【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、敷設された多数のケーブルの中から目的とするケーブルのみを容易に識別することを可能とするＲＦＩＤを備えた連長体及びその製造方法、並びに連長体を使用した光ファイバケーブルに関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば、トラフ内には多数の光ファイバケーブルが敷設されており、２．５〜５ｋｍ間隔で機器室が設けられており、上記の多数のケーブルは各機器室の接続端子に接続されている。上記の接続端子の各ケーブルの管理及びケーブル撤去時には各ケーブルの識別が確実に行われることが求められる。
【０００３】
従来のケーブル識別方法としては、ケーブルの外被表面に識別用印字が施されたり、識別用タグが各ケーブルの終端部に取り付けられるという方法が取られている。上記の識別用印字は、製造者名／製造年月／ケーブル品名／長さ等のケーブル情報が、インクや熱転写、レーザなどでケーブル表面に表示される。識別用タグの場合は、例えば薄い金属板に上述したような項目のケーブル情報を刻印して各ケーブルに貼り付け、あるいは金属線などで吊り下げられている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
また、他のケーブル識別方法としては、光ケーブルの布設関連情報を２次元ＱＲコード化して印刷されたＱＲコード印刷紙が光ケーブルの外皮に貼着されている。メンテナンス等の際には、コードリーダーでＱＲコード印刷紙の上を走査することにより、記録された情報が敷設現場で読み出される。上記のＱＲコード印刷紙は、バーコード、磁気カード、ＩＣカードに替えて同様に光ケーブルの情報が読み出される（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開平６−６０７５０号公報（〔００１２〕〜〔００１３〕、図１）
【０００６】
【特許文献２】
特開２００１−２１７３０号公報（〔００１２〕〜〔００１８〕、図１）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のケーブル識別方法においては、ケーブル表面へ識別用印字が施される場合、ケーブルの長手方向に印字されるために、文字数が多くなると、トラフや地中に埋設されたケーブルを長区間露出させないと確認できないという問題点があった。トラフの蓋や土砂を長区間取り除くには、工事コストのアップとなる。そのため、識別用印字の全体の長さは１ｍ以下が望ましくなるが、１ｍ程度に印字できる文字数には限りがあるので、必要な情報を全て記載することは不可能であるという問題点があった。
【０００８】
また、識別用印字は、長期間経過したり、擦られたりすると文字が消えてしまうことがあり、判別不能となることが生じるという問題点があった。
【０００９】
また、識別用タグを取り付ける方法の場合は、長尺のケーブルに一定間隔で取り付けなければならないので、その数も膨大となり、工費もアップするという問題点があった。
【００１０】
また、識別用タグに書き込める文字数にも制限があり、必要な情報を全て記載することは不可能である。また、識別用タグは刻印などで文字を書き込まれるが、識別用印字と同じように長期間経過すると文字がかすれて判別不能となることが生じるという問題点があった。
【００１１】
また、ＱＲコード印刷紙、バーコード、磁気カード、ＩＣカードなどが光ケーブルの外皮に貼着されているものは、書き込み情報が少ないことと、長期間経過したり、擦られたりすると識別不能となることが生じるという問題点があった。
【００１２】
なお、ケーブルの識別が必要となるのは、張り替えや撒去作業時に多数のケーブルから目的のケーブルを確定するためであるが、識別用印字や識別用タグやＱＲコード印刷紙、バーコードが不鮮明であったり、同じ内容の表示のケーブルが複数ある場合には、情報確定のために多くの時間がかかってしまうという問題点があった。
【００１３】
さらに、もし、間違ったケーブルを切断してしまった場合には、そのケーブルに流れる信号で制御されていた機器の誤作動や情報の停止が発生し、重大な事故になるという問題点があった。
【００１４】
この発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、多数のケーブルの中から目的とするケーブルのみを容易にしかも確実に識別できるＲＦＩＤを備えた連長体及びその製造方法、並びに連長体を使用した光ファイバケーブルを提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項１によるこの発明の連長体は、長尺のパイプ体と、このパイプ体の内部にその長手方向に適宜間隔を介して配列した複数のＲＦＩＤと、この各ＲＦＩＤをパイプ体に固定すべく前記ＲＦＩＤの両端の外側位置でパイプ体に設けたかしめ部と、からなることを特徴とするものである。
【００１６】
したがって、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にすることで、ケーブルの内部に容易に収納可能となる。しかも、パイプ体内に挿入された各ＲＦＩＤの前後がかしめ部で固定されているので、ケーブル内での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００１７】
また、ＲＦＩＤがパイプ体内に収納されているので、耐熱性を向上させることができ、ＲＦＩＤは外部温度の影響を受けずに識別が可能となる。
【００１８】
請求項２によるこの発明の連長体は、長尺のテープ体を筒状に設けたテープ筒状体と、このテープ筒状体の内部に長手方向に適宜間隔を介して配列した複数のＲＦＩＤと、前記各ＲＦＩＤをテープ筒状体に固定するＲＦＩＤ固定部と、からなることを特徴とするものである。
【００１９】
したがって、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にすることで、ケーブルの内部に容易に収納可能となる。しかも、ＲＦＩＤが長尺のテープ体で包み込まれてＲＦＩＤ固定部で固定されているので、ケーブル内での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００２０】
請求項３によるこの発明の連長体は、請求項２記載の連長体において、前記ＲＦＩＤ固定部が、前記テープ筒状体の外側から粗巻きした粗巻き用線条体、又はテープ筒状体の内面に設けた接着材層、又はテープ体自体を熱融着性テープとしてなることを特徴とするものである。
【００２１】
したがって、ＲＦＩＤは、テープ筒状体の外側から粗巻き用線条体にて確実に粗巻き固定され、あるいはテープ筒状体の内面に設けた接着材層にて確実に固定され、あるいは熱融着性テープを加熱して確実に固定されるので、ケーブル内での位置変動がなくなる。
【００２２】
請求項４によるこの発明の連長体の製造方法は、長尺のパイプ体の長手方向の所定位置に設けた第１の前側かしめ部に、前記パイプ体の一端から第１のＲＦＩＤを挿入して前記第１のＲＦＩＤを前記第１の前側かしめ部に当接し、前記第１のＲＦＩＤの後端の後側で第１のＲＦＤを第１の後側かしめ部により固定すると共に前記第１の後側かしめ部から適宜間隔を介して後方側に設けられた第２の前側かしめ部に、前記パイプ体の一端から第２のＲＦＩＤを挿入して第２のＲＦＩＤを前記の第２の前側かしめ部に当接し、前記第２のＲＦＩＤの後端の後側で第２のＲＦＩＤを第２の後側かしめ部により固定すると共に前記第２の後側かしめ部から適宜間隔を介して後方側に設けられた第３の前側かしめ部に、第３のＲＦＩＤ以降も前記第１及び第２のＲＦＩＤと同様にしてパイプ体の長手方向に適宜間隔を介して配列することを特徴とするものである。
【００２３】
したがって、各ＲＦＩＤは長尺のパイプ体の所定位置に前側かしめ部を設けた後にパイプ体の一端から挿入されるので、ＲＦＩＤは前側かしめ部で容易に位置決めされ、次いで前記ＲＦＩＤの後側に後側かしめ部を設けるので各ＲＦＩＤは前側かしめ部と後側かしめ部との間で容易にパイプ体に固定され、各ＲＦＩＤが長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造される。
【００２４】
請求項５によるこの発明の連長体の製造方法は、長尺のテープ体の片面にその長手方向に適宜間隔を介して複数のＲＦＩＤを配列し、前記テープ体を筒状にして前記複数のＲＦＩＤを包み込んでテープ筒状体を形成し、前記各ＲＦＩＤを前記テープ筒状体に固定することを特徴とするものである。
【００２５】
したがって、複数の各ＲＦＩＤは長尺のテープ体で包み込まれてテープ筒状体が形成されて前記テープ筒状体に固定され、長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造される。
