JP2004241939A - Portable radio apparatus - Google Patents
Portable radio apparatus Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004241939A JP2004241939A JP2003027617A JP2003027617A JP2004241939A JP 2004241939 A JP2004241939 A JP 2004241939A JP 2003027617 A JP2003027617 A JP 2003027617A JP 2003027617 A JP2003027617 A JP 2003027617A JP 2004241939 A JP2004241939 A JP 2004241939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- mobile phone
- operation unit
- light emitting
- unit housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Telephone Function (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Telephone Set Structure (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯無線機に関し、例えば携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機においては、携帯時すなわち待受時にはアンテナ素子を筐体内部に収納した状態で使用し、通話時にはアンテナ素子を筐体内部から引き出して使用する引出収納式のホイップアンテナを用いたものが主流である(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−260920号公報(第2、3頁、図1A〜図1C)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、通話時のアンテナ引出状態のときに最も良好なアンテナ特性が得られるように設計されているため、待受時のアンテナ収納状態のときにはアンテナ引出状態のときに比べてアンテナ特性が劣化してしまうという問題がある。
【0005】
またかかる構成の携帯電話機においては、アンテナ引出状態のときには良好なアンテナ特性が得られるが、アンテナを筐体内部から引き出すためにアンテナ素子が長く突出することになり、その分だけ携帯電話機全体として大型化してしまうという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、良好なアンテナ特性を維持しつつ一段と小型軽量化し得る携帯無線機を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、アンテナの地導体として動作する導電性部材と、導電性部材と所定波長以上の長さ隔てられた位置に設けられたアンテナの放射導体と、放射導体を被覆すると共に当該放射導体と導電性部材との間に所定の大きさを有する貫通部を有する被覆手段と、被覆手段又はその近傍を所定の発光素子によって照射することにより発光させる発光手段とを設けるようにする。
【0008】
導電性部材と所定波長以上の長さ隔てられた位置に設けられた放射導体を被覆する被覆手段に対し、放射導体と導電性部材との間に所定の大きさを有する貫通部を設け、当該被覆手段又はその近傍を所定の発光素子により照射して発光させることにより、携帯無線機全体としては貫通部を介して小型軽量化を図ることができると同時に、引出収納式のアンテナと比較して放射導体の状態が不変であるため待受時及び通話時の双方においても良好なアンテナ特性を維持しつつ発光手段によって発光機能を併せ持たせることができるので、スペースの有効利用を図って一段と小型軽量化することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0010】
(1)第1の実施の形態
図1及び図2において、1は本発明を適用した携帯無線機としての携帯電話機を示し、表示部筐体2と操作部筐体3とが当該操作部筐体3の端部に設けられた筐体回転軸4を中心として矢印方向へ回転可能に連結されており、表示部筐体2と操作部筐体3とが重ね合わされた閉塞状態(図1)から展開状態(図2)まで自在に回転し得るようになされている。
【0011】
この表示部筐体2は、中央部分に液晶ディスプレイ等でなる表示部5が設けられると共に、当該表示部5の上方にはスピーカ6、下方には回転及び押圧操作可能なジョグダイヤル7が設けられている。
【0012】
一方、操作部筐体3は、複数の各種操作ボタンを有する操作部8が設けられていると共に、開放端にはアンテナ素子(図示せず)を内蔵する着信表示兼用アンテナ部10が設けられている。
【0013】
また操作部筐体3は、内部に携帯電話機として機能するために必要な各種電気部品の搭載された基板(図示せず)が収納されており、一般的には導電性のシールドケース(図示せず)によって遮蔽されている。
【0014】
着信表示兼用アンテナ部10は、その外形が丸みを帯びた形状でアンテナ素子(図示せず)を被覆した被覆部10Aが操作部筐体3と一体に形成されていると共に、その外形形状にほぼ沿った外形で操作部筐体3の表面側から背面側へ貫通された貫通部11が形成されており、その貫通部11の周側面には当該貫通部11と同形状でなり着信ランプの役割を担う発光ランプ12が嵌め込まれて取り付けられている。
【0015】
ここで図3に示すように、着信表示兼用アンテナ部10のアンテナ構造としては、各種の電気部品が搭載された基板15の左上端部に設けられた給電回路16から当該着信表示兼用アンテナ部10の外形にほぼ沿ったアーチ形状でなるアンテナ素子17に給電されるようになされており、これによりアンテナとして動作する。なおアンテナ素子17としては、NiTi等のある程度の変形であれば元の形状に復元する可逆性材料が用いられている。
【0016】
この携帯電話機1としては、端末自体を小型化するためにアンテナ素子17を引き出し収納式のホイップアンテナとして用いるのではなく、アンテナ素子17を途中で折り曲げて逆Lアンテナとして用いることにより操作部筐体3の全長を短くして小型化を図るようになされている。
【0017】
この場合、携帯電話機1は従来の携帯電話機のような引出収納式のホイップアンテナが用いられている場合と異なり、アンテナ素子17の状態が通話時及び待受時のいずれにおいても変化しないため、常時良好なアンテナ特性を得られるようになされている。
【0018】
