JP2004253050A - 情報再生装置および情報記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報の記録再生、あるいは再生のみ、あるいは記録のみを行う際の映像シーン検索に関するユーザアクセスを改善する。
【解決手段】クローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号のCC情報から、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それらの情報の変化を解析し、変化した情報と映像とを関連付けることにより映像シーン検索を容易にし、記録再生、あるいは再生のみ、あるいは記録のみを行う。
【選択図】図1
【解決手段】クローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号のCC情報から、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それらの情報の変化を解析し、変化した情報と映像とを関連付けることにより映像シーン検索を容易にし、記録再生、あるいは再生のみ、あるいは記録のみを行う。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン信号を記録再生する際にクローズドキャプション(CC)情報を利用して映像シーンの検索を行うことによりユーザアクセスを改善した情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
映像情報のデジタル化に伴いハードディスクやDVD等の記憶媒体が普及してきた。これらの記憶媒体は年々容量が大きくなり、記録できる映像情報の量も多くなってきている。しかし、情報量の増加に伴い大量の映像情報の中から映像の一部分(シーン)を検索することは困難になってきている。例えば、ユーザが映像シーン検索を行う場合は、一度録画したものを最初から見直したり編集したりする必要があり、かなりの時間を要するなど、簡単には実現できなかった。
【0003】
そこで上記問題を解決するためにテレビジョン信号のCC情報を利用して検索や再生を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−56006号公報 (第5頁 第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のCC情報を用いたテレビジョン信号の検索や再生を行う方法では、検索、再生のタイミングはCC情報として重畳されている時間情報を用いていたため、例えば、MPEG符号化された映像における再生の場合、上記タイミングは必ずしもIピクチャの位置を指定するものではなく、その結果、上記タイミングではシーンの切換りタイミングとは時間的にずれた(遅延した)映像が再生されることが多かった。このため、所望の映像シーン検索・再生が困難であった。
【0006】
そこで本発明では、上記問題を鑑み、CC情報を利用して映像シーン検索が容易に行え、映像シーンの開始タイミングから記録、再生できる情報記録再生装置および方法、情報再生装置および方法、情報記録装置および方法、並びにそれらのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記録再生装置は、クローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、この管理テーブルを参照して再生する映像シーンを決定し、記録された受信処理済の信号からキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの再生を行う。
【0008】
本発明の情報再生装置はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、この管理テーブルを参照して再生する映像シーンを決定し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの再生を行う。
【0009】
本発明の情報記録装置はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを参照して記録する映像シーンを決定し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの記録を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明を適用した情報記録再生装置の構成について説明する。この装置は例えばセットトップボックスやDVDレコーダやハードディスク内臓のDVDプレーヤなどに内蔵される。図1は本発明の情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。この情報記録再生装置は入力分離手段1、CC検出解析手段2、管理テーブル作成手段3、記録手段4、選択再生手段5から構成される。
【0011】
入力分離手段1には、図示しないアンテナを介してデジタル放送波、或いは図示しないDVDやDVHSなどの再生装置からのデジタル信号またはアナログ信号が入力される。入力がデジタル放送波の場合は、選局、検波処理を施した後、デジタル復調及び誤り訂正処理を施し、さらに、CC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が施され出力される。一方、入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段2に、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などは記録手段4に入力される。
【0012】
CC検出解析手段2はCC情報の中から、字幕の特徴となるキャラクタ情報のみ、或いは字幕の特徴となるキャラクタ情報とテキスト情報以外の付加情報、或いはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、管理テーブル作成手段3に出力する。ここで、字幕の特徴となるキャラクタ情報とは、そのキャラクタ情報が字幕の最初にあるとそれに続く字幕が何を表すかを示す情報で、様々な種類の括弧や音符、電話マークなどがこれに相当する。例えば、音符マークに続く字幕は歌の歌詞を示すことが多い。また、テキスト情報以外の付加情報とは、制御コードによって設定される文字やCCウィンドウの属性情報のことで、文字の色、大きさ、フォント、及び字体、CCウィンドウの位置、大きさ、色、及び表示/非表示のフラグ、或いは次に示すタグ情報などがこれに相当する。例えば、米国のデジタルCC情報では、この付加情報としてテキストのタグ情報があり、表示中の字幕が出演者のセリフなのかナレーションなのか番組中の音楽なのか等の情報を示している。一般に以上のようなキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングは、ドラマ、ニュース番組、或いは音楽番組などの映像シーンの切替りを示すことが多く、これらの情報の変化を検出・解析した結果を利用することで意味のある映像シーンの切替りの検出を行うことができる。
【0013】
管理テーブル作成手段3は、CC検出解析手段2で検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、記録手段4に出力する。図2は管理テーブル作成手段3で作成される管理テーブルの一例である。図2の管理テーブルはキャラクタ情報、或いは付加情報がどのような種類であるかを示す種類情報と、その映像情報が記憶媒体のどの位置に記録されているかを示す記録位置情報と、タイムスタンプ情報を関連付けた例である。
【0014】
ここで、種類情報とは、キャラクタ情報、或いは付加情報が属性情報の場合には文字の色、字体、及びフォントなどの情報であり、タグ情報の場合には出演者のセリフ、ナレーション、及び番組中の音楽などの情報である。記録位置情報とは、例えば記録媒体がハードディスクの場合にはセクタを単位として管理されていることが多くキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおける映像情報が記録されたセクタの先頭セクタ番号である。タイムスタンプ情報とは、例えばキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおける映像情報をデコードするために利用されるPTS、DTS、SCR、及びPCRなどで、セクタ内の複数の映像情報から所望の映像情報を抜き出すことができるユニークな情報であり、図示しないCPUなどを経由して、入力分離手段1から取得可能である。
【0015】
この他、予め記録時にサムネイル画像を作成してそのサムネイル画像が記録されている記録位置情報とキャラクタ情報、或いは付加情報がどのような種類であるかを示す種類情報を関連付けた管理テーブルを作成することも可能である。
【0016】
記録手段4は入力分離手段1から出力された、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などと管理テーブル作成手段3で作成された管理テーブルを、例えば、ハードディスク、或いはDVD等のランダムアクセスが可能な記録媒体に記録する。
【0017】
選択再生手段5は、記録手段4に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行うもので、例えば、ユーザが図示しないリモートコントローラなどを用いて、順番に次々と管理テーブルで管理されている映像シーンの表示を要求するためのジャンプキーを入力した場合、記録手段4から管理テーブルを読み出し、記録位置情報とタイムスタンプ情報を利用して、映像シーンを順番にデコード・表示できるように記録手段4を制御する。このとき、管理テーブルに記録されたタイムスタンプは必ずしもMPEG符号化された映像データのIピクチャを指定するものではないので、数sec、或いは数msec早いタイミングから再生することにより正確にシーンの切換りから再生できる。
【0018】
