JP2004242007A - 通信ノード、ルーティング情報広告方法、ルーティング情報広告プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

通信ノード、ルーティング情報広告方法、ルーティング情報広告プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークの安定性を向上させ、また、同一ノード間で多数のリンクが存在する場合も含めて、一般のネットワークトポロジーに適用可能とする。
【解決手段】まず、通常のルーティングプロトコルを用いて、自ネットワークのトポロジー情報を収集する。次に、該トポロジー情報に基づいて、ルーティング情報配送用のツリーを作成する。ツリーの作成後、各ルータ10〜13は、現在ルーティング情報を広告するために使用しているリンクの中で、このツリーに含まれていないものがあるか否かを調べる。そして、ルーティング情報配送用ツリーに含まれているリンク上にのみ、ルーティング情報を含むパケットを送信し、ツリーに含まれていないリンクに対しては、ルーティング情報の送信を停止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IPやMPLSなどのバケットスイッチを利用したネットワーク、およびGMPLS等のTDMスイッチ・光スイッチで構成されるネットワークにおける経路制御を行なう通信ノード、ルーティング情報広告方法、ルーティング情報広告プログラムおよび記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットやLANの急速な普及から、IPトラヒックを含めたデータトラヒックが指数関数的に増加している。トラヒックの増加に対応するため、バックボーンネットワークは高速化と大規模化する方向にある。
【0003】
IPネットワークにおいて、網内のルーティングを解決するために、網内の各ルータでは、OSPFやIS−IS等のリンク状態型ルーティングプロトコルが動作している(例えば、非特許文献1参照)。これらのルーティングプロトコルを用いて、各ルータは、自ネットワークのトポロジー(接続構成)を把握し、IPパケットの転送に必要なIPパケット転送表の作成を行なう。これらのルーティングプロトコルでは、ルーティング情報を網内に配布する際に、「Reliable Flooding」と呼ばれる広告方式で行なっている。基本的に、この方式では、各ルータが持つインターフェイスの全てに同じルーティング情報を含むバケット送信するため、ルーティング情報の配送の効率性に問題があった。特に、各ルータがメッシュ接続しているネットワークにおいては、網内のプロトコルのメッセージ量がルータ数の2乗に比例するため、大規模網では安定的な運用に問題があった。
【0004】
さらに、最近では、VoIP(Voice over IP)やストリーミング配信などに対応するための高度なサービスを提供するメカニズムがネットワークに求められている。このような要求に対応するため、これまでにMPLS(Multiprotocol Label Switching)が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
【0005】
MPLSは、転送するパケットに固定長のラベルを付与し、ラベルをもとに通信網内の各ノードで転送する方路を決定する。このMPLSをIPバックボーンネットワークに導入することにより、品質保証や負荷分散などの高度なトラフィック・エンジニアリング(Trafric Engineering)が可能となる。このトラフィック・エンジニアリングを行なうために必要なリンク状態を網内に配信する手段としても、ルーティングプロトコルは用いられている。
【0006】
また、最近では、GMPLSのように、IPネットワーク以外のTDMスイッチや光クロスコネクト、光スイッチ等のパケットを扱わない通信ノードで構成されるネットワークにおいても、ネットワークのトポロジーとリンク状態の情報収集のために、OSPFやIS−ISなどのルーティングプロトコルが用いられている(例えば、非特許文献3参照)。
【0007】
【非特許文献1】
J.Moy,0SPF: Anatomy of an lnternet routing protocol, Addison−Wesley,1998.
【非特許文献2】
宮村崇、栗本崇、青木道宏、『A Scalable Multipath Algorithm in Hierarchical MPLS Networks』,Proc.of WTC/ISS2002.
【非特許文献3】
J.Moy,『Flooding over a subset topology』,IETF,Internet Draft,February 2001.
