JP2004237851A - Table and system for preventing gear-tooth striking noise - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン製造メーカーからエンジンを購入し、該エンジンを船舶に搭載したときに、エンジンの或る回転数において発生する減速機の歯打ち音が発生しないような組み合わせを船舶販売会社または造船所に提供する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、船舶推進装置においては、船舶に搭載したエンジンのクランク軸に弾性継手を介して減速機の入力軸が連結され、該減速機には油圧クラッチを備え、その出力軸にプロペラ軸を介してプロペラが連結される。前記油圧クラッチは操船状態に応じて油圧を制御することにより分離状態、すべり状態及び直結状態に制御され、船舶を随意に前進、後退或いは停止させることができるように構成されている。このような船舶推進装置における減速機においては、低速低負荷時にはエンジンのトルクが変動し易く、減速機内のギヤがバックラッシュにより相互に衝撃的にぶつかり合い、歯打ち音を発生させ、不快なガラ音や船体振動を引き起こすことが知られている。
この歯打ち音を発生させる原因として、エンジンに対するプロペラ及びプロペラ軸の組合せがある。従来、販売者であるエンジン製造メーカーが購入者である船舶の販売会社・造船所に販売した後、船舶の販売会社・造船所が購入したエンジンに合わせてプロペラ及びプロペラ軸を選択して推進装置を構成し、該推進装置を船体に据え付けて船舶をユーザに販売していた。そして、船舶を低速走行させた際に、歯打ち音が発生した場合には、歯打ち音の発生を防止するために、エンジンと減速機とを接続する弾性継手をネジリこわさの異なるものや軸径の異なるプロペラ軸に交換したり、材質の異なるプロペラ軸、径の異なるプロペラなどに交換したりしていた。また、減速機に備えた油圧クラッチの摩擦板を滑らせるように油圧装置に消音バルブを取り付けることにより歯打ち音の発生を防止していた。さらに、推進装置を船体に据え付ける前に、予め消音バルブを取り付ける場合もあった(例えば、特許文献1参照。)。
つまり、船舶の販売会社・造船所がプロペラ及びプロペラ軸の組合せを選択するようにしていたので、エンジンに対してプロペラ及びプロペラ軸の組合せが不適切なものである場合でも、推進装置を船体に据え付けた後、実際に船舶を低速走行させなければ、減速機における歯打ち音が発生するかどうかがわからなかったのである。そのため、歯打ち音が発生した場合には、弾性継手やプロペラ軸あるいはプロペラなどを交換したり、消音バルブを設けたりして歯打ち音を防止するようにしており、手間と費用がかかっていた。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−250568号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
推進装置を船舶に据え付ける前に、エンジンに対するプロペラ軸とプロペラの適切な組合せがわかれば、上述の問題は解消できるが、従来において、エンジン製造メーカーは船舶の販売会社・造船所にエンジンを販売する際に、プロペラとプロペラ軸の組合せによる減速機の歯打ち音に関する制限を明示したり、プロペラとプロペラ軸の組合せから歯打ち音が発生するかどうかを予測したりすることはなかった。また、プロペラについては船舶の販売会社・造船所に明示することはあるが、該プロペラに関する明示は最大船速に対するものであり、歯打ち音が発生するかどうかを明示するものではなかった。また、プロペラ軸についても船舶の販売会社・造船所に明示することはあるが、これはネジリ振動に起因する強度保護に関するもので、歯打ち音に関するものではなかった。
そこで本発明は、船舶の販売会社・造船所が推進装置を船体に据え付ける前に、予め歯打ち音を回避するようなプロペラとプロペラ軸の組合せがわかるように、エンジン製造メーカーがエンジンを販売する方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0006】
即ち、請求項1においては、エンジンと減速機からなる主機からプロペラに動力を伝える推進装置を備える船舶において低速時に歯打ち音を防止するための値を表示した表であって、所定値ごとのプロペラ径とプロペラ軸径に対して低速時に減速機から歯打ち音が発生しないプロペラ軸長さの値を表示したものである。
【0007】
請求項2においては、前記船舶の歯打ち音防止表において、縦横にそれぞれ区分された欄のうち左右一方にプロペラ軸径を記載し、他方の欄にプロペラ径を記載し、かつこれら各欄の直交する欄にプロペラ軸長さを記載し、前記の記載されたプロペラ軸長さの値をプロペラ軸径とプロペラ径に対して歯打ち音が発生しないような最小値であるものである。
【0008】
請求項3においては、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をプロペラ軸の材質毎に表したものである。
【0009】
請求項4においては、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をプロペラの材質毎に表したものである。
【0010】
請求項5においては、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値を逆転減速機の減速比毎に表したものである。
【0011】
請求項6においては、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をエンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類毎に表したものである。
【0012】
請求項7においては、エンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類毎に、歯打ち音が発生しないプロペラ軸径とプロペラ軸長さとプロペラ径の組み合わせのデータを記憶装置に記憶し、入力手段によりエンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類と、プロペラ径、又は、プロペラ軸径、又は、プロペラ長さ、のいずれか1または2の値を入力すると、歯打ち音が発生しない残りの値を表示するようにしたものである。