また、選択再生手段5にサムネイル作成手段6を追加することも可能である。このとき、選択再生手段5には上記機能にサムネイル作成手段6への出力処理とサムネイル作成手段6からの通知処理が付加される。サムネイル作成手段6は選択再生手段5で再生可能と判断された複数個の映像シーンのそれぞれについて代表となる画像を決定し、この代表画像をサムネイルとして表示する。前記管理テーブル作成手段3で示したように、予め記録時にサムネイル画像を作成して管理テーブルに記録しておくこともできる。また、代表画像を決定する際に管理テーブルに記録されたタイムスタンプよりも数秒前の映像シーンを選択すると、より正確なシーンの切換りを表示することができる。さらに、サムネイル作成手段6は、例えば、図示しないリモートコントローラなどを用いて、ユーザがサムネイルを選択することにより再生する映像シーンを決定し、映像シーンの再生が行えるよう選択再生手段5を制御する。図3にサムネイル表示の一例を示す。
【0019】
さらに、管理テーブル作成手段3または選択再生手段5に条件入力手段7を追加することも可能である。条件入力手段7は、例えば、図示しないリモートコントローラやキーボードを用いてユーザからの条件入力を行うものである。管理テーブル作成手段3に条件入力手段7を付加する場合、管理テーブル作成手段3には条件入力手段7からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致したキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングだけ管理テーブルを作成するための管理テーブル作成条件である。選択再生手段5に条件入力手段7を追加する場合、選択再生手段5には条件入力手段7からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンから再生を行うための再生条件である。例えば、人物が話をしている映像シーンを再生したいならば、条件入力手段7でタグの値がセリフを示す値に設定される映像シーンを選択するように入力すると、選択再生手段5ではその情報を検索キーとして管理テーブルを検索し、再生する映像シーンを選択、再生が行えるよう記録手段4を制御する。図4に条件選択画面の一例を示す。各条件の左のチェックボックスを選択することによって条件を決定する。
【0020】
サムネイル表示と管理テーブル作成条件、または再生条件入力を同時に行うことも可能である。
【0021】
ここで、図1で示した情報記録再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図5は前記情報記録再生装置の記録処理の一例を示したフローチャートである。まずステップS1において、入力分離手段1により、テレビジョン信号のCC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が実行され、ステップS2に進む。ステップS2において、CC検出解析手段2によりステップS1で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、管理テーブル作成条件の入力を行う場合にはステップS3に、条件入力を行わない場合にはステップS6に進む。ステップS3において、条件入力手段7により、管理テーブル作成手段3に設定されている選択可能な管理テーブル作成条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS4に進む。ステップS4において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが管理テーブル作成条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段7により、管理テーブル作成条件を管理テーブル作成手段3に出力し、ステップS5に進む。決定しない場合は、管理テーブル作成条件は選択可能な管理テーブル作成条件すべてとみなし、ステップS6に進む。ステップS5において、管理テーブル作成手段3により、ステップS2からのCC情報の解析結果とステップS4からの管理テーブル作成条件が一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS6に進む。一致しない場合には、管理テーブルは作成できないものとしステップS7に進む。ステップS6において、管理テーブル作成手段3により、ステップS2からの検出・解析結果からキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、ステップS7に進む。また、条件入力を行った時にはステップS5からの選択結果に基づいて管理テーブルを作成し、ステップS7に進む。ステップS7において、記録手段4により、ステップS1で分離処理された情報とステップS6で作成された管理テーブルとを記録して処理を終了する。
【0022】
次に、図6は前記情報記録再生装置の再生処理の一例を示したフローチャートである。再生条件の入力を行う場合にはステップS101から処理を開始し、条件入力を行わずにサムネイル表示を行う場合にはステップS104から処理を開始し、条件入力もサムネイル表示も行わない場合にはステップS105から処理を開始する。
【0023】
ステップS101において、条件入力手段7により、記録処理時に記録された管理テーブルから選択可能な再生条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS102に進む。ステップS102において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが再生条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段7により、再生条件を選択再生手段5に出力し、ステップS103に進む。決定しない場合は、再生条件は選択可能な再生条件すべてとみなし、ステップS104に進む。ステップS103において、選択再生手段5により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し、ステップS102からの再生条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、サムネイル表示を行うならばステップS104に、行わないならばステップS105に進む。一致しない場合には、再生処理を終了する。ステップS104において、サムネイル作成手段6により条件入力処理を行う場合にはステップS103からの再生条件と一致した映像シーンの、行わない場合には記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し関連付けられているすべての映像シーンの代表画像をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示する。ステップS105において、ユーザからリモートコントローラなどを用いた再生を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択再生手段5により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し再生する映像シーンを決定し、ステップS106に進み、要求無しと判定した場合には、再生処理を終了する。ステップS106において、選択再生手段5により記録手段4を制御し、映像シーンの再生・表示を行い、処理を終了する。
【0024】
以上のように、CC情報中の特徴となるキャラクタ情報、或いはテキスト情報以外の付加情報の変化するタイミングを検出・解析し、映像情報などとの関連付けを示した管理テーブルを作成することにより、ドラマ、ニュース番組、或いは音楽番組などの映像シーンの切替りを容易に検出することができるようになる。これにより、映像シーン検索が容易に行える情報記録再生装置を提供可能になる。
【0025】
また、サムネイル表示を行うことにより、ユーザが映像シーンを決定する際の操作が容易になり、テーブル作成時、或いは選択再生時に条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
さらに、以上の説明において記録手段4に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行う場合、記録手段4から管理テーブルを読み出し、管理テーブルに記録されたタイムスタンプより数sec、或いは数msec早いタイミングから再生するようにすることで、正確な映像シーンの切換りタイミングから再生できることを記載した。しかし、管理テーブル作成手段3における管理テーブルの作成時に、タイムスタンプ情報をキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおけるPTS、DTS、SCR、及びPCR そのものとするのではなく、PTS、DTS、SCR、及びPCRがIピクチャを指定する場合にはこの値をそのまま使用し、Iピクチャを指定しない場合、つまりB、或いはPピクチャを指定する場合にはこれより一つ前のIピクチャを指定するPTS、DTS、SCR、及びPCRを使用するようにすることでより正確に映像シーンの切換りから再生できるようになる。この場合、本発明の情報記録再生装置において、入力分離手段1で分離した映像ESのデコード処理を行うデコード処理部を設け、ここから、I、B、或いはPピクチャなどのピクチャ情報を取得し、必ず一つ前のIピクチャにおけるPTS、DTS、SCR、及びPCRを保持するようにすることで対応可能である。
(第2の実施の形態)
本発明を適用した第7の実施の形態における情報再生装置の構成について説明する。図7は本発明を適用した第7の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロック図である。この情報再生装置は入力分離手段101、CC検出解析手段102、管理テーブル作成手段103、一時記録手段104、選択再生手段105から構成される。
【0026】
入力分離手段101には、図示しないDVDやDVHS等の再生装置からのデジタル信号或いはアナログ信号が入力される。入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段102に入力される。
【0027】
