JP2004257017A

JP2004257017A - Opening/closing body

Info

Publication number: JP2004257017A
Application number: JP2003045892A
Authority: JP
Inventors: Norio Ishikura; 則夫石倉; Komei Kobayashi; 功明小林
Original assignee: Bunka Shutter Co Ltd
Current assignee: Bunka Shutter Co Ltd
Priority date: 2003-02-24
Filing date: 2003-02-24
Publication date: 2004-09-16
Anticipated expiration: 2023-02-24
Also published as: JP3974864B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an opening/closing body which can reduce noises caused by the turning of one slat with respect to the other slat and can consequently reduce noises during opening/closing operations such that the opening/closing body is wound, rewound and wound in a superposed manner. <P>SOLUTION: In this opening/closing body 1 which makes one slat 10a turned with respect to the other slat 10b by engaging an engaging part 12 with a part 13 to be engaged, the engaging part 12 and the part 13 to be engaged abut on each other by making either or both of approximate point contact and approximate line contact during the turning so that a plurality of supporting point parts P1 and P2 serving as a pivot of turning can be constituted. The engaging part 12 and the part 13 to be engaged each are bent so that the supporting point parts P1 and P2 can be sequentially shifted during the turning. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のスラットを具備するとともに開閉動作されることにより空間を仕切ったり開放したりする開閉体に関し、特に、シャッター装置に用いるのに好適な開閉体に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の開閉体には、図６に示すように、略横長矩形状の金属板の上下端側に、カール状の係合部１１２と該係合部１１２に係合可能な形状の被係合部１１３とを形成することで、スラット１１０を構成し、複数の前記スラット１１０を前記係合部１１２と前記被係合部１１３との係合によって開閉方向に連接してなり、面接触された前記係合箇所を支点にして、上位側のスラット１１０が下位側のスラット１１０に対して回動するように構成されたもの（以降、オーバーラップ方式の開閉体と称する）がある。
このオーバーラップ方式の開閉体によれば、前記回動の際、カール状の前記係合部１１２と前記被係合部１１３とが面接触により擦れるため、その際の擦れ音が発生する。また、同開閉体によれば、巻取り軸１２０に巻き重ねられる際、内方側のスラット１１０が外方側のスラット１１０’に押されるため、前記内方側のスラット１１０における係合部１１２と被係合部１１３と接触箇所がずれること（図６における実線から二点鎖線へのずれ）等によって、巻き締め音を生じる。尚、巻き締め音とは、開閉体が巻き重ねられる際に発生する騒音を称する。
【０００３】
また、他の態様としては、図７に示すように、下位側スラット１１０の係合部１１２と、上位側スラット１１０の被係合部１１３とを、前記係合部１１２の先端縁と前記被係合部１１３の内面との間の線接触により係合させるようにしたもの（以降、インターロック方式の開閉体と称する）がある。
このインターロック方式の開閉体によれば、前記係合部１１２と前記被係合部１１３とが線接触するため、上位側のスラット１１０が下位側のスラット１１０に対して回動する際の擦れ音が、上記オーバーラップ方式の開閉体と比較して小さい。しかしながら、巻取り軸１２０に巻き重ねられる際には、内方側のスラット１１０が外方側のスラット１１０’に押されることでずれて（図７における実線から二点鎖線へのずれ）、前記係合部１１２の先端縁が前記被係合部１１３の内面を引掻くようにして擦るために、巻き締め音を生じる。
【０００４】
そこで、上記したスラット回動時の擦れ音や、開閉体が巻き重ねられる際の巻き重ね音を低減しようとした発明として、特許文献１に記載されたシャッターカーテンがある。
このシャッターカーテンによれば、上位スラットが下位スラットに対して回動し始めると、内側曲成面が外側曲成面端縁に線接触し（特許文献１の図４（Ａ）及び（Ｂ）参照）、更に前記回動が継続されると、前記外側曲成面が前記内側曲成面に面接触し（特許文献１の図４（Ｃ）参照）、更に、上位スラットの回動が継続されると、前記外側曲成面が前記内側曲成面上を転がるようにして、前記面接触の状態が維持される（特許文献１の図４（Ｄ）参照）。
そして、このシャッターカーテンでは、「シャッターカーテンの巻取り時における上位スラットの外巻状係合片が、下位スラットの内巻状係合片に対して順次線接触しながら回転し、面接触状態となった時点で巻取軸に巻取られていくので、インターロック部における回転運動の接触面が可及的に小さくなり、このため、回転摩擦音も低減されて異常音の誘発が防止される。」（特許文献１の段落［０００８］参照）とされている。
【０００５】
しかしながら、上記シャッターカーテンによれば、特許文献１の図４（Ｃ）及び（Ｄ）に示す状態において、シャッターカーテンが風圧等の影響によりスラット厚さ方向（図示の上下方向）へ揺さ振られると、上記外側曲成面と上記内側曲成面との間の面接触部分がスラット厚さ方向へ擦れ、擦れ音を発生するおそれがある。
また、同シャッターカーテンは、特許文献１の図４（Ｄ）に示す状態において、風圧等の影響によるスラット厚さ方向の振動や、開閉動作等の影響による開閉方向（図示の左右方向）の振動を受けた場合、上記外側曲成面と上記内側曲成面との間の面接触部分が回転方向に擦れ、擦れ音を発生するおそれがある。
【０００６】
【特許文献１】
特開平０８−１７７３３９号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、一方のスラットが他方のスラットに対して回動する際に発生する騒音を軽減することができ、ひいては、当該開閉体が巻き取られる際や、巻き戻される際、巻き重ねられる際等、開閉動作中の騒音を低減することができる開閉体を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために第一の発明では、複数のスラットを開閉方向へ連接してなる部位を少なくとも有する開閉体であって、開閉方向に隣り合う二つの前記スラットを、その一方のスラットにおける他方のスラット側に配設された係合部と、前記他方のスラットにおける前記一方のスラット側に配設された被係合部との係合により、前記一方のスラットを前記他方のスラットに対して回動させるようにした開閉体において、前記係合部と前記被係合部は、前記回動中に、略点接触と略線接触との内の一方又は双方の接触により当接し合うことで、前記回動の支点となる支点部を複数構成するとともに前記回動中にこれら複数の支点部を順次に移行させるように、それぞれが曲げ形成されていることを特徴とする。
【０００９】
また、第二の発明では、複数のスラットを開閉方向へ連接してなる部位を少なくとも有する開閉体であって、開閉方向に隣り合う二つの前記スラットを、その一方のスラットにおける他方のスラット側に配設された係合部と、前記他方のスラットにおける前記一方のスラット側に配設された被係合部との係合により、前記一方のスラットを前記他方のスラットに対して回動させるようにした開閉体において、前記係合部と前記被係合部は、前記回動中に、前記係合部の先端縁部と前記被係合部の凹状面部との当接により構成される支点部と、前記被係合部の先端縁部と前記係合部の凹状面部との当接により構成される支点部とを含む複数の支点部を順次に移行させるように、それぞれが曲げ形成されていることを特徴とする。
【００１０】
ここで、本発明における開閉体とは、少なくとも二枚以上のスラットを開閉方向に連設させている部位を有する開閉体であればよく、この開閉体には、該開閉体の全体がスラットにより構成された開閉体、該開閉体の一部分がスラットにより構成され他の部分がシート状物やパネル、パイプ等の部材により構成された開閉体等を含む。