【0013】
請求項8においては、エンジン製造メーカーと船舶販売会社または造船所にそれぞれコンピューターを配置してネットワークで相互に通信可能とするとともに、エンジン製造メーカーのコンピューターは、船舶販売会社または造船所で使用するプロペラ径と、プロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、エンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類の長さを入力すると、歯打ち音が発生するかどうかをシミュレーションし、歯打ち音が発生すると予測された場合には、歯打ち音が発生しないプロペラ径、又は、プロペラ軸径、又は、プロペラ長さ、又は、弾性継手の種類をネットワークを介して船舶販売会社または造船所に送信するものである。
【0014】
請求項9においては、エンジン製造メーカーと船舶販売会社または造船所にそれぞれコンピューターを配置してネットワークで相互に通信可能とするとともに、船舶販売会社または造船所のコンピューターの入力手段で、プロペラ径と、プロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、エンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類の長さを入力すると、その値をネットワークを介してエンジン製造メーカーのコンピューターに入力し、歯打ち音が発生するかどうかを演算し、その結果をネットワークを介して船舶販売会社または造船所に送信するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は推進装置の構成を示す図、図2は組合せ表を示す図、図3は組合せ表の一実施例を示す図、図4は図3におけるプロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、プロペラ径との関係を示す図、図5は第二実施例のフローチャート図、図6はデータ通信手段の構成を示す図、図7は第四実施例のフローチャート図、図8は第五実施例のフローチャート図である。
【0016】
まず、船舶の推進装置について説明する。
図1に示すように、船舶の推進装置1は、エンジン2、減速機3、プロペラ軸4、プロペラ5などからなり、該減速機3の入力軸3aがエンジン2側に突出して、エンジン2のクランク軸に弾性継手6を介して接続されている。該入力軸3aは、クラッチ3bを介して第一ギヤ3cに接続され、該第一ギヤ3cは、出力軸3d上に固設される第二ギヤ3eと噛合している。出力軸3dは、減速機3の下部から後方に延出されるプロペラ軸4と接続され、該プロペラ軸4の端部にプロペラ5が固設されている。
【0017】
前記エンジン2の駆動出力は、クランク軸から減速機3の入力軸3aに伝達され、その後、クラッチ3b、第一ギヤ3c、第二ギヤ3e、及び出力軸3dを介して、プロペラ軸4に伝えられてプロペラ5が回動される。なお、クラッチ3bには図示しない逆転機構とも連結され、入力軸3aと第一ギヤ3cとの連結・非連結を切り換えるとともに、入力軸3aの回転を第一ギヤ3cへ伝達する際に、その回転方向を切り換える機能も有している。
このようにエンジン2、減速機3等が一体的に構成された推進装置1は、複数の防振ゴム等の防振部材により支持されて、船舶の船体に据え付けられる。
【0018】
以上のような推進装置1を備えた船舶では、エンジン2のアイドル回転数から、一定の低速回転域において、捩じり振動が起因して減速機3のギヤ3c・3eに大きな歯打ち音が発生する場合がある。そのため、減速機3の歯打ち音を解消するには、歯打ち音に関与する共振回転数を機関アイドル回転数以下とする必要があり、ネジリこわさの異なるプロペラ軸に変更したり、径、翼数、材質、形状の異なるプロペラに変更したり、ネジリこわさの異なる弾性継手に変更したりすることによって、共振回転数を下げることが可能となる。また、エンジン2や減速機3の種類を変更することで、共振回転数を下げることもできるが、エンジン2の種類を変更することは、エンジン2の必要出力を考慮すると困難であり、また減速機3の種類を変更することも、必要な減速比を考慮すると困難である。
したがって、弾性継手6と、プロペラ軸4と、プロペラ5とを適切に組み合せることが、歯打ち音の発生を防止する手段となる。
【0019】
従来は、購入者である船舶の販売会社・造船所側が販売者であるエンジン製造メーカーからエンジン2を購入した後、弾性継手6と、プロペラ軸4と、プロペラ5とを任意に組み合せて推進装置1を構成していたので、弾性継手6と、プロペラ軸4と、プロペラ5との組合せが不適切なものとなり、低速時に減速機3の歯打ち音が発生することがあった。この場合、推進装置1を船体に据え付けてエンジン2を低速低負荷状態とするまで減速機3において歯打ち音が発生するにもかわからず、歯打ち音が発生した場合には、弾性継手6やプロペラ軸、プロペラなどを交換したり、減速機3に消音バルブを取り付けたりして歯打ち音を防止するようにしていたので手間と費用が掛かっていた。
【0020】
そこで本発明は、エンジン製造メーカーがエンジンを販売する際に、船舶の販売会社・造船所が推進装置を船体に据え付ける前に、予め歯打ち音を回避するようなプロペラとプロペラ軸の組合せで推進装置を構成できるようにエンジンを販売する方法を提供するものであり、まず、その第一実施例について説明する。
第一実施例は、組合せ表10を用いてプロペラ5とプロペラ軸4の組合せを船舶の販売会社・造船所に明示するものであり、該組合せ表10を販売資料等に記載して、歯打ち音を回避できるようなプロペラ5とプロペラ軸4の組合せを素早く確認できる構成としている。
【0021】
図2に示すように、前記組合せ表10には縦横に区分けされて複数の欄が形成され、プロペラ軸径11と、プロペラ径12と、プロペラ軸長さ13の関係を示すマトリックス状に構成された上表10aと推進装置1の各構成部材を表示する項目からなる下表10bとから組合せ表10が構成されている。該上表10aにおいて、その最左欄縦方向に所定長さ長くなる毎にプロペラ軸径11a・11b・11c・・・が記載され、最上欄横方向に所定長さ長くなる毎にプロペラ径12a・12b・12c・・・が記載されている。また、最左上欄には減速機3の減速比14が記載されている。よって、減速比が異なる毎に表中の値も異なる表が用意されている。
