JP2004223210A

JP2004223210A - スケート靴

Info

Publication number: JP2004223210A
Application number: JP2003050076A
Authority: JP
Inventors: Hidehito Shimooka; 秀仁下岡
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-01-21
Filing date: 2003-01-21
Publication date: 2004-08-12
Anticipated expiration: 2023-01-21
Also published as: JP3932541B2

Abstract

【課題】滑走面に蓄光層を有するスケート場において、滑走時に蓄光層に光跡として滑った跡を見ることを可能とし、また、滑走面に蛍光層を有するスケート場においては足元周囲を発光せしめ、ファッション性を向上させることを可能とするスケート靴を提供する。
【解決手段】スケート靴（３）に滑走面（８）に向けて紫外線を照射する紫外線照明装置（１）と滑走手段（４）の接地状態を検出する接地検出手段（２）を備え、接地を検出している時には紫外線照明装置が紫外線を照射し、滑走手段の離陸を検出している時には紫外線を減光する（消灯を含む）スイッチ回路（７）を備えることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、滑走面に向けて紫外線を照射する照明装置と、滑走手段の接地状態を検出する接地検出手段を備え、スイッチ回路によって、接地を検出している時には紫外線照明装置が紫外線を照射せしめ、滑走手段の離陸を検出している時には紫外線を減光せしめる（消灯を含む）ようにしたスケート靴に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のスケート靴は、主に滑走走行するための基本機能のみが追求されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
これには、以下のような欠点があった。
１．スケートはスキーのシュプールのように滑った跡がはっきりと残らないため、外部から観察、カメラ撮影等をしてもスケーターの脚の運びや軌道を見て楽しんだり滑り方を学んだりすることが困難であった。
２．スケーターが美しく目立つためにはスケート靴はほとんど寄与せず、衣装や外部からの照明に頼らなければならなかった。
本発明は、これらの欠点を失くすためになされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
スケート場の滑走面（８）に向けて紫外線を照射する紫外線照明装置（１）とスケート靴（３）に備わる滑走手段（４）の接地状態を検出する接地検出手段（２）を備え、スイッチ回路（７）によって接地を検出している時には紫外線照明装置（１）が紫外線を照射し、滑走手段（４）の離陸を検出している時には紫外線を減光せしめる（消灯を含む）。
本発明は以上の構成よりなるスケート靴であり、滑走面（８）に蓄光層もしくは蛍光層（９）を備えたスケート場で本発明を使用することにより課題が解決される。
【０００５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
特記なき場合は、左右両方のスケート靴について述べる。
実施例として図１に滑走手段としてブレードを備えたアイススケート用のスケート靴を示すが、本発明の対象は、滑走手段として車輪を備えたローラースケート、インラインスケートなどのスケート靴も含む。
【０００６】
スケート靴（３）に紫外線照明装置（１）を設ける。
紫外線の照射方向は滑走面（８）に向け、紫外線が滑走面（８）に届くようにする。
本発明でいう紫外線照明装置（１）とは、強い紫外線を含む光を照射する照明装置であり、この照射光に可視光線が含まれてはならないという意味ではない。紫外線照明装置（１）の光源には衝撃に強い紫発光ダイオード（５）などが望ましい。
【０００７】
紫外線照明装置（１）はバッテリー（６）を電源とし、バッテリー（６）はスケート靴（３）に内蔵してもよいし、スケート靴（３）から配線を伸ばしてスケーターの着衣のポケット等に納めてもよい。
この場合、スケート靴（３）に備えた場合に左右それぞれに必要であるバッテリー（６）をひとつにまとめることが出来る。
【０００８】
スケート靴（３）に備わる滑走手段（４）の接地状態を検出するための接地検出手段（２）をこの手段を機能させるために適した位置に備える。
図１に示す実施例では接地検出手段（２）を感圧センサーとしている。
感圧センサーはこれに加わる過重によって抵抗値が変化するものであり、固定抵抗器と直列に接続すれば、抵抗値変化を分圧電圧値として取り出すことが出来る。スケーターの体重が一定値以上センサーに加わった時の電圧を接地状態と判定し、スイッチ回路（７）内の比較回路によってこの判定を行い、トランジスタによって紫外線照明装置（１）を点灯させる。また、逆にセンサーに加わるスケーターの体重が一定値以下の時は同様にしてこれを判定し、紫外線照明装置（１）を減光もしくは消灯せしめる。
この制御により、足が接地している場合のみ強く発光するため、バッテリーの電流消費も節約出来る。
スイッチ回路（７）はスケート靴（３）に内蔵してもよいし、バッテリーと一体の筐体に納め、バッテリー（６）とともにスケート靴（３）から配線を伸ばしてスケーターの着衣のポケット等に納めてもよい。
尚、接地検出手段（２）が紫外線照明装置（１）のスイッチの機能を兼ねる場合は、スイッチ回路（７）は省略が可能である。
【０００９】
【発明の効果】
スケート場の滑走面が蓄光塗料による塗装や、蓄光材料によって蓄光層が構成されている場合において、滑走面に接地している足元が紫外線によって蓄光し、蓄光層が一定時間自発光する。
滑走時には蓄光層に光跡として滑った跡が残るため、外部から観察すると、スケーターの脚の運びや軌道を見る楽しみが向上し、滑り方を学ぶためにも便利となる。
スケート場の滑走面が蛍光塗料による塗装や、蛍光色材料によって蛍光層が構成されている場合において、接地している足元が本発明のスケート靴により紫外線により照らし出されて発光し、ファッション性が向上し、見た目に美しい。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の断面図
【符号の説明】
（１）紫外線照明装置
（２）接地検出手段
（３）スケート靴
（４）滑走手段
（５）紫発光ダイオード
（６）バッテリー
（７）スイッチ回路
（８）滑走面
（９）蓄光層または蛍光層

Claims

車輪、ブレードなどの滑走手段（４）を有するスケート靴（３）において、スケート場の滑走面（８）に向けて紫外線を照射する紫外線照明装置（１）を備えたスケート靴。
スケート靴（３）の滑走手段（４）が接地状態か、離陸状態かを検出するためのスイッチ、もしくは感圧センサーなどの接地検出手段（２）を備えた請求項１記載のスケート靴。
前記接地検出手段（２）が滑走手段（４）の接地を検出している時には請求項１記載の紫外線照明装置（１）が紫外線を照射し、滑走手段（４）の離陸を検出している時には紫外線を減光する（消灯を含む）スイッチ回路（７）を有する請求項１記載のスケート靴。
前記スイッチ回路（７）は接地検出手段（２）が請求項３の機能を兼ね備える場合においては省略が可能である請求項１記載のスケート靴。