JP2004236859A - Electric rice cooker - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、複数のワークコイル等電磁誘導加熱手段を備えた電磁誘導加熱式の電気炊飯器の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気炊飯器において、上記複数の電磁誘導加熱手段、例えば飯器底部側第1のワークコイルL1と飯器肩部(又は側部)側第2のワークコイルL2を駆動するに際しては、一般に図8のタイムチャートに示すように、そのデューティー比を決めるn/16(秒)の16秒(この時間は任意)のカウント最初のタイミングで共にONにし、メニューに応じて設定されたn秒の経過に対応してOFFにするON,OFF制御パターンが採用されていた。
【0003】
ところが、このような構成の場合、同時に第1,第2の2組のワークコイルL1,L2に通電され、しかも第2のワークコイルL2は、その全ON期間nの全てが第1のワークコイルL1のON期間nと重複したものとなる。そのため、両ワークコイルL1,L2が共振して発振音(うなり)が高くなる一方、上記第1,第2のワークコイルL1,L2の出力の設定に当たっては、一般家庭における1つのコンセントからの許容最大消費電力1500(W)の範囲で各ワークコイルL1,L2の出力値を適切に分配して設定しなければならず、各ワークコイルL1,L2それぞれの出力を十分に大きくすることができなかった。
【0004】
そこで、このような問題を解決するために、例えば上記のような複数のワークコイルL1,L2の少なくともONタイミングが重ならないように常時切換えて動作させるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平8−196417号公報(第2頁〜第6頁、図1〜図6参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成にすると、各ワークコイルL1,L2のON期間が重ならないために、発振音を小さくできるとともに、一応各ワークコイルL1,L2に対する供給電力を最大許容消費電力1500(W)まで大きくすることができる。
【0007】
しかし、このような複数のワークコイルL1,L2各々のONタイミングが重複しないようにを完全に切り換えてON,OFF制御する構成では、何れかのワークコイルの加熱出力(デューティー比:n/16)を大きくしようとすると、その分だけ他方のワークコイルの加熱出力(デューティー比:n/16)が小さくなり、各ワークコイルL1,L2の加熱出力のバランスを取ることが難しい。
【0008】
特に、各ワークコイルL1,L2の加熱出力を相乗させたトータルの加熱出力を増大させようとしても、それができないために、十分な加熱性能のものを実現できない欠点がある。
【0009】
本願発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上記複数の電磁誘導加熱手段相互のON,OFFパターンは、基本的に何れか一つの電磁誘導加熱手段のON,OFFパターンの内のOFFパターンの終了タイミングを基準として他の電磁誘導加熱手段のONパターンを設定し、該ONパターンを上記基準としたOFFパターンに対応させるようにすることにより、上述のような問題を解決した電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願発明は、同目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
【0011】
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、電磁誘導加熱可能な飯器と、該飯器を収納する炊飯器本体と、該炊飯器本体側にあって上記収納された飯器を電磁誘導加熱する複数の電磁誘導加熱手段と、該複数の電磁誘導加熱手段相互を所定のON,OFFタイミングで駆動制御する加熱制御手段とを備えてなる電気炊飯器であって、上記複数の電磁誘導加熱手段相互のON,OFFパターンは、何れか一つの電磁誘導加熱手段のON,OFFパターンの内のOFFパターンの終了タイミングを基準として他の誘導加熱手段のONパターンを設定し、該ONパターンを上記基準としたOFFパターンに対応させるようにしたことを特徴としている。
【0012】
このような構成によると、例えば制御時間の長い通常の加熱出力状態では複数のワークコイル等電磁誘導加熱手段を相互に重ならないように駆動することによって、可及的に共振による発振音を低減し、一方炊き上げ工程等の高加熱出力を必要とする工程では、出力設定上必要な期間のみ複数のワークコイルを重ねて駆動することによって容易に有効な高加熱出力を得るようにすることが可能となる。
【0013】
しかも、それらが各電磁誘導加熱手段の基本とする加熱制御パターンを変更することなく、デューティー比設定用タイマーの設定時間を逆算方向に変えることのみで簡単に実現される。
【0014】
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、通常の加熱出力工程では、上記複数の加熱手段相互のONパターンが重ならないように構成されていることを特徴としている。
【0015】
このように、特に大きな加熱出力を必要としない例えば沸とう維持工程のような、制御時間が長く、通常の加熱出力で足りる工程では、上記複数の電磁誘導加熱手段相互のONタイミングを重ならせることなく、それぞれの電磁誘導加熱手段個々の加熱出力で加熱制御し、可及的に発振音を生じさせないようにする。
【0016】
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、高加熱出力工程では、上記複数の加熱手段相互のONパターンが所定期間重なるように構成されていることを特徴としている。
【0017】
このような構成によると、上記複数の電磁誘導加熱手段各々の加熱出力が相乗した最大許容電力値の範囲内での所望の高加熱出力を得ることが可能となる。
【0018】
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、高加熱出力工程は、昇温工程、炊き上げ工程又は再加熱工程等のフルパワー加熱工程であることを特徴としている。
【0019】
このような吸水加熱工程終了後の昇温工程、炊き上げ工程又は炊飯完了後の再加熱工程では、一般にフルパワーでの高加熱出力が要求される。
【0020】
したがって、そのような工程では上記複数の電磁誘導加熱手段相互のONタイミングを重ねることにより、各電磁誘導加熱手段の出力を効果的に相乗させて必要な高加熱出力を実現する。
【0021】
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2,第3又は第4の課題解決手段の構成において、上記複数の電磁誘導加熱手段は、炊飯器本体の底部にあって飯器の底部を誘導加熱する第1のワークコイルと炊飯器本体の肩部にあって飯器開口縁部部分と内蓋放熱板部分を加熱する第2のワークコイルとからなることを特徴としている。
