【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、上流側の石油精製プラントで一次処理されて供給された原料油からアスファルトを取り除くアスファルト分離装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
タンカーによって輸送された原油中には、いろいろな成分が含まれているので、原油精製プラントで精製のための一次処理が行なわれる。一次処理では、原油中のナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの塩化物や硫酸塩を除去する脱塩と、常圧によってＬＰＧ（液化天然ガス）、ガソリン、灯油、軽油等を分離する常圧蒸留と、常圧蒸留で沸騰しない重質留分の残油を分離する減圧蒸留が行なわれる。この減圧蒸留で分離した減圧蒸留残油（原料油）からアスファルトを分離して潤滑油が得られる。
【０００３】
図２は従来のアスファルト分離装置の概要図である。図２において、１はアスファルト分離装置である。アスファルト分離装置１は、原料油からアスファルトを抽出する抽出塔２と、該抽出塔２から第１送給ライン３を介して接続される加熱炉４と、該加熱炉４から第２送給ライン５を介して接続される分離塔６を備えている。
【０００４】
アスファルト分離装置１においてアスファルトを分離するには、上流側の石油精製プラントで一次処理された原料油とＬＰＧなどの溶剤を、抽出塔２にそれぞれ別々に供給し、混入して原料油中のアスファルトを溶剤に溶かし込んで抽出塔２の底部から抽出する。抽出されアスファルト含有溶剤は、第１送給ライン３を介して加熱炉４に送給される。加熱炉４では蒸気管などにより加熱してアスファルト含有溶剤の溶剤分を気化する。気液混合流体は、第２送給ライン５を介して分離塔６に送給される。分離塔６ではアスファルトと溶剤とに分離されて別々に排出される。分離したアスファルトは、下流側の製品化の工程へ送給され、溶剤はリサイクルされるよう精製等の処理工程へ送給される。
【０００５】
ここで、抽出塔２で抽出されたアスファルト含有溶剤は、アスファルトと溶剤との体積比が１になるようにして加熱炉４に送給するようにしている。また、抽出塔２でアスファルトを分離した溶液は、潤滑油を製造する製造工程へ送給される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、加熱炉に送給するアスファルト含有溶剤は、アスファルトと溶剤との体積比を常に１にしていることから、抽出塔に導入する原料油が軽質化してアスファルト分（重質分）が少ない場合には、加熱炉を流下するアスファルト含有溶剤の流量も少なくなり、流速の低下によって加熱炉内でアスファルト分がコーキングしてしまうという問題がある。なお、このコーキングは、アスファルト含有溶剤の流量が通常の場合よりも６０％以下で生じる。
【０００７】
本発明は、従来技術のかかる問題点に鑑み案出されたもので、分離塔から排出されたアスファルトの一部をリサイクルラインを介して第１送給ラインに送給して加熱炉内の流量を増加すことによりコーキングを防止するアスファルト分離装置を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のアスファルト分離装置は、原料油にＬＰＧなどの溶剤を混入して原料油からアスファルト分を抽出する抽出塔と、該抽出塔から第１送給ラインを介して供給されたアスファルト含有溶剤を加熱する加熱炉と、該加熱炉から第２送給ラインを介して供給された流体をアスファルトと溶剤に分離する分離塔とを有するアスファルト分離装置において、上記第１送給ラインと分離塔のアスファルト排出ラインとの間に、分離塔から排出されたアスファルトの一部を第１送給ラインに送給するリサイクルラインを接続し、上記加熱炉に送給される流体の流量が少ないときに加熱炉の入口に補給するアスファルト補給装置を設けたものである。
【０００９】
アスファルト補給装置は、第１送給ラインの中間に配設した流体の流量を測定する流量計と、リサイクルラインの中間に設けたアスファルト移送ポンプおよび流量計からの信号によりアスファルトの流量を制御する制御部とからなるのが好ましい。
【００１０】
次に本発明の作用を説明する。第１送給ラインとアスファルト排出ラインとの間に、分離塔から排出されたアスファルトの一部を第１送給ラインに送給するリサイクルラインを接続する。そして、抽出塔から第１送給ラインを介して加熱炉内に送給される流体の流量が少ない場合には、制御部からの信号により流量制御弁を開いてアスファルト排出ラインのアスファルトの一部をリサイクルラインを介して加熱炉の入口に送給して加熱炉内を流下する流体の流量を増加させる。したがって、原料油が軽量化してアスファルト分（重質分）が少ない場合でも加熱炉内の流速を維持し、流体の流量が通常の場合よりも６０％以下で生じる加熱炉内でのアスファルト分のコーキングを防止することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。図１は本発明のアスファルト分離装置の概要図である。なお、図２を用いて説明した従来のアスファルト分離装置と共通するものは同じ符号を付して説明し、重複する説明を省略する。図１において、１はアスファルト分離装置である。２は抽出塔、４は加熱炉、６は分離塔である。３は抽出塔２と加熱炉４との間に接続した第１送給ライン、５は加熱炉４と分離塔６との間に接続した第２送給ラインである。７は分離塔６に接続したアスファルト排出ライン、８は溶剤排出ラインである。９はアスファルト補給装置である。１６は抽出塔２の原料油供給ライン、１７は溶剤供給ライン、１８は溶液排出ラインである。