ところで携帯電話機1としては、アンテナ素子17を逆Lアンテナとして用いる際、周波数帯域との関係から、放射導体として動作するアンテナ素子17と、アンテナのGNDとして動作するシールドケースや基板15等の導電性部材との間を所定波長以上の長さ隔てる必要があり、その長さに応じたサイズの貫通部11を操作部筐体3の開放端側に形成するようになされている。
【0019】
すなわち第1の実施の形態における携帯電話機1では、アンテナ素子17と基板15等の導電性部材との距離が所定波長以上の長さ必要とされるため、着信表示兼用アンテナ部10と操作部筐体3とが一体形成されている構造では当該操作部筐体3が大型化してしまうことを避けることができない。
【0020】
そこで携帯電話機1では、貫通部11を設けることにより操作部筐体3が大型化してしまう分を当該貫通部11によって補い、当該貫通部11を介して視覚的に小型化されているかの印象をユーザに与え得ると同時に実質的な軽量化にも貢献し得るようになされている。
【0021】
その結果、携帯電話機1は、表示部筐体2及び操作部筐体3の双方いずれにも外部からアンテナを目視できない構成とすることができると共に、貫通部11によって見た目にも軽量化されていることを直感的にユーザに印象付け得るようになされている。
【0022】
因みに、この場合には着信表示兼用アンテナ部10の操作部筐体3と一体形成されている被覆部10Aがアンテナ素子17を被覆することになるので、視覚的にアンテナ素子17を外部から隠蔽し得、アンテナの存在をユーザに感じさせることがない。
【0023】
一方、図4(A)に示すように携帯電話機1は、操作部筐体3の背面構造として、撮像用に所定画素数のCCDカメラ18が設けられていると共に、指の形状を有する指掛用凹部19が貫通部11の近傍の所定位置に形成されている。
【0024】
従って携帯電話機1は、図4(B)に示すように、例えばユーザが当該携帯電話機1を閉塞状態で保持する際に、操作部筐体3の背面に設けられた指掛用凹部19に右手の人差し指を引っ掛け易くかつ人差し指を容易に引っ掛けられるように誘導し得るようになされている。
【0025】
これにより携帯電話機1は、ユーザが当該携帯電話機1の閉塞状態において操作部筐体3を右手で保持したとき、破線で示すように人差し指が着信表示兼用アンテナ10に掛けられることを回避し、かくして人差し指によって着信表示兼用アンテナ10のアンテナ素子17の外側が覆われることにより生じるアンテナ特性の劣化を防止して良好なアンテナ特性を維持し得るようになされている。
【0026】
発光ランプ12は、例えば半透明色でなるアクリル樹脂部材等でなり、図5に示すように、基板15の上端に設けられた複数のLED(Light Emitting Diode)素子21、22、23を介して下方から照射されることにより、導光体として機能し、ほぼアクリル樹脂部材の全面に渡って発光するようになされている。なお発光ランプ12は、アクリル樹脂部材そのものが発光するのではなく、あくまでLED素子21〜23を介して間接的に発光するに過ぎない。
【0027】
ここで発光ランプ12は、図示しない制御部によってLED素子21、22、23の発光タイミングが制御されており、着信があったときに着信ランプとして発光することを主な機能としているが、メールを受信したときに発光したり、CCDカメラ18によって撮影する際の簡易なフラッシュとして発光するようにもなされている。
【0028】
以上の構成において、携帯電話機1は操作部筐体3の開放端側に設けられた着信表示兼用アンテナ部10にアンテナ素子17と基板15との距離が所定波長以上必要とされるためのスペースをそのままデッドスペースとして無駄にするのではなく貫通部11を設けるようにしたことにより、操作部筐体3の全長が長くなることが避けられないとしても当該貫通部11によって視覚的にも小型化されているかのような印象をユーザに与え得ることができると同時に実質的な軽量化にも貢献することができる。
【0029】
また携帯電話機1は、着信表示兼用アンテナ部10における貫通部11の周側面に設けられた発光部12全体を着信時等のタイミングで発光するようにしたことにより、当該着信表示兼用アンテナ部10をアンテナとしてだけ用いるのではなく着信ランプを兼用することができ、かくして操作部筐体3のスペースの有効利用を図ることができると共に発光ランプ12の発光作用によってエンターテインメント性を向上させることができる。
【0030】
さらに携帯電話機1は、操作部筐体3の背面構造として指掛用凹部19が貫通部11の近傍の所定位置に形成されていることにより、当該指掛用凹部19に右手の人差し指を誘導することができるので、人差し指が着信表示兼用アンテナ10のアンテナ素子17の外側が覆われることにより生じるアンテナ特性の劣化を防止して良好なアンテナ特性を維持することができる。
【0031】
以上の構成によれば、携帯電話機1はアンテナ素子17と基板15との距離が所定波長以上の長さ必要とされるための着信表示兼用アンテナ部10におけるスペースに貫通部11を設けると共に、当該貫通部11の周側面に取り付けられた発光部12全体を着信時等のタイミングで発光させることにより、アンテナと着信ランプとを兼用してスペースの有効利用を図ることができると共に良好なアンテナ特性を維持したまま当該貫通部11によって視覚的な小型化及び実質的な軽量化を図ることができる。
【0032】
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6及び図7において、30は本発明を適用した第2の実施の形態における携帯無線機としての携帯電話機を示し、表示部筐体2と操作部筐体31とが当該操作部筐体31の端部に設けられた筐体回転軸32を中心として矢印方向へ回転可能に連結されており、表示部筐体2と操作部筐体31とが重ね合わされた閉塞状態(図6)から展開状態(図7)まで自在に回転し得るようになされている。
【0033】
この操作部筐体31には、第1の実施の形態における操作部筐体3と同様、複数の各種操作ボタンを有する操作部8が設けられている。しかし、操作部筐体31には、第1の実施の形態における操作部筐体3(図1及び図2)とは異なり、開放端にアンテナ素子(図示せず)の内蔵されたチューブ状着信表示兼用アンテナ部33が当該操作部筐体31とは別個に設けられていることを特徴とする。
【0034】
図3との対応部分に同一符号を付して示す図8(A)において、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33は、例えばその外形がほぼ半リング状を有し、エラストマーでなるチューブ状のアンテナカバー34が操作部筐体31の開放端から突出した状態で設けられている。
【0035】
そのアンテナカバー34の内側には、当該アンテナカバー34の外形に沿った形状に折り曲げられた可逆性部材でなるアンテナ素子17が入った構造を有している。
【0036】