【0022】
このように、上述の複数の電磁誘導加熱手段が、炊飯器本体の底部にあって飯器の底部を誘導加熱する第1のワークコイルと炊飯器本体の肩部にあって飯器開口縁部部分と内蓋放熱板部分を加熱する第2のワークコイルとからなっている場合、それら両ワークコイルは、相互に影響されにくい炊飯器本体の下部と上部の距離的に大きく離れた位置関係のものとなる。
【0023】
したがって、同構成では、それらを上述のように高加熱出力時に同時にONしたところで、余り影響はなく、大きな発振音は生じない。
【0024】
【発明の効果】
以上の結果、本願発明の電気炊飯器によると、制御時間の長い通常の加熱出力状態では複数のワークコイル等電磁誘導加熱手段を重ならないように駆動することによって可及的に発振音を低減し、一方炊き上げ工程等の高加熱出力を必要とする工程では、複数のワークコイルを重ねて駆動することによって有効な高加熱出力を得るようにすることができるようになる。
【0025】
しかも、それらが各電磁誘導加熱手段の基本となる加熱制御パターンを変更することなく、デューティー比設定用タイマーの設定時間を変えることだけで容易に実現される。
【0026】
また、上述のフルパワー工程等高加熱出力工程は、沸とう維持工程等の通常の加熱出力工程に比べると、トータルの制御時間も短かく、発振音も問題になりにくい。
【0027】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1〜図6は、複数のワークコイルを備えた本願発明の実施の形態1に係る電磁誘導加熱式の電気炊飯器の構成を示している。
【0028】
(炊飯器本体および蓋ユニット部分の構成)
先ず図1〜図3は、同電気炊飯器の炊飯器本体および蓋ユニット部分の構成を示している。
【0029】
同電気炊飯器は、その基本的な構成として、飯器が収納された炊飯器本体と該炊飯器本体の上部を覆う蓋ユニットとからなり、該炊飯器本体内の飯器(内鍋)底部に同飯器(内鍋)を電磁誘導加熱する第1のワークコイル、また蓋ユニットの内側に2次側被誘導加熱部材として、上記飯器(内鍋)内への放熱性能の高い、磁性金属材料よりなる放熱板をそれぞれ備えているとともに、さらに上記炊飯器本体の肩部に、同放熱板を電磁誘導加熱する第2のワークコイルを備えた電磁誘導加熱式のものにより構成されている。
【0030】
すなわち、該電気炊飯器は、先ず図1〜図3に示すように、全体として、内部に誘起されるうず電流によって自己発熱が可能なステンレス鋼材等の磁性金属材料(鉄系金属材料)よりなる飯器(内鍋)1と、該飯器1を任意に収納セットし得るように有底筒状に形成された合成樹脂製の内ケース(保護枠)2と、該内ケース2を保持する外装筺体である筒状の外ケース3と、該外ケース3と上記内ケース2とを結合一体化して上部が開口した有底筒状体に形成された炊飯器本体4の上部に開口部を覆って開閉可能に設けられた蓋ユニット5とから構成されている。
【0031】
上記内ケース2の底壁部2aには、図3に示すように、例えば半径方向の内側と外側に位置を異にして同心状に分巻された飯器加熱用の第1のワークコイルL1が設けられており、該第1のワークコイルL1は上記内ケース2内に収納された飯器1の底部1bの中央面側と側面側を均一に加熱することによって全体を加熱し、効率良く炊飯を行うようになっている。また、同内ケース2の側壁部2aの上方寄り外面には、図2に示すように保温ヒータ6が設けられており、該保温ヒータ6は、保温時において上記飯器1の側面部1aを加熱するようになっている。
【0032】
また上記外ケース3は、例えば合成樹脂板で形成された上下方向に筒状のカバー部材(側板)3aと、該カバー部材3aの上端部に設けられた合成樹脂製の肩部材3bと、上記カバー部材3aの底部に設けられた底部材3cとからなっている。そして、上記内ケース2の上端側にあって外周方向に鉤上に曲成された肩部材支持片2bの上部に対し、上記肩部材3bの内周側鉤状の肩片7を係合支持して一体化し、それらの上部に、2次側被電磁誘導加熱部材である放熱板10を電磁誘導加熱するための1次側第2のワークコイルL2が設けられている。
【0033】
該第2のワークコイルL2は、内周側に上方に起立した係合リブ8aを有した断面L字形のコイルホルダー8の水平方向内周側から外周側にリッツ線が複数回巻成されたフラットリング構造のものとなっており、その上部および両側部は、断面逆Jの字形状の合成樹脂製のコイルカバー9によってカバーされ、上記内ケース2の上端部および外ケース3の肩部材3bとともに一体化されて、上記炊飯器本体4の開口縁部を構成している。
【0034】
そして、このように第2のワークコイルL2を備えた炊飯器本体4の開口縁部に対し、上記開口部1bが縮径された飯器1の開口縁部が、その収納セット状態において、図示のような誘導加熱可能な位置関係で対応するようになっている。
【0035】
一方、蓋ユニット5の非磁性部材である蓋ユニット本体部分は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー5Aと、該外カバー5A内側の周方向に凸条の内枠部に対して固定して設けられた合成樹脂製の内カバー5Bとから、内部空間5Cが中空の断熱構造体に形成されている。
【0036】
そして、該蓋ユニット本体の上記内カバー5Bの下方には、誘導加熱可能な磁性金属材料よりなる放熱板10が着脱可能に設けられている。また、同蓋ユニット本体を構成する上記外カバー5Aおよび内カバー5Bの中央部には、上下両方向に貫通して調圧口11が形成され、該調圧口11に対して図示のようなキャップ構造の大径の調圧ユニット12が上方側から着脱可能に嵌合されている。また、上記調圧口11の下部には、上記放熱板10取付け用の筒部13が設けられていて、該筒部13内に上記放熱板10の中央に設けた相対的に小径の嵌合用筒部14を相互の間に設けた凸凹部を介して嵌合係止することにより、上記放熱板10自体が着脱可能な状態で取り付けられている。
【0037】
一方、上記外カバー5Aの内枠部と上記内カバー5Bとの外周側固定部には、第1のパッキン15aの基部が固定されており、上記放熱板10は、その外周側上面(シール部10b上面)を同第1のパッキン15aによってシールされるようになっている。
【0038】
該蓋ユニット5の構成において、上記放熱板10は、上記飯器1の縮径された開口部1aの口径に対応して若干下方側に突出した放熱部10aと、同放熱部10aの外周側にあって第2のパッキン15bを介して上記飯器1の開口部1aの上端を覆う断面逆U字状のシール部10bと、該シール部10bの外周側にあって上記炊飯器本体4開口縁部の第2のワークコイルL2と所定の隙間Gを介して対向対面する被誘導加熱部10cとから形成されている。
【0039】
そして、例えば後述する図4の第2のワークコイル駆動回路により上記第2のワークコイルL2が駆動されると、それに対応して上記放熱板10外周の被誘導加熱部10cが誘導加熱されて発熱し、その熱を上記シール部10bを介して上記放熱部10aに伝え、上記放熱部10aの全面から飯器1内の飯米に放射する。
