JP2004260696A - フレーム転送ネットワーク - Google Patents
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Abstract
【課題】高品質クラスのパケットが低品質クラスのパケットによりブロックされる不具合が解消されたフレーム転送ネットワークを実現する。
【解決手段】本発明では、前記加入者収容ノード(207〜209)間を仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続し、各加入者収容ノード(207〜209)間には、品質クラス属性が異なる複数の仮想プライベートネットワーク(107,108)を並列に構築し、前記バックボーンネットワークにおけるフレーム転送をネットワーク制御装置により制御する。そして、各加入者収容ノードは、加入者有ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送出する際、当該フレームに付与された品質クラス属性に基づいて、対応する品質クラス属性の仮想プライベートネットワーク(107,108)に送出する。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明では、前記加入者収容ノード(207〜209)間を仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続し、各加入者収容ノード(207〜209)間には、品質クラス属性が異なる複数の仮想プライベートネットワーク(107,108)を並列に構築し、前記バックボーンネットワークにおけるフレーム転送をネットワーク制御装置により制御する。そして、各加入者収容ノードは、加入者有ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送出する際、当該フレームに付与された品質クラス属性に基づいて、対応する品質クラス属性の仮想プライベートネットワーク(107,108)に送出する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者ユーザからの品質要求に応じて適切な通信品質サービスを提供できるネットワークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の品質クラスで構成される品質制御サービスを提供するフレーム転送ネットワークとして、例えばTCP/IPネットワーク上のQoS制御技術の一つであるDifferentiated services(Diff−Serv)技術によるフレーム転送ネットワークが既知である(例えば、非特許文献1参照)。このようなフレーム転送ネットワークでは、高品質クラスのフレームと低品質クラスのフレームを同一リンクに多重し、多重時の優先制御により品質の差異化が実現されていた。
【0003】
【非特許文献1】
1998年12月にIETFから発行されたRFC2475“An Architecture for Differentiated Services”
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したスケジューリングによる優先制御では、フレーム単位の転送制御が行われるために、フレーム転送ノードにおいて、特定の方路に向けて低品質クラスのロングパケットの転送中に、同一方路向けの高品質クラスのショートパケットが到着した場合、低品質クラスのロングパケットの転送が完了するまで高品質クラスのショートパケットの転送を待たせる必要があった。すなわち、低品質クラスのパケットが、高品質パケットの転送をブロックするような状況が発生する可能性があった。このため、VoIP(Voice Over IP)のような遅延に敏感な音声ショートフレームが、FTPのような遅延に鈍感なデータロングフレームにブロックされ、音声品質が劣化する可能性が問題視された。
【0005】
従って、本発明の目的は、加入者ユーザの要求に応じて適切な通信品質サービスを提供できるネットワークを提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、高品質クラスのパケットが低品質クラスのパケットによりブロックされる不具合が解消されたフレーム転送ネットワークを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるフレーム転送ネットワークは、複数の加入者ユーザを収容する複数の加入者収容ノードと、1個又はそれ以上の加入者ユーザノードを収容するフレーム転送ノードとを具え、加入者ユーザ間でフレーム転送を行うフレーム転送ネットワークにおいて、
前記加入者収容ノード間を仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続し、各加入者収容ノード間には、品質クラス属性が異なる複数の仮想プライベートネットワークを並列に構築し、前記バックボーンネットワークにおけるフレーム転送をネットワーク制御装置により制御するフレーム転送ネットワークであって、
各加入者収容ノードは、加入者有ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送出する際、当該フレームに付与された品質クラス属性に基づいて、対応する品質クラス属性の仮想プライベートネットワークに送出することを特徴とする。
【0007】
本発明では、フレーム多重時のスケジューリングによる品質差異化ではなく、クラス毎に異なる転送リソースを割り当て、この転送リソースの使用率を異ならせることで、品質の差異化を実現する。これにより、ブロッキングの問題が解決される。また、故障発生時等に、迂回制御を高速化することにより到達性を維持し、信頼性も同時に向上させることができる。さらに、故障発生時にも、品質の劣化は許容しても、品質の差異化を維持することができる。特に重要なことは、加入者収容ノード間に品質クラスの異なる複数の仮想プライベートネットワークを構築しているので、転送リソースの割り当てを仮想プライベートネットワーク単位に行えば良くなるため、品質クラス毎に異なる転送リソースを割り当てることが容易となる。
