JP2004247458A - Light emitting/receiving device and manufacturing method therefor - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力を与えることによって、波長0.8〜2.5μmの近赤外光や波長4〜20μmの中赤外波長の光を発光し、(光の吸収という形態で)対象物内の組成情報(量、質など)をその光に重畳した後、その光を受光し、電気信号として、組成情報を出力する赤外光受発光装置に関するものである。具体的な用途としては、全反射減衰型フーリエ変換赤外分光光度計(Attenuated Total Reflection Fourie Transformation Infrared : ATR−FTIR)、環境分析器、水質分析器、非侵襲生体センサー、リサイクル用再生分別装置、野菜鮮度センサーなど多様な測定ヘッドに用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
波長0.8〜2.5μmの近赤外光や波長4〜20μmの中赤外波長には、各種有機物質(生体物質など)を構成する化学結合の吸収波長が多数含まれていることが知られている。それゆえ、ある物質にこの波長帯の光を透過させたとき、その吸収スペクトルを測定することにより、その物質の種類や量を測定することができる。特にZnSeなどの光学素子中を数回反射するときのエバネッセント波を物質に通し、その減衰スペクトルを検出手段として用いるATR法(全反射減衰法:Attenuated Total Reflection)は物質内の光吸収を非破壊で測定するのに適している。しかしながら、この波長帯を室温発光できる発光素子はこれまで存在しなかったため、大掛かりな固体光源(CO2レーザなど)を用いたり、低効率なハロゲン電球の分光などを行う必要があり、民生用に広く活用することが難しかった。
【0003】
一方、近年、室温において、発振波長4〜20μmのレーザ光を数百mWなる高出力で出射できる量子カスケードレーザが開発された(例えば、F.Cappaso et.al.,”New Frontiers in Quantum Cascade Lasers and Applications”, IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, Vol.6, No.6, p.931 (2000))。従来の半導体レーザが伝導帯/価電子帯のバンド間遷移を用いているのに対し、この量子カスケードレーザは伝導帯内の電子のエネルギー遷移で発光するものである。量子カスケードレーザは、オージェ非発光再結合やヘテロ界面のリークが少なく、容易に室温発振を達成できる。これにより、中赤外光源の活用が大きく開けた。
【0004】
従来の中赤外域受発光装置の一例を図22に示す。被測定物84は、例えば、生体などであり、測定ヘッドは光学素子83が兼ねる。駆動回路87を稼動させ、量子カスケードレーザを内部に含む発光素子81から中赤外光82を出射させる。その中赤外光82はZnSe光学結晶83に入射し反射を繰り返し、受光素子86に出射される。この反射部分において、光学結晶の外側にエバネッセント波85が生じる。光学結晶83の測定面89には、被測定物84が接している。エバネッセント波85が被測定物84の内部に染み出すことにより、光吸収が生じる。この結果、被測定物の情報(光吸収)が重畳する。中赤外光は受光素子86に入射し、光電流を生じさせ、信号処理回路88で増幅される。
【0005】
これまでの構造では、発光素子と受光素子、さらに測定ヘッドに相当する光学素子が個別部品の組み合わせで作製されていた(例えば特許文献1参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−66248号公報(段落番号[0025]、図1)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ユーザはこれらの光軸調整が必要であった。また更に、小型化にするため、集積化すると、より精度良い光軸調整が必要となる。しかしながら、中赤外の光(4〜20μm)は人間の目には見えないのみならず、大気中の水分、二酸化炭素、二酸化窒素などの分子振動の吸収波長に相当するため、光軸調整には大気成分管理なども必要であり量産化に適さなかった。また中赤外域受発光装置を用いた計測部分が大型化/重量化し、取り扱いが困難であった。特に、自宅医療応用の場合、高齢者のように肉体的弱者が自分で計測部分を容易に取り扱えるためには小型/軽量化が必須である。さらに受光素子と信号処理回路の距離が離れているため、配線に電気誘導的な雑音が重畳されることもあり、十分な信号品質を得ることが難しかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1記載の受発光装置は、発光素子および受光素子がモノリシック集積またはハイブリッド集積により形成された半導体基板と、前記発光素子から放出した光を試料に直接照射する機能と試料内を透過または拡散した光または試料表面を反射した光を直接集光し前記受光素子に導く機能を備えた光学素子が、一つのパッケ−ジに納められているものである。このような構造では、発光素子と受光素子が、同一平面にあり、しかもその位置精度は、半導体集積技術により極めて精度が良い(数十μm以下の精度)。このため、従来、発光素子、受光素子、光学素子の3個の位置調整であったものが、受発光素子基板と光学素子の2個の位置調整になり量産性が向上する。さらに、このような構造にすることにより、中赤外域受発光装置の小型軽量化が実現でき、一般ユーザにとって扱い易くなる。
【0009】
また、本発明の請求項2記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、半導体基板と光学素子の間には、その間隙にほぼ等しい厚みを有するスペーサが存在することを特徴としたものである。このスペーサを用いることにより、受光素子と発光素子が形成された基板と光学素子の距離・平行度を(中赤外光の光学調整なしに)物理的に決めることができる。
【0010】
また、本発明の請求項3記載の受発光装置は、請求項2記載の受発光装置において、外部からの応力により光学素子が変形することを抑制する位置にスペーサが存在することを特徴としたものである。これは、このスペーサの位置として、光学素子と半導体基板の間隙の面内(発光、受光部、マーク部(下記参照)除く)にほぼ一様に存在させることで、光学素子になんらかの圧力が加わった場合、このスペーサが支柱の役目を果たすため、光学素子が歪むことはない。これにより、試料に圧着しながら測定する場合においても精度が劣化することはない。
【0011】
また、本発明の請求項4記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、半導体基板表面が平坦層になっており、その表面を介して半導体基板が光学素子に接していることを特徴としたものである。これにより発光素子から出射された光が大気に暴露される距離が小さくなり、位置合わせ精度および測定精度が向上する。
【0012】
