JP2004234304A - インターネット上の電子情報に対するタイムスタンプ押印システム及びそのプログラム媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】不正が生じないタイムスタンプを行うことができ、違法有害情報を簡単な確認手段で早期且つ容易に発見できるインターネット上の情報に対するタイムスタンプ押印システムを提供する。
【解決手段】クライアント10のコンピュータ11がインターネット上の違法有害情報を発見すると、時刻配信機関40の時刻配信端末42が時刻情報43をインターネット30に配信する。クライアント10のコンピュータ11は、時刻情報43をもとにインターネット上の電子情報のタイムスタンプ処理を実行し、ページデータの読み込み、時刻取得を行うと共に、時刻情報、URL、ファイルの暗号化を行い、この暗号化された情報をファイルに埋め込み、ファイルに保存し、プロバイダ20は、URLによりプロバイダを特定し、プロバイダサーバ管理機関50と監視/取締機関60に通報メールを送る。
【選択図】 図1
【解決手段】クライアント10のコンピュータ11がインターネット上の違法有害情報を発見すると、時刻配信機関40の時刻配信端末42が時刻情報43をインターネット30に配信する。クライアント10のコンピュータ11は、時刻情報43をもとにインターネット上の電子情報のタイムスタンプ処理を実行し、ページデータの読み込み、時刻取得を行うと共に、時刻情報、URL、ファイルの暗号化を行い、この暗号化された情報をファイルに埋め込み、ファイルに保存し、プロバイダ20は、URLによりプロバイダを特定し、プロバイダサーバ管理機関50と監視/取締機関60に通報メールを送る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット上の電子情報に対するタイムスタンプ押印システム及びそのプログラム媒体に係り、特にインターネット上に掲載された情報に対して、現在時刻をタイムスタンプするシステム及びそのプログラム媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータによりインターネット上で閲覧可能な文章、画像、映像、音声などのデータを所有するwebサイトのページに接続すると、コンピュータにインストールされた閲覧ソフトウエアは、そのURL(ページの存在位置情報)やページを構成するデータの内容、及び、そのページが作成されたプロバイダのサーバの時刻情報を、当該コンピュータの記憶装置に保存する。同じページに再度接続すると、コンピュータにインストールされた閲覧ソフトウエアは、そのページの時刻を読み込み、自身が記憶している時刻情報と比較し、時刻情報が異なっていれば新しい情報と判断して情報を取得する。同じであればそのページは更新されていないと判断し、記憶装置に保存したページ情報をそのまま再生して処理速度を上げるための方法(キャッシュ)がある。
【0003】
そのため、上記のような問題に対処するためには、比較した時刻情報が異なっていてもデータを更新しないようにして、違法有害情報にアクセスした時点でそのデータを更新しないようにすれば、違法有害情報にアクセスした時点でそのデータは自動的に保存され、後日閲覧することが可能である。
【0004】
この種の従来技術として、特許文献1に記載の「電子情報公開証明方法及びシステム、並びに電子情報公開証明プログラムを格納した記憶媒体」がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−154989号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記キャッシュの改良では、ページを作成した時刻情報はプロバイダのサーバの時刻であり、その時点で正確な時刻を刻んでいたか検証する手段がない。また、コンピュータの特性から、比較的簡単にページ内容を修正、変更、あるいは全く新しく作ってしまうことも可能となり、真実性に乏しいという問題があり、違法有害情報を配信した者を特定できたにしても、検挙摘発やその後の判断において、証拠性を検証するのに莫大な労力を要したり、或は、全く証拠としての価値が無くなってしまう可能性もある。
【0007】
また、上記特許文献1に記載の方法においては、インターネット上に公開された電子コンテンツの内容とその閲覧日時とを記録するためには、サービス機関に依頼をし、サービス機関において電子コンテンツの内容とその閲覧日時とを記録することになるから、面倒なことがあり、できるだけ個人の立場から可能にすることが望まれている。
【0008】
加えて、電子コンテンツとその証明書とを保管管理したり、所定の第三者機関に対する送信連絡する際における管理をし易くするためにも、工夫を必要とされる。更に、電子証明書に付加する時刻に関しても、その正確さが重要であり、第三者機関における信頼のおける時刻を必要とされる。
【0009】
一方、インターネット上に公開された情報の内容と日時を保存し証明する為の手法として次ぎの例が挙げられる。即ち、インターネット上の違法有害情報を規制するために、自動公衆送信装置設置者(プロバイダ)は、違法有害情報が記録された時点で、その情報発信者を公安委員会に届け出ることを義務づけ、その送信を防止するために必要な措置を講じるように努めなければならないと「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」が改正された。
【0010】
しかしながら、日々発信される膨大な量のデータの中から違法有害情報を検出すること自体が大変であり、検出できたとしてもその違法性について判断が困難な状況が予想され、ゲリラ的な発信であると後日違法性を検証しようとしてもインターネット上に情報が存在しないため、検挙が不可能になる。そこで、発見しだい時刻情報を付加してページを構成するデータをそのまま保存し、事後に違法性を判断することが考えられるが、コンピュータ上の情報データは簡単に修正や変更あるいは全く新しく作成することができるため、標準時刻との時間差が監査されていない時刻情報を付加し、そのまま保存したデータでは証拠性が疑問視される。違法有害情報だけでなく、著作、肖像権の侵害などに該当する場合も同様に考えられる。
【0011】
そこで、インターネット利用者の有志(サーバボランティア)が違法有害ページを発見したときに、それらに含まれる各種情報(文章、画面、映像、音声などのデータ)に、正確かつ信頼できる時計に由来した時刻情報とインターネット上のページの存在位置(URL)、及び、そのデータの内容に改ざんを加えた場合、検証できるように内容を暗号化した検証手段を組合せ、対象データに埋め込み保存することで、対象データが、その処理を行った時点で確かに存在していたことを証明する手段が必要と考えられる。