このようにチューブ状着信表示兼用アンテナ部33は、アンテナ素子17を覆う被覆手段としてのアンテナカバー34に対してエラストマー等の弾性力を有する材料を用いるようにしたことにより、図8(B)に示すように例えば携帯電話機30自体が落下したときにチューブ状着信表示兼用アンテナ33のアンテナカバー34が矢印方向へ自在に弾性変形し、衝撃等による破損から未然に防止し得るようになされている。
【0037】
なお携帯電話機30は、操作部筐体3の開放端に半リング状でなる弧の閉じたアンテナカバー34によってアンテナ素子17を被覆していることにより、当該アンテナ素子17の先端が破損する等の損傷から未然に防止し得るようになされている。
【0038】
しかしながらチューブ状着信表示兼用アンテナ部33は、第1の実施の形態における着信表示兼用アンテナ部10(図1及び図2)とは異なり、操作部筐体31とは別体に設けられている分だけ当該アンテナカバー34の部分が操作部筐体31から突出することになる。
【0039】
但し、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33におけるアンテナカバー34の部分が操作部筐体31から突出するとは言っても、当該アンテナカバー34と操作部筐体31とが別体で設けられていることにより、当該操作部筐体31の全長が第1の実施の形態における携帯電話機1の操作部筐体3の全長よりも長くなることはない。
【0040】
また同時に携帯電話機30は、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33がほほ半リング状に構成されていることにより、通常のホイップアンテナと比較してみれば操作部筐体31から僅かに突出するだけで済むと同時に、第1の実施の形態における携帯電話機1と比較すれば全体として一段と小型化した印象をユーザに与え得るようになされている。
【0041】
なおチューブ状着信表示兼用アンテナ部33の内部構造としては、各種の電気部品が搭載された基板15の左上端部に設けられた給電回路16からチューブ34の外形に沿ったアーチ形状でなるアンテナ素子17に給電されるようになされており、これによりアンテナとして動作する。なおアンテナ素子17としては、NiTi等のある程度の変形であれば元の形状に復元する可逆性材料が用いられる。
【0042】
この携帯電話機30においても、アンテナ素子17を逆Lアンテナとして用いる際、周波数帯域との関係から、放射導体として動作するアンテナ素子17と、アンテナのGNDとして動作するシールドケースや基板15等の導電性部材との間を所定波長以上の長さ隔てる必要がある。
【0043】
そこで携帯電話機30においても、当該操作部筐体33の開放端にその長さに応じたリング状のアンテナカバー34を設けることにより、当該アンテナカバー34と操作部筐体33の開放端との間には当該操作部筐体33の表面側から背面側へと貫通された貫通部35を結果的に形成することができ、かくしてアンテナ素子17と基板15との間を所定波長以上の長さ隔てることができる。
【0044】
なおこの場合、携帯電話機30は、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33のアンテナカバー34がユーザに対してアンテナを意識させることは殆どなく、携帯ストラップ用のフックか、又は装飾品であるかのような印象を与えるに過ぎず、操作部筐体3が大型化したという感覚や印象をユーザに対して与えることはないという特徴を持つ。
【0045】
因みにこの携帯電話機30についても、従来の携帯電話機のような引出収納式のホイップアンテナが用いられている場合と異なり、アンテナ素子17の状態が通話時及び待受時の双方においても変化しないため、常時良好なアンテナ特性を得られるようになされている。
【0046】
一方、図4(A)との対応部分に同一符号を付して示す図9(A)において携帯電話機30は、操作部筐体31の背面構造として、第1の実施の形態における操作部筐体3と同様、撮像用に所定画素数のCCDカメラ18が設けられていると共に、指掛用凹部19が操作部筐体31の開放端側端部の所定位置に形成されている。
【0047】
従って携帯電話機30は、図9(B)に示すように、例えばユーザが当該携帯電話機30を閉塞状態で保持する際に、操作部筐体31の背面に設けられた指掛用凹部19に右手の人差し指を引っ掛け易くかつ人差し指を容易に引っ掛けられるように誘導し得るようになされている。
【0048】
これにより携帯電話機30は、ユーザが当該携帯電話機1の閉塞状態において操作部筐体31を右手で保持したとき、破線で示すように人差し指が着信表示兼用アンテナ33に掛けられることを回避し、かくして人差し指によって着信表示兼用アンテナ33の外側が覆われることにより生じるアンテナ特性の劣化を防止して良好なアンテナ特性を維持し得るようになされている。
【0049】
ところで図10に示すように、チューブ状着信表示兼用アンテナ33は、アンテナカバー34の内側から、かつアンテナ素子17の内周側に設けられた透明の導光チューブ43をLED素子41及び42によって照射することにより半透明の当該アンテナカバー34の内周側を発光させて着信ランプとして動作させるようになされている。
【0050】
この場合も、チューブ状着信表示兼用アンテナ33は、アンテナカバー34そのものが発光するのではなく、あくまでLED素子41及び42を介して間接的に発光するに過ぎない。
【0051】
ここでLED素子41及び42の照射タイミングとしては、第1の実施の形態における発光ランプ12と同様に、図示しない制御部によって発光タイミングが制御されており、着信があったときに着信ランプとして動作することを主の機能としているが、メールを受信したときに発光させたり、操作部筐体31の背面に設けられたCCDカメラ18によって撮影する際の簡易なフラッシュとして発光させるようにもなされている。
【0052】
以上の構成において、携帯電話機30は操作部筐体31の開放端側に半リング状でなるチューブ状着信表示兼用アンテナ部33を当該操作部筐体31とは別体として設けるようにしたことにより、第1の実施の形態における操作部筐体3のよりも操作部筐体31の全長を一段と短くすることができると共に、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33のアンテナカバー34だけが操作部筐体31から僅かに突出するだけで済むので、全体としても一段と小型化しかつ軽量化することができる。
【0053】
また携帯電話機30は、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33のアンテナカバー34にエラストマー等の弾性力を有する材料を用いるようにしたことにより、仮に携帯電話機30自体が落下してアンテナカバー34が衝撃を受けたとしても当該アンテナカバー34が弾性変形(図8)することによって、当該衝撃等による破損からほぼ確実に防止することができる。
【0054】