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ネットワークの大規模化とルーティングプロトコルで配送すべき情報の種類の多様化により、ネットワーク内のルーティングプロトコルのメッセージ量が増大し、プロトコルを処理する各ルータのプロセッサにかかる負荷が問題となっている。プロセッサに高負荷がかかると、プロトコルの各メッセージの処理時間が増大するため、網内のルーティングの収束時間が増大する。最終的には、ルーティングのループの発生などネットワーク内にさまざまな不安定を引き起こすことになり、問題であった。
【0009】
このような問題を解決する手段として、「リフレッシュ停止」と「リンクパンドリング」という技術がこれまでに提案されている。
【0010】
まず、「リフレッシュ停止」について説明する。通常のルーティングプロトコルでは、ネットワーク内のルータの接続構成に変更がない場合でも、定期的にトポロジー情報を保持するデータベースを更新している。この更新をリフレッシュと呼ぶ。この方式では、トポロジーに変化がなかった場合には、リフレッシュを停止し、無駄なルーティング情報の配布を抑制する。この方式は、トポロジーに変化がほとんどない安定したネットワークには有効である。しかし、トラフィック・エンジニアリングに必要なリンク状態の広告を行なう場合のように、ネットワークのトポロジーは変化しない場合でも、定期的にルーティングプロトコルによる広告が必要なケースでは有効でない。
【0011】
次に、「リンクバンドリング」について説明する。図6に示すように、2つのルータ1,2間に複数のリンクが存在する場合、通常のルーティングプロトコルでは、リンク毎に隣接関係を確立し、それぞれ個別にルーティング情報を広告している。この方式では、複数のリンクを1つのリンクに束ね(=バンドリング)て、仮想的な1つのリンクとして、ネットワーク内に広告することで、無駄なルーティング情報の広告を抑制している。この方式は、図6に示すように、特定ルータ1,2間に複数のリンクが存在する場合のみ有効で、1つのルータが異なる複数のルータと接続している場合には適用できない。
【0012】
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、ルーティングの収束時間を短縮することができ、かつ最終的にはネットワークの安定性を向上させることができ、また、同一ノード間で多数のリンクが存在する場合も含めて、一般のネットワークトポロジーに適用させることができる通信ノード、ルーティング情報広告方法、ルーティング情報広告プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、ネットワーク上に配置され、ルーティングプロトコルが動作している通信ノードにおいて、ルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するトポロジー演算手段と、前記トポロジー演算手段により計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択する選択手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の通信ノードにおいて、前記トポロジー演算手段は、ルーティングプロトコルのメッセージ配送用のトポロジーにおいて各ノードが接続しているノード数に基づいて、そのノードに接続しているリンクを前記トポロジーに追加することによって前記トポロジーを再計算することを特徴とする。
【0015】
また、請求項3記載の発明では、請求項2記載の通信ノードにおいて、前記トポロジー演算手段は、前記トポロジーを再計算する際、自ネットワークのトポロジーでは2つ以上のノードと隣接しているノードであって、計算されたメッセージ配送に用いるトポロジーでは隣接しているノード数が2つ未満である場合に限り、メッセージ配送に用いるトポロジーに該ノードと隣接するノードを追加することを特徴とする。
【0016】
また、上述した問題点を解決するために、請求項4記載の発明では、複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルのルーティング情報広告方法において、ルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算し、前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択することを特徴とする。
【0017】
また、請求項5記載の発明では、請求項4記載のルーティング情報広告方法において、ルーティングプロトコルを配送するために用いるトポロジーを計算する際に、ルーティングプロトコルのメッセージ配送用のトポロジーにおいて各ノードが接続しているノード数に基づいて、そのノードに接続しているリンクを前記トポロジーに追加することによって前記トポロジーを再計算することを特徴とする。
【0018】
また、請求項6記載の発明では、請求項4記載のルーティング情報広告方法において、ルーティングプロトコルのメッセージ配送に用いるトポロジーを再計算する際に、自ネットワークのトポロジーでは2つ以上のノードと隣接しているノードであって、計算されたメッセージ配送に用いるトポロジーでは隣接しているノード数が2つ未満であった場合に限り、メッセージ配送に用いるトポロジーに該ノードと隣接するノードを追加することを特徴とする。
【0019】
また、上述した問題点を解決するために、請求項7記載の発明では、複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するステップと、前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0020】
また、上述した問題点を解決するために、請求項8記載の発明では、複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するステップと、前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択するステップとをコンピュータに実行させるルーティング情報広告プログラムを記録したことを特徴とする。
【0021】
