JP2004255539A

JP2004255539A - Ratchet wrench

Info

Publication number: JP2004255539A
Application number: JP2003051114A
Authority: JP
Inventors: Munenori Shimada; 宗紀島田
Original assignee: SUPER TOOL CO Ltd
Current assignee: SUPER TOOL CO Ltd
Priority date: 2003-02-27
Filing date: 2003-02-27
Publication date: 2004-09-16

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a ratchet wrench which stably and smoothly drives nuts on a piping with a simple operation. <P>SOLUTION: In this ratchet wrench, any one of pawl members 22, 24 is always mounted in mesh with a ratchet outer tooth 20. This ratchet wrench is constituted in such a manner that even a cylindrical notch socket 18 partially notched can be surely rotated in a predetermined direction for rotating a nut 14. Also, if both of the pawl members 22, 24 are brought into contact with the rachet outer tooth 20, the pawl members 22, 24 are arranged in such a manner that the other pawl member 22, 24 is brought into contact with a peak part of the ratchet outer teeth 20, when any one of the pawl members 22, 24 is fitted to a valley part between the ratchet outer teeth 20. This halves a minimum operation angle corresponding to a number of teeth of the ratchet outer teeth 20. The socket 18 is precisely and smoothly rotated with a small rotation angle, so as to rotate these nuts 14. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプなどの配管上のナット類を締め付けたり緩めたりするためのラチェットレンチに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、継ぎ手ナットのように、パイプなどの配管上に取り付けられたナット類を締め付けたり緩めたりする際には、先割れしたスパナが用いられている。そして、この先割れしたスパナで配管上のナット類を締め付けたり緩めたりするには、ナット類にスパナを掛け、スパナのハンドルを持って回動し、ナットを回した後、一旦ナットからスパナを取り外して掛けかえる動作を繰り返さなければならなかった。このため、作業効率を向上させることができないという問題があった。
【０００３】
この問題を解決し得る技術として、次に述べる先割れ形式のラチェットレンチや分割式のラチェットレンチが提案されている。例えばレンチ本体先端部および当該先端部に回動自在に取り付けられたソケットに、配管を出入させるための開口部を形成するとともに、ソケット外周面に互いに逆方向の２段の逆止歯形と１段のギヤ歯形とで構成されたラチェット歯を設け、各歯形の所定位置に爪や歯車などの爪部材が取り付けられた先割れ式（オープンエンド形）のラチェットレンチが開示されている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
また、ソケットとソケットを回動可能に支持する環状支持部とをソケットの直径線上で２つに分割する分割式のラチェットレンチが開示されている（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
ラチェット機構を用いるこれらの技術では、配管上に取りつけられたナット類を駆動させる際にスパナを掛けかえる必要はなくなる。しかしながら、ラチェット歯と爪部材とを嵌合してラチェット機構を作動させるためには、少なくともラチェット歯の歯数で３６０度を割った角度（以下、「最小動作角」）という。）だけレンチ本体を回動させる必要がある。このため、レンチ本体の回動角を大きく取れない場所に取り付けられたナットなどには、これらのレンチは使いづらいという問題があった。
【０００６】
なお、この問題を解決するためには、ラチェット歯を小さくして歯数を増やすことも考えられるが、ラチェット歯を小さくすることによって機械的強度が低下し、レンチの耐久性が劣るようになるという問題があった。
【０００７】
また、特に後者の技術では、レンチとナットとを係合させる際に、ソケットと環状支持部とを分離させてソケットにナットを嵌め入れ、分離させた部分を再び連結し直さなければならず、ナットの駆動方向を切り換える際には、ソケットと環状支持部とを再び分離させてレンチ本体をナットから外し、このレンチ本体を反転させてソケットにナットを嵌め入れ、分離させたソケットと環状支持部とを連結しなけらばならず、ナットにレンチを取り付けてナットを駆動させるまでの操作に手間がかかるという問題があった。
【０００８】
【特許文献１】
特開平６−２２６６５０号公報（第２−４頁、第１図）
【特許文献２】
特開２０００−２６３４５６号公報（第２−３頁、第１図）
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明の主たる課題は、配管上のナット類を簡単に、かつ、小さな最小動作角にてスムーズに回すことができるラチェットレンチを提供することである。また、この発明の他の課題は、配管上のナット類を簡単な操作で任意の一方向に回すことができるラチェットレンチを提供することである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に記載した発明は、「本体側開口部（３０）を有する切欠き円孔（３２）が先端に形成されたレンチ本体（１６）と、一部が切欠されてソケット側開口部（３６）が形成され、切欠き円孔（３２）の内周面に沿って回動自在に取り付けられた切欠き円筒状のソケット（１８）と、ソケット（１８）の外周面にてその周方向全体に一定の間隔を置いて形成された複数のラチェット外歯（２０）と、切欠き円孔（３２）の内周面に突出・没入自在に且つ互いに離間して取り付けられ、いずれか一方がラチェット外歯（２０）の間の谷部に嵌合した際に他がラチェット外歯（２０）の山部に当接し或いはソケット側開口部（３６）内に位置する一対の爪部材（２２）（２４）を具備し、ラチェット外歯（２０）の間の谷部に嵌合したいずれか一方の爪部材に噛合するラチェット外歯（２０）の噛合面（２０ａ）が切欠き円孔（３２）の径方向に形成され、且つ、この噛合面（２０ａ）に隣接し、ソケット（１８）が切欠き円孔（３２）内を回転するときに噛合面（２０ａ）に係合していた爪部材（２２）（２４）を摺接させつつ切欠き円孔（３２）の内周面に没入させる摺接面（２０ｂ）が噛合面（２０ａ）に対して鋭角にて形成されており、ソケット側開口部（３６）のソケット（１８）の外周面における円弧長さ（Ａ１）より爪部材（２２）（２４）間の当該面における円弧長さ（Ａ２）の方が大きくなるように爪部材（２２）（２４）が取り付けられていることを特徴とする」ラチェットレンチ（１０）である。
【００１１】
