JP2004252199A - Lens mirror frame - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レンズ鏡枠の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のズームレンズ鏡筒には、進退移動可能な合焦鏡枠部に合焦駆動用のモータが格納される構造を採用したものが多い。例えば、特許文献1に記載されたズームレンズ鏡筒は、固定枠内に内蔵され、ズーミング時に進退駆動される移動枠を有しているが、この移動枠は、さらに合焦駆動により進退駆動される合焦枠が組み込まれており、上記合焦駆動を行うための駆動源としての合焦モータが収納されている。
【0003】
一方、近年の銀塩カメラ、または、デジタルカメラにおいては、さらなる小型化、コンパクト化が要求されており、それに対処するために装着されるズームレンズ鏡筒も占有スペースの狭いコンパクト化された鏡筒が求められている。
【0004】
【特許文献1】
特許文献1は、特開平1−217408号公報である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1等に記載されたような従来のズームレンズ鏡筒においては、相対移動する複数のレンズ枠は、沈胴状態にあるときやズームテレ状態にあるときには、極めて接近させて位置し、一方、ズームワイド状態にあるときにかなり離間して位置する。そこで、上記ズームレンズ鏡筒のコンパクト化に対処するためには、上記合焦モータを移動枠外に突出させた構造が考えられる。しかしながら、上記合焦モータを移動枠外に突出させると、移動枠間が極めて狭くなった状態では、上記合焦モータ端部が他の移動枠に干渉することから必ずしも省スペース化を十分満足させることが困難であった。
【0006】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたものであり、レンズ鏡枠の構造において、光軸方向に進退する枠部材に組み込まれる駆動源を有していながらもさらなる小型化が実現可能なレンズ鏡枠を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載のレンズ鏡枠は、光軸方向に移動し、駆動源を有する第1の枠と、上記第1の枠と上記光軸方向に相対移動し、上記駆動源が進入可能な切り欠き部を設けた第2の枠とを有する。
【0008】
本発明の請求項2記載レンズ鏡枠は、光軸方向に移動し、回転軸を上記光軸と平行に配置されたモータを有する第1の枠と、上記第1の枠と上記光軸方向に相対移動し、上記モータが進入可能な切り欠き部を設けた第2の枠とを有する。
【0009】
本発明の請求項3記載のレンズ鏡筒は、請求項2記載のレンズ鏡枠において、さらに、上記第1の枠に第3の枠を配し、上記モータが上記第3の枠を上記光軸方向に駆動することを特徴とする請求項2記載のレンズ鏡枠。
【0010】
本発明の請求項4記載のレンズ鏡筒は、請求項2記載のレンズ鏡枠において、上記第3の枠は、合焦レンズを保持する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて説明する。
図1,2は、本発明の一実施形態であるレンズ鏡筒が組み込まれたカメラの外観を示す斜視図であり、図1は、バリア閉状態、図2は、バリア開状態を示している。図3は、上記カメラに内蔵されるユニットとしてのレンズ鏡筒の繰り出し状態での外観を示す図である。
【0012】
なお、以下の説明において、撮影レンズ光軸Oに沿う前後(被写体側と結像側)方向をZ方向とし、Z方向に垂直な水平方向をX方向とし、Z方向に垂直な上下方向をY方向とする。また、回転方向は、前方被写体側からみた回転方向で示す。
【0013】
上記カメラ1は、撮像素子で取り込まれた被写体の画像信号をデジタル信号に変換してメモリカード等に記録することが可能なデジタルカメラである。このカメラ1の外装体は、図1,2に示すように前カバー2と、中カバー3と、後カバー4からなり、前カバー2には、その前面部に撮影レンズ47,ファインダ窓6等の前面を開閉するスライド操作可能なレンズバリア5が配置されている。
【0014】
上記前カバー2と、中カバー3と、後カバー4は、外観面を形成する外装部材となる金属薄板により形成され、それぞれその内側には、補強および組み付けのための合成樹脂からなる各内枠部材が接着固定されている。
【0015】
上記前カバー2には、その前面部にカメラ本体に沈胴可能なズームレンズ鏡筒である撮影レンズ鏡筒(以下レンズ鏡筒と記載)10と、ファインダ窓6と、ストロボ発光窓7等が配置されている。上記レンズ鏡筒10,ファインダ窓6,ストロボ発光窓7等の前面部分は、スライド可能なレンズバリア5により外部に露呈、または、外部から遮蔽される。レンズバリアが右側閉鎖位置(遮蔽位置,閉位置)にあるときにレンズ鏡筒は、沈胴位置に繰り込まれており、前面部分が閉鎖されて撮影不可能な状態となる(図1)。左方開放位置(露呈位置,開位置)にあるときレンズ鏡筒前面部分が開放され、レンズ鏡筒は、撮影可能な位置に繰り出された状態となる(図2)。
【0016】
さらに、上記中カバー3の上面部には、レリーズスイッチ操作釦8が配置され、上記後カバー4の背面上部には、ファインダ接眼窓9が配置されている。
【0017】