【0040】
他方、上記外カバー5Aは、その内枠部外周の外周縁部が外径を拡大しながら上記肩部材3bの外周面に連続するまで下方に深く延びており、上記第2のワークコイルL2部分の外周面を確実にカバーし、上記誘導加熱領域で生じる熱を外部に逃がさないようにしている。
【0041】
なお、上記炊飯器本体4の前面部上方には、例えば図1に示すような略半月形状の操作パネル部17が設けられている。該操作パネル部17には、十分に広く大きな表示面積をもつ液晶表示部19と、炊飯スイッチ17a、タイマー予約スイッチ17b、取消スイッチ17c、保温/再加熱スイッチ17d、おこげスイッチ17e、メニュー操作スイッチ17f、時スイッチ17g、分スイッチ17h等の各種操作スイッチ(タッチキーのタッチ部)が設けられている。
【0042】
(炊飯器本体側制御回路部分の構成)
次に、図4は上述のように構成された炊飯器本体側の炊飯および保温制御用のマイコン制御ユニットを中心とする制御回路部分の構成を示す。
【0043】
図中、符号32が炊飯加熱制御手段、保温加熱制御手段、内鍋温度判定手段、内鍋検知手段、ブザー報知手段等を備えた炊飯・保温制御用のマイコン制御ユニット(CPU)であり、該マイコン制御ユニット32はマイクロコンピュータを中心として構成され、例えば内鍋3の温度検知回路部、第1,第2のワークコイル駆動制御回路部、内鍋3の有無検知回路部、発振回路部、リセット回路部、保温ヒータおよび肩ヒータ等駆動制御回路部、ブザー報知部、電源回路部等を各々有して構成されている。
【0044】
そして、先ず上記飯器(内鍋)1の底壁部1b側センタセンサ部の内鍋温度検知センサS、飯器検知スイッチLSに対応して設けられた温度検知回路43および飯器検知回路44には、例えば上記飯器温度検知センサSによる飯器1の底壁部3aの温度検知信号、飯器検知スイッチLSによる飯器検知信号がそれぞれ入力されるようになっている。
【0045】
また、上記第1,第2のワークコイル駆動制御回路部は、それぞれ例えば第1,第2のパルス幅変調回路41A,41B、第1,第2の同期トリガー回路40A,40B、第1,第2のIGBT駆動回路42A,42B、第1,第2のIGBT37A,37B、第1,第2の共振コンデンサ38A,38B等によって形成されている。そして、上記マイコン制御ユニット32の第1,第2のワークコイル駆動制御回路部により、上記第1,第2のパルス幅変調回路41A,41Bを制御することにより、例えば炊飯工程に応じて上記第1,第2のワークコイルL1,L2のワット数および同ワット数でのONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、炊飯工程の各工程における飯器1の加熱温度と加熱パターンを炊飯量を考慮して適切に可変コントロールし、均一な吸水作用と加熱ムラのない御飯の炊き上げを実現するための適切な加熱出力制御が行われるようになっている。
【0046】
本実施の形態では、それらの場合において、上記第1,第2のワークコイルL1,L2相互のON,OFFパターンは、例えば図6、図7に示すように第1のワークコイルL1からON制御を開始させるとともに、そのON,OFFパターンの内のOFFパターンの終了タイミングを基準として第2のワークコイルL2のONパターンを設定し、該ONパターンを上記基準とした第1のワークコイルL1のOFFパターンに対応させるようにしている。
【0047】
そして、それによって例えば制御時間の長い通常の加熱出力状態では第1,第2のワークコイルL1,L2を相互に重ならないように駆動することによって、可及的に共振による発振音を低減する一方、炊き上げ工程等の高加熱出力を必要とする工程では、図7のように、出力設定上必要な期間tのみ第1,第2のワークコイルL1,L2を重ねて駆動することによって、容易に有効な高加熱出力を得るようにすることができるようにしている。
【0048】
しかも、それらが各ワークコイルL1,L2の基本とする加熱制御パターンを変更することなく、デューティー比設定用タイマーの設定時間nを逆算方向に変えることのみで簡単に実現されるようにしている。
【0049】
そして、特に大きな加熱出力を必要としない例えば沸とう維持工程のような、制御時間が長く、通常の加熱出力で足りる工程では、図6のように、上記第1,第2のワークコイルL1,L2の相互のONタイミングを重ならせることなく、それぞれのワークコイルL1,L2個々の加熱出力で加熱制御し、可及的に発振音を生じさせないようにしている。
【0050】
一方、高加熱出力工程では、図7のように、上記第1,第2のワークコイルL1,L2相互のONパターンが所定期間重なるように構成し、上記第1,第2のワークコイルL1,L2各々の加熱出力が相乗した最大許容電力値の範囲内での所望の高加熱出力を得ることが可能となるようにしている。
【0051】
そして、それらの場合、例えば図6のタイムチャートからも明らかなように、通常の加熱出力工程では、1制御周期16秒の間で上記第1,第2のワークコイルL1,L2が共にOFFである期間もある。また、第1,第2のワークコイルL1,L2は、例えば逆のタイミングでONからOFF、OFFからONに交互に切り換えるようにしてもよい。
【0052】
また、第1,第2のワークコイルL1,L2は、何れの方からON制御を開始してもよいが、空炊き検知を優先する上からは、図6、図7に示すように、第1のワークコイルL1の方からON制御を始める方が好ましい。
【0053】
さらに、保温時にも第1,第2の両ワークコイルL1,L2を使用するようにした場合、もちろん大きな出力はいらないので、必ずしも両ワークコイルL1,L2を重ねてON制御する必要はないが、例えば再加熱時などには重ねてON制御するようにしてもよい。
【0054】
さらに、以上の場合、上記第1,第2のワークコイルL1,L2は、炊飯時には第1のワークコイルL1のON時間の方が長く、保温時には第2のワークコイルL2のON時間の方を長くする。
【0055】
また同マイコン制御ユニット32の保温ヒータ駆動制御回路部および肩ヒータ駆動制御回路部により、それぞれ保温ヒータ駆動回路33および肩ヒータ駆動回路34を制御することにより、例えば保温又は炊飯加熱工程に応じて上記保温ヒータH1、肩ヒータH2のONデューティー比(例えばn秒/16秒)をそれぞれ適切に変えることによって、保温又は炊飯加熱工程の各工程における飯器1の加熱温度と加熱パターンとを実際の炊飯量、水量を考慮して適切に可変コントロールするための適切な出力制御が行われるようになっている。
【0056】
また、符号22a〜22hは上述した各種入力スイッチ部であり、同スイッチの必要なものが適切に操作されると、上記マイコン制御ユニット32側の認識手段によってユーザーの指示内容が認識され、その認識内容に応じて所望の炊飯又は保温加熱パターンを設定して上記炊飯加熱制御手段又は保温加熱制御手段を適切に作動させて所望の炊飯又は保温を行うようになっている。
