JP2004240636A - White line detection device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、白線が引かれた路上を走行する車両において、白線以外の物体の存在に起因する白線の誤認を抑制し、高精度に白線を検出する白線検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の白線検出装置は、レーダーやステレオ視等の測距装置を用いて先行車両等の白線以外の物体を検出し、当該白線以外の物体が存在しない領域に範囲を限定して白線検出を実施している(特許文献1)。白線以外の物体が存在する場合には、画像と白線との区別が困難であり、白線の誤認が生じるためである。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−14376号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の白線検出装置は、画像を取得する撮像手段と、白線以外の物体の存在位置を検出する測距手段の両方が必要であり、自動車に搭載するには実装コストの面で大きな問題となっていた。
【0005】
実装コストを低減するためには、取得した画像のみを用いて白線と白線以外の物体とを区別して白線を検出する手段が必要であり、車載を前提としたコンパクトで処理量の少ない白線検出処理装置の実現が求められている。本発明は、取得した画像が白線と白線以外の物体を含むものであっても、その画像のみを用いて処理量の増加を抑えながら、白線を高精度に検出する白線検出装置を提供することを目的とする。また別の目的は、取得した画像のみを用いて白線と他の車両とを区別し、当該他の車両の存否判断を正確に行うことが可能な白線検出装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題の少なくとも一つを解決するための本願発明は以下の通りである。
請求項1に記載の発明は、車両が走行するレーンの境界に引かれた白線を検出する白線検出装置であって、前記車両の前方又は後方の画像を取得する撮像手段と、前記画像から画素情報の変化量が所定値を超えるエッジ部を検出して白線候補点を抽出し、前記画像の所定領域において抽出された前記白線候補点の数又は分布を参照してノイズを除去することにより、所望の白線候補点を得る白線候補点抽出手段と、複数の前記白線候補点の位置から前記車両が走行するレーンの境界に引かれた白線を検出する白線検出手段とを有することを特徴とする白線検出装置である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記白線候補点抽出手段は、前記画像の所定の範囲において抽出された前記白線候補点の数を累算し、当該累算された白線候補点の数が所定値より多い場合には、前記所定の範囲において検出された白線候補点をノイズとみなして除去することを特徴とする請求項1に記載の白線検出装置である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記白線候補点抽出手段は、前記画像の略垂直方向に連続して抽出された白線候補点をノイズとみなして除去することを特徴とする請求項1に記載の白線検出装置である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記白線候補点抽出手段は、白線に起因しないエッジ部に基づいて、他の車両の存在を認識する機能を有し、前記認識においては、各時刻で判断された他の車両の存否を、検出周期より長い所定時間で平均することによって、前記他の車両の存否判断における誤認を抑制することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の白線検出装置である。
【0010】
【作用】
請求項1に係る発明によると、自車両の前方又は後方を示す画像の所定領域において検出されたエッジ部の数又は分布を参照してノイズを除去するため、検出されたエッジが白線に起因するものか否かを有効に判断でき、精度良く白線を検出することが可能となる。また、請求項1に記載の処理は画像以外のセンサなどを必要としないため、自動車への実装コストを低減することが可能である。
【0011】
請求項2に係る発明によると、撮影された前記画像の所定の領域においてエッジ部の数を累算し、その数が所定値より大きいことを判断して、その領域で検出されたエッジ部をノイズであるとみなすため、白線とノイズの原因である白線以外の物体を明確に区別して認識することが可能となる。
【0012】
請求項3に係る発明によると、撮影された前記画像の略垂直方向に連続して検出されたエッジ部をノイズであるとみなすため、白線とノイズの原因である白線以外の物体を明確に区別して認識することが可能となる。
【0013】
請求項4に係る発明によると、ノイズとみなされたエッジ部に基づいて他の車両が存在するか否かを判断する場合に、各時刻で判断された他の車両の存否を、検出周期より長い所定時間で平均することから、他の車両の存否判断における誤認を効果的に抑制することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
図1に本願発明の第1の実施の形態に係る白線検出装置の処理フローを示す。図1(a)は白線検出の原理を示すフローであり、白線以外の物体が存在しない場合における白線検出処理に対応する画像を図2に示す。