【0008】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、バックボーンネットワークに、仮想プライベートネットワーク毎に物理的に異なる転送経路を設定したことを特徴とする。これにより、仮想プライベートネットワーク単位の転送リソースの割り当てをより容易にすることができる。さらに、品質クラス毎に物理経路が異なることから、低品質クラスのパケットが、低品質パケットの転送をブロックするような状況を物理的に回避できる。さらに、いずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生した際、迂回制御の確実性を向上させることが可能となる。
【0009】
本発明によるフレーム転送ネットワークの別の好適実施例は、ネットワーク制御装置は、品質クラスの高い第1の仮想プライベートネットワークの転送リソースの割合が、品質クラスの低い第2の仮想プライベートネットワークの転送リソースよりも高くなるようにバックボーンネットワークを制御することを特徴とする。これにより、具体的に、クラス毎に異なる転送リソースを割り当て、この転送リソースの使用率を異ならせることで、品質を差異化することができる。特に、2つの仮想プライベートネットワークが物理的に同一の転送経路を共有する場合、高品質クラスの仮想プライベートネットワークの転送リソースを高くすることにより、通信品質サービスの差異化を達成することができる。
【0010】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、ネットワーク制御装置がいずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生したことを検出した場合、当該ネットワーク制御装置は、当該故障が発生した仮想プライベートネットワーク向けのフレームを、故障が発生した仮想プライベートネットワークに対して並列に構築された他方の仮想プライベートネットワークに向けて転送するように前記バックボーンネットワークを制御することを特徴とする。これにより、加入者ユーザ収容ノードにおいて、故障検出後に、該当する仮想プライベートネットワークの復旧以前に、宛先への到達性だけは維持することが可能となる。
【0011】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、バックボーンネットワークに接続された加入者収容ノード及びフレーム転送ノードが、同一の物理方路に複数のフレームを転送しようとして送信競合が発生した場合、送信すべきフレームに付与された品質クラス属性を識別して優先度の高い品質クラスに属するフレームを優先的に送信するスケジューリング機能を有することを特徴とする。本例においては、いずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生して複数の品質クラスのフレームを多重的に転送する事態が生じても、高品質クラスのフレームの転送品質を劣化させることなく高品質なものに維持することが可能になる。さらに、このような高品質クラスのフレームの転送品質を劣化させることなく高品質なものに維持できる効果は、高品質クラスをサポートする仮想プライベートネットワークが故障して、低品質クラスをサポートする仮想プライベートネットワークに高品質クラスのフレームを迂回させる場合にも同様に期待することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるフレーム転送ネットワークの論理ネットワーク構成を示す。この構成は、IEEE802.1Q形式のMACフレーム転送を前提とする。図1を参照するに、ユーザ端末101をリンク105を介して収容する加入者ユーザ収容ノード103と、ユーザ端末102をリンク106を介して収容する加入者ユーザ収容ノード104とを、並列に設けた2個のVLAN(#1)107とVLAN(#2)108により接続する。これらVLAN107及び108はそれぞれ仮想プライベートネットワークを構成する。これら2つのVLAN には互いに異なる品質クラス属性を付与し、VLAN(#19には高品質を要求するトラヒックが収容され、VLAN(#2)には高品質が要求されないトラヒックが収容される。尚、どちらか一方のVLAN上に故障が発生した場合、品質要求に関わりなく、全てのトラヒックが、正常なVLANに収容させることができる。
【0013】
図2は、本発明によるフレーム転送ネットワークの物理的なネットワーク構成を示す。加入者ユーザ収容ノード207は、リンク(#1)212およびリンク(#2) 213を介して、ユーザ端末201およびユーザ端末202をそれぞれ収容する。加入者ユーザ収容ノード208は、リンク(#3)214およびリンク(#4)215を介して、ユーザ端末203およびユーザ端末204をそれぞれ収容する。加入者ユーザ収容ノード209は、リンク(#5)216およびリンク(#6)217を介して、ユーザ端末205およびユーザ端末206をそれぞれ収容する。
【0014】
各加入者ユーザ収容ノードは、仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続され、フレーム転送ノードに収容される形で互いに相互接続する。すなわち、フレーム転送ノード210は、リンク(#7)218を介して加入者ユーザ収容ノード207に接続され、リンク(#9)220を介して加入者ユーザ収容ノード208に接続され、リンク(#11)222を介して加入者ユーザ収容ノード209に接続する。また、フレーム転送ノード211は、リンク(#8)219を介して加入者ユーザ収容ノード207に接続され、リンク(#10)221を介して加入者ユーザ収容ノード208に接続され、リンク(#12)223を介して加入者ユーザ収容ノード209に接続する。
