【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数人での使用を目的としたアルコール検知機、該検知機と連動する設備管理装置、及びこれらを含む飲酒管理システムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、飲酒による重大事故が多々発生し、交通や医療の分野での業務に従事する人に対する勤務中の飲酒・酒気帯び度の管理が問われるようになってきている。
【０００３】
従来のアルコール検知機として、特許文献１記載のアルコール検知機能付き携帯電話機を例示する。この携帯電話機は、マイク部にアルコール測定用センサが内蔵されており、該センサによって測定されたアルコール成分が設定した許容範囲内か否かを判別する判別回路によって判別し、判別結果を表示部に表示するようになっている。また、スピーカ部から警告を発したり、メモリに予め登録された電話番号へ通報したり、メモリに予め登録されたメールアドレスへデータ及び警告を送信するようになっている。
【０００４】
【特許文献１】
特公平７−３３１６２号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のアルコール検知機は、個人使用される携帯電話機の付加的機能として実現されているので、企業において従業員の飲酒管理に使用するためには、測定者としての各従業員に所持させる必要があり、コストがかかるという問題がある。
【０００６】
また、判定結果を送信するだけなので、それを受信した側がそれを常にチェックしていないと、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を制止することができないという問題がある。
【０００７】
本発明の目的は、上記課題を解決し、複数人で共用できるアルコール検知機を提供することにある。
【０００８】
また、本発明の目的は、上記課題を解決し、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる設備管理装置を提供することにある。
【０００９】
また、本発明の目的は、上記課題を解決し、複数人で共用でき、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる飲酒管理システムを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のアルコール検知機は、測定者の呼気中のアルコール濃度を測定するアルコール濃度センサと、該測定結果を測定者に報知する報知手段とを備えたアルコール検知機であって、測定者を特定する測定者特定手段と、該測定者ごとに測定結果を記憶する測定結果記憶手段と、測定結果が所定濃度を越えていると、前記測定者を識別する情報及び測定結果を所定の通報先に通報する通報手段とを備えている。
【００１１】
前記測定者特定手段としては、測定者本人を特定するためのあらゆる方法を利用することができ、特に限定されないが、測定者を識別する識別情報を入力させたり、該識別情報とともにパスワードを入力させたり、識別情報が記録された記録媒体から識別情報を読み込んだり、測定者の身体的特徴（指紋、網膜パターン等）を読み込んだりし、これらに基づいて特定する態様を例示する。
【００１２】
この構成によれば、測定者を特定し、測定者ごとに測定結果を記憶したり、測定者を識別する情報とともに測定結果を通報するように構成されているので、複数人で共用することができる。このため、コストを低減することができる。
【００１３】
また、本発明の設備管理装置は、前記アルコール検知機からの通報を受信する通報受信手段と、該通報された前記測定者について、所定の設備の利用を禁止又は制限する設備管理手段とを備えている。
【００１４】
前記設備としては、特に限定されないが、自動車、建物（建物への出入りを含む）等を例示する。また、アルコール検知機と、設備管理装置との間を接続する態様としては、特に限定されないが、無線（電波、光、赤外線等）又は有線で接続する態様を例示する。
【００１５】
この構成によれば、前記アルコール検知機から前記通報があると、自動的に該測定者による所定の設備の利用を禁止又は制限するように構成されているので、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる。
【００１６】
また、本発明の飲酒管理システムは、前記アルコール検知機と、前記設備管理装置とを含んでいる。
【００１７】
この構成によれば、前記アルコール検知機及び前記設備管理装置の効果を得ることができる。即ち、複数人で共用でき、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
図１〜図５は本発明を具体化した第一実施形態の飲酒管理システム１を示している。図１に示すように、このシステム１は、複数人での使用を目的としたアルコール検知機２と、該検知機に通信回線４を介して接続された設備管理装置３とを含んでいる。本例では、飲酒管理システム１により入出管理システム９を制御し、設備としての建物への測定者の入出を管理する態様を示す。
【００１９】