上記レンズ鏡筒10は、レンズ鏡枠を有する沈胴可能なズームレンズ鏡筒であって、図3に示すようにカメラ1の内部に固定支持される固定枠11とその固定枠11に回転,進退自在に支持され、撮影状態で固定枠11より外方に繰り出されるカム枠15およびズーム枠16を有している。上記ズーム枠16,カム枠15内には、ズーム撮影光学系を構成する1群レンズ47、および、2群レンズ48(図5)が組み込まれている。なお、上記固定枠11の前端側は、前カバー2に装着された鏡筒保持枠71により支持されている。また、上記固定枠11からシャッタ駆動制御,フォーカス駆動制御ようのフレキシブルプリント基板(以下、FPCと記載する)109が導出しており、さらに、固定枠11に装着されるズーム駆動ユニット13からは、ズーム駆動制御用FPC108が導出している。それらのFPCは、図示しないカメラ内部の制御部に接続される。以下、上記レンズ鏡筒10の構造の詳細について説明する。
【0018】
図4は、上記レンズ鏡筒の固定枠側の構成部材を被写体側からみた分解斜視図であり、図5は、上記レンズ鏡筒のカム枠側の構成部材を被写体側からみた分解斜視図である。図6は、上記レンズ鏡筒における2群枠とシャッタユニットとを被写体側からみた拡大分解斜視図である。図7は、上記レンズ鏡筒における合焦駆動ユニットと、一体化された2群枠およびシャッタユニットとを結像側から見た分解斜視図である。図8〜10は、上記レンズ鏡筒の各状態での縦断面の上半部を示す図であって、図8が沈胴状態、図9がワイド状態、図10がテレ状態をそれぞれ示している。
【0019】
図4,5等に示すように、レンズ鏡筒10の主要構成としては、主にカメラ本体に固定支持される固定枠11と、固定枠11の外周部に取り付けられ、ズームモータ24を有するズーム駆動ユニット13と、固定枠11の後方側に固定される撮像素子であるCCDを内蔵するCCDユニット12と、後述するズーム枠16,2群枠20を直進ガイドするためのフロートキー14と、固定枠11に嵌入し、沈胴位置と撮影位置間を回動しながら、かつ、光軸O方向に進退し、そして、上記撮影位置でワイド回動位置からテレ回動位置間を回動のみ行うカム枠15と、カム枠15に進退自在に嵌入し、フロートキー14により直進ガイドされ、沈胴位置と撮影位置間を進退移動するズーム枠15と、ズーム枠15内に固着される第1の枠である合焦駆動枠18および第3の枠である1群枠19とからなる合焦駆動枠ユニット17と、カム枠15内に進退自在に支持され、ズーム枠として機能する第2の枠である2群枠20と、2群枠20に固定支持され、開閉可能なシャッタ羽根49,50およびNDフィルタ51を有するシャッタユニット21と、撮影光学系を構成し、上記1群枠19に保持される合焦レンズである1群レンズ47および上記2群枠20に保持される2群レンズ48と、ズーム枠16の先端部と1群枠19の先端部の間に配置される遮光ゴム72と、カム枠15の先端部とズーム枠16の金属筒32(後述)外周の間に配置される遮光ゴム73と、固定枠11の先端部とカム枠15の金属筒31(後述)外周の間に配置される遮光ゴム74と、シャッタユニット21の背面部に配される可撓性シート部材からなる遮光部材である遮光シート55とを有してなる。
【0020】
上記固定枠11は、開口部11aを有する円環状部材であって、その外周の一部にギヤ室11dが設けられ、ギヤ室11dには、カム枠15を光軸Oまわりに回転駆動するためのロングギヤ26がその軸心を光軸Oと平行なZ方向に沿わせた状態で回転可能に軸支されている。また、固定枠11には、その内周部に雌ヘリコイドねじ11bと、上記雌ヘリコイドねじ11bに連通する円周方向に沿ったロック溝11cと、Z方向に沿った光軸Oと平行なキー溝11f,11gとが設けられる。さらに、カム枠15の沈胴回動終端近傍位置検出用ミラー部15fの位置を検出するためのカム枠回動位置検出センサ(図示せず)が内周部に配置されている。
【0021】
上記ズーム駆動ユニット13は、減速ギヤ列および終段アイドルギヤ25を内蔵するギヤボックス23と、エンコーダ付きズーム駆動用DCモータであるズームモータ24とを有してなる。このズーム駆動ユニット13は、ギヤボックス23のビス挿通穴23a,23bを挿通させたビスを固定枠11のロングギヤ室端部のビスネジ穴11e等に螺着して固定枠11の外周部に固定される。その固定状態で上記アイドルギヤ25は、ロングギヤ26と噛合する。なお、ロングギヤ26は、ズームファインダ駆動用ギヤ75(図3)とも噛合している。
【0022】
上記CCDユニット12は、光軸O上に撮像用開口部22aとロングギヤ軸支穴22bを有するCCDホルダ22と、上記開口部22a内側に光軸O上に配置されるローパスフィルタ61と、CCDホルダ12の背面に固着されるCCD基板63と、CCD基板63上に実装され、撮像面が光軸Oと直交しているCCD62と、CCD62をCCDホルダ12に対して位置決めするためのCCD位置決め板64とを有してなる。なお、上記ローパスフィルタ61とCCD62との間には、CCDゴム65が圧縮状態で挟持されている。
【0023】
上記フロートキー14は、金属板製のリング部材であり、開口部14aを有し、前方に向けてZ方向に平行状態で延出する2本のキー部14d,14fと、外周に突出し、固定枠11のキー溝11f,11gに摺動自在に嵌入する2つの凸部14b,14cとが設けられる。上記一方のキー部14dの先端部14eは、僅かに幅寸法が広い段形状を有している。このフロートキー14の前側には、開口部27aを有するリング形状のフロートガイド27がキー部14d,14fの外側に挿入され、ビスによりフロートキー14と固着されている。このフロートガイド27の外周には、複数の凸状の爪部27bが設けられる。
