JP2004255263A

JP2004255263A - Nonwoven fabric mat for protecting water-barrier sheet

Info

Publication number: JP2004255263A
Application number: JP2003047406A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Kawaguchi; 武志河口; Shoji Shimizu; 昭二清水
Original assignee: DAINITSUKU JIYUNO KK; Dynic Corp; Taiyo Kogyo Co Ltd
Current assignee: DAINITSUKU JIYUNO KK; Dynic Corp; Taiyo Kogyo Co Ltd
Priority date: 2003-02-25
Filing date: 2003-02-25
Publication date: 2004-09-16
Anticipated expiration: 2023-02-25
Also published as: JP4173026B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a nonwoven fabric having sufficient insertion resistance even if it has not so thick thickness and capable of protecting a water-barrier sheet laid on a waste treatment place. <P>SOLUTION: The protection mat is a multi-layer web in which at least 20 layers of single layer webs 1<SB>1</SB>, 1<SB>2</SB>, 1<SB>3</SB>-1<SB>n</SB>carding a material fiber mixed with a binder are superposed and is constituted by the nonwoven fabric 11 having thickness of 10 mm or more and the insertion resistance of 500 N or higher obtained by heating and pressurizing the multi-layer webs 1<SB>1</SB>, 1<SB>2</SB>, 1<SB>3</SB>-1<SB>n</SB>having a basis weight of 1,000 g/m<SP>2</SP>or higher. <P>COPYRIGHT: (C)2004,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃棄物処理場に敷設する遮水シートを保護するための不織布マット、並びにそのマットを使用した廃棄物処理場敷設用シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
家庭から出されるゴミや産業廃棄物の処理場では、環境保護のため地面に遮水シートを敷きつめた上に、廃棄物を棄て、遮水シート上から流れ出る水は隔離して別途に廃水処理をしている。このような遮水シートは、プラスチックフィルムのシートが使用されているが、プラスチックフィルムは石、金属などの突起で切り裂けて漏水することがある。
【０００３】
そこで、処理場の地面が岩石等で凹凸している場合には、遮水シートの下に適度な厚みを持ちクッション性のある不織布マットを、敷きつめて地面からの切り裂きに対して保護している。廃棄物に含まれる石、金属などから保護するためには遮水シートの上に不織布を敷きつめている。さらには、例えば特許文献１に開示されているように、不織布マット／プラスチックフィルム／不織布マットと重ねて処理場の地面を覆い、その上に土砂と共に廃棄物を棄てることもある。
【０００４】
このように使われる保護用の不織布マットについて、廃棄物処理場の環境保全を目途する業界団体では、安全規格を定めている。要求される安全規格の項目として厚さ、重さ、引張強さ、伸び率、貫入抵抗がある。
【０００５】