【0057】
したがって、ユーザーは、同入力スイッチ22a〜22hを使用して炊飯又は保温、タイマー予約、予約時刻設定、白米又は玄米、早炊、おかゆ、かため又はやわらかめ、すしめし、炊き込み等の炊き分け、蒸し、通常保温又は低温保温等の各種の炊飯又は蒸し、保温機能の選択設定内容を入力すれば、それに対応した機能内容が当該マイコン制御ユニット32の上述した認識手段を介して炊飯又は蒸し、保温加熱パターン設定部に自動的に設定入力され、対応する炊飯又は蒸し、保温加熱制御が適切になされる。
【0058】
さらに、符号17は炊飯の完了その他を知らせるブザー報知部、21は液晶表示部である。そして、この実施の形態の場合、上記液晶表示部21には、上記入力スイッチ22a〜22hのON操作に対応して所望のメニューや時刻等の必要事項が表示され、以後設定内容に応じた必要な表示(枠囲み等)がなされて行くようになっている。
【0059】
(炊飯制御)
次に、図5のフローチャートを参照して、上記マイコン制御ユニット32による炊飯〜保温制御の内容について説明する。
【0060】
すなわち、該制御は、同図5のフローチャートに示すように、炊飯スイッチ22aのONにより同制御をスタートする。
【0061】
そして、先ずステップS1で吸水工程に入り、ステップS2で上記第1,第2のワークコイルL1,L2の加熱出力を所定のパワーにセットし、図6のON,OFFパターンで吸水温度(40〜45℃)まで加熱する。そして、その後、やはり図6のON,OFFパターンで若干出力を調整しながら所定の時間内、同吸水温度での吸水加熱が実行される。
【0062】
次に、同吸水工程が終わると、ステップS2に進んで上記第1,第2のワークコイルL1,L2の出力をフルパワーA(W)(ワット数:最大、デューティー比:16/16)に設定し、図7のON,OFFパターンで昇温加熱を実行する。そして、さらにステップS3に進んで、上記温度検知センサSにより飯器1の温度Tを検出し、同温度Tが所定の合数判定用基準温度T1℃以上となっているか否かを判定する。
【0063】
このステップS3の判定の結果、飯器1の温度Tが上記合数判定基準温度T1℃以上とはなっていないNOの時は、上記ステップS2に戻って上記図7のON,OFFパターンのフルパワーA(W)で吸水加熱以後の昇温加熱を継続する一方、YESと判定されると、ステップS4に進んで、合数判定制御を開始する。
【0064】
そして、さらにステップS5に進んで、再度上記飯器1の温度Tを検出し、該検出温度Tが合数判定基準温度T2℃以上となったか否かを判定する。
【0065】
一方、上記ステップS5での判定の結果、NOと判定された未だ飯器1の温度が合数判定基準温度T2℃以上に達していないときは、同温度T2℃に達するまで、上記ステップS4〜S5の動作を繰り返す。これに対し、同判定の結果がYESとなって、合数判定基準温度T2℃に達すると、上記T1℃〜T2℃に到るまでの計数時間を基にして合数の判定を行なう。
【0066】
そして、さらにステップS6,S13,S15で、上記合数判定の結果が大量、中量、少量の何れかであるかを各々判別して、それぞれステップS7,S14,S15で当該判定された合数の大量、中量、小量に対応して、例えば順次1ランク毎に小さくなるワークコイルL2の加熱出力C(W),D(W),E(W)をそれぞれ設定して、続くステップS8に進み、上記図7のON,OFFパターン、フルパワーで各炊き上げ工程における加熱を実行する。そして、その後、飯器1の温度が沸とう温度100℃に達したことが検知されると、さらにステップS9の沸とう維持工程に移行し、今度は図6のON,OFFパターンで沸とう状態に維持する。この結果、やがて御飯が炊き上がる。
【0067】
そこで、次にステップS10に進んで上記飯器1の温度Tが炊き上げ完了温度130℃以上になったか、否かを判定した後、YESになると、ステップS11の「むらし工程」に移行し(図6のON,OFFパターンを使用)、該「むらし工程」が完了すると、さらにステップS12の「保温工程」(図6のON,OFFパターンを使用)を経て制御を終了する。
【0068】
以上のように、本実施の形態の電気炊飯器の構成では、電磁誘導加熱可能な飯器と、該飯器を収納する炊飯器本体と、該炊飯器本体側にあって上記収納された飯器を電磁誘導加熱する複数の電磁誘導加熱手段と、該複数の電磁誘導加熱手段相互を所定のON,OFFタイミングで駆動制御する加熱制御手段とを備えてなる電気炊飯器であって、上記複数の電磁誘導加熱手段相互のON,OFFパターンは、何れか一つの電磁誘導加熱手段のON,OFFパターンの内のOFFパターンの終了タイミングを基準として他の誘導加熱手段のONパターンを設定し、該ONパターンを上記基準としたOFFパターンに対応させるようにしたことを特徴としている。
【0069】
このような構成によると、例えば制御時間の長い通常の加熱出力状態では複数のワークコイル等電磁誘導加熱手段を相互に重ならないように駆動することによって、可及的に共振による発振音を低減し、一方炊き上げ工程等の高加熱出力を必要とする工程では、出力設定上必要な期間のみ複数のワークコイルを重ねて駆動することによって容易に有効な高加熱出力を得るようにすることが可能となる。
【0070】
しかも、それらが各電磁誘導加熱手段の基本とする加熱制御パターンを変更することなく、デューティー比設定用タイマーの設定時間を逆算方向に変えることのみで簡単に実現される。
【0071】
また、以上の構成では、同構成において、通常の加熱出力工程では、上記複数の加熱手段相互のONパターンが重ならないように構成されている。
【0072】
このように、特に大きな加熱出力を必要としない例えば沸とう維持工程のような、制御時間が長く、通常の加熱出力で足りる工程では、上記複数の電磁誘導加熱手段相互のONタイミングを重ならせることなく、それぞれの電磁誘導加熱手段個々の加熱出力で加熱制御するようにすると、可及的に発振音を生じさせないようにすることができる。
【0073】
また以上の構成では、それらの構成において、高加熱出力工程では、上記複数の加熱手段相互のONパターンが所定期間重なるように構成される。
【0074】
そのように構成すると、上記複数の電磁誘導加熱手段各々の加熱出力が相乗した最大許容電力値の範囲内での所望の高加熱出力を得ることが可能となる。
【0075】
また、以上の構成では、それらの構成において、特に高加熱出力工程が、昇温工程、炊き上げ工程又は再加熱工程等のフルパワー加熱工程であることを特徴としている。
【0076】
このような吸水加熱工程終了後の昇温工程、炊き上げ工程又は炊飯完了後の再加熱工程では、一般にフルパワーでの高加熱出力が要求される。
【0077】
したがって、そのような工程では上記複数の電磁誘導加熱手段相互のONタイミングを重ねるようにすると、各電磁誘導加熱手段の出力を効果的に相乗させて必要な高加熱出力を実現することができる。
【0078】
