JP2004236703A - 履物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ローラの取り付け・取り外しを簡単に行うことができる履物を提供することを目的とする。
【解決手段】軸部3aと軸部3aに回動自在に挿通される車輪部3bとを有するローラ3と、底部5の底面に開口されてローラ3の車輪部3bの一部を包囲しつつローラ3の軸部3aの両端部4,4を圧入状に係止してローラ3を離脱自在に装着する嵌込凹部1と、嵌込凹部1に装着されたローラ3を押し出してローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させる押出手段2と、を備えている。
【選択図】 図2
【解決手段】軸部3aと軸部3aに回動自在に挿通される車輪部3bとを有するローラ3と、底部5の底面に開口されてローラ3の車輪部3bの一部を包囲しつつローラ3の軸部3aの両端部4,4を圧入状に係止してローラ3を離脱自在に装着する嵌込凹部1と、嵌込凹部1に装着されたローラ3を押し出してローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させる押出手段2と、を備えている。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部の底面の凹部内に離脱可能なローラを有する履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラ付き履物は、その底部の底面に設けられた凹部内に、ローラ用台座がビスにより固着され、そのローラ用台座にローラが揺動可能となるように取り付けられている構成であった。そして、ローラスケートとして使用する場合は、ローラを凹部内から引き出して使用し、他方、履物として使用する場合は、ローラを凹部内に折り畳んで収納していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3079902号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のローラ付き履物では、履物として使用する場合、ローラを収納したまま使用するため、普通の履物に比べて、ローラ用台座とローラとの重量分だけ重くなり、歩行や走行し難いものとなっていた。仮に、ローラを取り外す場合、ローラ用台座をビスと共に取り外す必要があり、手間が掛かり、さらに、再度、ローラを取り付ける場合、ローラ用台座をビスにて取り付け直す必要があり面倒であった。
【0005】
そこで、本発明に係る履物は、ローラの取り付け・取り外しを簡単に行うことができる履物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に係る本願発明は、軸部と該軸部に回動自在に挿通される車輪部とを有するローラと、底部の底面に開口されて該ローラの車輪部の一部を包囲しつつ該ローラの軸部の両端部を圧入状に係止して該ローラを離脱自在に装着する嵌込凹部と、該嵌込凹部に装着された該ローラを押し出して該ローラの軸部の端部を該嵌込凹部から離脱させる押出手段と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項1の構成によれば、ローラを、圧入により装着でき、かつ、押出手段により離脱できるため、ローラの着脱が容易となる。即ち、普通の履物として使用するときは、ローラを簡単に取り外せて軽量化を図ることができ、歩行や走行し易いものとなる。そして、再度、ローラスケートとして使用するときは、ローラを簡単に取り付けることができ、手間の掛からないものとなる。また、ローラを直接に指にて取り外し始めることがないため、ケガをすることなく、安全に取り外すことができる。
【0008】
また、請求項2に係る本願発明は、上記嵌込凹部の左右両側内面には、開口側から切り欠かれた係止用溝部を対向状に有し、該各係止用溝部にローラの軸部の各端部が圧入状に係止され、さらに、上記押出手段が、底部の左右側方から突出したボタン部を有し、該ボタン部を底部側へ押し込むことで、該ボタン部に連設された押出部にて該ローラの軸部の端部を押し出して離脱させるように構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2の構成によれば、ローラを外部から嵌込凹部へ押し込むことで、ローラの軸部の両端部を係止用溝部へ圧入することができるため、簡単な構成で、ローラの取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。また、履物の側方からボタン部(押出手段)を操作することができるため、簡単にローラを取り外すことができ、例えば、履物を履いたまま、ローラを取り外すことができる。