【0024】
なお、フロートキー14は、リング形状のプレス成形部材であるがキー部14fをリング状部分外側から、また、キー部14dをリング状部分内側から折り曲げるようにして形成して、効率のよいブランク板取りを可能にしている。
【0025】
本実施形態のこのフロートキー14のそのキー部14f、14dは、固定枠およびカム枠より小径であってレンズ鏡筒先端にあるズーム枠16の後述のキー溝に嵌合して摺接するため、そのキー部14f、14dは、鏡筒内半径方向の比較的光軸O側に光軸と平行に配置されている。そして、キー部14f、14dの一方は、リング状部分の外側から折り曲げて形成されるが、その折り曲げ部分の位置は、上述のようにリング状部分の内側にあることになるから、このリング状部分のその部分の繋がり部分が非常に細くなってしまう。従って、キー部14f、14dは、その側面から多少の外力がかかるため、キー部14f、14dの両方を外側から曲げることは、好ましくない。また、上記キー部14dと14fに対して、直進ガイド時の負荷が先端部14eを持つキー部14dの方に多く作用するが、上述のように折り曲げることにより、キー部14d側の方の強度を大きくすることができる(これは、キー部14d側のリング形状部とのつながり部分の幅が広くとれるため)。このようにフロートキー14を形成すれば、この部品のコスト低廉化が可能になる。
【0026】
上記カム枠15は、開口部15aを有する円環状部材であって、その外周部後端側に固定枠11の雌ヘリコイドねじ11bと螺合可能な雄ヘリコイドねじ15bと、ロングギヤ26と噛合し、該雄ヘリコイドねじ15bに重畳した状態の平歯車形状のギヤ部15cと、該雄ヘリコイドねじ中に配されるカム枠の沈胴回動終端近傍位置検出用ミラー部15fと、該雄ヘリコイドねじに対して所定幅離間した前方位置に固定枠11のロック溝11cに摺動自在に嵌入可能な3つのロック凸部15dとが設けられる。
【0027】
さらに、カム枠15の内周面部15gには、後方端部にフロートガイド27の爪部27bが摺動自在に嵌入する、周方向に沿った内周ガイド溝15hと、光軸O方向に対して斜行する3本のカム溝15eが設けられる。そして、カム枠15のロック凸部15dより前方側の外周部には、外装キャップ部となる金属筒31が嵌入、固着されている。
【0028】
上記ズーム枠16は、前方開口部16aを有する円環状筒部材であって、その後方外周面16d上の3つの取り付け穴には、カム枠15のカム溝15eに摺動自在に嵌入する3つのカムフォロア35が嵌合固着されている。また、ズーム枠16の内周部には、光軸Oと平行な方向に沿った溝であって、フロートキー14のキー部14d先端14eおよびキー部14fが摺動自在に嵌入するガイド溝16b,16cが設けられる。
【0029】
そして、ズーム枠16の後方外周部16dより前方の外周部には、外装キャップ部となる金属筒32が嵌入、固着され、さらに、ズーム枠16の前面部には、前飾り板33が貼付されている。
【0030】
上記合焦駆動枠ユニット17は、合焦駆動枠18と、該合焦駆動枠18に後方に突出(凸部を形成する)して固着される駆動源のステッピングモータであるフォーカスモータ41と、1群枠19と、上記1群枠19を進退自在に支持する1群枠ガイドロッド42と、該ガイドロッド42に挿入され、1群枠19を後方に付勢する圧縮バネである付勢バネ44と、フォーカスモータ41により回転駆動される1群枠進退駆動用送りネジ部41A(図7)と、1群枠19の進退位置リセット用PI(フォトインターラプタ)76(図7)とを有してなる。
【0031】
上記合焦駆動枠18は、ズーム枠16の内部にビスにより固着される枠部材であって、中央部に1群枠19を挿入可能な開口部18aを有し、上方部にフォーカスモータ41が固着され、フォーカスモータ41の側方の軸支持部18bにて送りネジ部41Aおよび1群ガイドロッド42が光軸Oと略平行な方向で支持されている。また、下方部に1群枠19を光軸O方向にスライドガイドするガイド溝部18dが設けられ、上記進退位置リセット用PI76が配置されている。
【0032】
上記フォーカスモータ41と軸支持部18bとは、合焦駆動枠18の後方側に突出した状態で配されている。このフォーカスモータ41と軸支持部18bとからなる凸部は、進退駆動時、後述する2群枠20やシャッタ地板37の切り欠き部20g,37sに進入可能である。
【0033】
上記送りネジ部41Aは、合焦駆動時にフォーカスモータ41によりピニオンを介して回転駆動され、この送りネジ部41Aの回転によって1群枠19が付勢バネ44に抗しながら1群ガイドロッド42に沿って進退駆動される。1群枠19の進退方向(光軸O方向)のガタ分は、上記付勢バネ44の付勢力により除かれる。
【0034】
1群枠19は、その内周部に1群レンズ47が保持されており、上方にスリーブ43がレンズ位置調整後に接着固定されるスリーブ穴19bと、下方に合焦駆動枠18のガイド溝部18dに嵌合する回転規制用ガイド突起部19aと、PI76のための検出遮蔽板部19cが設けられる。この1群枠19は、上記スリーブ43に1群ガイドロッド42を摺動自在に嵌入させ、さらに、図示しない1群枠19のガイド突起部19aを合焦駆動枠18のガイド溝18dに嵌入させた状態で光軸O方向に進退可能に組み付けられる。
【0035】
なお、上記ガイドロッド42は、1群レンズ47の芯合わせ調節を行って合焦駆動枠18の接着固定される。