また、この開閉体が適用される開閉装置は、開閉動作時に開閉体の移動方向が変わるものであればよく、例えば、開閉体を巻取り軸に巻き取ることで、開閉体の移動方向を直線的な方向から前記巻取り軸外周に沿った曲線的な方向へ変える開閉装置や、開閉体を上方向へ開動作させた後に天井裏等に収納されるように水平方向や斜め方向へ移動させるようにした開閉装置等であればよい。
【００１１】
また、上記開閉方向とは、当該開閉体が開閉動作する方向であって、開閉体の幅方向や厚さ方向でない方向を意味し、この開閉方向には、略垂直方向や略水平方向、斜め方向等を含む。更に、同開閉方向は、当該開閉体が直線的に移動する方向に限定されるものでなく、当該開閉体がスラット間を回動させながら曲線状の軌跡を描くようにして移動する場合の方向も含む。
【００１２】
また、上記スラットは、少なくとも開閉方向の一端側に上記係合部または上記被係合部を有するものであればよい。すなわち、例えば開閉方向の一端側に上記係合部のみを有する一方のスラットと、他端側に上記被係合部のみを有する他方のスラットとを連設すれば、これら二枚のスラットのみにより当該開閉体を構成することも可能である。しかしながら、上記スラットの好ましい態様としては、連接枚数を必要に応じて増減できるように、開閉方向の一端側に上記係合部を有し且つ他端側に上記被係合部を有する態様とする。
また、上記スラットの材質は、特に限定されるものでなく、亜鉛鋼板や鉄板、アルミニウム合金、ステンレス等の金属や、プラスッチック等、用途や目的等に応じて適宜選定される。
【００１３】
また、上記支点部とは、上記回動中に、上記係合部の一部分と上記被係合部の一部分とを当接させることで構成される部位であって、一方のスラットを他方のスラットに対して回動させる際に略中心となる部位である。そして、この支点部は、上記回動中の回転角に応じて順次に移行され、上記回動中に複数構成されるものである。
そして、上記係合部と上記被係合部は、上記回動中に移行される上記複数の支点部を構成するように、それぞれが曲げ形成されている。
尚、上記回動の方向は、開閉体幅方向の仮想軸線を中心として回動する場合の方向である。
【００１４】
また、上記第一の発明において、上記「略点接触と略線接触との内の一方又は双方の接触」とは、上記係合部と上記被係合部とを略点接触のみで接触させる場合と、上記係合部と上記被係合部とを略線接触のみで接触させる場合と、上記係合部と上記被係合部とを略点接触と略線接触の双方により接触させる場合とを、全て含むことを意味する。
そして、前記略点接触のみとした具体例には、上記係合部の先端縁部や面（表面又は裏面）に突起を設け、該突起を上記被係合部の一部分に略点接触させるようにした態様が挙げられる。
また、前記略線接触のみとした具体例には、上記係合部の先端縁部を、上記被係合部の一部分に接触させるようにした態様が挙げられる。
また、前記略点接触と前記略線接触の双方の接触とした具体例には、上記係合部の先端縁部に、上記被係合部の一部分に略点接触する突起と、該突起による接触と略同時に上記被係合部の一部分に略線接触する突縁部との双方を設けるようにした態様が挙げられる。
尚、前記開閉体幅方向とは、上記開閉体の開閉方向と略直交する方向であって、上記開閉体の厚さ方向ではない方向を意味し、以下に記載される同様の表現の箇所も同じ意味とする。
【００１５】
また、上記第二の発明における先端縁部とは、前記係合部または前記被係合部の一部分であって、開閉体幅方向と直交する方向における最先端側の縁部分を意味する。
また、上記凹状面部とは、開閉体幅方向と直交する断面形状が凹状となるような面を意味し、この凹状面部には、断面略凹曲状である態様と、断面略角状である態様との双方を含む。
【００１６】
また、上記第二の発明における上記「複数の支点部」は、上記係合部の先端縁部と上記被係合部の凹状面部との当接により構成される支点部と、上記被係合部の先端縁部と上記係合部の凹状面部との当接により構成される支点部とからなる二つの支点部であってもよいし、その他の支点部を含む二以上の支点部であってもよい。この「その他の支点部」とは、例えば、上記係合部に曲げ形成された凸状の曲面部と上記被係合部の面（表面又は裏面）とを当接させることで構成される支点部等である。尚、上記第二の発明の特に好ましい態様としては、スラット形状を簡素化して製造性を良好にするために、前記「その他の支点部」を省いて、前記二つの支点部が構成される態様とする。
【００１７】
更に、第三の発明では、上記複数の支点部には、当該開閉体が開閉方向へ引張られる際に、上記一方のスラットと上記他方のスラットとの間の引張り力に対抗するように当接される第一支点部と、当該開閉体が巻き重ねられる際に、外方側のスラットによる押圧力に対抗するように当接される第二支点部とが有ることを特徴とする。
【００１８】
ここで、上記第一支点部は、当該開閉体が開閉方向へ引張られる際に、上記一方のスラットと上記他方のスラットとの間の引張り力に対抗するように、上記係合部と上記被係合部を当接させることで構成される支点部である。
この第一支点部は、より具体的には、上記係合部と上記被係合部とに、前記引張り力の方向の成分を含む方向において当接し合う部位を、それぞれ設けることで構成される。尚、この第三の発明が上記第二の発明の構成を具備した発明である場合には、前記当接し合う部位を、上記先端縁部と上記凹状面部とにする。
【００１９】
また、上記第二支点部は、当該開閉体が巻き重ねられる際に、外方側のスラットによる押圧力に対抗するように、内方側のスラットにおける上記係合部と上記被係合部とを当接させることで構成される支点部である。
この第二支点部は、より具体的には、上記係合部と上記被係合部とに、前記押圧力の方向の成分を含む方向において当接し合う当接部と被当接部とを、それぞれ設けることで構成される。尚、この第三の発明が上記第二の発明の構成を具備した発明である場合には、前記当接部と前記被当接部との内の一方を上記先端縁部とし、他方を上記凹状面部とする。
【００２０】
また、上記第一支点部と上記第二支点部は、支点部が移行される順序を限定するものではないが、当該開閉体を巻き取り軸に巻き取ったり巻き戻したりする開閉装置が構成される場合には、前記巻き取りの際に、上記第一支点部から上記第二支点部に移行し、前記巻き戻しの際には上記第二支点部から上記第一支点部に移行する構成とするのが好ましい。
【００２１】
更に、第四の発明では、上記第二支点部は、当該開閉体が巻き重ねられる際に、外方側のスラットによる押圧力に対抗するように当接される支点部であって、且つ上記一方のスラットと上記他方のスラットとの間の引張り力に対抗するように当接される支点部であることを特徴とする。
この第二支点部は、より具体的には、上記係合部と上記被係合部とに、上記押圧力の方向の成分を含む方向において当接し合い、且つ上記引張り力の方向の成分を含む方向においても当接し合う部位を、それぞれ設けることで構成される。尚、この第四の発明が上記第二の発明の構成を具備した発明である場合には、前記当接し合う部位を、上記先端縁部と上記凹状面部とにする。
【００２２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本実施の形態による開閉体の一例は、住宅やビル、倉庫、工場などの構築・構造物の開口部分や、構築・構造物の内部に配設され、前記開口部分を開閉したり、構築・構造物内部の空間を仕切ったり開放したりする所謂シャッター装置に用いられる開閉体１として説明する。
【００２３】
開閉体１は、複数のスラット１０ａ，１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’を開閉方向（図１における上下方向）へ連設してなり、幅方向の両端を囲むガイドレール（図示せず）により開閉方向に案内され、巻取り軸２０（図３参照）により巻き取られたり巻き戻されたりすることで開閉動作する。
この開閉体１は、巻取り軸２０に対して巻き取られたり巻き戻されたりする際に、開閉方向に隣り合う二つのスラット１０ａ，１０ｂ（又は１０ａ’，１０ｂ’）の内、その一方（図１における上位側）のスラット１０ａ（又は１０ａ’）を、その他方（図１における下位側）のスラット１０ｂ（１０ｂ’）に対して折り曲げるようにして回動させる。
【００２４】
尚、前記スラット１０ａ、前記スラット１０ｂ、前記スラット１０ａ’、前記スラット１０ｂ’は、全て同一構成のものであるが、本実施の形態では、開閉体１が巻き重ねられた際に、内方側となり且つ上位側となるスラットに符号１０ａを付し、内方側となり且つ下位側となるスラットに符号１０ｂを付す。そして、外方側となり且つ上位側となるスラットに符号１０ａ’を付し、外方側となり且つ下位側となるスラットに符号１０ｂ’を付して説明する（図３参照）。
【００２５】
各スラット１０，１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’は、開閉体幅方向に長尺な略矩形状の金属板を曲げ加工してなり、正面視略矩形状の本体部１１と、該本体部１１における開閉方向の一端側（図示例によれば上端側）に曲げ形成された係合部１２と、同本体部１１における開閉方向の他端側（図示例によれば下端側）に曲げ形成された被係合部１３とを具備している（図１参照）。
【００２６】
本体部１１は、本実施の形態の一例によれば縦断面略平坦状に形成されているが、縦断面略三日月形状等の湾曲状に形成された態様や、開閉体幅方向にわたって突出するリブを設けることで開閉体幅方向における撓みを抑制した態様等であってもよい。
【００２７】