【００２６】
請求項６によるこの発明の連長体の製造方法は、請求５記載の連長体の製造方法において、前記各ＲＦＩＤを前記テープ筒状体に固定する方法が、前記テープ筒状体の外側から粗巻き線条体にて粗巻きして固定し、あるいは予め前記テープ筒状体の内面に備えた接着材層で固定し、あるいはテープ体自体を熱融着性テープとしこの熱融着性テープを加熱して固定することを特徴とするものである。
【００２７】
したがって、各ＲＦＩＤはテープ筒状体内に確実に固定され、各ＲＦＩＤが長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造される。
【００２８】
請求項７によるこの発明の光ファイバケーブルは、ほぼ円筒形状の外皮部材を設け、この外皮部材の内部に抗張力体と複数の光ファイバ心線とを収納する収納部を設けた光ファイバケーブルにおいて、長尺の支持部材にその長手方向に複数のＲＦＩＤを適宜間隔を介して配列した連長体を、前記外皮部材の内部に縦添え又は横巻きして収納してなることを特徴とするものである。
【００２９】
したがって、連長体によりＲＦＩＤを光ファイバケーブルの長尺方向に一定間隔で配列しているので、光ファイバケーブルの一部を露出すれば、ＲＦＩＤに書き込まれているケーブル情報は例えばリーダ／ライタ機器により容易に識別可能となり、光ファイバケーブルの誤切断を防止可能となる。これに伴って、工事費の削減にも寄与する。
【００３０】
また、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にすることで、ケーブルの内部に容易に収納可能となる。
【００３１】
請求項８によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項７記載の光ファイバケーブルにおいて、前記連長体が、長尺の支持部材としてのパイプ体と、このパイプ体の内部にその長手方向に適宜間隔を介して配列した複数のＲＦＩＤと、この各ＲＦＩＤをパイプ体に固定すべく前記ＲＦＩＤの両端の外側位置でパイプ体に設けたかしめ部と、からなることを特徴とするものである。
【００３２】
したがって、パイプ体に挿入された各ＲＦＩＤの前後がかしめ部で固定されているので、ケーブル内での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００３３】
また、ＲＦＩＤがパイプ体内に収納されているので、耐熱性を向上させることができ、ＲＦＩＤは外部温度の影響を受けずに識別が可能となる。
【００３４】
請求項９によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項７記載の光ファイバケーブルにおいて、前記連長体が、長尺の支持部材としてのテープ体を筒状に設けたテープ筒状体と、このテープ筒状体の内部に長手方向に適宜間隔を介して配列した複数のＲＦＩＤと、前記各ＲＦＩＤをテープ筒状体に固定するＲＦＩＤ固定部と、からなることを特徴とするものである。
【００３５】
したがって、ＲＦＩＤが長尺のテープ体で包み込まれ、ＲＦＩＤ固定部で固定されているので、ケーブル内での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００３６】
請求項１０によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項９記載の光ファイバケーブルにおいて、前記ＲＦＩＤ固定部が、前記テープ筒状体の外側から粗巻きした粗巻き用線条体、又はテープ筒状体の内面に設けた接着材層、又はテープ体自体を熱融着性テープとしてなることを特徴とするものである。
【００３７】
したがって、ＲＦＩＤは、テープ筒状体の外側から粗巻き用線条体にて確実に粗巻き固定され、あるいはテープ筒状体の内面に設けた接着材層にて確実に固定され、あるいは熱融着性テープを加熱して確実に固定されるので、ケーブル内での位置変動がなくなる。
【００３８】
請求項１１によるこの発明の光ファイバケーブルは、請求項７〜１０のうちのいずれか一つに記載の光ファイバケーブルにおいて、前記収納部がスロットロッドからなり、このスロットロッドに形成されたスロット溝内に前記連長体を収納してなることを特徴とするものである。
【００３９】
したがって、スロット形ケーブルの場合、連長体のＲＦＩＤがスロット溝内に収納されるので、ケーブルの敷設中、敷設後のケーブルへの側圧等によるＲＦＩＤの故障が軽減される。
【００４０】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【００４１】
図７を参照するに、この発明の実施の形態に係る光ファイバケーブル１はスロット形のケーブルであるが、スロット形に限定されず、ストランド形やチューブ型、あるいはユニット型のケーブルであっても構わない。この実施の形態ではスロット形のケーブルで説明する。
【００４２】
ケーブル１は、収納部としての例えばほぼ断面円形で長尺のスロットロッド３のほぼ中央には鋼線、ＦＲＰ、高強度繊維などの材料からなる抗張力体５が挿通されており、前記スロットロッド３の外周面には複数のスロット溝７Ａ，７Ｂ、この実施の形態では５つのスロット溝７Ａ，７Ｂが当該スロットロッド３の長手方向に沿って互いに並行して設けられている。
【００４３】
また、上記の５つのスロット溝のうちの４つのスロット溝７Ａの内部に光ファイバ心線としての例えば４心のテープ心線９（以下、「４心テープ」という）がそれぞれ５枚ずつ収納されており、合計８０心の光ファイバが収納されている。
なお、上記の４心テープ９としては、図８に示されているように４本の光ファイバ単心線１１が並列に配列され、その周囲に樹脂からなる被覆層１３が形成されてテープ状に一体化して製造されているのである。なお、スロット溝７Ａ内に収納される光ファイバ心線は、上記の４心テープ９などのテープ心線に限定されるものではなく、他の形態の光ファイバ心線であっても構わない。
【００４４】
さらに、スロット溝７Ｂの内部には、この発明の実施の形態の連長体１５が収納されている。連長体１５は、ＲＦＩＤ（Ｒａｄｉｏ Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ；無線周波数識別）が長尺のパイプ状の部材に長手方向に一定間隔のピッチで配列されて構成されており、詳細については後述する。
【００４５】
以上のように各スロット溝７Ａに複数の４心テープ９が収納されると共にスロット溝７Ｂに連長体１５が収納された状態で、スロットロッド３の外周には樹脂テープ材からなる押え巻き１７で横巻きされている。この押え巻き１７の外側は例えばＰＥ樹脂の外皮部材１９でシースされている。なお、外皮部材１９のシース材料としては、上記のＰＥの他にＰＶＣやノンハロ難燃材、エコ材が用いられても構わない。
【００４６】
次に、この発明の実施の形態の連長体１５について詳しく説明する。
【００４７】
図１を参照するに、連長体１５としての例えば第１の実施の形態の連長体２１は、複数のＲＦＩＤ２３が長尺のパイプ体２５の中にその長手方向に適宜間隔を介して配列され、パイプ体２５の長手方向の両端側がパイプ体２５に設けた前側かしめ部２７Ａと後側かしめ部２７Ｂとからなるかしめ部２７により固定されている。この第１の実施の形態では複数のＲＦＩＤ２３は一定間隔のピッチＰ、例えば１ｍピッチで配列されており、パイプ体２５は厚さ０．５ｍｍのナイロンパイプから構成されている。なお、パイプ体２５の材質としては、ポリエチレン、ＰＶＣ、ポリエステル、ナイロンなどが一般に用いられる。
【００４８】
上記のＲＦＩＤ２３についてより詳しくは、図２に示されているようにこの実施の形態ではほぼ円筒形状のプラスチック製のケース２９内に、ケーブル情報を記憶したＩＣチップ３１と、このＩＣチップ３１に電気的に接続したアンテナコイル３３が内蔵されている。アンテナコイル３３はまっすぐな棒状または板状の磁芯部材３５と、この磁芯部材３５に当該磁芯部材３５の軸芯を中心として螺旋状に卷回されたコイル本体としての被覆銅線３７とからなっている。つまり、ＲＦＩＤ２３は、電磁誘導を用いたリード／ライタ機器から発信される無線電波により、アンテナコイル３３を経てＩＣチップ３１に記憶されたケーブル情報が読み出し且つ書き込み可能に構成されている。
【００４９】
上記構成により、例えば、鉄道沿線には多数の光ファイバケーブルが敷設されており、この発明の実施の形態の光ファイバケーブル１が上記の鉄道沿線の多数の光ファイバケーブルとして用いられる場合を例として説明すると、線路沿いには２．５〜５ｋｍ間隔で機器室が設けられており、上記の多数のケーブル１は各機器室の接続端子に接続されている。