CC検出解析手段102は入力分離手段101から出力された信号に含まれるCC情報の中から字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト以外の付加情報、あるいはテキスト以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、管理テーブル作成手段103に出力する。
【0028】
管理テーブル作成手段103はCC検出解析手段102で検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、一時記録手段104に出力する。例えば入力分離手段101をDVDプレーヤとすると、入力信号がデジタル信号であれば、高速再生機能を用いることにより、通常再生前に管理テーブルを作成することが可能である。
【0029】
一時記録手段104は管理テーブル作成手段103で作成された管理テーブルを例えばフラッシュメモリなどの記録媒体に一時的に記録する。管理テーブルは再生時に参照されるだけなので一時的に記録するものとする。
【0030】
選択再生手段105は、一時記録手段104に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行うもので、例えば、ユーザが図示しないリモートコントローラなどを用いて、順番に次々と管理テーブルで管理されている映像シーンの表示を要求するためのジャンプキーを入力した場合、一時記録手段104から管理テーブルを読み出し、記録位置情報とタイムスタンプ情報を利用して、映像シーンを順番にデコード・表示できるように入力分離手段101を制御する。このとき、管理テーブルに記録されたタイムスタンプより数sec、或いは数msec早いタイミングから再生するとより正確にシーンの切換りから再生できる。
【0031】
また、選択再生手段にサムネイル生成手段を追加することも可能である。このとき、選択再生手段105には上記機能に加えてサムネイル作成手段106への出力処理が付加される。サムネイル作成手段106は選択再生手段115で再生可能と判断された複数個の映像シーンのそれぞれについて代表となる画像を決定し、この代表画像をサムネイルとして表示する。代表画像を決定する際に管理テーブルに記録されたタイムスタンプよりも数秒前の映像シーンを選択すると、より正確なシーンの切換りを表示することができる。
【0032】
さらに、管理テーブル作成手段103または選択再生手段105に条件入力手段107を追加することも可能である。条件入力手段107は、例えば図示しないリモートコントローラやキーボードを用いてユーザからの条件入力を行うものである。
【0033】
管理テーブル作成手段103に条件入力手段107を付加する場合、管理テーブル作成手段103には上記機能に加えて条件入力手段107からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致したキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングだけ管理テーブルを作成するための管理テーブル作成条件である。
【0034】
選択再生手段105に条件入力手段107を付加する場合、選択再生手段105には上記機能に加えて条件入力手段107からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンから再生を行うための再生条件である。サムネイル表示と管理テーブル作成条件、または再生条件入力を同時に行うことも可能である。
【0035】
ここで、図7で示した情報再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図8は前記情報再生装置の一時記録処理の一例を示したフローチャートである。
【0036】
まずステップS201において、入力分離手段101により、テレビジョン信号のCC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が実行され、ステップS202に進む。ステップS202において、CC検出解析手段102によりステップS201で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、管理テーブル作成条件の入力を行う場合にはステップS203に、行わない場合にはステップS206に進む。
【0037】
ステップS203において、条件入力手段107により、管理テーブル作成手段103に設定されている選択可能な管理テーブル作成条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS204に進む。ステップS204において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが管理テーブル作成条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段107により、管理テーブル作成条件を管理テーブル作成手段103に出力し、ステップS205に進む。決定しない場合は、管理テーブル作成条件は選択可能な管理テーブル作成条件すべてとみなし、ステップS206に進む。ステップS205において、管理テーブル作成手段103により、ステップS202からのCC情報の解析結果とステップS204からの管理テーブル作成条件が一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS206に進む。一致しない場合には、管理テーブルは作成できないものとしステップS207に進む。ステップS206において、管理テーブル作成手段103により、ステップS012からの検出・解析結果から、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、ステップS207に進む。また、条件入力を行った時にはステップS205からの選択結果から管理テーブルを作成し、ステップS207に進む。ステップS207において、一時記録手段104によりステップS206で作成された管理テーブルを記録して処理を終了する。次に、図9は前記情報再生装置の再生処理の一例を示したフローチャートである。再生条件の入力を行う場合にはステップS301から処理を開始し、条件入力を行わずにサムネイル表示を行う場合にはステップS304から処理を開始し、条件入力もサムネイル表示も行わない場合にはステップS305から処理を開始する。
【0038】
ステップS301において、条件入力手段107により、一時記録処理時に記録された管理テーブルから選択可能な再生条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS302に進む。ステップS302において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが再生条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段107により、再生条件を選択再生手段105に出力し、ステップS303に進む。決定しない場合は、再生条件は選択可能な再生条件すべてとみなし、ステップS304に進む。ステップS303において、選択再生手段105により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し、ステップS302からの再生条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、サムネイル表示を行うならばステップS304に、行わないならばステップS305に進む。一致しない場合には、再生処理を終了する。ステップS304において、サムネイル作成手段106により、条件入力処理を行う場合にはステップS303からの再生条件と一致した映像シーンの、行わない場合には一時記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し関連付けられているすべての映像シーンの代表画像をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示する。ステップS305において、ユーザからリモートコントローラなどを用いた再生を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択再生手段105により、一時記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し再生する映像シーンを決定し、ステップS306に進み、要求無しと判定した場合には、再生処理を終了する。ステップS306において、選択再生手段105により入力分離手段101を制御し、映像シーンの再生・表示を行い、処理を終了する。
【0039】
以上のように、CC情報中のキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、映像情報と関連付けた管理テーブルを作成することにより、映像シーンの切換りを容易に検出できるようになる。このため、映像シーン検索を容易に行える情報再生装置の提供が可能になる。
【0040】
また、サムネイル表示を行うことにより、ユーザが映像シーンを決定する際の操作が容易になり、テーブル作成時、或いは選択再生時に条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
【0041】
さらに、今後、DVDなどが数倍速の高速読取りが可能になれば、情報再生装置にDVDをセットして直ぐに、高速読取を行い、管理テーブルを作成することで、更に使い勝手の良い情報再生装置を提供することが可能である。
(第3の実施の形態)
本発明を適用した第13の実施の形態における情報記録装置の構成について説明する。図10は本発明を適用した第13の実施の形態における情報記録装置の構成を示すブロック図である。この情報記録装置は入力分離手段201、CC検出解析手段202、選択手段203、記録手段204から構成される。
【0042】
入力分離手段201は図示しないDVDやDVHS等の再生装置からのデジタル信号或いはアナログ信号が入力される。入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段202に入力される。
【0043】