また、本発明の請求項5記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、半導体基板または光学素子の少なくとも一方には、相互の位置を認識できるマークが形成されていることを特徴としたものである。これにより、半導体製造工程の一つであるフォトリソグラフィで一般に広く用いられるマスク合わせ技術(パッシブアライメント)を用いることができ、半導体基板と光学素子の面内位置を(中赤外光の光学調整なしに)数μm以内であわせることができる。したがって、上記のスペーサを併用することにより、中赤外光の光学調整なしに、言い換えれば大気成分の管理を行うことなく、中赤外光受発光装置を実現することができ、量産化、低価格化を実現することができる。
【0013】
さらに、本発明の請求項6記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、発光素子または前記受光素子の駆動または信号処理にかかわる集積回路が、発光素子および受光素子が形成された基板に形成されていることを特徴としたものである。これにより、装置の小型化、誘導雑音の低減が実現できる。
【0014】
また、本発明の請求項7記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、発光素子が、波長4〜20μmの少なくとも一つの赤外域の光を放出することができる発光素子であることを特徴としたものである。これにより、種々の分子振動の測定が可能となり、生体応用、大気観測などの応用ができる。
【0015】
次に、本発明の請求項8記載の受発光装置は、請求項7記載の受発光装置において、この発光素子は、ポテンシャル井戸内に形成された特定のエネルギー準位間を電子または正孔がエネルギー遷移することで光子を放出することを特徴とするものである。本構造により、発光素子を低温に冷やす必要がなく、受光素子、集積回路との同一基板形成が可能となる。
【0016】
また、本発明の請求項9記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、光学素子は、発光素子から放出された光に少なくとも1回以上の反射を与えることができることを特徴としたものである。これにより、試料から複数回の情報を重畳して得ることができ(信号強度が増加し)測定精度が向上する。
【0017】
さらに、本発明の請求項10記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、光学素子の試料照射面は溝形状の凹部を有しており、前記凹部に光を通過させることができることを特徴としたものである。溝の幅や深さを任意に設定することにより、試料(測定対象)により多く光が染み込み、より多くの情報を生体から得ることが可能になる。
【0018】
また、本発明の請求項11記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、発光素子から出射される第2の光(レーザの後面光)が、前記発光素子が集積された基板内部を通過した後、到達する基板の表面に、第2の受光素子が形成されていることを特徴としたものである。この構造においては、発光素子から出射される第2の光が、前記発光素子が集積された基板内部を通過した後、前記基板に集積された第2の受光素子に入射する。この第2の受光素子に入射した光を用いて前記発光素子の出力を一定にすることができる。従来の構造では、発光素子取り付け部に近接して第2の受光素子を取り付ける必要があったが、本構造では第2の受光素子の取り付け位置の設計自由度が向上する。
【0019】
また、本発明の請求項12記載の受発光装置は、請求項1または請求項11記載の受発光装置において、受光素子として、シリコンとシリコンゲルマニウムからなる量子井戸のサブバンド間光子吸収を用いたことを特徴としたものである。これにより従来赤外受光に用いられたHgCdTeなどのような有害な材料を使用することなく、中赤外光の受光が可能になる。
【0020】
さらに、本発明の請求項13記載の受発光装置は、請求項6記載の受発光装置において、光学素子における複数回反射を繰り返す面にほぼ対面して集積回路が形成されていることを特徴としたものである。これにより、集積回路を発光素子と受光素子の間におくことができ、基板表面の有効活用(基板の小型化)を実現できる。
【0021】
また、本発明の請求項14記載の受発光装置は、請求項6記載の受発光装置において、光学素子と集積回路の間には本装置で用いられる波長帯の光の進行を妨げる機能を有する膜が形成されていることを特徴とするものである。これにより、パッケージ内の迷光(この迷光は例えば測定面での不要散乱光など)が集積回路に入射し、集積回路トランジスタのp型またはn型高濃度領域における自由キャリア吸収による発熱に起因した雑音が発生することを防ぐ。
【0022】
さらに、本発明の請求項15記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、光学素子における複数回反射を繰り返す面のうち、本受発光装置の機能に関わらない面には、金属薄膜または多層膜が形成されていることを特徴とするものである。これにより、光学素子の反射効率が向上し、反射面の損失を防ぐ。
【0023】
また、本発明の請求項16記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、光学素子の光入射部または光出射部の少なくとも一方にレンズが形成されていることを特徴とするものである。これにより、光学素子への光入射を容易にしたり、また光学素子から受光素子への出射光を効率よくすることができる。
【0024】
また、本発明の請求項17記載の受発光装置は、請求項16記載の受発光装置において、レンズとしてフレネルレンズが用いられていることを特徴とするものである。これにより、レンズ作製が容易になる。
【0025】
また、本発明の請求項18記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、発光素子として複数の波長で発光し、光学素子の光入射部または光出射部の少なくとも一方に回折格子を備え、発光素子からの光または光学素子からの光を波長分光し、前記分光した光を個別に受光することによって情報を得ることを特徴とするものである。これにより、吸収波長が異なる組成に対しての分析が可能になる。
【0026】
さらに、本発明の請求項19記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、パッケージの材質が樹脂プラスチックであることを特徴とするものである。これにより、低コスト化が図れる。
【0027】
また、本発明の請求項20記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、パッケージ内部に有機ガスを吸収または分解する材料が形成されていることを特徴とするものである。これにより、パッケージ内部のガスによる光吸収が低減される。
【0028】
また、本発明の請求項21記載の受発光装置は、請求項1記載の受発光装置において、光学素子に凹部があり、その凹部に発光素子または受光素子の少なくとも一方が組み込まれていることを特徴とするものである。これにより、発光素子および受光素子の位置が機械的精度で決定し、かつ、大気に触れることが極めて少ないので、精度良く計測することが可能である。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。