【００５０】
上記の接続端子の各ケーブル１の管理及びケーブル撤去時には、各ケーブル１の識別を行う必要がある。この各ケーブル１の識別時、各ケーブル１には長尺方向に例えば１ｍの一定間隔でＲＦＩＤ２３が配列されているので、ケーブル１の一部が露出すればＲＦＩＤ２３を見つけることができ、電磁誘導を用いたリード／ライタ機器で容易にＲＦＩＤ２３に書き込まれているケーブル情報を得ることができる。また、上記のリード／ライタ機器でＲＦＩＤ２３内のＩＣチップ３１に読み書きが容易に行われる。しかも、ＲＦＩＤ２３に書き込まれた情報は時間経過によって消滅することはなく、リード／ライタ機器で、短時間で容易に目的のケーブル１を識別可能となる。したがって、光ファイバケーブル１の誤切断を防止可能となり、これに伴って、工事費の削減にも寄与する。
【００５１】
また、上述したようにＲＦＩＤ２３の単体では、数ｍｍから数１０ｍｍと小さいので、ケーブル１内に一定間隔で収納するのは難しいが、上記のように連長体１５（２１）にすることにより、ケーブルの製造工程中にケーブル１内に容易に収納可能となる。しかも、ＲＦＩＤ２３は連長体２１のパイプ体２５の中で前後を前側かしめ部２７Ａと後側かしめ部２７Ｂとからなるかしめ部２７で固定されているので、ケーブル１の内部での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００５２】
また、一般的にＲＦＩＤ２３は、ケーブル化時の熱で破壊されたり、ケーブル敷設後の環境において熱による誤動作、破壊が生じる可能性があるが、この第１の実施の形態の連長体２１はＲＦＩＤ２３がパイプ体２５の内部に収納されているので、耐熱性を向上させることができ、外部熱から保護される。したがって、ＲＦＩＤ２３は外部温度の影響を受けずに識別が可能となる。
【００５３】
また、上記のケーブル１はスロット形であるので、スロット溝７Ｂ内にＲＦＩＤ２３が収納されることにより、ケーブル１の敷設中、敷設後のケーブル１への側圧等によるＲＦＩＤの故障が軽減される。
【００５４】
なお、ケーブル１の外皮部材１９の表面には品名や条長が１ｍ間隔で印刷表示されている。前記各表示が連長体２１の各ＲＦＩＤ２３の位置と位相を合わせることにより、ＲＦＩＤ２３がどこにあるかの確認が簡単である。
【００５５】
次に、上記の第１の実施の形態の連長体２１の製造方法について説明する。なお、前述した連長体２１と同様の部分の詳細な説明は省略する。
【００５６】
図３（Ａ），（Ｂ）を参照するに、厚さ０．５ｍｍのナイロンパイプからなる長尺のパイプ体２５は、最初の第１のＲＦＩＤ２３を設けるべき所定位置に、例えばプレス機械により第１の前側かしめ部２７Ａが成形される。次いで、第１のＲＦＩＤ２３がパイプ体２５の一端から挿入され、パイプ体２５の内部に気流としての例えばエアが吹き込まれることによって図３（Ａ）に示されているように前記第１のＲＦＩＤ２３がパイプ体２５の中をエアで運ばれて、第１の前側かしめ部２７Ａに当接して停止する。
【００５７】
次いで、前記第１のＲＦＩＤ２３の後側〔図３（Ｂ）において右側〕に第１の後側かしめ部２７Ｂがプレス機械により成形される。また、前記第１のＲＦＩＤ２３より後側に例えば１ｍピッチで２番目の第２のＲＦＩＤ２３を設けるべき所定位置に、第２の前側かしめ部２７Ａが成形される。次いで、第２のＲＦＩＤ２３がパイプ体２５の一端から挿入され、パイプ体２５の内部にエアが吹き込まれることによって図３（Ｂ）に示されているように前記第２のＲＦＩＤ２３がエアで運ばれて、第２の前側かしめ部２７Ａで停止する。
【００５８】
以下同様に、前記第２のＲＦＩＤ２３の後側〔図３（Ｂ）において右側〕に第２の後側かしめ部２７Ｂ（図示されていない）が成形されると共に前記２番目のＲＦＩＤ２３より後側に例えば１ｍピッチで３番目の第３のＲＦＩＤ２３（図示されていない）を設けるべき所定位置に、第３の前側かしめ部２７Ａが成形される。以上のようにして、以下３番目のＲＦＩＤ２３、４番目のＲＦＩＤ２３という具合に例えば１ｍピッチで多数のＲＦＩＤ２３が固定され、連長体２１が製造される。
【００５９】
以上のように、各ＲＦＩＤ２３はエアで容易に送られ、前側かしめ部２７Ａと後側かしめ部２７Ｂとの間で容易にパイプ体２５に固定され、各ＲＦＩＤ２３が長手方向に位置変動のない連長体２１として容易に製造される。
【００６０】
次に、この発明の第２の実施の形態の連長体３９について詳しく説明する。
【００６１】
図４を参照するに、連長体３９は、複数のＲＦＩＤ２３が長尺のテープ体としての例えば樹脂テープ４１にその長手方向に適宜間隔を介して配列され、複数のＲＦＩＤ２３が前記樹脂テープ４１で包み込まれるようにテープ筒状体４３に形成される。このテープ筒状体４３の外側には、粗巻き線条体としての例えば粗巻き糸４５にて粗巻きされることにより、前記複数の各ＲＦＩＤ２３が連長体３９の長手方向の各位置に固定されている。この第２の実施の形態では複数のＲＦＩＤ２３は一定間隔のピッチＰ、例えば１ｍピッチで配列されており、上記の樹脂テープ４１は、厚さ０．１ｍｍのＰＥＴテープである。
【００６２】
なお、テープ体としては、上記の樹脂テープ４１の他に熱融着性テープや接着層を有するテープ、あるいはその他の樹脂テープが用いられても構わない。熱融着性テープは加熱することにより熱融着性テープがわずかに溶融してＲＦＩＤ２３が確実に固定される。また、テープ筒状体の内面に設けた接着材層にて確実に固定される。また、この第２の実施の形態ではＲＦＩＤ２３は直径２．１２ｍｍφである。
【００６３】
次に、上記の第２の実施の形態の連長体３９の製造方法について説明する。なお、前述した連長体３９と同様の部分の詳細な説明は省略する。
【００６４】
図５を参照するに、長尺の樹脂テープ４１の片面には長手方向に予めピッチＰ（この実施の形態では１ｍピッチ）の一定間隔でＲＦＩＤ２３がＲＦＩＤ供給装置４７から供給される。
【００６５】
次いで、上記の樹脂テープ４１は、例えば外周面に円周方向に向けて無端状の凹部４９を設けた包込み用ローラ５１と、この包込み用ローラ５１の凹部４９の図５において上側からＲＦＩＤ２３を押さえ可能な間隔を介して設けられた押えローラ５３との間を通過する。このとき、樹脂テープ４１は前記凹部４９により幅方向にほぼＵ字形状に湾曲するので、ＲＦＩＤ２３が樹脂テープ４１にほぼ包み込まれるようにガイドされる。
【００６６】
さらに樹脂テープ４１は前方（図５において右方）に設けられている粗巻き装置５５の回転体５７の回転中心のガイド穴部５９の中を通過するときに筒状となるようにガイドされ、ＲＦＩＤ２３が図６に示されているように樹脂テープ４１により完全に包み込まれることになる。
【００６７】
さらに、粗巻き装置５５の回転体５７の外側には粗巻き糸４５のボビン６１が装着されており、上記の筒状とされた樹脂テープ４１が前方（図５において右方）に送られる速度に合わせた回転速度で回転体５７がガイド穴部５９を中心に図６の矢印方向に回転することにより、上記のボビン６１の粗巻き糸４５が筒状の樹脂テープ４１の周囲に粗巻きされ、各ＲＦＩＤ２３が例えば１ｍピッチで固定され、連長体３９が製造されることになる。
【００６８】
ここで、上記の連長体３９がケーブル１内に縦添えされたときの作用について説明する。前述した連長体２１が用いられて場合とほぼ同様である。
【００６９】
複数のケーブル１を識別する時、各ケーブル１には長尺方向に例えば１ｍの一定間隔でＲＦＩＤ２３が配列されているので、ケーブル１の一部が露出すればＲＦＩＤ２３を見つけることができ、電磁誘導を用いたリード／ライタ機器で容易にＲＦＩＤ２３に書き込まれているケーブル情報を得ることができる。また、上記のリード／ライタ機器でＲＦＩＤ２３内のＩＣチップ３１に読み書きが容易に行われる。光ファイバケーブル１の誤切断を防止可能となり、これに伴って、工事費の削減にも寄与する。
【００７０】
また、上述したようにＲＦＩＤ２３の単体では、数ｍｍから数１０ｍｍと小さいので、ケーブル１内に一定間隔で収納するのは難しいが、上記のように連長体にすることにより、ケーブルの製造工程中にケーブル１内に容易に収納可能となる。しかも、ＲＦＩＤ２３は連長体３９のテープ筒状体４３となった樹脂テープ４１の中で前後が粗巻き糸４５で固定されているので、ケーブル１の内部での位置変動がなくなるために識別が容易となる。
【００７１】
なお、ケーブル１の外皮の表面には品名や条長が例えば１ｍ間隔で印刷表示されている。前記各表示が連長体の各ＲＦＩＤ２３の位置と移送を合わせることにより、ＲＦＩＤ２３がどこにあるかの確認が簡単である。
【００７２】
次に、この発明の他の実施の形態の光ファイバケーブル６３について図面を参照して説明する。なお、前述した光ファイバケーブル１と同様の部分は同符号にて説明する。
【００７３】