【0022】
さらに、プロペラ軸径11a・11b・11c・・・を記載した欄とプロペラ径12a・12b・12c・・・を記載した欄との直交する欄に、プロペラ軸長さ13aa・13ac・13bb・・・が記載されている。該欄に記載されるプロペラ軸長さ13aa・13ac・13bb・・・は、プロペラ軸径11とプロペラ径12に対して減速機3の歯打ち音を防止することのできる最低値を示したものである。
こうして、前記プロペラ軸径11と、プロペラ径12と、プロペラ軸長さ13のうちいずれか二つの組合せから、残りの一つの数値を決定することができるようにしているのである。
【0023】
一方、下表10bに設けられた推進装置1の構成部材を示す表示項目には、少なくとも一つ以上の構成部材について記載されており、例えば、図2では、上から順にエンジン2の種類を表示する機関名称表示部21、減速機3の種類を表示する減速機表示部22、弾性継手6の種類を表示する弾性継手種類表示部23、プロペラ軸4の材質を表示するプロペラ軸材質表示部24、プロペラ5の構成要素を表示するプロペラ諸元表示部25が設けられている。なお、機関名称表示部21及び減速機表示部22は商品名や型番等であり、弾性継手6の種類としては、高弾性継手、ラバーブロック、ゴム筒等のゴム部材からなるものや、ダンパー等のバネ部材からなるものがある。
【0024】
そして、下表10bの機関名称表示部21、減速機名称表示部22、弾性継手種類表示部23、プロペラ軸材質表示部24、プロペラ諸元表示部25の各表示部に表示されたエンジン2の種類、減速機3の種類、弾性継手6の種類、プロペラ軸4の材質、プロペラ5の構成、さらには上表10aに記載された減速機3の減速比14が異なる毎に、プロペラ軸径11と、プロペラ径12と、プロペラ軸長さ13が決定され、その値が上表10aに記載されて組合せ表10が構成されて、それぞれの種類や値毎に表が作成されているのである。
また、組合せ表10は、エンジン2、減速機3、弾性継手6、プロペラ軸4、プロペラ5の異なる組合せからなる推進装置1においてそれぞれ用意されるものであり、該組合せ表10には、減速機3の減速比、又は弾性継手6の種類、又はプロペラ軸4の材質、又はプロペラ5の材質に応じて決定されたプロペラ軸径11と、プロペラ径12と、プロペラ軸長さ13とが記載される。
【0025】
前記組合せ表10を用いた具体例について説明すると、図3において、減速比が3.05の減速機を用いた場合に、プロペラ径が1200mmで、プロペラ軸径が90mmとすると、プロペラ軸長さは1600mm以上とすれば減速機の歯打ち音の発生を防止することができることが容易にわかるようにしている。そして、機関は○○○−○○で、減速機は△△△−△△で、弾性継手は型式がXXXの高弾性継手で、プロペラ材質はSUSXXXのステンレス鋼材でプロペラの材質は□□の黄銅鋼材が使用されていることが確認できるのである。
【0026】
また、図4は図3におけるプロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、プロペラ径との関係を示したものであり、縦軸をプロペラ軸径とし、横軸にはプロペラ軸長さをとったものである。そして、プロペラ径ライン26・27・28・29は歯打ち音を防止することのできるプロペラ径の最低値をプロットしたものであり、該プロペラ径ライン26・27・28・29より上方の領域に位置するようなプロペラとプロペラ軸の組合せを選択することで、歯打ち音が発生するのを防止することができるのである。
【0027】
次に、第二実施例について説明する。
第二実施例は、パソコンやコンピューター等を用いて、プロペラ軸径、プロペラ軸長さ、プロペラ径、及び弾性継手、エンジン型式、減速機型式等を入力することにより、歯打ち音が発生するかどうかのシミュレーションを行い、または演算して適切な組み合わせ表を作成し、明示するものである。
具体的には、図5、図6に示すように、ハードウエア42としては、コントローラとなる周知のCPU43、RAM44、ROM45と、表示装置(出力装置)46と、入力装置47と、記憶装置48と、インターフェース49等より構成される。なお、表示装置46はCRTや液晶ディスプレー等の表示手段、あるいは、プリンター等の出力手段となり、入力装置47はキーボードやマウス等からなり、入力手段や選択手段となる。ネットワークについては後述する。
そして、前記入力装置47により弾性継手の形式が決まっている場合には、プロペラ軸径とプロペラ軸長さとプロペラ径を入力する。弾性継手も仕様により変更する場合には弾性継手の種類に合わせたその係数を入力する。これらの入力からシミュレーションソフトを用いてシミュレーションを行う(31)。つまり、プロペラ軸長さとプロペラ径をそれぞれ所定値ずつ変更して、歯打ち音が発生しない(または発生する)プロペラ軸径の閾値を演算して求めて、その歯打ち音が発生しない値を表示した組合せ表10を作成し(32)、この作成した組合せ表10をプリントアウトしたり、取扱説明書や技術ニュース等の販売資料に記載したりする(33)。これをエンジン製造メーカーが船舶の販売会社・造船所に明示する(34)。したがって、船舶の販売会社・造船所はエンジンを発注する段階で予め歯打ち音の発生しないプロペラ5と、プロペラ軸4と、弾性継手6の組合せが分かるので、そのエンジンで歯打ち音の発生しないプロペラ5と、プロペラ軸4と、弾性継手6を選択することができ、組立後に弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となり、手間が省けるとともに、費用を低減することができる。但し、演算する代わりに、エンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類毎に、歯打ち音が発生しないプロペラ軸径とプロペラ軸長さとプロペラ径の組み合わせのデータを記憶装置にマップとして記憶し、入力手段によりエンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類と、プロペラ径、又は、プロペラ軸径、又は、プロペラ長さ、のいずれか1または2の値を入力すると、歯打ち音が発生しない残りの値を表示装置に表示するように構成することもできる。