【0015】
白線検出処理を開始(S11)すると、まず自車両の前方又は後方の画像を撮影する(S12)。撮影は可視光や赤外線などの任意のカメラを用いることができる。次に図2(a)に示すように、複数の水平ライン11(ここでは5ライン)を順にスキャンして、画素情報である輝度の変化量を算出する。実際には輝度の微分値eを算出することが最も好ましい。変化量を算出する画素情報は輝度に限られず、色(波長)などの情報を用いてもよい。算出された微分値eが所定の値(閾値)より大きいエッジ部である場合には、そこに路面と白線との境界が存在すると推定して白線候補点12を決定する(図2(b))。図2においては白線10以外の物体が存在しないため、ノイズは存在しない。よって、白線候補点抽出手段は検出された白線候補点が全て白線に起因するものであるとみなし(S13)、これらの白線候補点から白線の位置13を検出する(S14、図2(c))。
【0016】
次に、撮影された画像に白線以外の物体(ここでは先行車両)が存在する場合における白線候補点抽出手段S13の詳細な処理を図1(b)に基づいて説明する。なお、図3はこれらの処理に対応する画像である。
【0017】
まず、撮影された画像に複数の水平ラインを想定し(ここでは5本)、最下段をimax、最上段をiminとする。まずimaxのラインにおいて(S22)、当該水平ラインを設定して(S23)輝度の微分演算を実行し、エッジ部を検出することによって白線候補点を得る(S24)。このときの白線候補点の抽出に関しては、図1(c)に基づいて後述する。次に、微分演算を実行したラインにおいて白線候補点の数を累算する。図3に示すimaxのラインにおける白線候補点の総数(以下累算値という)は2であることが分かる。
【0018】
図3に示すような状況において、通常の白線のみを検出した場合には水平ラインの白線候補点の累算値は4から6程度以下である。従って、imaxのラインにおいて検出された白線候補点の累算値から、この水平ライン上にはノイズ(白線以外の物体)が存在しないと判断し(S25)、これらのエッジ部を白線候補点とすることができる。
【0019】
次に、i=imax−1(S27)の水平ラインにおいて、上記と同様に微分値を演算し、白線候補点の累算値を算出する。図3の例では、i=4の水平ラインにおける白線候補点の累算値は4であり、このライン上にもノイズが存在しないと判断できるため、これらの白線候補点はノイズではないと認識される。以下同様の処理がi=iminまで繰り返される(S26)。
【0020】
図3におけるi=2の水平ラインでは、白線候補点の累算値は11となる。通常の白線のみが画像に写っている場合にはこの累算値は4から6程度以下であるため、i=2の水平ラインの白線候補点にはノイズが含まれていると推定できる。したがって、このライン上で検出された白線候補点はノイズとみなされ(S25)、除去される(白線の検出には考慮されない)こととなる。
【0021】
図3に示すような一般的な路上においては、i=2の水平ラインで先行車に起因するノイズが検出された場合に、それより上(遠方)のi=1の水平ラインには必ず先行車に起因するノイズが含まれるため、ノイズを検出した水平ラインより上の水平ラインについては白線候補点を抽出する必要がない。そして、図3の場合にはi=3からi=imaxの水平ラインにおいて検出された、ノイズを含まない白線候補点から白線を検出することとなる(S14)。
【0022】
以下に図1(c)を参照して各水平ラインにおける白線候補点の累算値(ctrで表す)の算出手段を説明する。ここでは、各水平ラインにおける画素の位置をjで表し、処理対象の水平ラインの左端がjstart、右端がjendとする。
【0023】
まず、処理対象の水平ラインにおいてj=jstartから処理を開始する。このときのctrは0である(S32)。次に各画素の輝度の微分値eを算出し(S33)、その微分値がある閾値を超えているか否かを判断する(S34)。輝度の微分値が閾値より大きいときにはそのエッジ部は白線候補点であると推定できる。このときctrに1を加え(S35)、同時にそのエッジ部を白線候補点として記憶する。
【0024】
S36に記載した白線候補点抽出処理は、S34で白線候補点と推定されたエッジ部を詳しく分析しする。具体的にはS33で算出された微分値の絶対値や、正の微分値を持つエッジ部と、負の微分値を持つエッジ部との距離などを参照して、より精度の高い白線の検出に寄与する。ただし、この処理で、全てのノイズを把握することはできない。
【0025】
以上の処理をj=jendになるまで繰り返し(S37,S38)、最終的に当該水平ラインの白線候補点の累算値ctrが算出される。そして、上に説明したようにこの白線候補点の累算値ctrの値を参照してノイズを含むか否かを判断し(S25)、ノイズを含む場合にはその白線候補点を除去して白線が検出されるのである。
【0026】
<第2の実施の形態>
以下に抽出された白線候補点がノイズであるか否かを判断する第2の実施の形態を説明する。図4に示した画像は第1の実施の形態で説明したものと同様であり、水平ラインに沿って白線候補点を抽出することも前記と同様である。
【0027】