【0030】
図1は本発明の実施の形態における受発光装置の断面図である。また図2は図1に示す発明の斜視図を示す。この実施の形態は、生体中グルコース量測定センサー用の受発光装置である。駆動時において、光学素子21の表面近傍には、波長9.6μmの光がエバネッセント波として存在している。生体を光学素子21の表面に触れさせることにより、エバネッセント波が生体内部に侵入する。グルコースは波長9.6μmの光を吸収するので、エバネッセント波の吸収量を測定することによりグルコース量測定が可能である。なお、この測定原理自体は、全反射減衰型フーリエ変換赤外分光光度計として広く知られている。
【0031】
図1、2において、半導体レーザ1、受光素子2、集積回路(LSI)3を集積したシリコン基板4が、パッケージ5中に実装されている。
【0032】
半導体レーザ1は、InGaAs/InAlAs量子カスケード型レーザであり、波長9.6μmのレーザ光を放出する。本半導体レーザの閾値電流は、約100mA、スロープ効率は0.6W/Aである。駆動電流は集積回路3から供給される。半導体レーザ1のエピタキシャル成長面が基板4に、Au−Sn系金属を用いて融着されている。シリコン基板をエッチングすることにより、凹形状の半導体レーザ取り付け部が形成されている。このシリコン基板4の面方位を<110>方向に9.7度オフした(100)とすることにより、半導体レーザ1の光を基板表面垂直方向に折り曲げる立上げミラー20をレーザ前出射側に形成している(例えば、オプトロニクス社「光技術精密加工技術」第2部第3章第2節を参照)。
【0033】
立上げミラ−20に波長9.6μmでの反射率を高くするために、AgやAl等の反射膜を設けると更に好ましいと言える。
【0034】
また、レーザ後出射側にはモニター用受光素子25が形成されている。シリコンが波長9.6μm前後の光に対してはほぼ透明であることから、レーザ裏面から出射した光33はシリコン基板4の中を透過し、モニター用受光素子25に達する。このモニター用受光素子25による光電流が一定になるように、集積回路3がレーザの駆動電流をフィードバックすることで、半導体レーザ1の出力は一定に保たれる。
【0035】
信号受光素子2は、シリコン基板上に形成されたSiGe/Si量子井戸(50層)からなる中赤外受光素子である。SiGe量子井戸に形成された価電子帯のサブバンド間を、正孔が中赤外光を吸収してサブバンド遷移を行うことにより、中赤外光を検出する(詳細は、R.P.G.Karunasiri et al., ”Si1−xGex/Si multiple quantum well infrared detector”, Appl. Phys. Lett. 59 (20) p. 2588 (1991)などを参照)。SiGeは、中赤外光の受光によく使われるHgCdTeなどに比べて、安全であり、かつ、シリコン基板上に容易に集積できる。信号受光素子2において光から変換された電気信号は集積回路3に送られる。なお、モニター用受光素子25も同様な素子構造を有する。
【0036】
集積回路3は、半導体レーザ1をパルス駆動するシリコンバイポーラ回路、信号受光素子2のCMOS増幅回路、およびモニター用受光素子25の信号のフィードバックCMOS回路から構成されている。外部との接続用として、アース用電極パッド10、電源用電極パッド11、レーザ駆動値設定用電極パッド16、信号取り出し用電極パッド17が形成されている。本集積回路3は、電源+10Vにより動作する。
【0037】
パッケージ5はエポキシ系樹脂で形成されている。パッケージ5には、アース用リード電極6、電源用リード電極7、レーザ駆動値設定用リード電極12、信号取り出し用リード電極13および放熱用金属18が取り付けてある。リード電極6,7,12,13は銅を主材とし、表面はNiおよびAuメッキを施してある。また放熱用金属18は無酸素銅を使用している。基板4は、導電性接着材19を用いて、放熱用金属18に接着されている。また、金ワイヤー8,9,14,15により、各電極パッド10,11,16,17は、各リード電極6,7,12,13に接続されている。
【0038】
パッケージ5の上部は開口されており、その開口部にはZeSe光学結晶21が取り付けてある。光学結晶21と基板4の間には厚さ10μmのスペーサ71,72があり、この厚みにより、光学結晶21と基板4の間隙を10μmに保っている。ZeSeは波長9.6μm近傍の光に対して、吸収係数は0.005 cm−1以下と極めて小さく、ほぼ透明体とみなすことができる。ZeSe光学結晶21の入射側および出射側はテーパ状になっており、半導体レーザ1から出射された光31が光学結晶21に入射し、光学結晶21内で全反射を繰り返し、また光学結晶21から出射した光が受光素子2に入射するよう角度が設計されている。この設計は、シュネルの法則を用いることにより簡単に計算でき、ZeSeの屈折率が波長9.6μmにおいて約2.4であることを考慮すると、テーパ角(表面とテーパ部22,23が成す角)は40.2度以上でなければならない。本実施の形態ではテーパ角を45度とした。この場合、レーザ光31は、光学素子21表面の法線方向に対して27.9度の角をなし全反射条件を満たす。レーザ光31のうち、光学素子21表面から染み出している部分がエバネッセント波32である。表面からおよそ50μm染み出しており、その範囲が検出部分となる。光学素子21の表面のうち、測定で使用しない面には、検出部からの不要散乱光が集積回路に入射し誤動作することを防ぐため、Crを用いた遮光膜24が形成されている。なお、この遮光膜は集積回路の表面に形成してもよい。また遮光膜としては、Crの他に金などの金属や高反射率誘電体多層膜(例えば、アルミナ(厚みλ/4n1)/シリコン(厚みλ/4n2)/アルミナ(λ/4n1)/シリコン(λ/4n2)、ここでλは使用する波長、n1、n2はアルミナ、シリコンの屈折率)を用いてもよい。このCr遮光膜がない場合、測定精度が±10%であるのに対し、この遮光膜により、精度±2%まで低減することができた。
【0039】
本受発光装置の大きさは横5mm、縦10mm、厚み4mm(リード電極を除く)であり、極めてコンパクトな中赤外域受発光装置を実現している。操作方法としては、まずリード電極7に電圧10Vを印加し、集積回路を駆動させる。次に、リード電極12に5V以上を印加することにより、半導体レーザ1に200mAのパルス電流(パルス幅1μsec、デューティ10%)が流れる。この結果、約60mWの中赤外レーザ光31が放出され、光学素子の表面にエバネッセント波32として現れる。このような短パルスにすることにより、生体への熱的影響を小さくしている。生体内のグルコースにより吸収を受けたレーザ光31は受光素子2により光電流を生成し、集積回路4により、フルスケール10Vの電圧信号に変換される。ノイズは1mV以下であるのでダイナミックレンジは80dB以上を確保し、充分なS/N特性を得られる。このように高特性が得られるのは、受光素子と集積回路が極めて近く、周囲の雑音に影響されないことも大きい。これによりグルコース量の微小な変化でも測定することができる。また、消費電力は2W程度であり、家庭用電源はもちろんのこと、ポータブル機器に組み込むことができ、取り扱いが容易である。
【0040】