【0036】
すなわち、ガイドロッド42の前方端部は、ズーム枠16の軸穴に嵌入可能で、後方端部は、合焦駆動枠18の軸穴18cに位置調整ガタ分の隙間のある状態で嵌入可能とする。合焦駆動枠18の組み込み時に上記ガイドロッド42を1群レンズ47のスリーブ43を挿通させて両端を上記ズーム枠16の軸穴と合焦駆動枠18の軸穴18cで支持した状態とする。そこで、ズーム枠16の外周部を基準にして1群枠19に固着された1群レンズ47の光軸を上下左右にガイドロッド42の傾きを調整して芯合わせする。その芯合わせ状態で上記軸穴18cとガイドロッド42の後方端部との隙間に接着剤を注入して上記ガイドロッド42の軸端の光軸O直交方向の位置を固定する。上記ガイドロッド42の位置移動操作は、上記ガイドロッド42の後端側凹部に操作具を挿入して行うことができる。また、上記ガイドロッド42には、光軸Oと平行方向の位置規制のために軸穴18cの前方に抜け止め用E型止め輪45が装着されており、さらに、上記止め輪45と軸穴18cの壁面との間には、座金46が挿入されている。この座金46によりスリーブ43とガイドロッド42の摺動面への上記注入された接着剤のもれ出しが防止される。
【0037】
2群枠20には、その開口部前面の光学系絞り位置C0 (図11)にフレア絞り20Aが装着され、該絞り20Aの後方に2群レンズ48が保持されている。2群枠20の外方3箇所にカム枠15のカム溝15eに摺動自在に嵌入する3つのカムフォロア36が固着されており、さらに、外方2箇所にフロートキー14のキー部14d,14fが嵌入するガイド穴20e,20fが設けられている。また、2群枠20の上方部は、切り欠き部20gが設けられている。この切り欠き部20gは、レンズ鏡筒10のズーム駆動時、または、沈胴駆動時にフォーカスモータ41および合焦駆動枠18の軸支持部18bの進入を許容するだけのスペースを形成する。
【0038】
シャッタユニット21は、中央部に絞り開口37aと上方に切り欠き部37sが設けられるシャッタ地板37と、シャッタ地板37の背面側に収納される開閉回動可能な遮光羽根である一対(2枚)のシャッタ羽根49,50および所定の減光率を有する1枚のNDフィルタ51と、シャッタ地板37に固着される2つのムービングコイル型アクチュエータであって、シャッタ駆動源であるシャッタアクチュエータ52およびフィルタ駆動源であるフィルタアクチュエータ54と、上記シャッタ羽根49,50およびNDフィルタ51を光軸O方向を規制するためのシャッタ押さえ38とを有してなる。なお、上記シャッタ地板37の切り欠き部37sは、ズーム駆動時、または、沈胴駆動時にフォーカスモータ41および合焦駆動枠18の軸支持部18bのの進入を許容するスペースを形成する。
【0039】
上記シャッタユニット21は、2群枠20に対してその背面側に固定して一体化される。すなわち、2群枠20の係合部20cにシャッタ地板37の係止爪37cを係止させた状態でビス挿通穴20dを挿通させたビスをシャッタ地板37のビスネジ穴37dに螺着させ、シャッタ地板37を2群枠20の背面側に固定し、一体化される(図6,7)。
【0040】
また、シャッタユニット21のシャッタ押さえ38の背面には、可撓性のシート材からなる光軸O方向に変位(変形)可能な遮光シート55が光軸Oと垂直な平面に沿って配置されている(図7,8)。上記遮光シート55は、光軸O近傍のシャッタ押さえ38の背面にビス止めされ、上半部が自由状態でシャッタ押さえ38に密着して支持されている。この遮光シート55により2群枠20やシャッタ地板37の切り欠き部20g,37sからCCDユニット側への不要光(有害光)が遮光(遮断)される(図9)。フォーカスモータ41および軸支持部18bが上記切り欠き部に進入してきたときには、フォーカスモータ41の後端部で遮光シート55が押圧され、遮光シート上部先端が後方に弾性変形することにより、上記フォーカスモータ41等の進入が可能となる(図8,10)。これによってレンズ鏡筒の短縮化が図られる。なお、上記遮光シート55には、フォーカスモータ41が当接した際に1群枠ガイドロッド42を挿通させるための逃げ55aが設けられている。
【0041】
なお、固定枠11,カム枠15,ズーム枠16等の内周面には、反射防止塗装が施されている。
【0042】
上述したレンズ鏡筒10の各構成部材は、一例として以下の手順で組み立てられる。勿論、他の手順で組み立てることも可能である。まず、カム枠15の内周部15gに後方側からズーム枠16を嵌入させ、ズーム枠16のカムフォロア35をカム溝15eに嵌入させて1群枠19および合焦駆動ユニット17が装着されたズーム枠16をカム枠15に組み込む。そして、カム枠15の内部にシャッタユニット2が一体化された2群枠20を挿入して、2群枠20のカムフォロア36を共通のカム溝15eに嵌入させる。
【0043】
さらに、フロートガイド27が装着されたフロートキー14をカム枠15の後面側から挿入し、キー部14d,14fを2群枠20のガイド穴20e,20fに挿通させる。また、上記キー部14dの先端部14eをズーム枠16のガイド溝16b側に嵌入させ、キー部14fをズーム枠16のガイド溝16c側に嵌入させる。その後、フロートガイド27の凸部27bをカム枠15の内周ガイド溝15hに嵌入させる。上記のようにフロートガイド27の凸部21bが内周ガイド溝15hに嵌入し、かつ、後述するようにフロートキー14の凸部14b,14cが固定枠11に直進ガイドされることから、上記フロートキー14は、固定枠11に対して回転規制された状態で光軸O方向にはカム枠15と一体的に進退移動することになる。