本実施の形態においては、図4に示すように、抽出された白線候補点の分布を考慮して、ノイズであるか否かを判断する。一般的に車両の前方又は後方の画像を撮影した場合、白線に起因するのエッジ部は当該画像の垂直方向に連続することはなく、必ず斜め方向に連続して検出される(図4)。一方で、先行車両や後続車両に起因するエッジ部は当該画像の略垂直方向に連続して検出される傾向にある(図4)。つまり、抽出された白線候補点が略垂直方向に連続している場合には、それらの白線候補点は他の車両に起因するノイズであると推定できるのである。このように、検出された白線候補点の分布(連続性の差異)を考慮すると、白線候補点を白線に起因するものと他の車両に起因するノイズとに区別することができる。
【0028】
ここで「略垂直方向に連続」とは、白線に起因するエッジ部が斜め方向に連続して検出されることと比較して、その斜め方向と十分区別できる程度に垂直方向に連続していることをいう(図4参照)。
【0029】
このように白線候補点が略垂直方向に連続して抽出された場合には、それらの白線候補点は他の車両に起因するものであると推定でき、そのような白線候補点はノイズとして除去される。そして、このようなノイズが除去された白線候補点に基づいて白線を検出することによって、より精度良い白線検出装置を実現できる。
【0030】
<第3の実施の形態>
以上の説明においてノイズとみなされたエッジ部は先行車または後続車に起因するものであると考えられる。つまり、ノイズが存在するときは他の車両が存在し、ノイズが存在しないときは他の車両が存在しないと推定されるのである。したがって、これらのノイズとみなされたエッジ部を以下のように処理することで、他の車両が周辺に存在するか否かを判断することが可能となる。
【0031】
前記第1と第2の実施の形態において、他の車両が存在すると判断された場合と、存在しないと判断された場合とを時間の経過とともに見た様子を図5に示す。図5(a)は各時刻における他の車両の存否情報(存在又は非存在)を表示したものであるが、実際には他の車両はごく短時間(検出周期程度)の間だけ非存在となることはなく、図5(a)のXは誤認であると考えられる。このような場合、検出周期より長い所定の時間を平均して観察し、時間的な連続性を考慮して他の車両の存否を判断すると他の車両の存否を正確に判断できる。図5のような場合においては、Xのような点は無視し、他の車両が存在していると判断することが可能である。
【0032】
一例として、他の車両の存否の検出は0.1秒程度の検出周期で検出されるが、平均して観察すべき所定の時間は実際には検出周期の数倍から10倍程度が好ましい。このように個々の検出結果を所定の時間なますことによって、他の車両が存在するか否かを精度良く検出することが可能となる。
【0033】
なお、他の車両以外の物体は、自車両が移動していることから、ごく短時間の間に存在と検出されるのみで、所定の時間を平均して観察すると非存在とみなされる。つまり、白線検出や他の車両の存否検出に影響を与えることはない。
【0034】
<変形例>
以上の実施の形態では、撮影された画像において水平ラインに沿って白線候補点を抽出する処理を行った。しかし、特許請求の範囲に記載した本願発明はこのような実施の形態に限定されるものではなく、様々な変形例が考え得る。
【0035】
例えば、前方又は後方における他の車両を検出する処理においては、撮影した画像においてノイズとみなされたエッジ部全てを考慮するのではなく、図6に示すように、所定の領域に限定してエッジ部を分析し、他の車両の存否を判断することが可能である。この様な所定の領域は状況に応じて任意に決めることが可能である。
【0036】
また、実施の形態ではエッジ部の検出を水平ラインに沿って実施したが、必ずしも水平ラインである必要はなく、垂直や斜め方向であっても良い。
【0037】
【発明の効果】
本願発明の白線検出装置によると、撮影した画像のみを用いて白線と白線以外の物体とを正確に区別することが可能である。また、画像のみで処理ができるため、自動車に搭載することが容易であり、低コスト化が可能である。さらに、白線検出の処理が簡単であるため、限られた性能の車載機器を用いて十分に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る白線検出装置の処理フローを示す図である。
【図2】白線以外の物体が存在しない場合の白線検出処理を示す図である。
【図3】白線以外の物体が存在する場合の白線検出処理を示す図である。
【図4】第2の実施の形態に係る白線検出装置の処理を示す図である。
【図5】第3の実施の形態に係る他の車両を検出する処理を示す図である。
【図6】エッジ部を検出する領域を限定する変形例を示す図である。
【符号の説明】
10 画像上の白線
11 エッジ部を検出する水平ライン
12 抽出された白線候補点
13 検出された白線
21 他の車両[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a white line detection device that suppresses erroneous recognition of a white line due to the presence of an object other than a white line and detects the white line with high accuracy in a vehicle traveling on a road on which a white line is drawn.