一方、廃棄物処理場はかなりの広さがあるのに対して、不織布は、通常、生産設備機械の定尺幅に合わせて成形されており、処理場に敷きつめるには接合せざるをえない。不織布マットの材質繊維が合成繊維の場合には、２枚の不織布マットの接合領域を熱溶着、加圧熱融着、熱風溶着する方法が広く採用されている。接着剤による接着、または縫合は合成繊維、天然繊維のいずれにも採用できる。熱溶着や接着剤で接合した場合、２枚の不織布マットは接合領域の表面どうしは強力に接合しているが、ウェブの内部剥離に対してはあまり強度がない。そのため、片方の不織布マットが風であおられて浮き上がったような場合、もう一方の不織布マットのウェブが剥離して裂けてしまうことがあった。
【０００６】
【特許文献１】
特開平１１−１７９３２１号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１に開示された土木用クッション構造体の不織布は、安全規格の各項目を満足させることは可能であるにしても、十分な貫入抵抗を得るためには、かなりの厚さが必要となり、運搬や敷設作業がやりにくい。また省資源の面から好ましいものではない。
【０００８】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、厚さがさほどなくても十分な貫入抵抗が得られる不織布であって、廃棄物処理場に敷設する遮水シートを保護するのに適した不織布マット、さらには接合して大面積とするのに適し、接合領域から内部剥離しない不織布マットを提供するものである。また、そのマットを使用した廃棄物処理場敷設用シートを提供するものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットは、バインダーの混合している原料繊維をカーディングした単層ウェブが少なくとも２０層積層されている多層ウェブであって、目付量が１０００ｇ／ｍ^２以上の該多層ウェブを加熱加圧して得られた厚さが１０ｍｍ以上で貫入抵抗が５００Ｎ以上の不織布からなる。
【００１０】
目付量が１０００ｇ／ｍ^２で厚さ１０ｍｍ以上のバインダー接合の不織布では、カード単位を２０層以上積層したことによって、ＡＳＴＭ（アメリカ材料試験協会）のＤ−４８３３基準による貫入抵抗が５００Ｎ（＝５１Ｋｇｆ）以上を達成できたものである。勿論、目付量が増えれば貫入抵抗は増加し、単層ウェブ（カード単位）の積層数が２０以下でも貫入抵抗５００Ｎ以上を実現できる可能性はあるが、貫入抵抗値にバラツキが多かった。５００Ｎ以上を均一に達成したこの不織布は、日本遮水工協会による保護マットとしての認定を満たすものである。
【００１１】
各単層ウェブの目付量は２５〜５０ｇ／ｍ^２であることが好ましい。
【００１２】
多層ウェブ内の各単層ウェブのカーディング方向が、相互に交差する方向に積層されていると、貫入抵抗をさらに大きくすることができる。
【００１３】
また本発明を適用する遮水シート保護用マットは、定尺幅に成形された不織布の幅縁の少なくとも一方に、不織布の繊維を加熱圧縮した接合代が帯状に形成されていることが好ましい。尚、かかる接合代は加熱工程から、冷却工程への間で形成される。
【００１４】
定尺幅に成形された不織布の幅縁の少なくとも一方に、不織布の繊維に樹脂成分を含浸させた接合代が帯状に形成されたものでもよい。
【００１５】
通常、廃棄物処理場で使用される遮水シート保護用マットは、複数枚の不織布がその耳部で熱融着または接着されている。上記のように、耳部すなわち接合代の繊維が高密度化、加熱圧縮または樹脂成分を含浸の処理が施してあれば、接合代に引き剥がす方向の力が加わっても、繊維層の結束力が強く内部剥離することがなくなる。
【００１６】
前記の遮水シート保護用不織布マットはプラスチックフィルムのシートと貼り合わされて、廃棄物処理場敷設用シートとすることができる。貼り合わせの態様としては、上（廃棄物側）から下（地面側）へ、不織布マット／プラスチックフィルム、プラスチックフィルム／不織布マット、不織布マット／プラスチックフィルム／不織布マット、不織布マット／プラスチックフィルム／不織布マット／プラスチックフィルム／不織布マットなど様々な態様があり、特に限定されるものではない。
【００１７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を詳細に説明する。
【００１８】
図１に示す本発明の遮水シート保護用マットの不織布１１は、単層ウェブ１_１〜１_ｎが２０層以上積層されているものでは、図２Ａ→図２Ｂ→図２Ｃに示す手順で製造される。
【００１９】
先ず原料繊維とバインダー繊維を所定の割合で混綿する。この混綿をカード機３にかけ、ウェブ１が成形されて次々と送り出されてくる。このウェブは、図２Ａに示すように、折りたたむようにして２０層以上、ｎ層が積み重ねられる。次いで図２Ｂのように、積み重ねた層の上方から加熱空気Ａｉｒを透過させると、バインダー繊維が溶融する。図２Ｃに示すように、キャタピラ５にてプレスすると溶融したバインダー繊維によって単層ウェブ１_１〜１_ｎが融着して不織布マット１１ができあがる（図１参照）。