さらに、以上の構成では、それらの構成において、上記第1,第2のワークコイル等複数の電磁誘導加熱手段は、炊飯器本体の底部にあって飯器の底部を誘導加熱する第1のワークコイルと炊飯器本体の肩部にあって飯器開口縁部部分と内蓋放熱板部分を加熱する第2のワークコイルとからなっている。
【0079】
このように、上述の複数の電磁誘導加熱手段が、炊飯器本体の底部にあって飯器の底部を誘導加熱する第1のワークコイルと炊飯器本体の肩部にあって飯器開口縁部部分と内蓋放熱板部分を加熱する第2のワークコイルとからなっている場合、それら両ワークコイルは、相互に影響されにくい炊飯器本体の下部と上部の距離的に大きく離れた位置関係のものとなる。
【0080】
したがって、同構成では、それらを上述のように高加熱出力時に同時にONしたところで、余り影響はなく、大きな発振音は生じないようになる。
【0081】
以上の結果、本実施の形態の電気炊飯器によると、制御時間の長い通常の加熱出力状態では複数のワークコイル等電磁誘導加熱手段を重ならないように駆動することによって可及的に発振音を低減し、一方炊き上げ工程等の高加熱出力を必要とする工程では、複数のワークコイルを重ねて駆動することによって有効な高加熱出力を得るようにすることができるようになる。
【0082】
しかも、それらが各電磁誘導加熱手段の基本となる加熱制御パターンを変更することなく、デューティー比設定用タイマーの設定時間を変えることだけで容易に実現される。
【0083】
また、上述のフルパワー工程等高加熱出力工程は、沸とう維持工程等の通常の加熱出力工程に比べると、トータルの制御時間も短かく、発振音も問題になりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の炊飯器本体部分全体の構成を示す断面図である。
【図2】同電気炊飯器の炊飯器本体上部部分の拡大断面図である。
【図3】同電気炊飯器の炊飯器本体下部部分の拡大断面図である。
【図4】同電気炊飯器の要部である第1,第2のワークコイル駆動制御回路部分の電気回路図である。
【図5】同電気炊飯器の炊飯〜保温時の制御動作を示すフローチャートである。
【図6】同電気炊飯器の通常の出力の加熱工程における第1,第2のワークコイルのON,OFFパターンを示すタイムチャートである。
【図7】同電気炊飯器の高出力の加熱工程における第1,第2のワークコイルのON,OFFパターンを示すタイムチャートである。
【図8】従来の電気炊飯器の通常出力の加熱工程における第1,第2のワークコイルのON,OFFパターンを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1は飯器、2は内ケース、3は外ケース、3aはカバー部材、3bは肩部材、4は炊飯器本体、5は蓋ユニット、10は放熱板、32はマイコン制御ユニット、37Aは第1のIGBT、37Bは第2のIGBT、38Aは第1の共振コンデンサ、38Bは第2の共振コンデンサ、30はブザー、L1は第1のワークコイル、L2は第2のワークコイルである。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a configuration of an electromagnetic induction heating type rice cooker including a plurality of electromagnetic induction heating means such as work coils.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in this type of electric rice cooker, the plurality of electromagnetic induction heating means, for example, the first work coil L on the bottom side of the rice cooker. 1 And the second work coil L of the rice cooker shoulder (or side) side 2 In general, as shown in the time chart of FIG. 8, when driving is performed, both are turned on at the first timing of counting 16 seconds (this time is arbitrary) of n / 16 (seconds) for determining the duty ratio, and according to the menu. An ON / OFF control pattern that turns OFF in response to the elapse of n seconds set as described above has been adopted.
[0003]
However, in the case of such a configuration, at the same time, the first and second two sets of work coils L 1 , L 2 And the second work coil L 2 Means that all of the ON periods n of the first work coil L 1 Is overlapped with the ON period n. Therefore, both work coils L 1 , L 2 Resonates and the oscillating sound (beat) increases, while the first and second work coils L 1 , L 2 In setting the output of each work coil L in the range of the maximum allowable power consumption 1500 (W) from one outlet in a general household, 1 , L 2 Output values must be appropriately distributed and set. 1 , L 2 Each output could not be made large enough.
[0004]
Therefore, in order to solve such a problem, for example, a plurality of work coils L as described above are used. 1 , L 2 There is a device which is always switched to operate so that at least the ON timing does not overlap (for example, see Patent Document 1).