[0002]
[Prior art]
Conventional white line detection devices detect objects other than white lines, such as preceding vehicles, using a distance measuring device such as radar or stereo vision, and perform white line detection by limiting the range to an area where no objects other than the white lines exist. (Patent Document 1). This is because, when an object other than the white line exists, it is difficult to distinguish the image from the white line, and a white line is erroneously recognized.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-11-14376 (FIG. 1)
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the white line detection device described in
[0005]
In order to reduce the mounting cost, it is necessary to have a means for detecting white lines by distinguishing white lines from objects other than white lines using only the acquired images. The realization of the device is required. The present invention provides a white line detection device that detects a white line with high accuracy while suppressing an increase in the processing amount using only the image, even if the acquired image includes a white line and an object other than the white line. With the goal. Another object is to provide a white line detection device capable of distinguishing a white line from another vehicle using only an acquired image and accurately determining whether or not the other vehicle exists.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention for solving at least one of the above-mentioned problems is as follows.
The invention according to
[0007]
In the invention according to
[0008]
The invention according to
[0009]
According to a fourth aspect of the present invention, the white line candidate point extracting means has a function of recognizing the presence of another vehicle based on an edge portion not attributable to the white line, and the recognition is made at each time. The erroneous recognition in the presence / absence determination of the other vehicle is suppressed by averaging the presence / absence of the other vehicle over a predetermined time longer than the detection cycle, thereby suppressing the erroneous recognition. It is a white line detection device of the description.
[0010]
[Action]
According to the first aspect of the present invention, the noise is removed by referring to the number or distribution of the edge portions detected in the predetermined area of the image indicating the front or rear of the host vehicle. Therefore, the detected edge is caused by the white line. It is possible to effectively determine whether or not the white line is present, and it is possible to detect a white line with high accuracy. Further, the processing described in
[0011]
According to the invention according to
[0012]
According to the third aspect of the present invention, since the edge portion of the captured image that is continuously detected in the substantially vertical direction is regarded as noise, the white line and the object other than the white line that causes the noise are clearly distinguished. It can be recognized separately.
[0013]
According to the invention according to
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First embodiment>
FIG. 1 shows a processing flow of the white line detection device according to the first embodiment of the present invention. FIG. 1A is a flowchart showing the principle of white line detection, and FIG. 2 shows an image corresponding to the white line detection processing when there is no object other than the white line.
[0015]
When the white line detection process is started (S11), an image in front of or behind the own vehicle is photographed (S12). For photographing, an arbitrary camera such as visible light or infrared light can be used. Next, as shown in FIG. 2A, a plurality of horizontal lines 11 (here, five lines) are sequentially scanned to calculate a change amount of luminance as pixel information. In practice, it is most preferable to calculate the luminance differential value e. The pixel information for calculating the amount of change is not limited to luminance, and information such as color (wavelength) may be used. If the calculated differential value e is an edge portion larger than a predetermined value (threshold value), it is estimated that there is a boundary between the road surface and the white line, and the white
[0016]
Next, a detailed process of the white line candidate point extracting means S13 when an object other than the white line (here, the preceding vehicle) exists in the captured image will be described with reference to FIG. FIG. 3 shows images corresponding to these processes.
[0017]
First, assuming a plurality of horizontal lines (five in this case) in a captured image, the lowermost row is i max , and the uppermost row is i min . First, in the i max line (S22), the horizontal line is set (S23), a differential operation of luminance is executed, and an edge portion is detected to obtain a white line candidate point (S24). The extraction of the white line candidate points at this time will be described later with reference to FIG. Next, the number of white line candidate points in the line on which the differential operation has been performed is accumulated. It can be seen that the total number of white line candidate points (hereinafter referred to as an accumulated value) in the i max line shown in FIG.
[0018]
In the situation shown in FIG. 3, when only a normal white line is detected, the accumulated value of the white line candidate points of the horizontal line is about 4 to 6 or less. Therefore, based on the accumulated value of the white line candidate points detected in the line i max , it is determined that there is no noise (an object other than the white line) on this horizontal line (S25), and these edge portions are defined as white line candidate points. It can be.