【００２０】
続いて不織布マット１１に残熱がある間に、図２Ｃに示す圧縮ローラ７と対向ローラ８で不織布マット１１の両縁耳部を挟んで圧縮する。すると定尺幅Ｗの両縁に、密度の高い接合代２が連続して帯状に形成される（図４参照）。次いで搬送ローラ９で送られてきた不織布マット１１に冷却ファン１０で風を送って冷却する。
【００２１】
バインダー繊維を使わずに樹脂粉末、ビーズなどをバインダーとする場合は、原料繊維のみをカード機にてウェブを成形し、ウェブの単層毎にバインダーの樹脂をふりかけ、折りたたむようにして２０層以上積み重ねられる。以下、図２Ａ→図２Ｂ→図２Ｃの手順で図１に示す不織布マット１１が製造される。
【００２２】
図２Ｃに示したキャタピラ５によるプレスは、図３に示すようなローラ６によるプレスに変えることもできる。
【００２３】
不織布の原料繊維の材質は、例えばナイロン、ポリエスエテル繊維、アクリル繊維、塩化ビニリデン繊維、ポリプロピレン繊維、アセテート繊維などの合成繊維、木綿、麻、人絹などの植物繊維、絹、羊毛、その他の獣毛繊維などの動物性、あるいはこれらの繊維の混合繊維、くず繊維が使用できる。
【００２４】
バインダーとしては、例えば低融点ポリエスエテル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合物、エチレン−ポリビニルアルコール重合物アクリル、ナイロン（登録商標）等、原料繊維より融点の低い樹脂、合成繊維を使用できる。
【００２５】
原料繊維とバインダーとの配合重量比は、８０：２０〜７０：３０が適切である。この比率より原料繊維が少ないと貫入抵抗が５００Ｎより低くなり、逆に過剰であると層間剥離が生じ、施工性が著しく低下することになる。
【００２６】
図４に示すような定尺幅Ｗの両縁に、密度の高い接合代２が連続して帯状に形成されている不織布マット１１を製造するには、図５に示す加工法で行われる。図５の（Ａ）に示すように、平坦な不織布マット１１を加熱エンボスロール１２とバックアップロール１３の間を通して圧縮する加工がある。同じく（Ｂ）に示すように高周波発振ウエルダー１４により溶融する加工でもよい。（Ｃ）に示すように超音波フォーン１５とバックアップロール１６により溶融する加工がある。また（Ｄ）に示すように赤外線ヒータ１８により溶融する加工もある。これら（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）の加工法は、前記繊維材質のなかでも熱可塑性合成繊維からなる不織布に適している。なかでも（Ｃ）に示す超音波フォーン１５による加工は繊維の化学構造のなかに極性基をもつものに適している。
【００２７】
不織布マット１１の幅縁に、樹脂成分を含浸させた接合代２を連続して帯状に形成する具体的方法は、図６の平面図（Ａ）、側面図（Ｂ）に示すとおり、ロータリースクリーン１９の縁部の細孔１９ａから樹脂液を供給しながら不織布マット１１をバックロール１３との間に挟んで含浸させ、乾燥する。含浸する樹脂の材質は、不織布１１のバインダーとして採用可能な樹脂から選択できる。
【００２８】
接合代２が形成された不織布マット１１は、遮水シート保護用マットとして使用するにあたり、図７に示すように、複数枚を幅方向に並べて接合代２を重ね合わせ、熱融着させるか、または接着剤にて接着され、廃棄物処理場の敷設幅と合わせられる。
【００２９】
本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットを試作した実施例を、本発明を適用外の遮水シート保護用不織布マットである比較例１、２とともに以下に記載する。
【００３０】
（実施例）
原料繊維としてポリエステル繊維（融点２６０℃）と、目的の不織布の２５重量％をバインダー繊維として低融点（融点１１０〜１６０℃）ポリエステル繊維とを混綿し、カード機にかけ目付量４０ｇ／ｍ^２のウェブを得る。このウェブを２５層積み重ねることによって厚さ４００ｍｍ、目付量１０００ｇ／ｍ^２の多層ウェブが得られた。この多層ウェブに上面から２００℃に加熱した空気を通気させると、低融点ポリエステル繊維が融解して原料繊維と絡み合う。そこでプレスキャタピラ５により加圧して厚さを１１．７ｍｍに圧縮した。この不織布を、遮水シート保護用不織布マットとして使用するため、ＱＴＥＣ（財団法人日本繊維製品品質技術センター）の規格にしたがって各種性能試験をした。
【００３１】
（比較例１）
ポリエステルを主とした合成繊維からランダムウェブ製造装置により目付量１０００ｇ／ｍ^２のランダムウェブを得た。これをニードルパンチ機械によって密度０．１１５ｇ／ｃｍ^３のニードルパンチを施し、厚さ１０．７ｍｍの不織布を得た。この不織布を、遮水シート保護用不織布マットとして使用するための同様な性能試験を行った。