図3〜図10に本実施の形態の作製方法を述べる。シリコン基板4は前述のように、<110>方向に9.7度オフした(100)を面方位として有する。基板サイズは直径6インチである(各図は、簡単のため、1個分で描いてある)。
【0041】
まずシリコン基板4にすべての素子の基準位置となる認識マーク73をフォトリソグラフィで基板に形成する。次に認識マーク73を基準にして、受光素子を形成する部分以外にSiO2マスクを形成した後、分子線エピタキシャル成長法を用いて、SiGe/Si量子井戸層を成長させる。次にSiO2をリフトオフすることにより、信号用受光素子2、モニター用受光素子25をシリコン基板上に形成する(図3)。
【0042】
つぎにフォトリソグラフィ(認識マーク73を基準)とKOH系エッチング液を用いて、レーザ取り付け凹部41、立上げミラー20を形成する(図4)。
【0043】
さらに図5のように、通常の半導体プロセス(認識マーク73を基準としたフォトリソグラフィー、イオン注入、熱拡散、層間絶縁膜など)を用いて、集積回路3、アース用電極パッド10、電源用電極パッド11、レーザ駆動値設定用電極パッド16、信号取り出し用電極パッド17、レーザワイヤー用電極パッド42を形成する。これら相互の接続には、図5でわかるように、フォトリソグラフィによる金配線が成されている。なお凹部41にはレーザエピタキシャル面用電極43が形成されており、この電極43表面には、半導体レーザの融着用にAu−Snが蒸着で形成されている。また、スペーサ71,72は金の厚膜でありフォトリソグラフィとメッキによって形成した(スペーサとしては、例えば、液晶パネルで用いるような球状の二酸化珪素を用いてもかまわない。この場合、球を熱硬化型接着材に混ぜ、図9の直前の工程においてディスペンサでその接着材を基板表面に塗布する。)。最後にダイシングを行う。この基板(ダイ)の大きさは、横3mm、長さ6mm、厚み0.3mmである。
【0044】
次に、半導体レーザ1をエピタキシャル面を基板4側にして、凹部41に融着する(図6)。融着温度は約280℃である。半導体レーザは、InP基板上に分子線エピタキシャル成長法を用いて形成されたInAlAs/InGaAs量子カスケードレーザ(発光部はInGaAs井戸部(In組成60%)とAlInAs障壁部(In組成40%)の超格子構造)である。その半導体レーザの大きさは、共振器長0.8mm、幅0.3mm、厚み0.1mmである。
【0045】
次に、図7のように、導電性接着材19(図1参照)を用いて、シリコン基板4をパッケージ5の放熱用金属18(図1参照)部分に接着する。導電性接着材は、銀を含む熱硬化型エポキシ系接着材であり、良好な熱伝導も得ることができる(熱伝導率は約8W/km)。接着後の厚みは約50μmである。このようにすることにより、半導体レーザ1の熱抵抗は、約30℃/Wと良好な値が得られている。
【0046】
次工程は、図8に示すワイヤーボンド工程である。直径25μmの金ワイヤー8,9,14,15を形成することにより、電極パッド10,11,16,17は、リード電極6、7,12,13に各々接続される。また、金ワイヤー45により、半導体レーザ1の裏面電極はレーザ用電極パッド42に接続される。
【0047】
最後に、図9に示すように、テーパを有するZeSe光学素子21と発光/受光素子が形成された基板4の位置合わせ(アライメント)を行う。この光学素子21の片面(パッケージ内部の面)にはアルミニューム薄膜の認識マーク74が形成されている。基板の認識マーク73と光学素子の認識マーク74を用いて面内の位置合わせを行う。ZnSeはバンドギャップ2.7eVであるので、波長0.45μm以上の光、例えば、黄緑光などを用いれば容易に光学素子21を通して、認識マーク73,74のアライメントが可能である。面内ずれが5μm以内になった後に、基板4と光学素子21を密着させる。この時、スペーサ71,72により、基板4と光学素子21の間隙は自動的にスペーサ71,72の厚みになり、かつ、平行性を有することができる。その後、UV硬化接着材を用いて、テーパを有するZeSe光学素子21をパッケージに接着する。光学素子21は、パッケージの開口を閉じる蓋を兼用する。
【0048】
なお、UV硬化接着材はアウトガス放出量が少ないもの(200℃1時間における重量変化1%以下)を選んだ。なお、パッケージ内部の、一部または全面に有機ガスを吸収または分解する材料(たとえば酸化チタンなど)を被膜することにより、UV照射時に接着材から放出される有機ガスを分解することができる(有機ガスによる、9.6μm近傍の光吸収ロスを低減できる)。
【0049】
このようにして、本受発光装置が完成する(図10)。
【0050】
本発明の第2の実施の形態を図11に示す。基本的な図面は図1と同じである。第2の実施の形態ではZnSe光学結晶21の入射側テーパ部22に凸型レンズ51が取り付けてある。一般に半導体レーザ1の出射光は、半値全角10〜30゜の発散光となる。その光をレンズ51により、ほぼ平行光に変換することにより、周囲に発散する無効エバネッセント波を抑制することができる。この結果、信号強度が増大するので感度をさらに向上させることができる。なお、レンズとして、図12に示すように、光学結晶21の入射側テーパ部22に形成したフレネルレンズ52を用いると、光学結晶21のテーパ部22を刻印することでレンズを形成することができ、レンズ作製が容易になる。
【0051】
本発明の第3の実施の形態を図13に示す。基本的な構造は図1と同じである。この実施の形態では、光源として複数の波長成分をもつ発光ダイオード57を使用している(発光ダイオードの代わりに、スーパールミネッセントダイオードや、マルチモード半導体レーザを用いてもよい)。また光学素子21の出射側テーパ部23には、回折格子53が形成されている(図14参照)。さらに、信号受光素子は、図15に示すように、回折格子の方向に沿って素子54,55,56がある。
【0052】
図16を用いてこの動作を説明する。発光ダイオード57から放出された光61は光学素子21に入射し、反射を繰り返し、その反射面におけるエバネッセント波が被測定物で吸収されることにより、光量が減少する。本実施の形態では、光61は複数の波長成分を有しており、被測定物の吸収に波長依存性がある場合には、波長によって吸収量が異なる。回折格子53は、光61を波長により3方向62,63,64に分離する。その方向には、信号受光素子54,55,56が存在する。これにより、各波長帯における信号吸収量を測定できる。特に本発明においては、約9.1±0.2μmの光は信号受光素子54に、約9.6±0.2μmの光は信号受光素子55に、約9.8±0.2μmの光は信号受光素子56に、集光するように回折格子を設計している。これにより、被測定物を生体とした場合、信号受光素子54、および信号受光素子56の信号をリファレンスとして、信号受光素子55の信号を相対評価することにより(つまり、約9.1μmおよび約9.8μm光をリファレンスとして約9.6μm光の増減を評価することにより)、約9.6μm光に対して吸収を示す物質、例えば、生体中のグルコース濃度などを正確に評価することができる。
【0053】
本実施の形態では主に、波長9.6μmの光を用いて説明したがこれに限定するものではなく、波長1.4〜1.6μmの光を用いても構わない。
【0054】
本発明の第4の実施の形態を、図17を用いて説明する。
【0055】