CC検出解析手段202は入力分離手段201から出力された信号に含まれるCC情報の中から字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、選択手段203に出力する。
【0044】
選択手段203はCC検出解析手段202で解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報の変化によって記録するか否かを判断する。
【0045】
記録手段204は選択手段203で判断された結果から選択された映像シーンをハードディスクやDVD等のランダムアクセスが可能な記録媒体に記録する。このとき、映像シーンの切換りタイミングより数sec、或いは数msec早いタイミングからの記録を行うために記録手段は一時的に数sec、或いは数msecの間の映像情報を確保しておくためのメモリ機能をもつ。具体的にはこのメモリは、一つ前のIピクチャから現在のIピクチャまでの映像情報を記録することができる容量を備えるFIFO型のメモリであり、常に一つ前のIピクチャからの映像情報が確保されるため、常に映像シーンの正確な切換りが保持されることになる。
【0046】
また、選択手段203に条件入力手段を追加することも可能である。このとき、選択手段203には上記機能に加えて条件入力手段205からの条件入力と条件検索処理が付加される。条件入力手段205はユーザからの条件入力を行うもので、ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンの記録を行うための記録条件である。
【0047】
ここで、図10で示した情報再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図11は前記情報記録装置の記録処理の一例を示したフローチャートである。ステップS401において、入力分離手段201により、受信処理が実行され、ステップS402に進む。ステップS402において、CC検出解析手段202によりステップS401で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、記録条件の入力を行う場合にはステップS403に、条件入力を行わない場合にはステップS406に進む。ステップS403において、条件入力手段205により、選択手段203に設定されている選択可能な記録条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS404に進む。ステップS404において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが記録条件を決定した否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段205により、記録条件を選択手段203に出力し、ステップS405に進む。決定しない場合は、記録条件は選択可能な記録条件すべてとみなし、ステップS406に進む。ステップS405において、選択手段203により、ステップS402からの解析結果を参照し、ステップS404からの記録条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS406に進む。一致しない場合には、記録処理を終了する。ステップS406において、ユーザからリモートコントローラなどを用いて記録を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択手段203により、ステップS402からの解析結果を参照し記録する映像シーンを決定し、ステップS407に進み、要求無しと判定した場合には、本ステップS403を繰り返し実行する。このとき、記録条件が入力されている場合は常に要求有りと判定するような設定も可能である。ステップS407において、選択手段203により記録手段204が制御され、記録手段204は記録媒体に映像シーンを記録する。
【0048】
以上のように、CC情報中のキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、映像情報と関連付けることにより、例えばナレーションの映像シーンとセリフの映像シーンを区別することができるため、映像シーン検索を容易に行うことが可能になる。
また、選択時に選択条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
【0049】
以上でフローチャートを用いて説明した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることも可能であるが、ソフトウェアにより実行させることも可能である。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組込まれているコンピュータ、あるいは各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO、MDなど)、及び半導体メモリなどによるパッケージメディア、または、プログラムが一時的若しくは永続的に格納されるフラッシュROMや、ハードディスクなどにより構成される。なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記述された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的、あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0050】
【発明の効果】
本発明はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を受信する際に、CC情報に含まれる、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみの変化のタイミングを解析することにより、字幕のテキストのキーワードを把握しなくとも映像シーン検索が容易に行え、映像シーンの開始タイミングから記録再生、あるいは再生のみ、あるいは記録のみを行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の構成を示すブロック図。
【図2】管理テーブル作成手段で作成される管理テーブルの一例
【図3】サムネイル作成手段で表示されるサムネイルの一例
【図4】条件入力手段で表示される条件選択画面の一例
【図5】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の記録処理の一例を示したフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の再生処理の一例を示したフローチャート。
【図7】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の一時記録処理の一例を示したフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の再生処理の一例を示したフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態3に係る情報記録装置の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の実施の形態3に係る情報記録装置の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1,101,201…入力分離手段
2,102,202…CC検出解析手段
3,103…管理テーブル作成手段
4,204…記録手段
5,105…選択再生手段
6,106…サムネイル作成手段
7,107,205…条件入力手段
104…一時記録手段
203…選択手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレビジョン信号を記録再生する際にクローズドキャプション(CC)情報を利用して映像シーンの検索を行うことによりユーザアクセスを改善した情報記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
映像情報のデジタル化に伴いハードディスクやDVD等の記憶媒体が普及してきた。これらの記憶媒体は年々容量が大きくなり、記録できる映像情報の量も多くなってきている。しかし、情報量の増加に伴い大量の映像情報の中から映像の一部分(シーン)を検索することは困難になってきている。例えば、ユーザが映像シーン検索を行う場合は、一度録画したものを最初から見直したり編集したりする必要があり、かなりの時間を要するなど、簡単には実現できなかった。
【0003】
そこで上記問題を解決するためにテレビジョン信号のCC情報を利用して検索や再生を行う方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−56006号公報 (第5頁 第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のCC情報を用いたテレビジョン信号の検索や再生を行う方法では、検索、再生のタイミングはCC情報として重畳されている時間情報を用いていたため、例えば、MPEG符号化された映像における再生の場合、上記タイミングは必ずしもIピクチャの位置を指定するものではなく、その結果、上記タイミングではシーンの切換りタイミングとは時間的にずれた(遅延した)映像が再生されることが多かった。このため、所望の映像シーン検索・再生が困難であった。
【0006】
そこで本発明では、上記問題を鑑み、CC情報を利用して映像シーン検索が容易に行え、映像シーンの開始タイミングから記録、再生できる情報記録再生装置および方法、情報再生装置および方法、情報記録装置および方法、並びにそれらのプログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報記録再生装置は、クローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、この管理テーブルを参照して再生する映像シーンを決定し、記録された受信処理済の信号からキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの再生を行う。
【0008】