【0010】
また、請求項3に係る本願発明は、上記押出部が、開口側向きでかつ嵌込凹部側向きの傾斜面を有し、該押出部の左右方向嵌込凹部側の移動にて、該傾斜面が上記ローラの軸部の端部に摺動しつつ該ローラの軸部の端部を上下方向開口側へ移動させるようにしていることを特徴としている。
【0011】
請求項3の構成によれば、ボタン部の左右方向の動きを、ローラの上下方向への押し出しに確実に変換でき、ローラの取り外しを確実に行うことができる。また、簡単な構成で、製造コストの低減を図ることができる。
【0012】
また、請求項4に係る本願発明は、上記ボタン部を上記底部の内側に設けていることを特徴としている。
請求項4の構成によれば、底部の底面を内側に向けるように履物を傾けた状態で、ボタン部を上方から押し込んで、ローラを取り外すことができ、履物を履いたままで、一層簡単に、ローラを取り外すことができる。
【0013】
また、請求項5に係る本願発明は、上記ローラの代わりに上記嵌込凹部に嵌着されるキャップ部材を有することを特徴としている。
請求項5の構成によれば、ローラを取り外した後に、嵌込凹部をキャップ部材にて蓋をすることができ、歩行中において、地面からの突起物の嵌込凹部への引っ掛かりを防止して安全に歩行できる。また、嵌込凹部へのゴミ等の異物の侵入を防いで清潔に保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0015】
図1と図2は、本発明の実施の一形態を示し、本発明の(ローラ付き)履物は、所定の厚みを有する(樹脂製等の)ブロック状底部5を有し、その底部5の底面には嵌込凹部1が開口され、その嵌込凹部1内にローラ3が離脱自在に装着されている。なお、図1と図2には、履物が、(ローカットの)靴である場合を示しているが、もちろん、ハイカットの靴や草履等の履物であってもよい。また、図1と図2には、右足用の靴のみを示しており、左足用の靴も(図示省略するが)同様の構成とする。
【0016】
ここで、嵌込凹部1は、底部5のかかと側(後部側)にのみ設けられており、本発明の履物をローラスケートとして使用する場合、つま先を浮かしながら、かかとのローラ3を用いて滑るようにする。
【0017】
ローラ3は、(金属製の)軸部3aと、その軸部3aに(図示省略の軸受を介して)回動自在に挿通される(ゴム製の)車輪部3bとを有する。そして、嵌込凹部1内には、ローラ3の車輪部3bの一部が包囲されつつ、ローラ3の軸部3aの両端部4,4が圧入状に係止されている。
【0018】
さらに、本発明の履物は、嵌込凹部1に装着されたローラ3(の軸部3aの端部4)を押し出して、ローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させる押出手段2を備えている。このように、ローラ3を、圧入により装着でき、かつ、押出手段2により離脱できるため、ローラ3の着脱が容易となる。
【0019】
具体的に説明すると、図3〜図6に示すように、嵌込凹部1の左右両側内面には、開口側から切り欠かれた係止用溝部10,10を対向状に有し、この各係止用溝部10には、図7(ハ)に示すように、ローラ3の軸部3aの各端部4が圧入状に係止される。なお、「左右方向」とは、被験者が履物を履いているときの被験者の左右方向をいい、「上下方向」とは、そのときの上下方向をいうとする。
【0020】
即ち、各係止用溝部10の前後方向(履物のつま先・かかと方向)の開口幅hは、ローラ軸部3aの端部4の外径寸法よりも若干小さく設定され、さらに、左右係止用溝部10,10間の距離Lは、ローラ軸部3aの軸心方向の長さよりも若干小さく設定されており、左右の係止用溝部10,10にローラ軸部3aを圧入状に装着することができる。
【0021】
また、左右の係止用溝部10,10は、正面視、長円形乃至楕円形をその長軸の略半分の位置で切断した形状であり、ローラ軸部3aを確実に係止することができる。また、係止用溝部10は、例えば、硬質の樹脂にて形成されている。
【0022】
押出手段2は、底部5の左右側方から突出したボタン部20と、ボタン部20に連設された押出部21とを有し、ボタン部20は、その先端(押出部21)側に鍔部20aを備えている。
【0023】
ボタン部20の鍔部20aと押出部21とは、一方(図3では右側)の係止用溝部10の外側に隣接して設けられた底部5の内部空間7に、配設されている。