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-8-196417 (
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
With such a configuration, each work coil L 1 , L 2 Since the ON periods of the work coils do not overlap, the oscillation sound can be reduced and 1 , L 2 Can be increased up to the maximum allowable power consumption of 1500 (W).
[0007]
However, such a plurality of work coils L 1 , L 2 In the configuration in which ON and OFF control is performed by completely switching the ON timings so that the ON timings do not overlap, if an attempt is made to increase the heating output (duty ratio: n / 16) of any one of the work coils, the other work is correspondingly increased. The heating output of the coil (duty ratio: n / 16) decreases, and each work coil L 1 , L 2 It is difficult to balance heating output.
[0008]
In particular, each work coil L 1 , L 2 However, even if an attempt is made to increase the total heating output, which is a synergistic effect of the above heating outputs, it is impossible to increase the total heating output.
[0009]
The present invention has been made to solve such a problem, and the ON / OFF pattern of the plurality of electromagnetic induction heating means is basically the same as the ON / OFF pattern of any one of the electromagnetic induction heating means. The above-mentioned problem has been solved by setting the ON pattern of the other electromagnetic induction heating means on the basis of the end timing of the OFF pattern in the above and making the ON pattern correspond to the OFF pattern on the basis of the above. It is an object to provide an electric rice cooker.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has the following problem solving means in order to achieve the above object.
[0011]
(1) First problem solving means
Means for solving the first problem of the present invention are a rice cooker capable of electromagnetic induction heating, a rice cooker main body containing the rice cooker, and electromagnetic induction heating of the stored rice cooker on the rice cooker main body side. An electric rice cooker comprising: a plurality of electromagnetic induction heating means; and a heating control means for drivingly controlling the plurality of electromagnetic induction heating means at predetermined ON and OFF timings. In the ON / OFF pattern of the above, the ON pattern of the other induction heating means is set based on the end timing of the OFF pattern of the ON / OFF pattern of any one of the electromagnetic induction heating means, and the ON pattern is defined as the above reference. It is characterized in that it corresponds to the OFF pattern described above.
[0012]
According to such a configuration, for example, in a normal heating output state having a long control time, by driving a plurality of electromagnetic induction heating means such as a plurality of work coils so as not to overlap each other, oscillation noise due to resonance is reduced as much as possible. On the other hand, in a process requiring high heating output such as a cooking process, it is possible to easily obtain an effective high heating output by driving a plurality of work coils in an overlapping manner only for a necessary period for output setting. It becomes.
[0013]
Moreover, they can be easily realized only by changing the set time of the duty ratio setting timer in the backward calculation direction without changing the heating control pattern which is the basis of each electromagnetic induction heating means.
[0014]
(2) Second problem solving means
According to a second aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, in a normal heating output step, the ON patterns of the plurality of heating units are not overlapped with each other. And
[0015]
As described above, in a process in which the control time is long and a normal heating output is sufficient, such as a boiling maintaining process that does not particularly require a large heating output, the ON timings of the plurality of electromagnetic induction heating units are overlapped. The heating is controlled by the heating output of each of the electromagnetic induction heating means without causing any oscillation sound as much as possible.
[0016]
(3) Third problem solving means
According to a third aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, in the high heating output step, the ON patterns of the plurality of heating units overlap each other for a predetermined period. And
[0017]
According to such a configuration, it is possible to obtain a desired high heating output within the range of the maximum allowable power value in which the heating outputs of the plurality of electromagnetic induction heating means are synergistic.
[0018]
(4) Fourth problem solving means
According to a fourth aspect of the present invention, in the configuration of the first aspect, the high heating output step is a full power heating step such as a heating step, a cooking step, or a reheating step. And
[0019]
In such a temperature raising step after completion of the water absorption heating step, a cooking step or a reheating step after completion of rice cooking, high heating output with full power is generally required.
[0020]
Therefore, in such a process, the required high heating output is realized by effectively synergizing the outputs of the respective electromagnetic induction heating means by overlapping the ON timings of the plurality of electromagnetic induction heating means.
[0021]
(5) Fifth problem solving means
According to a fifth aspect of the present invention, in the configuration of the first, second, third or fourth aspect, the plurality of electromagnetic induction heating means are provided at a bottom portion of the rice cooker main body. And a second work coil on the shoulder of the rice cooker main body for inductively heating the bottom of the rice cooker body and heating the edge of the rice cooker opening and the inner lid radiator plate.
[0022]
Thus, the above-mentioned plurality of electromagnetic induction heating means are provided at the bottom of the rice cooker main body for induction heating the bottom of the rice cooker, and at the shoulder of the rice cooker main body at the edge of the rice cooker opening edge. And a second work coil that heats the inner lid heatsink portion, the two work coils have a positional relationship between the lower part and the upper part of the rice cooker main body, which are hardly influenced by each other, in a large distance. It will be.
[0023]
Therefore, in the same configuration, when they are simultaneously turned on at the time of the high heating output as described above, there is little effect and no large oscillation sound is generated.
[0024]
【The invention's effect】
As a result, according to the electric rice cooker of the present invention, the oscillation sound is reduced as much as possible by driving the electromagnetic induction heating means such as a plurality of work coils so as not to overlap in a normal heating output state having a long control time. On the other hand, in a process requiring a high heating output such as a cooking process, an effective high heating output can be obtained by driving a plurality of work coils in an overlapping manner.
[0025]
Moreover, they can be easily realized only by changing the set time of the duty ratio setting timer without changing the heating control pattern which is the basis of each electromagnetic induction heating means.
[0026]
Further, in the high heating output step such as the above-described full power step, the total control time is shorter than that in the ordinary heating output step such as the boiling maintaining step, and the oscillation sound is less likely to cause a problem.
[0027]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(Embodiment 1)
1 to 6 show a configuration of an electromagnetic induction heating type electric rice cooker according to
[0028]
(Configuration of rice cooker body and lid unit)
First, FIGS. 1 to 3 show a configuration of a rice cooker main body and a lid unit of the electric rice cooker.