また携帯電話機30は、チューブ状着信表示兼用アンテナ部33のアンテナカバー34をLED素子41及び42によって着信時等のタイミングで発光するようにしたことにより、当該チューブ状着信表示兼用アンテナ部33をアンテナとしてだけ用いるのではなく着信ランプとして兼用させることができる。
【0055】
かくして携帯電話機30は、操作部筐体31自体のいずれかの箇所に着信ランプを設ける必要が無くなる分だけ当該操作部筐体31におけるスペースの有効利用を図ることができると共にアンテナカバー34の発光作用によってエンターテインメント性を向上させることができる。
【0056】
さらに携帯電話機30は、操作部筐体31の背面構造として指掛用凹部19が操作部筐体31の開放端側の所定位置に形成されていることにより、当該指掛用凹部19に右手の人差し指を誘導することができるので、チューブ状着信表示兼用アンテナ33のアンテナ素子17の外側が人差し指によって覆われることにより生じるアンテナ特性の劣化を防止して良好なアンテナ特性を維持することができる。
【0057】
以上の構成によれば、携帯電話機30は折り曲げられたアンテナ素子17を半円リング状のアンテナカバー34で被覆することにより、アンテナ素子17と基板15との間を所定波長以上の長さ隔てることを確保すると共に、アンテナカバー34全体を着信時等のタイミングで発光させることにより、アンテナと着信ランプとを兼用してスペースの有効利用を図ることができると共に、当該操作部筐体31自体を大型化させることなく良好なアンテナ特性を維持したまま小型化及び軽量化を図ることができる。
【0058】
(3)他の実施の形態
なお上述の第1の実施の形態においては、本発明を表示部筐体2と操作部筐体3とが回転可能に連結された携帯電話機1に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、スティック式の携帯電話機や折り畳み式の携帯電話機に適用するようにしても良い。
【0059】
具体的には、図11(A)及び(B)に示すようにスティック型の携帯電話機で着信表示兼用アンテナ部44を上側に設けた上側設置タイプのものや、着信表示兼用アンテナ部45を下側に設けた下側設置タイプのものに適用するようにしても良い。
【0060】
また図12に示すように折り畳み式の携帯電話機でヒンジ部後方に着信表示兼用アンテナ部46を設けたヒンジ部後方設置タイプのものに適用するようにしても良い。さらに図13(A)及び(B)に示すように折り畳み式の携帯電話機で着信表示兼用アンテナ部47を下側に設けた下側設置タイプのものや、図14(A)及び(B)に示すように着信表示兼用アンテナ部48を上側に設けた上側設置タイプのものに適用するようにしても良い。
【0061】
また上述の第1の実施の形態においては、携帯電話機1の着信表示兼用アンテナ部10に貫通部11を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図15に示すように貫通部11の貫通部分に樹脂等でなるほぼ透明な窓部50を設けるようにしても良く、また図16に示すようにその窓部50をLED素子51〜53で照射することにより発光させるようにしても良い。なお窓部50は、乳白色等の着色が付されていてもよく、また必ずしも透明でなくてもよい。
【0062】
さらに上述の第1の実施の形態においては、携帯電話機1における着信表示兼用アンテナ部10の貫通部11の周側面に嵌め込むことにより発光ランプ12を取り付けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図17に示す携帯電話機60のように、貫通部11の周側面ではなく、着信表示兼用アンテナ部61の先端部分に嵌め込むことにより発光ランプ62を取り付けるようにしても良い。
【0063】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、放射導体であるアンテナ素子17としてモノポールアンテナを折り曲げたものを用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図18(A)、(B)及び(C)に示すように、折り曲げた先をメアンダ形状にしたアンテナ素子71や、ヘリカル形状にしたアンテン素子72、又は逆Fアンテナ状にしたアンテナ素子73等その他種々の形状のアンテナ素子を用いるようにしても良い。
【0064】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、発光手段として発光ランプ12、アンテナカバー34をLED素子等の発光素子によって照射することにより間接的に発光させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、発光ランプ12、アンテナカバーを直接発光させるようにしても良い。
【0065】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、発光素子としてLED素子を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、EL(Electronic Luminescent)、冷陰極線管、豆電球等その他の種々の発光素子を用いるようにしても良い。
【0066】
さらに上述の第2の実施の形態においては、チューブ状着信表示兼用アンテナ部34にエラストマーでなるアンテナカバー34を被覆手段として用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図19に示すように、そのアンテナカバー34の内側に基板15やシールドケースと絶縁した状態でネジ81及び82でネジ止めされた例えばピアノ線83等の補強部材をアンテナ素子17に沿って通すことにより強度向上を図るようにしても良い。
【0067】
さらに上述の第1及び第2の実施の形態においては、本発明を携帯電話機に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、PHS(Personal Handyphone System)等の他の種々の携帯無線機に適用するようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、導電性部材と所定波長以上の長さ隔てられた位置に設けられた放射導体を被覆する被覆手段に対し、放射導体と導電性部材との間に所定の大きさを有する貫通部を設け、当該被覆手段又はその近傍を所定の発光素子により照射して発光させることにより、携帯無線機全体としては貫通部を介して小型軽量化を図ることができると同時に、引出収納式のアンテナと比較して放射導体の状態が不変であるため待受時及び通話時の双方においても良好なアンテナ特性を維持しつつ発光手段によって発光機能を併せ持たせることができるので、スペースの有効利用を図って一段と小型軽量化することができ、かくして良好なアンテナ特性を維持しつつ一段と小型軽量化し得る携帯無線機を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における携帯電話機の全体構成(閉塞状態)を示す略線的斜視図である。