図９を参照するに、光ファイバケーブル６３はユニット形ケーブルであり、ケーブル６３の収納部６４におけるほぼ中央に鋼線、ＦＲＰ、高強度繊維などの材料からなる抗張力体６５が挿通されており、前記抗張力体６５の周囲には６本の光ファイバユニット部６７と共に１本の連長体１５が縦添えされている。また、６本の光ファイバユニット部６７及び１本の連長体１５の外側すなわち、前記収納部６４の外周には例えばＰＥ樹脂の外皮部材１９でシースされている。なお、上記の連長体１５としては、前述した第１，第２の実施の形態の連長体２１，３９のいずれが用いられても構わない。また、上記の外皮部材１９のシース材料としては、上記のＰＥの他にＰＶＣやノンハロ難燃材、エコ材が用いられても構わない。
【００７４】
図１０を参照するに、上記の各光ファイバユニット部６７としては、例えばユニット中心部材６９の周囲に５本の光ファイバ心線７１が縦添えされており、５本の光ファイバ心線７１の外側には緩衝材７３が横巻きされ、この緩衝材７３の外側には樹脂テープ材からなる押え巻き７５で横巻きされている。したがって、上記のケーブル６３は３０心ケーブルである。
【００７５】
次に、この発明の別の実施の形態の光ファイバケーブル７７について図面を参照して説明する。なお、前述した光ファイバケーブル１と同様の部分は同符号にて説明する。
【００７６】
図１１を参照するに、光ファイバケーブル７７はストランド形の１１心構内ケーブルであり、ケーブル７７の収納部７８におけるほぼ中央には鋼線、ＦＲＰ、高強度繊維などの材料からなる抗張力体７９が挿通されており、前記抗張力体７９の外周には被覆材８１を介して１１本の光ファイバ心線７１と共に１本の連長体１５が縦添えされている。また、１１本の光ファイバユニット心線７１及び１本の連長体１５の外側は樹脂テープ材からなる押え巻き１７で横巻きされており、この押え巻き１７の外側は例えばＰＥ樹脂の外皮部材１９でシースされている。
【００７７】
なお、上記の連長体１５としては、前述した第１，第２の実施の形態の連長体２１，３９のいずれが用いられても構わない。また、上記の外皮部材１９のシース材料としては、上記のＰＥの他にＰＶＣやノンハロ難燃材、エコ材が用いられても構わない。
【００７８】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
【００７９】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項１の発明によれば、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にしたのでケーブル内に容易に収納できる。しかも、ＲＦＩＤをパイプ体内でその前後をかしめ部で固定したので、ケーブル内での位置変動がなくなるため容易に識別できる。
【００８０】
また、パイプ体内にＲＦＩＤを収納したので、耐熱性を向上させることができ、ＲＦＩＤは外部温度の影響を受けずに識別できる。
【００８１】
請求項２の発明によれば、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にしたのでケーブル内に容易に収納できる。しかも、長尺のテープ体でＲＦＩＤを包み込んでＲＦＩＤ固定部で固定しているので、ケーブル内での位置変動がなくなるため容易に識別できる。
【００８２】
請求項３の発明によれば、ＲＦＩＤは、テープ筒状体の外側から粗巻き用線条体にて確実に粗巻き固定でき、あるいはテープ筒状体の内面に設けた接着材層にて確実に固定でき、あるいは熱融着性テープを加熱して確実に固定できるので、ケーブル内での位置変動をなくすことができる。
【００８３】
請求項４の発明によれば、長尺のパイプ体の所定位置に前側かしめ部を設けた後にパイプ体の一端から気流でＲＦＩＤを送るので、ＲＦＩＤを前側かしめ部で容易に位置決めでき、次いで前記ＲＦＩＤの後側に後側かしめ部を設けるので、各ＲＦＩＤを前側かしめ部と後側かしめ部との間で容易にパイプ体に固定でき、各ＲＦＩＤを長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造できる。
【００８４】
請求項５の発明によれば、長尺のテープ体で複数のＲＦＩＤを包み込んでテープ筒状体とし、ＲＦＩＤ固定部で固定できるので、各ＲＦＩＤを長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造できる。
【００８５】
請求項６の発明によれば、各ＲＦＩＤはテープ筒状体内に確実に固定でき、各ＲＦＩＤを長手方向に位置変動のない連長体として容易に製造できる。
【００８６】
請求項７の発明によれば、連長体によりＲＦＩＤを光ファイバケーブルの長尺方向に一定間隔で配列しているので、光ファイバケーブルの一部を露出すれば、ＲＦＩＤに書き込まれているケーブル情報は例えばリーダ／ライタ機器により容易に識別でき、光ファイバケーブルの誤切断を防止でき、工事費の削減を図ることができる。
【００８７】
また、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にすることで、ケーブル内に容易に収納できる。
【００８８】
請求項８の発明によれば、ＲＦＩＤの単体ではケーブル内に一定間隔で収納するのは難しいが、連長体にしたのでケーブルの内部に容易に収納できる。しかも、ＲＦＩＤをパイプ体内でその前後をかしめ部で固定したので、ケーブル内での位置変動がなくなるため容易に識別できる。
【００８９】
また、パイプ体の内部にＲＦＩＤを収納したので、耐熱性を向上させることができ、ＲＦＩＤは外部温度の影響を受けずに識別できる。
【００９０】
請求項９の発明によれば、長尺のテープ体でＲＦＩＤを包み込んでＲＦＩＤ固定部で固定したので、ケーブル内での位置変動がなくなるため容易に識別できる。
【００９１】
請求項１０の発明によれば、ＲＦＩＤを、テープ筒状体の外側から粗巻き用線条体にて確実に粗巻き固定でき、あるいはテープ筒状体の内面に設けた接着材層にて確実に固定でき、あるいは熱融着性テープを加熱して確実に固定できるので、ケーブル内での位置変動をなくすことができる。
【００９２】
請求項１１の発明によれば、スロット形ケーブルの場合、連長体のＲＦＩＤをスロット溝内に収納したので、ケーブルの敷設中、敷設後のケーブルへの側圧等によるＲＦＩＤの故障を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の第１の実施の形態の連長体の長手方向の部分的な縦断面図である。
【図２】図１で用いるＲＦＩＤの概略的な斜視図である。
【図３】図１の連長体の製造工程の概略的な説明図で、（Ａ）は第１のＲＦＩＤをパイプ体内に装着する工程を示し、（Ｂ）は第２のＲＦＩＤをパイプ体内に装着する工程を示すものである。
【図４】この発明の第２の実施の形態の連長体の長手方向の部分的な縦断面図である。
【図５】図４の連長体の製造工程の概略的な説明図である。
【図６】図５の矢視ＶＩ−ＶＩ線の断面図である。
【図７】この発明の実施の形態のスロット形光ファイバケーブルの断面図である。
【図８】図７の光ファイバケーブル内に収納される光ファイバ心線としての例えば４心テープの断面図である。
【図９】この発明の実施の形態のユニット形光ファイバケーブルの断面図である。
【図１０】図９の光ファイバユニット部の断面図である。
【図１１】この発明の実施の形態のストランド形光ファイバケーブルの断面図である。
【符号の説明】
１ 光ファイバケーブル（スロット形のケーブル）
３ スロットロッド（収納部）
７Ａ、７Ｂ スロット溝
９ ４心テープ（光ファイバ心線）
１５ 連長体
１９ 外皮部材
２１ 連長体（第１の実施の形態の）
２３ ＲＦＩＤ
２５ パイプ体
２７ かしめ部
２７Ａ 前側かしめ部
２７Ｂ 後側かしめ部
３９ 第２の実施の形態の連長体
４１ 樹脂テープ（テープ体）
４３ テープ筒状体
４５ 粗巻き糸（粗巻き線条体）
４７ ＲＦＩＤ供給装置
５５ 粗巻き装置
５７ 回転体
５９ ガイド穴部
６３ 光ファイバケーブル（ユニット形ケーブル）
６７ 光ファイバユニット部
７７ 光ファイバケーブル（ストランド形の１１心構内ケーブル）[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a continuous body provided with an RFID capable of easily identifying only a target cable from a large number of cables laid, a manufacturing method thereof, and an optical fiber cable using the continuous body About.