本発明では、爪部材（２２）（２４）のいずれか一方が、常にラチェット外歯（２０）と噛合するように取り付けられているので、一部が切欠された切欠き円筒状のソケット（１８）であっても、レンチ本体（１６）の正逆回動操作に伴うソケット回転力をラチェット外歯（２０）を介して常にソケット（１８）へ伝えることができ、所定の一方向へ確実にソケット（１８）を回転させてナット（１４）を続けて間欠的に回すことができる。
【００１２】
また、爪部材（２２）（２４）の両方がラチェット外歯（２０）と接触する場合には、いずれか一方の爪部材（２２）（２４）がラチェット外歯（２０）の間の谷部に嵌合した際に他の爪部材（２２）（２４）がラチェット外歯（２０）の山部に当接するように爪部材（２２）（２４）を配置している。このため、ラチェット外歯（２０）を小さくして歯数を増やすことなく、つまり、ラチェット外歯（２０）の機械的強度を低下させることなく、ラチェット外歯（２０）の歯数に対応した最小動作角を半減させることができ、レンチ本体（１６）の回動角を大きく取れない場所に取り付けられたナット（１４）であっても、小さな回動角にてソケット（１８）を確実かつスムーズに回転させて、これらナット（１４）を回すことができる。
【００１３】
請求項２に記載した発明は、「本体側開口部（３０）を有する切欠き円孔（３２）が先端に形成されたレンチ本体（１６）と、一部が切欠されてソケット側開口部（３６）が形成され、切欠き円孔（３２）の内周面に沿って回動自在に取り付けられた切欠き円筒状のソケット（１８）と、ソケット（１８）の外周面にてその周方向全体に一定の間隔を置いて形成された複数のラチェット外歯（２０）と、レンチ本体（１６）内に自転可能に且つ互いに離間して取り付けられ、ラチェット外歯（２０）と噛合する一対の作動歯車（４５）（４６）と、レンチ本体（１６）内に自転可能に取り付けられ、作動歯車（４５）（４６）の両方と噛合する中間歯車（４８）と、レンチ本体（１６）内に揺動可能に取り付けられ、一方或いは他方に揺動したときに中間歯車（４８）に噛合する爪部（５４）（５６）を有し、中間歯車（４８）の正転・逆転をそれぞれ規制すると共にその逆方向への回転を許容する切替カム（５０）とを具備し、ソケット側開口部（３６）のソケット（１８）の外周面における円弧長さ（Ａ３）よりラチェット外歯（２０）と両作動歯車（４５）（４６）との噛合点間の当該面における円弧長さ（Ａ４）の方が大きくなるように作動歯車（４５）（４６）が取り付けられていることを特徴とする」ラチェットレンチ（１０Ａ）である。
【００１４】
本発明では、作動歯車（４５）（４６）のいずれか一方が、常にラチェット外歯（２０）と噛合するように取り付けられているので、一部が切欠された切欠き円筒状のソケット（１８）であっても、レンチ本体（１６）の正逆回動操作に伴うソケット回転力をラチェット外歯（２０）を介して常にソケット（１８）へ伝えることができ、所定の一方向へ確実にソケット（１８）を回転させてナットを回すことができる。
【００１５】
また、切替カム（５０）を揺動して中間歯車（４８）と噛合する爪部（５４）（５６）を切り替えると、中間歯車（４８）の回転方向を正転もしくは逆転のいずれかに切り替えることができる。これにより、レンチ（１０Ａ）とナットとの係合を解くことなく、作動歯車（４５）（４６）を介して中間歯車（４８）に連係しているソケット（１８）の回転方向を切り替えることができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施例を図を参照しつつ説明する。この発明の第１実施例（図１〜５）のラチェットレンチ（１０）は、特に配管（１２）上に取り付けられたナット（１４）を締め付けたり緩めたりするものであり、レンチ本体（１６）、ラチェット外歯（２０）が外周面に形成されたソケット（１８）、爪部材（２２）（２４）、ソケット抜止め部（２６）および止め輪（４４）等で構成されている。
【００１７】
レンチ本体（１６）は、棒状のハンドル（２８）を有し、ハンドル（２８）の先端部には、本体側開口部（３０）を有する切欠き円孔（３２）が形成されている。
【００１８】
切欠き円孔（３２）は、後述のソケット（１８）が収容される部分であり、底部（図２における下端側）が段状に縮径してソケット係止部（３２ａ）が形成されるとともに、反対側の出入口（３２ｅ）側（図２における上端側）の内周面の全周に亘って周方向溝（３２ｂ）が形成されている。また、この周方向溝（３２ｂ）の本体側開口部（３０）の側両端部には、周方向溝（３２ｂ）を構成する開口壁（３２ｄ）の一部が切り取られた切欠き部（３２ｃ）が形成されている。そして、切欠き円孔（３２）の基部側内周面には、レンチ本体（１６）の軸方向に対して略対称の位置にて互いに離間し、径方向にてレンチ本体（１６）の外側面に向けて貫通した貫通孔（３４）が穿設されている。
【００１９】
ソケット（１８）は、切欠き円孔（３２）に収容されてナット（１４）などに直接係合してこれを回転させるためのものであり、本体側開口部（３０）と同じ幅（ここでは、Ａ１＝Ａ２、勿論、近似していればＡ１≠Ａ２であってもよい。）のソケット側開口部（３６）を有する切欠き円筒状部材である。
【００２０】
このソケット（１８）の内面には、ナット（１４）を係合する多角形のソケット係合凹凸部（１８ａ）が形成されており、また、ソケット（１８）を切欠き円孔（３２）に収容した際に切欠き円孔（３２）の内周面と対面するソケット（１８）の外周面に沿って外周面を一方の側壁とする外周溝（１８ｂ）がラチェット外歯（２０）が形成されている突畝部（２０Ａ）の基部上面にて周方向全体に凹設されている。そして、この突畝部（２０Ａ）の外周面にラチェット外歯（２０）が形成されている。
【００２１】
ラチェット外歯（２０）は、ソケット（１８）の突畝部（２０Ａ）の外周面にてその周方向全体に一定の間隔を置いて複数形成された鋸歯状の凸部であり、噛合面（２０ａ）と摺接面（２０ｂ）とを有する。
【００２２】
噛合面（２０ａ）は、切欠き円孔（３０）の径方向に形成された面であり、ラチェット外歯（２０）の間の谷部に嵌合した爪部材（２２）（２４）と係合して、レンチ本体（１６）の正逆回動操作に伴うソケット回転力をソケット（１８）に伝えるものである。
【００２３】
摺接面（２０ｂ）は、噛合面（２０ａ）に隣接するとともに、この噛合面（２０ａ）に対して鋭角となるように形成された面であり、ソケット（１８）が切欠き円孔（３０）内を回転するときに、噛合面（２０ａ）に係合していた爪部材（２２）（２４）を摺接させつつ切欠き円孔（３２）の内周面に没入させるものである。
【００２４】
爪部材（２２）（２４）は、レンチ本体（１６）の正逆回動操作に伴ってラチェット外歯（２０）に係脱することによって、ソケット（１８）を一方向にのみ回転させるものであり、互いに離間した貫通孔（３４）内に突出・没入自在に取り付けられている。具体的には、図３に示すように、貫通孔（３４）のレンチ本体（１６）外側面側の底部に貫通孔（３４）を塞ぐようにピン（３８）が打ち込まれるとともに、コイルばね（４０）が装着され、このコイルばね（４０）を圧縮するようにして、貫通孔（３４）に爪部材（２２）（２４）が挿入されている。このため、爪部材（２２）（２４）は、ソケット（１８）に向けて常に付勢されている。
【００２５】
また、これらの爪部材（２２）（２４）は、ソケット側開口部（３６）のソケット（１８）の外周面における円弧長さ（Ａ１）より爪部材（２２）（２４）間の当該面における円弧長さ（Ａ２）の方が大きくなるように取り付けられるとともに、爪部材（２２）（２４）のいずれか一方がラチェット外歯（２０）の間の谷部に嵌合した際に、他がラチェット外歯（２０）の山部に当接し或いはソケット側開口部（３６）内に位置するように配設されている（図３参照）。
【００２６】
更に、爪部材（２２）（２４）の先端部分（２２ａ）（２４ａ）は段状に切落されており、この部分が後述するソケット抜止め部（２６）との係合段部（２２ｂ）（２４ｂ）である。
【００２７】
ソケット抜止め部（２６）は、切欠き円孔（３２）内に収容されたソケット（１８）が抜け落ちるのを防止するとともに、ソケット（１８）に向けて常に付勢されている爪部材（２２）（２４）が貫通孔（３４）から脱出しないようにするためのものであり、本体側開口部（３０）と同じ幅の抜止め部側開口部（４２）を有し、切欠き円孔（３２）の出入口（３２ｅ）側の内径とほぼ同じ外径を持った切欠き円形状部材で構成されており、その外周面の一部が切欠き円孔（３２）の内周面にて貫通孔（３４）の一部にオーバーラップしており、貫通孔（３４）の非オーバーラップ部分から爪部材（２２）（２４）の先端部分（２２ａ）（２４ａ）が突出・没入してラチェット外歯（２０）と係脱し、係合段部（２２ｂ）（２４ｂ）がソケット抜止め部（２６）のオーバーラップしている外周面に係合して貫通孔（３４）から爪部材（２２）（２４）が抜け落ちないようにしている。