[0029]
The electric rice cooker is basically composed of a rice cooker main body in which the rice cooker is stored and a lid unit for covering an upper part of the rice cooker main body, and a bottom of the rice cooker (inner pot) in the rice cooker main body. A first work coil for electromagnetic induction heating of the rice cooker (inner pot), and a secondary induction heated member inside the lid unit, which has high heat radiation performance into the rice cooker (inner pot), A heat radiation plate made of a metal material is provided, and an electromagnetic induction heating type is further provided with a second work coil on the shoulder of the rice cooker body for electromagnetic induction heating the heat radiation plate. .
[0030]
That is, as shown in FIGS. 1 to 3, the electric rice cooker is entirely made of a magnetic metal material (iron-based metal material) such as a stainless steel material capable of self-heating by an eddy current induced therein as a whole. A rice cooker (inner pot) 1, an inner case (protection frame) 2 made of a synthetic resin formed into a bottomed cylindrical shape so that the
[0031]
As shown in FIG. 3, the
[0032]
The
[0033]
The second work coil L 2 Has a flat ring structure in which a litz wire is wound a plurality of times from the horizontal inner circumferential side to the outer circumferential side of the
[0034]
Then, as described above, the second work coil L 2 The opening edge of the
[0035]
On the other hand, the lid unit main body portion, which is a non-magnetic member of the
[0036]
Below the inner cover 5B of the lid unit body, a
[0037]
On the other hand, a base portion of a
[0038]
In the configuration of the
[0039]
Then, for example, a second work coil driving circuit shown in FIG. 2 Is driven, the inductively
[0040]
On the other hand, the
[0041]
Above the front part of the rice cooker main body 4, for example, a substantially half-moon-shaped
[0042]
(Structure of rice cooker body side control circuit part)
Next, FIG. 4 shows a configuration of a control circuit portion mainly of a microcomputer control unit for controlling rice cooking and heat retention on the rice cooker main body configured as described above.
[0043]
In the figure,
[0044]
Then, first, a
[0045]
Further, the first and second work coil drive control circuit units include, for example, first and second pulse
[0046]
In the present embodiment, in those cases, the first and second work coils L 1 , L 2 The mutual ON and OFF patterns are, for example, the first work coil L as shown in FIGS. 1 From the second work coil L based on the end timing of the OFF pattern of the ON and OFF patterns. 2 And the first work coil L based on the ON pattern 1 Corresponding to the OFF pattern.
[0047]
Then, for example, in the normal heating output state where the control time is long, the first and second work coils L 1 , L 2 Are driven so that they do not overlap each other, so that the oscillation sound due to resonance is reduced as much as possible. On the other hand, in a process requiring a high heating output such as a cooking process, as shown in FIG. The first and second work coils L only during the short period t 1 , L 2 By driving them in a superposed manner, it is possible to easily obtain an effective high heating output.
[0048]
Moreover, they are each work coil L 1 , L 2 This is simply realized by changing the set time n of the duty ratio setting timer in the backward calculation direction without changing the basic heating control pattern.
[0049]
In a process in which the control time is long and a normal heating output is sufficient, such as a boiling maintaining process that does not require a particularly large heating output, as shown in FIG. 1 , L 2 Work coil L without overlapping each other's ON timing. 1 , L 2 Heating is controlled by each heating output so that oscillation noise is not generated as much as possible.
[0050]
On the other hand, in the high heating output step, as shown in FIG. 1 , L 2 The first and second work coils L are configured so that their mutual ON patterns overlap for a predetermined period. 1 , L 2 It is possible to obtain a desired high heating output within the range of the maximum allowable power value in which the respective heating outputs are synergistic.
[0051]
In these cases, for example, as is apparent from the time chart of FIG. 6, in the normal heating output step, the first and second work coils L are controlled within one control cycle of 16 seconds. 1 , L 2 Are OFF in some cases. Further, the first and second work coils L 1 , L 2 May be alternately switched from ON to OFF and from OFF to ON at the opposite timing, for example.
[0052]
Further, the first and second work coils L 1 , L 2 May start the ON control from either side. However, from the viewpoint of giving priority to the detection of empty cooking, as shown in FIGS. 1 It is preferable to start the ON control from.
[0053]
Furthermore, both the first and second work coils L are used during the heat insulation. 1 , L 2 In the case of using the two work coils L, the large output is not required. 1 , L 2 It is not necessary to perform the ON control by superimposing, but it is also possible to perform the ON control by superimposing, for example, at the time of reheating.
[0054]
Further, in the above case, the first and second work coils L 1 , L 2 Is the first work coil L when cooking rice. 1 The ON time is longer, and the second work coil L 2 Make the ON time longer.
[0055]
Further, by controlling the warming
[0056]
Reference numerals 22a to 22h denote the various input switches described above. When the necessary switches are properly operated, the recognition means of the
[0057]
Therefore, the user can use the input switches 22a to 22h to cook or keep rice, timer reservation, reservation time setting, white rice or brown rice, fast-cooking, rice porridge, mash or soft, sushi, cook, etc. If you select and set various kinds of rice cooking or steaming, such as steaming, normal heat insulation or low temperature insulation, and heat insulation function, the corresponding function contents will be cooked or steamed through the above-mentioned recognition means of the
[0058]
Further,
[0059]
(Cooking rice control)
Next, with reference to the flowchart of FIG. 5, the contents of the rice cooking to heat keeping control by the
[0060]
That is, as shown in the flowchart of FIG. 5, the control is started by turning on the rice cooker switch 22a.
[0061]
Then, first, step S 1 To enter the water absorption process, and step S 2 And the first and second work coils L 1 , L 2 Is set to a predetermined power, and heated to the water absorption temperature (40 to 45 ° C.) in the ON / OFF pattern of FIG. After that, the water absorption heating at the same water absorption temperature is executed within a predetermined time while the output is slightly adjusted in the ON / OFF pattern of FIG.