【００３２】
（比較例２）
実施例と同一の原料繊維であるポリエステル繊維と、実施例と同一のバインダー繊維との混綿から、目付量１０００ｇ／ｍ^２のランダムウェブを得た。このランダムウェブに下面から２００℃に加熱した空気を通気させ、プレスローラーにより加圧して厚さを１１．５ｍｍに圧縮した。この不織布を、遮水シート保護用不織布マットとして使用するための各種性能試験をした。
【００３３】
（性能試験）
実施例、比較例１、比較例２で得られた不織布につき、ＪＩＳＬ３２０４に準拠して引張強さの試験を行った。試験結果は、表１に示してある。
【００３４】
同じく各不織布につきＡＳＴＭＤ４８３３に準拠して貫入抵抗試験を行い、結果を表１に示してある。
【００３５】
【表１】

【００３６】
同じく各不織布につき、ＪＩＳＬ１０９６に準拠して圧縮時の厚さを測定し、その測定値から圧縮残存率を算出して結果を表２に示してある。
【００３７】
【表２】

【００３８】
表１から実施例の不織布は、引張強さが比較例１の不織布より優れ、比較例２の不織布とほぼ同等である。また実施例の不織布は、比較例１の不織布、および比較例２の不織布と比べて貫入抵抗が優れていることが分かる。さらに表２から、実施例の不織布は、圧縮残存率が比較例１、比較例２の不織布と同等である。
【００３９】
表１、表２の結果、実施例の不織布は、日本遮水工協会による遮水シート保護マットとしての認定基準を十分に満たしているものである。しかし、比較例１の不織布は、貫入抵抗こそ遮水シート保護マットとしての認定基準を満たしているが、引張強さが劣り、さらには不織布内部に加工時の折れニードルが残存する可能性があるため、遮水シート保護用マットとしての使用に適さない。比較例２の不織布は、引張強さは十分であるが、貫入抵抗が劣っているため遮水シート保護マットとしての性能を備えていない。
【００４０】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットは、厚さをさほど厚くしなくても廃棄物処理場に敷設する遮水シートを保護するのに十分な貫入抵抗が得られる。そのため、尖って重量のある金属や岩石などが投棄された場合でも、遮水シートが傷ついてしまうことがない。厚さを厚くする必要がないため、敷設作業がやりやすくなるし、保存や運搬にも便利である。さらには、この遮水シート保護用不織布マットは、接合して大面積とするのに適し、接合して大面積に敷設した状態で風にあおられても、引き裂きを生じない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの実施例を示す断面図である。
【図２Ａ】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの製造工程の実施例を示す図である。
【図２Ｂ】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの製造工程で、図２Ａに示す工程に続く工程の実施例を示す図である。
【図２Ｃ】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの製造工程で、図２Ｂに示す工程に続く工程の実施例を示す図である。
【図３】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの製造工程の別な実施例を示す図である。
【図４】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの実施例を示す斜視図である。
【図５】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの加工法の各種実施例を示す図である。
【図６】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの製造工程の別な実施例を示す図である。
【図７】本発明を適用する遮水シート保護用不織布マットの接合状態を示す図である。
【符号の説明】
１・１_１・１_２・１_３〜１_ｎは単層ウェブ、２は接合代、３はカード機、４は接合領域、５はキャタピラ、６はローラ、７は圧縮ローラ７、８は対向ローラ、９はは搬送ローラ、１０は冷却ファン、１１は不織布マット、１２はエンボスロール、１３・１６はバックアップロール、１４は高周波発振ウエルダー、１５は超音波フォーン、１８は赤外線ヒータ、１９はロータリースクリーンである。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet laid in a waste disposal site, and a waste disposal site laying sheet using the mat.