【００１２】
アスファルト補給装置９は、第１送給ライン３の中間に配設した流体の流量を測定する流量計１０と、リサイクルライン１２の中間に設けたアスファルト移送ポンプ１３および流量計１０からの信号によりアスファルトの流量を制御する制御部１１とから構成されていて、加熱炉４に送給されるアスファルト含有溶剤（流体）の流量が少ないときに加熱炉４の入口にアスファルトを補給する。１２ａはアスファルト排出ライン７とアスファルト移送ポンプ１３との間に接続した第１リサイクルライン、１２ｂはアスファルト移送ポンプ１３と流量制御弁１４との間に接続した第２リサイクルライン、１２ｃは流量制御弁１４と第１送給ライン３との間に接続した第３リサイクルラインである。１５は制御部１１からの信号を流量制御弁１４に伝達する制御系統である。制御部１１には、流量計１０の検出流量（検出信号）に対して流量制御弁１４の開度および時間を調整するように関数が入力されている。なお、第１送給ライン３とリサイクルライン１２は、流量計１０の上流側で接続しているが、下流側に接続してもよい。上流側に接続した場合は、流量計１０の値と設定値（設計流量の６０％＋α）の差分をリサイクルするように流量制御弁１４を制御する。下流側に接続した場合は、流量計１０の値が設定値（設計流量の６０％）以上になるようにリサイクルするように流量制御弁１４を制御する。
【００１３】
なお、本願出願人は、抽出塔と加熱炉との間の第１送給ラインに、該送給ラインの流量を測定する流量検出手段と該流量検出手段で検出された流量により流量制御弁を制御する制御部とを有する溶剤注入装置を設け、原料油が軽質化して加熱炉に送給されるアスファルト含有溶剤の流量が少なくなった場合に、溶剤注入装置から補充剤（溶剤と同じもが好ましい）を注入するようにしたアスファルト分離設備を創案し、特許出願を行なった（特許文献１、未公開）。
【００１４】
【特許文献１】
特願２００２−２０３７７号
【００１５】
この特許文献１に記載されたアスファルト分離設備では、補充剤を補充剤注入ラインを介して第１送給ラインに注入するものであり、本願のようにアスファルトをリサイクルするものとは異なる。
【００１６】
次に本実施形態の作用を説明する。第１送給ライン３とアスファルト排出ライン７との間に、分離塔６から排出されたアスファルトの一部を第１送給ライン３に送給するリサイクルライン１２を接続する。そして、抽出塔２から第１送給ライン３を介して加熱炉４内に送給される流体の流量が少ない場合には、制御部１１からの信号により流量制御弁１４を開いてアスファルト排出ライン７のアスファルトの一部をリサイクルライン１２を介して加熱炉４の入口に送給して加熱炉４内を流下する流体の流量を増加させる。したがって、原料油が軽量化してアスファルト分（重質分）が少ない場合でも加熱炉４内の流速を維持し、流体の流量が通常の場合よりも６０％以下で生じる加熱炉４内でのアスファルト分のコーキングを防止することができる。
【００１７】
本発明は、以上述べた実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【００１８】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のアスファルト分離装置は、抽出塔と加熱炉とを接続する第１送給ラインと分離塔のアスファルト排出ラインとの間に、リサイクルラインを接続してアスファルト補給装置を設けたので、原料油が軽量化してアスファルト分が少ない場合でも加熱炉内の流速を維持することができ、加熱炉内でのアスファルト分のコーキングを防止することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のアスファルト分離装置の概要図である。
【図２】従来のアスファルト分離装置の概要図である。
【符号の説明】
１ アスファルト分離装置
２ 抽出塔
３ 第１送給ライン
４ 加熱炉
５ 第２送給ライン
６ 分離塔
７ アスファルト排出ライン
８ 溶剤排出ライン
９ アスファルト補給装置
１０ 流量計
１１ 制御部
１２ リサイクルライン
１３ アスファルト移送ポンプ１３
１４ 流量制御弁
１５ 制御系統[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to an asphalt separation apparatus for removing asphalt from a feedstock that has been subjected to a primary treatment in an upstream petroleum refining plant and supplied.