【0028】
次に、第三実施例について説明する。
第三実施例は、ネットワーク40(インターネットを含む)を通じてプロペラ5と、プロペラ軸4と、弾性継手6の組合せを船舶の販売会社・造船所に明示するものであり、前記同様に、各エンジンに対して歯打ち音が発生しないプロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、プロペラ径の数値と、弾性継手6の種類の表を作成して、データ通信手段を介して船舶の販売会社・造船所に送信することで、または、エンジン製造メーカーが歯打ち音が発生しない表をホームページ等が公表して、船舶の販売会社・造船所は表を受け取り又はホームページを閲覧して、所望のプロペラ5と、プロペラ軸4と、弾性継手6を選択することができるのである。
【0029】
エンジン製造メーカーと船舶の販売会社・造船所はそれぞれハードウエア42・42・・・をネットワーク(インターネット)40で接続し、各ハードウエア42は前記CPU43、RAM44、ROM45、表示装置46、入力装置47、記憶装置48等に加えて、ネットワークインターフェース49を備えるものである。
【0030】
次に、第四実施例を説明する。
この場合は、エンジン製造メーカーから船舶の販売会社・造船所に歯打ち音を回避するプロペラ軸径、プロペラ軸長さ、プロペラ径の数値、弾性継手6の種類を勧告する実施例について、図7より説明する。
まず、船舶の販売会社・造船所52が所有または購入予定の弾性継手6の種類と、プロペラ軸径、プロペラ軸長さ、プロペラ径の数値を入力手段を用いて入力し(53)、そのデータをネットワーク40を通じてエンジン製造メーカー54に送信する。エンジン製造メーカー54は、船舶の販売会社・造船所52からのデータについて、歯打ち音が発生するかどうかのシミュレーションを行い(55)、歯打ち音の発生が予測される表、または、データの中で歯打ち音の発生しない組み合わせの表を作成する(56)。この表をネットワーク40を介して船舶の販売会社・造船所52に明示する。或いは、入力されたデータに対して、歯打ち音の発生しない弾性継手6、または、プロペラ軸4、または、プロペラ5の組合せのそれぞれの値、または、表を送信して、その値に変更するように勧告する(57)。
【0031】
また、第五実施例は、船舶の販売会社・造船所62が諸値を入力することでネットワーク40を通して自動的に歯打ち音が発生するかどうかの予測結果を得ることができるようにしている。この場合の手順について図8を用いて説明する。
まず、船舶の販売会社・造船所62は入力手段により販売または製造しようとする船のエンジン2の種類または所望の諸元(馬力や大きさ等)を入力し(62)、次に弾性継手6の種類を入力し(63)、次に減速機の種類または所望の諸元(変速比や大きさ等)を入力する(64)。但し、エンジン、弾性継手、減速機の種類は選択画面で選択するように構成することもできる。
【0032】
そして、上記エンジン、弾性継手、減速機に組み付けるプロペラ軸径、プロペラ軸長さ、プロペラ径それぞれの数値を入力手段により入力して(65)、ネットワーク40を介してエンジン製造メーカー60のコンピューターにアクセスする。エンジン製造メーカー60のコンピューターはこれらのデータと、記憶装置50に記憶されているエンジンデータベース50aや減速機データベース50bや弾性継手データベース50c等と比較して、入力された値に適用することができるエンジンや減速機や弾性継手を選択し,歯打ち音発生予測シミュレーションソフト66により歯打ち音が発生するかどうかを予測する。その結果が出ると、ネットワーク40を通じて送信して船舶の販売会社・造船所62の表示手段に表示させる(67)。なお、歯打ち音が発生すると予測された場合には、歯打ち音を回避するような弾性継手6と、プロペラ5とプロペラ軸4の組合せが予測結果とともに表示される。こうして、船舶の販売会社・造船所61は弾性継手6と、プロペラ5とプロペラ軸4の組合せをネットワーク40を通じて容易に確認することができるのである。
なお、船舶の販売会社・造船所がエンジン製造メーカーから提供されたデータを記憶装置に蓄積して外部ネットワークを介さずに、イントラネットだけで歯打ち音発生予測シミュレーションを行って弾性継手と、プロペラと、プロペラ軸の組合せを確認できるようにすることも可能である。
【0033】
以上のように、エンジン製造メーカーがエンジン2を船舶の販売会社・造船所に販売する際に、組合せ表10を用いて減速機3の歯打ち音を回避するようなプロペラ5と、プロペラ軸4と、弾性継手6の組合せを明示したり、ネットワーク40を通じて歯打ち音が発生するかどうかを確認できるようにしたので、船舶の販売会社・造船所は推進装置を船体に据え付ける前に弾性継手6と、プロペラ5と、プロペラ軸4の適切な組合せがわかり、予め歯打ち音が発生するのを防止することができる。そのため、歯打ち音が発生しなくなり、弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となるので、手間を省き、費用の低減を図ることができる。したがって、エンジン製造メーカーも販売の促進を図ることができるのである。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0035】
即ち、請求項1に示す如く、エンジンと減速機からなる主機からプロペラに動力を伝える推進装置を備える船舶において低速時に歯打ち音を防止するための値を表示した表であって、所定値ごとのプロペラ径とプロペラ軸径に対して低速時に減速機から歯打ち音が発生しないプロペラ軸長さの値を表示したので、素早くプロペラ軸径とプロペラ径とプロペラ長さの適切な組合せを確認することができ、確実に歯打ち音の発生を防止することができる。そのため、弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となるので、船舶の販売会社・造船所は手間を省き、費用の低減を図ることができる。したがって、エンジン製造メーカーも販売の促進をはかることができるのである。
【0036】