本発明の情報再生装置はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、この管理テーブルを参照して再生する映像シーンを決定し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの再生を行う。
【0009】
本発明の情報記録装置はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を入力し、分離処理を行う。分離処理された情報からCC情報を検出し、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、これらの情報が変化するタイミングを解析する。検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを参照して記録する映像シーンを決定し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングから数秒前の映像シーンの記録を行う。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明を適用した情報記録再生装置の構成について説明する。この装置は例えばセットトップボックスやDVDレコーダやハードディスク内臓のDVDプレーヤなどに内蔵される。図1は本発明の情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。この情報記録再生装置は入力分離手段1、CC検出解析手段2、管理テーブル作成手段3、記録手段4、選択再生手段5から構成される。
【0011】
入力分離手段1には、図示しないアンテナを介してデジタル放送波、或いは図示しないDVDやDVHSなどの再生装置からのデジタル信号またはアナログ信号が入力される。入力がデジタル放送波の場合は、選局、検波処理を施した後、デジタル復調及び誤り訂正処理を施し、さらに、CC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が施され出力される。一方、入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段2に、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などは記録手段4に入力される。
【0012】
CC検出解析手段2はCC情報の中から、字幕の特徴となるキャラクタ情報のみ、或いは字幕の特徴となるキャラクタ情報とテキスト情報以外の付加情報、或いはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、管理テーブル作成手段3に出力する。ここで、字幕の特徴となるキャラクタ情報とは、そのキャラクタ情報が字幕の最初にあるとそれに続く字幕が何を表すかを示す情報で、様々な種類の括弧や音符、電話マークなどがこれに相当する。例えば、音符マークに続く字幕は歌の歌詞を示すことが多い。また、テキスト情報以外の付加情報とは、制御コードによって設定される文字やCCウィンドウの属性情報のことで、文字の色、大きさ、フォント、及び字体、CCウィンドウの位置、大きさ、色、及び表示/非表示のフラグ、或いは次に示すタグ情報などがこれに相当する。例えば、米国のデジタルCC情報では、この付加情報としてテキストのタグ情報があり、表示中の字幕が出演者のセリフなのかナレーションなのか番組中の音楽なのか等の情報を示している。一般に以上のようなキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングは、ドラマ、ニュース番組、或いは音楽番組などの映像シーンの切替りを示すことが多く、これらの情報の変化を検出・解析した結果を利用することで意味のある映像シーンの切替りの検出を行うことができる。
【0013】
管理テーブル作成手段3は、CC検出解析手段2で検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、記録手段4に出力する。図2は管理テーブル作成手段3で作成される管理テーブルの一例である。図2の管理テーブルはキャラクタ情報、或いは付加情報がどのような種類であるかを示す種類情報と、その映像情報が記憶媒体のどの位置に記録されているかを示す記録位置情報と、タイムスタンプ情報を関連付けた例である。
【0014】
ここで、種類情報とは、キャラクタ情報、或いは付加情報が属性情報の場合には文字の色、字体、及びフォントなどの情報であり、タグ情報の場合には出演者のセリフ、ナレーション、及び番組中の音楽などの情報である。記録位置情報とは、例えば記録媒体がハードディスクの場合にはセクタを単位として管理されていることが多くキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおける映像情報が記録されたセクタの先頭セクタ番号である。タイムスタンプ情報とは、例えばキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおける映像情報をデコードするために利用されるPTS、DTS、SCR、及びPCRなどで、セクタ内の複数の映像情報から所望の映像情報を抜き出すことができるユニークな情報であり、図示しないCPUなどを経由して、入力分離手段1から取得可能である。
【0015】
この他、予め記録時にサムネイル画像を作成してそのサムネイル画像が記録されている記録位置情報とキャラクタ情報、或いは付加情報がどのような種類であるかを示す種類情報を関連付けた管理テーブルを作成することも可能である。
【0016】
記録手段4は入力分離手段1から出力された、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などと管理テーブル作成手段3で作成された管理テーブルを、例えば、ハードディスク、或いはDVD等のランダムアクセスが可能な記録媒体に記録する。
【0017】
選択再生手段5は、記録手段4に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行うもので、例えば、ユーザが図示しないリモートコントローラなどを用いて、順番に次々と管理テーブルで管理されている映像シーンの表示を要求するためのジャンプキーを入力した場合、記録手段4から管理テーブルを読み出し、記録位置情報とタイムスタンプ情報を利用して、映像シーンを順番にデコード・表示できるように記録手段4を制御する。このとき、管理テーブルに記録されたタイムスタンプは必ずしもMPEG符号化された映像データのIピクチャを指定するものではないので、数sec、或いは数msec早いタイミングから再生することにより正確にシーンの切換りから再生できる。
【0018】
また、選択再生手段5にサムネイル作成手段6を追加することも可能である。このとき、選択再生手段5には上記機能にサムネイル作成手段6への出力処理とサムネイル作成手段6からの通知処理が付加される。サムネイル作成手段6は選択再生手段5で再生可能と判断された複数個の映像シーンのそれぞれについて代表となる画像を決定し、この代表画像をサムネイルとして表示する。前記管理テーブル作成手段3で示したように、予め記録時にサムネイル画像を作成して管理テーブルに記録しておくこともできる。また、代表画像を決定する際に管理テーブルに記録されたタイムスタンプよりも数秒前の映像シーンを選択すると、より正確なシーンの切換りを表示することができる。さらに、サムネイル作成手段6は、例えば、図示しないリモートコントローラなどを用いて、ユーザがサムネイルを選択することにより再生する映像シーンを決定し、映像シーンの再生が行えるよう選択再生手段5を制御する。図3にサムネイル表示の一例を示す。
【0019】
さらに、管理テーブル作成手段3または選択再生手段5に条件入力手段7を追加することも可能である。条件入力手段7は、例えば、図示しないリモートコントローラやキーボードを用いてユーザからの条件入力を行うものである。管理テーブル作成手段3に条件入力手段7を付加する場合、管理テーブル作成手段3には条件入力手段7からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致したキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングだけ管理テーブルを作成するための管理テーブル作成条件である。選択再生手段5に条件入力手段7を追加する場合、選択再生手段5には条件入力手段7からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンから再生を行うための再生条件である。例えば、人物が話をしている映像シーンを再生したいならば、条件入力手段7でタグの値がセリフを示す値に設定される映像シーンを選択するように入力すると、選択再生手段5ではその情報を検索キーとして管理テーブルを検索し、再生する映像シーンを選択、再生が行えるよう記録手段4を制御する。図4に条件選択画面の一例を示す。各条件の左のチェックボックスを選択することによって条件を決定する。
【0020】
サムネイル表示と管理テーブル作成条件、または再生条件入力を同時に行うことも可能である。
【0021】