発光ダイオ−ド57から放出された光61は立上げミラ−20で反射された後、光学素子21に入射する。光学素子21は図18にも示されているように溝58が少なくとも1本以上形成されている。
【0056】
図には示していないが、溝58には生体や溶液等の被測定物を設定する。
【0057】
光学素子21に入射した光は、溝58に到達し、屈折されて溝部分に設定された被測定物を通過し再び光学素子21に入射する。光は被測定物によって吸収されるため、受光素子2を用いて吸収量を測定することにより、被測定物の濃度を容易に評価することができる。溝58の幅や深さは特に限定するものではなく、被測定物の特性に応じて最適な設定が可能となるものである。
【0058】
本発明の第5の実施の形態を、図19を用いて説明する。本図は概ね図1と同じであるが、スペーサ71,72に代わり、半導体基板4上に平坦化層75が形成されている。この平坦化層75に光学素子21が密着しており平坦化層の厚みにより基板4と光学素子21の距離を制御している。平坦化層は、下記に述べるように、塗布酸化膜(SOG:Spin−On−Glass)である。このような構造にすることにより、発光素子1と光学素子21の距離および受光素子2と光学素子21の距離を極めて小さくすることができ、パッケージ内の残留有機物による雑音を低減させることが可能となる。第5の実施の形態の作製方法は、基本的には、図3〜図10と同じであるが、図5においてスペーサ71,72を作製する代わりに、図20に示すように平坦化層を形成する。(なお、よりわかりやすくするため、集積回路3の表面の配線等による凹凸も描いている(図20(a))。まず図20(b)のように、スピンコート法を用いて、塗布酸化膜76を形成する。これにより表面はほぼ平坦になるが、さらに、平坦化するために、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により、塗布酸化膜表面の凹凸を0.5μm以下にしている。その後、フォトリソグラフィとドライエッチ(CHF4とO2の混合ガスを使用)により、平坦化が不要部を除去する(図20(c))。この後は図6以降と同じになる。
【0059】
本発明の第6の実施の形態を図21に示す。ZnSe光学素子101には、発光素子用凹部111および受光素子用凹部112が形成されている。発光素子は、AlInAs/InGaAs量子カスケードレーザ102および半絶縁性窒化アルミニウム基板103から構成されている。基板103にはビアホール(Via Hole)が形成されておりレーザ102の二つの電極が基板103の裏面に接続されている。この発光素子は凹部111に嵌め込まれており、機械的精度により位置が決定される。基板103の裏面電極から金ワイヤー108を通じ、リード電極106に接続されている。また、受光素子は、SiGe/Si量子井戸サブバンド間遷移型受光部104および半絶縁性窒化アルミニウム基板105から構成されている。基板105にはビアホール(Via Hole)が形成されており受光部104の二つの電極が基板105の裏面に接続されている。この受光素子は凹部112に嵌め込まれており、機械的精度により位置が決定される。基板105の裏面電極から金ワイヤー109を通じ、リード電極107に接続されている。110は樹脂パッケージである。本構造にすることにより、発光素子から出射された光は、ほとんど大気に触れないので、精度良く位置合わせが可能である。
【0060】
以上の本発明において、生体のグルコース量測定の応用例を示したが、発光素子からの波長を適切に選べば、全反射減衰型フーリエ変換赤外分光光度計における各種組成分析、環境分析器/水質分析器における不純物測定、各種非侵襲生体センサーにおける血中成分分析、リサイクル用再生分別装置における対象物分析、野菜鮮度センサーにおける鮮度測定などに応用可能である。
【0061】
【発明の効果】
上記のように、本発明を用いれば、コンパクトで扱い易い中赤外受発光装置を量産性高く、かつ、低価格に製造することができ、工業的に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の斜視図
【図3】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図4】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図5】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図6】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図7】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図8】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図9】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図10】本発明の第1の実施の形態における受発光装置の作製工程図
【図11】本発明の第2の実施の形態における受発光装置の断面図
【図12】本発明の第2の実施の形態における受発光装置の光学素子の斜視図
【図13】本発明の第3の実施の形態における受発光装置の断面図
【図14】本発明の第3の実施の形態における受発光装置の光学素子の斜視図
【図15】本発明の第3の実施の形態におけるシリコン基板の斜視図
【図16】本発明の第3の実施の形態における受発光装置の動作を示す斜視図
【図17】本発明の第4の実施の形態における受発光装置の断面図
【図18】本発明の第4の実施の形態における受発光装置の光学素子の斜視図
【図19】本発明の第5の実施の形態における受発光装置の断面図
【図20】本発明の第5の実施の形態における受発光装置の作製工程図(一部)
【図21】本発明の第6の実施の形態における受発光装置の断面図
【図22】従来の受発光装置の一例を示す図
【符号の説明】
1,57 発光素子(ベアチップ)
2,54,55,56 信号受光素子
3 集積回路
4 シリコン基板
5 樹脂パッケージ
6,7,12,13 リード電極
8,9,14,15,45 金ワイヤー
10,11,16,17,43 電極パッド
18 放熱用金属
19 導電性接着材
20 立上げミラー
21,83 光学結晶
22 入射側テーパ部
23 出射側テーパ部
24 遮光膜
25 モニター用受光素子
31,61,82 中赤外光
32,85 エバネッセント波
33 発光素子の裏面光
41 発光素子取り付け凹部
42 発光素子基板側電極取付パッド
51 凸型レンズ
52 フレネルレンズ
53 回折格子
58 溝
62,63,64 分光後の光
71,72 スペーサ
73 認識マーク(基板側)
74 認識マーク(光学素子側)
75 平坦化層
81 発光素子
84 被測定物
86 受光素子
87 発光素子駆動回路
88 受光素子信号処理回路
89 測定面
101 光学素子
102 量子カスケードレーザ
103,105 窒化アルミニウム基板
104 受光素子
106,107 リード電極
108,109 ワイヤー
110 パッケージ
111 発光素子用凹部