アルコール検知機２は、図２及び図３の外観図に示すように、その表側に、測定者を識別する識別情報としてのＩＤを入力するためのＩＤ入力ボタン１１と、測定者の呼気に含まれるアルコール濃度を測定するための測定ボタン１２と、測定結果を入出力端子１７を介して外部に転送するための転送ボタン１３と、現在の動作モードを表示するための動作モード表示部１４と、測定したアルコール濃度や日時等を表示するための表示部１５と、測定者が呼気を吹き込むための吹き込み部１６と、入出力端子１７と、電源（交流電源２１、直流電源２２等）を接続する電源端子１８等が設けられている。入出力端子１７は、本例では、携帯電話５を介して通信回線４に接続されたり、コンピュータ６に接続されたりする。動作モード表示部１４には、本例では、測定準備が完了した状態を示す準備完了表示ランプ１４ａ、測定中であることを示す測定中表示ランプ１４ｂ、測定者の呼気に含まれるアルコール濃度が所定濃度を超えていることを示す飲酒検知表示ランプ１４ｃが設けられている。説明の簡略化のため以下の動作説明では、この動作モード表示部１４の説明を省く。また、吹き込み部１６は、図２に２点鎖線で示すようにケース１０から突出した使用位置と、ケースから突出しない収納位置との間でケース１０に回動可能に支持されたホルダ１６ａと、該ホルダ１６ａに着脱可能に取り付けられた筒状の吹き込み部１６ｂとを備えている。そして、アルコール検知機２の裏側には、交換用吹き込み部１６ｂを収納する収納部１９（本例では５本の交換用吹き込み部を収納）が設けられている。このアルコール検知機２は、取付ホルダ２０により壁面に保持するようにすることもできる。
【００２０】
アルコール検知機２の制御系統の構成について説明すると、図４のブロック図に示すように、この機器は、測定者を識別する情報としてのＩＤ（本例では複数の数字からなっている。）を複数人分記憶するＩＤ記憶部３１と、ＩＤ入力ボタン１１を介して入力されたＩＤとＩＤ記憶部３１に記憶されたＩＤとを照合することにより測定者を特定する測定者特定手段３２と、吹き込み部１６を介して取り込んだ測定者の呼気中のアルコール濃度を測定するアルコール濃度センサ３３（例えば半導体式ガスセンサ）と、該測定結果を表示部１５に表示することにより測定者に報知する報知手段３４と、測定者ごとの測定結果をそれぞれ複数回分（例えば５０回）記憶する測定結果記憶手段３５と、測定結果が所定の許容アルコール濃度を越えていると、ＩＤ及び測定結果を入出力端子１７及び携帯電話５を介して所定の通報先に通報する通報手段３６と、入出力端子１７を介してＩＤ記憶部３１に外部からＩＤを入力したり、測定結果記憶手段３５に記憶された測定結果を外部に出力したりするデータ入出力手段３７とを備えている。
【００２１】
設備管理装置３は、図４のブロック図に示すように、各測定者についてＩＤを含む測定者情報を記憶する測定者情報記憶手段４１と、アルコール検知機２からの通報を受信して通報に係る測定者についての測定結果を測定者情報記憶手段４１に記録する通報受信手段４２と、ＩＤ入力部４３を介して入力されたＩＤと測定者情報記憶手段４１に記憶されたＩＤとを照合することにより測定者を特定する測定者特定手段４４と、特定された測定者による設備の利用を禁止又は制限する設備管理手段４５とを備えている。設備管理手段４５による設備の利用を禁止又は制限された状態を解除する態様としては、特に限定されないが、所定の管理者によってのみ解除されるように構成する態様や、測定されたアルコール濃度に応じた所定時間が経過すると自動的に解除されるように構成する態様や、アルコール検知機２により所定の濃度以下であることが測定されると解除されるように構成する態様（この場合は、アルコール検知機２が測定結果を毎回設備管理装置３に通報するように構成したり、許容アルコール濃度を超えていないときでもアルコール検知機２に強制的に通報させるための手段を備えさせたりする。）を例示する。
【００２２】
次に、本飲酒管理システム１の一連の動作について、図５のフローチャートを参照しながら説明する。まず、アルコール検知機２は、測定者がＩＤ入力ボタン１１を介してＩＤを入力すると、測定者特定手段３２により前述の通り測定者を特定する（ステップＳ５０）。その結果をチェックし（ステップＳ５１）、測定者が特定できなければ、アルコール検知機２はすぐに処理を終了する（ステップＳ５７）。ステップＳ５１で測定者が特定できれば、吹き込み部１６を介して測定者の呼気を取り込み、アルコール濃度センサ３３によりアルコール濃度を測定し（ステップＳ５２）、その測定結果を測定結果記憶手段３５に記憶させるとともに（ステップＳ５３）、測定結果を報知手段３４により表示部１５に表示する（ステップＳ５４）。次いで、この測定結果をチェックし（ステップＳ５５）、これが所定のアルコール濃度を超えているときは、その測定に係るＩＤ及び測定結果を通報手段３６により、設備管理装置３に通報する（ステップＳ５６）。設備管理装置３では、このＩＤ及び測定結果を通報受信手段４２により受信すると、そのＩＤについての測定者情報に測定結果を記録する（ステップＳ６０）。その後、その測定者が設備を利用するためにＩＤを設備管理装置３のＩＤ入力部に入力すると、設備管理装置３は測定者特定手段により測定者を特定し、設備管理手段４５により建物の入出管理システム９を制御することにより建物の利用を禁止又は制限する。