この発明では、トポロジー演算手段により、ルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算し、選択手段により、前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択する。したがって、冗長なルーティング情報の広告を抑制することでき、各通信ノードにおけるプロセッサのルーティングプロトコルを処理する負荷を削減すること可能となる。各ノードのプロセッサの処理負荷を削減することは、ルーティングの収束時間を短縮し、最終的にはネットワークの安定性を向上させることが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
【0023】
まず、本実施形態によるルーティング情報広告方式について説明する。図1は、IPネットワークの一例を示す概念図である。図1に示すネットワークは、4つのノード10,11,12,13で構成され、ノード10〜13の各々は、互いに実線で示すリンクで接続されている。ノード10〜13の各々では、OSPFやIS−ISなどのリンク状態型ルーティングプロトコルが動作しでおり、自ネットワークのトポロジーを学習可能である。
【0024】
本実施形態の広告方式を説明する前に、通常のリンク状態型ルーティングプロトコルで採用されている「Reliable Flooding」と呼ばれる広告方式について説明する。図1に示す矢印は、ルーティング情報を含むパケットが送信される方向を表している。ここで、ノード13と接続しているサブネット20との間のリンクに障害が発生したと仮定する。ノード13は、サブネット20が到達不能になったという情報を網内の他のルータに伝達する必要がある。通常、この情報は、ルーティングプロトコルの隣接関係を確立している全ルータに広告される。
【0025】
図1に示す矢印のように、ノード13は、ノード10,11,12の更新されたルーティング情報を広告する。この時点で、網内の全ルータは、ノード13からの更新されたルーティング情報を受信している。しかし、従来の広告方式では、さらにノード10,11,12は、各々、このルーティング情報の送信元であるノード13以外の全ルータに同じ情報を再度広告する。このように、従来の広告方式では、冗長なルーティング情報を多数広告するため、処理すべきプロトコルのメッセージ量が増大し、特に大規模なネットワークでは、各ルータにおける、そのメッセージの処理負荷が問題であった。
【0026】
本実施形態では、ルーティング情報を含むパケットの送信に利用するリンクを限定することによって上記問題を解決する。
【0027】
図2は、本発明の実施形態による広告方式の動作を説明するためのフローチャートある。まず、通常のルーティングプロトコルを用いて、自ネットワークのトポロジー情報を学習する(S1)。次に、該トポロジー情報に基づいて、ルーティング情報配送用のツリー(木)を作成する(S2)。最終的には、このルーティング情報配送用ツリーに含まれているリンク上にのみ、ルーティング情報を含むパケットが送信される。このツリーの計算アルゴリズムの詳細については後述する。
【0028】
このツリーの計算が終わると、網内の各ルータ10〜13は、現在ルーティング情報を広告するために使用しているリンクの中で、このツリーに含まれていないものがあるか否かを調べる。そして、そのようなリンクが存在すれば、以後、このリンク上でのルーティング情報の送信を停止する(S3)。このとき、このリンク上に確立されている隣接関係を停止してもよいし、隣接関係を維持したままFloodingのみを停止するようにしてもよい。
【0029】
図3は、ルーティング情報配送用ツリーの一例を示す概念図である。図において、ノード10−ノード13間とノード11−ノード12間のリンクでのルーティング情報の送信が停止されている。先ほどの例と同様に、ノード13とサブネット20との間のリンクに障害が発生した場合を考える。ノード13は、ノード11とノード12にルーティング情報を広告する。次に、ノード11とノード12は、ノード13以外にはノード10に対してしかルーティング情報を広告できないため、ルーティング情報をノード10に送信する。以上で、ルーティング情報の網内への配布が完了する。図3に示す場合と比較すると、網内で発生するプロトコルのメッセージ数が削減されていることが分る。
【0030】
次に、図3に示すルーティング情報配送用のツリーを計算するアルゴリズムについて説明する。図4は、このアルゴリズムを説明するためのフローチャートである。まず、自ネットワークのトポロジーから最小木(Minimum spanning tree)を作成する(S10)。最小木を計算するアルゴリズムとしては、プリム・アルゴリズム(Prim algorithm)などが知られている。
【0031】
図5は、図4に示すネットワークに対する最小木を示す概念図である。ここで、最小木の代わりに最短木(Shotest path tree)を用いてもよい。なお、最短木の計算には、Dijkstra Algorithmなどが利用できる。
【0032】
この最小木をルーティング情報配送用ツリー(以下、単に配送木と呼ぶ)として用いてもよいが、その場合、次のような問題が発生する。図5において、仮にノード10とノード11との間のリンクに障害が発生すると、ルーティングのドメインが2つに分割されてしまい、例えばノード10は、ノード13までのルーティングを解決できなくなる。この問題を解決する手段について説明するが、そのために、まず、ノードの次数について定義する。
【0033】
ノードの次数:そのノードに接続しているリンクの数
【0034】
例えば、リンクを2本持つノードの次数は「2」となる。
【0035】
まず、配送木の初期状態を最小木に設定する。そして、配送木におけるノードの次数を計算する。
【0036】
次に、条件A:「元のネットワークでのノードの次数が2以上」でかつ、「配送木でのノードの次数が2未満」を満たすノードが存在するかを判定し(S11)、条件Aを満たす場合、該当するノードのリンクを配送木に追加する(S12)。
【0037】
複数の追加すべきリンクの候補がある場合、以下の2つの選択方法がある。
・複数の候補となるリンクの中からランダムに1つを選択。
・複数の候補となるリンクの中で、最も小さい次数を持つ対向ノードと接続しているリンクを1つ選択。
【0038】
次に、再度、配送木の次数を計算し(S13)、再び、ステップS11で、条件1を満たすか否かをチェックする。もし、条件Aを満たすのであれば、ステップS12で、リンクを追加する。
【0039】
一方、条件Aを満たさない場合には、そのときの配送木をルーティング情報配送用ツリーとして利用する(S14)。以上がアルゴリズムの詳細である。
【0040】
なお、上述した実施形態は、ルーティングプロトコルにおけるルーティング情報の広告方式に関するものであり、対象とするノードがパケット交換を行なうIPルータやMPLSルータであっても、パケット交換を行なわないTDMスイッチや光スイッチ・光クロスコネクトであっても適用可能である。
