JP2004268620A

JP2004268620A - Occupant load sensor

Info

Publication number: JP2004268620A
Application number: JP2003058477A
Authority: JP
Inventors: Toshihiko Hida; 俊彦肥田; Takanori Okabe; 高典岡部
Original assignee: Imasen Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Imasen Electric Industrial Co Ltd
Priority date: 2003-03-05
Filing date: 2003-03-05
Publication date: 2004-09-30
Anticipated expiration: 2023-03-05
Also published as: JP4073803B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an occupant load sensor capable of enhancing detection efficiency with a simple structure. <P>SOLUTION: This occupant load sensor 10 is fixed on a bracket 48 through a sleeve 60a of a collar 60 provided on an outer periphery of a screw thread 32 of a bolt 30 and a bush 62 intervening between the sleeve 60a and a through hole 48a of the bracket 48. Slight movements are allowed between the bolt 30 and the bracket 48 by a space between the screw thread 32 and the sleeve 60a and the sleeve 60a and the bush 62, and the force applied from other than the perpendicular direction can be canceled. Therefore, the load from a seat side is applied to the perpendicular direction, and can be accurately detected. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシートに着座している乗員の体重を測定する乗員荷重センサに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
乗員の安全性を確保するため、自動車にはシートベルト、エアーバックが備えられている。近年、安全性を更に高めるため、大人か子供かを識別し、更には、乗員の体重に合わせてシートベルト、エアーバックの動作を制御するようにしている。具体的には、乗員が大人の際には、エアーバック及びシートベルトのプリテンションを作動させ、子供の際には動作させないようにする。或いは、乗員の体重に合わせて、エアーバックの展開ガス量や展開速度を調整すると共にシートベルトのプリテンションを調整する。
【０００３】
上述した大人か子供かの識別は、体重をシートに取り付けた乗員荷重センサで検出することにより一般的に行われている。係る乗員荷重センサとしては、例えば、引用文献１〜引用文献３がある。各引用文献では、床側シート固定部材（例えばレールマウント）とシート側固定部材（例えば、シートレール）との間の四隅に、乗員荷重センサを４個配置することで、乗員の体重（荷重）を測定している。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−３５１９５２号公報
【特許文献２】
特開平１１−１１５３号公報
【特許文献３】
特開平９−２０７６３８号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、車両用シートは、事故時に外れることがないように床へ強固に固定しなければならない。引用文献２及び引用文献３では、床側シート固定部材（例えばレールマウント）とシート側固定部材（例えば、シートレール）との間に乗員荷重センサを配置する構造であり、事故時に乗員荷重センサが破断してシートが脱落する恐れがある。一方、引用文献１では、乗員荷重センサとは別に、変位規制機構を設けることで事故時のシート脱落防止が図られているが、変位規制機構を別途設けるため、構造が複雑で製造コストが高くなるという課題がある。
【０００６】
変位規制機構を無くして製造コストを抑えるには、引用文献１のようにシートを上下にストロークさせ荷重をセンサ板に加えるのではなく、例えば、図１０に示すように乗員荷重センサを構成することで行える。図１０（Ａ）は、該乗員荷重センサの正面を、図１０（Ｂ）は図１０（Ａ）のＢ４−Ｂ４断面を示している。乗員荷重センサ１１０は、変位センサ１１２を収容する本体部１２０と、例えば、シートレール側に固定される上ボルト部１３２と、レールマウント側に固定される下ボルト部１３４とからなる。本体部１２０内に荷重により微視的に撓み得る歪み面１１４を設け、該歪み面１１４に変位センサ１１２を配置してなる。この構造では、シートを上下にストロークさせる必要がないため、引用文献１のように変位規制機構を用いなくとも、乗員荷重センサ全体を金属で製造することで、必要なシート強度を得ることができる。
【０００７】
しかしながら、図１０の構成では、床側のレールマウントに対するシートレールの取り付け位置精度が低いと、乗員荷重センサが傾いた状態で、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられることになり、測定精度が低くなるという課題があった。
【０００８】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で検知性能を高め得る乗員荷重センサを提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段、および発明の作用・効果】
上述した課題を解決するため、請求項１の発明は、床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シートに座っている乗員の荷重を測定するための乗員荷重センサであって、
前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の一方に面接触し取り付けられるフランジ部と、
前記フランジ部に対して鉛直方向に形成され、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられるボルト部と、
前記フランジ部と前記ボルト部との間に設けられた歪み面に配置され、前記ボルト部に軸線方向に加わる荷重を検出するためのセンサと、からなることを技術的特徴とする。
【００１０】
請求項１では、乗員荷重センサが、フランジ部で面接触して床側シート固定部材又はシート側固定部材の一方に取り付けられ、該フランジ部に対して鉛直方向に形成されたボルト部が、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられる。このため、シートからの荷重が、鉛直方向へ加わり、センサにより正確に荷重を測定することができる。また、フランジ部を、アッパーレール又はロアーレール内に収容させることで、シートのヒップポイントを下げることができる。
【００１１】
請求項２の発明は、床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シートに座っている乗員の荷重を測定するための乗員荷重センサであって、
前記乗員荷重センサが、
前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の一方に取り付けられる固定部と；前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方の通孔に挿通されナットを介して取り付けられるボルト部と；前記固定部と前記ボルト部との間に設けられた歪み面に配置され、前記ボルト部に軸線方向に加わる荷重を検出するためのセンサとからなり、