【0044】
続いて、上記ズーム枠16,2群枠20,フロートキー14等が組み込まれたカム枠15を固定枠11の後面側から挿入し、カム枠15の雄ヘリコイドねじ15bを雌ヘリコイドねじ11bに螺合させ、かつ、フロートキー14の凸部14b,14cを固定枠11のキー溝11f,11gに嵌入させる。そこで、ロングギヤ26を固定枠11のギヤ室に挿入してロングギヤ26の前方軸支穴を固定枠側軸支ピン部に嵌合させておく。後方よりCCD62等が組み付けられたCCDユニット12のCCDホルダ22を装着し、CCDホルダ22の軸支穴22bにロングギヤ26の軸端を嵌入させて、CCDホルダ22をビスにより固定枠11に固着する。以上の組み付けによりレンズ鏡筒10が完成する。
【0045】
次に、上記レンズ鏡筒10の進退駆動動作について説明する。
図1に示すようにレンズバリア5が閉位置にあってレンズ鏡筒10がカメラ内に繰り込まれた沈胴状態にあるときは、図8に示すように固定枠11の内部にズーム枠16および1,2群枠19,20等すべてが収納された状態に保持される。ズーム枠16および2群枠20のカムフォロア35,36は、それぞれ共通のカム溝15eの沈胴終端位置に位置している。また、この沈胴状態でフォーカスモータ41は、2群枠20およびシャッタ地板37の切り欠き部20g,37sに進入した位置にあり、フォーカスモータ41の後端部でシャッタ押さえ38に装着される遮光シート55が押圧され、後方に変形させた状態に保持されている。フォーカスモータ41等の上記切り欠き部20g,37sへの進入によって2群枠20等とズーム枠16側の合焦駆動枠17,1群枠19等とが極めて接近した状態で保持されている。
【0046】
そこで、図2に示すようにレンズバリア5を開放位置にスライド操作すると、カメラ内の制御部の指示にしたがってレンズ鏡筒10は、上記沈胴状態から図9に示す撮影可能なワイド状態に繰り出される。すなわち、ズームモータ24がエンコーダ検出回転位置管理のもとで制御駆動され、ロングギヤ26が回転し、カム枠15が時計回りに回動駆動され、雌,雄ヘリコイドねじ11b,15bを介して回転しながら前方に繰り出される。そして、カム枠15のロック凸部15dが固定枠11のロック溝11cに嵌入した状態となる。このロック溝嵌入状態では、カム枠15は、ズームモータ24の回転によって進退することなく撮影可能状態のワイド回動位置とテレ回動位置間を回動のみする。一方、ズーム枠16は、フロートキー14により回転規制された状態でカム枠15とともに繰り出され、さらに、カム枠15のカム溝15eによりカムフォロア35を介して1群枠19とともに撮影可能なワイド位置に繰り出される。さらに、2群枠20もフロートキー14により回転規制された状態でカム枠15とともに繰り出され、さらに、カム枠15のカム溝15eによりカムフォロア36を介して撮影可能なワイド位置に繰り出される。
【0047】
上記ワイド状態では、2群枠20とフォーカスモータ41とは、互いに離間した位置にあるので遮光シート55は、シャッタ押さえ38に密着した状態に保持されているので2群枠20の切り欠き部20gからの不要光は、遮光される。
【0048】
上記撮影可能なワイド状態からズームモータ41を駆動し、カム枠15をさらに時計回りの回動させると、ズーム枠16とともに1群枠19がフロートキー14により回転規制状態でテレ位置に進退移動する(図10)。同様に2群枠20もフロートキー14により回転規制された状態でテレ位置に進退移動する(図10)。上記テレ状態にあるときは、1群枠19と2群枠20は、極接近して位置する。したがって、フォーカスモータ41が2群枠20,シャッタ地板37の切り欠き部20g,37sに進入し、フォーカスモータ41の後端部は、2群枠20とシャッタ地板37を通り越して光軸後方にあるので、遮光シート55がフォーカスモータ41によって押圧され、弾性変形して後方に傾斜する。いいかえれば、凸部であるフォーカスモータ41は、モータ自身を搭載している枠から隣り合う枠を光軸O方向に貫通しているといえる。上記切り欠き部20g,37sには、フォーカスモータ41等が位置していることから上記切り欠き部20g,37sからの不要光の侵入は防止される。
【0049】
また、上記ワイド状態からテレ状態の間での合焦駆動動作においては、CCD62の撮像信号から検出された合焦データを基づいてフォーカスモータ41がパルス制御のもとで駆動制御される。フォーカスモータ41の回動により合焦駆動枠18の送りネジ部41Aを介して1群枠47がズーム枠16に対して相対的に各合焦位置に進退駆動され、合焦が行われる。
【0050】
撮影終了後、図2に示すレンズバリア5を閉方向にスライド移動させると、ズームモータ24が回転駆動され、カム枠15が反時計回りにワイド回動位置を経て沈胴回動位置に向けて回転駆動される。カムフォロア35,36が共通のカム溝15eを摺動してズーム枠16,2群枠20等が沈胴位置に向けて繰り込まれるが、カム枠15が沈胴回動位置終端近傍まで回動したとき、固定枠11に取り付けられるカム枠回動位置検出センサによりカム枠15の回動位置検出ミラー15fが検出されるので、カメラの制御部の指示によりズームモータ24は、減速駆動モードに入り、その後、カム枠15が沈胴終端回動位置に到達して停止する。
【0051】