【0024】
鍔部20aと内部空間7の嵌込凹部1側内面との間には、圧縮(コイル)バネ22が配設されており、圧縮バネ22により、常時、ボタン部20を、嵌込凹部1と反対側(外側)へ弾発的に付勢している。
【0025】
そして、ボタン部20を圧縮バネ22に抗して嵌込凹部1側へ押し込むことで、押出部21が、一方の係止用溝部10と内部空間7とを連通するように設けられた切欠溝11内を通過して、一方の係止用溝部10に位置するようになる。
【0026】
また、押出部21は、開口側向き(下向き)でかつ嵌込凹部1側向きの傾斜面21aを有しており、ボタン部20の前進にて、その傾斜面21aが、一方の係止用溝部10内に位置するようになる。
【0027】
次に、ローラ3を嵌込凹部1に取り付ける際の作用及び方法を説明する。
【0028】
まず、図7(イ)に示すように、ローラ軸部3aの端部4を、嵌込凹部1の係止用溝部10内に押し込んでいくと、軸部3aの端部4が、係止用溝部10の開口端縁を乗り越えて、図7(ロ)に示すように、係止用溝部10内に係止する。そして、左右両方の係止用溝部10,10に、ローラ軸部3aの両端部4,4を係止することで、図7(ハ)に示すように、ローラ3を嵌込凹部1内に装着することができる。
【0029】
このように、ローラ3を外部から嵌込凹部1へ押し込むことで、ローラ3の軸部3aの両端部4,4を左右係止用溝部10,10へ圧入することができ、ローラ3の取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。
【0030】
次に、ローラ3を嵌込凹部1から取り外す際の作用及び方法を説明する。
【0031】
まず、図7(ハ)に示すように、ローラ3が嵌込凹部1に装着された状態において、指を使って、底部5に挿通されたボタン部20を、圧縮バネ22に抗して、底部5側(嵌込凹部1側)へ押し込んでいくと、図8(イ)に示すように、押出部21の傾斜面21aが、ローラ軸部3aの端部4に摺動しつつその端部4を上下方向開口側へ移動させ、図8(ロ)に示すように、その端部4を係止用溝部10から押し出して、ローラ軸部3aの一方の端部4を嵌込凹部1から離脱させる。その後、図8(ハ)に示すように、ボタン部20から指を離して、圧縮バネ22の伸長により、押出部21の傾斜面21aを係止用溝部10から後退させ、さらに、指を使ってローラ3を引き抜くことで、軸部3aの他方の端部4を他方の係止用溝部10から離脱させて、ローラ3を嵌込凹部1から完全に離脱させることができる。
【0032】
このように、ボタン部20、押出部21、圧縮バネ22等から構成されている押出手段2により、ローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させることができるため、ローラ3の離脱作業が容易となる。即ち、ローラ3を使用しないときは、簡単に取り外せて、履物の軽量化を図ることができる。なお、圧縮バネ22のバネ力は、ボタン部20に小さな押圧力が作用しただけでは、ボタン部20が容易に動かない程度に設定されているため、不用意にローラ3が離脱することがない。
【0033】
また、ローラ3を直接に指にて取り外し始めることがないため、ケガをすることなく、安全に取り外すことができる。即ち、ローラ3が嵌込凹部1に完全に装着された状態からローラ3を指にて取り外そうとすると、そのローラ3の嵌込凹部1から露出している部分が少なくて、指と接触する面積が小さくなり、しかも、ローラ3の両端部4,4が係止用溝部10,10に係止しているため、指に掛かる押圧力が過大となって、ローラ3を取り外し難く、さらに、指をケガするおそれがある。しかしながら、本発明は、押出手段2によりローラ3の一方の端部4を取り外した後に、指を使って取り出すため(即ち、ローラ3の嵌込凹部1から露出している部分が多い状態で指にて取り出すため)、指の接触する面積が大きくなり、しかも、係止用溝部10にはローラ3の片方の端部4のみが係止しており、指に掛かる押圧力は小さくなって、安全にかつ容易にローラ3を取り外すことができる。なお、もちろん、押出手段2を使用せずに、ローラ3を直接に指にて取り外しても良い。
【0034】
さらに、ボタン部20を底部5側へ押し込むことで、ボタン部20に連設された押出部21にてローラ3の軸部3aを押し出して離脱させるように構成されているため、履物の側方から(親)指にて押出手段2を操作することができ、簡単にローラ3を取り外すことができる。即ち、履物を履いたまま、ローラ3を取り外すことができる。