【００２３】
以上のように構成された本発明のアルコール検知機２によれば、測定者を特定し、測定者ごとに測定結果を記憶したり、測定者を識別する情報とともに測定結果を通報するように構成されているので、複数人で共用することができる。このため、コストを低減することができる。
【００２４】
また、本設備管理装置３によれば、アルコール検知機２から通報があると、自動的に該測定者による所定の設備の利用を禁止又は制限するように構成されているので、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる。
【００２５】
また、飲酒管理システム１によれば、アルコール検知機２及び設備管理装置３の効果を得ることができる。即ち、複数人で共用でき、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができる。
【００２６】
次に、図６は、本発明を具体化した第二実施形態の飲酒管理システム８０を示している。この実施形態は、以下の点において、第一実施形態と主に相違している。従って、第一実施形態と共通する部分については、同実施形態と同一符号を付することにより、重複説明を省く。
【００２７】
本例の飲酒管理システム８０は、設備としての自動車８９の利用を管理するものであり、アルコール検知機２と設備管理装置８１とは、ケーブル８２を介して１対１で直接接続されており、両装置２，８１ともに自動車８９に設置されている。従って、設備管理装置８１は、アルコール検知機２から通報を通報受信手段４２により受信すると、すぐに設備管理手段４５により自動車の利用を禁止又は制限するように構成されている。このため、第一実施形態とは異なり、設備管理装置８１は、測定者情報記憶手段４１と、測定者特定手段４４とを備えていない。そして、本例によっても、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
【００２８】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
（１）第一実施形態において、測定結果及びＩＤを電子メールにより通報するように構成すること。
（２）各実施形態において、測定者を特定する方法を適宜変更すること。例えば、ＩＤとともにパスワードを入力させたり、ＩＤが記録された記録媒体から該ＩＤを読み込んだり、ＩＤに代えて測定者の身体的特徴（指紋、網膜パターン等）を読み込んだりし、これらに基づいて特定するように構成することを例示する。
【００２９】
【発明の効果】
本発明に係るアルコール検知機によれば、複数人で共用できるという優れた効果を奏する。
【００３０】
また、本発明に係る設備管理装置によれば、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができるという優れた効果を奏する。
【００３１】
また、本発明に係る飲酒管理システムによれば、複数人で共用でき、飲酒又は酒気帯び状態にある測定者による問題行動を未然に防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第一実施形態に係る飲酒管理システムの全体構成を示す図である。
【図２】同システムのアルコール検知機の表側の外観を示す斜視図である。
【図３】同アルコール検知機の裏側の外観を示す斜視図である。
【図４】同システムの構成を示すブロック図である。
【図５】同システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
【図６】本発明の第二実施形態に係る飲酒管理システムの全体構成を示す図である。
【符号の説明】
１ 飲酒管理システム
２ アルコール検知機
３ 設備管理装置
４ 通信回線
９ 建物の入出管理システム
３１ ＩＤ記憶部
３２ 測定者特定手段
３３ アルコール濃度センサ
３４ 報知手段
３５ 測定結果記憶手段
３６ 通報手段
４２ 通報受信手段
４５ 設備管理手段
８０ 飲酒管理システム
８１ 設備管理装置
８９ 自動車[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an alcohol detector intended for use by a plurality of persons, a facility management device linked to the detector, and a drinking management system including the same.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art In recent years, many serious accidents due to drinking have occurred, and management of the degree of drinking / drinking during work for people engaged in work in the field of transportation and medical care has been asked.