【図2】第1の実施の形態における携帯電話機の全体構成(展開状態)を示す略線的斜視図である。
【図3】第1の実施の形態における着信表示兼用アンテナ部のアンテナ構造を示す略線図である。
【図4】第1の実施の形態における操作部筐体の背面構造を示す略線図である。
【図5】第1の実施の形態における発光構造を示す略線図である。
【図6】第2の実施の形態における携帯電話機の全体構成(閉塞状態)を示す略線的斜視図である。
【図7】第2の実施の形態における携帯電話機の全体構成(展開状態)を示す略線的斜視図である。
【図8】第2の実施の形態におけるチューブ状着信表示兼用アンテナ部のアンテナ構造を示す略線図である。
【図9】第2の実施の形態における操作部筐体の背面構造を示す略線図である。
【図10】第2の実施の形態における発光構造を示す略線図である。
【図11】他の実施の形態における携帯電話機(1)を示す略線図である。
【図12】他の実施の形態における携帯電話機(2)を示す略線図である。
【図13】他の実施の形態における携帯電話機(3)を示す略線図である。
【図14】他の実施の形態における携帯電話機(4)を示す略線図である。
【図15】他の実施の形態における操作部筐体の構成(1)を示す略線図である。
【図16】他の実施の形態における操作部筐体の構成(2)を示す略線図である。
【図17】他の実施の形態における発光ランプの構成を示す略線図である。
【図18】他の実施の形態におけるアンテナ素子の構成を示す略線図である。
【図19】他の実施の形態におけるチューブ状着信表示兼用アンテナ部の構造を示す略線図である。
【符号の説明】
1、30、60……携帯電話機、2……表示部筐体、3、31……操作部筐体、4……筐体回転軸、5……表示部、10……着信表示兼用アンテナ部、11……貫通部、12、61……発光ランプ、15……基板、16……給電回路、17……アンテナ素子、19……凹部、21、22、23、38、39、51、52、53……LED素子、34……アンテナカバー。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a portable wireless device, and is suitably applied to, for example, a mobile phone.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a mobile phone uses a drawer-retractable whip antenna that is used while the antenna element is housed inside a housing when carrying, that is, in a standby state, and is used by pulling out the antenna element from inside the housing during a call. (See, for example, Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-260920 (pages 2, 3; FIGS. 1A to 1C)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the mobile phone having such a configuration is designed so that the best antenna characteristics can be obtained when the antenna is pulled out during a call, so that when the antenna is in the standby state, the antenna is compared with the antenna in the pulled-out state. Therefore, there is a problem that antenna characteristics are deteriorated.
[0005]
In the mobile phone having such a configuration, good antenna characteristics can be obtained when the antenna is pulled out. However, the antenna element protrudes long because the antenna is pulled out from the inside of the housing, and the mobile phone as a whole becomes large by that amount. There was a problem of becoming.
[0006]
The present invention has been made in view of the above points, and it is an object of the present invention to propose a portable wireless device that can be further reduced in size and weight while maintaining good antenna characteristics.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, in the present invention, a conductive member that operates as a ground conductor of an antenna, a radiation conductor of the antenna provided at a position separated from the conductive member by a predetermined wavelength or more, and a radiation conductor Covering means having a through portion having a predetermined size between the radiation conductor and the conductive member, and a light emitting means for emitting light by irradiating the covering means or its vicinity with a predetermined light emitting element are provided. To do.