【0035】
また、押出部21の左右方向嵌込凹部1側の移動にて、傾斜面21aがローラ3の軸部3aの端部4に摺動しつつローラ3の軸部3aの端部4を上下方向開口側へ移動させるようにしているため、ボタン部20の左右方向の動きを、ローラ3の上下方向への押し出しに確実に変換でき、簡単な構成で、ローラ3の取り外しを確実に行うことができる。
【0036】
また、図2に示すように、ボタン部20を底部5の内側に設けているため、底部5の底面を内側に向けるように履物を傾けた状態で、ボタン部20を上方から押し込んで、ローラ3を取り外すことができ、履物を履いたままで、簡単に、ローラ3を取り外すことができる。ここで、「底部5の内側」とは、被験者が履物を履いた状態での足の内側をいう。
【0037】
さらに、本発明の履物は、ローラ3の代わりに、図9に示すように、嵌込凹部1に嵌着されるキャップ部材6を有している。このキャップ部材6は、図10〜図12に示すように、(ゴム製の)化粧板部6aと、化粧板部6aの裏面(下面)に貼着される(樹脂製の)ブロック部6bとから成り、ブロック部6bは、(図11参照の)側面視半円形でかつ(図12参照の)正面視台形のカマボコ状である。
【0038】
そして、キャップ部材6を嵌込凹部1に装着するには、ブロック部6bを嵌込凹部1内に挿入して、化粧板部6aの表て面(上面)を底部5の底面と面一にする。このように、ローラ3を取り外した後に、嵌込凹部1をキャップ部材6にて蓋をすることができ、歩行中において、地面からの突起物の嵌込凹部1への引っ掛かりを防止して安全に歩行できる。また、嵌込凹部1へのゴミ等の異物の侵入を防いで清潔に保つことができる。
【0039】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で設計変更可能である。例えば、図示省略するが、ボタン部20(押出手段2)を底部5の外側に設けてもよい。また、ボタン部20(押出手段2)を底部5の内側と外側の両方に設けてもよく、直接に指にてローラ3を取り外すことがなく、二つのボタン部20,20のみでローラ3を取り外すことができ、一層、安全かつ簡単にローラ3を取り外すことができる。また、嵌込凹部1を底部5底面の前後方向(又は/及び左右方向)に複数個設けてもよく、複数個のローラ3を用いて一層滑りの向上した履物とできる。また、押出手段2をローラ3の車輪部3bを押し出すように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0041】
▲1▼ (請求項1によれば、)ローラ3の取り付け・取り外しが容易となり、手間が掛からない。また、ローラ3を使用しないときに、容易にローラ3を取り外すことができ、軽量化を図ることができる。さらに、ローラ3を取り外す際の安全性に優れたものとなる。
▲2▼ (請求項2によれば、)簡単な構成で、ローラ3の取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。また、履物を履いたまま、簡単にローラ3を取り外すことができる。
▲3▼ (請求項3によれば、)ローラ3の取り外しを確実に行うことができ、しかも、簡素な構成で製造コストを低減することができる。
▲4▼ (請求項4によれば、)履物をはいたままでも、底部5の底面を内側に向けてボタン部20を押すことで、ローラ3を簡単に取り外すことができる。
▲5▼ (請求項5によれば、)ローラ3を取り外した後に、キャップ部材6にて嵌込凹部1を施蓋することができ、履物として使用する場合に、安全に歩行でき、しかも、清潔な状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す左側面図である。
【図2】本発明の底面図である。
【図3】嵌込凹部からローラを離脱した状態を示す一部破断拡大底面図である。
【図4】図3の左側の係止用溝部を示す正面図である。
【図5】図3の右側の係止用溝部を示す正面図である。
【図6】図3のX−X断面図である。
【図7】ローラを嵌込凹部に取り付ける状態を示す作用説明図である。
【図8】ローラを嵌込凹部から取り外す状態を示す作用説明図である。
【図9】キャップ部材を嵌込凹部に取り付けた状態を示す底面図である。
【図10】キャップ部材の平面図である。
【図11】キャップ部材の側面図である。
【図12】キャップ部材の正面図である。
【符号の説明】
1 嵌込凹部
2 押出手段
3 ローラ
3a 軸部
3b 車輪部
4 端部
5 底部
6 キャップ部材
10 係止用溝部
20 ボタン部
21 押出部