[0002]
[Prior art]
For example, a number of optical fiber cables are laid in the trough, and equipment rooms are provided at intervals of 2.5 to 5 km, and the above-mentioned many cables are connected to connection terminals of each equipment room. The management of each cable of the connection terminal and the removal of the cable are required to reliably identify each cable.
[0003]
As a conventional cable identification method, a method of performing identification printing on the outer surface of a cable, or attaching an identification tag to the end of each cable has been adopted. In the above-described identification print, cable information such as a manufacturer name / manufacturing date / cable product name / length is displayed on the cable surface by ink, thermal transfer, laser, or the like. In the case of the identification tag, for example, the cable information of the above-described items is engraved on a thin metal plate and attached to each cable, or is suspended by a metal wire or the like (for example, see Patent Document 1).
[0004]
As another cable identification method, a QR code printing paper in which the installation related information of the optical cable is converted into a two-dimensional QR code and printed is attached to the outer cover of the optical cable. At the time of maintenance or the like, the recorded information is read out at the installation site by scanning the QR code printed paper with a code reader. The information of the optical cable is similarly read from the above-described QR code printing paper in place of the bar code, the magnetic card, and the IC card (for example, see Patent Document 2).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-60750 ([0012]-[0013], FIG. 1)
[0006]
[Patent Document 2]
JP 2001-21730 A ([0012] to [0018], FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the conventional cable identification method, when the identification printing is performed on the cable surface, the printing is performed in the longitudinal direction of the cable. There was a problem that it could not be confirmed unless it was exposed. Removal of long sections of trough lids and soil will increase construction costs. For this reason, the entire length of the identification print is desirably 1 m or less, but the number of characters that can be printed to about 1 m is limited, so that it is impossible to describe all necessary information. .
[0008]
In addition, in the identification printing, characters may disappear when a long period of time elapses or is rubbed.
[0009]
In addition, in the case of the method of attaching the identification tag, since it is necessary to attach the tag to a long cable at a constant interval, there is a problem that the number of the tag becomes enormous and the construction cost is increased.
[0010]
Further, the number of characters that can be written in the identification tag is limited, and it is impossible to describe all necessary information. In addition, characters are written on the identification tag by engraving or the like, but there is a problem that the characters may be blurred after a long period of time, as in the case of the identification printing, and may not be distinguished.
[0011]
In addition, when a QR code printing paper, a bar code, a magnetic card, an IC card, or the like is stuck on the outer cover of the optical cable, the writing information is small, and it becomes indistinguishable after a long period of time or rubbing. There is a problem that this occurs.
[0012]
The identification of cables is necessary to determine the target cable from a large number of cables at the time of re-laying or spreading work. However, the identification printing, identification tag, QR code printing paper, and barcode are unclear. Or when there are a plurality of cables having the same display, there is a problem that it takes much time to determine the information.
[0013]
Furthermore, if the wrong cable is disconnected, the device controlled by the signal flowing through the cable may malfunction or stop the information, resulting in a serious accident. .
[0014]
SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems, and an object of the present invention is to provide a continuous body provided with an RFID capable of easily and surely identifying only a target cable from a large number of cables, and a method of manufacturing the same , And an optical fiber cable using a continuous body.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a continuous body according to the present invention according to claim 1 includes a long pipe body, a plurality of RFIDs arranged inside the pipe body at appropriate intervals in a longitudinal direction thereof, and And a caulking portion provided on the pipe body at positions outside both ends of the RFID in order to fix the RFID to the pipe body.
[0016]
Therefore, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, but by using a continuous body, the RFID can be easily stored in the cable. Moreover, since the front and rear of each RFID inserted into the pipe body is fixed by the caulking portion, the position is not changed in the cable, so that the identification becomes easy.
[0017]
Further, since the RFID is housed in the pipe, the heat resistance can be improved, and the RFID can be identified without being affected by the external temperature.
[0018]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a continuous-length body comprising: a tape cylindrical body having a long tape body provided in a cylindrical shape; and a plurality of RFIDs arranged inside the tape cylindrical body at appropriate intervals in the longitudinal direction. And an RFID fixing portion for fixing each of the RFIDs to the tape cylindrical body.
[0019]
Therefore, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, but by using a continuous body, the RFID can be easily stored in the cable. In addition, since the RFID is wrapped in a long tape body and fixed by the RFID fixing portion, the position is not changed in the cable, so that the identification becomes easy.
[0020]
According to a third aspect of the present invention, in the continuous length body according to the second aspect, the RFID fixing portion is a roughly wound linear body or a tape cylindrical shape roughly wound from the outside of the tape cylindrical body. The adhesive layer provided on the inner surface of the body or the tape body itself may be formed as a heat-fusible tape.
[0021]
Therefore, the RFID is securely fixed by the coarsely wound filament from the outside of the tape cylindrical body, or is securely fixed by the adhesive layer provided on the inner surface of the tape cylindrical body, or is thermally fused. Since the adhesive tape is heated and securely fixed, there is no positional change in the cable.
[0022]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a continuous elongated body manufacturing method, comprising inserting a first RFID from one end of the pipe body into a first front caulking portion provided at a predetermined position in a longitudinal direction of the long pipe body. The first RFID is brought into contact with the first front caulking portion, and the first RFD is fixed by the first rear caulking portion behind the rear end of the first RFID. A second RFID is inserted from one end of the pipe body into a second front caulking portion provided on the rear side at an appropriate distance from the rear caulking portion, and the second RFID is caulked to the second front caulking. The second RFID is fixed by a second rear caulking portion behind the rear end of the second RFID and at the rear side with an appropriate interval from the second rear caulking portion. In the third front caulking portion provided, the first and subsequent RFIDs are also provided. It is characterized in that arranged over the appropriate intervals in the longitudinal direction of the pipe in the same manner as the second RFID.
[0023]
Therefore, since each RFID is inserted from one end of the pipe body after the front caulking part is provided at a predetermined position of the long pipe body, the RFID is easily positioned at the front caulking part, and then the RFID is rearwardly placed at the rear side of the RFID. Since the side caulking portion is provided, each RFID is easily fixed to the pipe body between the front caulking portion and the rear caulking portion, and each RFID is easily manufactured as a continuous body having no positional change in the longitudinal direction.