ここで、図1で示した情報記録再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図5は前記情報記録再生装置の記録処理の一例を示したフローチャートである。まずステップS1において、入力分離手段1により、テレビジョン信号のCC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が実行され、ステップS2に進む。ステップS2において、CC検出解析手段2によりステップS1で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、管理テーブル作成条件の入力を行う場合にはステップS3に、条件入力を行わない場合にはステップS6に進む。ステップS3において、条件入力手段7により、管理テーブル作成手段3に設定されている選択可能な管理テーブル作成条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS4に進む。ステップS4において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが管理テーブル作成条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段7により、管理テーブル作成条件を管理テーブル作成手段3に出力し、ステップS5に進む。決定しない場合は、管理テーブル作成条件は選択可能な管理テーブル作成条件すべてとみなし、ステップS6に進む。ステップS5において、管理テーブル作成手段3により、ステップS2からのCC情報の解析結果とステップS4からの管理テーブル作成条件が一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS6に進む。一致しない場合には、管理テーブルは作成できないものとしステップS7に進む。ステップS6において、管理テーブル作成手段3により、ステップS2からの検出・解析結果からキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、ステップS7に進む。また、条件入力を行った時にはステップS5からの選択結果に基づいて管理テーブルを作成し、ステップS7に進む。ステップS7において、記録手段4により、ステップS1で分離処理された情報とステップS6で作成された管理テーブルとを記録して処理を終了する。
【0022】
次に、図6は前記情報記録再生装置の再生処理の一例を示したフローチャートである。再生条件の入力を行う場合にはステップS101から処理を開始し、条件入力を行わずにサムネイル表示を行う場合にはステップS104から処理を開始し、条件入力もサムネイル表示も行わない場合にはステップS105から処理を開始する。
【0023】
ステップS101において、条件入力手段7により、記録処理時に記録された管理テーブルから選択可能な再生条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS102に進む。ステップS102において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが再生条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段7により、再生条件を選択再生手段5に出力し、ステップS103に進む。決定しない場合は、再生条件は選択可能な再生条件すべてとみなし、ステップS104に進む。ステップS103において、選択再生手段5により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し、ステップS102からの再生条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、サムネイル表示を行うならばステップS104に、行わないならばステップS105に進む。一致しない場合には、再生処理を終了する。ステップS104において、サムネイル作成手段6により条件入力処理を行う場合にはステップS103からの再生条件と一致した映像シーンの、行わない場合には記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し関連付けられているすべての映像シーンの代表画像をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示する。ステップS105において、ユーザからリモートコントローラなどを用いた再生を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択再生手段5により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し再生する映像シーンを決定し、ステップS106に進み、要求無しと判定した場合には、再生処理を終了する。ステップS106において、選択再生手段5により記録手段4を制御し、映像シーンの再生・表示を行い、処理を終了する。
【0024】
以上のように、CC情報中の特徴となるキャラクタ情報、或いはテキスト情報以外の付加情報の変化するタイミングを検出・解析し、映像情報などとの関連付けを示した管理テーブルを作成することにより、ドラマ、ニュース番組、或いは音楽番組などの映像シーンの切替りを容易に検出することができるようになる。これにより、映像シーン検索が容易に行える情報記録再生装置を提供可能になる。
【0025】
また、サムネイル表示を行うことにより、ユーザが映像シーンを決定する際の操作が容易になり、テーブル作成時、或いは選択再生時に条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
さらに、以上の説明において記録手段4に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行う場合、記録手段4から管理テーブルを読み出し、管理テーブルに記録されたタイムスタンプより数sec、或いは数msec早いタイミングから再生するようにすることで、正確な映像シーンの切換りタイミングから再生できることを記載した。しかし、管理テーブル作成手段3における管理テーブルの作成時に、タイムスタンプ情報をキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングにおけるPTS、DTS、SCR、及びPCR そのものとするのではなく、PTS、DTS、SCR、及びPCRがIピクチャを指定する場合にはこの値をそのまま使用し、Iピクチャを指定しない場合、つまりB、或いはPピクチャを指定する場合にはこれより一つ前のIピクチャを指定するPTS、DTS、SCR、及びPCRを使用するようにすることでより正確に映像シーンの切換りから再生できるようになる。この場合、本発明の情報記録再生装置において、入力分離手段1で分離した映像ESのデコード処理を行うデコード処理部を設け、ここから、I、B、或いはPピクチャなどのピクチャ情報を取得し、必ず一つ前のIピクチャにおけるPTS、DTS、SCR、及びPCRを保持するようにすることで対応可能である。
(第2の実施の形態)
本発明を適用した第7の実施の形態における情報再生装置の構成について説明する。図7は本発明を適用した第7の実施の形態における情報再生装置の構成を示すブロック図である。この情報再生装置は入力分離手段101、CC検出解析手段102、管理テーブル作成手段103、一時記録手段104、選択再生手段105から構成される。
【0026】
入力分離手段101には、図示しないDVDやDVHS等の再生装置からのデジタル信号或いはアナログ信号が入力される。入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段102に入力される。
【0027】
CC検出解析手段102は入力分離手段101から出力された信号に含まれるCC情報の中から字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト以外の付加情報、あるいはテキスト以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、管理テーブル作成手段103に出力する。
【0028】
管理テーブル作成手段103はCC検出解析手段102で検出・解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、一時記録手段104に出力する。例えば入力分離手段101をDVDプレーヤとすると、入力信号がデジタル信号であれば、高速再生機能を用いることにより、通常再生前に管理テーブルを作成することが可能である。
【0029】
一時記録手段104は管理テーブル作成手段103で作成された管理テーブルを例えばフラッシュメモリなどの記録媒体に一時的に記録する。管理テーブルは再生時に参照されるだけなので一時的に記録するものとする。
【0030】
選択再生手段105は、一時記録手段104に記録された管理テーブルを用いて映像・音声情報の再生を行うもので、例えば、ユーザが図示しないリモートコントローラなどを用いて、順番に次々と管理テーブルで管理されている映像シーンの表示を要求するためのジャンプキーを入力した場合、一時記録手段104から管理テーブルを読み出し、記録位置情報とタイムスタンプ情報を利用して、映像シーンを順番にデコード・表示できるように入力分離手段101を制御する。このとき、管理テーブルに記録されたタイムスタンプより数sec、或いは数msec早いタイミングから再生するとより正確にシーンの切換りから再生できる。
【0031】
また、選択再生手段にサムネイル生成手段を追加することも可能である。このとき、選択再生手段105には上記機能に加えてサムネイル作成手段106への出力処理が付加される。サムネイル作成手段106は選択再生手段115で再生可能と判断された複数個の映像シーンのそれぞれについて代表となる画像を決定し、この代表画像をサムネイルとして表示する。代表画像を決定する際に管理テーブルに記録されたタイムスタンプよりも数秒前の映像シーンを選択すると、より正確なシーンの切換りを表示することができる。
【0032】
さらに、管理テーブル作成手段103または選択再生手段105に条件入力手段107を追加することも可能である。条件入力手段107は、例えば図示しないリモートコントローラやキーボードを用いてユーザからの条件入力を行うものである。
【0033】
管理テーブル作成手段103に条件入力手段107を付加する場合、管理テーブル作成手段103には上記機能に加えて条件入力手段107からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致したキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングだけ管理テーブルを作成するための管理テーブル作成条件である。
【0034】
選択再生手段105に条件入力手段107を付加する場合、選択再生手段105には上記機能に加えて条件入力手段107からの条件入力と条件検索処理が付加される。ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンから再生を行うための再生条件である。サムネイル表示と管理テーブル作成条件、または再生条件入力を同時に行うことも可能である。