21a 傾斜面
【発明の属する技術分野】
本発明は、底部の底面の凹部内に離脱可能なローラを有する履物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のローラ付き履物は、その底部の底面に設けられた凹部内に、ローラ用台座がビスにより固着され、そのローラ用台座にローラが揺動可能となるように取り付けられている構成であった。そして、ローラスケートとして使用する場合は、ローラを凹部内から引き出して使用し、他方、履物として使用する場合は、ローラを凹部内に折り畳んで収納していた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第3079902号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のローラ付き履物では、履物として使用する場合、ローラを収納したまま使用するため、普通の履物に比べて、ローラ用台座とローラとの重量分だけ重くなり、歩行や走行し難いものとなっていた。仮に、ローラを取り外す場合、ローラ用台座をビスと共に取り外す必要があり、手間が掛かり、さらに、再度、ローラを取り付ける場合、ローラ用台座をビスにて取り付け直す必要があり面倒であった。
【0005】
そこで、本発明に係る履物は、ローラの取り付け・取り外しを簡単に行うことができる履物を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、請求項1に係る本願発明は、軸部と該軸部に回動自在に挿通される車輪部とを有するローラと、底部の底面に開口されて該ローラの車輪部の一部を包囲しつつ該ローラの軸部の両端部を圧入状に係止して該ローラを離脱自在に装着する嵌込凹部と、該嵌込凹部に装着された該ローラを押し出して該ローラの軸部の端部を該嵌込凹部から離脱させる押出手段と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
請求項1の構成によれば、ローラを、圧入により装着でき、かつ、押出手段により離脱できるため、ローラの着脱が容易となる。即ち、普通の履物として使用するときは、ローラを簡単に取り外せて軽量化を図ることができ、歩行や走行し易いものとなる。そして、再度、ローラスケートとして使用するときは、ローラを簡単に取り付けることができ、手間の掛からないものとなる。また、ローラを直接に指にて取り外し始めることがないため、ケガをすることなく、安全に取り外すことができる。
【0008】
また、請求項2に係る本願発明は、上記嵌込凹部の左右両側内面には、開口側から切り欠かれた係止用溝部を対向状に有し、該各係止用溝部にローラの軸部の各端部が圧入状に係止され、さらに、上記押出手段が、底部の左右側方から突出したボタン部を有し、該ボタン部を底部側へ押し込むことで、該ボタン部に連設された押出部にて該ローラの軸部の端部を押し出して離脱させるように構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項2の構成によれば、ローラを外部から嵌込凹部へ押し込むことで、ローラの軸部の両端部を係止用溝部へ圧入することができるため、簡単な構成で、ローラの取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。また、履物の側方からボタン部(押出手段)を操作することができるため、簡単にローラを取り外すことができ、例えば、履物を履いたまま、ローラを取り外すことができる。
【0010】
また、請求項3に係る本願発明は、上記押出部が、開口側向きでかつ嵌込凹部側向きの傾斜面を有し、該押出部の左右方向嵌込凹部側の移動にて、該傾斜面が上記ローラの軸部の端部に摺動しつつ該ローラの軸部の端部を上下方向開口側へ移動させるようにしていることを特徴としている。
【0011】
請求項3の構成によれば、ボタン部の左右方向の動きを、ローラの上下方向への押し出しに確実に変換でき、ローラの取り外しを確実に行うことができる。また、簡単な構成で、製造コストの低減を図ることができる。
【0012】
また、請求項4に係る本願発明は、上記ボタン部を上記底部の内側に設けていることを特徴としている。
請求項4の構成によれば、底部の底面を内側に向けるように履物を傾けた状態で、ボタン部を上方から押し込んで、ローラを取り外すことができ、履物を履いたままで、一層簡単に、ローラを取り外すことができる。
【0013】
また、請求項5に係る本願発明は、上記ローラの代わりに上記嵌込凹部に嵌着されるキャップ部材を有することを特徴としている。