前記ボルト部の外周に配設されるスリーブと、該スリーブと前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方の通孔との間に介在するライナー部材とを介して、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方に固定されることを技術的特徴とする。
【００１２】
請求項２では、乗員荷重センサが、ボルト部の外周に配設されるスリーブと、該スリーブと床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方の通孔との間に介在するライナー部材とを介して、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方に固定される。このため、ボルト部とスリーブとの間に出来る隙間、及び、スリーブとライナー部材との間に出来る隙間により、ボルト部とボルト部が固定される床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で僅かな動きを許容し、鉛直方向以外から加わる力をキャンセルすることができる。これによって、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。また、床側シート固定部材に対するシート側固定部材の取り付け位置精度が低く、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられても、ボルト部と床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で、僅かな動きを許容するので、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。
【００１３】
請求項３の発明は、床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シートに座っている乗員の荷重を測定するための乗員荷重センサであって、
前記乗員荷重センサが、
前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の一方に面接触し取り付けられるフランジ部と；前記フランジ部に対して鉛直方向に形成され、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられるボルト部と；前記フランジ部と前記ボルト部との間に設けられた歪み面に配置され、前記ボルト部に軸線方向に加わる荷重を検出するためのセンサと；からなり、
前記ボルト部の外周に配設されるスリーブと、該スリーブと前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方の通孔との間に介在するブッシュとを介して、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方に固定されることを技術的特徴とする。
【００１４】
請求項３では、乗員荷重センサが、ボルト部の外周に配設されるスリーブと、該スリーブと床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方の通孔との間に介在するライナー部材とを介して、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方に固定される。このため、ボルト部とスリーブとの間に出来る隙間、及び、スリーブとライナー部材との間に出来る隙間により、ボルト部とボルト部が固定される床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で僅かな動きを許容し、鉛直方向以外から加わる力をキャンセルすることができる。これによって、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。また、床側シート固定部材に対するシート側固定部材の取り付け位置精度が低く、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられても、ボルト部と床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で、僅かな動きを許容するので、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。特に、乗員荷重センサが、フランジ部で面接触して床側シート固定部材又はシート側固定部材の一方に取り付けられ、該フランジ部に対して鉛直方向に形成されたボルト部が、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられる。このため、シートからの荷重が、鉛直方向へ加わり、センサにより正確に荷重を測定することができる。
【００１５】
請求項４の発明は、床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シートに座っている乗員の荷重を測定するための乗員荷重センサであって、
前記乗員荷重センサが、
前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の一方に面接触し取り付けられるフランジ部と；前記フランジ部に対して鉛直方向に形成され、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられるボルト部と；前記フランジ部と前記ボルト部との間に設けられた歪み面に配置され、前記ボルト部に軸線方向に加わる荷重を検出するためのセンサと；からなり、
前記ボルト部と前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方の通孔との間に配設されるスリーブと、該スリーブを挿通し、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方とナットとの間に介在する皿ワッシャとを介して、前記床側シート固定部材又は前記シート側固定部材の他方に固定されることを技術的特徴とする。
【００１６】
請求項４では、乗員荷重センサが、ボルト部と床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方の通孔との間に配設されるスリーブと、該スリーブを挿通し、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方とナットとの間に介在する皿ワッシャとを介して、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方に固定される。このため、ボルト部とスリーブとの間に出来る隙間、皿ワッシャの介在している床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方とナットとの間にできる隙間により、ボルト部とボルト部が固定される床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で僅かな動きを許容し、鉛直方向以外から加わる力をキャンセルすることができる。これによって、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。また、床側シート固定部材に対するシート側固定部材の取り付け位置精度が低く、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられても、ボルト部と床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方との間で、僅かな動きを許容するので、シート側からの荷重がセンサへ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。特に、乗員荷重センサが、フランジ部で面接触して床側シート固定部材又はシート側固定部材の一方に取り付けられ、該フランジ部に対して鉛直方向に形成されたボルト部が、床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方にナットを介して取り付けられる。このため、シートからの荷重が、鉛直方向へ加わり、センサにより正確に荷重を測定することができる。
【００１７】