【0035】
ここで、図7で示した情報再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図8は前記情報再生装置の一時記録処理の一例を示したフローチャートである。
【0036】
まずステップS201において、入力分離手段101により、テレビジョン信号のCC情報、映像・音声情報、及びPCR情報などへの分離処理が実行され、ステップS202に進む。ステップS202において、CC検出解析手段102によりステップS201で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、管理テーブル作成条件の入力を行う場合にはステップS203に、行わない場合にはステップS206に進む。
【0037】
ステップS203において、条件入力手段107により、管理テーブル作成手段103に設定されている選択可能な管理テーブル作成条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS204に進む。ステップS204において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが管理テーブル作成条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段107により、管理テーブル作成条件を管理テーブル作成手段103に出力し、ステップS205に進む。決定しない場合は、管理テーブル作成条件は選択可能な管理テーブル作成条件すべてとみなし、ステップS206に進む。ステップS205において、管理テーブル作成手段103により、ステップS202からのCC情報の解析結果とステップS204からの管理テーブル作成条件が一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS206に進む。一致しない場合には、管理テーブルは作成できないものとしステップS207に進む。ステップS206において、管理テーブル作成手段103により、ステップS012からの検出・解析結果から、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングと映像情報との関連付けを示す管理テーブルを作成し、ステップS207に進む。また、条件入力を行った時にはステップS205からの選択結果から管理テーブルを作成し、ステップS207に進む。ステップS207において、一時記録手段104によりステップS206で作成された管理テーブルを記録して処理を終了する。次に、図9は前記情報再生装置の再生処理の一例を示したフローチャートである。再生条件の入力を行う場合にはステップS301から処理を開始し、条件入力を行わずにサムネイル表示を行う場合にはステップS304から処理を開始し、条件入力もサムネイル表示も行わない場合にはステップS305から処理を開始する。
【0038】
ステップS301において、条件入力手段107により、一時記録処理時に記録された管理テーブルから選択可能な再生条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS302に進む。ステップS302において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが再生条件を決定したか否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段107により、再生条件を選択再生手段105に出力し、ステップS303に進む。決定しない場合は、再生条件は選択可能な再生条件すべてとみなし、ステップS304に進む。ステップS303において、選択再生手段105により、記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し、ステップS302からの再生条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、サムネイル表示を行うならばステップS304に、行わないならばステップS305に進む。一致しない場合には、再生処理を終了する。ステップS304において、サムネイル作成手段106により、条件入力処理を行う場合にはステップS303からの再生条件と一致した映像シーンの、行わない場合には一時記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し関連付けられているすべての映像シーンの代表画像をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示する。ステップS305において、ユーザからリモートコントローラなどを用いた再生を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択再生手段105により、一時記録処理の際に記録された管理テーブルを参照し再生する映像シーンを決定し、ステップS306に進み、要求無しと判定した場合には、再生処理を終了する。ステップS306において、選択再生手段105により入力分離手段101を制御し、映像シーンの再生・表示を行い、処理を終了する。
【0039】
以上のように、CC情報中のキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、映像情報と関連付けた管理テーブルを作成することにより、映像シーンの切換りを容易に検出できるようになる。このため、映像シーン検索を容易に行える情報再生装置の提供が可能になる。
【0040】
また、サムネイル表示を行うことにより、ユーザが映像シーンを決定する際の操作が容易になり、テーブル作成時、或いは選択再生時に条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
【0041】
さらに、今後、DVDなどが数倍速の高速読取りが可能になれば、情報再生装置にDVDをセットして直ぐに、高速読取を行い、管理テーブルを作成することで、更に使い勝手の良い情報再生装置を提供することが可能である。
(第3の実施の形態)
本発明を適用した第13の実施の形態における情報記録装置の構成について説明する。図10は本発明を適用した第13の実施の形態における情報記録装置の構成を示すブロック図である。この情報記録装置は入力分離手段201、CC検出解析手段202、選択手段203、記録手段204から構成される。
【0042】
入力分離手段201は図示しないDVDやDVHS等の再生装置からのデジタル信号或いはアナログ信号が入力される。入力がDVDやDVHSなどのデジタル信号の場合は、CC情報、映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報などへの分離処理を施した信号が出力される。また、入力がアナログ信号の場合は、MPEG2エンコード処理を施した映像・音声情報、及びSCR(或いはPCR)情報と、デジタル符号化処理を施したCC情報が出力される。以上の処理の後、CC情報はCC検出解析手段202に入力される。
【0043】
CC検出解析手段202は入力分離手段201から出力された信号に含まれるCC情報の中から字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみを検出し、それら情報の変化を解析した後に、選択手段203に出力する。
【0044】
選択手段203はCC検出解析手段202で解析されたキャラクタ情報、或いは付加情報の変化によって記録するか否かを判断する。
【0045】
記録手段204は選択手段203で判断された結果から選択された映像シーンをハードディスクやDVD等のランダムアクセスが可能な記録媒体に記録する。このとき、映像シーンの切換りタイミングより数sec、或いは数msec早いタイミングからの記録を行うために記録手段は一時的に数sec、或いは数msecの間の映像情報を確保しておくためのメモリ機能をもつ。具体的にはこのメモリは、一つ前のIピクチャから現在のIピクチャまでの映像情報を記録することができる容量を備えるFIFO型のメモリであり、常に一つ前のIピクチャからの映像情報が確保されるため、常に映像シーンの正確な切換りが保持されることになる。
【0046】
また、選択手段203に条件入力手段を追加することも可能である。このとき、選択手段203には上記機能に加えて条件入力手段205からの条件入力と条件検索処理が付加される。条件入力手段205はユーザからの条件入力を行うもので、ここで入力する条件は、条件と一致した映像シーンの記録を行うための記録条件である。
【0047】
ここで、図10で示した情報再生装置の具体的な動作例についてフローチャートを参照して説明する。図11は前記情報記録装置の記録処理の一例を示したフローチャートである。ステップS401において、入力分離手段201により、受信処理が実行され、ステップS402に進む。ステップS402において、CC検出解析手段202によりステップS401で分離処理された情報からCC情報を検出し、キャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、記録条件の入力を行う場合にはステップS403に、条件入力を行わない場合にはステップS406に進む。ステップS403において、条件入力手段205により、選択手段203に設定されている選択可能な記録条件の一覧をCRTやPDPや液晶などの表示手段に表示し、ステップS404に進む。ステップS404において、例えば、リモートコントローラやキーボードを用いてユーザが記録条件を決定した否かを判定し、決定した場合は、条件入力手段205により、記録条件を選択手段203に出力し、ステップS405に進む。決定しない場合は、記録条件は選択可能な記録条件すべてとみなし、ステップS406に進む。ステップS405において、選択手段203により、ステップS402からの解析結果を参照し、ステップS404からの記録条件と一致するか否かを判定し、一致した場合は、ステップS406に進む。一致しない場合には、記録処理を終了する。ステップS406において、ユーザからリモートコントローラなどを用いて記録を要求されたか否かを判定し、要求有りと判定した場合に、選択手段203により、ステップS402からの解析結果を参照し記録する映像シーンを決定し、ステップS407に進み、要求無しと判定した場合には、本ステップS403を繰り返し実行する。このとき、記録条件が入力されている場合は常に要求有りと判定するような設定も可能である。ステップS407において、選択手段203により記録手段204が制御され、記録手段204は記録媒体に映像シーンを記録する。