請求項5の構成によれば、ローラを取り外した後に、嵌込凹部をキャップ部材にて蓋をすることができ、歩行中において、地面からの突起物の嵌込凹部への引っ掛かりを防止して安全に歩行できる。また、嵌込凹部へのゴミ等の異物の侵入を防いで清潔に保つことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0015】
図1と図2は、本発明の実施の一形態を示し、本発明の(ローラ付き)履物は、所定の厚みを有する(樹脂製等の)ブロック状底部5を有し、その底部5の底面には嵌込凹部1が開口され、その嵌込凹部1内にローラ3が離脱自在に装着されている。なお、図1と図2には、履物が、(ローカットの)靴である場合を示しているが、もちろん、ハイカットの靴や草履等の履物であってもよい。また、図1と図2には、右足用の靴のみを示しており、左足用の靴も(図示省略するが)同様の構成とする。
【0016】
ここで、嵌込凹部1は、底部5のかかと側(後部側)にのみ設けられており、本発明の履物をローラスケートとして使用する場合、つま先を浮かしながら、かかとのローラ3を用いて滑るようにする。
【0017】
ローラ3は、(金属製の)軸部3aと、その軸部3aに(図示省略の軸受を介して)回動自在に挿通される(ゴム製の)車輪部3bとを有する。そして、嵌込凹部1内には、ローラ3の車輪部3bの一部が包囲されつつ、ローラ3の軸部3aの両端部4,4が圧入状に係止されている。
【0018】
さらに、本発明の履物は、嵌込凹部1に装着されたローラ3(の軸部3aの端部4)を押し出して、ローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させる押出手段2を備えている。このように、ローラ3を、圧入により装着でき、かつ、押出手段2により離脱できるため、ローラ3の着脱が容易となる。
【0019】
具体的に説明すると、図3〜図6に示すように、嵌込凹部1の左右両側内面には、開口側から切り欠かれた係止用溝部10,10を対向状に有し、この各係止用溝部10には、図7(ハ)に示すように、ローラ3の軸部3aの各端部4が圧入状に係止される。なお、「左右方向」とは、被験者が履物を履いているときの被験者の左右方向をいい、「上下方向」とは、そのときの上下方向をいうとする。
【0020】
即ち、各係止用溝部10の前後方向(履物のつま先・かかと方向)の開口幅hは、ローラ軸部3aの端部4の外径寸法よりも若干小さく設定され、さらに、左右係止用溝部10,10間の距離Lは、ローラ軸部3aの軸心方向の長さよりも若干小さく設定されており、左右の係止用溝部10,10にローラ軸部3aを圧入状に装着することができる。
【0021】
また、左右の係止用溝部10,10は、正面視、長円形乃至楕円形をその長軸の略半分の位置で切断した形状であり、ローラ軸部3aを確実に係止することができる。また、係止用溝部10は、例えば、硬質の樹脂にて形成されている。
【0022】
押出手段2は、底部5の左右側方から突出したボタン部20と、ボタン部20に連設された押出部21とを有し、ボタン部20は、その先端(押出部21)側に鍔部20aを備えている。
【0023】
ボタン部20の鍔部20aと押出部21とは、一方(図3では右側)の係止用溝部10の外側に隣接して設けられた底部5の内部空間7に、配設されている。
【0024】
鍔部20aと内部空間7の嵌込凹部1側内面との間には、圧縮(コイル)バネ22が配設されており、圧縮バネ22により、常時、ボタン部20を、嵌込凹部1と反対側(外側)へ弾発的に付勢している。
【0025】
そして、ボタン部20を圧縮バネ22に抗して嵌込凹部1側へ押し込むことで、押出部21が、一方の係止用溝部10と内部空間7とを連通するように設けられた切欠溝11内を通過して、一方の係止用溝部10に位置するようになる。
【0026】
また、押出部21は、開口側向き(下向き)でかつ嵌込凹部1側向きの傾斜面21aを有しており、ボタン部20の前進にて、その傾斜面21aが、一方の係止用溝部10内に位置するようになる。
【0027】
次に、ローラ3を嵌込凹部1に取り付ける際の作用及び方法を説明する。
【0028】
まず、図7(イ)に示すように、ローラ軸部3aの端部4を、嵌込凹部1の係止用溝部10内に押し込んでいくと、軸部3aの端部4が、係止用溝部10の開口端縁を乗り越えて、図7(ロ)に示すように、係止用溝部10内に係止する。そして、左右両方の係止用溝部10,10に、ローラ軸部3aの両端部4,4を係止することで、図7(ハ)に示すように、ローラ3を嵌込凹部1内に装着することができる。