112 受光素子用凹部[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention emits near-infrared light having a wavelength of 0.8 to 2.5 μm or light having a mid-infrared wavelength of 4 to 20 μm by applying electric power, and emits light in an object (in the form of light absorption). The present invention relates to an infrared light receiving / emitting device that superimposes composition information (quantity, quality, etc.) on the light, receives the light, and outputs the composition information as an electric signal. Specific applications include an attenuated total reflection Fourier transform infrared spectrophotometer (Attenuated Total Reflection Fourier Transformation Infrared: ATR-FTIR), an environmental analyzer, a water quality analyzer, a non-invasive biological sensor, a recycle separation device, It can be used for various measuring heads such as vegetable freshness sensor.
[0002]
[Prior art]
Near-infrared light having a wavelength of 0.8 to 2.5 μm and mid-infrared light having a wavelength of 4 to 20 μm may include many absorption wavelengths of chemical bonds constituting various organic substances (such as biological substances). Are known. Therefore, when light in this wavelength band is transmitted through a certain substance, the type and amount of the substance can be measured by measuring its absorption spectrum. In particular, the ATR method (Attenuated Total Reflection: Attenuated Total Reflection), which uses an evanescent wave that is reflected several times in an optical element such as ZnSe through a substance and uses its attenuation spectrum as a detection means, does not destroy light absorption in the substance. Suitable for measuring with. However, since no light-emitting element capable of emitting light in this wavelength band at room temperature has been available, a large-scale solid-state light source (CO 2 Laser, etc.) or low-efficiency spectral analysis of halogen bulbs, which makes it difficult to widely use them for consumer use.
[0003]
On the other hand, recently, a quantum cascade laser capable of emitting a laser beam having an oscillation wavelength of 4 to 20 μm at a high output of several hundred mW at room temperature has been developed (for example, F. Cappaso et. Al., “New Frontiers in Quantum Cascade Lasers”). and Applications ", IEEE Journal of Selected Topics in Quantum Electronics, Vol. 6, No. 6, p. 931 (2000)). While the conventional semiconductor laser uses the transition between the conduction band and the valence band, this quantum cascade laser emits light by the energy transition of electrons in the conduction band. The quantum cascade laser has little Auger non-radiative recombination and leakage at the hetero interface, and can easily achieve room-temperature oscillation. This has greatly expanded the use of mid-infrared light sources.
[0004]
FIG. 22 shows an example of a conventional mid-infrared region light emitting / receiving device. The DUT 84 is, for example, a living body, and the optical element 83 also serves as a measurement head. The driving circuit 87 is operated to emit the
[0005]
In the conventional structure, a light emitting element, a light receiving element, and an optical element corresponding to a measuring head are manufactured by combining individual components (for example, see Patent Document 1).