[0024]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a continuous elongated body manufacturing method, wherein a plurality of RFIDs are arranged on one surface of a long tape body at appropriate intervals in a longitudinal direction thereof, and the plurality of RFIDs are formed into a tubular shape. The present invention is characterized in that an RFID is wrapped to form a tape cylindrical body, and the RFIDs are fixed to the tape cylindrical body.
[0025]
Therefore, each of the plurality of RFIDs is wrapped in a long tape body to form a tape cylindrical body, fixed to the tape cylindrical body, and easily manufactured as a continuous body having no positional change in the longitudinal direction.
[0026]
According to a sixth aspect of the present invention, in the method for manufacturing a continuous body according to the fifth aspect, the method of fixing each of the RFIDs to the tape cylindrical body is performed from the outside of the tape cylindrical body. The tape is roughly wound with a coarsely wound wire and fixed, or is fixed in advance with an adhesive layer provided on the inner surface of the tape cylindrical body, or the tape itself is used as a heat-fusible tape. Is heated and fixed.
[0027]
Therefore, each RFID is securely fixed in the tape cylindrical body, and each RFID is easily manufactured as a continuous body having no positional fluctuation in the longitudinal direction.
[0028]
The optical fiber cable according to the present invention according to claim 7, wherein an optical fiber cable provided with a substantially cylindrical outer cover member and a storage portion for storing a tensile strength member and a plurality of optical fiber cores inside the outer cover member, A continuous body in which a plurality of RFIDs are arranged on a long supporting member at appropriate intervals in the longitudinal direction thereof, which is vertically attached or horizontally wound and stored inside the outer cover member. is there.
[0029]
Therefore, since the RFIDs are arranged at regular intervals in the longitudinal direction of the optical fiber cable by the continuous body, if a part of the optical fiber cable is exposed, the cable information written in the RFID can be read, for example, by a reader / writer device. Thus, the optical fiber cable can be easily identified and erroneous cutting of the optical fiber cable can be prevented. Along with this, it will also contribute to the reduction of construction costs.
[0030]
Further, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, but by using a continuous body, the RFID can be easily stored in the cable.
[0031]
According to an eighth aspect of the present invention, there is provided the optical fiber cable according to the seventh aspect, wherein the continuous body has a pipe body as a long support member and a pipe member inside the pipe body in a longitudinal direction thereof. It is characterized by comprising a plurality of RFIDs arranged at intervals, and caulking portions provided on the pipe at positions outside both ends of the RFID to fix each RFID to the pipe.
[0032]
Therefore, since the front and rear of each RFID inserted into the pipe body is fixed by the caulked portion, the position is not changed in the cable, and the identification is easy.
[0033]
Further, since the RFID is housed in the pipe, the heat resistance can be improved, and the RFID can be identified without being affected by the external temperature.
[0034]
An optical fiber cable according to a ninth aspect of the present invention is the optical fiber cable according to the seventh aspect, wherein the continuous body has a tape cylindrical body provided with a tape body as a long support member. It is characterized by comprising a plurality of RFIDs arranged at appropriate intervals in the longitudinal direction inside the tape cylindrical body, and an RFID fixing portion for fixing each of the RFIDs to the tape cylindrical body.
[0035]
Therefore, since the RFID is wrapped in a long tape body and fixed by the RFID fixing portion, there is no positional change in the cable, and the identification is easy.
[0036]
An optical fiber cable according to a tenth aspect of the present invention is the optical fiber cable according to the ninth aspect, wherein the RFID fixing portion is a roughly wound linear member or a tape cylindrical member roughly wound from the outside of the tape cylindrical member. The adhesive layer provided on the inner surface of the body or the tape body itself may be formed as a heat-fusible tape.
[0037]
Therefore, the RFID is securely fixed by the coarsely wound filament from the outside of the tape cylindrical body, or is securely fixed by the adhesive layer provided on the inner surface of the tape cylindrical body, or is thermally fused. Since the adhesive tape is heated and securely fixed, there is no positional change in the cable.
[0038]
According to an eleventh aspect of the present invention, there is provided the optical fiber cable according to any one of the seventh to tenth aspects, wherein the housing portion is formed of a slot rod, and a slot groove formed in the slot rod. Characterized in that the continuous body is housed therein.
[0039]
Therefore, in the case of the slot type cable, since the continuous-length RFID is stored in the slot groove, the failure of the RFID due to side pressure on the cable after the cable is laid during the cable laying is reduced.
[0040]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0041]
Referring to FIG. 7, the optical fiber cable 1 according to the embodiment of the present invention is a slot type cable, but is not limited to the slot type, and may be a strand type, tube type or unit type cable. I do not care. In this embodiment, a slot type cable will be described.
[0042]
In the cable 1, for example, a tensile member 5 made of a material such as a steel wire, FRP, or high-strength fiber is inserted substantially at the center of a long slot rod 3 having a substantially circular cross section as a storage portion. Are provided with a plurality of slot grooves 7A, 7B, in this embodiment, five slot grooves 7A, 7B in parallel with each other along the longitudinal direction of the slot rod 3.
[0043]
Further, for example, four tape cores 9 (hereinafter, referred to as “four-core tapes”) as optical fiber cores are stored in the four slot grooves 7A among the five slot grooves, respectively. And a total of 80 optical fibers are accommodated.
As shown in FIG. 8, the four-core tape 9 includes four optical fiber single-core wires 11 arranged in parallel, and a coating layer 13 made of resin is formed around the single-core optical fiber 11 to form a tape. It is manufactured in one piece. The optical fiber core housed in the slot groove 7A is not limited to a tape core such as the above-described four-core tape 9, but may be another type of optical fiber core.
[0044]
Further, the elongated body 15 according to the embodiment of the present invention is housed inside the slot groove 7B. The continuous body 15 is configured by arranging RFIDs (Radio Frequency Identification; radio frequency identification) on a long pipe-shaped member at a constant pitch in the longitudinal direction, which will be described in detail later.
[0045]
As described above, with the plurality of four-core tapes 9 stored in each slot groove 7A and the elongated body 15 stored in the slot groove 7B, a presser winding 17 made of a resin tape material is formed on the outer periphery of the slot rod 3. It is wound horizontally. The outer side of the presser winding 17 is sheathed by a skin member 19 made of, for example, PE resin. In addition, as the sheath material of the outer cover member 19, PVC, non-halo flame-retardant material, or eco-friendly material may be used in addition to the above PE.
[0046]
Next, the continuous body 15 according to the embodiment of the present invention will be described in detail.
[0047]
Referring to FIG. 1, for example, in the elongated body 21 of the first embodiment as the elongated body 15, a plurality of RFIDs 23 are arranged in a long pipe body 25 at appropriate intervals in the longitudinal direction thereof. Both ends in the longitudinal direction of the pipe body 25 are fixed by a caulking portion 27 including a front caulking portion 27A and a rear caulking portion 27B provided on the pipe body 25. In the first embodiment, the plurality of RFIDs 23 are arranged at a constant pitch P, for example, at a pitch of 1 m, and the pipe body 25 is formed of a 0.5 mm thick nylon pipe. In addition, as a material of the pipe body 25, polyethylene, PVC, polyester, nylon, or the like is generally used.
[0048]
More specifically, as shown in FIG. 2, in this embodiment, the RFID 23 has an IC chip 31 storing cable information in a substantially cylindrical plastic case 29, and the IC chip 31 is electrically connected to the IC chip 31. The antenna coil 33 which is connected to each other is built in. The antenna coil 33 includes a straight rod-shaped or plate-shaped magnetic core member 35, and a coated copper wire 37 serving as a coil body spirally wound around the magnetic core member 35 around the axis of the magnetic core member 35. Consists of That is, the RFID 23 is configured so that the cable information stored in the IC chip 31 via the antenna coil 33 can be read and written by a radio wave transmitted from a read / writer device using electromagnetic induction.
[0049]
With the above configuration, for example, a case where a large number of optical fiber cables are laid along a railway line, and the optical fiber cable 1 according to the embodiment of the present invention is used as a large number of optical fiber cables along the railway line as an example Explaining, equipment rooms are provided along the track at intervals of 2.5 to 5 km, and the large number of cables 1 are connected to connection terminals of each equipment room.