図11は、上記レンズ鏡筒の撮影光学系における沈胴状態から撮影可能なワイド状態、さらに、テレ状態へ変化したときの結像面(CCD撮像面)に対する各レンズ群(光学素子)の進退位置を示す図である。本図に示すように1群レンズ47,2群レンズ48は、結像面側により接近した沈胴位置から撮影可能なワイド位置に向けてほぼ直線的に繰り出され、さらに、それぞれのテレ位置へ繰り出し、または、繰り込み移動する。上記テレ位置にある1群レンズ47,2群レンズ48は、図11に示すように極めて接近する。また、このレンズ系では、テレ位置での1群レンズの位置は、ワイド位置でのその位置より僅かに後方に位置する。
【0052】
上述したように本実施形態のレンズ鏡筒10を内蔵するカメラ1によれば、上記2群枠20,シャッタ地板37に対して上記合焦駆動枠17のフォーカスモータ41および軸支持部18bが近接したとき進入可能な切り欠き部20g,37sが設けられており、沈胴状態では、フォーカスモータ41等が干渉することなく切り欠き部20g,37sに進入することで上記各枠部材が固定枠11内に完全に収納され、沈胴状態におけるレンズ鏡筒10の光軸O方向の占有長さの短縮化が可能となる。
【0053】
また、レンズ鏡筒10がテレ位置まで繰り出された状態では、合焦駆動枠18と2群枠20,シャッタ地板37とが極めて接近して位置するが、この場合も上記沈胴状態と同様に上記フォーカスモータ41等が上記切り欠き部20g,37sに進入することによって上述のように合焦駆動枠18と2群枠20,シャッタ地板37とを極めて接近した位置まで移動可能となるのでズーム光学系設計上の要求に応えることができる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、光軸方向に進退する枠部材に組み込まれる駆動源を有していながらもさらなる小型化が可能なレンズ鏡枠を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるレンズ鏡筒が組み込まれたカメラのバリア閉状態での外観を示す斜視図である。
【図2】上記図1のカメラのバリア開状態での外観を示す斜視図である。
【図3】上記1のカメラに組み込まれるレンズ鏡筒の繰り出し状態での外観を示す図である。
【図4】上記図3のレンズ鏡筒の固定枠側の構成部材を被写体側からみた分解斜視図である。
【図5】上記図3のレンズ鏡筒のカム枠側の構成部材を被写体側からみた分解斜視図である。
【図6】上記図3のレンズ鏡筒における2群枠とシャッタユニットとを被写体側からみた拡大分解斜視図である。
【図7】上記図3のレンズ鏡筒における合焦駆動ユニットと、一体化された2群枠およびシャッタユニットとを結像側から見た分解斜視図である。
【図8】上記図3のレンズ鏡筒の沈胴状態における縦断面の上半部を示す図である。
【図9】上記図3のレンズ鏡筒のワイド状態における縦断面の上半部を示す図である。
【図10】上記図3のレンズ鏡筒のテレ状態における縦断面の上半部を示す図である。
【図11】上記図3のレンズ鏡筒の撮影光学系における沈胴状態から撮影可能なワイド状態、さらに、テレ状態へ変化したときの結像面に対する各レンズ群の進退位置を示す図である。
【符号の説明】
18 …合焦駆動枠(第1の枠)
19 …1群枠(第3の枠)
20 …2群枠(第2の枠)
20g…切り欠き部
37 …シャッタ地板(第2の枠)
37s…切り欠き部
41 …フォーカスモータ(駆動源)
47 …1群レンズ(合焦レンズ)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a structure of a lens barrel.
[0002]
[Prior art]
Many conventional zoom lens barrels employ a structure in which a focusing driving motor is stored in a focusing lens frame that can move forward and backward. For example, the zoom lens barrel described in
[0003]
On the other hand, in recent years, silver halide cameras or digital cameras have been required to be further reduced in size and size, and a zoom lens barrel mounted to cope with the demand is also a compact lens barrel occupying a small space. Is required.
[0004]
[Patent Document 1]
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional zoom lens barrel described in
[0006]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-described problems, and in the structure of the lens barrel, further miniaturization has been realized while having a drive source incorporated in a frame member that moves forward and backward in the optical axis direction. It is an object to provide a possible lens barrel.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The lens frame according to