【0015】
加入者ユーザ収容ノード207〜209は、リンク(#13)225、リンク(#15)227及びリンク(#17)229を介してサーバ224に接続され、フレーム転送ノード210〜211は、それぞれリンク(#14)226とリンク(#16)228を介してサーバ224に接続する。サーバ224はネットワーク制御装置としての機能を果たし、加入者収容ノード間を接続するバックボーンネットワークにおけるフレーム転送を制御する機能を実行する。
【0016】
この物理ネットワーク構成では、各加入者ユーザ収容ノード間を相互接続するバックボーンネットワークの仮想プライベートネットワーク機能により、加入者ユーザ収容ノード207〜209とフレーム転送ノード210との間に図3及び図4に示す2つのVLANが設定される。図3は、高品質クラスのトラヒックを収容する仮想プライベートネットワークを構成するVLAN(#1)を示す。この構成では、リンク(#7)218、リンク(#9)220及びリンク(#11)222を介して、フレーム転送ノード210と加入者ユーザ収容ノード207〜209とがそれぞれ論理的に接続される。図4は、低品質クラスのトラヒックを収容する仮想プライベートネットワークを構成するVLAN(#2)を示す。この構成では、リンク219〜223を介してフレーム転送ノード211と加入者ユーザ収容ノード207〜209とをそれぞれ論理的に接続する。このように、互いに物理経路を違えるようなVLAN設定は、サーバ224を用いて、各転送ノードの転送テーブルを設定することで行える。
【0017】
ここで、加入者ユーザ収容ノード208は、IEEE802.1Qで示されるようなpriorityタグを付加されたMACフレームの転送を行う場合、図5に示すような転送テーブルを保有することができる。このテーブルは、宛先MACアドレスおよびpriorityから、LAN番号と出力リンクを特定する構造になっている。具体的には、Priorityのhigh、lowに応じて、VLAN(#1)あるいはVLAN(#2)をそれぞれ割り当てる。出力リンクには、宛先MACアドレスに応じてVLAN内での出力方路が記述される。このような構成により、ユーザ端末から送出され、加入者ユーザ収容ノードにより受信されて各リンクに送出されるフレームに付与された品質クラスの属性例えばPriorityで示される品質クラスに基づいてVLANを分離することができる。
【0018】
highクラスの品質を高品質に保つためには、highクラスのトラヒック流量を制限する必要がある。このような制御はネットワーク制御装置であるサーバ224を用いて実施する。すなわち、サーバは224は、予め決められた粒度のフロー単位で、アドミッション制御を行い、特定フローの転送の許可/不許可を判断する。フロー粒度の例として、送信元および宛先の対のMACアドレスで示されるフロー粒度がある。フロー転送要求が許可と判断された場合には、サーバ224が加入者ユーザ収容ノードを制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。このため、加入者ユーザ収容ノードは、フロー単位のシェーピング機能あるいはポリシング機能を保有する。
【0019】
一方、low品質クラスのトラヒック流量には制限を加えない。これにより、トラヒック負荷が高まった場合に、highクラス用VLANの品質をlow クラスVLANの品質よりも高めることが可能となる。また、highクラス用VLANとlowクラス用VLANとの間で物理経路を共有しているような場合は、highクラスの要求トラヒック流量に応じて、それ以上の転送リソースをhighクラス用VLANへ割り当てる。逆に、low クラス用VLANへの転送リソース割当量は減少することになる。これにより、トラヒック負荷が高まった場合に、highクラス用VLANの品質をlowクラスVLANの品質よりも高めることが可能となる。
【0020】
具体例を表1、表2を用いて説明する。
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
サーバ224はアドミッション制御を行い、各リンクのリンク容量、高品質転送リソース割当可能量、高品質転送リソース割当量、低品質転送リソース割当量を管理する。ある時点で、サーバ224は表1に示す値を管理していたとする。このとき、ユーザ端末201からユーザ端末205へ向かう高品質のトラヒック要求が行われ、そのトラヒックの値は5であったとする。サーバ224は要求高品質トラヒック量が、高品質転送リソース割当可能量から高品質転送リソース割当量を引いた値以下であるかどうかを判断し、Yesであるならば要求を許可し、リソース割当を行い、加入者ユーザ収容ノードを制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。一方、Noであるならば、要求を拒否しリソース割当を行わない動作を行う。この場合、表1によれば、ユーザ端末201からユーザ端末205へ向かうリンク#7とリンク#11の高品質転送リソース割当可能量が共に8であり、高品質転送リソース割当量が共に3であるため、差は共に5である。一方、要求トラヒック量は5であるため、要求トラヒック量は差以下であるため、要求を許可し、表2のようにリソース割当を行い、加入者ユーザ収容ノード207を制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。さらに、ユーザ端末203からユーザ端末205へ向かう高品質のトラヒック要求が行われ、そのトラヒックの値は5であったとする。この場合、表2によれば、ユーザ端末203からユーザ端末205へ向かうリンク#9とリンク#11のうち、リンク#11の高品質転送リソース割当可能量が8であり、高品質転送リソース割当量が8であるため、差は0である。一方、要求トラヒック量は5であるため、要求トラヒック量は差以下ではないため、要求を拒否し、ユーザ収容ノード208を制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とはしない。