[0050]
It is necessary to identify each cable 1 when managing and removing the cables 1 of the connection terminals. At the time of identification of each cable 1, the RFID 23 is arranged at a constant interval of, for example, 1 m in the long direction in each cable 1. Therefore, if a part of the cable 1 is exposed, the RFID 23 can be found, and the electromagnetic induction can be detected. The cable information written in the RFID 23 can be easily obtained by the read / writer device used. Further, reading / writing to / from the IC chip 31 in the RFID 23 is easily performed by the above read / writer device. In addition, the information written in the RFID 23 does not disappear with the passage of time, and the target cable 1 can be easily identified in a short time by a read / writer device. Therefore, erroneous cutting of the optical fiber cable 1 can be prevented, which also contributes to reduction of construction costs.
[0051]
Further, as described above, since the RFID 23 alone is as small as several millimeters to several tens of millimeters, it is difficult to store the RFID 23 at a constant interval in the cable 1. However, by using the continuous body 15 (21) as described above, The cable can be easily stored in the cable 1 during the cable manufacturing process. In addition, since the RFID 23 is fixed by the caulking portion 27 including the front caulking portion 27A and the rear caulking portion 27B at the front and rear in the pipe body 25 of the continuous elongated body 21, the position fluctuation inside the cable 1 is eliminated. Therefore, identification becomes easy.
[0052]
In general, the RFID 23 may be destroyed by the heat generated when the cable is formed, or may malfunction or break due to heat in an environment after the cable is laid. However, the continuous body 21 of the first embodiment is Since the RFID 23 is housed inside the pipe body 25, the heat resistance can be improved, and the RFID 23 is protected from external heat. Therefore, the RFID 23 can be identified without being affected by the external temperature.
[0053]
Further, since the cable 1 is a slot type, the RFID 23 is stored in the slot groove 7B, so that the failure of the RFID due to the side pressure on the cable 1 after the cable 1 is laid down during the laying of the cable 1 is reduced.
[0054]
In addition, on the surface of the outer cover member 19 of the cable 1, a product name and a line length are printed and displayed at intervals of 1 m. By matching the position and the phase of each RFID 23 of the elongated body 21 with each display, it is easy to confirm where the RFID 23 is.
[0055]
Next, a method of manufacturing the elongated body 21 of the first embodiment will be described. A detailed description of the same parts as those of the aforementioned elongated body 21 will be omitted.
[0056]
3A and 3B, a long pipe body 25 made of a nylon pipe having a thickness of 0.5 mm is placed at a predetermined position where the first first RFID 23 is to be provided, for example, by a press machine. One front caulking portion 27A is formed. Next, the first RFID 23 is inserted from one end of the pipe body 25, and, for example, air as an airflow is blown into the inside of the pipe body 25 so that the first RFID 23 is inserted as shown in FIG. The inside of the pipe body 25 is carried by air, and comes into contact with the first front caulking portion 27A and stops.
[0057]
Next, a first rear caulking portion 27B is formed on the rear side (the right side in FIG. 3B) of the first RFID 23 by a press machine. Further, a second front caulking portion 27A is formed at a predetermined position where the second second RFID 23 is to be provided at a pitch of, for example, 1 m behind the first RFID 23. Next, the second RFID 23 is inserted from one end of the pipe body 25, and air is blown into the pipe body 25, so that the second RFID 23 is carried by air as shown in FIG. And stops at the second front caulking portion 27A.
[0058]
Similarly, a second rear caulking portion 27B (not shown) is formed on the rear side (the right side in FIG. 3B) of the second RFID 23, and the rear side of the second RFID 23 is formed on the rear side of the second RFID 23. For example, a third front caulking portion 27A is formed at a predetermined position where a third third RFID 23 (not shown) is to be provided at a pitch of 1 m. As described above, a number of RFIDs 23 are fixed at, for example, a 1-m pitch in the following manner, for example, the third RFID 23 and the fourth RFID 23, and the continuous body 21 is manufactured.
[0059]
As described above, each RFID 23 is easily sent by air, easily fixed to the pipe body 25 between the front caulking portion 27A and the rear caulking portion 27B, and each RFID 23 has a continuous length with no positional fluctuation in the longitudinal direction. It is easily manufactured as body 21.
[0060]
Next, a continuous body 39 according to a second embodiment of the present invention will be described in detail.
[0061]
Referring to FIG. 4, in the continuous body 39, a plurality of RFIDs 23 are arranged at appropriate intervals in a longitudinal direction on a resin tape 41 as a long tape body, for example, and the plurality of RFIDs 23 are The tape cylindrical body 43 is formed so as to be wrapped. The plurality of RFIDs 23 are fixed to respective positions in the longitudinal direction of the elongated body 39 by being coarsely wound around the outside of the tape cylindrical body 43 by, for example, a coarsely wound yarn 45 as a coarsely wound linear body. Have been. In the second embodiment, the plurality of RFIDs 23 are arranged at a constant pitch P, for example, 1 m pitch, and the resin tape 41 is a PET tape having a thickness of 0.1 mm.
[0062]
As the tape body, in addition to the resin tape 41, a heat-fusible tape, a tape having an adhesive layer, or another resin tape may be used. By heating the heat-fusible tape, the heat-fusible tape slightly melts, and the RFID 23 is securely fixed. Also, the tape is securely fixed by the adhesive layer provided on the inner surface of the tubular body. In the second embodiment, the RFID 23 has a diameter of 2.12 mmφ.
[0063]
Next, a method of manufacturing the elongated body 39 according to the second embodiment will be described. The detailed description of the same parts as those of the aforementioned elongated body 39 will be omitted.
[0064]
Referring to FIG. 5, the RFID 23 is supplied to the one surface of the long resin tape 41 from the RFID supply device 47 at a constant pitch P (1 m pitch in this embodiment) in the longitudinal direction in advance.
[0065]
Next, the resin tape 41 is, for example, provided with an enclosing roller 51 provided with an endless concave portion 49 on the outer peripheral surface in the circumferential direction, and the RFID 23 from the upper side of the concave portion 49 of the encapsulating roller 51 in FIG. And passes between the pressing rollers 53 provided with an interval capable of pressing. At this time, since the resin tape 41 is bent in a substantially U-shape in the width direction by the concave portion 49, the RFID 23 is guided so as to be substantially wrapped in the resin tape 41.
[0066]
Further, the resin tape 41 is guided so as to have a cylindrical shape when passing through the guide hole 59 at the center of rotation of the rotating body 57 of the coarse winding device 55 provided on the front (right side in FIG. 5). The RFID 23 is completely wrapped by the resin tape 41 as shown in FIG.
[0067]
Further, a bobbin 61 of the coarsely wound yarn 45 is mounted on the outer side of the rotating body 57 of the coarsely wound device 55, and the speed at which the cylindrical resin tape 41 is fed forward (to the right in FIG. 5). When the rotating body 57 rotates in the direction of the arrow in FIG. 6 around the guide hole 59 at a rotational speed according to the above, the coarsely wound yarn 45 of the bobbin 61 is coarsely wound around the cylindrical resin tape 41. The RFIDs 23 are fixed at a pitch of, for example, 1 m, and the continuous body 39 is manufactured.
[0068]
Here, the operation when the above-described continuous body 39 is vertically attached in the cable 1 will be described. This is almost the same as the case where the aforementioned elongated body 21 is used.
[0069]
When the plurality of cables 1 are identified, the RFIDs 23 are arranged at regular intervals of, for example, 1 m in the lengthwise direction of each of the cables 1. The cable information written in the RFID 23 can be easily obtained by a read / writer device using the. Further, reading / writing to / from the IC chip 31 in the RFID 23 is easily performed by the above read / writer device. This makes it possible to prevent the optical fiber cable 1 from being erroneously cut, thereby contributing to a reduction in construction costs.
[0070]
Further, as described above, since the RFID 23 alone is as small as several millimeters to several tens of millimeters, it is difficult to store it in the cable 1 at a constant interval. It can be easily stored in the cable 1 inside. Further, since the RFID 23 is fixed with the coarse winding thread 45 at the front and rear in the resin tape 41 which has become the tape cylindrical body 43 of the continuous elongated body 39, the RFID 23 does not change its position inside the cable 1, so the identification is not performed. It will be easier.