[0008]
The lens frame according to
[0009]
In the lens barrel according to a third aspect of the present invention, in the lens barrel according to the second aspect, a third frame is further provided on the first frame, and the motor controls the third frame by the light. The lens barrel according to
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, in the lens barrel according to the second aspect, the third frame holds a focusing lens.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 and 2 are perspective views showing the appearance of a camera incorporating a lens barrel according to an embodiment of the present invention. FIG. 1 shows a barrier closed state, and FIG. 2 shows a barrier open state. . FIG. 3 is a view showing an appearance of a lens barrel as a unit built in the camera in a protruded state.
[0012]
In the following description, the front and rear (subject side and imaging side) directions along the photographing lens optical axis O are defined as a Z direction, a horizontal direction perpendicular to the Z direction is defined as an X direction, and a vertical direction perpendicular to the Z direction is defined as Y direction. Direction. The rotation direction is indicated by the rotation direction as viewed from the front subject side.
[0013]
The
[0014]
The
[0015]
On the
[0016]
Further, a release switch operation button 8 is disposed on an upper surface of the
[0017]
The
[0018]
FIG. 4 is an exploded perspective view of components on the fixed frame side of the lens barrel seen from the subject side, and FIG. 5 is an exploded perspective view of components of the lens barrel on the cam frame side seen from the subject side. is there. FIG. 6 is an enlarged exploded perspective view of the second group frame and the shutter unit in the lens barrel as viewed from the subject side. FIG. 7 is an exploded perspective view of the focusing drive unit, the integrated second group frame and the shutter unit in the lens barrel, as viewed from the image forming side. 8 to 10 are views showing the upper half of a longitudinal section in each state of the lens barrel. FIG. 8 shows a retracted state, FIG. 9 shows a wide state, and FIG. 10 shows a tele state. .