[0008]
For the covering means for covering the conductive member and the radiation conductor provided at a position separated by a predetermined wavelength or more, a penetration having a predetermined size is provided between the radiation conductor and the conductive member, By irradiating the covering means or the vicinity thereof with a predetermined light emitting element to emit light, the portable wireless device as a whole can be reduced in size and weight through the penetrating portion, and at the same time as compared with the drawer-storable antenna. The radiating conductor is in the same state, so it is possible to combine the light emitting function with the light emitting means while maintaining good antenna characteristics during both standby and talking, so that space can be effectively used and the size is further reduced. The weight can be reduced.
[0009]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0010]
(1) First embodiment
1 and 2,
[0011]
The display unit housing 2 is provided with a display unit 5 formed of a liquid crystal display or the like in a central portion, a speaker 6 above the display unit 5, and a jog dial 7 that can be rotated and pressed below the display unit 5. I have.
[0012]
On the other hand, the operation section housing 3 is provided with an
[0013]
The operation unit housing 3 houses a substrate (not shown) on which various electric components necessary for functioning as a mobile phone are mounted, and generally includes a conductive shield case (not shown). Z).
[0014]
The incoming-call display /
[0015]
Here, as shown in FIG. 3, the antenna structure of the incoming-call display /
[0016]
The
[0017]
In this case, unlike the case where the drawer-retractable whip antenna is used in the
[0018]
By the way, when the antenna element 17 is used as an inverted-L antenna, the
[0019]
That is, in the
[0020]
Therefore, in the
[0021]
As a result, the
[0022]
Incidentally, in this case, since the covering portion 10A integrally formed with the operation portion housing 3 of the incoming call display /
[0023]
On the other hand, as shown in FIG. 4A, the
[0024]
Therefore, as shown in FIG. 4 (B), for example, when the user holds the
[0025]
Thus, when the user holds the operation unit housing 3 with the right hand in the closed state of the
[0026]
The light-emitting lamp 12 is made of, for example, a translucent acrylic resin member or the like. As shown in FIG. 5, the light-emitting lamp 12 is provided via a plurality of LED (Light Emitting Diode)
[0027]
Here, the light emission timing of the light emitting lamp 12 is controlled by a control unit (not shown) of the
[0028]
In the above-described configuration, the
[0029]
In addition, the
[0030]
Further, the
[0031]
According to the above configuration, the
[0032]
(2) Second embodiment
In FIGS. 6 and 7 in which the same reference numerals are assigned to parts corresponding to those in FIG. 1,
[0033]
The
[0034]
In FIG. 8A in which the same reference numerals are given to portions corresponding to those in FIG. 3, the tubular incoming-call display / antenna portion 33 has, for example, a substantially ring-shaped outer shape and a tubular antenna made of an elastomer. The cover 34 is provided so as to protrude from the open end of the
[0035]
The inside of the antenna cover 34 has a structure in which the antenna element 17 made of a reversible member bent into a shape along the outer shape of the antenna cover 34 is included.
[0036]
As shown in FIG. 8B, the tubular incoming-call display / antenna unit 33 uses a material having elasticity such as an elastomer for the antenna cover 34 as the covering means for covering the antenna element 17. As shown, for example, when the
[0037]
Since the
[0038]
However, unlike the incoming-call display / antenna unit 10 (FIGS. 1 and 2) in the first embodiment, the tubular incoming-call display / antenna unit 33 is provided separately from the
[0039]
However, the antenna cover 34 and the
[0040]
At the same time, since the tubular incoming call display / antenna unit 33 is formed in a substantially half-ring shape, the
[0041]
The internal structure of the tubular incoming display / antenna unit 33 includes an antenna element having an arch shape along the outer shape of the tube 34 from the
[0042]
Also in this
[0043]
Therefore, in the
[0044]
In this case, in the
[0045]
By the way, also with respect to this
[0046]
On the other hand, in FIG. 9A in which parts corresponding to those in FIG. 4A are assigned the same reference numerals, in the
[0047]
Therefore, as shown in FIG. 9B, for example, when the user holds the
[0048]
Thereby, when the user holds the
[0049]
As shown in FIG. 10, the tubular incoming call display / antenna 33 irradiates the transparent light guide tube 43 provided from the inside of the antenna cover 34 and on the inner peripheral side of the antenna element 17 by the
[0050]
Also in this case, the tubular incoming call display / antenna 33 does not emit light from the antenna cover 34 itself, but only emits light indirectly through the
[0051]
Here, as for the irradiation timing of the
[0052]
In the above-described configuration, the
[0053]
In addition, the
[0054]
In addition, the
[0055]
Thus, the
[0056]
Further, in the
[0057]
According to the above configuration, the
[0058]
(3) Other embodiments
In the first embodiment described above, a case has been described in which the present invention is applied to the
[0059]
More specifically, as shown in FIGS. 11A and 11B, a stick-type mobile phone is an upper installation type in which the incoming call display / antenna unit 44 is provided on the upper side, and the incoming call display /
[0060]
Also, as shown in FIG. 12, the present invention may be applied to a foldable mobile phone of a type in which the incoming call display /
[0061]
Further, in the above-described first embodiment, a case has been described in which the penetrating portion 11 is provided in the incoming-call display /
[0062]
Furthermore, in the first embodiment described above, the case has been described in which the light-emitting lamp 12 is attached by fitting it into the peripheral side surface of the penetration portion 11 of the incoming-call display /
[0063]
Furthermore, in the above-described first and second embodiments, a case has been described in which a bent monopole antenna is used as the antenna element 17 as a radiation conductor. However, the present invention is not limited to this, and As shown in FIGS. 18 (A), (B) and (C), an
[0064]
Further, in the above-described first and second embodiments, a case has been described in which the light-emitting lamp 12 and the antenna cover 34 are indirectly illuminated by irradiating the light-emitting lamp 12 and the antenna cover 34 with a light-emitting element such as an LED element. However, the present invention is not limited to this, and the light-emitting lamp 12 and the antenna cover may directly emit light.