【0029】
このように、ローラ3を外部から嵌込凹部1へ押し込むことで、ローラ3の軸部3aの両端部4,4を左右係止用溝部10,10へ圧入することができ、ローラ3の取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。
【0030】
次に、ローラ3を嵌込凹部1から取り外す際の作用及び方法を説明する。
【0031】
まず、図7(ハ)に示すように、ローラ3が嵌込凹部1に装着された状態において、指を使って、底部5に挿通されたボタン部20を、圧縮バネ22に抗して、底部5側(嵌込凹部1側)へ押し込んでいくと、図8(イ)に示すように、押出部21の傾斜面21aが、ローラ軸部3aの端部4に摺動しつつその端部4を上下方向開口側へ移動させ、図8(ロ)に示すように、その端部4を係止用溝部10から押し出して、ローラ軸部3aの一方の端部4を嵌込凹部1から離脱させる。その後、図8(ハ)に示すように、ボタン部20から指を離して、圧縮バネ22の伸長により、押出部21の傾斜面21aを係止用溝部10から後退させ、さらに、指を使ってローラ3を引き抜くことで、軸部3aの他方の端部4を他方の係止用溝部10から離脱させて、ローラ3を嵌込凹部1から完全に離脱させることができる。
【0032】
このように、ボタン部20、押出部21、圧縮バネ22等から構成されている押出手段2により、ローラ3の軸部3aの端部4を嵌込凹部1から離脱させることができるため、ローラ3の離脱作業が容易となる。即ち、ローラ3を使用しないときは、簡単に取り外せて、履物の軽量化を図ることができる。なお、圧縮バネ22のバネ力は、ボタン部20に小さな押圧力が作用しただけでは、ボタン部20が容易に動かない程度に設定されているため、不用意にローラ3が離脱することがない。
【0033】
また、ローラ3を直接に指にて取り外し始めることがないため、ケガをすることなく、安全に取り外すことができる。即ち、ローラ3が嵌込凹部1に完全に装着された状態からローラ3を指にて取り外そうとすると、そのローラ3の嵌込凹部1から露出している部分が少なくて、指と接触する面積が小さくなり、しかも、ローラ3の両端部4,4が係止用溝部10,10に係止しているため、指に掛かる押圧力が過大となって、ローラ3を取り外し難く、さらに、指をケガするおそれがある。しかしながら、本発明は、押出手段2によりローラ3の一方の端部4を取り外した後に、指を使って取り出すため(即ち、ローラ3の嵌込凹部1から露出している部分が多い状態で指にて取り出すため)、指の接触する面積が大きくなり、しかも、係止用溝部10にはローラ3の片方の端部4のみが係止しており、指に掛かる押圧力は小さくなって、安全にかつ容易にローラ3を取り外すことができる。なお、もちろん、押出手段2を使用せずに、ローラ3を直接に指にて取り外しても良い。
【0034】
さらに、ボタン部20を底部5側へ押し込むことで、ボタン部20に連設された押出部21にてローラ3の軸部3aを押し出して離脱させるように構成されているため、履物の側方から(親)指にて押出手段2を操作することができ、簡単にローラ3を取り外すことができる。即ち、履物を履いたまま、ローラ3を取り外すことができる。
【0035】
また、押出部21の左右方向嵌込凹部1側の移動にて、傾斜面21aがローラ3の軸部3aの端部4に摺動しつつローラ3の軸部3aの端部4を上下方向開口側へ移動させるようにしているため、ボタン部20の左右方向の動きを、ローラ3の上下方向への押し出しに確実に変換でき、簡単な構成で、ローラ3の取り外しを確実に行うことができる。
【0036】
また、図2に示すように、ボタン部20を底部5の内側に設けているため、底部5の底面を内側に向けるように履物を傾けた状態で、ボタン部20を上方から押し込んで、ローラ3を取り外すことができ、履物を履いたままで、簡単に、ローラ3を取り外すことができる。ここで、「底部5の内側」とは、被験者が履物を履いた状態での足の内側をいう。
【0037】
さらに、本発明の履物は、ローラ3の代わりに、図9に示すように、嵌込凹部1に嵌着されるキャップ部材6を有している。このキャップ部材6は、図10〜図12に示すように、(ゴム製の)化粧板部6aと、化粧板部6aの裏面(下面)に貼着される(樹脂製の)ブロック部6bとから成り、ブロック部6bは、(図11参照の)側面視半円形でかつ(図12参照の)正面視台形のカマボコ状である。
【0038】