請求項２〜請求項４において、好適には、スリーブがカラーの一部である。カラーのフランジが、ボルト部が固定される床側シート固定部材又はシート側固定部材の他方と当接し、スリーブに対して軸心（鉛直）方向への荷重を生ぜしめるので、シートからの荷重が鉛直方向へ加わり、センサにより正確に荷重を測定することができる。更に、部品数が少なく、組み付けも容易である。
【００１８】
請求項１〜請求項５において、一対の床側シート固定部材が、ブラケットを介して連結されていることが好適である。ブラケットにより連結されることで、一対の床側シート固定部材の相対的な取り付け位置がずれることがなくなり、シート側固定部材との間で、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられることがなくなる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係る乗員荷重センサについて図を参照して説明する。
［第１実施形態］
図１〜図３は、第１実施形態に係る乗員荷重センサ１０を示し、図４は、乗員荷重センサ１０のシートレールへの取り付け状態を示し、図９（Ａ）は、シートに対する乗員荷重センサ１０の取り付け位置を示している。
図９（Ａ）は、シート５０の平面視の説明図であり、シート５０の下に１対のシートレール４０が配置されている。シートレール４０の上側４隅に乗員荷重センサ１０が配置されている。
【００２０】
図４（Ｂ）は、図９（Ａ）に示すシートレール４０を矢印Ｂ側から見た側面図であり、図４（Ａ）は、図４（Ｂ）中のＡ−Ａ断面図である。
シートレール４０は、アッパーレール４２とロアーレール４４とからなり、ロアーレール４４がフット４６を介して床に固定され、アッパーレール４２は、ロアーレール４４上を摺動可能なように構成されている。アッパーレール４２上には、シートを取り付けるためのブラケット４８が、乗員荷重センサ１０を介して固定されている。
【００２１】
図１（Ａ）は、第１実施形態に係る乗員荷重センサの平面図であり、図１（Ｂ）は側面図であり、図１（Ｃ）は、図１（Ａ）のＣ−Ｃ断面図である。図２（Ａ）は第１実施形態に係る乗員荷重センサに端子ボックス１６を取り付けた状態の平面図であり、図２（Ｂ）は側面図である。図３（Ａ）は、乗員荷重センサの取り付けの説明図であり、図３（Ｂ）は、図４（Ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
図４（Ａ）のＢ−Ｂ断面を示す図３（Ｂ）のように、乗員荷重センサ１０は、アッパーレール（床側シート固定部材）４２の下面に面接触し、ネジ６８により取り付けられるフランジ部２０と、フランジ部２０に対して鉛直方向に形成され、ブラケット（シート側固定部材）４８側にナット６６を介して取り付けられるボルト部３０とからなる。
【００２２】
図１（Ｃ）に示すように、フランジ部２０には、ネジ６８を固定するための一対のネジ孔２２と、ボルト部３０を固定するための凹部２４と、凹部２４下部の窪み２６とが形成されている。該窪み２６は、ネジ孔２２の下端面での平面度を出すために形成されている。
【００２３】
ボルト部３０は、上端のネジ山３２と中段フランジ３４と下段フランジ３６により構成されている。ネジ山３２は、ナット６６の固定、及び、後述するカラー６０の挿通を行う。水平方向に延在する中段フランジ３４は、後述するカラー６０の支持を行う。水平方向に延在する下段フランジ３６には、上面の略中央位置に同心状の溝３６ａが、下面（歪み面）１４で後述するように微視的な撓みを生ぜしめるため形成されている。下段フランジ３６の下面外周側には、フランジ部２０の凹部２４へ嵌入するための段部３６ｂが形成されている。該段部３６ｂとフランジ部２０との図中Ｅで示す接続部分がレーザ溶接されている。該凹部２４内には、一対のシリコンセンサ（歪みセンサ）１２及びセンサ用ＩＣチップ１３を配置するための空隙が形成されている。該下段フランジ３６の下面は、センサ１２を取り付ける歪み面１４を構成している。即ち、ボルト部３０とフランジ部２０との間に鉛直方向の荷重を受けると、歪み面１４が微視的に撓み、このたわみを、センサ１２が荷重として検出する。センサ１２には、図２に示す端子ボックス１６を介して、図示しない信号線が接続されている。なお、この例では、下段フランジ３６の下面にセンサ１２を配置したが、凹部２４の底部に配置することも勿論可能である。
【００２４】
図３（Ａ）を参照して、乗員荷重センサ１０の取り付けについて説明する。
先ず、アッパーレール４２の裏面側から、乗員荷重センサ１０のボルト部３０をアッパーレール４２の開口４２ａを挿通させ、フランジ部２０をネジ６８によりアッパーレール４２へ固定する。次に、ボルト部３０のネジ山３２に、カラー６０を挿通させ、中段フランジ３４で支持させる。カラー６０は、スリーブ６０ａとフランジ６０ｂとからなる。一方、ブラケット４８の通孔４８ａに、内面に嵌め込むための薄肉円筒状のライナーから成るブッシュ（ライナー部材）６２を取り付ける。そして、図３（Ｂ）に示すように、カラー６０のスリーブ６０ａを、ブッシュ６２内に挿通させた状態で、ボルト部３０のネジ山３２にナット６６を固定する。
【００２５】
ここで、ボルト部のネジ山３２の外周とカラー６０のスリーブ６０ａの内周との間には、組み付け誤差を超える隙間が空くように設定されている。同様に、該スリーブ６０ａの外周とブッシュ６２の内周との間には、組み付け誤差を超える隙間が空くように設定されている。スリーブ６０ａの高さＨは、ブラケット４８の肉厚に、ブッシュ６２の厚みを加えたものより僅かに大きく設定されている。
【００２６】
第１実施形態では、乗員荷重センサ１０が、ボルト部３０のネジ山３２外周に配設されるカラー６０のスリーブ６０ａと、該スリーブ６０ａとブラケット４８の通孔４８ａとの間に介在するブッシュ６２とを介して、ブラケット４８に固定される。このため、ネジ山３２とスリーブ６０ａとの間に出来る隙間、及び、スリーブ６０ａとブッシュ６２との間に出来る隙間により、ボルト部３０とボルト部３０が固定されるブラケット４８との間で僅かな動きを許容し、更に、スリーブ６０ａがブッシュ６２の内面を摺動することで、鉛直方向以外から加わる力をキャンセルすることができる。これによって、シート側からの荷重がセンサ１２へ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。特に、荷重によってシートレール４０等が撓んで、乗員荷重センサ１０に鉛直方向に力が働き難くても正確に測定を行い得る。また、シートレール４０に対するブラケット４８の取り付け位置精度が低く、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサ１０が取り付けられても、ボルト部３０とブラケット４８との間で、僅かな動きを許容するので、シート側からの荷重がセンサ１２へ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。
【００２７】
特に、乗員荷重センサ１０が、フランジ部２０で面接触してシートレール４０のアッパーレール４２に取り付けられ、該フランジ部２０に対して鉛直方向に形成されたボルト部３０が、ブラケット４８にナット６６を介して取り付けられる。このため、シートからの荷重が、鉛直方向へ加わり、センサ１２により正確に荷重を測定することができる。更に、フランジ部２０を、アッパーレール４２の下側に収容させることで、シートのヒップポイントを下げることができる。
【００２８】
更に、第１実施形態では、カラー６０のフランジ６０ｂが、ボルト部３０が固定されるブラケット４８下面及び中段フランジ３４上面と当接し、スリーブ６０ａに対して軸心（鉛直）方向への荷重を生ぜしめるので、シートからの荷重が鉛直方向へ加わり、センサにより正確に荷重を測定することができる。更に、部品数が少なくなり、組み付けも容易である。なお、カラー６０を用いる代わりに、フランジを備えないスリーブをそのまま用いることも可能である。
【００２９】
図５及び図６は、第１実施形態の乗員荷重センサ１０の搭載位置の改変例を示している。図５（Ｂ）は、第１実施形態の乗員荷重センサの改変例に係るシートレールへの取り付け状態を示す側面図であり、図５（Ａ）は、図５（Ｂ）中のＡ２−Ａ２断面図である。図６（Ｂ）は、第１実施形態の乗員荷重センサの更なる改変例に係るシートレールへの取り付け状態を示す側面図であり、図６（Ａ）は、図６（Ｂ）中のＡ３−Ａ３断面図である。
【００３０】