[0065]
Furthermore, in the first and second embodiments described above, a case has been described in which an LED element is used as a light emitting element, but the present invention is not limited to this, and an EL (Electronic Luminescent), a cold cathode ray tube, Various other light emitting elements such as a light bulb may be used.
[0066]
Further, in the above-described second embodiment, a case has been described in which the antenna cover 34 made of an elastomer is used as the covering means for the tubular incoming call display / antenna portion 34, but the present invention is not limited to this. As shown in FIG. 19, a reinforcing member such as a piano wire 83 screwed with
[0067]
Furthermore, in the above-described first and second embodiments, a case has been described in which the present invention is applied to a mobile phone. However, the present invention is not limited to this, and other embodiments such as a PHS (Personal Handyphone System) may be used. The present invention may be applied to various portable wireless devices.
[0068]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, with respect to the coating means for coating the conductive member and the radiation conductor provided at a position separated by a predetermined wavelength or more, a predetermined distance is defined between the radiation conductor and the conductive member. By providing a penetrating portion having a size and irradiating the covering means or its vicinity with a predetermined light emitting element to emit light, the portable wireless device as a whole can be reduced in size and weight through the penetrating portion, and Since the state of the radiation conductor is invariable as compared with the drawer retractable antenna, the light emitting means can have a light emitting function while maintaining good antenna characteristics both during standby and during a call. In addition, the portable wireless device can be further reduced in size and weight by effectively utilizing the space, and thus can be further reduced in size and weight while maintaining good antenna characteristics.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing an overall configuration (closed state) of a mobile phone according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic perspective view showing the entire configuration (unfolded state) of the mobile phone according to the first embodiment.
FIG. 3 is a schematic diagram illustrating an antenna structure of an incoming-call display / antenna unit according to the first embodiment.
FIG. 4 is a schematic diagram illustrating a rear structure of the operation unit housing according to the first embodiment.
FIG. 5 is a schematic diagram illustrating a light emitting structure according to the first embodiment.
FIG. 6 is a schematic perspective view showing the entire configuration (closed state) of the mobile phone according to the second embodiment.
FIG. 7 is a schematic perspective view showing the entire configuration (unfolded state) of the mobile phone according to the second embodiment.
FIG. 8 is a schematic diagram illustrating an antenna structure of a tubular incoming call display / antenna unit according to a second embodiment.
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating a rear structure of an operation unit housing according to the second embodiment.
FIG. 10 is a schematic diagram illustrating a light emitting structure according to a second embodiment.
FIG. 11 is a schematic diagram showing a mobile phone (1) according to another embodiment.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a mobile phone (2) according to another embodiment.
FIG. 13 is a schematic diagram showing a mobile phone (3) according to another embodiment.
FIG. 14 is a schematic diagram showing a mobile phone (4) according to another embodiment.
FIG. 15 is a schematic diagram illustrating a configuration (1) of an operation unit housing according to another embodiment.
FIG. 16 is a schematic diagram illustrating a configuration (2) of an operation unit housing according to another embodiment.
FIG. 17 is a schematic diagram illustrating a configuration of a light emitting lamp according to another embodiment.
FIG. 18 is a schematic diagram illustrating a configuration of an antenna element according to another embodiment.
FIG. 19 is a schematic diagram illustrating the structure of a tubular incoming call display / antenna unit according to another embodiment.
[Explanation of symbols]
1, 30, 60: mobile phone, 2: display unit housing, 3, 31: operation unit housing, 4: housing rotation axis, 5, display unit, 10: incoming display / antenna unit , 11 ... penetrating part, 12, 61 ... light-emitting lamp, 15 ... board, 16 ... feeding circuit, 17 ... antenna element, 19 ... concave part, 21, 22, 23, 38, 39, 51, 52 , 53 ... LED element, 34 ... antenna cover.
Claims (8)
上記導電性部材と所定波長以上の長さ隔てられた位置に設けられた上記アンテナの放射導体と、
上記放射導体を被覆すると共に当該放射導体と上記導電性部材との間に所定の大きさを有する貫通部を有する被覆手段と、
上記被覆手段又はその近傍を所定の発光素子によって照射することにより発光させる発光手段と
を具えることを特徴とする携帯無線機。A conductive member that operates as a ground conductor of the antenna,
A radiation conductor of the antenna provided at a position separated from the conductive member by a predetermined wavelength or more,
Coating means for covering the radiating conductor and having a through portion having a predetermined size between the radiating conductor and the conductive member,
A portable wireless device comprising: a light emitting unit that emits light by irradiating the covering unit or its vicinity with a predetermined light emitting element.