[0006]
[Patent Document 1]
JP 2001-66248 A (paragraph number [0025], FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, the user has required these optical axis adjustments. In addition, when integrated to reduce the size, more accurate optical axis adjustment is required. However, the mid-infrared light (4 to 20 μm) is not only invisible to the human eye, but also corresponds to the absorption wavelength of molecular vibrations such as atmospheric moisture, carbon dioxide, and nitrogen dioxide. Was not suitable for mass production because it required management of atmospheric components. In addition, the measurement portion using the mid-infrared light emitting / receiving device has been increased in size and weight, and handling has been difficult. In particular, in the case of home medical applications, small and light weight is indispensable for physically weak people such as the elderly to easily handle the measurement part by themselves. Further, since the distance between the light receiving element and the signal processing circuit is large, electrical inductive noise may be superimposed on the wiring, and it has been difficult to obtain sufficient signal quality.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, a light emitting and receiving device according to
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein a spacer having a thickness substantially equal to the gap exists between the semiconductor substrate and the optical element. It is what it was. By using this spacer, the distance and parallelism between the optical element and the substrate on which the light receiving element and the light emitting element are formed can be physically determined (without optical adjustment of the mid-infrared light).
[0010]
The light emitting and receiving device according to claim 3 of the present invention is characterized in that, in the light emitting and receiving device according to
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein the surface of the semiconductor substrate is a flat layer, and the semiconductor substrate is in contact with the optical element through the surface. It is characterized by the following. Thereby, the distance of the light emitted from the light emitting element to the atmosphere is reduced, and the alignment accuracy and the measurement accuracy are improved.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein at least one of the semiconductor substrate and the optical element is formed with a mark capable of recognizing a mutual position. It is a characteristic. This makes it possible to use a mask alignment technique (passive alignment) generally used in photolithography, which is one of the semiconductor manufacturing processes, and to adjust the in-plane positions of the semiconductor substrate and the optical element (without optical adjustment of mid-infrared light). Can be adjusted within several μm. Therefore, by using the above spacers together, a mid-infrared light receiving / emitting device can be realized without optical adjustment of mid-infrared light, in other words, without managing atmospheric components, and mass production, low Price can be realized.
[0013]
Furthermore, in the light emitting and receiving device according to claim 6 of the present invention, in the light emitting and receiving device according to
[0014]
The light emitting and receiving device according to claim 7 of the present invention is the light emitting and receiving device according to
[0015]
Next, the light emitting and receiving device according to claim 8 of the present invention is the light emitting and receiving device according to claim 7, wherein the light emitting element has an electron or a hole between specific energy levels formed in the potential well. It is characterized in that photons are emitted by energy transition. With this structure, it is not necessary to cool the light emitting element to a low temperature, and the same substrate as the light receiving element and the integrated circuit can be formed.
[0016]
According to a ninth aspect of the present invention, there is provided the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein the optical element can give at least one or more reflections to the light emitted from the light emitting element. It is what it was. Thereby, information can be obtained by superimposing a plurality of times from the sample (signal intensity increases), and measurement accuracy improves.
[0017]
Furthermore, in the light emitting and receiving device according to claim 10 of the present invention, in the light emitting and receiving device according to
[0018]
Further, in the light emitting and receiving device according to claim 11 of the present invention, in the light emitting and receiving device according to
[0019]
According to a twelfth aspect of the present invention, in the light emitting and receiving apparatus according to the first or the eleventh aspect, inter-subband photon absorption of a quantum well made of silicon and silicon germanium is used as the light receiving element. It is characterized by the following. This makes it possible to receive mid-infrared light without using a harmful material such as HgCdTe which has been conventionally used for infrared light reception.
[0020]
Furthermore, the light emitting and receiving device according to claim 13 of the present invention is characterized in that, in the light emitting and receiving device according to claim 6, an integrated circuit is formed substantially facing a surface of the optical element that repeats reflection a plurality of times. It was done. Thus, the integrated circuit can be placed between the light emitting element and the light receiving element, and effective use of the substrate surface (small size of the substrate) can be realized.
[0021]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in the light emitting and receiving device according to the sixth aspect, a function between the optical element and the integrated circuit has a function of preventing light traveling in a wavelength band used in the device. It is characterized in that a film is formed. As a result, stray light in the package (for example, unnecessary stray light on the measurement surface) enters the integrated circuit, and noise due to heat generation due to free carrier absorption in the p-type or n-type high-concentration region of the integrated circuit transistor. To prevent the occurrence of.
[0022]
Further, in the light emitting and receiving device according to claim 15 of the present invention, in the light emitting and receiving device according to
[0023]
According to a sixteenth aspect of the present invention, in the light emitting and receiving device according to the first aspect, a lens is formed on at least one of a light incident portion and a light emitting portion of the optical element. Things. Thus, light can easily be incident on the optical element, and light emitted from the optical element to the light receiving element can be efficiently made.
[0024]
According to a seventeenth aspect of the present invention, in the light emitting and receiving device according to the sixteenth aspect, a Fresnel lens is used as a lens. This facilitates lens production.
[0025]
The light emitting and receiving device according to claim 18 of the present invention is the light emitting and receiving device according to
[0026]
Further, a light emitting and receiving device according to a nineteenth aspect of the present invention is the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein the material of the package is a resin plastic. Thereby, cost reduction can be achieved.
[0027]
According to a twentieth aspect of the present invention, there is provided the light emitting and receiving device according to the first aspect, wherein a material for absorbing or decomposing an organic gas is formed inside the package. Thereby, light absorption by the gas inside the package is reduced.
[0028]
According to a twenty-first aspect of the present invention, in the light emitting and receiving device according to the first aspect, the optical element has a concave portion, and at least one of the light emitting element and the light receiving element is incorporated in the concave portion. It is a feature. Thus, the positions of the light emitting element and the light receiving element are determined with mechanical accuracy, and the position of the light emitting element and the light receiving element are very rarely exposed to the atmosphere.
[0029]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to embodiments.