係合部１２は、各スラット１０，１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’の裏面側（図１における奥側）への曲げ方向の加工により形成された第一曲部１２ａと、該第一曲部１２ａと逆の曲げ方向の加工により形成された第二曲部１２ｂと、該第二曲部１２ｂと逆の曲げ方向の加工により形成された第三曲部１２ｃと、該第三曲部１２ｃと逆の曲げ方向の加工により形成された第四曲部１２ｄと、該第四曲部１２ｄと逆の曲げ方向の加工により形成された第五曲部１２ｅとを連接した形状を呈し、その最先端部に、開閉体幅方向にわたる先端縁部１２ｆを有する。
【００２８】
また、被係合部１３は、スラット１０，１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’の裏面側への曲げ方向の加工により形成された第一曲部１３ａと、該第一曲部１３ａと逆の曲げ方向の加工により形成された第二曲部１３ｂと、該第二曲部１３ｂと同じ曲げ方向の加工により形成された第三曲部１３ｃと、該第三曲部１３ｃと同じ曲げ方向の加工により形成された第四曲部１３ｄとを連接した形状を呈し、その最先端部に、開閉体幅方向にわたる先端縁部１３ｅを有する。
【００２９】
そして、前記係合部１２と前記被係合部１３は、一方のスラット１０ａ（又は１０ａ’）を他方のスラット１０ｂ，（１０ｂ’）に対して回動させた際、その回動中に、略線接触により当接し合う第一支点部Ｐ１と第二支点部Ｐ２とを構成するとともに、これら第一支点部Ｐ１と第二支点部Ｐ２とを順次に移行させる（図２参照）。
【００３０】
第一支点部Ｐ１は、開閉体１が開閉方向へ引張られた際に、一方のスラット１０ａ（又は１０ａ’）と他方のスラット１０ｂ（又は１０ｂ’）との間の引張り力に対抗するように、係合部１２の先端縁部１２ｆを被係合部１３の第四曲部１３ｄ内面の凹状面部に当接させることで構成される支点部である。
【００３１】
図１に示す一例によれば、第一支点部Ｐ１における前記引張り力は、上位側のスラット１０ａと下位側のスラット１０ｂとの間に作用する力であり、この力は、上下のスラット１０ａ，１０ｂにおける表面が略平坦状の状態（図２（ａ）の状態）においては、上位側のスラット１０ａと下位側のスラット１０ｂとが略上下方向へ引張り合う力である。
また、第一支点部Ｐ１における前記引張り力は、上位側のスラット１０ａが下位側のスラット１０ｂに対して若干回動した状態（図２（ｂ）（ｃ）の状態）においては、上位側のスラット１０ａが巻取り軸２０に巻回される方向（左斜め上方向）へ引張る力と、下位側のスラット１０ｂが自重により下方へ引張る力とにより、引張り合う力である。
また、第一支点部Ｐ１における前記引張り力は、図示による下位側のスラット１０ｂが右下方側に有するガイドレール（図示せず）によって引き寄せられた場合（図示せず）には、上位側のスラット１０ａが巻取り軸２０に巻回される方向（左斜め上方向）へ引張る力と、下位側のスラット１０ｂがガイドレール側に引き寄せられることで斜め右下方向へ引張る力とにより、引張り合う力となることもある。
【００３２】
したがって、係合部１２の先端縁部１２ｆと被係合部１３の第四曲部１３ｄとは、第一支点部Ｐ１を構成する際に、上記複数種類の状態における上記引張り力の方向の成分を全て含む方向において当接し合うように、それぞれが形成されている。
【００３３】
具体的には、係合部１２の先端縁部１２ｆは、第一支点部Ｐ１において、図示による右斜め下向きに突出するように形成されている。
また、被係合部１３の第四曲部１３ｄの内面は、第一支点部Ｐ１において前記先端縁部１２ｆの突出方向に交差するように、縦断面略凹曲状に形成されている。
【００３４】
また、第二支点部Ｐ２は、開閉体１が巻取り軸２０の外周面に巻き重ねられた際に、外方側のスラット１０ａ’，１０ｂ’による押圧力に対抗し、且つ上記一方のスラット１０ａ（又は１０ａ’）と上記他方のスラット１０ｂ（又は１０ｂ’）との間の引張り力にも対抗するように、被係合部１３の先端縁部１３ｅを係合部１２の第三曲部１２ｃ内面の凹状面部に当接させることで構成される支点部である。
【００３５】
図３に示す一例によれば、第二支点部Ｐ２における前記押圧力は、外方側における上位側のスラット１０ａ’の被係合部１３が、左斜め下方向きに、内方側における下位側のスラット１０ｂを押す力である。
【００３６】
また、第二支点部Ｐ２における上記引張り力は、上位側のスラット１０ａ（又は１０ａ’）が下位側のスラット１０ｂ（又は１０ｂ’）に対して若干回動した状態（図２（ｄ）の状態）で、上位側のスラット１０ａ（又は１０ａ’）が巻取り軸２０に巻回される方向（左斜め上方向）へ引張る力、下位側のスラット１０ｂ（又は１０ｂ’）が自重により下方へ引張る力、あるいはガイドレール（図示せず）に引き寄せられて右斜め下方へ引張る等により、引張り合う力である。
【００３７】
したがって、被係合部１３の先端縁部１３ｅと係合部１２の第三曲部１２ｃとは、第二支点部Ｐ２を構成した際に、上記押圧力の方向の成分を含む方向において当接し合い、且つ上記引張り力の方向の成分を含む方向においても当接し合うように、それぞれが形成されている。
【００３８】
具体的には、被係合部１３の先端縁部１３ｅは、第二支点部Ｐ２において図示による右斜め上向きに突出するように形成されている。
また、係合部１２の第三曲部１２ｃの内面は、第二支点部Ｐ２において前記先端縁部１３ｅの突出方向に交差するように、縦断面略凹曲状に形成されている。
【００３９】
また、係合部１２の第二曲部１２ｂと被係合部１３の第一曲部１３ａは、隣り合うスラット１０ａ（又は１０ａ’），１０ｂ（又は１０ｂ’）における表面が略平坦状の状態（図２（ａ）の状態）で、近接又は接触するように曲げ形成されることで、これら隣り合うスラット間に殆ど隙間が生じないようにしている。
尚、図示例によれば、第二曲部１２ｂはその表面側が略凹曲状に形成され、第一曲部１３ａは、その表面が前記第二曲部１２ｂの表面に倣う略凸曲状に形成されている。
【００４０】
また、係合部１２の第五曲部１２ｅは、隣り合うスラット１０ａ（又は１０ａ’），１０ｂ（又は１０ｂ’）における表面が略平坦状の状態（図２（ａ）の状態）で、被係合部１３の第三曲部１３ｃ近傍に、近接又は接触するように曲げ形成されている。
この第五曲部１２ｅは、前記略平坦状の状態で、開閉体１が表面側（図示の右側）から風圧を受けた際、被係合部１３の第三曲部１３ｃ近傍に当接することで、前記風圧によるスラットの内面方向への移動を規制している。
また、前記略平坦状の状態（図２（ａ）の状態）で、開閉体１が裏面側（図示の左側）から風圧を受けた際には、係合部１２の第二曲部１２ｂの表面が被係合部１３の第一曲部１３ａの表面に当接されることで、前記風圧によるスラットの外面方向への移動が規制される。
したがって、上記構成により、開閉体１を構成するスラット１０ａ（又は１０ａ’），１０ｂ（又は１０ｂ’）は、風圧等によるばたつきや振動を軽減されることになり、このことによって騒音も低減される。
【００４１】
次に、上記構成の開閉体１の作用効果を、図示例に基づいて詳細に述べる。
先ず、上下のスラット１０ａ，１０ｂにおける表面が略平坦状の状態では、下位側のスラット１０ｂにおける係合部１２の先端縁部１２ｆが上位側のスラット１０ａにおける被係合部１３の第四曲部１３ｄの内面に当接することで、第一支点部Ｐ１が構成される（図２（ａ）参照）。
【００４２】
そして、上位側のスラット１０ａが下位側のスラット１０ｂに対して折れ曲がるようにして若干回動した状態（図２（ｂ）参照）では、被係合部１３の第四曲部１３ｄが縦断面凹曲状であるため、該回動中、係合部１２の先端縁部１２ｆと被係合部１３の第四曲部１３ｄの当接状態が維持される。すなわち第一支点部Ｐ１が維持される。
【００４３】
前記回動による上位側のスラット１０ａの回転角が所定角度に達すると、被係合部１３の先端縁部１３ｅが係合部１２の第三曲部１２ｃ内面に当接し、第二支点部Ｐ２が構成される（図２（ｃ）参照）。
尚、前記所定角度は、少なくとも外方側のスラット１０ａ’，１０ｂ’が巻き重ねられる前に、第二支点部Ｐ２を構成するように、巻取り軸２０の外径等に応じて適宜に設定される。
【００４４】
そして、上記回動が更に継続されると、係合部１２の先端縁部１２ｆが被係合部１３の第四曲部１３ｄ内面から離れ、下位側のスラット１０ｂが上位側のスラット１０ａに対して第二支点部Ｐ２のみによって支持された状態となる（図２（ｄ）参照）。
【００４５】
また、開閉体１が巻取り軸２０の外周に巻き重ねられて行く過程で、外方側のスラット１０ａ’の被係合部１３が内方側のスラット１０ｂを押圧すると、その押圧力は、内方側における上位側のスラット１０ａと下位側のスラット１０ｂとの間の第二支点部Ｐ２により受けられる。
換言すれば、前記押圧力に対抗するようにして、上位側のスラット１０ａにおける被係合部１３の先端縁部１３ｅと、下位側のスラット１０ｂにおける係合部１２の第三曲部１２ｃ内面とが当接し合う。
また、その際、係合部１２の第三曲部１２ｃ内面が縦断面凹曲状に形成されているため、第二支点部Ｐ２における当接状態は、内方側における上位側のスラット１０ａと下位側のスラット１０ｂとの間の引張り力にも対抗する。
【００４６】
したがって、第二支点部Ｐ２においては、内方側のスラット１０ａ（１０ｂ）と外方側のスラット１０ａ’（１０ｂ’）との間に押圧力が作用し、且つ上位側のスラット１０ａ（１０ａ’）と下位側のスラット１０ｂ（１０ｂ’）との間に引張り力が作用するが、上位側のスラット１０ａ（１０ａ’）と下位側のスラット１０ｂ（１０ｂ’）との間に、ずれや滑りを生じ難く、騒音も小さい。