請求項2に示す如く、前記船舶の歯打ち音防止表において、縦横にそれぞれ区分された欄のうち左右一方にプロペラ軸径を記載し、他方の欄にプロペラ径を記載し、かつこれら各欄の直交する欄にプロペラ軸長さを記載し、前記の記載されたプロペラ軸長さの値をプロペラ軸径とプロペラ径に対して歯打ち音が発生しないような最小値であるので、素早くプロペラ軸径とプロペラ径とプロペラ長さの適切な組合せを確認することができ、確実に歯打ち音の発生を防止することができる。
【0037】
請求項3に示す如く、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をプロペラ軸の材質毎に表したので、回避精度が高くなり、確実に歯打ち音の発生を防止できる。
【0038】
請求項4に示す如く、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をプロペラの材質毎に表したので、回避精度が高くなり、確実に歯打ち音の発生を防止できる。
【0039】
請求項5に示す如く、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値を逆転減速機の減速比毎に表したので、回避精度が高くなり、確実に歯打ち音の発生を防止できる。
【0040】
請求項6に示す如く、前記船舶の歯打ち音防止表に記載したプロペラ径、プロペラ軸径、プロペラ軸長さの値をエンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類毎に表したので、回避精度が高くなり、確実に歯打ち音の発生を防止できる。
【0041】
請求項7に示す如く、エンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類毎に、歯打ち音が発生しないプロペラ軸径とプロペラ軸長さとプロペラ径の組み合わせのデータを記憶装置に記憶し、入力手段によりエンジンの型式、減速機の型式、弾性継手の種類、プロペラ軸の材質、プロペラの種類と、プロペラ径、又は、プロペラ軸径、又は、プロペラ長さ、のいずれか1または2の値を入力すると、歯打ち音が発生しない残りの値を表示するようにしたので、船舶の販売会社・造船所は推進装置を船体に据え付ける前に弾性継手と、プロペラと、プロペラ軸の適切な組合せがわかり、予め歯打ち音が発生するのを防止することができる。そのため、歯打ち音が発生しなくなり、弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となるので、手間を省き、費用の低減を図ることができる。したがって、エンジン製造メーカーも販売の促進をはかることができるのである。
【0042】
請求項8に示す如く、エンジン製造メーカーと船舶販売会社または造船所にそれぞれコンピューターを配置してネットワークで相互に通信可能とするとともに、エンジン製造メーカーのコンピューターは、船舶販売会社または造船所で使用するプロペラ径と、プロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、エンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類の長さを入力すると、歯打ち音が発生するかどうかをシミュレーションし、歯打ち音が発生すると予測された場合には、歯打ち音が発生しないプロペラ径、又は、プロペラ軸径、又は、プロペラ長さ、又は、弾性継手の種類をネットワークを介して船舶販売会社または造船所に送信するので、船舶の販売会社・造船所は推進装置を船体に据え付ける前に弾性継手と、プロペラと、プロペラ軸の適切な組合せがわかり、予め歯打ち音が発生するのを防止することができる。そのため、歯打ち音が発生しなくなり、弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となるので、手間を省き、費用の低減を図ることができる。したがって、エンジン製造メーカーも販売の促進をはかることができるのである。
【0043】
請求項9に示す如く、エンジン製造メーカーと船舶販売会社または造船所にそれぞれコンピューターを配置してネットワークで相互に通信可能とするとともに、船舶販売会社または造船所のコンピューターの入力手段で、プロペラ径と、プロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、エンジンと減速機とを接続する弾性継手の種類の長さを入力すると、その値をネットワークを介してエンジン製造メーカーのコンピューターに入力し、歯打ち音が発生するかどうかを演算し、その結果をネットワークを介して船舶販売会社または造船所に送信するので、船舶の販売会社・造船所は推進装置を船体に据え付ける前に弾性継手と、プロペラと、プロペラ軸の適切な組合せがわかり、予め歯打ち音が発生するのを防止することができる。そのため、歯打ち音が発生しなくなり、弾性継手の交換や消音バルブの取付けが不要となるので、手間を省き、費用の低減を図ることができる。したがって、エンジン製造メーカーも販売の促進をはかることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】推進装置の構成を示す図。
【図2】組合せ表を示す図。
【図3】組合せ表の一実施例を示す図。
【図4】図3におけるプロペラ軸径と、プロペラ軸長さと、プロペラ径との関係を示す図。
【図5】第二実施例のフローチャート図。
【図6】データ通信手段の構成を示す図。
【図7】第四実施例のフローチャート図。
【図8】第五実施例のフローチャート図。
【符号の説明】
1 推進装置
2 エンジン
3 減速機
4 プロペラ軸
5 プロペラ
6 弾性継手
10 組合せ表
11 プロペラ軸径
12 プロペラ径
13 プロペラ軸長さ[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ship sales company or a shipbuilding company which purchases an engine from an engine manufacturer and mounts the engine on a ship so that the gear rattle generated at a certain number of rotations of the engine is not generated. Related to the technology provided to the office.