【００２８】
図２において、ソケット抜止め部（２６）の下縁外周は全周に亘って切落され、前述の外周溝（１８ｂ）に嵌め込まれる薄肉の突条（２６ａ）が形成されており、上部外周面には外周面の全周に亘って周方向溝（２６ｂ）が形成されるとともに、この周方向溝（２６ｂ）の抜止め部側切欠開口部（４２）の両端部には、周方向溝（２６ｂ）を構成する出入口側壁（２６ｄ）の一部が切り取られた切欠き部（２６ｃ）が形成されている。
【００２９】
止め輪（４４）は周方向溝（３２ｂ）より直径がやや大きい弾性Ｃリングで、両端に略Ｌ字状に曲折された曲折片（４４ａ）が形成されており、周方向溝（３２ｂ）に嵌め込まれたとき、周方向溝（３２ｂ）に臨む位置に来る周方向溝（２６ｂ）にも同時に嵌まり込むようになる。
【００３０】
次に、組み立て手順を説明する。ソケット（１８）を切欠き円孔（３２）内に挿入すると突畝部（２０Ａ）がソケット係止部（３２ａ）に係合し、切欠き円孔（３２）内をソケット（１８）が回動するようになる。次に、その弾性力に抗して止め輪（４４）を縮径させ、止め輪（４４）の外周面が外にはみ出さないようにしてソケット抜止め部（２６）の周方向溝（２６ｂ）に嵌め込み、その状態を維持しつつソケット抜止め部（２６）を切欠き円孔（３２）内に挿入する。周方向溝（２６ｂ）が周方向溝（３２ｂ）に合致したところで止め輪（４４）をリリースすると、その弾発力により切欠き円孔（３２）側の周方向溝（３２ｂ）に向かって拡径し、その外周部分が切欠き円孔（３２）側の周方向溝（３２ｂ）に嵌まり込み、その内周部分がソケット抜止め部（２６）の周方向溝（２６ｂ）に嵌まり込み、ソケット抜止め部（２６）が切欠き円孔（３２）に嵌め殺し状態に取り付けられたことになる。
【００３１】
この時、ソケット（１８）に凹設された外周溝（１８ｂ）にソケット抜止め部（２６）の突条（２６ａ）が遊嵌されており、ソケット（１８）が突条（２６ａ）に沿って切欠き円孔（３２）内を回動する。また、止め輪（４４）の曲折片（４４ａ）はソケット抜止め部（２６）の切欠き部（２６ｃ）と切欠き円孔（３２）の切欠き部（３２ｃ）とに係止しており、ソケット抜止め部（２０）が切欠き円孔（２４）の出入口側で回動不能に固定される。
【００３２】
本発明のラチェットレンチ（１０）を用いて配管（１２）上に取り付けられたナット（１４）を回転させる際には、まず、ソケット（１８）を手で回して、図１に示すようにソケット側開口部（３６）と本体側開口部（３０）との位置をあわせて、ソケット（１８）内に配管（１２）を挿入する。次いで、レンチ本体（１６）を配管（１２）に沿って移動して、ソケット係合凹凸部（１８ａ）にナット（１４）を係合させる。
【００３３】
そして、レンチ本体（１６）のハンドル（２８）を動かしてレンチ本体（１６）を正逆回動操作する。すると、ソケット（１８）の外周面に取り付けられたラチェット外歯（２０）に切欠き円孔（３２）の内周面に取り付けられた一対の爪部材（２２）（２４）が交互に係合することによって、ソケット（１８）は一方向にのみ間欠的に回転する。
【００３４】
つまり、例えば図３の場合では、ハンドル（２８）を矢印Ｘ方向に回転させると、いずれかの爪部材（２２）（２４）といずれかのラチェット外歯（２０）の噛合面（２０ａ）とが係合してロック状態となるので、レンチ本体（１６）の回転に伴いソケット（１８）が矢印Ｚ方向に回される。然る後、ハンドル（２８）を矢印Ｙ方向に逆回転させると、噛合状態にあった噛合面（２０ａ）に対してハンドル（２８）回転方向にて隣接する摺接面（２０ｂ）が噛合状態にあった爪部材（２２）又は（２４）を摺接させつつ切欠き円孔（３２）の内周面に没入させるので、ラチェット外歯（２０）と爪部材（２２）又は（２４）とのロックが解除される。他方の爪部材（２４）又は（２２）も同様で、これに半ピッチ遅れて移動し、両爪部材（２２）（２４）が外歯（２０）を次々と乗り越えて、レンチ本体（１６）のみが矢印Ｙ方向に逆回転する。レンチ本体（１６）をある程度逆回転させた後、再度、ハンドル（２８）を矢印Ｘ方向に回転させると、前記同様いずれかの爪部材（２２）（２４）といずれかのラチェット外歯（２０）の噛合面（２０ａ）とが係合してソケット（１８）が回転し、ソケット（１８）に係合しているナット（１４）が締め込まれ（或いは緩められ）ていく。
【００３５】
このように、ハンドル（２８）を単に正逆回動操作すると、ソケット（１８）が矢印Ｚ方向に間欠的に回転して、ナット（１４）を矢印Ｚの方向に回すことができる。
【００３６】
なお、ソケット（１８）が回動していずれか一方の爪部材（２２）又は（２４）がソケット側開口部（３６）内に位置した場合には、他方の爪部材（２４）又は（２２）がラチェット外歯（２０）に噛合してソケット（１８）をラチェット外歯（２０）のピッチにてピッチ送りすることになる。
【００３７】
ナット（１４）が締め込まれ（或いは緩められ）てナット（１４）の回転が完了し、ナット（１４）に係合させたレンチ（１０）を取り外す際には、レンチ本体（１６）を配管（１２）に沿って移動させてソケット係合凹凸部（１８ａ）とナット（１４）との係合を解除する。次いで、ソケット（１８）を手で回してソケット側開口部（３６）と本体側開口部（３０）との位置を合わせて、配管（１２）からレンチ（１０）を取り外す。
【００３８】
なお、ナット（１４）を上述とは逆の方向に回したい場合には、レンチの表裏を反転させて上述と同様の操作すればよい。
【００３９】
本実施例によれば、簡単な操作、つまり本体側開口部（３０）およびソケット側開口部（３６）を介して配管（１２）をソケット（１８）内に挿入するとともに、ナット（１４）をソケット係合凹凸部（１８ａ）に係合させて、ハンドル（２２）を正逆回動するだけで、爪部材（２２）（２４）の両方がラチェット外歯（２０）に噛合している場合にはラチェット外歯（２０）の半ピッチ刻みでナットを一方向にのみ回転させることができる。従って、レンチ本体（１６）の回動角を大きく取れない場所に取り付けられたナット（１４）であっても、小さな回動角にてソケット（１８）を確実かつスムーズに回転させてナット（１４）を回すことができる。もっとも、爪部材（２２）（２４）の一方がラチェット外歯（２０）に噛合している場合には前述のようにラチェット外歯（２０）のピッチ刻みでナットを一方向にのみ回転させることになる。
【００４０】
なお、上述の実施例では、レンチ本体（１６）とソケット抜止め部（２６）とを別体で構成しているが、ソケット（１８）が切欠き円孔（３２）内から抜け出ないようにするものであれば、これらは一体であってもよい。
【００４１】
また、上述の実施例では、ラチェット外歯（２０）を鋸歯状に形成するとともに、爪部材（２２）（２４）が切欠き円孔（３２）内周面に突出・没入自在に取り付けられた一方向クラッチ式のラチェットレンチ（１０）を示したが、図５に示す第２実施例のように、ラチェット外歯（２０）の形状を替えるとともに、爪部材（２２）（２４）を作動歯車（４５）（４６）に替え、さらに中間歯車（４８）、切替カム（５０）および規制ピン（５２）を取り付けたものであってもよい。
【００４２】
なお、上記以外の部分は前記実施例と同じであるので、前記実施例の説明を援用して本実施例の説明に代える。
【００４３】
ラチェット外歯（２０）は、ソケット（１８）の外周面にてその周方向全体に一定の間隔を置いて（本実施例では、周方向全体に連続して）複数形成された山形凸部（４６）である。
【００４４】
爪部材（２２）（２４）は、ラチェット外歯（２０）と噛合し、レンチ本体（１６）内にて自転可能に且つソケット側開口部（３６）のソケット（１８）の外周面における円弧長さ（Ａ３）よりラチェット外歯（２０）と爪部材（２２）（２４）との噛合点間の当該面における円弧長さ（Ａ４）の方が大きくなるように軸支された一対の作動歯車（４５）（４６）である。
【００４５】
中間歯車（４８）は、爪部材（２２）（２４）つまり作動歯車（４５）（４６）の両方に噛合して、作動歯車（４５）（４６）の回転方向を決定する歯車である。
【００４６】