[0003]
As a conventional alcohol detector, a mobile phone with an alcohol detection function described in Patent Document 1 is exemplified. This mobile phone has a built-in alcohol measurement sensor in the microphone section, and a determination circuit that determines whether or not the alcohol component measured by the sensor is within a set allowable range, and displays the determination result on a display section. It is displayed. Further, a warning is issued from the speaker unit, a notification is sent to a telephone number registered in advance in the memory, and data and an alert are transmitted to a mail address registered in advance in the memory.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Publication No. 7-33162
[Problems to be solved by the invention]
However, since the conventional alcohol detector is realized as an additional function of the mobile phone used for personal use, in order to use it for managing the drinking of the employee in the company, each employee as a measurer has to possess it. There is a problem that it is necessary and costly.
[0006]
Further, since the determination result is only transmitted, there is a problem that unless the receiving side always checks it, it is impossible to stop the problematic behavior by the measurer who is drinking or drinking.
[0007]
An object of the present invention is to solve the above problems and to provide an alcohol detector that can be shared by a plurality of persons.
[0008]
Another object of the present invention is to provide a facility management apparatus that solves the above-mentioned problems and that can prevent problematic behavior by a measurer who is drinking or drinking.
[0009]
Another object of the present invention is to provide a drinking management system that solves the above-mentioned problems, can be shared by a plurality of persons, and can prevent problematic behavior by a measurer who is drinking or drinking.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an alcohol detector according to the present invention includes: an alcohol concentration sensor that measures an alcohol concentration in a breath of a measurer; and an alcohol detector that includes a notification unit that reports the measurement result to the measurer. And a measurer specifying means for specifying a measurer, a measurement result storage means for storing a measurement result for each measurer, and information for identifying the measurer when the measurement result exceeds a predetermined concentration. And a reporting means for reporting the measurement result to a predetermined reporting destination.
[0011]
As the measurer specifying means, any method for specifying the measurer himself can be used, and is not particularly limited, and it is possible to input identification information for identifying the measurer, or to input a password together with the identification information. An example in which the identification information is read from a recording medium on which the identification information is recorded, or the physical characteristics (fingerprint, retinal pattern, etc.) of the measurer are read, and the identification is performed based on these.
[0012]
According to this configuration, the measurement person is specified, the measurement result is stored for each measurement person, and the measurement result is reported together with the information for identifying the measurement person. it can. For this reason, cost can be reduced.
[0013]
Further, the facility management device of the present invention includes a report receiving unit that receives a report from the alcohol detector, and a facility management unit that prohibits or restricts use of a predetermined facility with respect to the notified measurer. ing.
[0014]
Examples of the facility include, but are not particularly limited to, an automobile, a building (including entering and exiting a building), and the like. The mode of connecting the alcohol detector and the facility management device is not particularly limited, but a mode of connecting wirelessly (radio wave, light, infrared ray, or the like) or wired is exemplified.
[0015]
According to this configuration, when the notification from the alcohol detector is made, the use of the predetermined facility by the measurer is automatically prohibited or restricted, so that the measurement in the drinking or drinking state is performed. The problem behavior by the person can be prevented beforehand.
[0016]
Moreover, the drinking management system of the present invention includes the alcohol detector and the equipment management device.
[0017]
According to this configuration, the effects of the alcohol detector and the facility management device can be obtained. In other words, the problem can be prevented beforehand by a measurer who can be shared by a plurality of persons and who is drinking or drinking.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
1 to 5 show a drinking management system 1 according to a first embodiment of the present invention. As shown in FIG. 1, the system 1 includes an alcohol detector 2 intended for use by a plurality of persons, and a facility management device 3 connected to the detector via a communication line 4. In this example, a mode is shown in which the entrance / exit management system 9 is controlled by the drinking management system 1 and entrance / exit of a measurer into / from a building as equipment is managed.