【0041】
また、上述したルータの機能は、図示しない記憶部に記憶されたプログラムを実行することで実現するようになっている。記憶部は、ハードディスク装置や光磁気ディスク装置、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリやRAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成されるものとする。また、上記記憶部とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含む。
【0042】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、上述した処理の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した処理をルータに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0043】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は、上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ルーティングプロトコルが動作しているネットワークにおいて、効率的なルーティング情報の広告方式を提供することが可能になるため、冗長なルーティング情報の広告を抑制することでき、各通信ノードにおけるプロセッサのルーティングプロトコルを処理する負荷を削減すること可能となる。各ノードのプロセッサの処理負荷を削減することは、ルーティングの収束時間を短縮し、最終的にはネットワークの安定性を向上することができるという利点が得られる。また、本発明によれば、同一ノード間で多数のリンクが存在する場合も含めて、一般のネットワークトポロジーに適用可能であり、トラフィック・エンジニアリングに用いられる帯域情報等のリンク状態情報の配送も効率化可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IPネットワークの一例を示す概念図である。
【図2】本発明の実施形態による広告方式の動作を説明するためのフローチャートある。
【図3】ルーティング情報配送用ツリーの一例を示す概念図である。
【図4】このアルゴリズムを説明するためのフローチャートである。
【図5】図4に示すネットワークに対する最小木を示す概念図である。
【図6】2つのルータ間に複数のリンクが存在する場合のIPネットワークの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
10,11,12,13 ノード(トポロジー演算手段、選択手段)
20 サブネット

Claims (8)

  1. ネットワーク上に配置され、ルーティングプロトコルが動作している通信ノードにおいて、
    ルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するトポロジー演算手段と、
    前記トポロジー演算手段により計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択する選択手段と
    を具備することを特徴とする通信ノード。
  2. 前記トポロジー演算手段は、ルーティングプロトコルのメッセージ配送用のトポロジーにおいて各ノードが接続しているノード数に基づいて、そのノードに接続しているリンクを前記トポロジーに追加することによって前記トポロジーを再計算することを特徴とする請求項1記載の通信ノード。
  3. 前記トポロジー演算手段は、前記トポロジーを再計算する際、自ネットワークのトポロジーでは2つ以上のノードと隣接しているノードであって、計算されたメッセージ配送に用いるトポロジーでは隣接しているノード数が2つ未満である場合に限り、メッセージ配送に用いるトポロジーに該ノードと隣接するノードを追加することを特徴とする請求項2記載の通信ノード。
  4. 複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルのルーティング情報広告方法において、
    ルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算し、
    前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択することを特徴とするルーティング情報広告方法。
  5. ルーティングプロトコルを配送するために用いるトポロジーを計算する際に、ルーティングプロトコルのメッセージ配送用のトポロジーにおいて各ノードが接続しているノード数に基づいて、そのノードに接続しているリンクを前記トポロジーに追加することによって前記トポロジーを再計算することを特徴とする請求項4記載のルーティング情報広告方法。
  6. ルーティングプロトコルのメッセージ配送に用いるトポロジーを再計算する際に、自ネットワークのトポロジーでは2つ以上のノードと隣接しているノードであって、計算されたメッセージ配送に用いるトポロジーでは隣接しているノード数が2つ未満であった場合に限り、メッセージ配送に用いるトポロジーに該ノードと隣接するノードを追加することを特徴とする請求項4記載のルーティング情報広告方法。
  7. 複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するステップと、
    前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択するステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするルーティング情報広告プログラム。
  8. 複数の通信ノードで構成されているネットワーク上で動作しているルーティングプロトコルで学習したネットワークのトポロジーとは別に、ルーティングプロトコルのメッセージを配送するために用いるトポロジーを計算するステップと、
    前記計算されたトポロジーに基づいて、ルーティング情報を含むパケットを送信するリンクを選択するステップと
    をコンピュータに実行させるルーティング情報広告プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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