切替カム（５０）はレンチ本体（１６）内に揺動軸（５９）にて揺動可能に取り付けられ、中間歯車（４８）の回転方向を規制する平板状部材であり、一方或いは他方に揺動したときに中間歯車（５０）に噛合する爪部（５４）（５６）と、後述する規制ピン（５２）と協働して中間歯車（５０）に噛合する爪部（５４）（５６）を切り替える切替爪部（５８）とを有する。
【００４７】
爪部（５４）（５６）は中間歯車（５０）側にて中間歯車（５０）を跨ぐように突設され、切替爪部（５８）は爪部（５４）（５６）に反対側にて切替カム（５０）の中央に突設されている。
【００４８】
規制ピン（５２）は、レンチ本体（１６）内にて切替カム（５０）の切替爪部（５８）に臨接して配置され、コイルばね（６０）の付勢力により常時切替爪部（５８）のいずれか一方の斜面（５８ａ）（５８ｂ）に係合して、中間歯車（５０）に噛合する爪部（５４）（５６）の向きを規制し、かつ、中間歯車（４８）の回転方向を規制するもので、規制ピン（５２）の軸方向に一致して揺動軸（５９）が位置し、この軸線を切替爪部（５８）が往復通過することになる。そして、規制ピン（５２）が切替爪部（５８）の斜面（５８ａ）［又は（５８ｂ）］に接触した点（Ｐ）の斜面に垂直な分力（Ｆ１）が揺動軸（５９）を越えて切替カム（５０）の倒れ方向を向くように構成されている（図５の拡大部分）。
【００４９】
次に、この実施例のラチェットレンチ（１０Ａ）の動作について説明する。まず、図５に示すように、切替カム（５０）の爪部（５６）が中間歯車（４８）と噛合するように切替カム（５０）を作業者が指で一方に倒す。すると規制ピン（５２）が切替爪部（５８）を乗り越えて切替爪部（５８）の爪部（５４）側の斜面（５８ａ）に係合する。
【００５０】
この状態にて、ハンドル（２８）を矢印ｘ方向に回転させると、爪部（５６）が矢印ｘ方向にて停止している中間歯車（４８）「換言すれば、ナット（１４）にソケット（１８）が噛み込んでいるのでソケット（１８）、作動歯車（４５）（４６）、中間歯車（４８）がロックされている」の山部を乗り越えようとする。この際、切替カム（５０）が矢印ｘ方向に僅かに回動しようとして切替爪部（５８）の斜面（５８ａ）が規制ピン（５２）を僅かに押圧する。すると、規制ピン（５２）がこれに対応して僅かに没入し、そこで切替カム（４８）が僅かに回動でき、爪部（５６）は中間歯車（４８）の山部を乗り越えることができる。切替カム（５０）の爪部（５６）の軌跡は揺動軸（５９）を中心にした円（ｅ）上で中間歯車（４８）から僅かに離間する部分に一致する。また、この時点では切替爪部（５８）は規制ピン（５２）を乗り越えない。
【００５１】
爪部（５６）が中間歯車（４８）の山部を乗り越えると、コイルばね（６０）の付勢力によって切替爪部（５８）の斜面（５８ａ）が押圧されて切替カム（５０）が押し戻され、爪部（５６）が中間歯車（４８）の隣接する谷部に噛合する。このようにレンチ本体（１６）を矢印ｘ方向に回転させると、爪部（５６）が中間歯車（４８）の山部を次々と乗り越えて、ソケット（１８）は回転せずにレンチ本体（１６）のみが回転する。
【００５２】
一方、ハンドル（２８）を矢印ｙ方向に回転させると、爪部（５６）が矢印ｙ方向にて中間歯車（４８）の山部を乗り越えようとする。この際、切替カム（５０）が矢印ｙ方向に回動しようとして切替カム（５０）の爪部（５６）は前記円（ｅ）上で中間歯車（４８）の内側に入り込む方向に移動しようとして中間歯車（４８）の谷部に強く噛合し、それ以上移動しない。その結果、爪部（５６）が中間歯車（４８）にロックされ、作動歯車（４５）（４６）を介して連係しているソケット（１８）もその回転がロックされる。このようにレンチ本体（１６）を矢印ｙ方向に回転させると、レンチ本体（１６）の回転に伴いソケット（１８）が矢印ｚ方向に回される。
【００５３】
したがって、ハンドル（２８）を正逆回動操作すると、ソケット（１８）が矢印ｚ方向にて間欠的に回転して、ナットを矢印ｚ方向に回すことができる。
【００５４】
また、切替カム（５０）を反転させてもう一方の爪部（５４）を中間歯車（４８）に噛合させると、上述と同様の作用により、ソケット（１８）が矢印ｚ方向と反対の方向にて間欠的に回転して、ナットを矢印ｚ方向と反対の方向に回すことができる。
【００５５】
この実施例では、作動歯車（４５）（４６）のいずれか一方が、常にラチェット外歯（２０）と噛合するように取り付けられているので、一部が切欠された切欠き円筒状のソケット（１８）であっても、レンチ本体（１６）の正逆回動操作に伴うソケット回転力をラチェット外歯（２０）を介して常にソケット（１８）へ伝えることができ、所定の一方向へ確実にソケット（１８）を回転させてナットを回すことができる。
【００５６】
また、切替カム（５０）を揺動して中間歯車（４８）と噛合する爪部（５４）（５６）を切り替えると、中間歯車（４８）の回転方向を正転もしくは逆転のいずれかに切り替えることができる。これにより、レンチ（１０Ａ）とナットとの係合を解くことなく、作動歯車（４５）（４６）を介して中間歯車（４８）に連係しているソケット（１８）の回転方向を切り替えることができる。
【００５７】
【発明の効果】
請求項１または請求項２に記載の発明によれば、配管を開口部から切欠き円孔内に挿入するとともに、ナットをソケットに係合させて、ハンドルを正逆回動するだけで、ナットを一方向にのみ回動させることができる。
【００５８】
また、請求項１に記載の発明によれば、ラチェット外歯の歯数に対応した最小動作角を半減させることができ、レンチ本体の回動角を大きく取れない場所に取り付けられたナットであっても、小さな回動角にてソケットを確実かつスムーズに回転させて、これらナットを回すことができる。
【００５９】
また、請求項２に記載の発明によれば、レンチとナットとの係合を解くことなく、作動歯車を介して中間歯車に連係しているソケットの回転方向を切り替えることができる。
【００６０】
したがって、配管上のナット類を簡単な操作で安定してスムーズに駆動させることが可能なラチェットレンチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施例のラチェットレンチを示す斜視図である。
【図２】本発明の第１実施例のラチェットレンチを示す分解斜視図である。
【図３】図１におけるＡ−Ａ線断面図である。
【図４】図１におけるＢ−Ｂ線断面図である。
【図５】本発明の第２実施例のラチェットレンチを示す断面図である。
【符号の説明】
（１０）…ラチェットレンチ
（１２）…配管
（１４）…ナット
（１６）…レンチ本体
（１８）…ソケット
（２０）…ラチェット外歯
（２０ａ）…噛合面
（２０ｂ）…摺接面
（２２）（２４）…爪部材
（２６）…ソケット抜止め部
（２８）…ハンドル
（３０）…本体側開口部
（３２）…切欠き円孔
（３４）…貫通孔
（３６）…ソケット側開口部
（４４）…止め輪
（４６）…作動歯車
（４８）…中間歯車
（５０）…切替カム
（５２）…規制ピン
（５４）（５６）…爪部
（５８）…切替爪部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ratchet wrench for tightening and loosening nuts on a pipe such as a pipe.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, when tightening or loosening nuts attached to a pipe such as a pipe like a joint nut, a wrench with a crack is used. Then, to tighten or loosen the nuts on the pipe with this split wrench, put a wrench on the nuts, rotate it with the handle of the wrench, turn the nut, remove the wrench from the nut once I had to repeat the operation of changing over. For this reason, there was a problem that work efficiency could not be improved.