[0071]
The product name and the length of the cable 1 are printed and displayed at, for example, 1 m intervals on the outer surface of the cable 1. By matching the position of each RFID 23 of the prolonged body with the transfer of each display, it is easy to confirm where the RFID 23 is.
[0072]
Next, an optical fiber cable 63 according to another embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Parts similar to those of the above-described optical fiber cable 1 will be described with the same reference numerals.
[0073]
Referring to FIG. 9, the optical fiber cable 63 is a unit-type cable, and a tensile strength member 65 made of a material such as a steel wire, FRP, or high-strength fiber is inserted substantially in the center of a storage portion 64 of the cable 63. Along the periphery of the strength member 65, one continuous body 15 is vertically attached together with six optical fiber unit parts 67. In addition, the outside of the six optical fiber unit portions 67 and the one continuous body 15, that is, the outer periphery of the storage portion 64, is sheathed with a sheath member 19 made of, for example, PE resin. Note that any of the elongated bodies 21 and 39 of the first and second embodiments described above may be used as the elongated body 15 described above. Further, as the sheath material of the outer cover member 19, PVC, a non-halo flame retardant material, or an eco material may be used in addition to the PE.
[0074]
Referring to FIG. 10, as each of the optical fiber unit sections 67, for example, five optical fiber cores 71 are vertically attached around a unit center member 69, and the five optical fiber cores 71 A cushioning material 73 is wound horizontally on the outside, and a holding material 75 made of a resin tape is wound around the outside of the cushioning material 73. Therefore, the above-mentioned cable 63 is a 30-core cable.
[0075]
Next, an optical fiber cable 77 according to another embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. Parts similar to those of the above-described optical fiber cable 1 will be described with the same reference numerals.
[0076]
Referring to FIG. 11, the optical fiber cable 77 is a strand-shaped 11-fiber premises cable, and a tensile member 79 made of a material such as a steel wire, FRP, or high-strength fiber is provided substantially at the center of the storage portion 78 of the cable 77. One continuous body 15 is vertically attached to the outer periphery of the tensile strength member 79 together with eleven optical fiber core wires 71 via a coating material 81. Further, the outside of the eleven optical fiber unit core wires 71 and the one continuous body 15 is horizontally wound by a holding roll 17 made of a resin tape material. Sheathed at 19.
[0077]
Note that any of the elongated bodies 21 and 39 of the first and second embodiments described above may be used as the elongated body 15 described above. Further, as the sheath material of the outer cover member 19, PVC, a non-halo flame retardant material, or an eco material may be used in addition to the PE.
[0078]
The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be embodied in other modes by making appropriate changes.
[0079]
【The invention's effect】
As can be understood from the above description of the embodiment of the invention, according to the invention of claim 1, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, Can be easily stored inside. In addition, since the RFID is fixed at the caulked portion at the front and rear in the pipe, there is no positional change in the cable, so that the RFID can be easily identified.
[0080]
Further, since the RFID is housed in the pipe, the heat resistance can be improved, and the RFID can be identified without being affected by the external temperature.
[0081]
According to the second aspect of the present invention, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, but since it is a continuous body, it can be easily stored in the cable. In addition, since the RFID is wrapped in a long tape body and fixed by the RFID fixing portion, there is no positional change in the cable, so that the RFID can be easily identified.
[0082]
According to the third aspect of the present invention, the RFID can be securely fixed by the coarsely wound filament from the outside of the tape cylindrical body, or can be securely fixed by the adhesive layer provided on the inner surface of the tape cylindrical body. , Or the heat-fusible tape can be heated and securely fixed, so that positional fluctuation in the cable can be eliminated.
[0083]
According to the invention of claim 4, since the RFID is sent by airflow from one end of the pipe body after the front caulking part is provided at a predetermined position of the long pipe body, the RFID can be easily positioned by the front caulking part, and then the Since the rear caulking part is provided on the rear side of the RFID, each RFID can be easily fixed to the pipe body between the front caulking part and the rear caulking part, and each RFID is a continuous body having no positional fluctuation in the longitudinal direction. Can be easily manufactured.
[0084]
According to the fifth aspect of the present invention, since a plurality of RFIDs are wrapped in a long tape body to form a tape cylindrical body and can be fixed by the RFID fixing part, each RFID can be easily formed as a continuous body having no positional fluctuation in the longitudinal direction. Can be manufactured.
[0085]
According to the invention of claim 6, each RFID can be reliably fixed in the tape cylindrical body, and each RFID can be easily manufactured as a continuous body having no positional fluctuation in the longitudinal direction.
[0086]
According to the seventh aspect of the present invention, since the RFIDs are arranged at regular intervals in the longitudinal direction of the optical fiber cable by the continuous body, if a part of the optical fiber cable is exposed, the cable written on the RFID can be used. The information can be easily identified by, for example, a reader / writer device, erroneous cutting of the optical fiber cable can be prevented, and construction costs can be reduced.
[0087]
Further, it is difficult to store a single RFID in a cable at regular intervals, but by using a continuous body, the RFID can be easily stored in the cable.
[0088]
According to the invention of claim 8, it is difficult to store the RFID alone at a constant interval in the cable, but since it is a continuous body, it can be easily stored in the cable. In addition, since the RFID is fixed at the caulked portion at the front and rear in the pipe, there is no positional change in the cable, so that the RFID can be easily identified.
[0089]
In addition, since the RFID is stored inside the pipe, the heat resistance can be improved, and the RFID can be identified without being affected by the external temperature.
[0090]
According to the ninth aspect of the present invention, since the RFID is wrapped by the long tape and fixed by the RFID fixing portion, the position is not changed in the cable, so that the RFID can be easily identified.
[0091]
According to the tenth aspect of the present invention, it is possible to reliably fix the RFID from the outside of the tape tubular body by the roughly wound striated wire, or to secure the RFID by the adhesive layer provided on the inner surface of the tape tubular body. , Or the heat-fusible tape can be heated and securely fixed, so that positional fluctuation in the cable can be eliminated.
[0092]
According to the eleventh aspect of the present invention, in the case of the slot type cable, since the continuous-length RFID is stored in the slot groove, it is possible to reduce a failure of the RFID due to a side pressure on the cable after the cable is laid during the cable laying.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial longitudinal sectional view in a longitudinal direction of an elongated body according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of the RFID used in FIG.
3A and 3B are schematic explanatory views of a manufacturing process of the continuous body of FIG. 1, wherein FIG. 3A shows a process of mounting a first RFID in a pipe, and FIG. 3B shows a process of mounting a second RFID in a pipe. 3 shows a process of mounting the device.
FIG. 4 is a partial longitudinal sectional view in the longitudinal direction of an elongated body according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a schematic explanatory view of a manufacturing process of the continuous body of FIG. 4;
6 is a sectional view taken along line VI-VI in FIG.
FIG. 7 is a sectional view of the slot type optical fiber cable according to the embodiment of the present invention.
8 is a sectional view of, for example, a four-core tape as an optical fiber core housed in the optical fiber cable of FIG. 7;
FIG. 9 is a sectional view of a unit type optical fiber cable according to the embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a sectional view of the optical fiber unit shown in FIG. 9;
FIG. 11 is a sectional view of a strand type optical fiber cable according to an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Optical fiber cable (slot type cable)
3 Slot rod (storage part)
7A, 7B Slot groove
9 4-core tape (optical fiber core)
15 Climax
19 Skin material
21 Run-length body (of the first embodiment)
23 RFID
25 pipe body
27 Caulking part
27A Front caulking part
27B Rear caulking part
39 Elongate body of the second embodiment
41 Resin tape (tape body)
43 Tape cylindrical body
45 Coarse-wound yarn (coarse-wound filament)
47 RFID supply device
55 Coarse winding device
57 rotating body
59 Guide hole
63 Optical fiber cable (unit type cable)
67 Optical fiber unit
77 Optical fiber cable (Strand type 11-fiber premises cable)