【0048】
以上のように、CC情報中のキャラクタ情報、或いは付加情報が変化するタイミングを解析し、映像情報と関連付けることにより、例えばナレーションの映像シーンとセリフの映像シーンを区別することができるため、映像シーン検索を容易に行うことが可能になる。
また、選択時に選択条件を入力することにより、検索結果が絞られるため、映像シーン検索をより容易に行うことが可能となる。
【0049】
以上でフローチャートを用いて説明した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることも可能であるが、ソフトウェアにより実行させることも可能である。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組込まれているコンピュータ、あるいは各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、磁気ディスク、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、光磁気ディスク(MO、MDなど)、及び半導体メモリなどによるパッケージメディア、または、プログラムが一時的若しくは永続的に格納されるフラッシュROMや、ハードディスクなどにより構成される。なお、本明細書において、プログラム記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記述された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的、あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0050】
【発明の効果】
本発明はクローズドキャプション(CC)情報を含むテレビジョン信号を受信する際に、CC情報に含まれる、字幕の特徴となるキャラクタのみ、あるいは字幕の特徴となるキャラクタとテキスト情報以外の付加情報、あるいはテキスト情報以外の付加情報のみの変化のタイミングを解析することにより、字幕のテキストのキーワードを把握しなくとも映像シーン検索が容易に行え、映像シーンの開始タイミングから記録再生、あるいは再生のみ、あるいは記録のみを行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の構成を示すブロック図。
【図2】管理テーブル作成手段で作成される管理テーブルの一例
【図3】サムネイル作成手段で表示されるサムネイルの一例
【図4】条件入力手段で表示される条件選択画面の一例
【図5】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の記録処理の一例を示したフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態1に係る情報記録再生装置の再生処理の一例を示したフローチャート。
【図7】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の一時記録処理の一例を示したフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態2に係る情報再生装置の再生処理の一例を示したフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態3に係る情報記録装置の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の実施の形態3に係る情報記録装置の処理の一例を示したフローチャート。
【符号の説明】
1,101,201…入力分離手段
2,102,202…CC検出解析手段
3,103…管理テーブル作成手段
4,204…記録手段
5,105…選択再生手段
6,106…サムネイル作成手段
7,107,205…条件入力手段
104…一時記録手段
203…選択手段
Claims (12)
- クローズドキャプション情報を含む映像信号を入力し、映像情報とクローズドキャプション情報とに分離する入力分離手段と、
前記入力分離手段で分離したクローズドキャプション情報から字幕の特徴となるキャラクタ情報または付加情報を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された情報と、前記入力分離手段で分離した映像情報とを関連付ける管理手段と、
前記管理手段において関連付けられた映像情報の所定時間前の映像情報を選択して再生する選択再生手段と、
を備えてなることを特徴とする情報再生装置。 - 前記クローズドキャプション情報と、映像情報と、を記録する記録手段と、を備え、
前記選択再生手段において再生される映像情報は、前記記録手段に記録されている映像情報であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。 - 前記管理手段において関連付けられた映像情報の所定時間前の映像情報とは、関連付けられた映像情報の前に存在するMPEG2におけるIピクチャの映像であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記管理手段における関連付けは、入力される映像の位置を特定する情報と、前記検出手段において検出されたキャラクタ情報または付加情報との関連であることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記検出手段は、前記キャラクタ情報、または付加情報の変化を検出することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記選択再生手段は、再生映像の選択に用いる映像情報の画像のサムネイルを表示することを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記選択再生手段は、前記管理手段から選択可能な再生条件の一覧を表示し、再生条件の設定をする第1の条件入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記入力分離手段には、デジタル放送信号が入力されることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記入力分離手段には、外部の記録媒体から再生された映像情報が入力されることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- 前記管理手段は、前記検出手段で検出された情報と、前記入力分離手段で分離した映像情報との関連付けの条件の設定する第2の条件入力手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の情報再生装置。
- クローズドキャプション情報を含む映像信号を入力し、映像情報とクローズドキャプション情報とに分離する入力分離手段と、
前記入力分離手段で分離したクローズドキャプション情報から字幕の特徴となるキャラクタ情報、またはシーンの特徴となる付加情報を検出する検出手段と、
前記検出手段で検出された情報と、前記入力分離手段で分離した映像情報とを関連付ける管理手段と、
前記入力される映像情報を一時的に記録する一時記録手段と、
前記管理手段において関連付けられた映像情報の所定時間前の映像情報を選択して記録する選択記録手段と、を備え、
前記選択記録手段において記録される映像は、前記一時記録手段において記録されている映像情報が含まれることを特徴とする情報記録装置。 - 前記管理手段において関連付けられた映像情報の所定時間前の映像情報とは、関連付けられた映像情報の前に存在するMPEG2におけるIピクチャの映像であることを特徴とする請求項11に記載の情報記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003041989A JP2004253050A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 情報再生装置および情報記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003041989A JP2004253050A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 情報再生装置および情報記録装置 |
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JP2004253050A true JP2004253050A (ja) | 2004-09-09 |
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Family Applications (1)
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JP2003041989A Pending JP2004253050A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | 情報再生装置および情報記録装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004253050A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015053589A (ja) * | 2013-09-06 | 2015-03-19 | 株式会社東芝 | 電子機器、電子機器の制御方法、及びシーン制御プログラム |
-
2003
- 2003-02-20 JP JP2003041989A patent/JP2004253050A/ja active Pending
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