[0002]
[Prior art]
Generally, in a ship propulsion device, an input shaft of a speed reducer is connected to a crankshaft of an engine mounted on a ship via an elastic joint, the speed reducer is provided with a hydraulic clutch, and an output shaft of the speed reducer is provided via a propeller shaft. The propeller is connected. The hydraulic clutch is controlled to a separated state, a slip state, and a directly connected state by controlling a hydraulic pressure according to a boat maneuvering state, and is configured to be able to arbitrarily advance, retreat, or stop the boat. In such a speed reducer in a marine propulsion device, the engine torque tends to fluctuate at low speeds and low loads, and the gears in the speed reducer collide with each other due to backlash, generating rattling noise and causing unpleasant rattle. It is known to cause sound and hull vibrations.
The cause of the rattling noise is a combination of a propeller and a propeller shaft for the engine. Conventionally, after the engine manufacturer, the seller, sells to the ship company or shipyard that is the purchaser, the ship company or shipyard selects the propeller and propeller shaft according to the engine purchased, and the propulsion device And the propulsion device is installed on the hull to sell the ship to the user. If the rattling noise is generated when the ship is running at a low speed, the elastic joints connecting the engine and the speed reducer are provided with different torsional rigidities or shafts in order to prevent the rattling noise. They were replaced with propeller shafts with different diameters, or with propeller shafts with different materials or propellers with different diameters. In addition, a noise reduction valve is attached to the hydraulic device so as to slide a friction plate of a hydraulic clutch provided in the speed reducer, thereby preventing generation of rattling noise. Furthermore, before installing the propulsion device on the hull, there has been a case where a muffler valve is attached in advance (for example, see Patent Document 1).
In other words, since the sales company / shipyard of the ship selects the combination of the propeller and the propeller shaft, even when the combination of the propeller and the propeller shaft is inappropriate for the engine, the propulsion device is mounted on the hull. After installation, it was impossible to know whether or not rattling noise would occur in the speed reducer unless the ship was actually driven at low speed. Therefore, when rattling noise is generated, the elastic coupling, the propeller shaft or the propeller, etc. are replaced, or a muffling valve is provided to prevent the rattling noise, which is troublesome and expensive. .
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-9-250568
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Knowing the proper combination of propeller shaft and propeller for the engine before installing the propulsion device on the ship can solve the above problem, but conventionally engine manufacturers sell engines to ship distributors and shipyards. At this time, there was no explicit limitation on the rattling noise of the reduction gear due to the combination of the propeller and the propeller shaft, and no prediction of whether the combination of the propeller and the propeller shaft would produce rattling noise. Further, although propellers are sometimes specified to a ship company or a shipyard, the specification of the propellers is for the maximum ship speed, and does not specify whether or not rattle is generated. Propeller shafts may also be specified at ship sales companies and shipyards, but this is related to strength protection due to torsion vibration, not to rattle noise.
Therefore, according to the present invention, an engine manufacturer sells an engine so that a combination of a propeller and a propeller shaft that avoids rattling noise can be identified before a ship sales company or shipyard installs a propulsion device on a hull. The aim is to provide a method.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The problem to be solved by the present invention is as described above. Next, means for solving the problem will be described.
[0006]
That is, in claim 1, it is a table that displays values for preventing rattle at low speed in a boat equipped with a propulsion device that transmits power from a main engine including an engine and a speed reducer to a propeller. It shows the propeller shaft length and the propeller shaft length value at which no rattling noise is generated from the reduction gear at low speed with respect to the propeller shaft diameter.
[0007]
In
[0008]
In claim 3, the values of the propeller diameter, the propeller shaft diameter, and the propeller shaft length described in the table for preventing rattle of the boat are shown for each material of the propeller shaft.
[0009]
In
[0010]
In
[0011]
In claim 6, the values of the propeller diameter, the propeller shaft diameter, and the propeller shaft length described in the rattle prevention table of the ship are represented for each type of the elastic joint that connects the engine and the reduction gear. .
[0012]
In claim 7, a combination of a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, and a propeller diameter that does not generate rattle noise is generated for each type of engine, type of reduction gear, type of elastic joint, material of the propeller shaft, and type of propeller. The data is stored in the storage device, and the type of the engine, the type of the speed reducer, the type of the elastic joint, the material of the propeller shaft, the type of the propeller, the propeller diameter, or the propeller shaft diameter, or the propeller length by the input means, When any one of the
[0013]
In claim 8, a computer is arranged at each of the engine manufacturer and the ship sales company or the shipyard so that they can communicate with each other via a network, and the computer of the engine manufacturer is a propeller used at the ship sales company or the shipyard. Enter the diameter, propeller shaft diameter, propeller shaft length, and the length of the type of elastic joint that connects the engine and the reducer, and simulate whether rattling noise occurs. If predicted, the propeller diameter or the propeller shaft diameter, or the propeller length, or the type of the elastic joint that does not generate rattle sound is transmitted to the ship dealer or shipyard via the network. is there.