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線機。2. The portable wireless device according to claim 1, wherein the covering unit is a part of a housing of the portable wireless device.
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線機。2. The portable wireless device according to claim 1, wherein said covering means is made of a flexible member.
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯無線機。4. The method according to claim 3, wherein when the covering means is formed of the flexible member, a predetermined reinforcing member is provided along the antenna element in a state where the reinforcing member does not conduct with the conductive member. The portable radio described.
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線機。2. The portable wireless device according to claim 1, wherein the light emitting unit irradiates an inner peripheral surface of the covering unit.
ことを特徴とする請求項5に記載の携帯無線機。6. The portable wireless device according to claim 5, wherein the light emitting means has a function as an incoming call lamp or a camera flash.
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯無線機。2. The portable wireless device according to claim 1, wherein the through portion is provided with a transparent plate that closes the through portion.
ことを特徴とする請求項7に記載の携帯無線機。The portable wireless device according to claim 7, wherein the light emitting unit irradiates the transparent plate with the light emitting element.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003027617A JP4019189B2 (en) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | Portable radio |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003027617A JP4019189B2 (en) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | Portable radio |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004241939A true JP2004241939A (en) | 2004-08-26 |
JP4019189B2 JP4019189B2 (en) | 2007-12-12 |
Family
ID=32955299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003027617A Expired - Fee Related JP4019189B2 (en) | 2003-02-04 | 2003-02-04 | Portable radio |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4019189B2 (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004312389A (en) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | Mobile communication terminal device |
WO2006046714A1 (en) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone with broadcast receiver |
JP2007060567A (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Canon Inc | Radio apparatus |
JP2007180934A (en) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Sony Corp | Information communication terminal and method for information processing, and program |
WO2010061642A1 (en) * | 2008-11-26 | 2010-06-03 | 京セラ株式会社 | Portable terminal |
JP2013251879A (en) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Kyocera Corp | Portable electronic apparatus |
-
2003
- 2003-02-04 JP JP2003027617A patent/JP4019189B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004312389A (en) * | 2003-04-07 | 2004-11-04 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | Mobile communication terminal device |
US7502636B2 (en) | 2003-04-07 | 2009-03-10 | Sony Ericsson Mobile Communications Japan, Inc. | Portable communication terminal device for communication and image data |
WO2006046714A1 (en) * | 2004-10-28 | 2006-05-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone with broadcast receiver |
JPWO2006046714A1 (en) * | 2004-10-28 | 2008-05-22 | 松下電器産業株式会社 | Mobile phone with broadcast receiver |
US7787922B2 (en) | 2004-10-28 | 2010-08-31 | Panasonic Corporation | Portable telephone with broadcast receiver |
JP2007060567A (en) * | 2005-08-26 | 2007-03-08 | Canon Inc | Radio apparatus |
JP4603957B2 (en) * | 2005-08-26 | 2010-12-22 | キヤノン株式会社 | Wireless device |
JP2007180934A (en) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Sony Corp | Information communication terminal and method for information processing, and program |
WO2010061642A1 (en) * | 2008-11-26 | 2010-06-03 | 京セラ株式会社 | Portable terminal |
JP5227423B2 (en) * | 2008-11-26 | 2013-07-03 | 京セラ株式会社 | Mobile device |
US8634200B2 (en) | 2008-11-26 | 2014-01-21 | Kyocera Corporation | Portable terminal |
JP2013251879A (en) * | 2012-06-04 | 2013-12-12 | Kyocera Corp | Portable electronic apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4019189B2 (en) | 2007-12-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7266399B2 (en) | Clamshell portable wireless terminal with an upper housing and a lower housing connected to each other through a hinge with a built-in antenna housed in a projection section near the hinge | |
KR100652620B1 (en) | Mobile phone having internal antenna | |
KR101830670B1 (en) | Mobile terminal | |
CN1689313A (en) | Communication terminal | |
CN1703895A (en) | Communication terminal | |
KR101409871B1 (en) | Portable terminal | |
KR101510700B1 (en) | Portable terminal | |
KR20110078048A (en) | Portable terminal | |
KR20060090297A (en) | Antenna structure for devices with conductive chassis | |
JP2004241939A (en) | Portable radio apparatus | |
WO2006082918A1 (en) | Sliding type portable wireless device | |
KR20110002731A (en) | Portable terminal | |
KR101427262B1 (en) | Mobile terminal | |
JP3982098B2 (en) | Antenna and portable terminal device | |
JP2006148943A (en) | Portable radio terminal having conductor for improving antenna performance | |
JP2006067133A (en) | Folding type portable radio device | |
JP2005333202A (en) | Foldable mobile wireless unit | |
JP2004364331A (en) | Portable wireless device | |
JP2006166225A (en) | Foldable portable radio equipment | |
KR100725054B1 (en) | Antenna for portable terminal | |
JP2006304072A (en) | Portable radio apparatus | |
KR100681759B1 (en) | Partable wireless terminal with conductive member for improving antenna property | |
JP2004242005A (en) | Portable radio apparatus | |
KR20170052014A (en) | Mobilr terminal | |
KR100677393B1 (en) | Portable terminal having antenna |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060119 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070514 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070806 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070824 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070907 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111005 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121005 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131005 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |