JP2004247002A - Tape cassette and its manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、識別部材を有するテープカセット及びその生産方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、8mmビデオテープカセットやデジタルオーディオテープカセット(DAT)やデジタルビデオテープカセット(DVC)等では、カセットケースの背面に設けた操作窓から誤消去防止部材を操作して下ハーフケースの下面の誤消去防止識別孔を開閉することでカセットケース内の記録テープに対する情報記録の可能・不可の状態を記録再生装置側から識別できるようにし、記録テープに記録した情報の誤消去を防止するようにしている(下記特許文献1参照)。
【0003】
上述の従来のテープカセットは、図9のように、操作窓102を開閉する誤消去防止部材99を下ハーフケース100の収納部101内に差し込んでから上ハーフケースを被せることで組み立てられていた。
【0004】
テープカセットが同形状であり、複数の記録方式に対応する等の目的で、識別孔の仕様形態が異なる製品があるが、このような製品の識別孔を開閉する識別部材は、識別孔が異なる場合があるため若干形状が変わることがある。これらの複数の製品を組み立てる場合、その生産ラインを共用することが生産効率向上のため好ましいが、前記形状の異なる識別部材の部品を組み込むとき、同じ生産ラインでは組み立てることができない場合がある。このような場合には、形状の異なる部品は別ラインで生産し、共用部品は同じラインで生産することが望ましいが、別のラインで組み上げた部品をもう1つのラインに投入するとき、その移動や組み上げた上下ハーフケースをはずすことに起因して、図9の誤消去防止部材99のような組み込んだ識別部材が落下等により下ハープケース100の収納部101から外れてしまい、再組み込みが必要になり、生産効率が低下してしまう。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−296557号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、誤消去防止部材等の識別部材を組み込んだ後に生産ラインの移動や上下ハーフケースの再はずし等があっても誤消去防止部材が不測に外れてしまうことを防止できるテープカセット及びその生産方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によるテープカセットは、上下一対のハーフケースから構成されるケース内にテープ状記録媒体を回転可能に収容し、識別部材を有するテープカセットにおいて、前記ハーフケース内に設けた収容部内に前記識別部材を圧入状態で収容したことを特徴とする。
【0008】
このテープカセットによれば、識別部材が収容部内に圧入状態で収容されるので、識別部材を組み込んだ後に生産ラインの移動や上下ハーフケースの再はずし等があっても識別部材が不測に外れてしまうことを防止できる。
【0009】
上記テープカセットでは、前記収容部は前記識別部材が収まる空間を形成する壁面を備え、前記識別部材は前記収容部内で前記壁面の少なくとも一部に押し付けられて弾性変形する弾性部を備えるように構成できる。これにより、識別部材が収容部内に収容されると、弾性部が壁面に押し付けられて弾性変形することで識別部材が圧入状態となる。
【0010】
また、前記識別部材は前記収容部内で移動するときに前記弾性部が弾性変形しながら前記壁面に対し摺動することで、識別部材が圧入されていても識別孔を開閉するときにスムースに移動できる。
【0011】
また、前記弾性部は前記壁面に当接する凸部を備えることが好ましい。また、前記弾性部が前記識別部材とは別部品として前記収納部内に組み込まれるように構成してもよく、例えば、弾性部をコイルばねで構成し、コイルばねを識別部材と壁面との間に配置するようにしてもよい。また、コイルばねの壁面側先端には当接部材を設け、壁面との間の摺動性を向上させることが好ましい。
【0012】
本発明によるテープカセットの生産方法は、上下一対のハーフケースから構成されるケース内にテープ状記録媒体を回転可能に収容し、識別部材を有するテープカセットを生産する方法であって、生産ラインで前記ハーフケース内に設けた収容部内に前記識別部材を圧入状態で収容し、次にその識別部材を組み込んだハーフケースを前記生産ラインから別の生産ラインに移動させることを特徴とする。
【0013】
このテープカセットの生産方法によれば、識別部材が収容部内に圧入状態で収容されるので、識別部材を組み込んだ後に生産ラインの移動があっても、また、その移動の間に上下ハーフケースの再はずし等があっても、識別部材が不測に外れてしまうことを防止でき、生産効率の低下を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による実施の形態について図面を用いて説明する。本実施の形態によるテープカセットは識別部材を誤消去防止部材として用いている。図1は本実施の形態を示すテープカセットの分解斜視図である。
【0015】
図1に示すように、テープカセットは、上ハーフケース(以下、単に「上ケース」という。)1と下ハーフケース(以下、単に「下ケース」という。)2から構成されるケース内に、磁気テープ10を巻回する一対のテープリール3,4が回転自在に収容される。上ケース1及び下ケース2はそれぞれ樹脂材料から射出成形により生産される。
【0016】
図1のテープカセットは、前蓋5と裏蓋6とにより不使用時にケース外にある磁気テープ10を保護するようになっている。前蓋5は、側板5aに形成された軸によりケースに回動可能に取り付けられ、ばね5bにより常時閉方向に付勢されている。裏蓋6は、軸6aで前蓋5に連結されるとともに下ケース2のガイド溝9に軸6bで案内され、前蓋5に連動して動くようになっている。
【0017】
下ケース2の側壁13には前蓋5を閉位置でロックするロック部材2aが設けられ、このロック部材2aは、ばね2bによりロック位置に常時付勢されている。下ケース2の背面壁11側にあるリールエリア外の中央近傍にはリールブレーキ部材8とリールブレーキばね8aとが設けられている。
【0018】
また、背面壁11と側壁12との角部近傍には誤消去防止部材7が設けられている。誤消去防止部材7は、摺動性のよいPOM等の樹脂材料から構成されることが好ましい。
【0019】
図1の上ケース1と下ケース2とを組み立てたときに、下ケース2の背面壁11に形成された矩形状の切り欠き19と、上ケース1の背面壁に形成された矩形状の切り欠き18とが組み合わされて矩形状の操作窓を形成し、この操作窓を誤消去防止部材7がケース内面に対し摺動しながら開閉するようになっている。
【0020】
図1のテープカセットが記録装置にセットされると、装置側の検出部材等が識別孔36(図5)の開・閉を検出し、例えば、誤消去防止部材7を移動させて操作窓を閉としておき(図5(a))、この閉状態を装置側の検出部材等が検出すると、記録装置はそのテープカセットに情報記録を行うことができないようになっている。なお、誤消去防止部材7は、例えば、上下ケース1,2と異なる目立つ色(赤色等)から構成することで、その開位置(図5(b))及び閉位置(図5(a))を視覚的に認識することで、ユーザが目で見て情報記録の可・不可状態を識別できる。
【0021】
次に、誤消去防止部材及び誤消去防止部材を収容する下ケースの収容部について図2乃至図5を参照して説明する。図2は図1の下ケースの角部の収容部に誤消去防止部材を取り付けた状態を示す部分斜視図である。図3は図1,図2の誤消去防止部材を示す斜視図である。図4は図3の誤消去防止部材の上面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)及び下面図(d)である。
【0022】
図2乃至図4(a)〜(d)に示すように、誤消去防止部材7は、全体としてほぼ矩形状に構成された平板21と、平板21の前面(操作窓側)21aに縦方向に細長く延びて突き出るように形成されたつまみ部22と、平板21の上方左端側に上方(上ケース1側)に突き出るように切り欠き28により弾性変形可能に設けられた突出部29と、平板21の裏面側の下方から突き出た底板26と、平板21の裏面と底板26との間に設けられたリブ板27と、を備える。
【0023】
誤消去防止部材7は、更に、平板21の前面21aの下方に表面から僅かに突き出るように設けられた左右一対の凸部23,24と、凸部23の上方の平板21に形成された切り欠き部25と、を備える。凸部23が設けられた部分は切り欠き部25により弾性変形のし易い弾性部30を構成し、また、凸部24が設けられた部分は平板21から突き出てることで弾性変形のし易い弾性部31を構成している。
【0024】
次に、誤消去防止部材を収容する下ケースに設けられた収容部について図2,図5を参照して説明する。図5は図3,図4の誤消去防止部材を下ケースの収容部に取り付け操作窓を閉にした状態を示す要部平面図(a)及び開にした状態を示す要部平面図(b)であり、誤消去防止部材を凸部23,24を結ぶ線上で切断して見た断面で示す。
【0025】
図2,図5(a),(b)に示すように、下ケース2に設けられた収容部20は、壁面20aを内部で構成する背面壁11と、側壁12と、壁面20aと対向する壁面20bを構成する内部壁35と、で囲まれる凹み空間から構成され、誤消去防止部材7をその底板26から挿入するようにしてその略下半分を収容できるようになっている。誤消去防止部材7は、その凸部23,24が壁面20aに押し付けられて弾性部30,31が僅かに弾性変形するようにして収容部20内に収容される。収容部20内の下ケース2の下面には識別孔36が形成されており、この識別孔36を誤消去防止部材7の底板26が誤消去防止部材7の移動に伴い開放し(図5(b))、また閉塞する(図5(a))。
【0026】
また、上ケース1にも同様に誤消去防止部材7の略上半分を収容可能な収容部が設けられている。上ケース1と下ケース2とが組み立てられて収容部20に収容された誤消去防止部材7は、上ケース1側では上ケース1の内側底面に設けられた溝に入り、開位置と閉位置の位置決め用の突出部29が僅かに弾性変形して当接した状態となっており、図5の矢印方向H及びその反対方向H’に移動して位置決めができるようになっている。
【0027】
次に、図1乃至図5を参照して下ケース2への誤消去防止部材7の組み込みについて説明する。下ケース2に対し誤消去防止部材7を位置決め、その底板26から収容部20の凹み空間内に差し込む。このとき、誤消去防止部材7の平板21の凸部23,24が収容部20内で壁面20aに当接するとともに、底板26及びリブ部27の後端面が壁面20bに当接し、凸部23,24が壁面20aに押し付けられる。これにより、凸部23,24のある弾性部30,31が図5(a)の破線で示す(凸部23側のみ変形を誇張して示す)ように僅かに収容部20の空間側に弾性変形しながら収容部20内に収まる。
【0028】
上述のように、誤消去防止部材7は、凸部23,24のある弾性部30,31が壁面20aに押し付けられて圧入状態となって収容部20内に収容される。従って、図1のテープカセットの生産工程において下ケース2に誤消去防止部材7を圧入状態で組み込むことで、誤消去防止部材7を組み込んだ下ケース2を移動させたとき等に振動や傾くことが生じても誤消去防止部材7が下ケース2から不測に落下等して外れてしまうことを防止できる。このため、誤消去防止部材7を下ケース2内に再度組み込む手間が解消され、生産効率の低下を防止できる。
【0029】
また、図1のテープカセットの生産工程において、1つの生産ラインで下ケース2に誤消去防止部材7を圧入状態で組み込んでから、別の種類のテープカセットの部品の組み込み等の関係で、その生産ラインから移動させて別の生産ラインで次の生産工程を実行する場合に、その生産ラインからの移動時や保管時に、誤消去防止部材7が下ケース2から不測に落下等して外れてしまうことを防止できる。
【0030】
また、上記移動距離が長い(例えば、ある建物から別の建物に移動する)場合は、誤消去防止部材7を組み込んだ状態の下ケース2と上ケース1とを一旦組み立てて移動した方が誤消去防止部材7の脱落を確実に防止できるため好ましいが、移動後に引き続き部品等を組み込むために、上ケース1を外して分解した場合にも、誤消去防止部材7が下ケース2から不測に落下等して外れてしまうことを防止できる。
【0031】
上述のようにして組み立てられた図1乃至図5のテープカセットでは、誤消去防止部材7が下ケース2の切り欠き19と上ケース1の切り欠き18とから形成される操作窓を開閉するようにケース内で図5(a)、(b)のように方向H、及びH’に摺動できる。この場合、誤消去防止部材7の凸部23,24が下ケース2の壁面20aに対し当接しているが、凸部23,24のある弾性部30,31が弾性変形することで誤消去防止部材7の壁面20aに対する摺動はスムーズに行われる。
【0032】
以上のように本発明を実施の形態により説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、誤消去防止部材7は凸部と弾性部を図6のようにリブ板27に設けるようにして構成してもよい。即ち、図6の誤消去防止部材7は、リブ板27の後端側(収容部20に組み込み後は壁面20b側)に突き出るようにして設けられた凸部27aと、リブ板27の縦方向に形成された切り欠き部27bと、凸部27aが形成されかつ切り欠き部27bにより弾性変形し易いように構成される弾性部32と、を備える。
【0033】
図6の誤消去防止部材7を図2,図5のように下ケース2の収容部20内に組み込むと、リブ板27の凸部27aが壁面20bに当接し、誤消去防止部材7は凸部27aのある弾性部32が僅かに弾性変形し壁面20bに押し付けられて圧入状態となって収容部20内に収容される。従って、図1のテープカセットの生産工程において、誤消去防止部材7を組み込んだ下ケース2を移動させたとき等に振動や傾くことが生じても誤消去防止部材7が下ケース2から不測に落下等して外れてしまうことを防止できる。なお、図6において、図3の凸部23,24及び弾性部30,31を省略してもよく、また省略せずに両方を備えてもよい。
【0034】
また、 誤消去防止部材7では弾性部を図7のように別部品のコイルばね33から構成してもよい。即ち、図7のように、誤消去防止部材7は、平板21の裏面21b側にコイルばね33の一部が収まりコイルばね33を保持する凹部34を備える。コイルばね33には先端がドーム状の当接部材33aが設けられ、凹部34内にコイルばね33を保持した状態で誤消去防止部材7を図2のように下ケース2の収容部20に収容する。このとき、図8のようにコイルばね33が収容部20で弾性的に圧縮状態となって当接部材33aが壁面20bに当接することで、誤消去防止部材7が前面21aで壁面20aに押し付けられて圧入状態となる。従って、図1のテープカセットの生産工程において、誤消去防止部材7を組み込んだ下ケース2を移動させたとき等に振動や傾くことが生じても誤消去防止部材7が下ケース2から不測に落下等して外れてしまうことを防止できる。また、誤消去防止部材7の開閉動作に伴いコイルばね33が壁面20bに対し移動するとき、当接部材33aが壁面20bに当接しているため滑り易くなり、好ましい。
【0035】
なお、本実施の形態では、テープカセットに設けられる記録情報の誤消去を防止するための誤消去防止部材を識別部材の例として説明したが、本発明の識別部材はこれに限定されずに、例えば、テープカセットの種類や記憶容量等の特性を識別するための識別部材に適用できる。
【0036】
また、図1では、本発明を8mmビデオカセッテを例にして説明したが、本発明はこれに限定されず、デジタルオーディオテープカセット(DAT)やデジタルビデオテープカセット(DVC)のように、同様の誤消去防止部材等の識別部材で操作窓を開閉する構造を有するテープカセットに適用できることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、誤消去防止部材を組み込んだ後に生産ラインの移動や上下ハーフケースの再はずし等があっても誤消去防止部材が不測に外れてしまうことを防止できるテープカセット及びその生産方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態を示すテープカセットの分解斜視図である。
【図2】図1の下ケースの角部の収容部に誤消去防止部材を取り付けた状態を示す部分斜視図である。
【図3】図1,図2の誤消去防止部材を示す斜視図である。
【図4】図3の誤消去防止部材の上面図(a)、正面図(b)、右側面図(c)及び下面図(d)である。
【図5】図3,図4の誤消去防止部材を下ケースの収容部に取り付けられた移動させ操作窓を閉にした状態を示す要部平面図(a)及び開にした状態を示す要部平面図(b)であり、誤消去防止部材を凸部23,24を結ぶ線上で切断して見た断面で示す。
【図6】図3,図4の誤消去防止部材の変形例を示す図であり、誤消去防止部材を裏面側から見た斜視図である。
【図7】図3,図4の誤消去防止部材の別の変形例を示す図であり、誤消去防止部材及び弾性部を裏面側から見た斜視図である。
【図8】図7の誤消去防止部材及び弾性部を下ケースの収容部に収容した状態を示す、図5(a)と同様の要部平面図である。
【図9】従来の誤消去防止部材を下ケースの収容部に収容した状態を示す部分斜視図である。
【符号の説明】
1・・・上ハーフケース、上ケース
2・・・下ハーフケース、下ケース
3,4・・・テープリール
7・・・誤消去防止部材(識別部材)
10・・・磁気テープ(テープ状記録媒体)
20・・・収容部
20a,20b・・・壁面
23,24,27a・・・凸部
30,31,32・・・弾性部
33・・・コイルばね(弾性部)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a tape cassette having an identification member and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in an 8 mm video tape cassette, a digital audio tape cassette (DAT), a digital video tape cassette (DVC), or the like, an erroneous erasure prevention member is operated from an operation window provided on the back surface of the cassette case to erroneously lower the lower half case. Opening / closing the erasure prevention identification hole enables the recording / reproducing apparatus to identify whether information can be recorded on the recording tape in the cassette case and prevents erroneous erasure of the information recorded on the recording tape. (See Patent Document 1 below).
[0003]
The above-mentioned conventional tape cassette is assembled by inserting the erroneous
[0004]
There are products in which the tape cassette has the same shape and the specification form of the identification hole is different for the purpose of supporting a plurality of recording methods, etc., but the identification member for opening and closing the identification hole of such a product has a different identification hole. In some cases, the shape may change slightly. When assembling a plurality of these products, it is preferable to share the production line for improving the production efficiency. However, when assembling the parts of the identification members having the different shapes, it may not be possible to assemble the same production line. In such a case, it is desirable to produce parts with different shapes on different lines, and to produce common parts on the same line. However, when putting parts assembled on another line into another line, And the assembled identification member such as the erroneous
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-7-296557
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above-described problems of the related art, and therefore, even if the production line is moved or the upper and lower half cases are removed after the identification member such as the erroneous erasure prevention member is incorporated, the erroneous erasure prevention member is unexpectedly provided. It is an object of the present invention to provide a tape cassette which can prevent the tape cassette from coming off, and a method for producing the tape cassette.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a tape cassette according to the present invention is a tape cassette that rotatably accommodates a tape-shaped recording medium in a case composed of a pair of upper and lower half cases and has an identification member. Wherein the identification member is housed in a press-fitted state in the housing portion provided in the above.
[0008]
According to this tape cassette, since the identification member is housed in the housing part in a press-fit state, even if the production line is moved or the upper and lower half cases are removed again after the identification member is incorporated, the identification member comes off unexpectedly. Can be prevented.
[0009]
In the above-described tape cassette, the housing portion includes a wall surface that forms a space in which the identification member is accommodated, and the identification member includes an elastic portion that is elastically deformed by being pressed against at least a part of the wall surface in the housing portion. it can. Thereby, when the identification member is accommodated in the accommodation portion, the elastic portion is pressed against the wall surface and is elastically deformed, so that the identification member is press-fitted.
[0010]
Further, the identification member slides against the wall while the elastic portion is elastically deformed when moving in the housing portion, so that the identification member moves smoothly when opening and closing the identification hole even when the identification member is press-fitted. it can.
[0011]
Further, it is preferable that the elastic portion includes a convex portion that contacts the wall surface. Further, the elastic portion may be configured to be incorporated in the storage portion as a separate component from the identification member.For example, the elastic portion may be configured by a coil spring, and the coil spring may be disposed between the identification member and the wall surface. It may be arranged. Further, it is preferable that a contact member is provided at the end on the wall surface side of the coil spring to improve the slidability between the coil spring and the wall surface.
[0012]
The method for producing a tape cassette according to the present invention is a method for rotatably storing a tape-shaped recording medium in a case composed of a pair of upper and lower half cases, and producing a tape cassette having an identification member. The identification member is housed in a housing portion provided in the half case in a press-fit state, and then the half case incorporating the identification member is moved from the production line to another production line.
[0013]
According to the tape cassette production method, since the identification member is housed in the housing portion in a press-fit state, even if the production line is moved after the identification member is incorporated, the upper and lower half cases are moved during the movement. Even if it is removed again, the identification member can be prevented from coming off unexpectedly, and a decrease in production efficiency can be prevented.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The tape cassette according to the present embodiment uses the identification member as an erroneous erasure prevention member. FIG. 1 is an exploded perspective view of a tape cassette according to the present embodiment.
[0015]
As shown in FIG. 1, the tape cassette includes a case composed of an upper half case (hereinafter simply referred to as “upper case”) 1 and a lower half case (hereinafter simply referred to as “lower case”) 2. A pair of tape reels 3 and 4 around which the
[0016]
In the tape cassette of FIG. 1, the front cover 5 and the
[0017]
A
[0018]
In addition, an erroneous
[0019]
When the upper case 1 and the
[0020]
When the tape cassette of FIG. 1 is set in the recording apparatus, a detection member or the like on the apparatus detects opening / closing of the identification hole 36 (FIG. 5), and moves the operation window by, for example, moving the erroneous
[0021]
Next, the erroneous erasure prevention member and a housing portion of the lower case for housing the erroneous erasure prevention member will be described with reference to FIGS. FIG. 2 is a partial perspective view showing a state in which the erroneous erasure prevention member is attached to the accommodating portion at the corner of the lower case of FIG. FIG. 3 is a perspective view showing the erroneous erasure prevention member shown in FIGS. FIG. 4 is a top view (a), a front view (b), a right side view (c), and a bottom view (d) of the erroneous erasure prevention member of FIG.
[0022]
As shown in FIGS. 2 to 4A to 4D, the erroneous
[0023]
The erroneous
[0024]
Next, a housing portion provided in the lower case for housing the erroneous erasure prevention member will be described with reference to FIGS. FIG. 5 is a plan view of a main part showing the state where the erroneous erasure prevention member of FIGS. 3 and 4 is attached to the housing portion of the lower case and the operation window is closed, and a plan view of the main part showing the state where the operation window is opened is shown in FIG. ), And shows a cross section of the erroneous erasure prevention member cut along a line connecting the
[0025]
As shown in FIGS. 2, 5 (a) and 5 (b), the
[0026]
Similarly, the upper case 1 is provided with an accommodating portion capable of accommodating the substantially upper half of the erroneous
[0027]
Next, the incorporation of the erroneous
[0028]
As described above, the erroneous
[0029]
Also, in the production process of the tape cassette shown in FIG. 1, the erroneous
[0030]
When the moving distance is long (for example, moving from one building to another building), it is more erroneous to assemble and move the
[0031]
In the tape cassette of FIGS. 1 to 5 assembled as described above, the erroneous
[0032]
As described above, the present invention has been described with the embodiments, but the present invention is not limited to these, and various modifications can be made within the technical idea of the present invention. For example, the erroneous
[0033]
When the erroneous
[0034]
Further, in the erroneous
[0035]
In the present embodiment, the erroneous erasure prevention member for preventing erroneous erasure of recorded information provided on the tape cassette has been described as an example of the identification member, but the identification member of the present invention is not limited thereto. For example, the present invention can be applied to an identification member for identifying characteristics such as the type and storage capacity of a tape cassette.
[0036]
In FIG. 1, the present invention has been described by taking an 8 mm video cassette as an example. However, the present invention is not limited to this, and similar digital audio tape cassettes (DAT) and digital video tape cassettes (DVC) can be used. Needless to say, the present invention can be applied to a tape cassette having a structure in which an operation window is opened and closed by an identification member such as an erroneous erasure prevention member.
[0037]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, the tape cassette which can prevent that an erroneous erasure prevention member comes off accidentally even if the production line moves or the upper and lower half cases are removed again after incorporating the erroneous erasure prevention member, and a production method thereof Can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an exploded perspective view of a tape cassette according to the present embodiment.
FIG. 2 is a partial perspective view showing a state in which an erroneous erasure prevention member is attached to an accommodating portion at a corner of a lower case of FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view showing the erroneous erasure prevention member of FIGS. 1 and 2;
FIG. 4 is a top view (a), a front view (b), a right side view (c), and a bottom view (d) of the erroneous erasure prevention member of FIG.
5A is a plan view showing a state where the erroneous erasure preventing member of FIGS. 3 and 4 is attached to the housing portion of the lower case and the operation window is closed, and FIG. It is a partial plan view (b), and shows the erroneous erasure prevention member by the cross section cut and seen on the line which connects
FIG. 6 is a view showing a modification of the erroneous erasure prevention member of FIGS. 3 and 4, and is a perspective view of the erroneous erasure prevention member viewed from the back surface side.
FIG. 7 is a view showing another modification of the erroneous erasure prevention member of FIGS. 3 and 4, and is a perspective view of the erroneous erasure prevention member and the elastic portion as viewed from the back surface side.
8 is a main part plan view similar to FIG. 5A, showing a state in which the erroneous erasure prevention member and the elastic portion of FIG. 7 are housed in a housing portion of a lower case.
FIG. 9 is a partial perspective view showing a state in which a conventional erroneous erasure prevention member is housed in a housing portion of a lower case.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Upper half case,
10 ... Magnetic tape (tape recording medium)
20
Claims (5)
前記ハーフケース内に設けた収容部内に前記識別部材を圧入状態で収容したことを特徴とするテープカセット。In a tape cassette having an identification member, the tape-shaped recording medium is rotatably housed in a case composed of a pair of upper and lower half cases,
A tape cassette, wherein the identification member is housed in a housing portion provided in the half case in a press-fit state.
生産ラインで前記ハーフケース内に設けた収容部内に前記識別部材を圧入状態で収容し、次にその識別部材を組み込んだハーフケースを前記生産ラインから別の生産ラインに移動させることを特徴とするテープカセットの生産方法。A method for rotatably storing a tape-shaped recording medium in a case composed of a pair of upper and lower half cases, and producing a tape cassette having an identification member,
The identification member is housed in a housing part provided in the half case in the production line in a press-fit state, and then the half case incorporating the identification member is moved from the production line to another production line. Production method of tape cassette.
Priority Applications (1)
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JP2003037768A JP2004247002A (en) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | Tape cassette and its manufacturing method |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2004247002A true JP2004247002A (en) | 2004-09-02 |
Family
ID=33022468
Family Applications (1)
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JP2003037768A Pending JP2004247002A (en) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | Tape cassette and its manufacturing method |
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2003
- 2003-02-17 JP JP2003037768A patent/JP2004247002A/en active Pending
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