【0023】
ところで、VLAN内に故障が発生すると、そのVLAN内での到達性が失われてしまう可能性がある。例えば、図2のフレーム転送ノード210が故障すると、highクラスのトラヒック転送が行えなくなる。この場合、VLANを切り替えて転送することが有効な方策である。このため、本例では、サーバ224はバックボーンネットワーク中で発生した故障を検出することができる。サーバ224は、故障を検出すると、故障を含むVLAN向けのトラヒックを正常なVLANへ振り分けるために、各加入者ユーザ収容ノードへ故障通知を行うか、転送テーブルそのものを直接的に更新する。転送テーブルを更新する場合、フレーム転送ノード210の故障に対して、図5に示すテーブルは、図6に示すテーブルのように書き換えられる。ここでは、Priorityがhighのエントリすなわち、故障したフレーム転送ノード210を含むVLAN向けのエントリが、正常なVLAN#2向けに更新される。これに伴い、出力リンクも、VLAN#1内転送向けリンク#7のものが、VLAN#2内転送向けリンク#8に更新される。ただし、この場合、highクラスとlowラスのトラヒックを同一のVLANで転送するため、このままでは、品質に差がつかなくなる。そこで、フレーム転送ノード211においては、同一リンクへの出力競合が発生した場合に、品質クラス別の優先制御を行い、常に、highクラスのトラヒックを優先的に出力する。highクラスのトラヒックが待たされていない場合にのみlowクラスのトラヒックを出力する。このようなスケジューリング機能を各加入者収容ノード及びフレーム転送ノードが有することにより、故障発生時に、VLANを品質クラス間で共用した場合でも、highクラスの品質優位性を維持することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
上述の様に、本発明によれば、VoIP(Voice Over IP)のような遅延に敏感な音声ショートフレームが、FTPのような遅延に鈍感なデータロングフレームにブロックされ、音声品質が劣化する問題が解決できるだけでなく、故障の発生時にも、迂回制御を高速化して、到達性を維持しつつ、さらに、高品質クラスのフレームの品質を、低品質クラスのフレームの品質よりも向上させることが可能となる。したがって、品質の差異化サービスを経済的に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレーム転送ネットワークの論理ネットワーク構成を示す図である。
【図2】本発明によるフレーム転送ネットワークの物理ネットワークの一例の構成を示す図である。
【図3】VLAN#1の構成を示す図である。
【図4】VLAN#2の構成を示す図である。
【図5】正常時における加入者ユーザ収容ノード201のテーブル構成を示す図である。
【図6】異常時における加入者ユーザ収容ノード201のテーブル構成を示す図である。
【符号の説明】
101ユーザ端末
102 ユーザ端末
103 加入者ユーザ収容ノード
104 加入者ユーザ収容ノード
105 リンク
106 リンク
107 VLAN#1
108 VLAN#2
201ユーザ端末
202 ユーザ端末
203 ユーザ端末
204 ユーザ端末
205 ユーザ端末
206 ユーザ端末
207 加入者ユーザ収容ノード
208 加入者ユーザ収容ノード
209 加入者ユーザ収容ノード
210 フレーム転送ノード
211フレーム転送ノード
212,213,214,215,216,217,218,219,220,221,222,223,225,226,227,228,229 リンク
224 サーバ
【発明の属する技術分野】
本発明は、加入者ユーザからの品質要求に応じて適切な通信品質サービスを提供できるネットワークに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の品質クラスで構成される品質制御サービスを提供するフレーム転送ネットワークとして、例えばTCP/IPネットワーク上のQoS制御技術の一つであるDifferentiated services(Diff−Serv)技術によるフレーム転送ネットワークが既知である(例えば、非特許文献1参照)。このようなフレーム転送ネットワークでは、高品質クラスのフレームと低品質クラスのフレームを同一リンクに多重し、多重時の優先制御により品質の差異化が実現されていた。
【0003】
【非特許文献1】
1998年12月にIETFから発行されたRFC2475“An Architecture for Differentiated Services”
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したスケジューリングによる優先制御では、フレーム単位の転送制御が行われるために、フレーム転送ノードにおいて、特定の方路に向けて低品質クラスのロングパケットの転送中に、同一方路向けの高品質クラスのショートパケットが到着した場合、低品質クラスのロングパケットの転送が完了するまで高品質クラスのショートパケットの転送を待たせる必要があった。すなわち、低品質クラスのパケットが、高品質パケットの転送をブロックするような状況が発生する可能性があった。このため、VoIP(Voice Over IP)のような遅延に敏感な音声ショートフレームが、FTPのような遅延に鈍感なデータロングフレームにブロックされ、音声品質が劣化する可能性が問題視された。
【0005】
従って、本発明の目的は、加入者ユーザの要求に応じて適切な通信品質サービスを提供できるネットワークを提供することにある。
さらに、本発明の別の目的は、高品質クラスのパケットが低品質クラスのパケットによりブロックされる不具合が解消されたフレーム転送ネットワークを実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるフレーム転送ネットワークは、複数の加入者ユーザを収容する複数の加入者収容ノードと、1個又はそれ以上の加入者ユーザノードを収容するフレーム転送ノードとを具え、加入者ユーザ間でフレーム転送を行うフレーム転送ネットワークにおいて、
前記加入者収容ノード間を仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続し、各加入者収容ノード間には、品質クラス属性が異なる複数の仮想プライベートネットワークを並列に構築し、前記バックボーンネットワークにおけるフレーム転送をネットワーク制御装置により制御するフレーム転送ネットワークであって、
各加入者収容ノードは、加入者有ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送出する際、当該フレームに付与された品質クラス属性に基づいて、対応する品質クラス属性の仮想プライベートネットワークに送出することを特徴とする。
【0007】
本発明では、フレーム多重時のスケジューリングによる品質差異化ではなく、クラス毎に異なる転送リソースを割り当て、この転送リソースの使用率を異ならせることで、品質の差異化を実現する。これにより、ブロッキングの問題が解決される。また、故障発生時等に、迂回制御を高速化することにより到達性を維持し、信頼性も同時に向上させることができる。さらに、故障発生時にも、品質の劣化は許容しても、品質の差異化を維持することができる。特に重要なことは、加入者収容ノード間に品質クラスの異なる複数の仮想プライベートネットワークを構築しているので、転送リソースの割り当てを仮想プライベートネットワーク単位に行えば良くなるため、品質クラス毎に異なる転送リソースを割り当てることが容易となる。
【0008】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、バックボーンネットワークに、仮想プライベートネットワーク毎に物理的に異なる転送経路を設定したことを特徴とする。これにより、仮想プライベートネットワーク単位の転送リソースの割り当てをより容易にすることができる。さらに、品質クラス毎に物理経路が異なることから、低品質クラスのパケットが、低品質パケットの転送をブロックするような状況を物理的に回避できる。さらに、いずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生した際、迂回制御の確実性を向上させることが可能となる。
【0009】
本発明によるフレーム転送ネットワークの別の好適実施例は、ネットワーク制御装置は、品質クラスの高い第1の仮想プライベートネットワークの転送リソースの割合が、品質クラスの低い第2の仮想プライベートネットワークの転送リソースよりも高くなるようにバックボーンネットワークを制御することを特徴とする。これにより、具体的に、クラス毎に異なる転送リソースを割り当て、この転送リソースの使用率を異ならせることで、品質を差異化することができる。特に、2つの仮想プライベートネットワークが物理的に同一の転送経路を共有する場合、高品質クラスの仮想プライベートネットワークの転送リソースを高くすることにより、通信品質サービスの差異化を達成することができる。
【0010】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、ネットワーク制御装置がいずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生したことを検出した場合、当該ネットワーク制御装置は、当該故障が発生した仮想プライベートネットワーク向けのフレームを、故障が発生した仮想プライベートネットワークに対して並列に構築された他方の仮想プライベートネットワークに向けて転送するように前記バックボーンネットワークを制御することを特徴とする。これにより、加入者ユーザ収容ノードにおいて、故障検出後に、該当する仮想プライベートネットワークの復旧以前に、宛先への到達性だけは維持することが可能となる。
【0011】
本発明によるフレーム転送ネットワークの好適実施例は、バックボーンネットワークに接続された加入者収容ノード及びフレーム転送ノードが、同一の物理方路に複数のフレームを転送しようとして送信競合が発生した場合、送信すべきフレームに付与された品質クラス属性を識別して優先度の高い品質クラスに属するフレームを優先的に送信するスケジューリング機能を有することを特徴とする。本例においては、いずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生して複数の品質クラスのフレームを多重的に転送する事態が生じても、高品質クラスのフレームの転送品質を劣化させることなく高品質なものに維持することが可能になる。さらに、このような高品質クラスのフレームの転送品質を劣化させることなく高品質なものに維持できる効果は、高品質クラスをサポートする仮想プライベートネットワークが故障して、低品質クラスをサポートする仮想プライベートネットワークに高品質クラスのフレームを迂回させる場合にも同様に期待することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明によるフレーム転送ネットワークの論理ネットワーク構成を示す。この構成は、IEEE802.1Q形式のMACフレーム転送を前提とする。図1を参照するに、ユーザ端末101をリンク105を介して収容する加入者ユーザ収容ノード103と、ユーザ端末102をリンク106を介して収容する加入者ユーザ収容ノード104とを、並列に設けた2個のVLAN(#1)107とVLAN(#2)108により接続する。これらVLAN107及び108はそれぞれ仮想プライベートネットワークを構成する。これら2つのVLAN には互いに異なる品質クラス属性を付与し、VLAN(#19には高品質を要求するトラヒックが収容され、VLAN(#2)には高品質が要求されないトラヒックが収容される。尚、どちらか一方のVLAN上に故障が発生した場合、品質要求に関わりなく、全てのトラヒックが、正常なVLANに収容させることができる。
【0013】
図2は、本発明によるフレーム転送ネットワークの物理的なネットワーク構成を示す。加入者ユーザ収容ノード207は、リンク(#1)212およびリンク(#2) 213を介して、ユーザ端末201およびユーザ端末202をそれぞれ収容する。加入者ユーザ収容ノード208は、リンク(#3)214およびリンク(#4)215を介して、ユーザ端末203およびユーザ端末204をそれぞれ収容する。加入者ユーザ収容ノード209は、リンク(#5)216およびリンク(#6)217を介して、ユーザ端末205およびユーザ端末206をそれぞれ収容する。
【0014】
各加入者ユーザ収容ノードは、仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続され、フレーム転送ノードに収容される形で互いに相互接続する。すなわち、フレーム転送ノード210は、リンク(#7)218を介して加入者ユーザ収容ノード207に接続され、リンク(#9)220を介して加入者ユーザ収容ノード208に接続され、リンク(#11)222を介して加入者ユーザ収容ノード209に接続する。また、フレーム転送ノード211は、リンク(#8)219を介して加入者ユーザ収容ノード207に接続され、リンク(#10)221を介して加入者ユーザ収容ノード208に接続され、リンク(#12)223を介して加入者ユーザ収容ノード209に接続する。
【0015】
加入者ユーザ収容ノード207〜209は、リンク(#13)225、リンク(#15)227及びリンク(#17)229を介してサーバ224に接続され、フレーム転送ノード210〜211は、それぞれリンク(#14)226とリンク(#16)228を介してサーバ224に接続する。サーバ224はネットワーク制御装置としての機能を果たし、加入者収容ノード間を接続するバックボーンネットワークにおけるフレーム転送を制御する機能を実行する。
【0016】
この物理ネットワーク構成では、各加入者ユーザ収容ノード間を相互接続するバックボーンネットワークの仮想プライベートネットワーク機能により、加入者ユーザ収容ノード207〜209とフレーム転送ノード210との間に図3及び図4に示す2つのVLANが設定される。図3は、高品質クラスのトラヒックを収容する仮想プライベートネットワークを構成するVLAN(#1)を示す。この構成では、リンク(#7)218、リンク(#9)220及びリンク(#11)222を介して、フレーム転送ノード210と加入者ユーザ収容ノード207〜209とがそれぞれ論理的に接続される。図4は、低品質クラスのトラヒックを収容する仮想プライベートネットワークを構成するVLAN(#2)を示す。この構成では、リンク219〜223を介してフレーム転送ノード211と加入者ユーザ収容ノード207〜209とをそれぞれ論理的に接続する。このように、互いに物理経路を違えるようなVLAN設定は、サーバ224を用いて、各転送ノードの転送テーブルを設定することで行える。
【0017】
ここで、加入者ユーザ収容ノード208は、IEEE802.1Qで示されるようなpriorityタグを付加されたMACフレームの転送を行う場合、図5に示すような転送テーブルを保有することができる。このテーブルは、宛先MACアドレスおよびpriorityから、LAN番号と出力リンクを特定する構造になっている。具体的には、Priorityのhigh、lowに応じて、VLAN(#1)あるいはVLAN(#2)をそれぞれ割り当てる。出力リンクには、宛先MACアドレスに応じてVLAN内での出力方路が記述される。このような構成により、ユーザ端末から送出され、加入者ユーザ収容ノードにより受信されて各リンクに送出されるフレームに付与された品質クラスの属性例えばPriorityで示される品質クラスに基づいてVLANを分離することができる。
【0018】
highクラスの品質を高品質に保つためには、highクラスのトラヒック流量を制限する必要がある。このような制御はネットワーク制御装置であるサーバ224を用いて実施する。すなわち、サーバは224は、予め決められた粒度のフロー単位で、アドミッション制御を行い、特定フローの転送の許可/不許可を判断する。フロー粒度の例として、送信元および宛先の対のMACアドレスで示されるフロー粒度がある。フロー転送要求が許可と判断された場合には、サーバ224が加入者ユーザ収容ノードを制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。このため、加入者ユーザ収容ノードは、フロー単位のシェーピング機能あるいはポリシング機能を保有する。
【0019】
一方、low品質クラスのトラヒック流量には制限を加えない。これにより、トラヒック負荷が高まった場合に、highクラス用VLANの品質をlow クラスVLANの品質よりも高めることが可能となる。また、highクラス用VLANとlowクラス用VLANとの間で物理経路を共有しているような場合は、highクラスの要求トラヒック流量に応じて、それ以上の転送リソースをhighクラス用VLANへ割り当てる。逆に、low クラス用VLANへの転送リソース割当量は減少することになる。これにより、トラヒック負荷が高まった場合に、highクラス用VLANの品質をlowクラスVLANの品質よりも高めることが可能となる。
【0020】
具体例を表1、表2を用いて説明する。
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