[0002]
[Prior art]
In a landfill for garbage and industrial waste from households, a water-proof sheet is placed on the ground to protect the environment, the waste is discarded, and the water flowing from the water-proof sheet is isolated and treated separately. is doing. As such a water shielding sheet, a plastic film sheet is used, but the plastic film may be cut off by protrusions of stone, metal, etc. to leak water.
[0003]
Therefore, when the ground of the treatment plant is uneven with rocks, etc., a non-woven mat with a moderate thickness under the water shielding sheet and cushioning is laid and protected against tearing from the ground. . In order to protect it from stones and metals contained in the waste, a non-woven fabric is laid on the water-proof sheet. Furthermore, as disclosed in Patent Document 1, for example, a nonwoven fabric mat / plastic film / nonwoven fabric mat may be layered to cover the ground of the treatment plant, and waste may be discarded together with earth and sand.
[0004]
For the protective non-woven mats used in this way, an industry group aiming at environmental protection of a waste disposal site has established safety standards. The required safety standards include thickness, weight, tensile strength, elongation rate, and penetration resistance.
[0005]
On the other hand, while the waste treatment plant is quite large, non-woven fabrics are usually formed according to the standard width of production equipment and must be joined to spread in the treatment plant. Absent. In the case where the material fiber of the nonwoven fabric mat is a synthetic fiber, a method in which the joining region of the two nonwoven fabric mats is heat-welded, pressure heat-sealed, or hot-air welded is widely employed. Bonding with an adhesive or stitching can be applied to either synthetic fibers or natural fibers. When bonded by heat welding or an adhesive, the two nonwoven fabric mats are strongly bonded to each other in the bonding region, but are not very strong against internal peeling of the web. For this reason, when one nonwoven fabric mat is lifted by wind, the web of the other nonwoven fabric mat may be peeled off.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-179321
[Problems to be solved by the invention]
Although the nonwoven fabric of the civil engineering cushion structure disclosed in Patent Document 1 can satisfy each item of the safety standard, a considerable thickness is required to obtain sufficient penetration resistance. It is difficult to carry and lay. Moreover, it is not preferable from the viewpoint of resource saving.
[0008]
The present invention has been made in view of such circumstances, and is a non-woven fabric that can provide sufficient penetration resistance even if it is not so thick, and is intended to protect a water shielding sheet laid in a waste disposal site. The present invention provides a suitable non-woven mat, and further a non-woven mat that is suitable for bonding to a large area and does not peel internally from the bonding region. The present invention also provides a waste disposal site laying sheet using the mat.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied to achieve the above object is a multilayer web in which at least 20 single layer webs obtained by carding raw fibers mixed with a binder are laminated. Then, the multilayer web having a basis weight of 1000 g / m ² or more is made of a nonwoven fabric having a thickness of 10 mm or more and a penetration resistance of 500 N or more obtained by heating and pressing.
[0010]
In a binder-bonded non-woven fabric with a basis weight of 1000 g / m ² and a thickness of 10 mm or more, the penetration resistance according to ASTM (American Society for Testing and Materials) D-4833 standard is 500 N (= 51 Kgf) by stacking 20 or more card units. ) The above has been achieved. Of course, as the basis weight increases, the penetration resistance increases, and even though the number of laminated single-layer webs (card units) is 20 or less, there is a possibility that a penetration resistance of 500 N or more can be realized, but the penetration resistance value varies widely. This non-woven fabric that has uniformly achieved 500 N or more satisfies the certification as a protective mat by the Japan Impermeable Construction Association.
[0011]
The basis weight of each single-layer web is preferably 25 to 50 g / m ² .
[0012]
The penetration resistance can be further increased when the carding directions of the single-layer webs in the multilayer web are laminated in directions intersecting each other.