[0014]
In claim 9, a computer is arranged in each of the engine manufacturer and the ship dealer or the shipyard so that they can communicate with each other via a network, and the propeller diameter and the propeller diameter are input by the computer of the ship dealer or the shipyard. When the propeller shaft diameter, propeller shaft length, and the length of the type of elastic joint that connects the engine and the reducer are input, the values are input to the computer of the engine manufacturer via a network, and rattling noise is generated. It calculates whether or not to do so, and transmits the result to a ship sales company or a shipyard via a network.
[0015]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Next, an embodiment of the invention will be described.
1 is a diagram showing a configuration of the propulsion device, FIG. 2 is a diagram showing a combination table, FIG. 3 is a diagram showing an embodiment of the combination table, FIG. 4 is a diagram showing a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, and a propeller in FIG. FIG. 5 is a flow chart of the second embodiment, FIG. 6 is a view showing the configuration of the data communication means, FIG. 7 is a flow chart of the fourth embodiment, and FIG. 8 is a flow chart of the fifth embodiment. It is a flowchart figure.
[0016]
First, a propulsion device for a ship will be described.
As shown in FIG. 1, a propulsion device 1 for a ship includes an
[0017]
The drive output of the
The propulsion device 1 in which the
[0018]
In a boat equipped with the propulsion device 1 as described above, a large rattle noise is generated in the gears 3c and 3e of the speed reducer 3 due to torsional vibration in a constant low-speed rotation range from the idle speed of the
Therefore, an appropriate combination of the elastic joint 6, the
[0019]
Conventionally, a propulsion device is constructed by arbitrarily combining an elastic joint 6, a
[0020]
Accordingly, the present invention proposes a method in which a propeller and a propeller shaft that avoids rattling noise in advance before a ship sales company or a shipyard installs a propulsion device on a hull when an engine manufacturer sells an engine. A method for selling an engine so that the apparatus can be configured is provided. First, a first embodiment will be described.
In the first embodiment, the combination of the
[0021]
As shown in FIG. 2, a plurality of columns are formed in the combination table 10 divided vertically and horizontally, and are arranged in a matrix showing a relationship among a propeller shaft diameter 11, a propeller diameter 12, and a propeller shaft length 13. The combination table 10 is composed of the upper table 10a and the lower table 10b including items indicating respective components of the propulsion device 1. In the upper table 10a, the
[0022]
Further, in the column orthogonal to the column in which the
Thus, the remaining one numerical value can be determined from the combination of any two of the propeller shaft diameter 11, the propeller diameter 12, and the propeller shaft length 13.
[0023]
On the other hand, at least one or more components are described in the display items indicating the components of the propulsion device 1 provided in the following table 10b. For example, in FIG. 2, the type of the
[0024]
Then, the
The combination table 10 is prepared for the propulsion device 1 including different combinations of the
[0025]
A specific example using the combination table 10 will be described. In FIG. 3, if a propeller diameter is 1200 mm and a propeller shaft diameter is 90 mm when a speed reducer having a reduction ratio of 3.05 is used, the propeller shaft length will be described. Is set to be 1600 mm or more so that the rattling noise of the speed reducer can be prevented. The engine is ○○○-○○, the reducer is △-△△, the elastic joint is a high elastic joint of model XXX, the propeller material is stainless steel of SUSXXX and the material of the propeller is □□ It can be confirmed that brass steel is used.
[0026]
FIG. 4 shows the relationship between the propeller shaft diameter, the propeller shaft length, and the propeller diameter in FIG. 3, in which the vertical axis represents the propeller shaft diameter, and the horizontal axis represents the propeller shaft length. It is. The
[0027]
Next, a second embodiment will be described.
The second embodiment uses a personal computer or a computer to input a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, a propeller diameter, an elastic joint, an engine type, a reducer type, etc., so that rattling noise is generated. A simulation is performed to determine whether or not a suitable combination table is created and calculated.
Specifically, as shown in FIGS. 5 and 6, the
When the type of the elastic joint is determined by the
[0028]
Next, a third embodiment will be described.
In the third embodiment, the combination of the
[0029]
.. Are connected by a network (Internet) 40, and each
[0030]
Next, a fourth embodiment will be described.
In this case, an example in which the engine manufacturer recommends a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, a numerical value of the propeller diameter, and a type of the elastic joint 6 for avoiding rattling noise to a ship sales company or shipyard is described with reference to FIG. A more detailed description will be given.
First, the type of the elastic joint 6 owned or to be purchased or purchased by the ship sales company /
[0031]
Further, in the fifth embodiment, it is possible for the sales company /
First, the ship sales company /
[0032]
Then, the numerical values of the propeller shaft diameter, the propeller shaft length, and the propeller diameter to be assembled to the engine, the elastic coupling, and the reduction gear are input by input means (65), and the computer of the
In addition, the ship sales company / shipyard stores the data provided by the engine manufacturer in the storage device, and performs the simulation of the rattle noise generation prediction only on the intranet without going through the external network, and the elastic joint and the propeller It is also possible to confirm the combination of the propeller shafts.