【００４７】
尚、図示例の第一支点部Ｐ１は、詳細には、係合部１２の先端縁部１２ｆが二つの角を有するため、その二つの角の内の一方または双方の角が被係合部１３の第四曲部１３ｄの内面に当接することで構成される。
また、図示例の第二支点部Ｐ２は、前記第一支点部Ｐ１と同様に、詳細には、被係合部１３の先端縁部１３ｅが二つの角を有するため、その二つの角の内の一方または双方の角が係合部１２の第三曲部１２ｃの内面に当接することで構成される。
尚、前記先端縁部１２ｆと先端縁部１３ｅの各々は、角の無い縦断面略半円状に形成してもよいし、前記角をＲ面取り加工やＣ面取り加工した形状であってもよい。
【００４８】
また、上記スラット１０ａ（又は１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’）の形状は、上記実施の形態に限定されるものでない。
例えば、図４に示すように、上記スラット１０ａ（又は１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’）における被係合部１３の第四曲部１３ｄと先端縁部１３ｅとの間に、第四曲部１３ｄと逆の曲げ方向の加工により第五曲部１３ｆを形成し、先端縁部１３ｅ及び先端縁部１２ｆの角にＲ面取り加工を施したものである。
この態様では、第二支点部Ｐ２において先端縁部１２ｆの向きが略水平に近い方向となるため、開閉装置の構成等によって巻き重ねられる際の押圧力の方向が略水平に近い方向となる場合でも、先端縁部１２ｆと第三曲部１２ｃとが効果的に当接し合って前記押圧力に対抗する。
【００４９】
また、上記実施の形態によれば、第一支点部Ｐ１及び第二支点部Ｐ２は係合部１２と被係合部１３とが略線接触により当接し合う支点部としたが、例えば、図５に示すスラット４０のように、先端縁部１２ｆを、突縁部１２ｆ１と突起部１２ｆ２から構成すれば、第一支点部Ｐ１を、突縁部１２ｆ１よる略線接触と突起部１２ｆ２による略点接触との双方の接触によって当接し合う支点部とすることが可能であり、第二支点部Ｐ２も同様の構成とすることが可能である。
【００５０】
また、上記実施の形態では、上位側のスラット１０ａを下位側のスラット１０ｂに対して回動させる際の支点を第一支点部Ｐ１と第二支点部Ｐ２との二箇所としたが、第一支点部Ｐ１と第二支点部Ｐ２との間、または第一支点部Ｐ１と第二支点部Ｐ２間以外に、単数もしくは複数の他の支点部（図示せず）が構成されるようにしてもよい。前記他の支点部は、係合部１２と被係合部１３を、それらの一部分が当接し合うように、それぞれ曲げ形成することで構成可能である。
【００５１】
尚、一般的に、線接触とは、凸状曲面と平面との接触や、凹状曲面と該凹状曲面よりも曲率の大きいと凹状曲面との接触、縦断面角状部分と平面又は曲面との接触等を意味するが、本発明における略線接触には、前記の他に、一般的なスラットの先端縁部と曲面又は平面との接触を含む。
すなわち、図４に示すスラットのように先端縁部が曲面に形成され、且つ、その曲面の曲率と、接触される凹状曲面の曲率とが全く同一の場合、この先端縁部と凹状曲面との接触は厳密には面接触となるが、一般的なスラットの肉厚が数ミリ程度で極小さいことから、本発明では、このような先端縁部と凹状曲面との接触も略線接触とみなす。
【００５２】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
第一の発明によれば、一方のスラットが他方のスラットに対して回動する際、略点接触と略線接触との内の一方又は双方の接触により構成される支点部を支点とするため、擦れ音を生じ難く、特に面接触による擦れ音が小さい。
また、係合部が被係合部に対して回動する際の支点部を、回動中に順次に移行される複数の支点部に分散する構造としているため、係合部と被係合部との間の摩擦抵抗が小さく、擦れ音も小さい。
したがって、一方のスラットが他方のスラットに対して回動する際に発生する騒音を軽減することができ、ひいては、当該開閉体が巻き取られる際や、巻き戻される際、巻き重ねられる際等、開閉動作中の騒音を低減することができる。
【００５３】
また、第二の発明によれば、一方のスラットが他方のスラットに対して回動する際、先端縁部と凹状面部との接触により構成される支点部を支点とするため、擦れ音を生じ難く、特に面接触による擦れ音が小さい。
また、係合部が被係合部に対して回動する際の支点部を、回動中に順次に移行される複数の支点部に分散する構造としているため、係合部と被係合部との間の摩擦抵抗が小さく、擦れ音も小さい。
したがって、一方のスラットが他方のスラットに対して回動する際に発生する騒音を軽減することができ、ひいては、当該開閉体が巻き取られる際や、巻き戻される際、巻き重ねられる際等の騒音を低減することができる。
更には、先端縁部を凹状面部によって部分的に覆うようにして支点部が構成されるため、前記先端縁部が凹状面部に対して開閉体幅方向と略直交する方向へずれたり滑ったりするのを防止することができる。そのため、当該開閉体が開閉動作時や風圧を受けた際等に、厚さ方向へばたつくことで発生する騒音も低減することができる。
【００５４】
更に、第三の発明によれば、当該開閉体が開閉方向へ引張られた際、その引張り力に対抗して係合部と被係合部とが当接し第一支点部を構成するため、係合部と被係合部との間にずれや滑りを生じにくく、開閉方向に隣り合う二つのスラット間の接続状態が良好に維持される。
また、当該開閉体が巻き重ねられる際には、係合部と被係合部との当接部位が、第一支点部から第二支点部に移行する。そして、第二支点部では、外方側のスラットによる押圧力に対抗するように係合部と被係合部とが当接する。
したがって、開閉方向に隣り合う二つのスラット間の接続状態を、それらの間の引張り力に対抗して良好に維持できる上、当該開閉体が巻き重ねられる際には、内方側のスラットが外方側のスラットに押され崩れるようにしてずれるのを防止でき、その際に発生する擦れ音や当接音を低減することができる。
【００５５】
更に、第四の発明によれば、当該開閉体が巻き重ねられる際に、開閉方向に隣り合う二つのスラット間に引張り力が作用したとしても、その引張り力に対抗して係合部と被係合部とが当接し第二支点部を構成するため、係合部と被係合部との間にずれや滑りを生じにくく、隣り合う二つのスラット間の接続状態を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係わる開閉体の一例を示す要部斜視図。
【図２】接続された一方のスラットを他方の他方のスラットに対して回動させている状態を（ａ）乃至（ｄ）に示す動作説明図。
【図３】開閉体を巻き重ねている状態を示す動作説明図。
【図４】本発明に係わる開閉体の他例であって、接続された一方のスラットを他方の他方のスラットに対して回動させている状態を（ａ）乃至（ｄ）に示す動作説明図。
【図５】本発明に係わる開閉体の他例を示す要部斜視図。
【図６】従来の開閉体の一例を示す動作説明図。
【図７】従来の開閉体の他例を示す動作説明図。
【符号の説明】
１：開閉体
１０ａ，１０ｂ，１０ａ’，１０ｂ’：スラット
１２：係合部
１２ｃ：第三曲部（凹状面部）
１２ｆ：先端縁部（突出部）
１３：被係合部
１３ｄ：第四曲部（凹状面部）
１３ｅ：先端縁部（突出部）
Ｐ１：第一支点部
Ｐ２：第二支点部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an opening / closing body having a plurality of slats and partitioning or opening a space by being opened / closed, and more particularly to an opening / closing body suitable for use in a shutter device.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as shown in FIG. 6, this type of opening / closing body has a curl-shaped engaging portion 112 and a shape capable of engaging with the engaging portion 112 at upper and lower ends of a substantially horizontally long rectangular metal plate. The slat 110 is formed by forming the engaged portion 113, and the plurality of slats 110 are connected in the opening and closing direction by the engagement of the engaging portion 112 and the engaged portion 113, There is a configuration in which the upper slat 110 is rotated with respect to the lower slat 110 with the contacted engaging point as a fulcrum (hereinafter referred to as an overlap type opening / closing body).