[0019]
Next, in the horizontal line of i = i max −1 (S27), the differential value is calculated in the same manner as described above, and the accumulated value of the white line candidate points is calculated. In the example of FIG. 3, the accumulated value of the white line candidate points on the horizontal line of i = 4 is 4, and it can be determined that there is no noise on this line. Therefore, it is recognized that these white line candidate points are not noise. Is done. Hereinafter, the same processing is repeated until i = i min (S26).
[0020]
In the horizontal line at i = 2 in FIG. 3, the accumulated value of the white line candidate points is 11. When only a normal white line appears in the image, the accumulated value is about 4 to 6 or less, so it can be estimated that the white line candidate point of the horizontal line with i = 2 contains noise. Therefore, the white line candidate points detected on this line are regarded as noise (S25) and are removed (not considered in the detection of the white line).
[0021]
On a general road as shown in FIG. 3, when noise caused by a preceding vehicle is detected on a horizontal line of i = 2, a horizontal line of i = 1 above (distant) is always ahead. Since noise due to the vehicle is included, it is not necessary to extract white line candidate points for horizontal lines above the horizontal line from which the noise was detected. Then, in the case of FIG. 3, a white line is detected from white line candidate points that do not contain noise and are detected on horizontal lines from i = 3 to i = i max (S14).
[0022]
The means for calculating the accumulated value (indicated by ctr) of the white line candidate points in each horizontal line will be described below with reference to FIG. Here, the position of a pixel in each horizontal line is represented by j, and the left end of the horizontal line to be processed is j start and the right end is j end .
[0023]
First, the processing is started from j = j start on the horizontal line to be processed. At this time, ctr is 0 (S32). Next, a differential value e of the luminance of each pixel is calculated (S33), and it is determined whether or not the differential value exceeds a certain threshold (S34). When the differential value of the luminance is larger than the threshold, it can be estimated that the edge portion is a white line candidate point. At this time, 1 is added to ctr (S35), and at the same time, the edge portion is stored as a white line candidate point.
[0024]
The white line candidate point extraction process described in S36 analyzes the edge portion estimated as the white line candidate point in S34 in detail. More specifically, referring to the absolute value of the differential value calculated in S33 and the distance between the edge portion having a positive differential value and the edge portion having a negative differential value, detection of a more accurate white line is performed. To contribute. However, it is not possible to grasp all noises by this processing.
[0025]
The above processing is repeated until j = j end (S37, S38), and finally the accumulated value ctr of the white line candidate points of the horizontal line is calculated. Then, as described above, it is determined whether or not noise is included by referring to the value of the cumulative value ctr of the white line candidate point (S25). If the noise is included, the white line candidate point is removed. A white line is detected.
[0026]
<Second embodiment>
A second embodiment for determining whether or not the extracted white line candidate point is noise will be described below. The image shown in FIG. 4 is the same as that described in the first embodiment, and the extraction of the white line candidate points along the horizontal line is the same as described above.
[0027]
In the present embodiment, as shown in FIG. 4, it is determined whether or not noise is present in consideration of the distribution of the extracted white line candidate points. In general, when an image in front of or behind a vehicle is taken, the edge portion caused by the white line does not continue in the vertical direction of the image, but is always detected in the oblique direction (FIG. 4). On the other hand, an edge portion caused by a preceding vehicle or a following vehicle tends to be continuously detected in a substantially vertical direction of the image (FIG. 4). That is, when the extracted white line candidate points are substantially continuous in the vertical direction, it can be estimated that those white line candidate points are noise caused by another vehicle. In this way, considering the distribution of the detected white line candidate points (difference in continuity), the white line candidate points can be distinguished from those caused by the white line and noises caused by other vehicles.
[0028]
Here, “substantially in the vertical direction” means that the edge portion due to the white line is continuously detected in the oblique direction, and is continuous in the vertical direction to the extent that it can be sufficiently distinguished from the oblique direction. (See FIG. 4).
[0029]
When the white line candidate points are successively extracted in the substantially vertical direction in this way, it can be estimated that those white line candidate points are caused by other vehicles, and such white line candidate points are removed as noise. Is done. By detecting a white line based on the white line candidate points from which such noise has been removed, a more accurate white line detection device can be realized.
[0030]
<Third embodiment>
In the above description, the edge portion regarded as noise is considered to be caused by the preceding vehicle or the following vehicle. That is, it is estimated that when there is noise, another vehicle exists, and when there is no noise, there is no other vehicle. Therefore, it is possible to determine whether or not another vehicle exists in the vicinity by processing the edge portion regarded as the noise as described below.