図５の改変例、図６の改変例のいずれも、乗員荷重センサ１０をシートレール４０とシートレール４０を床に固定するフット４６との間に配置している。ここで、図５の改変例では、乗員荷重センサ１０のフランジ部２０を、ロアーレール４４の上側に配置し、図６の改変例では、ロアーレール４４の下側に配置している。図５に示す改変例では、乗員荷重センサ１０のフランジ部２０をシートレール４０内に収容しているため、シートのヒップポイントを下げ得る利点がある。図６に示す改変例では、乗員荷重センサ１０の取り付けが容易である利点がある。
【００３１】
図１で示す乗員荷重センサ１０では、フランジ部２０を略小判形状に形成したが、フランジ部２０はどのような形状でも良い。図７（Ａ）は、第１実施形態の改変例に係る乗員荷重センサの平面図であり、図７（Ｂ）は、図７（Ａ）のＢ１−Ｂ１断面図である。図７（Ｃ）は、第１実施形態の別の改変例に係る乗員荷重センサの平面図であり、図７（Ｄ）は、図７（Ｃ）のＤ−Ｄ断面図である。
【００３２】
図７（Ａ）に示す改変例では、フランジ部２０が円形に形成されている。図７（Ｃ）に示す別の改変例では、フランジ部２０が４角形に形成されている。図７（Ａ）、図７（Ｃ）に示す形状では、固定ボルトの数を増やすことで、取り付け強度を高めることができる。
【００３３】
［第２実施形態］
図８（Ａ）は、第２実施形態に係る乗員荷重センサのシートレールへの取り付け前の状態を示す側面図であり、図８（Ｂ）は、取り付け後の状態を示す側面図である。図３を参照して上述したように、第１実施形態では、カラー６０とブラケット４８の通孔４８ａとの間に、ブッシュ６２を介在させて乗員荷重センサ１０の固定を行った。これに対して、第２実施形態では、ブッシュの代わりに、ブラケット４８とナット６６との間に皿ワッシャ６４を介在させてある。なお、第２実施形態の乗員荷重センサ１０と、第１実施形態の乗員荷重センサ１０とは同様な構成であるため、図１、図２を参照すると共に説明を省略する。
【００３４】
第２実施形態では、乗員荷重センサ１０が、ボルト部３０のネジ山３２とブラケット４８の通孔４８ａとの間に配設されるカラー６０のスリーブ６０ａと、該スリーブ６０ａを挿通し、ブラケット４８とナット６６との間に介在する皿ワッシャ６４とを介して、ブラケット４８に固定される。このため、ボルト部３０のネジ山３２とスリーブ６０ａとの間に出来る隙間、皿ワッシャ６４の介在しているブラケット４８とナット６６との間にできる隙間により、ボルト部３０とボルト部３０が固定されるブラケット４８との間で僅かな動きを許容し、鉛直方向以外から加わる力をキャンセルすることができる。これによって、シート側からの荷重がセンサ１２（図１（Ｃ）参照）へ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。また、シートレール４０に対するブラケット４８の取り付け位置精度が低く、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサ１０が取り付けられても、ボルト部３０とブラケット４８との間で、僅かな動きを許容するので、シート側からの荷重がセンサ１２へ鉛直方向に加わり、荷重を正確に検知することができる。
【００３５】
［第３実施形態］
図９を参照して本発明の第３実施形態に係る乗員荷重センサについて説明する。図９（Ａ）、図９（Ｂ）は、第１実施形態におけるシートに対する乗員荷重センサの取り付け位置を示す説明図であり、図９（Ｃ）は、第３実施形態に係る乗員荷重センサを示す説明図である。
第１実施形態の乗員荷重センサ１０では、図９（Ｂ）に示すように、一対のシートレール４０の取り付け位置が大きくずれていた際には、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサ１０が取り付けられ、正確に荷重を検出することが困難になる。これに対して、第３実施形態の乗員荷重センサ１０は、一対のシートレール４０が連結ブラケット５２を介して連結され、相対的な取り付け位置のずれを無くしてある。このため、鉛直方向以外の力が加わった状態で乗員荷重センサが取り付けられることがなくなる。
【００３６】
この第３実施形態では、図４〜図６を参照して上述した第１実施形態と同様に、種々の位置に乗員荷重センサ１０を配置することができる。更に、図１０を参照して上述した従来技術の乗員荷重センサ１１０を用いても比較的正確に測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１（Ａ）は第１実施形態に係る乗員荷重センサの平面図であり、図１（Ｂ）は側面図であり、図１（Ｃ）は、図１（Ａ）のＣ−Ｃ断面図である。
【図２】図２（Ａ）は第１実施形態に係る乗員荷重センサに端子ボックスを取り付けた状態の平面図であり、図２（Ｂ）は側面図である。
【図３】図３（Ａ）は、乗員荷重センサの取り付けの説明図である。図３（Ｂ）は、図４（Ａ）のＢ−Ｂ断面図である。
【図４】図４（Ｂ）は、図９（Ａ）に示すシートレール４０を矢印Ｂ側から見た側面図であり、図４（Ａ）は、図４（Ｂ）中のＡ１−Ａ１断面図である。
【図５】図５（Ｂ）は、第１実施形態の乗員荷重センサの改変例に係るシートレールへの取り付け状態を示す側面図であり、図５（Ａ）は、図５（Ｂ）中のＡ２−Ａ２断面図である。
【図６】図６（Ｂ）は、第１実施形態の乗員荷重センサの更なる改変例に係るシートレールへの取り付け状態を示す側面図であり、図６（Ａ）は、図６（Ｂ）中のＡ３−Ａ３断面図である。
【図７】図７（Ａ）は、第１実施形態の改変例に係る乗員荷重センサの平面図であり、図７（Ｂ）は、図７（Ａ）のＢ１−Ｂ１断面図である。図７（Ｃ）は、第１実施形態の別の改変例に係る乗員荷重センサの平面図であり、図７（Ｄ）は、図７（Ｃ）のＤ−Ｄ断面図である。
【図８】図８（Ａ）は、第２実施形態に係る乗員荷重センサのシートレールへの取り付け前の状態を示す側面図であり、図８（Ｂ）は、取り付け後の状態を示す側面図である。
【図９】図９（Ａ）、図９（Ｂ）は、シートに対する乗員荷重センサの取り付け位置を示す説明図であり、図９（Ｃ）は、第３実施形態に係る乗員荷重センサを示す説明図である。
【図１０】図１０（Ａ）は従来技術に係る乗員荷重センサの側面図であり、図１０（Ｂ）は、図１０（Ａ）のＢ４−Ｂ４断面図である。
【符号の説明】
１０乗員荷重センサ
１２センサ
１４歪み面
１６端子ボックス
２０フランジ部
２２ネジ孔
２４凹部
２６窪み
３０ボルト部
３２ネジ山
３４中段フランジ
３６下段フランジ
３６ａ溝
３６ｂ段部
４０シートレール
４２アッパーレール
４４ロアーレール
４６フット
４８ブラケット
５０シート
５２連結ブラケット
６０カラー
６０ａスリーブ
６０ｂフランジ
６２ブッシュ
６４皿ワッシャ
６６ナット
６８ネジ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an occupant load sensor that measures the weight of an occupant sitting on a vehicle seat.
[0002]
[Prior art]
To ensure the safety of occupants, automobiles are equipped with seat belts and airbags. In recent years, in order to further enhance safety, it is discriminated whether the vehicle is an adult or a child, and furthermore, the operation of the seat belt and the air bag is controlled according to the weight of the occupant. Specifically, when the occupant is an adult, the air bag and the seat belt pretension are activated, and when the occupant is a child, the occupant is not activated. Alternatively, the deployment gas amount and the deployment speed of the airbag are adjusted according to the weight of the occupant, and the pretension of the seat belt is adjusted.
[0003]
The above-described identification of an adult or a child is generally performed by detecting the weight with an occupant load sensor attached to a seat. Such occupant load sensors include, for example, Patent Documents 1 to 3. In each cited document, four occupant load sensors are arranged at four corners between a floor-side seat fixing member (for example, a rail mount) and a seat-side fixing member (for example, a seat rail), so that the weight (load) of the occupant can be obtained. Is measured.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-351952 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-1153 [Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 9-207638
[Problems to be solved by the invention]
Here, the vehicle seat must be firmly fixed to the floor so as not to come off in the event of an accident. In Patent Documents 2 and 3, the occupant load sensor is arranged between a floor-side seat fixing member (for example, a rail mount) and a seat-side fixing member (for example, a seat rail). There is a risk that the sheet will break and fall off. On the other hand, in the cited document 1, the seat is prevented from falling off in the event of an accident by providing a displacement regulating mechanism separately from the occupant load sensor. However, since the displacement regulating mechanism is provided separately, the structure is complicated and the manufacturing cost is high. There is a problem of becoming.
[0006]
In order to reduce the manufacturing cost by eliminating the displacement regulation mechanism, instead of applying a load to the sensor plate by moving the seat up and down as in Patent Document 1, for example, an occupant load sensor is configured as shown in FIG. Can be done with FIG. 10A shows a front view of the occupant load sensor, and FIG. 10B shows a cross section taken along line B4-B4 of FIG. 10A. The occupant load sensor 110 includes a main body 120 that accommodates the displacement sensor 112, an upper bolt 132 fixed to the seat rail, and a lower bolt 134 fixed to the rail mount, for example. A distorted surface 114 that can be microscopically bent by a load is provided in the main body 120, and a displacement sensor 112 is disposed on the distorted surface 114. In this structure, since the seat does not need to be stroked up and down, the necessary seat strength can be obtained by manufacturing the entire occupant load sensor from metal without using a displacement restricting mechanism as in Patent Document 1. .
[0007]
However, in the configuration of FIG. 10, if the mounting position accuracy of the seat rail with respect to the rail mount on the floor side is low, the occupant load sensor is mounted in a state where the occupant load sensor is inclined and a force other than the vertical direction is applied. Therefore, there is a problem that the measurement accuracy is lowered.
[0008]
The present invention has been made to solve the above-described problem, and an object of the present invention is to provide an occupant load sensor capable of improving detection performance with a simple configuration.
[0009]
Means for Solving the Problems, and Functions and Effects of the Invention
In order to solve the above-described problem, the invention according to claim 1 is an occupant load sensor interposed between a floor-side seat fixing member and a seat-side fixing member for measuring a load of an occupant sitting on a seat. hand,
A flange portion which is mounted in surface contact with one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member,
A bolt portion formed in a vertical direction with respect to the flange portion and attached to the other of the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member via a nut;
And a sensor disposed on a strained surface provided between the flange portion and the bolt portion for detecting a load applied to the bolt portion in the axial direction.
[0010]
According to the first aspect, the occupant load sensor is attached to one of the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member in surface contact with the flange portion, and the bolt portion formed in the vertical direction with respect to the flange portion has a floor portion. It is attached to the other of the side seat fixing member or the seat side fixing member via a nut. Therefore, the load from the sheet is applied in the vertical direction, and the load can be accurately measured by the sensor. In addition, the hip point of the seat can be lowered by housing the flange portion in the upper rail or the lower rail.
[0011]
The invention according to claim 2 is an occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A fixing portion attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and a bolt portion inserted through the other through hole of the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member and attached via a nut. A sensor arranged on a strained surface provided between the fixing portion and the bolt portion, for detecting a load applied to the bolt portion in the axial direction;
The floor-side sheet via a sleeve disposed on an outer periphery of the bolt portion and a liner member interposed between the sleeve and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member. It is a technical feature that the fixing member is fixed to the other of the fixing member and the seat-side fixing member.
[0012]
According to claim 2, the occupant load sensor includes a sleeve disposed on the outer periphery of the bolt portion, and a liner member interposed between the sleeve and the other through hole of the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member. Through this, it is fixed to the floor-side sheet fixing member or the other of the sheet-side fixing member. For this reason, the gap formed between the bolt portion and the sleeve and the gap formed between the sleeve and the liner member allow the bolt portion to be fixed to the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member to which the bolt portion is fixed. , A slight movement is allowed, and a force applied from a direction other than the vertical direction can be canceled. Thereby, the load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In addition, even if the occupant load sensor is mounted in a state in which the seat-side fixing member is attached to the floor-side seat fixing member with low accuracy and a force other than the vertical direction is applied, the bolt portion and the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member are fixed. Since a slight movement is allowed between the other member and the other member, a load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected.
[0013]
The invention according to claim 3 is an occupant load sensor that is interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member and measures a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A flange portion which is in surface contact with and is attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and the other of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member which is formed in a direction perpendicular to the flange portion. A bolt attached to the bolt via a nut; and a sensor disposed on a strained surface provided between the flange and the bolt for detecting a load applied to the bolt in the axial direction. ,
Fixing the floor-side sheet via a sleeve disposed on the outer periphery of the bolt portion and a bush interposed between the sleeve and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member. It is characterized by being fixed to the other of the member or the seat-side fixing member.
[0014]
According to claim 3, the occupant load sensor includes a sleeve disposed on the outer periphery of the bolt portion, and a liner member interposed between the sleeve and the other through hole of the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member. Through this, it is fixed to the floor-side sheet fixing member or the other of the sheet-side fixing member. For this reason, the gap formed between the bolt portion and the sleeve and the gap formed between the sleeve and the liner member allow the bolt portion to be fixed to the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member to which the bolt portion is fixed. , A slight movement is allowed, and a force applied from a direction other than the vertical direction can be canceled. Thereby, the load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In addition, even if the occupant load sensor is mounted in a state in which the seat-side fixing member is attached to the floor-side seat fixing member with low accuracy and a force other than the vertical direction is applied, the bolt portion and the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member are fixed. Since a slight movement is allowed between the other member and the other member, a load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In particular, the occupant load sensor is attached to one of the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member in surface contact with the flange portion, and a bolt portion formed in a direction perpendicular to the flange portion fixes the floor-side seat. It is attached to the other of the member or the seat-side fixing member via a nut. Therefore, the load from the sheet is applied in the vertical direction, and the load can be accurately measured by the sensor.
[0015]
The invention according to claim 4 is an occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A flange portion which is in surface contact with and is attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and the other of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member which is formed in a direction perpendicular to the flange portion. A bolt attached to the bolt via a nut; and a sensor disposed on a strained surface provided between the flange and the bolt for detecting a load applied to the bolt in the axial direction. ,
A sleeve disposed between the bolt portion and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member, and the sleeve is inserted through the sleeve, and the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member is inserted. It is characterized by being fixed to the floor-side sheet fixing member or the other of the sheet-side fixing member via a dish washer interposed between the other of the above and the nut.
[0016]
According to the fourth aspect, the occupant load sensor is provided between the bolt portion and the floor-side seat fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member, and the sleeve is inserted through the sleeve, and the floor-side seat fixing member is inserted. Alternatively, it is fixed to the other of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member via a dishwasher interposed between the other of the sheet-side fixing member and the nut. For this reason, the bolt portion and the bolt portion are fixed by a gap formed between the bolt portion and the sleeve, and a gap formed between the nut and the other of the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member in which the dish washer is interposed. A slight movement can be allowed between the floor-side sheet fixing member and the other of the sheet-side fixing member to be performed, and a force applied from a direction other than the vertical direction can be canceled. Thereby, the load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In addition, even if the occupant load sensor is mounted in a state in which the seat-side fixing member is attached to the floor-side seat fixing member with low accuracy and a force other than the vertical direction is applied, the bolt portion and the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member are fixed. Since a slight movement is allowed between the other member and the other member, a load from the seat side is applied to the sensor in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In particular, the occupant load sensor is attached to one of the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member in surface contact with the flange portion, and a bolt portion formed in a direction perpendicular to the flange portion fixes the floor-side seat. It is attached to the other of the member or the seat-side fixing member via a nut. Therefore, the load from the sheet is applied in the vertical direction, and the load can be accurately measured by the sensor.
[0017]
Preferably, the sleeve is a part of the collar. The flange of the collar abuts the other of the floor-side seat fixing member or the seat-side fixing member to which the bolt portion is fixed, and generates a load in the axial center (vertical) direction with respect to the sleeve. Applied in the vertical direction, the load can be accurately measured by the sensor. Furthermore, the number of parts is small and the assembling is easy.
[0018]
In claims 1 to 5, it is preferable that the pair of floor-side sheet fixing members are connected via a bracket. By being connected by the bracket, the relative mounting positions of the pair of floor-side seat fixing members do not shift, and the occupant load sensor is applied to the seat-side fixing members in a state where a force other than the vertical direction is applied. No longer can be attached.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an occupant load sensor according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[First Embodiment]
1 to 3 show an occupant load sensor 10 according to the first embodiment, FIG. 4 shows a state where the occupant load sensor 10 is mounted on a seat rail, and FIG. 9 (A) shows an occupant load sensor for a seat. 10 shows the mounting position.
FIG. 9A is an explanatory view of the seat 50 in a plan view, and a pair of seat rails 40 is arranged below the seat 50. The occupant load sensors 10 are arranged at four upper corners of the seat rail 40.
[0020]
FIG. 4B is a side view of the seat rail 40 shown in FIG. 9A as viewed from the arrow B side, and FIG. 4A is a cross-sectional view taken along AA in FIG. 4B. .
The seat rail 40 includes an upper rail 42 and a lower rail 44. The lower rail 44 is fixed to the floor via a foot 46, and the upper rail 42 is configured to be slidable on the lower rail 44. On the upper rail 42, a bracket 48 for attaching a seat is fixed via the occupant load sensor 10.
[0021]
FIG. 1A is a plan view of the occupant load sensor according to the first embodiment, FIG. 1B is a side view, and FIG. 1C is a cross-sectional view taken along a line CC of FIG. FIG. FIG. 2A is a plan view showing a state where the terminal box 16 is attached to the occupant load sensor according to the first embodiment, and FIG. 2B is a side view. FIG. 3A is an explanatory view of mounting the occupant load sensor, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along a line BB of FIG. 4A.
As shown in FIG. 3 (B) showing a cross section taken along line BB of FIG. 4 (A), the occupant load sensor 10 is in surface contact with the lower surface of the upper rail (floor side seat fixing member) 42 and is attached by a screw 68. It comprises a part 20 and a bolt part 30 formed in a direction perpendicular to the flange part 20 and attached to the bracket (seat-side fixing member) 48 via a nut 66.
[0022]
As shown in FIG. 1C, a pair of screw holes 22 for fixing a screw 68, a concave portion 24 for fixing a bolt portion 30, and a concave portion 26 below the concave portion 24 are formed in the flange portion 20. Is formed. The recess 26 is formed to provide flatness at the lower end surface of the screw hole 22.
[0023]
The bolt portion 30 includes a thread 32 at the upper end, a middle flange 34 and a lower flange 36. The screw thread 32 fixes the nut 66 and inserts a collar 60 described later. The middle flange 34 extending in the horizontal direction supports a collar 60 described later. In the lower flange 36 extending in the horizontal direction, a concentric groove 36a is formed at a substantially central position of the upper surface so as to cause microscopic bending on the lower surface (distorted surface) 14 as described later. A step portion 36 b for fitting into the recess 24 of the flange portion 20 is formed on the outer peripheral side of the lower surface of the lower step flange 36. The connection portion indicated by E in the figure between the step portion 36b and the flange portion 20 is laser-welded. In the concave portion 24, a space for disposing the pair of silicon sensors (strain sensors) 12 and the sensor IC chip 13 is formed. The lower surface of the lower flange 36 constitutes the distorted surface 14 on which the sensor 12 is mounted. That is, when a vertical load is applied between the bolt portion 30 and the flange portion 20, the distorted surface 14 bends microscopically, and the deflection is detected by the sensor 12 as a load. A signal line (not shown) is connected to the sensor 12 via a terminal box 16 shown in FIG. In this example, the sensor 12 is arranged on the lower surface of the lower flange 36, but it is of course possible to arrange the sensor 12 on the bottom of the recess 24.
[0024]
The attachment of the occupant load sensor 10 will be described with reference to FIG.
First, the bolt portion 30 of the occupant load sensor 10 is inserted through the opening 42 a of the upper rail 42 from the rear surface side of the upper rail 42, and the flange portion 20 is fixed to the upper rail 42 with the screw 68. Next, the collar 60 is inserted into the screw thread 32 of the bolt part 30 and supported by the middle flange 34. The collar 60 includes a sleeve 60a and a flange 60b. On the other hand, a bush (liner member) 62 made of a thin cylindrical liner to be fitted into the inner surface is attached to the through hole 48a of the bracket 48. Then, as shown in FIG. 3B, the nut 66 is fixed to the thread 32 of the bolt portion 30 with the sleeve 60 a of the collar 60 inserted through the bush 62.
[0025]
Here, a gap exceeding an assembly error is set between the outer periphery of the thread 32 of the bolt portion and the inner periphery of the sleeve 60 a of the collar 60. Similarly, a gap exceeding an assembly error is set between the outer periphery of the sleeve 60a and the inner periphery of the bush 62. The height H of the sleeve 60a is set slightly larger than the sum of the thickness of the bracket 48 and the thickness of the bush 62.
[0026]
In the first embodiment, the occupant load sensor 10 includes a bush 62 interposed between the sleeve 60 a of the collar 60 disposed around the thread 32 of the bolt 30 and the through hole 48 a of the bracket 48. And is fixed to the bracket 48. Therefore, a slight gap is formed between the bolt portion 30 and the bracket 48 to which the bolt portion 30 is fixed due to a gap formed between the thread 32 and the sleeve 60a and a gap formed between the sleeve 60a and the bush 62. By allowing the movement, and by sliding the sleeve 60a on the inner surface of the bush 62, the force applied from a direction other than the vertical direction can be canceled. Thereby, the load from the seat side is applied to the sensor 12 in the vertical direction, and the load can be accurately detected. In particular, accurate measurement can be performed even when the seat rail 40 and the like are bent by the load and a force is hardly applied to the occupant load sensor 10 in the vertical direction. Further, even if the occupant load sensor 10 is attached in a state where the accuracy of the attachment position of the bracket 48 to the seat rail 40 is low and a force other than the vertical direction is applied, slight movement between the bolt portion 30 and the bracket 48 occurs. Since the load is allowed, the load from the seat side is applied to the sensor 12 in the vertical direction, and the load can be accurately detected.
[0027]
In particular, the occupant load sensor 10 is attached to the upper rail 42 of the seat rail 40 in surface contact with the flange portion 20, and the bolt portion 30 formed in a direction perpendicular to the flange portion 20 Mounted via. Therefore, the load from the seat is applied in the vertical direction, and the load can be accurately measured by the sensor 12. Further, by accommodating the flange portion 20 below the upper rail 42, the hip point of the seat can be lowered.
[0028]
Further, in the first embodiment, the flange 60b of the collar 60 abuts against the lower surface of the bracket 48 to which the bolt portion 30 is fixed and the upper surface of the middle flange 34, and generates a load in the axial (vertical) direction with respect to the sleeve 60a. As a result, the load from the sheet is applied in the vertical direction, and the load can be accurately measured by the sensor. Furthermore, the number of parts is reduced and the assembling is easy. Instead of using the collar 60, a sleeve having no flange can be used as it is.
[0029]
5 and 6 show a modification of the mounting position of the occupant load sensor 10 of the first embodiment. FIG. 5B is a side view illustrating a state where the occupant load sensor according to the first embodiment is attached to a seat rail according to a modification of the first embodiment, and FIG. 5A is a diagram illustrating A2-A2 in FIG. It is sectional drawing. FIG. 6B is a side view showing a state in which the occupant load sensor according to the first embodiment is mounted on a seat rail according to a further modified example, and FIG. 6A is a view illustrating A3 in FIG. 6B. It is -A3 sectional drawing.
[0030]
In both the modified examples of FIGS. 5 and 6, the occupant load sensor 10 is disposed between the seat rail 40 and the foot 46 for fixing the seat rail 40 to the floor. Here, in the modified example of FIG. 5, the flange portion 20 of the occupant load sensor 10 is arranged above the lower rail 44, and in the modified example of FIG. 6, it is arranged below the lower rail 44. In the modification shown in FIG. 5, since the flange portion 20 of the occupant load sensor 10 is accommodated in the seat rail 40, there is an advantage that the hip point of the seat can be lowered. The modification shown in FIG. 6 has an advantage that the occupant load sensor 10 can be easily attached.
[0031]
In the occupant load sensor 10 shown in FIG. 1, the flange portion 20 is formed in a substantially oval shape, but the flange portion 20 may have any shape. FIG. 7A is a plan view of an occupant load sensor according to a modification of the first embodiment, and FIG. 7B is a cross-sectional view taken along line B1-B1 of FIG. 7A. FIG. 7C is a plan view of an occupant load sensor according to another modification of the first embodiment, and FIG. 7D is a cross-sectional view taken along line DD of FIG. 7C.
[0032]
In the modification shown in FIG. 7A, the flange portion 20 is formed in a circular shape. In another modification shown in FIG. 7C, the flange portion 20 is formed in a quadrangular shape. In the shapes shown in FIGS. 7A and 7C, the mounting strength can be increased by increasing the number of fixing bolts.
[0033]
[Second embodiment]
FIG. 8A is a side view showing a state before the occupant load sensor according to the second embodiment is attached to a seat rail, and FIG. 8B is a side view showing a state after the attachment. As described above with reference to FIG. 3, in the first embodiment, the occupant load sensor 10 is fixed with the bush 62 interposed between the collar 60 and the through hole 48a of the bracket 48. On the other hand, in the second embodiment, a dishwasher 64 is interposed between the bracket 48 and the nut 66 instead of the bush. The occupant load sensor 10 according to the second embodiment and the occupant load sensor 10 according to the first embodiment have the same configuration, and therefore the description thereof will be omitted with reference to FIGS.
[0034]
In the second embodiment, the occupant load sensor 10 inserts the sleeve 60a of the collar 60 disposed between the screw thread 32 of the bolt portion 30 and the through hole 48a of the bracket 48, and passes through the sleeve 60a. It is fixed to the bracket 48 via a countersunk washer 64 interposed between the nut and the nut 66. Therefore, the bolt portion 30 and the bolt portion 30 are fixed by the gap formed between the thread 32 of the bolt portion 30 and the sleeve 60a and the gap formed between the bracket 48 and the nut 66 with the countersunk washer 64 interposed therebetween. A slight movement is allowed between the bracket and the bracket 48, and a force applied from a direction other than the vertical direction can be canceled. Thus, the load from the seat side is applied to the sensor 12 (see FIG. 1C) in the vertical direction, and the load can be accurately detected. Further, even if the occupant load sensor 10 is attached in a state where the accuracy of the attachment position of the bracket 48 to the seat rail 40 is low and a force other than the vertical direction is applied, slight movement between the bolt portion 30 and the bracket 48 occurs. Since the load is allowed, the load from the seat side is applied to the sensor 12 in the vertical direction, and the load can be accurately detected.
[0035]
[Third embodiment]
An occupant load sensor according to a third embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. 9 (A) and 9 (B) are explanatory diagrams showing an attachment position of the occupant load sensor to the seat in the first embodiment. FIG. 9 (C) shows an occupant load sensor according to the third embodiment. FIG.
In the occupant load sensor 10 according to the first embodiment, as shown in FIG. 9B, when the mounting positions of the pair of seat rails 40 are largely shifted, the occupant load is applied in a state where a force other than the vertical direction is applied. Since the sensor 10 is attached, it becomes difficult to accurately detect the load. On the other hand, in the occupant load sensor 10 according to the third embodiment, the pair of seat rails 40 are connected via the connection bracket 52 so that the relative mounting position is not shifted. Therefore, the occupant load sensor is not mounted in a state where a force other than the vertical direction is applied.
[0036]
In the third embodiment, the occupant load sensors 10 can be arranged at various positions as in the first embodiment described above with reference to FIGS. Further, even if the occupant load sensor 110 of the related art described above with reference to FIG. 10 is used, the measurement can be performed relatively accurately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 (A) is a plan view of an occupant load sensor according to a first embodiment, FIG. 1 (B) is a side view, and FIG. 1 (C) is a sectional view of FIG. It is -C sectional drawing.
FIG. 2A is a plan view showing a state where a terminal box is attached to the occupant load sensor according to the first embodiment, and FIG. 2B is a side view.
FIG. 3 (A) is an explanatory diagram of attachment of an occupant load sensor. FIG. 3B is a cross-sectional view taken along the line BB of FIG.
4 (B) is a side view of the seat rail 40 shown in FIG. 9 (A) viewed from the arrow B side, and FIG. 4 (A) is A1-A1 in FIG. 4 (B). It is sectional drawing.
FIG. 5B is a side view showing a state where the occupant load sensor of the first embodiment is attached to a seat rail according to a modified example, and FIG. 5A is a view in FIG. FIG. 3 is a sectional view taken along line A2-A2 of FIG.
FIG. 6B is a side view showing a state in which the occupant load sensor according to the first embodiment is attached to a seat rail according to a further modified example, and FIG. 6A is a side view showing FIG. It is A3-A3 sectional drawing in ()).
FIG. 7A is a plan view of an occupant load sensor according to a modification of the first embodiment, and FIG. 7B is a cross-sectional view taken along line B1-B1 of FIG. 7A. FIG. 7C is a plan view of an occupant load sensor according to another modification of the first embodiment, and FIG. 7D is a cross-sectional view taken along line DD of FIG. 7C.
FIG. 8A is a side view showing a state before an occupant load sensor according to a second embodiment is mounted on a seat rail, and FIG. 8B is a side view showing a state after the mounting. FIG.
9 (A) and 9 (B) are explanatory diagrams showing an attachment position of an occupant load sensor to a seat, and FIG. 9 (C) shows an occupant load sensor according to a third embodiment. FIG.
10 (A) is a side view of an occupant load sensor according to the related art, and FIG. 10 (B) is a cross-sectional view taken along line B4-B4 of FIG. 10 (A).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Occupant load sensor 12 Sensor 14 Distorted surface 16 Terminal box 20 Flange part 22 Screw hole 24 Depression 26 Depression 30 Bolt part 32 Thread 34 Middle flange 36 Lower flange 36a Groove 36b Step 40 Seat rail 42 Upper rail 44 Lower rail 46 Foot 48 Bracket 50 Seat 52 Connection bracket 60 Collar 60a Sleeve 60b Flange 62 Bush 64 Dish washer 66 Nut 68 Screw

Claims

An occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
A flange portion which is mounted in surface contact with one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member,
A bolt portion formed in a vertical direction with respect to the flange portion and attached to the other of the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member via a nut;
An occupant load sensor, comprising: a sensor disposed on a distorted surface provided between the flange portion and the bolt portion, for detecting a load applied to the bolt portion in the axial direction.

An occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A fixing portion attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and a bolt portion inserted through the other through hole of the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member and attached via a nut. A sensor arranged on a strained surface provided between the fixing portion and the bolt portion, for detecting a load applied to the bolt portion in the axial direction;
The floor-side sheet via a sleeve disposed on an outer periphery of the bolt portion and a liner member interposed between the sleeve and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member. An occupant load sensor fixed to the other of the fixing member and the seat-side fixing member.

An occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A flange portion which is in surface contact with and is attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and the other of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member which is formed in a direction perpendicular to the flange portion. A bolt attached to the bolt via a nut; and a sensor disposed on a strained surface provided between the flange and the bolt for detecting a load applied to the bolt in the axial direction. ,
Fixing the floor-side sheet via a sleeve disposed on the outer periphery of the bolt portion and a bush interposed between the sleeve and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member. An occupant load sensor fixed to the other of the member and the seat-side fixing member.

An occupant load sensor interposed between the floor-side seat fixing member and the seat-side fixing member, for measuring a load of an occupant sitting on the seat,
The occupant load sensor,
A flange portion which is in surface contact with and is attached to one of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member; and the other of the floor-side sheet fixing member or the sheet-side fixing member which is formed in a direction perpendicular to the flange portion. A bolt attached to the bolt via a nut; and a sensor disposed on a strained surface provided between the flange and the bolt for detecting a load applied to the bolt in the axial direction. ,
A sleeve disposed between the bolt portion and the floor-side sheet fixing member or the other through hole of the seat-side fixing member, and the sleeve is inserted through the sleeve, and the floor-side sheet fixing member or the seat-side fixing member is inserted. An occupant load sensor fixed to the floor-side seat fixing member or the other of the seat-side fixing member via a dishwasher interposed between the other of the first and the nuts.

The occupant load sensor according to any one of claims 2 to 4, wherein the sleeve is a part of a collar.

The occupant load sensor according to claim 1, wherein the pair of floor-side seat fixing members are connected via a bracket.