[0003]
As a technique that can solve this problem, a crack-type ratchet wrench and a split-type ratchet wrench described below have been proposed. For example, the wrench body tip portion and a socket rotatably attached to the tip portion are formed with openings for allowing the pipes to enter and exit, and the socket outer peripheral surface is formed with two stages of non-return teeth in the opposite direction and one stage. There is disclosed a crack-type (open-end) ratchet wrench in which ratchet teeth composed of the above-described gear tooth shapes are provided, and claw members such as claws and gears are attached to predetermined positions of each tooth shape (for example, Patent Reference 1).
[0004]
In addition, a split type ratchet wrench that divides a socket and an annular supporting portion that rotatably supports the socket into two portions on a diameter line of the socket is disclosed (for example, see Patent Document 2).
[0005]
In these techniques using the ratchet mechanism, it is not necessary to replace a spanner when driving nuts mounted on the piping. However, in order to operate the ratchet mechanism by fitting the ratchet teeth and the claw members, an angle obtained by dividing at least 360 degrees by the number of teeth of the ratchet teeth (hereinafter, referred to as a “minimum operation angle”). ), It is necessary to rotate the wrench body. For this reason, there has been a problem that it is difficult to use these wrenches with a nut or the like attached to a place where the rotation angle of the wrench body cannot be made large.
[0006]
In order to solve this problem, it is conceivable to increase the number of teeth by reducing the ratchet teeth. However, reducing the ratchet teeth decreases the mechanical strength and reduces the durability of the wrench. There was a problem.
[0007]
In the latter technique, in particular, when engaging the wrench and the nut, the socket and the annular support portion must be separated, the nut must be fitted into the socket, and the separated portion must be reconnected. When switching the driving direction of the nut, the socket and the annular support portion are separated again, the wrench body is removed from the nut, the wrench body is inverted, the nut is fitted into the socket, and the separated socket and annular support portion are separated. Must be connected, and there is a problem in that it takes time and effort to mount the wrench on the nut and drive the nut.
[0008]
[Patent Document 1]
JP-A-6-226650 (pages 2-4, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-2000-263456 (page 2-3, FIG. 1)
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
Accordingly, a main object of the present invention is to provide a ratchet wrench that can easily turn nuts on a pipe with a small minimum operation angle. Another object of the present invention is to provide a ratchet wrench that can rotate nuts on a pipe in any one direction by a simple operation.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, there is provided a wrench body (16) having a cutout circular hole (32) having a body side opening (30) formed at a tip thereof, and a socket side opening (partly cut away). 36) is formed, a notched cylindrical socket (18) rotatably mounted along the inner peripheral surface of the notched circular hole (32), and a circumferential direction of the outer peripheral surface of the socket (18). A plurality of ratchet external teeth (20) formed at regular intervals as a whole and a plurality of ratchet external teeth (20) are mounted on the inner peripheral surface of the notched circular hole (32) so as to protrude and retract and are separated from each other. A pair of pawl members (22) that when fitted into the valley between the ratchet external teeth (20) abut against the peaks of the ratchet external teeth (20) or are located in the socket side opening (36). (24), any one fitted in the valley between the ratchet external teeth (20) The engagement surface (20a) of the ratchet external teeth (20) meshing with one of the claw members is formed in the radial direction of the notched circular hole (32), and is adjacent to the engagement surface (20a), and the socket (18). While rotating in the notched circular hole (32), the claw members (22) and (24) engaged with the meshing surface (20a) are brought into sliding contact with the inner peripheral surface of the notched circular hole (32). The sliding contact surface (20b) to be immersed is formed at an acute angle with respect to the meshing surface (20a), and the claw member is formed from the arc length (A1) of the socket-side opening (36) on the outer peripheral surface of the socket (18). The claw members (22) and (24) are attached so that the arc length (A2) on the surface between (22) and (24) is larger. "The ratchet wrench (10). .
[0011]
In the present invention, one of the claw members (22) and (24) is attached so as to always mesh with the ratchet external teeth (20), so that the notched cylindrical socket (18) is partially cut away. ), The socket rotational force caused by the forward / reverse rotation operation of the wrench body (16) can always be transmitted to the socket (18) via the ratchet external teeth (20), so that the socket can be reliably moved in one predetermined direction. The socket (18) can be rotated to continuously rotate the nut (14) intermittently.
[0012]
When both of the pawl members (22) and (24) come into contact with the ratchet external teeth (20), one of the pawl members (22) and (24) becomes a valley between the ratchet external teeth (20). The pawl members (22) and (24) are arranged so that the other pawl members (22) and (24) abut against the ridges of the ratchet external teeth (20) when fitted to the outer teeth. Therefore, the number of teeth of the ratchet external teeth (20) can be adjusted without reducing the ratchet external teeth (20) and increasing the number of teeth, that is, without reducing the mechanical strength of the ratchet external teeth (20). The minimum operation angle can be halved, and even if the nut (14) is installed in a place where the rotation angle of the wrench body (16) cannot be made large, the socket (18) can be securely and securely mounted at a small rotation angle. These nuts (14) can be turned by smooth rotation.
[0013]
The invention described in claim 2 is characterized in that a wrench body (16) having a notch circular hole (32) having a body-side opening (30) formed at the tip and a socket-side opening (partly cut away). 36) is formed, a notched cylindrical socket (18) rotatably mounted along the inner peripheral surface of the notched circular hole (32), and a circumferential direction of the outer peripheral surface of the socket (18). A plurality of ratchet external teeth (20) formed at regular intervals as a whole; and a pair of rotatable and mutually rotatably mounted inside the wrench body (16) and engaged with the ratchet external teeth (20). An operating gear (45) (46), an intermediate gear (48) rotatably mounted in the wrench body (16) and meshing with both the operating gears (45) (46), and an wrench body (16). Swingably mounted, swinging to one or the other A switching cam (50) having pawl portions (54) and (56) sometimes meshing with the intermediate gear (48) to regulate forward rotation and reverse rotation of the intermediate gear (48), respectively, and to allow rotation in the reverse direction. ), And based on the arc length (A3) of the outer peripheral surface of the socket (18) in the socket side opening (36), between the meshing points of the ratchet external teeth (20) and the two operation gears (45) and (46). The operation gears (45) and (46) are attached so that the arc length (A4) on the surface is larger. "The ratchet wrench (10A).