[0019]
As shown in the external views of FIGS. 2 and 3, the alcohol detector 2 has an ID input button 11 for inputting an ID as identification information for identifying the measurer on the front side thereof, and the alcohol detector 2 is included in the breath of the measurer. A measurement button 12 for measuring the alcohol concentration to be measured, a transfer button 13 for transferring the measurement result to the outside via the input / output terminal 17, an operation mode display section 14 for displaying the current operation mode, A display unit 15 for displaying the measured alcohol concentration, the date and time, etc., a blowing unit 16 for the measurer to blow breath, an input / output terminal 17, and a power supply (AC power supply 21, DC power supply 22, etc.) are connected. A power supply terminal 18 and the like are provided. In this example, the input / output terminal 17 is connected to the communication line 4 via the mobile phone 5 or to the computer 6. In this example, the operation mode display section 14 displays a preparation completion display lamp 14a indicating that the measurement preparation is completed, a measurement display lamp 14b indicating that the measurement is being performed, and the alcohol concentration contained in the breath of the measurer. An alcohol detection indicator lamp 14c indicating that the concentration is exceeded is provided. For simplicity of description, the description of the operation mode display section 14 will be omitted in the following operation description. Further, as shown by a two-dot chain line in FIG. 2, the blowing portion 16 includes a holder 16 a rotatably supported by the case 10 between a use position that protrudes from the case 10 and a storage position that does not protrude from the case, A cylindrical blowing section 16b detachably attached to the holder 16a. On the back side of the alcohol detector 2, there is provided a storage portion 19 (in this example, five replacement blowing portions) for storing the replacement blowing portion 16b. The alcohol detector 2 may be held on a wall surface by a mounting holder 20.
[0020]
The configuration of the control system of the alcohol detector 2 will be described. As shown in the block diagram of FIG. 4, this device has an ID (consisting of a plurality of numbers in this example) as information for identifying a measurer. An ID storage unit 31 for storing a plurality of persons, a measurer specifying unit 32 for specifying a measurer by comparing an ID input through the ID input button 11 with an ID stored in the ID storage unit 31, An alcohol concentration sensor 33 (for example, a semiconductor gas sensor) for measuring the alcohol concentration in the breath of the measurer taken through the blowing section 16 and a notifying means for notifying the measurer by displaying the measurement result on the display section 15 34, a measurement result storage means 35 for storing a plurality of measurement results (e.g., 50 times) for each measurer, and a measurement result exceeding a predetermined allowable alcohol concentration. A reporting means 36 for reporting the ID and the measurement result to a predetermined reporting destination via the input / output terminal 17 and the mobile phone 5; and inputting an ID from the outside to the ID storage unit 31 via the input / output terminal 17, A data input / output unit 37 for outputting the measurement result stored in the measurement result storage unit 35 to the outside;
[0021]
As shown in the block diagram of FIG. 4, the equipment management device 3 receives a report from the alcohol detector 2 and a measurer information storage unit 41 that stores measurer information including an ID for each measurer. The message receiving means 42 for recording the measurement result of the measurer in the measurer information storage means 41 and the ID input via the ID input section 43 and the ID stored in the measurer information storage means 41 are compared. Thus, a measurer specifying means 44 for specifying the measurer and a facility management means 45 for prohibiting or restricting the use of the facility by the specified measurer are provided. The mode in which the use of the facility by the facility management means 45 is prohibited or restricted is released is not particularly limited, but may be configured to be released only by a predetermined manager, or according to the measured alcohol concentration. In this case, the alcohol is automatically released when the predetermined time has elapsed, or when the alcohol detector 2 determines that the concentration is lower than the predetermined concentration (in this case, alcohol The detector 2 may be configured to report the measurement result to the equipment management device 3 every time, or the alcohol detector 2 may be provided with a unit for forcibly reporting the result even when the allowable alcohol concentration is not exceeded.) Is exemplified.