[0013]
Moreover, it is preferable that the mat | matte for water-proof sheet | seat protection to which this invention is applied is formed in the strip | belt shape in the joining margin which heat-compressed the fiber of the nonwoven fabric to at least one of the width | variety edge of the nonwoven fabric shape | molded by fixed width. Such a bonding allowance is formed between the heating process and the cooling process.
[0014]
A joining margin in which a nonwoven fabric fiber is impregnated with a resin component may be formed in a band shape on at least one of the width edges of the nonwoven fabric formed into a fixed width.
[0015]
Usually, a mat for protecting a water shielding sheet used in a waste disposal site has a plurality of non-woven fabrics heat-sealed or bonded at their ears. As described above, if the fiber of the ear part, that is, the joining margin, is densified, heat-compressed or impregnated with a resin component, the binding force of the fiber layer is applied even if a force in the direction of peeling is applied to the joining margin. Will not peel off strongly.
[0016]
The nonwoven fabric mat for protecting the water shielding sheet can be bonded to a plastic film sheet to form a waste disposal site laying sheet. As an aspect of bonding, from the top (waste side) to the bottom (ground side), non-woven mat / plastic film, plastic film / non-woven mat, non-woven mat / plastic film / non-woven mat, non-woven mat / plastic film / non-woven mat There are various modes such as / plastic film / nonwoven fabric mat, and there is no particular limitation.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail.
[0018]
The non-woven fabric 11 of the water-proof sheet protecting mat of the present invention shown in FIG. 1 is manufactured according to the procedure shown in FIGS. 2A → 2B → FIG. 2C when 20 or more layers of single-layer webs 1 ₁ to 1 _n are laminated. Is done.
[0019]
First, raw material fibers and binder fibers are mixed at a predetermined ratio. The mixed cotton is applied to the card machine 3, and the web 1 is formed and sent out one after another. As shown in FIG. 2A, the web is folded so that 20 layers or more and n layers are stacked. Next, as shown in FIG. 2B, when the heated air Air is permeated from above the stacked layers, the binder fibers are melted. As shown in FIG. 2C, when the sheet is pressed by the caterpillar 5, the single-layer webs 1 ₁ to 1 _n are fused by the melted binder fibers to complete the nonwoven fabric mat 11 (see FIG. 1).
[0020]
Subsequently, while there is residual heat in the nonwoven fabric mat 11, the compression roller 7 and the opposing roller 8 shown in FIG. Then, the joining allowance 2 with high density is continuously formed in a strip shape on both edges of the standard width W (see FIG. 4). Next, the cooling fan 10 sends air to the nonwoven fabric mat 11 sent by the conveying roller 9 to cool it.
[0021]
When resin powder, beads, etc. are used as binders without using binder fibers, a web is formed only with raw fiber using a card machine, and the binder resin is sprinkled on each single layer of the web and folded to fold 20 layers or more. Stacked. Thereafter, the nonwoven fabric mat 11 shown in FIG. 1 is manufactured by the procedure of FIG. 2A → FIG. 2B → FIG. 2C.
[0022]
The press by the caterpillar 5 shown in FIG. 2C can be changed to the press by the roller 6 as shown in FIG.
[0023]
Nonwoven fabric raw material materials include, for example, synthetic fibers such as nylon, polyester fiber, acrylic fiber, vinylidene chloride fiber, polypropylene fiber, acetate fiber, plant fiber such as cotton, hemp, human silk, silk, wool, and other animal hair Animal materials such as fibers, mixed fibers or waste fibers of these fibers can be used.
[0024]
As the binder, for example, low melting point polyester, polyethylene, polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, ethylene-polyvinyl alcohol polymer acrylic, nylon (registered trademark) and the like resins having a melting point lower than that of the raw fiber and synthetic fibers can be used.
[0025]
The blending weight ratio between the raw fiber and the binder is suitably 80:20 to 70:30. If the raw material fiber is less than this ratio, the penetration resistance is lower than 500 N, and if it is excessive, delamination occurs and the workability is remarkably lowered.