[0014]
In the present invention, since one of the operating gears (45) and (46) is attached so as to always mesh with the ratchet external teeth (20), a partially cut-out cylindrical socket (18) is provided. ), The socket rotational force caused by the forward / reverse rotation operation of the wrench body (16) can always be transmitted to the socket (18) via the ratchet external teeth (20), so that the socket can be reliably moved in one predetermined direction. The nut can be turned by rotating the socket (18).
[0015]
When the switching cam (50) is swung to switch the claw portions (54) and (56) that mesh with the intermediate gear (48), the rotation direction of the intermediate gear (48) is switched to either forward rotation or reverse rotation. be able to. Thereby, the rotation direction of the socket (18) linked to the intermediate gear (48) can be switched via the operating gears (45) and (46) without releasing the engagement between the wrench (10A) and the nut. it can.
[0016]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described with reference to the drawings. The ratchet wrench (10) of the first embodiment of the present invention (FIGS. 1 to 5) is for tightening and loosening a nut (14) mounted on a pipe (12) in particular, and a wrench body (16). , Ratchet external teeth (20) are formed on the outer peripheral surface of the socket (18), claw members (22) (24), socket retaining portions (26), retaining rings (44), and the like.
[0017]
The wrench body (16) has a rod-shaped handle (28), and a notch circular hole (32) having a body-side opening (30) is formed at the tip of the handle (28).
[0018]
The notched hole (32) is a portion for accommodating a socket (18) to be described later, and the bottom portion (the lower end side in FIG. 2) is reduced in diameter stepwise to form a socket locking portion (32a). At the same time, a circumferential groove (32b) is formed all around the inner circumferential surface on the opposite side of the entrance (32e) (the upper end side in FIG. 2). A notch (32c) in which a part of the opening wall (32d) constituting the circumferential groove (32b) is cut off is formed at both ends of the circumferential groove (32b) on the main body side opening (30). ) Is formed. The inner circumferential surface on the base side of the cutout hole (32) is separated from each other at a position substantially symmetrical with respect to the axial direction of the wrench main body (16), and is radially outside the wrench main body (16). A through hole (34) penetrating toward the side surface is formed.
[0019]
The socket (18) is accommodated in the cutout hole (32) and is directly engaged with the nut (14) or the like to rotate it, and has the same width (here as the main body side opening (30)). In this case, A1 = A2, and of course, A1 ≠ A2 if approximate.) A notched cylindrical member having a socket-side opening (36).
[0020]
On the inner surface of the socket (18), a polygonal socket engaging and recessed portion (18a) for engaging the nut (14) is formed, and the socket (18) is cut into a notched circular hole (32). The outer peripheral groove (18b) having the outer peripheral surface as one side wall is formed along the outer peripheral surface of the socket (18) facing the inner peripheral surface of the notched circular hole (32) when the ratchet external teeth (20) are accommodated. At the base upper surface of the ridge portion (20A) that is formed, it is recessed in the entire circumferential direction. Further, external ratchet teeth (20) are formed on the outer peripheral surface of the ridge portion (20A).
[0021]
The ratchet external teeth (20) are a plurality of sawtooth-shaped convex portions formed at regular intervals on the entire outer circumferential surface of the ridge portion (20A) of the socket (18), and the meshing surface ( 20a) and a sliding contact surface (20b).
[0022]
The meshing surface (20a) is a surface formed in the radial direction of the notched circular hole (30), and is engaged with the claw members (22) and (24) fitted in the valleys between the ratchet external teeth (20). In addition, the rotational force of the socket accompanying the forward / reverse rotation operation of the wrench body (16) is transmitted to the socket (18).
[0023]
The sliding contact surface (20b) is a surface adjacent to the meshing surface (20a) and formed so as to be at an acute angle with respect to the meshing surface (20a), and the socket (18) has a cutout circular hole (30). When rotating in the inside, the claw members (22) and (24) engaged with the meshing surface (20a) are slid into the inner peripheral surface of the cutout circular hole (32) while sliding.
[0024]
The pawl members (22) and (24) rotate the socket (18) only in one direction by engaging and disengaging the ratchet external teeth (20) with the forward / reverse rotation operation of the wrench body (16). In addition, they are mounted in the through holes (34) that are separated from each other so as to protrude and retract. Specifically, as shown in FIG. 3, a pin (38) is driven into the bottom of the through hole (34) on the outer surface side of the wrench body (16) so as to close the through hole (34), and the coil spring ( The pawl members (22) and (24) are inserted into the through holes (34) so as to compress the coil spring (40). For this reason, the claw members (22) and (24) are constantly urged toward the socket (18).
[0025]
Further, the claw members (22) and (24) are formed on the surface between the claw members (22) and (24) based on the arc length (A1) of the outer peripheral surface of the socket (18) of the socket-side opening (36). It is attached so that the arc length (A2) becomes larger, and when one of the claw members (22) and (24) is fitted into the valley between the ratchet external teeth (20), the other is formed. The ratchet external teeth (20) are disposed so as to abut on the ridges or to be located in the socket side opening (36) (see FIG. 3).
[0026]
Further, the tip portions (22a) and (24a) of the claw members (22) and (24) are cut in steps, and this portion is engaged with a socket retaining portion (26) to be described later. (24b).
[0027]
The socket retaining portion (26) prevents the socket (18) housed in the notched circular hole (32) from falling off, and the claw member (22) constantly urged toward the socket (18). ) (24) so as not to escape from the through hole (34), has a retaining portion side opening (42) having the same width as the main body side opening (30), and has a notched circular hole. It is formed of a notched circular member having an outer diameter substantially equal to the inner diameter of the entrance (32e) side of (32), and a part of its outer peripheral surface is formed by the inner peripheral surface of the notched circular hole (32). The tip portions (22a) and (24a) of the claw members (22) and (24) protrude and enter from the non-overlapping portion of the through hole (34) and ratchet. The external teeth (20) are engaged and disengaged, and the engagement steps (22b) and (24b) are sockets. Overlap to engage with the outer peripheral surface are engaged with the through-hole (34) from the pawl member of the stopper portion (26) (22) (24) is prevented from falling off.
[0028]
In FIG. 2, the outer periphery of the lower edge of the socket retaining portion (26) is cut off over the entire periphery to form a thin ridge (26a) to be fitted into the outer peripheral groove (18b). A circumferential groove (26b) is formed on the entire surface of the outer peripheral surface, and a circumferential groove is formed at both ends of the retaining portion side cutout opening (42) of the circumferential groove (26b). A cutout portion (26c) is formed by cutting out a part of the entrance / exit side wall (26d) constituting (26b).
[0029]
The retaining ring (44) is an elastic C-ring having a diameter slightly larger than that of the circumferential groove (32b). A bent piece (44a) bent substantially in an L-shape is formed at both ends, and is formed in the circumferential groove (32b). When it is fitted, it also fits into the circumferential groove (26b) coming to the position facing the circumferential groove (32b) at the same time.