[0033]
As described above, when the engine manufacturer sells the
[0034]
【The invention's effect】
The present invention is configured as described above, and has the following effects.
[0035]
In other words, as shown in claim 1, in a boat equipped with a propulsion device that transmits power from a main engine including an engine and a speed reducer to a propeller, a table displaying values for preventing rattle at low speed is provided. Propeller shaft length and propeller shaft length value that does not generate rattle noise from the reducer at low speed for the propeller diameter and propeller shaft diameter are displayed, so quickly check the proper combination of propeller shaft diameter and propeller diameter and propeller length Therefore, it is possible to reliably prevent the generation of rattle noise. This eliminates the need for replacement of the elastic joint and installation of the silencing valve, so that the ship sales company and shipyard can save time and cost. Therefore, engine manufacturers can also promote sales.
[0036]
As shown in
[0037]
As shown in claim 3, the values of the propeller diameter, the propeller shaft diameter, and the propeller shaft length described in the table for preventing the rattle of the ship are expressed for each material of the propeller shaft, so that the avoidance accuracy is increased, and The generation of rattling noise can be prevented.
[0038]
As shown in
[0039]
As shown in
[0040]
As shown in claim 6, since the values of the propeller diameter, the propeller shaft diameter, and the propeller shaft length described in the rattle prevention table of the ship are represented for each type of the elastic joint that connects the engine and the reduction gear, The avoidance accuracy is increased, and the generation of rattling noise can be reliably prevented.
[0041]
As shown in claim 7, a combination of a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, and a propeller diameter that does not generate rattling noise for each type of engine, type of reduction gear, type of elastic joint, material of the propeller shaft, and type of propeller. Is stored in a storage device, and the type of the engine, the type of the speed reducer, the type of the elastic coupling, the material of the propeller shaft, the type of the propeller, the propeller diameter, or the propeller shaft diameter, or the propeller length is input by the input means. When one of the values of 1 or 2 is entered, the remaining values that do not generate rattle are displayed, so that the ship sales company / shipyard has an elastic joint before installing the propulsion device on the hull, An appropriate combination of the propeller and the propeller shaft is known, and it is possible to prevent rattling noise in advance. Therefore, rattling noise does not occur, and replacement of the elastic joint and installation of the muffling valve are not required, so that it is possible to save labor and cost. Therefore, engine manufacturers can also promote sales.
[0042]
As described in claim 8, a computer is arranged in each of the engine manufacturer and the ship sales company or the shipyard so that they can communicate with each other via a network, and the computer of the engine manufacturer is used at the ship sales company or the shipyard. Inputting the propeller diameter, propeller shaft diameter, propeller shaft length, and the length of the type of elastic joint that connects the engine and the reducer, simulates whether rattling noise occurs and generates rattling noise. If it is predicted, the propeller diameter or the propeller shaft diameter, or the propeller length, or the type of the elastic joint, which does not generate rattle, is transmitted to the ship dealer or shipyard via the network. Before installing the propulsion device on the hull, ship distributors and shipyards must ensure that the elastic joints, propellers and propeller shafts are properly Understand combined, advance the rattle can be prevented from occurring. For this reason, rattling noise is not generated, and replacement of the elastic joint and installation of the muffling valve are not required, so that labor can be saved and cost can be reduced. Therefore, engine manufacturers can also promote sales.
[0043]
As described in claim 9, a computer is arranged in each of the engine manufacturer and the ship sales company or the shipyard so that they can communicate with each other via a network, and the input means of the computer of the ship sales company or the shipyard determines the propeller diameter. Enter the propeller shaft diameter, propeller shaft length, and the length of the type of elastic joint that connects the engine and the reducer.Then, input the values to the computer of the engine manufacturer via a network, The ship's sales company or shipyard calculates the elastic joint, propeller, and propeller before the propulsion device is installed on the hull, because it calculates whether or not it will occur and sends the result to the ship sales company or shipyard via the network. An appropriate combination of the shafts is known, and it is possible to prevent rattling noise from being generated in advance. Therefore, rattling noise does not occur, and replacement of the elastic joint and installation of the muffling valve are not required, so that it is possible to save labor and cost. Therefore, engine manufacturers can also promote sales.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of a propulsion device.
FIG. 2 is a diagram showing a combination table.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a combination table.
FIG. 4 is a view showing a relationship among a propeller shaft diameter, a propeller shaft length, and a propeller diameter in FIG. 3;
FIG. 5 is a flowchart of the second embodiment.
FIG. 6 is a diagram showing a configuration of a data communication unit.
FIG. 7 is a flowchart of a fourth embodiment.
FIG. 8 is a flowchart of the fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Propulsion device
2 Engine
3 speed reducer
4 Propeller shaft
5 Propellers
6 Elastic joint
10 Combination table
11 Propeller shaft diameter
12 Propeller diameter
13 Propeller shaft length
Claims (9)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003029147A JP2004237851A (en) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | Table and system for preventing gear-tooth striking noise |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006090355A (en) * | 2004-09-21 | 2006-04-06 | Kanzaki Kokyukoki Mfg Co Ltd | Method for assembling drive system for ship and propulsion device for ship |
JP2008111499A (en) * | 2006-10-31 | 2008-05-15 | Suzuki Motor Corp | Outboard motor shift mechanism |
-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029147A patent/JP2004237851A/en active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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