そして、キャップ部材6を嵌込凹部1に装着するには、ブロック部6bを嵌込凹部1内に挿入して、化粧板部6aの表て面(上面)を底部5の底面と面一にする。このように、ローラ3を取り外した後に、嵌込凹部1をキャップ部材6にて蓋をすることができ、歩行中において、地面からの突起物の嵌込凹部1への引っ掛かりを防止して安全に歩行できる。また、嵌込凹部1へのゴミ等の異物の侵入を防いで清潔に保つことができる。
【0039】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で設計変更可能である。例えば、図示省略するが、ボタン部20(押出手段2)を底部5の外側に設けてもよい。また、ボタン部20(押出手段2)を底部5の内側と外側の両方に設けてもよく、直接に指にてローラ3を取り外すことがなく、二つのボタン部20,20のみでローラ3を取り外すことができ、一層、安全かつ簡単にローラ3を取り外すことができる。また、嵌込凹部1を底部5底面の前後方向(又は/及び左右方向)に複数個設けてもよく、複数個のローラ3を用いて一層滑りの向上した履物とできる。また、押出手段2をローラ3の車輪部3bを押し出すように構成してもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0041】
▲1▼ (請求項1によれば、)ローラ3の取り付け・取り外しが容易となり、手間が掛からない。また、ローラ3を使用しないときに、容易にローラ3を取り外すことができ、軽量化を図ることができる。さらに、ローラ3を取り外す際の安全性に優れたものとなる。
▲2▼ (請求項2によれば、)簡単な構成で、ローラ3の取り付けを迅速かつ容易に行うことができる。また、履物を履いたまま、簡単にローラ3を取り外すことができる。
▲3▼ (請求項3によれば、)ローラ3の取り外しを確実に行うことができ、しかも、簡素な構成で製造コストを低減することができる。
▲4▼ (請求項4によれば、)履物をはいたままでも、底部5の底面を内側に向けてボタン部20を押すことで、ローラ3を簡単に取り外すことができる。
▲5▼ (請求項5によれば、)ローラ3を取り外した後に、キャップ部材6にて嵌込凹部1を施蓋することができ、履物として使用する場合に、安全に歩行でき、しかも、清潔な状態に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す左側面図である。
【図2】本発明の底面図である。
【図3】嵌込凹部からローラを離脱した状態を示す一部破断拡大底面図である。
【図4】図3の左側の係止用溝部を示す正面図である。
【図5】図3の右側の係止用溝部を示す正面図である。
【図6】図3のX−X断面図である。
【図7】ローラを嵌込凹部に取り付ける状態を示す作用説明図である。
【図8】ローラを嵌込凹部から取り外す状態を示す作用説明図である。
【図9】キャップ部材を嵌込凹部に取り付けた状態を示す底面図である。
【図10】キャップ部材の平面図である。
【図11】キャップ部材の側面図である。
【図12】キャップ部材の正面図である。
【符号の説明】
1 嵌込凹部
2 押出手段
3 ローラ
3a 軸部
3b 車輪部
4 端部
5 底部
6 キャップ部材
10 係止用溝部
20 ボタン部
21 押出部
21a 傾斜面
Claims (5)
- 軸部と該軸部に回動自在に挿通される車輪部とを有するローラと、底部の底面に開口されて該ローラの車輪部の一部を包囲しつつ該ローラの軸部の両端部を圧入状に係止して該ローラを離脱自在に装着する嵌込凹部と、該嵌込凹部に装着された該ローラを押し出して該ローラの軸部の端部を該嵌込凹部から離脱させる押出手段と、を備えていることを特徴とする履物。
- 上記嵌込凹部の左右両側内面には、開口側から切り欠かれた係止用溝部を対向状に有し、該各係止用溝部にローラの軸部の各端部が圧入状に係止され、さらに、上記押出手段が、底部の左右側方から突出したボタン部を有し、該ボタン部を底部側へ押し込むことで、該ボタン部に連設された押出部にて該ローラの軸部の端部を押し出して離脱させるように構成されている請求項1記載の履物。
- 上記押出部が、開口側向きでかつ嵌込凹部側向きの傾斜面を有し、該押出部の左右方向嵌込凹部側の移動にて、該傾斜面が上記ローラの軸部の端部に摺動しつつ該ローラの軸部の端部を上下方向開口側へ移動させるようにした請求項2記載の履物。
- 上記ボタン部を上記底部の内側に設けた請求項2又は3記載の履物。
- 上記ローラの代わりに上記嵌込凹部に嵌着されるキャップ部材を有する請求項1,2,3又は4記載の履物。
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