[0030]
Next, an assembling procedure will be described. When the socket (18) is inserted into the cutout hole (32), the ridge portion (20A) engages with the socket locking portion (32a), and the socket (18) rotates in the cutout hole (32). It works. Next, the retaining ring (44) is reduced in diameter against the elastic force, so that the outer peripheral surface of the retaining ring (44) does not protrude outside, and the circumferential groove (26b) of the socket retaining portion (26). ), And the socket retaining portion (26) is inserted into the cutout circular hole (32) while maintaining that state. When the retaining ring (44) is released when the circumferential groove (26b) coincides with the circumferential groove (32b), the spring ring expands toward the circumferential groove (32b) on the side of the cutout hole (32) due to the elastic force. The outer peripheral portion is fitted into the circumferential groove (32b) on the side of the cutout hole (32), and the inner peripheral portion is fitted into the circumferential groove (26b) of the socket retaining portion (26). That is, the socket retaining portion (26) is fitted in the notched circular hole (32) and attached in a killed state.
[0031]
At this time, the ridge (26a) of the socket retaining portion (26) is loosely fitted in the outer peripheral groove (18b) recessed in the socket (18), and the socket (18) moves along the ridge (26a). To rotate in the notched circular hole (32). The bent piece (44a) of the retaining ring (44) is engaged with the notch (26c) of the socket retaining portion (26) and the notch (32c) of the notch circular hole (32). The socket retaining portion (20) is non-rotatably fixed at the entrance / exit side of the cutout circular hole (24).
[0032]
When the nut (14) mounted on the pipe (12) is rotated using the ratchet wrench (10) of the present invention, first, the socket (18) is turned by hand, and as shown in FIG. The pipe (12) is inserted into the socket (18) with the side opening (36) and the main body side opening (30) aligned. Next, the wrench body (16) is moved along the pipe (12) to engage the nut (14) with the socket engaging concave / convex portion (18a).
[0033]
Then, the handle (28) of the wrench body (16) is moved to rotate the wrench body (16) forward and backward. Then, a pair of claw members (22) and (24) attached to the inner peripheral surface of the cutout circular hole (32) alternately engage with the ratchet external teeth (20) attached to the outer peripheral surface of the socket (18). By doing so, the socket (18) rotates intermittently in only one direction.
[0034]
That is, for example, in the case of FIG. 3, when the handle (28) is rotated in the direction of the arrow X, the engagement surface (20a) of one of the claw members (22) and (24) and one of the ratchet external teeth (20) is brought into contact. Are engaged to be in a locked state, so that the socket (18) is turned in the arrow Z direction with the rotation of the wrench body (16). Thereafter, when the handle (28) is reversely rotated in the direction of the arrow Y, the sliding contact surface (20b) adjacent in the rotational direction of the handle (28) to the engaged surface (20a) in the engaged state is engaged. The claw member (22) or (24) is slid into the inner peripheral surface of the notch circular hole (32) while slidingly contacting the ratchet external teeth (20) and the claw member (22) or (24). Is unlocked. Similarly, the other claw member (24) or (22) moves with a delay of a half pitch, and the two claw members (22) and (24) successively climb over the external teeth (20) to form a wrench body (16). Only the reverse rotation in the arrow Y direction. After the wrench body (16) is rotated in the reverse direction to some extent, the handle (28) is again rotated in the direction of the arrow X, and any of the claw members (22) and (24) and any of the ratchet external teeth (20) ) Engages with the engagement surface (20a), the socket (18) rotates, and the nut (14) engaged with the socket (18) is tightened (or loosened).
[0035]
Thus, simply operating the handle (28) in the normal and reverse directions rotates the socket (18) intermittently in the direction of the arrow Z, and can turn the nut (14) in the direction of the arrow Z.
[0036]
When the socket (18) is rotated and one of the claw members (22) or (24) is located in the socket side opening (36), the other claw member (24) or (22). ) Meshes with the external ratchet teeth (20) to feed the socket (18) at the pitch of the external ratchet teeth (20).
[0037]
When the nut (14) is tightened (or loosened) and the rotation of the nut (14) is completed, and the wrench (10) engaged with the nut (14) is to be removed, the wrench body (16) is connected to a pipe. By moving along (12), the engagement between the socket engaging concave and convex portion (18a) and the nut (14) is released. Next, the socket (18) is manually turned to align the position of the socket side opening (36) with the body side opening (30), and the wrench (10) is removed from the pipe (12).
[0038]
If the user wants to turn the nut (14) in a direction opposite to the above, the user may perform the same operation as above by turning the wrench upside down.
[0039]
According to the present embodiment, the pipe (12) is inserted into the socket (18) through the simple operation, that is, the main body side opening (30) and the socket side opening (36), and the nut (14) is connected. When both the claw members (22) and (24) are engaged with the ratchet external teeth (20) simply by turning the handle (22) forward and backward by engaging with the socket engaging concave / convex portion (18a). The nut can be rotated in only one direction at half pitch intervals of the ratchet external teeth (20). Therefore, even if the nut (14) is attached to a place where the turning angle of the wrench body (16) cannot be made large, the socket (18) can be surely and smoothly turned at a small turning angle to make the nut (14). ) Can be turned. However, when one of the pawl members (22) and (24) is engaged with the ratchet external teeth (20), the nut is rotated only in one direction by the pitch of the ratchet external teeth (20) as described above. become.
[0040]
In the above-described embodiment, the wrench body (16) and the socket retaining portion (26) are formed separately, but the socket (18) is prevented from falling out of the cutout hole (32). If they do, these may be integrated.
[0041]
In the above-described embodiment, the ratchet external teeth (20) are formed in a saw-tooth shape, and the claw members (22) and (24) are attached to the inner peripheral surface of the cutout hole (32) so as to protrude and retract. Although the one-way clutch type ratchet wrench (10) is shown, as in the second embodiment shown in FIG. 5, the shape of the ratchet external teeth (20) is changed, and the pawl members (22) and (24) are operated by the operation gear. Instead of (45) and (46), an intermediate gear (48), a switching cam (50) and a regulating pin (52) may be attached.
[0042]
Since the other parts are the same as those of the above-described embodiment, the description of the present embodiment will be replaced with the description of the above-described embodiment.
[0043]
The ratchet external teeth (20) are formed at a predetermined interval (in the present embodiment, continuously over the entire circumferential direction) on the outer peripheral surface of the socket (18) at a constant interval (in the present embodiment, a plurality of) chevron-shaped protrusions ( 46).
[0044]
The pawl members (22) and (24) mesh with the ratchet external teeth (20), and are rotatable within the wrench body (16) and have an arc length on the outer peripheral surface of the socket (18) in the socket side opening (36). A pair of operating gears that are pivotally supported such that the arc length (A4) on the surface between the meshing points of the ratchet external teeth (20) and the pawl members (22) and (24) is larger than the length (A3). (45) and (46).
[0045]
The intermediate gear (48) is a gear that meshes with both the pawl members (22) and (24), that is, both the operating gears (45) and (46), and determines the rotation direction of the operating gears (45) and (46).
[0046]
The switching cam (50) is a plate-like member that is swingably mounted in the wrench body (16) by a swing shaft (59) and that regulates the rotation direction of the intermediate gear (48). Claws (54) (56) that mesh with the intermediate gear (50) when moved, and claws (54) (56) that mesh with the intermediate gear (50) in cooperation with a regulating pin (52) described later. And a switching claw (58) for switching between the two.
[0047]
The pawls (54) and (56) are provided so as to straddle the intermediate gear (50) on the side of the intermediate gear (50), and the switching pawl (58) is provided on the side opposite to the pawls (54) and (56). The switching cam (50) protrudes from the center.
[0048]
The restricting pin (52) is arranged in the wrench body (16) in contact with the switching claw (58) of the switching cam (50), and is constantly switched by the biasing force of the coil spring (60). Engages with one of the inclined surfaces (58a) (58b) to regulate the direction of the claw portions (54) (56) meshing with the intermediate gear (50), and to rotate the intermediate gear (48). The swinging shaft (59) is positioned so as to coincide with the axial direction of the regulating pin (52), and the switching claw (58) reciprocates through this axis. A component force (F1) perpendicular to the slope of the point (P) at which the regulating pin (52) comes into contact with the slope (58a) [or (58b)] of the switching claw portion (58) moves the swing shaft (59). The switching cam (50) is configured to face the falling direction (the enlarged portion in FIG. 5).