【0012】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、不正が生じないタイムスタンプを行うことができ、違法有害情報を簡単な確認手段で早期且つ容易に発見できるインターネット上の情報に対するタイムスタンプ押印システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムは、インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印するインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システムであり、上記クライアント端末装置には、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正手段と、上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶手段と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を含むダイジェスト値を求めるダイジェスト値演算手段と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記電子コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成手段、とを備えていることを特徴とする。
【0014】
又、本発明は、上記電子証明書が書き込まれた又は関連づけたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信するように構成したことを特徴とすると共に、上記電子証明書には、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する手段を備えてなることを特徴とする。
【0015】
更に、本発明のタイムスタンプ押印用プログラム媒体は、インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印する機能をコンピュータに実施させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体であり、上記クライアント端末装置に対して、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正機能と、上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶機能と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を求めるダイジェスト値演算機能と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成機能、とを各々コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】
また、本発明のタイムスタンプ用プログラム媒体は、上記電子コンテンツが書き込まれた又は関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信する機能を備えたことを特徴とすると共に、上記電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する機能を備えていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例によるインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムについて図1から図3を参照しながら説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例によるインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムの構成ブロック図であって、図1において10はインターネット利用者であるサイバーボランティアとしてのクライアント、20は自動公衆送信装置設置者であるプロバイダ、30は通信ネットワークであるインターネット、40は時刻配信機関であって、この時刻配信機関40は協定世界時(UTC)との時刻偏差を検証可能な仕組みを持つ高精度時計を有する。50はインターネット接続サービスプロバイダ20のサーバを管理するプロバイダサーバ管理機関、60は特定の管理サーバ(例えば公安委員会など)である監視/取締機関、70は違法有害情報発信者である。
【0019】
クライアント10は端末装置としてのコンピュータ11…を有する。プロバイダ20はクライアント10のコンピュータ11…と直接電子情報の送受を行うサーバ21と、プロバイダサーバ管理機関50の管理下にあるサ−バ22とを有する。これ等サーバ21と22は通信ネットワークであるインターネット30を介して接続されている。時刻配信機関40は原子時計41と時刻配信機関サーバであるコンピュータ42を有する。プロバイダサーバ管理機関50は上記サーバ22の管理端末であるコンピュータ51と通信端末としての電話機52を有する。監視/取締機関60はコンピュータ61と通信端末としての電話機62を有する。違法有害情報発信者70は、端末装置としてのコンピュータ71を有し、コンピュータ71から違法有害情報72をプロバイダ20のサーバ22に送信する。
【0020】
クライアント10のコンピュータ11は、インターネット接続サービスプロバイダ20のサーバ21に通信情報12を送信すると共に、該サーバ21との電子情報の送受を行う。サーバ21はインターネット30を介してサーバ22との電子情報の送受を行う。時刻配信機関40の時刻配信サーバ42は、インターネット30を介してクライアント10のコンピュータ11に高精度な時刻情報43を付加して、コンピュータ11の内部時計を校正する。プロバイダサーバ管理機関50のサーバ管理者端末51は、サーバ提供機関であるプロバイダ20のサーバ22からの情報を受信してサーバを管理する。監視/取締機関60のコンピュータ61は、プロバイダ20のサーバ22からの通報を受けると共に、電話機62によってプロバイダサーバ管理機関50の電話機52との通信を行う。
【0021】
クライアント10のコンピュータ11は、演算制御部であるCPU、通信手段、データ入力手段、一方向性関数演算手段、二次元コード化手段、情報出力手段、暗号化手段、情報格納部及び表示手段によって構成される。
【0022】
時刻配信機関40の時刻配信サーバ42は、演算制御部であるCPU、標準時刻に同期する標準時同期手段、暗号化手段、情報格納部、通信手段、データ入力手段、ライセンスID照合手段、二次元コード化手段によって構成される。
【0023】
端末コンピュータ11において、CPUは通信手段、データ入力手段、一方向性関数値演算手段、二次元コード化手段、暗号化手段、表示手段及び情報格納部を制御する。即ち、通信手段はCPUの制御の基にインタ−ネット30を介して時刻配信機関40の通信手段との通信を実行する。端末コンピュータ11のデータ入力手段は電子証明書に各種データを入力する。一方向性関数値演算手段はCPUの指令に基づいて一方向性関数値例えばハッシュ値を演算する。二次元コード化手段は演算された一方向性関数値を二次元コードにする。暗号化手段はCPUの指令に基づいて二次元コードを暗号化する。情報格納部は暗号化されたデータを保存する。情報出力手段は暗号化されたデータを出力する。