[0026]
In order to manufacture the nonwoven fabric mat 11 in which the joining allowance 2 having a high density is continuously formed on both edges of the standard width W as shown in FIG. 4 in a band shape, the processing method shown in FIG. 5 is performed. As shown to (A) of FIG. 5, there exists a process which compresses the flat nonwoven fabric mat 11 through between the heating embossing roll 12 and the backup roll 13. FIG. Similarly, as shown in (B), the melting may be performed by the high frequency oscillation welder 14. As shown in (C), there is a process of melting by the ultrasonic phone 15 and the backup roll 16. There is also a process of melting by the infrared heater 18 as shown in FIG. These processing methods (A), (B), (C), and (D) are suitable for nonwoven fabrics made of thermoplastic synthetic fibers among the fiber materials. Among them, the processing by the ultrasonic phone 15 shown in (C) is suitable for a fiber having a polar group in the chemical structure.
[0027]
A specific method for continuously forming the joining margin 2 impregnated with the resin component on the width edge of the nonwoven fabric mat 11 in a band shape is as shown in a plan view (A) and a side view (B) of FIG. The nonwoven fabric mat 11 is impregnated with the back roll 13 while being supplied with the resin liquid from the pores 19a at the edge of 19 and dried. The material of the resin to be impregnated can be selected from resins that can be used as the binder of the nonwoven fabric 11.
[0028]
When the nonwoven fabric mat 11 formed with the joining margin 2 is used as a mat for protecting a water shielding sheet, as shown in FIG. 7, a plurality of sheets are arranged in the width direction and the joining margin 2 is overlapped and heat-sealed. Alternatively, it is bonded with an adhesive and matched with the laying width of the waste disposal site.
[0029]
The Example which produced the prototype of the nonwoven fabric mat for water-shielding sheet protection which applies this invention is described below with the comparative examples 1 and 2 which are the nonwoven fabric mats for water-proof sheet protection which are not applied to this invention.
[0030]
(Example)
Polyester fiber (melting point 260 ° C.) as raw fiber and low-melting point (melting point 110-160 ° C.) polyester fiber 25% by weight of the target non-woven fabric as a binder fiber, is applied to a card machine and has a weight of 40 g / m ² Get. By stacking 25 layers of this web, a multilayer web having a thickness of 400 mm and a basis weight of 1000 g / m ² was obtained. When air heated to 200 ° C. from the upper surface is passed through the multilayer web, the low-melting polyester fibers are melted and entangled with the raw fibers. Then, it pressed with the press caterpillar 5 and compressed thickness to 11.7 mm. In order to use this nonwoven fabric as a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet, various performance tests were conducted according to the standards of QTEC (Japan Textile Product Quality Technology Center).
[0031]
(Comparative Example 1)
A random web having a basis weight of 1000 g / m ² was obtained from a synthetic fiber mainly composed of polyester using a random web production apparatus. This was subjected to needle punching with a density of 0.115 g / cm ³ using a needle punch machine to obtain a nonwoven fabric having a thickness of 10.7 mm. The same performance test for using this nonwoven fabric as a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet was conducted.
[0032]
(Comparative Example 2)
A random web having a basis weight of 1000 g / m ² was obtained from a blend of polyester fiber, which is the same raw material fiber as in the example, and the same binder fiber as in the example. The random web was aerated with air heated to 200 ° C. from the lower surface and pressed with a press roller to compress the thickness to 11.5 mm. Various performance tests for using this nonwoven fabric as a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet were conducted.
[0033]
(performance test)
About the nonwoven fabric obtained by the Example, the comparative example 1, and the comparative example 2, the test of the tensile strength was done based on JISL3204. The test results are shown in Table 1.
[0034]
Similarly, each nonwoven fabric was subjected to a penetration resistance test in accordance with ASTM D 4833, and the results are shown in Table 1.
[0035]
[Table 1]

[0036]
Similarly, for each nonwoven fabric, the thickness at the time of compression was measured in accordance with JIS L 1096, and the compression residual ratio was calculated from the measured value, and the results are shown in Table 2.