[0031]
In the first and second embodiments, FIG. 5 shows a case where it is determined that another vehicle exists and a case where it is determined that another vehicle does not exist as time elapses. FIG. 5 (a) shows the presence / absence information (existence or non-existence) of another vehicle at each time. However, in reality, the other vehicle is not present for a very short time (about the detection cycle). X in FIG. 5A is considered to be erroneous. In such a case, if a predetermined time longer than the detection period is averaged and observed, and the presence or absence of another vehicle is determined in consideration of temporal continuity, the presence or absence of another vehicle can be accurately determined. In the case as shown in FIG. 5, it is possible to ignore a point like X and determine that another vehicle is present.
[0032]
As an example, the detection of the presence or absence of another vehicle is detected at a detection cycle of about 0.1 second, but the predetermined time to be averagely observed is preferably several to ten times the detection cycle. By arranging each detection result for a predetermined time in this manner, it is possible to accurately detect whether or not another vehicle exists.
[0033]
Note that an object other than the other vehicle is detected as being present only in a very short time since the own vehicle is moving, and is regarded as non-existent when observed over a predetermined period of time. That is, it does not affect the detection of the white line or the presence / absence of another vehicle.
[0034]
<Modification>
In the above embodiment, the process of extracting the white line candidate points along the horizontal line in the captured image was performed. However, the present invention described in the claims is not limited to such an embodiment, and various modifications can be considered.
[0035]
For example, in the process of detecting another vehicle ahead or behind, instead of considering all the edge portions regarded as noise in the captured image, the edge is limited to a predetermined area as shown in FIG. It is possible to analyze the section and determine the presence or absence of another vehicle. Such a predetermined area can be arbitrarily determined according to the situation.
[0036]
In the embodiment, the detection of the edge portion is performed along the horizontal line. However, the detection is not necessarily performed on the horizontal line, but may be performed in a vertical or oblique direction.
[0037]
【The invention's effect】
According to the white line detection device of the present invention, it is possible to accurately distinguish a white line from an object other than the white line using only the captured image. In addition, since processing can be performed only with an image, it can be easily mounted on an automobile and cost reduction can be achieved. Further, since the white line detection process is simple, the white line detection process can be sufficiently performed using in-vehicle devices having limited performance.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a processing flow of a white line detection device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram illustrating white line detection processing when no object other than a white line exists.
FIG. 3 is a diagram illustrating white line detection processing when an object other than a white line exists.
FIG. 4 is a diagram illustrating processing of a white line detection device according to a second embodiment.
FIG. 5 is a diagram showing a process for detecting another vehicle according to the third embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing a modification in which an area for detecting an edge portion is limited.
[Explanation of symbols]
Claims (4)
前記車両の前方又は後方の画像を取得する撮像手段と、
前記画像から画素情報の変化量が所定値を超えるエッジ部を検出して白線候補点を抽出し、前記画像の所定領域において抽出された前記白線候補点の数又は分布を参照してノイズを除去することにより、所望の白線候補点を得る白線候補点抽出手段と、
複数の前記白線候補点の位置から前記車両が走行するレーンの境界に引かれた白線を検出する白線検出手段とを有することを特徴とする白線検出装置。A white line detection device that detects a white line drawn on the boundary of the lane on which the vehicle travels,
Imaging means for acquiring an image in front of or behind the vehicle,
An edge portion where the amount of change in pixel information exceeds a predetermined value is detected from the image to extract white line candidate points, and noise is removed by referring to the number or distribution of the white line candidate points extracted in a predetermined region of the image. By doing, white line candidate point extraction means to obtain a desired white line candidate point,
A white line detecting device for detecting a white line drawn on the boundary of the lane in which the vehicle travels from the positions of the plurality of white line candidate points.
前記認識においては、各時刻で判断された他の車両の存否を、検出周期より長い所定時間で平均することによって、前記他の車両の存否判断における誤認を抑制することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の白線検出装置。The white line candidate point extraction means has a function of recognizing the presence of another vehicle based on an edge portion not caused by the white line,
2. The recognition according to claim 1, wherein the presence / absence of another vehicle determined at each time is averaged over a predetermined time longer than a detection cycle to suppress erroneous recognition in the presence / absence determination of the other vehicle. The white line detection device according to claim 3.
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- 2003-02-05 JP JP2003028215A patent/JP2004240636A/en active Pending
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