サーバ224はアドミッション制御を行い、各リンクのリンク容量、高品質転送リソース割当可能量、高品質転送リソース割当量、低品質転送リソース割当量を管理する。ある時点で、サーバ224は表1に示す値を管理していたとする。このとき、ユーザ端末201からユーザ端末205へ向かう高品質のトラヒック要求が行われ、そのトラヒックの値は5であったとする。サーバ224は要求高品質トラヒック量が、高品質転送リソース割当可能量から高品質転送リソース割当量を引いた値以下であるかどうかを判断し、Yesであるならば要求を許可し、リソース割当を行い、加入者ユーザ収容ノードを制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。一方、Noであるならば、要求を拒否しリソース割当を行わない動作を行う。この場合、表1によれば、ユーザ端末201からユーザ端末205へ向かうリンク#7とリンク#11の高品質転送リソース割当可能量が共に8であり、高品質転送リソース割当量が共に3であるため、差は共に5である。一方、要求トラヒック量は5であるため、要求トラヒック量は差以下であるため、要求を許可し、表2のようにリソース割当を行い、加入者ユーザ収容ノード207を制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とさせる。さらに、ユーザ端末203からユーザ端末205へ向かう高品質のトラヒック要求が行われ、そのトラヒックの値は5であったとする。この場合、表2によれば、ユーザ端末203からユーザ端末205へ向かうリンク#9とリンク#11のうち、リンク#11の高品質転送リソース割当可能量が8であり、高品質転送リソース割当量が8であるため、差は0である。一方、要求トラヒック量は5であるため、要求トラヒック量は差以下ではないため、要求を拒否し、ユーザ収容ノード208を制御して、決められたトラヒック流量以下での転送を可能とはしない。
【0023】
ところで、VLAN内に故障が発生すると、そのVLAN内での到達性が失われてしまう可能性がある。例えば、図2のフレーム転送ノード210が故障すると、highクラスのトラヒック転送が行えなくなる。この場合、VLANを切り替えて転送することが有効な方策である。このため、本例では、サーバ224はバックボーンネットワーク中で発生した故障を検出することができる。サーバ224は、故障を検出すると、故障を含むVLAN向けのトラヒックを正常なVLANへ振り分けるために、各加入者ユーザ収容ノードへ故障通知を行うか、転送テーブルそのものを直接的に更新する。転送テーブルを更新する場合、フレーム転送ノード210の故障に対して、図5に示すテーブルは、図6に示すテーブルのように書き換えられる。ここでは、Priorityがhighのエントリすなわち、故障したフレーム転送ノード210を含むVLAN向けのエントリが、正常なVLAN#2向けに更新される。これに伴い、出力リンクも、VLAN#1内転送向けリンク#7のものが、VLAN#2内転送向けリンク#8に更新される。ただし、この場合、highクラスとlowラスのトラヒックを同一のVLANで転送するため、このままでは、品質に差がつかなくなる。そこで、フレーム転送ノード211においては、同一リンクへの出力競合が発生した場合に、品質クラス別の優先制御を行い、常に、highクラスのトラヒックを優先的に出力する。highクラスのトラヒックが待たされていない場合にのみlowクラスのトラヒックを出力する。このようなスケジューリング機能を各加入者収容ノード及びフレーム転送ノードが有することにより、故障発生時に、VLANを品質クラス間で共用した場合でも、highクラスの品質優位性を維持することが可能となる。
【0024】
【発明の効果】
上述の様に、本発明によれば、VoIP(Voice Over IP)のような遅延に敏感な音声ショートフレームが、FTPのような遅延に鈍感なデータロングフレームにブロックされ、音声品質が劣化する問題が解決できるだけでなく、故障の発生時にも、迂回制御を高速化して、到達性を維持しつつ、さらに、高品質クラスのフレームの品質を、低品質クラスのフレームの品質よりも向上させることが可能となる。したがって、品質の差異化サービスを経済的に提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフレーム転送ネットワークの論理ネットワーク構成を示す図である。
【図2】本発明によるフレーム転送ネットワークの物理ネットワークの一例の構成を示す図である。
【図3】VLAN#1の構成を示す図である。
【図4】VLAN#2の構成を示す図である。
【図5】正常時における加入者ユーザ収容ノード201のテーブル構成を示す図である。
【図6】異常時における加入者ユーザ収容ノード201のテーブル構成を示す図である。
【符号の説明】
101ユーザ端末
102 ユーザ端末
103 加入者ユーザ収容ノード
104 加入者ユーザ収容ノード
105 リンク
106 リンク
107 VLAN#1
108 VLAN#2
201ユーザ端末
202 ユーザ端末
203 ユーザ端末
204 ユーザ端末
205 ユーザ端末
206 ユーザ端末
207 加入者ユーザ収容ノード
208 加入者ユーザ収容ノード
209 加入者ユーザ収容ノード
210 フレーム転送ノード
211フレーム転送ノード
212,213,214,215,216,217,218,219,220,221,222,223,225,226,227,228,229 リンク
224 サーバ
Claims (8)
- 複数の加入者ユーザを収容する複数の加入者収容ノードと、1個又はそれ以上の加入者ユーザノードを収容するフレーム転送ノードとを具え、加入者ユーザ間でフレーム転送を行うフレーム転送ネットワークにおいて、