[0002]
[Prior art]
Since various components are contained in the crude oil transported by the tanker, the crude oil is subjected to a primary treatment for refining in a crude oil refining plant. In the primary treatment, desalination for removing chlorides and sulfates such as sodium, potassium and magnesium in crude oil, and atmospheric distillation for separating LPG (liquefied natural gas), gasoline, kerosene, gas oil, etc. by atmospheric pressure, Vacuum distillation is performed to separate the residual oil of the heavy fraction that does not boil in atmospheric distillation. Lubricating oil is obtained by separating asphalt from the vacuum distillation residual oil (raw oil) separated by the vacuum distillation.
[0003]
FIG. 2 is a schematic diagram of a conventional asphalt separation device. In FIG. 2, reference numeral 1 denotes an asphalt separation device. The asphalt separation apparatus 1 includes an extraction tower 2 for extracting asphalt from a feed oil, a heating furnace 4 connected from the extraction tower 2 via a first feed line 3, and a second feed line from the heating furnace 4. 5 is provided with a separation tower 6 connected via the control unit 5.
[0004]
In order to separate asphalt in the asphalt separation apparatus 1, a feedstock oil and a solvent such as LPG which have been subjected to a primary treatment in an upstream petroleum refining plant are separately supplied to the extraction column 2, mixed and mixed with asphalt in the feedstock oil. Is dissolved in a solvent and extracted from the bottom of the extraction tower 2. The extracted asphalt-containing solvent is supplied to the heating furnace 4 via the first supply line 3. In the heating furnace 4, the solvent content of the asphalt-containing solvent is vaporized by heating with a steam pipe or the like. The gas-liquid mixed fluid is supplied to the separation tower 6 via the second supply line 5. In the separation tower 6, the asphalt and the solvent are separated and discharged separately. The separated asphalt is sent to a downstream productization step, and the solvent is sent to a processing step such as purification for recycling.
[0005]
Here, the asphalt-containing solvent extracted in the extraction tower 2 is sent to the heating furnace 4 so that the volume ratio between the asphalt and the solvent becomes 1. The solution from which the asphalt has been separated in the extraction tower 2 is sent to a production process for producing a lubricating oil.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, since the asphalt-containing solvent fed to the heating furnace always has a volume ratio of asphalt to solvent of 1, the feedstock oil introduced into the extraction tower is lightened and the asphalt component (heavy component) is small. However, there is a problem in that the flow rate of the asphalt-containing solvent flowing down the heating furnace also decreases, and asphalt components coke in the heating furnace due to a decrease in the flow rate. This caulking occurs when the flow rate of the asphalt-containing solvent is 60% or less as compared with a normal case.
[0007]
The present invention has been devised in view of the above-mentioned problems of the related art, and a part of asphalt discharged from a separation tower is fed to a first feed line via a recycle line to control a flow rate in a heating furnace. It is an object of the present invention to provide an asphalt separation apparatus that prevents coking by increasing the amount of asphalt.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an asphalt separation device of the present invention includes an extraction column that mixes a solvent such as LPG into a raw oil to extract asphalt components from the raw oil, and a first feed line from the extraction column. In the asphalt separation apparatus having a heating furnace for heating the supplied asphalt-containing solvent, and a separation tower for separating a fluid supplied from the heating furnace through a second feed line into asphalt and a solvent, A recycle line for feeding a part of the asphalt discharged from the separation tower to the first feed line is connected between the supply line and the asphalt discharge line of the separation tower, and a recycle line for the fluid fed to the heating furnace is connected. An asphalt replenishing device is provided to replenish the inlet of the heating furnace when the flow rate is small.
[0009]
The asphalt replenishing device includes a flow meter for measuring a flow rate of a fluid disposed in the middle of the first feed line, and a control for controlling the asphalt flow rate by a signal from an asphalt transfer pump and a flow meter provided in the middle of the recycle line. It is preferable that it is composed of
[0010]
Next, the operation of the present invention will be described. A recycle line for feeding a part of the asphalt discharged from the separation tower to the first feed line is connected between the first feed line and the asphalt discharge line. When the flow rate of the fluid sent from the extraction tower through the first feed line into the heating furnace is small, the flow control valve is opened by a signal from the control unit to open a part of the asphalt in the asphalt discharge line. Is supplied to the inlet of the heating furnace through the recycling line to increase the flow rate of the fluid flowing down the heating furnace. Therefore, even when the raw material oil is reduced in weight and the asphalt component (heavy component) is small, the flow velocity in the heating furnace is maintained, and the asphalt content in the heating furnace generated when the flow rate of the fluid is 60% or less than the normal case is obtained. Caulking can be prevented.