[0022]
Next, a series of operations of the drinking management system 1 will be described with reference to a flowchart of FIG. First, when the measurer inputs the ID via the ID input button 11, the alcohol detector 2 specifies the measurer by the measurer specifying means 32 as described above (step S50). The result is checked (step S51). If the measurer cannot be specified, the alcohol detector 2 immediately ends the processing (step S57). If the measurer can be specified in step S51, the breath of the measurer is taken in through the blowing section 16, the alcohol concentration is measured by the alcohol concentration sensor 33 (step S52), and the measurement result is stored in the measurement result storage means 35. (Step S53), the measurement result is displayed on the display unit 15 by the notification means 34 (Step S54). Next, the measurement result is checked (step S55), and when it exceeds a predetermined alcohol concentration, the ID and the measurement result relating to the measurement are reported to the equipment management device 3 by the reporting means 36 (step S56). . When the facility management device 3 receives the ID and the measurement result by the notification receiving unit 42, the measurement result is recorded in the measurer information for the ID (step S60). Thereafter, when the measurer inputs the ID into the ID input section of the facility management device 3 in order to use the facility, the facility management device 3 specifies the measurer by the measurer specifying means, and enters and exits the building by the facility management means 45. By controlling the management system 9, the use of the building is prohibited or restricted.
[0023]
According to the alcohol detector 2 of the present invention configured as described above, a measurer is specified, a measurement result is stored for each measurer, and the measurement result is reported together with information for identifying the measurer. It can be shared by multiple people. For this reason, cost can be reduced.
[0024]
In addition, according to the facility management device 3, when the alcohol detector 2 reports, the measurer is automatically configured to prohibit or restrict the use of the facility by the measurer. The problematic behavior by the measurer in the state can be prevented beforehand.
[0025]
Further, according to the drinking management system 1, the effects of the alcohol detector 2 and the facility management device 3 can be obtained. In other words, the problem can be prevented beforehand by a measurer who can be shared by a plurality of persons and who is drinking or drinking.
[0026]
Next, FIG. 6 shows a drinking management system 80 according to a second embodiment of the present invention. This embodiment differs from the first embodiment mainly in the following points. Therefore, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals as those in the first embodiment, and the description thereof will not be repeated.
[0027]
The drinking management system 80 of this example manages the use of the automobile 89 as equipment, and the alcohol detector 2 and the equipment management device 81 are directly connected to each other via a cable 82 in a one-to-one relationship. Both devices 2 and 81 are installed in the automobile 89. Therefore, the equipment management device 81 is configured to prohibit or restrict the use of the automobile by the equipment management means 45 as soon as a notification is received from the alcohol detector 2 by the notification receiving means 42. For this reason, unlike the first embodiment, the facility management device 81 does not include the measurer information storage unit 41 and the measurer specifying unit 44. According to this example, the same effect as that of the first embodiment can be obtained.
[0028]
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, and may be embodied with appropriate modifications without departing from the spirit of the invention, for example, as described below.
(1) In the first embodiment, the measurement result and the ID are configured to be notified by e-mail.
(2) In each embodiment, a method of specifying a measurer is appropriately changed. For example, a password may be input together with the ID, the ID may be read from a recording medium on which the ID is recorded, or the physical characteristics (fingerprint, retinal pattern, etc.) of the measurer may be read instead of the ID. An example is shown in which the configuration is specified.
[0029]
【The invention's effect】
ADVANTAGE OF THE INVENTION According to the alcohol detector which concerns on this invention, the outstanding effect that it can be shared by several persons is produced.
[0030]
Further, according to the equipment management device of the present invention, there is an excellent effect that it is possible to prevent problematic behavior by a measurer who is drinking or drinking.
[0031]
Further, according to the drinking management system according to the present invention, there is an excellent effect that it can be shared by a plurality of persons, and a problematic behavior by a measurer who is drinking or drinking can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an entire configuration of a drinking management system according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing an appearance of a front side of the alcohol detector of the system.
FIG. 3 is a perspective view showing the appearance of the back side of the alcohol detector.
FIG. 4 is a block diagram showing a configuration of the system.
FIG. 5 is a flowchart showing a flow of processing in the system.
FIG. 6 is a diagram illustrating an entire configuration of a drinking management system according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 drinking management system 2 alcohol detector 3 equipment management device 4 communication line 9 building access control system 31 ID storage unit 32 measurer identification unit 33 alcohol concentration sensor 34 notification unit 35 measurement result storage unit 36 notification unit 42 notification reception unit 45 Equipment management means 80 Drinking management system 81 Equipment management device 89 Automobile