[0030]
FIG. 1 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of the invention shown in FIG. This embodiment is a light emitting / receiving device for a sensor for measuring the amount of glucose in a living body. At the time of driving, light having a wavelength of 9.6 μm exists as an evanescent wave near the surface of the
[0031]
1 and 2, a
[0032]
The
[0033]
In order to increase the reflectance at the wavelength of 9.6 μm on the start-up
[0034]
Further, a monitor
[0035]
The signal
[0036]
The integrated circuit 3 includes a silicon bipolar circuit that drives the
[0037]
The package 5 is formed of an epoxy resin. The package 5 is provided with a ground lead electrode 6, a power lead electrode 7, a laser drive value setting
[0038]
The top of the package 5 is opened, and a ZeSe
[0039]
The size of this light emitting / receiving device is 5 mm in width, 10 mm in length, and 4 mm in thickness (excluding the lead electrode), and realizes a very compact mid-infrared region light emitting / receiving device. As an operation method, first, a voltage of 10 V is applied to the lead electrode 7 to drive the integrated circuit. Next, a pulse current of 200 mA (
[0040]
3 to 10 illustrate a manufacturing method of this embodiment mode. As described above, the
[0041]
First, a
[0042]
Next, the laser mounting
[0043]
Further, as shown in FIG. 5, the integrated circuit 3, the
[0044]
Next, the
[0045]
Next, as shown in FIG. 7, the
[0046]
The next step is a wire bonding step shown in FIG. By forming the gold wires 8, 9, 14, 15 having a diameter of 25 μm, the
[0047]
Finally, as shown in FIG. 9, alignment (alignment) of the tapered ZeSe
[0048]
The UV-curable adhesive was selected to have a small outgassing amount (1% or less weight change at 200 ° C. for 1 hour). In addition, by coating a material (for example, titanium oxide or the like) that absorbs or decomposes an organic gas on a part or the whole surface of the package, the organic gas released from the adhesive at the time of UV irradiation can be decomposed (organic Light absorption loss around 9.6 μm due to gas can be reduced).
[0049]
Thus, the present light emitting and receiving device is completed (FIG. 10).
[0050]
FIG. 11 shows a second embodiment of the present invention. The basic drawing is the same as FIG. In the second embodiment, a convex lens 51 is attached to the incident side tapered portion 22 of the ZnSe
[0051]
FIG. 13 shows a third embodiment of the present invention. The basic structure is the same as FIG. In this embodiment, a
[0052]
This operation will be described with reference to FIG. The light 61 emitted from the
[0053]
In the present embodiment, description has been made mainly using light having a wavelength of 9.6 μm. However, the present invention is not limited to this, and light having a wavelength of 1.4 to 1.6 μm may be used.
[0054]
A fourth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG.
[0055]
The light 61 emitted from the
[0056]
Although not shown in the drawing, an object to be measured such as a living body or a solution is set in the
[0057]
The light that has entered the
[0058]
A fifth embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. This drawing is substantially the same as FIG. 1, except that a
[0059]
FIG. 21 shows a sixth embodiment of the present invention. The ZnSe optical element 101 has a light emitting element
[0060]
In the present invention described above, an application example of the measurement of the amount of glucose in a living body has been shown. However, if the wavelength from the light emitting element is appropriately selected, various composition analysis in an attenuated total reflection type Fourier transform infrared spectrophotometer, an It can be applied to impurity measurement in water quality analyzers, blood component analysis in various non-invasive biological sensors, target analysis in recycle separation equipment for recycling, freshness measurement in vegetable freshness sensors, and the like.
[0061]
【The invention's effect】
As described above, by using the present invention, a compact and easy-to-handle mid-infrared light emitting / receiving device can be manufactured at high productivity and at low cost, and is industrially useful.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a manufacturing process diagram of the light emitting and receiving device according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 11 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a perspective view of an optical element of a light emitting and receiving device according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 14 is a perspective view of an optical element of a light emitting and receiving device according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 15 is a perspective view of a silicon substrate according to a third embodiment of the present invention.
FIG. 16 is a perspective view showing the operation of the light emitting and receiving device according to the third embodiment of the present invention.
FIG. 17 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 18 is a perspective view of an optical element of a light emitting and receiving device according to a fourth embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a manufacturing process diagram (part) of a light emitting and receiving device according to a fifth embodiment of the present invention.
FIG. 21 is a sectional view of a light emitting and receiving device according to a sixth embodiment of the present invention.
FIG. 22 is a diagram illustrating an example of a conventional light emitting and receiving device.
[Explanation of symbols]
1,57 light emitting element (bare chip)
2,54,55,56 signal light receiving element
3 Integrated circuit
4 Silicon substrate
5 Resin package
6,7,12,13 Lead electrode
8,9,14,15,45 Gold wire
10, 11, 16, 17, 43 electrode pads
18 Metal for heat dissipation
19 Conductive adhesive
20 Start-up mirror
21,83 Optical crystal
22 Incident side taper
23 Exit side taper
24 Shading film
25 Photodetector for monitor
31, 61, 82 Mid-infrared light
32,85 evanescent waves
33 Back light of light emitting element
41 Light emitting element mounting recess
42 Light emitting element substrate side electrode mounting pad
51 convex lens
52 Fresnel lens
53 diffraction grating
58 grooves
62, 63, 64 Light after spectrum
71, 72 Spacer
73 Recognition mark (board side)
74 Recognition mark (optical element side)
75 Flattening layer
81 Light-emitting element
84 DUT
86 light receiving element
87 Light emitting element drive circuit
88 Light receiving element signal processing circuit
89 Measuring surface
101 Optical element
102 Quantum cascade laser
103,105 Aluminum nitride substrate
104 light receiving element
106,107 Lead electrode
108,109 wire
110 packages
111 recess for light emitting element
112 Light receiving element recess
Claims (21)
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