According to the overlap type opening / closing body, the curling engagement portion 112 and the engaged portion 113 rub against each other due to surface contact during the rotation, so that a rubbing sound is generated at that time. Further, according to the opening / closing body, the inner slats 110 are pushed by the outer slats 110 ′ when being wound around the winding shaft 120, so that the engaging portions 112 of the inner slats 110 are provided. For example, when the contact point with the engaged portion 113 is shifted (shift from the solid line to the two-dot chain line in FIG. 6), a winding noise is generated. In addition, the winding tightening sound refers to noise generated when the opening and closing body is wound.
[0003]
In another embodiment, as shown in FIG. 7, the engaging portion 112 of the lower slat 110 and the engaged portion 113 of the upper slat 110 are connected to the leading edge of the engaging portion 112 and the engaged portion. There is one that is engaged by line contact with the inner surface of the engaging portion 113 (hereinafter, referred to as an interlock type opening / closing body).
According to this interlock type opening / closing body, the engaging portion 112 and the engaged portion 113 come into line contact with each other, so that the upper slat 110 is rubbed when rotating with respect to the lower slat 110. The sound is smaller than that of the above-mentioned overlap type opening / closing body. However, when being wound on the winding shaft 120, the inner slats 110 are shifted by being pushed by the outer slats 110 ′ (shift from the solid line to the two-dot chain line in FIG. 7), and Since the leading edge of the engaging portion 112 scratches and rubs the inner surface of the engaged portion 113, a winding noise is generated.
[0004]
Therefore, there is a shutter curtain described in Patent Literature 1 as an invention that attempts to reduce the rubbing noise at the time of rotating the slat and the winding noise when the opening / closing body is wound.
According to this shutter curtain, when the upper slat starts to rotate with respect to the lower slat, the inner curved surface comes into line contact with the outer curved surface edge (FIGS. 4A and 4B of Patent Document 1). Further, when the rotation is continued, the outer curved surface comes into surface contact with the inner curved surface (see FIG. 4 (C) of Patent Document 1), and further, the rotation of the upper slat continues. Then, the outer curved surface rolls on the inner curved surface, and the surface contact state is maintained (see FIG. 4 (D) of Patent Document 1).
Then, in this shutter curtain, "the outer winding engaging piece of the upper slat at the time of winding the shutter curtain rotates while sequentially making line contact with the inner winding engaging piece of the lower slat, and the surface contact state is established. At this point, the film is wound on the winding shaft, so that the contact surface of the interlock portion for the rotational motion is reduced as much as possible. Therefore, the rotational friction noise is also reduced, and the occurrence of abnormal noise is prevented. (See paragraph [0008] of Patent Document 1).
[0005]
However, according to the shutter curtain, in the state shown in FIGS. 4C and 4D of Patent Document 1, the shutter curtain is swung in the slat thickness direction (vertical direction in the drawing) due to the influence of wind pressure or the like. Then, the surface contact portion between the outer curved surface and the inner curved surface may be rubbed in the slat thickness direction to generate a rubbing sound.
In the state shown in FIG. 4 (D) of Patent Document 1, the shutter curtain vibrates in the slat thickness direction due to the influence of wind pressure and the like, and vibrates in the opening / closing direction (left and right directions in the drawing) due to the opening / closing operation. In the case of receiving, the surface contact portion between the outer curved surface and the inner curved surface may be rubbed in the rotational direction, and a rubbing sound may be generated.
[0006]
[Patent Document 1]
JP 08-177339 A
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described conventional circumstances, and an object of the present invention is to reduce noise generated when one slat rotates with respect to the other slat. An object of the present invention is to provide an opening / closing body that can reduce noise during opening / closing operations, such as when the opening / closing body is wound up, unwound, or wound.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problem, in the first invention, an opening / closing body having at least a portion formed by connecting a plurality of slats in the opening / closing direction, wherein two slats adjacent to each other in the opening / closing direction are used in one of the slats. The engagement between the engaging portion disposed on the other slat side and the engaged portion disposed on the one slat side of the other slat causes the one slat to move with respect to the other slat. Wherein the engaging portion and the engaged portion are in contact with each other by one or both of substantially point contact and substantially line contact during the rotation. Then, a plurality of fulcrum portions serving as the fulcrum of the rotation are formed, and each of the fulcrum portions is bent so as to be sequentially shifted during the rotation.
[0009]
Further, in the second invention, an opening / closing body having at least a portion formed by connecting a plurality of slats in the opening / closing direction, wherein two slats adjacent in the opening / closing direction are provided on the other slat side of one slat. The one engaging slat is rotated with respect to the other slat by the engagement between the engaging part provided and the engaged part provided on the one slat side of the other slat. In the opening / closing body, the engaging portion and the engaged portion are supported by a fulcrum formed by abutment of a front edge portion of the engaging portion and a concave surface portion of the engaged portion during the rotation. Parts, and a plurality of fulcrum portions including a fulcrum portion formed by abutment of a leading edge portion of the engaged portion and a concave surface portion of the engagement portion are sequentially bent and formed. It is characterized by having.
[0010]
Here, the opening / closing body in the present invention may be any opening / closing body having a portion in which at least two or more slats are connected in the opening / closing direction. The opening / closing body thus configured includes an opening / closing body and the like in which a part of the opening / closing body is formed of slats and the other part is formed of a member such as a sheet, a panel, or a pipe.
The opening / closing device to which the opening / closing body is applied may be any device that changes the moving direction of the opening / closing body during opening / closing operations. For example, by winding the opening / closing body around a winding shaft, the moving direction of the opening / closing body is linearly changed. Opening and closing device for changing the opening direction from a normal direction to a curved direction along the outer periphery of the winding shaft, and moving the opening and closing body upward and then moving it horizontally or obliquely so as to be housed in the back of the ceiling or the like. What is necessary is just the switching device etc. which were made in this way.
[0011]
The opening / closing direction is a direction in which the opening / closing body opens and closes, and means a direction that is not the width direction or the thickness direction of the opening / closing body. The opening / closing direction includes a substantially vertical direction, a substantially horizontal direction, and an oblique direction. Including direction and the like. Further, the opening / closing direction is not limited to the direction in which the opening / closing body moves linearly, but the direction in which the opening / closing body moves so as to draw a curved locus while rotating between the slats. Including.
[0012]
Further, the slat may have the engaging portion or the engaged portion at least on one end side in the opening and closing direction. That is, for example, if one slat having only the engaging portion on one end side in the opening and closing direction and the other slat having only the engaged portion on the other end side are connected in series, only these two slats can be used. It is also possible to configure the opening / closing body. However, in a preferred embodiment of the slat, the engaging portion is provided at one end in the opening and closing direction and the engaged portion is provided at the other end so that the number of connected slats can be increased or decreased as necessary. .
In addition, the material of the slat is not particularly limited, and is appropriately selected depending on the use or purpose, such as a metal such as a zinc steel plate or an iron plate, an aluminum alloy, or stainless steel, or a plastic.
[0013]
Further, the fulcrum portion is a portion formed by bringing a part of the engaging portion into contact with a part of the engaged portion during the rotation, and one slat is connected to the other slat. It is a part which becomes a substantially center when it is rotated with respect to. The fulcrum portions are sequentially shifted according to the rotation angle during the rotation, and a plurality of the fulcrum portions are configured during the rotation.
Each of the engaging portion and the engaged portion is bent so as to form the plurality of fulcrums that are shifted during the rotation.
The direction of the rotation is a direction in the case of the rotation about the virtual axis in the opening / closing body width direction.
[0014]
Further, in the first invention, the “one or both of the substantially point contact and the substantially line contact” refers to bringing the engagement portion and the engaged portion into contact only by substantially point contact. And the case where the engaging portion and the engaged portion are brought into contact only by substantially line contact, and the case where the engaging portion and the engaged portion are brought into contact with both substantially point contact and approximately line contact. And all are included.
In a specific example in which only the substantially point contact is provided, a protrusion is provided on a front edge or a surface (front or rear surface) of the engagement portion, and the protrusion is substantially point contacted with a part of the engaged portion. The above-mentioned embodiment is mentioned.
In addition, as a specific example in which only the substantially line contact is performed, a mode in which the distal end edge of the engaging portion is brought into contact with a part of the engaged portion is exemplified.
Further, in a specific example in which both the substantially point contact and the substantially line contact are performed, a protrusion that makes a point contact with a part of the engaged portion at a leading edge of the engagement portion, A mode is provided in which both of the engaged portion and the protruding edge portion that substantially makes line contact are provided substantially simultaneously with the contact.
Note that the opening / closing body width direction is a direction substantially orthogonal to the opening / closing direction of the opening / closing body, and means a direction other than the thickness direction of the opening / closing body. Same meaning.
[0015]
Further, the tip edge portion in the second invention is a part of the engaging portion or the engaged portion, and means a leading edge portion in a direction orthogonal to the opening / closing body width direction.
Further, the concave surface portion means a surface having a concave cross-sectional shape perpendicular to the opening / closing body width direction, and the concave surface portion has a substantially concave curved cross-section and a substantially square cross-sectional shape. Including both aspects.
[0016]
In the second invention, the “plurality of fulcrum portions” may include a fulcrum portion formed by abutting a distal end edge of the engagement portion and a concave surface portion of the engaged portion, and It may be two fulcrum parts composed of a fulcrum part formed by abutment of the leading edge of the part and the concave surface part of the engaging part, or two or more fulcrum parts including other fulcrum parts. You may. The “other fulcrum” is, for example, a fulcrum formed by bringing a convex curved surface formed by bending the engagement portion into contact with the surface (front surface or back surface) of the engaged portion. Department etc. As a particularly preferred embodiment of the second invention, in order to simplify the slat shape and improve manufacturability, the above-mentioned "other fulcrum portions" are omitted and the two fulcrum portions are configured. And
[0017]
Further, in the third invention, when the opening / closing body is pulled in the opening / closing direction, the plurality of fulcrum portions abut against the tensile force between the one slat and the other slat. And a second fulcrum that is abutted against the pressing force of the outer slat when the opening / closing body is wound.
[0018]
Here, the first fulcrum portion is configured so that when the opening / closing body is pulled in the opening / closing direction, the engaging portion and the covering member are opposed to each other so as to oppose a pulling force between the one slat and the other slat. It is a fulcrum part formed by bringing the engagement part into contact.
More specifically, the first fulcrum portion is configured by providing a portion that abuts on the engagement portion and the engaged portion in a direction including a component of the direction of the pulling force. . In the case where the third invention is an invention having the configuration of the second invention, the abutting portions are the leading edge portion and the concave surface portion.
[0019]
Further, the second fulcrum portion, when the opening and closing body is wound, so as to oppose the pressing force of the outer slat, the engaging portion and the engaged portion in the inner slat. Is a fulcrum portion that is configured by abutting against the fulcrum.
More specifically, the second fulcrum portion includes a contact portion and a contact portion that contact the engagement portion and the engaged portion in a direction including a component of the direction of the pressing force. , Respectively. In the case where the third invention is an invention having the configuration of the second invention, one of the abutting portion and the abutted portion is the leading edge, and the other is the aforesaid edge. It is a concave surface.
[0020]
In addition, the first fulcrum and the second fulcrum are not limited to the order in which the fulcrum is transferred, but an opening / closing device that winds or unwinds the opening / closing body around a winding shaft is configured. In the case of the winding, the first fulcrum moves from the first fulcrum to the second fulcrum, and the second fulcrum moves from the second fulcrum to the first fulcrum during the rewinding. Is preferred.
[0021]
Further, in the fourth invention, the second fulcrum portion is a fulcrum portion which is brought into contact with the pressing force of the outer slat when the opening / closing body is wound, and It is a fulcrum that is abutted against a tensile force between one slat and the other slat.
More specifically, the second fulcrum portion abuts on the engaging portion and the engaged portion in a direction including a component in the direction of the pressing force, and causes the component in the direction of the tensile force to be in contact with the engaging portion and the engaged portion. It is configured by providing respective portions that are in contact with each other even in the direction including. In the case where the fourth invention is an invention having the configuration of the second invention, the abutting portions are the leading edge portion and the concave surface portion.
[0022]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
An example of the opening / closing body according to the present embodiment is provided in an opening portion of a building / structure such as a house, a building, a warehouse, and a factory, and is disposed inside the building / structure, and opens and closes the opening portion. The opening / closing body 1 used in a so-called shutter device that partitions or opens a space inside a structure will be described.
[0023]
The opening / closing body 1 has a plurality of slats 10a, 10b, 10a ', 10b' connected in the opening / closing direction (vertical direction in FIG. 1), and is opened / closed by a guide rail (not shown) surrounding both ends in the width direction. , And are opened and closed by being wound up or unwound by the winding shaft 20 (see FIG. 3).
When the opening / closing body 1 is wound or unwound with respect to the winding shaft 20, one of the two slats 10a, 10b (or 10a ', 10b') adjacent in the opening / closing direction is used. The slat 10a (or 10a ') on the upper side (in FIG. 1) is rotated so as to be bent with respect to the slat 10b (10b') on the other side (lower side in FIG. 1).
[0024]
The slats 10a, the slats 10b, the slats 10a ', and the slats 10b' are all of the same configuration, but in the present embodiment, when the opening and closing body 1 is wound, And a slat on the upper side is denoted by reference numeral 10a, and a slat on the inner side and lower side is denoted by reference numeral 10b. The slats on the outer side and the upper side are denoted by reference numeral 10a ', and the slats on the outer side and the lower side are denoted by reference numeral 10b' (see FIG. 3).
[0025]
Each of the slats 10, 10b, 10a ', and 10b' is formed by bending a substantially rectangular metal plate that is long in the width direction of the opening / closing body. The engaging portion 12 is bent at one end (upper end in the illustrated example) in the opening and closing direction, and is bent at the other end (lower end according to the illustrated example) of the main body 11 in the opening and closing direction. And an engaged portion 13 (see FIG. 1).
[0026]
According to an example of the present embodiment, the main body 11 is formed in a substantially flat longitudinal section, but is formed in a curved shape such as a substantially crescent shape in a longitudinal section, or a rib protruding in the width direction of the opening / closing body. May be provided to suppress bending in the width direction of the opening / closing body.
[0027]
The engaging portion 12 includes a first curved portion 12a formed by processing the slats 10, 10b, 10a ', and 10b' in a bending direction toward the back side (the back side in FIG. 1), and the first curved portion 12a. A second bent portion 12b formed by processing in a bending direction opposite to the above, a third bent portion 12c formed by processing in a bending direction opposite to the second bent portion 12b, and a reverse of the third bent portion 12c. And a fifth curved portion 12e formed by processing in a bending direction opposite to that of the fourth curved portion 12d. And a front edge 12f extending in the width direction of the opening and closing body.
[0028]
The engaged portion 13 has a first bent portion 13a formed by processing the slats 10, 10b, 10a ', and 10b' in the bending direction toward the back surface, and a bending direction opposite to the first bent portion 13a. The second bent portion 13b formed by the above process, the third bent portion 13c formed by the same bending direction as the second bent portion 13b, and the second bent portion 13c formed by the same bending direction as the third bent portion 13c It has a shape in which the formed fourth curved portion 13d is connected, and has a leading edge 13e extending in the width direction of the opening / closing body at the tip end thereof.
[0029]
When the engaging portion 12 and the engaged portion 13 rotate one slat 10a (or 10a ') with respect to the other slats 10b and (10b'), A first fulcrum portion P1 and a second fulcrum portion P2 that are in contact with each other by substantially line contact are formed, and the first fulcrum portion P1 and the second fulcrum portion P2 are sequentially shifted (see FIG. 2).
[0030]
The first fulcrum P1 opposes the tensile force between one slat 10a (or 10a ') and the other slat 10b (or 10b') when the opening and closing body 1 is pulled in the opening and closing direction. The fulcrum portion is formed by bringing the front edge 12 f of the engaging portion 12 into contact with the concave surface portion of the inner surface of the fourth curved portion 13 d of the engaged portion 13.
[0031]
According to the example shown in FIG. 1, the tensile force at the first fulcrum P1 is a force acting between the upper slat 10a and the lower slat 10b. In a state where the surface at 10b is substantially flat (the state shown in FIG. 2A), the upper slat 10a and the lower slat 10b are forces pulling substantially vertically.
Further, the tensile force at the first fulcrum P1 is such that the upper slat 10a slightly rotates with respect to the lower slat 10b (the state shown in FIGS. 2B and 2C). The pulling force is a force that pulls the slat 10a in the direction in which the slat 10a is wound around the take-up shaft 20 (diagonally upward to the left) and a force that pulls the lower slat 10b downward by its own weight.
In addition, when the lower slat 10b shown in the drawing is drawn by a guide rail (not shown) provided on the lower right side (not shown), the tensile force at the first fulcrum P1 is increased by the upper slat. A pulling force due to a pulling force in the direction in which 10a is wound around the winding shaft 20 (a diagonally upper left direction) and a pulling force in a lower right direction by the lower slat 10b being drawn toward the guide rail. Sometimes it becomes.
[0032]
Therefore, when forming the first fulcrum portion P1, the tip edge portion 12f of the engaging portion 12 and the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13 are components of the direction of the tensile force in the plurality of types of states. Are formed so as to abut each other in a direction including
[0033]
Specifically, the front edge 12f of the engaging portion 12 is formed so as to protrude obliquely downward right as shown in the drawing at the first fulcrum portion P1.
The inner surface of the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13 is formed to have a substantially concave curved longitudinal section so as to intersect with the protruding direction of the front edge 12f at the first fulcrum P1.
[0034]
Further, the second fulcrum portion P2 opposes the pressing force of the outer slats 10a 'and 10b' when the opening and closing body 1 is wound on the outer peripheral surface of the winding shaft 20, and the one slat. The leading edge 13e of the engaged portion 13 is connected to the third curved portion of the engaging portion 12 so as to oppose the tensile force between the other slat 10b (or 10b ') and the other slat 10b (or 10b'). It is a fulcrum configured by contacting the concave surface of the inner surface of 12c.
[0035]
According to the example shown in FIG. 3, the pressing force at the second fulcrum P2 is such that the engaged portion 13 of the upper slat 10a ′ on the outer side faces obliquely downward to the left and the lower side on the inner side. Is the force that pushes the slat 10b.
[0036]
The tensile force at the second fulcrum portion P2 is such that the upper slat 10a (or 10a ') is slightly rotated with respect to the lower slat 10b (or 10b') (the state shown in FIG. 2D). ), The upper slat 10a (or 10a ') is pulled in the direction (upward to the left) wound around the winding shaft 20, and the lower slat 10b (or 10b') is pulled downward by its own weight. This is a force that is pulled by a force or a guide rail (not shown) and pulled obliquely downward to the right.
[0037]
Therefore, when the second fulcrum portion P2 is formed, the distal end edge portion 13e of the engaged portion 13 and the third curved portion 12c of the engagement portion 12 abut in a direction including the component of the pressing force direction. Each is formed so as to abut each other in a direction including the component of the direction of the tensile force.
[0038]
Specifically, the distal end edge portion 13e of the engaged portion 13 is formed so as to protrude obliquely upward to the right in the drawing at the second fulcrum portion P2.
The inner surface of the third curved portion 12c of the engaging portion 12 is formed to have a substantially concave curved longitudinal section so as to intersect the projecting direction of the front edge 13e at the second fulcrum P2.
[0039]
The second curved portion 12b of the engaging portion 12 and the first curved portion 13a of the engaged portion 13 have substantially flat surfaces at the adjacent slats 10a (or 10a ') and 10b (or 10b'). In the state shown in FIG. 2A, the slats are bent so as to be close to or in contact with each other, so that almost no gap is formed between these adjacent slats.
According to the illustrated example, the surface side of the second curved portion 12b is formed in a substantially concave shape, and the first curved portion 13a has a substantially convex curved surface whose surface follows the surface of the second curved portion 12b. Is formed.
[0040]
Further, the fifth bent portion 12e of the engaging portion 12 has a substantially flat surface (the state shown in FIG. 2A) in the adjacent slats 10a (or 10a ') and 10b (or 10b'). The engaging portion 13 is bent and formed near or in contact with the third bent portion 13c.
The fifth bent portion 12e contacts the vicinity of the third bent portion 13c of the engaged portion 13 when the opening / closing body 1 receives wind pressure from the front side (the right side in the drawing) in the substantially flat state. Thus, the movement of the slat in the inner surface direction due to the wind pressure is restricted.
When the opening / closing body 1 receives wind pressure from the back side (the left side in the drawing) in the substantially flat state (the state shown in FIG. 2A), the second curved portion 12b of the engagement portion 12 Since the surface is in contact with the surface of the first curved portion 13a of the engaged portion 13, the movement of the slat in the outer surface direction due to the wind pressure is restricted.
Therefore, with the above configuration, the slats 10a (or 10a ') and 10b (or 10b') constituting the opening / closing body 1 are reduced in flutter and vibration due to wind pressure and the like, and as a result, noise is also reduced. .
[0041]
Next, the operation and effect of the opening / closing body 1 having the above configuration will be described in detail based on the illustrated example.
First, when the surfaces of the upper and lower slats 10a and 10b are substantially flat, the tip edge 12f of the engaging portion 12 of the lower slat 10b is the fourth curved portion of the engaged portion 13 of the upper slat 10a. The first fulcrum portion P1 is formed by abutting on the inner surface of 13d (see FIG. 2A).
[0042]
Then, in a state where the upper slat 10a is slightly rotated so as to bend with respect to the lower slat 10b (see FIG. 2B), the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13 has a vertical cross-section. Due to the curved shape, the abutting state between the tip edge 12f of the engaging portion 12 and the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13 is maintained during the rotation. That is, the first fulcrum portion P1 is maintained.
[0043]
When the rotation angle of the upper slat 10a due to the rotation reaches a predetermined angle, the leading edge 13e of the engaged portion 13 contacts the inner surface of the third curved portion 12c of the engaging portion 12, and the second fulcrum portion P2 (See FIG. 2C).
The predetermined angle is appropriately set according to the outer diameter of the winding shaft 20 so as to form the second fulcrum P2 at least before the outer slats 10a 'and 10b' are wound. Is done.
[0044]
When the rotation is further continued, the tip edge 12f of the engaging portion 12 is separated from the inner surface of the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13, and the lower slat 10b is moved relative to the upper slat 10a. As a result, the state is supported only by the second fulcrum portion P2 (see FIG. 2D).
[0045]
Further, when the engaged portion 13 of the outer slat 10a 'presses the inner slat 10b in the process of the opening and closing body 1 being wound around the outer periphery of the winding shaft 20, the pressing force is: It is received by the second fulcrum P2 between the upper slat 10a and the lower slat 10b on the inner side.
In other words, the tip edge 13e of the engaged portion 13 in the upper slat 10a and the inner surface of the third curved portion 12c of the engaging portion 12 in the lower slat 10b are opposed to the pressing force. Abut each other.
Also, at this time, since the inner surface of the third curved portion 12c of the engaging portion 12 is formed in a concave cross section in a vertical cross section, the contact state at the second fulcrum portion P2 is different from that of the upper slat 10a on the inner side. It also opposes the pulling force between the lower slat 10b.
[0046]
Therefore, at the second fulcrum P2, a pressing force acts between the inner slat 10a (10b) and the outer slat 10a '(10b'), and the upper slat 10a (10a '). ) And the lower slat 10b (10b ') exert a pulling force, but the upper slat 10a (10a') and the lower slat 10b (10b ') are displaced or slipped. It is unlikely to generate noise.
[0047]
The first fulcrum portion P1 in the illustrated example has, in detail, the front edge 12f of the engaging portion 12 has two corners, and one or both of the two corners are the engaged portion. It is configured by abutting on the inner surface of the 13th fourth curved portion 13d.
Further, similarly to the first fulcrum P1, the second fulcrum P2 of the illustrated example has two corners at the distal end edge 13e of the engaged portion 13 in detail. One or both corners are in contact with the inner surface of the third curved portion 12c of the engaging portion 12.