[0011]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a schematic diagram of the asphalt separation device of the present invention. Note that components common to those of the conventional asphalt separation device described with reference to FIG. 2 are denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted. In FIG. 1, 1 is an asphalt separation device. 2 is an extraction tower, 4 is a heating furnace, and 6 is a separation tower. Reference numeral 3 denotes a first feed line connected between the extraction tower 2 and the heating furnace 4, and reference numeral 5 denotes a second feed line connected between the heating furnace 4 and the separation tower 6. 7 is an asphalt discharge line connected to the separation tower 6, and 8 is a solvent discharge line. 9 is an asphalt supply device. 16 is a feed oil supply line of the extraction tower 2, 17 is a solvent supply line, and 18 is a solution discharge line.
[0012]
The asphalt replenishing device 9 is provided with a flow meter 10 disposed in the middle of the first feed line 3 for measuring the flow rate of the fluid, and an asphalt transfer pump 13 provided in the middle of the recycle line 12 and a signal from the flow meter 10 asphalt. And a controller 11 for controlling the flow rate of the asphalt. The asphalt is supplied to the inlet of the heating furnace 4 when the flow rate of the asphalt-containing solvent (fluid) fed to the heating furnace 4 is small. 12a is a first recycle line connected between the asphalt discharge line 7 and the asphalt transfer pump 13, 12b is a second recycle line connected between the asphalt transfer pump 13 and the flow control valve 14, 12c is a flow control valve 14 And a third recycle line connected between the first feed line 3 and the second recycle line. Reference numeral 15 denotes a control system that transmits a signal from the control unit 11 to the flow control valve 14. A function is input to the control unit 11 so as to adjust the opening degree and time of the flow control valve 14 with respect to the detected flow rate (detection signal) of the flow meter 10. Although the first feed line 3 and the recycle line 12 are connected on the upstream side of the flow meter 10, they may be connected on the downstream side. When connected to the upstream side, the flow control valve 14 is controlled so that the difference between the value of the flow meter 10 and the set value (60% of the design flow rate + α) is recycled. When connected to the downstream side, the flow control valve 14 is controlled so that the value of the flowmeter 10 is equal to or higher than the set value (60% of the design flow rate).
[0013]
In addition, the applicant of the present application provided a flow rate detecting means for measuring a flow rate of the feed line and a flow rate control valve on the first feed line between the extraction tower and the heating furnace by the flow rate detected by the flow rate detecting means. A solvent injection device having a control unit for controlling the feed oil, and when the flow rate of the asphalt-containing solvent sent to the heating furnace is reduced due to the lightening of the base oil, a replenisher (the same as the solvent) is supplied from the solvent injection device. (Preferred) was invented, and a patent application was filed (Patent Document 1, undisclosed).
[0014]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application No. 2002-20377
In the asphalt separation equipment described in Patent Document 1, a replenisher is injected into a first feed line via a replenisher injection line, which is different from the asphalt recycling apparatus as in the present application.
[0016]
Next, the operation of the present embodiment will be described. A recycle line 12 for feeding a part of the asphalt discharged from the separation tower 6 to the first feed line 3 is connected between the first feed line 3 and the asphalt discharge line 7. When the flow rate of the fluid sent from the extraction tower 2 to the heating furnace 4 via the first feed line 3 is small, the flow control valve 14 is opened by a signal from the control unit 11 to open the asphalt discharge line. Part of the asphalt 7 is fed to the inlet of the heating furnace 4 via the recycling line 12 to increase the flow rate of the fluid flowing down the heating furnace 4. Therefore, even when the raw material oil is reduced in weight and the asphalt component (heavy component) is small, the flow velocity in the heating furnace 4 is maintained, and the asphalt in the heating furnace 4 is generated at a flow rate of fluid of 60% or less as compared with a normal case. Minutes of caulking can be prevented.
[0017]
The present invention is not limited to the embodiments described above, and various changes can be made without departing from the gist of the invention.
[0018]
【The invention's effect】
As described above, the asphalt separation device of the present invention connects the recycle line between the first feed line connecting the extraction tower and the heating furnace and the asphalt discharge line of the separation tower to form the asphalt replenishment device. Since it is provided, even when the raw material oil is reduced in weight and the asphalt content is small, the flow velocity in the heating furnace can be maintained, and an excellent effect that the asphalt content in the heating furnace can be prevented can be prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of an asphalt separation device of the present invention.
FIG. 2 is a schematic diagram of a conventional asphalt separation device.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Asphalt separation device 2 Extraction tower 3 First feed line 4 Heating furnace 5 Second feed line 6 Separation tower 7 Asphalt discharge line 8 Solvent discharge line 9 Asphalt replenishing device 10 Flow meter 11 Control unit 12 Recycle line 13 Asphalt transfer pump Thirteen
14 Flow control valve 15 Control system