[0019]
As shown in FIGS. 4 and 5 and the like, the main configuration of the
[0020]
The fixed
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
Further, the inner peripheral surface portion 15g of the
[0028]
The
[0029]
Then, a
[0030]
The focus
[0031]
The focusing
[0032]
The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
The
[0036]
That is, the front end of the
[0037]
The
[0038]
The
[0039]
The
[0040]
On the back surface of the
[0041]
The inner peripheral surfaces of the fixed
[0042]
Each constituent member of the above-described
[0043]
Further, the float key 14 to which the
[0044]
Subsequently, the
[0045]
Next, the forward / backward driving operation of the
When the lens barrier 5 is in the closed position as shown in FIG. 1 and the
[0046]
Therefore, when the lens barrier 5 is slid to the open position as shown in FIG. 2, the
[0047]
In the above-mentioned wide state, the
[0048]
When the
[0049]
In the focus driving operation between the wide state and the tele state, the
[0050]
When the lens barrier 5 shown in FIG. 2 is slid in the closing direction after the photographing, the
[0051]
FIG. 11 shows a wide state in which a photographing optical system of the lens barrel can be changed from a collapsed state to a photographable state, and furthermore, an advance / retreat position of each lens group (optical element) with respect to an imaging plane (CCD imaging plane) when the state changes to a telephoto state. FIG. As shown in the figure, the
[0052]
As described above, according to the
[0053]
When the
[0054]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to provide a lens barrel that has a drive source incorporated in a frame member that advances and retreats in the optical axis direction and that can be further reduced in size.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an appearance of a camera in which a lens barrel according to an embodiment of the present invention is incorporated, in a barrier closed state.
FIG. 2 is a perspective view showing an appearance of the camera of FIG. 1 in a barrier open state.
FIG. 3 is a view showing an appearance of a lens barrel incorporated in the camera in an extended state.
FIG. 4 is an exploded perspective view of the components on the fixed frame side of the lens barrel in FIG. 3 as viewed from the subject side.
FIG. 5 is an exploded perspective view of components of the lens barrel shown in FIG. 3 on the cam frame side as viewed from the subject side.
6 is an enlarged exploded perspective view of the second group frame and the shutter unit in the lens barrel of FIG. 3 as viewed from the subject side.
7 is an exploded perspective view of the focusing drive unit and the integrated second group frame and shutter unit in the lens barrel of FIG. 3 as viewed from the image forming side.
8 is a view showing an upper half portion of a longitudinal section of the lens barrel of FIG. 3 in a collapsed state.
9 is a view showing an upper half part of a longitudinal section of the lens barrel of FIG. 3 in a wide state.
FIG. 10 is a view showing an upper half part of a longitudinal section of the lens barrel of FIG. 3 in a telephoto state.
FIG. 11 is a view showing a wide state in which an image can be photographed from a retracted state in the photographing optical system of the lens barrel shown in FIG. 3 and a retracting position of each lens group with respect to an image forming plane when the state changes to a telephoto state.
[Explanation of symbols]
18 Focusing drive frame (first frame)
19 ... 1 group frame (third frame)
20 ... 2 group frame (second frame)
20g ... notch
37… Shutter base plate (second frame)
37s ... Notch
41: Focus motor (drive source)
47 ... 1 group lens (focusing lens)
Claims (4)
上記第1の枠と上記光軸方向に相対移動し、上記駆動源が進入可能な切り欠き部を設けた第2の枠と、
を有したことを特徴とするレンズ鏡枠。A first frame moving in the optical axis direction and having a driving source;
A second frame provided with a cutout portion which is relatively moved with respect to the first frame in the optical axis direction and in which the driving source can enter;
A lens mirror frame comprising:
上記第1の枠と上記光軸方向に相対移動し、上記モータが進入可能な切り欠き部を設けた第2の枠と、
を有したことを特徴とするレンズ鏡枠。A first frame having a motor that moves in the optical axis direction and has a rotation axis arranged in parallel with the optical axis;
A second frame provided with a cutout portion which is relatively moved with respect to the first frame in the optical axis direction and in which the motor can enter;
A lens mirror frame comprising:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003043083A JP2004252199A (en) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | Lens mirror frame |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007033795A (en) * | 2005-07-26 | 2007-02-08 | Canon Inc | Lens barrel |
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2003
- 2003-02-20 JP JP2003043083A patent/JP2004252199A/en not_active Withdrawn
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