[0037]
[Table 2]

[0038]
From Table 1, the nonwoven fabrics of the examples are superior in tensile strength to the nonwoven fabric of Comparative Example 1 and are almost equivalent to the nonwoven fabric of Comparative Example 2. Moreover, it turns out that the nonwoven fabric of an Example is excellent in penetration resistance compared with the nonwoven fabric of the comparative example 1 and the nonwoven fabric of the comparative example 2. Furthermore, from Table 2, the nonwoven fabrics of the examples have the same compression residual ratio as the nonwoven fabrics of Comparative Examples 1 and 2.
[0039]
As a result of Tables 1 and 2, the nonwoven fabrics of the examples sufficiently satisfy the certification standards as a water-proof sheet protection mat by the Japan Water-proofing Works Association. However, in the nonwoven fabric of Comparative Example 1, the penetration resistance satisfies the certification standard as a water shielding sheet protective mat, but the tensile strength is inferior, and further, a broken needle may remain inside the nonwoven fabric during processing. Therefore, it is not suitable for use as a mat for protecting a water shielding sheet. Although the nonwoven fabric of the comparative example 2 has sufficient tensile strength, since the penetration resistance is inferior, it does not have the performance as a waterproof sheet protection mat.
[0040]
【The invention's effect】
As described above in detail, the nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied has sufficient penetration resistance to protect the water shielding sheet laid in the waste disposal site without increasing the thickness. Is obtained. Therefore, even when a sharp and heavy metal or rock is dumped, the water shielding sheet is not damaged. Since it is not necessary to increase the thickness, laying work becomes easier and it is convenient for storage and transportation. Furthermore, this nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet is suitable for bonding to a large area, and does not tear even if it is blown in the wind in a state where it is bonded and laid in a large area.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an embodiment of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 2A is a diagram showing an example of a manufacturing process of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 2B is a diagram showing an example of a process following the process shown in FIG. 2A in the process of manufacturing the nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 2C is a diagram showing an example of a process following the process shown in FIG. 2B in the process of manufacturing the nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 3 is a view showing another example of a manufacturing process of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 4 is a perspective view showing an embodiment of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 5 is a diagram showing various examples of a method for processing a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 6 is a view showing another example of a manufacturing process of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
FIG. 7 is a view showing a joining state of a nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet to which the present invention is applied.
[Explanation of symbols]
1 · 1 ₁ · 1 ₂ · 1 ₃ to 1 _n is a single layer web, 2 is a joining margin, 3 is a card machine, 4 is a joining area, 5 is a caterpillar, 6 is a roller, 7 is a compression roller 7 and 8 is opposed to each other Roller, 9 is a conveyance roller, 10 is a cooling fan, 11 is a nonwoven fabric mat, 12 is an embossing roll, 13 and 16 are backup rolls, 14 is a high-frequency oscillation welder, 15 is an ultrasonic phone, 18 is an infrared heater, and 19 is a rotary It is a screen.

Claims

A multilayer web in which at least 20 single-layer webs obtained by carding raw fibers mixed with a binder are laminated, and a thickness obtained by heating and pressing the multilayer web having a basis weight of 1000 g / m ² or more. A nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet, comprising a nonwoven fabric having a length of 10 mm or more and a penetration resistance of 500 N or more.

Water shield sheet protective nonwoven mat according to claim 1, basis weight of the single layer web, characterized in that a 25 to 50 g / m ^2.

The nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet according to claim 1, wherein the carding directions of the single-layer webs in the multilayer web are laminated so as to cross each other.

The nonwoven fabric for protecting a water shielding sheet according to claim 1, wherein a joining margin obtained by heating and compressing the fibers of the nonwoven fabric is formed in a band shape on at least one of the width edges of the nonwoven fabric formed into a fixed width. mat.

The water shielding sheet according to claim 1, wherein a joining margin in which a nonwoven fabric fiber is impregnated with a resin component is formed in a band shape on at least one of the width edges of the nonwoven fabric formed into a fixed width. Non-woven mat for protection.

A sheet for laying a waste disposal site, wherein the nonwoven fabric mat for protecting a water shielding sheet according to any one of claims 1 to 5 and a sheet of plastic film are bonded together.