前記加入者収容ノード間を仮想プライベートネットワーク機能を有するバックボーンネットワークを用いて物理的に接続し、各加入者収容ノード間には、品質クラス属性が異なる複数の仮想プライベートネットワークを並列に構築し、前記バックボーンネットワークにおけるフレーム転送をネットワーク制御装置により制御し、
各加入者収容ノードは、加入者有ユーザから受信したフレームをバックボーンネットワークへ送出する際、当該フレームに付与された品質クラス属性に基づいて、対応する品質クラス属性の仮想プライベートネットワークに送出することを特徴とするフレーム転送ネットワーク。 - 請求項1に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記バックボーンネットワークに、仮想プライベートネットワーク毎に物理的に異なる転送経路を設定したことを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項1に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記バックボーンネットワークに、物理的に同一の転送経路を共有する複数の仮想プライベートネットワークを構築したことを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項1から3までのいずれか1項に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記加入者収容ノード間に構築した仮想プライベートネットワークとして、高品質クラスのトラヒックを収容する第1の仮想プライベートネットワークと、第1の仮想プライベートネットワークよりも低い品質クラスのトラヒックを収容する第2の仮想プライベートネットワークとが構築されていることを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項4に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記ネットワーク制御装置は、前記第1の仮想プライベートネットワークの転送リソースの割合が、前記第2の仮想プライベートネットワークの転送リソースよりも高くなるようにバックボーンネットワークを制御することを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項1から5までのいずれか1項に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記ネットワーク制御装置がいずれかの仮想プライベートネットワークに故障が発生したことを検出した場合、当該ネットワーク制御装置は、当該故障が発生した仮想プライベートネットワーク向けのフレームを、故障が発生した仮想プライベートネットワークに対して並列に構築された他方の仮想プライベートネットワークに向けて転送するように前記バックボーンネットワークを制御することを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項1から6までのいずれか1項に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記バックボーンネットワークに接続された加入者収容ノード及びフレーム転送ノードは、同一の物理方路に複数のフレームを転送しようとして送信競合が発生した場合、送信すべきフレームに付与された品質クラス属性を識別して優先度の高い品質クラスに属するフレームを優先的に送信するスケジューリング機能を有することを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
- 請求項1から7までのいずれか1項に記載のフレーム転送ネットワークにおいて、前記バックボーンネットワークに構築される仮想プライベートネットワークを仮想LANにより構築したことを特徴とするフレーム転送ネットワーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003051090A JP2004260696A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | フレーム転送ネットワーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003051090A JP2004260696A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | フレーム転送ネットワーク |
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Family Applications (1)
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JP2003051090A Pending JP2004260696A (ja) | 2003-02-27 | 2003-02-27 | フレーム転送ネットワーク |
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JP (1) | JP2004260696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4794578B2 (ja) * | 2005-01-26 | 2011-10-19 | アルカテル−ルーセント | コンピュータローカルエリアネットワークで緊急通話を確立するための方法、ならびにそのための端末装置およびサーバ |
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2003
- 2003-02-27 JP JP2003051090A patent/JP2004260696A/ja active Pending
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