Each of the front edge 12f and the front edge 13e may be formed in a substantially semicircular vertical section without corners, or may be formed by rounding or chamfering the corners. .
[0048]
Also, the shape of the slat 10a (or 10b, 10a ', 10b') is not limited to the above embodiment.
For example, as shown in FIG. 4, between the fourth curved portion 13d of the engaged portion 13 and the tip edge 13e of the slat 10a (or 10b, 10a ', 10b'), a fourth curved portion 13d is formed. The fifth bending portion 13f is formed by processing in the opposite bending direction, and R chamfering is performed on the corners of the front edge 13e and the front edge 12f.
In this embodiment, the direction of the leading edge 12f in the second fulcrum P2 is substantially horizontal, so that the direction of the pressing force at the time of winding due to the configuration of the opening and closing device is substantially horizontal. However, the front edge 12f and the third bent portion 12c effectively abut against each other to oppose the pressing force.
[0049]
According to the above-described embodiment, the first fulcrum portion P1 and the second fulcrum portion P2 are fulcrum portions in which the engaging portion 12 and the engaged portion 13 abut by substantially line contact. 5, the first fulcrum P1 can be substantially point-contacted by the protruding edge 12f1 and substantially pointed by the protruding portion 12f2, as in the slat 40 shown in FIG. It is possible to use a fulcrum that comes into contact with both contacts, and the second fulcrum P2 can have the same configuration.
[0050]
Further, in the above embodiment, the fulcrum for rotating the upper slat 10a with respect to the lower slat 10b is the first fulcrum P1 and the second fulcrum P2. One or more other fulcrum portions (not shown) may be configured between the fulcrum portion P1 and the second fulcrum portion P2 or between the first fulcrum portion P1 and the second fulcrum portion P2. Good. The other fulcrum portion can be formed by bending the engaging portion 12 and the engaged portion 13 such that a part thereof abuts each other.
[0051]
In general, the line contact is a contact between a convex curved surface and a flat surface, a concave curved surface and a contact with a concave curved surface having a larger curvature than the concave curved surface, and a contact between a vertical curved corner portion and a flat or curved surface. Meaning of contact or the like, the approximate line contact in the present invention includes, in addition to the above, contact between a tip edge portion of a general slat and a curved surface or a flat surface.
That is, when the tip edge is formed into a curved surface as in the slat shown in FIG. 4 and the curvature of the curved surface is exactly the same as the curvature of the concave curved surface to be contacted, the difference between the tip edge and the concave curved surface is obtained. Strictly speaking, the contact is surface contact, but since the thickness of a general slat is as small as about several millimeters, in the present invention, such contact between the leading edge and the concave curved surface is also regarded as substantially line contact. .
[0052]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following functions and effects.
According to the first invention, when one slat rotates with respect to the other slat, a fulcrum constituted by one or both of substantially point contact and substantially line contact is used as a fulcrum. Rubbing noise is less likely to occur, and rubbing noise due to surface contact is particularly small.
In addition, since the fulcrum when the engaging portion rotates with respect to the engaged portion is divided into a plurality of fulcrums that are sequentially shifted during the rotation, the fulcrum is engaged with the engaging portion. The frictional resistance with the part is small, and the rubbing noise is also small.
Therefore, noise generated when one slat rotates with respect to the other slat can be reduced, and thus, when the opening / closing body is wound up, unwound, or wound up, Noise during the opening and closing operation can be reduced.
[0053]
Further, according to the second invention, when one slat rotates with respect to the other slat, a fulcrum is generated because the fulcrum constituted by the contact between the leading edge and the concave surface is used as a fulcrum. Difficult, especially rubbing noise due to surface contact.
In addition, since the fulcrum when the engaging portion rotates with respect to the engaged portion is divided into a plurality of fulcrums that are sequentially shifted during the rotation, the fulcrum is engaged with the engaging portion. The frictional resistance with the part is small, and the rubbing noise is also small.
Therefore, noise generated when one slat rotates with respect to the other slat can be reduced, and thus, when the opening / closing body is wound up, unwound, or wound up. Noise can be reduced.
Further, since the fulcrum is configured so as to partially cover the front edge with the concave surface, the front edge shifts or slips in the direction substantially orthogonal to the opening / closing body width direction with respect to the concave surface. Can be prevented. Therefore, it is possible to reduce noise generated by fluttering in the thickness direction when the opening / closing body is opened / closed or subjected to wind pressure.
[0054]
Furthermore, according to the third invention, when the opening / closing body is pulled in the opening / closing direction, the engaging portion and the engaged portion abut against the pulling force to form the first fulcrum portion, Displacement or slippage between the engaging portion and the engaged portion is unlikely to occur, and the connection state between two slats adjacent in the opening and closing direction is favorably maintained.
Further, when the opening / closing body is wound, the contact portion between the engaging portion and the engaged portion shifts from the first fulcrum to the second fulcrum. Then, at the second fulcrum portion, the engaging portion and the engaged portion abut against each other so as to oppose the pressing force of the outer slat.
Therefore, the connection state between the two slats adjacent in the opening / closing direction can be favorably maintained against the tensile force between them, and when the opening / closing body is wound up, the inner slats may be pulled out. It can be prevented from being displaced by being pushed by the slat on the one side and collapsing, and the rubbing sound and the contact sound generated at that time can be reduced.
[0055]
Furthermore, according to the fourth aspect, even if a tensile force acts between two slats adjacent in the opening and closing direction when the opening and closing body is wound, even if the tensile force acts between the two slats in the opening and closing direction, the engaging portion is covered with the engaging force. Since the engaging portion abuts to form the second fulcrum portion, it is difficult for the engaging portion and the engaged portion to shift or slip, and to maintain a good connection between the two adjacent slats. Can be.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a main part showing an example of an opening / closing body according to the present invention.
FIGS. 2A to 2D are operation explanatory diagrams showing a state in which one connected slat is rotated with respect to the other slat.
FIG. 3 is an operation explanatory view showing a state where an opening / closing body is wound.
4 (a) to 4 (d) show another example of the opening / closing body according to the present invention, in which one connected slat is rotated with respect to the other slat. FIG.
FIG. 5 is a perspective view of a main part showing another example of the opening / closing body according to the present invention.
FIG. 6 is an operation explanatory view showing an example of a conventional opening / closing body.
FIG. 7 is an operation explanatory view showing another example of a conventional opening / closing body.
[Explanation of symbols]
1: Opening and closing body
10a, 10b, 10a ', 10b': slat
12: engagement part
12c: Third curved part (concave surface part)
12f: Tip edge (projection)
13: Part to be engaged
13d: 4th curved part (concave surface part)
13e: Tip edge (projection)
P1: First fulcrum
P2: Second fulcrum

Claims

An opening / closing body having at least a portion connecting a plurality of slats in the opening / closing direction, wherein two slats adjacent to each other in the opening / closing direction are provided with an engaging portion arranged on one slat on the other slat side. An opening / closing body configured to rotate the one slat with respect to the other slat by engagement with an engaged portion provided on the one slat side of the other slat;
The engaging portion and the engaged portion come into contact with each other by one or both of substantially point contact and substantially line contact during the rotation, so that a fulcrum portion serving as the fulcrum of the rotation And a plurality of bent portions so as to sequentially shift the plurality of fulcrum portions during the rotation.

An opening / closing body having at least a portion connecting a plurality of slats in the opening / closing direction, wherein two slats adjacent to each other in the opening / closing direction are provided with an engaging portion arranged on one slat on the other slat side. An opening / closing body configured to rotate the one slat with respect to the other slat by engagement with an engaged portion provided on the one slat side of the other slat;
The engaging portion and the engaged portion may include a fulcrum portion formed by abutment of a leading edge portion of the engaging portion and a concave surface portion of the engaged portion during the rotation, and A plurality of fulcrum portions including a fulcrum portion formed by abutment of the leading edge portion of the joining portion and the concave surface portion of the engagement portion are sequentially bent so as to sequentially transition. Opening and closing body.

The plurality of fulcrum portions, when the opening and closing body is pulled in the opening and closing direction, a first fulcrum portion abutted against the tensile force between the one slat and the other slat, The opening / closing body according to claim 1 or 2, further comprising a second fulcrum portion that is abutted against the pressing force of the outer slat when the opening / closing body is wound.

The second fulcrum is a fulcrum that is brought into contact with a pressing force of an outer slat when the opening / closing body is wound, and the one slat and the other slat are provided. The opening / closing body according to claim 3, characterized in that the opening / closing body is a fulcrum contacted against the tensile force between the opening and closing.