【0024】
時刻配信機関40の時刻配信サーバ42において、CPUは、これらの標準時同期手段、暗号化手段、情報格納部、通信手段、データ入力手段、ライセンスID照合手段、二次元コード化手段の制御を実行すると共に、所要の演算を行う。標準時同期手段は、予め継続的に或はその都度標準時発信機関からの標準時刻を受け入れ、時刻配信機関40の標準時を設定しておく。更に標準時同期手段はCPUの制御の基に設定された標準時刻を参照して、コンピュータ11からの電子証明書に現在の標準時刻を付加する。
【0025】
即ち、上記クライアント側端末であるコンピュータ11は、タイムスタンプ押印に際して、事前に協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関40にアクセスし、端末コンピュータ自身の内部時計を校正しておく。更に上記インターネット30上の電子コンテンツを読み取り記憶する。また、端末コンピュータ11は、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を含むダイジェスト値を求めると共に、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して、上記電子コンテンツに書き込み保存し又は関連づけて保存して電子証明書を作成する。
【0026】
電子証明書が書き込まれた又は関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツは、プロバイダサーバ21とインターネット30及びプロバイダサーバ22を介して、監視/取締機関60又はインターネット上に公開された電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバ20に対して送信する。
【0027】
電子証明書には、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記憶されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する手段を備えている。
【0028】
また、各端末コンピュータ11には、インターネット30上に公開され、クライアント側端末装置である端末コンピュータ11に表示された電子コンテンツ、又は電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプ押印する機能をコンピュータに実施させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なタイムスタンプ押印用プログラム媒体が格納されており、このプログラム媒体は、上記クライアント端末コンピュータ11に対して、タイムスタンプ押印に際して、事前に協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関40にアクセスし、クライアント端末コンピュータ11の内部時計を校正する内部時計校正機能により常に信頼できる時刻情報と、上記インタ−ネット30上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶機能と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を求めるダイジェスト値演算機能と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成機能とを各々コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0029】
更に、タイムスタンプ押印用プログラム媒体は、電子コンテンツが書き込まれた、又は、関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツをインターネット30に接続された監視/取締機関60又はインターネット30上に公開された電子コンテンツ管理者であるプバイダのサーバ20に対して送信する機能を備えていると共に、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記憶されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する機能を備えている。
【0030】
本発明の実施の形態においては、インターネットに接続可能なコンピュータにおいて、インターネット30上のwebサイト内の各ページを構成するデータを、忠実に再現できる保存可能なソフトウエアを用意し、保存処理を実行する際に、実行した時刻のタイムスタンプを付与するwebサイト存在証明ソフトウエアにおいて、上記タイムスタンプデータを生成するための時刻データを、協定世界時(UTC)との時刻偏差を検証可能な仕組みを持つ高精度時計を所有する時刻配信機関40より供給された時刻データによって校正して、上記インターネット30に接続可能なコンピュータの内部時計の時刻データとする。上記タイムスタンプデータを生成するための時刻情報は、保存処理を実行する際に、毎回上記時刻配信機関40から取得してもよいし、事前に取得して信頼できる区間であればその時刻を使用しても良い。上記webサイトソフトウエアによれば、タイムスタンプデータに、webサイトのページを構成するデータ、及び、インターネット上のそのページの存在位置情報(URL)を暗号化してタイムスタンプデータに付加し、保存したwebサイト内容を変更、改ざんした場合に、暗号化したデータと比較し変更、改ざんが行われたことを検証可能である。
【0031】
上記webサイトソフトウエアにより、タイムスタンプデータが付与されたwebサイトのページのURLより、自動的に発信者の利用しているプロバイダを特定し、保存処理を実行した際、タイムスタンプデータを付与されたwebページとタイムスタンプデータをプロバイダの管理者に自動的に送信し、上記タイムスタンプを付与されたwebサイトのページを、特定の管理サーバ(例えば公安委員会など)に自動的に送信し、タイムスタンプの時刻データ順に整理する。自動的に送信されたタイムスタンプデータを付与されたページの真贋を確認するため、タイムスタンプシンボルをクリックすると、タイムスタンプデータに記録されたURLに自動的に接続し、そのページを構成するデータのハッシュ値を計算し、タイムスタンプデータに記録されたハッシュ値と比較して一致した場合、ページの内容が同一であることを知らせる。
【0032】
ハッシュ値は一方向性関数であるハッシュ関数によって演算された値であって、一方向性関数は、ある入力を変換し出力するのは簡単であるが逆方向の出力から求めることが困難もしくは不可能な関数である。ハッシュ関数は、広義には大きな定義域から小さな定義域に値を写像する関数であるが、暗号などで利用されるハッシュ関数は、一方向性を持ち、非衝突一致性が有る(元の値が異なるのに結果が同一になる確率が低い)関数である。
【0033】
図2及び図3は、クライアント10のサイバーボランティアが違法有害情報を発見した場合、インターネット上で送信された情報の真贋判定の動作フローを示す。
【0034】
図2に示すように、ステップS1で、クライアント10のサイバーボランティアは、インターネット上の違法有害情報を発見すると、ステップS2に進み、タイムスタンプ処理を実行する。ステップS3でページデータの読み込みを行い、ステップS4で時刻配信機関40から時刻情報を取得し、ステップS5でこの取得した時刻情報とURLとファイルの暗号化(ハッシュ値計算)を行い、ステップS6でファイルへの埋め込みを行う。ステップS7でファイルを保存し、ステップS8でURLよりプロバイダの特定を行い、その特定結果をプロバイダサーバ管理機関50と監視/取締機関60の公安当局へ通報メールを行う。
【0035】
また、図3に示すように、ステップS9でプロバイダの管理者又は監視取締機関は、通報データを受信すると、ステップS10に進みコンピュータ上に表示されたタイムスタンプシンボルをクリックし、ステップS11でURLを復号しアクセスする。次ぎにステップS12に進み、ページデータの読み込みを実行し、ステップS13でハッシュ値を計算してファイルを暗号化する。ステップS14で該当ページを構成するハッシュ値と上記電子証明書に記憶されたハッシュ値との比較処理を実行し、ステップS15に進み、ハッシュ値が正しいか否かを判断し、ハッシュ値が正しければステップS16に進みページを開く。ハッシュ値が正しくなければステップS17に進み、通報されたページと該当するページとが異なる可能性があることを表示する。
【0036】
違法有害情報を発見した時点で、UTCとトレーサビリティが確保されている高精度の時計を所有する時刻配信機関から配信された時刻情報をもとに運営されているコンピュータを使って、そのページを構成するデータを忠実に保存可能なファイル形式(例えばPDFファイル)に変換し、URL及びその時刻情報を合わせ記憶装置に保存すると同時に、ページを構成するデータ、URL、時刻情報の非衝突性の低い手法で暗号化したものを1元化して保存する。後日そのページは記憶装置から呼び出すことで再現することが可能であり、再度暗号化したものをページ保存時に暗号化したデータと比較することで、保存後の改ざんの有無を検証することが可能となる。
【0037】
同時に保存したURLより、比較的簡単に違法有害情報の発信者を特定することが可能となる。保存しないURLより、発信者が利用しているプロバイダを特定し、そのプロバイダのサーバ管理者に上記データ群を自動的に送信することにより、管理者は速やかに違法有害情報の発信を停止することが可能となる。また、同時に公安委員会などのサーバにも上記データ群を自動的に送信することにより、摘発処罰を速やかに行うことができる。上記時刻配信機関から配信された時刻情報をもとに運営されているコンピュータでなくても、タイムスタンプを実行する度に時刻配信機関に接続し、時刻配信機関から時刻情報を取得して、その時刻データを使ってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば次ぎのような効果が得られる。即ち、
(1)インターネット上に公開された電子コンテンツに対する掲載日/時刻を記録する際に、時刻配信機関から配信された正しい時刻を使用してタイムスタンプできるから、信頼のおけるタイムスタンプができると共に、タイムスタンプ処理の一連の中で時刻が取り込まれて、暗号化を含むタイムスタンプが行われる。
(2)インターネットにアクセスする所謂サイバボランティアから、電子コンテンツに対するタイムスタンプされた電子証明書を公安委員会の監視/取締機関や、インターネット上のサーバを管理するプロバイダの所有するサーバ端末宛に送付することで、電子コンテンツの掲載日時を含むその証拠と共に違法有害情報を早期に且つ容易に発見することができ、その再発防止が可能になる。
(3) 電子コンテンツに付加された電子証明書におけるクリック操作又はキー操作に基づき、記憶された又は、監視/取締機関に送られた電子コンテンツの中身が変更又は改ざんを確認することが可能である。即ち、電子コンテンツのハッシュ値と添付された電子証明書のハッシュ値と比較することで、その確認が可能であり、確認手段が極めて簡単で効果的である。
(4) また、違法有害情報のURLと存在時刻、及び、その内容を正確且つ改ざんがあれば検出可能な状態で保存することにより、その情報発信者を検挙、処罰する際に非常に強力で堅固な物証となり、今後さらに発展するであろうインターネット等による情報化された社会の公序良俗を守る上で非常に有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるインターネット上の情報へのタイムスタンプ押印システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例によるインターネット上の電子情報に対するタイムスタンプ押印システムにおける動作フロー図。
【図3】本発明の実施例による電子情報に対するタイムスタンプ押印システムにおける動作フロー図。
【符号の説明】
10 クライアント
11 端末装置であるコンピュータ
20 プロバイダ
21,22 プロバイダのサーバ
30 インターネット
40 時刻配信機関
41 原子時計
42 時刻配信サーバ
50 プロバイダサーバ管理機関
51 管理サーバであるコンピュータ
60 監視/取締機関
61 監視/取締サーバであるコンピュータ
70 違法有害情報発信者
71 違法有害情報発信者の端末であるコンピュータ
72 違法有害情報
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット上の電子情報に対するタイムスタンプ押印システム及びそのプログラム媒体に係り、特にインターネット上に掲載された情報に対して、現在時刻をタイムスタンプするシステム及びそのプログラム媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータによりインターネット上で閲覧可能な文章、画像、映像、音声などのデータを所有するwebサイトのページに接続すると、コンピュータにインストールされた閲覧ソフトウエアは、そのURL(ページの存在位置情報)やページを構成するデータの内容、及び、そのページが作成されたプロバイダのサーバの時刻情報を、当該コンピュータの記憶装置に保存する。同じページに再度接続すると、コンピュータにインストールされた閲覧ソフトウエアは、そのページの時刻を読み込み、自身が記憶している時刻情報と比較し、時刻情報が異なっていれば新しい情報と判断して情報を取得する。同じであればそのページは更新されていないと判断し、記憶装置に保存したページ情報をそのまま再生して処理速度を上げるための方法(キャッシュ)がある。
【0003】
そのため、上記のような問題に対処するためには、比較した時刻情報が異なっていてもデータを更新しないようにして、違法有害情報にアクセスした時点でそのデータを更新しないようにすれば、違法有害情報にアクセスした時点でそのデータは自動的に保存され、後日閲覧することが可能である。
【0004】
この種の従来技術として、特許文献1に記載の「電子情報公開証明方法及びシステム、並びに電子情報公開証明プログラムを格納した記憶媒体」がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−154989号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記キャッシュの改良では、ページを作成した時刻情報はプロバイダのサーバの時刻であり、その時点で正確な時刻を刻んでいたか検証する手段がない。また、コンピュータの特性から、比較的簡単にページ内容を修正、変更、あるいは全く新しく作ってしまうことも可能となり、真実性に乏しいという問題があり、違法有害情報を配信した者を特定できたにしても、検挙摘発やその後の判断において、証拠性を検証するのに莫大な労力を要したり、或は、全く証拠としての価値が無くなってしまう可能性もある。
【0007】
また、上記特許文献1に記載の方法においては、インターネット上に公開された電子コンテンツの内容とその閲覧日時とを記録するためには、サービス機関に依頼をし、サービス機関において電子コンテンツの内容とその閲覧日時とを記録することになるから、面倒なことがあり、できるだけ個人の立場から可能にすることが望まれている。
【0008】
加えて、電子コンテンツとその証明書とを保管管理したり、所定の第三者機関に対する送信連絡する際における管理をし易くするためにも、工夫を必要とされる。更に、電子証明書に付加する時刻に関しても、その正確さが重要であり、第三者機関における信頼のおける時刻を必要とされる。
【0009】
一方、インターネット上に公開された情報の内容と日時を保存し証明する為の手法として次ぎの例が挙げられる。即ち、インターネット上の違法有害情報を規制するために、自動公衆送信装置設置者(プロバイダ)は、違法有害情報が記録された時点で、その情報発信者を公安委員会に届け出ることを義務づけ、その送信を防止するために必要な措置を講じるように努めなければならないと「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」が改正された。
【0010】
しかしながら、日々発信される膨大な量のデータの中から違法有害情報を検出すること自体が大変であり、検出できたとしてもその違法性について判断が困難な状況が予想され、ゲリラ的な発信であると後日違法性を検証しようとしてもインターネット上に情報が存在しないため、検挙が不可能になる。そこで、発見しだい時刻情報を付加してページを構成するデータをそのまま保存し、事後に違法性を判断することが考えられるが、コンピュータ上の情報データは簡単に修正や変更あるいは全く新しく作成することができるため、標準時刻との時間差が監査されていない時刻情報を付加し、そのまま保存したデータでは証拠性が疑問視される。違法有害情報だけでなく、著作、肖像権の侵害などに該当する場合も同様に考えられる。
【0011】
そこで、インターネット利用者の有志(サーバボランティア)が違法有害ページを発見したときに、それらに含まれる各種情報(文章、画面、映像、音声などのデータ)に、正確かつ信頼できる時計に由来した時刻情報とインターネット上のページの存在位置(URL)、及び、そのデータの内容に改ざんを加えた場合、検証できるように内容を暗号化した検証手段を組合せ、対象データに埋め込み保存することで、対象データが、その処理を行った時点で確かに存在していたことを証明する手段が必要と考えられる。
【0012】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、不正が生じないタイムスタンプを行うことができ、違法有害情報を簡単な確認手段で早期且つ容易に発見できるインターネット上の情報に対するタイムスタンプ押印システムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムは、インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印するインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システムであり、上記クライアント端末装置には、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正手段と、上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶手段と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を含むダイジェスト値を求めるダイジェスト値演算手段と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記電子コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成手段、とを備えていることを特徴とする。
【0014】
又、本発明は、上記電子証明書が書き込まれた又は関連づけたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信するように構成したことを特徴とすると共に、上記電子証明書には、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する手段を備えてなることを特徴とする。
【0015】
更に、本発明のタイムスタンプ押印用プログラム媒体は、インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印する機能をコンピュータに実施させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体であり、上記クライアント端末装置に対して、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正機能と、上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶機能と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を求めるダイジェスト値演算機能と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成機能、とを各々コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0016】
また、本発明のタイムスタンプ用プログラム媒体は、上記電子コンテンツが書き込まれた又は関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信する機能を備えたことを特徴とすると共に、上記電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する機能を備えていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例によるインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムについて図1から図3を参照しながら説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例によるインターネット情報へのタイムスタンプ押印システムの構成ブロック図であって、図1において10はインターネット利用者であるサイバーボランティアとしてのクライアント、20は自動公衆送信装置設置者であるプロバイダ、30は通信ネットワークであるインターネット、40は時刻配信機関であって、この時刻配信機関40は協定世界時(UTC)との時刻偏差を検証可能な仕組みを持つ高精度時計を有する。50はインターネット接続サービスプロバイダ20のサーバを管理するプロバイダサーバ管理機関、60は特定の管理サーバ(例えば公安委員会など)である監視/取締機関、70は違法有害情報発信者である。
【0019】
クライアント10は端末装置としてのコンピュータ11…を有する。プロバイダ20はクライアント10のコンピュータ11…と直接電子情報の送受を行うサーバ21と、プロバイダサーバ管理機関50の管理下にあるサ−バ22とを有する。これ等サーバ21と22は通信ネットワークであるインターネット30を介して接続されている。時刻配信機関40は原子時計41と時刻配信機関サーバであるコンピュータ42を有する。プロバイダサーバ管理機関50は上記サーバ22の管理端末であるコンピュータ51と通信端末としての電話機52を有する。監視/取締機関60はコンピュータ61と通信端末としての電話機62を有する。違法有害情報発信者70は、端末装置としてのコンピュータ71を有し、コンピュータ71から違法有害情報72をプロバイダ20のサーバ22に送信する。
【0020】
クライアント10のコンピュータ11は、インターネット接続サービスプロバイダ20のサーバ21に通信情報12を送信すると共に、該サーバ21との電子情報の送受を行う。サーバ21はインターネット30を介してサーバ22との電子情報の送受を行う。時刻配信機関40の時刻配信サーバ42は、インターネット30を介してクライアント10のコンピュータ11に高精度な時刻情報43を付加して、コンピュータ11の内部時計を校正する。プロバイダサーバ管理機関50のサーバ管理者端末51は、サーバ提供機関であるプロバイダ20のサーバ22からの情報を受信してサーバを管理する。監視/取締機関60のコンピュータ61は、プロバイダ20のサーバ22からの通報を受けると共に、電話機62によってプロバイダサーバ管理機関50の電話機52との通信を行う。
【0021】
クライアント10のコンピュータ11は、演算制御部であるCPU、通信手段、データ入力手段、一方向性関数演算手段、二次元コード化手段、情報出力手段、暗号化手段、情報格納部及び表示手段によって構成される。
【0022】
時刻配信機関40の時刻配信サーバ42は、演算制御部であるCPU、標準時刻に同期する標準時同期手段、暗号化手段、情報格納部、通信手段、データ入力手段、ライセンスID照合手段、二次元コード化手段によって構成される。
【0023】
端末コンピュータ11において、CPUは通信手段、データ入力手段、一方向性関数値演算手段、二次元コード化手段、暗号化手段、表示手段及び情報格納部を制御する。即ち、通信手段はCPUの制御の基にインタ−ネット30を介して時刻配信機関40の通信手段との通信を実行する。端末コンピュータ11のデータ入力手段は電子証明書に各種データを入力する。一方向性関数値演算手段はCPUの指令に基づいて一方向性関数値例えばハッシュ値を演算する。二次元コード化手段は演算された一方向性関数値を二次元コードにする。暗号化手段はCPUの指令に基づいて二次元コードを暗号化する。情報格納部は暗号化されたデータを保存する。情報出力手段は暗号化されたデータを出力する。
【0024】
時刻配信機関40の時刻配信サーバ42において、CPUは、これらの標準時同期手段、暗号化手段、情報格納部、通信手段、データ入力手段、ライセンスID照合手段、二次元コード化手段の制御を実行すると共に、所要の演算を行う。標準時同期手段は、予め継続的に或はその都度標準時発信機関からの標準時刻を受け入れ、時刻配信機関40の標準時を設定しておく。更に標準時同期手段はCPUの制御の基に設定された標準時刻を参照して、コンピュータ11からの電子証明書に現在の標準時刻を付加する。
【0025】
即ち、上記クライアント側端末であるコンピュータ11は、タイムスタンプ押印に際して、事前に協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関40にアクセスし、端末コンピュータ自身の内部時計を校正しておく。更に上記インターネット30上の電子コンテンツを読み取り記憶する。また、端末コンピュータ11は、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を含むダイジェスト値を求めると共に、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して、上記電子コンテンツに書き込み保存し又は関連づけて保存して電子証明書を作成する。
【0026】
電子証明書が書き込まれた又は関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツは、プロバイダサーバ21とインターネット30及びプロバイダサーバ22を介して、監視/取締機関60又はインターネット上に公開された電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバ20に対して送信する。
【0027】
電子証明書には、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記憶されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する手段を備えている。
【0028】
また、各端末コンピュータ11には、インターネット30上に公開され、クライアント側端末装置である端末コンピュータ11に表示された電子コンテンツ、又は電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプ押印する機能をコンピュータに実施させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なタイムスタンプ押印用プログラム媒体が格納されており、このプログラム媒体は、上記クライアント端末コンピュータ11に対して、タイムスタンプ押印に際して、事前に協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関40にアクセスし、クライアント端末コンピュータ11の内部時計を校正する内部時計校正機能により常に信頼できる時刻情報と、上記インタ−ネット30上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶機能と、読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を求めるダイジェスト値演算機能と、上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成機能とを各々コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したものである。
【0029】
更に、タイムスタンプ押印用プログラム媒体は、電子コンテンツが書き込まれた、又は、関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツをインターネット30に接続された監視/取締機関60又はインターネット30上に公開された電子コンテンツ管理者であるプバイダのサーバ20に対して送信する機能を備えていると共に、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記憶されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する機能を備えている。
【0030】
本発明の実施の形態においては、インターネットに接続可能なコンピュータにおいて、インターネット30上のwebサイト内の各ページを構成するデータを、忠実に再現できる保存可能なソフトウエアを用意し、保存処理を実行する際に、実行した時刻のタイムスタンプを付与するwebサイト存在証明ソフトウエアにおいて、上記タイムスタンプデータを生成するための時刻データを、協定世界時(UTC)との時刻偏差を検証可能な仕組みを持つ高精度時計を所有する時刻配信機関40より供給された時刻データによって校正して、上記インターネット30に接続可能なコンピュータの内部時計の時刻データとする。上記タイムスタンプデータを生成するための時刻情報は、保存処理を実行する際に、毎回上記時刻配信機関40から取得してもよいし、事前に取得して信頼できる区間であればその時刻を使用しても良い。上記webサイトソフトウエアによれば、タイムスタンプデータに、webサイトのページを構成するデータ、及び、インターネット上のそのページの存在位置情報(URL)を暗号化してタイムスタンプデータに付加し、保存したwebサイト内容を変更、改ざんした場合に、暗号化したデータと比較し変更、改ざんが行われたことを検証可能である。
【0031】
上記webサイトソフトウエアにより、タイムスタンプデータが付与されたwebサイトのページのURLより、自動的に発信者の利用しているプロバイダを特定し、保存処理を実行した際、タイムスタンプデータを付与されたwebページとタイムスタンプデータをプロバイダの管理者に自動的に送信し、上記タイムスタンプを付与されたwebサイトのページを、特定の管理サーバ(例えば公安委員会など)に自動的に送信し、タイムスタンプの時刻データ順に整理する。自動的に送信されたタイムスタンプデータを付与されたページの真贋を確認するため、タイムスタンプシンボルをクリックすると、タイムスタンプデータに記録されたURLに自動的に接続し、そのページを構成するデータのハッシュ値を計算し、タイムスタンプデータに記録されたハッシュ値と比較して一致した場合、ページの内容が同一であることを知らせる。
【0032】
ハッシュ値は一方向性関数であるハッシュ関数によって演算された値であって、一方向性関数は、ある入力を変換し出力するのは簡単であるが逆方向の出力から求めることが困難もしくは不可能な関数である。ハッシュ関数は、広義には大きな定義域から小さな定義域に値を写像する関数であるが、暗号などで利用されるハッシュ関数は、一方向性を持ち、非衝突一致性が有る(元の値が異なるのに結果が同一になる確率が低い)関数である。
【0033】
図2及び図3は、クライアント10のサイバーボランティアが違法有害情報を発見した場合、インターネット上で送信された情報の真贋判定の動作フローを示す。
【0034】
図2に示すように、ステップS1で、クライアント10のサイバーボランティアは、インターネット上の違法有害情報を発見すると、ステップS2に進み、タイムスタンプ処理を実行する。ステップS3でページデータの読み込みを行い、ステップS4で時刻配信機関40から時刻情報を取得し、ステップS5でこの取得した時刻情報とURLとファイルの暗号化(ハッシュ値計算)を行い、ステップS6でファイルへの埋め込みを行う。ステップS7でファイルを保存し、ステップS8でURLよりプロバイダの特定を行い、その特定結果をプロバイダサーバ管理機関50と監視/取締機関60の公安当局へ通報メールを行う。
【0035】
また、図3に示すように、ステップS9でプロバイダの管理者又は監視取締機関は、通報データを受信すると、ステップS10に進みコンピュータ上に表示されたタイムスタンプシンボルをクリックし、ステップS11でURLを復号しアクセスする。次ぎにステップS12に進み、ページデータの読み込みを実行し、ステップS13でハッシュ値を計算してファイルを暗号化する。ステップS14で該当ページを構成するハッシュ値と上記電子証明書に記憶されたハッシュ値との比較処理を実行し、ステップS15に進み、ハッシュ値が正しいか否かを判断し、ハッシュ値が正しければステップS16に進みページを開く。ハッシュ値が正しくなければステップS17に進み、通報されたページと該当するページとが異なる可能性があることを表示する。
【0036】
違法有害情報を発見した時点で、UTCとトレーサビリティが確保されている高精度の時計を所有する時刻配信機関から配信された時刻情報をもとに運営されているコンピュータを使って、そのページを構成するデータを忠実に保存可能なファイル形式(例えばPDFファイル)に変換し、URL及びその時刻情報を合わせ記憶装置に保存すると同時に、ページを構成するデータ、URL、時刻情報の非衝突性の低い手法で暗号化したものを1元化して保存する。後日そのページは記憶装置から呼び出すことで再現することが可能であり、再度暗号化したものをページ保存時に暗号化したデータと比較することで、保存後の改ざんの有無を検証することが可能となる。
【0037】
同時に保存したURLより、比較的簡単に違法有害情報の発信者を特定することが可能となる。保存しないURLより、発信者が利用しているプロバイダを特定し、そのプロバイダのサーバ管理者に上記データ群を自動的に送信することにより、管理者は速やかに違法有害情報の発信を停止することが可能となる。また、同時に公安委員会などのサーバにも上記データ群を自動的に送信することにより、摘発処罰を速やかに行うことができる。上記時刻配信機関から配信された時刻情報をもとに運営されているコンピュータでなくても、タイムスタンプを実行する度に時刻配信機関に接続し、時刻配信機関から時刻情報を取得して、その時刻データを使ってもよい。
【0038】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば次ぎのような効果が得られる。即ち、
(1)インターネット上に公開された電子コンテンツに対する掲載日/時刻を記録する際に、時刻配信機関から配信された正しい時刻を使用してタイムスタンプできるから、信頼のおけるタイムスタンプができると共に、タイムスタンプ処理の一連の中で時刻が取り込まれて、暗号化を含むタイムスタンプが行われる。
(2)インターネットにアクセスする所謂サイバボランティアから、電子コンテンツに対するタイムスタンプされた電子証明書を公安委員会の監視/取締機関や、インターネット上のサーバを管理するプロバイダの所有するサーバ端末宛に送付することで、電子コンテンツの掲載日時を含むその証拠と共に違法有害情報を早期に且つ容易に発見することができ、その再発防止が可能になる。
(3) 電子コンテンツに付加された電子証明書におけるクリック操作又はキー操作に基づき、記憶された又は、監視/取締機関に送られた電子コンテンツの中身が変更又は改ざんを確認することが可能である。即ち、電子コンテンツのハッシュ値と添付された電子証明書のハッシュ値と比較することで、その確認が可能であり、確認手段が極めて簡単で効果的である。
(4) また、違法有害情報のURLと存在時刻、及び、その内容を正確且つ改ざんがあれば検出可能な状態で保存することにより、その情報発信者を検挙、処罰する際に非常に強力で堅固な物証となり、今後さらに発展するであろうインターネット等による情報化された社会の公序良俗を守る上で非常に有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるインターネット上の情報へのタイムスタンプ押印システムの概略構成を示すブロック図。
【図2】本発明の実施例によるインターネット上の電子情報に対するタイムスタンプ押印システムにおける動作フロー図。
【図3】本発明の実施例による電子情報に対するタイムスタンプ押印システムにおける動作フロー図。
【符号の説明】
10 クライアント
11 端末装置であるコンピュータ
20 プロバイダ
21,22 プロバイダのサーバ
30 インターネット
40 時刻配信機関
41 原子時計
42 時刻配信サーバ
50 プロバイダサーバ管理機関
51 管理サーバであるコンピュータ
60 監視/取締機関
61 監視/取締サーバであるコンピュータ
70 違法有害情報発信者
71 違法有害情報発信者の端末であるコンピュータ
72 違法有害情報
Claims (6)
- インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印するインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システムであり、
上記クライアント端末装置には、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正手段と、
上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶手段と、
読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を含むダイジェスト値を求めるダイジェスト値演算手段と、
上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記電子コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成手段、
とを備えていることを特徴とするインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システム。 - 上記電子証明書が書き込まれた又は関連づけたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システム。
- 上記電子証明書には、電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する手段を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印システム。
- インターネット上に公開され、クライアント端末装置に表示された電子コンテンツ、又は、電子コンテンツのダイジェスト値に対してタイムスタンプを押印する機能をコンピュータに実施させるためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能なプログラム媒体であり、
上記クライアント端末装置に対して、タイムスタンプ押印に際して、協定世界時との時刻偏差が検証された高精度時計を所有する時刻配信機関にアクセスし、クライアント端末装置の内部時計を校正する内部時計校正機能と、
上記インターネット上の電子コンテンツを読み取り記憶する電子コンテンツ読み取り/記憶機能と、
読み取った電子コンテンツを基に、ハッシュ値を求めるダイジェスト値演算機能と、
上記ダイジェスト値と電子コンテンツのURLとクライアント端末識別IDと現在時刻とを暗号化して上記コンテンツに書き込み保存し、又は、関連づけて保存する電子証明書作成機能、
とを各々コンピュータに実現させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印用プログラム媒体。 - 上記電子コンテンツが書き込まれた又は関連づけられたタイムスタンプ対象電子コンテンツを、インターネットに接続された監視/取締機関又はインターネット上に公開された電子証明書を管理する電子コンテンツ管理者であるプロバイダのサーバに対して送信する機能を備えたことを特徴とする請求項4に記載のコンピュータ読み取り可能なインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印用プログラム媒体。
- 上記電子証明書の特定エリアをクリックし、又は、所定のキー操作により電子証明書に記載されたタイムスタンプ対象電子コンテンツのURLに接続し、且つ、該当ページを構成するハッシュ値を求め、上記電子証明書に記載されたハッシュ値とを比較することで、ページ内容の真贋を確認する機能を備えていることを特徴とする請求項4又は5に記載のコンピュータ読み取り可能なインターネット上に公開された電子コンテンツに対するタイムスタンプ押印用プログラム媒体。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-01-30 JP JP2003021786A patent/JP2004234304A/ja active Pending
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