[0049]
Next, the operation of the ratchet wrench (10A) of this embodiment will be described. First, as shown in FIG. 5, the operator pushes the switching cam (50) to one side with a finger so that the claw portion (56) of the switching cam (50) meshes with the intermediate gear (48). Then, the regulating pin (52) gets over the switching claw (58) and engages with the slope (58a) of the switching claw (58) on the claw (54) side.
[0050]
In this state, when the handle (28) is rotated in the direction of the arrow x, the pawl (56) stops at the intermediate gear (48) in the direction of the arrow x. 18) is engaged, so that the socket (18), the operating gears (45) and (46), and the intermediate gear (48) are locked ". At this time, the slope (58a) of the switching claw (58) slightly presses the regulating pin (52) as the switching cam (50) tries to rotate slightly in the direction of the arrow x. Then, the regulating pin (52) is slightly sunk correspondingly, the switching cam (48) can be slightly rotated there, and the claw (56) can get over the crest of the intermediate gear (48). . The trajectory of the claw portion (56) of the switching cam (50) coincides with a portion slightly separated from the intermediate gear (48) on a circle (e) centered on the swing shaft (59). At this time, the switching claw portion (58) does not climb over the restriction pin (52).
[0051]
When the claw (56) gets over the crest of the intermediate gear (48), the biasing force of the coil spring (60) presses the slope (58a) of the switching claw (58) and pushes the switching cam (50) back. , The pawl portion (56) meshes with the adjacent valley portion of the intermediate gear (48). When the wrench body (16) is rotated in the direction of the arrow x in this manner, the pawl (56) climbs over the peak of the intermediate gear (48) one after another, and the socket (18) does not rotate but the wrench body (16). Only) rotate.
[0052]
On the other hand, when the handle (28) is rotated in the direction of the arrow y, the claw portion (56) tries to get over the mountain portion of the intermediate gear (48) in the direction of the arrow y. At this time, the switching cam (50) is about to rotate in the direction of the arrow y, and the claw (56) of the switching cam (50) is about to move in the direction into the inside of the intermediate gear (48) on the circle (e). It meshes strongly with the valley of the intermediate gear (48) and does not move any further. As a result, the pawl (56) is locked to the intermediate gear (48), and the rotation of the socket (18) linked via the operating gears (45) and (46) is also locked. When the wrench body (16) is rotated in the direction of the arrow y, the socket (18) is rotated in the direction of the arrow z with the rotation of the wrench body (16).
[0053]
Therefore, when the handle (28) is rotated forward and backward, the socket (18) intermittently rotates in the direction of the arrow z, and the nut can be turned in the direction of the arrow z.
[0054]
When the switching cam (50) is inverted and the other pawl (54) is engaged with the intermediate gear (48), the socket (18) is moved in the direction opposite to the arrow z direction by the same operation as described above. The nut can be rotated intermittently to rotate the nut in the direction opposite to the direction of arrow z.
[0055]
In this embodiment, one of the operating gears (45) and (46) is mounted so as to always mesh with the external ratchet teeth (20), so that a partially cut-out cylindrical socket ( Even in the case of (18), the socket rotational force caused by the forward / reverse rotation operation of the wrench body (16) can always be transmitted to the socket (18) via the ratchet external teeth (20), so that the socket can be reliably moved in one predetermined direction. The nut can be turned by rotating the socket (18).
[0056]
When the switching cam (50) is swung to switch the claw portions (54) and (56) that mesh with the intermediate gear (48), the rotation direction of the intermediate gear (48) is switched to either forward rotation or reverse rotation. be able to. Thereby, the rotation direction of the socket (18) linked to the intermediate gear (48) can be switched via the operating gears (45) and (46) without disengaging the wrench (10A) and the nut. it can.
[0057]
【The invention's effect】
According to the first or second aspect of the present invention, the pipe is inserted from the opening into the cutout circular hole, the nut is engaged with the socket, and the handle is rotated forward and backward. Can be rotated only in one direction.
[0058]
Further, according to the first aspect of the present invention, the minimum operation angle corresponding to the number of ratchet external teeth can be reduced by half, and the nut attached to a place where the rotation angle of the wrench body cannot be made large. However, these nuts can be turned by reliably and smoothly rotating the socket at a small rotation angle.
[0059]
According to the second aspect of the invention, it is possible to switch the rotation direction of the socket linked to the intermediate gear via the operation gear without disengaging the wrench and the nut.
[0060]
Therefore, it is possible to provide a ratchet wrench capable of driving the nuts on the pipe stably and smoothly by a simple operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a ratchet wrench according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view showing a ratchet wrench according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 4 is a sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 5 is a sectional view showing a ratchet wrench according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
(10) ... ratchet wrench
(12)… Piping
(14) Nut
(16)… Wrench body
(18)… Socket
(20) ... Ratchet external teeth
(20a) ... meshing surface
(20b) ... Sliding contact surface
(22) (24) ... claw member
(26) ... socket retaining part
(28) Handle
(30) ... Body side opening
(32) ... Notched hole
(34) ... Through-hole
(36) ... Socket side opening
(44)… Retaining ring
(46)… Operation gear
(48) Intermediate gear
(50) Switching cam
(52)… Regulation pin
(54) (56) ... claw
(58) ... Switching claw part

Claims

A wrench body with a notched circular hole formed at the tip having a body side opening,
A cut-out cylindrical socket, which is partially cut out to form a socket-side opening, and is rotatably mounted along the inner peripheral surface of the cut-out circular hole;
A plurality of ratchet external teeth formed at regular intervals on the outer peripheral surface of the socket in the entire circumferential direction,
The cutout holes are mounted on the inner peripheral surface of the cutout hole so as to be able to protrude and retract and are spaced apart from each other. When one of the cutout holes is fitted into the valley between the ratchet external teeth, the other is the peak of the ratchet external teeth. And a pair of claw members positioned in contact with or located in the socket-side opening,
The meshing surface of the ratchet external teeth meshing with one of the claw members fitted into the valley between the ratchet external teeth is formed in the radial direction of the notched circular hole, and
A sliding contact surface that is adjacent to the meshing surface and slides the claw member engaged with the meshing surface when the socket rotates in the notch circular hole and immerses in the inner peripheral surface of the notch circular hole. Is formed at an acute angle with respect to the meshing surface,
A ratchet wrench, wherein the claw member is attached such that an arc length on the surface between the claw members is greater than an arc length on an outer peripheral surface of the socket at the socket side opening.

A wrench body with a notched circular hole formed at the tip having a body side opening,
A cut-out cylindrical socket, which is partially cut out to form a socket-side opening, and is rotatably mounted along the inner peripheral surface of the cut-out circular hole;
A plurality of ratchet external teeth formed at regular intervals on the outer peripheral surface of the socket in the entire circumferential direction,
A pair of operating gears that are rotatably mounted within the wrench body and are spaced apart from each other, and mesh with the ratchet external teeth;
An intermediate gear that is rotatably mounted within the wrench body and meshes with both of the operating gears;
The wrench is swingably mounted in the wrench main body, and has a claw that meshes with the intermediate gear when swinging to one or the other. A switching cam that allows rotation,
The operating gear is mounted such that the arc length on the surface between the meshing points between the ratchet external teeth and the two operating gears is greater than the arc length on the outer peripheral surface of the socket at the socket side opening. A ratchet wrench characterized by the following.