JP2004249036A - 緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレー - Google Patents
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Abstract
【課題】ビル火災による死亡原因の主要因は逃げ遅れによるものが主である。最近の火災事例をみると、火災初期段階からの多量の煙の発生による混乱や建物の気密性の向上に起因する不完全燃焼により発生する一酸化炭素および有毒ガスの吸入による運動機能低下等が死亡要因の主原因である。また、煙による恐怖心や熱気を含んだ煙の吸入による呼吸困難などが精神的パニックを起こし、混乱を増長する。
【解決手段】精神的パニックを抑制させるには、単純な装置、簡便な使用法で呼吸の安定を確保することである。呼吸の安定を確保するため、高濃度の酸素では火災を誘引する可能性があるため空気より酸素濃度を低くしたマスク付き簡易ボンベにより、清浄な空気を供給する。
【解決手段】精神的パニックを抑制させるには、単純な装置、簡便な使用法で呼吸の安定を確保することである。呼吸の安定を確保するため、高濃度の酸素では火災を誘引する可能性があるため空気より酸素濃度を低くしたマスク付き簡易ボンベにより、清浄な空気を供給する。
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、有毒ガス、酸欠や火災時の緊急避難用空気呼吸器の酸素濃度に関する。
【従来の技術】
従来の避難用空気呼吸器は空気に酸素を混合し、酸素濃度を空気中の酸素濃度より高くしているもの、もしくは登山、スポーツ用の濃縮酸素として95%酸素濃度を使用している。
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では空気に酸素を加え加圧圧縮しているか、空気を加圧圧縮している。火災時または酸欠時では雰囲気が低酸素濃度状態であり、しかも可燃性のガスが存在している可能性が高く、酸素の混入により爆発、発火および火災を誘引する危険度が増大する。
【課題を解決するための手段】
火災時または酸欠時では雰囲気が低酸素濃度状態であり、しかも可燃性のガスが存在している可能性が高く、酸素の混入により爆発、発火および火災を誘引する可能性を可能な限り低減化するため、酸素濃度を可能な限り低濃度とした緊急避難用低濃度空気呼吸器である。
【発明の実施の形態】
空気に窒素を10%から30%を混合し、ボンベに9MPaから9.5MPaとなるように加圧圧縮する。
【実施例】
噴射口ノズルに鼻と口が同時に覆うことが可能なマスクを取り付け、マスクを鼻と口に押し当て、マスクを押さえることにより、ボンベから加圧圧縮した低濃度酸素空気をマスク中に噴射させ呼吸困難状態の改善または有毒ガスによる中毒症状を遅延させることにより、避難時間の確保を図る。緊急事態の状況により、連続噴射または間欠噴射させ使用する。
【発明の効果】
中高層ビル、宿泊施設や地下街等の不特定多数を対象とした場合の緊急避難時については日常の訓練での対策は不可能であり、複雑な構造や煩雑な使用法では緊急時の対応が不可能である。緊急時に最も重要なことは、火災による熱、ばい煙、一酸化炭素、有毒ガスとの接触時の恐怖心や混乱、または酸欠による運動能力の低下時では可能な限り簡単な構造、単純な使用法とし、精神的混乱や錯乱を回避し、沈着冷静な判断が可能な状況を創造することが最も重要である。そのためには安定な呼吸の確保が必要十分条件である。火災や酸欠状況の緊急避難時に空気呼吸器が誘引する危険を最大限回避し、安定な呼吸の確保を目的とした緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレーである。
本発明は、有毒ガス、酸欠や火災時の緊急避難用空気呼吸器の酸素濃度に関する。
【従来の技術】
従来の避難用空気呼吸器は空気に酸素を混合し、酸素濃度を空気中の酸素濃度より高くしているもの、もしくは登山、スポーツ用の濃縮酸素として95%酸素濃度を使用している。
【発明が解決しようとする課題】
従来の技術では空気に酸素を加え加圧圧縮しているか、空気を加圧圧縮している。火災時または酸欠時では雰囲気が低酸素濃度状態であり、しかも可燃性のガスが存在している可能性が高く、酸素の混入により爆発、発火および火災を誘引する危険度が増大する。
【課題を解決するための手段】
火災時または酸欠時では雰囲気が低酸素濃度状態であり、しかも可燃性のガスが存在している可能性が高く、酸素の混入により爆発、発火および火災を誘引する可能性を可能な限り低減化するため、酸素濃度を可能な限り低濃度とした緊急避難用低濃度空気呼吸器である。
【発明の実施の形態】
空気に窒素を10%から30%を混合し、ボンベに9MPaから9.5MPaとなるように加圧圧縮する。
【実施例】
噴射口ノズルに鼻と口が同時に覆うことが可能なマスクを取り付け、マスクを鼻と口に押し当て、マスクを押さえることにより、ボンベから加圧圧縮した低濃度酸素空気をマスク中に噴射させ呼吸困難状態の改善または有毒ガスによる中毒症状を遅延させることにより、避難時間の確保を図る。緊急事態の状況により、連続噴射または間欠噴射させ使用する。
【発明の効果】
中高層ビル、宿泊施設や地下街等の不特定多数を対象とした場合の緊急避難時については日常の訓練での対策は不可能であり、複雑な構造や煩雑な使用法では緊急時の対応が不可能である。緊急時に最も重要なことは、火災による熱、ばい煙、一酸化炭素、有毒ガスとの接触時の恐怖心や混乱、または酸欠による運動能力の低下時では可能な限り簡単な構造、単純な使用法とし、精神的混乱や錯乱を回避し、沈着冷静な判断が可能な状況を創造することが最も重要である。そのためには安定な呼吸の確保が必要十分条件である。火災や酸欠状況の緊急避難時に空気呼吸器が誘引する危険を最大限回避し、安定な呼吸の確保を目的とした緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレーである。
Claims (1)
- 空気中の酸素濃度は0.1MPaで21vol%である。火災現場では火災による酸素濃度の減少、煙による呼吸障害、炭酸ガス濃度の増加や石油化学系建材から発生するシアン化水素ガス等の有毒ガスの発生による呼吸障害、一酸化ガス中毒による運動能力低下などの緊急避難対策用として、火災の誘引や発火を抑制する目的で支燃性ガスである酸素濃度を0.1MPaで15%から19%と空気中の酸素濃度より低くなるように空気に窒素ガスを混合、ボンベに加圧充填し、連続噴射又は間欠噴射で使用する緊急用簡易型低酸素濃度空気圧縮ボンベのガス組成。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003086541A JP2004249036A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003086541A JP2004249036A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004249036A true JP2004249036A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33028173
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003086541A Pending JP2004249036A (ja) | 2003-02-19 | 2003-02-19 | 緊急用簡易型低濃度酸素空気スプレー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004249036A (ja) |
-
2003
- 2003-02-19 JP JP2003086541A patent/JP2004249036A/ja active Pending
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