[0062]
Next, when the water absorption step is completed, step S 2 To the first and second work coils L 1 , L 2 Is set to full power A (W) (wattage: maximum, duty ratio: 16/16), and heating is performed in the ON / OFF pattern of FIG. Then, further step S 3 The temperature T of the
[0063]
This step S 3 As a result of the determination, the temperature T of the
[0064]
Then, further step S 5 The temperature T of the
[0065]
On the other hand, step S 5 The temperature of the
[0066]
Then, further step S 6 , S Thirteen , S Fifteen Then, it is determined whether the result of the total number determination is a large amount, a medium amount, or a small amount. 7 , S 14 , S Fifteen For example, the work coil L sequentially becomes smaller for each rank in accordance with the large number, medium amount, and small amount of the determined total number. 2 , The heating outputs C (W), D (W), and E (W) are set, and the subsequent step S 8 Then, the heating in each cooking step is executed with the ON / OFF pattern of FIG. 7 and full power. Then, when it is detected that the temperature of the
[0067]
Therefore, the next step S 10 To determine whether or not the temperature T of the
[0068]
As described above, in the configuration of the electric rice cooker according to the present embodiment, a rice cooker capable of electromagnetic induction heating, a rice cooker main body storing the rice cooker, and the stored rice stored in the rice cooker main body side. An electric rice cooker comprising: a plurality of electromagnetic induction heating means for electromagnetically heating a cooking vessel; and heating control means for drivingly controlling the plurality of electromagnetic induction heating means at predetermined ON and OFF timings. For the ON / OFF pattern of the electromagnetic induction heating means, the ON pattern of the other induction heating means is set based on the end timing of the OFF pattern of the ON / OFF pattern of one of the electromagnetic induction heating means. It is characterized in that the ON pattern is made to correspond to the OFF pattern based on the above reference.
[0069]
According to such a configuration, for example, in a normal heating output state having a long control time, by driving a plurality of electromagnetic induction heating means such as a plurality of work coils so as not to overlap each other, oscillation noise due to resonance is reduced as much as possible. On the other hand, in a process requiring high heating output such as a cooking process, it is possible to easily obtain an effective high heating output by driving a plurality of work coils in an overlapping manner only for a necessary period for output setting. It becomes.
[0070]
Moreover, they can be easily realized only by changing the set time of the duty ratio setting timer in the backward calculation direction without changing the heating control pattern which is the basis of each electromagnetic induction heating means.
[0071]
Further, in the above configuration, in the same configuration, the ON patterns of the plurality of heating means are not overlapped in the normal heating output step.
[0072]
As described above, in a process in which the control time is long and a normal heating output is sufficient, such as a boiling maintaining process that does not particularly require a large heating output, the ON timings of the plurality of electromagnetic induction heating units are overlapped. If the heating is controlled by the heating output of each of the electromagnetic induction heating means, the oscillation sound can be prevented from being generated as much as possible.
[0073]
Further, in the above configuration, in these configurations, in the high heating output step, the ON patterns of the plurality of heating units are configured to overlap for a predetermined period.
[0074]
With such a configuration, it is possible to obtain a desired high heating output within the range of the maximum allowable power value in which the heating outputs of the plurality of electromagnetic induction heating means are synergistic.
[0075]
Further, the above configuration is characterized in that, in those configurations, the high heating output step is a full power heating step such as a temperature raising step, a cooking step, or a reheating step.
[0076]
In such a temperature raising step after completion of the water absorption heating step, a cooking step or a reheating step after completion of rice cooking, high heating output with full power is generally required.
[0077]
Therefore, in such a process, when the ON timings of the plurality of electromagnetic induction heating means are overlapped with each other, the outputs of the respective electromagnetic induction heating means can be effectively synergized to realize a required high heating output.
[0078]
Further, in the above configuration, in those configurations, the plurality of electromagnetic induction heating means such as the first and second work coils are provided on the bottom of the rice cooker main body and the first work for induction heating the bottom of the rice cooker. A coil and a second work coil on the shoulder of the rice cooker main body for heating the edge of the opening of the rice cooker and the heat radiation plate of the inner lid.
[0079]
Thus, the above-mentioned plurality of electromagnetic induction heating means are provided at the bottom of the rice cooker main body for induction heating the bottom of the rice cooker, and at the shoulder of the rice cooker main body at the edge of the rice cooker opening edge. And a second work coil that heats the inner lid heatsink portion, the two work coils have a positional relationship between the lower part and the upper part of the rice cooker main body, which are hardly influenced by each other, in a large distance. It will be.
[0080]
Therefore, in the same configuration, when they are simultaneously turned on at the time of high heating output as described above, there is little effect and no large oscillation sound is generated.
[0081]
As a result, according to the electric rice cooker of the present embodiment, in the normal heating output state having a long control time, the oscillation sound is reduced as much as possible by driving the electromagnetic induction heating means such as a plurality of work coils so as not to overlap. On the other hand, in a process requiring high heating output such as a cooking process, an effective high heating output can be obtained by driving a plurality of work coils in an overlapping manner.
[0082]
Moreover, they can be easily realized only by changing the set time of the duty ratio setting timer without changing the heating control pattern which is the basis of each electromagnetic induction heating means.
[0083]
Further, in the high heating output step such as the above-described full power step, the total control time is shorter than that in the ordinary heating output step such as the boiling maintaining step, and the oscillation sound is less likely to cause a problem.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a configuration of an entire rice cooker main body of an electric rice cooker according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is an enlarged sectional view of an upper portion of the rice cooker main body of the electric rice cooker.
FIG. 3 is an enlarged sectional view of a lower portion of the rice cooker main body of the electric rice cooker.
FIG. 4 is an electric circuit diagram of first and second work coil drive control circuit portions which are main parts of the electric rice cooker.
FIG. 5 is a flowchart showing a control operation of the electric rice cooker during rice cooking to warming.
FIG. 6 is a time chart showing ON and OFF patterns of first and second work coils in a heating step of a normal output of the electric rice cooker.
FIG. 7 is a time chart showing ON and OFF patterns of first and second work coils in a high-power heating step of the electric rice cooker.
FIG. 8 is a time chart showing ON and OFF patterns of first and second work coils in a heating step of a normal output of a conventional electric rice cooker.
[Explanation of symbols]
1 is a rice cooker, 2 is an inner case, 3 is an outer case, 3a is a cover member, 3b is a shoulder member, 4 is a rice cooker main body, 5 is a lid unit, 10 is a heat sink, 32 is a microcomputer control unit, and 37A is a 1 IGBT, 37B is a second IGBT, 38A is a first resonance capacitor, 38B is a second resonance capacitor, 30 is a buzzer, L 1 Is the first work coil, L 2 Is a second work coil.
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- 2003-02-06 JP JP2003029258A patent/JP3977755B2/en not_active Expired - Fee Related
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