構成が簡単であるから、分析装置の製造コストを低く抑えることができる。
【００１５】
前記装置本体が、前記不揮発性記録媒体の空き容量を監視して、この空き容量が所定量以下になった時点で、前記操作履歴情報を収集管理する監査証跡管理装置へ前記操作履歴情報の転送を促すメッセージを出力して、使用者が新たな分析操作を行えないようにする操作履歴管理機能を有する場合（請求項２）には、不揮発性記録媒体を用いた操作履歴情報の管理を、より確実におこなうことができる。つまり、全ての分析操作に関する記録を残して完全な監査証跡管理を行うことができる。
【００１６】
前記装置本体が、前記操作履歴情報を収集管理する監査証跡管理装置に対して通信によって操作履歴情報を転送可能とする通信装置を有し、この通信装置を介する監査証跡管理装置との通信が可能となった時点で、不揮発性記録媒体に蓄積した操作履歴情報を監査証跡管理装置側に移動させる操作履歴自動転送機能を有する場合（請求項３）は、通信装置を用いたデータ通信によって不揮発性記録媒体に蓄積した操作履歴情報を監査証跡管理装置側に移動することで、不揮発性記録媒体の容量が一杯になることを事前に防止して、操作履歴情報の消失を防止できる。なお、通信装置が無線ＬＡＮなどの無線通信を行なうものであれば、使用者は分析装置を電波の届く範囲に持ち込むだけで、前記操作履歴情報の移動を行うことが可能であるから、操作性がさらに向上する。
【００１７】
前記不揮発性記録媒体に使用者による分析装置の設定情報を記録してなり、前記装置本体が、前記不揮発性記録媒体の挿入に伴って前記設定情報を不揮発性記録媒体から受け付けて、分析装置を各使用者の設定情報に合わせた状態に設定すると共に、使用者の操作に従って前記不揮発性記録媒体に記録された設定情報を変更可能に構成されてなる場合（請求項４）には、使用者は分析装置を自らが操作しやすい環境になるように設定して、この設定情報を不揮発性記録媒体に記録できるので、この不揮発性記録媒体を挿入するだけで、分析装置を自らが操作しやすいカスタマイズされた環境に設定することができる。
【００１８】
前記不揮発性記録媒体には、使用者の個人情報に対応するパスワードが記録されると共に、前記装置本体が、前記個人情報および前記パスワードを含む使用者リストを記憶する記憶媒体を備え、前記不揮発性記録媒体の挿入に伴って前記個人情報および前記パスワードを前記不揮発性記録媒体から受け付けて前記使用者リストと照合することにより、該当する使用者による分析装置の操作を許可する場合（請求項５）には、分析装置が使用者リストを予め記憶しているので、この使用者リストと個人情報を比較することで分析装置の使用制限をより確実に行なうことができる。つまり、不揮発性記録媒体をいわば分析装置を操作するための鍵として用いることができる。
【００１９】
前記不揮発性記録媒体が、使用可能な分析装置のシリアル番号情報を有し、前記装置本体が、前記不揮発性記録媒体の挿入に伴って前記シリアル番号情報を前記不揮発性記録媒体から受け付け、前記シリアル番号情報と、前記装置本体のシリアル番号とを照合することにより、該当する分析装置での操作を許可する場合（請求項６）には、使用者が使用できる分析装置を限定できる。
【００２０】
前記不揮発性記録媒体が、分析装置に対する操作の特権レベル情報を有し、前記装置本体が、前記不揮発性記録媒体の挿入に伴って前記特権レベル情報を前記不揮発性記録媒体から受け付け、前記特権レベル情報に基づいて分析装置の使用制限を設ける場合（請求項７）には、使用者の立場や技術力などに合わせて適宜の使用制限を設定することで、分析装置をより適切に管理することができる。
【００２１】
前記使用者リストは、さらに各使用者についての分析装置に対する操作の特権レベル情報を含み、前記装置本体が、使用者の前記特権レベル情報に基づいて分析装置の使用制限を設ける場合（請求項８）には、使用者の立場や技術力などに合わせて適宜の使用制限を設定することで、分析装置をより適切に管理することができる。
【００２２】
なお、前記特権レベル情報として、例えばある使用者には特定の分析操作のみを許可する分析者使用権、別の使用者には分析装置の設定と分析操作を許可する管理者使用権、さらに別の使用者には分析装置の校正や日時の調整を含めた全ての操作を許可する保守点検使用権などを設定することで、使用者の立場や技術力に応じて適切な使用制限をかけることができ、それだけ分析装置の適切な管理を行なうことができる。
【００２３】
これによって、例えば分析装置の校正や調整などの精度に関わる操作を十分の技能を有する使用者のみに限定するなどの設定を可能として、この分析装置を用いた測定結果の妥当性を確実に保つことができる。
【００２４】
本発明の監査証跡管理システムは、上述の分析装置と、その分析装置において取得された操作履歴情報を収集管理する監査証跡管理装置と、前記不揮発性記録媒体に記録された前記操作履歴情報をデータ通信により前記監査証跡管理装置に収集するための通信手段とを有することを特徴としている。（請求項９）
【００２５】
監査証跡管理装置による分析装置の操作履歴情報の収集管理を通信手段を用いて自動的に行なうと共に、監査証跡管理装置を停止している状態や何らかの理由で通信手段を用いたデータ通信が滞った状態では、不揮発性記録媒体を用いた操作履歴情報の収集管理を行うことができ、より確実な監査証跡管理を行うことができる。また、分析装置は常に通信手段を用いたデータ通信を行なう必要がないので、分析装置を通信手段から切り離した状態で、あらゆる分析の現場において分析装置を用いた分析操作を行なって、そのときの操作履歴を残すことができる。
【００２６】
【発明の実施の形態】
図１は本発明の監査証跡管理システム１の全体的な構成を説明する図である。
図１において、２はこの監査証跡管理システム１が管理する分析装置で例えば水質測定装置、３は各水質測定装置２に関する情報を記録したりこれら水質測定装置２の使用者を管理する監査証跡管理装置、４は各水質測定装置２と監査証跡管理装置３の間にあってデータ通信により水質測定装置２での操作履歴情報を収集するためのＬＡＮなどの通信手段である。
【００２７】
５は各水質測定装置２に挿脱可能に構成された所謂フラッシュメモリなどの不揮発性記録媒体（例えば、「コンパクトフラッシュ」（登録商標）などであり、以下、単にメモリカード５という）、６は前記ＬＡＮ４に接続されてメモリカード５を挿入した状態でこのメモリカード５に対して読み書きを可能とする接続部（以下、カードリーダ６という）、７はＬＡＮ４側に設けられて無線によるデータ通信を可能とする無線通信装置である。また、８は監査証跡管理装置３側において監査証跡報告書９などを出力するプリンタなどの出力装置である。
【００２８】
本例に示す水質測定装置２は例えば容器１０内に収容された液体１１のｐＨ，ＯＲＰ，イオン濃度，塩分濃度，電気抵抗などの物理量を測定する水質測定装置であって、据付形の水質測定装置２ａと、可搬型の水質測定装置２ｂ，２ｃなどがある。また、水質測定装置２ｂ側にも前記無線通信装置７に対応する無線データ通信を可能とする無線通信装置が内蔵されており、水質測定装置２ｂは例えば無線通信装置７の電波が届く範囲内であれば、どこにおいても監査証跡管理装置３とデータ通信可能に構成されている。なお、水質測定装置２ｂ，２ｃにおいても有線のデータ通信を可能とする通信ケーブルの接続部を設けてもよい。
【００２９】
監査証跡管理装置３は例えば十分な記憶容量を有する情報処理装置からなるサーバによって構成される。また、本例の通信手段４は例えば登録商標：Ｅｔｈｅｒｎｅｔなどに準拠する規格で形成されたＬＡＮであるが、トークンリングなどの異なるプロトコルでデータ通信を行なうものであってもよい。つまり、水質測定装置２と監査証跡管理装置３の間の通信はＬＡＮ接続であることにより、複数の水質測定装置２を管理することが容易となるが、本発明はこの点に限られるものではなく、シリアル通信ポートやパラレル通信ポートなどを用いた種々のデータ通信を行うことも可能である。また、監査証跡管理装置３が管理する水質測定装置２は１台であってもよいことはいうまでもない。
【００３０】
本例における不揮発性記録媒体の一例として挙げたフラッシュメモリなどのメモリカード５は、通常合成樹脂からなるハードカバーを備えたものであり、記録内容の読み書きに必要な可動部がないので衝撃に強いだけでなく、極めてコンパクトであるから、取扱いが容易である。また、一般的にメモリカードに対するカードリーダ６および水質測定装置２側のインターフェース（接続部）は極めて簡単であるから、その製造コストを可及的に抑えることができる。
【００３１】
しかしながら、本発明は不揮発性記録媒体の構成をフラッシュメモリに限定するものでなく、たとえば所謂マイクロドライブと呼ばれる可搬型の小型ハードディスクであっても、フレキシブルディスクや光磁気ディスクなどであってもよい。
【００３２】
図２および図３は、可搬型の水質測定装置２（２ｂ，２ｃ）の構成を概略的に示すものであって、本例においては、水質測定装置２はｐＨと導電率とを同時に測定することができるように構成されている。
【００３３】すなわち、図２は、前記水質測定装置の全体構成を概略的に示すもので、２Ａは装置本体である。１２，１３はこの装置本体１に着脱自在に接続される分析部としてのｐＨ測定電極、導電率測定電極で、それぞれ信号ケーブル１４，１５を介して装置本体２Ａに形成される接続部１４ａ，１５ａを有している。なお、詳細な説明は省略するが、ｐＨ測定電極１２および導電率測定電極１３は、それぞれ防水構造の電極支持部の先端部（下端部）に、ｐＨ測定のためのセンサ部および導電率測定のためのセンサ部が形成されてなるものである。
【００３４】前記装置本体２Ａの上面には、測定結果等を表示する表示部１６と操作のための種々の入力を行う入力操作部１７が設けられている。そして、表示部１６は、例えば液晶よりなり、装置本体２Ａの上面の上半分以上を占めるように形成されている。そして、カラー並びにグラフィック表示できるように構成されており、入力結果や演算結果を表示するほか、測定モード、校正モードおよび設定モードにおける、分析等の操作を円滑に行わせるための操作方法、解決策、参考事項等のヘルプ内容を表示するとともに、校正モードにおいては、測定電極の劣化の状態を段階的かつグラフィカルに表示することができる。
【００３５】
また、入力操作部１７には、複数の入力操作用のキーが設けられている。すなわち、１８は電源のオン・オフを行うための電源キー、１９は測定を開始するための測定キー、２０は校正を開始するための校正キー、２１は測定モードの切替えを行うモードキーである。そして、２２ａ〜２２ｄはファンクションキーで、表示画面上のボタンと共働する。２３は作業の解除を行うための解除キー、２４は設定の移動を行うためのカーソルキーである。さらに、２５はヘルプキーで、このヘルプキー２５を操作すると、表示部１６の画面（表示画面）に操作方法や解決策等のヘルプ内容が表示される。
【００３６】
図３は、前記装置本体２Ａの主として内部構成を概略的に示すもので、この図３において、２６は演算制御部としてのＣＰＵで、入力操作部１７からの入力に基づいて装置全体の制御を行うと共に、ｐＨ測定電極１２および導電率測定電極１３からの信号を処理して測定結果を求めるなどの演算を行うもので、ＡＤＣ２７を介してｐＨ測定電極１２および導電率測定電極１３と接続されると共に、表示部１６および入力操作部１７と接続されている。
【００３７】
そして、図３において、２８はＣＰＵ２６と接続された内部記録媒体で、ＲＯＭ２８ａおよびＲＡＭ２８ｂからなり、ＲＯＭ２８ａには装置全体を制御したり各種の演算を実行するためのプログラムがメモリされており、ＲＡＭ２８ｂには各種の演算結果や入力操作部１７から入力される入力データを一時的にメモリすると共に、ヘルプ内容を表示したり実行するためのプログラムが記録されている。
【００３８】
２９は前記メモリカード５のインターフェース（接続部）で、メモリカード５の挿入に伴って水質測定装置２の使用者に関する個人情報や使用許可情報をメモリカード５から受け付け可能とし、水質測定装置２の操作履歴や装置設定などの各情報をメモリカード５に出力可能とするものである。３０は前記ＬＡＮ４を介することで前記監査証跡管理装置３とのデータ通信を可能とする通信装置である。なお、この通信装置３０は有線であっても無線であってもよく、また、全ての水質測定装置２ａ〜２ｃに備えられていることに限定するものではない。
【００３９】
次に、上記構成の水質測定装置の作動について説明する。例えば河川における水のｐＨと導電率を測定する場合には、装置本体２Ａに接続されたｐＨ測定電極１２と導電率測定電極１３を河川水に直接浸漬するように設ける。その状態において、装置本体２Ａの入力操作部１７におけるモードキー１１を押して、装置本体２Ａを測定モードにする。この状態において、入力操作部１７におけるキーを適宜操作することにより、測定が行われる。そして、このときの測定信号が信号ケーブル１４，１５を介して装置本体２Ａに入力され、その内部の演算制御部２６で信号処理されることにより、河川水などのｐＨおよび導電率の測定結果が得られる。
【００４０】
図４は水質測定装置２と監査証跡管理装置３とメモリカード５に記録した各データの内容の一例を示す概略図である。
【００４１】
図４において、３１は監査証跡管理装置３が管理する各使用者に関する情報を記録してなる使用者情報、３２は各水質測定装置２の操作履歴などの情報を記録してなる監査証跡情報である。また、３３は前記使用者情報３１を基に監査証跡管理装置３が作成してメモリカード５に記録してなる使用者の個人情報、３４はこの使用者の使用許可情報、３５は使用者による水質測定装置２の設定内容を示す装置設定情報、３６は使用者による全ての操作履歴を記録してなる操作履歴情報である。
【００４２】
そして、３７は各水質測定装置２に関する種々の情報を記録してなる分析装置情報、３８はこの水質測定装置２を使用する使用者を識別する情報を記録してなる使用者リスト、３９はこの水質測定装置２の最終校正記録を確認するための装置校正履歴情報、４０は使用者による水質測定装置２の設定内容を記録してなる装置設定情報である。
【００４３】
以下、前記監査証跡管理装置３に記録される各情報３１の詳細を説明する。
まず、前記使用者情報３１は、例えば使用者の氏名（またはＩＤ）３１ａ、パスワード３１ｂ、操作特権レベル３１ｃ、立場３１ｄ、使用可能装置３１ｅ、使用期限３１ｆなどからなり、この使用者情報３１は使用者からの水質測定装置２の使用申請に際して作成されるものである。
【００４４】
本例における監査証跡情報３２は、前記メモリカード５を前記カードリーダ６に挿入するときにメモリカード５から読み込んだ操作履歴情報３６を、例えば各水質測定装置２ごとにまとめてデータベース化した操作履歴情報３２ａであり、この操作履歴情報３２ａには例えば水質測定装置２の各操作毎に順次割り振られた操作番号３２ｂと、各操作番号３２ｂに対応する操作内容（使用者、操作日時、動作内容、結果など）３２ｃが含まれている。
【００４５】
次に、メモリカード５に記録されている情報を説明する。
まず、個人情報３３および使用許可情報３４は既に述べたように使用者情報３１を基に作成されるものであり、個人情報３３は例えば使用者の氏名３３ａおよび立場３３ｂなどを有している。なお、ここでいう「立場」とは水質測定装置２の使用に関する立場であって、例えば「保守点検者」、「装置管理者」、「装置使用者」、「一時使用者」などが考えられる。本発明は使用者の各個人の情報を明確にすることで、後述する装置使用権を明確に分けることができ、これによって水質測定装置２の信頼性を向上できる。
【００４６】
前記使用許可情報３４は例えば使用者のパスワード３４ａ、操作特権レベル情報３４ｂ、使用可能な分析装置２のシリアル番号情報３４ｃ、使用期限情報３４ｄなどを有している。なお、この操作特権レベル情報３４ｂは、例えば水質測定装置２の使用者の立場によって加えられる操作制限であり、例えば、保守点検者には全ての操作が許され、装置管理者には分析結果の編集のみが禁止され、装置使用者には分析結果の編集および校正操作が禁止され、装置一時使用者には分析操作のみが許されて装置に関する設定も禁止されるというように、幾つかの段階を設けた操作グループ（編集，校正，設定，分析…）毎の許可または禁止が設定される。
【００４７】
一方、使用期限情報３４ｄは、例えば図示しているように短い期間および／または時間を示すものであっても、比較的長い期間を示すものであっても、常に使用可能とするものであってもよい。これらは前記使用者の立場によって変えることができる。
【００４８】
本例のように使用者の立場に合わせて操作特権レベルを設定したり、使用期限を設定することにより、使用者による水質測定装置２の不正使用を禁止することができる。つまり、測定値データの改ざんを禁止して、分析結果の信頼性を向上させることができる。また、水質測定装置２に関する十分の知識がない使用者によって間違った校正操作を行って、分析結果の信頼性を低下させることも無くなる。加えて、不慣れな一時使用者が操作ミスによって分析計の設定を変更してしまうことで、分析不能または不正確な分析を行なうといった事態を未然に防ぐことも可能である。
【００４９】
さらに、前記装置設定情報３５は水質測定装置２の設定条件を支持するものであり、基本的には使用者によって変更されるものである。しかしながら、例えば前記装置一時使用者の場合のように水質測定装置２の設定を禁止されている場合には、この装置設定情報３５を監査証跡管理装置３側で作成しておくことが望ましい。すなわち、装置一時使用者による水質測定装置２の使用目的に合わせて、最も適切な設定をあらかじめ装置設定情報３５として記録しておくことで、不慣れな操作者は戸惑うことなく分析操作を行うことができる。
【００５０】
前記操作履歴情報３６は例えば水質測定装置２の各操作毎に割り振られた操作番号３６ａと、これに関連付けられた動作内容３６ｂ、動作結果３６ｃ…などからなる操作内容の蓄積情報である。なお、これら操作内容の蓄積情報のそれぞれに前記個人情報に基づいて使用者（操作者）情報を付加してもよい。つまり、操作履歴情報３６はメモリカード５の記憶容量の範囲内で操作内容を蓄積するものであるから、メモリカード５はＬＡＮ４から切り離した水質測定装置２が一連の分析を行って再びＬＡＮ４に接続されるまでの間に行なう全ての操作内容を十分に記憶できる容量を有するものであることが望ましい。
【００５１】
次に、水質測定装置２側に記憶される各情報３７〜４０の詳細を説明する。
すなわち、分析装置情報３７は水質測定装置２の装置名３７ａと、製造番号（分析装置のシリアル番号情報）３７ｂとを記録してなり、本例の水質測定装置２は「水質測定装置」である。これらの情報は水質測定装置２の製造時に確定するものであり、変更する必要のない情報であるから、前記ＲＯＭ２８ａ（図３参照）に書き込むことができる。
【００５２】
前記使用者リスト３８は使用者の氏名３８ａと、この氏名３８ａに関連付けられたパスワードとからなり、例えば、前記ＲＡＭ２８ｂに書き込まれるものである。なお、この使用者リスト３８はバックアップ電源によって電源切断時にもその内容を保持するようにしている。また、使用者リスト３８は前記使用者情報３１への追加登録があった時点でＬＡＮ４などを介して書き加えられるものであり、使用者情報３１への使用者の追加登録を行うときには対象となる水質測定装置２をＬＡＮ４に接続しておくことが望ましい。
【００５３】
装置校正履歴情報３９は、この水質測定装置２の校正やメンテナンスに関する履歴情報だけを別途水質測定装置２内のＲＡＭ２８ｂに保存してなるものであり、この装置校正履歴情報３９もバックアップ電源によってその内容が保持される。なお、この装置校正履歴情報３９は少なくとも最終校正日時や校正を行った使用者の氏名、そのときの校正結果（感度、不斉電位…）などからなる最終校正記録３９ａを有することが望ましい。これによって、この水質測定装置２の使用者は装置の状態を認識して分析結果の信頼性を確認することができる。
【００５４】
前記装置設定情報４０は、例えば使用電極４０ａ，温度保証設定４０ｂ，アラーム出力レベル４０ｃ，表示設定４０ｄ、さらには必要とする分解能の設定などが考えられる。つまり、装置設定情報４０は使用者によって設定された水質測定装置２の設定条件を記録してなり、この設定条件は前記ＲＡＭ２８ｂの容量に余裕があるならば、複数記憶しておくことが望ましい。
【００５５】
上記構成の水質測定装置２を用いる場合、使用者は前記監査証跡管理装置３を介して自らの個人情報を登録し、前記使用者情報３１を新規登録する。このとき、使用者が操作可能である使用可能装置３１ｅに指定された各水質測定装置２に対して、監査証跡管理３から新規登録した使用者の氏名３１ａおよびパスワード３１ｂが、ＬＡＮ４を用いたデータ通信によって転送される。つまり、対象となる全ての水質測定装置２の使用者リスト３８に追加される。なお、水質測定装置２にＬＡＮ４によるデータ通信を行なう通信装置３０が備わっていない場合には登録用のメモリカード（図示を省略する）などを用いて使用者の氏名３１ａおよびパスワード３１ｂを使用者リスト３８に追加登録することが可能である。
【００５６】
一方、新規に登録した使用者に対して、カードリーダ６を介して前記個人情報３３および使用許可情報３４を記録してなるメモリカード５が渡されて、使用者はこのメモリカード５を水質測定装置２を操作するための鍵として用いる。
【００５７】
次いで、使用が登録できた水質測定装置２のうちの一つにメモリカード５を挿入すると、水質測定装置２はメモリカード５から前記個人情報３３と使用許可情報３４を読み出して、前記シリアル番号情報３４ｃにこの水質測定装置２のシリアル番号情報３７ｂが含まれているかを確認し、使用者の氏名３３ａおよびパスワード３４ａを使用者リスト３８に登録されている氏名３８ａおよびパスワード３８ｂと一致するかどうかを確認する。なお、氏名３８ａに代えてＩＤ番号や何らかの識別子を用いることも可能であることはいうまでもない。ここで前記シリアル番号情報３４ｃ内にシリアル番号情報３７ｂが含まれいない場合や、氏名３３ａ，３８ａまたはパスワード３４ａ，３８ｂが一致しない使用者であった場合は、水質測定装置２は例えばアラームと共に「登録を行ってから使用してください！」と表示して、処理を中止する。
【００５８】
また、氏名３３ａ，３８ａおよびパスワード３４ａ，３８ｂが一致する場合には、使用期限情報３４ｄを水質測定装置２に内蔵する時計の指示と比較し、有効な期限内であるかどうかを判断し、この期限が切れている場合には、水質測定装置２は例えばアラームと共に「有効期限の更新を行ってください！」と表示して処理を中止する。このメッセージを受けた使用者はメモリカード５を再び前記カードリーダ６などに挿入して監査証跡管理装置３を用いて使用期限３１ｆ，３４ｄを更新する。
【００５９】
これらのチェックが終了すると使用者は水質測定装置２にログインすることができる。つまり、使用者は従来のように煩雑な操作を一切行うことなく、水質測定装置２を利用することができる。
【００６０】
さらに、水質測定装置２は前記操作特権レベル情報３４ｂを参照して、この使用者に許される操作を確認し、使用者はこの操作特権レベル情報３４ｂに認められている操作の範囲内で水質測定装置２を操作することができる。
【００６１】
なお、上述したメモリカード５からの読み出し時には、メモリカード５ごとに付与された識別番号を読み込んで、これが監査証跡管理装置３によって書き込まれた正規のものであることを確認してもよい。この確認は記録された各情報３３〜３６およびメモリカード５の識別番号を合わせてチェックサムやＣＲＣチェックを行なうなど、種々のセキュリティチェックを行ってもよい。
【００６２】
そして、使用者は水質測定装置２をＬＡＮ４から切り離して（無線ＬＡＮの場合は電波の届かない）測定対象となる河川などの現場に持参し、対象となる液体の物理量（例えばｐＨおよび導電率）を分析することが可能となる。
【００６３】
また、メモリカード５内に装置設定条件３５がある場合には、水質測定装置２はこの装置設定条件３５にあわせて、水質測定装置２の設定を行って、使用者の好みに合わせた分析操作環境を整えることができる。そして、使用者による水質測定装置２の操作時には全ての操作内容がカードインターフェース２９を介してメモリカード５の操作履歴情報３６として蓄積される。なお、使用者による各操作には順次通し番号（操作番号）が付与されてこれも前記操作履歴情報３６として記録する。
【００６４】
使用者による一連の分析が終了すると、使用者は水質測定装置２を再びＬＡＮ４に接続する（無線ＬＡＮの場合は電波の届く範囲内に入る）ことにより、メモリカード５内に記録した全ての操作履歴情報３６が監査証跡管理装置３内の監査証跡情報として転送された後に、メモリカード５内の操作履歴情報３６は消去される。つまり、装置本体２Ａは通信装置３０を介する監査証跡管理装置３との通信が可能となった時点で、メモリカード５に蓄積した操作履歴情報３６を監査証跡管理装置３側に移動する操作履歴自動転送機能を有する。
【００６５】
また、使用者が水質測定装置２を返却したときに、たとえ監査証跡管理装置３の電源が切断されていたとしても、あるいは、ＬＡＮ４が使えない状態であったとしても、次に監査証跡管理装置３とＬＡＮ４が動作したときに、前記操作履歴情報３６の転送を行なうことができる。
【００６６】
なお、ここで監査証跡情報３２は各水質測定装置２毎に前記操作番号３２ｂに関連付けて操作内容を記録することにより、操作内容の未入力となっているところ（本例の場合、操作番号ＸＸ００２）を明確に判断することができる。また、未入力の原因となっている使用者は前記使用者情報３１と操作内容の日時の情報などから容易に判断することができ、必要であればこの使用者に監査証跡情報（操作履歴情報）の転送を促すことも可能である。
【００６７】
つまり、前記操作履歴情報３６（メモリカード５毎に特定される使用者の氏名３３ａ）や監査証跡情報３２には操作者を示す情報が含まれており、これが一種の電子署名となるので、この分析操作または校正操作に関する責任の所在を確認することができる。
【００６８】
また、操作履歴情報３６に多くの情報が蓄積されることにより、前記メモリカード５の容量に空き容量がなくなってきた場合には、装置本体が、メモリカード５の空き容量を監視して、この空き容量が所定量以下になった時点で、例えば「メモリカードの容量が一杯なので分析を中止します。メモリカード内の情報を監査証跡管理装置に転送してください」などと表示して、使用者が新たな操作を始められなくすることができる。
【００６９】
この場合、使用者はこのメッセージを確認してメモリカード５を監査証跡管理装置３側のカードリーダ６に挿入して、メモリカード５に溜まった操作履歴情報３６を監査証跡管理装置３に転送するか、予め用意しておいた別のメモリカード５に差し替えることで操作を継続することが可能である。
【００７０】
つまり、装置本体２Ａが、メモリカード５の空き容量を監視して、この空き容量が所定量以下になった時点で、前記操作履歴情報３６を収集管理する監査証跡管理装置３へのメモリカード５を用いた操作履歴情報３６の転送を促すメッセージを出力して、使用者が新たな分析操作を始められなくする操作履歴管理機能を有する場合には、容量に限りのあるメモリカード５のみを用いて行われた全ての操作履歴情報を確実に残すことができる。
【００７１】
また、水質測定装置２（２ｃ）がＬＡＮ４に接続する通信装置３０を持たない場合であっても、図１に示すようにメモリカード５を水質測定装置２ｃから抜いてカードリーダ６などに挿入することで、前記監査証跡情報（操作履歴情報）の転送を行うことができる。つまり、本発明のようにメモリカード５を用いて操作履歴情報を管理することで、比較的複雑な構造を必要とする通信装置３０を設けなくても、簡単なメモリカード５のインターフェース２９を設けるだけで、その操作履歴情報を確実に残すことが可能となり、それだけ、水質測定装置２ｃの製造コストを削減することができる。
【００７２】
なお、このカードリーダ６を用いたメモリカード５からの監査証跡情報の転送を行なう場合にも、既に詳述したセキュリティチェックを行って分析値などの改ざんが行われていないことを確認することも可能である。
【００７３】
次に、装置の設定条件の変更を許可されている使用者が、この設定条件を変更する場合を説明する。水質測定装置２は使用者による設定条件の変更が加わると、その内容をメモリカード５内の前記装置設定情報３５に記録する。同時に、変更された設定条件を装置本体２Ａ内に記録するかどうかを使用者に確認し、必要があれば現在の設定条件を装置設定条件４０として新たに登録する。
【００７４】
装置設定条件４０に登録された各設定条件は、例えば使用者によって自在に切り換えて、水質測定装置２の使用環境を使用者の好みに合わせて変えることを可能とするものである。また、この水質測定装置２を始めて使用する場合などには、水質測定装置２内に予め登録されている別の使用者の設定条件を用いて分析を行なうことも可能となる。
【００７５】
本例のように装置設定条件３５をメモリカード５側に登録することにより、使用者は使用する水質測定装置２が変わっても、このメモリカード５を挿入するだけで、自らの好みに合わせた設定条件で分析を行うことが可能となる。つまり、使用者は煩わしい操作環境の設定を何度も行なう必要がなく操作性が向上すると共に、操作ミスの発生を激減させることができる。
【００７６】
上述の例ではメモリカード５上に使用者の個人情報３３のみならず、使用許可情報３４を記録しており、この使用許可情報３４にパスワード３４ａ、操作特権レベル情報３４ｂ、使用可能装置のシリアル番号情報３４ｃ、使用期限情報３４ｄを持たせると共に、分析装置２側に使用者リスト３８を記録することで、この分析装置２の使用制限をより確実なものとしている。つまり、仮に使用者がメモリカード５内の使用可能装置のシリアル番号情報３４ｃを書き換えることができたとしても使用者リスト３８にない使用者はこの分析装置２を使用不能とすることが可能である。
【００７７】
しかしながら、近年のメモリカード５には固有のＩＤ情報が設定されており、このＩＤ情報を用いることでメモリカード５に対する読み書きを制限することも可能となっている。したがって、分析装置２は使用者リスト３８のようなものを記録しなくても、メモリカード５上の鍵となる情報（前記各情報３３〜３５または装置特定の鍵番号など）だけで、装置の使用を許可したりその使用制限を設けるように構成してもよい。この場合、分析装置２内の情報（例えば使用者リスト３８）などを定期的に更新する必要がなくなる。
【００７８】
逆に、図５に示すように、分析装置２側の使用者リスト３８内に、前記個人情報３３や使用許可情報３４に対応して、使用者の個人情報３３’や使用を許可する各使用者のパスワード３４ａ，操作特権レベル情報３４ｂ，使用可能な分析装置のシリアル番号情報３４ｃ…などからなる使用許可情報３４’をそれぞれ記憶するように構成してもよい。
【００７９】
この場合、メモリカード５には使用許可情報３４を記録する必要がないので、メモリカード５の記憶容量の使用を必要最小限に抑えることができるだけでなく、各使用者の使用許可情報３４を分析装置２側またはこの分析装置２との通信が可能な状態の管理装置３側で変更することも可能となる。つまり、各分析装置２の使用制限をより確実に行なうことができる。
【００８０】
上述のように構成された監査証跡管理システム１を用いることで、監査証跡管理装置３は正確な電子記録を監査証跡情報３２として残すことが可能となる。したがって、図１に示すように、監査証跡管理装置３は監査証跡情報３２に記録されたデータベースの中から必要な部分の監査証跡報告書９を出力することが可能となり、このときにも使用者には何の負担もかける必要がない。
【００８１】
上述した各例では、分析装置の一例として水質測定装置２を例示しているが、本発明はあらゆる物理量を測定する分析装置に応用できることはいうまでもない。また、上述の例では信頼できる通信手段の一例としてＬＡＮ４の例を挙げているが、携帯電話などの電話回線を利用したイントラネットなどによって構成されるネットワークやデータ通信であってもよい。
【００８２】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の分析装置および監査証跡管理システムによれば、簡単な構成でありながら、使用者にほとんど負担をかけることなく分析装置の使用制限を確実に行うことができるだけでなく、電子記録、監査証跡、アクセス制限、電子署名など分析装置の管理を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の監査証跡管理システムの一例の全体構成を示す図である。
【図２】本発明の分析装置の一例を示す全体図である。
【図３】前記分析装置のブロック図である。
【図４】メモリカードを用いたデータの移動を説明する図である。
【図５】図４の変形例を示す図である。
【図６】従来の精度管理システムの全体的な構成を示す図である。
【図７】従来の分析装置の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
１…監査証跡管理システム、２…分析装置、２Ａ…装置本体、３…監査証跡管理装置、４…通信手段、５…不揮発性記録媒体、１２，１３…分析部、２８ａ…記録媒体、２９…接続部、３０…通信装置、３１ｅ，３４ｃ，３７ｂ…シリアル番号、３１ｃ，３４ｂ…特権レベル情報、３１ｆ，３４ｄ…使用期限、３３，３３’…個人情報、３４，３４’…使用許可情報、３８…使用者リスト、３５，４０…設定情報、３６…操作履歴情報。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an analyzer and an audit trail management system, and more particularly, to an analyzer and an audit trail management system capable of reliably leaving an operation history of an analysis operation.
[0002]
[Prior art]
[Patent Document 1] JP-A-2000-275253
[Patent Document 2] JP-A-2001-229291
Conventionally, analyzers for measuring physical quantities (including chemical properties) of various measurement target samples have been used. In recent years, it has been demanded that an operation history of an analysis operation be accurately left in order to confirm that a physical quantity measured by an analyzer is reliable. In Patent Document 1, in order to confirm that the analyzer is proper, a plurality of inspection items for guaranteeing the quality and various information including the inspection results are recorded in an information processing device provided in the analyzer. An analyzer having a validity checking function has been proposed.
[0003]
On the other hand, FIG. 6 shows an example of an accuracy management system 51 that records an operation history, and shows a simplified content of Patent Document 2. In FIG. 6, reference numeral 52 denotes an analyzer, 53 denotes an audit trail management device for monitoring the analysis operation of the analyzers 52 and manages the operation history, and 54 connects the analyzers 52 to the audit trail management device 53. And a communication means such as a LAN for exchanging information such as operation history. Therefore, information such as operation history is transmitted from the analyzer 52 through the communication means 54 to the audit trail management device 53, and the history information of each analyzer 52 is collected and managed in the audit trail management device 53. .
[0004]
That is, the audit trail management device 53 accumulates the operation history information of all the analysis devices 52 to be managed, thereby securely storing the electronic record and, if necessary, analyzing the operation data stored as the operation history information. And the calibration operation can be reproduced. In addition, the audit trail management device 53 can reliably perform the audit trail by presenting the history information, confirm that the operation in each analysis is appropriate, and that the measurement accuracy at this time is reliable. Can be proved.
[0005]
On the other hand, as one method for causing each analysis device 52 to recognize a user (operator), the analysis device 52 performs a login operation for inputting a name and a password to the user before enabling the operation. What is done is done. The device can specify the user by this login operation.
[0006]
FIG. 7 is a diagram showing an input example of a name and a password by the analyzer. 7, reference numeral 55 denotes a display unit of the analyzer 52; 56, a key input unit including up, down, left, and right cursor keys 56a to 56d and input keys 56e; 57, a keyboard panel display displayed on the display unit 55; , 59 are input confirmation units.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the number of input keys 56 is usually limited in an analyzer as shown in FIG. 7, input of the user's name and password is often very troublesome. That is, the user moves the cursor 58 using the arrow keys 56a to 56d when inputting his / her name and password, selects a character on the keyboard panel display 57 displayed on the display unit 55, and inputs the character. It has been necessary to perform the work of determining and inputting using the key 56e or the like. In addition, this operation must be repeated for the required number of characters, and the operation is inefficient.
[0008]
As shown in FIG. 6, even if the analyzer 52 is a portable analyzer, if the analyzer 52 is connected by a communication means 54 such as a LAN and the operation history is collected and managed, the communication is not performed. It could not be moved to a place without means 54. Even if the communication means 54 is a wireless LAN, it cannot be used where radio waves do not reach. Further, even if the communication means 54 is provided, if the audit trail management device 53 is not operating, the operation history information of the operation of the analyzer 52 during that time may be lost. Alternatively, in an environment where the audit trail management device 53 cannot be connected to the communication unit 54, such as when the operation of the audit trail management device 53 is stopped for some reason or when the analysis device 52 does not have a communication device connectable to the communication unit 54, 52 could not be used.
[0009]
The present invention has been made in view of the above points, and has as its object to provide an analyzer that is in an environment where communication means cannot reach while minimizing the burden on the user of the analyzer. An object of the present invention is to provide an analyzer and an audit trail management system capable of sufficiently performing management of the information and reliably leaving audit trail information.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
An analyzer according to the present invention is an analyzer including an analyzer and an apparatus main body that performs an operation based on a signal from the analyzer. A medium, wherein the apparatus main body receives the information from the nonvolatile recording medium with the insertion of the nonvolatile recording medium, and records operation history information of the analyzer on the nonvolatile recording medium. . (Claim 1)
[0011]
Thus, the apparatus main body can reliably recognize who the user is without inputting personal information such as a name (including a recognition number) from the user.
[0012]
In addition, the user who uses the analyzer of the present invention using the non-volatile storage medium does not need to perform any complicated input operation such as a name, so that the user can work efficiently. In addition, since the operation history of the analysis operation performed using the analyzer can be left, the audit trail management of the analyzer can be performed using the operation history information.
[0013]
Further, since the operation history information can be left as long as the nonvolatile recording medium is mounted, the state of the audit trail management device and the network connection with the audit trail management device as in the related art can be maintained. Operation history information can be left more reliably without depending on the state of the communication means.
[0014]
Various types of non-volatile recording media such as a ROM such as a so-called flash memory, a RAM having a backup power supply, a flexible disk, a magneto-optical disk, and a CD / DVD-ROM can be considered. Since the configuration of the part for reading and writing is simple, the manufacturing cost of the analyzer can be reduced.
[0015]
The device main body monitors the free space of the nonvolatile recording medium, and when the free space becomes equal to or less than a predetermined amount, transfers the operation history information to an audit trail management device that collects and manages the operation history information. If the system has an operation history management function that outputs a message prompting the user to prevent the user from performing a new analysis operation (claim 2), the management of the operation history information using the non-volatile recording medium is performed. It can be performed more reliably. That is, complete audit trail management can be performed while keeping records of all analysis operations.
[0016]
The apparatus main body has a communication device capable of transferring operation history information by communication to an audit trail management device that collects and manages the operation history information, and can communicate with the audit trail management device via this communication device. In the case where the operation history automatic transfer function of moving the operation history information stored in the nonvolatile recording medium to the audit trail management device side at the time when the data becomes By moving the operation history information accumulated in the recording medium to the audit trail management device side, it is possible to prevent the capacity of the non-volatile recording medium from becoming full beforehand and prevent the operation history information from being lost. If the communication device performs wireless communication such as a wireless LAN, the user can move the operation history information only by bringing the analyzer into the range of radio waves. Is further improved.
[0017]
The setting information of the analyzer by the user is recorded on the non-volatile recording medium, and the apparatus main body receives the setting information from the non-volatile recording medium with the insertion of the non-volatile recording medium, and In a case where the setting is made in accordance with the setting information of each user and the setting information recorded on the non-volatile recording medium can be changed according to the operation of the user (claim 4), Can set the analyzer so that it is easy to operate, and can record this setting information on the non-volatile recording medium. By simply inserting this non-volatile recording medium, the analyzer can be easily operated by itself. Can be set to a customized environment.
[0018]
A password corresponding to a user's personal information is recorded on the non-volatile recording medium, and the apparatus main body includes a storage medium for storing a user list including the personal information and the password. A case where the personal information and the password are received from the non-volatile recording medium with the insertion of the recording medium and are compared with the user list, thereby permitting the corresponding user to operate the analyzer (claim 5). Since the analysis device stores the user list in advance, the use of the analysis device can be more reliably restricted by comparing the user list with the personal information. That is, the non-volatile recording medium can be used as a key for operating the analyzer.
[0019]
The non-volatile recording medium has serial number information of an available analyzer, and the apparatus main body receives the serial number information from the non-volatile recording medium with the insertion of the non-volatile recording medium. When the number information is compared with the serial number of the main body of the apparatus to permit the operation on the corresponding analyzer (claim 6), the analyzers usable by the user can be limited.
[0020]
The non-volatile recording medium has privilege level information of an operation for an analyzer, and the apparatus main body receives the privilege level information from the non-volatile recording medium with the insertion of the non-volatile recording medium, In the case where the use restriction of the analyzer is provided based on the information (claim 7), the analyzer is more appropriately managed by setting an appropriate use restriction according to the user's position, technical ability, and the like. Can be.
[0021]
The user list further includes privilege level information of an operation on the analyzer for each user, and the apparatus main body sets use restrictions on the analyzer based on the privilege level information of the user (claim 8). In), the analyzer can be more appropriately managed by setting appropriate usage restrictions in accordance with the user's position, technical ability, and the like.
[0022]
The privilege level information includes, for example, an analyzer use right that allows a certain user to perform only a specific analysis operation, an administrator use right that allows another user to set an analyzer and perform an analysis operation, and another user. The use of maintenance and inspection licenses that allow all users to perform all operations, including calibration of analyzers and adjustment of date and time, etc., should be set to appropriate users to restrict appropriate use according to the user's position and technical capabilities. Therefore, appropriate management of the analyzer can be performed.
[0023]
This makes it possible, for example, to set operations such as restricting operations related to accuracy, such as calibration and adjustment of the analyzer, to only users having sufficient skills, and to reliably maintain the validity of measurement results using this analyzer. be able to.
[0024]
The audit trail management system of the present invention includes the above-described analyzer, an audit trail management device that collects and manages operation history information acquired by the analyzer, and the operation history information recorded on the nonvolatile recording medium. Communication means for collecting the data in the audit trail management device by communication. (Claim 9)
[0025]
The collection and management of the operation history information of the analyzer by the audit trail management device are automatically performed using the communication means, and the data communication using the communication means has been delayed due to the state where the audit trail management device is stopped or for some reason. In the state, the collection and management of the operation history information using the non-volatile recording medium can be performed, and more reliable audit trail management can be performed. In addition, since the analyzer does not always need to perform data communication using the communication means, the analyzer is disconnected from the communication means, and an analysis operation using the analyzer is performed at any analysis site. Operation history can be left.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of an audit trail management system 1 according to the present invention.
In FIG. 1, reference numeral 2 denotes an analyzer managed by the audit trail management system 1, for example, a water quality measuring device, and 3 denotes an audit trail management which records information on each water quality measuring device 2 and manages users of these water quality measuring devices 2. The devices 4 are communication means such as a LAN between each water quality measuring device 2 and the audit trail management device 3 for collecting operation history information on the water quality measuring device 2 by data communication.
[0027]
Reference numeral 5 denotes a non-volatile recording medium such as a so-called flash memory (for example, “Compact Flash” (registered trademark) or the like, which is hereinafter simply referred to as a memory card 5) configured to be inserted into and removable from each water quality measuring device 2. A connection unit (hereinafter, referred to as a card reader 6), which is connected to the LAN 4 and allows reading and writing to and from the memory card 5 with the memory card 5 inserted, is provided on the LAN 4 side to perform wireless data communication. It is a wireless communication device that enables it. Reference numeral 8 denotes an output device such as a printer that outputs an audit trail report 9 and the like on the audit trail management device 3 side.
[0028]
The water quality measuring device 2 shown in this example is a water quality measuring device for measuring physical quantities such as pH, ORP, ionic concentration, salt concentration, and electric resistance of the liquid 11 contained in the container 10, and is a stationary type water quality measuring device. There are a device 2a and portable water quality measuring devices 2b and 2c. The water quality measurement device 2b also has a built-in wireless communication device that enables wireless data communication corresponding to the wireless communication device 7, and the water quality measurement device 2b is, for example, within a range where radio waves of the wireless communication device 7 can reach. If there is, the data can be communicated with the audit trail management device 3 anywhere. Note that the water quality measuring devices 2b and 2c may also be provided with a connection portion of a communication cable that enables wired data communication.
[0029]
The audit trail management device 3 is configured by, for example, a server including an information processing device having a sufficient storage capacity. Further, the communication means 4 of the present example is a LAN formed according to a standard conforming to, for example, a registered trademark: Ethernet, but may perform data communication using a different protocol such as a token ring. That is, since the communication between the water quality measuring device 2 and the audit trail management device 3 is performed by LAN connection, it becomes easy to manage the plurality of water quality measuring devices 2, but the present invention is not limited to this point. Instead, it is also possible to perform various data communication using a serial communication port, a parallel communication port, or the like. Needless to say, the water quality measurement device 2 managed by the audit trail management device 3 may be one.
[0030]
The memory card 5 such as a flash memory, which is mentioned as an example of the nonvolatile recording medium in this example, is usually provided with a hard cover made of a synthetic resin, and is resistant to impact since there is no movable part necessary for reading and writing of recorded contents. Not only that, it is extremely compact and easy to handle. In general, the interface (connection) between the card reader 6 and the water quality measuring device 2 for the memory card is extremely simple, so that the manufacturing cost can be reduced as much as possible.
[0031]
However, the present invention does not limit the configuration of the nonvolatile recording medium to a flash memory, but may be a portable small hard disk called a so-called microdrive, a flexible disk, a magneto-optical disk, or the like.
[0032]
2 and 3 schematically show the configuration of a portable water quality measuring device 2 (2b, 2c). In this example, the water quality measuring device 2 measures pH and conductivity simultaneously. It is configured to be able to.
That is, FIG. 2 schematically shows the entire configuration of the water quality measuring device, and 2A is a device main body. Reference numerals 12 and 13 denote pH measuring electrodes and conductivity measuring electrodes which are detachably connected to the apparatus main body 1, and are connection sections 14a and 15a formed on the apparatus main body 2A via signal cables 14 and 15, respectively. have. Although a detailed description is omitted, the pH measurement electrode 12 and the conductivity measurement electrode 13 are respectively provided at the tip (lower end) of the electrode support portion having a waterproof structure and a sensor for pH measurement and a conductivity measurement electrode. Is formed.
A display section 16 for displaying measurement results and the like and an input operation section 17 for performing various inputs for operation are provided on the upper surface of the apparatus main body 2A. The display unit 16 is made of, for example, liquid crystal and is formed so as to occupy an upper half or more of the upper surface of the apparatus main body 2A. It is configured to be able to display color and graphics, and displays input results and calculation results, as well as operation methods and solutions for smoothly performing operations such as analysis in measurement mode, calibration mode and setting mode. In addition to displaying help contents such as reference items, the deterioration state of the measurement electrode can be displayed stepwise and graphically in the calibration mode.
[0035]
The input operation unit 17 is provided with a plurality of keys for input operation. That is, 18 is a power key for turning on / off the power, 19 is a measurement key for starting measurement, 20 is a calibration key for starting calibration, and 21 is a mode key for switching the measurement mode. . Function keys 22a to 22d cooperate with buttons on the display screen. Reference numeral 23 denotes a release key for releasing the operation, and reference numeral 24 denotes a cursor key for moving the setting. Reference numeral 25 denotes a help key. When the help key 25 is operated, help contents such as an operation method and a solution are displayed on a screen (display screen) of the display unit 16.
[0036]
FIG. 3 schematically shows mainly the internal configuration of the apparatus main body 2A. In FIG. 3, reference numeral 26 denotes a CPU as an arithmetic control unit, which controls the entire apparatus based on an input from an input operation unit 17. In addition to performing the calculation, the signal from the pH measurement electrode 12 and the conductivity measurement electrode 13 is processed to calculate the measurement result, and is connected to the pH measurement electrode 12 and the conductivity measurement electrode 13 via the ADC 27. In addition, it is connected to the display unit 16 and the input operation unit 17.
[0037]
In FIG. 3, reference numeral 28 denotes an internal recording medium connected to the CPU 26, which is composed of a ROM 28a and a RAM 28b. The ROM 28a stores a program for controlling the entire apparatus and executing various calculations, and is stored in the RAM 28b. A program for temporarily storing various calculation results and input data input from the input operation unit 17 and displaying and executing help contents is recorded.
[0038]
Reference numeral 29 denotes an interface (connection unit) of the memory card 5, which enables personal information and use permission information relating to a user of the water quality measuring device 2 to be accepted from the memory card 5 with the insertion of the memory card 5. Information such as operation history and device settings can be output to the memory card 5. Reference numeral 30 denotes a communication device that enables data communication with the audit trail management device 3 via the LAN 4. The communication device 30 may be wired or wireless, and is not limited to being provided in all the water quality measuring devices 2a to 2c.
[0039]
Next, the operation of the water quality measuring device having the above configuration will be described. For example, when measuring the pH and conductivity of water in a river, the pH measurement electrode 12 and the conductivity measurement electrode 13 connected to the apparatus main body 2A are provided so as to be directly immersed in river water. In this state, the mode key 11 of the input operation unit 17 of the apparatus main body 2A is pressed to set the apparatus main body 2A to the measurement mode. In this state, measurement is performed by appropriately operating the keys in the input operation unit 17. The measurement signal at this time is input to the apparatus main body 2A via the signal cables 14 and 15 and subjected to signal processing by the arithmetic and control unit 26 therein, whereby the measurement results of pH and conductivity of river water and the like are obtained. can get.
[0040]
FIG. 4 is a schematic diagram showing an example of the content of each data recorded in the water quality measurement device 2, the audit trail management device 3, and the memory card 5.
[0041]
In FIG. 4, reference numeral 31 denotes user information that records information on each user managed by the audit trail management device 3, and 32 denotes audit trail information that records information such as operation history of each water quality measurement device 2. is there. Reference numeral 33 denotes personal information of the user created by the audit trail management device 3 based on the user information 31 and recorded on the memory card 5, reference numeral 34 denotes use permission information of the user, and reference numeral 35 denotes a user. Device setting information 36 indicating the setting contents of the water quality measuring device 2 is operation history information in which all operation histories by the user are recorded.
[0042]
Reference numeral 37 denotes analyzer information that records various information related to each water quality measuring device 2, reference numeral 38 denotes a user list that records information identifying users who use the water quality measuring device 2, and reference numeral 39 denotes this user list. Apparatus calibration history information for confirming the final calibration record of the water quality measuring apparatus 2, and 40 is apparatus setting information that records the setting contents of the water quality measuring apparatus 2 by the user.
[0043]
Hereinafter, details of each information 31 recorded in the audit trail management device 3 will be described.
First, the user information 31 includes, for example, a user's name (or ID) 31a, password 31b, operation privilege level 31c, position 31d, usable device 31e, expiration date 31f, and the like. It is created when an application for use of the water quality measurement device 2 is made by a user.
[0044]
The audit trail information 32 in this example is an operation history in which the operation history information 36 read from the memory card 5 when the memory card 5 is inserted into the card reader 6 is compiled into a database, for example, for each water quality measurement device 2. The operation history information 32a includes, for example, operation numbers 32b sequentially assigned to each operation of the water quality measuring device 2 and operation contents (user, operation date and time, operation contents, and the like) corresponding to each operation number 32b. 32c).
[0045]
Next, information recorded on the memory card 5 will be described.
First, the personal information 33 and the use permission information 34 are created based on the user information 31 as described above, and the personal information 33 has, for example, a user name 33a and a position 33b. Here, the “position” refers to a position relating to the use of the water quality measuring device 2 and may be, for example, a “maintenance and inspection person”, a “device manager”, a “device user”, a “temporary user”, or the like. . According to the present invention, by clarifying the information of each user of the user, the right to use the apparatus described later can be clearly divided, and thereby the reliability of the water quality measuring apparatus 2 can be improved.
[0046]
The use permission information 34 includes, for example, a user's password 34a, operation privilege level information 34b, serial number information 34c of the usable analyzer 2, and expiration date information 34d. The operation privilege level information 34b is, for example, an operation restriction imposed by the user of the water quality measuring device 2, and for example, all operations are permitted to a maintenance and inspection person, and a device manager is permitted to analyze the analysis result. There are several steps, such as editing only is prohibited, editing and proofreading of analysis results are prohibited for the user of the instrument, and settings for the apparatus are also prohibited for temporary users of the apparatus only for the analyzing operation. The permission or prohibition is set for each operation group (editing, proofreading, setting, analysis...) Provided with.
[0047]
On the other hand, the expiration date information 34d is always usable regardless of whether it indicates a short period and / or time as shown in the drawing or a relatively long period. Is also good. These can be changed according to the position of the user.
[0048]
By setting the operation privilege level or the expiration date according to the position of the user as in this example, it is possible to prohibit the user from illegally using the water quality measurement device 2. That is, tampering of the measurement value data is prohibited, and the reliability of the analysis result can be improved. In addition, a user who does not have sufficient knowledge about the water quality measurement device 2 does not perform an incorrect calibration operation, thereby preventing the reliability of the analysis result from being reduced. In addition, it is also possible to prevent a situation in which an inexperienced temporary user changes the setting of the analyzer due to an operation error, such that analysis becomes impossible or inaccurate.
[0049]
Further, the device setting information 35 supports the setting conditions of the water quality measuring device 2, and is basically changed by the user. However, when the setting of the water quality measuring device 2 is prohibited as in the case of the temporary user of the device, for example, it is desirable to create the device setting information 35 on the audit trail management device 3 side. That is, by recording the most appropriate setting in advance as the device setting information 35 in accordance with the purpose of use of the water quality measuring device 2 by the temporary user of the device, the inexperienced operator can perform the analysis operation without being confused. it can.
[0050]
The operation history information 36 is, for example, accumulated information of operation contents including an operation number 36a assigned to each operation of the water quality measuring device 2, an operation content 36b associated with the operation number 36a, an operation result 36c, and the like. Note that user (operator) information may be added to each of the accumulated information of the operation contents based on the personal information. That is, since the operation history information 36 stores the operation content within the range of the storage capacity of the memory card 5, the memory card 5 is connected to the LAN 4 again by the water quality measurement device 2 separated from the LAN 4 performing a series of analysis. It is desirable to have a capacity sufficient to store all the operation contents performed until the operation is completed.
[0051]
Next, details of the information 37 to 40 stored in the water quality measurement device 2 will be described.
That is, the analyzer information 37 includes the device name 37a of the water quality measuring device 2 and the serial number (serial number information of the analyzer) 37b, and the water quality measuring device 2 of this example is a "water quality measuring device". . These pieces of information are determined at the time of manufacturing the water quality measuring device 2 and need not be changed, and thus can be written in the ROM 28a (see FIG. 3).
[0052]
The user list 38 includes a user's name 38a and a password associated with the name 38a, and is written in the RAM 28b, for example. The contents of the user list 38 are retained even when the power is turned off by the backup power supply. The user list 38 is added via the LAN 4 or the like at the time of additional registration to the user information 31 and becomes a target when additional registration of the user to the user information 31 is performed. It is desirable that the water quality measuring device 2 be connected to the LAN 4 in advance.
[0053]
The device calibration history information 39 is obtained by separately storing only history information relating to calibration and maintenance of the water quality measurement device 2 in the RAM 28b in the water quality measurement device 2, and the content of the device calibration history information 39 is also stored by a backup power supply. Is held. The device calibration history information 39 preferably has a final calibration record 39a including at least the final calibration date and time, the name of the user who performed the calibration, and the calibration results (sensitivity, asymmetric potential...) At that time. Thereby, the user of the water quality measuring device 2 can recognize the state of the device and confirm the reliability of the analysis result.
[0054]
The device setting information 40 may be, for example, a used electrode 40a, a temperature assurance setting 40b, an alarm output level 40c, a display setting 40d, and a required resolution setting. In other words, the device setting information 40 records the setting conditions of the water quality measuring device 2 set by the user, and it is desirable to store a plurality of these setting conditions if there is room in the RAM 28b.
[0055]
When using the water quality measurement device 2 having the above configuration, the user registers his / her personal information via the audit trail management device 3 and newly registers the user information 31. At this time, for each water quality measuring device 2 designated as the usable device 31e which can be operated by the user, the name 31a and the password 31b of the newly registered user from the audit trail management 3 are stored in the data using the LAN 4. Transferred by communication. That is, it is added to the user list 38 of all the target water quality measuring devices 2. If the water quality measuring device 2 does not include the communication device 30 for performing data communication by the LAN 4, the user name 31a and the password 31b are stored in the user list using a memory card (not shown) for registration. 38 can be additionally registered.
[0056]
On the other hand, the newly registered user is given a memory card 5 in which the personal information 33 and the use permission information 34 are recorded via the card reader 6, and the user uses the memory card 5 to measure water quality. Used as a key for operating the device 2.
[0057]
Next, when the memory card 5 is inserted into one of the water quality measuring devices 2 whose use has been registered, the water quality measuring device 2 reads out the personal information 33 and the use permission information 34 from the memory card 5 and obtains the serial number information. It is confirmed whether the serial number information 37b of the water quality measuring device 2 is included in the water quality measuring device 34c and whether the user's name 33a and password 34a match the name 38a and the password 38b registered in the user list 38. Confirm. It is needless to say that an ID number or any identifier can be used instead of the name 38a. Here, when the serial number information 37c is not included in the serial number information 34c, or when the user does not match the names 33a, 38a or the passwords 34a, 38b, the water quality measurement device 2 transmits the “registered” Please use it first! "Is displayed and the processing is stopped.
[0058]
If the names 33a and 38a and the passwords 34a and 38b match, the expiration date information 34d is compared with an instruction of a clock built in the water quality measuring device 2 to determine whether or not the expiration date is within. If the period has expired, the water quality measurement device 2 displays "Please update the expiration date!" Together with an alarm, for example, and stops the process. Upon receiving this message, the user inserts the memory card 5 into the card reader 6 or the like again and updates the expiration dates 31f and 34d using the audit trail management device 3.
[0059]
When these checks are completed, the user can log in to the water quality measuring device 2. That is, the user can use the water quality measurement device 2 without performing any complicated operation as in the related art.
[0060]
Further, the water quality measurement device 2 refers to the operation privilege level information 34b to confirm the operation permitted to the user, and the user can measure the water quality within the range of the operation permitted by the operation privilege level information 34b. The device 2 can be operated.
[0061]
At the time of reading from the memory card 5 described above, the identification number given to each memory card 5 may be read to confirm that this is a legitimate one written by the audit trail management device 3. For this confirmation, various security checks may be performed, such as performing a checksum or CRC check by matching the recorded information 33 to 36 and the identification number of the memory card 5.
[0062]
Then, the user separates the water quality measuring device 2 from the LAN 4 (in the case of a wireless LAN, radio waves do not reach) and brings it to a site such as a river to be measured, and the physical quantity (eg, pH and conductivity) of the liquid to be measured Can be analyzed.
[0063]
When the memory card 5 has the device setting condition 35, the water quality measuring device 2 sets the water quality measuring device 2 in accordance with the device setting condition 35, and performs the analysis operation according to the user's preference. The environment can be prepared. Then, when the user operates the water quality measuring device 2, all operation contents are accumulated as operation history information 36 of the memory card 5 via the card interface 29. A serial number (operation number) is sequentially assigned to each operation by the user, and this is also recorded as the operation history information 36.
[0064]
When a series of analysis by the user is completed, the user connects the water quality measuring device 2 to the LAN 4 again (in the case of a wireless LAN, enters a range where radio waves can reach), thereby performing all operations recorded in the memory card 5. After the history information 36 is transferred as the audit trail information in the audit trail management device 3, the operation history information 36 in the memory card 5 is deleted. That is, the device main body 2A moves the operation history information 36 stored in the memory card 5 to the audit trail management device 3 side when the communication with the audit trail management device 3 via the communication device 30 becomes possible. It has a transfer function.
[0065]
Also, when the user returns the water quality measurement device 2, even if the power of the audit trail management device 3 is turned off or the LAN 4 cannot be used, the audit trail management device is next. When the LAN 3 and the LAN 4 operate, the operation history information 36 can be transferred.
[0066]
Here, the audit trail information 32 is where the operation contents are not input by recording the operation contents in association with the operation number 32b for each water quality measuring device 2 (in this example, the operation number XX002 ) Can be determined clearly. Further, the user who is the cause of the non-input can be easily determined from the user information 31 and the information on the date and time of the operation content. ) Can be encouraged.
[0067]
That is, the operation history information 36 (the name 33a of the user specified for each memory card 5) and the audit trail information 32 include information indicating the operator, which is a kind of electronic signature. The responsibility for analytical or calibration operations can be ascertained.
[0068]
When a large amount of information is accumulated in the operation history information 36 and the free space of the memory card 5 is exhausted, the apparatus body monitors the free space of the memory card 5 and When the free space becomes less than the specified amount, for example, "The analysis is stopped because the memory card is full. Please transfer the information in the memory card to the audit trail management device." This prevents the user from starting a new operation.
[0069]
In this case, the user confirms this message, inserts the memory card 5 into the card reader 6 of the audit trail management device 3, and transfers the operation history information 36 stored in the memory card 5 to the audit trail management device 3. Alternatively, the operation can be continued by replacing the memory card 5 with another one prepared in advance.
[0070]
That is, the device main body 2A monitors the free space of the memory card 5, and when the free space becomes equal to or less than the predetermined amount, the memory card 5 is sent to the audit trail management device 3 which collects and manages the operation history information 36. Is output, a message prompting the transfer of the operation history information 36 is used to prevent the user from starting a new analysis operation. If the user has an operation history management function, only the memory card 5 having a limited capacity is used. All operation history information performed by the user can be reliably left.
[0071]
Further, even when the water quality measuring device 2 (2c) does not have the communication device 30 connected to the LAN 4, the memory card 5 is removed from the water quality measuring device 2c and inserted into the card reader 6 or the like as shown in FIG. Thus, the audit trail information (operation history information) can be transferred. That is, by managing the operation history information using the memory card 5 as in the present invention, the simple interface 29 of the memory card 5 is provided without providing the communication device 30 requiring a relatively complicated structure. Alone, the operation history information can be reliably left, and the manufacturing cost of the water quality measuring device 2c can be reduced accordingly.
[0072]
When the audit trail information is transferred from the memory card 5 using the card reader 6, the security check described in detail above may be performed to confirm that the analysis value or the like has not been tampered with. It is possible.
[0073]
Next, a case where a user who is permitted to change the setting conditions of the apparatus changes the setting conditions will be described. When the user changes the setting conditions, the water quality measuring device 2 records the contents in the device setting information 35 in the memory card 5. At the same time, the user confirms whether or not to record the changed setting conditions in the apparatus main body 2A, and if necessary, newly registers the current setting conditions as the apparatus setting conditions 40.
[0074]
Each setting condition registered in the device setting condition 40 can be freely changed by, for example, a user to change the use environment of the water quality measuring device 2 according to the user's preference. Further, when the water quality measuring device 2 is used for the first time, it is possible to perform the analysis using the setting conditions of another user registered in the water quality measuring device 2 in advance.
[0075]
By registering the device setting conditions 35 on the memory card 5 side as in the present example, even if the water quality measuring device 2 to be used changes, the user can adjust his / her preference only by inserting the memory card 5. Analysis can be performed under the set conditions. In other words, the user does not need to repeatedly set a troublesome operation environment, so that the operability is improved and the occurrence of operation errors can be drastically reduced.
[0076]
In the above example, not only the user's personal information 33 but also the use permission information 34 is recorded on the memory card 5, and the use permission information 34 includes the password 34a, the operation privilege level information 34b, and the serial number of the usable device. By providing the information 34c and the expiration date information 34d and recording the user list 38 on the analyzer 2, the use of the analyzer 2 is more reliably restricted. That is, even if the user can rewrite the serial number information 34c of the usable device in the memory card 5, a user who is not in the user list 38 can make the analyzer 2 unusable. .
[0077]
However, unique ID information is set in the memory card 5 in recent years, and reading and writing to the memory card 5 can be restricted by using this ID information. Therefore, the analyzer 2 does not record the user list 38 or the like, but uses only the key information on the memory card 5 (the above information 33 to 35 or the device-specific key number, etc.). You may comprise so that use may be permitted or its use restriction may be provided. In this case, it is not necessary to periodically update information (for example, the user list 38) in the analyzer 2 or the like.
[0078]
Conversely, as shown in FIG. 5, in the user list 38 on the analyzer 2 side, corresponding to the personal information 33 and the use permission information 34, the user's personal information 33 'and each use The use permission information 34 'including a user's password 34a, operation privilege level information 34b, usable analyzer serial number information 34c, etc. may be stored.
[0079]
In this case, it is not necessary to record the use permission information 34 on the memory card 5, so that the use of the storage capacity of the memory card 5 can be minimized and the use permission information 34 of each user is analyzed. The change can also be made on the device 2 side or the management device 3 in a state where communication with the analyzer 2 is possible. That is, the use of each analyzer 2 can be more reliably restricted.
[0080]
By using the audit trail management system 1 configured as described above, the audit trail management device 3 can leave an accurate electronic record as the audit trail information 32. Therefore, as shown in FIG. 1, the audit trail management device 3 can output a necessary part of the audit trail report 9 from the database recorded in the audit trail information 32. Does not require any burden.
[0081]
In each of the examples described above, the water quality measurement device 2 is illustrated as an example of the analysis device, but it is needless to say that the present invention can be applied to an analysis device that measures any physical quantity. Further, in the above example, the example of the LAN 4 is given as an example of the reliable communication means. However, a network or data communication constituted by an intranet using a telephone line such as a mobile phone may be used.
[0082]
【The invention's effect】
As described above, according to the analyzer and the audit trail management system of the present invention, not only can the use of the analyzer be surely restricted without putting a burden on the user, while having a simple configuration, It is possible to appropriately manage the analyzers such as electronic records, audit trails, access restrictions, and electronic signatures.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an overall configuration of an example of an audit trail management system of the present invention.
FIG. 2 is an overall view showing an example of an analyzer according to the present invention.
FIG. 3 is a block diagram of the analyzer.
FIG. 4 is a diagram illustrating data movement using a memory card.
FIG. 5 is a diagram showing a modification of FIG. 4;
FIG. 6 is a diagram showing an overall configuration of a conventional quality management system.
FIG. 7 is a diagram showing an overall configuration of a conventional analyzer.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Audit trail management system, 2 ... Analysis apparatus, 2A ... Device main body, 3 ... Audit trail management apparatus, 4 ... Communication means, 5 ... Non-volatile recording medium, 12, 13 ... Analysis part, 28a ... Recording medium, 29 ... Connection unit, 30: communication device, 31e, 34c, 37b: serial number, 31c, 34b: privilege level information, 31f, 34d: expiration date, 33, 33 ': personal information, 34, 34': use permission information, 38 ... user list, 35, 40 ... setting information, 36 ... operation history information.

Claims

In an analyzer including an analyzer and an apparatus main body that performs an operation based on a signal from the analyzer,
A removable non-volatile recording medium that records the user's personal information,
The analyzer according to claim 1, wherein the apparatus main body receives the information from the nonvolatile storage medium in accordance with the insertion of the nonvolatile storage medium, and records operation history information of the analyzer on the nonvolatile storage medium.

The device main body monitors the free space of the nonvolatile recording medium, and when the free space becomes equal to or less than a predetermined amount, transfers the operation history information to an audit trail management device that collects and manages the operation history information. The analyzer according to claim 1, further comprising an operation history management function of outputting a message prompting the user to prevent the user from performing a new analysis operation.

The apparatus main body has a communication device that enables transfer of operation history information to and from the audit trail management device that collects and manages the operation history information, and can communicate with the audit trail management device via this communication device. 3. The analyzer according to claim 1, further comprising an operation history automatic transfer function for moving the operation history information stored in the non-volatile recording medium to the audit trail management device at the point in time.

The setting information of the analyzer by the user is recorded on the non-volatile recording medium,
The apparatus body receives the setting information from the nonvolatile recording medium with the insertion of the nonvolatile recording medium, and sets the analyzer to a state in accordance with the setting information of each user, and according to the operation of the user. The analyzer according to any one of claims 1 to 3, wherein the setting information recorded on the non-volatile recording medium is configured to be changeable.

A password corresponding to personal information of a user is recorded on the non-volatile recording medium, and the apparatus body includes a storage medium for storing a user list including the personal information and the password, 5. The method according to claim 1, wherein the personal information and the password are received from the non-volatile recording medium along with the insertion of the recording medium and are compared with the user list, thereby permitting a corresponding user to operate the analyzer. An analyzer according to any one of the above.

The nonvolatile recording medium has serial number information of a usable analyzer,
The apparatus body receives the serial number information from the nonvolatile recording medium with the insertion of the nonvolatile recording medium, and compares the serial number information with the serial number of the apparatus body to perform a corresponding analysis. The analyzer according to any one of claims 1 to 4, wherein operation of the analyzer is permitted.

The non-volatile recording medium has privilege level information of an operation for the analyzer,
7. The apparatus according to claim 1, wherein the apparatus main body receives the privilege level information from the nonvolatile recording medium in accordance with insertion of the nonvolatile recording medium, and sets a use restriction of the analyzer based on the privilege level information. The analyzer according to claim 1.

7. The user list further includes privilege level information of an operation on the analyzer for each user, and the apparatus main body sets use restrictions on the analyzer based on the privilege level information of the user. An analyzer according to any one of the above.

An analyzer according to any one of claims 1 to 8,
An audit trail management device that collects and manages operation history information acquired by the analyzer,
Communication means for collecting the operation history information recorded on the non-volatile recording medium in the audit trail management device by data communication.